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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,030.3+263ドル円158.87-1NASDAQ26,199.46+100S&P 5007,668.94+37SOX 指数11,309.66+219/2終値

サンケン電気

Sanken Electric Co.,Ltd.6707 · Prime · 電気機器

パワー半導体やアナログ半導体の設計・製造を手がける国内有力メーカー。自動車や家電など幅広い産業に製品を供給。

概要

サンケン電気は、パワー半導体と電源ICに特化した半導体メーカーである。1937年にセレン整流器の研究から始まり、1962年に現社名となった。2026年3月期の連結売上高は802億円、従業員数は2,683人。自動車・白物家電・産業機器向けに製品を供給するが、近年は需要減退と構造改革に直面している。

半導体デバイスに特化した単一事業セグメント

当社グループは、半導体デバイスの製造・販売を中核とする単一セグメントで構成される。連結子会社16社と持分法適用関連会社1社を有し、生産は石川サンケン、山形サンケン、福島サンケン、新潟サンケン、大連三墾電気、EK Co., Ltd.が担う。販売は国内のほか、韓国、中国、香港、タイ、米国、欧州の子会社を通じて行う。2025年3月期には連結売上高1,216億円を計上したが、2026年3月期は802億円に減少。これは子会社Allegro MicroSystemsの連結除外や中国市場でのシェア低下が主因である。

自動車・白物・産業の三市場に依存する収益構造

販売先は自動車市場、白物家電市場、産業機器市場に大別される。自動車向けではハイブリッド車を含む内燃車向けパワーデバイスが安定的な需要を支える一方、バッテリーEV(BEV)需要は鈍化。白物家電では中国市場で自国製半導体への切り替えが進み、2024年度下期以降売上が大幅に減少した。産業機器では業務用空調やデータセンター向け製品の拡販を進める。2026年3月期の営業損失は47億円と前期から赤字幅が拡大し、特に金属建値の高騰と生産調整が収益を圧迫した。

国内外に広がる生産・販売ネットワーク

生産拠点は日本国内に石川、山形、福島、新潟の4社、海外に中国(大連)、韓国(EK Co.)、インドネシア(PTサンケン)を持つ。販売子会社は韓国、中国(上海・香港)、台湾、タイ、米国、ドイツに配置され、地域ごとの顧客支援を担う。2024年8月には米Allegro MicroSystemsを持分法適用関連会社に変更し、連結範囲から外れた。また2025年4月には株式会社パウデックを買収し、GaNパワーデバイスの開発を強化。2026年1月にはミネベアパワーデバイスとの技術提携を発表した。

業界の中での役割は半導体デバイスメーカー(IDM)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
802億円
営業利益
-47億円
営業利益率
-5.9%
純利益
-98億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
半導体 デバイス 事業1,372億円87.5%12億円0.9%
パワーシステム事業196億円12.5%9億円4.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

自動車の電動化や電子制御化に伴い、パワー半導体やアナログ半導体を供給しています。特に、駆動系や電源系の制御に必要な製品が中心です。

主な製品・サービス2
パワー半導体
大電流・高耐圧のスイッチング用途に用いられる半導体。自動車のインバータやDC-DCコンバータに搭載されます。
アナログ半導体
信号を増幅・変換する半導体。自動車の各種センサーや制御ユニットに使用されます。

02産業機器準主力

工場の生産設備やロボット、電源装置などに使用される半導体を供給しています。特に、モーター駆動や電力変換に強い製品があります。

主な製品・サービス1
パワー半導体モジュール
複数のパワー半導体を1つのパッケージに集積したモジュール。産業用モーターや電源装置に使用されます。

03家電・民生機器副次

エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品や、AV機器などに使用される半導体を供給しています。

主な製品・サービス1
パワー半導体
家電のモーター駆動や電源制御に使用される半導体。省エネ性能に貢献します。

04その他その他

照明、OA機器、通信機器など、その他の幅広い分野に半導体を供給しています。

製品と技術

パワー半導体と電源ICが二本柱

主力製品はパワー半導体と電源ICである。パワー半導体では、整流ダイオード、パワーモジュール、MOSFET、IGBTなどを手掛ける。特に自動車向けのインテリジェントパワーモジュール(IPM)は、エアコンやモーター制御に用いられる。電源ICは、AC-DCコンバータやDC-DCコンバータ向け制御ICが中心。2024年中期経営計画では、プラットフォーム製品とカスタム製品の両輪で成長を目指し、新製品比率の向上と原価改善を掲げる。金属材料の金から銅への切り替えなどコスト削減も進める。

GaNパワーデバイスへの本格参入

2025年4月に買収した株式会社パウデックは、窒化ガリウム(GaN)パワーデバイスの設計・開発に強みを持つ。GaNはシリコン比で高周波・高効率が可能であり、データセンターや車載充電器など次世代用途が期待される。サンケンはパウデックの技術を自社の生産基盤と組み合わせ、早期の製品化を目指す。2026年1月にはミネベアパワーデバイスとIPMの後工程生産協業および共同開発に合意し、外部リソースの活用で開発リードタイム短縮を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

パワー半導体に特化、業績悪化で構造改革中

サンケン電気はパワー半導体と電源モジュールに強みを持つが、近年は中国市場の競争激化や在庫調整で収益が悪化。同業のキオクシアホールディングスはNAND型フラッシュメモリで異なる領域だが、半導体市況変動の影響は共通。イビデンはパッケージ基板で半導体関連だが、サンケンは自動車向けパワー半導体に特化。売上高は2024年3月期2352億円から2026年3月期802億円と急減、営業赤字に転落。事業再編やコスト削減が急務。

強み

  • SiCなど次世代パワー半導体の開発で先行、EV需要取り込み期待。
  • 自動車メーカーとの長期取引があり、品質信頼性で強みを発揮。
  • 設計から製造まで一貫生産、カスタム対応が可能な柔軟性。
  • パワー半導体関連の特許を多数保有、技術的優位性を確保。

課題

  • 売上高が2年で3分の1以下に減少、営業赤字が継続。
  • 中国メーカーの台頭で価格競争が激しく、利益率が低下。
  • 事業再編やM&Aが進まず、収益回復の目処が立たない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がサンケン電気

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16588東芝テック1,712億円
26807日本航空電子工業1,711億円23.2倍
36632JVCケンウッド1,647億円9.1倍
46941山一電機1,642億円15.3倍
56804ホシデン1,544億円8.8倍
66707サンケン電気1,445億円
76866日置電機1,445億円19.4倍
86737EIZO1,333億円17.4倍
96524湖北工業1,256億円27.8倍
106741日本信号1,229億円9.7倍
116810マクセル1,194億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

セレン整流器から始まった1937年の創業

1937年10月、実業家の松永安左ヱ門により財団法人東邦産業研究所が設立され、堤研究室でセレン整流器の試作研究が始まった。第二次世界大戦終結後の1946年9月、研究所が解散したため、堤研究室の半導体製造法と設備を継承し、埼玉県志紀町(現志木市)に東邦産研電気株式会社を設立。これがサンケン電気の直接の前身である。1952年5月には本社・工場を埼玉県大和田町(現新座市)に移転し、現在の本社所在地となる。

上場と商号変更で成長期に入った1960年代

1961年3月に株式の店頭公開を開始し、同年10月には東京証券取引所市場第二部に上場。1962年6月、商号をサンケン電気株式会社に変更した。1963年3月には川越工場(埼玉県川越市)を竣工し、生産能力を拡大。1970年2月には鹿島サンケンを設立、同年8月には東京証券取引所市場第一部に上場し、企業規模を拡大した。この時期、半導体産業の成長に乗り、整流器からパワーデバイスへと製品範囲を広げた。

海外展開と買収で多角化した1980~1990年代

1973年6月に韓国サンケンを設立したのを皮切りに、1988年には香港と福島、1990年には米国Allegro MicroSystemsを買収。Allegroはサンケンの半導体事業の海外展開の要となった。1997年にはインドネシアに生産拠点を設立。国内では石川県下の5社を合併して石川サンケンを設立(1978年)、山形サンケン(1981年)、福島サンケン(1988年)と生産子会社を整理・集約した。2000年代に入ると韓国、台湾、中国(上海)に販売・開発子会社を設立し、アジア市場を深耕した。

構造改革と事業再編が進んだ2020年代

2020年4月に物流子会社を吸収合併し、2021年3月には社会システム事業をサンケン電設に承継、同年5月にはサンケン電設の全株式をGSユアサに譲渡した。2022年3月には鹿島サンケンを解散。同年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いプライム市場へ移行。2024年8月にはAllegro MicroSystemsの持分法適用関連会社化、同年9月にはポーラーセミコンダクターを連結対象から除外するなど、ポートフォリオの見直しが加速した。2025年4月にはGaNデバイスに強みを持つパウデックを買収し、次世代技術への投資も進める。

年表37件を開く

1930年代

  • 1937年10月創業故松永安左ヱ門氏により㈶東邦産業研究所が設立され、同堤研究室においてセレン整流器の試作研究を開始。

1940年代

  • 1946年9月創業㈶東邦産業研究所が終戦により解散となったため、堤研究室において完成された半導体の製造法、設備及び研究員を継承し、埼玉県志紀町(現 志木市)に東邦産研電気株式会社を設立。

1950年代

  • 1952年5月埼玉県大和田町(現 新座市)に本社・工場を移転。

1960年代

  • 1961年3月株式店頭公開開始。
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1962年6月商号をサンケン電気株式会社と変更。
  • 1963年3月埼玉県川越市に川越工場竣工。

1970年代

  • 1970年2月創業鹿島サンケン株式会社を設立。
  • 1970年8月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1973年6月創業韓国サンケン株式会社(韓国)を設立。
  • 1974年4月創業サンケン電設株式会社を設立。
  • 1978年7月M&A石川県下の関係会社5社を合併し、石川サンケン株式会社(現 連結子会社)を設立。

1980年代

  • 1981年10月山形サンケン株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1988年3月福島サンケン株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1988年12月サンケン エレクトリック ホンコン カンパニー リミテッド(中国、現 連結子会社)を設立。

1990年代

  • 1990年12月創業スプレーグ テクノロジーズ インク(米国)の半導体部門を買収し、Allegro MicroSystems, Inc.(米国、現 Allegro MicroSystems, LLC)を設立。
  • 1997年7月ピーティー サンケン インドネシア(インドネシア、現 連結子会社)を設立。

2000年代

  • 2000年4月サンケン エレクトリック コリア株式会社(韓国、現 連結子会社)を設立。
  • 2001年5月台湾三墾電気股份有限公司(台湾、現 連結子会社)を設立。
  • 2003年9月三墾電気(上海)有限公司(中国、現 連結子会社)を設立。
  • 2005年7月創業ポーラー ファブ エルエルシー(米国)を買収し、ポーラー セミコンダクター インク(米国、現 ポーラー セミコンダクター エルエルシー)を設立。
  • 2005年9月創業サンケンオプトプロダクツ株式会社を設立。

2010年代

  • 2013年3月創業サンケン ノースアメリカ インク(米国、現 Allegro MicroSystems, Inc. 現 持分法適用関連会社)を設立。
  • 2017年12月サンケン エレクトリック(タイランド)カンパニー リミテッド(タイ、現 連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2020年4月M&Aサンケンロジスティクス株式会社を吸収合併。
  • 2020年11月サンケン エレクトリック ヨーロッパ ジーエムビーエイチ(ドイツ、現 連結子会社)を設立。
  • 2020年12月サンケン エレクトリック ユーエスエー インク(米国、現 連結子会社)を設立。
  • 2021年3月社会システム事業を吸収分割によりサンケン電設株式会社へ承継。
  • 2021年4月M&A石川サンケン株式会社(現 連結子会社)がサンケンオプトプロダクツ株式会社を吸収合併。
  • 2021年5月サンケン電設株式会社の発行済株式の全てを株式会社 GSユアサに譲渡。
  • 2022年3月鹿島サンケン株式会社解散。
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
  • 2023年5月新潟サンケン株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 2023年12月EK Co., Ltd.(韓国、現 連結子会社)の全株式を取得し、当社子会社とする。
  • 2024年8月Allegro MicroSystems, Inc.の公募増資及び株式の一部売却の結果、持分法適用関連会社とする。
  • 2024年9月ポーラー セミコンダクター エルエルシーは第三者割当増資を行い、当社からの出資形態が直接出資からLP出資に切り替わった結果、同社を連結対象から除外。
  • 2025年4月M&A株式会社パウデックを買収(2025年10月、同社を吸収合併)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年3月期まで875億円
  • 連結営業利益率2028年3月期まで4%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    製品戦略:両輪の拡販

    SPP-プラットフォーム製品とカスタム製品の両輪で成長拡販を進め、セグメント別成長戦略に基づき自動車・白物・産機の各市場へ取り組む。

  2. 02

    利益改善レバーの活用

    新製品比率向上、既存製品の収益改善、原価改善により利益率を高める。金から銅への材料仕様見直しなど製造コスト最適化を推進。

  3. 03

    自動車市場での着実な需要捕捉

    ハイブリッドを含むエンジン車の需要を捉え、自動車空調向けパワーモジュールの拡販を図る。

  4. 04

    白物市場でのシェア拡大と新市場開拓

    新製品への切り替え提案を推進し韓国顧客でのシェア拡大、中国でのシェア維持に努めるとともにインド市場など新顧客へ拡販。

  5. 05

    中長期戦略組織の新設

    モビリティ戦略室で車載・産機領域の先行開発段階から参画し量産案件獲得、アジア戦略室で意思決定迅速化により白物維持拡大とデータセンター等の産機拡販を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,683人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は711万円で、9期前と比べて+4.1%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は17.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月9,770
2018年3月9,725
2019年3月68344.819.89,481
2020年3月64945.220.09,183
2021年3月60344.919.38,431
2022年3月66845.620.08,101
2023年3月70445.719.98,707
2024年3月70545.518.98,534
2025年3月68546.917.43,312−115
2026年3月71144.017.52,683−175

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 2 / 海外 9、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
堀松工場 他2工場 — 石川県 志賀町126億円
本社 — 埼玉県新座市5,896百万円
その他 — 東京都豊島区他466百万円
主な関係会社
  • 国内
    新潟サンケン株式会社
    新潟県小千谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大連三墾貿易有限公司
    中国遼寧省 大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EK Co., Ltd.
    韓国忠清南道天安市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    サンケン エレクトリック コリア株式会社
    韓国 ソウル特別市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三墾電気(上海)有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾三墾電気股份 有限公司
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    サンケン エレクトリック(タイランド)カンパニー リミテッド
    タイ バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    サンケン エレクトリック ユーエスエー インク
    米国 イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    サンケン エレクトリック ヨーロッパ ジーエムビーエイチ
    ドイツ フランクフルト · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンケンビジネスサービス 株式会社
    埼玉県新座市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Allegro MicroSystems, Inc.
    米国ニューハンプシャー州 マンチェスター · 持分法適用会社
    議決権32.2%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    函館空港外1か所無停電電源装置1式の製造
    国土交通省 · 2016-01-27
    4,090万円
  • 調達
    仙台空港TSR用40kVA無停電電源装置(製造・設置・調整)
    国土交通省 · 2019-10-04
    3,570万円
  • 調達
    釧路空港監視装置用UPS製造据付
    国土交通省 · 2019-08-09
    3,560万円
  • 調達
    宮崎空港第2TSR40kVA無停電電源装置(製造・設置・調整)
    国土交通省 · 2016-09-28
    2,767万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラムSiCスマートパワーIC技術の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-06-30
    1,200万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム高品質、高信頼性を実現する先進パワーモジュール技術/高速スイッチング可能でタフなSiCモジュール技術開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-07-27
    1,186万円
  • 調達
    令和2年度 宮崎空港第2TSR用40kVA無停電電源設備外6ヶ所精密保守
    国土交通省 · 2020-10-05
    1,050万円
  • 調達
    【関東地方整備局北首都国道事務所】H30国道298号無停電電源装置製造
    国土交通省 · 2019-08-01
    820万円
  • 調達
    箱根ARSR局舎外2組無停電電源設備点検整備
    国土交通省 · 2018-08-03
    415万円
  • 調達
    成田国際空港第3TX局舎外1か所無停電電源設備点検整備
    国土交通省 · 2018-07-25
    235万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は802億円営業利益-47億円前期と比べると減収で、売上が-34.0%。

売上高
-34.0%
802億円
営業利益
-47億円
純利益
-119.3%
-98億円
営業利益率
-5.9%
前期比 -2.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高865億円802億円
営業利益14億円-47億円
純利益10億円-98億円
1株あたり配当¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は187億円、営業利益は−21億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−68.8%、営業利益は−124.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q62130
2024年1Q5998514.222
2024年2Q6178714.122
2024年3Q582467.91
2024年4Q554−126
2025年2Q728−57−7.8480
2025年4Q488193.929
2026年2Q410−9−2.2−14
2026年4Q392−38−9.7−84
2027年1Q187−21−11.2−19

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,264億円から802億円へ63%に減った。直近期の営業利益率は-5.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
サンケン ノースアメリカ インク(米国、現 Allegro MicroSystems, Inc. 現 持分法適用関連会社)を設立。
2013年3月1,2644023
2014年3月1,4457650
2015年3月1,60710379
2016年3月1,559382
サンケン エレクトリック(タイランド)カンパニー リミテッド(タイ、現 連結子会社)を設立。
2017年3月1,5885017
2018年3月1,752118−114
2019年3月1,7379240
サンケンロジスティクス株式会社を吸収合併。
2020年3月1,60227−56
石川サンケン株式会社(現 連結子会社)がサンケンオプトプロダクツ株式会社を吸収合併。
2021年3月1,568−34−70
2022年3月1,75713732
新潟サンケン株式会社(現 連結子会社)を設立。
2023年3月2,25427295
2024年3月2,352182−81
株式会社パウデックを買収(2025年10月、同社を吸収合併)。
2025年3月1,216−38−143−3.1509
2026年3月802−47−88−5.9−98

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高802億円のうち、営業利益として残るのは-47億円-5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-98億円、売上の-12.2%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.6%727億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.2%122億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-5.9%-47億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比12.7pt
-5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比18.1pt
-12.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比15.3pt
-7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−89億円、投資CFが−103億円で、差し引きのフリーCFは−192億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は348億円で、売上の5.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月63−6413−1120
2014年3月107−11227−5148
2015年3月100−14257−42172
2016年3月78−11350−35176
2017年3月192−109−3483222
2018年3月145−166132−21326
2019年3月146−218−20−72233
2020年3月131−8312248399
2021年3月76−123211−47598
2022年3月137−126−6611574
2023年3月192−277117−85638
2024年3月155−891513−736481
2025年3月−97981−479884607
2026年3月−89−103−70−192348

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,395億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,200億円で、自己資本比率は50.1%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,4853941,09126.4
2014年3月1,6484911,15729.6
2015年3月1,9336301,30332.4
2016年3月1,8475401,30729.0
2017年3月1,8275471,28029.8
2018年3月1,8547231,13129.9
2019年3月1,8827851,09731.0
2020年3月1,9407181,22225.7
2021年3月2,3371,1331,20435.8
2022年3月2,4471,3741,07338.8
2023年3月3,0201,7321,28836.8
2024年3月3,8361,9861,85031.1
2025年3月2,5911,4791,11156.9
2026年3月2,3951,2001,19550.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
348億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
253億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
151億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,195億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
43
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中162位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中223位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-7.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-5.9%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-34.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.2%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,907で、1年前と比べて-16.1%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥6,907-2.7%1ヶ月-20.1%1年-16.1%時価総額1,445億円
過去52週の値幅
安値¥4,883高値¥11,835

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)143.1倍
PBR1.16倍
配当利回り0.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬の10545円から8月19日には7549円まで下落し、約29%の急落。日足では25日線8789.6円を大きく下回り、上値抵抗が厚い。52週高値11835円からは約36%下げているが、戻り売りに押される展開。8月14日には356600株と出来高が膨らみ、売り圧力の強さを示唆。年初来安値4883円は意識されるが、テクニカル面では下値模索が続く。信用倍率はデータなし。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PBRは1.60倍と業界平均2.23倍を下回るが、PERが算出不能で収益性が極めて低い。直近のROEは-7.3%と大幅な赤字であり、配当利回りは0%と無配。過去2期の純利益は大幅な変動があり、業績不安定性が顕著。割安に見える指標もあるが、収益基盤の脆弱さから総合的に割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)143.1倍
PBR1.16倍2.58倍
ROE-7.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、リストラによる事業再編と資本効率改善への取り組み、そしてEV需要の中長期的な回復による恩恵を期待する。PBR1.6倍と解散価値に近い水準で下値不安は少ないとの見方もある。一方、弱気派は、2025年3月期の純利益は特別利益であり本業は悪化、2026年3月期も営業赤字継続で回復のメドが立たないと懸念する。また、半導体市況の不透明感や競争激化で利益率改善が難しいとの見方が優勢。

プラスに働く材料7
  • 事業再編の効果

    リストラや不採算事業からの撤退で収益改善の布石。

  • EV需要の回復期待

    長期的にはEVシフトでパワー半導体需要が拡大する可能性。

  • 下値の堅牢性

    PBR1.6倍で純資産価値に近く、急落リスクは限定的。

  • 事業再編による赤字脱却期待2027年~2028年影響

    2026/3期売上802億円と縮小、不採算事業整理で営業赤字縮小の可能性

  • 外国人保有率64.6%が下支え継続影響

    外国法人所有比率64.6%と高く、大株主の安定保有効果

  • 財務体質改善余地不定影響

    PBR1.6倍と低く、利益回復でPERが正常化すれば上昇余地

  • 資産売却による特別利益再現不定影響

    2025/3期は509億円の純利益(特別利益含む)、同様の資産売却再現の可能性

マイナスに働く材料7
  • 本業の赤字継続

    2026/3期は営業赤字予想、回復のメド立たず。

  • 競争激化と需要減

    パワー半導体は中国勢の台頭で価格競争が激化。

  • 特別利益頼みの収益

    2025/3期の黒字は特別利益。本業の収益力は低い。

  • 売上高急減継続影響

    2024/3期2352億円→2026/3期802億円、大幅減収で事業縮小

  • 営業赤字定着で財務悪化継続影響

    2025/3期営業損失38億円、2026/3期47億円と赤字拡大、自己資本毀損リスク

  • 無配継続継続影響

    配当利回り0%、業績悪化で無配継続見込み、インカム需要から外れる

  • 再建計画の実行リスク不定影響

    売上減少が止まらず、事業再編が遅れれば更なる損失拡大

次の決算で確かめる点
営業損益
本業の回復度合いを測る最重要指標。黒字化が焦点。
半導体受注高
需要の先行指標。自動車向けの回復が鍵。
リストラ進捗
固定費削減効果が収益に寄与するか。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは0.22%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.22%
いまの株価に対して
配当性向
6.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1816.8
2018年3月3071.46.3
2019年3月300.0
2020年3月300.0
2022年3月300.0
2023年3月300.0
2024年3月15−50.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,268人。区分でいちばん多いのは外国法人64.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.8%を占め、残る78.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人48.844.857.154.959.764.6
金融機関29.131.127.425.919.318.8
個人・その他12.912.010.814.015.912.3
自己株式3.53.53.53.57.54.2
事業法人5.35.52.83.13.13.0
証券会社3.86.51.82.02.01.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ゴールドマン・サックス・インターナショナル(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)14.02
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.09
03CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)6.41
04イーシーエム エムエフ(常任代理人 立花証券株式会社)5.36
05エムエルアイ フォー セグリゲーティッド ピービ― クライアント(常任代理人 BOFA証券株式会社)4.78
06エムエルアイ フォークライアントジェネラル オムニノンコラテラルノントリーティーピービ―(常任代理人 BOFA証券株式会社)4.64
07株式会社埼玉りそな銀行4.46
08JPMSPLC CLIENT ASSETS SK JPY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)4.44
09サンテラ(ケイマン)リミテッド アズ トラスティ オブ イーシーエム マスター ファンド(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)4.32
10ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニーレギュラーアカウント(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-25
    エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エルティーディー(Effissimo Capital Management Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    34.37%
  • 2026-06-16
    エフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エルティーディー(Effissimo Capital Management Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    34.37%
    +5.72pt
  • 2026-05-01
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    2.83%
    -6.54pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−2625%、1株純資産は14期で+1758%。直近期のROEは-7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月193236.320.1215.8
2014年3月4140211.417.6
2015年3月3282,58114.312.729.7
2016年3月72,2100.3239.7
2017年3月722,2443.234.116.8
2018年3月−4712,283−20.86.3
2019年3月1642,4057.012.5
2020年3月−2302,063−10.3
2021年3月−2883,463−10.4
2022年3月1333,9353.639.2
2023年3月3954,6029.326.7
2024年3月−3364,943−7.0
2025年3月2,1206,37238.23.2
2026年3月−4736,001−7.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

25名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は25名。2026/3期の役員報酬は総額207百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
髙橋広代表取締役社長CEO62
川嶋勝巳取締役(常務執行役員CFO)コーポレートデザイン本部長62
宇津野瑞木取締役(上級執行役員)事業推進本部長61
平野秀樹取締役72
菅原万里子取締役60
瀬木達明取締役65
柳澤修取締役54
加藤康久取締役 常勤監査等委員63
森谷由美子取締役 監査等委員71
生越由美取締役 監査等委員66
井上廉49
李明濬戦略事業本部長
残りの役員13名を開く
氏名役職年齢
福田光伸技術開発本部長
赤石和夫ものづくり本部長
野口敏雄営業本部長
荘裕信技術開発本部副本部長
丸尾博一コーポレートデザイン本部経営企画室長
幡野耕治郎コーポレートデザイン本部米国市場調査室長 兼 出向サンケンエレクトリック ユーエスエー インク
水野博文事業推進本部DX推進統括部長
半貫恵司技術開発本部パワーモジュール開発統括部長
伊福康弘事業推進本部事業推進統括部長
小原シェキール取締役68
佐藤直取締役60
岸波みさわ取締役53
神邑茂宏コーポレートデザイン本部財務統括部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3811810836
社外取締役975758
取締役(社内)1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容692字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社16社及び持分法適用関連会社1社で、半導体デバイスの製造・販売並びにこれらに付随するサービスを主な内容として事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係わる位置づけは、次のとおりであります。 半導体デバイスは子会社石川サンケン株式会社、山形サンケン株式会社、福島サンケン株式会社、新潟サンケン株式会社、大連三墾電気有限公司及びEK Co., Ltd.にて製造を行っております。このうち、福島サンケン株式会社及び大連三墾電気有限公司は販売も行っております。 当社の製品は、当社の他、子会社大連三墾貿易有限公司、サンケン エレクトリック コリア株式会社、三墾電気(上海)有限公司、サンケン エレクトリック ホンコン カンパニー リミテッド、サンケン エレクトリック(タイランド)カンパニー リミテッド、サンケン エレクトリック ユーエスエー インク及びサンケン エレクトリック ヨーロッパ ジーエムビーエイチを通じて販売しております。 子会社サンケン エレクトリック コリア株式会社、三墾電気(上海)有限公司、サンケン エレクトリック(タイランド)カンパニー リミテッド、サンケン エレクトリック ユーエスエー インク及びサンケン エレクトリック ヨーロッパ ジーエムビーエイチは販売・技術支援を行っております。 子会社台湾三墾電気股份有限公司及びサンケン エレクトリック コリア株式会社は開発を行っており、サンケンビジネスサービス株式会社は当社に事務処理サービスを提供しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,626字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営方針 当社では、歩むべき方向性を明確にするため、経営理念を2003年4月に制定しております。この理念に則り、当社はパワーエレクトロニクスを通じて貢献する企業となり、お客様のイノベーションのため、社員一人ひとりのイノベーションのため、そして、社会のイノベーションのため、サステナブルな未来を実現してまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 当社が長期的に目指す姿は「独自性のある技術、人と組織のパフォーマンスで成長し、社会のイノベーションに貢献する高収益企業の実現」としております。 中長期計画として当社は2024年中期経営計画(以下、「24中計」)を策定しておりますが、本計画は2024年度を震災影響の立て直し期間と位置付け4ヶ年計画としており、売上拡大を実現するとともに、利益を生み出す企業への変革達成を目指す計画となります。24中計2年目である2026年3月期は、EVキャズムや中国における自国製半導体へのシフト、金属建値の高騰等、市場・環境の変化に対応する中、24中計最終年度となる2028年3月期の数値目標を、連結売上高875億円、連結営業利益率4%以上と変更しております。顧客満足と両立する当社企業価値の実現を目指した24中計骨子の内容は以下のとおりです。 [24中計骨子] 製品戦略 ・SPP-プラットフォーム製品とカスタム製品の両輪で成長拡販戦略 ・セグメント別成長戦略に基づき、自動車・白物・産機の各市場へ取り組む利益改善レバー ・新製品比率向上 ・既存製品の収益改善 ・原価改善 (3)会社の対処すべき課題 2026年3月期と同様に、厳しい外部環境の継続が想定される中、当社では、2027年3月期の計画達成に必要となるトップラインの確保には、当社が主力と捉えている自動車市場・白物市場における取組を進めることが重要と認識しております。自動車市場では、ハイブリッドを含むエンジン車の継続的な需要を着実に捉えるとともに、自動車空調向けパワーモジュールの拡販を図ってまいります。また、白物市場では、新製品への切り替え提案を推進し、韓国顧客でのシェア拡大、及び中国におけるシェア維持に努めるとともに、インド市場をはじめ新たな顧客への拡販を図ります。 利益面では、上期においては前期から続く生産調整の影響が残り、赤字の見通しですが、下期に挽回を図る計画です。具体的には、石川サンケン株式会社での固定費削減策の効果に加え、下期からは、生産回復による付加価値増、及び後工程生産再編の完了に伴う生産性向上を見込んでおります。さらに、山形サンケン株式会社において前工程の競争力向上を目指し、固定費削減に向けた取組を進めてまいります。 また、変動費削減としては、前下期から緊急的に実施した経費削減策を継続するとともに、金から銅への材料仕様見直しによる製造コストの最適化を進め、また、金材料を使用している従来製品については、適正売価の獲得に向けた取組を強化してまいります。新製品につきましては、採算改善を目指し調達コスト低減材料を使用した新製品比率を向上させてまいります。 こうした短期的な施策に加え、中長期での成果実現を狙う2つの戦略組織を新設しております。開発リードタイムに時間を要する車載及び産機領域を狙った活動を強化するためモビリティ戦略室を設置し、顧客の先行開発段階から参画することで中長期的な時間軸での量産案件獲得を目指します。また、アジア全体での短期的な売上拡大と中長期での製品企画力強化を図るためにアジア戦略室を設置し、意思決定と実行の迅速化により白物領域の維持・拡大を進めるとともに、需要が高まるデータセンター等の産機領域への拡販を推進してまいります。
事業等のリスク10,108字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性があるリスクを把握し夫々のリスクに対する予防策やリスク顕在時(クライシス)に取るべき行動指針と備えを拡充すべく2025年6月に社長をはじめとする経営幹部を中心とした「リスク管理委員会」を新設し、重要課題の対応策について具体的な検討と準備を1年間実施してまいりました。 その検討内容は前年度掲げたリスク事項を中心に想定し、それら事項による影響を将来も引き続き監視し検討と対策を行ってまいります。 具体的には、社内の判定基準に基づいてリスクが顕在化した場合の経営に及ぼす影響度を「大」「中」「小」、その影響が及ぶ期間を「長」「中」とそれぞれ分類して管理しております。 但し、想定を上回る、もしくは想定外の未知なるリスクの発生等不確実性を内在しておりますので、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性と、その対応について以下のとおり記しますのでご留意ください。 ※リスク管理体制図 ※事業等のリスク一覧 外部環境リスク 国際情勢   影響度:大 期間:長 内容   対応 当社グループは、半導体をコアビジネスとしてグローバルに事業を展開しており国際情勢の不安定化や地政学的リスクの影響を受ける可能性があります。2025年度においては、国際情勢の不透明感が継続しているだけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、中東地域における紛争・治安悪化、米中関係を巡る半導体分野の輸出管理・関税措置を中心とした摩擦、並びに台湾海峡を巡る軍事的緊張の高まりといった具体的な事象が顕在化している中、さらにはイランと米国の対立による海峡封鎖等の事実も確認されております。これらの動向は、エネルギー・原材料価格の高止まりや変動、国際物流の停滞、サプライチェーンの分断・再編、半導体供給網の不確実性の増大を通じて、当社グループの調達、製造、販売活動及び業績に影響を及ぼすおそれがあります。   当社グループは、国際情勢の不安定化や地政学的リスクに備え、エネルギー使用量の抑制や生産性向上、原材料・部材の複数調達先の確保等を通じて、コスト構造及びサプライチェーンの見直しに取り組んできました。近年では、エネルギーや原材料の価格変動や物流環境の変化をより敏感に捉え、情報収集と社内展開のメッシュを細かくして、調達・生産・物流の各段階における対応力の強化を図っています。さらに、米中関係を巡る輸出管理や関税措置については、各国の規制動向の把握を継続的に行い、販売地域や調達・生産体制の見直しを通じたリスク分散をより意識した事業運営を進めています。 経済安全保障   影響度:大 期間:長 内容   対応 特に昨今の国際情勢はエネルギーや半導体製造に必要な特有資源等を保有する国や地域による資源の政治利用や武器化や武力化する可能性が高まっており、さらには開かれた調達ルートの確保にも影響を及ぼすおそれがあると認識しています。   当社グループは、こうした課題認識のもと、経済安全保障の観点から、各国・地域における輸出管理規制や経済安全保障関連の政策動向を継続的に把握しています。これらの動向については、関係部門が連携し、法令遵守の徹底及び事業への影響を含むリスク評価を行う体制を整備しています。今後も半導体が、産業及び社会において果たす役割を認識し、日本国政府の経済安全保障推進法の趣旨を考慮しながら、リスクマネジメントの継続的な強化に取り組んでまいります。 為替・金利変動   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、日本、アジア、北米及び欧州において事業を展開しており、主に米ドル、ユーロ、中国元等の外貨建取引を行っております。為替変動は外貨建取引に係るキャッシュ・フローへの影響(トランザクションリスク)及び海外子会社の財務諸表の円換算に伴う影響(トランスレーションリスク)を通じて、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。特に米ドルに対する円高は、外貨建売上高の円換算額の減少要因となります。なお、米ドル/円が1円変動した場合、営業利益に与える影響は概ね1億円強と見込んでおります。また、現地通貨の上昇は、原材料費、労務費等の製造コストの増加要因となります。金利変動については、借入金に係る支払利息の増減や、保有する金融資産の受取利息や評価額の変動を通じて、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、為替変動リスクに対し、外貨建取引の実需に基づき為替予約取引等を活用して一定割合のヘッジを実施しております。また、生産・調達・販売の最適配置により、同一通貨圏内での収支の均衡を図ることで自然ヘッジの強化にも努めております。金利変動リスクに対しては、固定金利及び変動金利のバランスを考慮した資金調達を行うとともに、必要に応じて金利スワップ取引を活用しております。これらのリスクは財務部門において継続的にモニタリングされ、定期的に経営会議へ報告されております。 資金調達   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、設備投資、研究開発投資及び運転資金等の資金需要に対し、社債発行、コマーシャル・ペーパー発行及び金融機関からの借入等により資金調達を行っております。これらの資金調達は、当社グループの信用力及び金融市場環境に依存しており、例えば業績の悪化、財務指標の低下、信用格付の引下げ、又は信用スプレッドの拡大等の市場環境の変化が生じた場合には、既存の資金調達手段の利用が制限される、又は調達コストが上昇する可能性があります。加えて、資金調達のロールオーバーが困難となる場合や、既存債務の借換えが円滑に実施できない場合には、資金繰りに制約が生じ、投資計画の見直しや事業活動の制限を余儀なくされる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、資金調達リスクに対応するため、資金計画及び資金繰り管理を統合的に実施しております。具体的には、将来キャッシュ・フローに基づく資金見通しの策定及び定期的な見直しを行い、資金需要及び市場環境の変化に対する耐性の確保に努めております。また、資金調達手段の多様化に加え、社債・借入金の満期分散を図るとともに、流動性バッファの確保に努めております。さらに、安定的な資金調達基盤の維持・強化に向け、財務規律の維持、資本効率の向上及び適時適切な情報開示を通じて、市場、金融機関及び信用格付機関との良好な関係の構築に努めております。なお、当事業年度末において、財務制限条項(コベナンツ)が付されている借入契約及び社債契約はありません。 環境   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、事業活動を行う各国・地域において、環境保全や公害防止、化学物質管理、温室効果ガス排出削減等に関する各種法令・規制の適用を受けています。これらの環境関連規制が強化された場合には、設備投資の増加や運用コストの上昇、製品設計や製造プロセスの変更等が必要となり、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また気候変動の進行に伴う異常気象や自然災害の激甚化は、生産拠点やサプライチェーンの寸断、物流の停滞等を通じて、当社グループの事業活動に影響を及ぼすおそれがあります。   当社グループは、環境関連法令の遵守を前提として、製造工程における環境負荷物質の把握及び削減、省エネルギー活動の推進等を通じて、環境負荷低減に取り組んできました。また気候変動が事業に与える影響について、情報収集及び分析を行ってきました。直近では、これらの取組を継続するとともに、気候変動リスクを含む環境リスクを経営課題の一つとして位置付け、リスク管理の枠組みの中で評価・対応を行う体制を強化しております。当社グループは、今後も環境規制や気候変動に関する動向を注視しつつ環境負荷の低減と事業活動の安定的な継続の両立を図ってまいります。 災害・感染症   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、日本及び海外各国・地域に生産拠点や事業拠点を有していることから、地震、台風、洪水等の自然災害や、感染症の流行・拡大の影響を受ける可能性があります。これらの事象が発生した場合には、従業員の安全確保、生産設備やインフラの被害、操業停止、物流の混乱等を通じて、当社グループの調達、製造、販売活動及び業績に影響を及ぼすおそれがあります。また、感染症の拡大に伴う行動制限や人員不足、サプライチェーンの停滞等は、事業活動の継続性に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、自然災害や感染症の発生を想定した事業継続計画(BCP)の整備及び再点検を行い、従業員の安全確保や重要業務の継続を優先した対応体制の構築に取り組んできました。特に2024年1月に発生した能登半島地震で大きく被災した石川サンケン株式会社の志賀工場は生産活動を継続しながらお客様への影響を最小限に維持しつつ2025年度末に他拠点へ生産施設の移設を完了しました。これらの取組を他拠点へも展開するとともに、災害及び感染症リスクを全社的なリスク管理の枠組みの中で再評価し拠点別の対応体制や連絡・指示系統の明確化を進めております。当社グループは、今後も自然災害や感染症の発生動向を注視しつつ、従業員の安全確保と事業活動への影響最小化を目的とした対応策の継続的な見直しを行ってまいります。 事業活動リスク 新製品開発   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、変化し続ける市場ニーズに沿った製品を開発し販売するビジネスを展開中ですが、製品のタイムリーな市場投入ができなかった場合、あるいは市場に受け入れられなかった場合、当社グループの収益性が低下し、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。   成長が著しい地域や変化の大きい市場に対して、各事業部門に加えて、適宜専門組織を立ち上げて柔軟な対応をしています。市場動向・顧客ニーズ・競合製品に関する情報収集を強化し、マーケティング機能による情報分析に基づく市場戦略の立案・管理及び次世代製品の企画策定を推し進め、顧客の潜在ニーズを先取りした製品開発、タイムリーな市場投入と収益性の改善に取り組んでおります。新製品開発においては、開発ゲート管理の強化により、品質、コスト、日程順守状況を監視し、その実現力や状況変化に対する対応力を向上させるとともに、新製品開発活動を加速すべく、当社ものづくり開発センターを核とする開発改革を推進しております。 価格競争   影響度:中 期間:中 内容   対応 半導体市場における競争激化や顧客のコスト低減要求の高まりにより、価格競争が一層厳しくなる可能性があります。特に競合製品の投入や顧客による調達先の見直し等により、販売価格の低下や販売数量の減少が生じる可能性があります。当社グループは高付加価値製品の開発やコスト競争力強化に努めておりますが、これらを上回る価格競争が継続した場合には、収益性の低下を通じて、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、高付加価値製品の開発及び差別化の推進に加え、生産性向上や調達の最適化等による原価低減を進めるとともに、顧客との協議を通じた売価の適正化に努めております。また製品の高い品質及び信頼性の確保・向上を通じて付加価値を高め、顧客ニーズに応じた提案及び技術サポートの充実により取引関係の強化を図り、安定的な需要の確保に取り組んでおります。 知的財産権   影響度:中 期間:中 内容   対応 一部地域における知的財産権保護の不十分さや第三者権利の成立・未認識により、模倣品の流通、ロイヤリティー負担、使用制限や訴訟等が生じる可能性があります。これにより供給体制や契約条件に影響が及ぶほか、材料工程を含む領域拡大に伴い権利関係対応の負担が増大し、業績に影響を及ぼす可能性があります。   これらのリスクに対し、当社グループでは、知財教育の充実による社員の啓蒙、模倣品のモニタリングの実施に加え、製品開発及び設計段階における第三者知的財産権の調査を積極的に行い、必要に応じてライセンス契約を締結する等、リスクの回避・低減に努めております。また、「2024年中期経営計画」において化合物半導体デバイスの開発加速を掲げ、自社の技術及びノウハウによる競争優位性の確立を図るとともに、これら独自技術の保護に向け、日本を含むアジア地域及び欧米諸国において、適時に知的財産権の出願・登録を進めております。 品質問題   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、顧客の品質基準及び当社の品質基準を満足する各種製品を供給しております。必要となる品質管理体制の維持向上のため、品質管理に関する国際基準ISO9001及びIATF16949の認証を取得し、品質マネジメントシステムの改善に努めております。しかしながら、製造する製品において想定外の品質問題が発生してしまう可能性を排除しきれません。また、大規模な製品の回収、修理等及び損害賠償責任につながるような製品の品質事故は、社会的信用の低下を招くだけでなく、多額の費用を必要とし、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすことになります。   この品質問題の発生を防止するために、現在生産している製品の品質管理を強化すると共に品質改善活動を継続的に推進しております。さらに設計段階においては、保有する設計ノウハウや過去から蓄積している品質不具合情報を用いた検証と傾向分析を行い、新規点・変化点の管理強化と検証及び製品企画や設計、試作、量産化の各審査ステージを通じて開発段階から品質の作り込みを実現するための様々な施策を実施し、高度化、複雑化する製品の品質確保に努めております。また、万が一重大な品質問題が発生した場合を考慮し、PL保険やリコール保険に加入しリスク回避としております。 固定資産の減損   影響度:大 期間:中 内容   対応 当社グループは、生産能力の拡大や製品競争力の維持を目的として、生産設備等の有形固定資産及び企業買収に伴い生じるのれん等の無形固定資産を計上しております。これらの資産については、将来の不確実な経済情勢の変動、市場環境の変化、顧客動向等による事業計画の未達等により収益性が低下した場合、当該資産グループにおいて、減損の兆候が識別される可能性があります。その結果、当該資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額する減損損失を計上する必要性が生じた場合には、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、投資実行時において収益性や投資回収期間について複数シナリオに基づく検証を行い、投資判断を実施しております。また、投資後においては、事業計画に対する進捗についてモニタリングを継続的に実施し、減損の兆候の有無を把握しております。収益性の低下が認められる場合には、原因分析を行った上で、販売施策の見直しやコスト削減等の対応を講じるとともに、必要に応じて将来キャッシュ・フローの見直しを実施し、減損リスク及び影響の早期把握に努めております。 持分法適用関連会社及び出資先の業績   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、持分法適用関連会社の株式保有及び投資事業有限責任組合等への出資を行っております。これらの関連会社及び出資先は、それぞれ独立した経営判断のもとで事業運営がなされており、当社グループがその経営を支配するものではありません。このため、関連会社及び出資先の事業環境の変化や業績悪化等が生じた場合には、当社グループの持分法による投資損益の悪化や、投資有価証券の減損損失の計上等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、これらのリスクに対応するため、関連会社については重要事項に関する事前ヒアリング等を通じて経営状況の把握に努めるとともに、定期的な業績モニタリング及び財務状況の分析を実施しております。また、出資先についても、経営状況の定期的なヒアリング等を通じて投資先の状況を継続的に把握し、業績の変動や減損等の兆候を適時に把握する体制を整備しております。 コーポレートリスク 情報セキュリティ   影響度:中 期間:中 内容   対応 ① 情報管理当社グループは、事業を展開する上で、顧客及び取引先の機密情報や個人情報及び当社グループ内の機密情報や個人情報を有しております。これらの情報管理が不十分であった場合、内部不正や過失・外部からの侵入等に起因する情報漏えいが発生し、法令違反や社会的評価の低下を通じて、事業運営や企業価値に影響を及ぼす可能性があります。   ① 情報管理当社グループでは、情報資産の適切な管理を目的として、文書を含む情報資産管理の規程・ルールの整備更新、利用権限の管理、情報媒体の盗難・社外への不正な持ち出し防止等の施策を実施するとともに教育・啓発活動を行うことで、情報資産の漏洩防止に向けた取組の強化に努めております。 ② サイバーセキュリティ当社グループは、事業活動において様々な情報システムを利用しており、サイバー攻撃等による不正アクセス、従業員による不正もしくは過失に基づく行為により、データの改ざんや破壊、情報の漏洩、システム障害や停止等を通じて、事業活動や顧客・取引先からの信用に影響を及ぼす可能性があります。   ② サイバーセキュリティ当社グループでは、サイバー攻撃に対する監視、不正侵入の防止と検知データアクセスへの制限と認証の強化、脆弱性対応等の対策に加え、インシデント発生時の対応手順の整備及び全従業員に対する教育・訓練・啓発活動等リスクの低減に努めており、サイバーセキュリティ対策の定期的な内部評価・改善も実施しております。 コンプライアンス   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、国内外において事業活動を展開していることから、各国・地域の法令、業界規制、社会規範等の遵守が求められております。これらの法令・規制への違反や社会的要請への不十分な対応が生じた場合には、行政指導や制裁、訴訟、事業活動の制限、信用の低下等を通じて、当社グループの業績や企業価値に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、行動規範である「サンケンコンダクトガイドライン」を中心とした社内規程の整備・周知及び、役員・従業員を対象としたコンプライアンス研修の実施を通じて、法令遵守意識の浸透に取り組んできました。直近では、これらの取組を継続するとともに、コンプライアンスを全社的リスクとして位置付け、リスク管理の枠組みの中で評価・管理する体制を強化しました。具体的には、国内外の法令・規制動向を継続的に把握し、社内規程や運用の見直しを行うとともに、研修内容の見直しや対象範囲の拡充を進めております。また不正・違反行為の未然防止及び早期発見を目的とした相談・通報体制の周知徹底を図っております。当社グループは、今後もコンプライアンスの徹底を経営の重要課題の一つとして位置付け、健全で透明性の高い事業運営の継続に努めてまいります。 税務   影響度:中 期間:中 内容   対応 当社グループは、世界各国に生産・販売拠点を有しており、各国税務当局との間で見解の相違が生じる場合、多額の追徴課税を課されるリスク及び移転価格税制の課税による二重課税リスク等の税務リスクがあります。また、税制の変更が当社グループの予想を超えて実施された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、税務に関するガバナンス体制を整備するとともに、各国・地域における税制の変化に関して海外子会社と情報共有を実施することで、早期に税務リスク情報を収集し、法令の立法趣旨に照らして税務処理の決定を行っております。また、税務処理に不確実性が残った場合は、外部専門家への相談を行い税務リスク低減に努めております。 人材採用・確保   影響度:中 期間:中 内容   対応 ①人的資本(Human Capital)当社グループは、中期経営計画に掲げるパワー半導体事業戦略の推進に当たっては、高度な専門性を有する人材の確保及び育成が不可欠であります。これらの人材の安定的確保・育成が計画どおりに進まない場合には、当該事業の成長や競争力の維持・強化に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   ①人的資本(Human Capital)当社グループは、専門人材の確保・育成に向け、新卒・中途採用の計画的な実施、専門人材の重点採用、リファラル採用の推進等多様な採用チャネルの利用促進に加え、シニア人材の経験・知見の活用を図るとともに、社内教育プログラムの充実及び体系的な人材育成の仕組みの整備を推進し、エンゲージメントの向上に努めております。また、事業部門と連携し、採用・育成・配置を一体的に運用することで、事業ニーズに即した人材活用を図るとともに、最適な人員配置の実現に向けた取組を進めております。 ②人権(Human Rights)当社グループは、「サンケングループ人権方針」を制定し、人権尊重を事業活動の前提としています。一方で、事業活動及びサプライチェーンにおいて差別やハラスメント等の人権侵害が発生し、その予防や対応が不十分であった場合、従業員の就業環境の悪化や社会的評価の低下等を通じて、事業継続や企業価値に影響を及ぼす可能性があります。   ②人権(Human Rights)当社グループでは、差別やハラスメントに関する社内外の相談・通報制度を整備し、寄せられた通報については丁寧な事実確認を行ったうえで、必要に応じた是正措置及び再発防止策(教育・講習等)を講じています。また、お取引先さまに対して人権に関するCSR調査等を行い、課題がある部分については改善をお願いしております。 ③安全衛生(Safety & Health)当社グループは、「安全はすべてに優先する」との方針のもと、安全衛生委員会を軸とし複数の事業所と連携を図り、職場の安全と安心への取組を推進しています。しかしながら、安全衛生の確保が十分に機能しない場合には、操業の安定性や生産性に影響を及ぼす可能性があります。   ③安全衛生(Safety & Health)当社グループは、安全教育の徹底や設備投資、リスクアセスメントを通じて労働災害の未然防止に取り組んでいます。近年では、災害事例を通しての原因と対策の共有、外部講師による講習会の開催、定期的な各種パトロール実施等を行っております。 ④ダイバーシティ&インクルージョン(DE&I)当社グループは、多様な視点やイノベーションの創出、意思決定の質向上等のためにダイバーシティ&インクルージョンの実現は必須と考えております。それが十分に推進できない場合には、人材活用や競争力の面で課題が生じ、事業の安定性に影響を及ぼす可能性があります。   ④ダイバーシティ&インクルージョン(DE&I)当社グループは、ダイバーシティ&インクルージョンにおける人材活用の指標として、女性・外国籍採用比率、女性管理職比率、育児休業の取得状況(男女)、障害者雇用率等、様々な指標を継続的に把握分析し、対処していくことで、人材の育成や登用、働き方の支援等、多様な人材の活躍促進と事業運営の安定化を進めております。 ⑤ 健康経営(Health Management)当社グループは、社員の心身の健康を人的資本の持続性に係る重要な要素と捉え、社員の健康増進を通して、社員が元気にイキイキと継続して働ける職場環境を実現するために、「健康宣言」を掲げております。しかしながら、取組が十分に継続・浸透しない場合には、社員のパフォーマンス低下や事業運営に影響を及ぼす可能性があります。   ⑤ 健康経営(Health Management)当社グループは、病欠者数やメンタル不調による長期休暇取得状況、喫煙状況、定期健康診断の受診状況及び生活習慣病に関する指標について健康情報管理システムを利用し継続的に把握しております。これらを踏まえ、健康診断の受診徹底やメンタルヘルスケア等を実施し、事業運営への影響の低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,880字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (財政状態) 当連結会計年度末における資産の部は、2,394億56百万円となり、前連結会計年度末より196億10百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が165億64百万円減少し、受取手形及び売掛金が35億73百万円減少したこと等によるものであります。 負債の部は、1,194億91百万円となり、前連結会計年度末より83億53百万円増加いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金が211億67百万円増加したこと等によるものであります。 純資産の部は、1,199億65百万円となり、前連結会計年度末より279億63百万円減少いたしました。これは主に、利益剰余金が348億17百万円減少したこと等によるものであります。 (経営成績) 当連結会計年度においては、中国の経済停滞、米国による関税措置による影響のほか、米国を起点としたEVキャズムが世界に波及する等、大きな変化が起きました。 当社においては、想定を超える円安進行、金属建値の高騰等による調達への影響等から、経営環境は厳しさを増しながら推移しました。こうした状況において、前期より2024年中期経営計画(以下、「24中計」)を進めており、上記の経営環境変化が、これらの計画進捗に悪影響を及ぼすこととなりました。そのため、計画挽回に向けて優先して取り組むべき課題を設定し、トップラインの積み上げとしては、中国白物向けシェア減を挽回すべく、特に、アジア全体の受注拡大に向けた活動を推進するために、2026年1月1日付でアジア戦略室を新設し、顧客満足度を高める提案活動を開始しました。また、新たな用途の獲得に向けては、産機市場を中心に据え業務用空調やAIデータセンター向け製品の拡販に取り組んでまいりました。原価低減としては、固定費削減とグループ全体での経費コントロールの最適化、また、金の使用量削減といった材質変更やプラットフォーム化による部品共用拡大等の変動費削減に取り組んでまいりました。しかしながら、金属建値の高騰が継続したことから、一段の原価低減が必要な状況となりました。 新たな取組として、24中計では外部リソース活用による成長実現を目指すこととしております。この動きとして、2025年4月1日に株式会社パウデックを買収し、高性能なGaNパワーデバイスの早期上市に向けた開発を進めております。また、2026年1月27日には、当社はミネベアパワーデバイス株式会社との間において、インテリジェントパワーモジュール(以下「パワーモジュール」)市場における後工程の生産協業及び製品の共同開発に関する技術提携を行うことを合意しました。 このほか、株主還元策として2024年12月より実施してきた自己株式取得につきましては、2025年9月に予定通り完了し、取得株数は発行済株式総数の16.6%に当たる417万株であり、その取得金額は299億円となりました。なお、これにより取得した全株式については、2025年10月3日付で消却いたしました。 当連結会計年度の業績につきましては、連結売上高は801億75百万円と、前連結会計年度比414億44百万円(34.1%)減少しました。主な要因は、子会社であったAllegro MicroSystems, Inc.が2024年8月に持分法適用関連会社となり連結対象から除外されたことによるものです。また、サンケンコアでは、当社の主要市場である自動車市場において、バッテリーEVの成長は鈍化したものの、ハイブリッド車を含む内燃車の需要は安定的に推移する結果となりました。一方、白物家電市場では、中国市場において自国製半導体への切り替えが進展し当社シェアが低下したことから、第2四半期以降の売上高は大きく減少しました。 こうした状況から損益につきましては、固定費削減や後工程の生産再編に伴う作り込みのプラス効果に対し、金属建値の高騰及び中国市場における売上減から、連結営業損失は47億28百万円(前連結会計年度 連結営業損失37億88百万円)となり、連結経常損失につきましては、持分法による投資損失及び為替差損の計上等から、88億39百万円(前連結会計年度 連結経常損失142億76百万円)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は、ピーティ サンケン インドネシアでの固定資産売却益11億36百万円、及び持分変動利益24億83百万円を特別利益として計上した一方で、主に石川サンケン株式会社での特別退職金24億46百万円を特別損失として計上した結果、97億98百万円(前連結会計年度 親会社株主に帰属する当期純利益509億34百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、348億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ259億3百万円の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、88億98百万円のマイナスとなり、前期に比べ8億8百万円の収入増となりました。これは主に、売上債権の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、102億79百万円のマイナスとなり、前期に比べ1,083億30百万円の収入減となりました。これは主に、前連結会計年度末における投資有価証券の売却による収入によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、70億40百万円のマイナスとなり、前期に比べ408億51百万円の収入増となりました。これは主に、短期借入金の増加及び長期借入れによる収入によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、単一の事業セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (生産実績) 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 半導体デバイス事業   87,004   66.8 (注)1 金額は、販売価格で表示しております。 2 当連結会計年度において、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおり連結範囲の変更を行っております。 (受注実績) 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 金額(百万円)   前年同期比(%)   金額(百万円)   前年同期比(%) 半導体デバイス事業   73,990   61.5   9,591   61.7 (注)1 当連結会計年度において、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおり連結範囲の変更を行っております。 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   増減率(%) 半導体デバイス事業   80,175   100.0   △41,444   △34.1 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 相手先別販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、相手先別販売実績及び総販売実績に対する割合の記載を省略しました。 3 当連結会計年度において、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおり連結範囲の変更を行っております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当社グループの財政状態、経営成績については以下のとおり分析しております。 なお、本項に記載した将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において判断したものであり、不確実性を内在しているため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性もありますのでご留意ください。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の分析 (売上高及び営業損益) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ414億44百万円(△34.1%)減の801億75百万円となりました。これは主として、アレグロを連結範囲から除外したことによるものであります。 当連結会計年度の売上原価は、売上高の減少に伴い、前連結会計年度に比べ240億10百万円(△24.8%)減の726億74百万円となり、売上原価率は前連結会計年度に比べ11.2ポイント悪化し、90.6%となりました。 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ164億93百万円(△57.4%)減の122億29百万円となりました。これは主として、アレグロを連結範囲から除外したことによるものであります。売上高販管費比率は前連結会計年度に比べ8.4ポイント良化し、15.3%となりました。 この結果、当連結会計年度の営業損益は、前連結会計年度に比べ9億40百万円減の47億28百万円の損失となりました。 (為替変動の影響) 当社グループの海外売上高は479億34百万円で、連結売上高総額の約59.79%を占めており、そのほとんどを米ドル建で取引しております。また、主要な在外連結子会社の財務諸表は米ドル建で作成されております。このため、為替相場の変動は、円高が売上減少、円安が売上増加の方向に影響する傾向があります。 一方、原価面でみますと、ほぼ同じ外貨ボリュームがあることから、売上高への影響額は利益段階では縮小することになります。 (営業外損益及び経常損益) 当連結会計年度の営業外損益は、前連結会計年度に比べ63億76百万円損失(純額)が減少し、41億11百万円の損失(純額)となりました。これは主として、為替差損が減少したこと等によるものであります。 この結果、当連結会計年度の経常損益は、前連結会計年度に比べ54億36百万円増の88億39百万円の損失となりました。 (特別損益) 当連結会計年度の特別損益は、前連結会計年度に比べ647億84百万円利益(純額)が減少し、6百万円の損失(純額)となりました。これは主として、持分変動利益が減少したこと等によるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損益は、前連結会計年度に比べ607億33百万円減の97億98百万円の損失となりました。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、2024年4月から向こう4ヵ年にわたる中期経営計画において、最終年度である2028年3月期の目標値をサンケンコアの連結売上高1,000億円以上、連結営業利益率10%としております。当連結会計年度においては、サンケンコアの連結売上高は786億円、連結営業利益率は△5.7%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フロー) 当社グループの資金状況は、「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、88億98百万円の支出(対前年度比8億8百万円増)となりました。前年度比の主な要因は、売上債権の減少によるものです。「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、102億79百万円の支出(対前年度比1,083億30百万円減)となりました。前年度比の主な要因は、前連結会計年度末における投資有価証券の売却による収入によるものです。「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、70億40百万円の支出(対前年度比408億51百万円増)となりました。前年度比の主な要因は、短期借入金の増加及び長期借入れによる収入によるものです。これにより、当連結会計年度末における有利子負債残高は805億41百万円となり、有利子負債依存度は33.6%となりました。これらの活動の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、348億40百万円(対前年度末比259億3百万円減)となりました。 (財務政策) 当社グループの資金調達の手段は、社債の発行、コマーシャル・ペーパーの発行、コミットメントライン契約、銀行借入等でありますが、2026年3月31日現在の残高は、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金428億76百万円、コマーシャル・ペーパー10億円、社債100億円、長期借入金263億69百万円となっております。当社グループは、運転資金及び設備投資資金の調達は内部資金によることを基本としておりますが、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、未使用のコマーシャル・ペーパー発行枠290億円、当座貸越未実行分237億円等により調達可能と考えております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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