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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

CKD

CKD Corporation6407 · Prime · 機械

自動包装機、FA機器(空気圧機器・流体制御機器)の総合メーカー。薬品・食品・医療向け自動機械と半導体製造装置向け流体制御機器が強み。

概要

CKDは、空気圧制御機器(バルブやアクチュエータ)を中核とする総合機械メーカーである。自動車や半導体、食品向けの自動化システムを手掛け、2026年3月期の売上高は1,579億円に達する見通し。愛知県小牧市に本社を置き、国内外に21社の子会社を持つ。

空気圧制御機器と自動包装機という二本の柱

CKDの事業は「機器部門」と「自動機械部門」の二つで構成される。機器部門は空気圧シリンダや方向制御弁、半導体プロセスガス用バルブなどを扱い、売上高の約88%(1,385億円、2026年3月期)を占める主力事業である。一方、自動機械部門はPTP薬品包装機やリチウムイオン電池製造システム、三次元はんだ印刷検査機などを提供し、売上高は約193億円と機器部門に比べ小規模だが、医薬品や電子部品分野で高いシェアを持つ。両部門とも製造現場の自動化・省人化ニーズを捉えている。

売上高の9割近くを占める機器部門の内訳

機器部門はさらに四つの製品群に分類される。駆動機器(空気圧シリンダ、電動アクチュエータ)はFAの基本要素であり、空気圧制御機器(方向制御弁)と組み合わせて使われる。空気圧関連機器にはドライヤ、フィルタ、センサなどが含まれ、システムの信頼性を支える。流体制御機器は半導体製造装置向けの高精度バルブや薬液用バルブが中心で、同事業の成長を牽引している。FY2026/3期の機器部門セグメント利益は198億円、利益率約14%と高い収益性を示す。

38の国と地域に広がる生産販売網

CKDは日本国内に小牧工場、春日井工場、犬山工場、四日市工場、東北工場の5つの主要工場を持つ。海外ではマレーシア、タイ、中国(無錫)、アメリカ(オースチン)、インド、インドネシアなどに生産拠点を構える。販売子会社は韓国、シンガポール、台湾、ベトナム、メキシコ、オランダなど20以上の国と地域に展開。2023年にはマレーシア新工場が稼働し、ASEAN地域の需要取り込みを強化している。海外売上高比率は約55%に達する。

グループの機能分担とサービス事業

連結子会社21社は製造、販売、サービスに機能分化されている。製造子会社にはCKDシコク精工、CKD日機電装、M-CKD PRECISION SDN.BHD.などがあり、特定の製品や地域を分担。販売子会社は喜開理(上海)機器有限公司、台湾喜開理股份有限公司などが各地域のマーケティングを担う。サービス子会社のCKDグローバルサービスは保険代理店やファクタリング業務を行い、グループ全体のバックオフィスを支える。また、CKDフィールドエンジニアリングは現場での保守・改造サービスを提供する。

業界の中での役割は自動機械・FA機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,579億円
営業利益
196億円
営業利益率
12.4%
純利益
136億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
機器部門1,385億円87.7%198億円14.3%
自動機械部門194億円12.3%49億円25.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動包装機・検査機等(自動機械部門)主力

薬品・食品・医療器具等の自動包装システム、画像処理検査システム、リチウムイオン電池製造システム、三次元はんだ印刷検査機を製造・販売。包装工程や検査工程の自動化を支援。

主な製品・サービス4
自動包装システム
薬品・食品・医療器具等の自動包装ライン。
画像処理検査システム
外観検査や寸法測定を自動化するシステム。
リチウムイオン電池製造システム
リチウムイオン電池セルの製造装置。
三次元はんだ印刷検査機
基板のはんだ印刷状態を三次元で検査する装置。

02半導体・FA・産業機器等(機器部門)主力

駆動機器(空気圧シリンダ、電動アクチュエータ等)、空気圧制御機器(方向制御弁等)、空気圧関連機器(ドライヤ、フィルタ、センサ等)、流体制御機器(各種バルブ、半導体プロセスガス用バルブ、薬液用バルブ、真空用バルブ、ライフサイエンス機器等)を製造・販売。工場自動化や半導体製造装置向けに幅広く供給。

主な製品・サービス9
空気圧シリンダ
圧縮空気で直線運動を発生させるアクチュエータ。
電動アクチュエータ
モータ駆動の直動・回転アクチュエータ。
空気圧方向制御弁
空気圧回路の流路を切り替える弁。
気体発生装置
窒素ガスや圧縮エアを発生させる装置。
ドライヤ
圧縮空気中の水分を除去する装置。
半導体製造プロセスガス用バルブ
半導体製造で使用される特殊ガスを制御する高精度バルブ。
薬液用バルブ
薬液の流れを制御するバルブ。
真空用バルブ
真空機器用のバルブ。
ライフサイエンス機器
バイオ・医療分野向けの流体機器。

製品と技術

空気圧シリンダと電動アクチュエータ

駆動機器の主力製品は空気圧シリンダと電動アクチュエータである。空気圧シリンダは圧縮空気で直線運動を発生させるアクチュエータで、ガイド付きやバルブ付きなど多様なバリエーションを持つ。電動アクチュエータはモータ駆動で位置決め精度が高く、ダイレクトドライブモータやインデックスユニットもラインアップする。これらは半導体製造装置や自動車組立ラインなどで使われ、FAの基盤要素として年間数百万個を出荷している。

半導体製造を支える流体制御機器

半導体プロセスガス用バルブは、CVDやエッチング工程で使われる特殊ガスの流量・圧力を高精度に制御する。薬液用バルブはウェットプロセスで薬液を正確に供給し、真空用バルブは真空チャンバーの開閉を担う。これらの製品はクリーン度や耐食性に優れ、最先端の半導体工場で採用されている。ライフサイエンス機器としてバイオ・医療向けの流体デバイスも展開する。

自動包装システムと画像処理検査機

自動包装システムは医薬品のPTP包装や食品・医療器具の包装ラインを提供。エコスクラップ技術により包装工程で発生するプラスチックごみを削減できる。画像処理検査システムは外観検査や寸法測定を自動化し、不良品の流出を防ぐ。三次元はんだ印刷検査機は基板のはんだ印刷状態を三次元で測定し、電子部品実装の品質管理に貢献する。これらの製品は主に自動機械部門が手掛ける。

リチウムイオン電池製造システム

リチウムイオン電池製造システムは、電極の塗工・乾燥からセル組立まで一貫した自動化ラインを提供する。CKDは空気圧制御や搬送技術を応用し、高歩留まりな生産を支援する。日系自動車メーカーのBEV(電気自動車)向け投資に連動するが、2025年3月期には一部需要の延期により売上が減少した。一方、HEVやインフラ向け投資は堅調で、今後は全固体電池など次世代技術への対応も進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

機械分野の精密技術で安定成長

同社は機械セクターで、自動化機器や省力化装置を主力とし、売上高1,500億円規模を確保。三浦工業や日本製鋼所などと競合一つつ、独自の技術でニッチな需要を取り込んでいる。営業利益率12%前後と高い収益性を維持し、国内の製造業向け需要を中心に安定した成長を続ける。設備投資需要の回復や自動化ニーズの高まりを追い風に、今後も堅調な業績が見込まれる。

強み

  • 高精度な機械部品で、自動化設備市場で評価を獲得。
  • 営業利益率12%と、業界平均を上回る収益力。
  • 国内メーカーとの強いつながりで、安定した受注を確保。
  • 人手不足を背景に、自動化ニーズが高まり需要が拡大。

課題

  • 製造業の設備投資動向に業績が左右されやすい。
  • 同業他社との競争で、価格引き下げ圧力が強まる。
  • 国内中心の事業構成で、海外市場での成長機会を逃す。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がCKD

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16508明電舎4,862億円20.5倍
27012川崎重工業4,078億円18.8倍
36141DMG森精機4,043億円58.1倍
46135牧野フライス製作所3,811億円17.1倍
56507シンフォニアテクノロジー3,512億円23.0倍
66407CKD3,477億円25.2倍
76136オーエスジー3,430億円16.3倍
83107ダイワボウホールディングス3,338億円10.4倍
96103オークマ3,065億円21.8倍
106622ダイヘン3,038億円20.6倍
116371椿本チエイン2,834億円9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

5社出資で名古屋に誕生した1943年

第二次世界大戦中の1943年4月、日本電気(当時住友通信工業)、川崎重工業(同川崎航空機工業)、小糸製作所、日本製鉄(同住友金属工業)、東洋紡績の5社が出資し、名古屋市に「日本航空電機株式会社」として設立された。資本金は1,000万円。戦後間もない1945年10月には社名を「中京電機株式会社」に改称し、航空機用電機から一般産業用機器へと事業を転換した。

小牧工場への移転と上場への道

1961年6月、愛知県小牧市に新工場を建設し本社機能を移転。翌1962年5月に本社所在地を小牧市と定め、同年10月には名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場した。1971年2月には同第一部に指定替えされ、成長基盤を固めた。上場資金を元に空気圧機器のラインを拡充し、FA分野への本格参入を進めた。

社名をシーケーディに改称し東京上場

1979年7月、社名を「シーケーディ株式会社」に変更。「CKD」のブランド名を正式な社名とし、統一感を強めた。同年11月には東京証券取引所市場第一部に上場し、首都圏での資金調達と知名度向上を図った。この時期、子会社の吸収合併や新会社設立が相次ぎ、グループ体制を整えた。

海外生産拠点の開設が始まった1980年代

1984年8月、マレーシアに「M-CKD PRECISION SDN.BHD.」を設立し、海外生産の第一歩を踏み出した。続いて1985年に米国イリノイ州に「CKD USA CORP.」、1988年にタイに「CKD THAI CO.LTD.」、1989年にシンガポールに「CKD SINGAPORE PTE.LTD.」を設立。東南アジアと北米に販売・生産の足場を築き、グローバル展開の基礎を作った。

中国市場への本格参入

1992年7月、中国無錫市に合弁会社「無錫喜開理気動工業有限公司」を設立。2001年10月には上海市に「喜開理(上海)機器有限公司」を設立し、販売網を拡大。2003年1月には無錫に独資の「喜開理(中国)有限公司」を設立し、翌2004年8月に合弁会社を統合した。2013年10月には無錫に新工場を竣工し、中国における生産能力を大幅に増強した。

国内再編と販売統合

2000年1月、シーケーディコントロールズ(春日井工場)を吸収合併。同年10月にはシーケーディ精機(犬山工場)とシーケーディプレシジョン(四日市工場)を吸収し、国内生産体制を集約した。2003年1月には、東部販売、東京販売、中部販売、大阪販売、西部販売の5つの販売会社の販売事業を当社に統合し、営業機能を一本化した。

CKDへの再改称とグローバル体制強化

2012年7月、社名を「CKD株式会社」(英文表記のまま)に改称。同年11月には小牧市にCKDフィールドエンジニアリングを設立し、アフターサービス体制を強化。2014年から2016年にかけてインドネシア、ベトナム、メキシコ、インドに現地法人を設立。2016年11月にはオランダにCKD EUROPE B.V.を設立し、欧州での販売拠点を開設した。

東北工場の竣工と新中期経営計画

2019年1月、宮城県黒川郡大衡村に東北工場を竣工。東日本での生産能力を確保し、BCP対策を強化した。2023年3月期からの第5次中期経営計画「Exciting CKD 2025」では売上高1,800億円を目標に掲げたが、半導体需要の回復遅れで未達に終わった。2027年3月期からは第6次中期経営計画「All CKD Together 2028」を開始し、人的資本経営やR&D強化を掲げている。

年表42件を開く

1940年代

  • 1943年4月日本電気㈱(当時住友通信工業㈱)、川崎重工業㈱(当時川崎航空機工業㈱)、㈱小糸製作所、日本製鉄㈱(当時住友金属工業㈱)、東洋紡㈱(当時東洋紡績㈱)の5社出資により「日本航空電機株式会社」として名古屋市に資本金1,000万円をもって設立。
  • 1945年10月社名を「中京電機株式会社」と改称。

1960年代

  • 1960年5月愛知県丹羽郡扶桑町に「中京精機㈱」設立。(1978年11月「シーケーディ精機㈱」に改称)
  • 1961年6月愛知県小牧市に新工場を建設し移転。
  • 1962年5月本社所在地を愛知県小牧市とする。
  • 1962年10月上場株式を名古屋証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年6月愛知県春日井市に「日本コントロールズ㈱」設立。(1978年1月に「シーケーディコントロールズ㈱」に改称)

1970年代

  • 1971年2月上場株式を名古屋証券取引所市場第一部に上場。
  • 1979年7月社名を「シーケーディ株式会社」と改称。
  • 1979年11月上場株式を東京証券取引所市場第一部に上場。

1980年代

  • 1984年4月三重県四日市市に「シーケーディプレシジョン㈱」設立。
  • 1984年8月創業マレーシアに「M-CKD PRECISION SDN.BHD.」設立。
  • 1985年10月創業米国イリノイ州に「CKD USA CORP.」設立。
  • 1988年5月創業タイに「CKD THAI CO.LTD.」設立。
  • 1988年6月「シーケーディグローバルサービス㈱」設立。(2012年7月に「CKDグローバルサービス㈱」に改称)
  • 1989年6月創業シンガポールに「CKD SINGAPORE PTE.LTD.」設立。

1990年代

  • 1992年2月M&Aシコク精工㈱買収。(2016年4月に「CKDシコク精工㈱」に改称)
  • 1992年7月中国無錫市に合弁会社として「無錫喜開理気動工業有限公司」設立。

2000年代

  • 2000年1月M&Aシーケーディコントロールズ㈱(現 春日井工場)を吸収合併。
  • 2000年10月M&Aシーケーディ精機㈱(現 犬山工場)、シーケーディプレシジョン㈱(現 四日市工場)を吸収合併。
  • 2001年10月創業中国上海市に「喜開理(上海)機器有限公司」設立。
  • 2002年8月韓国ソウル市に「CKD韓国㈱」設立。
  • 2003年1月M&Aシーケーディ東部販売㈱(1977年4月設立)、シーケーディ東京販売㈱(1961年10月設立)、シーケーディ中部販売㈱(1963年12月設立)、シーケーディ大阪販売㈱(1973年9月設立)及び シーケーディ西部販売㈱(1977年4月設立)の販売事業を当社に統合。
  • 2003年1月創業中国無錫市に「喜開理(中国)有限公司」設立。
  • 2003年12月オランダに支店開設。
  • 2004年8月M&A喜開理(中国)有限公司と無錫喜開理気動工業有限公司を統合。
  • 2005年3月小牧工場内に新本社屋を竣工。
  • 2006年5月商号変更1単元の株式数を1,000株から100株に変更。
  • 2007年4月創業台湾新北市に「台湾喜開理股 份 有限公司」設立。

2010年代

  • 2011年1月シンガポールに支店開設。
  • 2012年7月社名を「CKD株式会社」と改称。
  • 2012年11月愛知県小牧市に「CKDフィールドエンジニアリング㈱」設立。
  • 2013年10月中国無錫市に喜開理(中国)有限公司新工場を竣工。
  • 2014年5月創業インドネシアに「PT CKD TRADING INDONESIA」設立。
  • 2014年6月創業ベトナムに「CKD VIETNAM ENGINEERING CO.LTD.」設立。
  • 2014年8月創業インドネシアに「PT CKD MANUFACTURING INDONESIA」設立。
  • 2015年3月創業メキシコに「CKD MEXICO,S. DE R.L. DE C.V.」設立。
  • 2015年12月創業インドに「CKD INDIA PVT.LTD.」設立。
  • 2016年11月オランダの「CKD EUROPE B.V.」営業開始。
  • 2017年4月M&A「日機電装㈱」買収。(2017年6月に「CKD日機電装㈱」に改称)
  • 2018年4月本社・小牧工場内に企業内託児所「Ohana nursery school(オハナ ナーサリー スクール)」を開所。
  • 2019年1月宮城県黒川郡大衡村に東北工場竣工。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで1,900億円以上
  • 営業利益率2029年3月期まで13.7%以上
  • ROE2029年3月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本経営の推進と経営基盤の強化

    社員の働きがいと成長を両立する環境を整備し、DX・AXの推進、グローバルセキュリティ強化、実効性の高い取締役会運営、海外地域統括機能によるグローバルガバナンス体制構築に取り組む。

  2. 02

    R&D体制の強化

    事業部や部門の壁を越えた技術融合、顧客・社会課題起点の研究開発強化、パートナーとの共創・オープンイノベーションによる新価値創造、環境課題対応を推進する。

  3. 03

    グローバル成長領域への経営資源集中

    成長領域と自社の強みが交差する分野に選択と集中を行い、生販一体で課題解決し、限られた経営資源を最大限活用して持続的成長を図る。

  4. 04

    高付加価値ビジネスモデルへの移行

    単品販売から課題解決型ユニット・システム提案、サービス・メンテナンス、サブスクリプションなどのリカーリングビジネスを強化し、安定収益を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,826人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は731万円で、9期前と比べて+15.0%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,719
2018年3月4,284
2019年3月63640.816.14,582
2020年3月59040.716.24,470
2021年3月59841.115.94,515
2022年3月68141.517.14,660
2023年3月72641.817.34,684
2024年3月69741.817.04,645
2025年3月70941.616.94,641409
2026年3月73141.516.74,826406

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
北陸工場 — 石川県小松市123億円
機器部門
東北工場 — 宮城県黒川郡大衡村9,242百万円
機器部門
春日井工場 — 愛知県春日井市7,510百万円
機器部門
中国工場 — 中国江蘇省無錫市6,720百万円
自動機械部門 機器部門
本社及び小牧工場 — 愛知県小牧市5,289百万円
自動機械部門 機器部門 全社共通
四日市工場 — 三重県四日市市4,686百万円
機器部門
犬山工場 — 愛知県丹羽郡扶桑町780百万円
機器部門
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業(太陽光)農地発電用途に適した円筒型太陽電池システムの技術開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-07-01
    2,500万円
  • 調達
    IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業研究開発項目[3]IoT技術の活用による業界横断的な生産システムの開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-10-11
    1,667万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,579億円営業利益196億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.5%、利益が+3.2%。

売上高
+1.5%
1,579億円
営業利益
+3.2%
196億円
純利益
+0.7%
136億円
営業利益率
12.4%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,930億円1,579億円
営業利益285億円196億円
純利益190億円136億円
1株あたり配当¥112¥112

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は491億円、営業利益は80億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+48.8%、営業利益は+175.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q39436
2024年1Q330298.819
2024年2Q335329.621
2024年3Q3383510.424
2024年4Q34119
2025年2Q7589212.163
2025年4Q7989812.372
2026年2Q7267910.954
2026年4Q85311713.782
2027年1Q4918016.357

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は650億円から1,579億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.4%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国無錫市に喜開理(中国)有限公司新工場を竣工。
2013年3月6503525
インドネシアに「PT CKD TRADING INDONESIA」設立。
2014年3月7558155
メキシコに「CKD MEXICO,S. DE R.L. DE C.V.」設立。
2015年3月8348760
2016年3月8818155
「日機電装㈱」買収。(2017年6月に「CKD日機電装㈱」に改称)
2017年3月9409870
2018年3月1,15712591
宮城県黒川郡大衡村に東北工場竣工。
2019年3月1,1575448
2020年3月1,0075437
2021年3月1,0677853
2022年3月1,422180126
2023年3月1,595212148
2024年3月1,34413083
2025年3月1,55619019212.2135
2026年3月1,57919619912.4136

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,579億円のうち、営業利益として残るのは196億円12.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は136億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.4%1,111億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.2%272億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.4%196億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.8pt
12.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
8.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.7pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが148億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは136億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は423億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月70−50−12082
2014年3月98−62−233698
2015年3月62−48614123
2016年3月80−62−3318103
2017年3月102−41−2561139
2018年3月55−7326−18148
2019年3月−23−149144−172120
2020年3月173−46−60127184
2021年3月175−2824147359
2022年3月124−85−6339340
2023年3月110−128−57−18267
2024年3月76−202131−126277
2025年3月192−61−62131343
2026年3月148−12−71136423

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,267億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,535億円で、自己資本比率は67.7%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月71750920870.9
2014年3月86757729066.6
2015年3月96065630468.3
2016年3月96466430068.9
2017年3月1,06471035466.7
2018年3月1,30980150861.1
2019年3月1,37080456658.6
2020年3月1,36182553660.5
2021年3月1,52797655163.8
2022年3月1,7251,09662963.5
2023年3月1,8561,19765964.5
2024年3月2,0831,29179262.0
2025年3月2,1091,36574364.7
2026年3月2,2671,53573267.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
428億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,063億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
108億円
在庫として抱えている分
負債合計
732億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中58位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中170位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.4%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.5%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,120で、1年前と比べて+118.6%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥5,120-3.9%1ヶ月-19.1%1年+118.6%時価総額3,477億円
過去52週の値幅
安値¥2,361高値¥8,330

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.2倍
PER (会社予想)18.0倍
PBR2.13倍
配当利回り2.19%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で約17.0%下落し、25日移動平均線(6118.8円)を8.8%下回っています。52週高値8330円からは約33.0%下落し、調整が深まっています。ただし、52週安値2361円からは約136.4%高で、年初来の上昇分を大幅に残しています。7月末に出来高が急増し、その後も高水準が続いており、売り圧力が強いです。RSIは43と中立圏で、まだ下げ余地がある可能性も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)

予想PER19.6倍は業界平均23.18倍を下回るが、実績PER27.49倍は高い。PBR2.32倍は業界平均1.54倍を大きく上回り割高感。ROE9.4%と良好で、配当利回り2.01%は業界平均2.66%を下回る。機械セクター平均との比較ではPERは割安だが、PBRと配当利回りで割高。ROEに見合った株価評価とは言えず、総合的にやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.2倍22.7倍
PER (予想)18.0倍
PBR2.13倍1.50倍
ROE9.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

製造業の自動化・省人化投資が追い風となり、業績は回復傾向にある。強気派は、人手不足や工場のスマート化でFA機器需要が増加し、営業利益率12%超の高水準を維持できるとみる。弱気派は、自動車や半導体の生産調整で需要が減速する可能性や、部材コスト上昇による利益圧迫を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 自動化需要

    労働人口減少で工場の自動化投資が増加し、空気圧機器の需要が拡大。

  • 高収益性

    営業利益率12%前後を安定的に維持する収益力。

  • 周辺分野の拡大

    精密バルブや自動包装機などで高付加価値製品が成長。

  • 純利益3期連続増益、26/3期136億円決算発表後影響

    2024/3期83億円→2026/3期136億円。増益率は+0.7%と小幅

  • 営業利益率12.41%と2期連続で12%超通年影響

    2025/3期12.21%から0.20pt改善。収益基盤は安定

  • 売上高3期連続増収、過去最高を更新通年影響

    2024/3期1344億円→2026/3期1579億円。増収基調が続く

  • 外国法人保有33.48%、成長期待の資金流入継続影響

    外国法人持ち株比率33.48%。資金流入が株価を下支え

マイナスに働く材料7
  • 需要の周期性

    自動車・半導体の設備投資に連動し、業績が変動しやすい。

  • コスト上昇

    原材料高や物流費の上昇が利益率を圧迫する。

  • 競争激化

    海外メーカーの参入で価格競争が激しくなる。

  • PER31.15倍と割高、予想PER非開示通年影響

    時価総額4,299億円、純利益136億円。PBR2.76倍、ROE9.4%

  • 営業益増は6億円とほぼ横ばい、成長鈍化決算発表後影響

    2025/3期190億円→2026/3期196億円。増益率は+3.2%

  • 株価1年+148%と上昇行き過ぎ、反動警戒継続影響

    過去1年で+148.85%と急騰。業績との乖離で調整余地

  • ROE9.4%とPBR2.76倍で資本効率低め通年影響

    ROE9.4%に対しPBR2.76倍。割高感が意識されやすい

次の決算で確かめる点
FA関連受注高
製造業の投資動向を反映し、将来の売上を予測できるため。
売上高伸び率
自動化需要の実勢と市場拡大の有無を確認するため。
海外売上比率
成長市場での展開度合いとリスク分散の状況を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり112で、前期から+1.3%いまの株価に対する利回りは2.19%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥112
1株あたり
配当利回り
2.19%
いまの株価に対して
配当性向
42.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3029.7
2018年3月3723.333.0
2019年3月28−24.348.0
2020年3月18−35.736.5
2021年3月2538.941.7
2022年3月67168.045.6
2023年3月8932.849.7
2024年3月50−43.838.6
2025年3月8060.048.0
2026年3月811.342.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥112

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,453人。区分でいちばん多いのは金融機関37.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.1%を占め、残る55.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関36.336.335.237.034.837.1
外国法人29.929.631.132.532.633.5
個人・その他21.922.523.019.721.318.7
事業法人9.99.99.98.57.27.0
証券会社1.81.70.72.44.13.8
自己株式1.91.81.81.71.61.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.27
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)8.34
03CKD持株会3.84
04住友生命保険相互会社2.82
05CKD協力企業投資会2.65
06BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.26
07第一生命保険株式会社2.06
08株式会社三井住友銀行1.89
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.75
10THE CHASE MANHATTANBANK,N.A. LONDONSECSLENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-22
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    1.47%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+421%、1株純資産は14期で+182%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月398144.915.634.2
2014年3月8792410.111.325.5
2015年3月961,0509.811.733.2
2016年3月881,0738.310.634.2
2017年3月1121,14610.112.529.7
2018年3月1481,29112.116.033.0
2019年3月771,2976.012.948.0
2020年3月601,3214.524.836.5
2021年3月801,4635.928.841.7
2022年3月1891,64312.110.045.6
2023年3月2221,79412.99.749.7
2024年3月1251,9346.724.138.6
2025年3月2022,04410.210.048.0
2026年3月2032,2979.421.042.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額238百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
梶本一典取締役会長 コーポレート役員 取締役会議長69
奥岡克仁代表取締役社長 コーポレート役員 最高経営責任者(CEO)59
天野祥行取締役執行役員 コーポレート役員 管理担当63
Stefan Sacré取締役63
林公一取締役61
嶋田博子取締役62
杉浦俊明常勤監査役65
橋本修三監査役70
三浦清監査役69
竹内毅監査役67
石川修平取締役66
山田純市取締役 常勤監査等委員57
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
細見健一取締役 監査等委員63
近藤さきえ取締役 監査等委員50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)357693516254
社外取締役656569
監査役1202020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,230字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社21社によって構成されており、各種の自動機械装置及び各種機器の製造・販売を主たる業務としております。 当社グループの主な事業内容と主要会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の事業区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)  (セグメント情報) 」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事 業 区 分   主 要 会 社   機 種   主 要 製 品 自動機械部門   国内    (製造・販売会社) CKD㈱ (販売会社) CKDフィールド エンジニアリング㈱ (製造会社) CKDシコク精工㈱   自動機械装置   自動包装 (薬品・食品・医療器具等) システム、 画像処理検査システム、 リチウムイオン電池製造システム、 三次元はんだ印刷検査機 海外    (製造・販売会社) 喜開理 (中国) 有限公司 機 器 部 門   国内    (製造・販売会社) CKD㈱ CKD日機電装㈱ (製造会社) CKDシコク精工㈱   駆動機器   空気圧シリンダ、バルブ付シリンダ、 特殊シリンダ、ガイド付シリンダ、ロータリアクチュエータ、助力装置、電動アクチュエータ、ダイレクトドライブモータ、インデックスユニット 海外     (製造・販売会社) CKD韓国㈱ M-CKD PRECISION SDN.BHD.  CKD MALAYSIA SDN.BHD. CKD THAI CO.LTD.  CKD INDIA PVT.LTD.  CKD USA CORP. (販売会社) 喜開理 (上海) 機器有限公司 台湾喜開理股份有限公司 CKD SINGAPORE PTE.LTD.  PT CKD TRADING INDONESIA CKD VIETNAM ENGINEERING CO.LTD. CKD MEXICO,S. DE R.L. DE  C.V. CKD EUROPE B.V. CKD ITALIA S.R.L. (製造会社) 喜開理 (中国) 有限公司 PT CKD MANUFACTURING INDONESIA 空気圧制御機器   空気圧方向制御弁、手動切換弁 空気圧関連機器   気体発生装置 (窒素、圧縮エア) 、冷凍式ドライヤ、乾燥式ドライヤ、膜式ドライヤ、フィルタ、レギュレータ、継手、スピードコントローラ、流量センサ、圧力センサ 流体制御機器   水・空気・蒸気・切削油用バルブ、 半導体製造プロセスガス用バルブ、 薬液用バルブ、真空用バルブ、 ライフサイエンス機器、ガス燃焼バルブ 事 業 区 分   主 要 会 社   事 業 内 容 そ の 他   国内     CKDグローバルサービス㈱   保険代理店、ファクタリング業務 以上に述べた事項を事業系統図に示すと、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,592字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針について 2023年4月に創立80周年を迎えた当社グループは、新しい理念「Purpose」 (存在意義) と「Brand Slogan」を、同年10月に「Values」 (価値観) を制定いたしました。 新理念の制定は、CKDブランディングプロジェクトとして、海外を含む多様なCKDグループ社員が参画し、最終選考ではCKDグループ全社員の投票により決定いたしました。 会社の存在意義と目指す方向を定めた「Purpose」は、「自動化技術の探求と共創を続け健やかな地球環境と豊かな未来を拓きます。」とし、「お客様やビジネスパートナー、仲間とともに、豊かな未来を実現する」という意味が込められております。 Valuesの「C-SHIP」とは、CKD-SHIPを略したもので、「CKDグループ社員として持つべき価値観」を表しております。 そして、理念体系を包含し、未来に向けた私たちの考えや行動を象徴的に表した「Brand Slogan」は、「Creating Solutions Together」といたしました。 新たな理念をCKDグループ社員全員で共有し、私たちCKDはこれからも健やかな地球環境と豊かな未来の実現に向けて取組んでまいります。 (2) 目標とする経営指標について 当社グループは、各事業の経営計画の目標達成を軸に利益を確保しつつ、新しい事業と市場に挑戦するため、売上高、営業利益率の向上と、株主資本利益率 (ROE) を安定的に維持することを経営目標として企業価値の向上に努めております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略について ① 事業環境 私たちを取り巻く環境は、世界経済の不確実性の高まりに加え、人手不足や気候変動対応など社会課題が複雑化しております。さらに、情報通信技術の進展に伴うデータ社会への移行やAIの進化を背景に、半導体の技術革新の重要性は高まっております。一方で、半導体市場は需給や価格変動の影響を受けやすく、大手半導体メーカーの投資動向に左右されやすい構造にあり、当社業績への影響も拡大しております。このような環境の下、当社は、製造現場の自動化・省人化の加速に加え、気候変動対応やAI・デジタル技術、そして半導体技術革新などの成長領域への適応が一層重要であると捉えております。また、サービス事業の拡大などを通じて高付加価値なビジネスモデルへの移行を進め、収益性の向上を図る必要があります。 ② 長期経営ビジョン及び中期経営計画 <長期経営ビジョン> 当社グループは2016年に、「より豊かな社会づくりに貢献する」「社員、そして家族を幸せにする」「株主の皆様からの期待に応える」の3つを目標として掲げた長期経営ビジョン「10年VISION GO CKD!」を策定いたしました。4つの基本方針である「新しい事業と市場に挑戦」「グローバル化を加速し海外市場を拡大」「サステナブルな経営基盤の確立」「人材重視の企業風土を構築」に基づき、半導体及び海外ビジネスを拡大しグローバル体制を強化してまいりました。その結果、当初掲げた売上高目標の1,500億円は前倒しで達成し、さらなる高みに向けて挑戦してまいりました。 2027年3月期は新10年VISION「CKD VISION 2035」のスタートの年となります。Purposeである「自動化技術の探究と共創を続け健やかな地球環境と豊かな未来を拓きます。」を起点に、これまで磨き上げてきた「技術力」「革新力」、そして「共創力」の3つの強みを生かして活動してまいります。目指すべき姿の1つとしては、「Technology & Solution」を掲げ、多様な技術の融合と共創により、お客様の課題を解決し、変化に対し、しなやかに適応する強い事業体を目指してまいります。もう1つの目指す姿としては「Human & Sustainability」を掲げ、人材を価値創造の源泉とし、産業・暮らし・環境を支える価値を提供し、持続可能な社会に貢献してまいります。 <中期経営計画> 当社グループは、2023年3月期からの4か年計画である第5次中期経営計画「Exciting CKD 2025」に基づき活動してまいりました。①新しい事業と市場に挑戦、②グローバル化を加速し海外市場を拡大、③サステナブルな経営基盤の確立、④人材重視の企業風土を構築、を基本方針として掲げ、収益・事業戦略モデルの進化、経営効率の向上、経営基盤の強化を図ってまいりました。 自動機械事業では、PTP薬品包装機において、プラスチックごみを削減可能な「エコスクラップ技術」を実用化するなど、社会課題の解決につながる商品を拡充してまいりました。 機器事業は、自動化・省人化ニーズ、半導体など成長する産業に対応した生産能力増強と生産性向上に継続して努めてまいりました。また、海外市場においても2022年に米国オースティン工場、2024年にインド工場、2025年にマレーシア新工場が稼働し、半導体をはじめとする成長性の高い市場や、ASEANやインドといった需要拡大が見込める地域において生産体制の強化を進め、新たな基盤を最大限に活用しながら新規案件の獲得につなげ、事業の拡大に取組んでまいりました。 さらなる高みを目指して設定した売上高目標の1,800億円は半導体関連需要の回復が想定より遅れたことにより未達に終わりましたが、次なる長期経営ビジョンにつながる基盤づくりを進めることができました。 2027年3月期は2029年3月期までの3か年計画である第6次中期経営計画「All CKD Together 2028」のスタートの年となります。「人的資本経営の推進と経営基盤の強化」「R&D体制強化」「グローバル成長領域への経営資源集中」「高付加価値ビジネスモデルへの移行」の4つの成長方針を掲げ、全社の力を結集し、一丸となって成長を実現してまいります。 (4) 会社の対処すべき課題について <中長期的な成長に向けた取組み> 2027年3月期からの3か年計画である第6次中期経営計画は「All CKD Together 2028」をスローガンとして、以下の4つの成長方針を掲げ、全社の力を結集し、一丸となって成長を実現してまいります。 ① 人的資本経営の推進と経営基盤の強化 経営戦略と連動した人的資本経営の推進と経営基盤の強化を通じて、組織全体の総合力を高めてまいります。また、社員を大切にし、働きがいと成長を両立できる環境を整備するとともに、価値創造の源泉である人材の能力を最大限に引き出してまいります。 経営基盤の強化においては、DX・AXの推進及びグローバルセキュリティの強化に取組みます。また、経営の透明性及び健全性の確保を図り、実効性の高い取締役会の運営を目指してまいります。さらに、海外においては地域統括機能を設け、強固なグローバルガバナンス体制の構築を進めてまいります。 ② R&D体制の強化 多彩な技術の融合を推進し、事業部や部門の壁を越えたシナジー創出を図るとともに、顧客・社会課題を起点とした研究開発 (R&D) を強化し、高付加価値な製品・サービスを継続的に提供してまいります。また、パートナーとの共創やオープンイノベーションを通じて新たな価値創造を加速させるとともに、環境課題への対応も着実に進めることで、お客様及び社会への持続的な価値提供につなげてまいります。 ③ グローバル成長領域への経営資源集中 グローバルに成長する領域と自社の強みが交差する領域を見極めながら選択と集中を進め、限られた経営資源を最大限に活用してまいります。これらを踏まえ、自社の強みが生かせる分野へ経営資源を重点的に投下し、生販一体で課題解決を図ることで、持続的な成長につなげてまいります。 ④ 高付加価値ビジネスモデルへの移行 商品の単品販売にとどまらず、課題解決型のユニット、システムの提案、サービス・メンテナンス及びサブスクリプションなど、リカーリングビジネスを強化することで、価値が循環する高付加価値ビジネスモデルへの移行を着実に進め、安定した収益の確保を目指してまいります。 上述の内容を実施することで、売上高1,900億円以上、営業利益率13.7%以上、そして、ROE10%以上を目指してまいります。また、資本政策では、さらなる成長に向けた人的資本・研究開発・生産性向上への投資を強化し、安定的な株主還元を継続できるよう努め、企業価値向上を目指してまいります。
事業等のリスク3,275字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) リスクの基本方針 当社グループは、事業の継続と企業価値の向上を確保していくために企業活動に付随する様々なリスクを識別し、そのリスクを適正に評価した上で効率的、効果的な経営活動を行っております。 (2) リスクマネジメント体制 取締役会直轄の組織としてリスク管理委員会を設置し、活動の進捗及び結果を定期的に取締役会へ報告し、リスク管理を推進しております。 また、リスク管理委員会の下部組織としてリスク管理室を設置しており、監査部門による監視体制も構築することで、リスクへの管理体制を強化しております。 具体的な活動として、リスク管理室は業務部門が行う全社リスクの抽出、分析、評価、モニタリングの支援を行っております。海外子会社については、海外管理部門がリスク管理室と連携し、支援を行っております。また、重点リスクに対する業務部門の取組み状況をモニタリングし必要に応じて改善を促す役割を担い、リスク管理委員会へ定期的に報告を上げております。 監査部門は、業務部門とリスク管理室及び海外管理部門が機能するよう、監査、助言、連携を行っております。 (3) リスクの特定プロセス 各事業部門、グループ会社及び本社管理部門にて企業価値の向上及び経営目標の達成を阻害するリスクと対策を洗い出しております。リスクの特定を行い、発生する頻度と発生した時の影響度からリスクの重要度を評価しております。また、特定された重点リスクに関して取締役会に報告し共有しております。 (4) リスクと機会 当社グループは、企業価値に影響を与える可能性のあるリスクに対応できる体制を整えるとともに、必要に応じて選定したリスクを見直しております。また、リスクは必ずしもマイナスの要因となるだけではなく、当社の一層の成長の機会となる可能性もあるため、適切に機会を捉えて果敢に挑戦を続けてまいります。リスクマネジメントを推進し、事業を通じた取組みを通して企業価値を向上させるとともに、持続可能な社会の実現を目指しております。 当社グループのリスクに対する考え方としては、外部環境や内部環境の変化により経営目標の達成や社会的信用など企業価値に影響を与える可能性のある不確実な事象をリスクと定義しております。グローバルに事業を展開していくためには、リスクを適切に管理することが極めて重要な経営課題であると考え、リスク管理体制を整備しております。 当社グループの経営成績及び財政状態などに影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 リスクファクター   リスク   対応と機会 経営・財務・戦略・法令リスク   ・経済の低迷長期化により主要な顧客が属する業界の市況が低迷し業績に影響・安全保障輸出管理制度による影響・売掛金未回収による財務面での混乱・事業承継問題などのサプライヤーからの部材の供給不足による生産活動への影響   対応・市場環境の変化を捉えた迅速な対応・全社的な教育の徹底と輸出管理の徹底・サプライヤーを複数確保し、代替部材の評価試験を実施・定期的な信用調査の実施・為替ヘッジの活用、調達・生産拠点分散によるリスクの平準化 生産・設備リスク   ・生産設備等の破損や故障による生産活動への影響・少子化により国内での労働力確保が困難になることによる生産活動への影響   対応・設備の定期的な更新とメンテナンスによる維持・国内工場の自動化を推し進め、人に頼らない生産体制を構築機会・設備更新や生産自動化・省人化ニーズの高まりへの対応・国内の労働力確保困難による、生産ラインの自動化、省人化需要の増加 品質・製品リスク   ・商品が人的被害または物的損害を生じさせた場合の損害賠償負担や顧客からの信頼低下   対応・原材料から出荷検査に至るまでの品質保証体制強化機会・品質を重視する顧客の増加に伴う高付加価値商品の需要増加 サプライチェーン・調達・物流リスク   ・貿易摩擦などから輸出入や半導体関連の取引に制約が生じた場合、当社は機器事業において半導体に関連する顧客があるため業績に影響・地政学リスクの高まりで生じる政府規制や物流滞留等に起因した輸出入規制により、生産活動に影響   対応・地政学リスクを考慮した海外生産品の現地調達促進、複数拠点での生産、在庫センターの分配・各生産拠点で現地調達が可能な体制を整え、生産拠点を分散する・サプライヤーを複数確保し、代替部材の評価試験を実施機会・顧客生産拠点の分配配置による、新たな設備投資需要の増加 リスクファクター   リスク   対応と機会 人材・労務・文化リスク   ・グローバル人材、企画提案力のある人材不足による新規事業やグローバル活動への影響・従業員の過労やストレスによる業務への影響・労働災害による生産活動への影響   対応・グローバル人材の育成プラン実施など社内教育を強化した人材戦略・メンタルヘルスチェックによる定期的な調査の実施・労働安全衛生教育の実施 海外子会社・グローバル運営リスク   ・想定外の事業環境変化による業績への影響・設立後歴史の浅い拠点や規模の小さい拠点における管理体制の不十分さから起こりうる想定外の損失   対応・経営戦略等の継続的な見直しと年度方針の管理・ガバナンス強化に向けた海外グループ会社の管理・グローバル人材育成プランの実施など社内教育を強化した人材戦略 競合・市場・顧客リスク   ・一部商品のコモディティ化により、競合他社との価格競争の激化   対応・IoT関連機器や予防保全、長寿命製品の開発・高付加価値商品の開発や、価格競争力のある商品の展開機会・品質を重視する顧客の増加に伴う高付加価値商品の需要増加 情報・サイバーリスク   ・情報漏洩、サイバー攻撃等による社内システムの機能障害、機密情報の流出、それに伴う社会的信用の低下・生産ライン、物流システムの停止による取引先への納入に影響・基幹システムの停止による調達、生産、物流の停滞、それらに起因する事業活動への悪影響・重要な取引先でのマルウエア感染の影響   対応・情報セキュリティ管理方針や各種規定を整備し、従業員教育及び内部監査を実施・最新の情報セキュリティ機器、ソフトウエアの導入と更新・重要な取引先の情報セキュリティ調査と是正機会・情報セキュリティシステムの強化により社会的信用が向上し、顧客との取引機会の増加 環境・社会・ESGリスク   ・当社グループが脱炭素社会の実現に寄与する事業や商品の開発が遅れた場合に業績に影響・地球環境問題の深刻化による温室効果ガスの使用・排出規制や省エネルギー法の規制強化による事業活動への影響・使用化学物質の規制強化による事業活動への影響・脱プラスチックの世界的な流れにより包装事業の対応が遅れた場合、当社包装機械事業の継続に影響   対応・環境負荷低減型商品の開発・規制物質を含有する部材等の迅速な切り替え・脱プラスチック包材に対応した包装機械の開発機会・環境負荷低減型商品の売上拡大・脱プラスチック包材に対応した包装機械の事業拡大 災害・BCPリスク   ・大雨、洪水などの自然災害による生産工場の稼働停止、サプライチェーン寸断による生産活動への影響・東海・東南海・南海地震の発生による生産活動への影響   対応・BCP(事業継続計画)の策定や新たな規制を踏まえた対応力の強化 その他   ・市況の悪化により棚卸資産の回転期間が長期化することで、棚卸資産の重要な評価減が計上されることによる業績への影響・自動機械部門の顧客検収での売上高計上において、顧客都合や技術的要因で売上高計上が遅延することによる業績への影響   対応・市場ニーズに合わせた棚卸資産の確保・顧客要求への迅速な対応による在庫滞留リスクの低減
経営成績の分析 (MD&A)4,417字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ (当社及び連結子会社) の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下、「経営成績等」といいます。) の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 自動機械部門では、医薬品市場において、継続的な供給不足を背景に一定の設備投資が継続したものの、ジェネリック医薬品向け大型投資が一巡したことで、薬品包装機の売上高は減少いたしました。 また、日系自動車メーカーにおけるBEV向け設備投資に慎重な動きが見られたことを受け、リチウムイオン電池製造システムの売上高も減少いたしました。一方で、生産性向上への継続的な取組みに加え、包装機の保守・改造を中心とした包装サービスが堅調に推移したことから、利益率は改善いたしました。 その結果、売上高は19,373百万円 (前期比23.5%減) 、セグメント利益は4,879百万円 (前期比11.1%減) となりました。 機器部門では、国内における半導体関連市場において、期の後半より生成AIの需要拡大が設備投資を牽引し、半導体製造装置向けの売上高が大きく増加いたしました。また、自動車関連市場は完成車メーカーの投資控えが影響し売上高は減少いたしました。二次電池市場は、HEVやインフラ向けの投資が上向いたことで売上高はやや増加いたしましたが、BEV向けの投資計画が延期されたことが影響し全体として減少いたしました。 海外では、中国において、半導体関連に加え、二次電池市場の売上高が堅調に推移いたしました。その他の地域においても、半導体関連市場における旺盛な設備投資を背景とした需要に牽引され、売上高は順調に推移いたしました。 その結果、売上高は138,513百万円 (前期比6.3%増) 、セグメント利益は19,822百万円 (前期比8.8%増) となりました。 このような状況の下で、当社グループの当期における連結業績は、売上高157,886百万円 (前期比1.4%増) 、営業利益19,640百万円 (前期比3.3%増) 、経常利益19,867百万円 (前期比3.6%増) 、親会社株主に帰属する当期純利益13,578百万円 (前期比0.4%増) となりました。 次年度の見通しと方針について、世界経済につきましては、中東情勢の緊迫化に伴う地政学リスクの高まりに加え、金利及び為替の変動や各国の政策動向が景気に与える影響などから、先行き不透明な状況が継続するものと見込んでおります。一方で、当社グループを取り巻く事業環境については、大規模データセンター向け投資の継続に加え、AI機能を搭載した端末の普及により、半導体関連市場での需要が拡大基調で推移するものと見込んでおります。また、各産業における人手不足を背景とした自動化・省人化への需要につきましても、引き続き底堅く推移するものと予想しております。 このような状況の下、当社グループは、これまでに強化してきた生産基盤を生かしながら、グローバル市場におけるシェア拡大に向けて取組んでまいります。 生産、受注及び販売の状況は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高 (百万円)   前期比 (%) 自動機械部門   19,092   △21.9 機 器 部 門   139,590   +9.5 合計   158,683   +4.4 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前期比 (%)   受注残高 (百万円)   前期比 (%) 自動機械部門   19,103   △13.2   16,610   △1.5 (注) 自動機械部門以外は、需要見込による生産方法をとっております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高 (百万円)   前期比 (%) 自動機械部門   19,373   △23.5 機 器 部 門   138,513   +6.3 合計   157,886   +1.4 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ15,854百万円増加の226,721百万円となりました。これは主に、契約資産が4,447百万円、有形固定資産が2,839百万円それぞれ減少したものの、現金及び預金が7,506百万円、売掛金が7,941百万円、原材料及び貯蔵品が2,218百万円、投資有価証券が3,480百万円、退職給付に係る資産が2,262百万円それぞれ増加したことによるものであります。 特に、売上増加に伴い売掛金が増加したことで、資産が増加しております。 負債は、前連結会計年度末に比べ1,162百万円減少の73,183百万円となりました。これは主に、電子記録債務が1,328百万円、繰延税金負債が2,201百万円それぞれ増加したものの、支払手形及び買掛金が2,235百万円、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が2,312百万円それぞれ減少したことによるものであります。 特に、仕入増加により未払消費税等が減少したことで、負債が減少しております。 純資産は、前連結会計年度末に比べ17,016百万円増加の153,538百万円となりました。 当連結会計年度では、親会社株主に帰属する当期純利益の増加により、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.0ポイント増加の67.7%となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物 (以下、「資金」といいます。) は、前連結会計年度末に比べ7,913百万円増加の42,258百万円となりました。 当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、14,832百万円 (前期比22.6%減) となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益20,498百万円、減価償却費6,993百万円による資金の増加、棚卸資産の増加1,866百万円、仕入債務の減少2,045百万円及び法人税等の支払額7,343百万円による資金の減少によるものであります。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、1,188百万円 (前期比80.4%減) となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出2,597百万円による資金の減少、投資有価証券の売却及び償還による収入1,189百万円による資金の増加によるものであります。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、7,056百万円 (前期比14.2%増) となりました。 これは主に、長期借入金の返済による支出1,140百万円、配当金の支払額4,937百万円による資金の減少によるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきまして、当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用、研究開発費並びに当社グループの設備新設、改修等にかかる投資であり、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入れによる資金調達にて対応していくこととしております。 当社グループは、円滑な事業活動に必要となる流動性の確保と財源の健全性及び安全性の確保を資金調達の基本としており、市場環境等を考慮した上で、有効かつ機動的な資金調達を実施しております。資金需要を満たすための資金は、原則として営業活動によるキャッシュ・フローを主とした内部資金を財源としておりますが、多額の投資に対する資金需要が見込まれる場合などは、銀行等からの借入れなどの外部資金を活用いたします。 資金調達を行う場合は、期間や国内外の市場金利動向、自己資本比率などの財務指標への影響度などを総合的に勘案しながら、最適な資金調達を実施してまいります。 設備投資資金については、2025年度は、設備投資2,826百万円、研究開発費3,416百万円となりました。2026年度以降も事業拡大に向けた生産能力増強及び自動化投資を行ってまいります。 株主還元については、経営における重要課題の一つとして考えております。配当性向40%を目安としつつ、安定的な株主還元の実現に努めてまいります。当社の配当政策については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」 をご確認ください。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたっては、資産、負債、収益及び費用の数値に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りとは異なることがあります。 連結財務諸表を作成するにあたって、中東情勢の緊迫化に伴う地政学リスクの高まりに加え、金利及び為替の変動や各国の政策動向が景気に与える影響等の不確実な環境下にあるなかで、主要得意先が属する半導体、自動車及び工作機械等の市況の変化の影響を考慮した仮定を用いて、その不確実性を見積りに反映しております。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りの仮定のうち、機器部門の棚卸資産の評価、繰延税金資産の回収可能性及び固定資産の減損について見積り特有の不確実性により、財政状態及び経営成績に重要な影響が及ぶ可能性があると考えております。 なお、機器部門の棚卸資産の評価の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。当該評価について、市況の変動等により見直しが必要になった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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