概要
ツインバード(旧商号ツインバード工業)は、1962年に新潟県三条市で金属表面加工業として創業した電気機器メーカーである。現在は新潟県燕市に本社を置き、従業員256名を擁する。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、家庭用電化製品とフリー・ピストン・スターリング・クーラー(FPSC)技術を応用した冷却機器の二本柱で事業を展開する。2026年2月期の売上高は約90億円である。
家電製品事業が売上の9割超を占める
家電製品事業は、照明器具、調理家電、クリーナー、生活家電、冷蔵庫、洗濯機、AV機器、健康理美容機器を扱う。2026年2月期の同事業の売上高は86億1100万円で、全社売上の95.7%を占める。一方で、家庭用冷蔵庫・洗濯機は競争激化により販売が急減し、同事業は90百万円のセグメント損失を計上した。収益性の高い「匠プレミアム」シリーズの全自動コーヒーメーカーやトースターに注力し、美容室ルート向けドライヤーも発売している。
FPSC事業は医薬バイオ分野で成長を狙う
FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)事業は、同社独自の新冷却技術を応用した冷凍冷蔵庫を製造・販売する。2026年2月期の売上高は3億8700万円で全社の4.3%に過ぎないが、営業利益19百万円を計上した。主力は米国向け冷凍機のOEM供給だが、厚生労働省向けワクチン用低温冷凍庫の出荷実績(累計約12,000台)を活かし、医薬バイオ分野向け-80℃可搬式小型フリーザーボックスの新製品を発売した。世界保健機関の医療機材品質認証(PQS)も取得している。
収益構造改革で赤字からの脱却を図る
2026年2月期は売上高89億9800万円(前期比10.5%減)、当期純損失12億1800万円と2期連続の最終損失となった。家庭用冷蔵庫・洗濯機事業の縮小に伴い、製品廃棄費用60百万円、棚卸資産評価損356百万円、減損損失222百万円を計上した。自己資本比率は66.1%と依然高いものの、経営陣は「利益重視の経営の徹底」を掲げ、高収益事業への資源配分、新基幹システムの活用による生産性向上、固定費の変動費化を推進するとしている。
業界の中での役割は家電製品メーカー、および冷却技術ソリューションプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2023/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 家電製品 事業 | 101億円 | 92.7% | 8億円 | 7.9% |
| FPSC事業 | 8億円 | 7.3% | 2億円 | 25.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01家電製品主力
照明器具、調理家電、クリーナー、生活家電、冷蔵庫、洗濯機、AV機器、健康理美容機器など、幅広い家電製品を製造・販売。自社ブランド製品を中心に、OEM供給も行っている。
- 照明器具
- LED照明など家庭用・業務用の照明器具。
- 調理家電
- 電子レンジ、オーブン、電気調理器などのキッチン家電。
- クリーナー
- 掃除機(スティック型、キャニスター型など)。
- 生活家電
- アイロン、ミシン、空気清浄機など日用品家電。
- 冷蔵庫
- 家庭用冷蔵庫。
- 洗濯機
- 全自動洗濯機など。
- AV機器
- テレビ、DVDプレーヤー、オーディオ機器など。
- 健康理美容機器
- マッサージ器、フェイスケア機器、ドライヤーなど。
02FPSC事業準主力
独自開発の新冷却技術FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)とその応用製品の製造・販売。フロンを使用しない環境に優しい冷却技術として、冷凍冷蔵庫などに応用。現在は事業立ち上げ段階。
独自技術FPSCを核とした新規事業
- FPSC冷凍冷蔵庫
- フリー・ピストン・スターリング・クーラーを搭載した冷凍冷蔵庫。フロン類を一切使用せず、環境負荷が低い。
製品と技術
「匠プレミアム」シリーズで高付加価値路線
ツインバードは2023年以降、燕三条のものづくり技術を結集した「匠プレミアム」ブランドを展開する。全自動コーヒーメーカーと匠ブランジェトースターが代表機種で、2025年12月には美容室ルート向けに匠クラフトドライヤーを発売した。これらは国内で好評を得ており、2026年2月からは韓国でも販売を開始している。価格競争が激しいエントリー家電から、付加価値の高い製品に軸足を移す戦略の核である。
FPSC技術で医療用極低温冷凍庫を実用化
FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)は、同社が独自開発した冷却技術である。従来の冷凍機に比べ小型・軽量で、-80℃の極低温を実現できる。この技術を応用し、厚生労働省向け武田モデルナ社製ワクチン用低温冷凍庫(-20℃)を累計約12,000台出荷した実績がある。2024年10月には世界保健機関の医療機材品質認証(PQS)を取得。2026年には医薬バイオ分野向け-80℃可搬式小型フリーザーボックスを発売し、OEM供給から自社ブランド製品へと展開を広げている。
業務用小型冷蔵庫と住宅リフォーム向け製品
家電製品事業では、インバウンド需要の回復を背景にホテル向け業務用小型冷蔵庫の新製品開発と販路開拓を進めている。また、住宅リフォーム市場向けに浴室用テレビの販売拡大にも取り組む。さらに、大手半導体製造装置メーカー向けには工場用設備として金属床材の受注を獲得した。家庭用冷蔵庫・洗濯機の縮小で生じた売上減を、これらの収益性の高いチャネルで補完する計画である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- FPSC事業独自技術FPSCを核とした新規事業
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がツインバード
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6838多摩川ホールディングス | 97億円 | 5.4倍 |
| 2 | 6619ダブル・スコープ | 89億円 | — |
| 3 | 6513オリジン | 85億円 | — |
| 4 | 6518三相電機 | 82億円 | 14.1倍 |
| 5 | 6899ASTI | 81億円 | 10.4倍 |
| 6 | 6897ツインバード | 77億円 | — |
| 7 | 6822大井電気 | 73億円 | 4.8倍 |
| 8 | 6863ニレコ | 72億円 | 15.1倍 |
| 9 | 6907ジオマテック | 71億円 | 9.6倍 |
| 10 | 6772東京コスモス電機 | 71億円 | 250.5倍 |
| 11 | 6654不二電機工業 | 69億円 | 24.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 34件
金属表面加工業として創業した1962年
1962年4月、新潟県三条市大字四日町に野水電化株式会社を設立、金属の表面加工および金属製品の製品加工を開始した。同年5月には本社を三条市大字西本成寺に移転。当時は電気機器とは無縁の金属加工専業であった。
製品開発への転換と商号変更(1977〜1979年)
1977年4月、企画開発部を設置し、製品開発を本格化させる。これにより金属加工から自社製品の開発・製造へと事業の軸足を移した。1978年10月には吉田第一工場を建設し、全自動銅・ニッケル・クロムメッキ装置を導入。1979年4月、商号をツインバード工業株式会社に変更し、家電メーカーとしての体制を整えた。
プラスチック成形と販売子会社の統合(1984〜1987年)
1984年12月に吉田第二工場を完成させ、1985年6月からプラスチック成形加工を開始した。これにより自社での樹脂部品生産が可能となり、製品開発の自由度が高まった。1987年3月には販売子会社であった株式会社栄を吸収合併し、販売機能を内製化した。
全国展開と株式上場(1985〜1996年)
1985年4月に東京事務所(現東京支社)を開設したのを皮切りに、大阪、九州(福岡)、名古屋、大宮、広島と営業拠点を全国に拡大した。1990年1月には本社・物流センターを現在の燕市に建設・移転。1996年2月、新潟証券取引所に株式を上場し、2000年3月には東京証券取引所市場第二部に上場した。
中国進出と子会社再編(1997〜2011年)
1997年6月に香港事務所を開設(後に深圳事務所に移行)。2011年1月には中国広東省深圳市に現地法人「双鳥電器(深圳)有限公司」を設立し、生産拠点を構築した。一方、2007年6月には子会社北日本物産の全株式を売却。2016年には子会社ツインバードサービスとマインツを設立するがいずれも後に清算され、中国法人も2025年7月に清算された。
リブランディングと市場移行(2021〜2022年)
2021年11月、創業70周年を機にリブランディング(ブランド再構築)を宣言。2022年4月の東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行した。同年10月には商号をツインバード工業から株式会社ツインバードに変更し、ブランド名と統一した。
年表34件を開く
1960年代
- 1962年4月新潟県三条市大字四日町に野水電化㈱設立、金属の表面加工及び金属製品の製品加工を開始
- 1962年5月本社を新潟県三条市大字西本成寺に移転
1970年代
- 1972年8月新潟県南蒲原郡栄町(現三条市)に工場設置
- 1972年9月新潟県南蒲原郡栄町(現三条市)に㈱栄を設立、販売業務を分離独立
- 1977年4月企画開発部を設置、製品開発を本格的に開始
- 1978年10月新潟県西蒲原郡吉田町(現燕市)の協同組合吉田金属センターに吉田第一工場を建設、全自動銅・ニッケル・クロムメッキ装置を新設
- 1979年4月商号変更商号をツインバード工業㈱に変更
1980年代
- 1981年11月本社を新潟県西蒲原郡吉田町大字下中野(現燕市)に移転
- 1984年12月吉田第二工場を完成、1985年6月よりプラスチック成形加工を開始
- 1985年4月東京事務所を開設(現東京支社)
- 1985年11月大阪事務所を開設(現大阪支店)
- 1987年3月M&A㈱栄を吸収合併
- 1988年1月九州営業所を開設(現福岡営業所)
- 1988年10月M&A名古屋営業所を開設(現大阪支店に統合)
- 1989年9月M&A大宮営業所を開設(現東京支社に統合)
- 1989年10月M&A広島営業所を開設(現大阪支店に統合)
1990年代
- 1990年1月新潟県西蒲原郡吉田町大字西太田字潟向(現燕市)に本社・物流センターを建設、本社を移転
- 1991年8月吉田第二工場敷地内に金型工場を建設、金型の自社製作を開始(2004年10月自社製作を取りやめ)
- 1994年9月M&A西東京営業所を開設(現東京支社に統合)
- 1996年2月上場新潟証券取引所に株式を上場
- 1996年5月ISO9001認証取得
- 1997年6月香港事務所開設(深圳事務所に移行)
2000年代
- 2000年3月上場新潟証券取引所の東京証券取引所との合併に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
- 2001年5月ISO14001認証取得
- 2007年3月深圳事務所開設(2011年に双鳥電器(深圳)有限公司に移行)
- 2007年6月連結子会社北日本物産㈱の全株式を売却
2010年代
- 2011年1月創業中国広東省深圳市に現地法人「双鳥電器(深圳)有限公司」を設立(2025年7月清算))
- 2015年3月東京都中央区日本橋に東京支社「ツインバード日本橋ゲートオフィス」を開設
- 2016年3月新潟県燕市吉田西太田に連結子会社「㈱ツインバードサービス」を設立(2019年8月清算)
- 2016年5月東京都中央区日本橋に連結子会社「㈱マインツ」を設立(2023年3月清算)
- 2017年12月東京都中央区日本橋(東京支社1F)に「Gate CAFE」を開設
2020年代
- 2021年11月創業創業70周年 リブランディング(ブランド再構築)を宣言
- 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行
- 2022年10月商号変更商号を㈱ツインバードに変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
利益重視の経営の徹底
事業ポートフォリオを見直し、高収益事業(業務用、FPSC事業など)へ経営資源を重点配分。黒字化が見込めない家庭用冷蔵庫・洗濯機事業は縮小し、価格改定も進める。
- 02
生産性の向上
新基幹システムの活用、会議時間や資料の削減、AI活用により本来業務へ集中し、社員一人当たりの付加価値向上を図る。
- 03
ローコストオペレーションの徹底
新基幹システムによる省人化・ペーパーレス化、適材適所の人員配置、棚卸資産圧縮による物流費削減などで固定費を変動費化し収益性を改善。
- 04
成長事業への投資
FPSC事業で医薬バイオ向け-80℃可搬式小型フリーザーボックスを新発売。家電事業では自社EC基盤拡充、サブスクリプションなどでLTV最大化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で256人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、9期前と比べて+11.1%。平均年齢は48.4歳、平均勤続年数は23.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年2月 | — | — | — | 294 | — |
| 2018年2月 | — | — | — | 298 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 303 | — |
| 2020年2月 | 490 | 45.9 | 20.9 | 303 | — |
| 2021年2月 | 509 | 46.1 | 21.0 | 302 | — |
| 2022年2月 | 555 | 45.9 | 20.8 | 308 | — |
| 2023年2月 | 538 | 46.2 | 21.1 | 297 | — |
| 2024年2月 | 531 | 46.3 | 21.3 | 303 | — |
| 2025年2月 | 521 | 47.5 | 22.5 | 287 | 0 |
| 2026年2月 | 544 | 48.4 | 23.1 | 256 | −352 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 補助金423万円令和4年度医療施設等運営費補助金(医療国際展開推進等事業(WHO事前認証取得等及び国際公共調達推進事業))厚生労働省 · 2022-12-13
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は90億円、営業利益は-9億円。前期と比べると減収で、売上が-10.9%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 96億円 | 90億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -9億円 |
| 純利益 | 0億円 | -12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥13 | ¥13 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は24億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+9.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 24 | −1 | −4.2 | −1 |
| 2024年2Q | 24 | −1 | −4.2 | 0 |
| 2024年3Q | 22 | −1 | −4.5 | −1 |
| 2024年4Q | 33 | — | — | 3 |
| 2025年1Q | 22 | −2 | −9.1 | −1 |
| 2025年2Q | 23 | −2 | −8.7 | −1 |
| 2025年4Q | 56 | 4 | 7.1 | 1 |
| 2026年2Q | 42 | −4 | −9.5 | −4 |
| 2026年4Q | 48 | −5 | −10.4 | −8 |
| 2027年1Q | 24 | 1 | 4.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は124億円から90億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は-10.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 124 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年2月 | 111 | — | 3 | — | 2 |
| 東京都中央区日本橋に東京支社「ツインバード日本橋ゲートオフィス」を開設 | |||||
| 2015年2月 | 134 | — | 5 | — | 3 |
| 新潟県燕市吉田西太田に連結子会社「㈱ツインバードサービス」を設立(2019年8月清算) | |||||
| 2016年2月 | 136 | — | 4 | — | 3 |
| 東京都中央区日本橋(東京支社1F)に「Gate CAFE」を開設 | |||||
| 2017年2月 | 134 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年2月 | 132 | — | 1 | — | 1 |
| 2019年2月 | 116 | — | 1 | — | 0 |
| 2020年2月 | 122 | — | 1 | — | −1 |
| 創業70周年 リブランディング(ブランド再構築)を宣言 | |||||
| 2021年2月 | 125 | — | 5 | — | 2 |
| 商号を㈱ツインバードに変更 | |||||
| 2022年2月 | 129 | — | 6 | — | 4 |
| 2023年2月 | 109 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年2月 | 103 | — | 2 | — | 1 |
| 2025年2月 | 101 | 0 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2026年2月 | 90 | −9 | −9 | −10.0 | −12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高90億円のうち、営業利益として残るのは-9億円で-10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-12億円、売上の-13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.7%69億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.3%30億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-10.0%-9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが7億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は7億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | −5 | 3 | −3 | 11 |
| 2014年2月 | 1 | −4 | 0 | −3 | 9 |
| 2015年2月 | −2 | −17 | 17 | −19 | 6 |
| 2016年2月 | 12 | −4 | 3 | 8 | 18 |
| 2017年2月 | −2 | −9 | −1 | −11 | 6 |
| 2018年2月 | 7 | −3 | 0 | 4 | 9 |
| 2019年2月 | 0 | −6 | 0 | −6 | 4 |
| 2020年2月 | 15 | −1 | −12 | 14 | 6 |
| 2021年2月 | 9 | −1 | 5 | 8 | 20 |
| 2022年2月 | 15 | −5 | −20 | 10 | 10 |
| 2023年2月 | 1 | −5 | −1 | −4 | 5 |
| 2024年2月 | 5 | −3 | −2 | 2 | 5 |
| 2025年2月 | −2 | −4 | 4 | −6 | 3 |
| 2026年2月 | 7 | −2 | −1 | 5 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は99億円。このうち返さなくてよい自己資本が66億円で、自己資本比率は66.1%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 95 | 63 | 32 | 66.1 |
| 2014年2月 | 96 | 65 | 31 | 67.9 |
| 2015年2月 | 138 | 78 | 60 | 56.5 |
| 2016年2月 | 129 | 67 | 62 | 52.1 |
| 2017年2月 | 125 | 65 | 60 | 51.8 |
| 2018年2月 | 126 | 66 | 60 | 52.2 |
| 2019年2月 | 125 | 65 | 60 | 51.9 |
| 2020年2月 | 116 | 63 | 53 | 54.6 |
| 2021年2月 | 130 | 81 | 49 | 62.2 |
| 2022年2月 | 111 | 87 | 24 | 78.2 |
| 2023年2月 | 111 | 83 | 28 | 74.5 |
| 2024年2月 | 112 | 82 | 30 | 73.0 |
| 2025年2月 | 109 | 77 | 31 | 71.2 |
| 2026年2月 | 99 | 66 | 34 | 66.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で224社中98位あたり、逆に低いのは営業利益率で224社中217位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥702で、1年前と比べて+73.1%。過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 166.4倍 |
| PBR | 0.90倍 |
| 配当利回り | 1.85% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価683円は25日線(603円)を+13.3%上回り、急騰基調。直近1ヶ月で+74.7%上昇し、52週高値794円に接近。7/15に19.49万株の高出来高を記録。週足で強い上昇トレンドだが、RSI75で過熱感。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
今期予想PER161.8倍と業界平均28.27倍を大幅に上回り割高。PBRは0.87倍と業界平均2.11倍を下回るが、ROE1.3%と低収益。2026/2期は営業赤字・最終赤字予想と業績悪化。配当利回り1.86%は業界平均1.88%と同水準だが、配当性向130.8%と持続不可能。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 166.4倍 | — |
| PBR | 0.90倍 | 2.58倍 |
| ROE | 1.3% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり13円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.85%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年2月 | 15 | — | 57.5 |
| 2018年2月 | 10 | −33.3 | 82.8 |
| 2019年2月 | 11 | 10.0 | 312.5 |
| 2020年2月 | 11 | 0.0 | — |
| 2021年2月 | 11 | 0.0 | 74.8 |
| 2022年2月 | 15 | 36.4 | 41.3 |
| 2023年2月 | 13 | −13.3 | 245.4 |
| 2024年2月 | 13 | 0.0 | 130.8 |
| 2025年2月 | 13 | 0.0 | — |
| 2026年2月 | 13 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥13
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ14,008人。区分でいちばん多いのは個人・その他で67.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.3%を占め、残る70.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 64.6 | 73.7 | 68.4 | 67.4 | 66.9 | 67.6 |
| 事業法人 | 14.0 | 13.6 | 16.3 | 16.5 | 16.3 | 16.2 |
| 金融機関 | 12.6 | 10.8 | 11.0 | 12.9 | 14.2 | 13.1 |
| 証券会社 | 4.4 | 0.9 | 1.0 | 1.7 | 1.3 | 1.4 |
| 外国法人 | 4.3 | 0.8 | 3.1 | 1.3 | 1.1 | 1.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.4 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | — | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ㈱双栄 | 13.38 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 3.92 |
| 03 | ツインバード従業員持株会 | 2.70 |
| 04 | 野水重明 | 2.56 |
| 05 | ㈱日本政策投資銀行 | 2.53 |
| 06 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 2.20 |
| 07 | 野水秀勝 | 1.28 |
| 08 | ㈱第四北越銀行 | 1.00 |
| 09 | 野水御富士 | 0.97 |
| 10 | SCBHK AC EFG BANK HONG KONG BRANCH (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-09-01牧 寛之新規の大量保有報告6.98%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−761%、1株純資産は14期で−14%。直近期のROEは1.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 17 | 718 | 2.5 | 13.6 | 21.3 |
| 2014年2月 | 26 | 748 | 3.5 | 8.6 | 17.2 |
| 2015年2月 | 39 | 893 | 4.7 | 8.0 | 20.2 |
| 2016年2月 | 38 | 771 | 4.6 | 8.3 | 29.0 |
| 2017年2月 | 20 | 744 | 2.7 | 30.7 | 57.5 |
| 2018年2月 | 12 | 750 | 1.7 | 58.7 | 82.8 |
| 2019年2月 | 2 | 744 | 0.3 | 229.0 | 312.5 |
| 2020年2月 | −15 | 724 | — | — | — |
| 2021年2月 | 17 | 763 | 2.3 | 80.3 | 74.8 |
| 2022年2月 | 40 | 822 | 5.0 | 16.7 | 41.3 |
| 2023年2月 | 7 | 781 | 0.8 | 80.8 | 245.4 |
| 2024年2月 | 10 | 769 | 1.3 | 49.7 | 130.8 |
| 2025年2月 | −10 | 726 | — | — | — |
| 2026年2月 | −114 | 616 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額128百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 野水重明 | 取締役社長(代表取締役) | 60 | 283,000 |
| 佐藤勉 | 専務取締役 生産本部本部長 兼 品質改革本部本部長 | 67 | 34,000 |
| 河村吉章 | 常務取締役 開発本部本部長 | 66 | 15,000 |
| 浅見孝幸 | 常務取締役 営業本部本部長 兼 東京支社支社長 | 64 | 9,000 |
| 渡邉桂三 | 取締役 企画管理本部本部長 | 61 | 11,000 |
| 渡邉英一 | 取締役 開発本部副本部長 | 66 | 22,000 |
| 田中通泰 | 取締役 | 81 | 2,000 |
| 高橋泰行 | 取締役 | 61 | 5,000 |
| 加藤善孝 | 取締役(監査等委員) | 67 | 3,000 |
| 大田陸介 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 小村隆 | 取締役(監査等委員) | 59 | 3,000 |
| 富山栄子 | 取締役(監査等委員) | 62 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 長坂正人 | — | 58 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 99 | 1 | 1 | 100 | 17 |
| 社外取締役 | 6 | 19 | — | — | 19 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容202字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,541字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,754字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,098字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-26
- 半期報告書半期報告書-第64期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-29
- 半期報告書半期報告書-第63期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-16
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-27
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-29
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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- 決算説明資料2027年2月期 第1四半期決算説明資料2026-07-13
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