本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ASTI

ASTI CORPORATION6899 · Standard · 電気機器

車載電装品を主力とする電子機器メーカー。四輪・二輪向けワイヤーハーネスや電子制御ユニットなどを、アジアを中心にグローバルに供給。

概要

ASTI株式会社(旧商号:ペンオイルセールス)は1963年に静岡県浜松市で設立された電子機器メーカーである。2026年3月期の連結売上高は624億円、従業員数は4,282人。主力事業は車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの3分野で、日本、中国、ベトナム、インド、フィリピンに生産拠点を持つ。近年はEV向けパワーエレクトロニクス製品や医療用注射針の自社開発に注力している。

車載電装品・民生産業機器・ワイヤーハーネスの三本柱

当社グループは連結財務諸表の報告セグメントとして、車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの3区分を設けている。2026年3月期のセグメント別売上高は、車載電装品が222億6,700万円(構成比35.7%)、民生産業機器が189億2,900万円(同30.3%)、ワイヤーハーネスが209億3,500万円(同33.6%)、その他が2億6,800万円(同0.4%)である。車載電装品には各種電子制御ユニットやエアコン制御システム、バッテリー充電器が含まれる。民生産業機器は洗濯機・食器洗浄機用電子制御基板、通信用スイッチユニット、産業用ロボットコントローラ基板が主体。ワイヤーハーネスは四輪・二輪・船舶用を手掛け、祖業にあたる。営業利益ベースでは民生産業機器が5億4,100万円(前年同期比23.7%増)と最も高い利益率を示す一方、車載電装品は3億6,100万円(同51.1%減)と減益となった。

アジアを中心に広がる8カ国の生産ネットワーク

当社グループは日本国内に本社工場(浜松市)、袋井工場、掛川工場、浜松工場などを持つ。海外では中国に浙江雅士迪電子有限公司と杭州雅士迪電子有限公司、ベトナムにASTI ELECTRONICS CORPORATIONとASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION、インドにASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITEDとASTI INDIA PRIVATE LIMITED、フィリピンにASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.を子会社として有する。さらにベトナム・ダナン市には研究開発拠点ASTI RESEARCH AND DEVELOPMENT VIETNAM CORPORATIONを設置し、インドのハリアナ工場内にも研究開発部門を置いている。海外売上高の比率は明示されていないが、中国のワイヤーハーネス事業は2025年度に撤退しており、現在はインドとベトナムが主要生産拠点となっている。経営方針ではインド事業を最優先課題と位置づけ、グジャラート工場とハリアナ工場の増強を進めている。

厳しい経営環境と中期計画VISION2030

2026年3月期の連結売上高は624億円(前期比4.6%減)、営業利益は13億200万円(同14.2%減)と減収減益であった。主因は中国ワイヤーハーネス事業の撤退による販売減で、同事業では固定資産売却益6億500万円と事業整理損8億5,400万円が発生した。中国経済の低迷や円安による資材高騰、米国通商政策の影響が経営環境を悪化させている。こうした中、2025年度から2030年度を対象とする中期経営計画「VISION2030」を策定し、4分野を重点強化する。すなわち、インド事業への資源投入、EV関連電子部品(充電器・インバータ・DC/DCコンバータ)の自社開発、二輪・船外機用ワイヤーハーネスの生産体制拡充、医療関連製品のグローバル販売拡大である。経営指標として売上高と営業利益を重視しており、自社設計製品の比率を高めることで収益力の向上を目指す。

業界の中での役割は自動車OEM向け電装品・ワイヤーハーネスサプライヤー、および産業機器向け電子基板メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
624億円
営業利益
13億円
営業利益率
2.1%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
車載 電装品223億円35.7%
ワイヤー ハーネス209億円33.5%
民生産業 機器189億円30.3%
その他3億円0.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01車載電装品主力

自動車用の電子制御ユニット、エアコン制御システム、バッテリー用充電器、コーナーセンサなどを製造・販売。国内およびインド、ベトナム、中国などの海外拠点で生産し、自動車メーカー向けに供給。

主な製品・サービス4
各種電子制御ユニット
エンジン制御、ボディ制御など車両の各種機能を電子制御するユニット。
エアコン制御システム
車載エアコンの温度・風量を制御するシステム。
バッテリー用充電器
電気自動車やハイブリッド車のバッテリーを充電するための機器。
コーナーセンサ
自動車の駐車支援などに使用される超音波センサ。周囲の障害物を検知する。

02民生産業機器準主力

洗濯機・食器洗浄機用電子制御基板、通信用スイッチユニット、産業用ロボットコントローラ基板などを製造・販売。家電メーカーや産業機器メーカー向けに、電子制御の基盤を提供。

主な製品・サービス3
洗濯機用・食器洗浄機用電子制御基板
洗濯機や食器洗浄機の動作を制御する電子回路基板。
通信用スイッチユニット
通信機器に使用されるスイッチの制御ユニット。
産業用ロボットコントローラ基板
産業用ロボットの動作を制御するための基板。

03ワイヤーハーネス準主力

四輪・二輪および船舶用のワイヤーハーネスを製造・販売。車両全般の電力・信号配線を束ねる重要な部品。アジアの拠点で生産し、国内外の自動車メーカーや船外機メーカーに供給。

主な製品・サービス2
四輪・二輪用ワイヤーハーネス
自動車やオートバイの電気配線を束ねたセット。エンジン制御やライト、計器類などへの電力供給と信号伝達を担う。
船舶用ワイヤーハーネス
船外機や船舶内の電気配線を束ねたもの。耐水性・耐腐食性が求められる。

製品と技術

車載電装品:電子制御ユニットから充電器まで

車載電装品セグメントは、各種電子制御ユニット(ECU)、エアコン制御システム、バッテリー用充電器、コーナーセンサなどを主製品とする。特に電動車両向けのパワーエレクトロニクス製品として、2011年から開発・生産を開始したバッテリー充電器、2013年からの電動フォークリフト用DC/DCコンバータ、2023年からの電動二輪車用充電器がある。これらの製品は自社開発・自社設計を強みとし、インドやベトナムの工場で生産される。2026年3月期のセグメント売上高は222億6,700万円で、前期比1.5%増と微増だったが、自社設計製品販売減に伴う付加価値減少により営業利益は3億6,100万円(同51.1%減)と大幅減益となった。受注残高は36億3,200万円(前年比61.3%増)と大きく増加しており、インド市場での引き合いが強い。

ワイヤーハーネス:祖業を支える二輪・船外機向け

ワイヤーハーネス事業は当社グループの祖業であり、四輪車・二輪車・船舶用のハーネスを製造する。生産拠点はベトナム(ASTI ELECTRONICS CORPORATION、同HANOI)とフィリピン(ASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.)の2カ国体制で、BCP(事業継続計画)を意識した分散生産を行っている。2026年3月期の売上高は209億3,500万円(前期比12.5%減)。減少の主因は中国拠点での事業撤退だが、日本における二輪・船外機用ワイヤーハーネスの販売増加と中国撤退に伴う損失減少により、営業利益は3億7,500万円(同23.5%増)と増益を確保した。経営計画では、オリジナル部品開発による付加価値向上を掲げており、祖業領域での差別化を図る。

医療関連製品:超細径注射針とマイクロニードル

医療分野は2010年代後半から本格化した新規事業である。2017年8月に量産を開始した単回使用注射針「Quatron(登録商標)」は、4本の針を備え薬液の残量を大幅に低減する設計が特徴。欧州での販売を皮切りに、2024年12月にはZELOSTAT Needle注射針が国内医療機器承認を取得し、生産販売を開始した。さらに微細加工技術を活かしたマイクロニードルシステムの開発も進めている。2025年度には「医療機器初のφ0.16超細径注射器及び薬液ムダを大幅に低減した注射システムの開発」で「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞。2026年3月期のその他セグメント売上高は2億6,800万円(前期比8.9%増)だが、営業損失は1,500万円と依然小さな赤字である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

電子部品で中位、収益性に課題

同社は電気機器分野に属し、売上高624億円(2026年3月期)と業界内で中位の規模である。キオクシアホールディングスやイビデンといった大手企業と比較すると規模は小さく、市場支配力は限定的である。営業利益率は2%台と低水準で、収益性の改善が急務となっている。一方、特定の電子部品分野において技術力を有し、ニッチ市場での存在感を示している。課題としては、収益性の低さと、半導体市場の変動による業績の不安定さが挙げられる。

強み

  • 特定の電子部品分野で高い技術力を有し、差別化に寄与している。
  • 大手が参入しないニッチ市場で一定のシェアを確保している。
  • 長期的な取引関係を持つ顧客が存在し、安定した受注がある。

課題

  • 営業利益率2%台と低く、収益性改善が課題である。
  • 半導体市場の変動により業績が影響を受けやすい。
  • 大手企業との競争で価格競争に巻き込まれるリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がASTI

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16858小野測器101億円10.0倍
26838多摩川ホールディングス97億円5.4倍
36619ダブル・スコープ89億円
46513オリジン85億円
56518三相電機82億円14.1倍
66899ASTI81億円10.4倍
76897ツインバード77億円
86822大井電気73億円4.8倍
96863ニレコ72億円15.1倍
106907ジオマテック71億円9.6倍
116772東京コスモス電機71億円250.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

ピアノ部品からオーディオ・ワイヤーハーネスへ:1963年〜1970年代の事業転換

1963年5月、静岡県浜松市浅田町にペンオイルセールス株式会社として設立された。当初は社名の通り油関連販売が想定されたが、1965年4月にピアノアクション部品の組立加工を開始し、製造業に進出する。1966年4月には太平洋企業株式会社に商号を変更。1969年4月からオーディオアンプの生産を始め、1972年7月には二輪車用ワイヤーハーネスの生産に着手した。この時代に電子機器とワイヤーハーネスという二つの基盤技術を獲得し、後の事業拡大の基礎が築かれた。1974年8月には浜松市福島町にステレオ工場を新設し、生産能力を高めた。

カーラジオ・衛星受信機で電子技術を蓄積した1980年代

1979年8月にカーラジオの生産を開始し、自動車向け電子機器の分野に参入。同年10月には子会社太平洋電子株式会社、12月には亜細亜部品株式会社(後のアスティオービックス)を設立し、グループ体制を整えた。1982年11月には竜洋工場(後の磐田工場)を新設。1983年5月から家電製品用電子制御ユニットの生産を開始し、制御技術を蓄積する。1984年3月には米国向けサテライトレシーバーの生産を始め、通信・放送分野にも進出。1988年10月には浅羽工場(現袋井工場)を建設し、生産拠点を拡大した。1989年11月には超音波技術を活用した水中トランシーバーを発表し、技術の幅を広げた。

社名をASTIに統一し海外展開を加速した1990年代

1992年1月、商号をアスティ株式会社に変更。1993年4月には都田技術センター(現都田工場)をテクノポリス内に新設した。1994年4月、国内向け車載用・ホーム用BSチューナーの生産販売を開始。同年12月、中国に浙江雅士迪電子有限公司と杭州雅士迪電子有限公司を設立し、初の海外生産拠点を獲得した。1995年6月には定款上の商号をASTI株式会社に変更し、同年9月に名古屋証券取引所市場第二部特別指定銘柄に上場。1996年1月に同市場第二部に指定された。1997年8月には子会社アスティオービックスが太平洋電子を吸収合併しアストム株式会社(後のアスティプラス)を設立。1998年9月にはベトナムにASTI ELECTRONICS CORPORATIONを設立し、アジア展開を本格化させた。

上場拡大とインド進出:2000年代の成長基盤

2002年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。2003年3月にはアスティプラス株式会社を吸収合併し、グループ再編を進めた。2004年11月、インドにASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITEDを設立し、成長市場への布石を打った。2006年11月にはベトナムにASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATIONを追加設立。2007年3月、浜松市米津町に本社工場を新設し、国内生産拠点を刷新した。2009年1月にはモービル・パワーエレクトロニクス事業へ参入し、実験車両「evivo」を発表。電動車両向けの電力変換技術の開発を本格化させた。2011年2月には電動車用バッテリー充電器の開発・生産を開始し、EV関連事業の基礎を固めた。

医療機器とEV用電力変換に挑んだ2010年代

2011年11月、医療用マイクロニードルシステムのプロトタイプを発表し、医療分野に参入。2012年3月には静岡県掛川市に掛川工場を新設。2013年1月、電動フォークリフト用DC/DCコンバータの生産を開始し、産業用EV機器にも展開した。2015年4月、名古屋証券取引所市场第二部の上場を廃止し、東京証券取引所一本に集約。2017年8月、インドにASTI INDIA PRIVATE LIMITED、ベトナムにASTI RESEARCH AND DEVELOPMENT VIETNAM CORPORATIONを設立し、研究開発機能の海外移管を進めた。同時期に単回使用注射針「Quatron(登録商標)」の量産と欧州での販売を開始し、医療機器事業を本格化させた。

スタンダード市場移行と中国事業撤退:2020年代の再編

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。同年フィリピンにASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.を設立し、ワイヤーハーネスの生産拠点を多様化した。2023年3月には浜松工場を新設。同年4月、電動二輪車用バッテリー充電器の生産を開始した。一方、中国のワイヤーハーネス事業はEV市場の競争激化を受けて撤退を決定し、2026年3月期に固定資産売却益と事業整理損が計上された。2024年12月にはZELOSTAT Needle注射針の国内医療機器承認を取得し、生産販売を開始。医療事業の製品ラインを拡充した。2025年度には「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞し、技術力の評価を得ている。

年表42件を開く

1960年代

  • 1963年5月創業静岡県浜松市中央区浅田町にペンオイルセールス株式会社を設立。
  • 1965年4月ピアノアクション部品の組立加工を開始。
  • 1966年4月商号変更太平洋企業株式会社に商号変更。
  • 1969年4月オーディオアンプの生産を開始。

1970年代

  • 1972年7月二輪車用ワイヤーハーネスの生産を開始。
  • 1974年8月静岡県浜松市中央区福島町にステレオ工場(旧浜松倉庫)を新設。
  • 1979年8月カーラジオの生産を開始。
  • 1979年10月静岡県浜松市中央区入野町に子会社として太平洋電子株式会社を設立。
  • 1979年12月商号変更静岡県浜松市中央区市野町に子会社として亜細亜部品株式会社(1987年11月にアスティオービックス株式会社に商号変更)を設立。

1980年代

  • 1982年11月静岡県磐田郡竜洋町(現静岡県磐田市)に竜洋工場(旧磐田工場)を新設。
  • 1983年5月家電製品用電子制御ユニットの生産を開始。
  • 1983年9月商号変更太平洋アスティ株式会社に商号変更。
  • 1984年3月米国向けサテライトレシーバー(衛星放送受信機)の生産を開始。
  • 1988年10月静岡県磐田郡浅羽町(現静岡県袋井市)に浅羽工場(現袋井工場)を新設。
  • 1989年11月超音波技術活用による水中トランシーバーを発表。

1990年代

  • 1992年1月商号変更アスティ株式会社に商号変更。
  • 1993年4月静岡県浜松市浜名区新都田のテクノポリス内に都田技術センター(現都田工場)を新設。
  • 1994年4月国内向け車載用及びホーム用BSチューナーの生産販売を開始。
  • 1994年12月中国に子会社として浙江雅士迪電子有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 1994年12月中国に子会社として杭州雅士迪電子有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 1995年6月商号変更定款上の商号をASTI株式会社に変更。
  • 1995年9月上場名古屋証券取引所市場第二部特別指定銘柄に株式を上場。
  • 1996年1月名古屋証券取引所市場第二部に指定。
  • 1997年8月M&Aアスティオービックス株式会社が太平洋電子株式会社を吸収合併し、アストム株式会社に商号変更(2000年4月にアスティプラス株式会社に商号変更)。
  • 1998年9月ベトナムに子会社としてASTI ELECTRONICS CORPORATION(現連結子会社)を設立。

2000年代

  • 2002年11月商号変更登記上の商号をASTI株式会社に変更。
  • 2002年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2003年3月M&Aアスティプラス株式会社を吸収合併。
  • 2004年11月インドに子会社としてASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立。
  • 2006年11月ベトナムに子会社としてASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION(現連結子会社)を設立。
  • 2007年3月静岡県浜松市中央区米津町に本社工場を新設。
  • 2009年1月モービル・パワーエレクトロニクス事業へ参入。実験車両「evivo」発表。

2010年代

  • 2011年2月電動車用バッテリー充電器の開発・生産を開始。
  • 2011年11月医療用マイクロニードルシステム(プロトタイプ)を発表。
  • 2012年3月静岡県掛川市に掛川工場を新設。
  • 2013年1月電動フォークリフト用DC/DCコンバータの生産を開始。
  • 2015年4月上場名古屋証券取引所市場第二部における株式の上場を廃止。
  • 2017年8月インドに子会社としてASTI INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立。ベトナムに子会社としてASTI RESEARCH AND DEVELOPMENT VIETNAM CORPORATION(現連結子会社)を設立。単回使用注射用針「Quatron」(登録商標)の量産及び欧州で販売開始。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行(市場区分見直し)。フィリピンに子会社としてASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.(現連結子会社)を設立。
  • 2023年3月静岡県浜松市中央区大原町に浜松工場を新設。
  • 2023年4月電動二輪車用バッテリー充電器の生産を開始。
  • 2024年12月ZELOSTAT Needle 注射針の国内医療機器承認及び生産販売開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    インド事業の強化

    成長著しいインド市場に経営資源を集中投下し、ハリアナ工場の研究開発部門を拡充して日本の技術と水平分業できる体制を構築、全拠点で同一品質を実現する。

  2. 02

    EV関連電子部品の開発・生産

    充電器、インバータ、DC/DCコンバータで培った技術を磨き、受託製造から自社開発・自社設計製品の製造へシフトする。

  3. 03

    二輪・船外機用ワイヤーハーネス事業の充実

    ベトナム・フィリピンの2カ国生産体制を強化し、BCP対応とともにオリジナル部品開発による付加価値向上を図る。

  4. 04

    メディカル関連製品の開発・販売

    自社開発の超細径注射器やマイクロニードルなど、メディカル分野の新製品を世界市場に向けて開発・生産・販売する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,282人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて+5.0%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は17.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,081
2018年3月4,251
2019年3月54140.516.54,169
2020年3月52641.416.64,761
2021年3月48641.817.15,162
2022年3月52442.417.44,517
2023年3月51342.417.34,362
2024年3月54142.917.44,346
2025年3月55243.117.44,23335
2026年3月56943.117.44,28230

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率150.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 0 / 海外 8、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
浜松工場 — 静岡県浜松市中央区4,293百万円
車載電装品 民生産業機器
車載電装品 ワイヤーハーネス — ASTI INDIA PRIVATE LIMITED (インド グジャラート州)1,690百万円
掛川工場 — 静岡県掛川市1,310百万円
車載電装品 民生産業機器
車載電装品 民生産業機器 ワイヤーハーネス — ASTI ELECTRONICS CORPORATION (ベトナム ホーチミン市)1,148百万円
本社工場 — 静岡県浜松市中央区1,089百万円
全社(管理業務)ワイヤーハーネス その他
車載電装品 ワイヤーハーネス — ASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED (インド ハリアナ州)940百万円
都田工場 — 静岡県浜松市浜名区486百万円
車載電装品 その他
袋井工場 — 静岡県袋井市484百万円
ワイヤーハーネス
民生産業機器 — 杭州雅士迪電子有限公司(中国浙江省)473百万円
ワイヤーハーネス — ASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC. (フィリピン バタンガス州)428百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    ASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED (注)2、5
    インド ハリアナ州 · 連結子会社
    議決権98.2%
  • 海外
    ASTI INDIA PRIVATE LIMITED (注)2
    インド グジャラート州 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 海外
    ASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION (注)2
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ASTI ELECTRONICS CORPORATION (注)2
    ベトナム ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ASTI RESEARCH AND DEVELOPMENT VIETNAM CORPORATION
    ベトナム ダナン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    杭州雅士迪電子 有限公司(注)2
    中国 浙江省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    浙江雅士迪電子 有限公司(注)2、4
    中国 浙江省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.
    フィリピン バタンガス州 · 連結子会社
    議決権99.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は624億円営業利益13億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.6%、利益が-13.3%。

売上高
-4.6%
624億円
営業利益
-13.3%
13億円
純利益
+16.7%
7億円
営業利益率
2.1%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高580億円624億円
営業利益10億円13億円
純利益7億円7億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は151億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.7%、営業利益は−71.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1444
2024年1Q15074.710
2024年2Q15253.35
2024年3Q16984.74
2024年4Q1658
2025年2Q30551.62
2025年4Q349102.94
2026年2Q30762.04
2026年4Q31772.23
2027年1Q15121.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は323億円から624億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は2.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月32342
2014年3月35631
名古屋証券取引所市場第二部における株式の上場を廃止。
2015年3月39362
2016年3月37774
インドに子会社としてASTI INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立。ベトナムに子会社としてASTI RESEARCH AND DEVELOPMENT VIETNAM CORPORATION(現連結子会社)を設立。単回使用注射用針「Quatron」(登録商標)の量産及び欧州で販売開始。
2017年3月4271914
2018年3月4761814
2019年3月4752116
2020年3月455105
2021年3月4521414
東京証券取引所スタンダード市場へ移行(市場区分見直し)。フィリピンに子会社としてASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.(現連結子会社)を設立。
2022年3月58887
静岡県浜松市中央区大原町に浜松工場を新設。
2023年3月6492115
2024年3月6363127
2025年3月65415162.36
2026年3月62413132.17

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高624億円のうち、営業利益として残るのは13億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.6%559億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.2%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.8pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.8pt
1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.1pt
2.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが42億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は39億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−1911−1115
2014年3月0−5−1−59
2015年3月10−6−4410
2016年3月9−137−413
2017年3月9−144−512
2018年3月28−259323
2019年3月26−30−1−417
2020年3月27−19−6820
2021年3月2−1515−1322
2022年3月−48−1457−6220
2023年3月49−509−128
2024年3月32−20−161228
2025年3月56−15−274143
2026年3月42−25−211739

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は450億円。このうち返さなくてよい自己資本が250億円で、自己資本比率は55.5%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月21611410252.8
2014年3月22912110852.9
2015年3月23912911053.9
2016年3月24712811951.9
2017年3月27914013950.2
2018年3月30815415450.0
2019年3月31716415351.6
2020年3月30316314053.7
2021年3月34717916851.6
2022年3月42819323545.0
2023年3月46421125345.5
2024年3月48024323750.6
2025年3月46024621553.3
2026年3月45025020055.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
48億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
177億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
21億円
在庫として抱えている分
負債合計
200億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中54位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中192位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.9%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.5%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.6%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,368で、1年前と比べて+16.3%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥2,368-0.6%1ヶ月+1.5%1年+16.3%時価総額81億円
過去52週の値幅
安値¥1,998高値¥2,799

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR0.29倍
配当利回り3.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に2392円まで上昇後、7月17日に増加出来高を伴い2328円へ反落。8月5日には2415円を付けたが、8月10日から再び下落し12日は2300円で終え、25日線(2369.52円)を約2.9%下回る。52週高値2799円からは約17.8%安い水準。RSIは38.2と弱含み、直近の戻りは売り圧力に押され、短期トレンドは下向きと判断。出来高は増減が激しく方向感に欠けるが、移動平均線の下抜けで弱気シグナルが点灯している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは10.09倍と業界平均29.87倍を大きく下回り、PBRは0.2861倍と極めて低い。ROEは2.9%と低水準ながら、配当利回り3.48%は平均2.28%を上回る。業績は2025年3月期に減益となったが、2026年3月期は持ち直しの見込み。割安指標は明確だが、ROEの低さや収益力の弱さが評価を抑える要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍30.8倍
PER (予想)10.6倍
PBR0.29倍2.58倍
ROE2.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の伸びが期待される一方で、同社の業績は停滞気味で、収益性が低い。強気派は半導体需要の復活と新規取引の拡大を期待する。弱気派は市場競争の激化と収益力の弱さ、さらには財務状況の悪化に懸念を示す。

プラスに働く材料7
  • 半導体市場の長期的成長

    デジタル化やAI関連で需要拡大が見込める。

  • 技術シナジー

    商社機能と製造機能の融合で高付加価値化を図る。

  • 低いPBRによる割安感

    PBR 0.29倍と資産価値に比べ割安。

  • PBR0.29倍の大幅割安修正継続影響

    PBR0.29倍、ROE2.9%でも純資産が時価総額の約3.4倍。資本効率改善で評価修正の余地。

  • 純利益が7億円と増益決算発表後影響

    2026/3期は営業利益13億円(前期15億円)だが純利益7億円(前期6億円)と増益。

  • 配当利回り3.44%の下支え通年影響

    株価2327円、配当利回り3.44%。高利回りが株価の下値を支える。

  • 低ROE2.9%からの資本効率改善余地継続影響

    ROE2.9%と低いが、資本効率が改善すればPBR0.29倍から大きく上昇する期待。

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低位

    営業利益率は2%台と低く、効率改善の見込みが薄い。

  • 財務悪化

    2026/3期の売上減少と利益減で、財務体質が悪化。

  • 競争激化

    同業他社との価格・技術競争が激しい。

  • 売上高624億円と減収継続決算発表後影響

    売上高は654億円→624億円と減少。需要減が続き、営業利益も15→13億円に減益。

  • 営業利益率2.1%と低収益構造通年影響

    売上高624億円に対し営業利益13億円、利益率2.08%。低水準で、わずかな売上減で赤字転落も。

  • PBR0.29倍でも評価されない継続影響

    ROE2.9%が低く、株主資本コストを下回る。最低限の改善がなければ割安修正は見込めない。

  • 時価総額80億円と流動性低位継続影響

    時価総額80億円で、売買代金が細い。機関投資家の売買で株価が振れやすい。

次の決算で確かめる点
取扱高
商社の規模と市場シェアの変化を見るため。
営業利益率
収益性の改善度を確認するため。
自己資本比率
財務健全性の低下リスクを監視するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から27.3%いまの株価に対する利回りは3.38%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
3.38%
いまの株価に対して
配当性向
21.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3520.3
2018年3月6071.420.4
2019年3月7016.726.8
2020年3月50−28.6
2021年3月7040.018.7
2022年3月40−42.917.7
2023年3月90125.022.2
2024年3月15066.749.7
2025年3月110−26.755.2
2026年3月80−27.321.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,969人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.3%を占め、残る79.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他60.864.360.460.570.870.6
金融機関14.713.213.012.812.011.3
事業法人3.53.06.29.77.79.0
自己株式8.58.58.58.58.58.5
証券会社4.15.75.96.53.14.5
外国法人14.513.814.410.26.04.5
外国人個人0.00.00.00.20.40.1
政府・自治体2.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ASTI従業員持株会8.05
02ASTI共栄会6.91
03株式会社名古屋銀行2.31
04加賀電子株式会社2.28
05株式会社静岡銀行2.11
06楽天証券株式会社共有口1.96
07中島 秀樹1.87
08日本生命保険相互会社1.81
09浜松磐田信用金庫1.58
10江熊 和浩1.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1949%、1株純資産は14期で+1092%。直近期のROEは2.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月116711.720.3
2014年3月87131.222.720.5
2015年3月138061.716.131.5
2016年3月248043.07.8
2017年3月8987910.57.120.3
2018年3月4364,8229.58.420.4
2019年3月5115,22910.23.426.8
2020年3月1745,1993.36.5
2021年3月4455,7348.14.618.7
2022年3月2256,1603.88.017.7
2023年3月4846,7467.56.022.2
2024年3月8627,76911.94.049.7
2025年3月2007,8522.610.155.2
2026年3月2287,9952.910.021.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
波多野淳彦取締役社長(代表取締役)(経営本部長)(新規事業部長)6412,000
原一隆取締役(開発事業部長)629,000
深田弘文取締役625,000
百鬼直樹取締役(常勤監査等委員)6411,000
鵜飼裕之取締役(監査等委員)721,000
栗原博取締役(監査等委員)721,000
広瀬史乃取締役(監査等委員)59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)355187324
取締役(社内)1181818
社外取締役418185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容896字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、ASTI株式会社(当社)及び子会社8社により構成されており、その主な事業は、車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの製造販売及び新規開発に関する事業であります。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)車載電装品 主要な製品は、各種電子制御ユニット、エアコン制御システム、バッテリー用充電器、コーナーセンサ等であり、当社のほか、子会社のASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION、ASTI ELECTRONICS CORPORATION及び浙江雅士迪電子有限公司において製造販売しております。 (2)民生産業機器 主要な製品は、洗濯機用・食器洗浄機用電子制御基板、通信用スイッチユニット、産業用ロボットコントローラ基板等であり、当社のほか、子会社のASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION、ASTI ELECTRONICS CORPORATION及び杭州雅士迪電子有限公司において製造販売しております。 (3)ワイヤーハーネス 主要な製品は、四輪・二輪用ワイヤーハーネス、船舶用ワイヤーハーネス等であり、当社のほか、子会社のASTI ELECTRONICS INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI INDIA PRIVATE LIMITED、ASTI ELECTRONICS HANOI CORPORATION、ASTI ELECTRONICS CORPORATION及びASTI MANUFACTURING PHILIPPINES INC.にて製造販売しております。 [事業系統図] 当社グループを事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,023字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループの経営理念は、「社会が求めるより良きものを合理的に生産し、信頼される健全経営を展開して参画者総ての文化の高揚を計る。」であり、この経営理念を基本に進取の精神で挑戦と創造を積み重ね、常に新しいフィールドに事業活動を積極的に展開して行くことを経営の基本としております。 (2)経営環境、経営戦略等 当社グループは、車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの3分野での機器、部品等の製造・販売を事業としております。国内では人口の減少を背景として、当社の主たる事業分野である四輪、二輪、民生用電子機器等の製品の製造・販売拡大は先行き厳しい状況にあります。 当社グループといたしましては、今後の会社の成長を図るため、自社開発製品を海外において量産・販売すべく研究開発を強化していくとともに、拡大するアジアの市場、特にインド市場におけるシェアを高めるべく、海外事業における生産能力の強化を行っております。 国内事業では、製品の自主開発の取り組みを進めております。新規事業として、メディカル分野における新製品開発の取り組みを行うとともに、充電器、インバータ、DC/DCコンバータといったパワーエレクトロニクス製品の製造開発を行っております。 海外事業では、インド、ベトナム、中国にそれぞれ2拠点、フィリピンに1拠点を設置し、製造・販売を行っております。中国においては、EV市場の競争激化を受けワイヤーハーネス事業を廃止する等、当社を取り巻く環境は非常に厳しい状況となっております。一方、成長著しいインド市場においては、特に車載電装品において非常に多くの引き合いを頂いており、今後も注力して販売拡大を図ってまいります。また、技術・開発面においては、ベトナム・ダナン市には研究開発拠点を設置、インドにおいてもハリアナ州の工場内に研究開発部門を設置し現地での開発力の強化に取り組んでおります。特にインドでは、海外市場向けのパワーエレクトロニクス製品の自社開発に注力しております。また、海外からの技術者の採用も積極的に行っており、日本における研究開発人員の不足に対応しております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは売上高及び営業利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として用いております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 継続する円安による資材及び生産経費の高騰、国際的な価格競争の激化などに加え、米国通商政策に起因する世界経済の分断や、緊迫度を増す中東情勢の影響等、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況が続くものと予想されます。また、当社グループの主要供給先である四輪車、二輪車、民生産業機器の業界は、それぞれに大きな変動期を迎えています。当社グループとしては、変動する経済環境の中で、今後も成長を続けるべく需要の変化を機敏にとらえ、生産の重点を変えてまいります。先般策定いたしました新しい中期経営計画「VISION2030」(2026~2030年度)では、次の4分野を重点的に強化してまいります。 第1に、「インド事業」です。成長著しいインドをターゲットに、会社の資源を重点的に投入して売上を伸ばし、利益を上げてまいります。ハリアナ工場に併設いたしましたR&D部門の機能を拡充し、日本の技術開発と水平分業ができる体制を目指して強化してまいります。製品の品質につきましても全拠点同一品質を実現してまいります。 第2に、「EV関連各種電子部品」の開発、生産です。EV化の趨勢は、スピードに変化はあっても不可逆的なものとして進んでいくものと見込まれます。当社グループは、従来培ってきた充電器、インバータ、DC/DCコンバータの開発及び生産技術を磨き、受託製品製造から自社開発/自社設計製品の製造への流れを強めてまいります。 第3に、「二輪車、船外機用ワイヤーハーネス」です。祖業であるワイヤーハーネス事業は、当社グループの屋台骨です。BCPを念頭に、ベトナム、フィリピンの2ケ国での生産体制を充実させるとともに、オリジナル部品開発を進め、付加価値の増大を図ってまいります。 第4に、「メディカル関係製品」です。自社開発の注射器(4本針の注射器、残液がほとんど残らない極細の注射器など)、微細加工のマイクロニードルなどの開発、生産を行い、世界向けに販売を行っております。2025年度の「ものづくり日本大賞」では、「医療機器初のφ0.16超細径注射器及び薬液ムダを大幅に低減した注射システムの開発」が優秀賞を受賞いたしました。
事業等のリスク2,473字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項における投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業構造について 当社グループの売上高につきましては、主要顧客であります四輪メーカー、二輪メーカー、家電メーカーなどの販売状況の影響を受ける立場にあります。石油関連製品を始めとする材料の調達難など、世界的に不安定な市場環境により当社の販売も影響を受けておりますが、その影響額については現時点において合理的に算定することが困難であります。 (2)当社グループの主要顧客への販売割合について 当社グループの販売先上位3社が占める売上高の割合は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③生産、受注及び販売の実績 (c)販売実績」に記載のとおりであり、主要顧客への販売状況の変化や取引条件等の変更により、当社グループの経営成績及び財政状況に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループとしての対応力を強化するために、新規顧客の開拓、自主ブランドにより販売できる製品開発を積極的に行っております。 (3)海外事業展開に伴うリスクについて 当社グループは、インド、ベトナム、中国、フィリピンの各地において事業を展開しており、現地日系企業等からの需要増加に対応するため、工場の増設、生産設備の増強を進めております。 設備投資に当たっては、将来の需要予測等を基に投資効率を勘案し投資を決定しておりますが、中東情勢及び中国の景気停滞等に伴う受注変動、又は石油関連製品を始めとした原材料の入手難等の影響により当初予定していた販売量を確保できない可能性があります。そのような不安定な外部環境下においても採算が取れるよう、生産の合理化、ITを活用した省人化を進め、生産性の向上に努めております。 今後も、工場所在国の政治・経済情勢、法律規制の変更、為替動向、労働問題、感染症の発生、戦争、テロ等が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしての対応力を強化するために、本社における海外事業体制を強化して情報収集力を向上させるとともに、当社グループの工場の生産活動に制約が加えられるリスクを分散すべく、フィリピン工場における生産体制の強化を進めております。 (4)地震等自然災害による影響について 地震等の自然災害が発生した場合、当社グループの生産拠点が損害を受け、業績に影響を及ぼす可能性があります。 特に、当社の国内の生産拠点は静岡県西部地域に集中しておりますので、南海トラフ地震に備えて、被害を最小限にするべく、既に必要と考えられる対策を講じておりますが、地震による影響が大きい場合には、操業の中断や多額の復旧費用の発生により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループといたしましては、浜松市北部の浸水想定のない地点に建設した浜松工場において、自然災害等により本社機能が麻痺した際には本社の代替として機能する体制を整えるとともに、有事の際の海外拠点におけるバックアップ体制の整備も進めてまいります。 (5)品質に関するリスクについて 当社グループは、製品の品質に万全を期しておりますが、予期しない品質トラブルにより多額の回収費用及び補償費用が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループといたしましては、国内事業だけでなく、生産の主体となりつつある海外事業における品質の維持・向上を最優先課題として取り組んでおります。 (6)財務制限条項付融資契約について 当社グループは、一部の借入金に対して金融機関とのコミットメント契約を締結しております。この契約につきましては、各事業年度の中間決算期末及び決算期末の当社の貸借対照表における純資産の部の金額に関しての財務制限条項が付されており、それに抵触した場合には、貸付人の請求により期限の利益を喪失し、借入金全額を直ちに返済する義務を負うことになっており、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループといたしましては、製品受注時の支払い条件の変更による売掛金の削減により借入金の削減を行うべく、不断に交渉を続けております。 (7)その他、経営成績に影響を及ぼす可能性のある事項について ① 繰延税金資産について 当社グループは、将来の課税所得に関する見積り及びタックス・プランニング等を基に回収可能性を検証し計上しておりますが、実際の課税所得が見積り等を大幅に下回った場合等には回収可能性の見直しを行い、繰延税金資産を回収可能額まで取崩すことにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、将来の課税所得を見積る際には様々な仮定及び予測を用いており、その仮定及び予測は実際の結果と乖離する可能性があります。また、税制改正等により実効税率等が変更になった場合にも、繰延税金資産の計上額の見直しを実施することにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 固定資産の減損について 当社グループは、固定資産の時価が著しく低下した場合又は事業の収益性が悪化した場合には、当該固定資産の減損の兆候の有無の判定を行い、減損の兆候がある場合には、将来キャッシュ・フロー等に基づいた回収可能価額の見積りによる減損テストを実施しております。その結果、固定資産の帳簿価額が回収可能額を上回った場合には、帳簿価額を回収可能額まで減額し減損損失を認識することとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,467字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におきましては、米国通商政策に起因する世界経済の分断や緊迫度を増す中東情勢等の影響、中国における米国向け輸出の減少、人口減少による需要の低下や中国国内の価格競争の激化等による中国経済の低迷、ベトナムにおける米国向け自動車部品の輸出減少、中国政府のレアアース輸出規制の影響がインドにも影響するなど、当社グループを取り巻く環境は厳しい状況が続いております。また、円安の進行に伴う資材価格、生産価格の上昇は、そのすべてを転嫁することはできず、厳しい経営環境となりました。 このような状況の中、当社グループは中期経営計画(VISION2025)の最終年度として、各重点事項を達成すべく取り組みを継続してまいりました。中でもインド事業を最優先課題とし、さらなるインド事業の拡大に向け、グジャラート工場における新規商材の生産ライン立上げ、ハリアナ工場の増設について計画通り進めております。 当社グループの当連結会計年度の業績は、中国におけるワイヤーハーネス事業の撤退により販売が減少し売上高は、62,400百万円(前期比4.6%減)となりました。営業利益は、自社設計製品販売減に伴う付加価値の減少等により1,302百万円(同14.2%減)となりました。経常利益は、1,326百万円(同16.3%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、中国拠点におけるワイヤーハーネス事業撤退に伴う固定資産の売却益605百万円及び中国事業の再編に伴う人員整理費用並びに一部固定資産の減損損失等による事業整理損854百万円により712百万円(同14.0%増)となりました。 提出会社の売上高は37,168百万円(前期比2.2%増)、営業利益は908百万円(同30.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (車載電装品) 車載電装品では、売上高は前期に対して微増の22,267百万円(前期比1.5%増)となりましたが、自社設計製品販売減に伴う付加価値の減少等により、営業利益は361百万円(同51.1%減)となりました。 (民生産業機器) 民生産業機器では、売上高は前期に対して微減の18,929百万円(前期比2.1%減)となりましたが、日本における通信用スイッチユニット等の販売増加により、営業利益は541百万円(同23.7%増)となりました。 (ワイヤーハーネス) ワイヤーハーネスでは、中国における事業撤退による販売減により、売上高は20,935百万円(前期比12.5%減)となりましたが、日本における二輪・船外機用ワイヤーハーネスの販売増加及び中国における事業撤退による損失減少により、営業利益は375百万円(同23.5%増)となりました。 (その他) その他では、医療関連製品の販売拡大により、売上高は268百万円(前期比8.9%増)となりましたが、その他事業の経費増加等により、営業損失は15百万円(前期は18百万円の営業損失)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ457百万円減少し、3,852百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動による資金の取得は、4,206百万円(前期は5,600百万円の取得)となりました。これは主に、減価償却費1,901百万円、売上債権の減少額1,164百万円及び棚卸資産の減少1,063百万円を反映したものであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、国内及び海外拠点ともに棚卸資産の削減等の取り組みによる資金の増加がありましたが、ワイヤーハーネス事業廃止に伴う事業整理費用の支払等により、前連結会計年度に対して資金の取得は減少する結果となりました。翌期においては中東情勢の影響等により客先からの受注変動による影響等が懸念されますが、国内外における材料調達の強化・安定稼働のための体制作り及び生産性の向上・在庫削減に努め、営業キャッシュ・フローの増加に努めてまいります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動による資金の支出は、2,525百万円(前期は1,455百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,509百万円を反映したものであります。 主には、海外において、特にインドの生産能力増強のための設備投資を実施しております。ハリアナ工場においては工場の増設、及びグジャラート工場においては新規商材向けの生産設備の増強など、インド事業の成長のために必要な投資を中心に投資活動を継続実施しております。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動による資金の支出は、2,052百万円(前期は2,718百万円の支出)となりました。これは主に、借入金の減少額1,656百万円を反映したものであります。 当期においては、棚卸資産の減少等による営業キャッシュ・フローによる資金の取得により、借入金の返済に充当することで負債の削減を図ってまいりました。翌期においては、受注動向に追随した材料購買の実施によりさらなる在庫水準の低減を図り、設備投資資金を捻出してまいります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 千円   % 車載電装品   24,960,636   1.7 民生産業機器   19,892,549   △2.7 ワイヤーハーネス   26,392,213   △10.4 報告セグメント計   71,245,399   △4.3 その他   448,083   △1.2 合計   71,693,482   △4.3 (注)金額は販売価格で表示しており、最終工程の生産実績をセグメント別に集計し、連結会社間取引消去前の数値によっております。 (b)受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 車載電装品   26,128,533   6.8   3,631,590   61.3 民生産業機器   19,145,000   △7.0   2,765,372   △22.2 ワイヤーハーネス   26,681,207   △8.8   2,057,719   12.2 報告セグメント計   71,954,741   △3.2   8,454,681   10.7 その他   362,359   △31.4   961   △99.1 合計   72,317,100   △3.4   8,455,642   9.2 (注)金額は販売価格で表示しております。 (c)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 千円   % 車載電装品   22,267,220   1.5 民生産業機器   18,929,745   △2.1 ワイヤーハーネス   20,935,298   △12.5 報告セグメント計   62,132,264   △4.7 その他   268,404   8.9 合計   62,400,669   △4.6 (注)1.セグメント間の取引につきましては相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日    至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日    至 2026年3月31日) 千円   %   千円   % ヤマハ発動機㈱   7,803,903   11.9   7,865,863   12.6 スズキ㈱   7,115,176   10.9   7,342,647   11.8 ㈱シマノ(注)3   -   -   6,420,549   10.3 3.前連結会計年度においては、当該割合が10%未満であったため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。 当社グループの連結財務諸表作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。当連結会計年度末においては、将来の事業計画等の見込数値については、期末時点で入手可能な情報をもとに検証等を行っております。 なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度は、中期経営計画(VISION2025)の最終年度として、「低炭素社会の実現に資する電子ユニット」「重要電子機器をつなぐワイヤーハーネス」「新規事業」「海外における受注生産事業」の4つの重点分野に集中的に取り組んでまいりました。 具体的には、「低炭素社会の実現に資する電子ユニット」につきましては、二輪車用充電器・インバータ等、当社のパワーエレクトロニクス製品開発の加速のため、ベトナム・ダナン、インド・ハリアナ工場のR&D部門を更に強化し、自社製品の新規量産受注を獲得すべく開発・営業活動を進めてまいりました。 「重要電子機器をつなぐワイヤーハーネス」につきましては、BCP対応として設立したフィリピン工場での生産体制の整備を図り、現地顧客への新規量産開始に向けた生産体制の構築を進めてまいりました。 「新規事業」につきましては、メディカル関連の新製品の開発・製造に注力しております。メディカル関連では、自社製品のZELOSTAT注射システムにおいて「ものづくり日本大賞優秀賞」を受賞いたしました。 「海外における受注生産事業」につきましては、主にインド市場においてEV・電動化商材の新規量産に向けた生産準備に注力し、次期以降の販売開始に向け生産能力の増強を図ってまいりました。中国においては、一部の不採算事業からの撤退を決定し、事業構造の改善を図ってまいりました。 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ3,040百万円減少し、62,400百万円(前期比4.6%減)となりました。中国におけるワイヤーハーネス事業の廃止により、ワイヤーハーネスの販売が大きく減少した影響により、売上減となりました。各セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、車載電装品が35.7%、民生産業機器が30.3%、ワイヤーハーネスが33.5%、その他が0.4%となりました。 提出会社の売上高は、37,168百万円(同2.2%増)となり、前事業年度に比べ増加となりました。民生産業機器分野において通信用スイッチユニットの需要増加などが背景にあります。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ68百万円増加し、6,450百万円(前期比1.1%増)となりました。売上総利益率は、不採算事業であった中国のワイヤーハーネスの販売縮小による損失減少の影響等により、前連結会計年度に比べ0.6ポイント増加の10.3%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ284百万円増加し、5,148百万円(前期比5.9%増)となりました。雇用確保のための賃上げに伴う労務費の上昇の影響により、増加となっております。 提出会社の営業利益は908百万円(同30.2%増)となりました。賃上げによる労務費の増加があったものの、増加経費の価格転嫁及び経費の節減等の取り組みにより、前事業年度に比べ増加となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、売上の減少及び海外も含めた賃上げ等に伴うコストの増加により、前連結会計年度に比べ215百万円減少し、1,302百万円(同14.2%減)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、前期と比べ当期においては補助金収入が減少したことにより、前連結会計年度に比べ107百万円減少し、218百万円(前期比32.8%減)となりました。 営業外費用は、前期にあった設備投資補助金に対応する固定資産圧縮損が減少したことにより、前連結会計年度に比べ64百万円減少し、195百万円(同24.9%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ258百万円減少し、1,326百万円(同16.3%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、中国におけるワイヤーハーネス事業の撤退に伴い不要となった建物・借地権等の一部の売却を実施したことによる固定資産売却益605百万円の計上により、前連結会計年度に比べ595百万円増加し、606百万円(前期比5,646.5%増)となりました。特別損失は、中国拠点におけるワイヤーハーネス事業撤退及び中国事業再編に伴う事業整理損854百万円の計上により、前連結会計年度に比べ617百万円増加し、874百万円(同240.0%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ87百万円増加し、712百万円(同14.0%増)となりました。 中東情勢に伴う石油関連製品の不足による受注動向の不確実性が高まる等、世界経済は当面予断を許さない状況が続くと想定されるため、原材料の安定確保、受注の変動に対応できる生産体制の合理化、自動化の推進等に注力してまいります。中期的には、販売先の多角化が必須な状況であり、新規顧客及び仕入先の開拓、新規商品の開発及び販売拡大を進めてまいります。 財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、28,113百万円(前年度末比5.0%減)となりました。原材料及び貯蔵品の減少1,542百万円(同13.7%減)が主な要因であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、16,896百万円(前年度末比2.7%増)となりました。建設仮勘定の増加1,098百万円(同153.9%増)が主な要因であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、11,363百万円(前年度末比5.6%減)となりました。短期借入金の減少611百万円(同13.9%減)が主な要因であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、8,614百万円(前年度末比8.7%減)となりました。長期借入金の減少1,045百万円(同11.6%減)が主な要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、25,031百万円(前年度末比1.8%増)となりました。利益剰余金の増加368百万円(同2.1%増)が主な要因であります。 キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、材料及び部品の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は12,059百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,852百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。