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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アバールデータ

AVALDATA CORPORATION6918 · Standard · 電気機器

産業用電子機器の専業メーカー。自社製品と受託製品の二軸で、半導体製造装置関連や計測機器を手掛ける。

概要

1959年に東洋通信工業として創業、1988年にアバール、1989年にトーヨーデータと合併して現在のアバールデータとなった。産業用電子機器の自社製品(組込みモジュール、画像処理モジュール、計測通信機器)と受託製品(半導体製造装置関連、産業用制御機器、計測機器)を手がける。東京都町田市に本社、従業員199名。2026年3月期の売上高は88億円、営業利益7億円。東京証券取引所スタンダード市場上場。

自社製品と受託製品の二本柱

当社は報告セグメントを自社製品と受託製品の二つに区分する。自社製品は組込みモジュール、画像処理モジュール、計測通信機器(高速通信モジュール「GiGA CHANNEL」など)の開発・製造・販売を行い、2026年3月期の売上高は31億円(構成比35.3%)であった。受託製品は半導体製造装置関連、産業用制御機器、計測機器の開発・製造・販売で、同じく同57億円(64.7%)を計上した。受託製品の主要顧客には株式会社ニコンや東京エレクトロン株式会社などが含まれ、半導体製造装置関連が売上の大宗を占める。

2026年3月期の業績と財務体質

2026年3月期の売上高は8,830百万円(前期比19.6%減)、営業利益690百万円(同51.4%減)、当期純利益554百万円(同51.3%減)と大幅な減益となった。半導体製造装置市場でPC・スマートフォン向け需要の回復が鈍く、FA向け設備投資が抑制されたことが響いた。一方で財政状態は堅調で、総資産225億円に対し負債は22億円と自己資本比率は約90%と高い。投資有価証券の時価変動により固定資産が増加したが、現金及び預金も87.6億円と潤沢である。

拠点と生産体制の拡充

本社は東京都町田市に置き、神奈川県厚木市に厚木事業所(生産拠点)、海老名市に海老名オフィス(営業拠点)、山梨県韮崎市に山梨R&Dセンター(研究開発拠点)を有する。2023年9月には厚木事業所に新2号館を完成させ生産スペースを拡充、2024年6月には山梨R&Dセンターを開設した。生産拠点は厚木に集約され、ISO9001(1995年取得)およびISO14001(2001年取得)の認証を受けている。従業員数は199名(2026年3月期)で、少人数ながら高付加価値製品を手作業と自社設備で生産する体制をとる。

業界の中での役割は産業用電子機器メーカー(自社製品と受託製品)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
88億円
営業利益
7億円
営業利益率
8.0%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
受託製品57億円64.8%6億円10.5%
自社製品31億円35.2%7億円22.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01産業用電子機器全般主力

自社製品として組込みモジュール、画像処理モジュール、計測通信機器を、受託製品として半導体製造装置関連、産業用制御機器、計測機器を製造・販売。主要顧客はニコン、東京エレクトロン等。

主要顧客株式会社ニコン、東京エレクトロン株式会社

主な製品・サービス4
組込みモジュール
機器に組み込むための電子回路モジュール。様々な産業機器の制御・処理に用いられる。
画像処理モジュール
カメラやセンサーからの画像データを処理するモジュール。検査・認識用途に使用。
計測通信機器
電気信号や通信データを計測・解析する機器。試験・測定用途に使用。
半導体製造装置関連
半導体製造工程で使用される装置の構成部品やユニット。受託製品として供給。

製品と技術

組込みモジュールと画像処理モジュール

組込みモジュールはVMEバス、Compact PCI、PCIバスなどの産業用バス規格に準拠したボードコンピュータ製品群である。半導体製造装置、医療機器、FA全般、電力・通信関連向けに供給され、2026年3月期の売上高は5.36億円(前期比13.2%減)。画像処理モジュールはPCIバスやCoaXPress規格に対応し、FA全般、各種検査装置、液晶関連機器に使われる。2011年に世界初のCoaXPress対応製品を投入した実績があり、同セグメントの売上高は14.9億円(同8.1%減)であった。両製品とも顧客の装置高性能化に貢献する差別化技術を強みとする。

計測通信機器「GiGA CHANNEL」シリーズ

2003年に開発された「GiGA CHANNEL」は、超高速シリアル通信モジュールのシリーズである。検査装置向けにデータ転送の高速化を実現し、2026年3月期の売上高は8.26億円(前期比43.5%減)と大幅に減少したが、これは一部顧客の在庫調整による。同シリーズに加え、2009年に超高速アナログ変換ボード「Express Converter」、2012年に超高速光通信カメラインターフェイス「Opt-C:Link」を製品化してきた。これらの製品は計測・通信・画像分野の高速データ処理ニーズに応える。

受託製品における半導体製造装置関連

受託製品セグメントの最大品目は半導体製造装置関連で、2026年3月期の売上高は41.4億円(前期比28.1%減)。主に制御部品を提供し、主要顧客である株式会社ニコンや東京エレクトロン株式会社向けの生産が中心である。当該製品は顧客の装置仕様に基づくカスタマイズ品で、長期にわたる取引関係と品質管理能力が競争力の源泉となっている。同セグメントには産業用制御機器(10.6億円)や計測機器(5.07億円)も含まれ、全体では57.1億円の売上を計上した。半導体市況の変動に影響を受けやすい一方、他の産業用機器とのポートフォリオでリスク分散を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

電子部品実装で中堅、業績減少基調

当社は電子部品の表面実装関連装置を手掛ける中堅メーカー。売上高は2024/3期126億円から2026/3期88億円へ減少見込みで、業績は縮小傾向にある。営業利益率は2025/3期12.73%から2026/3期7.95%と低下。同業のイビデンは半導体パッケージ基板で強みを持つが、当社は実装装置に特化。キオクシアHDはメモリ半導体専業で直接の競合ではないが、設備投資動向が影響する。市場は半導体・電子部品全体の需要変動に左右され、顧客の設備投資抑制リスクがある。

強み

  • 電子部品実装装置で高い技術力を持ち、ニッチなポジションを確立。
  • 2025/3期は12.73%と、製造業として健全な水準を維持。
  • スマートフォンや車載向けなど、精密実装に対応する製品群。
  • 国内外の電子部品メーカーとの取引実績が豊富。

課題

  • 2026/3期売上88億円と減少傾向で、市場縮小の可能性。
  • 営業利益率が7.95%と低下、コスト管理が課題。
  • 電子部品業界の設備投資サイクルに依存し安定性に欠ける。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がアバールデータ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16962大真空250億円58.9倍
26626SEMITEC250億円8.0倍
36505東洋電機製造240億円7.5倍
46798SMK237億円372.6倍
56927ヘリオス テクノ ホールディング226億円11.0倍
66918アバールデータ222億円36.7倍
76912菊水ホールディングス218億円12.8倍
86616トレックス・セミコンダクター216億円17.1倍
96629テクノホライゾン206億円5.3倍
106989北陸電気工業204億円9.5倍
116853共和電業199億円19.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

東洋通信工業として創業と自社製品の芽生え

1959年8月、計測器並びに制御機器の製造・販売を目的に資本金1,000千円で東京都渋谷区に東洋通信工業株式会社を設立した。1961年に本社・工場を世田谷区へ移転し、1966年4月には自社初の製品である交通安全教育用の交通信号発生装置を開発・販売開始した。1976年10月からは株式会社ニコンの半導体製造装置関連機器の製作を開始し、受託事業の基盤を築いた。1979年4月には開発支援装置「Pecker」(デバイスプログラマー)シリーズを開発・販売し、累計販売台数5万台を突破するヒット製品となった。

社名変更と組込みモジュールへの進出

1982年10月、社名をアバールコーポレーションに変更し本社を新宿区へ移転。1984年には厚木市に新工場(現厚木事業所)を設置した。1985年2月、VMEバス規格を採用した組込みモジュールシリーズを開発・販売開始し、産業用コンピュータ分野に参入。1987年8月に本社を厚木市へ移転し、1988年2月には社名をアバールに簡略化した。1989年2月、株式会社トーヨーデータと合併し、社名をアバールデータとした。この合併により両社の技術基盤と顧客網が統合された。

規格対応の拡大と証券市場への上場

1991年2月、日本証券業協会に店頭登録し株式公開。1995年1月にISO9001認証を取得し品質管理体制を強化した。同年4月にはCompact PCIバス規格を採用した組込みモジュールを国内で初めて開発・販売し、8月にはPCIバス規格の画像処理モジュールシリーズを開発した。この時期、産業用コンピュータの標準規格に素早く対応することで市場でのプレゼンスを高めた。2001年1月にはISO14001認証を取得し環境管理にも取り組んだ。

高速通信と画像処理技術の革新

2003年10月、高速通信モジュール「GiGA CHANNEL」シリーズを開発・販売開始。2004年12月にはJASDAQ証券取引所に株式上場し、市場区分を移した。2009年12月には超高速アナログ変換ボード「Express Converter」シリーズを投入。2011年3月には高速画像インターフェイスCoaXPress規格を採用した画像処理モジュールを世界で初めて開発・販売し、画像処理分野での技術力を示した。2012年9月には超高速光通信カメラインターフェイス「Opt-C:Link」を独自開発した。

医療機器分野への参入と新技術開発

2013年9月、医療機器製造業許可(一般区分)を取得し医療機器分野に進出。2014年1月にはカラー切断法による3次元形状測定システムを開発した。2015年4月にはInGaAs短波長赤外カメラを開発・販売し、非可視光領域の撮像技術を製品化した。これらの製品は半導体製造装置や検査装置だけでなく、医療、薬剤、食品、社会インフラなど新市場への応用を意図している。同年、東京証券取引所グループと大阪証券取引所の統合に伴い東証JASDAQ(スタンダード)に上場した。

市場区分変更と研究開発拠点の新設

2022年4月、東証の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。同年5月には営業拠点を海老名市へ移転し海老名オフィスを開設した。2023年9月、厚木事業所新2号館を完成させ、事務棟を分離して生産スペースを50%以上拡充した。2024年6月には山梨県韮崎市に研究開発拠点「山梨R&Dセンター」を開設し、製品開発力を強化した。2026年3月期の売上高は88億円と前期から減少したが、中期経営計画では2030年3月期に売上高200億円、営業利益率20%以上、ROE11%以上を目標に掲げている。

年表33件を開く

1950年代

  • 1959年8月創業計測器並びに制御機器の製造・販売を目的として資本金1,000千円をもって東京都渋谷区に東洋通信工業株式会社を設立。

1960年代

  • 1961年9月本社、工場を東京都世田谷区へ移転。
  • 1966年4月最初の自社製品である交通安全教育用、交通信号発生装置を開発、販売開始。

1970年代

  • 1976年10月株式会社ニコンの半導体製造装置関連機器の製作開始。
  • 1979年4月開発支援装置「Pecker(デバイスプログラマー)」シリーズを開発、販売開始。

1980年代

  • 1982年10月社名を株式会社アバールコーポレーションと変更、同時に本社を東京都新宿区へ移転。
  • 1984年9月神奈川県厚木市に新工場を設置。(現・厚木事業所)
  • 1985年2月VME bus規格を採用した組込みモジュールシリーズを開発、販売開始。
  • 1985年9月「Pecker」シリーズ累計販売台数50,000台突破。
  • 1987年8月神奈川県厚木市に本社を移転。
  • 1988年2月商号変更社名を株式会社アバールコーポレーションより株式会社アバールに変更。
  • 1989年2月M&A株式会社トーヨーデータと合併、社名を株式会社アバールから株式会社アバールデータへ変更。

1990年代

  • 1991年2月社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として店頭登録。
  • 1995年1月ISO9001(品質マネージメントシステムの国際規格)の認証取得。
  • 1995年4月Compact PCI bus規格を採用した組込みモジュールを国内で初めて開発、販売開始。
  • 1995年8月PCI bus規格を採用した画像処理モジュールシリーズを開発、販売開始。
  • 1998年5月東京都町田市に本社を移転。

2000年代

  • 2001年1月ISO14001(環境マネージメントシステムの国際規格)の認証取得。
  • 2003年10月高速通信モジュール「GiGA CHANNEL」シリーズを開発、販売開始。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2007年8月厚木事業所の増改築を完了。
  • 2009年12月超高速アナログ変換ボード「Express Converter」シリーズを開発、販売開始。

2010年代

  • 2010年4月上場株式会社ジャスダック証券取引所と株式会社大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2011年3月高速画像インターフェイスCoaXPress規格を採用した画像処理モジュールを世界で初めて開発・販売開始。
  • 2012年9月超高速光通信カメラインターフェイス「Opt-C:Link」を独自開発、販売開始。
  • 2013年7月上場株式会社東京証券取引所グループと株式会社大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2013年9月医療機器製造業許可(一般区分)を取得。
  • 2014年1月カラー切断法による3次元形状測定システムの開発。
  • 2015年4月InGaAs短波長赤外カメラの開発、販売開始。

2020年代

  • 2022年4月株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダードへ移行。
  • 2022年5月神奈川県海老名市に営業拠点を移転し、海老名オフィスを開設。
  • 2023年9月厚木事業所新2号館完成。事務棟を分離し生産スペースを拡充。
  • 2024年6月山梨県韮崎市に研究開発拠点として、山梨R&Dセンターを開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年3月期まで200億円以上
  • 売上高営業利益率2030年3月期まで20%以上
  • 自己資本当期純利益率(ROE)2030年3月期まで11%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サステナビリティとガバナンス強化

    健全かつ公正な企業活動で社会からの信頼を高め、サステナビリティを推進し持続可能な発展に貢献する。政策保有株式の縮減による資本効率改善も進める。

  2. 02

    差別化製品開発と協業推進

    自社製品をベースに、顧客の競争力向上に貢献する差別化を図る。新製品へ積極投資し、戦略パートナーとの協業により早期ビジネス化を目指す。非可視光カメラやCoaXPress製品のシリーズ化などを推進。

  3. 03

    新分野開拓と営業効率化

    自社製品中心のソリューション提案で、医療・薬剤・食品・社会インフラなど新規市場を開拓。効率的な営業体制への進化とパートナー連携により付加価値を向上させる。

  4. 04

    生産体制の進化と最適化

    SHINKA(進化)を続け、生産変動に対応できる工場を確立。戦略的生産計画と購買管理でコスト・品質・納期・環境対応で業界トップの生産体制を目指す。

  5. 05

    強固な財務体質と資本効率向上

    株主価値最大化を最重要課題とし、付加価値の高い製品開発と収益安定確保を両立。半導体製造装置市場の需要変動に対応する強固な財務体質を維持し、ROE向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で199人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は633万円で、9期前と比べて12.5%平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は16.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月289
2018年3月175
2019年3月72343.019.1179
2020年3月70643.419.2182
2021年3月71243.618.8186
2022年3月74843.318.2185
2023年3月75542.817.5188
2024年3月75242.316.2204
2025年3月73542.716.2210667
2026年3月63343.216.2199352

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
厚木事業所 — 神奈川県厚木市1,082百万円
山梨R&Dセンター — 山梨県韮崎市1,042百万円
本社・町田事業所 — 東京都町田市985百万円
海老名オフィス — 神奈川県海老名市17百万円
主な関係会社
  • 国内
    その他1社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は88億円営業利益7億円前期と比べると減収減益で、売上が-20.0%、利益が-50.0%。

売上高
-20.0%
88億円
営業利益
-50.0%
7億円
純利益
-45.5%
6億円
営業利益率
8.0%
前期比 -4.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高125億円88億円
営業利益17億円7億円
純利益19億円6億円
1株あたり配当¥106¥106

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は32億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.9%、営業利益は−42.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q366
2024年1Q34720.65
2024年2Q30516.74
2024年3Q32515.640
2024年4Q304
2025年2Q56814.36
2025年4Q54611.15
2026年2Q4337.03
2026年4Q4548.93
2027年1Q32412.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は50億円から88億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社東京証券取引所グループと株式会社大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月5010
2014年3月6253
2015年3月6453
2016年3月7074
2017年3月7897
2018年3月76137
2019年3月771611
2020年3月781511
2021年3月851814
神奈川県海老名市に営業拠点を移転し、海老名オフィスを開設。
2022年3月982015
2023年3月1442543
山梨県韮崎市に研究開発拠点として、山梨R&Dセンターを開設。
2024年3月1262353
2025年3月110141512.711
2026年3月88788.06

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高88億円のうち、営業利益として残るのは7億円8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.6%63億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.5%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
28.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
8.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.3pt
2.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは24億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は47億円で、売上の6.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−3−1123
2014年3月700729
2015年3月3−90−624
2016年3月7−1−6624
2017年3月8−3−2527
2018年3月8−10−3−221
2019年3月7−1−4623
2020年3月12−2−41029
2021年3月20−1−41943
2022年3月−30−5−335
2023年3月533−63867
2024年3月−2439−151567
2025年3月−5−5−19−1038
2026年3月240−152447

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は226億円。このうち返さなくてよい自己資本が203億円で、自己資本比率は90.0%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月97851280.4
2014年3月106881876.0
2015年3月111912076.0
2016年3月108891975.6
2017年3月117952275.7
2018年3月123962778.5
2019年3月1311082382.4
2020年3月1481202880.9
2021年3月2021594378.8
2022年3月2441846075.4
2023年3月2802097174.7
2024年3月2752284782.8
2025年3月2222012290.2
2026年3月2262032390.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
140億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
23億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中5位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中220位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.7%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.0%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
90.0%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-20.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,490で、1年前と比べて+57.3%過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。

¥3,490-0.6%1ヶ月+8.7%1年+57.3%時価総額222億円
過去52週の値幅
安値¥2,210高値¥4,060

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)36.7倍
PER (会社予想)10.7倍
PBR2.20倍
配当利回り3.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に3,930円まで急伸した後、8月21日時点で3,550円と高値圏で推移しています。直近1カ月で8.4%上昇し、年初来の上昇率は54.98%に達しました。25日移動平均線(3,324円)を4%程度上回っており、上昇トレンドが継続中です。ただし、52週高値4,060円を約12.6%下回る水準で、高値からの調整圧力も意識されます。出来高は8月14日に382,100株と急増しましたが、その後は減少傾向にあり、需給の一巡感も見られます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

実績PERが37.3倍と電気機器業界平均の30.85倍を上回り、やや割高感がある。予想PERは10.9倍と低いが、ROEが2.74%と低く、PBR2.24倍は業界平均2.64倍を下回るものの割高とは言えない。配当利回り2.99%は業界平均2.29%を上回るが、配当性向は109.46%と高く、利益が減少傾向で配当の持続性に懸念がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)36.7倍30.8倍
PER (予想)10.7倍
PBR2.20倍2.58倍
ROE2.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、AIやデータセンター需要に牽引される成長が続くかどうか。強気派はAI関連需要の拡大と高い技術力を評価するが、弱気派は売上高の減少や業績の変動、株価の急上昇によるバリュエーション偏高を懸念。

プラスに働く材料7
  • AI需要追い風

    AI向け半導体の需要拡大でパッケージ部品の需要が増加。

  • 高い技術力

    最先端の半導体パッケージ技術で高付加価値製品を提供。

  • 収益性

    営業利益率12.73%と高水準。

  • 予想PER10.9倍に収益回復期待決算発表後影響

    実績PER37.3倍に対し予想PER10.9倍。

  • 配当利回り2.99%で下支え継続影響

    配当利回り2.99%。

  • 外国人持株比率18.3%で需給厚い継続影響

    外国人持株比率18.30%。

  • 時価総額226億円の小型株妙味継続影響

    時価総額226億円。

マイナスに働く材料6
  • 売上高減少

    2023年から2026年にかけて売上高が144億円から88億円と減少。

  • 株価過熱感

    1年で株価が55%上昇し、PER37.3倍と高い。

  • 業績変動

    純利益が2024年53億円から2026年6億円と大きく減少。

  • 売上高は126→88億円と3期減収通年影響

    売上高は126億円→110億円→88億円。

  • 営業利益が14億円から7億円へ半減通年影響

    営業利益は14億円から7億円に減少。

  • 株価1年55%高の過熱リスク不定影響

    株価は1年で54.98%上昇し、短期的に過熱感。

次の決算で確かめる点
データセンター向け売上高
AI需要の動向を直接反映するため。
受注残高
将来の売上高の先行指標。
営業利益率
収益性の維持・改善を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり106で、前期から+42.9%いまの株価に対する利回りは3.04%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥106
1株あたり
配当利回り
3.04%
いまの株価に対して
配当性向
109.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3939.5
2018年3月5848.717.7
2019年3月6410.335.8
2020年3月640.035.3
2021年3月663.135.2
2022年3月8528.835.0
2023年3月245188.235.3
2024年3月31729.437.1
2025年3月70−77.937.9
2026年3月10042.9109.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥106

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,831人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.9%を占め、残る80.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他56.357.557.563.960.459.5
外国法人6.815.821.817.120.218.2
事業法人15.914.614.614.815.417.1
自己株式17.217.117.017.013.48.7
金融機関18.08.33.42.42.02.8
証券会社3.03.72.71.71.82.4
外国人個人0.00.00.10.10.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ニコン10.16
02STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)9.20
03MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)3.35
04嶋村 清2.20
05レーザーテック株式会社1.72
06イーソル株式会社1.68
07アバールグループ社員持株会1.66
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.58
09佐々木 嘉樹1.57
10中村 豊徳1.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-12
    グッドハート パートナーズ エルエルピー(Goodhart Partners LLP)
    新規の大量保有報告
    4.25%
    -1.02pt
  • 2026-08-03
    グッドハート パートナーズ エルエルピー(Goodhart Partners LLP)
    新規の大量保有報告
    5.27%
    -1.06pt
  • 2026-07-02
    グッドハート パートナーズ エルエルピー(Goodhart Partners LLP)
    新規の大量保有報告
    6.33%
    -1.09pt
  • 2026-06-25
    グッドハート パートナーズ エルエルピー(Goodhart Partners LLP)
    新規の大量保有報告
    7.42%
    -1.19pt
  • 2026-06-01
    グッドハート パートナーズ エルエルピー(Goodhart Partners LLP)
    新規の大量保有報告
    8.61%
    -1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3007%、1株純資産は14期で+172%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月31,2850.2149.6351.2
2014年3月491,2923.813.732.9
2015年3月481,2973.712.933.4
2016年3月691,3665.210.641.1
2017年3月1141,4708.119.039.5
2018年3月1081,5837.124.717.7
2019年3月1791,76810.710.035.8
2020年3月1811,9599.711.635.3
2021年3月2222,5999.717.635.2
2022年3月2432,9938.712.835.0
2023年3月6943,39121.76.235.3
2024年3月8543,69924.17.337.1
2025年3月1853,2555.312.137.9
2026年3月913,4932.728.2109.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額132百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
菊地豊代表取締役社長66
岩本直樹常務取締役 営業統括担当、IT統括担当52
村田英孝取締役 技術統括担当、第一開発部部長53
加藤弘達取締役 生産統括担当、生産管理部部長兼製造部部長54
三川宏取締役 管理本部部長54
熊澤陽一取締役(常勤監査等委員)61
金子健紀取締役(監査等委員)61
石塚陽子取締役(監査等委員)59
岡田登志夫取締役(監査等委員)67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)767241310415
取締役(社内)21031147
社外取締役4931144

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容372字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、自社製品及び受託製品からなる産業用電子機器の製造・販売を行っております。自社製品におきましては組込みモジュール、画像処理モジュール、計測通信機器の製造・販売並びに受託製品におきましては半導体製造装置関連、産業用制御機器、計測機器の製造・販売を主な内容とし、更に各事業に関連する製品開発等を展開しております。 当社の事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (自社製品) 自社製品は、独自に開発、製造を行っており、得意先へ販売しております。 (受託製品) 受託製品は、開発、製造販売を行っており、主要な得意先である㈱ニコン、東京エレクトロン㈱及びその他の得意先に販売しております。 以上に述べた事項の概要図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,919字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当項目に記載されている将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針および具体的な方針 当社は、お客様に“価値”を提供し“信頼”を獲得する(A’VALue)を企業理念とし、シンプル&スピードを以って、全社すべてのレベルにおいて、シンプル化を目指し、業務にはスピード感を基本方針としております。 このような企業理念・基本方針のもと、具体的な中期経営方針は次のとおりです。 ・サステナビリティを推進し、社会の持続可能な発展に貢献する ・攻めの経営による積極投資と固定費最適化を行い、更なる体質強化 ・市場の潜在ニーズを先取りし、お客様の装置の進化に貢献する ・自社製品を核とした新分野および海外市場でのビジネス確立を通じ、 安定的かつ持続的な成長の柱を構築する ・品質・納期・コスト・環境対応で業界トップの生産体制を実現 ・政策保有株式の縮減を進め、資本効率を改善する (2) 経営戦略 当社の経営戦略については、業界変革のなか新たな経営環境での飛躍を目指すため、次の7項目を掲げております。 1.サステナビリティ・コーポレートガバナンス 健全かつ公正な企業活動で、社会などからの信頼を高める。 2.風土・マネジメント(人事・組織) フラットな組織と適材適所で、より強い企業に変革。 3.製品開発戦略 差別化ポイントを『顧客の競争力向上への貢献』と定義し、自社製品をベースに、提案型受託開発で競争力と付加価値を最大化。 新製品への経営資源積極投入と戦略パートナーとの協業により、早期ビジネス化。 4.営業戦略 効率的な営業体制への進化と戦略パートナーとの連携を通じ、自社製品を中心としたソリューション提案で新分野の開拓と付加価値向上を実現する。 5.製造戦略 SHINKAを続け、生産変動に対応できる工場の確立。 6.戦略購買と戦略的在庫政策 戦略的生産計画で管理の効率化を図り、製品競争力強化に貢献する。 7.品質の確保 高付加価値と高品質を両立させた製品群で、顧客満足を獲得する。 また、目標とする経営指標につきましては、(3)に記載しているとおりとなります。 (3) 目標とする経営指標 当社は、2030年3月期に向けて、以下の3つの指標を掲げております。 1.   売上高   :   目標     200億円以上 2.   売上高営業利益率   :   目標        20%以上 3.   自己資本当期純利益率(ROE)   :   目標        11%以上 当社は、株主価値の最大化を経営の最重要課題とし、付加価値の高い製品開発と共に収益の安定的な確保を目指しております。また、当社の主たる市場である半導体製造装置業界は、特有の急激な需要変動が生じやすいため、このような経営環境に対応すべく強固な財務体質の維持に注力しております。更にこれらに加えて利益の確保並びに使用資本効率の向上を示す指標を経営目標として掲げております。 なお、当事業年度より、経営指標体系を見直し、従来の売上高経常利益率に代えて売上高営業利益率を採用するとともに、自己資本比率を除き、売上高、売上高営業利益率、自己資本当期純利益率の3指標といたしました。 この変更は、金融及び財務活動に伴う収益及び費用を含まない、事業活動そのものの持続性を重視した指標へ移行することを目的としたものです。 自己資本比率につきましては、目標値である80%以上を既に達成しているため、指標から除外しております。 また、自己資本当期純利益率(ROE)につきましては、従来の9%以上から2ポイント引き上げ、11%以上へと見直しを行いました。これは、事業環境の変化や今後の成長戦略を踏まえた上での調整となります。 目標とする経営指標の実績推移は次のとおりとなります。 回次   第64期   第65期   第66期   第67期 決算年月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 売上高   143億円   125億円   109億円   88億円 売上高営業利益率   16.7%   16.7%   12.9%   7.8% 自己資本当期純利益率(ROE)   21.74%   24.08%   5.31%   2.74% (注)第64期及び第65期の自己資本当期純利益率が、第66期以降と比較して大幅に増加しておりますが、 これは、投資有価証券売却に伴う影響を受けております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 成長事業の確立はもとより、スリムな企業体質および生産性拡大を行い、経営資源を有効活用し収益拡大を行い、更なる株主還元の充実を検討してまいります。 優先的に対処すべき課題は、以下のとおりであります。 1.市場(顧客)の多角化 当社の主要市場(顧客)は、半導体製造装置、産業用装置、インフラ関連、医療機器関連、FA全般および検査装置等に及んでおりますが、国内外における新規市場開拓および既存顧客基盤の拡大に注力するとともに、特に医療、薬剤、食品および社会インフラ関連における新規市場(顧客)の開拓を推進し、半導体製造装置業界を始めとする急激な需要変動を回避し、更なる成長路線の確立に努めてまいります。 2.製品開発の差別化と新たな分野の製品開発 自社製品は、「組込みモジュール」、「画像処理モジュール」、「計測通信機器」に分類しておりますが、既存の要素技術の進化とともに、非可視光カメラのシリーズ化、CoaXPress製品のシリーズ化、更なる高性能・高速性の追求により、主力製品の拡張を目指してまいります。また、新分野の開拓とともに、さまざまな検査要求への対応、IoT・ビッグデータへの提案を行うことで、お客様の競争力の向上に資する新たな価値を提供してまいります。 3.顧客ニーズを満足する生産体制の更なる充実、新ビジネスモデル生産体制の構築 当社の主要顧客の一つである半導体製造装置関係の顧客は、業界特有の急激な需要変動を繰り返しており、加えて多品種変量生産でもあります。そのような状況下で、安定供給、コストダウン、生産リードタイム短縮、品質向上および環境負荷削減のご要求に応えることが求められております。そのため、研究開発拠点の本格稼働により潜在的顧客ニーズに備えるとともに、多角化した調達リスクに対応するために戦略購買による部材確保、製品構成の変化に伴う製造技術力の向上等に努め、生産体制を構築、進化させてまいります。 4.サステナビリティの推進 当社は、サステナビリティ基本方針を定め、長期的な企業価値向上と持続的成長に向けた取組みを強化しており、「お客様に価値を提供する製品づくり」、「事業を通じた環境問題への取組み」、「働く環境と社会への取組み」、「ガバナンスの強化」の4つのテーマに基づき、それぞれの重点課題を特定し、当社の基本姿勢を示し、取組んでおります。
事業等のリスク2,140字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 半導体市況変動による影響 半導体製造装置関連は当社の重要な事業分野であり、半導体市況の急激な変動は当社業績に最も大きな影響力があります。したがって、予期せぬ市場規模の大幅な減少によって、受注減・在庫増加等により当社の業績およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合他社との競争 当社の自社製品は組込みモジュール・画像処理モジュール・計測通信機器の3種類の製品群があります。今後も開発の選択と集中および3製品群の複合技術による製品の差別化を図り、更にマーケットシェアの拡大と高収益の追求に取り組みます。また、受託製品に関しても自社製品の技術リソースを利用した提案営業を積極的に進め、顧客の課題解決とコストダウン要求に応え、あわせて当社の付加価値の改善を図っています。しかしながら、年々価格競争が激化しており、中期的には当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 研究開発による影響 当社は組込み・画像処理・高速通信技術をコア技術として最先端の技術を創造すると同時に市場からの新たな要求に対しタイムリーに製品化を進め、製品の差別化と高い利益率の確保に取り組んできました。更には、顧客の装置の進化に貢献する新製品開発のため、研究開発に特化した新拠点において要素技術の研究開発を推進しております。しかしながら、要素技術に関しては新規開発の要素も多く新製品投入時期の遅れ要因となることもあり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 部材調達による影響 当社の製品は、半導体を中心とする高性能な部材が使用されており、その調達先は代替が困難なケースがあることから、調達先との良好な関係の構築、維持及び推進を図るとともに、不具合が発生した場合には速やかに対応できる体制を準備しておりますが、これらの調達先に一時的な供給遅延や品質問題等が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 保有資産による影響 当社は、営業取引関係の維持および発展等を目的として、投資有価証券を保有しております。なお、銘柄数及び貸借対照表計上額等につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(5)株式の保有状況」に記載しておりますが、上場および非上場を問わず保有しております。 上場株式につきましては、株式市場等の動向により多額の減損損失を計上した場合に、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 非上場株式につきましては、新規の事業へ取り組みを行っている企業が多く、投資時点の事業計画の達成可能性及び財務体質並びに回収可能性等を総合的に勘案した結果、減損損失を計上した場合に、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 品質に関する影響 当社は顧客満足を満たす品質確保のためにいち早くISO9001の認証取得を含む品質保証体制を確立すると同時にサービス・サポート体制の充実を図り、多くの顧客の信頼に応えてきました。しかしながら、当社製品が先端技術を利用することによるリスクを含み、予期せぬ不具合品が発生する等により当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人材獲得、流出による影響 当社はフラットな組織と適材適所により、変化に強い組織づくりを目指すとともに、健康優良企業や次世代育成への取り組みを行い、働きやすい職場環境の創出に努めております。更に、人的資本にかかる基本方針の制定、制度の見直しや課題抽出など継続した改善に努めておりますが、採用環境のありかたは大きく変化し複雑化しており、充分な人材が確保できず、または人材の流出により、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 外国為替変動による影響 現在、当社の海外への直接の売上比率は概ね2%ですが、顧客の大半は、海外の売上依存度が高い状況であります。また、部材の調達においても外貨建ての取引があります。したがって、急激な為替変動は売上高・納入価格面等のリスク要因となり、間接的に、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 災害等による影響 大地震・火災・台風洪水等の自然災害や各種感染症への対策には充分な注意を払い、従業員の安全はもとより、顧客への供給責任、地域社会への貢献を骨子とする事業継続計画(BCP)を策定し、積極的な取組みを行っております。しかしながら、当社の開発・製造拠点および調達先等に壊滅的な損害が生じた場合、操業が中断し、生産や出荷に遅延が生じるおそれがあり、これにより売上が減少し、事業の復旧に多大な費用が生じた場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,117字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当事業年度の末日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調を維持しつつも、中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰や、円安、それに伴う燃料価格の上昇により、引き続き不透明な状況が継続しており、国際経済影響による不確実性が高まっております。 当社に関連深い半導体製造装置市場は、生成AIに牽引されたHBM向け装置の需要は引き続き高水準で推移しておりますが、PC・スマートフォン向け需要は緩やかに回復、中国向け装置の需要の伸びの鈍化やFA分野において引き続き設備投資が抑制傾向にあるなど、全体としては分野・用途により回復度合いに差異が見られました。 このような経営環境のもと、当社では、引き続き中長期での需要の増加に備えた必要な先行投資を行うとともに、お客様の装置の付加価値向上に資する製品の提供に努めてまいりました。 この結果、当事業年度における売上高は8,830百万円(前期比19.6%減)、営業利益は690百万円(前期比51.4%減)、経常利益は772百万円(前期比49.7%減)、当期純利益は554百万円(前期比51.3%減)となりました。 当社は、事業内容を2つの報告セグメントに分けております。当事業年度におけるセグメント別の状況は次のとおりであります。 ① 受託製品 当該セグメントは、半導体製造装置関連、産業用制御機器および計測機器の開発・製造・販売を行っております。一部顧客の受注残の製品が完成、納入が進みましたが、全体としては前年同期比でやや減少いたしました。 この結果、売上高は5,714百万円(前期比20.2%減)、セグメント利益(営業利益)は597百万円(前期比47.2%減)となりました。 当該セグメントの品目別売上の状況は次のとおりであります。 イ)半導体製造装置関連 当該品目は、半導体製造装置の制御部を提供しております。受注残の製品の完成、納入が進みましたが、一部で生じた在庫調整が続いており、足元では回復が見られたものの、前年同期比では大幅に減少いたしました。 この結果、売上高は4,144百万円(前期比28.1%減)となりました。 ロ)産業用制御機器 当該品目は、各種の産業用装置、社会インフラ関連の制御部の開発・製造を行いカスタマイズ製品として提供しております。検査装置や社会インフラ関連の一部顧客が堅調に推移しましたが、FA関連の一部顧客が調整局面となり、全体としては前年同期比と同水準で着地いたしました。 この結果、売上高は1,061百万円(前期比4.5%増)となりました。 ハ)計測機器 当該品目は、各種計測機器のコントローラ、通信機器の制御部の開発・製造を行いカスタマイズ製品として提供しております。一部顧客が堅調に推移し受注残の製品完成、納品が進み、全体としては前年同期比で増加いたしました。 この結果、売上高は507百万円(前期比33.1%増)となりました。 ② 自社製品 当該セグメントは、組込みモジュール、画像処理モジュールおよび計測通信機器の開発・製造・販売と、自社製品関連商品の販売を行っております。計測通信機器の一部顧客で在庫調整が続いており、組込みモジュール、画像処理モジュールの一部顧客の需要増もありましたが、全体としては前年同期比で減少いたしました。 この結果、売上高は3,115百万円(前期比18.4%減)、セグメント利益(営業利益)は728百万円(前期比25.0%減)となりました。 当該セグメントの品目別売上の状況は次のとおりであります。 イ)組込みモジュール 当該品目は、半導体製造装置、医療機器関連、FA全般、電力・通信関連向けに提供しております。FA関連の停滞が続いておりますが、医療機器関連、電力関連の一部顧客に需要の回復が見られましたが、全体としては前年同期比で減少いたしました。 この結果、売上高は536百万円(前期比13.2%減)となりました。 ロ)画像処理モジュール 当該品目は、FA全般、各種検査装置、液晶関連機器に提供しております。一部顧客の需要増もありましたが、全体としては前年同期比で減少いたしました。 この結果、売上高は1,492百万円(前期比8.1%減)となりました。 ハ)計測通信機器 当該品目は、超高速シリアル通信モジュール「GiGA CHANNEL」シリーズを提供しております。「GiGA CHANNEL」シリーズ関連の検査装置向けの受注は、一部顧客の在庫調整が続いており、前年同期比で大幅に減少いたしました。 この結果、売上高は826百万円(前期比43.5%減)となりました。 ニ)自社製品関連商品 当該品目は、自社製品の販売促進とシステム販売による高付加価値化を図るため、ソフトウェアおよび付属の周辺機器を提供しております。自社製品関連商品は、高額商品の販売があり、前年同期比で大幅に増加いたしました。 この結果、売上高は259百万円(前期比129.9%増)となりました。 当社を取り巻く環境はあるものの、経営方針に基づき、経営資源を投入し、自社製品技術をベースにした提案型製品の増強等により受託製品の販売の増加を継続するとともに、自社製品においては、自社製品を核とした新分野および海外市場のビジネス確立を通じ、安定的かつ持続的な成長の柱を構築してまいります。 (2)財政状態の状況 ① 資産 当事業年度末における資産は22,570百万円(前事業年度末比333百万円の増加)となりました。 流動資産につきましては、増加要因として、現金及び預金が876百万円増加しております。 減少要因として、主に、受取手形が122百万円、売掛金が87百万円、電子記録債権が171百万円、有価証券が99百万円、原材料及び貯蔵品が779百万円、未収入金が50百万円、未収還付法人税等が802百万円とそれぞれ減少しております。 この結果、1,237百万円減少し14,935百万円となりました。 固定資産につきましては、増加要因として、主に、土地が31百万円、投資有価証券が時価変動の影響等により1,738百万円とそれぞれ増加しております。 減少要因として、主に、建物が89百万円、機械及び装置が42百万円、工具、器具及び備品が37百万円、無形固定資産が11百万円、その他が13百万円とそれぞれ減少しております。 この結果、1,571百万円増加し7,634百万円となりました。 ② 負債 当事業年度末における負債は2,256百万円(前事業年度末比79百万円の増加)となりました。 流動負債につきましては、主に、増加要因として、買掛金が218百万円、未払金が19百万円、未払法人税等が99百万円、未払消費税等が24百万円とそれぞれ増加しております。 減少要因として、支払手形が668百万円、賞与引当金が41百万円、役員賞与引当金が34百万円とそれぞれ減少しております。 この結果、390百万円減少し1,264百万円となりました。 固定負債につきましては、繰延税金負債が470百万円増加し991百万円となりました。 ③ 純資産 当事業年度末における純資産は20,313百万円(前事業年度末比254百万円の増加)となりました。 増加要因として、その他有価証券評価差額金が1,153百万円、自己株式が345百万円とそれぞれ増加しております。 減少要因として、利益剰余金が553百万円減少しております。 また、自己資本比率は、90.0%(前事業年度末比0.2%の減少)となり、自己資本当期純利益率は、2.74%(前事業年度5.31%)となりました。 なお、自己株式については、主に、750,000株の消却に伴い649百万円減少した一方、353,700株の取得により999百万円増加しております。 この結果、自己株式は増加となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物は、4,701百万円(前事業年度末と比べ876百万円の増加)となりました。 また、当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリー・キャッシュ・フローは、2,367百万円の増加(前事業年度は1,039百万円の減少)であります。 営業活動、投資活動および財務活動によるキャッシュ・フローの主な内容は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、2,408百万円の増加(前事業年度は522百万円の減少)となりました。 主に、税引前当期純利益および減価償却費の計上、棚卸資産の減少、法人税等の還付金の入金等による増加要因が、仕入債務の減少要因を上回ったことによる増加となります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、40百万円の減少(前事業年度は516百万円の減少)となりました。 主に、固定資産の取得による減少となります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,491百万円の減少(前事業年度は1,874百万円の減少)となりました。 これは、自己株式の取得による支出、配当金の支払による減少となります。 (4) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称及び詳細品目   金額(千円)   前期比(%) 受託製品 半導体製造装置関連   3,409,801   △21.4 産業用制御機器   680,806   △11.7 計測機器   401,126   53.3 小計   4,491,733   △16.4 自社製品 組込みモジュール   335,140   △14.0 画像処理モジュール   862,954   △12.8 計測通信機器   461,403   △28.2 小計   1,659,499   △17.9 合計   6,151,233   △16.8 (注)1 金額は製造原価にて表示しております。 2 自社製品セグメントにおいては、記載した詳細品目に付属する周辺機器の提供として、自社製品関連商品の販売を行っておりますが、当該仕入実績は、② 商品仕入実績として別途記載しております。 ② 商品仕入実績 当事業年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称及び詳細品目   金額(千円)   前期比(%) 自社製品 自社製品関連商品   138,058   458.6 小計   138,058   458.6 合計   138,058   458.6 (注) 金額は仕入価格にて表示しております。 ③ 受注実績 当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称及び詳細品目   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 受託製品 半導体製造装置関連   6,632,458   110.9   4,298,158   137.4 産業用制御機器   1,212,903   17.3   945,630   19.0 計測機器   480,629   12.3   224,178   △10.9 小計   8,325,991   80.7   5,467,967   91.4 合計   8,325,991   80.7   5,467,967   91.4 (注)1 金額は販売価格にて表示しております。 2 自社製品セグメントにおいては、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 ④ 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称及び詳細品目   金額(千円)   前期比(%) 受託製品 半導体製造装置関連   4,144,838   △28.1 産業用制御機器   1,061,781   4.5 計測機器   507,979   33.1 小計   5,714,599   △20.2 自社製品 組込みモジュール   536,399   △13.2 画像処理モジュール   1,492,995   △8.1 計測通信機器   826,518   △43.5 自社製品関連商品   259,596   129.9 小計   3,115,510   △18.4 合計   8,830,110   △19.6 (注)1 主な相手先別の販売実績及び総販売額に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東京エレクトロン宮城㈱   2,125,160   19.4   1,938,872   22.0 東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ㈱   3,148,798   28.7   1,841,170   20.9 ㈱ニコン   989,485   9.0   939,467   10.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当項目に記載されている将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 (1)経営成績の状況」に記載したとおりですが、その他の事項としては以下のとおりであります。 ① 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は、前事業年度7,651百万円から当事業年度は1,339百万円減少し、6,311百万円となりました。 当事業年度における、売上高に対する売上原価の比率は、前事業年度69.7%から当事業年度は71.5%と増加となりました。受託製品と自社製品の売上に占める構成比率は、前事業年度は、それぞれ受託製品売上は65.2%、自社製品売上は34.8%、当事業年度はそれぞれ受託製品売上は64.7%、自社製品売上は35.3%となります。 販売費及び一般管理費は、前事業年度1,908百万円から当事業年度は80百万円減少し、1,828百万円となりました。これは、売上減少に伴い実施した経費等の削減に加え研究開発費の減少によるものです。 当社が、目標とする経営指標の1つに、売上高営業利益率20%以上と掲げております。当事業年度の実績は、7.8%にとどまりました。 ② 営業外損益 営業外収益は、前事業年度114百万円から当事業年度は8百万円減少し、106百万円となりました。主な要因としては、受取配当金が減少したことによるものです。 ③ 特別損益 特別損失は、投資有価証券評価損44百万円を計上しております。 ④ 法人税等 税効果会計適用後の法人税等は、前事業年度470百万円から当事業年度は297百万円減少し、173百万円となりました。これは主に税引前当期純利益の減少に伴い、法人税、住民税及び事業税の減少によるものとなります。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 (3) キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローの安定的な確保による自己資本を中心として財源を確保しております。 短期運転資金は自己資金を基本といたします。 なお、当社の資金の流動性につきましては、流動性比率が、前事業年度977.2%から当事業年度は1,180.7%と著しく増加いたしました。 この主な要因は、買掛金及び未払法人税等の計上による増加はあるものの支払方法の変更により、支払手形による支払の発生がないこと、賞与引当金、役員賞与引当金の減少に伴う流動負債の減少によるものです。 ② 資金需要 当社の運転資金需要のうち主な内容は、製品製造のための材料の購入、外注費を含む製造費用並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 また設備資金需要の主なものは、品質向上、生産性の向上、並びに製造技術効率化を目的とした設備投資によるものです。 ③ 財務政策 当社の主たる市場である半導体業界は、特有の急激な需要変動が生じやすいため、このような経営環境に対応すべく自己資本比率の向上により強固な財務体質の強化・維持に努めております。このような方針のもとに、現在、運転資金及び設備投資資金については、自己資金にて対応しております。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。これらの財務諸表の作成にあたって、期末日における資産・負債の報告金額および報告期間における収益・費用の報告金額に対して、影響を与える見積り、判断および仮定を行う必要があります。見積りおよび判断は、過去の実績や状況等に応じ合理的であると考えられる方法に基づいて行われております。当社の重要な会計方針のうち、見積り及び当該見積りに用いた仮定は以下のものであります。 ① 棚卸資産 当社は、棚卸資産については、滞留期間に応じて収益性の低下に基づく簿価切り下げ額の測定を行っており、将来、正味売却可能価額がさらに低下した場合または陳腐化資産が増加した場合、追加の評価減が必要となる場合があります。 なお、棚卸資産の評価に関しては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 繰延税金資産 当社は、繰延税金資産については、将来の一定期間における課税所得の発生やタックス・プランニングに基づき、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得見積りに依存しているため、その見積りの前提となる仮定に変更が生じた場合には、繰延税金資産の取り崩しが必要となり、当該期間における税金費用が増加する可能性があります。また、追加的に繰延税金資産の回収可能性があると判断された場合には、当該期間において税金費用が減少することになります。 ③ 非上場株式の評価 非上場株式の評価については、投資時点の事業計画の達成可能性および財務体質並びに回復可能性等を総合的に勘案した結果、減損損失を計上した場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ その他 開発業務における収益認識に関しては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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