概要
ライトアップは、2002年に東京都渋谷区で創業した中小企業向け経営支援企業である。AIを活用した業務効率化ツールの提供とWebマーケティング支援を2本柱とし、主力サービス「Jシステム」「Jコンサル」「JDネット」を展開する。2025年3月期の連結売上高は28億円、従業員数127名。2018年に東証マザーズに上場し、現在はグロース市場に株式を公開する。
AIソリューション事業が売上の9割を占める
当社グループの売上は、AIソリューション事業とその他事業で構成される。AIソリューション事業は、中小企業の生産性向上を目的としたITツール導入支援、人材育成支援、マーケティング支援、資金確保支援を行う。主力サービス「Jシステム」「Jコンサル」「JDネット」を中核とし、補助金自動診断、経営コンサルティング、共同仕入れネットワークを提供する。2025年3月期の同事業の売上高は32億円(前年同期比12.6%減)で、全体の約91%を占める。連結子会社である株式会社AKARIも同事業に含まれる。パートナー企業を通じて地方金融機関や自治体に販売され、安価で使いやすい商材が特徴である。
金融機関をパートナーとする流通チャネル
AIソリューション事業の主な販売先は、地方金融機関、大手・中堅企業、地方自治体である。これらのパートナー企業が自社の顧客に対してJシステムなどのサービスを提供するモデルを採用しており、パートナー企業は受注率向上や新規顧客獲得に活用する。2025年3月期の販売実績では、特定の相手先への集中はなく、広く分散している。パートナー企業の拡大には地域や業種を考慮し、過度な競合を防ぐ方針を取る。また、既存パートナーへの営業同行や勉強会によるフォローを定期的に実施し、満足度向上に努めている。
その他事業はWebマーケティング支援
その他事業は、メールマーケティング支援、ソーシャルメディア活性化支援、コンテンツ制作など、Webマーケティングに関する企画から制作、運用までを一貫して提供する。主な顧客は大手・中堅企業で、直接取引のほか広告代理店を介した間接取引も行う。2025年3月期の売上高は2億9562万円(前年同期比97.5%)、セグメント利益は5276万円(同12.5%増)と増益を達成した。社内の専門チームが社外クリエイターと連携し、ライティング、デザイン、コーディングなどの各工程を担当する。市場トレンドを常に把握し、新たなソーシャルメディアや生成AIの活用にも対応する体制を構築している。
業界の中での役割は中小・零細企業向け経営支援サービス提供者(公的資金活用支援を強みとする)。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| AIソリューション事業 | 32億円 | 91.4% | 7億円 | 21.9% |
| その他 | 3億円 | 8.6% | 1億円 | 33.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01中小・零細企業(経営者)主力
中小企業の生産性向上を目的に、DX化・AI化のためのITツール導入支援、人材育成、マーケティング、資金確保支援を提供。補助金・助成金の活用提案を強みとし、経済的負担を軽減しながら経営課題の解決を図る。
- Jシステム
- 自社で活用できる補助金・助成金を自動診断し、オンラインで申請依頼ができるシステム。主に地方金融機関や大手企業、自治体が顧客で、彼らが自社の顧客支援に活用する。
- Jコンサル
- IT・人材・マーケティング・助成金の4つの視点から経営課題を解決するコンサルティングサービス。DX化・AI化のための資金確保も支援。
- JDネット
- 全国の中小企業が参加する共同ネットワーク。参加企業は規模を活かして各種商材・サービスを安価に仕入れ、自社顧客に販売できる。
02大手・中堅企業(マーケティング部門)準主力
Webマーケティング支援サービスを提供。メールマーケティング、ソーシャルメディア活性化、コンテンツ制作などを、企画から制作・運用まで一貫して行う。
- Webマーケティング支援
- メールマーケティング支援、ソーシャルメディア活性化支援、コンテンツ制作など、顧客企業のマーケティング課題に応じた各種支援サービス。
製品と技術
補助金診断システム「Jシステム」
Jシステムは、企業が自社で活用できる補助金・助成金を自動で診断し、そのままオンラインで申請依頼が可能なシステムである。主な販売先は地方金融機関、大手・中堅企業、地方自治体。導入企業は自社サービスの受注時に顧客向け支援施策としてJシステムを活用し、受注率向上を図る。申請依頼後は経営コンサルティングサービス「Jコンサル」に引き継がれる。補助金の情報は随時更新され、中小企業の資金調達を支援する。
経営コンサルティング「Jコンサル」
Jコンサルは、IT・人材・マーケティング・助成金の4つの視点から、業務のDX化・AI化による経営課題の解決を支援するコンサルティングサービスである。最大の強みは、サービス導入に伴う資金負担を軽減するため、各専門領域の士業と連携し、政府や自治体の公的支援制度の活用を案内する点にある。資金調達策と商材提案を組み合わせることで、資金に余裕のない中小・零細企業の課題解決を図る。
共同ネットワーク「JDネット」
JDネットは、全国の中小企業が参加する共同ネットワークである。参加企業はネットワークの規模を活かし、IT、人材、マーケティング等の各種商材・サービスを安価で仕入れ、自社顧客に販売することで収益を得ることができる。パートナー企業の拡大には地域や業種のバランスを考慮し、既存事業の顧客への過度な営業や奪い合いを防ぐ仕組みを採用している。定期的な営業同行や勉強会など、パートナー企業へのフォロー体制も整備されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
サービス業で成長中、特定分野に強み
サービス業界において、当社は特定の分野で成長を遂げている。業界構造では、ジンジブやイシンなど人材関連サービスが存在するが、当社は独自のサービスを展開し差別化している。売上高は2024年3月期の28億円から2025年3月期には40億円へ大幅増加し、営業利益率17.5%と好調。2026年3月期は売上高35億円に減少見込みだが、利益率14.3%と高い水準を維持。ライバルと比較して収益性が高く、成長市場に強みを持つが、事業規模は小さい。
強み
- 営業利益率14〜17%と業界内で高い水準を維持している
- 2025年3月期は売上高が大幅に増加し、成長著しい
- 独自のサービスで他社と差別化され、競争優位を持つ
- 少人数で高収益を上げるビジネスモデルを確立
課題
- 売上高が年により増減し、安定性に欠ける
- 売上高40億円前後と小規模で、成長の限界がある
- サービス業界は参入障壁が低く、競争が激しい
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がライトアップ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2464Aoba‐BBT | 53億円 | 17.2倍 |
| 2 | 4673川崎地質 | 52億円 | 4.0倍 |
| 3 | 7370Enjin | 52億円 | 21.1倍 |
| 4 | 6538ディスラプターズ | 52億円 | 7.5倍 |
| 5 | 7039ブリッジインターナショナルグループ | 52億円 | 15.5倍 |
| 6 | 6580ライトアップ | 51億円 | 17.6倍 |
| 7 | 2376サイネックス | 51億円 | 87.6倍 |
| 8 | 6557AIAIグループ | 51億円 | 7.9倍 |
| 9 | 2183リニカル | 51億円 | — |
| 10 | 6543日宣 | 50億円 | 7.1倍 |
| 11 | 9219ギックス | 50億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
コンテンツ事業で創業した2002年
2002年4月、東京都渋谷区桜丘町に有限会社ライトアップを設立し、資本金300万円でコンテンツ事業を開始した。同年11月にはクリエイター登録サイト「クリエイターズ・ジェーピー」のサービスを開始。2003年9月に株式会社に組織変更し、翌月には本社を区内で移転した。同時期、制作部門の独立を目的に子会社有限会社ライトアップクリエイトを設立するなど、創業期はコンテンツ制作を主軸としていた。
子会社統合とメディア事業への挑戦
2004年8月に本社を渋谷区道玄坂に移転。2005年1月に資本金3500万円への増資を実施し、同年2月にはメディア事業参入を目的に子会社株式会社ビーメディアを設立した。しかし、2005年10月の増資(資本金4250万円)を経て、2005年12月には資本金9970万円に拡大。2006年2月にはビーメディアを解散し、メディア事業から撤退した。2005年9月には有限会社ライトアップクリエイトを吸収合併し、組織の再編が進んだ。
経営支援サービスへの軸足シフト
2010年4月、共同開発仕入サービス「WriteUp! Group & Partners(現JDネット)」の提供を開始。2012年6月に本社を現在の渋谷区渋谷に移転。2014年4月には中小企業向け経営支援サービス「Jマッチ(現Jコンサル)」を開始した。これらのサービスにより、創業時のコンテンツ制作から中小企業向け経営支援へと事業の重心が移り、現在のAIソリューション事業の基盤が形成された。
上場とM&Aによる成長加速
2018年6月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2022年4月の市場区分見直しに伴い、グロース市場に移行した。2023年12月には株式会社AKARIの株式を取得し、連結子会社化した。売上高は上場時の2018年3月期の16億円から2025年3月期には28億円へと拡大し、2026年3月期には40億円の売上高目標を掲げている。上場後もAI領域への投資とM&Aを活用した成長戦略を推進している。
年表19件を開く
2000年代
- 2002年4月創業東京都渋谷区桜丘町13番4号において、有限会社ライトアップを設立し、コンテンツ事業を開始(資本金300万円)
- 2002年11月クリエイター登録サイト「クリエイターズ・ジェーピー」のサービスを開始
- 2003年9月株式会社ライトアップに組織変更
- 2003年10月東京都渋谷区桜丘町内にて本社移転
- 2003年10月制作部門の独立を目的に、子会社有限会社ライトアップクリエイト設立
- 2004年8月本社を東京都渋谷区道玄坂一丁目20番2号に移転
- 2005年1月増資(資本金3,500万円)
- 2005年2月子会社を通じてのメディア事業への参入を目的に、子会社株式会社ビーメディアを設立
- 2005年9月東京都渋谷区道玄坂内にて本社移転
- 2005年9月M&A有限会社ライトアップクリエイトを吸収合併
- 2005年10月増資(資本金4,250万円)
- 2005年12月増資(資本金9,970万円)
- 2006年2月当社メディア事業参入に伴い、子会社株式会社ビーメディアを解散
2010年代
- 2010年4月共同開発仕入サービス「WriteUp! Group & Partners(現・JDネット)」の提供開始
- 2012年6月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
- 2014年4月中小企業向け経営支援サービス「Jマッチ(現・Jコンサル)」提供開始
- 2018年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行
- 2023年12月M&A株式会社AKARI(現・連結子会社)の株式取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
AIソリューションの安定供給と品質維持
中小・零細企業向けに安価で使いやすい商材を、価格と品質を維持しながら安定的に供給する。自社で動作確認を行い不具合を抑制し、品質向上を図るため、パートナー企業や外部サービス提供企業と連携する。
- 02
パートナー企業の適切な拡充とフォロー強化
地域や業種を考慮してパートナー企業を適切に拡充し、既存パートナーには営業同行や勉強会でフォローを行う。既存パートナーへの効率的な営業支援体制の強化と、新規参加社数の確保を両立する。
- 03
AI SaaSプロダクトの収益性管理
自社開発のAI SaaSプロダクトについて、顧客獲得コストと顧客生涯価値のバランスや収益性を定期的にモニタリングし、注力領域へ機動的に経営資源を配分する体制を構築・強化する。
- 04
新規事業の展開と生成AI SaaSの拡充
パートナー企業の経営課題解決に資する新たな商材・サービスを日常的に検討し、特に生成AIを活用した自社開発SaaSプロダクトの拡充に注力。中小企業の業務効率化ニーズに応えるサービスラインナップを強化する。
- 05
優秀な人材の確保と組織体制の強化
AI・データサイエンス領域の専門人材を獲得・育成し、新卒・中途採用を強化。BPO活用や業務のDX化・AI化、M&Aも含めた外部成長機会を検討し、内部統制の仕組みを改善する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で127人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は476万円で、8期前と比べて+6.6%。平均年齢は35.0歳、平均勤続年数は5.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | — | — | — | 75 | — |
| 2019年3月 | 446 | 32.7 | 4.5 | 74 | — |
| 2020年3月 | 433 | 32.4 | 4.3 | 86 | — |
| 2021年3月 | 452 | 32.6 | 4.8 | 90 | — |
| 2022年3月 | 461 | 32.3 | 4.7 | 112 | — |
| 2023年3月 | 412 | 32.3 | 4.5 | 118 | — |
| 2024年3月 | 453 | 33.3 | 4.5 | 140 | — |
| 2025年3月 | 460 | 34.4 | 5.4 | 136 | 515 |
| 2026年3月 | 476 | 35.0 | 5.9 | 127 | 394 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱AKARI福岡県福岡市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は35億円、営業利益は5億円。前期と比べると減収減益で、売上が-12.5%、利益が-28.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 46億円 | 35億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 5億円 |
| 純利益 | 5億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥19 | ¥19 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 6 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 6 | 1 | 16.7 | 0 |
| 2024年4Q | 10 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 17 | 1 | 5.9 | 1 |
| 2025年4Q | 23 | 6 | 26.1 | 4 |
| 2026年2Q | 20 | 3 | 15.0 | 2 |
| 2026年4Q | 15 | 2 | 13.3 | 1 |
| 2027年1Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2014年3月期からの13期で、売上は7億円から35億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 7 | — | −2 | — | −2 |
| 2015年3月 | 9 | — | 1 | — | 1 |
| 2016年3月 | 10 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年3月 | 14 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2018年3月 | 16 | — | 4 | — | 3 |
| 2019年3月 | 16 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年3月 | 19 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年3月 | 21 | — | 6 | — | 4 |
| 2022年3月 | 28 | — | 8 | — | 6 |
| 株式会社AKARI(現・連結子会社)の株式取得 | |||||
| 2023年3月 | 22 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年3月 | 28 | — | 3 | — | 2 |
| 2025年3月 | 40 | 7 | 7 | 17.5 | 5 |
| 2026年3月 | 35 | 5 | 5 | 14.3 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高35億円のうち、営業利益として残るのは5億円で14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金14.3%5億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金71.4%25億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は26億円で、売上の8.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 5 |
| 2017年3月 | 5 | 0 | −1 | 5 | 10 |
| 2018年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 10 |
| 2019年3月 | 1 | 0 | 3 | 1 | 14 |
| 2020年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 15 |
| 2021年3月 | 5 | 0 | 0 | 5 | 19 |
| 2022年3月 | 6 | −1 | 0 | 5 | 25 |
| 2023年3月 | 0 | −1 | −1 | −1 | 22 |
| 2024年3月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 24 |
| 2025年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 27 |
| 2026年3月 | 1 | −2 | −1 | −1 | 26 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2026年3月期の総資産は38億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は86.9%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 6 | 4 | 2 | 56.6 |
| 2015年3月 | 6 | 4 | 2 | 65.5 |
| 2016年3月 | 8 | 5 | 3 | 65.7 |
| 2017年3月 | 12 | 7 | 5 | 56.7 |
| 2018年3月 | 13 | 10 | 3 | 73.6 |
| 2019年3月 | 18 | 15 | 3 | 81.0 |
| 2020年3月 | 20 | 16 | 4 | 81.8 |
| 2021年3月 | 25 | 21 | 4 | 82.0 |
| 2022年3月 | 31 | 25 | 6 | 78.6 |
| 2023年3月 | 30 | 25 | 5 | 82.0 |
| 2024年3月 | 34 | 27 | 7 | 79.1 |
| 2025年3月 | 42 | 31 | 11 | 74.5 |
| 2026年3月 | 38 | 33 | 5 | 86.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中14位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中508位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥887で、1年前と比べて-63.5%。過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.6倍 |
| PER (会社予想) | 9.4倍 |
| PBR | 1.43倍 |
| 配当利回り | 2.14% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月17日に864円で、前日比+7.33%と反発したが、直近1ヶ月では+3.85%と小幅な上昇に留まる。年初来では-64.59%と大きく下落しており、52週高値(3470円)から大幅に下落した。8月10日には721円まで下落したが、その後回復。25日移動平均線(816.28円)は上回っており、75日線(870.41円)は下回っている。200日線(1747.64円)を大きく下回っており、中長期のトレンドは弱い。RSIは56.67で中立。出来高は8月10日に急増したが、その後は低水準。反発は一時的と見られ、上値は重い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは16.4倍で業界平均の22.52倍を約27%下回り、予想PERも8.8倍と低い。PBRは1.29倍で平均3.19倍の約4割と割安感が強い。ROEは8.1%で平均より低いが、前期に比べ改善している。配当利回り2.3%は平均2.68%を下回るが、配当性向29.1%と安定。業績は減収減益傾向にあるが、利益は黒字を維持。割安だが配当はやや低く、成長性と収益安定性が前提。総合的には割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.6倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 9.4倍 | — |
| PBR | 1.43倍 | 3.51倍 |
| ROE | 8.1% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
障害者雇用支援という成長分野に位置するものの、業績は不安定だ。強気派は、2025年3月期に売上高が大きく伸びたことや、株価の大幅下落後の割安感を指摘し、持ち直しを期待する。一方、弱気派は、2026年3月期の売上高が減少予想であることや、利益率の低下から成長が頭打ちとみる。制度変更や競争激化の影響を受けやすく、ビジネスの持続性に疑問がある。
- 反転の可能性
2025年3月期売上高40億円と前期比43%増と急成長
- 株価の割安感
PER16.4倍、PBR1.29倍と業績比では割安な水準
- ニーズの拡大
障害者雇用の義務化で市場は拡大傾向
- 予想PER8.8倍と下落後の割安感不定影響強
予想PERは8.8倍と実績16.4倍の半分水準。
- PBR1.29倍と純資産接近不定影響中
PBR1.29倍。純資産に対して割安な水準。
- ROE8.1%と一定の資本効率継続影響中
ROE8.1%と黒字ベースの資本効率。
- 配当利回り2.3%を維持継続影響弱
配当利回り2.3%。減配しなければ下支え。
- 業績の下方修正
2026年3月期は売上高、利益ともに減少見込み
- 利益率の低下
営業利益率は17.5%から14.3%に低下
- 事業リスク
補助金に依存する事業モデルは制度変更で脆い
- 売上高35億円と12.5%減収予想通年影響強
売上高は40億円から35億円へ減少。
- 営業利益5億円と28.6%減益通年影響中
営業利益は7億円から5億円へ減少。
- 純利益3億円と40%減益通年影響中
純利益は5億円から3億円へ減少。
- 時価総額48億円と流動性低い継続影響弱
時価総額48億円。売買が細りやすい。
- 事業所数
- 拡大ペースと収益基盤の規模を確認
- 営業利益率
- 収益性の持続性を確認する
- 企業からの相談件数
- 需要の先行指標。受注に結びつく
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり19円で、前期から−22.2%。いまの株価に対する利回りは2.14%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 18 | — | 18.8 |
| 2026年3月 | 14 | −22.2 | 29.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥19
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,511人。区分でいちばん多いのは個人・その他で78.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.1%を占め、残る95.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 73.5 | 74.9 | 81.5 | 82.1 | 80.1 | 78.1 |
| 自己株式 | 9.9 | 9.2 | 10.8 | 10.8 | 11.8 | 11.7 |
| 外国法人 | 8.4 | 11.4 | 4.3 | 3.6 | 5.0 | 9.4 |
| 証券会社 | 9.0 | 6.5 | 2.3 | 2.8 | 7.2 | 8.3 |
| 事業法人 | 3.3 | 3.7 | 3.2 | 3.1 | 2.1 | 3.6 |
| 金融機関 | 5.8 | 3.5 | 8.5 | 8.3 | 5.5 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 白石 崇 | 42.68 |
| 02 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 4.39 |
| 03 | 大和証券株式会社 | 3.13 |
| 04 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 3.05 |
| 05 | 新沼 吾史 | 2.76 |
| 06 | 株式会社チェンジホールディングス | 2.00 |
| 07 | WILL FIELD CAPITAL PTE. LTD.(常任代理人 三田証券株式会社) | 1.72 |
| 08 | 槇田 重夫 | 1.50 |
| 09 | 上田八木短資株式会社 | 1.43 |
| 10 | ライトアップ従業員持株会 | 0.88 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で+100%、1株純資産は13期で−98%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | −17,475 | 40,794 | −35.3 | — | — |
| 2015年3月 | 6,374 | 47,168 | 14.5 | — | — |
| 2016年3月 | 31 | 188 | 17.9 | — | — |
| 2017年3月 | 36 | 130 | 31.9 | — | — |
| 2018年3月 | 55 | 184 | 34.8 | — | — |
| 2019年3月 | 34 | 281 | 15.6 | 35.9 | — |
| 2020年3月 | 29 | 310 | 10.0 | 13.7 | — |
| 2021年3月 | 82 | 393 | 23.5 | 34.8 | — |
| 2022年3月 | 115 | 467 | 26.9 | 21.2 | — |
| 2023年3月 | 21 | 476 | 4.4 | 39.8 | — |
| 2024年3月 | 45 | 521 | 8.5 | 18.2 | — |
| 2025年3月 | 94 | 609 | 16.7 | 13.4 | 18.8 |
| 2026年3月 | 50 | 642 | 8.1 | 19.5 | 29.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 白石崇 | 取締役社長(代表取締役) | 52 | 2,478,020 |
| 村越亨 | 取締役 管理グループ担当 | 53 | 6,800 |
| 佐藤寛信 | 取締役 iクリエイショングループ担当 | 48 | 11,200 |
| 吉本信治郎 | 取締役 メディアグループ担当 | 50 | — |
| 吉川浩永 | 取締役 | 52 | 4,500 |
| 野村透 | 監査役 | 66 | — |
| 大雲卓雄 | 監査役 | 50 | — |
| 髙木美咲穂 | 監査役 | 35 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 43 | 43 | 11 |
| 社外取締役 | 6 | 12 | 12 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,718字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,422字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,380字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,135字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第25期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第24期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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