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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

三相電機

SANSO ELECTRIC CO.,LTD.6518 · Standard · 電気機器

モータとポンプに特化し、産業機械から水処理まで幅広い需要に対応する専門メーカー。

概要

三相電機株式会社は、1957年に兵庫県姫路市で創業したモータとポンプの専業メーカーである。家庭用電気井戸ポンプから産業用モータ、半導体製造装置向けポンプまで幅広い製品を手がけ、国内外に生産拠点を持つ。2026年3月期の連結売上高は183億円、従業員数588名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

モータとポンプの二本柱で構成される事業

当社グループは「モータ」と「ポンプ」の二つの製品群を中核とする。モータ部門は小型モータ、産業機器用モータ、送風機用モータなどを扱い、2026年3月期の生産実績は79億円。ポンプ部門は家庭用井戸ポンプ、水道用給水器具、半導体製造装置用ポンプなどで構成され、同105億円と全体の6割近くを占める。両部門とも最終製品メーカーへの販売が主体であり、売上の約11%を最大顧客であるSMC株式会社が占める。

国内4工場と中国上海拠点の生産体制

生産拠点は兵庫県姫路市の本社工場、同県たつの市の新宮工場、岡山県の岡山三相電機、中国上海市の上海三相電機がある。さらに2026年2月には加西三相電機を設立し、金属部品の加工能力を強化した。上海三相電機は1993年の合弁会社に端を発し、現在は100%子会社として中国市場向けおよび日本向けのモータ・ポンプを生産する。国内子会社は主に部品加工と組立を担当し、グループ全体で一貫生産体制をとる。

5社で構成される連結グループ

連結子会社は岡山三相電機、上海三相電機、サンソー精工、新宮三相電機、加西三相電機の5社。岡山三相はモータ組立と部品加工、上海三相は完成品製造、サンソー精工は機械加工、新宮三相はプレス・切削・固定子製造を担う。加西三相は2026年4月に株式会社石野製作所の金属製品加工事業を譲り受け、新たな協力工場として稼働を始めた。これらの子会社は当社の生産補完だけでなく、一部外部販売も行っている。

半導体製造装置向けポンプに成長の焦点

2026年3月期のポンプ部門売上は103億円と前期比18%増となり、営業利益は7.9億円に急回復した。背景には半導体製造装置メーカー向けポンプの需要拡大がある。生成AI関連の半導体需要が牽引し、同製品の受注は想定を上回った。一方、モータ部門は半導体市況の軟調で微増にとどまった。経営指標として売上高経常利益率を重視し、高付加価値製品の開発を通じて収益性向上を図る方針である。

業界の中での役割は産業用モータ・ポンプの供給メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
183億円
営業利益
8億円
営業利益率
4.4%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01産業機械主力

工作機械や搬送設備など産業機械向けに、モータおよび減速機付きモータを供給。高効率・高信頼性が求められる。

主な製品・サービス2
モータ
交流モータ、直流モータ。産業機械の動力源として幅広く使用。
ポンプ
渦巻きポンプなど各種ポンプ。水処理や化学プラントなどに使用。

02水処理・インフラ準主力

上下水道や農業用水などのインフラ向けに、高効率なポンプを供給。維持管理のしやすさが重視される。

主な製品・サービス1
ポンプ
大口径の渦巻きポンプ。上下水道施設などで使用。

製品と技術

幅広い出力帯をカバーするモータ群

モータ製品は小型モータから産業用モータまで多岐にわたる。家庭用井戸ポンプ向けの小型モータを祖とし、1980年以降は産業機器用モータとしてポンプ用・送風機用モータを主要顧客に供給している。固定子(ステータ)はグループ内の新宮三相電機で生産し、品質とコストを管理。2026年3月期のモータ部門売上は79億円で、連結全体の43%を占める。半導体市況の変動に影響を受けやすいが、データセンター向け需要など新たな用途開拓を進めている。

家庭用から半導体製造装置用まで拡がるポンプ

ポンプは創業以来の家庭用電気井戸ポンプに加え、水道協会認定の給水器具、産業用の各種ポンプを手がける。近年の成長を牽引するのが半導体製造装置用ポンプで、2026年3月期は生成AI関連の半導体需要増を受けて受注が想定を上回った。ポンプ部門の売上は103億円と全体の57%を占め、営業利益の回復に大きく寄与した。今後も高付加価値製品の開発を進め、売上高経常利益率の向上を目指す。

グループ内で完結する部品加工とアッセンブリ

モータ・ポンプの主要部品はグループ内で一貫生産される。固定子(ステータ)は新宮三相電機が、機械加工部品はサンソー精工が、プレス部品や切削部品は新宮三相と加西三相がそれぞれ担当。岡山三相電機は製品の組立と一部部品加工、上海三相電機は完成品の製造と中国市場への販売を担う。この垂直統合により、コスト競争力と供給安定性を確保している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

小規模電気機器メーカー、収益性改善途上

三相電機は、電気機器セクターの小規模企業であり、売上高160億円(2025/3期)と同業他社と比較して極めて小さい。同業のキオクシアホールディングスやイビデンなどは大規模であり、三相電機はニッチな製品に特化している。営業利益率は0.6%(2025/3期)と低水準だが、2026/3期には4.4%へ改善見込み。売上も2026/3期に183億円と回復予想。

強み

  • 組織が小さく、意思決定が速いため、市場変化への対応が可能。
  • 営業利益率が0.6%から4.4%に改善見込みであり、収益性が向上している。
  • 電気機器の中でも特定の分野に特化している可能性が高く、専門性が強み。
  • 2026/3期に売上高が183億円と増加予想であり、成長軌道にある。

課題

  • 営業利益率が改善傾向とはいえ、2025/3期実績0.6%は低く、改善が必要。
  • 同業大手と比べて売上規模が圧倒的に小さく、競争力の面で不利。
  • 提供データから業界内ポジションが明確でなく、成長ドライバーが見えにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が三相電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16748星和電機102億円9.0倍
26858小野測器101億円10.0倍
36838多摩川ホールディングス97億円5.4倍
46619ダブル・スコープ89億円
56513オリジン85億円
66518三相電機82億円14.1倍
76899ASTI81億円10.4倍
86897ツインバード77億円
96822大井電気73億円4.8倍
106863ニレコ72億円15.1倍
116907ジオマテック71億円9.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

小型モータと家庭用井戸ポンプで創業した1957年

1957年10月、三相電機株式会社を設立。創業当初から小型モータと家庭用電気井戸ポンプの製造・販売を目的とし、同年12月には家庭用電気井戸ポンプの販売を開始した。翌1958年には本社敷地内に姫路営業所を開設し、国内販売網の整備を進めた。1962年には広島営業所、1965年には名古屋・高松営業所を開設し、西日本を中心に営業範囲を拡大した。

プレス部門の設置と協力工場化で生産基盤を強化した1964〜1970年代

1964年8月、池田機工株式会社を合併しプレス部門を新設。これによりモータ・ポンプの部品内製化を進めた。1970年11月にはモータ組立工程の協力工場として熊山三相電機(現・岡山三相電機)を設立し、外部委託から協力会社への移行を図った。1974年〜1975年には福岡・東京営業所、1978年には札幌サービスセンターを開設し、全国規模の販売・サービス網を完成させた。

産業機器用モータ市場へ参入した1980年

1980年10月、産業機器用モータの製造を開始。従来の家庭用ポンプ向けに加え、ポンプ用モータや送風機用モータを産業機器メーカーに販売するようになった。1982年4月には社団法人日本水道協会の検査工場に登録され、水道用給水器具の製造・販売を本格化。1987年には安富電機の株式を取得し固定子(ステータ)加工会社をグループ化するなど、モータの主要部品の内製化を進めた。

中国進出と株式上場で飛躍した1990年代

1990年、中坪電機の全株式を取得し山崎三相電機(後に安富三相を合併し播磨三相電機)とする。1993年12月には中国上海市に上海電視一廠との合弁会社「上海金星三相電機」を設立し、初の海外生産拠点を確保。1995年9月には日本証券業協会に店頭登録し、資本市場からの資金調達手段を得た。1999年には機械加工の協力工場として龍野サンソー(現・サンソー精工)を設立し、生産能力を拡充した。

上海子会社の完全子会社化と新工場建設(2000年代)

2002年3月、上海金星三相の出資比率を95%に引き上げ社名を上海三相電機に変更。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、上場市場を移行した。2007年4月には株式会社マルケイ製作所の全株式を取得し新宮サンソーに改称(現・新宮三相電機)、同年9月には上海三相を100%子会社化した。2012年5月には兵庫県たつの市に新宮工場を竣工し、生産拠点を増強した。

岩谷電機製作所の買収と統合によるポンプ事業拡大(2016〜2021年)

2016年4月、ポンプ製造・販売会社の株式会社岩谷電機製作所を完全子会社化。2021年4月にはこれを吸収合併し、ポンプ部門の製品ラインアップと顧客基盤を拡大した。同年10月には愛知県岡崎市に三河サービスセンターを開設し、中部地区のサービス網を強化。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行した。

加西三相電機の設立と金属加工事業の譲受(2026年)

2026年2月、兵庫県加西市に加西三相電機株式会社を設立。同年4月1日には株式会社石野製作所の金属製品加工事業を譲り受け、新たな協力工場として事業を開始した。これによりグループの加工能力をさらに強化し、モータ・ポンプ部品の内製比率向上を図っている。2026年3月期の連結売上高は183億円、営業利益8億円と前期比で大幅増益となった。

年表33件を開く

1950年代

  • 1957年10月創業小型モータと家庭用電気井戸ポンプの製造および販売を目的として三相電機株式会社を設立
  • 1957年12月家庭用電気井戸ポンプの製造および販売を開始
  • 1958年9月本社敷地内に姫路営業所開設

1960年代

  • 1962年3月広島県広島市に広島営業所開設
  • 1962年4月大阪国際見本市に初出品、これを契機に電動ポンプの輸出開始
  • 1963年10月電動ポンプのスウェーデン規格の認可取得
  • 1964年8月M&A池田機工株式会社を合併してプレス部門を設置
  • 1965年12月名古屋市西区に名古屋営業所、香川県高松市に高松営業所開設

1970年代

  • 1970年11月モータ組立工程の協力工場として熊山三相電機株式会社(現・岡山三相電機株式会社(現・連結子会社))を設立
  • 1974年8月福岡市中央区(現・福岡市南区)に福岡営業所開設
  • 1975年12月東京都千代田区(現・東京都練馬区)に東京営業所開設
  • 1978年5月札幌市豊平区(現・札幌市中央区)に札幌サービスセンター開設

1980年代

  • 1980年10月産業機器用モータの製造を開始し、ポンプ用モータ、送風機用モータ等を産業機器メーカーへ販売開始
  • 1982年4月社団法人日本水道協会に水道用給水器具の検査工場として登録され、社団法人日本水道協会認定の製品の製造および販売を開始
  • 1987年10月モータ、ポンプの主要部品である固定子(ステータ)の加工会社安富電機株式会社の株式を取得し、社名を安富三相電機株式会社とする

1990年代

  • 1990年4月モータ、ポンプの主要部品である固定子(ステータ)の加工会社中坪電機株式会社の全株式を取得し、社名を山崎三相電機株式会社とする 安富三相電機株式会社の全株取得
  • 1992年3月本社機械工場および設計事務所用として工場の新築完成
  • 1993年12月中国上海市に、現地企業上海電視一廠との合弁会社上海金星三相電機有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 1994年4月M&A山崎三相電機株式会社に安富三相電機株式会社を合併し社名を播磨三相電機株式会社とする
  • 1995年1月仙台市若林区に仙台営業所開設
  • 1995年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1999年9月機械加工の協力工場として龍野サンソー有限会社(現・サンソー精工株式会社(現・連結子会社))を設立

2000年代

  • 2002年3月中国上海市の合弁会社上海金星三相電機有限公司の出資比率を95%とし、社名を上海三相電機有限公司とする
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年4月機械加工会社株式会社マルケイ製作所の全株式を取得し、社名を新宮サンソー株式会社(現・新宮三相電機株式会社(現・連結子会社))とする
  • 2007年9月上海三相電機有限公司の合弁先5%の出資持分を取得し、100%子会社とする

2010年代

  • 2012年5月兵庫県たつの市に新宮工場竣工
  • 2016年4月ポンプの製造・販売会社である株式会社岩谷電機製作所の全株式を取得
  • 2017年4月千葉県柏市に千葉営業所開設

2020年代

  • 2021年4月M&A株式会社岩谷電機製作所を吸収合併
  • 2021年10月愛知県岡崎市に三河サービスセンター開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2026年2月兵庫県加西市に加西三相電機株式会社(現・連結子会社)を設立 株式会社石野製作所の金属製品加工事業を譲り受け、協力工場として2026年4月より事業開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率向上(数値未明記)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    環境適合製品の拡販と事業構造転換

    激動する世界経済に対応し、市場が要求する環境適合製品の拡販により中長期的な発展を目指す。企業活動を通じて地球環境保全と人々の豊かさに貢献するため、経営基盤を強化し収益力の高い事業構造への転換を進める。

  2. 02

    モータ・ポンプ事業の強化と応用製品拡大

    基幹事業のモータとポンプについて、低消費電力化への市場ニーズに応えた製品を開発し強化。同時にモータとポンプの応用製品で事業拡大を図る。

  3. 03

    既存顧客深耕と新規顧客・新分野開拓

    提案力や案件対応力の強化で既存顧客との取引を深耕し、新製品開発や海外展開の強化で新規顧客拡大を推進。市場調査やマーケティング活動を強化し新製品を開発することで新たな分野に展開する。

  4. 04

    収益性向上と業務基盤の強化

    トータルコストの可視化と最適配分により利益率を改善。システム刷新や業務自動化で迅速な意思決定基盤を構築。BCP体制の構築・強化で非常時の業績影響を最小化する。

  5. 05

    品質向上とエンゲージメント向上

    品質不適合を発生させない仕組みづくりで品質を向上しブランド力を強化。従業員が前向きに仕事に向き合える環境を整備しエンゲージメントを高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で588人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は580万円で、9期前と比べて6.0%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は16.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月566
2018年3月583
2019年3月61742.817.7608
2020年3月58043.117.7602
2021年3月55143.418.0565
2022年3月60044.215.7564
2023年3月61444.315.6592
2024年3月62443.316.4597
2025年3月56943.416.658717
2026年3月58043.116.5588136

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
貸与他3,713百万円
工場 — 兵庫県姫路市1,032百万円
本社・工場 — 中国上海市816百万円
本社・姫路営業所 — 兵庫県姫路市623百万円
本社・工場 — 兵庫県たつの市158百万円
本社・工場 — 兵庫県姫路市96百万円
本社・工場 — 岡山県赤磐市59百万円
東京営業所 ほか8営業所1百万円
主な関係会社
  • 国内
    岡山三相電機㈱
    岡山県赤磐市
    議決権100.0%
  • 国内
    サンソー精工㈱
    兵庫県姫路市
    議決権100.0%
  • 国内
    新宮三相電機㈱(注)1
    兵庫県たつの市
    議決権100.0%
  • 国内
    加西三相電機㈱
    兵庫県加西市
    議決権100.0%
  • 海外
    上海三相電機有限 公司(注)1
    中国上海市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は183億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.4%、利益が+700.0%。

売上高
+14.4%
183億円
営業利益
+700.0%
8億円
純利益
+500.0%
6億円
営業利益率
4.4%
前期比 +3.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高188億円183億円
営業利益13億円8億円
純利益9億円6億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は49億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+4.3%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q512
2024年1Q4736.42
2024年2Q4724.32
2024年3Q4324.71
2024年4Q400
2025年2Q76−1−1.3−1
2025年4Q8422.42
2026年2Q9044.43
2026年4Q9344.33
2027年1Q4948.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は114億円から183億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月11411
2014年3月12321
2015年3月13454
2016年3月13467
千葉県柏市に千葉営業所開設
2017年3月13988
2018年3月15698
2019年3月15897
2020年3月13732
株式会社岩谷電機製作所を吸収合併
2021年3月12964
2022年3月17199
2023年3月186118
2024年3月17785
2025年3月160110.61
兵庫県加西市に加西三相電機株式会社(現・連結子会社)を設立 株式会社石野製作所の金属製品加工事業を譲り受け、協力工場として2026年4月より事業開始
2026年3月183894.46

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高183億円のうち、営業利益として残るのは8億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.4%149億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.2%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.4pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は34億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−86−312
2014年3月5−2−3312
2015年3月6−55119
2016年3月11−115025
2017年3月17−5−61231
2018年3月11−7−9427
2019年3月13−12−1126
2020年3月15−10−6525
2021年3月12−2−61029
2022年3月6−6−4025
2023年3月12−713542
2024年3月20−3−111749
2025年3月3−19−9−1625
2026年3月17−7−21034

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は200億円。このうち返さなくてよい自己資本が126億円で、自己資本比率は63.1%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月114595552.0
2014年3月118615751.7
2015年3月130666450.5
2016年3月139706950.3
2017年3月157778048.9
2018年3月164867852.3
2019年3月166897753.8
2020年3月154886657.3
2021年3月157946359.4
2022年3月1771047358.6
2023年3月2041119354.4
2024年3月1951177860.0
2025年3月1851196664.3
2026年3月2001267463.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
34億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
88億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
74億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中25位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中179位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
14.4%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,755で、1年前と比べて+79.9%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥1,755-2.0%1ヶ月-11.3%1年+79.9%時価総額82億円
過去52週の値幅
安値¥921高値¥2,666

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.1倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR0.62倍
配当利回り1.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に1736円と、前日比8.39%の下落となりました。1カ月では8.97%下落し、25日移動平均線(1921円)を約10%下回っています。52週高値の2666円からは約35%下落しており、調整局面にあります。ただし、52週安値921円からは約1.9倍の水準で、年初来上昇率は84.83%と高い水準を維持しています。出来高は8月19日に4万3200株と増加しており、売り圧力が強まっています。RSIは48と中立圏で、方向感は定まっていません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは15.1倍と同業界平均の28.9倍を大きく下回り割安。PBRも0.68倍と平均2.17倍を大幅に下回り解散価値割れ。ROEは4.6%と低いが、2026/3期の営業利益率改善予想から収益力向上が期待される。配当利回り1.34%は平均2.34%より低く、配当は伸び悩む可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.1倍30.8倍
PER (予想)9.5倍
PBR0.62倍2.58倍
ROE4.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績回復の実現性が焦点。2026年3月期の営業利益率4.37%計画に対し、強気派は設備投資需要の回復を期待する一方、弱気派は過去の不調や競争激化を警戒。株価は1年で127%上昇しており、バリュエーション面でも割高感がある。

プラスに働く材料7
  • 設備投資の回復

    国内製造業の生産能力増強でモーター需要増加。

  • 業績改善計画

    2026/3期は営業利益率4.37%と黒字拡大見通し。

  • 割安PBR

    PBR0.68倍と解散価値割れ、下値不安が少ない。

  • 営業利益急回復の8億円計画2026年Q3影響

    FY26/3営業利益8億円(前期比+700%)、営業利益率4.37%

  • 売上高回復と増収FY2026/3影響

    売上高183億円(前期比+14.4%)、需要回復で大幅増収

  • PBR0.68倍の割安修正決算発表後影響

    PBR0.68倍と解散価値割れ、業績改善で是正期待

  • 純利益6億円への回復FY2026/3影響

    純利益6億円(前期比+500%)、EPS大幅増

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    低価格競争で収益率が長期的に低下傾向。

  • 業績の不安定さ

    過去に減収・減益が続き、信頼性に疑問。

  • 株価急騰後の反動

    1年で127%上昇、利益確定売りが懸念。

  • 業績のボラティリティ継続影響

    FY25/3営業利益1億円からFY26/3は8億円と変動大、下振れリスク

  • 低収益体質の改善遅れ継続影響

    営業利益率4.37%は業界平均を下回り、競争力不足

  • 特定顧客への依存不定影響

    大口顧客の受注変動で業績が大きく左右される

  • 流動性の低さ継続影響

    時価総額87億円と小型株、売買高少なく値動き激しい

次の決算で確かめる点
受注高
設備投資需要の動向を反映する先行指標。
営業利益率
改善計画の達成度を測る。
自己資本比率
財務安全性の確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.42%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
1.42%
いまの株価に対して
配当性向
23.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1413.7
2018年3月2042.912.1
2019年3月2210.014.9
2020年3月220.031.1
2021年3月220.020.7
2022年3月2513.613.0
2023年3月278.015.2
2024年3月270.020.3
2025年3月25−7.4132.9
2026年3月250.023.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ723人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.7%を占め、残る50.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他47.648.448.047.746.147.2
事業法人43.343.843.443.244.145.1
金融機関7.86.06.06.14.84.6
証券会社1.11.00.81.53.62.6
自己株式2.22.22.22.22.22.2
外国法人0.20.91.91.51.40.5
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ケイアールディー株式会社25.22
02三相電機取引先持株会13.17
03株式会社石野製作所8.57
04石野一郎5.34
05黒田直樹2.84
06倉茂電工株式会社2.80
07黒田栄子2.20
08三井住友カード株式会社1.97
09株式会社百十四銀行1.82
10明治安田生命保険相互会社1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+853%、1株純資産は14期で+320%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月136562.014.523.2
2014年3月231,3551.717.643.9
2015年3月911,4546.59.123.3
2016年3月1471,5489.84.315.6
2017年3月1791,71011.05.413.7
2018年3月1771,9079.88.112.1
2019年3月1461,9977.56.914.9
2020年3月391,9681.918.731.1
2021年3月892,0774.411.320.7
2022年3月1962,2949.05.313.0
2023年3月1802,4527.65.815.2
2024年3月1082,5754.311.120.3
2025年3月262,6081.030.4132.9
2026年3月1242,7544.69.523.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額157百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
黒田直樹代表取締役社長67
小林秀嗣専務取締役 営業部・生産管理部・製造部 担当72
曹銀春取締役 資材部・海外関連会社担当・技術フェロー56
小畑直人取締役 生産管理部長55
榮永悟取締役 統括管理部長・情報システム部担当56
松田一郎取締役 上海三相電機有限公司総経理61
長野浩忠取締役 技術部長51
足立安孝取締役(監査等委員)74
井上美智代取締役(監査等委員)68
安山寿祥取締役(監査等委員)57
小山玲子50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7139131315222
社外取締役4551

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容739字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、三相電機株式会社(当社)、子会社5社で構成され、モータ、ポンプおよびモータ応用製品、部品の製造・販売を主に、またこれらに附帯する保守、研究開発およびその他のサービス等の事業活動を展開しております。 事業内容と当社および子会社の当該事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 モータ・ポンプ   …………   当社が製造・販売しております。 岡山三相電機株式会社は、大部分を当社製品の組立加工および部品加工を行っております。一部は他社へ販売しております。 上海三相電機有限公司は、部品・生産設備等の一部を当社より仕入れ、モータ・ポンプの製造・販売をしております。製品の一部は当社が仕入れ、日本国内の顧客へ販売するとともに、中国国内および海外顧客へ販売しております。 サンソー精工株式会社は、当社製品に使用される部品の機械加工を行っており、大部分を当社へ販売するとともに、一部は他社へ販売しております。 新宮三相電機株式会社は、モータ・ポンプに使用される部品のプレス加工および切削加工、ならびにモータ・ポンプの主要部品であるモータの固定子(ステータ)の製造を行っており、大部分を当社へ販売するとともに、一部は他社へ販売しております。 2026年2月5日に加西三相電機株式会社を設立し、同社を連結子会社といたしました。同社は2026年4月1日に株式会社石野製作所の金属製品加工事業を譲り受け、事業を開始いたしました。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)当連結会計年度において加西三相電機株式会社を設立し連結の範囲に含めておりますが、事業の開始が2026年4月であるため、事業系統図への記載は省略しております。
経営方針・対処すべき課題1,549字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は ・社是「愛と感謝と積極性」の経営理念のもと、広く社会の繁栄に貢献する。 ・更に地球環境を考え、世界の平和と豊かさに企業活動をとおし貢献する。 を経営理念としております。 この理念実現のため、当社の特長である「技術提案型」「顧客指向型」を更に伸ばし、新しい時代に適応できる経営基盤の強化に努めるとともに株主、取引先、関係業界、地域社会の皆様から信頼と尊敬される会社づくりを基本方針としております。 (2)経営戦略等 激動する世界経済に対応するとともに、市場が要求する環境適合製品の拡販により、中長期的な発展を目指します。また、企業活動をとおし、地球環境の保全と人々の豊かさに貢献できるよう経営基盤の強化を図り、収益力の高い事業構造への転換を進めてまいります。 具体的には、基幹事業であるモータとポンプは、低消費電力化への市場ニーズに応えた製品を開発し強化していくとともに、モータとポンプ応用製品で事業拡大を図ります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営指標として売上高営業利益率を重視しておりましたが、当連結会計年度より企業の経営活動をより明確に表す売上高経常利益率を新たな指標といたしました。高付加価値製品の開発および販売を進め、企業の収益性を示す指標である売上高経常利益率の向上を目指してまいります。 (4)経営環境 当社グループは、海外における地政学リスクや中国経済の先行き懸念などに加え、円安や部材入手難による資源調達価格が高騰する厳しい経営環境の中で、顧客ニーズに対応したインフラ機器や医療機器に組み込む製品の開発とタイムリーな製品供給体制が更に求められ、その上で高付加価値経営を目指した事業構造の構築が必要となっています。 次の諸施策を積極的に展開してまいります。 ・提案力や案件対応力の強化による既存顧客との取引深耕、新製品開発や海外展開の強化による新規顧客拡大を推進し、売上を拡大する。 ・市場調査やマーケティング活動を強化し新製品を開発することで、新たな分野に展開する。 ・トータルコストの可視化と最適配分により、利益率を改善する。 ・システムの刷新や業務自動化を進めることで、迅速な意思決定を行う基盤を構築する。 ・BCP体制を構築・強化し事業活動停滞を防ぐことで、非常事態における業績への影響を最小化する。 ・品質不適合を発生させない仕組みづくりに取り組み、品質を向上しブランド力を強化する。 ・従業員が前向きに仕事に向き合える環境を整備し、エンゲージメントを高める。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の対処すべき課題といたしまして、原材料価格の高止まり、海外における地政学リスクや中国経済の先行き懸念など、経営環境は予断を許さない状況が続くものと思われます。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、一時的に減速している半導体市場は回復基調にあり、今後、情報通信技術進展にともなうデータ社会への移行や生成AI関連を中心に半導体需要はさらに高まると予想されます。受注の回復に合わせ対応できるよう生産体制の準備を進めるとともに、原材料や部材の安定調達ならびに生産コストの削減に向けた取り組みを継続して進めてまいります。また、ユニット製品の市場拡大に注力し、新たな顧客を開拓するとともに、満足度の高いサービスを提供していくことに最善を尽くしてまいります。
事業等のリスク1,171字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項については、主として以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定の販売先への依存度リスク 当社グループの最近の2連結会計年度において販売依存度が総販売実績の10%を超える取引先は、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ④生産、受注及び販売の実績 c.販売実績」に記載のとおりであります。 これら販売先と当社グループとの取引が縮小された場合には、売上が減少することにともないグループ全体の業績が悪化する懸念があります。当社グループといたしましては、これらの主要取引先との取引を維持継続するためにお客様の要望に合わせたモノづくりを行い顧客満足度を高めるとともに、新規顧客や新市場開拓を進め顧客基盤の一層の拡大に努めております。 (2)中国市場での活動リスク 当社グループは、中国において生産活動および販売活動を行っております。今後、中国において経済的、社会的および政治的な要因により、販売活動あるいは生産活動に支障をきたすようなトラブルが生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。このようなリスクを抑えるため、原材料調達のグローバル化を進めております。 (3)原材料価格変動および調達リスク 当社グループの製品は、鉄鋼、非鉄金属を素材とした原材料を使用しており、近年においてこれら素材の市況が大幅に乱高下しております。また、地政学的リスクにより調達部材のコストアップが大幅に進行しております。それと併せて部材そのものの調達が出来なくなる可能性も考慮し、事業の継続性を保つための新たな調達ルートの開拓を進めてまいります。さらに調達する部材価格が変動した場合、適正な販売価格とすることができなければ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては市況価格を注視し、最適価格による調達を進めております。また、必要に応じて先行手配を行うなど、仕入価格が大きく変動するリスクを緩和しております。 (4)為替レートの変動リスク 当社グループが事業を行う地域において、現地通貨以外の通貨による売上、費用、資産等の取引により発生する外貨建ての項目について、現地通貨への換算ならびに連結財務諸表の作成のために円換算しております。これら換算時の為替レートの変動により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、現地通貨による取引を行い、為替変動リスクによる影響を緩和しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,138字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇の継続、原材料・エネルギー価格の動向、緊迫化する中東情勢等を背景とする地政学的リスクの高まりに加え、為替変動、海外経済情勢等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループにおきましては、重要な注力市場である半導体市場が、自動車やPC・スマートフォンなど従来用途は軟調で推移したものの、生成AI関連を中心に市場全体の成長を牽引しました。半導体製造装置メーカーでは生成AI関連への需要が拡大し、当社製品である半導体製造装置用ポンプの受注は、想定を上回りました。 このような事業環境の中、環境変化に対応すべく販売価格の見直しや原価低減に努めてまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は182億92百万円(前期比114.1%)となりました。 営業利益は7億94百万円(前年同期は69百万円)、経常利益は8億63百万円(前期比632.4%)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は5億68百万円(前期比480.0%)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ14億68百万円増加し、199億76百万円となりました。 流動資産につきましては、前連結会計年度末と比べ8億42百万円増加し、116億71百万円となりました。これは主に電子記録債権が2億73百万円減少したものの、現金及び預金が6億43百万円、仕掛品が2億2百万円増加、ならびにその他が1億33百万円増加したことによるものであります。 固定資産につきましては、前連結会計年度末と比べ6億25百万円増加し、83億4百万円となりました。これは主に建設仮勘定が13億47百万円減少したものの、建物及び構築物が16億95百万円、リース資産が1億82百万円増加、ならびに投資有価証券が1億68百万円増加したことによるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末と比べ7億60百万円増加し、73億71百万円となりました。これは主に固定負債のリース債務が1億85百万円、未払法人税等が1億63百万円、ならびに流動負債のその他が4億4百万円増加したことによるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末と比べ7億7百万円増加し、126億5百万円となりました。これは主に利益剰余金が4億54百万円、その他有価証券評価差額金が1億81百万円増加したことによるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、33億50百万円となり、前連結会計年度末と比較して8億43百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は17億11百万円(前年同期は3億2百万円の収入)となりました。これは主に8億46百万円の税金等調整前当期純利益の計上ならびに、8億77百万円の減価償却費の計上等の増加要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は6億90百万円(前年同期は18億73百万円の支出)となりました。これは主に9億78百万円の有形固定資産の取得等の減少要因と、2億円の定期預金の払戻等の増加要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2億25百万円(前年同期は9億39百万円の支出)となりました。これは主に1億95百万円のリース債務の返済等の減少要因によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 当社グループは、モータおよびポンプ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載に代えて、部門別の実績を記載しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を部門別に示すと、次のとおりであります。 部門別の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) モータ(千円)   7,948,859   95.9 ポンプ(千円)   10,540,483   129.7 合計(千円)   18,489,342   112.6 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績を部門別に示すと、次のとおりであります。 部門別の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) モータ(千円)   8,008,755   96.5 ポンプ(千円)   10,898,269   127.6 合計(千円)   18,907,024   112.3 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。 部門別の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) モータ(千円)   7,955,975   109.5 ポンプ(千円)   10,336,758   118.0 合計(千円)   18,292,733   114.1 (注)1.前連結会計年度および当連結会計年度における主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社荏原製作所(注)2   1,678,000   10.5   -   - SMC株式会社(注)3   -   -   2,036,648   11.1 2.当連結会計年度における株式会社荏原製作所に対する販売実績については、総販売実績に対する割合が10%未満のため記載を省略しております。 3.前連結会計年度におけるSMC株式会社に対する販売実績については、総販売実績に対する割合が10%未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するに当たり、決算日現在における連結貸借対照表ならびに報告期間における連結損益計算書の各項目中において計上するに至った数値の一部は、過去の見積り或いは今後の仮定に基づいて計算される数値を合理的に判断し連結財務諸表に計上しております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績について、重要な注力市場である半導体市場が、自動車やPC・スマートフォンなど従来用途は軟調で推移したものの、生成AI関連を中心に市場全体の成長を牽引しました。半導体製造装置メーカーでは生成AI関連への需要が拡大し、当社製品である半導体製造装置用ポンプの受注は想定を上回り推移しました。一方、産業用モータの受注は世界的な先行き不透明感を背景に企業の設備投資意欲は継続して低調な状況で推移しました。 この結果、前連結会計年度と比べ売上高では22億63百万円増加し182億92百万円、経常利益では7億26百万円増加し8億63百万円となりました。 また、当社グループは、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上高経常利益率を目標の達成状況を判断するための客観的な指標として用いております。売上高経常利益率につきましては、前期比3.9ポイント増の4.7%となりました。これは主にポンプの受注が好調に推移したこと、また、原材料・部材のコストダウンと安定調達に努め生産性を大きく阻害することなく生産活動が維持できたことにより、売上高は前期比14.1%の増加となり、売上原価ならびに販売費一般管理費の増加率を上回ったことによるものであります。 ③経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループを取り巻く経営環境は、為替変動に伴う海外からの調達コストならびに、当社グループの主要材料であります電磁鋼鈑、銅線、アルミニウム等の市場価格の変動により、当社グループの競争力に影響を及ぼすことが考えられます。このコスト変動にあわせた適正な販売価格とすることができなければ、今後の経営成績に影響を与える可能性があります。また、環境問題意識の高まりにより、顧客からはより省資源、低消費電力となる製品の要望が強く、小型・軽量・低消費電力となるモータやポンプの製品開発の優劣で、今後の受注が左右されます。 ④経営戦略の現状と見通し 当社グループといたしましては、モータ・ポンプの設計から製造販売と一貫した生産体系を保ち、双方のノウハウや顧客からの要求に応じるカスタム対応力の育成を図ってまいりました。今後は、これら製品の応用技術を利用したユニット製品の開発販売に注力するとともに、国内外の新規市場への開拓を進めてまいります。生産面においては、生産性の向上を図るため、直接作業者の多能工化を更に推し進めてまいります。また、グループ各社間の負荷バランスを図り、固定費圧縮による収益改善を進め、利益率向上に取り組んでまいります。 ⑤資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.連結キャッシュ・フロー計算書に係る分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要の主な内容 当社グループの資金需要は、主に大きく分けて運転資金需要と設備資金需要の二つがあります。 運転資金需要のうち主なものは、製品を製造するための材料仕入れ、製造費ならびに販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要としましては、主に工場建物の拡充や機械装置等の固定資産購入によるものであります。 c.財務政策 当社グループは、運転資金、設備投資資金ともに主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達しており、不足が生じた場合は長期借入金による調達を行っております。 ⑥経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループは更なる企業価値向上のため、次の点を問題点と認識し注力いたします。 a.企業体質の強化 国内外の景気動向等の変化に左右されない強固な企業体質を構築するため、マーケティング機能を強化し、顧客ニーズに合った製品の開発、設計、生産、販売の促進に努めてまいります。 b.サプライチェーンの強化 品質、コスト、納期といった基本的な要素の評価に加え、政治的安定性や自然災害のリスクといった地政学的要因も考慮に入れ、供給網の多様化に努めてまいります。 c.人材の確保と育成 会社が持続的に存続し発展していくため、優秀な人材の継続的な採用と育成に努めるとともに、従業員が最大限の力を発揮できる安全で働きやすい職場づくりを進めてまいります。 d.リスク対応 リスクマネジメントの強化、ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する取組を推進することで持続的な成長と企業価値の向上の努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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