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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

横河電機

YOKOGAWA ELECTRIC CORPORATION6841 · Prime · 電気機器

産業プラントの制御システムと計測機器で世界トップクラスの総合計測制御メーカー。

概要

横河電機は、1920年に電気計器の研究所として創業した制御システム大手である。石油化学、電力、鉄鋼、医薬品などプロセス産業向けの生産制御システム(DCS)や流量計、圧力伝送器などの計測機器に強みを持ち、2026年3月期の連結売上高は6,048億円、従業員数は18,313人に達する。本社は東京都武蔵野市に置き、グループは子会社131社、関連会社4社で構成される。

制御事業が売上の9割超を占める収益構造

横河電機の事業は制御事業、測定器事業、新事業他の3セグメントに分かれる。2026年3月期の連結売上高6,048億円のうち、制御事業が5,655億円(構成比93.5%)を占め、営業利益も751億円と全社利益の大半を稼ぐ。測定器事業は340億円、新事業他は53億円と小規模だが、測定器事業は前期比13.6%増と成長している。制御事業の粗利率は一過性要因で悪化したものの、全体の営業利益率は13.6%と高水準を維持する。

プロセス産業向けに現場から経営層までをカバー

制御事業では、プラントの現場レベルのセンサーから、生産制御システム(CENTUMシリーズ)、さらには経営レベルのソフトウェアまで、ライフサイクル全体にわたるソリューションを提供する。主要製品には流量計、差圧・圧力伝送器、プロセス分析計、プログラマブルコントローラ、工業用記録計などがある。顧客は石油化学、電力、鉄鋼、医薬品、食品と多岐にわたり、設備投資やメンテナンス需要に応じた継続的な収益を生む。

海外売上比率が高く、地域ごとに販売子会社を配置

横河電機は日本国内だけでなく、北米(Yokogawa Corporation of America)、欧州(Yokogawa Europe B.V.)、東南アジア(Yokogawa Engineering Asia Pte. Ltd.)、中東・アフリカ(Yokogawa Middle East & Africa B.S.C.(c))、中国(横河電機(中国)有限公司)など各地域に販売・エンジニアリング・サービス子会社を配置する。生産拠点は日本の甲府・小峰工場のほか、中国・蘇州、シンガポールなどにあり、現地生産とグローバルなサプライチェーンを構築している。

産業用IoTと不動産を手がける新事業

新事業他セグメントでは、産業用IoT(IIoT)向けのハードウェア、ソフトウェア、クラウド環境を提供するソリューションビジネスを展開する。また、横河パイオニックス株式会社が不動産関連事業も行っている。同事業の売上高は53億円と規模は小さいが、前期比27.6%増と成長しており、将来の成長領域として位置づけられている。営業損失は3.91億円で、まだ収益化の途上にある。

業界の中での役割はプロセスオートメーションおよび計測機器のサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,048億円
営業利益
826億円
営業利益率
13.7%
純利益
581億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
制御5,655億円93.5%752億円13.3%
測定器340億円5.6%78億円22.9%
新事業他53億円0.9%-4億円-7.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01制御事業(プロセス産業向け)主力

石油化学、電力、鉄鋼、医薬品、食品などのプロセス産業向けに、プラントの現場から経営レベルまでのライフサイクルにわたり総合ソリューションを提供。生産制御システム、各種センサ(流量計、圧力伝送器、分析計)、プログラマブルコントローラ、工業用記録計などを販売・エンジニアリング・アフターサービス。

主な製品・サービス7
生産制御システム
プラント全体の運転監視やプロセス制御を行う中核システム(DCS等)。
流量計
プラント内の液体・気体の流量を高精度に計測する機器。
差圧・圧力伝送器
差圧や圧力を検出し電気信号に変換して制御システムに伝えるセンサ。
プロセス分析計
ガスや液体の成分濃度をオンラインで分析する計器。
プログラマブルコントローラ
工場のシーケンス制御やプロセス制御に使われる産業用コントローラ。
工業用記録計
温度、圧力などのデータを連続記録する計器。
各種ソフトウェア
生産性向上やプラント運転最適化のための制御・監視ソフトウェア。

02測定器事業(電子計測市場向け)準主力

研究開発、製造、フィールド保守などの電子計測分野向けに、波形測定器、光通信関連測定器、信号発生器、電力・温度・圧力測定器等を提供。国内外で販売・アフターサービスを展開。

主な製品・サービス4
波形測定器
オシロスコープなど、電気信号の波形を観測・解析する測定器。
光通信関連測定器
光ファイバ通信の伝送特性や光パワーなどを測定する機器。
信号発生器
任意の周波数・波形の電気信号を生成する測定器。
電力・温度・圧力測定器
電力、温度、圧力などの物理量を計測する携帯型・据置型測定器。

03新事業他(産業用IoT・不動産等)その他

産業用IoT(IIoT)向けハードウェア、ソフトウェア、クラウド環境を提供するソリューションビジネス、および不動産関連事業。

製品と技術

CENTUMシリーズに代表される生産制御システム

横河電機の主力製品である生産制御システムは、1975年に発表したCENTUMに始まるDCS(分散制御システム)である。プラント全体の運転監視とプロセス制御を統合し、現場から経営レベルまでのデータ連携を実現する。現在はCENTUM CS、CENTUM VPなどのシリーズが展開され、石油化学、電力、鉄鋼、医薬品、食品など幅広いプロセス産業で採用されている。AIやデジタルツイン技術の統合により、Industrial Autonomy(産業自律)への進化を推進している。

流量計・圧力伝送器など高精度なフィールド機器

制御事業の中核をなすフィールド機器として、流量計、差圧・圧力伝送器、プロセス分析計、プログラマブルコントローラ、工業用記録計などを製造・販売する。特に流量計は液体・気体の流量を高精度に計測し、差圧・圧力伝送器は圧力を電気信号に変換して制御システムに伝える。これらのセンサ類はプラントの信頼性と効率を支える重要部品であり、長年にわたる技術蓄積とフィールド実績を持つ。

測定器事業:波形測定器から光通信測定器まで

測定器事業では、研究開発や製造現場向けに波形測定器(オシロスコープ)、光通信関連測定器、信号発生器、電力・温度・圧力測定器などを提供する。光通信関連測定器は光ファイバ通信の伝送特性や光パワーを測定し、AIデータセンター需要の増加に伴い受注が伸長している。2026年3月期の同事業売上高は340億円で前期比13.6%増、営業利益は77億円で同25.2%増と好調である。製品は横河マニュファクチャリングが製造し、横河計測が国内販売・サービスを担う。

産業用IoTと共焦点スキャナなどの新事業製品

新事業他では、産業用IoT(IIoT)向けのハードウェア、ソフトウェア、クラウド環境を提供するソリューションビジネスを展開している。また、制御事業の製品群に含まれる共焦点スキャナは、主に横河マニュファクチャリングが製造し、横河電機が販売・アフターサービスを行う。共焦点スキャナはバイオ・医療分野の観察用途に使われる高精度機器であり、ライフサイエンス事業部の戦略拠点として2006年に金沢事業所が開設された。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

計測制御分野で国内首位級、プロセス産業向けに強み

横河電機は、産業用計測制御システムのリーディングカンパニーで、世界のプロセス産業(石油化学、電力、鉄鋼など)向けに高いシェアを誇ります。売上高は2024年3月期の5402億円から2026年3月期には6048億円への成長が見込まれ、営業利益率も13〜14%台を維持しています。同業他社としては、イビデンや日清紡ホールディングスが挙げられますが、これらは電子部品や素材が中心であり、直接の競合は限られています。むしろ、海外大手(シーメンス、アブ、ハネウェル)との競争が激しく、横河電機は現場密着型のエンジニアリング力と日本企業ならではの高品質で差別化し、特に中東やアジアのプラント需要を取り込んでいます。

強み

  • 高度な計測・制御技術を持ち、プロセスオートメーションで世界有数のシェア。
  • 石油化学や電力など主要プラント顧客との長期取引関係を構築。
  • 売上高、利益率ともに堅調で、今期も増収が見込まれる。
  • 海外売上高比率が高く、新興国市場の需要を取り込む。

課題

  • 海外比率が高く、為替変動が業績に大きく影響する。
  • 専門技術者やエンジニアの不足が鮮明で、採用・育成が急務。
  • 海外勢の追い上げや、ソフトウェア統合の競争で優位性の維持が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が横河電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17013IHI2.8兆円17.1倍
26504富士電機1.9兆円19.5倍
35334日本特殊陶業1.6兆円14.0倍
46645オムロン1.3兆円35.9倍
56448ブラザー工業1.3兆円19.7倍
66841横河電機1.2兆円21.3倍
76724セイコーエプソン1.2兆円56.7倍
86506安川電機1.2兆円32.9倍
97701島津製作所1.2兆円18.8倍
106856堀場製作所9,517億円22.1倍
116845アズビル7,891億円19.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

電気計器の研究所として創業した1920年

1920年12月、横河一郎と青木晋の両名が東京府渋谷町に設けていた電気計器の研究所を母体として、資本金50万円で株式会社横河電機製作所を設立した。創業の精神は、横河民輔が「技術を覚え、技術をみがくこと。横河電機の製品はさすがに良いと言われるように」と語ったことに由来し、今日まで受け継がれている。当初から電気計測器の研究と製造に特化し、後の計測・制御分野での基盤を築いた。

工場建設と株式公開、海外展開の開始

1935年6月に吉祥寺工場(現在の武蔵野本社内)が完成し、1948年9月には株式を一般に公開した。1955年6月、アメリカのFoxboro Companyと工業計器に関する技術援助契約を締結し、1957年10月には米国にYokogawa Electric Works, Inc.(現Yokogawa Corporation of America)を設立、本格的な海外進出を開始した。1974年にはシンガポールに現地法人を設立し、アジア市場への拠点を広げた。

総合計装制御システムCENTUMの発表

1975年6月、横河電機は総合計装制御システム「CENTUM」を発表・発売した。これはプラント全体の運転監視とプロセス制御を統合するDCS(分散制御システム)の先駆けであり、同社の制御事業の基幹製品となった。その後1992年12月には後継の「CENTUM CS」を発表し、継続的に進化を遂げている。このシステムの成功により、横河はプロセス制御分野での世界的なプレイヤーへと成長した。

北辰電機製作所との合併と商号変更

1983年4月、横河電機は株式会社北辰電機製作所と合併し、商号を横河北辰電機株式会社に変更した。北辰電機は計測機器メーカーであり、合併により製品ラインと技術基盤を強化した。1986年10月には商号を現在の横河電機株式会社に戻し、同時に生産拠点統合計画を完了。1989年4月には三鷹工業株式会社と合併し、さらに事業規模を拡大した。

安藤電気の完全子会社化と中国事業の拡大

2002年10月、株式交換により安藤電気株式会社の株式を100%取得し、同社を完全子会社化した。安藤電気は通信測定器などに強みを持ち、測定器事業の強化につながった。同年、中国に100%独資の地域統括会社「横河電機(蘇州)有限公司」を設立し、2003年10月に本社・工場が竣工し生産を開始。2006年には販売・マーケティング機能を統括する横河電機(中国)商貿有限公司を設立し、中国市場でのプレゼンスを高めた。

統合生産制御システムの進化とガバナンス改革

2013年4月、国内制御事業の販売・エンジニアリング・サービス部門を分割し、子会社2社と統合して横河ソリューションサービス株式会社を発足させた。2015年には創立100周年を迎え、「YOKOGAWAコーポレートガバナンス・ガイドライン」を制定し、指名委員会等設置会社に移行。同年、英国のKBC Advanced Technologies plcを買収し、プロセス産業向けコンサルティング能力を獲得した。

中期経営計画AG2023とGS2028への移行

2021年度に中期経営計画「Accelerate Growth 2023 (AG2023)」を発表し、社会共通課題を軸とした事業構造の確立を進めた。2024年度からは後継計画「Growth for Sustainability 2028 (GS2028)」を開始。GS2028では、Yokogawa's Purpose「測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす。」を掲げ、IA2IA(Industrial Automation to Industrial Autonomy)とSmart Manufacturingによる全体最適の価値創造を目指している。

年表27件を開く

1920年代

  • 1920年12月横河 一郎、青木 晋の両名により東京府渋谷町に設けられていた電気計器の研究所を母体として、資本金50万円で㈱横河電機製作所を設立し、電気計測器の研究と製造を開始。

1930年代

  • 1935年6月吉祥寺工場(現在の武蔵野本社内)完成。

1940年代

  • 1948年9月株式を一般に公開。

1950年代

  • 1955年6月The Foxboro Company(アメリカ)と工業計器に関する技術援助契約を締結。
  • 1957年10月米国に Yokogawa Electric Works, Inc.(現連結子会社 Yokogawa Corporation of America)を 設立。

1970年代

  • 1970年4月製品の保守・点検・修理を目的として横河鹿島サービス㈱、横河京浜サービス㈱、横河千葉 サービス㈱(現連結子会社 横河ソリューションサービス㈱)を設立。
  • 1974年3月シンガポールに Yokogawa Electric Singapore Pte. Ltd.(現連結子会社 Yokogawa Electric Asia Pte. Ltd.)を設立。
  • 1974年7月甲府工場(現連結子会社 横河マニュファクチャリング㈱ 甲府工場)竣工、操業開始。
  • 1975年6月総合計装制御システム(CENTUM)を発表、発売。

1980年代

  • 1982年9月M&Aオランダで Electrofact B.V.(現連結子会社 Yokogawa Europe B.V.)を買収。
  • 1983年4月M&A㈱北辰電機製作所と合併し、商号を横河北辰電機㈱に変更。
  • 1986年10月M&A商号を横河電機㈱に変更。生産拠点統合計画(分散している生産拠点を統合し、生産設備の強化と効率化を図る計画)を完了。
  • 1989年4月M&A三鷹工業㈱と合併。

1990年代

  • 1992年12月M&A統合生産制御システム(CENTUM CS)を発表。
  • 1994年4月小峰工場(現連結子会社 横河マニュファクチャリング㈱ 小峰工場)竣工、操業開始。
  • 1996年10月汎用測定器の製造・販売を目的として、横河エムアンドシー㈱(現連結子会社 横河計測㈱)を設立。

2000年代

  • 2001年4月M&A生産系の国内子会社5社を統合し、横河エレクトロニクス・マニファクチャリング㈱(現連結 子会社 横河マニュファクチャリング㈱)が発足。
  • 2002年10月株式交換により安藤電気㈱の株式を100%取得。中国に地域統括会社として100%独資の「横河電機(蘇州)有限公司」を設立。
  • 2003年10月中国地域統括会社「横河電機(蘇州)有限公司」の本社・工場が竣工、生産開始。
  • 2005年4月創業シンガポールに海外市場(除く極東)を統括するYokogawa Electric International Pte. Ltd.を 設立。
  • 2006年1月創業中国に、販売・マーケティング・エンジニアリング・サービスなどの機能を統括する100%独資の 横河電機(中国)商貿有限公司を設立。
  • 2006年1月ライフサイエンス事業部の戦略拠点として金沢事業所を開設。
  • 2008年3月創業横河電機(西安)有限公司、上海横河石化自控有限公司、横河電機(中国)商貿有限公司の業務を 統合し、中国における事業統括会社、横河電機(中国)有限公司を設立。

2010年代

  • 2010年4月M&A横河電機㈱の測定器ビジネスを横河メータ&インスツルメンツ㈱(現連結子会社 横河計測㈱)に移管統合。
  • 2013年4月M&A国内制御事業の販売、エンジニアリング、サービス部門を事業分割し、子会社2社と統合し、横河ソリューションサービス㈱が発足。
  • 2015年9月創業創立100周年。
  • 2015年11月M&A「YOKOGAWAコーポレートガバナンス・ガイドライン」制定。 KBC Advanced Technologies plc(本社:英国 現連結子会社 KBC Advanced Technologies Limited)を買収。中期経営計画「Accelerate Growth 2023 (AG2023)」を発表。中期経営計画「Growth for Sustainability 2028 (GS2028)」を発表。指名委員会等設置会社に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 成長投資枠(M&A・アライアンス)2026年度まで1,000億円以上
  • 配当性向30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    SoSによる価値提供の推進

    IA2IAとSmart Manufacturingの二軸で、OTの知見を活かしたコンサルティングとインテグレーションにより、統合化・自律化・デジタル化による全体最適の価値を提供する。

  2. 02

    業種対応力強化と共通課題解決の拡大

    IT/OT融合で業種ごとの対応力を高めると同時に、品質管理や設備管理といった業種横断的な課題を解決するビジネスを拡大し、DXを支援する。

  3. 03

    無形資本の活用・育成

    人的資本、知的資本、社会・関係資本の3つの無形資本に注力し、長年培った「価値創造力」「共感力」「課題発見力」「ステークホルダーをつなぐ力」を成長に生かす。

  4. 04

    経営・事業基盤の強化

    全社収益性向上、DX戦略(Internal/External)、ガバナンス強化(指名委員会等設置会社への移行)により、価値創造プロセスを支える基盤を強固にする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で18,313人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は949万円で、9期前と比べて+9.9%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月18,329
2018年3月18,290
2019年3月86345.021.417,848
2020年3月85645.019.118,107
2021年3月88045.218.817,715
2022年3月87844.918.517,258
2023年3月88645.418.417,084
2024年3月92144.918.017,365
2025年3月92744.617.117,670473
2026年3月94944.016.018,313451

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率74.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 5 / 海外 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(東京都武蔵野市)(注)2140億円
制御事業 測定器事業
甲府事業所(山梨県 甲府市)(注)48,604百万円
制御事業 測定器事業
制御事業 測定器事業 — オランダ5,142百万円
制御事業 — 中国4,367百万円
制御事業 測定器事業 — 米国4,165百万円
小峰事業所(東京都 あきる野市)(注)53,917百万円
制御事業
制御事業 測定器事業 — インド3,855百万円
制御事業 新事業他 — シンガポール2,621百万円
金沢事業所(石川県金沢市)(注)32,583百万円
制御事業
制御事業 — ドイツ2,548百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    横河ソリューションサービス㈱
    東京都武蔵野市
    議決権100.0%
  • 国内
    横河商事㈱
    東京都品川区
    議決権53.1%
  • 国内
    横河マニュファクチャリング㈱
    東京都武蔵野市
    議決権100.0%
  • 国内
    横河計測㈱
    東京都八王子市
    議決権100.0%
  • 海外
    Yokogawa Engineering Asia Pte. Ltd
    Singapore Singapore
    議決権100.0%
  • 海外
    Yokogawa Electric Asia Pte. Ltd.
    Singapore Singapore
    議決権100.0%
  • 海外
    Yokogawa(Thailand) Ltd.
    Bangkok Thailand
    議決権100.0%
  • 海外
    P.T. Yokogawa Indonesia
    Jakarta Indonesia
    議決権100.0%
  • 海外
    Yokogawa Australia Pty. Ltd.
    Macquarie Park NSW Australia
    議決権100.0%
  • 海外
    横河電機(中国)有限公司
    中国 上海
    議決権100.0%
  • 海外
    重慶横河川儀有限公司
    中国 重慶
    議決権60.0%
  • 海外
    横河電機(蘇州)有限公司
    中国 蘇州
    議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
  • 横河測量技術(上海)有限公司中国 上海100%
  • 韓国横河電機㈱韓国 ソウル100%
  • 韓国横河エレクトロニクス・マニファクチャリング㈱韓国 仁川100%
  • Yokogawa Middle East & Africa B.S.C.(c)Muharraq Bahrain100%
  • Yokogawa Saudi Arabia Company L.L.C.Dhahran Saudi Arabia100%
  • Yokogawa India LimitedBangalore India100%
  • Yokogawa Corporation of AmericaTexas USA100%
  • Yokogawa America do Sul Ltda.Sao Paulo Brazil100%
  • Yokogawa Europe B.V.Amersfoort The Netherlands100%
  • KBC Advanced Technologies LimitedSurrey UK100%
  • 横河レンタ・リース㈱東京都新宿区47%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業広東省における電力需給調整アグリゲーションに適用可能なエネルギーマネジメントシステム実証事業
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-10-26
    5.2億円
  • 調達
    カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発次世代火力発電技術推進事業コンビナート等における産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業の実現可能性調査/千葉県五井地区産業間連携調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-03-23
    1.1億円
  • 調達
    地熱発電技術研究開発地熱エネルギーの高度利用化に係る技術開発地熱資源適正利用のためのAIーIoT温泉モニタリングシステムの開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-06
    5,001万円
  • 調達
    民間主導による低炭素技術普及促進事業戦略的案件組成調査クラウド技術を活用した製油所等の省エネルギー導入持続支援サービス事業の実現へ向けた課題調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-08-28
    4,383万円
  • 調達
    脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査省エネルギーを実現するための統合廃棄物処理分野での地域内エネルギーマネジメントシステム実証研究(インド・デリー)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-07-25
    1,984万円
  • 調達
    エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査省エネルギーを実現するための下水再生水の飲用化実証研究(米国・カリフォルニア州)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-07-22
    1,234万円
  • 調達
    エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査電力・熱・水素等を含む地域エネルギーの需給最適化に資する制御システムの実証研究(英国)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-07-19
  • 補助金
    平成31年度産油国石油精製技術等対策事業費補助金 (石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)
    資源エネルギー庁 · 2019-04-17
    2,930万円
  • 補助金
    産油国石油精製技術等対策事業費補助金 (石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)
    資源エネルギー庁 · 2019-04-17
    2,494万円
  • 補助金
    令和2年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(米国および豪州におけるAI/IoTを適用した下水飲用化処理の最適化および自動化運転の事業実施可能性調査)
    経済産業省 · 2020-07-02
    1,772万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,048億円営業利益826億円前期と比べると増収減益で、売上が+7.5%、利益が-1.1%。

売上高
+7.5%
6,048億円
営業利益
-1.1%
826億円
純利益
+11.5%
581億円
営業利益率
13.7%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,150億円6,048億円
営業利益850億円826億円
純利益585億円581億円
1株あたり配当¥92¥92

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,413億円、営業利益は165億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.1%、営業利益は+26.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,390220
2024年1Q1,18613111.0247
2024年2Q1,35920615.2104
2024年3Q1,38624717.8170
2024年4Q1,47196
2025年2Q2,66636313.6246
2025年4Q2,95847216.0275
2026年2Q2,82039013.8294
2026年4Q3,22843613.5287
2027年1Q1,41316511.7122

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,479億円から6,048億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は13.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
国内制御事業の販売、エンジニアリング、サービス部門を事業分割し、子会社2社と統合し、横河ソリューションサービス㈱が発足。
2013年3月3,479180147
2014年3月3,885257123
創立100周年。
2015年3月4,058334172
2016年3月4,137407302
2017年3月3,914330257
2018年3月4,066333215
2019年3月4,037368284
2020年3月4,044363147
2021年3月3,742341192
2022年3月3,899357213
2023年3月4,565486389
2024年3月5,402841617
2025年3月5,62483585414.8521
2026年3月6,04882684313.7581

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,048億円のうち、営業利益として残るのは826億円13.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は581億円、売上の9.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.3%3,284億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.0%1,938億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.7%826億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.8pt
13.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.7pt
9.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.8pt
11.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが860億円、投資CFが−331億円で、差し引きのフリーCFは529億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,085億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月174−75−8099588
2014年3月301−139−216162559
2015年3月383−18−202365747
2016年3月319−109−269210649
2017年3月392−3656527736
2018年3月320−66−224254758
2019年3月214−41−70173857
2020年3月311−18246129997
2021年3月328−186−1711421,012
2022年3月516−283−1622331,155
2023年3月404−329−109751,164
2024年3月63827−5756651,344
2025年3月990−286−2627041,793
2026年3月860−331−3525292,085

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は7,956億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,299億円で、自己資本比率は65.4%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,7991,7242,07544.3
2014年3月3,9891,9212,06846.9
2015年3月4,4002,2202,18049.0
2016年3月4,1312,4691,66258.2
2017年3月4,4072,6251,78258.2
2018年3月4,4462,7871,65961.2
2019年3月4,7012,9621,73961.7
2020年3月4,8972,9151,98258.4
2021年3月5,1913,1482,04359.4
2022年3月5,5603,4032,15760.0
2023年3月6,1863,8682,31861.4
2024年3月6,7294,4482,28164.9
2025年3月7,1834,7572,42665.1
2026年3月7,9565,2992,65765.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2,175億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,737億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
215億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,657億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中42位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中145位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.8%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,854で、1年前と比べて+12.4%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥4,854-4.8%1ヶ月-17.6%1年+12.4%時価総額1.2兆円
過去52週の値幅
安値¥4,172高値¥6,317

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.3倍
PER (会社予想)21.1倍
PBR2.40倍
配当利回り1.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は5,000円で、25日線5,542.12円を9.8%下回る。週足では7月27日の6,022円をピークに反落し、8月5日に5,302円まで下落。以降は5,300〜5,700円で推移するが、8月18日から再び下落基調で、8月21日には5,000円と直近安値を更新。52週高値6,317円からは20.8%下落、52週安値4,172円には上昇しているが、25日線・75日線を大きく割り込み、短中期トレンドは明確に悪化。出来高は8月に入り増加傾向で、売り圧力の強さがうかがえる。RSIは30.49と売られ過ぎ圏に近く、自律反発の可能性はあるが、需給はなお脆弱。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 45/100)

PERは22.3倍で業界平均30.54倍を下回るが、PBRは2.52倍で平均2.58倍とほぼ同等。ROEは11.77%と高水準で収益性は良好。配当利回りは1.81%で平均2.32%を下回り、株主還元はやや弱い。業績は増収だが営業利益はやや減少傾向。PBRが2.5倍超と高く、成長性を織り込んだ評価で割高感がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.3倍30.8倍
PER (予想)21.1倍
PBR2.40倍2.58倍
ROE11.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

世界的な自動化需要の拡大とインフラ老朽化に伴う更新需要が成長ドライバー。一方、設備投資サイクルの変動や新興国メーカーとの価格競争が懸念。強気派は、制御システムの重要性とストック収入に着目。弱気派は、顧客の設備投資が景気に左右されやすい点を警戒する。

プラスに働く材料7
  • 自動化需要の拡大

    省人化・効率化への需要が世界的に高まっている。

  • ストック収入の増加

    保守サービスなどの継続収入が増え、収益の安定性が増す。

  • 高い技術力

    高度な制御技術で差別化し、競合他社に対し優位に立つ。

  • 2026年3月期売上高6,048億円で過去最高決算発表後影響

    売上高は前期比424億円増の6,048億円、営業利益826億円を確保

  • 当期純利益581億円と前期比11.5%増通年影響

    純利益は前期521億円から60億円増の581億円、増益率11.5%

  • 営業利益826億円と高水準を維持通年影響

    営業利益は前期比9億円減の826億円だが、売上高比率13.7%の高水準

  • 外国人保有比率46%と高く需給底堅い継続影響

    外国人保有46%は主要電機株の中でも高く、継続的な買い需要が見込まれる

マイナスに働く材料7
  • 設備投資の変動

    顧客の投資意欲が景気や原材料価格に左右される。

  • 価格競争

    新興国メーカーの低価格攻勢で利益率が低下する。

  • 技術革新の追随

    デジタル化に乗り遅れると競争力を失う。

  • 営業利益率14.85%→13.66%に低下決算発表後影響

    売上高は増加したが営業利益826億円、利益率は1.19ポイント悪化

  • 純利益は2024年3月期617億円を下回る通年影響

    2026年3月期純利益581億円は2024年3月期の617億円を36億円下回る

  • 配当利回り1.7%は相対的に低い通年影響

    配当利回り1.7%は利回り狙いの買いを呼び込みにくく、上値が重い

  • 予想PER23.6倍と成長プレミアム不足決算発表後影響

    来期予想PER23.6倍は実績23.75倍とほぼ同水準で、成長期待が乏しい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を示す先行指標。
サービス収入比率
ストック型収益の拡大を測る。
営業利益率
収益性の維持を確認。
海外売上比率
グローバル展開の進捗を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり92で、前期から+34.5%いまの株価に対する利回りは1.90%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥92
1株あたり
配当利回り
1.90%
いまの株価に対して
配当性向
48.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2541.2
2018年3月3020.092.2
2019年3月326.726.9
2020年3月346.3208.8
2021年3月340.0
2022年3月340.070.8
2023年3月340.035.6
2024年3月4017.618.7
2025年3月5845.033.3
2026年3月7834.548.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥92

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,330人。区分でいちばん多いのは外国法人46.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.5%を占め、残る56.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人34.936.339.842.140.746.0
金融機関50.049.046.442.341.640.3
個人・その他9.69.38.610.411.88.4
事業法人3.63.53.33.23.23.2
証券会社1.91.91.91.92.72.1
自己株式0.60.60.63.13.61.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)18.96
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.35
03日本生命保険相互会社5.24
04第一生命保険株式会社2.80
05みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行2.39
06ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505038 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.30
07ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.14
08横河電機持株会1.48
09ジェーピー モルガン チェース バンク 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.40
10エイチエスビーシー ホンコン トレジャリー サービシィズ アカウント アジアン エキュイティーズ デリバティブス(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    8.47%
    +1.12pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+299%、1株純資産は14期で+212%。直近期のROEは11.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月576549.316.627.8
2014年3月487276.934.849.7
2015年3月678378.619.459.8
2016年3月11490113.210.224.9
2017年3月9696010.418.241.2
2018年3月801,0188.127.492.2
2019年3月1071,08610.121.526.9
2020年3月551,0715.123.7208.8
2021年3月721,1556.528.3
2022年3月801,2506.626.470.8
2023年3月1461,42210.914.835.6
2024年3月2351,67815.114.918.7
2025年3月2001,80711.514.433.3
2026年3月2282,04211.820.848.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

23名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は23名。2026/3期の役員報酬は総額1,139百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
奈良寿取締役会長 代表執行役63
重野邦正取締役 代表執行役社長58
吉川光取締役59
中嶋倫子取締役 執行役 経理財務本部長55
内田章取締役75
浦野邦子取締役69
平野拓也取締役56
五嶋祐治朗取締役69
大澤真取締役67
小野傑取締役73
丸山寿取締役65
クリスティーナ・アメージャン取締役67
残りの役員11名を開く
氏名役職年齢
中岡興志執行役専務 エネルギー&サステナビリティ事業本部、ビジネス戦略本部管掌 兼 エネルギー&サステナビリティ事業本部長59
竹岡一彦執行役常務 デジタルソリューション統括本部長61
田野口宏執行役常務 Chief Technology Officer (CTO)横河プロダクト本部、グローバル SCM 本部、横河マニュファクチャリング株式会社管掌 兼 横河プロダクト本部長59
福田哲執行役 経営管理本部、IT 戦略本部、マーケティング本部、横河計測株式会社管掌 兼 経営管理本部長57
遠藤尚久執行役 マテリアル事業本部長58
佐藤範直執行役 中東・アフリカ・インド・南アジア統括代表 兼 Yokogawa Middle East & Africa B.S.C.(c)社長57
朝長正隆執行役 人財総務本部長53
萩原盛太執行役 北米・南米・欧州・ロシア・CIS統括代表 兼 Yokogawa Europe B.V. 社長52
木村郁雄執行役 日本・韓国統括代表 兼 横河ソリューションサービス株式会社 社長57
Kin Wah Chay執行役 ASEAN・パシフィック・中国統括代表 兼 Yokogawa Engineering Asia Pte. Ltd. 社長53
山﨑盛光執行役 ライフ事業本部長51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役2851745697335
社外取締役913813815
取締役(社内)1282828

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,148字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、横河電機㈱(当社)、子会社131社及び関連会社4社により構成されています。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業における位置付けは次のとおりです。 (1)制御事業 提供するソリューション及び主要な製品は、プラントの現場から経営レベルまでライフサイクルにわたりお客様価値を最大化する総合的ソリューション、生産性向上のための各種ソフトウエア、生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器、プロセス分析計、プログラマブルコントローラ、工業用記録計、共焦点スキャナ等です。 横河マニュファクチャリング㈱、Yokogawa Electric Asia Pte.Ltd.、横河電機(蘇州)有限公司等が製造したものを、日本国内につきましては主に横河ソリューションサービス㈱が、海外につきましては、主にYokogawa Engineering Asia Pte. Ltd.等が東南アジア各地にて、Yokogawa Europe B.V.等が欧州各地にて、Yokogawa Corporation of America等が北米にて、Yokogawa Middle East & Africa B.S.C.(c)等が中東及びアフリカ各地にて、横河電機(中国)有限公司等が中国にて、それぞれ販売、エンジニアリングサービス及びアフターサービスを行っています。共焦点スキャナ等については主に横河マニュファクチャリング㈱等が製造し、横河電機㈱が販売及びアフターサービスを行っています。 (2)測定器事業 主要な製品は波形測定器、光通信関連測定器、信号発生器、電力・温度・圧力測定器等です。 波形測定器、光通信関連測定器、信号発生器、電力・温度・圧力測定器については、横河マニュファクチャリング㈱等が製造したものを、日本国内につきましては主に横河計測㈱が、海外につきましては、主にYokogawa Engineering Asia Pte. Ltd.等が東南アジア各地にて、Yokogawa Europe B.V.等が欧州各地にて、Yokogawa Corporation of America等が北米にて、横河測量技術(上海)有限公司が中国にて、それぞれ販売及びアフターサービスを行っています。 (3)新事業他 主に、産業用IoT(IIoT)のハードウエア、ソフトウエア、クラウド環境を提供するソリューションビジネス等を行っています。その他、横河パイオニックス㈱が不動産関連事業を行っています。 事業系統図 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 (注)上図の関係会社のうち、名称の表記されている会社は、すべて連結子会社です。
経営方針・対処すべき課題8,592字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、2021年度に社会共通の課題の解決によって持続的な成長を実現するために、長期経営構想の抜本的な見直しとともに中期経営計画「Accelerate Growth 2023(AG2023)」を発表し、2030年のYOKOGAWAのありたい姿の実現に向けて、2023年度までの3年間、社会共通課題を軸とした事業構造を確立するための取り組みを進めてきました。 現在の長期経営構想は、AG2023策定時に抜本的に見直したものであり、2030年を見据えた「YOKOGAWAのありたい姿」を端的に示したVision statement「YOKOGAWAは、自律と共生によって持続的な価値を創造し、社会課題の解決をリードしていきます。」とその実現に向けての方向性を示しています。AG2023が終了を迎えるにあたっては、この長期経営構想は大きな見直しなくそのまま引き継ぐこととし、2024年度からの中期経営計画「Growth for Sustainability 2028(GS2028)」を新たに策定し、その取り組みを開始しました。GS2028では、AG2023で確立した業種軸の事業構造を基盤に、環境・社会・ガバナンスの視点で事業活動に取り組み、社会価値と企業価値の向上を実現させるための変革を加速させます。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、YOKOGAWAのIdentityを以下のとおり整理しました。創業の精神と、それを受け継いだ企業理念は、社会におけるYOKOGAWAの在り方を示すものです。Vision statementは、2030年を見据えてYOKOGAWAが何をしていくかを示し、共有する価値観は行動をするうえでの指針を示しています。Yokogawa’s Purposeは、それら全てを踏まえ、YOKOGAWAが存在する意義を、意思を込めたコミットメント(公約)として示しています。 [創業の精神] 創業にあたり、横河民輔は、日本の計測業界の先駆者として歩み始めた横河一郎(後の初代社長)と青木晋(後の初代技師長)に、「君たちは、この仕事でもうけようなどと考える必要はない。それよりもまず、技術を覚え、技術をみがくことだ。横河電機の製品はさすがに良い、といわれるようにしてもらいたい」と語りました。この言葉は創業の精神として今日まで受け継がれています。 [企業理念] 創業の精神を受け継ぎ1988年に制定された企業理念は、社会に向けてのYOKOGAWAの使命とYOKOGAWA人の価値基準や行動指針を表した、YOKOGAWAの決意表明です。 [Yokogawa’s Purpose] お客様、市場、社会からの要望や期待に応えるYOKOGAWAのコミットメントであり、社会に存在することの意義を表したものです。同時に組織としての求心力を高め、グループ全社員の変革への志を喚起します。 [共有する価値観] 企業文化や風土を醸成し継承していくうえで、YOKOGAWA社員一人ひとりが「大切にすべき」行動の指針と意志をより具体的に示したものです。共有する価値観に根差した行動は新たな価値の創造を実現し、他社との差別化力、競争力をもって社会に貢献し続けるための原動力となります。 [Vision statement] 2030年を見据えた長期経営構想で描くYOKOGAWAのありたい姿、企業としての理想を端的に示したものです。 (2) 中長期的な経営戦略 長期経営構想と中期経営計画の全体像 [長期経営構想] <Vision statement> YOKOGAWAは、自律と共生によって持続的な価値を創造し、 社会課題の解決をリードしていきます。 <お客様への提供価値> 世界は今、あらゆるものが複雑につながり合う時代となっています。運用や管理に独立性のあるシステムが連携し、相乗効果と新しい価値をもたらしていく「System of Systems(SoS)」の流れが進む世界において、当社は、効果的な「つながり」を進め、統合化・自律化・デジタル化による「全体最適」の価値を生み出していきます。当社は「IA2IA※1」と「Smart Manufacturing※2」によるアプローチでこれを実現し、社会全体が「SoS」となる世界をリードしていきます。 (※1) IA2IA(Industrial Automation to Industrial Autonomy) AI、デジタルツイン、ロボティックスなどのDX(デジタルトランスフォーメーション)技術を取り込み、Industrial Automation(自動)からIndustrial Autonomy(自律)へと進化させる活動です。 (※2) Smart Manufacturing DXやIA2IAによって生産現場、エンタープライズ、及びサプライチェーンにおける自律を実現し、革新的な生産性向上を達成することです。 [中期経営計画 「Growth for Sustainability 2028(GS2028)」] GS2028は、「測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす。」というYokogawa’s Purposeを起点としており、Yokogawa’s Purposeのもと、中期経営計画の目標達成に向けた「価値創造プロセス」を以下のように定義しました。 「永年培ってきた、OT(運用技術、Operational Technology)領域におけるお客様起点の課題解決をやり遂げる力と信頼を裏付けとし、人的資本やDXを実現する技術などの基盤を活性化することで、SoS型ビジネスなどにて、より多様かつ高い顧客価値を共創する。その過程を通じて強化したお客様との信頼関係・ノウハウ・人的資本等の経営資本を活用して、事業施策を達成する。」 YOKOGAWAの価値創造プロセス 長期経営構想で定めた2030年を見据えた「YOKOGAWAのありたい姿」の実現と、上記価値創造プロセスを実現するために、2028年度までの5年間で取り組むべきこととして、4つの基本戦略を策定しました。それぞれの基本戦略の概要は以下のとおりです。 「Growth for Sustainability 2028」の4つの基本戦略 1.System of Systemsの信頼されるパートナーとしての価値提供 SoSを通じた価値提供を行うため、YOKOGAWAはIA2IAとSmart Manufacturingという2つの側面からアプローチを行います。数多くの製造現場で培ったノウハウ、経験、高度な技術力を活用し、戦略的なコンサルティングとシームレスなインテグレーションという価値を提供することで実現していきます。 2.業種対応力の強化と特定業種へ依存しないビジネスの拡大 さらなる生産の効率化と生産の安定化を追求しているお客様に対応するため、YOKOGAWAはIT/OTの融合を通して業種対応力の強化を図るとともに、品質管理や設備管理といった、業種に関わらない共通の課題を解決するビジネスの拡大にGS2028においても取り組んでいきます。YOKOGAWAが強みをもつフィールド機器や制御システムのレベルから、MESやERPといった上位レイヤーのシステムまでをターゲットに、ソリューションの幅を広げ、お客様のDXをサポートしていきます。 また、事業環境や市場ニーズの変化に対応するため事業内容を変更するお客様のサポートができるように、ソリューションを充実させていきます。 3.無形資本の活用・育成による価値創造 YOKOGAWAは、人的資本、知的資本、社会・関係資本の3つの活用に注力していきます。これら無形資本には、「価値創造力」、「共感力」、「課題発見力」、「ステークホルダーをつなぐ力」というYOKOGAWAが長年培ってきた見えない強みがあり、これらを成長に生かします。 4.経営・事業基盤の強化 価値創造プロセスを支える経営・事業基盤の強化に取り組みます。 ・全社収益性の向上:戦略的リソースの捻出と配分、オペレーションの最適化と、経営基盤の最適化を図ります。 ・DX戦略:Internal DXではグローバルなIT基盤のもとで、お客様、パートナー、社員の視点に立って、それぞれの体験価値を向上させるDX施策を進めていきます。External DXではOT分野で培ってきたノウハウを、Yokogawa Cloudのもとで、積極的にアプリケーション化、サービス化し、整備を進め、リカーリングのビジネスモデルへの変革を目指します。 ・ガバナンスの強化:監査役会設置会社から、指名委員会等設置会社に移行します(2024年度に移行済み)。監督と執行の役割分担を明確化し、意思決定プロセスの効率化、経営判断と事業計画の達成に対する責任の明確化、監査機能の強化、効率化を図ります。 <資本政策・財務戦略> 「Growth for Sustainability 2028」では、長期経営構想を念頭においた成長戦略の実現のために成長投資を強化していきながら、持続的な企業価値及び株主価値の向上を実現していきます。 [初年度からの3年間 2024年度~2026年度] 成長投資枠   M&A・アライアンス:1,000億円以上 ・成長戦略の実現に向けた投資を加速・拡大 ・エネルギー/資源の課題対応、DX/OT(Operational technology)データ活用への貢献、業種拡大の加速等を目的 株主還元   安定的・継続的な増配 ・配当性向30%以上の確保に努める ・一時的要因での業績悪化時も株主資本配当率を考慮し、安定的な配当を維持 ・自己株式取得についても、財務状況等を踏まえ柔軟に検討 前提条件:格付けA格維持可能な株主資本水準を確保 中期経営計画「Growth for Sustainability 2028」についての詳細は、当社ウェブサイト https://www.yokogawa.co.jp/about/yokogawa/company-overview/corporate-strategy/ をご参照ください。 (3) 経営環境 当社グループは、1915年の創立以来、計測、制御、情報の技術を軸に、最先端の製品やソリューションを産業界に提供し、社会の発展に貢献し続けています。また、社会課題・お客様のニーズを捉え、その主要製品・サービスの内容を変化させてきており、2025年度のセグメント別売上高比率は制御事業約94%、測定器事業約6%、新事業他約1%となっています。 主力事業の制御事業では、石油、ガス、化学、電力、鉄鋼、紙パルプ、医薬品、食品などの多様な業種展開により日本国内で高いシェアを有しています。さらに、日本での多様な業種展開により得られた知見やノウハウのもと、アップストリーム、ダウンストリームを中心に、中東、中国、アセアン諸国などの資源国や新興国で高いシェアを有しています。なお、2025年度の海外売上高比率は約73%となっています。現地に根付いたグローバルな事業展開を始めてからの約70年で、競合他社に比べ偏りがない地域構成を実現してきており、世界中で3万件以上のプロジェクトを手掛けてきた豊富な納入実績があることも特徴です。豊富な納入実績を活用することで、お客様の既設のプラント設備の生産性向上につながる運用や、保守の効率化に向けたソリューションの比重を高め、あらゆる外部環境の変化にも耐えられるレジリエンス(変化に柔軟に対応できる適応力・回復力)を高めてきています。 2030年を見据えた事業環境のメガトレンドは、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の観点で、大きく変化していくと想定しています。Politicsでは、自国主義や法規制の強まり、Economyでは、資源の枯渇や食料・水の不足、Societyでは、高齢化、都市化や気候変動、Technologyでは、AI、IoT、5G、バイオテクノロジーの進歩など、さまざまな変化が予想されます。このような中で、当社グループのお客様は、プロセスの変革、持続可能な未来を意識したビジネスモデルへのシフトを進めており、かつ、安全安心、セキュリティなどの観点から人の介在を減らすことの重要性も認識されています。主力事業の制御事業におけるProcess Automation業界では、既存製品の市場が成熟し、ハードウエアのコモディティ化が進んでいると同時に、MES(Manufacturing execution system)やセキュリティ関連のソフトウエア、センサの市場は成長し、サブスクリプションなど新しいビジネスモデルの普及が進んでいます。また、当社グループの成長の糧であるオイル&ガスなどのハイドロカーボン系エネルギーの需要はその社会的役割・位置づけからも急激には失われないと考えられますが、エネルギー活用の多様化、環境規制対応などへの世界的な再生可能エネルギー活用、デジタルトランスフォーメーション(DX)への世界的な要求も高まってきています。 このように大きく変化する事業環境において、当社グループは、未来世代のために目指す持続可能な低炭素・循環型社会の姿として定めたサステナビリティ目標「Three Goals」の「脱炭素社会(Net-zero emission)」「循環社会(Circular economy)」「人の命と健康に対する要求の高まり(Well-being)」が事業機会になると捉えています。長期経営構想でも示した通り、「System of Systems(SoS)」の流れが進む世界の中で、統合化・自律化・デジタル化により複雑につながり合う社会システム全体を効果的に結びつけ、当社グループが先駆者として「全体最適」の価値を生み出すことで、3つの事業機会をしっかりと捉え、私たち自身が変革しながら、社会共通の課題の解決と持続的な成長を実現していきます。グローバルの競合のみならずIT企業との競合が激化するなど、事業環境は厳しさが増している中で、これまで蓄積・獲得してきた戦略的なコンサルティングとシームレスなシステムインテグレーション(SI)能力を、お客様への提供価値としてさらに昇華させ、社会全体がSoSとなる世界における信頼されるパートナーとなることを目指します。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 [中期経営計画「Growth for Sustainability 2028 (GS2028)」で目指す経営目標] 当社グループは、前中期経営経計画「Accelerate Growth 2023 (AG2023)」が終了を迎えるにあたって、長期経営構想は大きな見直しなくそのまま引き継ぐこととし、当事業年度からの中期経営計画「Growth for Sustainability 2028(GS2028)」を新たに策定し、その取り組みを開始しました。GS2028では、AG2023で確立した業種軸の事業構造を基盤に、環境・社会・ガバナンスの視点で事業活動に取り組み、社会価値と企業価値の向上を実現させるための変革を加速させます。 GS2028で達成を目指す経営指標・目標値に対して、取り組みの2年目となった当事業年度実績と次期(2027年3月期)の業績予想を以下のとおり整理すると、事業成長目標およびセグメント別受注高成長目標に関しては、一定の評価ができる実績となりましたが、次期の業績予想を含めた3年間の成長率を見ると、為替の変動影響等もあり、GS2028で達成を目指す目標にはまだ隔たりがある状況です。GS2028は5年間の中期経営計画であり、その前半は高い成長目標の実現に向けて先行投資を含めた施策を実行していく期間と位置付けています。あらためてこれらの施策を徹底的に実行し、成長目標の達成に向けて邁進していきます。 ■GS2028で達成を目指す経営指標・目標値 ROS:売上高営業利益率/EPS:1株当たり当期純利益/ROE:自己資本利益率 [資本政策・財務戦略] GS2028では、長期経営構想を念頭においた成長戦略の実現のために成長投資を強化していきながら、持続的な企業価値及び株主価値の向上を実現していきます。 ● 資本性成長投資(戦略投資)枠を初年度からの3年間累計(2024年度~2026年度)で1,000億円とします。リスク総量、自己資本増減、および負債調達を前提としたリスク投資実行に伴うリスク量の増加想定を織り込んだ上で最適資本構成(リスクが顕在化した場合においても格付A格を維持可能な株主資本水準を保持し、且つ、次の成長に向けた一定のリスク投資余力を確保できる水準)を維持します。 ● 株主還元方針(利益処分に関する基本方針)については、中長期的な企業価値向上の最大化に向けた投資に優先的に配分していくものの、一定の財務基盤の確保を前提に、積極的な配当還元および自己株式取得等による株主還元の向上を図ることを基本方針とします。配当性向による期間利益の一定比率を還元する考え方に加え、株主資本配当率を踏まえた安定的な配当の維持の考え方を維持するとともに、自己株式取得についても、財務状況や株価水準等を踏まえながら追加的な株主還元として柔軟に検討します。 GS2028期間の当初3年間のうち、2年目となる当事業年度は、営業キャッシュフローの創出においては順調な進捗となりましたが、M&A・アライアンス等の成長投資枠1,000億円以上については、中長期的な企業価値の向上に向けて、着実に成長投資を実施してきたものの、その額は2年間累計で約178億円と低調に推移しました。早期にM&Aの効果を創出すること、シナジーを最大化していくこと、そして全社の事業ポートフォリオを見直し効率的なM&Aを実行していくことは、今後も取り組むべき課題です。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 中期経営計画「Growth for Sustainability 2028 (GS2028)」の確実な実行 世界は脱炭素社会の実現に向けたエネルギー・トランジション等、社会課題解決に向けたニーズの高まりや、AIをはじめとするデジタル技術の革新などにより劇的に変化しています。また、足元の事業環境も中国経済活動の停滞の長期化に加え、中東情勢をはじめとする地政学リスクの顕在化により、世界経済の不確実性が高まっているほか、原材料価格や人件費の高騰も継続しており、日々刻々と変化しています。 当社グループは、2030年を見据えた「YOKOGAWAのありたい姿」を端的に示したVision statement「YOKOGAWAは、自律と共生によって持続的な価値を創造し、社会課題の解決をリードしていきます。」とその実現に向けての方向性を示す長期経営構想に基づき、中期経営計画「Growth for Sustainability 2028 (GS2028)」を策定し、このような事業環境の変化を機会ととらえ、事業を通じて社会や環境に貢献しながら持続的な企業価値向上を図る、CSV(Creating Shared Value)経営の実現に向けた取り組みを進めています。 長期経営構想及び中期経営計画「Growth for Sustainability 2028 (GS2028)」の目標達成に向けて、お客様視点でのビジネス創出等を通じた徹底したフロント機能の強化やライフサイクル視点を強化した戦略的なインストールベースの拡大とお客様からのレピュテーション向上、技術のYOKOGAWAとしての製品競争力の強化などを実現する施策を確実に実行することで、中長期的に当社グループが持続的成長をするための変革を加速し、「測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす。」というYokogawa’s Purposeの実現に向け邁進していきます。 長期経営構想及びGS2028で達成を目指す経営目標 1.長期経営構想で目指すサステナビリティ目標(2030年度) 2.GS2028で目指す事業成長・財務目標(2024年度~2028年度) 長期経営構想及び中期経営計画についての詳細は、当社ウェブサイト https://www.yokogawa.co.jp/about/yokogawa/company-overview/corporate-strategy/ をご参照ください。
事業等のリスク8,336字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 <リスク管理体制> 当社グループではリスクマネジメントの国際規格であるISO31000に沿った全社的リスク管理(ERM:Enterprise Risk Management)体制を構築しています。業務執行におけるリスクとその管理を俯瞰的に審議する機関としてリスク管理委員会を設置し、年3回開催しています。リスク管理委員会は代表執行役社長の諮問機関であり、社長が委員長、執行役を委員として、当社グループに重大な影響を与えるリスクの特定、リスク対策計画、リスク対策のレビュー等の審議を行い、リスク管理に関わる経営判断や意思決定を支えています。 リスク管理委員会の審議・決定内容は、取締役会に報告され確認されます。取締役会から、業務執行において注視すべきリスクや固有リスクに係わる対策等の助言をうけ、リスク対策の整備やリスク管理活動の改善等に活かされています。 リスク管理の実施主体である本社/各事業部門及び関係会社等は自律的なリスク管理に努めています。これらの実施主体に対して、重大な影響を与えうるリスクを中心に、リスク管理の主管部門(ERM主管部門、リスク管理委員会事務局)が、様々な活動の推進・支援を行っています。 内部監査担当部署は、リスク管理体制及びリスク管理プロセスの有効性を毎年評価し、監査委員会及び取締役会に報告しています。 なお、リスクが顕在化し経営に重大な影響をあたえる危機が生じた際は、代表執行役社長を委員長とする危機管理委員会にて初動対応及び事業継続対応を行います。 <リスク管理のプロセス> 当社グループでは、毎年、事業を取り巻くリスクのアセスメント(リスクの洗い出し、分析・評価)を、グローバルベースで実施しています。アセスメントの対象となるリスクは、当社グループの企業価値に影響をあたえる不確実性と定義し、リスクをマイナス面の影響にとどまらずプラス面の影響も含めて評価しています。また、リスクを事業機会(経営上の戦略的意思決定に係る不確実性)とコンプライアンス・危機事象(適正かつ効率的な業務遂行に係る不確実性)で分類しています。事業機会を外部環境と戦略に、コンプライアンス・危機事象をオペレーションと危機事象に細分化して60個の主要リスクに分類し網羅性確保に努めています。 本社/事業部門、関係会社等は、これらの主要リスクをもとにリスクの洗い出しを行います。洗い出されたリスクは、影響度と発生可能性の視点で分析しています。影響度の分析では、財務的・人的側面のほか、社会・環境面といった外部のステークホルダーへの影響も考慮しています。 次に、下図のリスクマップに分析結果をプロットします。リスクの許容度をAAA~Dの6段階で評価のうえ、AAA~Aに評価されたリスクを許容できないリスクに特定します。さらに、これらのリスクを対象に経営戦略や経営課題、外部環境の変化、リスク対策の充足度などを踏まえて、経営が重点的に管理すべきリスク(重点管理リスク)の候補を選定しています。 重点管理リスクは、リスク管理委員会で選定し、取締役会に報告しています。また、各重点管理リスクの主管部門(リスクオーナー)を定め、計画にもとづく対策の推進が図られています。対策の進捗状況等については、重点管理リスクの分類に応じた方法によりモニタリングを行っています。リスク管理委員会はモニタリングを踏まえてリスクの変化や対策のレビューを行い、その結果を取締役会に報告しています。リスク管理委員会によるレビューや取締役会からの助言を翌年の重点管理リスクの選定に活かすとともに、リスク管理プロセスや対策の見直しを行い、より効果的なリスク管理の実現にむけてPDCAのマネジメントサイクルを機能させています。 <事業等のリスク> 当社グループを取り巻くリスクのうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を以下に記載しています。当社グループは、リスク管理体制及びリスク管理プロセスを整備しリスクの軽減や回避に努めていますが、顕在化したリスクが当社グループの業績、財政状況に影響を与える可能性があります。 以下に記載する事項は、当連結会計年度末現在時点において当社グループが判断したものであり実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 外部環境に関するリスク (社会情勢等に係るもの) 当社グループの活動範囲は日本国内のみならず世界各地に及んでいます。各々の地域における政治、経済、社会等の外部環境変化が顕在化した場合、お客様ニーズ、様々なコスト、駐在員や出張者の安全、サプライチェーン等に影響を与える可能性があります。具体的には、以下に掲げるいくつかのリスクが内在しています。 ・規制、税制、産業政策、通商政策等の政策的側面 ・景気、インフレ、失業率等の経済的側面 ・犯罪、誘拐、テロリズム、暴動、ストライキ等の社会的側面 ・戦争、地域紛争、主要国間対立、経済制裁措置等の地政学的側面 これらリスクへの対策として、本社/事業部門、関係会社等における日々の情報収集とともに外部専門機関を活用した情報収集を実施しています。また、外部環境変化に伴うお客様ニーズの変化をタイムリーに把握し、迅速かつ的確なお客様サポートができるようソリューションを充実させています。 (金融市場の変動に係るもの) 当社グループは、グローバルに事業を展開しており、事業活動において多数の通貨を使用しています。したがって、為替市場の急激又は大幅な変動により、製品の競争力の低下、調達コストの上昇等の影響が考えられます。為替レートの変動に対応するため、為替予約等を利用しています。 当社グループが保有する資産及び負債にかかる金利の変動は、利息の増減や資産等の価値に影響を与える可能性があります。また、保有株式等の価格が下落した場合、評価損の計上による業績への影響、資本効率の低下に伴う財政状況への影響が考えられます。政策保有株式については、すべての政策保有株式を対象に、毎年取締役会において、中長期的な観点からその保有目的、経済合理性等について妥当性を判断しています。必要最低限の保有という考え方に立ち、縮減を図っています。 (2) 戦略に関するリスク (市場・競合環境に係るもの) ① コスト競争力 積極的な事業展開を進める中で、新設や近代化などプロジェクト案件での競争は激化しており、コスト低減要求が益々強まると同時に、資源国・新興国において自国優先的な姿勢が強まり、製品生産や雇用及び役務を含む調達の現地化要求が高まっています。コスト競争力強化に取り組んでいますが、これら市場の要求する製品やサービス及び販管費を含めたコスト低減要求に効果的に対応できない場合は、ビジネス機会を逸するリスクがあります。 ② デジタル技術の利活用による競争優位性の確立 AIを含むデジタル技術を活用したバリューチェーン及びライフサイクル全般にわたるビジネスプロセスでの飛躍的な生産性向上の実現に対する要求が高まっています。これにビジネスとして応え、競争優位性を確立していく必要があります。当社グループはこれを事業成長の機会と捉え、自社及びお客様の幅広い領域において、AI活用等のデジタルトランスフォーメーションによる新たな価値創造の実現に取り組んでいます。新技術に追随できない場合は、競争優位性の低下や高度化する顧客の要求に対応できないことにより、ビジネス機会を失うリスクがあります。 ③ 市場ニーズに合わせたビジネスモデル変革の実現 社会の変化、技術革新などにより、新たなビジネスモデルが数多く創造されている中で、当社グループのお客様においても、サブスクリプション型ビジネスなど、初期導入コストの低減や導入後の運用・保守の柔軟性に対する要求が大きくなっています。当社グループとしても成果報酬型ビジネスやサービス提供型のリカーリングビジネスの実現に取組むなどビジネスモデル変革を進めています。今後も多様な変化を見せる新たな市場ニーズに十分に応えられない場合や、当社グループの取り組みに遅れが出た場合は、ビジネス機会の逸失につながるリスクがあります。 ④ 気候変動への取り組みによる市場環境の変化 気候変動の取り組みに対する社会の要求が高まり、当社グループのお客様の戦略に影響を与えています。主要なお客様であるエネルギー関連企業では、長期的視点でのエネルギーシフト等環境変化に対する取り組みの検討を進めていると認識しています。当社グループは、このような変化を事業機会と捉え、市場環境の変化への対応を進めていますが、そのようなお客様の変化に対応できない場合や、当社グループの取り組みに遅れが生じた場合は、ビジネス機会を逃すリスクがあります。 (戦略投資に係るもの) 当社グループは、主に新事業・新分野への進出のための戦略的成長投資を重点的に強化しています。技術、販路、製品・サービス、お客様、人財・ノウハウなどを獲得するためのM&Aやアライアンスを行っていますが、予期せぬ環境変化や取得した資産や機会を十分に活用できずビジネスが迅速に立ち上がらない可能性があります。また、被買収企業との経営、業務、意識等の統合に失敗した場合に、想定した成果をあげられないリスクがあります。 このリスクへの対策として、被買収企業の発掘から投資後の取り組みを効果的に行うためのガイドラインを策定し関係者に周知しています。案件の発掘から投資に至るプロセスの確実な実行と評価・検証精度の向上、投資後の迅速なビジネス立上げに向けて、プロジェクト推進体制の強化を図っています。また、それを支える専門人財の確保・育成・活用にも取り組んでいます。 (研究開発に係るもの) 当社グループは、計測・制御・情報の基礎研究、先端技術及びAI等のデジタル技術開発をもっとも重要な経営課題として位置づけ、将来を見据えた新技術開発を継続的に推進しています。また国際規格や国際標準の変化に適応し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。しかし、研究・開発投資が将来市場のニーズや目標に予定通り適合せずビジネス機会を確保できないリスクがあります。 また、競争力を維持するための製品技術やサービス革新の研究開発投資も継続的に行っていますが、成長可能性を持った製品やサービス分野の市場動向の把握ができなかった場合、研究開発投資が成功しないリスクがあります。加えて、市場に合致しても研究開発投資が革新的な技術を生み出さない、又は想定した成果をあげられないリスク、及び競合他社に技術開発を先行されてしまうリスクがあります。 (人財の確保・育成に係るもの) 当社グループの成長の源泉は、最先端の技術を支える人財や、高い品質を支える技能者等の有能な人財によって支えられています。特に、ソリューション提案能力を持つ人財、プロジェクトマネジメント能力とエンジニアリング能力を持つ人財、また、AI、デジタル技術、当社が進めている新規事業に関する技術と知見を有する人財の重要性が高まっていますが、将来において必要人財の確保や育成が計画通り達成できないリスクがあります。このような場合は、当社グループの効果的な事業運営や戦略の遂行に影響を及ぼします。 このようなリスクへの対策として、社員に成長の機会を提供し、活躍しやすい環境を整備することでリスク低減に努めています。また、人事制度・プロセスのグローバル統一化と、それらを効率的に運用するための人事ITシステムの活用を進めています。事業戦略に沿った人財ポートフォリオを定義し、各事業戦略に必要な人財の育成と獲得により人財リソースのグローバルな最適化を図っています。 (人権に係るもの) 当社グループにおいて、ハラスメント、差別、劣悪な労働環境等の人権問題が発生した場合、被害者の心身の不調、訴訟の提起、取引の停止、企業イメージの低下等の影響が考えられます。 当社グループでは「YOKOGAWAグループ人権方針」を定めています。国連グローバル・コンパクトへの支持を表明しており、ここで謳われている人権の方針と国際的な人権規範を尊重しながら取り組みを進めています。サプライチェーンにおける人権への取り組みについても、強制労働・非人道的な扱い・児童労働・差別の禁止、適切な賃金、労働時間の法令順守や従業員の団結権についての指針を示しています。事業活動、サプライチェーン等で人権に負の影響を与える可能性を特定、防止、軽減し、どのように対処するかについて説明責任を果たすための人権デューデリジェンスを進めています。また、人権侵害を未然に防ぐ手段として、当社グループで働く人全てを対象とする「相談・通報窓口」を設け、人権に関わる通報に対して解決を図る体制を構築しています。 (保有資産の価値低下に係るもの) 当社グループが保有している事業資産について、時価下落及び収益性低下等に伴い資産価値が低下するリスクがあります。このような場合は、減損損失が発生するなど、当社グループの業績、財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3) オペレーションに関するリスク (コンプライアンスに係わるもの) 当社グループは、様々な法令及び社会規範を遵守した事業活動を行う必要がありますが、法令違反や社会を騒がせるような不正行為が発覚した場合、行政罰、訴訟、企業イメージの低下をまねく可能性があります。 当社グループでは、コンプライアンスの基本原則を「YOKOGAWAグループ行動規範」として定めています。また、日常業務のなかで遭遇する問題について遵守すべき事項は、「YOKOGAWAグループコンプライアンスガイドライン」及び「贈収賄防止規程」に定めています。また、コンプライアンスに係わる内部通報・相談窓口が設置・運用されています。社員への教育を推進するとともに、代表執行役社長がコンプライアンスファーストを宣言してコンプライアンス経営を強力に推進しています。 (製品の品質に係るもの) 当社グループは、長年にわたる技術及びノウハウの蓄積と厳格な品質管理体制の展開により、お客様に対して高い信頼性を備えた製品及びサービスを提供していますが、当社グループの製品あるいはサービスに欠陥が内在する、また、その欠陥に起因してお客様に損害を与えるリスクがあります。このような場合には、当社グループの事業活動全般に影響が広がり、企業イメージの低下とともに重要なお客様との取引を失う可能性があります。 当社グループでは、「品質第一」を基本精神とし顧客満足を最優先に考えた取り組みを行っています。国際規格に準拠した品質マネジメントシステムを運用し、開発・設計から製造・販売・サービスに至るまでの全プロセスで品質管理を徹底しています。また、社員が「品質第一」の心をもち、グループ共通のルールや考え方のもとで継続的な品質改善を目指した取り組みを行っています。 (調達及び供給に係るもの) 大規模な自然災害、戦争や地域紛争、鉱物資源の調達不能、重要なサプライヤーの事業中断等に起因するサプライチェーンの混乱により、電子部品等の調達や重要製品の製造が困難な状況となった場合、製品の供給に遅延や停止が発生するリスクがあり、お客様との契約違反や取引の停止に陥る可能性があります。 部品等の調達に係わるリスクに対しては、主要な電子部品等の市況動向を日頃から情報収集して安定調達に努めるとともに、調達先の品質・納期等の管理を徹底し、特定の調達先への過度の集中・依存をさけるべく調達先の分散化等を進めています。 (プロジェクトマネジメントに係るもの) 当社グループの事業において、特に製品・エンジニアリング・ソリューション・サービス・他社製品を一括してお客様に提供する形態であるプロジェクト型のビジネスでは、プロジェクトマネジメントの確実な実行が求められます。受注に至る過程での採算見積りや納期までの採算管理の精度の向上、生産・品質管理の徹底など、不採算案件の発生を防止する取り組みを行っていますが、想定した見積りからの乖離や、採算・生産・品質等の管理において問題が発生した場合、サプライチェーンの混乱により製品の調達や供給が困難となった場合、予期せぬ原価の発生や納期遅延等に伴う賠償責任を課されるリスクがあります。 (知的財産権に係るもの) 当社グループの知的財産権が第三者から侵害を受け期待した収益が得られないリスクがあります。また、見解の相違等により他社の知的財産権を侵害しているとされた場合は、重要な技術が使用できない不利益に加え賠償責任を課されるリスクがあります。 当社グループでは、知的財産ポートフォリオに基づいた管理を行うとともに、社員の特許リスク感度の強化を促し他者特許侵害の未然防止を目的とした教育を実施しています。 (情報セキュリティに係るもの) 当社グループは、事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手することがあります。当社グループへのサイバー攻撃、社員の不正行為等によりこれらの情報が流出する、また、それが悪用されるリスクがあります。そのようなリスクの影響として、賠償責任の負担、取引の停止、企業イメージの悪化等が考えられます。 当社グループは、情報セキュリティ推進体制を確立し、情報セキュリティ対策に取り組んでいます。ISO27001の考え方をベースに情報セキュリティ活動を展開し、施策・運用の実施状況を評価して必要な改善を行っています。また、情報セキュリティ担当役員を委員長とし製品を含めた各分野のサイバーセキュリティ担当者で構成される情報セキュリティ委員会を設置しています。グループ内での情報共有や最新動向の把握に努めサイバー攻撃への対応力を高めています。 (自然災害に係わるもの) 気候変動により勢力を強めた風水災、大規模地震、大規模な噴火等の自然災害が発生し、当社グループの物的・人的リソースに甚大な被害が生じた場合の事業中断リスクが考えられます。当社グループの重要な機能・業務が停止し復旧が遅れた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社では、大規模な自然災害が発生した場合、危機管理委員会にて対応を行います。自然災害発災直後の初動対応をガイドラインとして整備し、社員や組織に求められる行動を明確にしています。また、事業継続計画(BCP)の整備を進めており、重要な業務・機能の復旧策や代替策の策定を推進しています。策定したBCPの有効性・実効性を高めるためのBCP訓練を定期的に実施して課題を抽出し、BCPの継続的改善を図っています。 (自然や生物多様性に係わるもの) 当社グループの事業活動は、自然からの恵みに依存するとともに自然に少なからず負荷を与えます。当社グループのバリューチェーン全体においては、調達プロセスにおける資源採掘による土地改変、使用プロセスにおける温室効果ガス排出に伴う温暖化や干ばつ等の気候変動、廃棄プロセスにおける水質汚染等により自然や生態系にインパクトを与える可能性があります。 当社グループは、グループ環境方針で生物多様性の課題に取り組むことを定め、自治体やNPO等と連携して保全活動を行っています。また、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言に賛同し、TNFD提言に基づく情報開示を行う意向を表明しました。TNFDが開発したアプローチに沿って自社操業における依存と影響ならびにリスクと機会について分析を行い、自然に対する悪影響やリスクを軽減するための対策を検討しています。 事業等のリスクやサステナビリティ全般に関するリスク管理に関連するもののうち、特に重要な「気候変動への取り組み」、「TCFDへの賛同」、「人権尊重」についての考え方や取り組みは、サステナビリティレポート及びYOKOGAWAレポートにその詳細を掲載しています。 サステナビリティレポート: https://www.yokogawa.co.jp/about/yokogawa/sustainability/report/ YOKOGAWAレポート : https://www.yokogawa.co.jp/about/ir/shiryo/annual-ja/
経営成績の分析 (MD&A)5,705字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 [1]業績等の概要 (1) 業績 世界は脱炭素社会の実現に向けたエネルギー・トランジション等、社会課題解決に向けたニーズの高まりや、AIをはじめとするデジタル技術の革新などにより劇的に変化するとともに複雑化しており、当社を取り巻く事業環境も大きく変わっています。このような事業環境の中で、当連結会計年度(2026年3月期)において、当社グループは、中期経営計画“Growth for Sustainability 2028(GS2028)”に基づき、事業を通じて社会や環境に貢献しながら持続的な企業価値向上を図る、CSV(Creating Shared Value)経営の実現に向け、取り組んでいます。 この結果、当連結会計年度における当社グループの業績及びセグメント別の業績は以下のとおりとなりました。 なお、業績に関する分析については、『[3] 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 (1) 当連結会計年度の財務状況及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容』に記載のとおりです。 <連結> 売上高                        6,048億29百万円  (前期比     7.5%   424億25百万円増) 営業利益                        825億55百万円  (前期比   △1.2%   △9億67百万円減) 経常利益                        842億59百万円  (前期比   △1.3%  △10億92百万円減) 親会社株主に帰属する当期純利益  581億13百万円  (前期比    11.5%    59億89百万円増) <制御事業> 売上高                        5,655億23百万円  (前期比     7.0%   372億20百万円増) 営業利益                        751億55百万円  (前期比   △3.1%  △24億26百万円減) <測定器事業> 売上高                          340億06百万円  (前期比    13.6%    40億59百万円増) 営業利益                         77億92百万円  (前期比    25.2%    15億68百万円増) <新事業他> 売上高                           53億00百万円  (前期比    27.6%    11億45百万円増) 営業利益                        △3億91百万円  (前期比      -       1億08百万円損失増) (2) キャッシュ・フロー (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益、減価償却費の計上等により、859億51百万円の収入(前期比 130億74百万円の収入減)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産、無形固定資産、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得等により、331億27百万円の支出(前期比 44億88百万円の支出増)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払や自己株式の取得等により、351億75百万円の支出(前期比 89億37百万円の支出増)となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は前連結会計年度末に比べ292億83百万円増加し、2,085億40百万円となりました。 [2]生産、受注及び販売の状況 (1) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額  (百万円)   前期比(%) 制御事業   565,508   107.0 測定器事業   34,006   113.6 新事業他   4,280   136.4 合計   603,795   107.6 (注)金額は販売価格によっています。 (2) 受注状況 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高 (百万円)   前期比(%) 制御事業   570,881   101.2       453,396   107.0 測定器事業   41,974   138.5       12,783   290.9 新事業他   4,983   123.9       29   15.4 合計   617,838   103.2       466,208   108.9 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額   (百万円)   前期比(%) 制御事業   565,523   107.0 測定器事業   34,006   113.6 新事業他   5,300   127.6 合計   604,829   107.5 (注)総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。 [3]経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、本項の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 当連結会計年度の財務状況及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①当社グループの当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 なお、当項目内において「FY23」「FY24」「FY25」は、それぞれ「2023年度(2024年3月期)」「2024年度(2025年3月期)」「2025年度(2026年3月期)」の略称です。 <連結> 当連結会計年度における当社グループの業績は、受注高と売上高が前期比で増加、営業利益が前期比で減少しました。 売上のベースとなる受注高については、堅調なエネルギー需要を背景に、複数の大口案件の獲得(制御事業)やAIデータセンター関連の需要増加(測定器事業)などに伴い、前期比で192億47百万円増(+3.2%)の6,178億38百万円となり、為替の変動影響を除くと前期比で約153億円増(+2.5%)となりました。売上高は、為替の変動影響や前期までに受注した案件の売上寄与等に伴い、前期比で424億25百万円増(+7.5%)の6,048億29百万円となり、為替の変動影響を除くと前期比で約385億円増(+6.8%)となりました。営業利益は、売上高の増加に伴う粗利増の一方で、主に制御事業の一過性の要因を含む粗利率の悪化などが押下げ要因となり、前期比で9億67百万円減(△1.2%)の825億55百万円となりましたが、為替の変動影響を除くと前期比で約8億円増(+1.0%)となりました。また、経常利益は前期比で10億92百万円減(△1.3%)の842億59百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比で59億89百万円増(+11.5%)の581億13百万円となりました。 *SME(Subject Matter Expert)・コンサルタント等の人的投資含む また、セグメント別の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、次のとおりです。 <制御事業> 制御事業の受注高は、堅調なエネルギー需要を背景として、主に日本での大口案件の獲得や為替の変動影響などにより、前期比で66億13百万円増の5,708億81百万円(為替の変動影響を除いて約31億円増)となり、売上高は、主に為替の変動影響や前期までに受注した案件の売上寄与等に伴い、前期比で372億20百万円増の5,655億23百万円(為替の変動影響を除いて約336億円増)となりました。営業利益は、前期比で24億26百万円減の751億55百万円(為替の変動影響を除いて約8億円減)となりました。 制御事業の地域別の受注高は、中東の前期の大口受注の反動がありながらも、主に日本での大口案件の獲得等に伴い増加しました。 制御事業の業種別の受注高・売上高は、エネルギー&サステナビリティ、マテリアル、ライフのサブセグメントで示しています。 エネルギー&サステナビリティ事業については、受注高は前期比で78億32百万円増(+2.5%)、為替の変動影響を除いて約2.0%増となりました。売上高は、前期比で348億51百万円増(+12.4%)、為替の変動影響を除いて約11.9%増となりました。 マテリアル事業については、受注高は前期比で49億39百万円減(△2.5%)、為替の変動影響を除いて約3.2%減となりました。売上高は前期比で6億64百万円増(+0.3%)、為替の変動影響を除いて約0.5%減となりました。 ライフ事業については、受注高は前期比で37億20百万円増(+8.1%)、為替の変動影響を除いて約7.2%増となりました。売上高は前期比で17億5百万円増(+3.6%)、為替の変動影響を除いて約2.8%増となりました。 <測定器事業> 測定器事業については、受注高は前期比で116億75百万円増(+38.5%)の419億74百万円、為替の変動影響を除いて約37.4%増となりました。主にAIデータセンター関連の需要増加が寄与しました。売上高は、前期比で40億60百万円増(+13.6%)の340億6百万円、為替の変動影響を除いて約12.7%増となりました。営業利益は前期比で15億69百万円増(+25.2%)の77億92百万円、為替の変動影響を除いて約28.2%増となりました。 <新事業他> 新事業他については、受注高は前期比で9億60百万円増(+23.9%)の49億83百万円となり、売上高は、前期比で11億45百万円増(+27.6%)の53億円、営業損失は前期比で1億9百万円損失が増加し3億91百万円の損失となりました。 セグメント別(制御事業・測定器事業・新事業他)の受注高・売上高・営業利益(前期比)は以下のとおりです。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 <当社グループの資本の財源及び資金の流動性> a. 資金調達、流動性管理 当社グループは、成長性戦略投資の実行と安定的な事業運営を行うため、資本効率を高めつつ、事業運営に必要な流動性と多様な調達手段を確保することとしています。事業を行う上で必要となる運転資金や成長のための戦略投資資金を、営業キャッシュ・フローを主とした内部資金だけでなく、金融機関からの借入などの外部資金を有効に活用しています。資金調達にあたっては、安全性、資金効率化及び調達コストの抑制を図ることを基本方針としながら複数の金融機関とコミットメントライン契約を締結しており、十分な流動性を確保していると考えています。 b. 資産、負債、純資産 当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金や売掛金及び契約資産が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ773億32百万円増加し7,956億18百万円となりました。また、負債合計は、買掛金やその他の流動負債が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ231億58百万円増加し2,657億23百万円となりました。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末に比べ541億73百万円増加し5,298億94百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.2ポイント増加し、65.4%となりました。 ※本資料では企業連結に係る暫定的な会計処理の確定に伴う過年度遡及修正を反映していません。 <キャッシュ・フロー> 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益、減価償却費の計上等により、859億51百万円の収入(前年同期比130億74百万円の収入減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産、無形固定資産、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得等により、331億27百万円の支出(前年同期比44億88百万円の支出増)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払や自己株式の取得等により、351億75百万円の支出(前年同期比89億37百万円の支出増)となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末残高から292億83百万円増加し、2,085億40百万円となりました。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者は会計方針の選択・適用、また、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としています。これらの見積りについては過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、『第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)』に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期 決算説明会資料2026-08-04

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。