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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

東洋電機製造

6505 · Standard · 電気機器

鉄道車両用電機品で国内シェア上位。産業・ICTまで展開する電気機器メーカー。

概要

東洋電機製造は、1919年の創業以来、鉄道車両用電機品を中核とする電気機器メーカーである。モーター、制御装置、変圧器など鉄道の心臓部を手掛け、国内インフラを支えてきた。連結売上高は405億円(2025年5月期)、従業員数は1,146人。東証スタンダード市場に上場し、交通・産業・ICTの3事業を展開する。

交通・産業・ICTの3事業を柱とする構成

東洋電機グループは、当社と7つの連結子会社で構成され、3つの事業セグメントを有する。交通事業は鉄道車両用電機品が主力で、売上高278億円(2025年5月期)と全体の約69%を占める。産業事業は自動車試験システムや発電・電源システムなどを手掛け、売上高109億円。ICTソリューション事業は駅務機器やIoT遠隔監視システムを提供し、売上高18億円と規模は小さいが成長中である。グループ会社には東洋工機、東洋産業、ティーディー・ドライブなどがあり、それぞれが特定製品の製造や販売を担う。

売上高は2022年5月期に302億円まで落ち込んだが回復

東洋電機製造の連結売上高は、2018年5月期の425億円をピークに減少傾向にあった。2022年5月期には302億円まで落ち込み、当期純損失9億円を計上した。しかし、中期経営計画「2026」の推進により、2025年5月期には売上高405億円、営業利益率5.9%と急回復し、計画目標を1年前倒しで達成した。2026年5月期の予想は売上高400億円、営業利益率6.0%を見込む。収益性の改善は、既存事業の体質改善と新製品拡大の成果とされる。

国内生産拠点は歴史的に統廃合を繰り返す

同社は創業以来、複数の工場を建設・閉鎖してきた。1919年に横浜工場(保土ヶ谷)を完成、後に閉鎖。1939年の戸塚工場、1957年の京都工場も閉鎖され、現在の主要拠点は1985年完成の横浜製作所と2018年開設の滋賀竜王製作所である。1970年に完成した相模工場は1999年に横浜製作所に統合された。また、1998年に京都工場を閉鎖し滋賀分工場を開設、その後滋賀竜王製作所へ移行した。このように、生産効率化と需要変化に対応して拠点の再編を進めてきた。

中国を中心に海外展開するも撤退も多い

東洋電機製造の海外展開は2000年代に本格化した。2003年に米国現地法人TOYO DENKI USAを設立(2020年解散)、同年中国に湖南湘電東洋電気を設立(2021年解散)。現在の主な海外拠点は、中国に洋電貿易(北京)、常州洋電展雲交通設備、北京京車双洋軌道交通牽引設備など計8社、タイにSIAM TOYO DENKI、米国にTOYO DENKI RAILWAY SERVICEがある。しかし、天津東洋電機国際貿易(2013年解散)やインド駐在員事務所(2021年閉鎖)など撤退事例も多く、慎重な現地化がうかがえる。

業界の中での役割は電気機械器具メーカー(交通・産業・ICT)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
405億円
営業利益
31億円
営業利益率
7.7%
純利益
30億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
交通事業274億円67.7%53億円19.3%
産業事業120億円29.6%14億円11.7%
ICTソリュー ション事業11億円2.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01交通(鉄道・新交通)主力

鉄道車両用電機品、新交通システム車両用電機品、特殊車両用電機品、鉄道用電力貯蔵装置を製造・販売。国内外に子会社を持つ。

主な製品・サービス2
鉄道車両用電機品
鉄道車両に搭載されるモーター、制御装置、ブレーキなどの電気機器。
鉄道用電力貯蔵装置
回生電力を蓄え、電圧降下を補償する装置。

02産業(生産・加工設備、試験、発電・電源、水処理、車載)準主力

産業用生産・加工設備用システム、自動車試験システム、発電・電源システム、上下水道設備システム、車載用電機品を製造・販売。

主な製品・サービス5
産業用生産・加工設備用システム
工場の生産ラインや加工設備に組み込まれる電気制御システム。
自動車試験システム
自動車の性能・耐久性を評価する試験装置。
発電・電源システム
発電設備や無停電電源装置などの電源システム。
上下水道設備システム
上下水道のポンプや監視制御システム。
車載用電機品
自動車に搭載される電気部品。

03ICTソリューション(駅務・IoT)副次

駅務機器システム(自動改札機、券売機など)やクラウド型遠隔監視制御システムなどのIoTソリューションを提供。

主な製品・サービス2
駅務機器システム
鉄道駅で使用される自動改札機、券売機、精算機などのシステム。
クラウド型遠隔監視制御システム
機器の状態を遠隔で監視・制御するIoTシステム。

製品と技術

鉄道車両の心臓部を担うモーターと制御装置

交通事業の中核は、鉄道車両用の主電動機、制御装置、変圧器、補助電源装置などである。これらは車両の走行・制動・電力変換を担う。同社はJRや民鉄向けに新造車両用製品を供給するほか、更新需要にも対応。海外では中国の高速鉄道向け部品の受注が堅調である。また、新交通システムや特殊車両用の電機品も手掛ける。さらに、鉄道用電力貯蔵装置も製品ラインアップに含まれ、回生電力を有効活用する技術を提供する。

産業用試験システムと発電・電源システム

産業事業では、自動車試験システムが主力である。インタイヤハウスダイナモなど電動化に対応した試験機のラインナップを拡充し、引き合いが増加している。生産・加工設備システムでは、省エネルギー・省メンテナンスの提案をグループ会社と連携して行う。発電・電源システムでは、官公庁や通信事業者向けにBCP対応の非常用発電機を提供。上下水道設備システムも手掛け、公共インフラを支える。車載用電機品では、特殊車両向けの電装品も製造する。

ICTで駅務機器と遠隔監視のソリューションを提供

ICTソリューション事業は、駅務機器システムとIoTソリューションの2本柱である。駅務機器では、キャッシュレス・チケットレス化に対応した自動改札機や券売機などのシステムを開発・納入する。遠隔監視システムでは、クラウド型のプラットフォームを活用し、移動体や設備の状態を低コストで監視する新型IoT端末を開発中である。同事業の売上高は18億円と全体の5%弱だが、受注は前期比30%増と成長が著しい。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

汎用モーター・駆動装置のニッチ専業

当社は産業用電動機・駆動制御装置を手掛ける中堅専業メーカーである。売上高405億円規模で、同業のキオクシアHDやイビデンと比べると規模は小さいが、特定分野で技術力を有する。直近の営業利益率は5.93%と改善傾向にあり、25/5期も7.65%とさらに向上見込み。一方、ライバルとの競争激化や需要変動リスクに晒されている。海外売上比率は低く、内需依存度が高い点が課題。

強み

  • 汎用モーター・駆動装置で長年培った技術を保有し、ニッチ市場で競争優位を築く。
  • 営業利益率が2.8%から5.93%へ上昇。25/5期には7.65%とさらに改善見込み。
  • 国内産業用設備向けに強固な顧客を持ち、一定のリピート需要が期待できる。
  • 自己資本比率やキャッシュフローは安定しており、景気変動への耐性がある。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長市場へのアクセスが不十分。グローバル競争に課題。
  • キオクシアHDなど大型企業と比べ規模が小さく、価格競争や研究開発投資で劣位。
  • 産業設備投資に連動しやすく、景気後退時に売上減少の可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が東洋電機製造

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16643戸上電機製作所273億円10.1倍
26832アオイ電子273億円366.3倍
36835アライドテレシスホールディングス271億円8.1倍
46962大真空250億円58.9倍
56626SEMITEC250億円8.0倍
66505東洋電機製造240億円7.5倍
76798SMK237億円372.6倍
86927ヘリオス テクノ ホールディング226億円11.0倍
96918アバールデータ222億円36.7倍
106912菊水ホールディングス218億円12.8倍
116616トレックス・セミコンダクター216億円17.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

横浜工場完成から戦時体制へ(1919~1947年)

東洋電機製造の歴史は、1919年9月の横浜工場(保土ヶ谷)完成に始まる。当時は鉄道車両用電機品の国産化を目指した。1939年10月には戸塚工場を完成させ、生産能力を拡大した。第二次世界大戦中は軍需向けの生産も行ったと推測されるが、沿革には明記されていない。戦後、1947年7月に大阪出張所(現大阪支社)を開設し、営業網を広げ始めた。横浜工場は1985年6月に閉鎖されるまで長く主力拠点として機能した。

東証上場と国内拠点の拡充期(1949~1960年)

1949年5月、東京証券取引所に株式を上場し、資本市場から資金調達が可能となった。1951年1月に小倉出張所(現九州支店)、1952年2月に名古屋出張所(現名古屋支社)を開設し、全国展開を加速。1953年7月には日本鉄道自動車を子会社化(後に東洋工機に社名変更)し、グループ体制を整えた。1954年10月には技術研究所を完成させ、研究開発基盤を強化。1957年4月に京都工場を完成し、生産能力を高めた。

グループ会社設立と多角化の試み(1970~1990年)

1970年代に入ると、東洋産業(1970年12月)や東洋商事(1977年8月)などの子会社を設立し、事業領域を拡大した。1978年8月には事業目的に水道設備や発電設備の工事請負を追加し、鉄道以外の分野へ進出。1985年4月に新横浜工場(現横浜製作所)を完成、現在の主力拠点となる。1988年12月には株式会社ティーディー・ドライブを設立し、ドライブシステム事業を強化。1990年9月には洋電テクノを設立し、サービス部門を分離した。

拠点再編と海外進出の開始(1998~2006年)

1998年12月に京都工場を閉鎖し、滋賀分工場を開設。1999年4月には技術研究所を横浜製作所内に移転し、開発と生産の一体化を進めた。2000年11月には東洋工機を吸収合併し、営業の一部を洋電テクノに譲渡した。2003年9月には米国現地法人TOYO DENKI USAを設立、同年11月には中国に湖南湘電東洋電気を設立し、初の海外生産拠点を得た。2005年8月には中国に常州洋電展雲交通設備を設立、2006年8月には常州朗鋭東洋伝動技術を設立し、中国事業を拡大した。

海外拠点の整理とタイ・米国での再構築(2010~2020年)

2011年5月、豊田自動織機との共同出資で株式会社エレットを設立するも2014年3月に解散。中国では天津東洋電機国際貿易を2013年12月に解散、湖南湘電東洋電気を2021年8月に解散するなど、不採算拠点を整理した。その一方、2014年8月には北京京車双洋軌道交通牽引設備を設立、2017年8月には成都永貴東洋軌道交通装備を設立。2019年6月にはタイにSIAM TOYO DENKIを設立し、東南アジアでの足場を固めた。米国では2020年2月にTOYO DENKI RAILWAY SERVICEを新設し、サービス体制を再構築した。

中期経営計画で収益改善を達成(2022年以降)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。同年5月期には売上高302億円、純損失9億円と業績が低迷。これを受け、2023年5月期を初年度とする「中期経営計画2026」を策定し、売上高400億円、営業利益率5%、ROE8%を目標に掲げた。既存事業の収益体質改善と新事業開拓を進め、2025年5月期には売上高405億円、営業利益率5.9%、ROE8.0%と目標を1年前倒しで達成した。配当性向30%以上を維持する方針である。

年表38件を開く

1910年代

  • 1919年9月横浜工場(保土ヶ谷)完成(1985年6月閉鎖)

1930年代

  • 1939年10月戸塚工場完成(1983年5月閉鎖)

1940年代

  • 1947年7月大阪出張所(現大阪支社)開設
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場

1950年代

  • 1951年1月小倉出張所(現九州支店)開設
  • 1952年2月名古屋出張所(現名古屋支社)開設
  • 1953年7月M&A日本鉄道自動車株式会社を子会社化、翌年に東洋工機株式会社に社名変更
  • 1954年10月技術研究所完成
  • 1957年4月京都工場完成

1960年代

  • 1960年4月札幌営業所(現北海道支店)開設

1970年代

  • 1970年4月M&A相模工場(後に相模製作所に改組)完成(1999年7月横浜製作所に統合し閉鎖)
  • 1970年12月東洋産業株式会社設立(現連結子会社)
  • 1977年8月東洋商事株式会社設立(現連結子会社)
  • 1978年8月事業目的に「水道設備、発電設備、空調設備の建設工事その他一般土木建築工事の設計及び請負」を追加

1980年代

  • 1985年4月新横浜工場(現横浜製作所)完成
  • 1987年6月創業株式会社洋電エンジニアリング設立(2003年5月解散)
  • 1988年12月株式会社ティーディー・ドライブ設立(現連結子会社)

1990年代

  • 1990年9月創業株式会社洋電テクノ設立
  • 1998年12月京都工場を閉鎖し滋賀分工場(後に滋賀工場に改組)を開設
  • 1999年4月技術研究所(現技術センター)を横浜製作所内に移転

2000年代

  • 2000年11月M&A東洋工機株式会社を吸収合併、営業の一部を株式会社洋電テクノに譲渡し、その社名を東洋工機株式会社(現連結子会社)に変更
  • 2003年9月創業米国に現地法人 TOYO DENKI USA, INC.設立(2020年7月解散)
  • 2003年11月創業中国に湘潭電機股份有限公司との共同出資により湖南湘電東洋電気有限公司設立(2021年8月解散)
  • 2005年4月中国に北京事務所開設
  • 2005年8月中国に泰平展雲自動門(常州)有限公司(現常州洋電展雲交通設備有限公司)設立(現連結子会社)
  • 2006年8月創業中国に中国南車集団戚墅堰機車車両工芸研究所との共同出資により常州朗鋭東洋伝動技術有限公司設立
  • 2006年11月創業中国に天津東洋電機国際貿易有限公司設立(2013年12月解散)

2010年代

  • 2011年5月創業株式会社豊田自動織機との共同出資により株式会社エレット設立(2014年3月解散)
  • 2011年11月中国に洋電貿易(北京)有限公司設立(北京事務所閉鎖)(現連結子会社)
  • 2012年8月インドにデリー駐在員事務所開設(2021年7月閉鎖)
  • 2014年8月創業中国に洋電貿易(北京)有限公司と北京新興日祥科有限公司との共同出資により北京京車双洋軌道交通牽引設備有限公司設立
  • 2014年9月タイにバンコク駐在員事務所開設
  • 2017年8月創業中国に浙江永貴電器股份有限公司との共同出資により成都永貴東洋軌道交通装備有限公司設立
  • 2018年6月滋賀竜王製作所開設(滋賀工場閉鎖)
  • 2019年6月創業タイにSIAM TOYO DENKI Co., Ltd.設立(バンコク駐在員事務所閉鎖)

2020年代

  • 2020年2月創業米国に現地法人 TOYO DENKI RAILWAY SERVICE, LLC.設立
  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2023年9月創業中国に洋電貿易(北京)有限公司と北京京車双洋軌道交通牽引設備有限公司との共同出資により 成都双洋軌道交通装備有限公司設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年5月期まで400億円
  • 営業利益率2026年5月期まで5%
  • ROE2026年5月期まで8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新しい事業・製品の拡大

    交通・産業・ICTの各分野で成長領域に投資し、新製品・新サービスを開発・拡販することで事業ポートフォリオを拡大する。

  2. 02

    既存事業の収益体質改善

    営業強化による受注拡大と原価低減等により、既存事業の収益力を徹底的に高める。

  3. 03

    資本コストを意識した資産効率改善

    政策保有株式縮減や運転資本圧縮によりバランスシートを改善し、ROE・PBRの向上を図る。

  4. 04

    株主還元の充実

    配当性向30%以上(下限30円)の維持と機動的な自己株式取得により、株主への利益還元を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で1,195人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は692万円で、10期前と比べて+20.3%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は16.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月1,245
2017年5月1,262
2018年5月1,267
2019年5月57640.815.41,226
2020年5月56341.015.41,227
2021年5月55241.716.01,217
2022年5月54242.316.51,193
2023年5月54642.616.91,149
2024年5月56942.917.01,14778
2025年5月61743.117.11,146209
2026年5月69242.716.41,195259

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率64.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 5 / 海外 4、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
滋賀竜王製作所 — 滋賀県 蒲生郡 竜王町2,648百万円
産業事業
横浜製作所 — 神奈川県 横浜市 金沢区1,637百万円
交通事業 ICTソリュー ション事業
賃貸資産 — 神奈川県 平塚市338百万円
交通事業
本社工場 — 東京都 板橋区97百万円
交通事業
本社工場 — 神奈川県 平塚市72百万円
交通事業
本社工場 — 滋賀県 蒲生郡 竜王町19百万円
産業事業
主な関係会社
  • 国内
    東洋工機㈱
    神奈川県 平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    泰平電機㈱
    東京都 板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋産業㈱
    東京都 大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ティーディー・ドライブ
    滋賀県 蒲生郡 竜王町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋商事㈱
    神奈川県 横浜市 金沢区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    洋電貿易(北京)有限公 司
    中国 北京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    常州洋電展雲交通設備 有限公司
    中国 江蘇省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    常州朗鋭東洋伝動技術 有限公司
    中国 江蘇省 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 海外
    北京京車双洋軌道交通 牽引設備有限公司
    中国 北京市 · 持分法適用会社
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は405億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+29.2%。

売上高
+0.0%
405億円
営業利益
+29.2%
31億円
純利益
+42.9%
30億円
営業利益率
7.7%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高425億円405億円
営業利益26億円31億円
純利益26億円30億円
1株あたり配当¥116¥116

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は223億円、営業利益は24億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+3.7%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q6922.94
2023年4Q1034
2024年1Q67−1−1.51
2024年2Q8133.72
2024年3Q7400.01
2024年4Q9977.15
2025年2Q19084.28
2025年4Q215167.413
2026年2Q18273.89
2026年4Q2232410.821

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は386億円から405億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は7.7%。純利益は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
インドにデリー駐在員事務所開設(2021年7月閉鎖)
2012年5月386188
2013年5月306127
中国に洋電貿易(北京)有限公司と北京新興日祥科有限公司との共同出資により北京京車双洋軌道交通牽引設備有限公司設立
2014年5月350106
2015年5月3962111
2016年5月397159
中国に浙江永貴電器股份有限公司との共同出資により成都永貴東洋軌道交通装備有限公司設立
2017年5月4071712
滋賀竜王製作所開設(滋賀工場閉鎖)
2018年5月42557
タイにSIAM TOYO DENKI Co., Ltd.設立(バンコク駐在員事務所閉鎖)
2019年5月41257
米国に現地法人 TOYO DENKI RAILWAY SERVICE, LLC.設立
2020年5月3911211
2021年5月331810
2022年5月3028−9
中国に洋電貿易(北京)有限公司と北京京車双洋軌道交通牽引設備有限公司との共同出資により 成都双洋軌道交通装備有限公司設立
2023年5月310108
2024年5月3219152.89
2025年5月40524265.921
2026年5月40531357.730

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高405億円のうち、営業利益として残るのは31億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.9%287億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.5%87億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.3pt
10.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが−8億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は42億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月−13−2126−3415
2013年5月11−152−413
2014年5月36−8−122830
2015年5月15−100536
2016年5月11−9−13224
2017年5月15−4729−3221
2018年5月−16−3141−4716
2019年5月37−10−202722
2020年5月210−112133
2021年5月18−2−101640
2022年5月253−242844
2023年5月86−41455
2024年5月18−4−101464
2025年5月6−3−20347
2026年5月−8−12−942

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は538億円。このうち返さなくてよい自己資本が306億円で、自己資本比率は56.9%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月38115023139.5
2013年5月42418523943.7
2014年5月44819425443.2
2015年5月53024928146.9
2016年5月50223726547.1
2017年5月54924630344.8
2018年5月63326337041.6
2019年5月58024833242.8
2020年5月55224231043.8
2021年5月52024028046.2
2022年5月46922024946.9
2023年5月49724625149.5
2024年5月51726125650.5
2025年5月53227425851.5
2026年5月53830623256.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
45億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
165億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
232億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中10位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中167位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.9%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,462で、1年前と比べて+29.9%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥2,462+0.3%1ヶ月+3.0%1年+29.9%時価総額240億円
過去52週の値幅
安値¥1,787高値¥2,655

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.5倍
PER (会社予想)8.5倍
PBR0.73倍
配当利回り4.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/16に急騰し2369円、7/17も続伸2462円。週足では25日線(2027円)・75日線(2152円)を大きく上抜け、52週高値2655円に接近。1ヶ月で+21.4%と力強い上昇。出来高も7/16に552,200株と急増。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが7.5倍と業界平均28.3倍を大きく下回り、PBRも0.72倍と業界平均2.11倍を大幅に下回っています。ROE8%と収益性は業界並みですが、配当利回りはゼロであり株主還元の面では課題があります。ただし、業績は増収増益基調で営業利益率も改善しており、現状の低バリュエーションは過度な割安と評価しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.5倍30.8倍
PER (予想)8.5倍
PBR0.73倍2.58倍
ROE10.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

論点は鉄道需要の回復持続性と収益性改善の持続可能性。強気派は、コロナ後の鉄道需要回復とインバウンド増加による車両新造・メンテ需要拡大、さらに半導体向けなど産業分野の成長を評価し、PER7倍台の低評価に割安感を見る。弱気派は、鉄道投資は公共セクター依存で景気や予算に左右されやすく、成長の安定性に疑問。営業利益率の改善は一時的な可能性があり、競争激化や原材料高によるコスト圧力が懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 鉄道需要の回復基調

    コロナ明けの輸送量回復やインバウンド増で車両新造・リニューアル需要拡大

  • 収益性の大幅改善

    営業利益率が2.8%→5.93%と倍増、2026年度予想7.65%へ上昇

  • 低PER・低PBRの割安感

    PER7.5倍、PBR0.72倍と同業比でも割安、ROE8%に対して株価純資産割れ

  • 売上高405億円と前期比26%増収2025/5影響

    前期321億円から78億円増、鉄道関連需要拡大

  • 営業利益24億円と前年比2.7倍2025/5影響

    OP9億→24億、利益率5.9%に改善

  • 2026年度営業利益31億円予想で継続増益2026/5影響

    会社予想、営業利益率7.7%へ向上

  • PER7.5倍と割安感継続影響

    成長率対比割安、同業平均PER比低い

マイナスに働く材料7
  • 公共投資依存の不安定性

    受注は国や自治体の予算に左右され、経済変動の影響を受けやすい

  • 利益率の水準持続性

    増収効果が一巡すれば改善ペース鈍化、コスト上昇リスクもある

  • 競争激化の可能性

    日本精工など同業との競合や海外勢の参入で受注競争が激化

  • 2026年度売上高横ばいで成長鈍化2026/5影響

    前期比0%増、需要一巡感

  • 無配継続で株主還元不足継続影響

    配当性向0%、インカムゲインなし

  • 外国人保有率8.2%と低水準継続影響

    需給面で買い材料少ない

  • 今期営業利益31億円予想に対し達成リスク2026/5影響

    前期比29%増益計画だが、受注変動で不確実

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善の持続性を測る最重要指標。5%以上維持が焦点。
鉄道車両向け受注高
主要セグメントの需要動向を直接反映、先行指標となる。
産業機器売上高
半導体向けなど新たな収益源の伸びを確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり116で、前期から+42.9%いまの株価に対する利回りは4.71%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥116
1株あたり
配当利回り
4.71%
いまの株価に対して
配当性向
33.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月3036.3
2018年5月5066.770.4
2019年5月30−40.038.9
2020年5月300.030.5
2021年5月300.023.3
2022年5月300.0
2023年5月300.048.8
2024年5月300.042.3
2025年5月70133.337.5
2026年5月10042.933.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥116

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ6,360人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.1%を占め、残る60.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他49.050.950.452.954.748.3
事業法人18.117.622.722.021.121.1
金融機関25.624.820.917.514.018.1
外国法人6.96.04.85.68.111.3
自己株式8.28.23.14.25.46.0
証券会社0.30.71.12.02.11.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東日本旅客鉄道株式会社9.99
02東洋電機従業員持株会5.20
03東洋電機協力工場持株会3.82
04日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.46
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.41
06三信株式会社3.01
07株式会社三菱UFJ銀行2.30
08株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.13
09オークラヤ住宅株式会社2.12
10JP MORGAN CHASE BANK 380802(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-07
    東日本旅客鉄道株式会社
    新規の大量保有報告
    19.89%
    +5.94pt
  • 2026-07-23
    東日本旅客鉄道株式会社
    新規の大量保有報告
    13.95%
    +3.95pt
  • 2026-07-23
    東日本旅客鉄道株式会社
    変更報告
    10.00%
  • 2026-07-23
    東日本旅客鉄道株式会社
    新規の大量保有報告
    10.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1924%、1株純資産は15期で+987%。直近期のROEは10.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月163125.415.252.2
2013年5月751,9214.320.039.2
2014年5月672,0073.428.058.4
2015年5月1152,5835.020.335.0
2016年5月922,4573.717.756.1
2017年5月1242,6054.913.136.3
2018年5月732,7882.723.870.4
2019年5月752,7742.716.438.9
2020年5月1212,7054.410.530.5
2021年5月1092,6854.110.823.3
2022年5月−1042,462−4.0
2023年5月922,6063.510.148.8
2024年5月1002,7953.710.842.3
2025年5月2313,0298.05.837.5
2026年5月3303,39310.36.733.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/5期の役員報酬は総額258百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
渡部朗代表取締役 社長66
寺島憲造取締役 会長78
谷本憲治取締役 専務執行役員68
貫名純取締役 専務執行役員61
間狩泰三取締役(注)167
町田悠生子取締役(注)142
杉﨑康昭取締役(注)169
小林仁常勤監査役(注)2・365
髙木俊晴常勤監査役63
阿部公一監査役(注)267
長谷川惠一監査役(注)263
中納千秋取締役 常務執行役員61
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
大塚明裕取締役 常務執行役員59
千葉裕之取締役60
大塚貴敏常勤監査役60
金谷卓実監査役(注)262
宮本正行64

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)411866619048
社外取締役754548
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,065字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社7社、非連結子会社3社、持分法適用関連会社2社、持分法非適用関連会社1社により構成され、交通・産業・ICTソリューション事業用の電気機械器具の製造及び販売並びにこれに付帯する工事を行っております。 また、当社は、交通事業部、産業事業部、ICTソリューション事業部の事業部制を採用しております。 当社グループを構成する各関係会社の区分及び事業上の位置づけは次のとおりです。 区分   主要製品等   会社 交通事業   鉄道車両用電機品、新交通システム車両用電機品、特殊車両用電機品、鉄道用電力貯蔵装置   当社、東洋工機㈱、泰平電機㈱、洋電貿易(北京)有限公司(中国)、常州洋電展雲交通設備有限公司(中国)、常州朗鋭東洋伝動技術有限公司(中国)、北京京車双洋軌道交通牽引設備有限公司(中国)、成都双洋軌道交通装備有限公司(中国)、TOYO DENKI RAILWAY SERVICE,LLC.(米国)、成都永貴東洋軌道交通装備有限公司(中国) 産業事業   生産・加工設備駆動システム、自動車用試験システム、発電・インフラシステム、車載用電機品   当社、東洋産業㈱、㈱ティーディー・ドライブ、SIAM TOYO DENKI Co.,Ltd.(タイ) ICTソリューション事業   駅務機器システム、IoTソリューション(クラウド型遠隔監視制御システム)   当社 (事業系統図) お客様 ↑ 東洋電機製造㈱ 交 通 事 業   産 業 事 業   ICTソリューション事業   そ の 他 国内   ◎東洋工機㈱◎泰平電機㈱   ◎東洋産業㈱◎㈱ティーディー・ドライブ       ◎東洋商事㈱ 海外   ◎洋電貿易(北京)有限公司 (中国)◎常州洋電展雲交通設備有限公 司(中国)○常州朗鋭東洋伝動技術有限公 司(中国)○北京京車双洋軌道交通牽引設 備有限公司(中国)□成都双洋軌道交通装備有限公 司(中国)□TOYO DENKI RAILWAY SERVICE, LLC.(米国)△成都永貴東洋軌道交通装備有 限公司(中国)   □SIAM TOYO DENKI CO., Ltd. (タイ) ◎連結子会社 ○持分法適用関連会社 □非連結子会社 △持分法非適用関連会社 (注) 1 2025年9月に中稀東洋永磁電機有限公司(中国)の出資持分の全部を譲渡いたしました。 2 2026年6月1日付で組織を改編し、ICTソリューション事業部を交通事業部に統合いたしました。
経営方針・対処すべき課題3,051字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社経営の基本方針 当社グループは、以下に示す経営理念及びサステナビリティに関する基本的な考え方・方針を会社経営の基本方針として取り組んでおります。 ①経営理念 東洋電機グループは下記の経営理念を掲げ実践し社業を発展させ株主及び関係者各位の付託と理解に応え社員と喜びを共にする ・倫理を重んじ社会・顧客に貢献する ・進取創造の気風を養い未来に挑戦する ・品質第一に徹し信用を高める <行動指針> 1 顧客に対しタイムリーかつスピーディーに応える 2 何事にも先見性と創造性をもってチャレンジする 3 常に自己啓発に励みスキルの向上に努める 4 広い視野をもって互いに影響し合い成長する 5 よき社会人・企業人として自覚と誇りをもって行動する ②サステナビリティに関する基本的な考え方 東洋電機グループは、社会・顧客・株主に貢献すること、未来に挑戦すること、信用を高めることを大切にしています。これらを実現するために、創業から100年以上、時代とともに変化するニーズに対応しながら、技術を活かした高品質な製品・サービスをグローバルに提供し続けてまいりました。これから先も社会を取り巻く環境は変化していきますが、私たちは技術や品質を磨き続け、ものづくりを通じて持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指してまいります。 ③サステナビリティ方針 サステナビリティに関する基本的な考え方を具体的な取組み内容に結びつけることを目的として、東洋電機グループの事業活動を「製品・サービスにおける取組み」、「生産活動における取組み」、「人と地域を大切にする取組み」という3つの視点で整理したサステナビリティ方針を制定しています。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 ①中期経営計画「サステナブル2030 ~変革への挑戦と成長の加速~」(以下、「サステナブル2030」)について (期間2027年5月期〜2030年5月期) 当社グループでは、2030年5月期を最終年度とする中期経営計画「サステナブル2030」において、「成長戦略」、「収益体質強化」、「BSマネジメントの強化」、「構造改革」を基本方針とし、売上高480億円、営業利益率9%、ROE10%を目指して取り組んでいます。 ●基本方針 基本方針   内 容 ①   成長戦略   「マーケットイン」の視点を起点に、収益化を意識した新事業・製品の創出と戦略的な海外展開を推進し、持続可能な成長戦略を具現化 ②   収益体質強化   「量より質」を追求した営業強化とともに、販売価格の適正化、製品・業務品質の向上、徹底したコスト削減、事業の「選択と集中」を早急に進め、収益体質を抜本的に強化 ③   BSマネジメントの強化   資本市場の期待を踏まえ、政策保有株式の縮減や運転資本の圧縮を通じて資産効率を向上させるとともに、成長投資と株主還元の強化を含むキャッシュアロケーションを最適化 ④   構造改革   グループ一体で企業風土と行動様式の変革や業務執行体制の最適化、組織・制度の見直しを含めた構造改革を断行し、持続的な利益成長による好循環を実現 ●目標とする経営指標(億円) 中期経営計画「サステナブル2030」 2026年5月期   2027年5月期           2030年5月期 実績   計画           目標 受注高   456.3   435           480 交通   333.6   310   ▶   330 産業   122.6   125   150 売上高   404.8   425   480 交通   284.6   295   330 産業   120.0   130   150 営業利益   31.1   26.0   43.0 (営業利益率)   7.7%   6.1%       9.0% ROE   10.3%   8.3%       10.0% 詳細は、2026年7月15日付「中期経営計画の策定に関するお知らせ」にて公表しておりますのでご参照ください。 ②「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について 当社グループの2026年5月期連結業績は、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも前期比で大きく増加し、ROEについても「中期経営計画2026」で掲げた2026年5月期(最終年度)目標である8%を達成いたしました。引き続き、持続的な成長に向けた抜本的な収益力の強化と資産効率の改善は重要な課題と捉えており、中期経営計画「サステナブル2030」の着実な推進を通じて、企業価値向上に取り組んでまいります。 ●企業価値向上に向けた取組み 収益力の強化   ・営業改革による受注拡大、販売価格適正化・収益体質の継続的改善 資産効率の改善   ・保有資産の最適化(政策保有株式縮減等)・運転資本の圧縮によるバランスシートの改善・キャッシュアロケーションの最適化 期待成長率の向上   ・新事業・製品の創出・実効性のある研究開発投資・設備投資の拡大・戦略的な海外展開・IRの充実 株主還元の充実   ・配当方針の見直し・機動的な自己株式取得の実施 (3) 経営環境、優先的に対処すべき課題 世界情勢の不安定化や物価高、金利・為替の変動等の影響により、我が国経済は先行き不透明な状況が続いておりますが、当社グループは、2026年5月期を最終年度とする「中期経営計画2026」に取り組み、主要な数値目標を2025年5月期に引き続き、最終年度においても達成いたしました。これにより、当初企図した「東洋電機の再生と変革」や「企業価値の回復・向上」は着実に進展いたしましたが、「変革」や「成長」については引き続き重要な課題と認識しております。 これらの課題を踏まえ、新たな中期経営計画「サステナブル2030」(対象期間:2027年5月期~2030年5月期)を推進し、すべてのステークホルダーの期待に高い水準で応え続ける持続可能な企業グループへの飛躍を目指してまいります。 交通事業においては、国内では、鉄道事業者の好調な業績を背景に、サービスの拡充や、持続可能な鉄道インフラの実現に向けたGX・DX対応、省力化を目的として、新造車両の導入や機器の置換えの増加が期待されます。海外では、中国においては保守部品、インドネシアにおいては車両への新規投資を中心とした需要の継続が見込まれており、継続受注に向けて取り組んでまいります。 なお、2026年6月1日付でICTソリューション事業は交通事業と統合し、鉄道・バス事業者におけるサービス向上や業務効率化を目的としたキャッシュレス化、チケットレス化のニーズに対し、一体的な取り組みを推進してまいります。 産業事業においては、中国のレアアース輸出規制の影響が懸念されますが、企業の設備投資動向を注視しつつ受注活動に取り組んでまいります。自動車用試験機では、次世代の自動車開発に向けた受注拡大が期待されます。生産・加工設備では、省エネルギーや省メンテナンスを目的とした設備更新の需要が高まっており、受注活動の強化に取り組んでまいります。発電・インフラシステムでは、BCP対策を背景とした非常用発電設備の需要増加が見込まれます。
事業等のリスク6,839字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)リスクマネジメント体制 当社グループのリスクマネジメント体制は、「第4 提出会社の状況 4[コーポレート・ガバナンスの状況等]」に記載のとおりです。経営戦略にかかわるリスクについては、経営戦略会議において、事業戦略を始めとする経営上の課題等について討議しております。日々の事業活動にかかわるリスクについては、事業推進会議において、「事業開発関係」、「営業関係」、「生産・品質関係」のテーマごとに諸課題の解決に向け議論しております。グループ会社にかかわるリスクについては、国内・海外グループ会社会議において各社の事業計画の進捗、業務執行状況の検証を行っております。これらのうち、特に重要な事象については、取締役会の下部組織である内部統制委員会にて、顧問弁護士も交えて審議し、取締役会に報告・提言しております。また、気候変動や人的資本を始めとしたサステナビリティにかかわるリスクについては、同じく取締役会の下部組織であるサステナビリティ委員会にて審議し、取締役会に報告・提言しております。 (2)リスクの内容と対応策 当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼすリスク想定と対応策は以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ①品質・安定供給に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 鉄道を始めとする社会・公共インフラにおいて、人命に関わる事象や大規模な障害が、当社グループまたはサプライチェーンの製品起因で発生した場合には、経営に極めて深刻な影響を及ぼす可能性があります。また、品質不具合や生産遅延により、当社の使命である安定したサプライヤーとしての供給責任を果たせない場合には、信用低下及び業績の悪化につながる可能性があります。 <対応策>当社グループは、品質第一に徹し信用を高めることを経営理念に掲げております。当社の生産拠点である横浜製作所及び滋賀竜王製作所では品質マネジメントシステムを構築・運用し、ISO9001の認証を取得しております。品質管理及び生産管理については、事業推進会議において、経営層への情報の共有、リスクの抽出及び対策を議論し、速やかに実行することで、品質水準の確保、製品の安定供給を図っております。なお、製造物責任や製品リコールが発生した場合に備えて、必要な保険に加入し、品質問題が発生した場合の業績への影響を最小限に留める対応をしております。 ②人材に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 当社グループの成長を支える最も重要な経営資源は人材であると考えております。熟練技術者の退職や人材流出、採用活動や人材育成の停滞等により必要な人材の確保・育成ができない場合、技術継承が滞ることによる品質の低下、新たな事業領域の創出や新製品開発の停滞につながり、業界における競争力を維持できず、業績の悪化につながる可能性があります。 <対応策>人材育成基本規程における基本方針に基づき、持続的な企業価値の増大に向けた人材育成に取り組んでおります。当社固有技術の維持・向上、技術継承の推進にあたり、技術者育成委員会を設置して、特に重要な専門技術分野毎に高度技術の継承施策を展開しています。また、具体的な取組みとして、従業員や組織の活性化を促進する人事制度・運営の見直しを進めております。従業員のエンゲージメント向上を目的として、求める人材像を明確にした上で、公正な評価・処遇制度への見直しや人材・組織開発等の各種施策展開を推進しております。 ③コンプライアンス・人権に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 当社グループが事業を行う上で、国内外の法令や規制違反を生じさせた場合、社会的な信用失墜につながり、取引の停止など事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、従業員に対するハラスメントの発生防止や対応が適切になされない場合、就業意欲の低下や離職を招き、信用失墜や競争力の低下につながります。また紛争鉱物・強制労働の問題に適切に対応できない場合に信用が低下し、取引の縮小・サプライチェーンからの除外につながる可能性があります。 <対応策>当社グループは、倫理を重んじ社会・顧客に貢献することを経営理念に掲げており、企業倫理に基づくコンプライアンスの重要性を認識しております。具体的な対応として、当社の行動方針を各事業所に掲示するとともに、業務の基本ルールを定めた「コンプライアンスの手引き(東洋電機製造倫理規範)」を全役員・従業員がいつでも閲覧・確認できる体制を整備し、教育を通じてコンプライアンスに則った行動の周知徹底を図っております。また、内部通報窓口やハラスメント相談窓口を整備するなど、問題を早期に発見し必要な措置を講ずる体制を整えております。サプライチェーンにおける紛争鉱物や強制労働の問題への対応については、調達先への調査を実施して状況把握を行い、人権尊重に向けた取組みを適切に推進していきます。 ④事業環境の変化に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 当社グループは、国内外の社会・産業インフラを支える製品・サービスを提供しております。人口減少や働き方の変化、製品・サービスや生産設備におけるDX推進、脱炭素社会への移行など、当社グループを取り巻く事業環境は急激に変化しています。これら事業環境の変化への対応が遅れた場合、競争力が低下し、受注・売上の減少や、採算性の低下につながる可能性があります。 <対応策>当社グループは、脱炭素化やサステナブル社会に資する技術開発、電動化への対応、ICT・デジタル技術の活用、アライアンス等の活用による競争力の強化に取り組んでおります。全社横断の新事業開発については、技術開発機能を担う技術センターと事業創出機能を担う事業開発センターを中核に推進するとともに、顧客ネットワークを活用した市場・競合動向の把握に努め、競争力の維持強化を図っております。 (注) 2026年6月1日付で「開発センター」を廃止し、「事業開発センター」と「技術センター」を設置 ⑤技術・製品開発に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 先進技術を取り入れた製品の適時投入や省エネや電動化などの脱炭素化への対応が遅れた場合、製品訴求力や市場競争力が低下する可能性があります。また、生産プロセスの刷新や新技術適用が進まない場合、生産性向上やコスト削減が進まず競争力および収益力低下につながる可能性があります。 <対応策>当社グループは、お客様のニーズにお応えすべく、先進技術を活用した製品開発および既存製品・サービスの高度化に取り組んでおります。また、新事業領域の創出に向け、事業開発センターを中核として全社横断的な開発体制の強化と迅速化を図っており、重点開発テーマはプロジェクト体制を構築し経営資源を集中的に投入しております。加えて、脱炭素化やデジタル化への対応を加速するため、産学連携や外部パートナーとの協業等を活用し、技術力及び製品開発力の強化を推進しております。 ⑥原材料調達等に関するリスク <リスクの内容とシナリオ>当社グループは、製品の製造およびサービスの提供にあたり、多種多様な原材料・部材を調達しています。中国のレアアース輸出管理措置等の地政学的リスク、世界経済情勢の変化、自然災害等により、原材料・部材の供給が停滞または遅延した場合には、生産・出荷に影響を及ぼす可能性があります。調達先の倒産や事業撤退等により代替調達が困難となった場合や、原材料価格、エネルギー価格、人件費等の上昇により調達コストが増加した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策>当社グループは、調達先の多様化や代替調達先の確保、重要部材の適正在庫の維持等により、安定調達の確保に努めております。重要部材については、取引先ネットワークを活用したサプライチェーンの多元化や代替材料の採用・使用拡大に取り組むとともに、市場動向を継続的にモニタリングしております。さらに、生産性向上や適正な価格転嫁等を通じて、調達コスト上昇による影響の低減に取り組んでおります。 ⑦知的財産に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 技術革新の加速や事業のグローバル化の進展に伴い、当社グループの知的財産権が第三者により侵害される可能性があります。一方、当社グループが第三者の知的財産権を侵害したと判断された場合には、損害賠償請求やライセンス費用の負担、製品の製造・販売の差し止め等により、当社グループの事業活動および業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策>当社グループは、知的財産権の重要性を認識し、その適切な保護に努めております。研究開発部門等が連携し、事業戦略に基づく特許出願等の権利化を推進するとともに、保有する知的財産権の監視を継続し、侵害が認められた場合には速やかに適切な対応を講じております。また、第三者の知的財産権を侵害することのないよう、事前調査や管理体制の強化等により知的財産に関するリスクの低減に努めております。 ⑧環境規制・気候変動に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 当社グループにおいて、環境関連法規制への違反・不適合が生じた場合、行政処分や是正対応に伴う費用負担が発生するほか、取引先や地域社会その他のステークホルダーからの信頼低下を招き、当社グループの事業活動および業績に影響を及ぼす可能性があります。また、製品・サービスの脱炭素化や生産活動における環境負荷低減等の気候変動対応が進まない場合、競争力の低下や受注機会の逸失につながるほか、ステークホルダーからの信頼低下を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策>当社グループでは、事業活動における環境関連法規制への対応状況を継続的に監視し、環境リスクの低減に努めております。気候変動への対応については、サステナビリティ委員会において方針・目標の設定、施策の推進および進捗管理を実施しております。2025年3月に策定した「東洋電機グループ サステナブル調達ガイドライン」及び「グリーン調達ガイドライン」に基づき、当社のサプライチェーン全体で環境負荷の低減と持続可能な調達の推進に取り組んでおります。 ⑨自然災害・感染症に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 当社グループの生産拠点は、交通事業については関東地区に、産業事業については関西地区に、それぞれ集中しております。このため、いずれかの地域において大規模な自然災害や感染症等が発生した場合には、生産活動の停滞等により、当社グループの事業運営および生産能力に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、大規模な自然災害や感染症等の発生に伴う物流の停滞や原材料価格の高騰に加え、気候変動に起因する異常気象や気温上昇等により、製品・サービスの品質確保や安定供給に支障が生じた場合には、当社グループの受注・生産活動および業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策>当社グループでは、大規模災害等に対する予防策および緊急対応体制に関する方針・施策を取締役会において審議・決定しております。また、各生産拠点での防災訓練の実施や全社BCPの継続的な見直しを通じて事業継続体制の強化を図るとともに、サプライチェーンの強靱化にも取り組んでおります。さらに、気候変動をはじめとする事業環境の変化を踏まえ、製品・サービスの品質確保および安定供給に向けた体制の強化を推進しております。 ⑩業務上の災害・事故に関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 当社グループにおいて長時間労働起因を含む労働災害、火災・設備トラブルの発生により、従業員の死傷や生産活動停止に至った場合、社会的信用や業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 当社グループでは、安全な作業環境の確保および労働災害ゼロの実現に向けて、「全社安全衛生管理方針」を定めております。各事業所の安全衛生委員会において具体的な安全対策を立案・実施するとともに、その取組内容を四半期ごとに開催する全社安全衛生委員会で共有し、全社的な安全衛生水準の向上を図っております。また、各事業所に時間管理適正化委員会を設置し、時間外労働の状況や勤務間インターバル制度の遵守状況を継続的に確認することで、長時間労働の抑制および従業員の健康確保に努めております。 ⑪情報セキュリティに関するリスク <リスクの内容とシナリオ> 当社グループは、個人情報や取引先に関する企業秘密、技術情報、営業情報等の重要情報を保有しております。これらの情報がサイバー攻撃(ランサムウェアやサプライチェーン攻撃等)や内部不正により漏洩、改ざん、滅失した場合には、社会的信用の低下、損害賠償責任の発生、取引機会の喪失等を通じて業績に影響を及ぼす可能性があります。また、サイバー攻撃等によりシステム停止や業務停止が発生した場合には、生産活動や営業活動に支障をきたし、事業継続に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策>当社グループでは、情報セキュリティを経営の重要課題と位置付け、情報セキュリティ宣言に基づき、法令遵守を前提に情報資産保護のための各種安全管理措置を講じています。また、情報セキュリティ委員会を中心に、リスク評価、従業員教育、内部監査等を継続的に実施し、情報セキュリティ対策の実施状況やインシデントの発生状況を内部統制委員会へ報告しております。さらに、複数の防御策による情報セキュリティ体制を構築するとともに、アクセス管理の強化などの技術的対策を推進し、グループ全体の情報セキュリティ水準の向上に取り組んでおります。 ⑫海外事業に関するリスク <リスクの内容とシナリオ>当社グループは、中国、タイおよび米国に生産・営業拠点を有しております。このため、各国・地域における政治・経済情勢の変化、社会不安、自然災害等のカントリーリスクにより、事業活動、サプライチェーンの維持および従業員の安全確保に影響が生じる可能性があります。また、各国・地域における法令、規制および税制の改正やその運用の変更等により、海外グループ会社の事業運営に支障が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策>当社グループでは、本社と海外グループ会社との連携体制を構築し、各国・地域の政治・経済情勢、法規制の動向および社会情勢に関する情報収集・モニタリングを継続的に実施しております。また、リスクが顕在化した場合には、現地の法令や商慣習に精通した弁護士等の外部専門家と連携し、その影響の把握および適切な対応策の実施に努めております。これらの取組を通じて、カントリーリスクによる事業への影響の低減を図っております。 ⑬財務・会計に関するリスク <リスクの内容とシナリオ>当社グループは、海外市場において事業を展開していることから、外国通貨建て取引について為替相場の変動による影響を受ける可能性があります。また、事業資金の一部を金融機関からの借入等により調達していることから、金利上昇に伴う支払利息の増加や、金融市場の混乱または当社グループの信用力低下等により、円滑な資金調達が困難となる可能性があります。さらに、保有する株式、土地、建物および生産設備等の固定資産については、市場価値の下落や事業収益性の低下等により、評価損または減損損失が発生する可能性があります。売上債権については、取引先の財務状況の悪化等により回収不能または回収遅延が発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策>為替変動リスクに対しては、為替感応度および業績への影響を継続的にモニタリングするとともに、外国通貨建て資産の圧縮等を通じてリスクの低減に努めております。金利上昇リスクおよび資金流動性リスクに対しては、資金調達手法の最適化を進めるとともに、売上債権、棚卸資産および仕入債務の回転期間を管理することにより運転資金の効率化を図っております。また、資金繰りを日次で管理し、必要な手元流動性の確保に努めております。保有株式については、経営戦略会議において保有目的および保有効果を毎年検証し、その結果を取締役会に報告したうえで縮減を進めております。事業に関わる固定資産については、事業計画の進捗状況や収益性を定期的にモニタリングし、減損の兆候の早期把握に努めております。売上債権については、長期滞留債権の調査や取引先の信用状況の継続的なモニタリング等を実施し、与信管理の強化を図ることで回収リスクに対応しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,354字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績 当連結会計年度(2025年6月1日~2026年5月31日)における我が国経済は、雇用や所得環境の改善により、景気は緩やかな回復基調が継続しました。企業収益の改善等を背景に、設備投資は堅調に推移しておりますが、中東情勢の緊迫化や日中関係の緊張の継続、米国の通商政策の動向、金利および物価の上昇、為替の変動等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループでは、2026年5月期を最終年度とする「中期経営計画2026」において、「新しい事業・製品の拡大」と「既存事業の徹底した収益体質の改善」を進め、「資本コストを意識した資産効率の改善」を行うことで、ROE8%を目指して取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度における業績は次のとおりです。 受注高は、前期比13.2%増の456億36百万円となりました。 売上高は、前期並みの404億80百万円となりました。 営業利益は、前期比30.5%増の31億11百万円、経常利益は、前期比36.2%増の35億20百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比39.8%増の29億76百万円となりました。 これにより、「中期経営計画2026」の主要な数値目標(売上高400億円、営業利益率5%、ROE8%)については、2025年5月期に引き続き、最終年度である2026年5月期においても達成いたしました。 なお、当社グループの事業は個別受注生産であり、四半期連結会計期間別の業績には変動があります。 報告セグメント別の状況は次のとおりです。 <交通事業> 国内では、堅調なインバウンド需要等による鉄道利用者数の増加を受けて、鉄道事業者の車両投資が活発であり、新造車用製品や機器更新の受注が増加しております。 海外では、中国の高速鉄道向け部品の引き合いが継続しているほか、各国における旺盛な鉄道インフラ投資を背景に、新造車用製品の引き合いが増加しております。 受注高は、中国向け、JR向けが減少したものの、民鉄向け、海外(中国以外)向けが増加したことにより、前期比15.6%増の320億63百万円となりました。 売上高は、民鉄向けが増加したものの、海外(中国以外)向けで前期のインドネシア向け大口案件の反動減があったことにより、前期比1.5%減の273億98百万円となりました。 セグメント利益は、採算性の向上等により、前期比47.1%増の53億16百万円となりました。 <産業事業> 自動車用試験機では、次世代の自動車開発に向けたインタイヤハウスダイナモのラインナップ拡充を進めており、新規受注につながったほか、引き合いも増加しております。 生産・加工設備では、省エネルギーや省メンテナンスのニーズの高まりを受けて、グループ会社と連携した技術提案を強化し、受注拡大を目指しております。 発電・インフラシステムでは、官公庁(防衛装備庁など)や通信事業者、金融機関向けにBCP対応を目的とした非常用発電機の受注・引き合いが増加しております。 なお、中国によるレアアースの輸出規制に対応するため、サプライチェーンの多元化やレアアースフリー製品の開発を進めるなど、安定的な供給体制の確保に向けた取り組みを推進しており、今後、これらに関連する費用の発生が見込まれます。 受注高は、生産・加工設備が減少したものの、自動車用試験機、発電・インフラシステムが増加し、前期比11.7%増の122億68百万円となりました。 売上高は、生産・加工設備が減少したものの、発電・インフラシステム、自動車用試験機が増加したことから、前期比10.2%増の120億8百万円となりました。 セグメント利益は、概ね前期並みの13億89百万円となりました。 <ICTソリューション事業> 駅務機器システムでは、交通サービスの利便性向上や業務効率化を目的としたキャッシュレス化、チケットレス化などの動きがあり、これらに対応したシステムの開発に取り組んでおります。 遠隔監視システムでは、移動体や設備・施設の監視・制御に向けたクラウド型遠隔監視システム等の開発を進め、事業領域の拡大に向けて取り組んでおります。 受注高は、前期の大口案件の反動減により、前期比17.8%減の13億円となりました。 売上高は、受注高と同様の要因により、前期比41.1%減の10億69百万円となりました。 セグメント利益は、システム納入に伴う費用の増加および売上高の反動減等により、前期比5億73百万円減少し30百万円の損失となりました。 ※報告セグメント別の売上高については、「外部顧客への売上高」であり、「セグメント間の内部売上高又は振替高」は含みません。 ②財政状態 (資産の部) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末比6億2百万円増加の538億12百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が9億91百万円増加したことなどによります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末比26億23百万円減少の232億1百万円となりました。これは主に、電子記録債務が24億93百万円減少したことなどによります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産合計については、前連結会計年度末比32億26百万円増加の306億11百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益29億76百万円の計上により利益剰余金が増加したことなどによります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より5億68百万円減少し、41億72百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上39億54百万円があったものの、仕入債務の減少28億25百万円、法人税等の支払額13億24百万円などにより8億26百万円の支出(前期は6億1百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出などにより1億26百万円の支出(前期は2億90百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増加などにより2億26百万円の収入(前期は20億4百万円の支出)となりました。 (当社グループの資本の財源及び資金の流動性) 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 交通事業   30,339   11.7 産業事業   12,853   16.2 ICTソリューション事業   728   △49.2 その他   -   - 合計   43,921   10.7 (注) 金額は、販売価格によっております。 b. 受注実績 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 交通事業   32,063   15.6   36,479   14.7 産業事業   12,268   11.7   9,327   2.9 ICTソリューション事業   1,300   △17.8   503   84.7 その他   4   5.7   -   - 合計   45,636   13.2   46,310   12.5 (注) 金額は、販売価格によっております。 c. 販売実績 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 交通事業   27,398   △1.5 産業事業   12,008   10.2 ICTソリューション事業   1,069   △41.1 その他   4   5.7 合計   40,480   △0.1 (注1) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) PT Industri Kereta Api   5,262   13.0   -   - (注2) 当連結会計年度のPT Industri Kereta Apiにつきましては、当該割合が100分の10未満のため、記載を 省略しております。なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度における経営成績につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績」に記載のとおりです。 ②資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費の営業費用並びに当社グループの設備新設、改修等に係る投資です。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、営業活動によるキャッシュ・フローおよび内部資金の活用と各事業年度における事業計画の資金計画に基づいて設定した枠内で適時適切に必要な資金を取引金融機関から調達しています。取引金融機関とは当座貸越契約を締結しており、資金流動性を確保しつつ、効率的かつ機動的な資金調達を可能としております。 また、当社グループは国内連結子会社5社との間でCPS(キャッシュ・プーリング・システム)を導入しており、各社における余剰資金と借入金の一元管理を行うことで資金効率の向上を図っています。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、当該見積り及び予測については不確実性が存在するため、将来生じる実際の結果はこれらの見積り及び予測と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 中期経営計画中期経営計画の策定に関するお知らせ2026-07-15

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