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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

アライドテレシスホールディングス

ALLIED TELESIS HOLDINGS K.K.6835 · Standard · 電気機器

ネットワーク機器専業。日本・米州・EMEA・APACで研究開発から販売まで一貫して手掛ける。

概要

アライドテレシスホールディングスは、ネットワーク機器の開発・販売を専業とする企業である。スイッチや無線LANなどの法人向けネットワーク製品に強みを持ち、国内市場で上位のシェアを占める。2025年12月期の連結売上高は499億50百万円、営業利益42億28百万円、従業員数1,856名。東京証券取引所に2000年7月上場(証券コード6835)。持株会社制を採用し、日本、米州、EMEA、APACの4地域に27の子会社を擁する。

地域別の収益構造

2025年12月期の所在地別セグメント売上高は、日本が332億22百万円(全体の66.5%)、米州が77億75百万円(15.6%)、EMEAが60億38百万円(12.1%)、APACが29億12百万円(5.8%)である。日本市場が売上の約3分の2を占め、特に自治体・教育分野の需要拡大が成長を牽引した。一方、米州では連邦政府向け売上が減少し、APACでは事業再編の影響で減収となった。収益の地域偏在が顕著であり、日本以外の地域での成長が課題となっている。

スイッチと無線LANが中核製品

同社の主力製品はレイヤー2/3スイッチと無線LANアクセスポイントである。自治体や教育機関向けのICT環境更新需要、GIGAスクール構想第2期「NEXT GIGA」に伴う設備更改が国内売上を押し上げた。また、データセンター向け高速スイッチの需要も堅調である。無線LAN製品は、校園ネットワークやオフィス向けに販売され、シームレスな接続環境を提供する。両製品群で売上の大部分を占める。

グローバルな生産と開発体制

製造拠点はシンガポールと中国東莞にあり、それぞれISO9001およびISO14001の認証を取得している。開発拠点はアメリカ(Allied Telesis Labs Inc.)とニュージーランド(Allied Telesis Labs Ltd.)に設置され、現地のニーズに応じた製品開発を行う。欧州ではドイツ、オランダ、スペインなどに販売子会社を持ち、地域ごとにカスタマイズされたソリューションを提供する。グローバル展開は1987年のアメリカ設立以来進められ、現在27社の子会社からなる。

持株会社体制への移行

2004年7月に持株会社制へ移行し、アライドテレシス株式会社からアライドテレシスホールディングス株式会社に商号変更した。これにより、経営管理機能と事業運営機能を分離し、グループ全体の最適化を図っている。主要子会社には、米州のAllied Telesis, Inc.、欧州のAllied Telesis International GmbH、アジア太平洋のAllied Telesis International (Asia) Pte. Ltd.などがある。2005年にはルート株式会社を完全子会社化し、国内販売網を強化した。

業界の中での役割はネットワーク機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
500億円
営業利益
42億円
営業利益率
8.4%
純利益
29億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
日本332億円66.5%23億円6.9%
米州78億円15.6%10億円12.8%
EMEA(注)160億円12.0%3億円5.0%
APAC(注)229億円5.8%5億円17.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01情報通信・ネットワーク主力

日本、米州、EMEA、APACの各地域において、情報通信及びネットワーク関連製品の研究開発、製造、販売を行っています。企業や通信事業者など向けに、ネットワークインフラを支える製品を提供しています。

主な製品・サービス3
ネットワークスイッチ
企業ネットワークやデータセンター向けのレイヤー2/3スイッチ。高速・高信頼な通信を実現し、ネットワーク構築に貢献する。
無線LANアクセスポイント
オフィスや公共施設向けの無線LANアクセスポイント。安定した無線接続と管理機能を提供する。
ネットワーク管理ソフトウェア
ネットワーク機器の統合管理を行うソフトウェア。機器の監視・設定・運用を一元管理する。

製品と技術

スイッチ製品群

同社のスイッチ製品群は、売上を支える中核製品である。レイヤー2スイッチからデータセンター向けの高速レイヤー3スイッチまで幅広いラインアップを揃える。特に自治体・教育分野向けの「NEXT GIGA」対応スイッチは、セキュリティ機能と管理容易性を備え、需要が拡大している。データセンター向けでは高帯域・低遅延のスイッチが求められ、同社の技術力を活かした製品を提供している。

無線LAN製品群

無線LANアクセスポイントは、オフィスや学校、公共施設向けに展開される。最新のWi-Fi 6/6E対応製品をラインナップし、高密度環境でも安定した通信を実現する。同社の無線LANコントローラと組み合わせることで、一元管理が可能となる。国内のGIGAスクール構想では多くの自治体で採用され、実績を積んでいる。また、屋外用の耐候性アクセスポイントも提供し、屋外イベントやキャンパスネットワークに対応する。

ネットワークセキュリティと運用管理

同社はネットワーク機器に加え、セキュリティと運用管理のソリューションを提供する。ファイアウォールやVPN、不正侵入検知などの機能を統合した製品をラインアップ。また、ネットワーク運用監視ツール「Allied Telesis Management Framework(AMF)」により、複数拠点の機器を一元管理し、設定変更や障害対応を効率化する。セキュリティ強化の需要が高まる中、ネットワークとセキュリティを一体化した提案が強みとなっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

ネットワーク機器専業、収益改善続く中堅

同社はネットワーク機器の開発・製造・販売を行う専業企業。競合の日清紡ホールディングスは電子部品など多角化、イビデンは電子基板に特化しているのに対し、同社はネットワークに特化。売上高は2023年444億円から2025年500億円へ増加、営業利益率も7.0%から8.4%へ改善。キオクシアら半導体関連と比べると規模は小さいが、ニッチなネットワーク分野で存在感。データセンター向け需要を追い風に成長基調。

強み

  • ネットワーク機器に集中し、高い技術力と製品ラインナップを誇る。業界知識が深い。
  • 営業利益率が7%→8.4%と改善。コスト管理と高付加価値製品へのシフトが奏功。
  • クラウド・IoT拡大でネットワーク機器需要が増加。市場成長の恩恵を受ける。
  • アライドテレシスブランドは業界で一定の知名度。品質面での信頼を獲得。

課題

  • Ciscoなど大手ベンダーとの競争。価格競争に巻き込まれるリスク。
  • キオクシアなど半導体大手に比べ規模が小さく、調達コスト面でハンデ。
  • ネットワーク技術は進展が速く、研究開発投資の継続が必須。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がアライドテレシスホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16653正興電機製作所294億円11.4倍
26862ミナトホールディングス290億円12.9倍
36763帝国通信工業276億円20.3倍
46643戸上電機製作所273億円10.1倍
56832アオイ電子273億円366.3倍
66835アライドテレシスホールディングス271億円8.1倍
76962大真空250億円58.9倍
86626SEMITEC250億円8.0倍
96505東洋電機製造240億円7.5倍
106798SMK237億円372.6倍
116927ヘリオス テクノ ホールディング226億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

1987年の創業と米国進出

1987年3月、システム・プラス株式会社として設立され、LAN製品の開発・販売を開始した。同年9月にアライドテレシス株式会社に社名変更。同年10月には米国にAllied Telesyn International Corp.(現Allied Telesis, Inc.)を設立し、早期から海外展開に乗り出した。設立初年度からグローバル戦略を志向した点が特徴である。

1990年代の欧州・アジア展開

1990年代、欧州とアジア太平洋に相次いで子会社を設立した。1991年にドイツとシンガポール、1995年にオランダ、オーストラリア、香港、1997年に中国と、主要経済地域に販売拠点を設置した。これにより、各地域の市場ニーズを直接取り込む体制を構築。特にシンガポールと中国には製造拠点も設け、生産のグローバル化を進めた。

2000年の上場と品質認証

2000年7月、東京証券取引所市場第二部に上場(証券コード6835)。上場後、品質と環境への取り組みを強化し、2001年にシンガポール製造拠点でISO9001、2002年に中国製造拠点でISO9001、そして2004年に中国製造拠点でISO14001を取得した。これにより、国際基準に沿った製品品質と環境管理を実現している。

2004年の持株会社化とグループ再編

2004年7月、持株会社制に移行し、アライドテレシスホールディングス株式会社に商号変更した。同年、香港とシンガポールに新たな販売子会社を設立。2005年3月にはルート株式会社を完全子会社化し、国内の販売チャネルを拡充した。この再編により、グループ全体の経営効率化と事業領域の拡大を目指した。

2007年以降のサービス拡大とセキュリティ認証

2007年1月、米国空軍横田基地でIPトリプルプレイ・サービスの提供を開始し、公共施設向け大規模ネットワーク構築の実績を積んだ。2008年には日本国内各社で情報セキュリティマネジメントシステムISO/IEC 27001を取得し、セキュリティ分野にも注力。これらの活動は、単なる機器販売からサービス・ソリューションへの事業拡大を象徴する。

年表28件を開く

1980年代

  • 1987年3月創業システム・プラス株式会社が設立され、LAN製品の開発、販売を開始
  • 1987年9月商号変更アライドテレシス株式会社に社名変更
  • 1987年10月創業アメリカに Allied Telesyn International Corp. (現 Allied Telesis, Inc.)を設立

1990年代

  • 1991年1月創業ドイツに Allied Telesyn International GmbH (現 Allied Telesis International GmbH)を設立
  • 1991年2月創業シンガポールに Allied Telesyn International (Asia) Pte. Ltd. (現 Allied Telesis International (Asia) Pte. Ltd.)を設立
  • 1995年3月創業オランダに Allied Telesyn International B.V. (現 Allied Telesis International B.V.)を設立
  • 1995年6月創業オーストラリアに Allied Telesyn International (Australia) Pty. Ltd. (現 Allied Telesis International (Australia) Pty. Ltd.)を設立
  • 1995年10月創業香港に Allied Telesyn International (Hong Kong) Ltd. (現 Allied Telesis (Hong Kong) Ltd.)を設立
  • 1997年5月創業中国に Allied Telesis (China) Ltd. を設立

2000年代

  • 2000年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場(証券コード:6835)
  • 2000年8月創業ニュージーランドに開発拠点 Allied Telesyn Research Ltd. (現 Allied Telesis Labs Ltd.)を設立
  • 2001年3月品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001」認証をシンガポールの製造拠点Allied Telesis International (Asia) Pte. Ltd. において取得
  • 2001年6月環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格「ISO14001」認証をシンガポールの製造拠点Allied Telesis International(Asia) Pte. Ltd. において取得
  • 2001年10月創業アメリカに開発拠点 Allied Telesyn Networks Inc.(Allied Telesis Labs Inc.に社名変更)を設立
  • 2002年2月創業スペインに Allied Telesyn International S.L.U. (現 Allied Telesis International S.L.U.)を設立
  • 2002年5月創業中国にAllied Telesis (Dongguan) Ltd. を設立
  • 2002年7月品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001」認証を中国の製造拠点Allied Telesis (Dongguan) Ltd. において取得(現在はAllied Telesis (Dongguan) Electronic Co. Ltd.にて更新)
  • 2002年10月創業ニュージーランドに Allied Telesyn New Zealand Ltd. (現 Allied Telesis New Zealand Ltd.)を設立
  • 2004年2月環境マネジメントシステム(EMS)認証「ISO 14001」を中国の製造拠点 Allied Telesis (Dongguan) Ltd. で取得(現在はAllied Telesis (Dongguan) Electronic Co. Ltd.にて更新)
  • 2004年7月商号変更持株会社制移行に伴いアライドテレシス株式会社をアライドテレシスホールディングス株式会社に社名変更
  • 2004年7月創業香港に Allied Telesyn Hong Kong Ltd. (現 Allied Telesis Sales & Marketing (Hong Kong) Ltd.)を設立
  • 2004年11月創業香港に Allied Telesyn Asia Pacific Ltd. を設立
  • 2004年12月創業シンガポールに Allied Telesyn South Asia Pte. Ltd.(現 Allied Telesis Asia Pacific Pte. Ltd.)を設立
  • 2005年3月M&Aアライドテレシスホールディングス株式会社が、株式交換によりルート株式会社を完全子会社化
  • 2005年5月創業アメリカに Allied Telesyn Capital Corp. (現 Allied Telesis Capital Corp.)を設立
  • 2007年1月アメリカ空軍 横田基地にてIPトリプルプレイ・サービスの提供を開始
  • 2008年2月日本国内各社で情報セキュリティマネジメントシステム認証「ISO/IEC 27001」を取得
  • 2008年3月日本国内各社で環境マネジメントシステム(EMS)認証「ISO 14001」を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    利益を伴う売上成長と研究開発投資の両立

    市場ニーズを反映した研究開発を継続し、付加価値の高い製品・サービスを提供することで、利益を伴う売上成長を達成する。また、AIを本格導入し、社員が付加価値の高い業務に注力できる環境を構築してコスト構造を改善する。

  2. 02

    人的資本投資の強化

    人材を最も重要な経営資源と位置付け、専門性・能力向上のための施策を充実させ、多様な人材が強みを発揮できる環境を整備する。グローバルな人材活用、ダイバーシティ推進、柔軟な働き方対応、企業価値向上への貢献を評価する報酬制度を整備する。

  3. 03

    安定的かつ継続的な株主還元の実施

    財務健全性と将来の事業投資とのバランスを考慮し、配当を中心とした株主還元を基本とする。経営環境や資本効率を総合的に勘案し、機動的な施策を検討する。IR活動を充実させ、株主との建設的な対話を通じて長期的な企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,856人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は954万円で、9期前と比べて+51.0%平均年齢は45.9歳、平均勤続年数は16.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,712
2017年12月1,621
2018年12月1,686
2019年12月63245.215.01,691
2020年12月66745.115.01,724
2021年12月70445.115.01,807
2022年12月72047.316.01,792
2023年12月84244.913.01,850
2024年12月84244.514.01,879181
2025年12月95445.916.01,856226

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 1 / 海外 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
米州 — 本社(米国)1,612百万円
APAC (注)2 — 本社(シンガポール)925百万円
米州 — エバレット事務所(米国)924百万円
米州 — ノースカロライナ事務所(米国)907百万円
APAC (注)2 — 本社(ニュージーランド)544百万円
APAC (注)2 — 本社(中国)499百万円
米州 — 日本支店(アメリカ空軍横田基地内等) (東京都福生市等)332百万円
本社 — 東京都品川区152百万円
日本
京橋イノベーションセンター — 東京都中央区83百万円
日本
藤沢事業所 — 神奈川県藤沢市77百万円
日本
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Allied Telesis International(Asia) Pte.Ltd. (注)1
    Singapore
    議決権100.0%
  • 海外
    Allied Telesis (Hong Kong)Ltd. (注)1
    香港 中国
    議決権100.0%
  • 海外
    Allied Telesis, Inc. (注)5
    San Jose U.S.A.
    議決権94.8%
  • 海外
    Allied Telesis International B.V. (注)2
    Hoofddorp Netherlands
    議決権100.0%
  • 海外
    Allied Telesis Capital Corp. (注)1
    San Jose U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    Allied Telesis Asia Pacific Pte. Ltd. (注)2
    Singapore
    議決権100.0%
  • 海外
    Allied Telesis (Dongguan)Electronic Co.Ltd. (注)2
    広東省 東莞市 中国
    議決権100.0%
  • 海外
    Allied Telesis Labs Ltd.
    Christchurch New Zealand
    議決権100.0%
  • 海外
    Allied Telesis Wireless Ltd. (注)3
    Israel
    議決権100.0%
  • 海外
    A llied Telesis (China) Ltd. (注)3
    北京市 中国
    議決権100.0%
  • 国内
    その他15社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は500億円営業利益42億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.1%、利益が+23.5%。

売上高
+3.1%
500億円
営業利益
+23.5%
42億円
純利益
-19.4%
29億円
営業利益率
8.4%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高520億円500億円
営業利益36億円42億円
純利益29億円29億円
1株あたり配当¥9¥9

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は235億円、営業利益は12億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−0.8%、営業利益は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1161311.210
2023年2Q91−4−4.4−5
2023年3Q11576.14
2023年4Q1222
2024年1Q11886.85
2024年2Q107−1−0.9−1
2024年4Q2602710.432
2025年2Q237145.95
2025年4Q2632810.624
2026年2Q235125.110

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は283億円から500億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月283117
2013年12月29981
2014年12月302−4−40
2015年12月284−27−27
2016年12月293−41
2017年12月292811
2018年12月28612
2019年12月291−21
2020年12月29442
2021年12月3331014
2022年12月4153086
2023年12月4441911
2024年12月48534377.036
2025年12月50042388.429

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高500億円のうち、営業利益として残るのは42億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は29億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.4%207億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%250億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
58.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.3pt
14.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが67億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは62億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は170億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月20−23−5−352
2013年12月−1−2615−2744
2014年12月−2−81−1039
2015年12月−123142
2016年12月4−2−1242
2017年12月16−3−61347
2018年12月−8−1110−1936
2019年12月4−100−630
2020年12月9−58441
2021年12月25−4−162147
2022年12月84−15−426991
2023年12月−1−1026−11107
2024年12月5729−5486143
2025年12月67−5−3362170

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は487億円。このうち返さなくてよい自己資本が213億円で、自己資本比率は43.8%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月25512712847.4
2013年12月27610916737.1
2014年12月2356317224.0
2015年12月2023416813.5
2016年12月2103517515.2
2017年12月2104516520.0
2018年12月2274718019.4
2019年12月2474420317.6
2020年12月2584321516.5
2021年12月2896222721.2
2022年12月41615825837.8
2023年12月45517528038.3
2024年12月46519527041.8
2025年12月48721327443.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
170億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
86億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
65億円
在庫として抱えている分
負債合計
274億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中33位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中183位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.8%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.1%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥258で、1年前と比べて+43.4%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥258-1.9%1ヶ月+6.2%1年+43.4%時価総額271億円
過去52週の値幅
安値¥185高値¥381

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.1倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR1.25倍
配当利回り3.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で-4.08%と下落傾向にあり、8月19日には-5.24%と急落し、終値235円は25日線(247.32円)を5.0%下回った。52週高値381円からは38.3%下落し、年初来の上昇(+36.35%)を大幅に削る展開。75日線(254.11円)も下回り、200日線(257.5円)も割り込んでおり、中長期トレンドは弱気に転じた可能性がある。出来高は8月17日に904,300株と膨らんだ後、8月19日には621,600株と高水準で、売り圧力が継続している。RSIは50.77と中立圏で、まだ下落余地があると見られる。週足では7月中旬以降、上値を切り下げる展開が続き、25日線を明確に下回っており、短期的な戻りは鈍い。今後の下値目途は52週安値177円が意識されるが、まずは25日線を回復できるかが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 8.16倍、PBR 1.27倍、配当利回り3.46%で、同業界平均のPER 30.62倍、PBR 2.16倍、配当利回り2.21%と比較して、特にPERと利回りで大きく割安です。ROE 14.3%は良好で、収益性も高いです。ただし直近の純利益は減少傾向で、今期予想PERも9.3倍とやや上昇が見込まれますが、それでも割安水準です。配当性向42.6%と安定しており、今後の業績回復が期待されます。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.1倍30.8倍
PER (予想)9.2倍
PBR1.25倍2.58倍
ROE14.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、ネットワーク機器の需要拡大と市場競争の激化です。強気派は、通信需要の増加や企業のDX投資の伸びが売上を後押しし、高い収益性を維持できると見ます。弱気派は、海外勢の参入や価格競争で、成長が鈍化し利益率が低下するリスクを指摘します。売上成長の持続性と、競合に対する差別化戦略が焦点です。

プラスに働く材料7
  • 売上・利益の成長

    2025年12月期は増収増益、営業利益率8.4%と高い。

  • DX需要の追い風

    企業のデジタル投資が継続し、ネットワーク機器の需要が旺盛。

  • 国内シェアの強み

    確立した国内シェアとブランドで安定した需要を見込む。

  • 売上高500億円到達、3年連続増収通年影響

    売上高は444→485→500億円と伸び、2025/12期は前期比3.1%増。増収基調が継続

  • 営業利益率7.01%から8.4%へ改善通年影響

    2024/12期の営業利益34億円、営業利益率7.01%から2025/12期は42億円、8.4%に1.4ポイント改善

  • PBR1.27倍・ROE14.3%で割安修正継続影響

    PBR1.27倍はROE14.3%に対し低水準、資本効率を評価しPBR1.5倍台への見直し余地

  • 外国人保有率53.8%が需給下支え継続影響

    外国人持ち株比率53.8%と高く、海外投資家の継続買いで需給が締まる

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    海外ネットワーク機器大手との価格競争が激しい。

  • 成長鈍化の懸念

    市場成長の減速で増収率が低下する可能性。

  • 利益率の変動

    2023年12月期は営業利益が大きく減少した実績がある。

  • 純利益36億円から29億円へ約2割減通年影響

    2024/12期36億円に対し2025/12期29億円、約19.4%減益でEPS低下が株価重し

  • 予想PER9.3倍と実績8.16倍の逆ざや通年影響

    実績PER8.16倍に対し予想PER9.3倍は市場が減益を想定、バリュエーションが膨らむ

  • 売上高増加率が9.2%から3.1%へ急減速通年影響

    2024/12期は前年比9.2%増、2025/12期は3.1%増と伸び率鈍化、成長期待が剥落

  • 株価60.6%上昇による利益確定売り不定影響

    過去1年で株価は60.6%上昇し、高値圏での調整リスクがある

次の決算で確かめる点
法人向け売上高
主要顧客である企業向け需要の動向を直接示すため。
営業利益率
競争環境下での収益性の維持・改善を確認するため。
新製品投入ペース
市場シェアを守るための技術競争力を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり9で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは3.49%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥9
1株あたり
配当利回り
3.49%
いまの株価に対して
配当性向
42.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年12月641.2
2025年12月833.342.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥9

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ13,444人。区分でいちばん多いのは外国法人53.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.0%を占め、残る99.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人44.244.546.748.449.753.4
個人・その他51.649.947.344.044.135.7
証券会社2.84.02.64.64.09.5
金融機関0.60.51.30.60.20.6
事業法人0.40.61.71.91.50.4
外国人個人0.50.40.50.50.50.4
自己株式0.00.00.00.01.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01OSHIMA GENERAL HOLDINGS No.1,LLC(常任代理人:みずほ証券株式会社)45.39
02立花証券株式会社6.44
03横山 尚之1.44
04UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.91
05JPモルガン証券株式会社0.76
06野村證券株式会社(常任代理人:株式会社三井住友銀行)0.75
07BOFAS INC SEGREGATION ACCOUNT(常任代理人:BOFA証券株式会社)0.60
08アライドテレシスホールディングス従業員持株会0.52
09楽天証券株式会社共有口0.52
10福永 嘉之0.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+339%、1株純資産は14期で+96%。直近期のROEは14.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月61036.112.025.3
2013年12月1940.9108.0
2014年12月−3652
2015年12月−2525
2016年12月1293.856.0
2017年12月103930.66.0
2018年12月2404.945.0
2019年12月1403.167.0
2020年12月2394.355.0
2021年12月125626.48.0
2022年12月7814378.71.0
2023年12月101596.610.01.3
2024年12月3318119.53.041.2
2025年12月2820314.39.042.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額239百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
サチエ・オオシマ代表取締役 会長兼社長
木村進一取締役
高島虎明取締役 CFO
ユージン・リム取締役 COO
井上隆司取締役(監査等委員)
石本和昭取締役(監査等委員)
アッシュ・パドワル取締役(監査等委員)

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)521321343
社外取締役317176
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容234字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社の計27社で構成されており、日本、米州、EMEA及びAPACにて情報通信及びネットワーク関連製品の研究開発、製造及び販売を主な事業としております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 〔事業の系統図〕 (2025年12月31日現在)
経営方針・対処すべき課題1,562字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項に記載する経営方針及び中長期的な経営戦略は、2028年を最終年度とする中期経営計画に基づき策定されたものであり、同計画において掲げた基本方針及び重点施策の方向性を反映しています。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、先端技術とインテグリティを軸とした企業活動を通じて持続的な価値創出を目指すことを基本方針とし、ネットワーク関連事業を展開しております。ネットワーク機器の専業メーカーとして培ってきた技術力・ブランド力を基盤に、製品及び運用・サービスの高度化を通じて、セキュリティを含むITインフラ全体の価値向上を支援するソリューション型ビジネスへの進化を進めております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、財務の健全性を維持しつつ持続的な成長を実現するため、売上高成長率及び営業利益率を重要な経営指標として位置付けております。2028年を最終年度とする中期経営計画においては、利益を伴う売上成長と規律ある研究開発投資を両立させ、企業価値の継続的な向上を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2028年を見据えた中期経営計画において、「持続的成長」「人的資本投資」「株主還元」の三本の柱を中核とした経営戦略を推進しております。 ① 持続的成長:利益を伴う売上成長を達成するため、市場ニーズを的確に反映した研究開発を継続し、付 加価値の高い製品・サービスを提供します。また、AIを本格導入することにより、社員一人ひとりが付 加価値の高い業務に注力出来る環境を構築し、コスト構造を改善してまいります。 ② 人的資本投資:人材を最も重要な経営資源の一つと位置付け、長期的な企業価値向上を支える基盤とし て、人的資本への投資を継続的に強化してまいります。具体的には、社員一人ひとりの専門性及び能 力の向上を図るための施策を充実させ、多様な人材がそれぞれの強みを発揮できる環境整備を進めてま いります。また、グローバルに事業を展開する企業として、国や地域の枠を超えた人材の活躍を促進す るとともに、ダイバーシティの推進や柔軟な働き方への対応を通じて、持続的な成長を支える組織の構 築を目指します。あわせて、企業価値向上への貢献が適切に評価される報酬制度を整備します。 ③ 株主還元:持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するためには、株主の皆様との信頼関係をベ ースとした適切な株主還元が重要であり、財務の健全性及び将来の事業投資とのバランスを踏まえな がら、安定的かつ継続的な株主還元の実施に努めてまいります。 具体的には、配当を中心とした株主還元を基本としつつ、経営環境や資本効率等を総合的に勘案しなが ら、機動的な施策の検討を行ってまいります。あわせて、IR活動を充実させ、経営方針や成長戦略に関 する情報発信を強化し、株主及び投資家との建設的な対話を重ねることで、長期的な企業価値の向上 を目指してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが属する情報通信機器業界では、デジタル化の進展やAI技術の進化を背景に、ネットワークの高度化、セキュリティ強化、運用の効率化が強く求められております。これらの市場ニーズを的確に捉えるとともに、原材料調達やサプライチェーンの安定化、人材確保及びガバナンス強化が重要な経営課題と認識しております。当社グループは、組織改革、在庫集約、非コア事業の見直し等を通じて経営基盤の強化を進め、変化の大きい事業環境においても持続的な成長を実現してまいります。
事業等のリスク4,329字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし、これらのリスクは必ずしも全てのリスクを網羅したものではなく、記載された以外にも重要性が低いと考えられるリスクや想定していないリスクも存在します。 なお、記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づいて、当社グループが判断したものであります。 ① 政治・経済情勢に関するリスク 当社グループは19か国に連結子会社を有し事業を展開しております。各国・地域の政治・経済情勢の変化により、特定の国・地域での生産及び販売に支障が出た場合又は需要の急減等の事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、グループ内での情報収集や第三者機関を通じた政治・経済情勢の変化及び政策変更等をモニターすることにより、これらリスクの兆候を早期に把握し対応する体制を取っております。また、生産拠点や販売拠点を分散することにより、特定の国・地域への依存を回避し、リスクの低減に努めております。 ② 調達に関するリスク 当社グループの製品には多数の精密電子部品(IC、メモリー、光デバイス等)を使用しており、複数のサプライヤーから調達しております。これらの部品は世界的な需給バランスの影響を強く受ける傾向があり、当社グループが属する業界以外や特定の地域からの需要の増加、災害等による供給の減少、また、特定の国・地域での人件費の高騰等により部品価格が上昇する可能性があります。 当社グループは、これらの部品の安定的な調達のため、調達先の分散並びに関係強化に取り組み、同時に代替品の検討等も進めております。しかしながら、需給バランスの変化等により当社グループの調達に想定を超える支障が出た場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法規制に関するリスク 各国・地域の安全基準、環境基準及び輸出関連規制等は様々であり、当社グループは、部品サプライヤーに対する安全基準、環境基準の確認、外部機関による監査等を通じ、これらの基準や規制等に適合する製品を提供しております。また、グループ内での情報収集・共有化を図り輸出関連規制の改正による影響を把握し、違法性のモニタリングを通じて必要に応じ取引体制を整備しております。さらに、専門機関の協力を得て、基準や規制の改正情報を早期に把握するように努めております。 しかしながら、予期しない基準や規制等の改正により、製品の製造及び販売に支障が出た場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 品質に関するリスク 当社グループは、製品の企画・開発から、調達、製造、販売、ならびにサポート・サービスに至るまでの一連のバリューチェーン全体を通じて、品質確保及びお客様満足度の向上に取り組んでおります。 具体的には、調達段階においては、調達先に対する認証取得状況や規格適合性、過去の実績及びサポート体制等の事前調査を行い、品質マネジメントシステムに基づく評価により、事前のリスク評価と対策を実施しております。開発及び設計段階では、製品仕様や用途に応じた品質基準を設定し、設計レビューや工程管理を通じて、品質リスクの低減に努めております。製造段階では、工場における工程内検査や出荷前検査等を実施することで、不具合の未然防止及び不良品の流出防止に取り組んでおります。さらに、販売及びサポート・サービス段階においては、お客様との継続的な対話を通じて製品・サービスの使用状況や課題を把握し、不具合の早期発見及び対応に努めるとともに、品質改善へのフィードバックを行っております。加えて、万一の事態に備え、適切な賠償保険への加入を行っております。 しかしながら、これらの対策にもかかわらず、想定を超える問題が生じ、顧客システムの停止等による損害や生命・身体に危険を及ぼすことによる多額の損害賠償責任や事実関係の当否にかかわらず当社グループの社会的信頼の損失などを負った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 為替に関するリスク 当社グループの連結売上高に占める海外の比率はおおよそ30%~50%で推移しております。また、日本における当社グループの製品等の仕入れは主に米ドル建で決済しており、為替変動の影響を受け易くなっております。さらに、当社グループは国外18か国で事業を行っているため、研究開発費等の海外の費用についても、為替変動の影響を受け易くなっております。これらの影響を軽減するため、市場リスク管理要領を定め、為替変動による損益インパクトの感応度分析を行うとともに、必要に応じて為替予約取引等のヘッジを行っております。 しかしながら、すべてのリスクを排除することは困難であり、急激な為替相場の変動が起きた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法令遵守に関するリスク 当社グループは、企業倫理規程等のコンプライアンス体制に係る規程を制定し、全役職員が法令、定款及び社会規範を遵守した行動を取るための行動規範として教育等を実施するとともに、各国・地域の特性に応じ、拠点ごとの社内研修等を実施しております。また、コンプライアンス体制の運用評価及び整備・強化・有効性の維持・向上のために必要な諸施策の提言など、組織横断的なリスク状況の監視及び全社的対応を行う統合コンプライアンス委員会を設置するほか、法令上疑義ある行為等について使用人が直接に情報提供を行う手段としてコンプライアンス・ホットラインを設置し、法令遵守の徹底を図っております。 しかしながら、これらの対策を講じても、役職員の故意又は過失により重大な法令違反等が発生し、社会的信用の失墜や損害賠償責任などを負った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、システム構築やサポート・サービスにおいて、お客様や取引先の個人情報あるいは機密情報を入手することがありますが、これらの情報管理において、サイバー攻撃等による不正アクセスや改ざん、データの破壊・紛失・漏洩等が発生する可能性があります。 これらのリスクを回避するため、情報セキュリティ基本方針や個人情報保護方針等の社内ルールの制定、プライバシーマークや情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格であるISO/IEC 27001の認証取得により、役職員の情報セキュリティに関する意識向上を図る教育・啓発活動を実施しております。また、業務データの暗号化やPCのシンクライアント化、外部からの不正アクセスに対する情報システムの構築等の対策を講じております。さらに、適切な損害賠償保険に加入し、万一の事態に備えております。 しかしながら、予測できないサイバー攻撃やコンピュータウイルスの侵入等により、個人情報あるいは機密情報等が漏洩したことにより、多額の損害賠償責任や事実関係の当否にかかわらず当社グループの社会的信頼の損失などを負った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 知的財産権に関するリスク 製品開発において、当社グループが第三者の知的財産権を侵害するリスク及び当社グループの知的財産権が第三者に侵害されるリスクが存在します。 これらのリスクを回避するため、知的財産権の取得方針と責任者を定め、組織的に管理運用する体制を整備しております。製品の開発段階、出荷前、サービス提供等の各フェーズにおいて入念な調査・確認を実施し、第三者の知的財産権の侵害を回避しております。なお、万一見解の相違等により第三者から知的財産権の侵害を指摘された場合やライセンス条件の変更等に備え、知的財産の専門人材を配置するとともに、弁護士・弁理士等と連携し適切に対応する体制を整えております。また、当社グループは、製品開発の中で多くの技術やノウハウを蓄積し、それらの保護を目的に知的財産権の取得に努めております。しかしながら、一部の国・地域においては、知的財産権の保護制度が不十分な場合があり、第三者が当社グループの知的財産権を使用して類似製品を製造・販売する可能性があります。これらに対応するため、グループ各社で常に情報収集を行い、必要に応じて弁護士・弁理士等と連携し適切に対応する体制を整えております。 しかしながら、リスクに十分に対応できなかった場合や当社グループが認識していない知的財産権が存在し、製品の製造・販売に支障が出た場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 災害等に関するリスク 当社グループが事業展開する国・地域等において地震等の自然災害やテロ等が発生した場合には、各拠点の設備等が壊滅的な被害による操業が中断するだけでなく、修復や代替設備等に関する巨額の費用が発生する可能性があります。 これらの影響を最小限に抑えるため、販売・生産拠点の分散、耐震工事の実施、適正在庫の保持並びに損害保険加入等の施策を講じておりますが、想定を超える災害等が突発的に発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩人的資本に係るリスク 当社グループが持続的な成長を遂げるためには、高度な技術を有するエンジニア人材を安定的に採用・確保し続けることが不可欠です。 一方で、IT・デジタル分野を中心にエンジニア人材の需給は逼迫しており、優秀なエンジニア人材の採用をめぐる競争は年々激化しています。当社グループは、このようなリスクへの対応として、国内外においてエンジニア人材の確保に取り組んでいます。具体的には、市場競争力を踏まえた報酬体系の整備、技術系人材のキャリアパスの明確化、リモートワーク等を含む柔軟な働き方の推進、エンジニアが能力を最大限発揮できる開発環境の整備を進めています。 しかしながら、当社グループが求める水準のエンジニア人材を計画どおりに採用・確保し、継続的に雇用できる保証はなく、これらが十分に確保できない場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,007字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復を背景に、通年を通して緩やかな回復基調で推移しました。一方、物価上昇やエネルギー価格の高止まり、円安の継続などが個人消費の重荷となり、景気の持続性には懸念が残りました。 世界経済は、緩やかな回復基調で推移した一方、主要国の金融政策を巡る不透明感を背景に、市場の不安定な動きが続きました。さらに、ウクライナ情勢の長期化や中東地域の緊張などの地政学的リスク、米国の通商政策動向による国際貿易の先行き不透明感も相まって、世界経済を取り巻く環境は総じて不確実性の高い状況が続きました。 当社グループが属する情報通信機器業界は、生成AIの普及拡大に伴うデータトラフィック増加を背景に、国内外でデータセンター向けネットワーク機器の需要が引き続き堅調に推移しています。 国内では、自治体・教育分野におけるICT環境の更新需要が高まり、GIGAスクール構想の第2期となる「NEXT GIGA」に向けた設備の更改が進展しつつあります。 海外市場においても、生成AIやクラウドサービスの拡大を背景に、データセンターの増設及び高速・大容量通信インフラへの投資が継続しており、スイッチやルーターなど企業向けネットワーク機器の需要は堅調に推移しています。さらに、サイバー攻撃の高度化を受け、国内外の企業・自治体において不正アクセス防御の強化が進んでおり、ネットワークとセキュリティを一体で捉えた統合的な製品・サービス需要が高まっています。 このように、AI活用の高度化、教育ICTの更新需要に加え、サイバーセキュリティ対策の強化が進む中で、情報通信機器市場は総じて堅調な推移を続けております。 当連結会計年度の業績は、日本での売上が好調となったことから、売上高は499億50百万円(前連結会計年度比3.1%増)となりました。 利益面では、開発費の減少や組織再編による効率化により一部費用は抑制されましたが、米州及びEMEA地域における営業体制強化に伴い人件費が増加した結果、販売費及び一般管理費は増加しました。一方で、売上拡大により売上総利益が着実に伸長し、営業利益は42億28百万円(前連結会計年度比23.5%増)となりました。また、前期は外貨建て資産・負債の評価による為替差益4億97百万円を計上しましたが、今期は同要因による為替差損3億10百万円を計上しました。しかし、営業利益の増加がその影響を吸収し、経常利益は37億99百万円(前連結会計年度比1.9%増)となりました。一方、今期は前期に計上した固定資産売却益16億61百万円の寄与がなく、APAC地域で事業再編損73百万円を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は29億19百万円(前連結会計年度比18.9%減)となりました。 当連結会計年度における当社グループの所在地別セグメント売上高の概要は以下のとおりです。 ■日本 日本では、顧客ニーズに対応した高付加価値の提案や大型案件の獲得が進み、売上は総じて堅調に推移しました。市場別では、自治体および教育分野での需要が特に拡大し、成長を牽引しました。製品別では、スイッチ製品群および無線LAN製品の販売が引き続き伸長し、売上増加に寄与しました。この結果、日本での売上高は332億22百万円(前連結会計年度比10.1%増)となりました。 ■米州 米州では、米連邦政府向け売上が新政策を巡る不確実性や歳出制約、さらに年後半の政府機関閉鎖の影響を受け、減収となりました。一方、米軍基地における居住者向けインターネットサービスの売上は堅調に推移しました。製品別では、連邦政府への売上の減少に伴い、ネットワークインターフェースカードの売上が減少しました。この結果、米州全体での売上高は77億75百万円(前連結会計年度比11.0%減)となりました。 ■EMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ) EMEAでは、防衛関連需要の増加を背景に欧州主要国で売上が伸長しました。一方、スペインおよびイタリアでは政府予算の遅れや前期大型案件の反動で減収となったものの、両国以外の販売拠点の増収が全体を下支えしました。製品別では、スイッチ製品群の売上が増加しました。この結果、EMEA全体での売上高は60億38百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。 ■APAC(アジア・オセアニア) APACでは、インドを除く各国で進めた事業再編の影響も重なり、地域全体として減収傾向となりました。一方、ベトナム、シンガポール、オーストラリアでは営業活動の効率化や大型案件の獲得が寄与し、堅調に推移しました。製品別では、スイッチ製品群、無線LAN製品の売上が減少しました。この結果、アジア・オセアニア全体での売上高は29億12百万円(前連結会計年度比18.8%減)となりました。 当連結会計年度末の資産合計は487億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億42百万円の増加となりました。流動資産は371億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億58百万円の増加となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が15億10百万円減少した一方で、現金及び預金が27億69百万円増加したことによるものです。また、固定資産は115億50百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億84百万円の増加となりました。これは主に、使用権資産が4億34百万円増加したことによるものです。 当連結会計年度末の負債合計は273億95百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億60百万円の増加となりました。流動負債は225億21百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億97百万円の増加となりました。これは主に、契約負債が10億43百万円、支払手形及び買掛金が7億53百万円増加したことによるものです。また、固定負債は48億73百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億37百万円の減少となりました。これは主に、長期借入金が11億83百万円減少したことによるものです。 当連結会計年度末の純資産合計は213億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億82百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を29億19百万円を計上したこと、剰余金の配当6億46百万円、自己株式の消却6億89百万円により利益剰余金が15億83百万円増加したことによるものです。 以上の結果、自己資本比率は43.8%となり、前連結会計年度末より2.0ポイントの上昇となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ27億69百万円増加となる170億29百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、以下のとおりであります。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度の営業活動による収入は67億47百万円となり、前連結会計年度に比べ10億4百万円の収入増加となりました。これは主に、棚卸資産の増減額の増加が24億39百万円増加した一方で、売上債権及び契約資産の増減額の減少が26億75百万円増加し、仕入債務の増減額の増加が13億60百万円増加したことによるものです。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度の投資活動による支出は5億37百万円となり、前連結会計年度に比べ34億12百万円の支出増加となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入が33億69百万円減少したことによるものです。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度の財務活動による支出は33億39百万円となり、前連結会計年度に比べ20億99百万円の支出減少となりました。これは主に、前連結会計年度において、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出を20億93百万円計上していたことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   -   - 米州(千円)   -   - EMEA(注)1(千円)   -   - APAC(注)2(千円)   10,579,822   105.0 合計(千円)   10,579,822   105.0 (注) 1  ヨーロッパ、中東及びアフリカ。 2 アジア・オセアニア 3  金額は、製造原価によっております。 当連結会計年度における商品仕入高、委託生産に伴う仕入高及び生産に伴う原材料・部品の仕入高の実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   7,379,231   133.8 米州(千円)   1,035,696   99.8 EMEA(注)1(千円)   219,353   51.6 APAC(注)2(千円)   8,825,273   110.4 合計(千円)   17,459,555   116.6 (注) 1  ヨーロッパ、中東及びアフリカ。 2 アジア・オセアニア。 3  金額は、仕入価額によっております。 b. 受注実績 当社グループの取扱品目は原則として全てが標準製品でありますので、個別受注生産は行わず、見込み生産を行っております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   33,222,855   110.1 米州(千円)   7,775,416   89.0 EMEA(注)1(千円)   6,038,866   101.1 APAC(注)2(千円)   2,912,926   81.2 合計(千円)   49,950,064   103.1 (注) 1  ヨーロッパ、中東及びアフリカ。 2 アジア・オセアニア。 3  セグメント間の取引については相殺消去しております。 4  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ダイワボウ情報システム株式会社   8,196,117   16.9   8,142,547   16.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の業績は、売上高は499億50百万円(前連結会計年度比3.1%増)、営業利益は42億28百万円(前連結会計年度比23.5%増)、経常利益は37億99百万円(前連結会計年度比1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、29億19百万円(前連結会計年度比18.9%減)となりました。 <売上高> 売上高は、年間を通して日本で売上が好調となったことから、前連結会計年度(484億58百万円)から14億91百万円増加し、499億50百万円と、増収となりました。 地域別では、日本では、顧客ニーズに対応した高付加価値の提案や大型案件の獲得が進み、自治体及び教育分野での受注が増加しました。製品別では、スイッチ製品群及び無線LAN製品の販売が伸長しました。この結果、日本での売上高は332億22百万円(前連結会計年度比10.1%増)となりました。 米州では、米連邦政府向け売上が新政策を巡る不確実性や歳出制約、さらに年後半の政府機関閉鎖の影響を受け、減収となりました。一方、米軍基地における居住者向けインターネットサービスの売上は堅調に推移しました。製品別では、ネットワークインターフェースカードの売上がが減少しました。この結果、米州全体での売上高は77億75百万円(前連結会計年度比11.0%減)となりました。 EMEAでは、防衛関連需要の増加を背景に欧州主要国で売上が伸長しました。一方、スペインおよびイタリアでは政府予算の遅れや前期大型案件の反動で減収となったものの、両国以外の販売拠点の増収が全体を下支えしました。製品別では、スイッチ製品群の売上が増加しました。この結果、EMEA全体での売上高は60億38百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。 APACでは、インドを除く各国で進めた事業再編の影響も重なり、地域全体として減収傾向となりました。一方、ベトナム、シンガポール、オーストラリアでは営業活動の効率化や大型案件の獲得が寄与し、堅調に推移しました。製品別では、スイッチ製品群、無線LAN製品の売上が減少しました。この結果、アジア・オセアニア全体での売上高は29億12百万円(前連結会計年度比18.8%減)となりました。 <売上総利益> 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度(278億99百万円)から13億75百万円増加し、292億75百万円となりました。これは、売上高総利益率の改善に加え、増収に伴って増加したことによるものです。 <営業利益> 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度(34億24百万円)から8億3百万円増加し、42億28百万円となりました。これは、開発費の減少や組織再編による効率化により一部費用は抑制されましたが、米州およびEMEA地域における営業体制強化に伴い人件費が増加した結果、販売費及び一般管理費は増加した一方、売上拡大により売上総利益が着実に伸長したことによるものです。 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 目標とする経営指標」に記載のとおりであります。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品の原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの借入を基本としており、設備投資資金の調達につきましては自己資金及び一部は金融機関からの長期借入を行う等、資金調達の多様性を図っております。 なお、当連結会計年度末現在における重要な資本的支出の予定はありません。 当連結会計年度末における有利子負債の残高は63億43百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は170億29百万円となっております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。海外の連結子会社は、各国の会計処理基準に準拠しております。連結財務諸表の作成にあたっては、連結会計年度末における資産、負債及び偶発債務並びに連結会計年度における収益、費用に影響を与える見積りを行っておりますが、実際の結果と異なる場合があります。有形固定資産は取得原価により計上し、見積り耐用年数に基づき減価償却を行っております。自社利用ソフトウェアについては見込利用期間に基づき償却を行っております。投資有価証券については時価又は実質価額が著しく下落した場合には、回復する見込があると認められる場合を除き減損処理をしております。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる事項)」に記載しております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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