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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

鶴見製作所

TSURUMI MANUFACTURING CO.,LTD.6351 · Prime · 機械

水中ポンプのグローバル専業メーカー。建設・下水・工場向けに強みを持ち、海外生産・販売網を展開。

概要

鶴見製作所は1924年に大阪で創業した水中ポンプ専業メーカーである。排水・汚水・建設工事向けの水中ポンプを主力とし、水処理関連の環境装置も手掛ける。2026年3月期の連結売上高は772億円、従業員1,635名。日本、北米、欧州、アジアなどに22の子会社と4つの関連会社を持ち、世界規模で事業を展開する。

水中ポンプを中核とした事業セグメント

当社グループは水中ポンプを主力製品とし、環境装置や関連機器の製造・販売を行う。セグメントは日本、北米・アジア、欧州、その他地域の4つに分かれる。日本セグメントではポンプと環境装置の製造販売に加え、子会社アロイテクノロジーがポンプ用鋳造部品を手掛ける。北米・アジアセグメントでは現地子会社が販売と一部製造を担い、欧州セグメントではイタリアのZENIT INTERNATIONAL S.P.A.がZenitブランドのポンプを製造販売する。その他地域には中国、オーストラリア、中東、アフリカ、中南米の拠点が含まれる。

世界38の国と地域に広がる販売・生産網

海外展開は1976年の香港拠点設立に始まり、現在は北米、アジア、欧州、中東、アフリカ、オセアニア、中南米に及ぶ。主な生産拠点は日本(京都工場、米子工場)、台湾、ベトナム、中国(上海、真空機器)、イタリアである。販売子会社はアメリカ、シンガポール、タイ、韓国、マレーシア、インドネシア、オーストラリアなどに置く。2022年にはイタリアのZenit社を買収し、2023年には完全子会社化した。2024年にはチリに南米法人を設立した。

成長を支える財務基盤と中期計画

売上高は2013年3月期の351億円から2026年3月期には772億円へと倍増した。同期間の当期純利益は24億円から52億円(2026年3月期は減損損失計上により52億円)へ増加している。2024年3月期を初年度とする中期経営計画「Transformation 2027」を策定し、ものづくり改革とグローバル戦略を推進する。資本コストを意識した経営として、適時適切な株主還元と経営資源の配分を方針とする。2026年3月期の営業利益は107億円、親会社株主帰属純利益は52億円を見込む。

グループ構成と子会社の役割分担

連結子会社は22社、関連会社は4社で構成される。日本では製造販売を担う当社に加え、ツルミテクノロジーサービス(リース・不動産賃貸)、テクノロジーサービス北條(機械賃貸・修理)、アロイテクノロジー(鋳造部品)を置く。海外ではTSURUMI AMERICA(北米販売)、TSURUMI PUMP TAIWAN(製造販売)、TSURUMI PUMP VIET NAM(製造販売)、ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.(欧州製造販売)、SHANGHAI TSURUMI PUMP(中国製造販売)などが主要子会社である。非連結子会社には韓国、中東、アフリカ、チリの販売拠点が含まれる。

業界の中での役割は水中ポンプ及び環境装置メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
772億円
営業利益
107億円
営業利益率
13.9%
純利益
52億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ポンプ・環境装置事業(日本)主力

水中ポンプを主力とする各種ポンプ、環境装置及び関連機器の製造・販売、工事、修理・アフターサービス。子会社が鋳造部品製造、リース等を手掛ける。

主な製品・サービス3
水中ポンプ
排水・汚水・工事現場等で使用される水中モータ駆動のポンプ。
環境装置
水処理関連装置等。
ポンプ部品(鋳造品)
子会社アロイテクノロジーが製造するポンプ用鋳造部品。

02ポンプ事業(北米・アジア)準主力

現地子会社が当社グループ製品の販売、一部で製造を実施。北米(TSURUMI AMERICA)、台湾、ベトナム(製造販売)、香港、シンガポール、タイ、韓国、マレーシア、インドネシアに展開。

主な製品・サービス1
水中ポンプ
建設・下水用途等の水中ポンプ。

03ポンプ事業(欧州)準主力

子会社ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.(イタリア)及びその子会社がポンプ等の製造販売を行う。欧州市場向け。

主な製品・サービス1
ポンプ(Zenitブランド)
水中ポンプ及び環境装置。

04ポンプ事業(その他地域)副次

中国(上海、真空エンジニアリング)、オーストラリア、アフリカ、中東、中南米に販売・製造拠点。中国では製造販売、その他地域では販売・仲介。

主な製品・サービス1
水中ポンプ
中国現地法人が製造するポンプ等。

製品と技術

水中ポンプが支える社会インフラ

水中ポンプはモーターを水中で駆動し、排水や汚水を移送する製品である。主な用途は建設工事現場での雨水排水、下水処理場での汚水移送、農業用水の揚水など多岐にわたる。特許製品である「スマッシュポンプ」は低水位での連続運転が可能で、非閉塞性に優れる。道路陥没復旧や排水機場などで採用されている。また、防衛関連施設向けの大型散水機や電極式水中ポンプも販売し、労働安全対策や環境配慮のニーズに応える。

環境装置と鋳造技術が支える事業基盤

水処理関連の環境装置として、汚泥脱水機や浄化槽関連機器を製造する。プラント市場向けに脱水機関連の売上も拡大している。子会社アロイテクノロジーは、ポンプ用ステンレス鋼・高クロム鋳鉄の鋳造部品を手掛ける。2022年にアロイ金属工業から同事業を譲り受け、2023年に新鋳造工場を完成させた。これにより高品質な鋳造部品の内製化を実現し、製品の信頼性向上と安定供給に貢献している。

Zenitブランドが広げる欧州市場向け製品群

2022年に完全子会社化したZENIT INTERNATIONAL S.P.A.は、イタリアに本拠を置くポンプメーカーである。Zenitブランドで水中ポンプと環境装置を製造・販売し、欧州の設備産業分野に強みを持つ。同社の製品ラインナップは鶴見製作所の既存製品を補完し、両社の技術融合による新製品開発も進めている。欧州各地の販売ネットワークを活用し、売上拡大を目指す。2026年3月期にはのれん減損損失を計上したが、事業構造の改革を継続している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

ポンプ大手、高収益で成長

鶴見製作所はポンプ・水処理機器メーカーで、売上高681億円(2025年3月期)、営業利益率15.12%と業界トップクラスの収益性です。同業他社のイワキポンプ(売上458億円)より規模が大きく、三浦工業や日本製鋼所と比較しても収益率で優位です。売上772億円、営業利益率13.86%と増収ながらやや利益率低下見込みも高水準、強固な財務基盤を持ちます。

強み

  • 営業利益率15%超え、同業他社を大きく引き離す高収益
  • 売上680億円超で国内ポンプ業界の有力プレイヤー
  • 上下水道・環境規制強化で水処理関連の需要が拡大
  • 高収益により自己資本比率が高く、設備投資・研究開発に余力

課題

  • 2026年3月期に営業利益率が13.86%へ低下、競争激化の兆し
  • グローバル市場では西欧・中国勢との価格競争が激化
  • 国内インフラ投資は長期需要だが、新規大型案件は限定的

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が鶴見製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16340澁谷工業1,481億円14.2倍
29010富士急行1,434億円3.9倍
35715古河機械金属1,378億円11.0倍
47224新明和工業1,353億円11.1倍
56474不二越1,353億円17.7倍
66351鶴見製作所1,266億円23.2倍
76284日精エー・エス・ビー機械1,261億円14.8倍
86741日本信号1,229億円9.7倍
97721東京計器1,159億円27.9倍
106455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
116209リケンNPR1,114億円7.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

大阪の町工場からポンプ専業メーカーへ

1924年1月、大阪市東成郡放出町(現・鶴見区)において、鶴見商会機械部としてポンプ製造を開始した。資本金50万円で農工用バーチカルポンプの製造を目的に会社設立。当初は小型の農工業用ポンプを手掛けた。1960年代に入ると国内販売網の整備に着手し、東京、大阪、札幌、福岡、仙台、広島、北陸、名古屋、四国と全国主要都市に営業所を相次いで新設した。これにより全国的な販売体制を構築し、水中ポンプ分野でのシェア拡大を図った。

海外拠点の開設と株式上場

1976年に香港にH&E TSURUMI PUMP CO.,LTD.を設立し、海外販売の第一歩を踏み出した。続いて1978年にシンガポール、1979年にアメリカへ進出。1981年5月には大阪証券取引所市場第二部に上場し、1988年7月には東京証券取引所市場第二部にも上場した。1990年3月には両取引所の市場第一部に指定され、株式市場での評価を高めた。この間、1989年には台湾に販売拠点を設けるなど、アジア地域への展開を加速した。

アジア生産拠点の拡充と中国進出

1997年、台湾に生産拠点として台湾鶴義有限公司を設立。2001年には現地法人と合併しTSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.を設立した。2002年には中国上海市にSHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD.を設立し、製造販売を開始。2005年には粟村製作所からポンプ事業を譲り受け、同時に中国の真空エンジニアリング会社と韓国法人を取得した。2012年には中国山東省と杭州に合弁会社を設立し、中国市場でのプレゼンスを強化した。

欧州進出とZenit社の完全子会社化

2022年9月、イタリアのポンプメーカーZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を取得し、欧州市場に本格参入した。Zenit社は設備産業分野に強みを持ち、水中ポンプと環境装置を製造する。2023年1月には株式を追加取得し完全子会社化した。この買収により製品ラインナップの補完と販売ネットワークの拡大を図る。2023年には創業100周年を迎え、一般財団法人鶴見奨学研究助成財団を設立した。

東京証券取引所プライム市場への移行

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。これにより上場企業としてのガバナンスと透明性を高める。同年、米子工場に新大型ポンプ生産棟を完成させ、生産能力を増強。2023年には京都工場にモータ生産棟を新設し、モータの内製化を推進した。2024年3月期からは中期経営計画「Transformation 2027」をスタートさせ、次の100年に向けた基盤強化に取り組む。

年表37件を開く

1920年代

  • 1924年1月創業大阪市東成郡放出町(現 鶴見区)において鶴見商会機械部としてポンプ製造を開始 農工用バーチカルポンプの製造を目的として、大阪市城東区鶴見町(現・鶴見区)に資本金50万円をもって設立

1960年代

  • 1960年1月東京営業所(現・東京支店)、大阪営業所(現・近畿支店)を新設
  • 1965年4月札幌営業所(現・北海道支店)を新設
  • 1966年8月福岡営業所(現・九州支店)を新設
  • 1968年5月仙台営業所(現・東北支店)、広島営業所(現・中国支店)を新設
  • 1969年3月北陸営業所(現・北陸支店)、名古屋営業所(現・中部支店)、四国営業所(現・四国支店)を新設

1970年代

  • 1976年9月創業香港にH&E TSURUMI PUMP CO.,LTD. を設立
  • 1978年11月シンガポールにTSURUMI(SINGAPORE)PTE.LTD. を設立(現・連結子会社)
  • 1979年7月アメリカにTSURUMI(AMERICA),INC. を設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1981年5月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1983年2月創業株式会社ツルミファイナンスを設立
  • 1988年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1989年11月創業台湾にANATOLE(TAIWAN)CO.,LTD. を設立、当社出資

1990年代

  • 1990年3月東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部指定
  • 1994年7月旧京都工場収用にともない、新京都工場が完成
  • 1997年3月本店社屋老朽化にともない、新社屋が完成
  • 1997年9月創業台湾に生産拠点として台湾鶴義有限公司を設立

2000年代

  • 2000年1月東京本社、東京支店社屋が完成
  • 2001年12月創業台湾のANATOLE(TAIWAN)CO.,LTD. と台湾鶴義有限公司が合併しTSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD. を設立
  • 2002年1月創業マレーシアにTSURUMI PUMP(M)SDN.BHD. を設立、当社出資(現・関連会社)
  • 2002年6月中華人民共和国にSHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD. を設立(現・連結子会社)
  • 2004年11月商号変更株式会社ツルミファイナンスを株式会社ツルミアワムラに商号変更
  • 2004年12月株式会社粟村製作所からポンプ事業に関する営業を譲受ける
  • 2005年8月商号変更株式会社粟村製作所の関連会社であったAWAMURA VACUUM ENGINEERING(SHANGHAI)CO.,LTD.を譲受け、TSURUMI VACUUM ENGINEERING(SHANGHAI)CO.,LTD.に商号変更(現・連結子会社)
  • 2005年12月商号変更株式会社粟村製作所の子会社であったAWAMURA PUMP KOREA CO.,LTD.を譲受け、TSURUMI PUMP KOREA CO.,LTD.に商号変更(現・非連結子会社)
  • 2006年10月商号変更株式会社ツルミアワムラを株式会社ツルミテクノロジーサービスに商号変更(現・連結子会社)
  • 2007年10月創業タイ国にTSURUMI PUMP(THAILAND)CO.,LTD.を設立、当社出資

2010年代

  • 2011年5月創業中華人民共和国にSHANDONG TSURUMI HONGQI ENVIRONMENTAL TECHNOLOGY CO.,LTD.を設立、当社出資(現・関連会社)
  • 2012年3月商号変更中華人民共和国のHANGZHOU NANFANG HAOYUAN PUMP INDUSTRY CO.,LTD.の持分を譲受け、HANGZHOU CNP-TSURUMI PUMP CO.,LTD.に商号変更(現・関連会社)
  • 2012年11月商号変更台湾のTSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.の新工場が完成 インドネシア共和国のPT. TSURUMI POMPA INDONESIA に当社出資(現・関連会社)アラブ首長国連邦にTSURUMI PUMP MIDDLE EAST FZCO を設立、当社出資(現・非連結子会社)ベトナム社会主義共和国にTSURUMI PUMP VIET NAM CO.,LTD.を設立、当社出資(現・連結子会社)株式会社ツルミテクノロジーサービスが栃木県の株式会社北條モータースの株式を追加取得 したことにより持分が70%となる 中華人民共和国のSHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD.の新工場が完成 オーストラリア連邦のTSURUMI AUSTRALIA PTY LTD の株式を取得(現・連結子会社)南アフリカ共和国のTSURUMI PUMPS AFRICA(PTY)LTD の株式を取得(現・非連結子会社)株式会社北條モータースを株式会社テクノロジーサービス北條に商号変更(現・連結子会社) H&E TSURUMI PUMP CO.,LTD. をTSURUMI PUMP H

2020年代

  • 2021年7月株式会社アロイテクノロジーを設立、株式会社ツルミテクノロジーサービス出資(現・連結子会社)
  • 2021年12月米子工場の新大型ポンプ生産棟が完成
  • 2022年2月TSURUMI PUMP(THAILAND)CO.,LTD.の株式を追加取得したことにより持分が97%となる(現・連結子会社)
  • 2022年3月株式会社アロイテクノロジーが大阪府八尾市のアロイ金属工業株式会社からステンレス鋼・高クロム鋳鉄の製造・販売事業を譲受ける
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年9月イタリア共和国のZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を取得
  • 2023年1月株式会社アロイテクノロジーの鋳造工場が完成 中部支店事務所老朽化にともない、新事務所が完成 TSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.の株式を追加取得したことにより持分が100%となる(現・連結子会社)一般財団法人 鶴見奨学研究助成財団を設立 当社 創業100周年 イタリア共和国のZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を追加取得したことにより持分が100%となる(現・連結子会社)京都工場モータ生産棟が完成 近畿支店事務所老朽化にともない、新事務所が完成 チリ共和国にTSURUMI PUMP LATIN AMERICA SpAを設立、当社出資(現・非連結子会社)愛知県の富士丸産業株式会社の株式を取得(現・非連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    中期経営計画「Transformation 2027」の推進

    創業100周年を経て、次の100年に向けて経営基盤を強化するため、「ものづくり」を軸とした改革を進める。マテリアリティを踏まえ、持続的な社会と企業価値向上を目指す。

  2. 02

    国内事業:生産効率向上とBCP強化

    異常気象対策として災害復旧用水中ポンプの供給体制強化、京都工場の新棟建設と設備投資によるモータ内製化、生産効率向上、事業継続計画(BCP)対応を進める。親和性の高い国内子会社のM&Aとシナジー最大化も図る。

  3. 03

    海外事業:グローバル戦略による成長基盤拡大

    イタリアのポンプメーカーZENITを完全子会社化し、製品ラインナップ補完・強化、販売ネットワーク活用による売上拡大、技術融合による新製品開発を進め、長期的な成長と収益基盤を拡大する。

  4. 04

    サステナビリティの実現

    ブランドスローガン「For The Earth, For All The People」の下、地球環境と関わるすべての人を軸に、持続可能な社会の実現に貢献する。

  5. 05

    資本コストを意識した経営と株主還元

    資本政策や成長戦略を確実に実行し、適時適切な株主還元と経営資源の配分を行うことで、資本コストや株価を意識した経営を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,635人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は668万円で、9期前と比べて+10.5%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は14.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月978
2018年3月965
2019年3月60441.415.5976
2020年3月61741.615.51,075
2021年3月60340.214.01,103
2022年3月59541.015.01,132
2023年3月63241.015.01,294
2024年3月66841.214.81,383
2025年3月66941.314.91,484694
2026年3月66840.514.21,635654

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率86.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 6 / 海外 7、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
京都工場 — 京都府八幡市4,846百万円
日本
米子工場 — 鳥取県米子市ほか1,992百万円
日本
欧州 — ZENIT INTERNATIONAL S.P.A. (イタリア共和国 モデナ県)1,291百万円
その他 — SHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD. (中華人民共和国 上海市)895百万円
近畿支店ほか — 大阪市鶴見区ほか872百万円
日本
ツルミ東日本ロジスティック — 栃木県宇都宮市786百万円
日本
アジア — TSURUMI PUMP VIET NAM CO.,LTD. (ベトナム社会主義 共和国ホーチミン市)527百万円
東京本社及び東京支店 — 東京都台東区440百万円
日本
本店 — 大阪市鶴見区363百万円
日本 全社共通
アジア — TSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD. (台湾桃園市)152百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    TSURUMI PUMP HONG KONG CO.,LTD.
    中華人民共和国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TSURUMI(SINGAPORE) PTE.LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TSURUMI(AMERICA),INC. (注)1、2
    米国イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD. (注)1
    台湾桃園市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ツルミテクノロジー サービス
    大阪市鶴見区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD.
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TSURUMI VACUUM ENGINEERING(SHANGHAI) CO.,LTD.
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 海外
    TSURUMI PUMP(THAILAND) CO.,LTD.
    タイ国 バンコク · 連結子会社
    議決権97.0%
  • 海外
    TSURUMI PUMP VIET NAM CO.,LTD. (注)1
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱テクノロジーサービス 北條(注)3
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱アロイテクノロジー(注)3
    大阪府八尾市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TSURUMI AUSTRALIA PTY LTD
    オーストラリア連邦 パース市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • ZENIT INTERNATIONAL S.P.A. (注)1イタリア共和国 モデナ県100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    東京国際空港下水処理用ポンプ設備工事
    国土交通省 · 2023-05-19
    3.4億円
  • 調達
    東京国際空港雨水排水ポンプ場機械設備工事(Ⅲ期)
    国土交通省 · 2023-06-28
    2.2億円
  • 調達
    東京国際空港雨水排水ポンプ機械設備工事(Ⅰ期)
    国土交通省 · 2021-08-27
    2億円
  • 調達
    雨水排水ポンプ(P-1)外7台部品交換整備
    国土交通省 · 2015-12-11
    2,700万円
  • 調達
    徳定川揚水ポンプ設備点検整備業務
    国土交通省 · 2025-06-17
    2,150万円
  • 調達
    下判田道路排水設備更新
    国土交通省 · 2020-08-31
    1,230万円
  • 調達
    追波川排水機場ポンプ設備点検整備
    国土交通省 · 2026-04-01
    1,120万円
  • 調達
    雨水排水ポンプ(P-14)外2台部品交換整備
    国土交通省 · 2017-02-09
    850万円
  • 調達
    令和2年度 防災事業ネットワーク事業 (土地改良技術(水中ポンプ製造))
    農林水産省 · 2021-07-15
    800万円
  • 調達
    P-1雨水排水ポンプ場外8か所ポンプ設備修繕等作業
    国土交通省 · 2019-01-23
    650万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は772億円営業利益107億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.4%、利益が+3.9%。

売上高
+13.4%
772億円
営業利益
+3.9%
107億円
純利益
-40.9%
52億円
営業利益率
13.9%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高778億円772億円
営業利益94億円107億円
純利益74億円52億円
1株あたり配当¥36¥36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は195億円、営業利益は29億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+38.3%、営業利益は+61.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q16819
2024年1Q1411812.826
2024年2Q1562314.722
2024年3Q1412215.610
2024年4Q18825
2025年2Q2894415.242
2025年4Q3925915.146
2026年2Q3585415.135
2026年4Q4145312.817
2027年1Q1952914.926

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は351億円から772億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は13.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3513824
2014年3月3845030
2015年3月4196138
2016年3月4005133
2017年3月3914531
2018年3月4034732
2019年3月4355740
2020年3月4565540
株式会社アロイテクノロジーを設立、株式会社ツルミテクノロジーサービス出資(現・連結子会社)
2021年3月4536442
2022年3月5127448
株式会社アロイテクノロジーの鋳造工場が完成 中部支店事務所老朽化にともない、新事務所が完成 TSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.の株式を追加取得したことにより持分が100%となる(現・連結子会社)一般財団法人 鶴見奨学研究助成財団を設立 当社 創業100周年 イタリア共和国のZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を追加取得したことにより持分が100%となる(現・連結子会社)京都工場モータ生産棟が完成 近畿支店事務所老朽化にともない、新事務所が完成 チリ共和国にTSURUMI PUMP LATIN AMERICA SpAを設立、当社出資(現・非連結子会社)愛知県の富士丸産業株式会社の株式を取得(現・非連結子会社)
2023年3月5629063
2024年3月62612683
2025年3月68110310515.188
2026年3月77210713613.952

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高772億円のうち、営業利益として残るのは107億円13.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は52億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.3%481億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.8%184億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.9%107億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
37.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.2pt
13.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.4pt
5.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが94億円、投資CFが−46億円で、差し引きのフリーCFは48億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は322億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−19−1−242
2014年3月25−5−62060
2015年3月31−5−82682
2016年3月23−13−91080
2017年3月58−15−843115
2018年3月42−15−727133
2019年3月35−28−67135
2020年3月44−32−312141
2021年3月49−34−215157
2022年3月20−25−20−5143
2023年3月30−27303194
2024年3月95−591536268
2025年3月70−8025−10281
2026年3月94−46−2948322

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,383億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,036億円で、自己資本比率は73.8%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月51940811177.7
2014年3月57944713276.0
2015年3月63049713377.5
2016年3月62450611879.7
2017年3月64853411481.1
2018年3月68756612181.2
2019年3月72259412881.1
2020年3月76962014979.5
2021年3月81566914681.0
2022年3月87371815581.1
2023年3月99078220877.7
2024年3月1,15490225277.0
2025年3月1,31595935771.8
2026年3月1,3831,03634773.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
353億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
773億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
347億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中35位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中184位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.3%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.9%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.8%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
13.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,491で、1年前と比べて+31.1%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥2,491-4.0%1ヶ月+11.6%1年+31.1%時価総額1,266億円
過去52週の値幅
安値¥1,878高値¥2,629

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.2倍
PER (会社予想)16.2倍
PBR1.14倍
配当利回り1.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+3.34%と上昇基調にあります。8月6日以降、株価は急伸し、8月10日には52週高値圏の2513円まで上昇しましたが、8月14日は2413円と反落し、25日移動平均線(2282円)を上回る水準を維持しています。出来高は8月6日から10日にかけて13万株超と膨らみ、上昇局面での買いが活発でしたが、直近ではやや減少し、過熱感の調整が意識されます。RSIは68.1とやや過熱圏にあり、短期的な変動に注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは22.47倍で業界平均23.99倍を下回り、予想PERは15.7倍と割安感がある。PBRは1.1倍で平均1.61倍を下回り、割安水準。ROEは5.3%と低いが、配当利回りは1.49%で平均2.61%を下回る。売上高は増加傾向で、営業利益率は15%と高いが、2026/3期の純利益は減少予想。株価はほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.2倍22.7倍
PER (予想)16.2倍
PBR1.14倍1.50倍
ROE5.3%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共投資やインフラ老朽化対策が需要を支えてきたが、今後の成長性が問われる。強気派は、老朽化したインフラの更新需要や防災投資の増加が受注を後押しすると見る。一方弱気派は、公共投資の予算変動や人口減少による需要減を懸念する。さらには、海外展開や新製品の開発が成長の鍵となる。

プラスに働く材料7
  • インフラ更新需要

    老朽化した上下水道施設の更新が今後も見込まれる

  • 防災投資の増加

    災害対策関連の公共投資が拡大し、排水設備の需要が高まる

  • 高い国内シェア

    国内での高い知名度が公共工事の受注で有利に働く

  • 売上高772億円、前期比13.4%の大幅増収通年影響

    売上高は前期681億円から91億円増の772億円、3期連続で過去最高

  • 営業利益107億円と2期連続の最高益通年影響

    営業利益は前期103億円から107億円、営業利益率13.86%

  • 予想PER15.7倍と実績22.5倍の改善不定影響

    株価2413円、予想PER15.7倍は実績22.47倍を下回る

  • 外国人持株比率20.4%と需給良好継続影響

    外国人持株比率20.4%、1年で株価22.7%上昇の一因

マイナスに働く材料7
  • 公共予算の変動

    政府の予算削減や免税措置で公共投資が縮小する可能性がある

  • 人口減少による需要減

    国内の人口減少で水需要自体が漸減する恐れがある

  • 海外競争の課題

    海外市場では現地企業との競争に遅れを取る可能性がある

  • 純利益52億円、前期88億円から大幅減益通年影響

    純利益は36億円減の52億円、減益率40.9%と大きい

  • 営業利益率13.86%、前期15.12%から低下通年影響

    営業利益率は1.26ポイント低下、増収効果を一部減殺

  • ROE5.3%と資本効率の低さ通年影響

    ROE5.3%、PBR1.1倍ながら利益成長への疑念

  • 配当利回り1.49%と低位通年影響

    配当利回り1.49%、株主への還元は限定的

次の決算で確かめる点
公共投資関連の受注高
売上高の大半を占める公共工事の動向を示す指標
メンテナンス売上比率
安定収益の割合が増え、収益の安定性が確認できる
海外売上比率
海外展開の進捗が今後の成長に影響するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり36で、前期から+7.4%いまの株価に対する利回りは1.45%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥36
1株あたり
配当利回り
1.45%
いまの株価に対して
配当性向
18.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1226.1
2018年3月120.027.3
2019年3月1629.228.4
2020年3月179.729.1
2021年3月170.029.5
2022年3月2017.626.7
2023年3月2210.024.0
2024年3月2513.619.7
2025年3月278.023.9
2026年3月297.418.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥36

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,389人。区分でいちばん多いのは事業法人31.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.6%を占め、残る50.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人26.926.929.729.629.231.3
個人・その他34.534.933.432.433.829.6
外国法人18.518.617.919.518.720.2
金融機関19.719.318.517.817.718.3
自己株式8.99.410.910.411.85.6
証券会社0.40.40.50.50.50.4
外国人個人0.00.00.00.20.20.2
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社T'sコーポレーション6.98
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.66
03ツルミ共栄会6.49
04株式会社ダイコウ4.43
05株式会社三井住友銀行4.41
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.98
07THE BANK OF NEW YORK-JASDECTREATY ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.20
08株式会社三菱UFJ銀行2.76
09デンヨー株式会社2.55
10鶴見製作所社員持株会2.07

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-06
    辻本 治
    新規の大量保有報告
    13.03%
    +0.62pt
  • 2026-06-18
    ダルトン・インベストメンツ・インク(Dalton Investments, Inc.)
    新規の大量保有報告
    13.71%
    +1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+13%、1株純資産は14期で+32%。直近期のROEは5.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月951,6116.18.422.9
2014年3月1211,7597.211.026.6
2015年3月1531,9498.311.128.3
2016年3月1331,9866.812.131.0
2017年3月1222,0986.013.326.1
2018年3月1302,2276.014.427.3
2019年3月1602,3397.012.428.4
2020年3月1582,4426.612.329.1
2021年3月1662,6356.510.929.5
2022年3月961,4217.09.426.7
2023年3月1271,5698.58.224.0
2024年3月1691,80210.011.119.7
2025年3月1791,9479.68.623.9
2026年3月1072,1285.319.118.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額213百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
辻本治代表取締役社長68437,000
西村武幸取締役副社長 生産・技術部門統括6635,000
上田孝徳専務取締役 ガバナンス・コンプライアンス統括6636,000
敦賀啓一郎常務取締役 管理部門統括5028,000
辻本晃利取締役 上席執行役員 国際営業部長3769,000
園田隆人取締役71
井上麗取締役35
田中祥博取締役(監査等委員)67
亀井徹三取締役(監査等委員)64
松本浩取締役(監査等委員)69
清水和也53
井上明取締役 上席執行役員 デジタル推進部長569,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
塩路陽香取締役(監査等委員)37

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)55481363617234
社外取締役5392418

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,445字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社鶴見製作所)、子会社22社及び関連会社4社で構成され、水中ポンプを主力とした各種ポンプ、環境装置とその関連機器の製造、仕入及び販売(輸出入を含む)並びに賃貸を行っており、それに附帯する修理及びアフターサービス並びに機械器具設置工事業、土木工事業、電気工事業、管工事業、水道施設工事業、清掃施設工事業、鋼構造物工事業、古物商、固定資産のリース業、各種ポンプ部品の鋳造、製造、仕入及び販売業の事業活動を展開しております。各事業における当社及び主な関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 日本   ……   当社がポンプと関連機器の製造販売、工事業等を行うほか、子会社  株式会社ツルミテクノロジーサービスが不動産賃貸及び機械、事務用機器、車両のリース業等を行っており、子会社  株式会社テクノロジーサービス北條及び非連結子会社として、富士丸産業株式会社が機械等の賃貸、販売及び修理業等を行っております。 また、子会社  株式会社アロイテクノロジーが各種ポンプ部品の鋳造、製造、仕入及び販売業等を行っております。 北米 アジア   …… ……   子会社  TSURUMI(AMERICA),INC.が当社グループの製品を販売しております。 子会社  TSURUMI PUMP TAIWAN CO.,LTD.及びTSURUMI PUMP VIET NAM CO.,LTD.が主にポンプ等の製造販売を行うほか、子会社  TSURUMI PUMP HONG KONG CO.,LTD.、TSURUMI(SINGAPORE)PTE.LTD.及びTSURUMI PUMP(THAILAND)CO.,LTD.が当社グループ製品の販売を行っております。 また、持分法非適用である非連結子会社としてTSURUMI PUMP KOREA CO.,LTD.、持分法非適用関連会社としてTSURUMI PUMP(M)SDN.BHD.及びPT.TSURUMI POMPA INDONESIAが当社グループの製品を販売しております。 欧州   ……   子会社 ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.及びその子会社4社が主にポンプ等の製造販売を行っております。 その他   ……   子会社  SHANGHAI TSURUMI PUMP CO.,LTD.及びTSURUMI VACUUM ENGINEERING(SHANGHAI)CO.,LTD.が主にポンプ等の製造販売を行うほか、子会社  TSURUMI AUSTRALIA PTY LTDが当社グループ製品の販売を行っております。 また、非連結子会社としてTSURUMI PUMPS AFRICA(PTY)LTDが当社グループの製品販売を行うほか、TSURUMI PUMP MIDDLE EAST FZCOは当社グループの製品の販売並びに受注仲介、TSURUMI PUMP LATIN AMERICA SpAが受注仲介を行っております。 なお、持分法非適用関連会社SHANDONG TSURUMI HONGQI ENVIRONMENTAL TECHNOLOGY CO.,LTD.及びHANGZHOU CNP-TSURUMI PUMP CO.,LTD.が主にポンプ等の製造販売を行っております。 〔事業系統図〕 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,922字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「水と人とのやさしいふれあい」を経営理念とし、地球環境保護にポンプ事業及びそれに附帯する事業を通じて貢献することを目指す上で、「創造・調和・情熱」を大切にし、独自の技術で広く社会に新しい流れを生み出し、熱意と信頼の和を育み人の心に潤いを提供し、柔軟な発想と独創性のもと常に前向きにチャレンジすることを基本方針としております。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、創業100周年を迎えた2024年3月期までの3年間における中期経営計画「NEXT 100」から、次の100年へ向け経営基盤を更に強化すべく、より“シンカ”(深化、新化、進化)させた新たな中期3ヵ年経営計画「Transformation 2027」を2030年に向けて取組むべきマテリアリティを踏まえた当社グループが目指すべき姿へのフォアキャスティングと位置づけ、「ものづくり」を軸とした改革を進めながら様々な課題に挑戦し、事業活動を通じて持続的な社会と企業価値向上の実現を目指すことを基本方針としております。 国内部門におきましては、わたしたちの暮らしに近年益々重大な影響が懸念される異常気象への対策として、災害復旧用水中ポンプの供給体制をさらに強化するほか、2023年4月より発足しました『ものづくり革新プロジェクト』の中核事業として、当社のマザー工場である京都工場の新棟建設および工場内設備への投資を推進しております。これらの取組みにより、モータの内製化や最新設備の導入による生産効率の向上、さらには事業継続計画(BCP)対応の強化を着実に進めております。加えて、当社の事業領域との親和性が高い国内子会社の株式取得を実施し、取得後はシナジー効果の最大化に向けた各種施策を展開しております。 また、海外部門におきましては、グローバル戦略による経営基盤の強化を当社グループの最重要の経営課題と位置づけ、世界各国の多様なニーズに対応するために、2024年7月に完全子会社化した、設備産業分野に強みを持つイタリアのポンプメーカーZENIT INTERNATIONAL S.P.A.との連携を通じて、製品ラインナップの補完・強化や、両社の販売ネットワークを活用した売上拡大、新製品開発における技術融合などの施策を着実に進めております。これらの取組みにより、当社グループの長期的な成長基盤・収益基盤の拡大に結びつけ、企業価値向上の実現を図ってまいります。 さらには、サステナビリティの実現に向けて、ブランドスローガン「For The Earth, For All The People」という当社グループ共通の価値観の下、持続可能な社会の実現に向けて「地球」そして「かかわるすべての人」この2つの軸を中心として、社会の課題解決に貢献してまいります。 当社グループは、長期経営計画「Tsurumi Vision 2030」を策定しておりますが、まず当社が2030年に向けて取組むべきマテリアリティを設定し、そのマテリアリティを踏まえた目指すべき姿・提供する価値はマテリアリティと相関関係にあり、事業活動を通じて持続的な社会と企業価値向上の実現を目指してまいります。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境につきましては、人手不足の深刻化や物価上昇の長期化による消費者マインドの低下に加え、米国の通商政策を巡る影響や中国経済の低迷、長期化する中東情勢の悪化などを背景として、エネルギー・原材料価格の高止まりが続くなど、国内外における景気の先行きが不透明な状況は、今後も一定期間は継続するものと予想されます。 当社グループにおきましては、中期3ヶ年経営計画「Transformation2027」の最終年度において、これからの100年に向かって経営基盤を更に強化すべく、「ものづくり」を軸とした改革を進め、当社グループ製品が社会インフラに対して必要不可欠なものであるという責任を十分に踏まえた上で、万全な体制で製品を供給し続けることができるよう努めてまいります。さらに、2026年3月に更新版を公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」に記載のとおり、資本政策や成長戦略を確実に実行し、適時適切な株主還元、経営資源の配分を行う方針としております。
事業等のリスク2,625字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを以下に記載しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、取締役会と所管部署との連携を密にし情報の共有化を図っております。また、コンプライアンス管理委員会・リスク管理委員会を設置し、不正を含めたリスク評価を行う仕組みとしており、リスク発生の低減、リスク対策を検討するとともに必要に応じて監査等委員である取締役、会計監査人、弁護士等の助言指導を受けております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)事業環境について 当社グループの当連結会計年度におけるセグメントごとの売上高構成比(セグメント間取引消去前)は、日本が55.4%、北米が15.0%、アジアが16.6%、欧州が6.6%、その他の地域が6.4%となっており、当社グループが製品を販売している地域及び国の経済状況の影響を受けます。特に、我が国の公共投資や民間の設備投資動向の影響等により、当社グループの業績が変動する可能性があります。 また、市場競争の激化に伴う販売価格の下落及びエネルギー、素材価格の高騰により当社グループが調達している原材料や部品が値上げとなった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)研究開発について 当社グループは、市場ニーズに合致した新製品の開発を行っておりますが、かかる新製品を提供することができない可能性があります。当社グループがこれらの製品を提供できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制等について 当社グループの主な事業は、ポンプを核とした関連機器の製造販売であり、通商、独占禁止、知的財産、製造物責任、環境・リサイクル関連の法的規制を受けております。また、事業を展開する各国においては事業・投資の許可、国家安全保障またはその他の理由による輸出制限、関税をはじめとするその他の輸出入規制等さまざまな政府規制の適用を受けております。これらの規制の動向によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)訴訟等について 当社グループは、国内及び海外事業に関連して、訴訟、紛争、その他の法律的手続の対象となるリスクがあります。訴訟等の内容や結果によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)有価証券投資による影響について 有価証券投資は、価格変動リスク、信用リスク、為替金利変動リスク、元本毀損リスク等のさまざまなリスクを有しており、有価証券投資が当社グループの業績、キャッシュ・フローに悪影響を与える可能性があります。 (6)企業買収・資本提携及び事業再編について 当社グループは、事業の拡大・効率化や競争力強化を目的として国内外における企業買収、資本提携を実施しております。当社グループ及び出資先企業を取り巻く事業環境の変化により、活動が円滑に進まない、あるいは当初期待した効果が得られないなどの場合には、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、不採算事業からの撤退や関係会社の整理等の事業再編を行った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)固定資産の減損について 当社グループは、当社グループが保有する固定資産について、資産又は資産グループに減損が生じている可能性を示す事象(減損の兆候)が識別された場合、将来の事業計画等を考慮して、減損損失の認識の判定を行い、回収可能価額が帳簿価額を下回ることとなった場合は、回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。そのため、経営環境の著しい悪化等が見込まれ減損の兆候が生じた場合、減損損失の認識の判定の結果、減損損失の計上が必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)為替変動による影響について 当社グループは、外貨建輸出入取引において主に米貨建で決済しており、為替レートの変動による影響を受け易くなっております。 為替変動リスクに対して、外貨建輸入取引の決済通貨を主に米貨建とすると共に為替予約取引や通貨スワップ取引を利用することにより、為替変動による業績への影響を低減するよう努力しておりますが、大幅な為替変動が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)退職給付債務について 当社グループの確定給付企業年金制度における退職給付費用及び退職給付債務の算出において、割引率等数理計算上の前提条件や年金資産の長期期待運用収益率等が変化し、退職給付債務及び年金資産が変動することにより、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、企業年金の積立金の運用が、従業員の安定的な資産形成に加えて、自らの経営成績及び財政状態にも影響を与えることを考慮し、専門知識や相応の経験を有するなど、適切な資質を持った人材の計画的な登用・配置などの取組を行っております。また、当社グループは企業年金運用の専門性を高め、アセットオーナーとして期待される機能を発揮できるよう努めるとともに、政府の規制等を踏まえ、適宜制度の見直しを検討・実施しております。 (10)自然災害について 想定外の大規模地震・津波・洪水等の自然災害や火災等の事故災害、感染症の流行、その他の要因による社会的混乱等が発生したことにより、当社グループや主要取引先の事業活動の停止または事業継続に支障をきたす事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえ、在宅勤務、オフィス分散、時差出勤等、従業員の安全と健康を最優先にした対応の徹底や、日本、中国、台湾、ベトナム、イタリアにおける複数地域でのグローバル生産による製品供給リスク分散化の推進等により、企業としての社会的責任を遂行できる体制の構築に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,681字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の回復や雇用・所得環境の改善、設備投資の持ち直しなどにより、緩やかな回復基調が見られました。一方で、人手不足の深刻化や物価上昇の長期化による消費者マインドの低下に加え、米国の通商政策を巡る影響や中国経済の低迷、長期化する中東情勢の悪化などを背景として、エネルギー・原材料価格の高止まりが続くなど、国内外における景気の先行き不透明感が強まりました。 このような状況の中で当社グループは、中期3ヶ年経営計画「Transformation2027」の2年目として、これからの100年に向かって経営基盤を更に強化すべく、「ものづくり」を軸とした改革を進め、当社グループ製品が社会インフラに対して必要不可欠なものであるという責任を十分に踏まえた上で、万全な体制で製品を供給し続けることができるよう努めました。 当社グループの当連結会計年度の売上高は、各セグメントの売上が堅調に推移したこと、また、ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の損益計算書を前年第3四半期連結会計期間より連結対象としたこと等により、77,227百万円と前連結会計年度と比べ9,168百万円(13.5%)の増収となりました。 売上原価は、利益率の高い受注案件があり原価率が改善したものの、原材料価格の高止まりや売上高の増加に伴い、前連結会計年度に比べ6,206百万円(14.8%)増加し48,111百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、給料及び手当の増加や上記のとおりZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の損益計算書を連結したこと等により、前連結会計年度に比べ2,498百万円(15.7%)増加し18,399百万円となりました。 これらの結果、営業利益は欧州地域においてのれんの償却額及び顧客関連資産償却費を計上したものの、全体的に増収効果が大きかったこと等により、10,715百万円と前連結会計年度と比べ464百万円(4.5%)の増益となりました。 経常利益は、期末にかけて円安が進行したことで当連結会計年度において為替差益の計上が1,771百万円であったこと等により13,603百万円と前連結会計年度と比べ3,110百万円(29.6%)の増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度において特別利益に段階取得に係る差益1,721百万円を計上しておりましたが、当連結会計年度では計上がなかったこと、また、ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.において、ウクライナ戦争の長期化や中国市場の冷え込みなどの影響を受け、当初想定していた収益の確保が見込めなくなったことに加え、生産性向上や更なるグローバル市場でのシェア拡大に結び付けるための品質向上に向け、新たに多額の設備投資を計画していること等から事業計画の見直しを行い、減損テストを実施した結果、同社に関するのれん3,117百万円および顧客関連資産899百万円の減損損失を計上したことにより、5,160百万円と前連結会計年度と比べ3,622百万円(41.2%)の減益となりました。 当連結会計年度末の資産につきましては138,273百万円と前連結会計年度末に比べ6,764百万円増加しました。 これは、主に現金及び預金が4,148百万円、投資有価証券が3,151百万円、棚卸資産が3,069百万円それぞれ増加したこと、一方でZENIT INTERNATIONAL S.P.A.に対するのれんおよび顧客関連資産の減損損失を計上したこと等により、のれんが3,151百万円、顧客関連資産が899百万円それぞれ減少したことによるものであります。 負債につきましては34,698百万円と前連結会計年度末に比べ958百万円減少しました。 これは、主に未払法人税等が960百万円、繰延税金負債が862百万円、長期借入金が652百万円それぞれ増加し、未払金減少によりその他流動負債が1,438百万円、支払手形及び買掛金が1,036百万円、1年内返済予定の長期借入金が946百万円それぞれ減少したことによるものであります。 純資産につきましては103,575百万円と前連結会計年度末に比べ7,723百万円増加しました。 これは、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上により5,160百万円増加した一方、剰余金の配当により1,351百万円減少し、為替換算調整勘定が3,007百万円、その他有価証券評価差額金が1,573百万円それぞれ増加したほか、自己株式987百万円を取得したことによるものであります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 日本 建設機械市場におきましては、資材費・人件費の高騰や人手不足などが建設市場の停滞を招き、当該市場全体としてポンプの需要が減少傾向にあったものの、労働安全対策の強化や環境配慮への重要性の高まりから、大型散水機や電極式水中ポンプ、小型残水ポンプなどの販売実績が増加したほか、防衛関連の大型受注もあり、売上高は増加しました。また、道路陥没復旧工事に伴う切り回し工事などにおいて、低水位連続運転が可能であるスマッシュポンプ(高効率・水中ノンクロッグ型)が評価され、売上伸長に貢献しました。 設備機器市場におきましては、脱炭素対応やコスト最適化ニーズへの関心の高まりから、同じくスマッシュポンプの省エネ・二酸化炭素排出量削減、維持管理の省人化などへの効用が注目され、売上高が大幅に伸びました。そのほか、官公庁市場ではインフラ関連設備ポンプや、プラント市場における脱水機関連の売上高も拡大し、当該市場全体の売上高は増加しました。これらの結果、売上高は57,555百万円と前連結会計年度と比べ1,534百万円(2.7%)の増収となりました。 セグメント利益は、売上高の増加等により8,431百万円と前連結会計年度と比べ708百万円(9.2%)の増益となりました。 セグメント資産は、79,819百万円と前連結会計年度末と比べ2,355百万円増加しました。 北米 北米地域におきましては、米国関税措置の影響による買い控えがありましたが、アメリカの景気は底堅く、カナダやアメリカの鉱山市場向け需要が引き続き好調であったこと、また、小型建設用ポンプの需要も堅調に推移したことにより、売上高は増加しました。この結果、売上高は15,560百万円と前連結会計年度と比べ3,298百万円(26.9%)の増収となりました。 セグメント利益は、1,466百万円と前連結会計年度と比べ96百万円(7.0%)の増益となりました。 セグメント資産は、16,866百万円と前連結会計年度末と比べ2,265百万円増加しました。 アジア アジア地域におきましては、引き続きASEAN諸国の内需は安定しており、インフラ需要も各国で増大しております。また、スマッシュポンプの受注が設備市場のほか畜産市場等においても拡大したことにより、売上高は増加しました。この結果、売上高は17,290百万円と前連結会計年度と比べ1,616百万円(10.3%)の増収となりました。 セグメント利益は、1,910百万円と前連結会計年度と比べ132百万円(7.4%)の増益となりました。 セグメント資産は、20,620百万円と前連結会計年度末と比べ2,103百万円増加しました。 欧州 欧州地域におきましては、引き続きトンネル工事向けなどインフラ市場での建設ポンプの需要が増加しましたが、降水量が少なくポータブル製品の需要が減少したことなどもあり、全体では売上高は軟調に推移しました。この結果、売上高は6,815百万円、セグメント損失はのれんの償却額366百万円及び顧客関連資産償却費105百万円を計上したこと等により311百万円となりました。なお、当該地域は前年第3四半期連結会計期間よりZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の損益計算書を連結しているため、前年同期との比較情報は記載しておりません。 また、セグメント資産は、ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.に対するのれん3,117百万円および顧客関連資産899百万円の減損損失を計上したこと等により9,715百万円と前連結会計年度末と比べ3,619百万円減少しました。 その他 その他地域におきましては、着実な受注の積み上げがありましたが、中国市場での不動産不況や米中貿易摩擦等の影響もあり、売上高は微増となりました。この結果、売上高は6,600百万円と前連結会計年度と比べ64百万円(1.0%)の増収となりました。 セグメント利益は、中国において利益率の高いプロジェクト案件が完了したこともあり、989百万円と前連結会計年度と比べ186百万円(23.3%)の増益となりました。 セグメント資産は、8,090百万円と前連結会計年度末と比べ280百万円減少しました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益が9,081百万円の計上となり、営業活動による資金は9,449百万円の収入超過、投資活動による資金は4,611百万円の支出超過、財務活動による資金は2,939百万円の支出超過となり、現金及び現金同等物に係る換算差額2,110百万円の増加を調整した当連結会計年度末の資金は32,153百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は9,449百万円(前連結会計年度比2,421百万円増加)となりました。 これは主に、減損損失が4,147百万円、減価償却費が872百万円それぞれ増加したこと、売上債権の増減額が2,910百万円の収入増となった一方で、税金等調整前当期純利益が3,030百万円減少したこと、仕入債務の増減額が2,773百万円の収入減となったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は4,611百万円(前連結会計年度比3,374百万円減少)となりました。 これは主に、関係会社株式の取得による支出が1,134百万円増加した一方で、前連結会計年度において計上した連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,412百万円が当連結会計年度ではなかったこと、また有形固定資産の取得による支出が2,297百万円減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は2,939百万円(前連結会計年度は資金の増加2,530百万円)となりました。 これは主に、長期借入れによる収入が1,400百万円増加した一方で、短期借入金の純増減額が6,500百万円の収入減となったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 日本   21,145   108.4 北米   -   - アジア   7,442   102.7 欧州   4,200   225.9 その他   3,602   97.1 合計   36,390   112.6 (注)1 据付工事費は生産実績に含めて表示しております。 2 セグメント間取引については、相殺消去しておりません。 3 金額は、製造原価によっております。 4 前中間連結会計期間末より、当社の持分法適用関連会社であったZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を追加取得し子会社化したことにより、「欧州」セグメントとして新たに連結の範囲に含めております。これにより、「欧州」セグメントの前年同期比が著しい変動となっております。 b 受注実績 当社グループの製品は殆ど汎用品のため概ね需要予測による見込生産であります。 c 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 日本   43,455   101.3 北米   15,560   126.9 アジア   8,075   134.8 欧州   6,302   193.6 その他   3,835   105.5 合計   77,227   113.5 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 前中間連結会計期間末より、当社の持分法適用関連会社であったZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を追加取得し子会社化したことにより、「欧州」セグメントとして新たに連結の範囲に含めております。これにより、「欧州」セグメントの前年同期比が著しい変動となっております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりであります。 (財政状態) 当連結会計年度の財政状態の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (経営成績) 当連結会計年度の経営成績の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、価格競争が激化している中で原材料価格の上昇が懸念され、原材料価格の上昇を製造原価、販売費及び一般管理費のコスト削減で吸収できない場合、利益面に重要な影響を及ぼす可能性があります。 さらには、人手不足の深刻化や物価上昇の長期化による消費者マインドの低下に加え、米国の通商政策を巡る影響や中国経済の低迷、長期化する中東情勢の悪化などを背景として、エネルギー・原材料価格の高止まりが続くことに伴う金融引き締め政策の強化、為替レートの急激な変動などが、日本経済そして世界経済に多大な影響を及ぼすことで、当社グループの各セグメントの業績に影響を与える可能性があります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、2026年3月に更新版を公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に記載のとおり、資本政策や成長戦略を確実に実行し、適時適切な株主還元、経営資源の配分を行う方針のもと、安定的な財務体質と高い資本効率を両立しつつ、企業価値向上のため、長期的な視野に立った積極的な事業展開に備えたキャッシュ・フローを確保し、株主還元として安定した配当を行うこととしております。株主還元を充実させていくため、原則として連結損益を基礎とし、特別な損益の状態である場合を除き、連結配当性向の水準を30%程度とし、安定的・継続的な利益還元に努めてまいります。なお、当社は、2025年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますので、中間配当26円は株式分割前の配当額(株式分割を考慮した場合の中間配当は13円)、期末配当16円は株式分割の影響を考慮した金額であり、株式分割を考慮しない場合の期末配当は32円となります。これらにより、株式分割を考慮しない場合の当連結会計年度の1株当たり年間配当は58円、連結配当性向は27.0%であります。 主な資金需要としましては、営業活動上の運転資金のほか、競争激化に対処しコスト競争力を高めるための設備投資や新しい市場を創造できる魅力ある新製品の研究開発のための資金、また安定的な配当金の支払等を見込んでおります。 当社グループは必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び外部資金を有効に活用しております。投資額は営業キャッシュ・フローの範囲内とすることを原則としておりますが、銀行からの借入を一部行っております。 また、主要な金融機関とは良好な取引関係を維持しており、加えて安定的な財務体質を有していることから、事業の維持拡大に必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題なく実施可能であると認識しております。 当社グループの当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは9,449百万円、営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いたフリーキャッシュ・フローは4,837百万円となり、当連結会計年度末において現金及び現金同等物を32,153百万円保有しております。また、換金性の高い金融資産も保有していることから、将来の予測可能な資金需要に対して不足が生じる懸念は少ないものと認識しており、流動性を確保しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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