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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トリニティ工業

TRINITY INDUSTRIAL CORPORATION6382 · Standard · 機械

トヨタグループの塗装設備と自動車部品を手がける。車体塗装ラインの前処理から乾燥炉まで一貫提供し、内装部品では樹脂加飾で存在感。

概要

トリニティ工業は、自動車用塗装設備と産業用機械を専門とするメーカーである。トヨタ自動車の関連会社として、塗装ラインや自動車部品の製造を手掛ける。2025年3月期の連結売上高は402億円、営業利益32億円、営業利益率8.0%。本社を愛知県豊田市に置き、連結従業員957名。自動車生産の変動の影響を受けるが、トヨタグループ向けの安定した受注基盤を持つ。

設備と自動車部品の二本柱

事業は設備部門と自動車部品部門に分かれる。設備部門では、前処理装置、電着塗装装置、塗装ブース、空調装置、乾燥炉、熱処理炉、塗装機・塗装システムなどを製造・販売する。売上高の約75%を占め、2025年3月期は293億7100万円。自動車部品部門では、センタークラスターパネル、コンソールパネル、ドアスイッチベース、ステアリングホイール、ロッカーモールなどの内装・外装部品を生産する。同部門の売上高は95億8800万円。両部門ともトヨタ自動車およびそのグループ企業向けが中心だが、建設機械メーカーなど非自動車産業への販売も進めている。

トヨタグループとの強固な関係

1977年9月にトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)が資本参加し、以来トヨタの関連会社として事業を展開してきた。販売先の上位には豊田通商(25.5%)、豊通マシナリー(18.8%)、トヨタ自動車(2.9%)が並ぶ。トヨタグループ内での塗装設備・部品のサプライチェーンに組み込まれており、受注は安定的だが、自動車生産台数の変動に業績が左右される側面もある。2025年3月期は設備部門で受注残高99億円を計上し、将来の収益の一定の見通しが立っている。

海外展開とグローバル拠点

1990年代以降、アジアを中心に海外子会社を設立してきた。マレーシア(1992年)、タイ(1994年)、インドネシア(1996年)、インド(1998年)、中国(2005年)に製造・販売拠点を持つ。台湾の関連会社を2018年に子会社化した。これらの拠点は主に現地自動車メーカー向けの塗装設備や部品を供給する。ただし、海外売上高の構成比は開示されていないが、国内売上高が大半を占める。近年は環境技術やデジタル技術を武器に、非自動車分野への販路拡大も模索している。

業界の中での役割は自動車生産設備および内装部品のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
390億円
営業利益
32億円
営業利益率
8.2%
純利益
27億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
設備部門294億円75.4%42億円14.3%
自動車部品部門96億円24.6%11億円11.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM主力

トヨタ自動車を中心とした自動車メーカーに対し、塗装設備では車体塗装ラインの前処理から電着塗装、塗装ブース、乾燥炉までを一貫して提供し、自動車部品部門ではセンタークラスターパネルやコンソールパネルなどの樹脂内装部品を供給している。

主要顧客トヨタ自動車

主な製品・サービス12
前処理装置
塗装前の車体表面を洗浄・化成処理する装置で、塗装の密着性と防錆性を確保する。
電着塗装装置
電気泳動により車体全体に均一な塗膜を形成する塗装設備で、防錆性能の基礎となる。
塗装ブース
車体に塗料を吹き付けるための密閉空間で、塗装品質と作業環境を管理する。
空調装置
塗装工程内の温度・湿度・清浄度を調整し、塗装品質を安定させる。
乾燥炉
塗装後の車体を加熱して塗膜を硬化させる設備。
熱処理炉
金属部品の熱処理に用いる工業炉で、材料の強度や特性を向上させる。
塗装機・塗装システム
スプレーガンやロボットなどを用いた塗装装置一式を指し、自動車部品やその他工業製品の塗装に使用される。
センタークラスターパネル
車内中央に配置されるパネルで、オーディオや空調の操作部を一体化した樹脂部品。
コンソールパネル
運転席と助手席の間にあるコンソールボックスのパネル部分で、シフトレバー周辺を構成する樹脂部品。
ドアスイッチベース
ドア内側に配置され、パワーウィンドウなどのスイッチを取り付けるベース部品。
ステアリングホイール
ハンドルそのものであり、グリップ部やスイッチ類を含む。
ロッカーモール
車体側面下部に取り付ける樹脂製の装飾・保護部品。

製品と技術

塗装設備のフルラインアップ

設備部門の主力製品は、自動車ボディの塗装工程に必要な一連の装置である。前処理装置で脱脂・化成処理を行い、電着塗装装置で防錆塗装を施す。その後、塗装ブースで中塗り・上塗りを吹き付け、乾燥炉で焼き付ける。空調装置でブース内の温度・湿度を管理し、塗装品質を安定させる。熱処理炉は金属部品の焼き入れなどに使われる。これらの装置は個別に販売されるほか、一貫ラインとしてのシステム設計・施工も行う。近年はIoT・AIを活用した設備モニタリングシステムや火災予防ソリューションを付加し、顧客の生産管理の効率化に貢献している。

自動車内装・外装部品の製造

自動車部品部門では、樹脂成形による内装部品と外装部品を生産する。具体的な製品として、センタークラスターパネル(インストルメントパネル中央部)、コンソールパネル、ドアスイッチベース、ステアリングホイール、ロッカーモール(サイドシルガーニッシュ)などがある。これらの部品は、加飾工法「Tri-D³eco」を用いて表面に木目調やメッキ調の意匠を施すことができる。2011年12月から量産を開始したこの工法は、高い意匠性と耐久性を両立する。三好工場で外装部品を、豊田工場で内装部品を主に製造しており、トヨタ自動車の各種モデルに採用されている。

環境技術とデジタルソリューション

カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーへの対応として、CO2削減と水資源保全に貢献する塗装技術を開発している。高塗着塗装工法は塗料の飛散を抑え、塗料使用量とVOC排出量を低減する。溶接工程向けの循環式除塵装置は、粉塵を効率的に捕集し、工場内の空気環境を改善する。また、デジタル技術として、設備の稼働状態を遠隔監視するシステムや、AIによる異常予知・火災予防システムを提供する。これらの技術は自動車メーカーだけでなく、建設機械メーカーなど他業種からも引き合いがある。2025年に開所したTrinity Technical Solution Centerでは、これらの技術を組み合わせた実証実験や顧客との共創開発を行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

産業用塗装設備で中堅、中国依存

自動車向け塗装設備を主力とする中堅機械メーカー。売上高は2025/3期に402億円と増加したが、2026/3期は390億円に減少見通し。営業利益率は7.96%から8.21%と微増。同業の日本製鋼所や三浦工業に比べ規模は小さい。中国市場への依存度が高く、為替変動や中国経済減速の影響を受けやすい。設備需要の波が大きく、安定した成長には課題。

強み

  • 自動車塗装に特化した設備で、高い技術力を持つ
  • 利益率が向上傾向で、収益性が高まっている
  • 日系自動車メーカーを中心に、海外でも実績
  • 2025/3期に増収、需要変動に対する適応力がある

課題

  • 売上の多くが中国向けで、経済減速や為替変動に脆弱
  • 2026/3期は減収予想で、受注の先行き不透明
  • 大口案件に依存しやすく、四半期ごとの業績変動大

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がトリニティ工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16264マルマエ244億円31.0倍
26378木村化工機243億円10.3倍
36492岡野バルブ製造238億円19.4倍
46257藤商事233億円
56246テクノスマート227億円11.7倍
66382トリニティ工業226億円7.5倍
76440JUKI217億円12.3倍
86444サンデン209億円4.3倍
96157日進工具205億円14.0倍
106496中北製作所204億円10.8倍
116167冨士ダイス202億円34.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

大阪出張所から始まった1948年

1948年4月、大阪府大阪市に大阪出張所を開設した。これは後のトリニティ工業の原点であり、当初は塗装設備関連の営業拠点として機能した。1959年4月には名古屋出張所を開設し、中部地区への足がかりを築く。1961年6月には大阪出張所を支店に昇格させ、営業体制を強化した。この時代はまだ独立した企業ではなく、後の合併や社名変更を経て現在の形に至る。1963年4月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、同時に神奈川県横浜市に技術センターを開設。研究開発の拠点を整備した。

トヨタ資本参加と合併による再編の1977~1980年

1977年9月、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)が当社に資本参加し、関連会社となった。これによりトヨタグループ内での地位が固まった。1980年4月、マトコ工業と同和工業の2社を吸収合併。同時に本社を愛知県名古屋市に移転し、田原出張所を開設した。同年7月、社名を「トリニティ工業株式会社」と改称し、技術センターを東京支店に名称変更。大阪支店も豊中市に移転した。この一連の動きで、塗装設備専業メーカーとしての体制が整い、トヨタグループ向け事業の基盤が確立された。

本社と工場を集約した1980年代

1983年4月、本社を愛知県豊田市柿本町に移転。同年9月には同市下市場町で自動車部品の製造を開始した。1986年7月、豊田市桂野町に本社工場を建設し、本社の設備製造部門と下市場町の自動車部品製造部門を集約。これにより生産効率が向上した。1999年7月には館林工場、小田原工場、岐阜工場を本社工場に集約し、さらなる合理化を図った。2006年7月、本社工場を「豊田工場」に改称。2007年5月には三好工場を新設し、自動車外装部品の生産を開始した。生産拠点の統廃合により、コスト競争力を高めてきた。

アジアへの生産拠点拡大(1992~2005年)

1992年8月、マレーシアに子会社「T&T Venture Sdn. Bhd.」を設立。その後、タイ(1994年)、インドネシア(1996年)、インド(1998年)と相次いで現地法人を設立した。2005年1月には中国に「得立鼎塗装設備(上海)有限公司」を設立。これらの拠点は、日系自動車メーカーの海外進出に追随する形で設置された。2018年1月には台湾の関連会社「台湾得立鼎股份有限公司」を子会社化し、東アジアでのプレゼンスを強化した。海外子会社は主に塗装設備の販売・サービスと自動車部品の生産を担い、グループ全体の売上に貢献している。

技術開発賞と大河内賞を受賞した近年

2008年2月、トヨタ自動車より「新カートリッジシステム」で技術開発賞を受賞。2020年2月には「高塗着塗装工法」、2022年3月には「溶接工程 循環式除塵装置」で同賞を連続受賞した。2023年3月には公益財団法人大河内記念会より第69回大河内記念生産特賞を受賞。これらの受賞は、塗装工程における環境負荷低減や生産性向上の技術が評価された結果である。2025年10月には本社隣接地に「Trinity Technical Solution Center」を開所し、技術開発と顧客との共創拠点として位置づけている。

年表33件を開く

1940年代

  • 1948年4月大阪府大阪市に大阪出張所を開設(1961年6月支店に昇格)

1950年代

  • 1959年4月愛知県名古屋市に名古屋出張所を開設

1960年代

  • 1963年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場 神奈川県横浜市に技術センターを開設

1970年代

  • 1977年9月トヨタ自動車工業株式会社(現 トヨタ自動車株式会社)が当社に資本参加し、その後同社の関連会社 となる

1980年代

  • 1980年4月M&Aマトコ工業株式会社及び同和工業株式会社の2社を吸収合併 本社を愛知県名古屋市に移転 愛知県田原市に田原出張所(現 田原営業所)を開設
  • 1980年7月創業会社名をトリニティ工業株式会社と改称(トリニティ工業株式会社 創立)技術センターを東京支店に名称変更 大阪支店を大阪府豊中市に移転
  • 1983年4月本社を愛知県豊田市柿本町に移転
  • 1983年9月愛知県豊田市下市場町で自動車部品の製造を開始
  • 1986年7月愛知県豊田市桂野町に本社工場を建設し、本社の設備製造部門及び下市場町の自動車部品製造部門を 移転

1990年代

  • 1992年8月マレーシアに子会社「T&T Venture Sdn. Bhd.」を設立
  • 1993年3月福岡県鞍手郡(現 宮若市)に九州営業所を開設
  • 1994年8月タイに子会社「Thai Trinity Co., Ltd.」を設立
  • 1996年9月インドネシアに子会社「PT. Trinity Engineering Indonesia」を設立
  • 1998年4月インドに子会社「Trinity Coating Systems Ltd.」を設立
  • 1999年7月ISO 9001認証取得
  • 1999年10月館林工場、小田原工場及び岐阜工場を本社工場に集約

2000年代

  • 2000年8月商号変更本店所在地を東京都千代田区から神奈川県横浜市に変更
  • 2000年10月ISO 14001認証取得(本社工場)
  • 2005年1月中国に子会社「得立鼎塗装設備(上海)有限公司」を設立
  • 2006年7月本社工場の名称を豊田工場に改称
  • 2007年5月愛知県西加茂郡三好町(現 みよし市)に三好工場を建設し、自動車外装部品の製造を開始
  • 2008年1月商号変更本店所在地を横浜市鶴見区から横浜市港北区に変更
  • 2008年2月トヨタ自動車株式会社殿より「新カートリッジシステム」が技術開発賞を受賞
  • 2008年10月ISO 14001認証取得(三好工場)

2010年代

  • 2010年8月商号変更本店所在地を横浜市港北区から本社(愛知県豊田市柿本町)に変更
  • 2011年12月加飾工法「Tri-D³eco」による自動車部品の生産開始
  • 2012年10月宮城県仙台市に東北営業所を開設
  • 2018年1月M&A台湾の関連会社「台湾得立鼎股份有限公司」を子会社化
  • 2019年11月豊田市長より「豊田市はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰」イキイキ大賞を受賞

2020年代

  • 2020年2月トヨタ自動車株式会社殿より「高塗着塗装工法」の開発において技術開発賞を受賞
  • 2022年3月トヨタ自動車株式会社殿より「溶接工程 循環式除塵装置」の開発において技術開発賞を受賞
  • 2023年3月公益財団法人 大河内記念会より第69回(令和4年度)大河内賞「大河内記念生産特賞」を受賞
  • 2025年10月Trinity Technical Solution Centerを開所(本社隣接)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    持続可能な社会への貢献

    設備部門と自動車部品部門の双方で、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けた環境技術の開発・提供を進める。設備部門では環境コンサルティングも拡充し、自動車部品部門ではサプライチェーン連携で環境負荷低減に取り組む。

  2. 02

    技術革新の推進

    環境技術とデジタル技術を両輪として、製造現場の変革を実現する。TTSCを共創拠点と位置づけ、お客様や社外パートナーとの協業で新たな価値を創出。自動車部品部門では自働化・省人化、スマートファクトリー化を進め生産性を向上させる。

  3. 03

    持続的成長の基盤強化

    安全最優先の姿勢で防火対策・BCPを徹底し供給責任を果たす。デジタルによる変革、人材投資、健康で働きやすい職場づくり、コンプライアンス重視の風土醸成を通じて経営基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で957人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は647万円で、9期前と比べて+6.4%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は16.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月888
2018年3月940
2019年3月60841.815.6905
2020年3月60241.715.6918
2021年3月60540.915.5943
2022年3月60240.815.6964
2023年3月57741.116.0962
2024年3月58641.316.2957
2025年3月61642.716.9952336
2026年3月64741.916.6957334

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 4 / 海外 7、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
三好工場 — 愛知県みよし市5,363百万円
自動車部品部門
本社 — 愛知県豊田市柿本町3,711百万円
設備部門 自動車部品部門
豊田工場 — 愛知県豊田市桂野町3,539百万円
設備部門 自動車部品部門
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トステック
    愛知県 豊田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱メサック
    群馬県 邑楽郡板倉町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TRINITY COATING SYSTEMS LTD.
    インド バンガロール市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    得立鼎塗装設備(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    THAI TRINITY CO.,LTD. (注)2
    タイ バンコク市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    T&T VENTURE SDN.BHD.
    マレーシア シャーアラム市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.TRINITY ENGINEERING INDONESIA
    インドネシア タンブン市 · 連結子会社
    議決権85.0%
  • 海外
    台湾得立鼎股份有限公司
    台湾 桃園市 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    INDUSTRIAL TECH SERVICES, INC.
    米国 ケンタッキー州 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
  • 国内
    モスニック㈱(注)2
    埼玉県 さいたま市 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
  • 国内
    トヨタ自動車㈱(注)3,4
    愛知県 豊田市 · その他の関係会社
    議決権36.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は390億円営業利益32億円前期と比べると減収増益で、売上が-3.0%、利益が+0.0%。

売上高
-3.0%
390億円
営業利益
+0.0%
32億円
純利益
+12.5%
27億円
営業利益率
8.2%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高400億円390億円
営業利益20億円32億円
純利益20億円27億円
1株あたり配当¥61¥61

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は90億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q897
2024年1Q7545.32
2024年2Q7956.35
2024年3Q9899.28
2024年4Q1186
2025年2Q181116.18
2025年4Q221219.516
2026年2Q189157.911
2026年4Q201178.516
2027年1Q9044.42

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は289億円から390億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月28974
2014年3月274106
2015年3月29596
2016年3月3331917
2017年3月3302215
台湾の関連会社「台湾得立鼎股份有限公司」を子会社化
2018年3月4172618
2019年3月3542215
2020年3月3672819
2021年3月3542416
2022年3月3422318
2023年3月2901513
2024年3月3703021
2025年3月40232358.024
2026年3月39032378.227

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高390億円のうち、営業利益として残るのは32億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.9%304億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.8%54億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
6.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが51億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは33億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は100億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−7−1244
2014年3月39−5−13477
2015年3月18−6−21290
2016年3月19−13−2692
2017年3月66−10−756139
2018年3月−47−10−22−5762
2019年3月36−6−63085
2020年3月32−10−622101
2021年3月21−7−614108
2022年3月21−13−78111
2023年3月43−8−1035139
2024年3月36−9−627162
2025年3月−28−47−10−7580
2026年3月51−18−1433100

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は441億円。このうち返さなくてよい自己資本が352億円で、自己資本比率は78.5%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2701799165.7
2014年3月2861899765.1
2015年3月32120911263.9
2016年3月32521511065.0
2017年3月38022315757.6
2018年3月35122312861.2
2019年3月36223013262.1
2020年3月37624413263.4
2021年3月39126013165.0
2022年3月38827611269.5
2023年3月38728010770.5
2024年3月44831013867.7
2025年3月4253299675.8
2026年3月4413528978.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
102億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
308億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
89億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中15位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中165位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,243で、1年前と比べて+9.5%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥1,243-1.0%1ヶ月+3.2%1年+9.5%時価総額226億円
過去52週の値幅
安値¥1,120高値¥1,470

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.5倍
PER (会社予想)10.3倍
PBR0.59倍
配当利回り4.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近5日間で25日線(1233.6円)を下回る展開が続き、7/29には1208円まで下落。週足は緩やかな下降傾向で、52週高値1470円から乖離が拡大。出来高は7/29に51200株と急増し、売り圧力の強まりが示唆される。52週安値1066円との距離は13%程度で、下値余地に注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが7.2倍と同業界平均の22.8倍を大幅に下回り、PBRも0.56倍と解散価値の半分以下で極度に割安です。配当利回りは5.05%と平均2.80%を大きく上回り高利回りですが、売上高が横ばいであり、成長性には欠けます。ROE8%は低めですが、配当性向35.3%と安定した配当を続けています。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.5倍22.7倍
PER (予想)10.3倍
PBR0.59倍1.50倍
ROE8.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車生産台数に連動する業績だが、2025年3月期は増収増益。2026年3月期は売上390億円(前期比3%減)ながら営業利益率8.2%とほぼ横ばい。EVシフトや設備投資動向が焦点。

プラスに働く材料7
  • トヨタとの関係

    トヨタ系向け売上比率高く、安定した受注基盤

  • メンテナンス収入

    塗装ラインの保守・更新需要が安定的な収益源

  • 好配当利回り

    配当利回り5.05%と高水準、株主還元姿勢明確

  • 高配当利回り5.05%が下支え継続影響

    安定配当、利回り5%超で投資家魅力的

  • PER7.3倍の大幅割安不定影響

    業界平均PER約15倍の半値、修正余地大

  • 営業利益32億円安定2026/3期影響

    2期連続32億円、収益安定性評価

  • PBR0.56倍、資本効率改善策次回株主総会影響

    東証要請、自己株式取得など期待

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産変動

    半導体不足など生産調整の影響を受けやすい

  • EVシフトの不透明感

    EV向け設備投資が計画通り進むか不透明で需要変動リスク

  • 低成長

    売上高は過去数年横ばいで大きな成長が見込めない

  • 売上高減少リスク2026/3期影響

    前期402億→今期390億、3%減

  • 原材料高による利益圧迫継続影響

    コスト上昇が収益率に影響

  • 予想PER10倍で割高感2026/3期影響

    現状7倍→予想10倍、株価上昇で割高

  • 時価総額220億と流動性低い継続影響

    出来高少なく、大口売買で株価変動大

次の決算で確かめる点
受注高(塗装設備)
今後の売上を占う先行指標
営業利益率
収益性の維持が重要。8%超が目安
自動車生産台数
主要顧客の生産動向は業績に直結

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり61で、前期から+11.7%いまの株価に対する利回りは4.91%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥61
1株あたり
配当利回り
4.91%
いまの株価に対して
配当性向
35.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1934.1
2018年3月3378.436.8
2019年3月28−15.227.8
2020年3月3628.633.2
2021年3月18−50.031.4
2022年3月3488.936.1
2023年3月30−11.847.3
2024年3月4033.325.6
2025年3月6050.027.2
2026年3月6711.735.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥61

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,537人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.9%を占め、残る57.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.035.940.038.038.841.7
事業法人47.647.342.742.342.141.1
外国法人9.810.110.512.914.013.1
自己株式10.09.811.911.711.611.4
証券会社0.50.61.01.40.82.3
金融機関6.16.15.85.34.21.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01トヨタ自動車株式会社32.35
02豊田通商株式会社3.18
03GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.12
04株式会社タナベスポーツ1.69
05BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.34
06株式会社河上澄夫商店1.31
07原田 義久1.26
08安冨 次子1.15
09株式会社豊田自動織機1.10
10トリニティ・グループ持株会1.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+729%、1株純資産は14期で+121%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月209732.117.959.5
2014年3月351,0233.512.744.4
2015年3月331,1283.114.243.4
2016年3月961,1598.44.937.1
2017年3月841,2027.16.634.1
2018年3月1021,3248.310.336.8
2019年3月931,3706.96.427.8
2020年3月1181,4528.45.733.2
2021年3月991,5516.68.631.4
2022年3月1101,6416.96.436.1
2023年3月781,7004.78.747.3
2024年3月1281,8827.29.525.6
2025年3月1491,9997.77.827.2
2026年3月1672,1478.07.335.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額179百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
飯田基博取締役社長(代表取締役)経営全般 安全統括6126,000
乗安弘治取締役副社長(代表取締役)社長補佐 経営全般 地域・事業統括 管理部門統括 デジタル統括 リスク管理統括6423,000
高林伸二専務取締役 開発部門統括 設備部門副統括6321,000
久米潤一郎専務取締役 設備部門統括 開発部門副統括6315,000
成田年男常務取締役 安全健康部門 BCP 設備部門6113,000
遠山伸治取締役 部品部門 三好工場長617,000
光田禎宏取締役 開発部門 設備部門6012,000
伊藤恵一取締役 設備部門5912,000
山田智博取締役 部品部門統括609,000
金子芳樹取締役77
青木徹常勤監査役633,000
本間圭祐監査役48
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢保有株数
山田美典監査役64
脇田英市常務取締役 管理部門統括564,000
長岡良幸取締役 開発部門統括 TTSC センター長583,000
向山和秀取締役671,000
土井彰一郎監査役45
大橋伸子監査役53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)988442615818
監査役1171717
社外取締役3441

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容277字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、トヨタ自動車㈱(その他の関係会社)、当社、子会社10社及び関連会社4社で構成され、設備及び自動車部品の製造、販売を主な業務としております。 当グループの事業に係る位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 事業区分   主要製品 設備部門   前処理装置、電着塗装装置、塗装ブース、空調装置、乾燥炉、熱処理炉、 塗装機・塗装システム等 自動車部品部門   センタークラスターパネル、コンソールパネル、ドアスイッチベース、 ステアリングホイール、ロッカーモール等 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,969字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「信頼と創造」の社是のもとに ① 世界規模での経営基盤を強化し、環境の変化に柔軟に対応して着実に成長する。 ② 相互信頼に基づき、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に発揮する企業風土を作る。 ③ 各国、各地域に根ざした事業活動を通じて、産業・経済・文化の発展に貢献する。 ④ 時代を先取りした研究と開発に努め、物づくりの技術を高めることにより、お客様に満足して頂ける魅力溢れる商品を提供する。 ⑤ クリーンで公正な企業活動を実践し、安全で魅力的な商品の提供を通して、住みよい地球と豊かな社会作り に貢献する。 ことを経営理念としております。 (2)目標とする経営指標 当社は、株主重視の視点、経営効率の評価基準として総資産利益率(ROA)や自己資本利益率(ROE)、売上高営業利益率を意識した経営を進めていく考えであります。 (3)経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費は持ち直しの動きがみられ、緩やかな回復傾向となっております。しかしながら、アメリカの政策動向、金融資本市場の変動、物価上昇および中東情勢の影響などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が継続しております。 (4)対処すべき課題 当社は、「熱・水・空気」の総合エンジニアリング会社として、技術力とモノづくりの力を競争力の源泉とし、 「テクノロジーで地球にやさしい未来へ」を掲げ、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど持続可能 な地球・社会の実現に向けた価値提供に取り組んでまいりました。 <取り巻く環境> 当社を取り巻く事業環境は、これまでにも増して激しく変化しております。日本国内では、賃金上昇とインフレ の相互作用に加え、為替変動の影響も重なり、物価上昇が続いております。一方で、慢性的な人手不足はさらに進 み、企業には一層の生産性向上が求められております。また世界に目を向けますと、主要国におけるEV政策の見直 し、地政学的緊張の高まりや米国による関税政策の継続などにより、先行き不透明な状況が続いております。 <活動の成果> 設備部門では、CO2削減・水資源保全に貢献する環境技術に加え、IoT・AIを活用した設備モニタリングシステムや火災予防ソリューションなど、デジタル技術を取り入れた製品の開発・提供を進めてまいりました。これらの技術は自動車メーカーのみならず、建設機械メーカーなど幅広いお客様から高い評価をいただいております。自動車部品部門では、限量経営に加え、自働化・省人化や工程改善を通じて、生産性向上および品質安定化を進めてまいりました。また、廃プラスチックの排出量削減、およびリサイクル推進による再生材の利用率向上に取り組んでまいりました。 これらの成果を踏まえ、さらなる成長に向けて、当社は次の課題に重点的に取り組んでまいります。 <対処すべき課題> ① 持続可能な社会への更なる貢献 お客様のカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向け、設備部門・自動車部品部門の双方で社会に必要とされる環境技術の開発・提供を進めてまいります。設備部門では、ハード・ソフトウェアに加え、お客様の脱炭素経営に貢献する環境コンサルティングへの取り組みを進めてまいります。自動車部品部門においても、お客様や仕入先様との連携を強化し、より環境負荷の少ない技術開発・モノづくりに取り組んでまいります。 ② たゆまぬ技術革新 環境技術とデジタル技術の両輪で、製造現場の景色を変える技術開発・モノづくり革新を推進してまいります。また、Trinity Technical Solution Center(TTSC)は技術の未来を切り拓く拠点として、お客様や社外パートナーとの共創を通じ、新たな価値を創出してまいります。自動車部品部門においても、自働化・省人化の推進、新技術導入、スマートファクトリー化への取り組みを通じ、生産性のさらなる向上を図ってまいります。 ③ 持続的成長に向けた基盤強化 安全最優先の姿勢を基本とし、防火対策やBCPへの取り組みを徹底することで、供給責任の確実な遂行に努めてまいります。また、デジタル技術を活用した会社の変革をさらに推進するとともに、成長を担う人への投資、健康でイキイキと働ける職場づくり、そしてコンプライアンスを重視した職場風土づくりを通じて、経営基盤の一層の強化に取り組んでまいります。 当社は、これらの取り組みを通じて、2026年4月に公表した中期経営計画の達成に向け、技術力・人材力・現場力を高め続け、付加価値創出と持続的な成長を実現し、企業価値の一層の向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,036字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関連する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 経済状況 当社グループの取引の重要な部分を占める自動車業界の販売台数及び設備投資計画は当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、ステークホルダーの期待に応える環境負荷の低い・競争力のある設備の開発と自動車業界外への販売拡大に取り組んでおります。 ② 原材料価格の変動 当社グループの調達コストの中で大きな割合を占める樹脂材料や鉄鋼材料をはじめとする原材料の価格は、国際商品市況の影響を受けて大きく変動することがあります。原材料価格の動向は、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、原材料価格の上昇については、製品価格への反映や歩留り向上によって材料コストの低減を 図っております。 ③ 為替レートの変動 為替レートの変動は、当社グループの海外との取引の円換算額及び連結財務諸表作成時における海外子会社の外貨建財務諸表の円換算額等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、海外商流の適正化を図り、為替レートの影響を極力低減するとともに、必要に応じて為替予約取引を利用することで、将来の為替変動リスクを回避するよう努めております。 ④ 地震等の災害発生にともなうリスク 当社グループは、製造ラインの中断による影響を最小限にするために、定期的な設備点検等をおこなっておりますが、大規模な災害が発生した場合、生産活動が停止し、経営成績と財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、大規模な災害を想定し、安全対策や事業継続・早期復旧のために事業継続計画(BCP)を策定しております。 ⑤ 感染症等の異常事態リスク 当社グループは、感染症等の拡大が想定を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、感染症等流行時の対応について、感染予防の観点から基本方針や対応マニュアルを策定し、必要な予防および感染対策を推進していきます。
経営成績の分析 (MD&A)4,576字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費は持ち直しの動きがみられ、緩やかな回復傾向となっております。しかしながら、アメリカの政策動向、金融資本市場の変動、物価上昇および中東情勢の影響などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が継続しております。 こうした事業環境のもと、当社グループにおきましては、お客様のカーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミーの実現に積極的に貢献するとともに、設備部門では、既受注プロジェクトの着実な遂行、塗装機器の収益拡大、非自動車産業への販売拡大、新製品の開発に取り組んでまいりました。自動車部品部門では、大型成形品の生産拡大等を通じてお客様のニーズに応えるとともに、異業種を含む新たな領域への拡大や変種変量に強い柔軟な生産体制の構築に取り組んでまいりました。 これらの施策を着実に進めてまいりましたが、当社グループの当連結会計年度の売上高は389億6千万円と前年同期に比べ12億5千6百万円(3.1%減)の減収となりました。 営業利益は31億9千万円と前年同期に比べ5千4百万円(1.7%減)の減益、経常利益は37億2千8百万円と前年同期に比べ2億6百万円(5.9%増)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は26億8千8百万円と前年同期に比べ2億8千5百万円(11.9%増)の増益となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ・設備部門 設備部門は、塗装設備納入等の減少により売上高は293億7千1百万円と前年同期に比べ5億3千1百万円(1.8%減)の減収、営業利益は41億5千5百万円と前年同期に比べ2億7千7百万円(7.1%増)の増益となりました。 ・自動車部品部門 自動車部品部門は、内装部品及び外装部品の生産・販売の減少により売上高は95億8千8百万円と前年同期に比べ7億2千5百万円(7.0%減)の減収、営業利益は10億5千9百万円と前年同期に比べ2億4千5百万円(18.8%減)の減益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、99億9千2百万円となり、前連結会計年度末より19億5千8百万円(前年同期比24.4%増)増加となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は50億9千4百万円(前年同期は営業活動の結果使用した資金28億8百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益37億2千8百万円、売上債権の減少額19億6千3百万円、減価償却費13億2千9百万円、仕入債務の減少額12億3千3百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は18億3千2百万円(前年同期比60.8%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出28億5千7百万円、定期預金の預入による支出4億6千万円、定期預金の払戻による収入15億2千6百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は13億7千8百万円(前年同期比36.1%増)となりました。これは主に、配当金の支払額10億6千3百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 設備部門   29,371,976   △1.8 自動車部品部門   9,588,420   △7.0 合計   38,960,397   △3.1 (注)1 金額は、販売価格によっております。 2 当社は受注生産を主としておりますので、本表は販売実績と同一のものを掲げております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 設備部門   29,898,931   6.7   9,943,796   10.1 自動車部品部門   9,588,420   △7.0   -   - 合計   39,487,352   3.0   9,943,796   10.1 (注) 金額は、販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 設備部門   29,371,976   △1.8 自動車部品部門   9,588,420   △7.0 合計   38,960,397   △3.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 豊田通商株式会社   7,313,073   18.2   9,933,800   25.5 株式会社豊通マシナリー   7,904,200   19.7   7,326,835   18.8 トヨタ自動車株式会社   1,243,446   3.1   1,114,971   2.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は、3.9%増加し、441億1千9百万円となりました。要因については、次のとおりであります。 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて2.7%減少し、250億3百万円となりました。これは主に、現金及び預金が8億7千7百万円増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が10億3千万円減少、電子記録債権が9億1百万円減少したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて14.0%増加し、191億1千5百万円となりました。これは主に、建設仮勘定が38億9千5百万円減少した一方、建物及び構築物(純額)が39億5千1百万円増加、投資有価証券が10億4百万円増加したことによります。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて12.8%減少し、69億6千6百万円となりました。これは主に、契約負債が2億4千7百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が10億8千9百万円減少、電子記録債務が1億2千5百万円減少したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて20.5%増加し、19億1千6百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が2億4千5百万円増加、退職給付に係る負債が7千9百万円増加したことによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて7.3%減少し、88億8千2百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて7.2%増加し、352億3千6百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が5億9千7百万円増加したことによります。 b.経営成績の分析 事業全体の状況 当連結会計年度の売上高は389億6千万円と前年同期に比べ12億5千6百万円(3.1%減)の減収となりました。 営業利益は31億9千万円と前年同期に比べ5千4百万円(1.7%減)の減益、売上高営業利益率は8.2%となりました。 営業外収益は、前年同期に比べ持分法による投資利益が3億3百万円増加となったことなどにより、前年同期に比べ2億2千1百万円(61.3%増)増加し5億8千3百万円となりました。 営業外費用は、支払補償費が1千9百万円減少したことなどにより、前年同期に比べ4千万円(47.2%減)減少し4千5百万円となりました。 以上の結果、経常利益は37億2千8百万円と前年同期に比べ2億6百万円(5.9%増)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は26億8千8百万円と前年同期に比べ2億8千5百万円(11.9%増)の増益となりました。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析 1)キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 2)資金需要 当社グループの資金需要の主なものは、設備投資などの長期資金及び製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金であります。 3)財務政策 当社グループは長期資金、運転資金ともに内部資金により充当し、不足が生じた場合は借入により資金調達することとしております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主重視の視点、経営効率の評価基準として総資産利益率(ROA)や自己資本利益率 (ROE)、売上高営業利益率を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における「総資産利 益率(ROA)」は6.2%(前年同期比0.7%増加)、「自己資本利益率(ROE)」は8.0%(前年同期比0.3%増加)、「売上高営業利益率」は8.2%(前年同期比0.1%増加)となりました。引き続きこれらの指標につきましては、改善されるよう取り組んでまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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