概要
湖北工業は1959年設立の電気機器メーカーである。アルミ電解コンデンサ用リード端子と光ファイバ通信用光部品・デバイスを2本柱とし、2025年12月期の売上高は175億円、従業員数は1,710人。滋賀県長浜市に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。リード端子では日系全メーカーに加え台湾・韓国・中国系にも供給。光部品では海底ケーブル向け光アイソレータで世界高いシェアを有する。
リード端子事業は設立当初からの祖業
リード端子事業は1959年の創業以来続く祖業である。アルミ電解コンデンサの主要部品である電極リード材を製造・販売し、日系のアルミ電解コンデンサメーカー全社に加え、台湾系、韓国系、中国系への取引を拡大している。すべての製造工程と装置・設備を自社開発し、溶接、プレス、洗浄、化成の一貫生産を実現。自動車(車載)向け品質規格IATF16949をグローバルで認証取得しており、車載業界からの信頼も厚い。売上高は2025年12月期に88億円。
光部品・デバイス事業は海底ケーブル用光アイソレータが中核
光部品・デバイス事業は2000年に開始した。中核製品は海底ケーブル用光アイソレータであり、1995年より製造販売している。要求される信頼性は最深8,000メートルの海底で25年間の無故障動作である。また、精密形状石英ガラスの製造技術と磁気光学材料の製造技術が強み。近年は高純度石英ガラス製品(SSG®)も強化しており、半導体関連などへ展開している。同事業の売上高は2025年12月期に86億円。
グループは7社の連結子会社で構成
当社グループは単体と7社の連結子会社で構成される。リード端子の販売はシンガポールのKOHOKU ELECTRONICS (S) PTE.LTD.、製造はマレーシアのKOHOKU ELECTRONICS (M) SDN.BHD.、中国の東莞瑚北電子有限公司と蘇州瑚北光電子有限公司が担う。光部品・デバイスは蘇州工場とスリランカのKOHOKU LANKA (PVT) LTD.、2024年に子会社化したエピフォトニクス株式会社およびEpiPhotonics USA, Inc.が製造販売する。
売上高は拡大傾向、収益性も改善
売上高は2017年12月期の65億円から2025年12月期の175億円へと拡大した。営業利益は2024年12月期に39億円、2025年12月期に46億円。親会社株主に帰属する当期純利益は同期間で3億円から30億円へ増加した。なお、2025年12月期の為替レートは1米ドル149.62円であった。
業界の中での役割は電子部品メーカー(アルミ電解コンデンサ用リード端子、光通信用光部品)。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| リード端子 事業 | 88億円 | 50.3% | 8億円 | 9.1% |
| 光部品・デバイス事業 | 87億円 | 49.7% | 39億円 | 44.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01電子部品(回路部品)主力
自動車(車載)やサーバー(AI含む)など幅広い用途で使われるアルミ電解コンデンサの主要部品であるリード端子(電極リード材)を製造・販売。日系全社に加え、台湾系・韓国系・中国系メーカーにも供給を拡大。創業以来の一貫生産体制と独自技術で安定品質を実現。
- アルミ電解コンデンサ用リード端子
- アルミ電解コンデンサの電極リード材。溶接、プレス、洗浄、化成の一貫工程による高品質が特徴。
02光通信機器準主力
光ファイバ通信機器や光モジュールに使用される光部品・光デバイスを製造・販売。特に海底ケーブル用光アイソレータを中核とし、高い信頼性が求められる分野で実績。
- 光アイソレータ
- 光の逆流を防ぐ光部品。海底ケーブル用は最深8,000メートルで25年間の耐久性が求められる。
製品と技術
溶接・プレス・化成の一貫工程で作るリード端子
リード端子はアルミ電解コンデンサの電極リード材である。当社は創業以来、すべての製造工程と装置・設備を自社開発し、溶接、プレス、洗浄、化成の一貫生産を独自に行う。特に異種金属の溶接技術と金属加工技術が強み。自動車のECU向けやAIサーバー向けなど、ハイブリッドタイプや導電性高分子タイプの高機能コンデンサに対応する製品を提供する。IATF16949認証を全グローバル拠点で取得。
海底8,000mで25年動作する光アイソレータ
光アイソレータは光の逆流を防ぐ部品で、海底ケーブルに不可欠である。当社は1995年から製造しており、最深8,000メートルの海底で25年間無故障という高い信頼性を要求される製品を供給する。世界で高い市場シェアを有する。また、マルチコアファイバ対応の小型化やモジュール化にも対応。関連技術としてファラデー回転子の製造も行い、データセンタ向け需要急増に対応して生産能力を増強した。
成型自由度高めるスラリーキャスト法の高純度石英ガラス
高純度石英ガラス製品(SSG®)は、当社独自のスラリーキャスト法で製造される。この方法は高い成型自由度と高純度を両立し、半導体製造装置部品、光ファイバ用プリフォーム、各種レンズ、バイオメディカル向けに採用が進む。2023年7月から紫外線用非球面レンズの量産を開始した。半導体関連市場からの引き合いが増加しており、生産能力増強とBCP体制整備を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
電子基板材料で堅調、高収益な中堅メーカ
湖北工業は電気機器業界に属し、電子基板向け材料などを手掛ける。売上高は2023年12月期135億円から2025年12月期175億円へ増加。営業利益率は24.5%から26.3%へ向上しており、高収益を誇る。同業のイビデンは大手電子部品メーカーで、当社は中堅だが、高い収益性で差別化している。特定の高付加価値材料に強みを持ち、市場での需要が堅調とみられる。
強み
- 営業利益率25%超と業界平均を大きく上回る。
- 売上高が年率10%前後で成長しており、需要が堅調。
- 電子基板材料で高い技術力を有し、顧客から選ばれる。
- 高収益により内部留保が厚く、財務基盤が強固。
課題
- 特定の電子材料に依存しており、需要変動のリスクがある。
- イビデンなどの大手や新興との競争が激しい。
- 技術者確保が難しくなっており、成長の制約になる可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字が湖北工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6941山一電機 | 1,642億円 | 15.3倍 |
| 2 | 6804ホシデン | 1,544億円 | 8.8倍 |
| 3 | 6707サンケン電気 | 1,445億円 | — |
| 4 | 6866日置電機 | 1,445億円 | 19.4倍 |
| 5 | 6737EIZO | 1,333億円 | 17.4倍 |
| 6 | 6524湖北工業 | 1,256億円 | 27.8倍 |
| 7 | 6741日本信号 | 1,229億円 | 9.7倍 |
| 8 | 6810マクセル | 1,194億円 | 12.6倍 |
| 9 | 6914オプテックスグループ | 1,189億円 | 14.5倍 |
| 10 | 6877OBARA GROUP | 1,158億円 | 12.6倍 |
| 11 | 6652IDEC | 1,156億円 | 28.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
リード端子専業メーカーとして創業した1959年
1959年8月、滋賀県伊香郡高月町(現長浜市)の旧町庁舎で資本金50万円にて設立。アルミ電解コンデンサのリード端子の製造を目的とした。1961年5月には本社工場を新設移転。1974年8月にはリード端子専用の製造工場を増設し、専業メーカーとしての基盤を固めた。当初からすべての製造工程と設備を自社開発する方針が、後の競争力の源泉となる。
東南アジアへ生産拠点を拡大した1987年から1994年
1987年12月、シンガポールに製造子会社KOHOKU ELECTRONICS (S) PTE.LTD.を設立。1994年9月にはマレーシアに製造子会社KOHOKU ELECTRONICS (M) SDN.BHD.を設立。これにより、海外生産の足がかりを得た。1997年11月にはISO9001認証を取得し、品質管理を国際標準化。2005年8月にはISO14001認証も取得した。
光事業への参入と中国進出(2000年〜2002年)
2000年9月、光部品・デバイス事業を開始。同年12月には中国東莞に委託加工会社東莞瑚北電子廠を設立。2002年6月には中国蘇州に製造子会社蘇州瑚北光電子有限公司を設立し、リード端子に加えて光部品の製造も担うようになった。これにより、事業の2本柱体制が形成された。
FDK光デバイス事業の譲受とスリランカ進出(2015年)
2015年2月、FDK株式会社より光デバイス事業を譲り受けるとともに、FDK LANKA (PVT) LTD.を子会社化しKOHOKU LANKA (PVT) LTD.へ商号変更。この買収により、光アイソレータなど海底ケーブル向け製品の製造能力を拡大した。同年11月には自動車向け品質規格IATF16949(当時はISO/TS16949)を取得した。
東証上場と新たな成長領域への投資(2021年〜2025年)
2021年12月、東京証券取引所市場第二部に上場。2022年4月の市場区分再編で東証スタンダードに移行した。2023年7月には蘇州子会社を新工場に移転し、高純度石英ガラス事業として紫外線用非球面レンズの量産を開始。2024年4月にはPLZT薄膜技術を持つエピフォトニクス株式会社を子会社化。同年11月には宇宙通信分野向けにワープスペースと資本業務提携、2025年1月にはレーザシステム開発会社ARIEL Photonicsと提携した。
年表23件を開く
1950年代
- 1959年8月創業滋賀県伊香郡高月町(現 滋賀県長浜市高月町)の高月町旧庁舎にてアルミ電解コンデンサの 部品であるリード端子の製造を目的として資本金50万円で湖北工業株式会社を設立
1960年代
- 1961年5月滋賀県伊香郡高月町に本社工場を新設、移転
1970年代
- 1974年8月リード端子専用の製造工場を本社工場に増設
1980年代
- 1987年12月シンガポールに製造子会社KOHOKU ELECTRONICS (S) PTE.LTD.(現 販売会社)を設立
1990年代
- 1991年7月本社管理事務・研究開発棟が完成
- 1994年9月マレーシアに製造子会社KOHOKU ELECTRONICS (M) SDN.BHD.を設立
- 1997年11月ISO9001認証取得
- 1998年5月本社工場を増築
2000年代
- 2000年9月光部品・デバイス事業を開始
- 2000年12月創業中国(東莞)に委託加工会社東莞瑚北電子廠を設立
- 2002年6月中国(蘇州)に製造子会社蘇州瑚北光電子有限公司を設立
- 2005年8月ISO14001認証取得
2010年代
- 2012年10月M&A東莞瑚北電子廠を子会社化し、東莞瑚北電子有限公司を設立
- 2015年2月M&AFDK株式会社より光デバイス事業を譲り受けるとともにFDK LANKA (PVT) LTD.を子会社化し、KOHOKU LANKA (PVT) LTD.へ商号変更
- 2015年11月ISO/TS16949(現 IATF16949)認証取得
2020年代
- 2021年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所市場区分再編により「東証スタンダード」に移行
- 2023年7月中国(蘇州)の製造子会社蘇州瑚北光電子有限公司を新工場に移転
- 2023年7月高純度石英ガラス事業として、紫外線用非球面レンズの量産を開始
- 2024年4月M&APLZT(チタン酸ジルコン酸ランタン鉛)薄膜形成技術を応用した技術を持つエピフォトニクス株式会社の全株式を取得し子会社化
- 2024年11月宇宙通信分野向け光システム開発に向けて、株式会社ワープスペースと資本・業務提携
- 2025年1月レーザシステム開発会社のARIEL Photonics Assembly Limited.と資本・業務提携
- 2025年12月単結晶PLZT薄膜ウエハの販売を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益率10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
市場開拓による事業規模の拡大
グローバルニッチトップ戦略のもと、リード端子事業では高機能コンデンサ向け新技術製品の採用拡大、光部品・デバイス事業では海底ケーブル向け光部品の売上拡大と宇宙通信分野への進出を進める。
- 02
構造改革による収益力の強化
不採算製品の価格是正、高付加価値製品の開発推進、自社開発設備による製造工程の高効率化、設備総合効率の改善を通じて安定的に営業利益率10%以上の体質確立を目指す。
- 03
新たなGNT(グローバルニッチトップ)事業の創出
独自技術のスラリーキャスト法による高純度石英ガラス製品(SSG®)の量産体制構築、PLZT光デバイスなど光電融合分野の開発、企業買収・事業提携による技術補完を推進する。
- 04
未来を担う人材の育成と経営管理体制の強化
従業員のキャリアアップ制度の充実、新しい拠点整備による人材確保と長期育成、ガバナンス強化、サステナビリティ推進による非財務活動の強化に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で1,710人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は714万円で、4期前と比べて+4.2%。平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は12.6年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 685 | 44.8 | 13.1 | 1,639 | — |
| 2022年12月 | 646 | 44.5 | 12.5 | 1,659 | — |
| 2023年12月 | 632 | 44.9 | 13.0 | 1,430 | — |
| 2024年12月 | 665 | 44.3 | 11.8 | 1,536 | 254 |
| 2025年12月 | 714 | 44.7 | 12.6 | 1,710 | 269 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 2 / 海外 5、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。
- 海外KOHOKU ELECTRONICS (S) PTE.LTD. (注)2シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外KOHOKU ELECTRONICS (M) SDN.BHD. (注)2マレーシア セランゴール州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外東莞瑚北電子有限公司(注)2中国 広東省東莞市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外蘇州瑚北光電子有限公司(注)2,5中国 江蘇省蘇州市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内KOHOKU LANKA (PVT) LTD. (注)2スリランカ カトゥナーヤカ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エピフォトニクス 株式会社(注)2神奈川県大和市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外EpiPhotonics USA, Inc.米国 カリフォルニア州 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は175億円、営業利益は46億円。前期と比べると増収増益で、売上が+10.1%、利益が+17.9%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 222億円 | 175億円 |
| 営業利益 | 68億円 | 46億円 |
| 純利益 | 46億円 | 30億円 |
| 1株あたり配当 | ¥40 | ¥40 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は100億円、営業利益は29億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+26.6%、営業利益は+61.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 35 | 8 | 22.9 | 6 |
| 2023年2Q | 35 | 9 | 25.7 | 7 |
| 2023年3Q | 34 | 6 | 17.6 | 4 |
| 2023年4Q | 31 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 34 | 6 | 17.6 | 7 |
| 2024年2Q | 43 | 12 | 27.9 | 11 |
| 2024年4Q | 82 | 21 | 25.6 | 15 |
| 2025年2Q | 79 | 18 | 22.8 | 6 |
| 2025年4Q | 96 | 28 | 29.2 | 24 |
| 2026年2Q | 100 | 29 | 29.0 | 21 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年12月期からの9期で、売上は65億円から175億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は26.3%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 65 | — | 4 | — | 3 |
| 2018年12月 | 60 | — | 5 | — | 4 |
| 2019年12月 | 100 | — | 14 | — | 5 |
| 2020年12月 | 112 | — | 24 | — | 16 |
| 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 | |||||
| 2021年12月 | 146 | — | 44 | — | 30 |
| 2022年12月 | 157 | — | 44 | — | 31 |
| 2023年12月 | 135 | — | 32 | — | 19 |
| PLZT(チタン酸ジルコン酸ランタン鉛)薄膜形成技術を応用した技術を持つエピフォトニクス株式会社の全株式を取得し子会社化 | |||||
| 2024年12月 | 159 | 39 | 49 | 24.5 | 33 |
| 2025年12月 | 175 | 46 | 45 | 26.3 | 30 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高175億円のうち、営業利益として残るのは46億円で26.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の17.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.6%99億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.1%30億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益26.3%46億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが33億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは21億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は84億円で、売上の5.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 16 | −8 | 1 | 8 | 31 |
| 2020年12月 | 20 | −5 | −10 | 15 | 35 |
| 2021年12月 | 30 | −4 | 46 | 26 | 110 |
| 2022年12月 | 28 | −19 | −26 | 9 | 94 |
| 2023年12月 | 36 | −10 | −16 | 26 | 104 |
| 2024年12月 | 38 | −31 | −16 | 7 | 98 |
| 2025年12月 | 33 | −12 | −36 | 21 | 84 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年12月期の総資産は283億円。このうち返さなくてよい自己資本が234億円で、自己資本比率は82.8%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 87 | 30 | 57 | 35.0 |
| 2018年12月 | 96 | 33 | 63 | 34.4 |
| 2019年12月 | 126 | 43 | 83 | 34.0 |
| 2020年12月 | 133 | 58 | 75 | 43.5 |
| 2021年12月 | 225 | 151 | 74 | 67.2 |
| 2022年12月 | 243 | 183 | 60 | 75.3 |
| 2023年12月 | 250 | 201 | 49 | 80.3 |
| 2024年12月 | 287 | 234 | 53 | 81.7 |
| 2025年12月 | 283 | 234 | 49 | 82.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で224社中6位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中214位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,830で、1年前と比べて+69.0%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 27.8倍 |
| PER (会社予想) | 27.1倍 |
| PBR | 4.91倍 |
| 配当利回り | 0.83% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に4520円と、前日比8.32%の下落となりましたが、1カ月では0.99%の下落とほぼ横ばいです。25日移動平均線(4607円)を約2%下回っています。52週高値の7740円からは約42%下落しており、調整局面にあります。一方、52週安値2740円からは約1.7倍の水準で、年初来上昇率は57.59%です。出来高は8月19日に37万1200株と増加しており、売り圧力が強まっています。RSIは61.99と強気圏ですが、短期的な下落リスクが残ります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)。
PER 35.96倍は業界平均27.16倍を上回り、PBR 4.50倍も平均1.91倍を大きく超過。ROE 12.8%は良好だが、PER・PBRの高さから株価は割高感がある。配当利回り0.8%は低水準で、増益期待が既に織り込まれている可能性がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 27.8倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 27.1倍 | — |
| PBR | 4.91倍 | 2.58倍 |
| ROE | 12.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
半導体製造装置関連で高い収益性を誇るが、半導体市況の変動や技術変化への依存度が課題。強気派は、半導体の微細化・3D化に伴い装置部品の需要が増加すると期待。また、高い営業利益率やROE12.8%を評価。弱気派は、直近の売上減少(2023年12月期135億円)が示すように、半導体市況の低迷で業績が不安定。PER35倍超と割高感があり、先行き不透明な半導体市況を考慮すると割高リスクを指摘する。
- 半導体装置需要拡大
半導体の微細化・3D化で部品需要増加
- 高収益体質
営業利益率24%超、ROE12.8%で資本効率良好
- 成長期待
2024年12月期以降、増収見通し
- 営業利益46億円達成で収益性の高さ再確認2025/12決算発表後影響中
営業利益率26.3%は前期比1.8ポイント向上、高収益体質が継続
- 売上高175億円計画達成で成長軌道定着2025/12通期影響中
売上高は前期比10%増、過去3年平均成長率約14%の成長継続
- ROE12.8%維持で株主還元拡大期待次回株主総会影響弱
自己資本利益率12.8%と高水準、配当性向28.7%から増配余地あり
- 小型株の成長ストーリー再評価不定影響弱
時価総額1071億円、過去1年62%上昇もPER成長率比で割高感薄れる
- 市況変動リスク
半導体サイクルで業績が乱高下しやすい
- PERの高さ
PER36倍は業績変動を考慮すると割高
- 売上減少の実績
2023年は減収、収益が不安定
- 純利益減少トレンドへの懸念2025/12決算影響中
営業利益増も純利益は30億円と前期比9%減、特別損失や税負担増が重し
- 高PERバリュエーション修正リスク継続影響強
PER36倍は同業平均を大きく上回り、成長鈍化で20倍台への調整リスク
- 大口売りによる需給悪化不定影響弱
浮動株少なく大口売りで急落の可能性、外国人保有14.4%も変動リスク
- 業績下方修正リスク2025/12期中影響中
市場想定以上のコスト上昇や受注減少で営業利益46億円未達の可能性
- 売上高成長率
- 半導体市況の影響を受けるため
- 営業利益率
- 高収益維持の確認
- 顧客投資計画
- 主要顧客の設備投資動向が需要を左右
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から+10.0%。いまの株価に対する利回りは0.83%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年12月 | 18 | — | 18.7 |
| 2023年12月 | 20 | 9.1 | 24.3 |
| 2024年12月 | 30 | 50.0 | 25.9 |
| 2025年12月 | 33 | 10.0 | 38.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ8,657人。区分でいちばん多いのは個人・その他で76.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.9%を占め、残る93.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 63.1 | 60.4 | 81.0 | 76.4 | 76.7 |
| 外国法人 | 5.4 | 11.6 | 13.3 | 11.9 | 14.3 |
| 金融機関 | 3.3 | 6.1 | 3.3 | 8.6 | 6.0 |
| 証券会社 | 8.4 | 2.3 | 1.1 | 2.4 | 2.1 |
| 事業法人 | 19.9 | 19.5 | 1.3 | 0.7 | 0.9 |
| 自己株式 | 1.9 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 石井 太 | 42.61 |
| 02 | アイエフマネジメント株式会社 | 19.18 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.00 |
| 04 | THE BANK OF NEW YORK 133652(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 2.64 |
| 05 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.93 |
| 06 | JP MORGAN CHASE BANK 380684(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.81 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.68 |
| 08 | JP MORGAN CHASE BANK 380613(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.19 |
| 09 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 1440051(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 0.77 |
| 10 | 湖北工業従業員持株会 | 0.75 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−97%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは12.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 4,375 | 42,114 | 10.9 | — | 5.1 |
| 2018年12月 | 4,956 | 45,836 | 11.3 | — | 3.9 |
| 2019年12月 | 73 | 594 | 12.9 | — | 4.9 |
| 2020年12月 | 72 | 266 | 31.1 | — | 4.7 |
| 2021年12月 | 136 | 572 | 28.3 | 17.9 | 14.9 |
| 2022年12月 | 115 | 678 | 18.3 | 18.0 | 18.7 |
| 2023年12月 | 71 | 743 | 9.9 | 23.5 | 24.3 |
| 2024年12月 | 121 | 868 | 15.0 | 24.5 | 25.9 |
| 2025年12月 | 115 | 905 | 12.8 | 26.9 | 38.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額157百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 石井太 | 代表取締役社長 CEO | 68 |
| 北川一清 | 専務取締役 CEO補佐 | 68 |
| 中村聖二 | 取締役CFO | 61 |
| 澤木聖子 | 取締役 | 61 |
| 荒井昌幸 | 取締役 | 66 |
| ディーター・ソンマーハルダー | 取締役 | 64 |
| 栗山裕功 | 取締役 監査等委員 | 76 |
| 中村正哉 | 取締役 監査等委員 | 66 |
| 髙津靖史 | 取締役 監査等委員 | 72 |
| 梅山克啓 | — | 61 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 10 | 72 | 34 | 9 | 117 | 12 |
| 監査等委員 | 3 | 14 | — | — | 14 | 5 |
| 社外取締役 | 3 | 14 | — | — | 14 | 5 |
| 取締役(社内) | 4 | 9 | — | — | 9 | 2 |
| 監査役 | 3 | 2 | — | — | 2 | 1 |
| 社外監査役 | 2 | 1 | — | — | 1 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,471字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,933字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,574字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,133字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第68期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第67期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第67期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第66期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第66期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第65期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
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