概要
酉島製作所は、1919年に大阪市此花区でポンプ専門工場として創業し、1928年に株式会社化。現在は大阪府高槻市に本社を置く産業用ポンプの専業メーカーである。化学プラント、上下水道、発電所向けの渦巻ポンプや往復動ポンプなどを製造・販売し、据付工事や保守サービスも提供。連結従業員数2,127人。2026年3月期の連結売上高は929億円、当期純利益59億円。東京証券取引所プライム市場に上場しており、グループは30社の連結子会社で構成される。
ポンプ事業が売上の大半を占める収益構造
酉島製作所の事業は「ポンプ・ポンププラント」と「環境・新エネルギー」の二区分で構成される。2026年3月期の生産実績では、ポンプ事業が875億7,000万円で全体の99.4%を占め、環境・新エネルギー関連は5億1,700万円に過ぎない。受注高でもポンプ事業が943億1,500万円とほぼ全額を占め、同社の収益は事実上ポンプ一本で成り立っている。主力製品はボイラ給水ポンプ、復水ポンプ、冷却水ポンプなど発電所向けが中心で、近年はデータセンター増設に伴う電力需要急増を背景に受注が拡大している。営業利益率は5%前後で推移し、2026年3月期は50億円の営業利益を計上した。
38の国と地域に広がる海外拠点網
同社は世界20カ国・36拠点にオフィスや工場、サービス拠点を展開している。1985年にインドネシアで合弁会社PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAを設立したのを皮切りに、1994年に香港、2007年に英国(TORISHIMA EUROPE LTD.)、2009年に中国(天津)、2010年にインド、2012年に米国、2013年にオーストラリアと、順次拠点を拡大。特に2022年以降はサウジアラビア、エジプト、トルコなど中東・アフリカ地域への進出が活発で、TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS系列のサービス会社を各地に設立している。海外売上高比率は明示されていないが、外需受注高は601億円と全体の63%を占め、海外事業が収益の過半を支える。
需要先別に見る顧客構成の特徴
2026年3月期の需要先別受注高は、官公需が201億8,900万円(構成比21.3%)、民需が145億5,400万円(15.3%)、外需が601億1,300万円(63.4%)であった。官公需には上下水道や排水処理施設などの公共投資が含まれ、前年比18.2%減となったが、これは大型案件の一巡による一時的な変動とみられる。民需は工場やプラントの設備投資に対応し、前年比25.3%増と好調。外需は発電所建設需要が牽引し、101.3%と堅調に推移した。受注残高は1,061億9,900万円に達し、うち約6割が外需であり、数年先までの売上が確定している状態にある。
グループ30社で構成される製造・サービス網
連結子会社30社と関連会社2社でグループを形成する。国内では、ポンプ生産子会社の株式会社九州トリシマ(佐賀県武雄市)、サービス会社の酉島エンジニアリング株式会社、2022年に株式取得した株式会社新東邦などが主要なグループ会社である。海外では、インドネシアの製造合弁会社PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAと鋳物工場PT.GETEKA FOUNINDO、中国の酉島ポンプ(天津)有限公司、英国のTORISHIMA EUROPE LTD.、米国のTORISHIMA (USA) CORPORATIONなどが生産・販売拠点として機能する。さらに、TORISHIMA SERVICE SOLUTIONSのブランドで各国にサービス子会社を設置し、アフターサービス網をグローバルに展開している。
業界の中での役割は産業用ポンプ・流体機械メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ポンプ・ポンププラント主力
化学プラント、上下水道、発電所等向けに各種ポンプ(渦巻ポンプ、往復動ポンプ等)及びポンププラントを製造・販売。メカニカルシール等の関連機器も供給し、据付工事・保守サービスも提供。
- ポンプ
- 汎用ポンプから高圧・高温対応の特殊ポンプまで、幅広い産業用ポンプをラインアップ。
- ポンププラント
- ポンプを中心とした流体搬送システム全体を設計・製作・据付。顧客の要求に応じたトータルソリューション。
- メカニカルシール
- ポンプの軸封装置。漏れを防止し、長期信頼性を確保。
02環境・新エネルギー準主力
環境装置(排水処理、廃棄物処理等)の製造・販売、各種廃棄物の再利用品等の企画・製造・販売。小水力発電設備の販売及び据付工事・サービスも行う。
- 環境装置
- 排水処理装置、廃棄物処理装置等、環境負荷低減に貢献する設備。
- 小水力発電設備
- 河川や用水路等の水流を利用した小規模水力発電システム。
製品と技術
発電所向けボイラ給水ポンプが主力製品
酉島製作所の最大の強みは、GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)発電所向けボイラ給水ポンプである。これは排熱回収ボイラへ高温・高圧の水を送り込む役割を担い、圧力や温度の過酷な条件下で連続運転が求められる。同社はこの分野で国内外のタービンメーカー及びプラントメーカーから高い評価を受けており、圧倒的なシェアを有すると自負する。ボイラ給水ポンプに加え、ボイラ循環ポンプ、復水ポンプ、冷却水ポンプなど発電所に必要な全種類のポンプをワンストップで供給できる体制を整えている。近年はAIデータセンターの電力需要急増を背景に受注が急増しており、2026年3月期の受注残高は1,061億円に達した。
メカニカルシールでポンプの長期信頼性を確保
同社が製造・販売するメカニカルシールは、ポンプの回転軸とケーシングの隙間からの液体漏れを防ぐ軸封装置である。ポンプの性能と寿命に直結する重要部品であり、高温・高圧・腐食性流体など過酷な条件に対応する設計が要求される。酉島製作所は自社製ポンプに適合するメカニカルシールを内製するとともに、他社製ポンプの交換用としても供給している。2022年には関連会社としてAESSEAL TORISHIMA JAPAN CO.,LTD.を持ち、シール技術の強化を図っている。メカニカルシールの販売はポンプ事業の一部として計上されるが、単体での売上規模は開示されていない。
環境・新エネルギー事業の製品群
同事業では、排水処理装置や廃棄物処理装置などの環境装置、及び小水力発電設備を手掛ける。環境装置は工場排水や下水処理施設向けに納入され、顧客の環境負荷低減に貢献する。小水力発電設備は河川や用水路などの水流を利用して発電するシステムで、再生可能エネルギーの一種として公共施設や農業用水路などに導入される。同事業の売上は極めて小さく、2026年3月期の生産実績は5億1,700万円と全体の0.6%にとどまる。また、かつて子会社として保有していた株式会社クリーンエネルギー五色は2022年に清算され、同事業の規模は縮小傾向にある。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
ポンプ専業で国内中堅、内需安定
酉島製作所は産業用ポンプの専業メーカー。売上高800億円超で、国内ポンプ市場では荏原製作所(約6,000億円)に次ぐ中堅。三浦工業(ボイラ)や日本製鋼所(重機)などと異なるセグメント。上下水道・化学プラント向けが主力で、国内需要が安定。2026年3月期は営業利益率5.38%とやや低下見込みだが、収益性は維持している。
強み
- 100年以上の歴史を持つポンプ専業メーカーで、高効率・耐食性に優れた製品を開発する技術力を持つ。
- 上下水道・インフラ向けは公共需要が安定的で、景気変動の影響を受けにくい事業構造。
- 全国にサービス拠点を持ち、メンテナンス・部品交換によるストック収益が売上の3割を占める。
- 省エネポンプや排水処理向け製品が環境規制強化の追い風を受け、需要が拡大傾向。
課題
- 荏原製作所など大手に比べ売上規模・海外拠点で劣り、価格競争やグローバル案件で不利。
- 売上の大半が国内。海外比率が低く、成長市場であるアジア等への展開が急務。
- 営業利益率が5%台と低く、原材料高・競争激化でさらなる低下リスク。コスト削減が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が酉島製作所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5851リョービ | 881億円 | 8.3倍 |
| 2 | 3302帝国繊維 | 840億円 | 16.5倍 |
| 3 | 6454マックス | 839億円 | 23.5倍 |
| 4 | 6277ホソカワミクロン | 835億円 | 25.7倍 |
| 5 | 9663ナガワ | 833億円 | 17.9倍 |
| 6 | 6363酉島製作所 | 828億円 | 12.7倍 |
| 7 | 6331三菱化工機 | 750億円 | 9.5倍 |
| 8 | 6364AIRMAN | 749億円 | 12.1倍 |
| 9 | 7231トピー工業 | 742億円 | 6.6倍 |
| 10 | 7128ユニソルホールディングス | 661億円 | 34.4倍 |
| 11 | 6742京三製作所 | 623億円 | 12.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
大阪・酉島町での創業から株式会社化まで
1919年8月、大阪市此花区酉島町にポンプ専門の製作工場「酉島製作所」が創設された。創業者は明らかでないが、ポンプ製造に特化した工場としてスタート。その後、事業拡大に伴い1928年4月に株式会社酉島製作所を設立し、法人組織となる。この時期の大阪は商工業の中心地であり、化学工業や繊維工業の発展に伴い産業用ポンプの需要が高まっていた。創業地の地名「酉島」はそのまま社名に採用され、現在も社名に残る。
高槻移転と戦後復興期の販売網分離
1941年12月、本社及び工場のすべてを現在地である大阪府高槻市宮田町に移転し、旧工場を閉鎖した。移転理由は記録にないが、戦時体制下での生産拡大や空襲対策と推測される。戦後の1949年5月、大阪証券取引所に株式を上場し、資本市場から資金調達の道を開いた。1969年8月にはサービス部門を分離独立させ、酉島サービス株式会社(後の酉島エンジニアリング株式会社)を設立。販売とサービスを切り離す分業体制を構築し、据付後の保守・点検を専門子会社が担う仕組みを整えた。
証券取引所第一部上場と九州生産拠点の建設
1980年9月に大阪証券取引所市場第一部、1981年12月に東京証券取引所市場第一部へ上場し、株式の流動性と信用力を高めた。1990年代に入り生産体制の強化に乗り出し、1990年6月に佐賀県武雄市に小型ポンプの生産子会社株式会社九州トリシマを設立。1992年8月には同地に九州工場を完成させ、メイン工場である高槻と並ぶ第二の生産拠点とした。これにより、関西一極集中からの分散と、ポンプ需要拡大への生産能力増強を図った。
インドネシアから始まった海外生産の拡大
1985年4月、インドネシアの代理店グナ・エレクトロと共同出資で合弁会社PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAを設立し、ポンプ及び部品の現地生産を開始。1992年5月には同じくインドネシアに鋳物工場の合弁会社PT.GETEKA FOUNINDOを設立し、鋳造工程の内製化を進めた。1999年5月にはエンジニアリング及びアフターサービスを行う合弁会社PT.TORISHIMA GUNA ENGINEERINGを設立。インドネシアは人件費が安く、資源も豊富なことから、同社にとってアジア太平洋地域の生産・サービス拠点として重要な位置を占める。これらの会社は現在も連結子会社として存続している。
欧州・中東・アメリカへと広がるサービスネットワーク
2007年11月に英国にTORISHIMA EUROPE LTD.を設立したのを皮切りに、2009年12月にアラブ首長国連邦にTORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FZCO.、2010年3月に同社の欧州版TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EUROPE LTD.、2011年1月にインドのTORISHIMA PUMPS (INDIA) PRIVATE LTD.、2012年6月に米国のTORISHIMA (USA) CORPORATIONを設立。2013年にはオーストラリアにも進出。特に2015年にはサウジアラビア、タイ、マレーシア、台湾、米国ミシガン州の5カ国・地域でサービス子会社を同時に設立し、グローバルなサービス網を急速に拡充した。2021年以降もエジプト、トルコなど新興国でのサービス拠点設置を続けている。
新本社工場完成とプライム市場移行
2015年6月、監査等委員会設置会社へ移行すると同時に、現在地に新本社工場ビルを完成させた。これにより研究開発・生産・管理機能を集約。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、新市場区分のプライム市場に上場した。同年、TORISHIMA EUROPE PROJECTS LTD.を清算し、株式会社新東邦の株式を取得して国内グループを再編。また、PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAなどインドネシア子会社への出資比率を引き上げ、グループ経営の一体化を進めた。2009年に株式を追加取得した株式会社クリーンエネルギー五色は、2022年に清算が完了している。
年表29件を開く
1910年代
- 1919年8月大阪市此花区酉島町にポンプ専門製作工場 酉島製作所を創設。
1920年代
- 1928年4月創業株式会社酉島製作所を設立。
1940年代
- 1941年12月現在地(大阪府高槻市宮田町)に本社及び工場全部を移転し、旧工場を閉鎖。
- 1949年5月上場大阪証券取引所に株式上場。
1960年代
- 1969年8月サービス部門強化のため同部門を分離独立させ、酉島サービス株式会社(現 酉島エンジニアリング株式会社(現 連結子会社))を設立。
1980年代
- 1980年9月上場大阪証券取引所市場第一部上場。
- 1981年12月上場東京証券取引所市場第一部上場。
- 1985年4月インドネシアに代理店 株式会社グナ エレクトロと共同出資でポンプ及び部品製造の合弁会社PT.TORISHIMA GUNA INDONESIA(現 連結子会社)を設立。
1990年代
- 1990年6月佐賀県武雄市に小型ポンプの生産子会社 株式会社九州トリシマ(現 連結子会社)を設立。
- 1992年5月インドネシアに鋳物工場の合弁会社 PT.GETEKA FOUNINDO(現 連結子会社)を設立。
- 1992年8月佐賀県武雄市に九州工場完成。
- 1994年10月香港に現地法人酉島ポンプ香港有限公司(現 連結子会社)を設立。
- 1999年5月インドネシアにエンジニアリング業務及びアフタサービスを行う合弁会社 PT.TORISHIMA GUNA ENGINEERING(現 連結子会社)を設立。
2000年代
- 2006年6月執行役員制度を導入。
- 2007年11月TORISHIMA EUROPE LTD.(現 連結子会社)を設立。
- 2009年3月株式会社クリーンエネルギー五色の株式を追加取得。
- 2009年4月酉島エンジニアリング株式会社(現 連結子会社)の事業を当社が譲受。
- 2009年6月酉島ポンプ(天津)有限公司(現 連結子会社)を設立。
- 2009年12月TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FZCO.(現 連結子会社)を設立。
2010年代
- 2010年3月TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EUROPE LTD.(現 連結子会社)を設立。
- 2010年9月イオスエンジニアリング アンド サービス株式会社の株式を取得。(2025年2月売却)
- 2011年1月TORISHIMA PUMPS (INDIA) PRIVATE LTD.(現 連結子会社)を設立。 TORISHIMA EUROPE PROJECTS LTD. を設立。
- 2012年4月TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS ASIA PRIVATE LTD.(現 連結子会社)を設立。
- 2012年6月TORISHIMA (USA) CORPORATION(現 連結子会社)を設立。
- 2013年1月TORISHIMA AUSTRALIA PTY LTD.(現 連結子会社)を設立。
- 2015年6月監査等委員会設置会社へ移行。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD.(現 連結子会社)をTSSが設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS THAILAND LTD.(現 連結子会社)を設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS MALAYSIA SDN.BHD.(現 連結子会社)をTSSAが設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FORMOSA LTD.(現 連結子会社)を設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS OF MICHIGAN LLC.(現 連結子会社)を設立。 THK ENGINEERING SOLUTIONS LTD.(現 連結子会社)を設立。現在地(大阪府高槻市宮田町)に新本社工場ビル完成。
2020年代
- 2021年3月CRYO PUMP REPAIRS LTD.(現 連結子会社)の株式をTSSEが取得。
- 2021年12月AUSTRALIAN FLUID HANDLING PTY LTD.(現連結子会社)の株式を取得。 TORISHIMA AUSTRALIA PTY LTD.(現 連結子会社)の株式を追加取得。
- 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分見直しにより、新市場区分のプライム市場上場。 TORISHIMA EUROPE PROJECTS LTD. を清算。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD.(現 連結子会社)の株式をTSSが追加取得。株式会社新東邦(現 連結子会社)の株式を取得。 TORISHIMA TRADING AND SERVICES WLL (現 連結子会社)の株式をTSSが追加取得。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EGYPT LTD. (現 連結子会社)を設立。株式会社クリーンエネルギー五色清算完了。 PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAの株式を追加取得。 PT.GETEKA FOUNINDOの株式を追加取得。 PT.TORISHIMA GUNA ENGINEERINGの株式を追加取得。 TORISHIMA AI YASEAH SERVICE SOLUTIONS LLC.(現 連結子会社)を設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高95,500百万円
- 営業利益5,200百万円
- 経常利益4,400百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益3,800百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
エネルギー課題への取り組み
発電所向けポンプ(特にGTCC用ボイラ給水ポンプ)の需要増に対応するため、設計期間短縮、加工能力増強、サービス拠点拡充を進めるとともに、将来の脱炭素ソリューション向けポンプ(水素・アンモニア関連)の研究開発に継続的に注力する。
- 02
省エネルギー化の推進
高効率ポンプ「スーパーエコポンプ(SEP)」を拡販し、CO₂削減に直結するポンプの高効率化ニーズに応える。流体解析、蓄積データとAIの融合、顧客仕様調整という独自アプローチで競争力を維持する。
- 03
脱炭素分野への展開
水素・アンモニアサプライチェーンの全フェーズ(つくる・はこぶ・つかう)でポンプソリューションを提供。液化水素ポンプや液化アンモニアポンプの開発・製造を加速し、社会実装を進める。
- 04
安全・安心な社会の構築への取り組み
海水淡水化・上水・送配水、雨水排水・下水道分野で、高効率ポンプや耐水モータ一体型ポンプなどを提供し、水不足や洪水対策、インフラ老朽化対応に貢献する。海外展開も視野に入れる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,127人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は701万円で、9期前と比べて+26.9%。平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は13.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,580 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,625 | — |
| 2019年3月 | 553 | 37.3 | 12.2 | 1,588 | — |
| 2020年3月 | 576 | 37.6 | 12.4 | 1,642 | — |
| 2021年3月 | 550 | 37.9 | 12.6 | 1,608 | — |
| 2022年3月 | 576 | 38.3 | 13.1 | 1,657 | — |
| 2023年3月 | 597 | 38.7 | 13.4 | 1,665 | — |
| 2024年3月 | 610 | 39.0 | 13.4 | 1,821 | — |
| 2025年3月 | 651 | 38.7 | 13.3 | 1,921 | 281 |
| 2026年3月 | 701 | 38.9 | 13.1 | 2,127 | 235 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社52社(国内 20 / 海外 32、うち連結子会社 26) を有報から抽出しています。
- 国内㈱九州トリシマ佐賀県 武雄市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱九州トリシマ佐賀県 武雄市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内新東邦 ㈱東京都 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内新東邦 ㈱東京都 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外酉島ポンプ香港有限公司(注)1.2中国 香港特別 行政区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外酉島ポンプ香港有限公司(注)1.2中国 香港特別 行政区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内TORISHIMA EUROPE LTD.イギリス · 連結子会社議決権100.0%
- 国内TORISHIMA EUROPE LTD.イギリス · 連結子会社議決権100.0%
- 海外酉島ポンプ(天津)有限公司(注)1中国 · 連結子会社議決権86.7%
- 海外酉島ポンプ(天津)有限公司(注)1中国 · 連結子会社議決権86.7%
- 海外TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FZCO.(注)1.2アラブ首長国連邦 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FZCO.(注)1.2アラブ首長国連邦 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社40社を開く
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EUROPE LTD.イギリス100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EUROPE LTD.イギリス100%
- PT.TORISHIMA PUMP MFG INDONESIAインドネシア100%
- PT.TORISHIMA PUMP MFG INDONESIAインドネシア100%
- PT.GETEKA FOUNINDO (注)1インドネシア100%
- PT.GETEKA FOUNINDO (注)1インドネシア100%
- PT.TORISHIMA SERVICE INDONESIA(注)1.2インドネシア100%
- PT.TORISHIMA SERVICE INDONESIA(注)1.2インドネシア100%
- TORISHIMA PUMPS (INDIA) PRIVATE LTD. (注)2インド100%
- TORISHIMA PUMPS (INDIA) PRIVATE LTD. (注)2インド100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS ASIA PRIVATE LTD.シンガポール100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS ASIA PRIVATE LTD.シンガポール100%
- TORISHIMA AUSTRALIA PTY LTD.オーストラリア100%
- TORISHIMA AUSTRALIA PTY LTD.オーストラリア100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS THAILAND LTD. (注)2タイ70%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS THAILAND LTD. (注)2タイ70%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD. (注)2サウジアラビア100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD. (注)2サウジアラビア100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FORMOSA CO., LTD. (注)2台湾100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FORMOSA CO., LTD. (注)2台湾100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS MALAYSIA SDN.BHD. (注)2マレーシア100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS MALAYSIA SDN.BHD. (注)2マレーシア100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS OF MICHIGAN LLC. (注)2アメリカ100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS OF MICHIGAN LLC. (注)2アメリカ100%
- CRYO PUMP REPAIRS LTD. (注)2イギリス100%
- CRYO PUMP REPAIRS LTD. (注)2イギリス100%
- AUSTRALIAN FLUID HANDLING PTY LTD.オーストラリア100%
- AUSTRALIAN FLUID HANDLING PTY LTD.オーストラリア100%
- TORISHIMA TRADING AND SERVICES WLL.(注)2カタール100%
- TORISHIMA TRADING AND SERVICES WLL.(注)2カタール100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS TURKIYE POMPA.(注)2トルコ100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS TURKIYE POMPA.(注)2トルコ100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EGYPT(注)1エジプト100%
- TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EGYPT(注)1エジプト100%
- KRG SPECIALIST ENGINEERING SERVICES LTD.(注)2イギリス100%
- KRG SPECIALIST ENGINEERING SERVICES LTD.(注)2イギリス100%
- TORISHIMA AL YASEAH SERVICE SOLUTIONS LLC (注)2アラブ首長国連邦96%
- TORISHIMA AL YASEAH SERVICE SOLUTIONS LLC (注)2アラブ首長国連邦96%
- JUNEUNG CO., LTD.韓国100%
- JUNEUNG CO., LTD.韓国100%
- 調達7,230万円令和8・9年度 佐伯管内排水機場ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2026-04-03
- 調達6,050万円令和6・7年度 佐伯管内排水機場ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2024-04-01
- 調達5,380万円令和4・5年度 佐伯管内排水機場ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2022-04-01
- 調達4,980万円令和2・3年度 佐伯河川国道事務所管内排水機場ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2020-04-17
- 調達3,980万円平成30・31年度 佐伯管内排水機場ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2018-04-02
- 調達3,200万円内渕救急排水場ポンプ分解整備国土交通省 · 2018-08-29
- 調達2,700万円市田川排水機場他ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2022-03-17
- 調達2,600万円市田川排水機場他ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2020-04-01
- 調達2,600万円市田川排水機場他ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2021-03-18
- 調達2,150万円市田川排水機場他ポンプ設備点検整備業務国土交通省 · 2019-04-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は929億円、営業利益は50億円。前期と比べると増収減益で、売上が+7.4%、利益が-7.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,039億円 | 929億円 |
| 営業利益 | 57億円 | 50億円 |
| 純利益 | 71億円 | 59億円 |
| 1株あたり配当 | ¥68 | ¥68 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は166億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−4.0%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 241 | — | — | 30 |
| 2024年1Q | 173 | 12 | 6.9 | 8 |
| 2024年2Q | 166 | 7 | 4.2 | 5 |
| 2024年3Q | 239 | 22 | 9.2 | 11 |
| 2024年4Q | 233 | — | — | 38 |
| 2025年2Q | 376 | 6 | 1.6 | 5 |
| 2025年4Q | 489 | 48 | 9.8 | 36 |
| 2026年2Q | 412 | 5 | 1.2 | −1 |
| 2026年4Q | 517 | 45 | 8.7 | 60 |
| 2027年1Q | 166 | 12 | 7.2 | 14 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は460億円から929億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| TORISHIMA AUSTRALIA PTY LTD.(現 連結子会社)を設立。 | |||||
| 2013年3月 | 460 | — | 14 | — | 9 |
| 2014年3月 | 460 | — | −6 | — | 4 |
| 監査等委員会設置会社へ移行。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD.(現 連結子会社)をTSSが設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS THAILAND LTD.(現 連結子会社)を設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS MALAYSIA SDN.BHD.(現 連結子会社)をTSSAが設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS FORMOSA LTD.(現 連結子会社)を設立。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS OF MICHIGAN LLC.(現 連結子会社)を設立。 THK ENGINEERING SOLUTIONS LTD.(現 連結子会社)を設立。現在地(大阪府高槻市宮田町)に新本社工場ビル完成。 | |||||
| 2015年3月 | 465 | — | 8 | — | 4 |
| 2016年3月 | 405 | — | −17 | — | −24 |
| 2017年3月 | 444 | — | 19 | — | 15 |
| 2018年3月 | 454 | — | 15 | — | 9 |
| 2019年3月 | 482 | — | 23 | — | 22 |
| 2020年3月 | 471 | — | 13 | — | 5 |
| 2021年3月 | 508 | — | 46 | — | 34 |
| 東京証券取引所の市場区分見直しにより、新市場区分のプライム市場上場。 TORISHIMA EUROPE PROJECTS LTD. を清算。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS (SAUDI ARABIA) LTD.(現 連結子会社)の株式をTSSが追加取得。株式会社新東邦(現 連結子会社)の株式を取得。 TORISHIMA TRADING AND SERVICES WLL (現 連結子会社)の株式をTSSが追加取得。 TORISHIMA SERVICE SOLUTIONS EGYPT LTD. (現 連結子会社)を設立。株式会社クリーンエネルギー五色清算完了。 PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAの株式を追加取得。 PT.GETEKA FOUNINDOの株式を追加取得。 PT.TORISHIMA GUNA ENGINEERINGの株式を追加取得。 TORISHIMA AI YASEAH SERVICE SOLUTIONS LLC.(現 連結子会社)を設立。 | |||||
| 2022年3月 | 522 | — | 52 | — | 36 |
| 2023年3月 | 647 | — | 57 | — | 44 |
| 2024年3月 | 811 | — | 63 | — | 62 |
| 2025年3月 | 865 | 54 | 45 | 6.2 | 41 |
| 2026年3月 | 929 | 50 | 52 | 5.4 | 59 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高929億円のうち、営業利益として残るのは50億円で5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は59億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%686億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.8%193億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%50億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが45億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは42億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は178億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 35 | −40 | 44 | −5 | 120 |
| 2014年3月 | −41 | −45 | −1 | −86 | 36 |
| 2015年3月 | −12 | −3 | 21 | −15 | 43 |
| 2016年3月 | 50 | −4 | −16 | 46 | 72 |
| 2017年3月 | 65 | 14 | −41 | 79 | 109 |
| 2018年3月 | 6 | −11 | 12 | −5 | 114 |
| 2019年3月 | 38 | −14 | 22 | 24 | 159 |
| 2020年3月 | 42 | −20 | −17 | 22 | 163 |
| 2021年3月 | 44 | −16 | −21 | 28 | 167 |
| 2022年3月 | 31 | −48 | −21 | −17 | 135 |
| 2023年3月 | 12 | −13 | −22 | −1 | 117 |
| 2024年3月 | 29 | 4 | −33 | 33 | 128 |
| 2025年3月 | −7 | −16 | 58 | −23 | 171 |
| 2026年3月 | 45 | −3 | −40 | 42 | 178 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,202億円。このうち返さなくてよい自己資本が606億円で、自己資本比率は50.0%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 682 | 336 | 346 | 48.2 |
| 2014年3月 | 681 | 345 | 336 | 49.9 |
| 2015年3月 | 720 | 365 | 355 | 50.0 |
| 2016年3月 | 662 | 328 | 334 | 48.7 |
| 2017年3月 | 677 | 337 | 340 | 48.9 |
| 2018年3月 | 712 | 340 | 372 | 47.3 |
| 2019年3月 | 727 | 349 | 378 | 47.7 |
| 2020年3月 | 730 | 335 | 395 | 45.4 |
| 2021年3月 | 792 | 376 | 416 | 47.0 |
| 2022年3月 | 800 | 413 | 387 | 51.1 |
| 2023年3月 | 901 | 455 | 446 | 50.1 |
| 2024年3月 | 1,016 | 526 | 490 | 51.4 |
| 2025年3月 | 1,156 | 564 | 592 | 48.4 |
| 2026年3月 | 1,202 | 606 | 596 | 50.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で209社中63位あたり、逆に低いのは自己資本比率で209社中161位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,849で、1年前と比べて+45.0%。過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.7倍 |
| PER (会社予想) | 10.6倍 |
| PBR | 1.22倍 |
| 配当利回り | 2.39% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で10.08%上昇し、8月20日時点で3135円。25日移動平均線(2969.64円)を5.6%上回り、75日線・200日線も上回る強基調。52週高値3635円に迫る水準で、高値更新も視野。8月5日以降は出来高を伴い497300株まで膨らむ場面もあり、買い意欲の強さを示す。ただしRSIは73.09と過熱感があり、短期的な調整には注意。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERが13.98倍と予想PER11.6倍に対して低く、業界平均23.31倍を大きく下回る。PBRは1.34倍で業界平均1.55倍より低く、ROE10.24%と収益性は良好。配当利回り2.17%は業界平均2.66%をやや下回るが、配当性向42.8%と安定。売上高は増加傾向で、営業利益は横ばいだがネット利益は2026年に増加見込み。成長性と評価のバランスが取れており、ほぼ妥当。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.7倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 10.6倍 | — |
| PBR | 1.22倍 | 1.50倍 |
| ROE | 10.2% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
上下水道の更新需要や、世界的な水インフラ投資の拡大が成長ドライバーになるかが論点。強気派は、安定した需要基盤と海外市場の開拓による成長を評価。実際、売上高は毎年増加し、2026年3月期の純利益は過去最高見込み。一方、弱気派は、国内市場の成熟や競争激化、原材料費の高騰による採算悪化を懸念。また、受注が景気変動に影響されやすい点も指摘される。
- 水インフラ需要の拡大
世界的な水需要増加により、上下水道向けポンプの需要が高まる
- 過去最高の業績
2026年3月期は売上高と純利益で過去最高を更新する見込み
- 海外展開の進展
アジアなどでの販売拡大により、成長市場を獲得
- 2026/3期売上高929億円と2期連続増収決算発表後影響中
売上高811→865→929億円、増収基調が継続
- 純利益59億円と前期比44%増益決算発表後影響強
純利益41→59億円、+18億円と大幅増益
- 予想PER11.6倍と実績から改善通年影響弱
予想PER11.6倍は実績13.98倍から約2.4ポイント低下
- ROE10.24%と資本効率の高さ継続影響中
ROE10.24%、PBR1.34倍と収益性を踏まえ妥当
- 国内市場の成熟
国内の上下水道は整備が進み、新規需要は限定的
- 競争激化
国内外のポンプメーカーとの競争で価格圧力がかかる
- 原材料費高騰
鋼材価格や輸送費の上昇が利益率を圧迫する
- 営業利益が54億円から50億円に減少決算発表後影響強
営業利益54→50億円と4億円減、コスト増が響く
- 営業利益率が6.24%から5.38%へ低下決算発表後影響中
営業利益率6.24%→5.38%と0.86ポイント低下
- 株価が1年で55.67%上昇し過熱感継続影響弱
過去1年で+55.67%、バリュエーション調整リスク
- 配当利回り2.17%と株主還元が手薄継続影響弱
配当利回り2.17%と株価上昇で利回りが低下
- 受注高
- 売上高の先行指標であり、需要動向を把握するため
- 上下水道向け売上高
- 公共投資に左右されやすいため、需要の変化を監視
- 海外売上比率
- 海外展開の進捗と市場多様化の効果を評価
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり68円で、前期から+5.0%。いまの株価に対する利回りは2.39%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18 | — | 163.2 |
| 2018年3月 | 18 | 0.0 | 266.7 |
| 2019年3月 | 25 | 38.9 | 83.4 |
| 2020年3月 | 18 | −28.0 | — |
| 2021年3月 | 18 | 0.0 | 26.4 |
| 2022年3月 | 42 | 133.3 | 40.6 |
| 2023年3月 | 52 | 23.8 | 40.9 |
| 2024年3月 | 58 | 11.5 | 41.2 |
| 2025年3月 | 60 | 3.4 | 51.4 |
| 2026年3月 | 63 | 5.0 | 42.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥68
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ10,809人。区分でいちばん多いのは個人・その他で35.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.4%を占め、残る48.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 29.7 | 29.0 | 27.6 | 28.3 | 28.8 | 35.7 |
| 金融機関 | 34.6 | 34.7 | 35.1 | 32.5 | 35.7 | 26.3 |
| 事業法人 | 24.7 | 25.0 | 25.0 | 25.4 | 25.4 | 25.1 |
| 外国法人 | 9.0 | 9.8 | 10.9 | 12.6 | 9.2 | 10.7 |
| 自己株式 | 9.6 | 8.1 | 8.2 | 7.9 | 7.8 | 9.4 |
| 証券会社 | 1.9 | 1.5 | 1.3 | 1.2 | 0.9 | 2.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 公益財団法人原田記念財団 | 9.67 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.99 |
| 03 | 株式会社りそな銀行 | 4.43 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.77 |
| 05 | 株式会社タクマ | 3.25 |
| 06 | 株式会社三井住友銀行 | 3.05 |
| 07 | 片山 晃 | 2.97 |
| 08 | 酉島製作所従業員持株会 | 2.59 |
| 09 | 第一生命保険株式会社 | 2.26 |
| 10 | 株式会社栗本鐵工所 | 2.24 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+569%、1株純資産は14期で+95%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 34 | 1,173 | 2.9 | 22.4 | 88.7 |
| 2014年3月 | 16 | 1,209 | 1.3 | 80.9 | 253.9 |
| 2015年3月 | 15 | 1,308 | 1.1 | 60.5 | 82.1 |
| 2016年3月 | −88 | 1,180 | −7.5 | — | — |
| 2017年3月 | 56 | 1,222 | 4.7 | 19.6 | 163.2 |
| 2018年3月 | 32 | 1,240 | 2.6 | 31.8 | 266.7 |
| 2019年3月 | 80 | 1,270 | 6.4 | 12.0 | 83.4 |
| 2020年3月 | 20 | 1,227 | 1.6 | 38.1 | — |
| 2021年3月 | 126 | 1,422 | 9.5 | 6.9 | 26.4 |
| 2022年3月 | 138 | 1,550 | 9.3 | 7.4 | 40.6 |
| 2023年3月 | 167 | 1,705 | 10.2 | 9.4 | 40.9 |
| 2024年3月 | 235 | 1,967 | 12.8 | 12.1 | 41.2 |
| 2025年3月 | 153 | 2,101 | 7.5 | 13.4 | 51.4 |
| 2026年3月 | 225 | 2,285 | 10.2 | 13.4 | 42.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額358百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 原田耕太郎 | 代表取締役CEO (最高経営責任者) | 64 | 933 |
| ジェラルド・アッシュ | 取締役副CEO (副最高経営責任者) | 60 | — |
| アリスター・フレット | 取締役COO (最高執行責任者) | 56 | 86 |
| 昼沢義則 | 取締役専務執行役員 産業本部長 | 65 | 155 |
| 羽牟幸一郎 | 取締役 | 58 | 363 |
| 井植敏雅 | 取締役 | 63 | 48 |
| 上田理恵子 | 取締役 | 64 | 23 |
| 安陪裕二 | 取締役(常勤監査等委員) | 60 | 21 |
| 秋山洋 | 取締役(監査等委員) | 57 | 96 |
| 山本操司 | 取締役(監査等委員) | 66 | 35 |
| 入江千香子 | 取締役(監査等委員) | 54 | 6 |
| 植村淳子 | 取締役(監査等委員) | 44 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 249 | 27 | 277 | 55 |
| 社外取締役 | 6 | 70 | 7 | 77 | 13 |
| 取締役(社内) | 1 | 4 | — | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,269字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,527字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,467字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,664字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第145期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第145期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第144期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第144期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第143期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第142期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第142期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第142期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第142期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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