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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ユニバーサルエンターテインメント

Universal Entertainment Corporation6425 · Standard · 機械

パチスロ・パチンコ機の開発・製造・販売を手がける総合遊技機メーカー。フィリピンでの統合型リゾート(IR)事業も展開。

概要

ユニバーサルエンターテインメントは、1969年にジュークボックスのリース業として創業し、現在はパチスロ・パチンコ遊技機の製造販売とフィリピン・マニラにおける統合型リゾート「オカダ・マニラ」の運営を主な事業とする企業である。2025年12月期の連結売上高は1,228億円、従業員数は7,004人。子会社19社、関連会社3社からなるグループを形成している。

パチスロ・パチンコ機に特化した遊技機事業

遊技機事業は、パチスロ機とパチンコ機の研究・開発・製造・販売を中核とする。2025年12月期の同事業の売上高は567億円(前期比30.4%増)、営業利益は106億円(同45.8%増)を計上した。スマートパチスロの市場導入が継続的に進み、パチスロ機は8タイトル、パチンコ機は8タイトルを投入し、総販売台数は115,000台に達した。主な製品として「スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」「アレックス ブライト」「スマスロ 沖ドキ!DUO アンコール」などのパチスロ機や、ラッキートリガー(LT)3.0プラスを搭載したスマートパチンコ「eシャーマンキング」シリーズなどがある。製造は子会社の㈱メーシー、㈱エレコ、㈱ミズホ、㈱アクロス、㈱ユニバーサルブロスが担う。

フィリピンで展開する統合型リゾート事業

統合型リゾート(IR)事業は、フィリピン・マニラのエンターテインメントシティ内に位置する「オカダ・マニラ」を運営する。2025年12月期の同事業の売上高(ゲーミング税等控除後)は654億円(前期比20.2%減)、営業損失は71億円(前期は営業利益28億円)となった。調整後EBITDAは102億円(同47.4%減)。オカダ・マニラはフィリピン唯一のフォーブス・トラベルガイド5つ星獲得リゾートであり、30ヘクタールの敷地にゲーミング、ホテル、飲食店、小売店、ウェルネス施設、世界最大級のマルチカラー噴水「THE FOUNTAIN」、全天候ドーム型施設「COVE MANILA」などを備える。VIPマーケット縮小や悪天候の影響で収益は減少したが、ロイヤルティプログラム「REWARD CIRCLE」の新規登録者数は10万2,000人と前年から29%増加した。

グループ全体の構成と事業の多様性

当社グループは、当社、子会社19社、関連会社3社で構成される。遊技機事業では、当社のほか、製造子会社として㈱メーシー、㈱エレコ、㈱ミズホ、㈱アクロス、㈱ユニバーサルブロスが事業を担う。統合型リゾート事業は、TIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC.が運営主体である。その他事業として、メディアコンテンツ事業があり、スマートフォン向けシミュレーターアプリ「沖ドキ!ゴージャス」「アレックス ブライト」の配信、月額制サービス「ユニバ王国」、ソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」の運営、楽曲配信などを行っている。また、非連結子会社8社、持分法適用関連会社2社なども存在する。

財務の特徴と収益の変動

当社グループの連結売上高は、2013年3月期の992億円から増減を繰り返し、2023年12月期には1,790億円のピークを記録した。しかし2025年12月期は売上高1,228億円、営業損失32億円、親会社株主に帰属する当期純損失2,314億円と大幅な赤字となった。主因はオカダ・マニラにおける減損損失の計上である。過去にも2017年12月期(純損失134億円)、2019年12月期(同52億円)、2020年12月期(同192億円)、2021年12月期(同191億円)、2024年12月期(同156億円)と赤字を計上した年がある。売上高の変動には、遊技機事業の新機種投入サイクルやIR事業の市場環境が影響している。

業界の中での役割は遊技機メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,228億円
営業利益
-32億円
営業利益率
-2.6%
純利益
-2,314億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
統合型リゾート(IR)事業654億円53.3%-71億円-10.9%
遊技機事業567億円46.2%107億円18.9%
その他(注)5億円0.4%6億円120.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01遊技機主力

パチスロ・パチンコ機及び周辺機器の研究・開発・製造・販売、部材ユニット調達を手がける。当社と子会社が製造を担い、日本国内の遊技場向けに供給している。

主な製品・サービス2
パチスロ機
遊技場に設置されるスロットマシン。多種多様なゲーム性を備え、娯楽性を提供する。
パチンコ機
遊技場に設置されるパチンコ台。遊技球を使用した娯楽機器であり、様々な演出や機能を搭載する。

02統合型リゾート(IR)準主力

フィリピンにおいて、ゲーミング、ホテル、飲食、リテイル&リーシング、エンターテインメント及び不動産開発等の統合型リゾート事業を展開している。

03その他副次

メディアコンテンツ事業を展開。

製品と技術

スマートパチスロシリーズとボーナストリガー搭載機

パチスロ機では、スマートパチスロの普及が進み、新台販売の大半を占めるまで成長した。当社はボーナストリガー(BT)搭載機など多彩なゲーム性を持つ製品を投入している。2025年12月期に販売した主なタイトルは、まどか☆マギカシリーズ最新作「スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」、A PROJECT初のスマスロ「アレックス ブライト」、沖ドキ!シリーズ史上最高スペックを搭載した「スマスロ 沖ドキ!DUO アンコール」である。これらはホールでの稼働も好調であり、市場シェア拡大に貢献している。

スマートパチンコとラッキートリガー3.0プラス

パチンコ機においては、ラッキートリガー(LT)3.0プラスを搭載したスマートパチンコの市場投入が広がっている。当社グループ初のスマートパチンコとして、『eシャーマンキング』および『eシャーマンキング でっけぇえなver.』を販売した。また、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの野球ゲームをモチーフにした『Pハネモノ ファミリースタジアム』も投入し、幅広いユーザー層を獲得している。これらの製品は、従来のパチンコ機に比べて不正防止や依存症対策にも寄与する設計となっている。

メディアコンテンツ事業:シミュレーターアプリと楽曲配信

その他事業としてメディアコンテンツ事業を展開し、遊技機の魅力をデジタル上で提供している。スマートフォン向けシミュレーターアプリでは、『沖ドキ!ゴージャス』『アレックス ブライト』をApp Store・Google Playで配信。『アレックス ブライト』はゲームカテゴリの有料ランキングで上位10位以内に入るヒットとなった。月額制サービス「ユニバ王国」や基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」では、常時イベントを開催し新規ユーザー獲得を図っている。楽曲配信では、Apple Music、Spotify、YouTube Musicを含む24サイトに「スマスロ 沖ドキ!DUOアンコール オリジナルサウンドトラック」など8タイトルを提供した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

パチンコ機器大手、海外依存度低く減収

パチンコ・パチスロ機器の製造販売を手掛ける。同業には日本製鋼所(産業機械)や三浦工業(ボイラ)など異業種が多いが、遊戯機器専業では最大手の一角。売上高は2023年1790億円から2025年1228億円へ減少。営業利益率は2.4%から▲2.6%と悪化。国内市場の縮小が主因で、海外展開が限定的なため業績回復は不透明。

強み

  • パチンコ機器で長年高いシェアを維持しブランド力がある。
  • 遊技機に関する多数の特許を保有し技術的優位性を確保。
  • 全国のパチンコホールとの強固な販売チャネルを持つ。
  • 自己資本比率が高く、減収下でも財務は比較的健全。

課題

  • パチンコ人口減少と規制強化で市場が縮小傾向。
  • 海外比率が低く、国内市場縮小を補えていない。
  • 風営法改正など規制変更が事業に大きな影響を与える。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がユニバーサルエンターテインメント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1575A前澤ホールディングス720億円
26118アイダエンジニアリング706億円15.3倍
36387サムコ660億円38.0倍
46339新東工業655億円
56309巴工業615億円14.9倍
66425ユニバーサルエンターテインメント568億円
76140旭ダイヤモンド工業558億円28.1倍
86333TEIKOKU523億円12.5倍
96289技研製作所517億円27.4倍
106357三精テクノロジーズ512億円9.6倍
116247日阪製作所500億円13.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

ジュークボックスリースから遊戯機械製造へ(1969-1971)

1969年12月、栃木県小山市においてジュークボックスのリース業を目的としてユニバーサルリース㈱が設立された。翌1970年7月には同地に工場を建設し、遊戯機械の製造を開始。1971年10月には商号を㈱ユニバーサルに変更した。創業から2年足らずでリース事業から製造業へ転換した点が特徴であり、以後の遊技機メーカーとしての基盤がこの時期に形成された。

回胴式マシンへの進出と工場拡充(1975-1980)

1975年9月、栃木県小山市に新工場を建設し、以降ここを拠点に本格的なゲームマシンの製造を開始した。1980年3月には小山第二工場を建設・移転し、風俗営業業界向けの回胴式マシン(パチスロ機)へと事業領域を拡大した。この進出が後の主力事業となるパチスロ機販売の起点となり、同社の成長を大きく方向づけた。

米子工場取得とアルゼへの社名変更(1988-1998)

1988年4月、鳥取県米子市に米子工場を取得し、アミューズメント機の生産を開始した。その後、1993年7月に本社を東京都港区高輪のユニバーサル本社ビルへ移転。1998年4月にはユニバーサル販売㈱を吸収合併し、商号をアルゼ㈱に変更するとともに本社を江東区有明に移した。同年9月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場へのアクセスを確保した。

四街道工場建設と生産体制強化(1999-2001)

1999年8月、千葉県四街道市に新工場を建設し、パチスロ・パチンコ遊技機の製造拠点とした。2001年2月には同地に四街道テクノセンターを新設し、技術開発機能を集約した。これらの投資により、遊技機の開発・生産能力が大幅に向上し、後のスマート遊技機時代への対応力を高めた。

Aruze USA取得と統合型リゾート事業への多角化(2000年以降)

2000年10月、Aruze USA, Inc.(現連結子会社)の株式を取得し、海外事業の足がかりを築いた。その後、フィリピン・マニラにおいて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を展開し、ゲーミング、ホテル、飲食、エンターテインメントを含む統合型リゾート(IR)事業に参入した。2025年12月期には同事業で減損損失を計上し、グループ全体の当期純損失が2,314億円に膨らむなど、収益面での課題も顕在化している。

年表15件を開く

1960年代

  • 1969年12月ジュークボックスのリース業を目的として栃木県小山市にユニバーサルリース㈱を設立

1970年代

  • 1970年7月遊戯機械の製造を目的として同地に工場を建設し製造を開始
  • 1971年10月商号変更商号を㈱ユニバーサルに変更
  • 1972年6月工場隣接地に土地を購入し、工場を新設
  • 1975年9月栃木県小山市に新工場を建設し、以後ここを拠点として本格的に各種のゲームマシンの製造を開始

1980年代

  • 1980年3月栃木県小山市第三工業団地内に、新工場(小山第二工場)を建設、移転し、ゲームマシンの製造から風俗営業業界の回胴式マシンへ進出
  • 1988年4月鳥取県米子市に新たな生産拠点として米子工場を取得、アミューズメント機の生産を開始

1990年代

  • 1993年4月M&Aユニバーサル販売㈱との合併により消滅
  • 1993年7月東京都港区高輪のユニバーサル本社ビルに本社を移転
  • 1994年10月岩手県盛岡市に盛岡出張所を開設(現盛岡営業所)
  • 1998年4月M&Aユニバーサルテクノス㈱はユニバーサル販売㈱を吸収合併の上、商号をアルゼ㈱に変更し、東京都江東区有明に本社を移転
  • 1998年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1999年8月千葉県四街道市に新工場を建設(現パチスロ・パチンコ遊技機製造工場)

2000年代

  • 2000年10月M&AAruze USA, Inc.(現連結子会社)の株式取得
  • 2001年2月千葉県四街道市に四街道テクノセンターを新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,004人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は741万円で、9期前と比べて+19.7%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月7,095
2017年3月7,062
2018年12月7,866
2019年12月61941.09.08,437
2020年12月63341.010.06,775
2021年12月65442.011.06,408
2022年12月66943.011.06,689
2023年12月71144.012.06,983
2024年12月70244.012.07,43740
2025年12月74145.013.07,004−46

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 6 / 海外 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — マニラ1,838億円
統合型リゾート(IR)事業
四街道工場 — 千葉県四街道市103億円
遊技機事業 その他
本社 — 東京都江東区1,131百万円
遊技機事業 その他
小山工場 — 栃木県小山市501百万円
遊技機事業
東京営業所(東京都江東区)他18拠点379百万円
遊技機事業
岡田美術館 — 神奈川県 足柄下郡箱根町0百万円
その他
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱エレコ(注)1
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミズホ(注)1
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アクロス
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユニバーサルブロス
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 海外
    TIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC. (注)1(注)2
    フィリピン(マニラ)
    議決権99.9%
  • 海外
    Tiger Resort Asia Limited (注)1
    中国(香港)
    議決権100.0%
  • 海外
    Brontia Limited (注)1(注)2
    中国(香港)
    議決権100.0%
  • 国内
    Aruze USA, Inc.
    アメリカ(ネバダ州)
    議決権100.0%
  • 国内
    ARUZE Investment Co.,Ltd. (注)2
    カンボジア(プノンペン)
    議決権49.0%
  • 海外
    UE RESORTS INTERNATIONAL, INC.
    フィリピン(マニラ)
    議決権99.9%
  • 海外
    EAGLEⅠLANDHOLDINGS,INC. (注)2
    フィリピン(マニラ)
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,228億円営業利益-32億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.8%、利益が-206.7%。

売上高
-2.8%
1,228億円
営業利益
-206.7%
-32億円
純利益
-2,314億円
営業利益率
-2.6%
前期比 -5.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,400億円1,228億円
営業利益160億円-32億円
純利益20億円-2,314億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は766億円、営業利益は102億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+23.2%、営業利益は+1175.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3554813.529
2023年2Q4385913.5181
2023年3Q4485913.229
2023年4Q54945
2024年1Q3444011.635
2024年2Q285−7−2.5−30
2024年4Q634−3−0.5−161
2025年2Q62281.3−99
2025年4Q606−40−6.6−2,215
2026年2Q76610213.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は992億円から1,228億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-2.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月992449274
2014年3月86823694
2015年3月881221102
2016年3月917223157
2017年3月1,112270186
2017年12月685−128−134
2018年12月9336721,612
2019年12月1,249−79−52
2020年12月909−92−192
2021年12月904−25−191
2022年12月1,410139115
2023年12月1,790381284
2024年12月1,26330−562.4−156
2025年12月1,228−32−185−2.6−2,314

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,228億円のうち、営業利益として残るのは-32億円-2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2,314億円、売上の-188.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.4%508億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金61.2%752億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.6%-32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
58.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比11.2pt
-2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比195.4pt
-188.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比100.4pt
-92.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-61.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが111億円、投資CFが−39億円で、差し引きのフリーCFは72億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は363億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月281−221−3260528
2014年3月30−270−39−240287
2015年3月15−118175−103394
2016年3月191−669567−478515
2017年3月238−1,2061,668−9681,190
2017年12月−22−59944−621356
2018年12月1531,548−1,6321,701459
2019年12月295−289−896382
2020年12月31−185144−154371
2021年12月17−70−18−53305
2022年12月245−90−112155358
2023年12月280−101−113179442
2024年12月15−134−98−119238
2025年12月111−399372363

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は3,736億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,297億円で、自己資本比率は34.7%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,1821,63454874.5
2014年3月2,4881,94354577.5
2015年3月2,8812,20068175.9
2016年3月3,6962,2911,40561.7
2017年3月5,6862,6003,08645.6
2017年12月5,4372,3093,12842.6
2018年12月5,1073,7511,35673.4
2019年12月5,7323,7182,01464.9
2020年12月5,6853,5762,10962.9
2021年12月5,7243,3892,33559.2
2022年12月5,9623,4932,46958.6
2023年12月6,2803,8842,39661.8
2024年12月6,3283,6972,63158.4
2025年12月3,7361,2972,43934.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
400億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,112億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
27億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,439億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
53
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中163位あたり、逆に低いのは営業利益率209社中198位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-92.7%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.6%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥708で、1年前と比べて-30.9%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥708-3.0%1ヶ月+5.8%1年-30.9%時価総額568億円
過去52週の値幅
安値¥612高値¥1,110

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)27.4倍
PBR0.43倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で +7.91% と上昇し、13日に 784円 の高値をつけたが、19日には 696円 に急落。25日移動平均線(687.64円)は辛うじて上回るが、75日線(704.77円)を下回る水準。52週高値(1110円)からは約37.3%低い位置で、52週安値(612円)からは約13.7%高い。8月10日には出来高が 898,300株 と急増し、その後も高水準が続く。RSIは 58.37 と中立圏で、需給は荒い展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERが算出不能で、予想PERは27倍と業界平均23倍を上回る。PBRは0.42倍と業界平均1.53倍を大きく下回り、割安に見えるが、ROEが-92.7%と大幅な赤字で、直近の純損失が2314億円と巨額。売上高も減少傾向で、業績悪化が著しい。無配当であり、配当利回り0%。財務リスクが高く、割高と判断せざるを得ない。

指標この会社業種平均
PER (予想)27.4倍
PBR0.43倍1.50倍
ROE-92.7%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、遊技機市場が縮小する中で収益を立て直せるか。強気派は、2023年に増収増益を達成した実績や、市場再編による生き残りを評価し、新機種の投入で回復を期待する。一方、弱気派は、2024年の大幅赤字や2025年の巨額損失を重視し、需要構造の悪化と規制コスト増が構造的とみる。さらに、業界の再編が進み、競争が激化するなかで、同社のシェア維持が難しくなっているとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 2023年の増収増益

    売上高1790億円、純利益284億円を計上し、収益回復の実績がある。

  • 市場再編の恩恵

    業界再編でシェア拡大や価格競争緩和の可能性がある。

  • 株価の割安感

    PBR0.42倍と解散価値以下の水準で、株主還元の余地がある。

  • 予想PER27倍と黒字転換期待決算発表後影響

    予想PER27倍は前期純損失2314億円からの黒字を想定

  • PBR0.42倍と純資産大幅割れ継続影響

    PBR0.4201倍は1株純資産の42%水準

  • 売上高1228億円と高水準維持通年影響

    売上高は前期1263億円から1228億円とほぼ横ばい

  • 外国人保有74.5%の高い関心継続影響

    外国人持ち株比率74.54%は高い需給の厚み

マイナスに働く材料7
  • 市場の構造的縮小

    パチンコ市場は長期的に縮小傾向で、需要回復は見込みにくい。

  • 巨額損失と財務悪化

    2025年12月期に2314億円の純損失を計上し、財務体力が懸念される。

  • 規制強化の影響

    規制強化により遊技機の開発コストが増大し、収益性を圧迫する。

  • 純利益2314億円の巨額赤字通年影響

    2025年12月期純損失2314億円と大幅な赤字

  • 営業損益-32億円へ赤字転落通年影響

    営業損益は前期30億円から-32億円へ悪化

  • 無配当継続で株主還元なし継続影響

    配当利回り0%と無配当が長期化

  • ROE-92.7%の資本棄損継続影響

    ROEが-92.7%と大幅な赤字で資本を毀損

次の決算で確かめる点
遊技機販売台数
販売台数は収益の主源で、市場シェアと需要動向を示す。
営業利益率
販売台数とコスト管理の効率性を測る重要な指標。
新機種投入サイクル
業績が依存するため、投入計画の進捗は将来性を左右する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から25.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
42.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年12月501.9
2019年12月500.0
2023年12月40−20.042.0
2024年12月30−25.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ18,154人。区分でいちばん多いのは外国法人74.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.6%を占め、残る97.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人82.283.081.778.576.274.3
個人・その他14.413.815.717.520.020.6
自己株式3.43.43.43.43.43.4
事業法人0.20.20.81.02.12.4
証券会社1.51.01.02.11.42.2
外国人個人0.40.00.00.00.10.2
金融機関1.31.90.70.80.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01OKADA HOLDINGS LIMITED (常任代理人 SMBC日興証券株式会社)67.90
02横塚 ヒロ子2.55
03STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.23
04ユニバーサル従業員持株会0.94
05上田八木短資株式会社0.80
06JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.64
07株式会社北斗0.59
08株式会社SBI証券0.53
09野村證券株式会社0.49
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−901%、1株純資産は14期で−24%。直近期のROEは-92.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3732,21618.75.016.4
2014年3月1282,6295.314.712.6
2015年3月1392,9804.914.123.5
2016年3月2133,1097.08.8
2017年3月2533,2877.614.117.5
2017年12月−1702,932−5.5
2018年12月2,0384,74653.21.61.9
2019年12月−664,756−1.4
2020年12月−2484,614−5.3
2021年12月−2464,373−5.5
2022年12月1494,5073.316.0
2023年12月3675,0117.76.342.0
2024年12月−2014,771−4.1
2025年12月−2,9861,674−92.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額363百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
岡田知裕代表取締役社長59
庄子善行取締役71
柳一之取締役57
佐藤暢樹取締役55
酒井綱一郎取締役68
熊谷貴之取締役50
奥田都修取締役(常勤監査等委員)54
鈴木誠取締役(監査等委員)60
金子彰良取締役(監査等委員)57

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)62107328447
社外取締役7797911

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容569字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社19社及び関連会社3社により構成されており、パチスロ・パチンコ機等の遊技機及び周辺機器の研究・開発・製造・販売、統合型リゾート(IR)事業、メディアコンテンツ事業等を行っております。 当社の企業集団が営む事業内容と、当社と各社の当該事業に係る位置づけ並びにセグメントとの関係は、以下のとおりであります。(2025年12月31日現在) セグメントの名称   主要な事業内容   会社名 遊技機事業   パチスロ・パチンコ機及び周辺機器等の研究・開発・製造・販売、部材ユニット調達   当社 パチスロ・パチンコ機の製造   ㈱メーシー、㈱エレコ、㈱ミズホ、 ㈱アクロス、㈱ユニバーサルブロス 統合型リゾート(IR)事業   ゲーミング、ホテル、飲食、リテイル&リーシング、エンターテインメント及び不動産開発等の事業   TIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC. その他    メディアコンテンツ事業   当社 ※上記のほかに連結子会社が5社、非連結子会社で持分法非適用会社が8社、関連会社で持分法適用会社が2社、関連会社で持分法非適用会社が1社あります。 以上の状況についての事業系統図は次のとおりであります。(2025年12月31日現在)
経営方針・対処すべき課題2,784字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、グローバルエンターテインメント企業として「楽しさ」を創造し、「夢のある社会」創りに貢献することを経営の基本方針としております。 具体的には、パチスロ・パチンコ機及び周辺機器等の研究・開発・製造・販売を行うメーカーとして、ユーザーの皆さまに「楽しい!」を提供してまいります。また、フィリピン・マニラにおいて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を展開していくことで、多くのお客様へ魅力あふれる総合的な「エンターテインメント」を体験していただくことを通じて、世界中の皆さまを魅了してまいります。 (2) 経営戦略等 遊技機業界は、少子化やレジャーの多様化、遊技人口の減少による集客減や稼働低下等を背景に、緩やかな縮小傾向が続いています。店舗数の減少に伴い、設置台数や販売台数も減少しています。しかしながら、パチスロ機においてはスマートパチスロの市場導入が継続的に進み、好調な稼働を維持しており、今後もさらなるシェア拡大が期待できる状況です。当社グループは、過去の規制強化の局面においても、一時的な落ち込みはあったものの画期的なシステムや魅力ある製品を開発し、業界を牽引してきた実績があります。今後も、当社が持つコンテンツの強みや高い技術力を活かし、ユーザーの皆様に「楽しい!」を提供する魅力あふれる製品開発を行います。また、技術開発・製造の効率化によるコスト削減を推進し、業績の安定的な維持とさらなる成長を図ってまいります。 またフィリピン、マニラ・ベイ地区にて展開している統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」では、フィリピンで唯一のフォーブス・トラベルガイド5つ星を獲得した統合型リゾート(IR)として、フィリピン国内における大規模統合型ホスピタリティ開発の指標としての地位を確立しています。エンターテインメントシティ内に位置する30ヘクタールの敷地は、ゲーミング、宿泊施設、飲食店、小売店、ウェルネス施設、大規模イベントを単一の統合された環境の中で提供する統合型リゾートとして運営されています。その設計理念と運営方針には、日本の精密なこだわりとフィリピンの温かなおもてなしを融合させるという想いが込められています。この調和は、ゲストの皆さまが滞在を通じて体験する価値や、従業員によるサービス提供のあり方の中に息づいています。 (3) 経営環境 遊技機業界では、ゲーム性の向上に加え、不正防止や依存症対策にも寄与するスマート遊技機の普及が本格的に進んでいます。パチスロ機においては、遊技機メーカーから発売される新機種の多くがスマートパチスロとして市場投入される状況となりました。パチンコ機でも、スマートパチンコの導入が徐々に進み、着実にシェアを拡大しています。こうした市場環境の変化は、画期的なシステム、コンテンツやソフトの充実、高い技術力の活用によって、新たな販売機会を生み出し、販売シェアの向上に繋がります。当社は、市場環境・開発環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、パチンコホール経営への貢献度の高い魅力ある遊技機の開発・販売に努め、当社グループの遊技機の優位性を示してまいります。またその魅力ある遊技機を通して、遊技機業界全体の活性化に貢献してまいります。 統合型リゾート(IR)事業においては、これまで、フィリピンのゲーミング市場は低いゲーミング税率や法人税免除等のタックスメリット、安価な人件費等、他国に比べて優れた事業環境に支えられ高い成長率を維持しており、国内マスマーケットの堅調な伸びや、海外からの訪問客の増加もその成長を後押ししてきました。しかしながら近年、市場全体でVIP顧客向け売上高が大きく減少し、国内マスマーケットの獲得に向けた各統合型リゾート間の競争は以前にも増して厳しくなっています。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①遊技機事業 遊技機業界では、スマートパチスロの好調な稼働を背景に市場環境の改善が進んでおりますが、少子化やレジャーの多様化に伴う遊技人口の減少がパチンコホールの集客や稼働の低下を招き、経営環境は依然として厳しい状況が続いています。当社グループは、独自性のある魅力的な遊技機創出と生産体制の活用をもって、引き続きパチンコホール経営への貢献度が高い遊技機を提供することで、販売シェアの向上を図り、市場の活性化に努めてまいります。 ②特許戦略 かねてより当社グループは、知的財産の創出と保護の重要性を認識し、特許申請書類の標準化などによって、より多くの優れた発明の権利化のための仕組み作りを進めてまいりました。また、それぞれの発明を技術分野ごとに取りまとめて出願する体制を確立することにより、申請書類の内容を充実させ、出願数に対する登録数の割合の向上を図ってまいりました。当社グループが取得した特許及び特許出願中の技術は、他社と比較しても極めて有効で実利的な内容であり、これらを最大限自社製品の開発に活かし、付加価値を向上させることで、他社製品と技術面での差別化を図り、当社グループの事業における優位性を確保してまいります。さらに、特許ライセンス収入の確保を目的とした特許活用戦略及び権利侵害に対する権利行使を強力に推進してまいります。 ③統合型リゾート(IR)事業 当社グループが運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は、最高級のホテル、世界各国の料理を提供するファインダイニング、高級商業施設、世界最大級のマルチカラーの演出による噴水「THE FOUNTAIN」、ビーチクラブを有する全天候ドーム型施設「COVE MANILA」等の施設を完備しており、国内外からのすべてのお客様にご満足いただける最高級の“非日常”を提供し続けることを目指しております。また、顧客層に合わせたゲーミングフロアの拡充とレストランやリテイルの整備により、来場者数、宿泊者数の増大を図ってまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 遊技機事業においては、市場調査と営業体制のさらなる強化を図るとともに、多様化する市場ニーズにマッチしたパチスロ・パチンコ機を提供することで販売台数を確保し、市場シェアNo.1の地位を獲得します。また、業務効率の向上による筋肉質な経営体制を築き、安定的な黒字体質の構築を図ってまいります。 フィリピンにおける統合型リゾート(IR)事業においては、調整後EBITDAを指標としてまいります。
事業等のリスク2,761字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努めてまいります。また、以下に記載の主要なリスクが顕在化する可能性の程度や時期、業績に与える影響については、合理的に予測することは困難であるため記載しておりません。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)遊技機事業 遊技機事業においては、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」に基づき、国家公安委員会規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)で定められた「技術上の規格」に適合することが必要であり、機械ごとに指定試験機関(一般財団法人保安通信協会・一般社団法人GLI Japan)による型式試験及び各都道府県の公安委員会の型式検定を受けております。これらの法律・規格の改廃が行われた場合、当社グループは業界の動向及び他社申請状況の分析に基づき、計画的、戦略的に申請を実行いたしますが、行政当局の指導や業界による自主規制などにより大きな変更を余儀なくされた場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。また、業界における嗜好性等の変化、所得状況を含む国内の景気動向により、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。さらに、半導体を中心とした遊技機製造のための部材の供給不足により、製造計画や販売計画が変更される可能性があります。 (2)統合型リゾート(IR)事業 当社グループでは、フィリピンにおいて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を展開しており、以下に列挙するリスクに起因する事業環境等の変動要因により、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ①競争に関するリスク オカダ・マニラは、フィリピン国内やアジア地域で国際的に競争している上、フィリピン政府によるゲーミング事業を行うライセンスが追加発行された場合、さらに競争が激化、または市場シェアを獲得・維持できないリスクがあります。また、競争により質の良いゲーミングプロモーターとの関係の維持継続や、各国政府の方針により収益貢献の高いVIPプレーヤーの確保が難しくなるリスクがあります。 ②情報セキュリティに関するリスク ホテル宿泊客、ゲーミングプレーヤー、特典サークル会員、従業員等の個人情報データの保護のセキュリティ違反、漏洩などに対して罰金、罰則など行政処罰が課され、顧客からの評判・信頼を失うリスクがあります。また、IT及びセキュリティシステムにおける不備・機能不全、攻撃や不正アクセスによる情報の漏洩などの結果として、事業、経営成績、評判への悪影響が出て、ライセンスへの影響を受けるリスクがあります。 ③フィリピンのゲーミング事業に関するリスク フィリピンにおける統合型リゾート(IR)事業は、PAGCOR(Philippine Amusement and Gaming Corporation:フィリピンカジノ運営公社)発行のライセンスの下で行われており、ライセンス維持の条項及び要件が厳しく変更・修正された場合、PEZA(Philippine Economic Zone Authority:フィリピン経済区庁)の租税優遇措置を受けるためには、その登録契約を継続的に順守し、将来の法制を順守する必要がありますが、順守されない場合、リスクが生じる可能性があります。また、PAGCORとそのライセンシーが享受している税務上の特権がフィリピン連邦議会で改正された場合、別途法人所得税を課されるリスクもあります。 ④その他 フィリピン国内経済の減速、信用格付の低下といった経済的要因、フィリピン国内の政情不安、テロの発生、南シナ海における領有権争いが激化するといった政治的要因、台風や火山活動などの自然災害・疫病などが発生するといった外的要因にさらされる可能性があります。 (3)その他のリスク ①訴訟関係 当社グループでは係争中の案件が複数あり、これら訴訟の判決結果によっては、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。引き続き、訴訟リスクの回避に努力してまいりますが、第三者から新たに提訴された場合、その判決結果によっては、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 ②感染症の流行によるリスク 新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大等、大規模な感染症の流行や収束までの期間が長期化した場合には、一時的な操業停止や開発・製造・販売等の事業活動に支障をきたし、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。なお当社グループでは、お客様・取引先・従業員の「安全・安心」を第一に考え、各国行政の指針に基づいて、時差出勤、リモートワークの活用、WEB会議の推奨等の感染防止対策に取り組んでいます。 ③本社及び主要な事業会社(拠点)の事業運営に重大な影響を与える自然災害等のリスク 地震、津波、竜巻、台風等の自然災害、戦争、テロ、その他の要因による社会的混乱により、本社及び主要な事業会社(拠点)が被災し、経営体制の本社機能、管理機能が麻痺することにより、主要な事業会社のオペレーション上の事業継続リスクがあります。 災害等で被害を受けた場合、重要な機能を可能な限り中断せず、また中断した場合にもできるだけ早急に復旧できるように、当社では災害対策本部を立ち上げ対応いたします。しかしながら、災害等が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ④固定資産の減損 収益性の低下、使用目的の変更により、将来キャッシュ・フローが悪化し、固定資産の減損処理が必要になる可能性があります。 ⑤繰延税金資産の取崩し 繰延税金資産の計上は将来の課税所得に関する見積りに依存しており、税務上の繰越欠損金、将来減算一時差異の回収見込みが減少し、法人税等調整額の計上が必要になる可能性があります。 ⑥投資有価証券の減損 実質価値低下により、投資有価証券の減損処理が必要になる可能性があります。 ⑦為替リスク 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、グループ内の海外関係会社について各社の外貨建損益及び資産・負債を円換算して連結財務諸表に取り込むことから、為替レートの変動により、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,470字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境が改善し、インバウンド需要の増加などにより緩やかな回復基調が見られました。一方で、世界経済は、米国の関税引き上げ政策や、東欧・中東地域における紛争の長期化、中国経済の不振などを要因として、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような経営環境の中、為替相場の変動や資源価格・原材料コストの動向が企業収益に影響を及ぼし、当社グループを取り巻く環境は、高い不確実性を前提とした柔軟かつ慎重な経営判断が求められています。また、環境・社会課題への対応やコーポレート・ガバナンスの強化についても、中長期的な企業価値向上に向けた重要な経営課題と位置付け、継続的な取り組みを進めています。さらに、自然災害や予期せぬ事象による事業への影響についても想定し、リスク管理体制の整備を進めています。 遊技機事業では、スマートパチスロのシェア拡大が順調に進み、遊技の多様性を目的としたボーナストリガー(BT)搭載機の登場など、パチスロ市場は堅調に推移しました。パチンコ機においても、ラッキートリガー(LT)3.0プラスを搭載したスマートパチンコの市場投入が広がっています。当連結会計年度は、パチスロ8タイトル、パチンコ8タイトルを市場投入し、総販売台数は115,000台となりました。 統合型リゾート(IR)事業においては、フィリピンのゲーミング市場全体がVIPマーケットの縮小という構造的な逆風に直面し、当社グループもその影響を大きく受けました。加えて、悪天候や政情不安による来訪者数の減少などの一時的要因も重なり、ゲーミング収益は前年を下回りました。 この結果、売上高は122,827百万円(前期比 2.8%減)、販売費及び一般管理費はオカダ・マニラにおける減価償却費の増加もあり、営業損失は3,228百万円(前年同期 営業利益3,024百万円)となりました。加えて、前年同期より円高ドル安による為替差損の計上があり、経常損失は18,497百万円(前年同期 経常損失5,599百万円)、主にオカダ・マニラにおける減損損失の発生により親会社株主に帰属する当期純損失は231,425百万円(前年同期 親会社株主に帰属する当期純損失15,569百万円)となりました。 なお、事業セグメント別の業績は以下のとおりです。各業績数値はセグメント間売上高又は振替高を調整前の金額で記載しております。 ①遊技機事業 当連結会計年度における遊技機事業の売上高は56,708百万円(前期比 30.4%増)、営業利益は10,662百万円(前期比 45.8%増)となりました。 遊技機業界では、スマートパチスロの普及が順調に進み、新台販売の大半を占めるまでに成長しました。その高い人気がパチスロ市場全体を牽引しており、市場環境は良好に推移しています。パチンコ機においては、ラッキートリガー(LT)3.0プラスを搭載したスマートパチンコの市場投入を契機に、スマート遊技機の普及が加速しています。 かかる状況下で当社は、まどか☆マギカシリーズ最新作『スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』、A PROJECT 初のスマスロ『アレックス ブライト』、沖ドキ!シリーズ史上最高スペックを搭載した『スマスロ 沖ドキ!DUO アンコール』等の販売を行いました。パチンコ機においては、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの国民的野球ゲームをモチーフとした『Pハネモノ ファミリースタジアム』、LT3.0プラスを搭載した当社グループ初のスマートパチンコ『eシャーマンキング』『eシャーマンキング でっけぇえなver.』等の販売を行いました。 ②統合型リゾート(IR)事業 当連結会計年度における統合型リゾート(IR)事業の売上高(1) は65,409百万円(前期比 20.2%減)、営業損失は7,114百万円(前年同期 営業利益2,871百万円)となりました。また、調整後EBITDA(2) は10,282百万円(前期比 47.4%減)となりました。 フィリピン・マニラのエンターテインメントシティにおけるゲーミング市場は、依然として調整局面にあり、当該市場全体が縮小傾向にある中、悪天候や政情不安による来場者の一時的な減少の影響等により、オカダ・マニラの実績は前年を下回りました。 ゲーミング収益部門では課題がある一方、主要な事業指標では回復力と成長を示しました。特に会員数と参加率の大幅な改善が見られ、ロイヤルティプログラム「REWARD CIRCLE」の新規登録者数は10万2,000人となり、前年の7万9,000人から約29%増加するとともに、月間ユニークアクティブ会員数は0.8%の緩やかな増加となり、顧客基盤における安定したエンゲージメントが確認されました。 マーケティング施策では、特にロイヤルティプログラム「REWARD CIRCLE」を通じ、顧客エンゲージメントとロイヤルティの醸成に注力しました。主な取り組みとして、4回にわたるVIPトーナメントシリーズの開催、主要なカルチャーフェスティバル期間中の限定コンサートの実施、そして恒例の「Christmas Village」は「Christmas Carnival」へと刷新したことで1日平均7,400人の参加者を集めました。 さらに、新たなアトラクションとして、BTSの楽曲「Dynamite」をフィーチャーした噴水ショーの開始により、ゲスト体験を一層充実させるとともに、リゾートへの新規訪問者を誘致しました。 オカダ・マニラは様々な課題に直面しながらも、顧客エンゲージメントの強化、革新的なマーケティング戦略、市場環境への柔軟な対応により、持続的な成長の基盤を築きました。今後も、ブランド価値の向上と、大切なゲストの皆様に卓越した体験を提供することに尽力してまいります。 (1)売上高は、総売上高からゲーミング税及びジャックポット費用を控除したもの (2)調整後EBITDA = 営業損益 + 減価償却費 + その他の調整項目 ③その他 当連結会計年度におけるその他の売上高は534百万円(前期比 12.1%増)、営業利益は113百万円(前年同期 営業損失198百万円)となりました。 メディアコンテンツ事業においては、App Store・Google Play にて『沖ドキ!ゴージャス』『アレックス ブライト』のシミュレーターアプリを配信しました。『アレックス ブライト』は、ゲームカテゴリの有料ランキングで上位10位以内に入るなど好評をいただきました。月額制サービスの「ユニバ王国」及び基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」では、ゲーム内イベントを常時開催し、新規ユーザーの獲得と満足度向上に努めています。 楽曲配信では、主要サイト Apple Music・Spotify・YouTube Music をはじめとする24のサイトへ「スマスロ 沖ドキ!DUOアンコール オリジナルサウンドトラック」等、8タイトルを提供しました。 なお、「その他」セグメントの売上高及びび営業利益は、いずれもセグメント間取引を消去した後の金額により表示しております。 (2)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 遊技機事業(百万円)   57,516   174.1 合計(百万円)   57,516   174.1 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.統合型リゾート(IR)事業及びその他事業については、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ②受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高 (百万円)   前期比(%) 遊技機事業   58,729   146.4   2,233   575.6 合計   58,729   146.4   2,233   575.6 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.統合型リゾート(IR)事業及びその他事業については、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ③販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 遊技機事業(百万円)   56,708   130.4 統合型リゾート(IR)事業(百万円)   65,409   79.8 その他(百万円)   534   112.1 合計(百万円)   122,653   97.4 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.相手先別販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。 3.上記販売高のほか、各報告セグメントに配分していない全社販売高174百万円があります。 (3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 以下の当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析等の内容は、原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、必要と思われる見積り及び仮定は合理的な基準に基づいて実施しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 また、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 2財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 ②当期の財政状態の概況 総資産の額は、現金及び預金、受取手形及び売掛金が増加した一方、減損損失の計上による固定資産の減少、開発仕掛償却による仕掛品減少といった減少項目もあり、前連結会計年度末に比べて259,161百万円減少し373,634百万円となりました。 総負債の額は、連結子会社における長期借入金の返済ならびに新規調達による増加、繰延税金負債の減少、関係会社長期預り金の減少、円高ペソ安の進行によるリース債務の減少により、前連結会計年度末に比べて19,117百万円減少し243,947百万円となりました。 純資産の額は、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことにより、前連結会計年度末に比べて240,043百万円減少し129,687百万円となりました。 ③経営成績の分析 (売上高、売上原価) 売上高の総額は122,827百万円(前期比 2.8%減)となりました。 遊技機事業においては、スマートパチスロの普及が進むとともに、パチンコ市場においてもスマート遊技機の普及が加速する中、主要タイトルを集中して市場投入した結果、当連結会計年度のパチスロ・パチンコ機総販売台数は、前期の92,150台から115,000台となり、売上高は30.4%増加となりました。 統合型リゾート(IR)事業においては、フィリピン市場全体のVIPマーケット縮小という構造的な逆風に加え、悪天候や政情不安による来訪者数の一時的な減少もあり、売上高は20.2%減少となりました。 売上原価の総額は50,846百万円(前期比 0.7%減)(内訳:遊技機事業 36.6%増、統合型リゾート(IR)事業 31.3%減)となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費の総額は75,208百万円(前期比 4.3%増)となりました。 主な増減理由としては、遊技機事業及び統合型リゾート(IR)事業における減価償却費の増加によるものです。 (営業外損益) 営業外収益は5,884百万円(前期比 54.6%減)、営業外費用は21,154百万円(前期比 2.0%減)となりました。 当連結会計年度における主な科目毎の内訳は、借入金消滅差益2,692百万円、持分法による投資利益 2,027百万円、支払利息・社債利息15,719百万円となります。主な増減理由としては、前連結会計年度における多額の為替差益が円高ドル安の進行により当連結会計年度において為替差損に転じたことによるものです。 (特別損益ならびに法人税等) 特別利益は6,530百万円(前連結会計年度 特別利益156百万円)、特別損失は230,304百万円(前連結会計年度 特別損失1,399百万円)となりました。当連結会計年度における主な内訳は、賠償金収入3,512百万円、固定資産売却益3,010百万円、減損損失229,115百万円です。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失は231,425百万円(前連結会計年度 親会社株主に帰属する当期純損失 15,569百万円)、1株当たり当期純損失は2,986.48円(前連結会計年度 1株当たり当期純損失は200.92円)となりました。 ④キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて12,483百万円増加し、36,279百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は次のとおりであります。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 営業活動によるキャッシュ・フローは、11,053百万円の収入となりました。これは主に、減価償却費、減損損失、為替差損や貸倒引当金の増減額を除く税金等調整前当期純利益10,341百万円によるものです。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 投資活動によるキャッシュ・フローは、3,923百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入 3,371百万円、子会社株式の売却による収入 1,345百万円、有形・無形固定資産の取得による支出 9,255百万円によるものです。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 財務活動によるキャッシュ・フローは、9,250百万円の収入となりました。これは主に、長期借入れによる収入71,990百万円、長期借入金の返済による支出 62,633百万円によるものです。 なお当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 資金需要は統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の建設費、遊技機事業の材料費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用、研究開発費等が主なものであります。これらの資金需要に対する資金財源は、手持資金、私募債、金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。当連結会計年度末における社債・借入金(リース債務除く)有利子負債の残高は133,417百万円、現金及び現金同等物の残高は36,279百万円となります。 (4)経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (5)経営戦略の現状と見通し ①遊技機事業 遊技機業界では、スマートパチスロが堅調な稼働を背景に着実にシェアを拡大しています。さらに、遊技の多様性向上を目的としたボーナストリガー(BT)搭載機の普及が進むなか、高く評価される機種も登場しており、パチスロ市場は引き続き拡大傾向にあります。一方、パチンコ機の稼働は全体的にやや低調ですが、メーカー各社によるラッキートリガー(LT)3.0プラス搭載のスマートパチンコの市場投入が広がっています。LT3.0プラスによりゲーム性が拡充された新機種が継続的に市場に登場していることから、今後はスマートパチンコの普及率上昇と市場活性化が期待されます。 2026年12月期の遊技機販売は、ハナビシリーズ初のスマートパチスロ『スマスロ ハナビ』の市場投入、遊技機業界で圧倒的な人気を誇るGODシリーズから『スマスロ ミリオンゴッド-神々の軌跡-』等の販売を開始しています。また、パチンコ機においては、LT搭載機『Pえとたま2 神祭 干支甘』『eラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫』の販売を開始しています。 当社グループは引き続き、独自性のある魅力的な遊技機の創出に努め、遊技機業界全体の活性化に貢献するとともに、販売シェアの拡大に努めてまいります。 ②統合型リゾート(IR)事業 フィリピンのゲーミング市場は今後も競争の激化が予測されます。オカダ・マニラは、マスマーケット顧客の獲得に引き続き注力し、ロイヤルティマーケティングプログラムを通じて顧客基盤の拡大を目指します。加えて、アジア各国の旅行代理店や多様なパートナー企業との連携を推進し、海外からの顧客誘致を図ります。また、主要国にマーケティングオフィスを設置し、国際的なブランド認知度とプレゼンスの向上を図ってまいります。 非ゲーミング事業においては、パールウイング客室改修プログラムが進行中で、追加2フロアの改装完了を2026年内に予定しています。客室体験の質を高めるため、タブレット端末のアップグレードと刷新されたゲスト体験トレーニングプログラムの導入を計画しています。 オカダ・マニラは、今後も新しいゲーミング製品の導入と市場におけるイノベーションの推進に注力してまいります。ゲーミング業界のレベルアップにつながる、常に新鮮で刺激的な体験を提供するとともに、お客様に一層ダイナミックで魅力的なサービスの提供に努めてまいります。 ③その他 メディアコンテンツ事業においては、App Store・Google Play にて高品質なシミュレーターアプリを配信してまいります。月額制サービスの「ユニバ王国」及び基本プレイ無料のソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」においても、サービスの改善、ユーザー満足度の向上に努めてまいります。 (6)資本の財源及び資金の流動性についての分析 ①キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ④キャッシュ・フローの分析」に記載のとおりであります。また、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。 ②キャッシュ・フロー指標のトレンド 2021年12月期   2022年12月期   2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 自己資本比率(%)   59.2   58.6   61.8   58.4   34.7 時価ベースの自己資本比率(%)   33.0   30.9   28.4   12.7   16.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   62.8   4.7   4.2   83.0   12.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   0.3   2.7   2.0   0.1   1.0 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 (注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、社債・借入金を対象としております。 (7)経営者の問題認識と今後の方針について 「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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