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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ホシザキ

HOSHIZAKI CORPORATION6465 · Prime · 機械

業務用製氷機などフードサービス機器で世界トップクラスの総合メーカー。

概要

ホシザキは、業務用製氷機・冷蔵庫・食器洗浄機などフードサービス機器を手がける専業メーカーである。国内では製氷機や冷蔵庫で50%超のシェアを持ち、地域密着型の直接販売とアフターサービスが強み。2024年12月期の連結売上高は4,455億円、営業利益率11.47%。愛知県豊明市に本社を置き、グループ従業員数は約1.7万人。米州・欧州・アジアにも生産販売拠点を広げ、世界で存在感を高めている。

4つの地域セグメントで構成される収益構造

ホシザキグループは、日本・米州・欧州・アジアの4地域を報告セグメントとする。2024年12月期の売上高構成比は、日本が52.6%(2,341億円)、米州27.4%(1,219億円)、欧州13.3%(591億円)、アジア18.4%(817億円)である。利益面では日本が304億円と最大の稼ぎ頭だが、アジアは前年比25.0%増の144億円と成長が顕著。米州は人件費上昇や買収関連費用が響きセグメント利益は110億円と微減。欧州は競争激化とトルコの超インフレ会計の影響で利益が14.6億円と半減した。地域ごとに異なる市場環境に対応しながら、グループ全体の収益を支えている。

国内15社の地域販売会社が担う直接販売モデル

日本国内では、ホシザキ本体が開発・製造を担い、販売と保守サービスは北海道から沖縄まで15の地域別販売会社が担当する。これらの販売会社は「ホシザキ北海道」「ホシザキ東京」「ホシザキ東海」など県単位で編成され、顧客である飲食店・ホテル・給食施設などに直接訪問営業を行う。最終顧客への直接販売比率が高く、納入後の定期メンテナンスや故障対応も同一組織が行うことで、顧客満足度と機器の稼働率を高めている。この仕組みは1960年代後半から徐々に構築され、現在では全国に約1,000の営業所・サービス拠点を展開する。

M&Aで獲得した多様なブランド群を世界各地に配置

海外展開では、2006年のLANCER CORPORATION買収を皮切りに、Jackson WWS(食器洗浄機)、GRAM COMMERCIAL(冷蔵庫)、Brema Group(業務用製氷機)、Oztiryakiler(トルコの厨房機器メーカー)などを相次いで子会社化した。これにより、ホシザキは自社ブランドに加え、アメリカでは「Lancer」「Jackson」「Structural Concepts」、欧州では「Brema」「Oztiryakiler」など地域に根付いたブランドを保有する。買収後も各社のブランドと販路を維持しつつ、グループ全体の研究開発や購買を統合することでシナジーを追求している。2025年12月期には新たな買収によるのれん償却負担が増加した。

主力製品は製氷機・冷蔵庫・食器洗浄機・飲料ディスペンサ

製品群は大きく4つに分類される。製氷機はホシザキの原点であり、国内トップシェアを維持。冷蔵庫・冷凍庫は耐腐食性に優れたステンレス製で、厨房での過酷な使用に耐える。食器洗浄機は子会社Jacksonブランドで米国市場に強みを持ち、大型から卓上型までラインアップがある。飲料ディスペンサはLancerブランドで、炭酸飲料やジュースの提供機器としてファストフードチェーンなどに広く採用されている。これらの製品はすべて業務用であり、一般家庭向けは手がけていない。

業界の中での役割はフードサービス機器の総合メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,859億円
営業利益
519億円
営業利益率
10.7%
純利益
381億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
日本2,267億円46.7%304億円13.4%
米州1,212億円24.9%110億円9.1%
アジア803億円16.5%144億円17.9%
欧州576億円11.9%15億円2.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01フードサービス機器(日本)主力

日本地域では、業務用製氷機、冷蔵庫、食器洗浄機等を開発・製造し、全国の地域販売会社を通じて最終顧客への直接販売とアフターサービスを展開。多品種少量生産に対応する自動化設備を保有。

主な製品・サービス2
業務用製氷機世界シェア首位
ホシザキの中核製品。高い品質と信頼性でホテル・飲食店等で広く使用される。
業務用冷蔵庫・冷凍庫
厨房での食材保管に不可欠な機器。耐腐食性に優れた設計。

02フードサービス機器(米州)主力

米州では、HOSHIZAKI AMERICA等を通じて製氷機、食器洗浄機、飲料ディスペンサ、ショーケース等を開発・製造・販売。代理店販売が中心で、多様なブランド(Jackson、Lancer、Structural Concepts等)を抱える。

主な製品・サービス2
飲料ディスペンサ
Lancerブランドで炭酸飲料やジュースを提供する機器。ファストフードチェーン等で広く使用される。
食器洗浄機(Jackson)
業務用食器洗浄機。耐久性と洗浄能力に定評がある。

03フードサービス機器(欧州)準主力

欧州では、HOSHIZAKI EUROPE等を通じて製氷機、冷蔵庫、食器洗浄機等を販売。Brema Group(イタリアの業務用製氷機メーカー)やOztiryakiler(トルコ)を傘下に持ち、地域に最適化した製品を供給。

04フードサービス機器(アジア)準主力

アジアでは中国、東南アジア、インド等に販売・製造拠点を展開。現地ニーズに合わせた製氷機・冷蔵庫等を供給し、成長市場の開拓を進める。

製品と技術

業務用製氷機――創業以来の中核製品で国内トップシェア

1965年に販売を開始した業務用製氷機は、ホシザキを代表する製品である。飲食店やホテルで使われるキューブアイスから、フレークアイスまで多様な氷の形状に対応。長年の生産で培った製氷機構の加工技術とステンレス溶接技術が品質の基盤となっている。国内シェアは50%を超え、海外でも米州・欧州・アジアの各拠点で現地生産・販売が行われている。2024年にはノンフロン自然冷媒を採用した環境配慮型モデルを投入し、省エネ性能と冷却効率の両立を図っている。

業務用冷蔵庫・冷凍庫――耐腐食性に優れた厨房の要

1972年に販売を開始した業務用冷蔵庫・冷凍庫は、食材の保管に不可欠な機器である。厨房の過酷な環境に耐えるため、ステンレス鋼板を採用し、耐腐食性に優れる。庫内温度の均一性と省エネ性能を重視した設計で、国内外の飲食店や給食施設で広く使われる。日本国内のほか、米国(HOSHIZAKI AMERICAのグリフィン工場)やインド(Western Refrigeration)でも生産され、現地ニーズに合わせた製品を供給している。2025年12月期には、トルコ子会社Oztiryakilerを通じて欧州向けラインナップも強化した。

Jacksonブランドの食器洗浄機――米国で確固たる評価

子会社Jackson WWSが手がける業務用食器洗浄機は、米国市場で高いシェアを持つ。耐久性と洗浄能力に定評があり、フルサービスの大型機からコンパクトなアンダーカウンター機まで幅広いラインアップを揃える。ホシザキグループ入り後も独自ブランドを維持し、代理店販売チャネルを通じてレストランやホテル、病院などに納入されている。日本や欧州でもJacksonブランドの販売を拡大しており、グループ全体の食器洗浄機事業の柱となっている。

Lancerブランドの飲料ディスペンサ――ファストフードで定番

2006年に買収したLANCER CORPORATIONは、炭酸飲料やジュースの飲料ディスペンサで世界有数のメーカーである。同社の製品はファストフードチェーンやコンビニエンスストアで広く採用されており、北米を中心に強固な販路を持つ。ホシザキはLancerの技術とブランドを活かし、飲料ディスペンサ分野での事業基盤を拡大。メキシコやオーストラリア、欧州にも製造・販売拠点を置く。2024年には中国子会社を通じてアジアでの販売も強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位業務用製氷機世界シェア約10%(当社推定)フードサービス機器(日本)

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

業務用冷蔵庫で国内首位、海外展開を拡大

ホシザキは機械業界で、業務用冷蔵庫・自動販売機の大手。売上高は約4900億円で、同業の三浦工業や日本製鋼所と比較し、規模は中位に位置する。ホシザキは業務用冷蔵庫で国内シェアトップクラスで、ライバルとしては三浦工業がボイラー事業で強み、日本製鋼所は産業機械を展開。ホシザキは飲食店向けを中心にシェアを確保し、海外でも成長を続ける。営業利益率は10%を超える高収益体質。今後は海外での需要拡大と、省エネ機器の開発が課題。

強み

  • 国内シェアでトップクラス。
  • 営業利益率が10%超と高水準。
  • アジア中心に拠点拡大。
  • 全国に保守網を持ち顧客満足。

課題

  • 海外メーカーが参入し価格競争。
  • サービス要員の確保が難に。
  • 環境基準に対応する開発費が増。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がホシザキ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16586マキタ1.5兆円17.5倍
26448ブラザー工業1.3兆円19.7倍
36305日立建機1.3兆円16.9倍
47752リコー9,668億円17.4倍
56370栗田工業8,952億円21.3倍
66465ホシザキ8,070億円20.4倍
75406神戸製鋼所8,052億円8.5倍
85076インフロニア・ホールディングス7,832億円11.0倍
97729東京精密7,116億円27.8倍
105901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍
116302住友重機械工業6,759億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 53件

名古屋で創業し製氷機で成長軌道に乗った創業期

1947年2月、名古屋市瑞穂区に資本金18万円でホシザキを創業。当初は電気機器の製造販売から始めた。1952年に御器所工場、1956年に現在の本社工場となる豊明工場を開設。1965年に製氷機の販売を開始したことが事業の転機となる。翌1966年には東京に子会社を設立し、首都圏での販売網を整備。1968年には坂本商事に営業部門を委譲し、製造と販売の分業体制を確立した。1969年には東海、京阪、北九と次々に地域販売会社を設立し、全国展開の基礎を築いた。

1970年代に製品ライン拡充と全国販売網の完成

1970年に生ビールディスペンサ、1972年に冷蔵庫の販売を開始し、製氷機に次ぐ第二・第三の柱を育てた。1970年には島根工場を開設し、調理機器の生産を始める。1974年に島根第2工場(プレハブ冷蔵庫)、1976〜78年にかけて東北、関東、四国、中国、湘南、北信越、阪神、北海道と各地域販売会社を相次いで設立。1980年にはプレハブ冷蔵庫の仕入販売を開始し、1982年には自社製造に踏み切った。1983年には鹿児島に南九を設立し、沖縄を除く全国の販売網が完成した。

1980年代に米国進出と研究開発体制の強化

1981年3月、本社工場内に中央研究所を設立し、製品開発能力の向上を図る。同年12月、米国カリフォルニア州にHOSHIZAKI AMERICAを設立、初の海外現地法人を持つ。1986年には米国ジョージア州に本社工場を開設し、現地生産を開始。同時期に島根に製氷機・食器洗浄機の専門工場を建設。1989年には社名を「ホシザキ電機株式会社」に変更(その後再びホシザキ株式会社に)。1992年にはオランダに欧州法人を設立し、欧州市場への足がかりを得る。

2000年代以降はM&Aでグローバル展開を加速

2001年、米国で冷蔵庫工場を稼働。2004年に中国・上海に子会社を設立しアジア進出。2006年は転機の年で、飲料ディスペンサ大手のLANCER CORPORATIONを買収、さらに株式会社ネスターとサンセイ電機を子会社化。2008年にはデンマークの冷蔵庫メーカーGRAM COMMERCIALを買収し、同年12月に東京・名古屋両証券取引所第一部に上場。その後もBrema Group(2011年買収)、Oztiryakiler(2018年子会社化)など買収を重ね、2025年12月期には新たな買収によるのれんが増加した。

2020年代は収益力向上と非財務目標にも注力

2022年度を初年度とする5ヵ年経営ビジョンを策定し、2026年度に売上高4,500億円、営業利益率14%以上(のれん償却前)、ROE12%以上を目標に掲げた。実際の2024年12月期売上高は4,455億円と計画に迫ったが、営業利益率は11.47%と目標に及ばなかった。また、気候変動対応として2050年までにCO2排出実質ゼロを目指し、2030年目標として2023年比30%削減を設定。女性役職者の育成・登用目標も掲げるなど、財務指標以外のサステナビリティ目標にも取り組んでいる。

年表53件を開く

1940年代

  • 1947年2月創業名古屋市瑞穂区桃園町17番地に会社設立(資本金180千円)。
  • 1948年4月本社を名古屋市中区宮出町31番地に移転。

1950年代

  • 1952年10月名古屋市昭和区天神町3丁目15番地に御器所工場を開設。
  • 1956年1月現在の本社所在地に豊明工場(現 本社工場)を開設。
  • 1957年10月ジュース自動販売機の販売を開始。

1960年代

  • 1963年11月本社を現在地である愛知県豊明市栄町南館3番の16へ移転。
  • 1965年1月製氷機の販売を開始。
  • 1966年12月東京都港区(現本社 東京都品川区)にホシザキ東京株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1968年7月創業坂本商事株式会社(2005年12月当社吸収合併)を設立し、営業部門を委譲。
  • 1969年1月名古屋市中村区にホシザキ東海株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1969年3月大阪市天王寺区(現本社 大阪市中央区)にホシザキ京阪株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1969年3月福岡市博多区にホシザキ北九株式会社(現 連結子会社)を設立。

1970年代

  • 1970年1月島根県大原郡木次町(現 雲南市木次町)に島根工場(調理機器工場)を開設。
  • 1970年2月生ビールディスペンサの販売を開始。
  • 1972年2月冷蔵庫の販売を開始。
  • 1974年4月島根県大原郡木次町(現 雲南市木次町)に島根第2工場(プレハブ冷蔵庫工場)を開設。
  • 1974年4月仙台市春日町(現本社 仙台市青葉区)にホシザキ東北株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1976年2月東京都文京区にホシザキ関東株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1976年12月香川県高松市にホシザキ四国株式会社(現 連結子会社)を、島根県松江市(現本社 広島市中区)にホシザキ中国株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1977年12月横浜市西区(現本社 横浜市中区)にホシザキ湘南株式会社(現 連結子会社)を、石川県金沢市にホシザキ北信越株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1978年3月大阪市北区(現本社 大阪市淀川区)にホシザキ阪神株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1978年12月札幌市中央区(現本社 札幌市白石区)にホシザキ北海道株式会社(現 連結子会社)を設立。

1980年代

  • 1980年5月プレハブ冷蔵庫の仕入販売を開始。
  • 1981年3月創業本社工場内に中央研究所を設立。
  • 1981年12月米国 カリフォルニア州(現本社 ジョージア州)に現地法人 HOSHIZAKI AMERICA,INC.(現 連結子会社)を設立。
  • 1982年2月プレハブ冷蔵庫の製造販売を開始。
  • 1982年12月埼玉県大宮市(現 さいたま市北区)にホシザキ北関東株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1983年12月鹿児島県鹿児島市にホシザキ南九株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1986年9月島根県大原郡木次町(現 雲南市木次町)に島根本社工場(製氷機工場・食器洗浄機工場)を開設。
  • 1986年10月HOSHIZAKI AMERICA,INC.が、米国 ジョージア州に本社工場を開設。
  • 1987年2月創業愛知県豊明市にホシザキ家電株式会社(2005年12月当社吸収合併)を設立。
  • 1988年12月沖縄県那覇市にホシザキ沖縄株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1989年12月商号変更ホシザキ電機株式会社に社名変更。

1990年代

  • 1992年9月オランダ アムステルダム市に現地法人 Hoshizaki Europe B.V.(現 連結子会社)を設立。
  • 1994年1月イギリス シュロプシャー州に現地法人 HOSHIZAKI EUROPE LIMITED(現 連結子会社)を設立。
  • 1994年8月島根県大原郡木次町(現 雲南市木次町)に島根第3工場(ビール機器工場)を開設。
  • 1996年9月シンガポールに駐在員事務所を開設。
  • 1996年12月M&Aホシザキ冷器株式会社を吸収合併し、横田工場(現 島根横田工場)とする。
  • 1998年6月中華人民共和国 北京市に駐在員事務所を開設。(2009年6月閉鎖)
  • 1999年10月シンガポールの駐在員事務所を廃止し、現地法人 HOSHIZAKI SINGAPORE PTE LTD(現 連結子会社)を設立。

2000年代

  • 2001年1月HOSHIZAKI AMERICA,INC.が、米国 ジョージア州にグリフィン工場(冷蔵庫工場)を開設。
  • 2003年11月オランダ アムステルダム市に Hoshizaki Europe Holdings B.V.(現 連結子会社)を設立。
  • 2004年8月中華人民共和国 上海市に星崎冷熱機械(上海)有限公司(現 非連結子会社)を設立。
  • 2005年5月創業大阪市東成区に株式会社厨房ステーション(2007年12月清算結了)を設立。
  • 2005年12月M&A坂本商事株式会社とホシザキ家電株式会社を吸収合併。
  • 2006年1月中華人民共和国 江蘇省蘇州市に星崎電機(蘇州)有限公司(現 連結子会社)を設立(現 星崎商厨智造(蘇州)有限公司)。
  • 2006年1月米国 ジョージア州に HOSHIZAKI USA HOLDINGS,INC.(現 連結子会社)を設立。
  • 2006年2月M&A飲料ディスペンサメーカーである LANCER CORPORATION(米国テキサス州)(現 連結子会社)を買収し、完全子会社化。
  • 2006年7月M&A株式会社ネスター(愛知県大府市(現本社 島根県雲南市))(現 連結子会社)を株式交換により完全子会社化。
  • 2006年12月M&Aサンセイ電機株式会社(島根県雲南市木次町)(現 連結子会社)を買収し、完全子会社化。(現 サンセイ株式会社)
  • 2007年12月株式会社厨房ステーション(大阪市東成区)を清算結了。
  • 2008年9月M&A冷蔵庫メーカーである GRAM COMMERCIAL A/S(デンマーク ヴォイエンス市)を買収し、完全子会社化。(2020年4月Hoshizaki Europe B.V.吸収合併)
  • 2008年12月上場東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度まで4,500億円
  • 連結売上高営業利益率(M&Aのれん償却前)2026年度まで14%以上
  • 連結ROE2026年度まで12%以上
  • CO2排出量削減(スコープ1&2、2023年比)2030年度まで30%削減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内飲食市場の深耕と飲食外市場開拓

    既存飲食市場を深掘りしつつ、成長が見込める飲食外市場の開拓を強化する。環境変化の速い飲食市場や多様な顧客を有する飲食外市場に対応するため、新たな販売モデルの確立を目指す。戦略的な協業による製品機能の補完や販売体制の構築により、多様な業種の顧客課題を解決する。

  2. 02

    海外市場への先行進出と事業拡大

    既存市場の成長を最大化しつつ、成長市場へ他社に先駆けて進出し事業を拡大する。長期的には新たな市場や未開拓市場で存在感を高め、世界No.1を目指す。

  3. 03

    気候変動対応と環境負荷低減

    2050年までに事業活動からのCO2排出(スコープ1&2)実質ゼロを目標に、省エネ活動と再生可能エネルギーの積極利活用を推進する。2025年にノンフロン自然冷媒製品のラインナップを拡充し、環境負荷の小さい製品を提供する。

  4. 04

    サプライチェーン全体の持続可能性向上

    法令遵守と環境・人権に配慮したサプライチェーンを構築し、廃棄物最小化と健康で安全な労働条件を促進する。サプライチェーン上のリスク低減を図り、安全・安心な製品・サービスを提供する。

  5. 05

    社員の働きがい向上と人材育成

    社員一人ひとりの成長に向けた研修やキャリア開発の機会を提供し、多様な人材が活躍できる職場環境を整備する。定期的な満足度調査で課題を把握・解決し、働きがいの向上に継続的に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で17,041人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は789万円で、9期前と比べて+4.3%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は17.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月12,878
2017年12月13,118
2018年12月12,982
2019年12月75644.518.913,049
2020年12月68044.718.812,555
2021年12月72244.918.112,923
2022年12月71644.818.013,271
2023年12月75144.517.813,361
2024年12月76944.517.616,061318
2025年12月78944.417.117,041305

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率93.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社49(国内 25 / 海外 24、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及び 本社工場他 — 米国 ジョージア州他129億円
米州
本社及び 本社工場他 — トルコ イスタンブール市他8,762百万円
同上
本社及び 本社工場他 — インド ダードラ及びナガル・ハヴェーリー連邦直轄地シルバッサ市他7,525百万円
アジア
島根工場 — 島根県雲南市4,515百万円
同上
本社及び 本社工場 — 米国 ミシガン州4,315百万円
同上
本社及び 本社工場他 — 米国 テキサス州他3,817百万円
同上
本社工場 — 愛知県豊明市3,445百万円
同上
本社及び 本社工場 — イタリア ミラノ県3,030百万円
同上
本社 — 愛知県豊明市2,966百万円
日本
本社他 — 名古屋市中村区他2,175百万円
同上
ほか39件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ホシザキ販売株式会社
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ北海道株式会社
    札幌市 白石区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ東北株式会社
    仙台市 青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ北関東株式会社
    さいたま市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ関東株式会社
    東京都 文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ東京株式会社
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ湘南株式会社
    横浜市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ北信越株式会社
    石川県 金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ東海株式会社
    名古屋市 中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ京阪株式会社
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ阪神株式会社
    大阪市 淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホシザキ中国株式会社
    広島市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社37社を開く
  • ホシザキ四国株式会社香川県 高松市100%
  • ホシザキ北九株式会社福岡市 博多区100%
  • ホシザキ南九株式会社鹿児島県 鹿児島市100%
  • ホシザキ沖縄株式会社沖縄県 那覇市100%
  • 株式会社ネスター(注)3島根県 雲南市100%
  • サンセイ株式会社(注)3島根県 雲南市100%
  • 株式会社ナオミ大阪府 箕面市100%
  • HOSHIZAKI USA HOLDINGS,INC. (注)3米国 ジョージア州100%
  • HOSHIZAKI AMERICA,INC. (注)3、5米国 ジョージア州100%
  • Jackson WWS, Inc.米国 ケンタッキー州100%
  • LANCER CORPORATION (注)3米国 テキサス州100%
  • SC Holding Corp.米国 ミシガン州100%
  • Structural Concepts Corporation米国 ミシガン州100%
  • HOSHIZAKI MACOM Ltda. (注)3ブラジル サンパウロ州100%
  • Hoshizaki Europe Holdings B.V. (注)3オランダ アムステルダム市100%
  • HOSHIZAKI EUROPE LIMITEDイギリス シュロプシャー州100%
  • Hoshizaki Europe B.V.オランダ アムステルダム市100%
  • Brema Group S.p.A.イタリア ミラノ県100%
  • Oztiryakiler Madeni Esya Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketiトルコ イスタンブール市51%
  • Western Refrigeration Private Limited (注)6インド ダードラ及びナガル・ハヴェーリー連邦直轄地シルバッサ市82%
  • HOSHIZAKI SOUTHEAST ASIA HOLDINGS PTE. LTD.(注)3シンガポール100%
  • HOSHIZAKI(THAILAND)LIMITED(注)4タイ バンコク都49%
  • HOSHIZAKI MALAYSIA SDN.BHD.マレーシア セランゴール州100%
  • HOSHIZAKI SINGAPORE PTE LTDシンガポール100%
  • HOSHIZAKI VIETNAM CORPORATIONベトナム ホーチミン市100%
  • PT. HOSHIZAKI INDONESIAインドネシア ジャカルタ市100%
  • HOSHIZAKI PHILIPPINES CORPORATIONフィリピン マニラ市100%
  • TECHNOLUX EQUIPMENT AND SUPPLY CORPORATIONフィリピン マニラ市100%
  • HKR EQUIPMENT CORPORATIONフィリピン マニラ市80%
  • ASIA REFRIGERATION INDUSTRY JOINT STOCK COMPANYベトナム ホーチミン市51%
  • 星崎香港有限公司中華人民共和国 香港100%
  • 星崎(中国)投資有限公司(注)3中華人民共和国 上海市100%
  • 星崎商厨智造(蘇州)有限公司(注)3中華人民共和国 江蘇省100%
  • 北京東邦御厨科技有限公司中華人民共和国 北京市51%
  • 台湾星崎股份有限公司台湾 台北市71%
  • Hoshizaki Korea Co., Ltd.韓国 ソウル市67%
  • Fogel Company Inc.パナマ パナマ市38%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は4,859億円営業利益519億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+1.6%。

売上高
+9.1%
4,859億円
営業利益
+1.6%
519億円
純利益
+3.3%
381億円
営業利益率
10.7%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高5,200億円4,859億円
営業利益556億円519億円
純利益382億円381億円
1株あたり配当¥115¥115

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は2,736億円、営業利益は327億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+14.7%、営業利益は+7.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q90611813.087
2023年2Q93211212.0112
2023年3Q98412612.8101
2023年4Q91428
2024年1Q1,06315214.392
2024年2Q1,11812210.9103
2024年4Q2,27423710.4174
2025年2Q2,38530512.8219
2025年4Q2,4742148.6162
2026年2Q2,73632712.0223

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,789億円から4,859億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は10.7%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月1,789198113
2013年12月2,055263158
2014年12月2,333312150
2015年12月2,602309170
2016年12月2,655341214
2017年12月2,822371231
2018年12月2,928364257
2019年12月2,901342244
2020年12月2,383174114
2021年12月2,744312217
2022年12月3,213372240
2023年12月3,736503328
2024年12月4,45551157411.5369
2025年12月4,85951956310.7381

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高4,859億円のうち、営業利益として残るのは519億円10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は381億円、売上の7.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.7%3,045億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.7%1,295億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.7%519億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
37.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.1pt
10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
7.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.3pt
10.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが305億円、投資CFが−759億円で、差し引きのフリーCFは−454億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,594億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月166−135−2131365
2013年12月202−45−15157527
2014年12月220−219−201518
2015年12月304−113−47191648
2016年12月306−349−50−43537
2017年12月349−341−508499
2018年12月302165−50467893
2019年12月305296−596011,428
2020年12月207−12−831951,488
2021年12月27352−813251,816
2022年12月5219−133711,867
2023年12月37733−1044102,271
2024年12月473−374−402992,144
2025年12月305−759−150−4541,594

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は5,756億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,139億円で、自己資本比率は68.2%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月2,0181,26475462.6
2013年12月2,3301,46986162.4
2014年12月2,5641,64591963.5
2015年12月2,7261,76596163.8
2016年12月2,8901,8721,01864.2
2017年12月3,1602,0691,09164.9
2018年12月3,3492,2351,11466.4
2019年12月3,5192,4201,09968.4
2020年12月3,4342,3971,03769.3
2021年12月3,7852,5991,18668.1
2022年12月4,2392,9251,31468.2
2023年12月4,6543,3291,32570.6
2024年12月5,4763,8281,64866.4
2025年12月5,7564,1391,61768.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
1,771億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,179億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
355億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,617億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中55位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中146位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.1%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.2%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,570で、1年前と比べて-0.5%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥5,570-1.4%1ヶ月-1.4%1年-0.5%時価総額8,070億円
過去52週の値幅
安値¥4,768高値¥5,904

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.4倍
PER (会社予想)20.3倍
PBR1.93倍
配当利回り2.06%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日は5662円と25日線(5617円)を約0.8%上回り、上昇トレンドを維持。7月29日の5844円からの調整はあったが、持ち直し、1カ月で4.97%上昇。52週高値6012円に対して約5.8%下に位置し、高値圏でのもみ合い。200日線(5222円)も上回っており、中期的な上昇基調は継続。出来高は7月30日に148万株と急増した後、8月21日には22万株まで減少し、売買が低調。RSIは47と中立圏で、過熱感はない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

実績PER20.68倍は業界平均23.18倍を下回り、PBR1.96倍は平均1.54倍を上回るが、ROE10.09%と高い収益性を考慮すると妥当な範囲。配当利回り2.03%は平均2.66%を下回り、やや低いものの、配当性向63.95%で余裕がある。売上高が増加傾向で利益も安定しており、予想PER20.6倍と実績とほぼ同水準。総合的にほぼ妥当と判断するが、PBRの高さがやや気になる。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.4倍22.7倍
PER (予想)20.3倍
PBR1.93倍1.50倍
ROE10.1%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内市場での高いシェアを背景に安定成長を続けるが、少子高齢化による国内需要の頭打ち懸念がある。強気派は、外食産業の回復や省人化需要で機器需要が堅調とみる。一方、弱気派は、原材料高や競争激化で利益率が低下する可能性を指摘。海外展開の進捗が成長のカギとなる。

プラスに働く材料6
  • 高い国内シェア

    業務用冷蔵庫などでシェア50%超、ブランド力と販売網が強固

  • 安定した収益基盤

    保守サービスが収益を下支え、売上高・利益とも増加傾向

  • 海外成長の可能性

    海外売上高が拡大中、アジアを中心に需要取り込み

  • 売上高4859億円と過去最高決算発表後影響

    売上高は前期比404億円増の4859億円

  • 営業利益519億円と増益決算発表後影響

    営業利益は前期比8億円増の519億円

  • 配当利回り2.0%と安定継続影響

    配当利回り2.0%

マイナスに働く材料7
  • 国内需要の頭打ち

    少子高齢化で新規需要が伸び悩む可能性

  • 利益率の低下懸念

    直近の営業利益率は11%台から10%台に低下

  • 競争激化

    海外メーカーや新興企業の参入で価格競争が激化

  • 営業利益率10.68%と低下通年影響

    売上高営業利益率は前期11.47%から10.68%へ低下

  • 予想PER20.9倍と割高感継続影響

    現在PER21.28倍、予想PER20.9倍

  • 株価1年でほぼ横ばい不定影響

    株価変動は-0.82%

  • 外国人保有28.8%と高く売り圧力継続影響

    外国人保有比率28.78%

次の決算で確かめる点
国内外売上高の伸び率
国内市場の成熟と海外成長のバランスを確認するため
営業利益率
コスト上昇や競争影響で利益率が維持できるか見る
保守サービス売上高
安定収益基盤の強さと顧客基盤の大きさを測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり115で、前期から+9.5%いまの株価に対する利回りは2.06%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥115
1株あたり
配当利回り
2.06%
いまの株価に対して
配当性向
64.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月3551.0
2017年12月350.039.8
2018年12月4014.349.9
2019年12月5537.572.8
2020年12月550.099.0
2021年12月550.063.2
2022年12月7027.357.1
2023年12月9535.7108.3
2024年12月10510.5111.9
2025年12月1159.564.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥115

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,112人。区分でいちばん多いのは外国法人28.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.0%を占め、残る53.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人28.829.429.732.029.528.8
金融機関25.424.626.126.026.826.3
個人・その他23.823.922.319.721.122.0
事業法人20.220.320.420.720.620.7
自己株式0.00.00.00.01.82.3
証券会社1.81.91.41.51.92.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.50
02坂本ドネイション・ファウンデイション株式会社8.56
03公益財団法人ホシザキグリーン財団8.38
04ジェーピー モルガン チェース バンク380055 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)6.69
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.37
06ホシザキグループ社員持株会3.24
07一般財団法人ホシザキ新星財団2.35
08ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.97
09坂本 美由紀1.57
10野村信託銀行株式会社(信託 2052229)1.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-21
    ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(First Eagle Investment Management, LLC)
    新規の大量保有報告
    8.80%
    +1.03pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+72%、1株純資産は14期で+59%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1561,7499.414.729.2
2013年12月2182,01311.617.124.8
2014年12月2082,2519.728.147.3
2015年12月2342,40110.132.268.0
2016年12月2962,56311.931.351.0
2017年12月3202,83011.831.339.8
2018年12月1781,53412.018.849.9
2019年12月1691,66110.629.072.8
2020年12月791,6444.859.999.0
2021年12月1501,7808.728.963.2
2022年12月1661,9958.828.157.1
2023年12月2272,26710.622.8108.3
2024年12月2572,55610.724.4111.9
2025年12月2702,77310.119.364.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額344百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
坂本精志取締役会長898,200
小林靖浩代表取締役社長6025,300
友添雅直社外取締役72
後藤昌彦社外取締役79
家田康嗣取締役6510,300
西口史郎取締役専務執行役員 海外事業 担当693,200
関隆一郎取締役常務執行役員 経理部、海外グループ 管理部 担当612,500
丹嶌俊一取締役常務執行役員 開発・技術部門統括、製造部門 担当561,100
水谷正取締役(常勤監査等委員)611,900
柘植里恵社外取締役(監査等委員)58100
堀西良美社外取締役(監査等委員)58100
秋田孝取締役常務執行役員 国内営業部門 担当595,100

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8156855129337
社外取締役433338
取締役(社内)1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

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何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社63社(うち連結子会社61社)及び関連会社1社により構成され、主な事業内容は、フードサービス機器の研究開発、製造、販売及び保守サービスであります。 研究開発は、日本では当社等が製品の研究開発を行っており、米州ではHOSHIZAKI AMERICA,INC.及びLANCER CORPORATION等が、欧州ではHOSHIZAKI EUROPE LIMITED等が、アジアではWestern Refrigeration Private Limited等が行っております。製品企画から製品化までの一貫した研究体制を持つことにより、最終顧客の多様なニーズにあった対応を可能にしております。新製品開発、先端技術開発、既存製品の改良や改善、シリーズ展開の活動及び原価低減活動を行っており、販売及び保守サービス活動から得られる情報や市場品質情報を製品開発に活用する体制を確立しております。 製造は、日本では当社の本社工場と島根工場が行うほか一部を株式会社ネスター等が行い、米州ではHOSHIZAKI AMERICA,INC.及びLANCER CORPORATION等が、欧州ではHOSHIZAKI EUROPE LIMITED等が、アジアではWestern Refrigeration Private Limited等が行っております。 また、長年の生産活動の中から培ってきた製氷機構の加工技術、ステンレス鋼板の溶接技術や切削技術等の加工技術を有しております。 その生産形態は、見込生産ではありますが多品種少量生産であり、これに対応するため大型の生産設備を含むシステム化された生産設備を導入し、生産技術の蓄積や製品品質の安定化、生産リードタイムの短縮を図っております。 販売及び保守サービスは、日本ではホシザキ東京株式会社ほか14の地域別販売会社等が、米州では6つの直系地域販売会社等が、欧州ではHoshizaki Europe B.V.等が、アジアではHOSHIZAKI SINGAPORE PTE LTD等が行っております。また、国内外の販売拠点においては、最終顧客への直接販売、卸販売及びアフターサービスを行っており、日本では直接販売の比率が高く、海外では代理店販売の比率が高くなっております。特に日本では地域別販売会社の営業所により、地域に密着した顧客へのきめ細かなサポートで、販売及びアフターサービス体制を確立しております。 セグメント別の当社及びグループ会社の位置付けにつきましては、次のとおりであります。 セグメント   会社名   当社グループにおける位置付け 日本    ホシザキ株式会社(当社)   フードサービス機器の開発・製造・販売 ホシザキ販売株式会社   日本における中間持株会社 ホシザキ北海道株式会社   フードサービス機器の販売・保守サービス ホシザキ東北株式会社 ホシザキ北関東株式会社 ホシザキ関東株式会社 ホシザキ東京株式会社 ホシザキ湘南株式会社 ホシザキ北信越株式会社 ホシザキ東海株式会社 ホシザキ京阪株式会社 ホシザキ阪神株式会社 ホシザキ中国株式会社 ホシザキ四国株式会社 ホシザキ北九株式会社 ホシザキ南九株式会社 ホシザキ沖縄株式会社 株式会社ネスター   フードサービス機器の製造 サンセイ株式会社   フードサービス機器及び部品の製造・加工 株式会社ナオミ   充填機等の開発・製造・販売 セグメント   会社名   当社グループにおける位置付け 米州    HOSHIZAKI USA HOLDINGS,INC.   米国における持株会社 HOSHIZAKI AMERICA,INC.   フードサービス機器の開発・製造・販売・保守サービス HOSHIZAKI SOUTH CENTRAL D.C.INC.   米国での各地域におけるフードサービス機器の販売・ 保守サービス HOSHIZAKI WESTERN D.C.INC. HOSHIZAKI NORTHEASTERN D.C.INC. HOSHIZAKI NORTH CENTRAL D.C.INC. HOSHIZAKI SOUTHEASTERN D.C.INC. HOSHIZAKI DE MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.   メキシコでのフードサービス機器の販売・保守サービス Jackson WWS,Inc.   米国での食器洗浄機の開発・製造・販売・保守サービス LANCER CORPORATION   米国での飲料ディスペンサ等の開発・製造・販売・ 保守サービス LANCER DE MEXICO,SOCIEDAD ANONIMA DE CAPITAL VARIABLE   メキシコでの飲料ディスペンサ等の販売・保守サービス INDUSTRIAS LANCERMEX,SOCIEDAD ANONIMA DE CAPITAL VARIABLE   メキシコでの飲料ディスペンサ等の製造 HOSHIZAKI LANCER PTY LTD   豪州での飲料ディスペンサ等の開発・製造・販売・ 保守サービス HOSHIZAKI LANCER LIMITED   ニュージーランドでの飲料ディスペンサ等の販売・ 保守サービス Lancer Europe   欧州での飲料ディスペンサ等の販売・保守サービス 嵐瑟(上海)飲料機械設備有限責任公司   中国での飲料ディスペンサ等の販売・保守サービス HOSHIZAKI MACOM Ltda.   ブラジルでのフードサービス機器の開発・製造・販売・保守サービス SC Holding Corp.   Structural Concepts Corporationの持株会社 Structural Concepts Corporation   米州でのショーケース等の開発・製造・販売・保守サービス SC Real Estate Holdings, LLC   SC Holding Corp.が持つ不動産管理会社 Fogel Company Inc.   パナマにおける持株会社 欧州    Hoshizaki Europe Holdings B.V.   欧州における持株会社 HOSHIZAKI EUROPE LIMITED   欧州でのフードサービス機器の開発・製造・販売 Hoshizaki Europe B.V.   欧州でのフードサービス機器の販売・保守サービス Brema Group S.p.A.   欧州での業務用製氷機の開発・製造・販売・保守サービス Oztiryakiler Madeni Esya Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketi   トルコでのフードサービス機器の開発・製造・ 販売・保守サービス アジア    Western Refrigeration Private Limited   インドでの冷蔵庫等の開発・製造・販売 HOSHIZAKI SOUTHEAST ASIA HOLDINGS PTE. LTD.   東南アジアにおける持株会社 HOSHIZAKI(THAILAND)LIMITED   タイでのフードサービス機器の販売・保守サービス HOSHIZAKI MALAYSIA SDN.BHD.   マレーシアでのフードサービス機器の販売・ 保守サービス HOSHIZAKI SINGAPORE PTE LTD   シンガポールでのフードサービス機器の販売・ 保守サービス HOSHIZAKI VIETNAM CORPORATION   ベトナムでのフードサービス機器の販売・保守サービス セグメント   会社名   当社グループにおける位置付け アジア    PT. HOSHIZAKI INDONESIA   インドネシアでのフードサービス機器の販売・ 保守サービス HOSHIZAKI PHILIPPINES CORPORATION   フィリピンでのフードサービス機器の販売・ 保守サービス TECHNOLUX EQUIPMENT AND SUPPLY CORPORATION   フィリピンでのフードサービス機器の販売・保守サービス HKR EQUIPMENT CORPORATION   フィリピンでのフードサービス機器の販売・保守サービス ASIA REFRIGERATION INDUSTRY JOINT STOCK COMPANY   ベトナムでの産業用冷蔵・食品加工設備の製造・販売 星崎香港有限公司   香港でのフードサービス機器の販売・保守サービス 星崎(中国)投資有限公司   中国における持株会社 星崎商厨智造(蘇州)有限公司   中国でのフードサービス機器の製造・販売・保守サービス 北京東邦御厨科技有限公司   中国での厨房設計・施工・フードサービス機器の販売・保守サービス 台湾星崎股份有限公司   台湾でのフードサービス機器の販売・保守サービス Hoshizaki Korea Co.,Ltd.   韓国でのフードサービス機器の販売・保守サービス (注)上記のほかに非連結・持分法非適用子会社として、Haikawa Industries Private Limited及び星崎冷熱機械(上海)有限公司があります。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,967字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、多様化する「食」に対するニーズの変化に対応し、お客様のみならず社会に貢献できる「進化する企業」を目指し、これを満たすため、独自の技術に基づくオリジナル製品を創造し、より快適でより効率的な食環境へ向けての新たな提案と迅速かつ高品質なサービスを提供することをグループの経営理念に掲げ、その実現・実行を目指しております。 このため、遵法はもとより社会と社員から信頼される会社づくり、透明性のある経営、議論のできる経営の実践、事業活動と環境との調和、働きやすい職場環境の実現に向け、努力してまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略 長期的なありたい姿の実現に向け、持続可能な事業モデルへの変革を推進し、将来の事業成長加速の基盤となる経営ビジョンを策定し、経営戦略及び目標とする経営指標の水準を定めております。 長期的なありたい姿としては、「これから伸び行く新たな市場並びに未開拓市場で先手を取り、存在感を高めることで、世界No.1を目指す」ことと、「『食』に関わるお客様及び社会の課題を、製品・サービスの提供を通して解決することで、地球の未来に貢献する」ことを掲げております。 その実現のため、多様化する顧客ニーズ及び社会から要請される課題解決に向けて積極的な取り組みを強化するとともに、持続的成長を可能とするグローバルな事業基盤と安定的な収益基盤の構築に取り組んでおります。 日本においては、既存飲食市場を深掘しつつ、成長を求め飲食外市場開拓を一段と強化します。具体的には環境変化が速い飲食市場及び多様な顧客を有する飲食外市場の顧客に対応するため、新たな販売モデルを確立することを目指します。また、海外においては、既存市場の成長を最大化しつつ、伸び行く市場への他社に先行した進出と事業拡大を行っていきます。 (3)目標とする経営指標 当社グループでは、2022年度を初年度とする5ヵ年経営ビジョンを策定し、経済価値及び社会・環境価値それぞれの継続的な向上を目指し、目標とする経営指標を定めております。経済価値向上に向けては、連結売上高及び連結売上高営業利益率、連結ROEを重要な経営指標と捉え、それらの継続的な向上を目標としております。目標とする経営指標の水準として、2026年度連結ベースでは売上高4,500億円、売上高営業利益率14%以上(M&Aのれん償却前)、ROE12%以上を掲げ、持続的成長と企業価値向上を目指していきます。社会・環境価値向上に向けては、世界的な環境問題解決の実現に貢献すべく、CO2排出削減の目標を掲げております。また、全ての社員が多様な価値観を共有し、誇りを持って働くことができる活力ある職場風土への進化を目指し、女性役職者の育成・登用の目標を掲げるとともに、社員の働きがい向上に継続的に取り組んでまいります。 (4)対処すべき課題 フードサービス業界を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による経済・社会活動の停滞を乗り越え、国内では人の流れが活発化しインバウンドが過去最高の水準を継続するなどの明るい動きが見られます。一方で、今後も業界の垣根を越えた競争の激化、人手不足や人件費の上昇、原材料費や物流費の高騰などの懸念材料については継続が予想されます。 このような環境のもと、当社グループは、以下6つの課題に取り組んでまいります。 ①気候変動への対応 日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル宣言」を発表しました。2050年までに日本全体の温室効果ガス排出を実質ゼロにすることを掲げたこの宣言の実現に向けて、多くの企業が温室効果ガス排出量削減の取り組みを加速しています。 気候変動が社会に与える影響は大きく、当社グループとしても取り組むべき重要な社会課題だと捉えています。当社グループは、2050年に事業活動からのCO2排出量(スコープ1&2)実質ゼロ実現へ向け、徹底した省エネ活動や再生可能エネルギーの積極的な利活用を推進していきます。2030年の削減中間目標は当社グループ(海外含む。)で、2023年比30%削減としています。CO2排出量スコープ3については国内外での算定などを進めており、2026年の開示を予定しています。 ②持続可能なサプライチェーンマネジメント 企業がサプライチェーンを通じて、間接的にでも途上国の環境破壊や人権侵害に加担しているとされれば、ネガティブキャンペーンの対象となり、消費者からボイコットされるなどのレピュテーションリスクやブランドリスクにつながる可能性がますます高まってきております。グローバル企業として、その活動がサプライチェーンに及ぼしている影響の大きさを理解し、サプライチェーンが抱える社会的課題の解決に取り組むことが今後の当社グループの持続的な成長に不可欠と考えています。 また、健全なサプライチェーンのもとでこそ、消費者により安全・安心な製品・サービスをお届けできると考えています。 当社グループは、法令を遵守し、環境や人権に配慮したサプライチェーンにより、廃棄物を最小限に抑え、健康で安全な労働条件を促進してまいります。 ③新たな顧客価値の創造 先進国の経済・社会構造は、モノ中心からサービスや情報中心に大きく変わろうとしています。お客様が望む価値を確実に提供し続け、お客様との関係をより長期的かつ強固なものにすることで顧客満足を獲得し、当社グループは成長を持続することが可能になります。新たな顧客価値の創造のために、お客様の声に耳を傾け、顧客ニーズを把握し、最適なソリューションの提案や製品・サービス開発を行っています。 当社は国内において、2025年にノンフロンの環境負荷が小さい自然冷媒を採用した製品ラインナップを拡充しました。既に自然冷媒化を完了した業務用冷蔵庫標準機、一部の製氷機・冷蔵機器に加え、製氷機「チップアイスメーカー」など4製品群66機種をモデルチェンジし、冷媒を自然冷媒へ転換しました。 国内市場においては、既存の飲食市場を深掘りしつつ、積極的に飲食外市場を開拓しています。戦略的な他社との協業による製品機能の補完や新たな販売体制の構築などにより、多様な業種並びにニーズを有する飲食外市場のお客様の課題解決に取り組んでいます。 ④安全・安心な食環境づくりへの新たな提案 私たち人間が生きていくためには食が欠かせませんが、我が国の生活水準が向上すると共に、社会経済構造や国民の食に関する価値観など「食」をめぐる状況が変化し、食生活のあり方も多様化してきています。このような中、核家族化の進展や地域社会の弱体化などにより、食の大切さに対する意識が希薄化すると共に、健全な食生活や古くから各地で育まれてきた多彩な地域の食文化が失われつつあることが危惧されています。「食べる」ことは人間が生きるために不可欠な行為ですが、社会情勢や経済状況、地域の文化の影響を色濃く受けるものでもあります。 当社グループは、世界各地でより良い製品やサービスを提供することにより、食文化を支え守ることに貢献し、どのような状況においても、より良い状態で食を届けることを使命と考えております。 ⑤社員の働きがいの向上 事業を通じてお客様・社会に貢献し、会社と社員が共に進化・成長し続けるためには、社員の働きがいの向上が大切です。当社グループでは、活力にあふれる社員がポテンシャルを最大限に発揮する会社であり続けるために、「社員一人ひとりの成長に向けた機会づくり」「活力あふれる職場風土づくり」を通じ、社員の働きがいの向上に取り組んでいます。 「社員一人ひとりの成長に向けた機会づくり」としては、次世代経営者育成研修、論理的思考力強化研修、英語力強化研修等のOff-JTを通じた能力開発と共に、一人ひとりの「将来ありたい姿」の実現に向けたキャリア開発を進め、成長を実感できる機会及び場の提供に取り組んでいます。 「活力あふれる職場風土づくり」としては、多様な人材が個性や能力を発揮できる環境の創出に向け、多様な人材の採用、働きやすい職場環境づくりを進めています。 様々なライフステージ・生活スタイルの社員が働きやすいように人事制度を整えると共に、職場内コミュニケーションの更なる活性化、互いを尊重する風土づくりに取り組んでいます。定期的に社員満足度調査を行い、現状を確認すると共に課題を明確にし解決することにより、今後も継続して社員の働きがいの向上に取り組んでまいります。 ⑥経営基盤の強化 取締役会の実効性向上や内部統制の強化・充実等により、コーポレートガバナンスの実効性向上に努めます。また、コンプライアンスに関するリスクの予防措置や教育等の施策を実施し、法令遵守と風通しの良い企業文化の醸成を図ることで、持続的成長と社会からの信頼性の向上に努めます。 お客様に安全と安心を提供することは企業の社会的責任であり、当社グループは、製品に関わる法令遵守と製品事故の撲滅に取り組むことで、安全性の高い製品を提供し、競争力の強化と社会からの信頼性向上に努めます。 当社グループはもとより、パートナーやサプライチェーン全体に対して、企業の社会的責任を強く意識した事業運営を促すことで、サプライチェーン上の環境・人権等のリスク低減を図ります。
事業等のリスク6,942字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 1.当社のリスク管理体制 当社は、当社グループの事業活動に関するリスク管理を所管するコンプライアンス・リスク管理委員会を設置し、毎月1回開催することにより、リスク管理のグループへの推進と情報の共有化を図り、リスクへの迅速な対応とリスク顕在化の回避及び軽減等の決定を行っております。委員は、社外取締役を含む全取締役で構成されており、取締役会が定めたリスク管理規程に従って、事務局である法務部を所掌する執行役員がコンプライアンス・リスク管理統括責任者に指名されリスク管理体制の運用に当たっています。 当社グループは、リスク・リストを定め、各リスク分野を所掌する部署は、各々の職務分掌に基づいて担当職務ごとにこれらのリスクを管理(リスク・マッピング)し、重要度と脆弱性が高いと分類されたリスクについては、優先的に対策を立案し、随時実践して行くこととしています。 また、リスク管理規程に基づくリスク管理情報報告の制度の下、日常の事業活動の中で各部署あるいは各グループ会社で認識されたリスクは、随時コンプライアンス・リスク管理統括責任者に報告されることとしています。認識されたリスクについては、コンプライアンス・リスク管理委員会にて社外取締役からも助言や指導を得て、対策の立案と推進に活かしています。 2.事業等のリスク 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性のある主要なリスクは以下のとおりです。これらは必ずしも全てのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要性が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性もあります。また、特定された主要なリスクに対して講じている各々の対応をしても全てのリスクの発生を排除することができず、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報等に基づいて、当社グループが判断したものです。 (1)気候変動に関連するリスク 気候変動にかかるリスク及び収益機会が当社グループの事業活動や収益等に与える影響等については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)環境への取組」をご覧ください。 (2)天候・災害等について 当社グループの主力製品は、製氷機、冷蔵庫等ですが、用途の特性上需要期の天候が業績に影響を及ぼします。また、地震・風水害等の大規模自然災害、テロ等の人為的災害及び感染症等が発生した場合、当社グループの設備、情報システム、取引先等の操業等に影響が出る可能性があります。このような災害発生時には、当社グループの生産活動及び販売活動、サプライチェーンに大きな影響を与え、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 自然災害等への備えとして、全世界の工場でリスクサーベイを実施し、指摘事項に対するリスク低減対策・改善とフォローアップを行ってきております。また、BCP(事業継続計画)を策定すると共に必要な保険を付保したり、地震プロテクション内包型外貨預金を手当したりすることによって、災害等発生時にも事業及び財政状態等への影響を最小限に抑えています。 感染症に対しては、コロナ禍での学びも活用して感染防止に努めると共に、生活様式やマーケットの変化に対しては新たな市場や需要の開拓により対応することにより、経営成績等への影響の極小化、ひいては好影響を与えられるように引き続き努めていきます。 (3)製品の品質について 当社グループが生産している製品及び他社仕入商品については、高品質な製品を安定供給するという基本方針の下、厳重な品質管理をして出荷しています。しかしながら、万一、市場クレームの発生等によって想定を超える品質問題が発生した場合には、製品・部品の不具合点検と交換による費用が発生することに加え、企業イメージや社会的評価が低下する可能性があり、その場合には当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社は、品質保証部が、全社的立場から品質改善や品質管理を徹底・強化すると共に、グローバル技術部及びグローバル製造部による海外各国の製造拠点に対する設計・製造品質支援も定着し、さらなる品質向上に努めています。万一品質問題が発生したときは、品質保証部、中央研究所、法務部その他の関係部署が連携して解決に万全を期す体制を整備すると共に、PL保険(生産物賠償責任保険)を付保して財政状態等への影響を軽減する措置を取っています。また、海上輸送や国内輸送中に生じ得る製品等の毀滅リスクを低減すべく、保険会社の知見を活用したloss prevention(損失予防)活動を強化しています。 (4)原材料・部品の調達について 当社グループの製品における原材料、部品等は、市況の変動等により調達価格が高騰した場合は製造コストに影響を及ぼします。製造コストの低減や製品価格への転嫁が困難な状況においては、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、米国トランプ政権下における関税政策やそれに対する各国対抗措置によるレアメタルの輸出停止、その他の原因による世界的サプライチェーンの混乱等に起因する部材の調達難に対しては、当社の製品製造にも相当の影響を及ぼす可能性があります。さらに、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)など、部品や原材料の北米での調達比率を高める方向にあり、第三国からの部材輸入・利用に制限がかかる可能性があり、製造コストの高騰さらには製造拠点の見直しの可能性もあります。 また、当社のサプライチェーンにおいて不適切な対応に基づく環境や人権問題が発生した場合、顧客との取引の停止や行政罰、また、社会的信頼の喪失につながる可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、市況の変動等による原材料価格の変動リスクを吸収し得る製造原価低減策やIT投資による製造業務効率化施策及びその他の経費節減を継続し、高利益体質への強化を引き続き図ってまいります。 また、レアメタルの調達懸念に対しては、代替可能材料や部品を積極的に取り入れています。その調達先も複線化する等グローバルで見直し、部品の確保等により需要回復に対応した増産に努めています。また、部材価格や物流費の高騰に対しては予実管理を強化すると共に、自社努力のみでは収益性の改善は困難と判断した場合は、製品価格の改定を実施していきます。 当社グループは対処すべき重要な課題の一つに持続可能なサプライチェーンマネジメントを掲げ、環境や人権に配慮した責任ある調達活動を目指しています。また、EUを始め各国で制定されつつある人権デュー・ディリジェンスの法令化に対応し、契約への反映等コンプライアンスの徹底を目指しております。 (5)価格競争について 当社グループを取り巻く事業環境は、フードサービス産業における競争が激化するなか、競合他社との競争が大変厳しくなっております。当社のコスト低減レベルを超えて低価格競争が激化した場合、加えて、上述(4)のとおり原材料・部品調達難、製造コストの高騰となれば、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、製品の品質、コスト(労務費、物流コスト等を含む)、技術・サービス等のあらゆる面で、継続的かつ積極的に競争力の向上に努めています。特に、より高品質で独創的な、環境保護性能に優れた製品や省エネ・省力化・フードロス削減に寄与する製品(例:真空マイクロ波解凍機、急速凍結機等)の提供により他社との差別化を推進し、市場シェアの拡大を目指しています。特に、グローバル・スタンダードとなっている自然冷媒化を全製品で進めています。また、各地域の需要動向、製造コスト等を総合的に勘案した上で、製造拠点や供給方法の最適化を進めていきます。 (6)情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を通じて、取引先等の個人情報あるいは機密情報を入手することがあります。これらに加え、技術、契約、人事等に関する当社グループの機密情報について、サイバー攻撃等による不正アクセスや保存情報の破壊、漏洩等が発生した場合には、当社グループの事業継続に支障が生じる等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社は、情報セキュリティ管理について、適切な技術対策、社内管理体制の整備、社員への教育等の対策の実施を進めています。技術的には、従来の入口対策(不正アクセスや不正ソフトウェア等の侵入を防ぐ対策、暗号化通信によるネットワーク環境の提供、会社指定デバイス以外からのネットワークへの接続を制限するなどの対策)に加えて、システム・ネットワーク監視や出口対策(機密情報等の外部流出防止対策)を導入し運用しています。また、標的型攻撃メール等のセキュリティ・インシデントを想定した訓練を定期的に実施しています。2022年以降新たにグローバルでのサイバー保険を付保し、インシデント発生直後からフルサポートを優先的に提供するセキュリティベンダーの採用など、インシデント発生による事業及び財政状態等への影響を最小限に抑える取り組みを進めています。 (7)法的規制等について 当社グループは、事業活動を行う国や地域において、食品衛生規制、環境保護規制、贈収賄防止法、投資許認可、安全規制、輸出入規制、人権や労働関係法制等の様々な政府規制の適用を受けています。また、経済関連法令の主なものとして、独占禁止法(中小受託取引適正化法(旧下請代金支払遅延等防止法)を含む。)、建設業法等、知的財産権に関する法令、法人税、関税、付加価値税等多岐に渡るものがあげられます。とりわけ環境保護関係では、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、有害物質の使用、廃棄物処理、製品リサイクル等を規制する様々な法令の適用を受けております。 このような規制を遵守できなかった場合、当社グループの事業活動が制限され、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社ではコンプライアンスをコア・バリューの一つと位置付け、法務部を中心に法令遵守を徹底する活動に力を入れています。万一、法令違反、不適合等の問題が発生した場合には、適切に解決する体制を強化する一方、毎年、強化すべきトピックスを取り入れたコンプライアンス研修を当社グループ全社員向けに実施しています。また、法制動向をタイムリーに把握して法改正時には関係者に要点を周知徹底することによって意識と知識の向上に努めています。なお、法令違反や不適合などの行為については内部通報制度などでこまめに拾うことによって、人づくり・仕組みづくりに生かしています。 (8)知的財産権について 当社グループが生産・販売する製品に関連して保有する知的財産権を、第三者が不正に使用して類似製品を製造、販売することを完全には防止できない可能性があります。一方、当社グループが製品を開発する際は、第三者の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払っていますが、第三者から侵害訴訟を提起された場合、当社グループの信用低下や損害賠償責任の発生等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、技術企画部が中心となって知的財産権を管理し、当社の知的財産を保護し、第三者の知的財産権の侵害を防止する体制を取っています。特に当社グループの製品や技術の模倣に対しては、特許、意匠、商標などの知的財産権の活用及び不正競争防止法等に基づく排除も含め、厳正に対応しています。2025年には、米国で発見された当社特許の侵害品について、米国当局により特許侵害が認められるとともに輸入・販売禁止の排除措置命令が下されました。 (9)重要な訴訟事件等について 当社グループの事業活動に関して重要な訴訟その他の法手続が提起又は開始されるリスクは皆無ではありません。当報告書作成の時点では、重要な訴訟等はありませんが、万一、将来提起された訴訟等において不利な判断がなされた場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社では、法務部にグローバル法務の豊富な知見を有する人材を採用、配置し、紛争処理、紛争予防及び渉外法務を3本柱として法務体制を強化しています。 (10)企業買収等について 当社グループは、既存の事業基盤の拡大やシナジーを創出するため、あるいは新たな事業分野への進出のために、企業買収や事業提携を行うことを成長戦略の一つとして位置付けております。その実施に際しては十分な検討を行いますが、買収後の事業計画が当初の計画とおりに進捗しない場合には、のれん等の減損処理あるいは多額の資金投入が発生し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、企業買収等を行う場合、買収前には、外部専門家によるデュー・ディリジェンスの実施や事業計画の妥当性検証を十分に行うことによってリスク軽減を図るとともに、買収後には、想定した効果を創出すべく組織力を積極的に発揮し、PMI(post-merger integration)を推進して事業計画の達成に取り組んでおります。 (11)政治経済の状況について 当社グループが事業活動を行う主要な市場における政治経済の状況や変動は、当社グループ製品の主な販売先であるフードサービス産業、流通業界等の企業業績動向に影響を及ぼします。特に、米国トランプ政権、ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ・中東情勢、日中関係を始めとした米州、欧州、アジア各国における地政学リスクの高まりや、各国の物価上昇や金融・経済政策の影響による経済環境の悪化等は、サプライチェーンの混乱による部品・資材調達難、製造コストの高騰など、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、国内及び海外における政治、経済及び社会のリスクをグループ会社ごとに見える化し、各種のリスクに適時適切に対応することにしています。 (12)為替相場の変動について 当社グループは需要地生産を中心としているため、輸出入取引に係る為替相場の変動による影響は限定的ですが、部材の調達等を外貨建てで取引しているものもあり、為替動向によっては製造コストや売上高に影響を及ぼす可能性があります。また、連結財務諸表の作成にあたって、各グループ会社の現地通貨建ての売上、費用、資産、負債等の項目を円換算しているため、換算時の為替レートによりそれらの項目の円換算額が影響を受けます。加えて、当社が保有する外貨建預金や海外の関係会社に対する投資を換算する際の為替相場の変動は、当社グループの財政状態、包括利益を含む経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社が保有する外貨建預金や海外の関係会社に対する投資については、主要な通貨別の為替換算による影響額を継続的にモニタリングし、ポジションを見直す等随時必要な措置を取って為替リスクの低減を図っています。 (13)人材確保、育成について 当社グループは、2025年12月末現在において内外拠点に研究開発人員を約740名、国内に営業人員約3,500名、サービススタッフ約2,800名を擁し、グローバルに技術、製造、販売、サービスの各部門に配置するプロフェッショナル人材及び経営人材を重要な人的資本と位置付け、その育成、拡充に力を入れております。労働人口が減少傾向にあるわが国を始め、関係各国の労働市場において人材の確保のための競争は激化しており、優秀な人材の採用や育成、雇用の継続が困難になった場合は、結果として当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、生産過程における省力化と省人化に取り組むとともに需要地生産を一層推進して、労働人口の減少リスクの低減を図っています。その他、人材確保、育成にかかるリスクへの対応については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本」をご覧ください。
経営成績の分析 (MD&A)5,835字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、物価上昇による個人消費の停滞があった中で、企業における高い水準での賃上げの実施等明るい兆しがあり、インバウンドはコロナ禍以前の水準以上を継続している等、景気の緩やかな回復基調が続きました。その一方、輸出や生産活動については、米国による関税政策の影響や海外需要の弱さから伸び悩む局面も見られました。 海外では、インドにおいては堅調な経済成長が継続した一方で、米国における関税政策等の不透明感、欧州・中国における景気停滞、中東地域における地政学リスクの継続等、世界経済の先行きは依然として不確実性が残る状況となっています。 このような環境下、当社グループは、国内では飲食市場や流通販売業、加工販売業等の飲食外市場への拡販を実施いたしました。海外では、需要の継続に対しての製品供給に注力するとともに、収益性の改善に努めた一方で、一部地域において競争環境の激化等による影響を受けました。また、当連結会計年度においては、買収した企業に係るのれん及び無形固定資産等の償却や、トルコにおける超インフレ会計の適用の影響による利益面へのマイナス影響が増加しました。 イ.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は4,858億90百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は519億32百万円(同1.7%増)、経常利益は為替差益の減少等の影響により563億5百万円(同1.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度において段階取得に係る差損を計上したこと等により381億48百万円(同3.3%増)となりました。 なお、当社グループでは、営業利益から企業結合に係る投資差額(のれん及び無形固定資産等)の償却費及び超インフレ会計による影響額を控除した「調整後営業利益」を連結経営成績の指標の一つとして開示することとし、当連結会計年度における調整後営業利益は610億94百万円(前年同期比5.5%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、各セグメントの調整後営業利益については、注記事項(セグメント情報等)をご参照ください。 1.日本 日本におきましては、深掘りを進める飲食市場、積極的な開拓を進める飲食外市場に向け、ノンフロン自然冷媒を使用した冷蔵庫、製氷機や、食器洗浄機等主力製品を中心とした拡販を実施いたしました。特に飲食・サービス業界においては、原材料費や人件費等のコストアップ、人手不足の深刻化等は継続しているものの、インバウンド需要の継続等を受け高まっている設備投資需要への対応に注力いたしました。この結果、売上高は2,341億25百万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は304億4百万円(同5.8%増)となりました。 2.米州 米州におきましては、顧客開拓・関係強化等に注力しながら、製氷機、冷蔵庫、ディスペンサ、食器洗浄機等の拡販を実施しました。加えて、当連結会計年度第4四半期より買収企業を連結したことによる業績寄与があった一方で、買収関連やERPシステム導入に伴う一時的な費用に加え、人件費等のコストアップの影響を受けました。この結果、売上高は1,219億13百万円(前年同期比12.5%増)、セグメント利益は110億6百万円(同2.6%減)となりました。 3.欧州 欧州におきましては、グループ会社間の連携強化等にも注力しつつ、主力製品である製氷機、冷蔵庫等の拡販を実施した一方で、競争環境の激化及び人件費等のコストアップの影響がありました。特にトルコにおいては、超インフレ経済環境下によるコストアップの影響に加え、超インフレ会計の適用に伴う損益への影響も受けました。この結果、売上高は591億27百万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益は14億61百万円(同54.6%減)となりました。 4.アジア アジアにおきましては、インドを中心に、冷蔵庫等の販売が好調に推移しました。この結果、売上高は817億19百万円(前年同期比18.1%増)、セグメント利益は144億30百万円(同25.0%増)となりました。 ロ.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ280億7百万円増加し、5,756億46百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ479億94百万円減少し、3,423億13百万円となりました。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が増加した一方で、子会社株式の取得等により現金及び預金が減少したことによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ760億1百万円増加し、2,333億32百万円となりました。主な要因は、のれんの増加によるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ30億92百万円減少し、1,617億31百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ56億75百万円増加し、1,355億98百万円となりました。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ87億67百万円減少し、261億33百万円となりました。主な要因は、退職給付に係る負債の減少によるものであります。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ310億99百万円増加し、4,139億14百万円となりました。主な要因は、利益剰余金、為替換算調整勘定の増加によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ549億49百万円減少し、1,594億42百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、305億28百万円の収入(前期は473億44百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益が562億49百万円、法人税等の支払額が181億97百万円、退職給付信託の設定額が86億50百万円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、758億76百万円の支出(前期は373億73百万円の支出)となりました。主な要因は、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が642億54百万円、有価証券及び投資有価証券の取得による支出が102億38百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、150億6百万円の支出(前期は401億71百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額が156億7百万円あったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 日本(百万円)   87,801   101.7 米州(百万円)   100,991   118.4 欧州(百万円)   50,390   111.3 アジア(百万円)   59,208   116.0 合計(百万円)   298,392   111.4 (注)金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 ロ.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 日本(百万円)   64,299   112.3 米州(百万円)   4,180   209.4 欧州(百万円)   7,603   114.3 アジア(百万円)   14,965   119.1 合計(百万円)   91,049   116.1 (注)金額は、仕入価格によっております。 ハ.受注実績 当社グループは、見込生産を行っているため、該当事項はありません。 ニ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 日本(百万円)   226,739   104.3 米州(百万円)   121,183   112.5 欧州(百万円)   57,648   108.7 アジア(百万円)   80,319   119.3 合計(百万円)   485,890   109.1 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成においては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性の存在により、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績等の分析 1.経営成績 売上高は4,858億90百万円(前年同期比9.1%増)となりました。セグメントごとの売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は、日本は2,341億25百万円(同3.9%増)、米州は1,219億13百万円(同12.5%増)、欧州は591億27百万円(同7.4%増)アジアは817億19百万円(同18.1%増)となりました。海外売上高は2,591億51百万円(同13.7%増)となり、連結売上高に占める海外売上高比率は53.3%(同2.1ポイント増)となりました。 売上原価は3,044億49百万円(前年同期比9.1%増)となりました。売上総利益は1,814億41百万円(同9.0%増)となりました。売上総利益率は37.3%(同0.0ポイント減)となりました。 販売費及び一般管理費は1,295億8百万円(前年同期比12.2%増)となりました。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は26.7%(同0.7ポイント増)となりました。営業利益は519億32百万円(同1.7%増)となりました。セグメント利益は、日本は304億4百万円(同5.8%増)、米州は110億6百万円(同2.6%減)、欧州は14億61百万円(同54.6%減)、アジアは144億30百万円(同25.0%増)となりました。 営業外収益は75億59百万円(前年同期比14.9%減)となりました。営業外費用は31億85百万円(同25.3%増)となりました。経常利益は563億5百万円(同1.9%減)となりました。 特別利益は1億27百万円(前年同期比4.7%減)となりました。特別損失は1億83百万円(同93.1%減)となりました。税金等調整前当期純利益は562億49百万円(同2.5%増)となりました。 法人税等合計は175億21百万円(前年同期比0.2%増)となりました。非支配株主に帰属する当期純利益は5億79百万円(同29.5%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は381億48百万円(同3.3%増)となりました。 なお、経営成績に影響を与える要因の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 」もご覧ください。 2.財政状態 財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 ロ.財政状態」のとおりであります。 3.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」のとおりであります。 ロ.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 また、事業運営上必要な資金を確保すると共に、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持することを基本方針としております。事業活動に必要な資金については、主に内部資金を活用しております。また、グループ内余剰資金を活用するためにキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、資金効率の向上に努めております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は107億82百万円、現金及び現金同等物の残高は1,594億42百万円となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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