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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ライトアップ

Writeup Co.,Ltd.6580 · Growth · サービス業

中小企業の経営課題を「補助金・助成金」の活用とDX・AI化支援で解決する、総合経営支援サービスを展開。

概要

ライトアップは、2002年に東京都渋谷区で創業した中小企業向け経営支援企業である。AIを活用した業務効率化ツールの提供とWebマーケティング支援を2本柱とし、主力サービス「Jシステム」「Jコンサル」「JDネット」を展開する。2025年3月期の連結売上高は28億円、従業員数127名。2018年に東証マザーズに上場し、現在はグロース市場に株式を公開する。

AIソリューション事業が売上の9割を占める

当社グループの売上は、AIソリューション事業とその他事業で構成される。AIソリューション事業は、中小企業の生産性向上を目的としたITツール導入支援、人材育成支援、マーケティング支援、資金確保支援を行う。主力サービス「Jシステム」「Jコンサル」「JDネット」を中核とし、補助金自動診断、経営コンサルティング、共同仕入れネットワークを提供する。2025年3月期の同事業の売上高は32億円(前年同期比12.6%減)で、全体の約91%を占める。連結子会社である株式会社AKARIも同事業に含まれる。パートナー企業を通じて地方金融機関や自治体に販売され、安価で使いやすい商材が特徴である。

金融機関をパートナーとする流通チャネル

AIソリューション事業の主な販売先は、地方金融機関、大手・中堅企業、地方自治体である。これらのパートナー企業が自社の顧客に対してJシステムなどのサービスを提供するモデルを採用しており、パートナー企業は受注率向上や新規顧客獲得に活用する。2025年3月期の販売実績では、特定の相手先への集中はなく、広く分散している。パートナー企業の拡大には地域や業種を考慮し、過度な競合を防ぐ方針を取る。また、既存パートナーへの営業同行や勉強会によるフォローを定期的に実施し、満足度向上に努めている。

その他事業はWebマーケティング支援

その他事業は、メールマーケティング支援、ソーシャルメディア活性化支援、コンテンツ制作など、Webマーケティングに関する企画から制作、運用までを一貫して提供する。主な顧客は大手・中堅企業で、直接取引のほか広告代理店を介した間接取引も行う。2025年3月期の売上高は2億9562万円(前年同期比97.5%)、セグメント利益は5276万円(同12.5%増)と増益を達成した。社内の専門チームが社外クリエイターと連携し、ライティング、デザイン、コーディングなどの各工程を担当する。市場トレンドを常に把握し、新たなソーシャルメディアや生成AIの活用にも対応する体制を構築している。

業界の中での役割は中小・零細企業向け経営支援サービス提供者(公的資金活用支援を強みとする)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
35億円
営業利益
5億円
営業利益率
14.3%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
AIソリューション事業32億円91.4%7億円21.9%
その他3億円8.6%1億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01中小・零細企業(経営者)主力

中小企業の生産性向上を目的に、DX化・AI化のためのITツール導入支援、人材育成、マーケティング、資金確保支援を提供。補助金・助成金の活用提案を強みとし、経済的負担を軽減しながら経営課題の解決を図る。

主な製品・サービス3
Jシステム
自社で活用できる補助金・助成金を自動診断し、オンラインで申請依頼ができるシステム。主に地方金融機関や大手企業、自治体が顧客で、彼らが自社の顧客支援に活用する。
Jコンサル
IT・人材・マーケティング・助成金の4つの視点から経営課題を解決するコンサルティングサービス。DX化・AI化のための資金確保も支援。
JDネット
全国の中小企業が参加する共同ネットワーク。参加企業は規模を活かして各種商材・サービスを安価に仕入れ、自社顧客に販売できる。

02大手・中堅企業(マーケティング部門)準主力

Webマーケティング支援サービスを提供。メールマーケティング、ソーシャルメディア活性化、コンテンツ制作などを、企画から制作・運用まで一貫して行う。

主な製品・サービス1
Webマーケティング支援
メールマーケティング支援、ソーシャルメディア活性化支援、コンテンツ制作など、顧客企業のマーケティング課題に応じた各種支援サービス。

製品と技術

補助金診断システム「Jシステム」

Jシステムは、企業が自社で活用できる補助金・助成金を自動で診断し、そのままオンラインで申請依頼が可能なシステムである。主な販売先は地方金融機関、大手・中堅企業、地方自治体。導入企業は自社サービスの受注時に顧客向け支援施策としてJシステムを活用し、受注率向上を図る。申請依頼後は経営コンサルティングサービス「Jコンサル」に引き継がれる。補助金の情報は随時更新され、中小企業の資金調達を支援する。

経営コンサルティング「Jコンサル」

Jコンサルは、IT・人材・マーケティング・助成金の4つの視点から、業務のDX化・AI化による経営課題の解決を支援するコンサルティングサービスである。最大の強みは、サービス導入に伴う資金負担を軽減するため、各専門領域の士業と連携し、政府や自治体の公的支援制度の活用を案内する点にある。資金調達策と商材提案を組み合わせることで、資金に余裕のない中小・零細企業の課題解決を図る。

共同ネットワーク「JDネット」

JDネットは、全国の中小企業が参加する共同ネットワークである。参加企業はネットワークの規模を活かし、IT、人材、マーケティング等の各種商材・サービスを安価で仕入れ、自社顧客に販売することで収益を得ることができる。パートナー企業の拡大には地域や業種のバランスを考慮し、既存事業の顧客への過度な営業や奪い合いを防ぐ仕組みを採用している。定期的な営業同行や勉強会など、パートナー企業へのフォロー体制も整備されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業で成長中、特定分野に強み

サービス業界において、当社は特定の分野で成長を遂げている。業界構造では、ジンジブやイシンなど人材関連サービスが存在するが、当社は独自のサービスを展開し差別化している。売上高は2024年3月期の28億円から2025年3月期には40億円へ大幅増加し、営業利益率17.5%と好調。2026年3月期は売上高35億円に減少見込みだが、利益率14.3%と高い水準を維持。ライバルと比較して収益性が高く、成長市場に強みを持つが、事業規模は小さい。

強み

  • 営業利益率14〜17%と業界内で高い水準を維持している
  • 2025年3月期は売上高が大幅に増加し、成長著しい
  • 独自のサービスで他社と差別化され、競争優位を持つ
  • 少人数で高収益を上げるビジネスモデルを確立

課題

  • 売上高が年により増減し、安定性に欠ける
  • 売上高40億円前後と小規模で、成長の限界がある
  • サービス業界は参入障壁が低く、競争が激しい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がライトアップ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12464Aoba‐BBT53億円17.2倍
24673川崎地質52億円4.0倍
37370Enjin52億円21.1倍
46538ディスラプターズ52億円7.5倍
57039ブリッジインターナショナルグループ52億円15.5倍
66580ライトアップ51億円17.6倍
72376サイネックス51億円87.6倍
86557AIAIグループ51億円7.9倍
92183リニカル51億円
106543日宣50億円7.1倍
119219ギックス50億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

コンテンツ事業で創業した2002年

2002年4月、東京都渋谷区桜丘町に有限会社ライトアップを設立し、資本金300万円でコンテンツ事業を開始した。同年11月にはクリエイター登録サイト「クリエイターズ・ジェーピー」のサービスを開始。2003年9月に株式会社に組織変更し、翌月には本社を区内で移転した。同時期、制作部門の独立を目的に子会社有限会社ライトアップクリエイトを設立するなど、創業期はコンテンツ制作を主軸としていた。

子会社統合とメディア事業への挑戦

2004年8月に本社を渋谷区道玄坂に移転。2005年1月に資本金3500万円への増資を実施し、同年2月にはメディア事業参入を目的に子会社株式会社ビーメディアを設立した。しかし、2005年10月の増資(資本金4250万円)を経て、2005年12月には資本金9970万円に拡大。2006年2月にはビーメディアを解散し、メディア事業から撤退した。2005年9月には有限会社ライトアップクリエイトを吸収合併し、組織の再編が進んだ。

経営支援サービスへの軸足シフト

2010年4月、共同開発仕入サービス「WriteUp! Group & Partners(現JDネット)」の提供を開始。2012年6月に本社を現在の渋谷区渋谷に移転。2014年4月には中小企業向け経営支援サービス「Jマッチ(現Jコンサル)」を開始した。これらのサービスにより、創業時のコンテンツ制作から中小企業向け経営支援へと事業の重心が移り、現在のAIソリューション事業の基盤が形成された。

上場とM&Aによる成長加速

2018年6月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2022年4月の市場区分見直しに伴い、グロース市場に移行した。2023年12月には株式会社AKARIの株式を取得し、連結子会社化した。売上高は上場時の2018年3月期の16億円から2025年3月期には28億円へと拡大し、2026年3月期には40億円の売上高目標を掲げている。上場後もAI領域への投資とM&Aを活用した成長戦略を推進している。

年表19件を開く

2000年代

  • 2002年4月創業東京都渋谷区桜丘町13番4号において、有限会社ライトアップを設立し、コンテンツ事業を開始(資本金300万円)
  • 2002年11月クリエイター登録サイト「クリエイターズ・ジェーピー」のサービスを開始
  • 2003年9月株式会社ライトアップに組織変更
  • 2003年10月東京都渋谷区桜丘町内にて本社移転
  • 2003年10月制作部門の独立を目的に、子会社有限会社ライトアップクリエイト設立
  • 2004年8月本社を東京都渋谷区道玄坂一丁目20番2号に移転
  • 2005年1月増資(資本金3,500万円)
  • 2005年2月子会社を通じてのメディア事業への参入を目的に、子会社株式会社ビーメディアを設立
  • 2005年9月東京都渋谷区道玄坂内にて本社移転
  • 2005年9月M&A有限会社ライトアップクリエイトを吸収合併
  • 2005年10月増資(資本金4,250万円)
  • 2005年12月増資(資本金9,970万円)
  • 2006年2月当社メディア事業参入に伴い、子会社株式会社ビーメディアを解散

2010年代

  • 2010年4月共同開発仕入サービス「WriteUp! Group & Partners(現・JDネット)」の提供開始
  • 2012年6月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
  • 2014年4月中小企業向け経営支援サービス「Jマッチ(現・Jコンサル)」提供開始
  • 2018年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行
  • 2023年12月M&A株式会社AKARI(現・連結子会社)の株式取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    AIソリューションの安定供給と品質維持

    中小・零細企業向けに安価で使いやすい商材を、価格と品質を維持しながら安定的に供給する。自社で動作確認を行い不具合を抑制し、品質向上を図るため、パートナー企業や外部サービス提供企業と連携する。

  2. 02

    パートナー企業の適切な拡充とフォロー強化

    地域や業種を考慮してパートナー企業を適切に拡充し、既存パートナーには営業同行や勉強会でフォローを行う。既存パートナーへの効率的な営業支援体制の強化と、新規参加社数の確保を両立する。

  3. 03

    AI SaaSプロダクトの収益性管理

    自社開発のAI SaaSプロダクトについて、顧客獲得コストと顧客生涯価値のバランスや収益性を定期的にモニタリングし、注力領域へ機動的に経営資源を配分する体制を構築・強化する。

  4. 04

    新規事業の展開と生成AI SaaSの拡充

    パートナー企業の経営課題解決に資する新たな商材・サービスを日常的に検討し、特に生成AIを活用した自社開発SaaSプロダクトの拡充に注力。中小企業の業務効率化ニーズに応えるサービスラインナップを強化する。

  5. 05

    優秀な人材の確保と組織体制の強化

    AI・データサイエンス領域の専門人材を獲得・育成し、新卒・中途採用を強化。BPO活用や業務のDX化・AI化、M&Aも含めた外部成長機会を検討し、内部統制の仕組みを改善する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で127人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は476万円で、8期前と比べて+6.6%平均年齢は35.0歳、平均勤続年数は5.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月75
2019年3月44632.74.574
2020年3月43332.44.386
2021年3月45232.64.890
2022年3月46132.34.7112
2023年3月41232.34.5118
2024年3月45333.34.5140
2025年3月46034.45.4136515
2026年3月47635.05.9127394

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率30.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区185百万円
AIソリューション事業 その他 全社
主な関係会社
  • 国内
    ㈱AKARI
    福岡県福岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は35億円営業利益5億円前期と比べると減収減益で、売上が-12.5%、利益が-28.6%。

売上高
-12.5%
35億円
営業利益
-28.6%
5億円
純利益
-40.0%
3億円
営業利益率
14.3%
前期比 -3.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高46億円35億円
営業利益7億円5億円
純利益5億円3億円
1株あたり配当¥19¥19

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q61
2024年1Q600.00
2024年2Q600.00
2024年3Q6116.70
2024年4Q102
2025年2Q1715.91
2025年4Q23626.14
2026年2Q20315.02
2026年4Q15213.31
2027年1Q600.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は7億円から35億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月7−2−2
2015年3月911
2016年3月1011
2017年3月1432
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2018年3月1643
2019年3月1632
2020年3月1932
2021年3月2164
2022年3月2886
株式会社AKARI(現・連結子会社)の株式取得
2023年3月2211
2024年3月2832
2025年3月407717.55
2026年3月355514.33

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高35億円のうち、営業利益として残るのは5億円14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金14.3%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金71.4%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
85.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.7pt
14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.5pt
8.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.7pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
29.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の8.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月20025
2017年3月50−1510
2018年3月100110
2019年3月103114
2020年3月200215
2021年3月500519
2022年3月6−10525
2023年3月0−1−1−122
2024年3月4−10324
2025年3月4−1−1327
2026年3月1−2−1−126

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は38億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は86.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月64256.6
2015年3月64265.5
2016年3月85365.7
2017年3月127556.7
2018年3月1310373.6
2019年3月1815381.0
2020年3月2016481.8
2021年3月2521482.0
2022年3月3125678.6
2023年3月3025582.0
2024年3月3427779.1
2025年3月42311174.5
2026年3月3833586.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
30億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中14位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中508位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-12.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥887で、1年前と比べて-63.5%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥887-2.1%1ヶ月+8.6%1年-63.5%時価総額51億円
過去52週の値幅
安値¥716高値¥3,470

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.6倍
PER (会社予想)9.4倍
PBR1.43倍
配当利回り2.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月17日に864円で、前日比+7.33%と反発したが、直近1ヶ月では+3.85%と小幅な上昇に留まる。年初来では-64.59%と大きく下落しており、52週高値(3470円)から大幅に下落した。8月10日には721円まで下落したが、その後回復。25日移動平均線(816.28円)は上回っており、75日線(870.41円)は下回っている。200日線(1747.64円)を大きく下回っており、中長期のトレンドは弱い。RSIは56.67で中立。出来高は8月10日に急増したが、その後は低水準。反発は一時的と見られ、上値は重い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは16.4倍で業界平均の22.52倍を約27%下回り、予想PERも8.8倍と低い。PBRは1.29倍で平均3.19倍の約4割と割安感が強い。ROEは8.1%で平均より低いが、前期に比べ改善している。配当利回り2.3%は平均2.68%を下回るが、配当性向29.1%と安定。業績は減収減益傾向にあるが、利益は黒字を維持。割安だが配当はやや低く、成長性と収益安定性が前提。総合的には割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.6倍23.4倍
PER (予想)9.4倍
PBR1.43倍3.51倍
ROE8.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

障害者雇用支援という成長分野に位置するものの、業績は不安定だ。強気派は、2025年3月期に売上高が大きく伸びたことや、株価の大幅下落後の割安感を指摘し、持ち直しを期待する。一方、弱気派は、2026年3月期の売上高が減少予想であることや、利益率の低下から成長が頭打ちとみる。制度変更や競争激化の影響を受けやすく、ビジネスの持続性に疑問がある。

プラスに働く材料7
  • 反転の可能性

    2025年3月期売上高40億円と前期比43%増と急成長

  • 株価の割安感

    PER16.4倍、PBR1.29倍と業績比では割安な水準

  • ニーズの拡大

    障害者雇用の義務化で市場は拡大傾向

  • 予想PER8.8倍と下落後の割安感不定影響

    予想PERは8.8倍と実績16.4倍の半分水準。

  • PBR1.29倍と純資産接近不定影響

    PBR1.29倍。純資産に対して割安な水準。

  • ROE8.1%と一定の資本効率継続影響

    ROE8.1%と黒字ベースの資本効率。

  • 配当利回り2.3%を維持継続影響

    配当利回り2.3%。減配しなければ下支え。

マイナスに働く材料7
  • 業績の下方修正

    2026年3月期は売上高、利益ともに減少見込み

  • 利益率の低下

    営業利益率は17.5%から14.3%に低下

  • 事業リスク

    補助金に依存する事業モデルは制度変更で脆い

  • 売上高35億円と12.5%減収予想通年影響

    売上高は40億円から35億円へ減少。

  • 営業利益5億円と28.6%減益通年影響

    営業利益は7億円から5億円へ減少。

  • 純利益3億円と40%減益通年影響

    純利益は5億円から3億円へ減少。

  • 時価総額48億円と流動性低い継続影響

    時価総額48億円。売買が細りやすい。

次の決算で確かめる点
事業所数
拡大ペースと収益基盤の規模を確認
営業利益率
収益性の持続性を確認する
企業からの相談件数
需要の先行指標。受注に結びつく

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり19で、前期から22.2%いまの株価に対する利回りは2.14%。

年間配当
¥19
1株あたり
配当利回り
2.14%
いまの株価に対して
配当性向
29.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年3月1818.8
2026年3月14−22.229.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥19

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,511人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.1%を占め、残る95.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他73.574.981.582.180.178.1
自己株式9.99.210.810.811.811.7
外国法人8.411.44.33.65.09.4
証券会社9.06.52.32.87.28.3
事業法人3.33.73.23.12.13.6
金融機関5.83.58.58.35.50.5
外国人個人0.00.00.10.10.00.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01白石 崇42.68
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)4.39
03大和証券株式会社3.13
04モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社3.05
05新沼 吾史2.76
06株式会社チェンジホールディングス2.00
07WILL FIELD CAPITAL PTE. LTD.(常任代理人 三田証券株式会社)1.72
08槇田 重夫1.50
09上田八木短資株式会社1.43
10ライトアップ従業員持株会0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+100%、1株純資産は13期で−98%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年3月−17,47540,794−35.3
2015年3月6,37447,16814.5
2016年3月3118817.9
2017年3月3613031.9
2018年3月5518434.8
2019年3月3428115.635.9
2020年3月2931010.013.7
2021年3月8239323.534.8
2022年3月11546726.921.2
2023年3月214764.439.8
2024年3月455218.518.2
2025年3月9460916.713.418.8
2026年3月506428.119.529.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
白石崇取締役社長(代表取締役)522,478,020
村越亨取締役 管理グループ担当536,800
佐藤寛信取締役 iクリエイショングループ担当4811,200
吉本信治郎取締役 メディアグループ担当50
吉川浩永取締役524,500
野村透監査役66
大雲卓雄監査役50
髙木美咲穂監査役35

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4434311
社外取締役612122

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,718字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ライトアップ)、子会社1社により構成されており、当社の理念「全国、全ての中小企業を黒字にする」に基づき、インターネット関連技術を活用し、様々な業種の中小・零細企業に対する総合的な経営支援を主たる事業として展開しております。 当社グループの事業内容は、以下のとおりであります。なお、次の事業は「第5経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一の区分であります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (1) AIソリューション事業 中小企業の生産性向上を図るための業務のDX化・AI化推進を目的としたITツール導入支援、人材育成支援、マーケティング支援、資金確保支援等を行っており、主なサービスは以下のとおりです。加えて、現在は主力サービスを基盤として、AIを活用した人材育成から業務自動化、運用定着までを一貫して支援する新たな経営支援サービスの開発と提供を進めております。 (a) Jシステム Jシステムは、自社で活用できる補助金・助成金を自動で診断し、そのままオンラインで申請依頼が可能なシステムです。主な販売先は、多くの中小・零細企業を顧客として有する地方金融機関、大手・中堅企業及び地方自治体です。Jシステム導入企業等は、自社サービスの受注等の際に、Jシステムを既存顧客等への支援施策あるいは新規顧客等の獲得施策として活用することで、自社サービスの受注率の向上等を図ることができます。なお、申請依頼後は、Jコンサルに引き継がれます。 (b) Jコンサル Jコンサルは、IT・人材・マーケティング・助成金等の4つの視点から業務のDX化・AI化による経営課題の解決と、DX化・AI化を推進するための資金確保(補助金・助成金活用等)に関する経営コンサルティングサービスです。当社の経営コンサルティングサービスの強みは、業務のDX化・AI化をする際のサービス導入に伴う資金負担を軽減するため、各専門領域の士業と連携し、政府及び地方自治体等が提供する公的支援制度の活用案内を実施している点です。単なる各種商材の提案だけでなく、資金確保策を併せて提案することで、資金に余裕のない多くの中小・零細企業の経営課題の解決を図っております。 (c) JDネット JDネットは、全国の中小企業が参加する共同ネットワークです。JDネット参加企業は、参加企業数の規模を活かして、IT、人材、マーケティング等の領域の各種商材・サービスを安価で仕入れ、自社顧客に販売することができるため、収益を確保することが可能となります。 (2) その他 顧客企業が抱えるマーケティングに関する様々な課題に対して、最適なWebマーケティング支援施策を企画・提供しており、主なサービスはメールマーケティング支援、ソーシャルメディア活性化支援、コンテンツ制作です。 主な顧客は大手・中堅企業であり業種業態は多様です。また、直接取引のほか広告代理店を介した間接取引により特定の企業や業種業態に偏らず広範囲に展開すること、及び顧客企業との中長期的な関係を構築することで収益の安定性と継続性を確保しております。 また、多様な業種業態の顧客企業のマーケティング課題を解決するために、独自のWebマーケティングに関するノウハウを蓄積しております。自社のWebエディターや、ソーシャルメディアディレクター、プランナー、ディレクターをはじめとした専門チームが中心となり、社外クリエイターと連携しながら、蓄積したノウハウを活用し、企画からライティング、デザイン、コーディング、運営、改善提案等の各プロセスを担当し、各種Webマーケティング支援施策を一貫して提供する体制を構築しております。 [事業系統図] ■AIソリューション事業 (Jシステム) (Jコンサル) (JDネット) ■その他(コンテンツ制作)
経営方針・対処すべき課題2,422字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、当社の理念である「全国、全ての中小企業を黒字にする」に基づき、インターネット関連技術を活用し、様々な業種の中小・零細企業に対する総合的な経営支援を主たる事業として展開しております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは中長期的な企業価値の向上を達成するために、売上高成長率及び売上高営業利益率を重視しており、収益性を意識しながら、拡大、成長を実現していくことを目標としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループが事業展開するインターネット関連業界は、市場規模を拡大し続けている一方、技術の進歩や流行の変化が早く、競争の激しい業界でもあります。当社グループはこのような環境下において、マーケットの新たな需要や変化に迅速かつ的確に対応していくことを中長期的な経営の方針としております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① AIソリューション事業における取組について a.商材供給の安定化及び品質の維持 当社グループで取り扱う商材は、ターゲットユーザーが中小・零細企業であり、機能面では限定されているが安価で使いやすいことが必要なため、価格と質を維持しながら安定的に商材供給を実現することが事業規模拡大の課題です。当社グループはパートナー企業や外部のサービス提供企業とも協力し、安定的な商材供給を確保するように努めております。 また、パートナー企業の満足度向上のためには商材の品質確保が必要になります。取り扱う商材は自社にて動作確認を行い、不具合の発生等を最小限に抑制するように努めております。今後は、更なる品質の向上を実現することが当社グループの事業拡大のため必要であると考えております。 b.パートナー企業数の適切な拡充とフォロー強化 パートナー企業数の増加は登録料売上、営業支援売上、商材売上の増加につながります。一方で、パートナー企業の多くは既存事業の顧客に対して更なる提案を行うために当社の商材を求めており、パートナー企業の無制限な拡大はパートナー企業が抱える既存顧客への過度な営業や奪い合いなどのトラブルを引き起こします。また、当社グループによる販促支援の人的稼働も有限であることから、満足度の低下をもたらす可能性もあります。そのため、パートナー企業の募集に関しては、地域や業種を加味し適切に拡充することに努めております。また、既存パートナー企業に対しては営業同行や商材の勉強会等の開催によるフォローを定期的に行っております。 今後、パートナー企業による商材売上を増加させるためには、新規参加社数の確保だけでなく、既存パートナー企業へのフォローに関しても、体制の強化とともに、より効率的な営業支援方法の確立が必要であると考えております。 c.AI SaaSプロダクトの持続的な収益性管理 当社グループでは、中小企業の多様な業務課題に対応するため、自社開発のAI SaaSプロダクトを継続的に投入しております。プロダクト数の拡大に伴い、各プロダクトの顧客獲得コストと顧客生涯価値のバランス、収益性の継続的な管理がますます重要になると認識しております。当社グループでは、プロダクト別の収益性指標を経営として定期的にモニタリングし、注力領域への経営資源の配分を機動的に判断する体制の構築・強化に努めてまいります。 ② その他の事業における取組について 今後の事業拡大において、新たなソーシャルメディアの出現、生成AIをはじめとする新技術の進展、スマートフォンやタブレット端末等のデバイスの進化等にみられるインターネット市場におけるトレンドを常に把握しながら、顧客のマーケティングニーズへの対応を図ることが重要と考えております。新たなソーシャルメディアやその活用方法に関して、企画から制作、運用までを一貫して展開できるサービス体制の強化を引き続き図っていく方針であります。 ③ 新規事業の展開について 当社グループの主要事業であるAIソリューション事業では、販売代理店であるパートナー企業に安価で利益率の高い経営支援・Web活用支援・AI活用支援に関する商材を提供しておりますが、パートナー企業にも様々な特性とニーズがあるため、パートナー企業にとって有益な価値を提供する新規事業の展開が今後の事業規模拡大につながると考えております。そこで、AIソリューション事業拡大のため、パートナー企業が抱える様々な経営課題の解決に資する新たな商材・サービスの検討を日常的に行っております。特に、生成AIを活用した自社開発のSaaSプロダクトの拡充に注力しており、中小企業の業務効率化ニーズに応えるサービスラインナップの強化を進めてまいります。 ④ 優秀な人材の確保と組織体制の強化について 当社グループが継続的に企業価値を拡大していくためには、より専門性の高いサービスを構築できる人材を十分に確保していくことが重要であると考えており、特にAI・データサイエンス領域における専門人材の獲得・育成が、当社グループの中長期的な競争優位の源泉になると認識しております。ソーシャルメディアと親和性が高いと考えられる新卒採用に注力するとともに、高い専門性を有する人材及び管理職の獲得のため中途採用にも取り組んでおります。また、BPOの活用や業務のDX化・AI化などを通じて組織体制を強化するほか、M&Aを含む外部成長機会の活用につきましても企業価値向上に資する案件を継続的に検討してまいります。 事業の拡大に応じた管理業務を支障なく遂行できるよう、内部統制の仕組みを改善し、管理部門の人員についても必要に応じて強化してまいります。
事業等のリスク5,380字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社はこれらのリスクが発生する可能性を認識した上で、その発生の予防及び発生時の対応に努力する方針でありますが、当社グループの経営成績又は財政状態等についての判断、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本書中の本項以外の記載事項も慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載事項は、当社株式への投資に関するすべてのリスクを網羅するものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.当社の事業について (1) AIソリュ-ション事業について ① 適切な商材の開発・確保について AIソリュ-ション事業で取り扱う商材は自社で開発、あるいは外注先やパートナー企業にて開発され、自社にてテスト利用された後、パートナー企業に提供しています。商材の種類及び数に関しましては、多種多様なパートナー企業のニーズに対応するため、マーケティング分野を中心に豊富に取り揃えております。しかしインターネット関連業界は技術革新が早く、常に新たな商材を供給する必要があり、今後、自社・外注先の開発力の低下等の要因により、適切な商材が供給できない場合、パートナー企業のニーズを十分満たすことができず事業規模の拡大が困難になる可能性があります。 ② パートナー企業数の増加について 当社グループはパートナー企業から契約時に登録料を受領するとともに、パートナー企業による当社商材の売上を計上しております。そのため、パートナー企業数が増加しなかった場合、登録料売上及び商材売上が増加せず、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③ パートナー企業に対する売上債権管理について 当社グループが商材を販売するパートナー企業は比較的小規模で与信リスクの高い企業が多いため、パートナー企業に対する債権管理が重要になります。現状、当社グループは1パートナー当たりの取引金額が少額であり、支払が遅延した際には取引を停止し、代金の回収後に取引を再開することで、代金回収の確実化を図っております。しかしながら、景気の大きな変化等により一度に多くのパートナー企業の経営が悪化した場合、パートナー企業に対する代金回収が十分に行えないといった事象が発生し、当社グループの事業の遂行に支障をきたす可能性があります。 ④ 人材採用・研修サービスについて 政府及び地方自治体の施策の変更により、各種公的支援制度の予算が削減された場合、研修助成金等の減額等により顧客の購買意欲が減退するといった事象が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2) その他の事業について ① 競合について 当社グループの属するインターネット関連業界においては、競合他社が多数存在します。当社グループは業界内において、コンテンツ企画・制作における品質・採用する技術・価格等において差別化を図り、競争力を維持することを経営課題としておりますが、競合他社との差別化が困難となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② ソーシャルメディアの普及について コンテンツ企画・制作事業の成長・発展は、他社が運営するサイトや個人が運営するブログや口コミサイトを含めたソーシャルメディア全体の普及、及び利用が拡大することを前提としております。しかし、新たなメディア市場の登場等により現状のソーシャルメディア市場の成長鈍化若しくは縮小等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 優秀なクリエイター・外注先の確保について 当社グループは、コンテンツ制作やサイト構築等の事業においては、優秀なクリエイターやデザイン・システム構築を事業とする再委託先との協力の下で事業を遂行しております。当社グループとしては、今後もクリエイター等のアライアンス先を拡大していく所存でおりますが、優秀なクリエイター等が十分に確保できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、クリエイターとは今後も関係強化を図る一方、選定にあたっては、過去の取引実績や技能水準等を確認した上で取引を開始していることに加え、制作過程においても、当社グループの制作担当者が納品された制作物に対して検品を行う等、品質管理の徹底を継続的に行っています。しかしながら、万一不良品が発生し、それらを取引先に納品した場合や、顧客に満足していただく品質水準に達しない場合、契約時点では予見不能な追加コストが発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 新規事業の展開について 当社グループは企業価値を高めるために事業規模の拡大をすべく、今後も新規事業を展開していく予定であります。新規事業については事業計画を十分に検討した上で実施することとしておりますが、その事業計画には予想や仮説に基づく部分も存在するため、当該予想や仮説が現実と大きく違った場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 技術革新について 当社グループの属するインターネット関連業界は、技術革新や顧客の求めるサービスの変化が早いことから、当社グループとしては、新技術や変化する顧客のニーズに遅れることなく、柔軟に対応する方針でありますが、新技術対応や顧客のニーズへの対応が遅れた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システムに関するリスクについて 当社グループは当社グループの事業において、サーバー等ハードウェアを用いてサービスを提供しております。これらがアクセス集中によるサーバー負荷の増大、自然災害や事故、外部からの不正アクセス等により、システムダウンが発生する可能性があります。これに対して当社グループは外部からの不正侵入を防ぐ対策等を行っておりますが、何らかの理由により重要なデータが消失又は漏洩した場合やサービスが提供できなくなった場合には、損害賠償の発生や信用低下等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 知的財産権について ① 当社グループの知的財産権の保全について 当社グループは特許権・商標権等の出願により積極的に当社の有する知的財産権を保全していく方針であります。しかし、当社グループの行った登録出願が認定されなかった場合等、知的財産権の保全が不十分になった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの有する知的財産権が第三者から侵害を受けた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社グループによる第三者の知的財産権の侵害 当社グループが制作するコンテンツについて、第三者の商標権・著作権等の知的財産権を侵害しないように留意し、調査を行っておりますが、完全に調査することは極めて困難であります。当社グループが第三者の知的財産権を侵害してしまった場合には、損害賠償又は当該知的財産権の使用に関する対価の支払等が発生する場合があり、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 個人情報等の保護について 当社グループでは、コンテンツの企画・制作を登録クリエイターと共に行っており、質の高い企画・制作を行うために、クリエイターの氏名や住所の他、年齢・職業・メールアドレスといった個人情報を求め、データとして管理しております。当社グループは、これらの情報について、「個人情報保護に関する法律」を遵守し、個人情報の保管されているデータベースへのアクセス権限を設けること等、各種情報セキュリティ対策を講じておりますが、情報管理に関する体制の不備や社外からの不正アクセス等により、これらのデータが外部に漏洩した場合、当社グループへの信用低下や損害賠償請求等によって当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 2.外部環境について (1) インターネットを取り巻く環境について 当社グループは、インターネットでのWebマーケティングサービスの提供とコンテンツ制作を事業基盤としており、インターネット及び関連サービス等の更なる発展が、当社グループが今後成長を図る上で重要であると考えております。インターネットの普及に伴う個人情報の漏洩、改ざん、不正使用等や、社会道徳又は公序良俗に反する行為等への対応としての新たな法的規制導入や、その他予期せぬ要因によって、インターネット及び関連サービス等の発展が阻害される可能性があり、動向等により当社の事業展開、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 中小企業を取り巻く環境について 当社グループの販売代理店であるパートナー企業は中小企業が多く、Webビジネスに取り組む中小企業の増加が、当社事業の拡大を図る上で重要であると考えております。 エネルギー、原材料費の高騰等により中小企業の経営環境はより一層厳しさを増してきております。今後において、更なる中小企業の経営環境が悪化した場合、当社グループの事業展開、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 公的支援制度の提供環境について Jコンサル等の顧客企業は各士業を通じ、ITツールの導入時や人材育成のための企業内研修の実施時などに、該当する公的支援制度(補助金・助成金・融資等)の活用を実施しております。今後、自治体等の政策転換により各種公的支援制度が減額・廃止されることにより中小企業の購買意欲が減少し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制について 当社グループが事業を展開するインターネット関連業界は、インターネット上の情報流通や電子商取引に関連した法的規制の整備が進みつつある状態であります。当社グループの事業のうちその他は、不当景品類及び不当表示防止法、知的財産権に関する法律等の適用を受けております。これらの法律上で問題にならないようマーケティング活動を行っておりますが、万一法令違反に該当するような事態が発生した場合や、今後の現行法令の解釈の変更や改正並びに新法令の制定等がなされ、当社グループの事業が制約を受けることになった場合、当該規制への対応に際して法的費用の発生、サービス内容の変更や新たな開発に要する費用の発生、事業活動への制約が生じること等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5) 新型コロナウイルス感染症等感染症による影響について 新型コロナウイルス感染症は国内では感染症法上の分類が5類へ移行し、社会活動が正常化に向かっている現状から、経済状況は改善すると見込まれる一方、新型コロナウイルス感染症及び新たな感染症の拡大により、緊急事態宣言の発令や国内経済の停滞が長期にわたる場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 3.当社グループの事業体制について (1) 代表者への依存について 当社代表取締役社長の白石崇は、当社グループの重要事項に関する意思決定、基幹事業の推進等において、重要な役割を果たしております。従いまして、代表取締役社長の白石崇が何らかの理由により当社グループの業務を遂行することが不可能あるいは困難となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 小規模組織であることについて 当社グループは組織規模が小さいため、各業務分野、内部管理において少人数の人材に依存しております。当社グループでは特定の人員に過度の依存をしないよう組織的な経営体制を整備し、全般的な経営リスクの軽減に努めると共に、内部管理体制の整備・強化を図ってまいりますが、何らかの理由で従業員等に業務遂行上の支障が生じた場合、あるいは従業員が社外に流出した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システム管理及び運用・管理の体制について 当社グループは、AIソリュ-ション事業及びその他において、外部のホスティングサービスのサーバーを利用しております。このため、外部業者に障害等が発生した場合には、データのバックアップ体制は整備しているものの、サービス遅延等により当社に対する顧客の信用低下が発生した場合等については、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材の育成及び確保について 当社グループの成長のためには、優秀な人材の確保、育成が重要な要素であると考えております。しかし、当社の事業拡大に応じた十分な人材の確保、育成が可能か否かは不確実であり、これらが不十分な場合は、業務遂行及び業務拡大に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,135字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などを背景に緩やかな回復基調が続いた一方、円安を背景とする原材料・エネルギーコストの高止まりや、米国の通商政策などの動向等による影響など、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 このような経営環境のもと、当社グループは、「全国、全ての中小企業を黒字にする」という理念に基づいて各事業に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は3,529,180千円(前年同期比11.9%減)、営業利益は469,833千円(同34.8%減)、経常利益は487,342千円(同32.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は258,055千円(同46.8%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 AIソリューション事業 AIソリューション事業におきましては、より一層安定的な成長基盤を確立するため、これまで「Jコンサル」、「Jシステム」、「JDネット」などの各サービスにおいて培ってきた中小企業支援の実績を基盤として、AIを活用した新たな経営支援サービスの開発と提供を進めており、特に「AI活用研修」、「AIエージェントパッケージ」、「AI SaaS」、「AI運用代行(BPO)」、「AI開発支援」の5つの領域を中心に、企業の人材育成から業務自動化、運用定着までを一貫して支援する体制の構築に注力致しました。当連結会計年度は、営業分野・人事分野における自動化支援が好調に推移するなどAI領域サービスの受注が順調に拡大したものの、連結子会社である株式会社AKARIの業績が低調であったこと、当社の主力サービス(「Jコンサル」、「Jシステム」、「JDネット」など)係る売上等が想定を下回ったことにより減収減益となりました。 この結果、同セグメントの売上高は3,233,558千円(同12.6%減)、セグメント利益は709,238千円(同24.3%減)となりました。 その他 その他におきましては、業種や規模を問わず、様々な企業の「メール・Webマーケティング」等の企画制作の受託サービスを展開しており、市場環境の変化に合わせてサービスの受注拡大と生産性向上に努めてまいりました。当連結会計年度は、受注が低調であったこと等により減収となりましたが、経費削減等に努めた結果、増益となりました。 この結果、同セグメントの売上高は295,622千円(同2.5%減)、セグメント利益は52,764千円(同12.5%増)となりました。 なお、セグメント別の経営成績につきましては、当連結会計年度から記載を変更しております。詳細は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」をご覧ください。 b.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は3,787,459千円となり、前連結会計年度末に比べ398,466千円減少いたしました。主な内訳は、現金及び預金2,581,754千円、売掛金646,920千円、投資有価証券128,327千円であります。 当連結会計年度末の負債合計は496,939千円となり、前連結会計年度末に比べ568,824千円減少いたしました。主な内訳は、契約負債196,031千円、未払法人税等69,750千円であります。 当連結会計年度末の純資産合計は3,290,519千円となり、前連結会計年度末に比べ170,358千円増加いたしました。主な内訳は、資本金386,381千円、利益剰余金3,027,560千円であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ140,952千円減少し、2,581,754千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は100,286千円(同75.8%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益413,093千円、減価償却費51,521千円及び、法人税の支払額351,480千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は150,699千円(同117.9%増)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出43,858千円、投資有価証券の取得による支出85,593千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は90,538千円(同62.4%増)となりました。これは主に、配当金の支払額89,062千円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループの受注は、受注から納品までの期間が短く、受注に関する記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) AIソリューション事業(千円)   3,233,558   87.4 その他(千円)   295,622   97.5 合計(千円)   3,529,180   88.1 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらと異なることがあります。 なお、当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末における流動資産は3,300,107千円となり、前連結会計年度末に比べ440,267千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が140,952千円、売掛金が305,646千円減少したことによるものであります。固定資産は487,351千円となり、前連結会計年度末に比べ41,801千円増加いたしました。これは主に、投資有価証券が77,168千円、繰延税金資産が41,257千円増加した一方、のれんが83,828千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は3,787,459千円となり、前連結会計年度末に比べ398,466千円減少いたしました。 (負債の部) 当連結会計年度末における流動負債は494,625円となり、前連結会計年度末に比べ567,089千円減少いたしました。これは主に契約負債が291,152千円、未払法人税等が153,078千円減少したことによるものであります。固定負債は2,314千円となり、前連結会計年度末に比べ1,735千円減少いたしました。これはリース債務が1,735千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は496,939千円となり、前連結会計年度末に比べ568,824千円減少いたしました。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産合計は3,290,519千円となり、前連結会計年度末に比べ170,358千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益258,055千円及び剰余金の配当92,211千円によるものであります。 この結果、自己資本比率は86.9%(前連結会計年度末は74.5%)となりました。 b.経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 c.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況と増減につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 d.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、経営成績に重要な影響を与える要因が存在しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し、市場ニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を低減し、適切に対応を行ってまいります。 e.資本の財源及び資金の流動性 当社グループは現金及び現金同等物並びに営業活動によりキャッシュ・フローを資金の源泉としており、運転資金及び設備投資に係る資金需要に対しては自己資金で対応しております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,581,754千円となっております。 f.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは中長期的な企業価値の向上を達成するために、売上高成長率及び売上高営業利益率を重視しており、収益性を意識しながら、拡大、成長を実現していくことを目標としております。 当連結会計年度末における各指標の状況は次のとおりであります。 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   前年同期比 売上高   4,003,770千円   3,529,180千円   474,589千円減 売上高営業利益率   18.0%   13.3%   4.7%ポイント減 g.経営戦略の現状と見通し 当社グループといたしましては、当社のビジョンである「全国、すべての中小企業を黒字にする」に基づき、インターネット関連技術を活用し、様々な業種の中小・零細企業に対し総合的な経営支援、Web活用マーケティング支援を主たる業務として展開しておりますが、中小企業向け市場には当社グループの成長機会が存在する見通しであると考えております。 h.経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループでは今後も中小企業向け市場に当社グループの成長機会が存在すると考えております。AIソリュ-ション事業では、既存のコンサルティング分野、マーケティング関連分野に加え、AI活用領域における新たなAIソリューションサービスを投入して中小・零細企業の需要を掘り起こしてまいります。 また、その他では、インターネット広告制作市場の拡大に対応できる体制づくりと企画・開発に関する「ノウハウ」と「制作リソース」の活用と蓄積を念頭に置き、それを強みに企業規模や業種を問わずあらゆる顧客層からの企画制作案件を受託できるという有利なポジションの確立を目指してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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