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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ツインバード

TWIN-BIRD CORPORATION6897 · Standard · 電気機器

生活家電メーカーでありながら、独自の新冷却技術FPSCに賭ける。スターリング冷凍機を応用した製品を開発し、家電とは異なる事業領域を開拓する。

概要

ツインバード(旧商号ツインバード工業)は、1962年に新潟県三条市で金属表面加工業として創業した電気機器メーカーである。現在は新潟県燕市に本社を置き、従業員256名を擁する。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、家庭用電化製品とフリー・ピストン・スターリング・クーラー(FPSC)技術を応用した冷却機器の二本柱で事業を展開する。2026年2月期の売上高は約90億円である。

家電製品事業が売上の9割超を占める

家電製品事業は、照明器具、調理家電、クリーナー、生活家電、冷蔵庫、洗濯機、AV機器、健康理美容機器を扱う。2026年2月期の同事業の売上高は86億1100万円で、全社売上の95.7%を占める。一方で、家庭用冷蔵庫・洗濯機は競争激化により販売が急減し、同事業は90百万円のセグメント損失を計上した。収益性の高い「匠プレミアム」シリーズの全自動コーヒーメーカーやトースターに注力し、美容室ルート向けドライヤーも発売している。

FPSC事業は医薬バイオ分野で成長を狙う

FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)事業は、同社独自の新冷却技術を応用した冷凍冷蔵庫を製造・販売する。2026年2月期の売上高は3億8700万円で全社の4.3%に過ぎないが、営業利益19百万円を計上した。主力は米国向け冷凍機のOEM供給だが、厚生労働省向けワクチン用低温冷凍庫の出荷実績(累計約12,000台)を活かし、医薬バイオ分野向け-80℃可搬式小型フリーザーボックスの新製品を発売した。世界保健機関の医療機材品質認証(PQS)も取得している。

収益構造改革で赤字からの脱却を図る

2026年2月期は売上高89億9800万円(前期比10.5%減)、当期純損失12億1800万円と2期連続の最終損失となった。家庭用冷蔵庫・洗濯機事業の縮小に伴い、製品廃棄費用60百万円、棚卸資産評価損356百万円、減損損失222百万円を計上した。自己資本比率は66.1%と依然高いものの、経営陣は「利益重視の経営の徹底」を掲げ、高収益事業への資源配分、新基幹システムの活用による生産性向上、固定費の変動費化を推進するとしている。

業界の中での役割は家電製品メーカー、および冷却技術ソリューションプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
90億円
営業利益
-9億円
営業利益率
-10.0%
純利益
-12億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2023/2
事業売上構成比利益利益率
家電製品 事業101億円92.7%8億円7.9%
FPSC事業8億円7.3%2億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家電製品主力

照明器具、調理家電、クリーナー、生活家電、冷蔵庫、洗濯機、AV機器、健康理美容機器など、幅広い家電製品を製造・販売。自社ブランド製品を中心に、OEM供給も行っている。

主な製品・サービス8
照明器具
LED照明など家庭用・業務用の照明器具。
調理家電
電子レンジ、オーブン、電気調理器などのキッチン家電。
クリーナー
掃除機(スティック型、キャニスター型など)。
生活家電
アイロン、ミシン、空気清浄機など日用品家電。
冷蔵庫
家庭用冷蔵庫。
洗濯機
全自動洗濯機など。
AV機器
テレビ、DVDプレーヤー、オーディオ機器など。
健康理美容機器
マッサージ器、フェイスケア機器、ドライヤーなど。

02FPSC事業準主力

独自開発の新冷却技術FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)とその応用製品の製造・販売。フロンを使用しない環境に優しい冷却技術として、冷凍冷蔵庫などに応用。現在は事業立ち上げ段階。

独自技術FPSCを核とした新規事業

主な製品・サービス1
FPSC冷凍冷蔵庫
フリー・ピストン・スターリング・クーラーを搭載した冷凍冷蔵庫。フロン類を一切使用せず、環境負荷が低い。

製品と技術

「匠プレミアム」シリーズで高付加価値路線

ツインバードは2023年以降、燕三条のものづくり技術を結集した「匠プレミアム」ブランドを展開する。全自動コーヒーメーカーと匠ブランジェトースターが代表機種で、2025年12月には美容室ルート向けに匠クラフトドライヤーを発売した。これらは国内で好評を得ており、2026年2月からは韓国でも販売を開始している。価格競争が激しいエントリー家電から、付加価値の高い製品に軸足を移す戦略の核である。

FPSC技術で医療用極低温冷凍庫を実用化

FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)は、同社が独自開発した冷却技術である。従来の冷凍機に比べ小型・軽量で、-80℃の極低温を実現できる。この技術を応用し、厚生労働省向け武田モデルナ社製ワクチン用低温冷凍庫(-20℃)を累計約12,000台出荷した実績がある。2024年10月には世界保健機関の医療機材品質認証(PQS)を取得。2026年には医薬バイオ分野向け-80℃可搬式小型フリーザーボックスを発売し、OEM供給から自社ブランド製品へと展開を広げている。

業務用小型冷蔵庫と住宅リフォーム向け製品

家電製品事業では、インバウンド需要の回復を背景にホテル向け業務用小型冷蔵庫の新製品開発と販路開拓を進めている。また、住宅リフォーム市場向けに浴室用テレビの販売拡大にも取り組む。さらに、大手半導体製造装置メーカー向けには工場用設備として金属床材の受注を獲得した。家庭用冷蔵庫・洗濯機の縮小で生じた売上減を、これらの収益性の高いチャネルで補完する計画である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • FPSC事業独自技術FPSCを核とした新規事業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がツインバード

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16838多摩川ホールディングス97億円5.4倍
26619ダブル・スコープ89億円
36513オリジン85億円
46518三相電機82億円14.1倍
56899ASTI81億円10.4倍
66897ツインバード77億円
76822大井電気73億円4.8倍
86863ニレコ72億円15.1倍
96907ジオマテック71億円9.6倍
106772東京コスモス電機71億円250.5倍
116654不二電機工業69億円24.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

金属表面加工業として創業した1962年

1962年4月、新潟県三条市大字四日町に野水電化株式会社を設立、金属の表面加工および金属製品の製品加工を開始した。同年5月には本社を三条市大字西本成寺に移転。当時は電気機器とは無縁の金属加工専業であった。

製品開発への転換と商号変更(1977〜1979年)

1977年4月、企画開発部を設置し、製品開発を本格化させる。これにより金属加工から自社製品の開発・製造へと事業の軸足を移した。1978年10月には吉田第一工場を建設し、全自動銅・ニッケル・クロムメッキ装置を導入。1979年4月、商号をツインバード工業株式会社に変更し、家電メーカーとしての体制を整えた。

プラスチック成形と販売子会社の統合(1984〜1987年)

1984年12月に吉田第二工場を完成させ、1985年6月からプラスチック成形加工を開始した。これにより自社での樹脂部品生産が可能となり、製品開発の自由度が高まった。1987年3月には販売子会社であった株式会社栄を吸収合併し、販売機能を内製化した。

全国展開と株式上場(1985〜1996年)

1985年4月に東京事務所(現東京支社)を開設したのを皮切りに、大阪、九州(福岡)、名古屋、大宮、広島と営業拠点を全国に拡大した。1990年1月には本社・物流センターを現在の燕市に建設・移転。1996年2月、新潟証券取引所に株式を上場し、2000年3月には東京証券取引所市場第二部に上場した。

中国進出と子会社再編(1997〜2011年)

1997年6月に香港事務所を開設(後に深圳事務所に移行)。2011年1月には中国広東省深圳市に現地法人「双鳥電器(深圳)有限公司」を設立し、生産拠点を構築した。一方、2007年6月には子会社北日本物産の全株式を売却。2016年には子会社ツインバードサービスとマインツを設立するがいずれも後に清算され、中国法人も2025年7月に清算された。

リブランディングと市場移行(2021〜2022年)

2021年11月、創業70周年を機にリブランディング(ブランド再構築)を宣言。2022年4月の東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行した。同年10月には商号をツインバード工業から株式会社ツインバードに変更し、ブランド名と統一した。

年表34件を開く

1960年代

  • 1962年4月新潟県三条市大字四日町に野水電化㈱設立、金属の表面加工及び金属製品の製品加工を開始
  • 1962年5月本社を新潟県三条市大字西本成寺に移転

1970年代

  • 1972年8月新潟県南蒲原郡栄町(現三条市)に工場設置
  • 1972年9月新潟県南蒲原郡栄町(現三条市)に㈱栄を設立、販売業務を分離独立
  • 1977年4月企画開発部を設置、製品開発を本格的に開始
  • 1978年10月新潟県西蒲原郡吉田町(現燕市)の協同組合吉田金属センターに吉田第一工場を建設、全自動銅・ニッケル・クロムメッキ装置を新設
  • 1979年4月商号変更商号をツインバード工業㈱に変更

1980年代

  • 1981年11月本社を新潟県西蒲原郡吉田町大字下中野(現燕市)に移転
  • 1984年12月吉田第二工場を完成、1985年6月よりプラスチック成形加工を開始
  • 1985年4月東京事務所を開設(現東京支社)
  • 1985年11月大阪事務所を開設(現大阪支店)
  • 1987年3月M&A㈱栄を吸収合併
  • 1988年1月九州営業所を開設(現福岡営業所)
  • 1988年10月M&A名古屋営業所を開設(現大阪支店に統合)
  • 1989年9月M&A大宮営業所を開設(現東京支社に統合)
  • 1989年10月M&A広島営業所を開設(現大阪支店に統合)

1990年代

  • 1990年1月新潟県西蒲原郡吉田町大字西太田字潟向(現燕市)に本社・物流センターを建設、本社を移転
  • 1991年8月吉田第二工場敷地内に金型工場を建設、金型の自社製作を開始(2004年10月自社製作を取りやめ)
  • 1994年9月M&A西東京営業所を開設(現東京支社に統合)
  • 1996年2月上場新潟証券取引所に株式を上場
  • 1996年5月ISO9001認証取得
  • 1997年6月香港事務所開設(深圳事務所に移行)

2000年代

  • 2000年3月上場新潟証券取引所の東京証券取引所との合併に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2001年5月ISO14001認証取得
  • 2007年3月深圳事務所開設(2011年に双鳥電器(深圳)有限公司に移行)
  • 2007年6月連結子会社北日本物産㈱の全株式を売却

2010年代

  • 2011年1月創業中国広東省深圳市に現地法人「双鳥電器(深圳)有限公司」を設立(2025年7月清算))
  • 2015年3月東京都中央区日本橋に東京支社「ツインバード日本橋ゲートオフィス」を開設
  • 2016年3月新潟県燕市吉田西太田に連結子会社「㈱ツインバードサービス」を設立(2019年8月清算)
  • 2016年5月東京都中央区日本橋に連結子会社「㈱マインツ」を設立(2023年3月清算)
  • 2017年12月東京都中央区日本橋(東京支社1F)に「Gate CAFE」を開設

2020年代

  • 2021年11月創業創業70周年 リブランディング(ブランド再構築)を宣言
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行
  • 2022年10月商号変更商号を㈱ツインバードに変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    利益重視の経営の徹底

    事業ポートフォリオを見直し、高収益事業(業務用、FPSC事業など)へ経営資源を重点配分。黒字化が見込めない家庭用冷蔵庫・洗濯機事業は縮小し、価格改定も進める。

  2. 02

    生産性の向上

    新基幹システムの活用、会議時間や資料の削減、AI活用により本来業務へ集中し、社員一人当たりの付加価値向上を図る。

  3. 03

    ローコストオペレーションの徹底

    新基幹システムによる省人化・ペーパーレス化、適材適所の人員配置、棚卸資産圧縮による物流費削減などで固定費を変動費化し収益性を改善。

  4. 04

    成長事業への投資

    FPSC事業で医薬バイオ向け-80℃可搬式小型フリーザーボックスを新発売。家電事業では自社EC基盤拡充、サブスクリプションなどでLTV最大化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で256人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、9期前と比べて+11.1%平均年齢は48.4歳、平均勤続年数は23.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月294
2018年2月298
2019年2月303
2020年2月49045.920.9303
2021年2月50946.121.0302
2022年2月55545.920.8308
2023年2月53846.221.1297
2024年2月53146.321.3303
2025年2月52147.522.52870
2026年2月54448.423.1256−352

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社工場 — 新潟県 燕市1,991百万円
東京支社 大阪支店 福岡営業所1,265百万円
その他153百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和4年度医療施設等運営費補助金(医療国際展開推進等事業(WHO事前認証取得等及び国際公共調達推進事業))
    厚生労働省 · 2022-12-13
    423万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は90億円営業利益-9億円前期と比べると減収で、売上が-10.9%。

売上高
-10.9%
90億円
営業利益
-9億円
純利益
-12億円
営業利益率
-10.0%
前期比 -10.0%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高96億円90億円
営業利益1億円-9億円
純利益0億円-12億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は24億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q24−1−4.2−1
2024年2Q24−1−4.20
2024年3Q22−1−4.5−1
2024年4Q333
2025年1Q22−2−9.1−1
2025年2Q23−2−8.7−1
2025年4Q5647.11
2026年2Q42−4−9.5−4
2026年4Q48−5−10.4−8
2027年1Q2414.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は124億円から90億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は-10.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月12432
2014年2月11132
東京都中央区日本橋に東京支社「ツインバード日本橋ゲートオフィス」を開設
2015年2月13453
新潟県燕市吉田西太田に連結子会社「㈱ツインバードサービス」を設立(2019年8月清算)
2016年2月13643
東京都中央区日本橋(東京支社1F)に「Gate CAFE」を開設
2017年2月13432
2018年2月13211
2019年2月11610
2020年2月1221−1
創業70周年 リブランディング(ブランド再構築)を宣言
2021年2月12552
商号を㈱ツインバードに変更
2022年2月12964
2023年2月10911
2024年2月10321
2025年2月101000.0−1
2026年2月90−9−9−10.0−12

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高90億円のうち、営業利益として残るのは-9億円-10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-12億円、売上の-13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.7%69億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.3%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-10.0%-9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
23.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比16.9pt
-10.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比19.3pt
-13.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-12.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-7.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが7億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は7億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−53−311
2014年2月1−40−39
2015年2月−2−1717−196
2016年2月12−43818
2017年2月−2−9−1−116
2018年2月7−3049
2019年2月0−60−64
2020年2月15−1−12146
2021年2月9−15820
2022年2月15−5−201010
2023年2月1−5−1−45
2024年2月5−3−225
2025年2月−2−44−63
2026年2月7−2−157

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は99億円。このうち返さなくてよい自己資本が66億円で、自己資本比率は66.1%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月95633266.1
2014年2月96653167.9
2015年2月138786056.5
2016年2月129676252.1
2017年2月125656051.8
2018年2月126666052.2
2019年2月125656051.9
2020年2月116635354.6
2021年2月130814962.2
2022年2月111872478.2
2023年2月111832874.5
2024年2月112823073.0
2025年2月109773171.2
2026年2月99663466.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳単体ベース
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
13億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
21億円
在庫として抱えている分
負債合計
34億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中98位あたり、逆に低いのは営業利益率224社中217位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-10.0%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.9%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥702で、1年前と比べて+73.1%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥702+4.8%1ヶ月+4.0%1年+73.1%時価総額77億円
過去52週の値幅
安値¥390高値¥794

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)166.4倍
PBR0.90倍
配当利回り1.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価683円は25日線(603円)を+13.3%上回り、急騰基調。直近1ヶ月で+74.7%上昇し、52週高値794円に接近。7/15に19.49万株の高出来高を記録。週足で強い上昇トレンドだが、RSI75で過熱感。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

今期予想PER161.8倍と業界平均28.27倍を大幅に上回り割高。PBRは0.87倍と業界平均2.11倍を下回るが、ROE1.3%と低収益。2026/2期は営業赤字・最終赤字予想と業績悪化。配当利回り1.86%は業界平均1.88%と同水準だが、配当性向130.8%と持続不可能。

指標この会社業種平均
PER (予想)166.4倍
PBR0.90倍2.58倍
ROE1.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.85%。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
1.85%
いまの株価に対して
配当性向
130.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月1557.5
2018年2月10−33.382.8
2019年2月1110.0312.5
2020年2月110.0
2021年2月110.074.8
2022年2月1536.441.3
2023年2月13−13.3245.4
2024年2月130.0130.8
2025年2月130.0
2026年2月130.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ14,008人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.3%を占め、残る70.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他64.673.768.467.466.967.6
事業法人14.013.616.316.516.316.2
金融機関12.610.811.012.914.213.1
証券会社4.40.91.01.71.31.4
外国法人4.30.83.11.31.11.2
外国人個人0.10.20.20.20.30.4
自己株式0.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱双栄13.38
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)3.92
03ツインバード従業員持株会2.70
04野水重明2.56
05㈱日本政策投資銀行2.53
06㈱日本カストディ銀行(信託口)2.20
07野水秀勝1.28
08㈱第四北越銀行1.00
09野水御富士0.97
10SCBHK AC EFG BANK HONG KONG BRANCH (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-09-01
    牧 寛之
    新規の大量保有報告
    6.98%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−761%、1株純資産は14期で−14%。直近期のROEは1.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月177182.513.621.3
2014年2月267483.58.617.2
2015年2月398934.78.020.2
2016年2月387714.68.329.0
2017年2月207442.730.757.5
2018年2月127501.758.782.8
2019年2月27440.3229.0312.5
2020年2月−15724
2021年2月177632.380.374.8
2022年2月408225.016.741.3
2023年2月77810.880.8245.4
2024年2月107691.349.7130.8
2025年2月−10726
2026年2月−114616

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額128百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
野水重明取締役社長(代表取締役)60283,000
佐藤勉専務取締役 生産本部本部長 兼 品質改革本部本部長6734,000
河村吉章常務取締役 開発本部本部長6615,000
浅見孝幸常務取締役 営業本部本部長 兼 東京支社支社長649,000
渡邉桂三取締役 企画管理本部本部長6111,000
渡邉英一取締役 開発本部副本部長6622,000
田中通泰取締役812,000
高橋泰行取締役615,000
加藤善孝取締役(監査等委員)673,000
大田陸介取締役(監査等委員)52
小村隆取締役(監査等委員)593,000
富山栄子取締役(監査等委員)62
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
長坂正人58

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6991110017
社外取締役619193
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容202字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、主力とする家電製品等の製造販売及び新冷却技術FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)とその応用製品の製造・販売等をおこなっております。 事業内容は、以下のとおりであります。 製品内容 ㈱ツインバード   家電製品事業   照明器具、調理家電、クリーナー、生活家電、冷蔵庫、洗濯機、 AV機器、健康理美容機器 FPSC事業   FPSC冷凍冷蔵庫 (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題3,541字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社は、経営理念として「感動と快適さを提供する商品の開発」「相互信頼を通じた豊かな関係づくり」「快活な職場づくりへの参画と社会の発展への寄与」「自己の成長と豊かな生活の実現」を掲げ事業活動を進めております。 また、上場企業としての原点に立ち返り、ステークホルダーズの皆様のご期待にお応えし続けるため、2030年に向かって長期ビジョン「VISION2030」として「お客様満足№1」のその先へ ~燕三条発のイノベーションで、世界中の人々に持続可能な幸せを提供するブランドになる~」を策定しました。 (2)2026年度の経営戦略及び会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 私たちの強みは、TWINBIRDブランドのもと、商品開発型企業として自社工場を含め、企画・開発からアフターサービスまでのバリューチェーンを有しており、加えて、全国でも屈指のものづくりの町である新潟県燕三条地域の協力企業をはじめとする経営資源に恵まれ、お取引先企業と共創の精神をもって新たな付加価値を生み出すことができることです。 2023年8月に発表した2030年を見据えた長期ビジョン「VISION2030『お客様満足№1』のその先へ ~燕三条発のイノベーションで、世界中の人々に持続可能な幸せを提供するブランドになる~」実現のため、中長期的な事業成長に向けた新たな取り組みや戦略的投資を継続してまいります。 当社は、当期において2期連続の最終損失を計上しました。この結果を真摯に受け止め、2027年2月期を収益性重視の事業構造へ転換を図る重要な一年と位置付けて、抜本的な構造改革を実行し、黒字化の実現に向けて以下の施策を推進してまいります。 1.利益重視の経営の徹底 事業ポートフォリオの見直しをおこない、高収益事業への経営資源の重点配分を進めます。具体的には、業務用やFPSC事業などの事業へのシフトを加速する一方、黒字化が見込めなくなった家庭用冷蔵庫・洗濯機事業の縮小を実施し、スピード感を持って収益性の改善を図ります。また、継続する円安による輸入コストの上昇や原油を始めとする原材料や物流費の高騰に応じて適切に価格改定を進めます。 2.生産性の向上 2024年12月より稼働した新基幹システムの活用や全社的な会議時間や資料の削減などの生産性向上活動やAIの活用を通じて、本来取り組むべき業務に集中することにより、社員一人当たりの付加価値向上を図ります。 3.ローコストオペレーションの徹底 新基幹システムの活用による省人化やペーパーレス化に加えて、適材適所となる組織・人員配置の最適化による固定費の変動費化、棚卸資産の圧縮による倉庫代を含む物流費の削減等を通じて収益性の改善に取り組みます。 4.成長事業への投資 FPSC事業において、従来の冷凍機のOEM供給ビジネスに加えて、より付加価値の高い医薬バイオ分野向け-80℃ 可搬式小型フリーザーボックスの新製品を発売します。また、家電製品事業において、自社HPのプラットフォーム化を通じて自社ECストアの基盤拡充を図り、集客及び会員数の拡大やサブスクリプションサービスなど多様な顧客接点を増大し、LTV(ライフタイムバリュー)最大化による収益機会を獲得します。 ① 家電製品事業 堅調に販売が推移するツインバードブランドの全自動コーヒーメーカーや匠ブランジェトースターを始めとする、付加価値の高い「匠プレミアム」製品のラインナップ拡充を今後も推進します。さらに、新販路として、美容室ルートをメインに2025年12月発売の匠クラフトドライヤーの拡販を進めます。海外展開では、韓国において2026年2月より販売した「匠プレミアム」シリーズの全自動コーヒーメーカー及び匠ブランジェトースターの売場の拡充を進めます。一方、インバウンド需要の回復及び円安を背景に拡大するホテル市場並びに高い信頼性が求められる医療機関に対し、収益性の高い業務用小型冷蔵庫の新製品開発と新規販路開拓を推進します。また、成長が見込まれる住宅リフォーム市場においては、住宅設備ルートを通じて浴室用テレビの新製品の販売拡大に取り組みます。さらに、大手半導体製造装置メーカー向けに工場用設備として金属床材の受注を獲得しております。 加えて、安定的な収益が見込まれる販売先向けプライベートブランド製品の新製品の納品を予定しております。 このようなチャネル戦略の再設計により、家庭用冷蔵庫・洗濯機事業の縮小に伴う売上高の減少を補完するとともに収益性の改善を図ります。 ② FPSC事業 FPSC事業において注力する4分野のうち、特に「医薬・バイオ」分野の成長を想定しております。今後成長するバイオ医薬品市場における搬送・保管には、厳密な温度管理(冷凍-20~-40℃、極冷凍-70~-85℃)のコールドチェーン構築が不可欠となります。 従来の冷凍機のOEM供給ビジネスに加えて、厚生労働省向け可搬型武田モデルナ社製ワクチン用低温冷凍庫(-20℃、出荷累計 約12,000台)によるコールドチェーン構築実績や2024年10月に取得した世界保健機関(WHO)が定める医療機材品質認証(PQS)を活かし、医薬バイオ分野向け-80℃ 可搬式小型フリーザーボックスの新製品を発売します。そして、2025年に引き続き、2026年秋に開催予定のアジア最大級の分析機器展示会(JASIS、東京)並びにドイツで開催される世界最大級の医療機器見本市 「MEDICA 2026」への出展を計画しております。また、経済産業省支援の新規輸出1万者支援プログラムを通じて、さらなる営業活動の強化を進めます。 「決算・財務報告プロセスにおける開示すべき重要な不備の解消について」 当社は、前事業年度(2025年2月期)において開示すべき重要な不備に該当すると判断した財務報告に係る内部統制の不備について、是正に向けた改善措置を実施した結果、当事業年度末日における当該不備は解消されたものと判断いたしました。 当該不備が発生した主な原因は以下の2点にあります。 ①IT全般統制の不備:新基幹システムの導入前のシステムテスト工程において、原価計算及び関連データの連携機能の領域で検証手続きが不十分だったため、新基幹システムの本番稼働後にシステム内での原価計算の結果において一部不整合が発生しました。その結果、新基幹システムの原価計算機能を業務に適用せず、システム外で原価計算を行う暫定的な対応を行ったため、原価計算に関する決算手続を適時に行うことができず、決算作業が遅延したことで、在庫購買管理に関する決算統制を十分に実施することが困難となりました。 ②決算・財務報告プロセス統制の不備:適切な決算手続を実行するために重要な担当部署の人的リソースが不足する状況となった結果、新基幹システムにおける在庫購買管理に関する決算・財務報告プロセスに係る統制を十分に実施することが困難となりました。 当社は、当該事実を真摯に受け止め、財務報告の信頼性を確保するために以下のとおり整備及び運用状況の改善を実施し、当事業年度において是正状況を確認いたしました。 なお、独立した立場である内部監査部門において、是正状況の有効性評価を実施し、不備が適切に是正されていることを確認できた旨を取締役会に報告いたしました。 IT全般統制及びシステム機能の是正状況の評価 ・新基幹システムにおける原価計算について、外部専門業者と連携し、新基幹システム導入時におけるシステムテスト工程の検証手続が不十分であった領域について、システムの再検証を実施いたしました。当該再検証の結果を踏まえ、新基幹システムにおける原価計算機能の本番稼働を開始いたしました。 人的リソース及び決算・財務報告プロセス是正状況の評価 ・上場企業での決算開示の実務経験を有する人材を新規採用し、経理部門及び関連部門人員の補強を実施いたしました。 ・決算業務を確実に実行するため、新たに決算チェックリストを整備し、漏れや誤りを防止、発見できるように、管理体制の強化をいたしました。 以上の結果、前事業年度の開示すべき重要な不備は是正され、当事業年度末日における当社の財務報告に係る内部統制は有効であると判断いたしました。
事業等のリスク3,754字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社は、事業活動に関わるあらゆる潜在的リスクを的確に把握し、リスクの発生防止又は危機が発生した場合の損失の最小化を図るため、「リスク管理委員会」を設置し、リスクに対して主体的に対応できる体制を整備しています。 「リスク管理委員会」の委員長は、リスク管理担当役員が務め、委員会は常勤取締役、委員長、本部長、内部監査担当部長及び委員長が必要に応じ指名する者で構成されています。 「リスク管理委員会」は、リスク事象の識別、分析、評価をおこなうことで、当社の事業活動に重大な影響を及ぼす可能性のある「重大リスク」を抽出し、その予防と対応策を検討し、その結果は取締役会に報告しています。重大リスクに対する対策方針は、業務執行部門に周知され、各部門は自己点検の結果や監査指摘事項を踏まえて、是正・改善措置を実施します。 また、万が一、不祥事やトラブルが発生した際は、状況を総合的に把握し、迅速なリスク管理対応をおこないます。平時においては、危機に対する再発防止策を検討し、業務執行部門に実施を指示します。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。これらのリスクは必ずしも全ての事象を抽出したものではありません。想定していないリスクによる影響を将来的に受ける可能性があります。 (1)経済環境に関するリスク 為替相場の変動について [発生可能性:中 影響度:高] 当社は、海外の製造委託会社から製品や部材を輸入しております。それらの取引は日本円以外の通貨で決済しているため、為替変動リスクに晒されています。予測を超えて為替相場等が急激に変動した場合、当社の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] きめ細かな為替予約によりリスクをヘッジし、また海外向け販売の拡大や、国内製造比率を50%まで引き上げることを目指し、為替相場に影響されにくい体質づくりを推進してまいります。 また、調達価格の上昇が企業努力の範囲を超えると判断した場合には、市場動向を踏まえつつ適正な販売価格の改定を検討してまいります。 海外事業におけるカントリーリスクについて [発生可能性:低 影響度:高] 当社は、海外の製造委託先から製品や部材を調達し、また海外市場のお客様に対し主に販売代理店等を通じた販売活動をおこなっています。各国における急激な政策変更や経済変動、国際紛争等が生じた場合、当社の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] かかるリスクの低減を図るため、国内製造比率を50%までに引き上げることを目指し、新潟県燕三条地域のものづくり資源を活用し国内製造の新製品やOEM製品の開発を推進することで、海外の製造委託先からの製品や部材調達に対する依存度を低減してまいります。 (2)当社の事業活動に関するリスク 新製品開発におけるリスクについて [発生可能性:中 影響度:高] 当社は、新製品の開発に鋭意注力しておりますが、市場から支持を獲得できる新製品又は新技術を正確に予想できるとは限らず、その結果これら製品の販売が成功しない場合には、将来の成長と収益性を低下させ、当社の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] 新製品の企画において新製品の訴求ポイントと市場の位置づけの妥当性を慎重に見極め、市場ニーズに応じた高付加価値製品や価格競争力のある製品の開発を進めてまいります。また、事業ポートフォリオの見直しをおこない、業務用、FPSC事業及びプライベートブランド製品のODM受託等の事業の比重を高めてまいります。 製造委託先からの調達価格の高騰や供給不足について [発生可能性:高 影響度:高] 当社は製造委託先から十分な品質の製品、部材等をタイムリーに調達することが競争力を維持する上で不可欠となります。製造委託先の人件費高騰などにより調達価格が上昇した場合、当社の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] 優良な製造委託先とのパートナーシップをさらに強化するとともに、VA/VE活動を通じて品質の向上と部品の共通化促進などを推進し、調達コスト低減と安定供給体制の強化に努めてまいります。また、調達価格が著しく高騰し企業努力の範囲を超えると判断した場合には、市場の動向を踏まえ、販売価格への適切な反映を検討いたします。 販売価格の下落について [発生可能性:中 影響度:高] 当社の主要な販売先である家電量販店やECサイト販売においては熾烈な価格競争が展開されており、さらなる販売価格の下落が継続する場合には、当社の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] 事業ポートフォリオの見直しを実施し、価格競争の影響を受けにくい業務用分野及びFPSC事業等へのシフトを推進してまいります。他方、価格競争の激化に伴い販売価格が下落傾向にある量販店向け家庭用冷蔵庫・洗濯機は事業縮小を実施することで業績への影響の低減に努めてまいります。さらに、多様化・細分化するお客様のニーズの中からターゲットユーザーを絞り込み、その価値観に刺さる商品・サービスを提供し続けてまいります。また、お客様との様々な繋がりを通じて、当社の商品やサービスの「本質的な価値」を実感いただけるようにお客様との接点を強化してまいります。 (3)法的規制・訴訟に関するリスク 製造物責任等による費用発生について [発生可能性:中 影響度:高] 万が一、当社の製品及びサービスに重大な欠陥が発生した場合、その欠陥に起因して損害賠償責任を負い、多大な対策費用が発生し、当社の信用やブランドイメージの低下などにより、業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] 当社は、当社及び製造委託先において厳格な品質保証体制を構築し、お客様に対して高い性能と品質を備えた製品及びサービスの提供に努めております。公的安全基準の遵守にとどまらず、ISO9001認証を取得し品質マニュアルを定め、安全性の向上に努めております。万が一、製品に重大な欠陥等が生じた場合のメーカー責任を果たすために、製造物責任に基づく賠償に備え保険に加入しております。 知的財産権に関連した損害について [発生可能性:中 影響度:高] 当社は、知的財産権の確保とその保護に努めておりますが、それらを使用した第三者による類似製品等の製造、販売を完全に防止できない可能性があります。また、当社の製品が第三者の知的財産権を侵害しているとの主張を受ける可能性もあります。当社が第三者の知的財産権を侵害しているとの申立てが認められた場合、重要な技術を利用することができなくなり、また多額の損害賠償責任を負う可能性があります。 [対応策] 当社は、知的財産権を経営上重要な資産と認識し、競争上重要な特許、意匠、商標権などの権利化に取り組んでおります。また、当社の製品を市場導入する前に、第三者の知的財産権を侵害するリスクを回避するために、事前の確認を徹底しております。 情報セキュリティ及び個人情報保護について [発生可能性:中 影響度:高] 当社は、様々な事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手することがあります。また、お客様や取引先の情報以外に、当社自身の機密情報(当社の技術情報等)を取り扱っています。不測の事態により重要データが、改ざん、破壊、漏洩及びシステム停止等が生じた場合には、当社の信用やブランドイメージの低下、業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] 当社では、これらの情報管理につきましては、サイバー攻撃等による不正アクセスやデータの改ざん、データの破壊や漏洩に対する技術的対策、情報セキュリティ委員会及び情報セキュリティ対策部会(CSIRT)による活動を含む組織的対策、従業員との秘密保持契約締結・情報セキュリティ教育などを含む人的対策などを講じております。 また、個人の権利利益を保護するため、「個人情報保護方針」に基づき、保有する個人情報の適正な取り扱いの確保に関し必要な事項を「個人情報取扱規程」に定め、運用を徹底しております。 (4)自然災害等に関するリスク [発生可能性:低 影響度:高] 当社は、国内外の事業活動地域において、地震、洪水、台風、感染症等の自然災害が発生した場合、当社や取引先企業の生産、販売、物流、サービス等の事業活動が停止し、サプライチェーンが混乱する事態が生じる恐れがあります。そのため、それらの事態が生じた場合、当社の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 [対応策] 当社では、BCP文書を策定し危機発生時の対応マニュアルを整備するとともに、保険によるリスクの移転を図っております。これらの対応を継続的に実施することにより事業活動への影響の低減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)4,098字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において、当社が判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が広がりを見せ、緩やかな回復基調が続いております。一方、円安や物流費の上昇などによる物価高に対して実質賃金の上昇が追いついていない状況が消費行動に変化を与えております。 国内家電市場におきましては、消費者の節約志向の高まりに加え、異業種からの参入も含めた量販店におけるSPA(製造小売)化の進展、さらには、米国の中国に対する関税政策の影響による中国大手家電メーカーの攻勢等もあり、特にエントリークラスの家庭用冷蔵庫及び洗濯機を中心に、厳しい市場環境となりました。 前述のとおり市場競争の一層の激化により、当社の家庭用冷蔵庫及び洗濯機の販売が急激に減少いたしました。特に最大需要期である第4四半期における売上の大幅減少に伴う利益減及び在庫の保管料が増加したことなどにより営業利益が当初想定を大きく下回りました。この厳しい市場環境が続くとの認識に基づき、収益性が急激に悪化し採算の目途が立たない家庭用冷蔵庫・洗濯機事業の縮小を決定いたしました。これに伴い収益性の高い商品や販売チャネルへの転換を推進する全社事業構造改革及び今後の収益改善に向けた一時的な損失として、製品・部材の廃棄費用60百万円、棚卸資産の評価損356百万円を計上いたしました。これらの結果、営業利益は当初予想の150百万円から営業損失855百万円となりました。加えて減損損失222百万円を計上いたしました。 また、現時点における将来の当社の課税所得を合理的に見積り、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、貸借対照表上に計上する繰延税金資産を取り崩し、法人税等調整額(損)61百万円を計上いたしました。 この結果、当社の当事業年度における売上高は8,998百万円となり、前期比△10.5%の減収となりました。利益面につきましては、営業損失は855百万円(前期は営業利益4百万円)、経常損失は896百万円(前期は経常利益42百万円)、当期純損失は1,218百万円(前期は当期純損失101百万円)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 (a) 家電製品事業 家電製品事業におきましては、ツインバードブランドの新製品として8月には匠の技術・暗黙知を家電の力で具現化する「匠プレミアム」ブランドラインから匠ブランジェトースターPLUSを発売いたしました。さらに、日本美容界を牽引するトップクリエイターであるPEEK-A-BOO美容室の福井達真氏と共同開発した匠クラフトドライヤーを、新販路として美容室ルートをメインに12月に発売いたしました。また、2月には業務用小型冷凍庫のODM(相手先ブランドによる開発設計製造)製品や大手家電量販店様向け専売オリジナル製品を納品いたしました。海外展開では、国内で好評を得ております「匠プレミアム」ブランドラインの全自動コーヒーメーカー及び匠ブランジェトースターを韓国にて2月より販売開始いたしました。 一方、価格改定や継続的な原価低減により収益改善活動を進めたものの、年末商戦や新生活商戦において冷蔵庫・洗濯機市場の競争激化により販売が低調に推移し、加えて、前述のとおり事業構造改革費用を計上した結果、家電製品事業の当事業年度における売上高は8,611百万円となり、前期比△10.6%の減収、セグメント損失は90百万円(前期はセグメント利益664百万円)となりました。 (b) FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)事業 FPSC事業におきましては、米国の通商政策の影響もあり、主力の米国取引先で在庫計画見直しの動きがあり、その影響を受けて当初見込んだ受注が遅れました。また、ドイツにて開催された世界最大級の医療機器見本市である「MEDICA 2025」を始め、国内外の展示会に出展し、当社製品の認知度拡大に努めました。 この結果、当事業年度における売上高は387百万円となり、前期比35百万円の減収、セグメント利益は19百万円となり前期比△84.0%の減益となりました。 ② 財政状態の状況 当事業年度末の総資産は9,931百万円となり、前期末比937百万円減少いたしました。主な内訳は、現金及び預金が441百万円増加いたしましたが、売掛金が784百万円、未収入金が115百万円、有形及び無形固定資産が364百万円減少いたしました。 負債は3,364百万円となり、前期末比239百万円増加いたしました。主に長期借入金が250百万円増加いたしました。 純資産は6,567百万円となり、前期末比1,176百万円減少いたしました。利益剰余金が配当と当期純損失の計上により1,360百万円減少しております。 これらの結果、自己資本比率は66.1%(前期末比△5.1pt)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは738百万円の収入となりました。主な内訳は、減価償却費が441百万円、減損損失が222百万円、売上債権及び契約資産の減少額が772百万円、税引前当期純損失1,145百万円であります。 投資活動によるキャッシュ・フローは226百万円の支出となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出が272百万円であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは70百万円の支出となりました。主な内訳は長期借入による収入800百万円、短期借入金の純減少額が300百万円、長期借入金の返済による支出が390百万円、配当金の支払額が142百万円であります。 これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は697百万円となり、前期末から441百万円の増加となりました。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この財務諸表を作成するに当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりです。 なお、棚卸資産の評価及び固定資産の減損については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しています。 繰延税金資産 繰延税金資産の回収可能性は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性に基づき、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかにより判断しています。 当該見積り及び仮定について、外部環境の変化等により見直しが必要となった場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ② 経営成績、財政状態、キャッシュ・フローの状況の分析 「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しています。 資本の財源及び資金の流動性については「(4)資本の財源及び資金の流動性」に記載しています。 (3)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 家電製品事業(千円)   6,647,355   96.38 FPSC事業(千円)   299,370   98.76 合計(千円)   6,946,726   96.48 ② 商品仕入実績 商品仕入実績については、当社の業務形態上、重要性が乏しいため記載を省略しております。 ③ 受注実績 当社の生産活動は、その多くを見込生産でおこなっておりますので、受注実績は記載しておりません。 ④ 販売実績 当事業年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 家電製品事業(千円)   8,611,057   89.38 FPSC事業(千円)   387,808   91.59 合計(千円)   8,998,865   89.48 (注)相手先の販売実績については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載の省略をしております。 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金需要のうち主なものは、材料の仕入のほか、製造原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 当事業年度における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,128百万円となっております。 また、当事業年度における現金及び現金同等物の残高は697百万円となっております。 (5)目標とする経営指標の分析 目標とする経営指標の分析につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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