概要
ギックスは、2012年12月に東京都渋谷区で創業したデータ分析・コンサルティング企業である。「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパスに掲げ、データを用いた意思決定支援を提供する。2022年3月に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。2025年6月期の連結売上高は約24億円、従業員は97名。本社は東京都港区三田に所在する。主な事業領域は顧客理解に基づくData-Informed事業の単一セグメントであり、Business Innovation(戦略・マーケティング)とSystem Innovation(データ基盤構築)の2つのサービスを提供する。
データインフォームドを実現する2つのサービス軸
ギックスの事業は「Business Innovation」と「System Innovation」の2軸で構成される。Business Innovationでは、データから問いを導き出し、仮説構築・施策立案・実行までを一気通貫で伴走支援する。具体的には、顧客理解に基づく事業戦略の作成や「ゾクセイ」マーケティング、マーケティングツール「Mygru」を活用した現場業務変革を手掛ける。System Innovationでは、データインフォームドな判断を日常業務に組み込むための分析基盤・データ基盤を構築する。同社が確立した「Adaptable Data System(ADS)」フレームワークは、ビジネス環境の変化に柔軟に対応可能な仕組みであり、基幹系システムや施策実行システムと連携して即時性のあるデータ蓄積・変換・分析を実現する。両サービスはシームレスに組み合わせて提供され、クライアント企業の経営課題解決を支援する。
売上高は成長も利益率に課題
ギックスの売上高は2018年6月期の2億円から2025年6月期には24億円へと拡大した。しかし、利益面では変動が大きく、2025年6月期は営業損失約1億円を計上した。主因は大規模開発案件におけるコスト超過プロジェクトの発生で、これにより他プロジェクトへの投下工数が減少した。同社は営業利益を起点とするKPIツリーを導入し、単体売上高・コア営業利益率・子会社売上高の3指標を開示している。2025年6月期の営業損失を受け、同社はコスト管理の徹底と安定的な利益確保に注力する方針を示した。また、のれん減損損失も計上しており、M&Aによる事業拡大の難しさも露呈した。
首都圏と関西に拠点、提携網を広げる
本社は東京都港区三田だが、創業以来、渋谷、六本木、赤坂と移転を繰り返し、2014年8月に現在の三田に落ち着いた。2019年8月には大阪市北区に大阪オフィスを設立し、関西エリアの顧客開拓を強化した。提携関係では、2018年に日本ユニシス(現BIPROGY)と業務提携、西日本旅客鉄道(JR西日本)と資本業務提携を結んだ。その後も電通コンサルティング、ベーシック、三井不動産などと次々に提携し、業界横断的なネットワークを構築した。2023年10月にはJR西日本との合弁会社「TRAILBLAZER」を設立し、連携をさらに深めている。
連結子会社とM&Aによるグループ拡大
2023年8月、ギックスはブランディングデザイン事業を手掛ける株式会社ギディアを設立し、連結子会社とした。これにより連結決算へ移行した。同年10月にはJR西日本との合弁会社TRAILBLAZERを設立(持分法適用関連会社)。2024年9月にはフォトコンテストサービス「Camecon」の事業を株式会社レトロックより譲受した。さらに2025年4月には、システム開発・労働者派遣事業を営む株式会社メイズの株式取得を発表し、同年10月の実行を予定している。これらのM&Aにより、データ分析周辺領域への事業拡大とインオーガニックな成長を目指している。
業界の中での役割はデータインフォームド支援企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01小売・流通・サービス主力
顧客理解に基づくマーケティング戦略の立案や購買行動分析、ロイヤリティ向上施策を提供。主要顧客は流通・小売・サービス業界。
- Business Innovation
- データから問いを導き、仮説構築から施策実行までを支援する戦略コンサルティングサービス。
- Mygru
- 行動データで顧客を理解するマーケティングツール。購買前の態度変容を促す。
- レベニューマネジメント
- 需要予測や価格最適化など、収益向上を支援するサービス。
02金融準主力
金融機関向けに顧客データ分析やマーケティング戦略の立案を支援。リスク管理や顧客セグメンテーションなど。
- AI整備見積りシステム
- AIを活用して設備やシステムの整備見積りを自動化するサービス。
03製造・その他副次
製造業やその他の業界向けに、データ基盤の構築やシステム開発を通じて業務変革を支援。
- Adaptable Data System
- データ基盤を柔軟に構築するフレームワーク。多様なシステムとデータを連携し、即時分析を可能にする。
製品と技術
マーケティングツール「Mygru」の機能と導入実績
「Mygru」は2020年1月に提供を開始した、商業施設・観光事業向けキャンペーンツールである。行動データで顧客を理解し、購買前段階の態度変容を促すことを目的とする。具体的には、スタンプラリーやクーポン配信などのキャンペーン機能を通じて、顧客の来店・購買行動を促進する。導入実績として、2024年8月には神戸市の都市OS「子育て支援スタンプラリー」に活用された。同年、日本航空の公式アプリ「JALマイレージバンクアプリ」上のキャンペーンツールとして採用され、2025年3月にはユニバーサルミュージックが実施したMrs. GREEN APPLEのデジタルスタンプラリーにも利用された。エンターテインメント業界への展開も進んでいる。
「Adaptable Data System」基盤とCU/ADSの提供
System Innovation領域の中核をなすのが「Adaptable Data System(ADS)」フレームワークである。ADSは、レガシーシステムを新しい技術に部分的に置き換えるLegacy Modernizationの思想を発展させ、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できるデータ基盤を構築する。ギックスがこれまで開発した各種コンポーネント群とメソッドが組み込まれており、クライアントの事業課題に応じて実践的に活用できる。2025年3月には、ADSを顧客理解領域に特化した「CU/ADS(クアッズ)」をリリース。これにより、Mygruなどの施策結果を含むデータを即時的に基盤に取り込み、分析・フィードバックのサイクルを実現する。
「Camecon」とレベニューマネジメントなどの周辺サービス
2024年9月に譲受した「Camecon」はフォトコンテストサービスである。企業が写真投稿型のキャンペーンを実施できるプラットフォームを提供し、ユーザー参加型マーケティングを支援する。また、ギックスは航空業界向け「レベニューマネジメント高度化伴走支援」サービスも提供しており、2024年10月にANAグループのエアージャパンへの提供を開始した。このサービスは需要予測や価格最適化をデータ分析で支援する。さらに、「ゾクセイ」マーケティングやAI整備見積りシステムなど、顧客属性分析や業務効率化のためのプロダクト群を展開している。これらのプロダクトは、自社開発の独自アルゴリズムや特許技術に基づいている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
データ活用サービスで成長途上
同社はサービス業界でデータ活用支援を手掛ける。売上高は28億円と順調に拡大しているが、営業損益は横ばいで利益創出には至っていない。同業のジンジブやイシンと比較して、まだ規模が小さく収益性も低い。成長市場であるため可能性はあるが、現段階では競争優位性は明確ではない。今後の事業展開と収益改善が焦点。
強み
- データ関連市場は拡大しており、需要が見込める。
- 売上高は毎年増加、ビジネスは拡大している。
- データ活用の専門知識で差別化。
- 財務は健全で、安定している。
課題
- 営業利益率が低く、収益性が課題。
- 同業他社が多く、価格競争に陥りやすい。
- 売上規模が小さく、大手と競合するのは困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がギックス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6580ライトアップ | 51億円 | 17.6倍 |
| 2 | 2376サイネックス | 51億円 | 87.6倍 |
| 3 | 6557AIAIグループ | 51億円 | 7.9倍 |
| 4 | 2183リニカル | 51億円 | — |
| 5 | 9219ギックス | 50億円 | — |
| 6 | 6543日宣 | 50億円 | 7.1倍 |
| 7 | 2454オールアバウト | 50億円 | — |
| 8 | 2304CSSホールディングス | 49億円 | 6.8倍 |
| 9 | 2449プラップジャパン | 49億円 | 9.9倍 |
| 10 | 2179成学社 | 48億円 | 7.8倍 |
| 11 | 2375ギグワークス | 48億円 | 25.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
創業から事業基盤の構築(2012~2014年)
2012年12月、東京都渋谷区に株式会社ギックスが創業された。資本金は9,990千円。パーパス「あらゆる判断を、Data-Informedに。」を掲げ、人間の思考をデータで補強するデータ活用事業を開始した。当初はデータ分析業務をベースとしたCMO業務の代行サービスを提供。2013年1月には六本木へ本社移転、同年8月に赤坂、2014年8月に三田と、短期間で3回の移転を経験しながら事業規模を拡大した。この時期に、データ分析のノウハウとアルゴリズム群を蓄積し、後のサービス展開の基盤を形成した。
大手企業との提携と認証取得(2018~2019年)
2018年12月、ギックスは日本ユニシス(現BIPROGY)と業務提携契約を締結し、システム開発面での協力関係を構築した。同時に西日本旅客鉄道(JR西日本)とも資本業務提携契約を結び、鉄道業界へのサービス提供を本格化させた。2019年1月には一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)よりプライバシーマークを取得し、データ取扱いの信頼性を担保した。同年8月には大阪オフィスを設立し、関西地域への営業拠点を確保。また、経営コンサルティング会社のローランド・ベルガーと協業契約を結び、戦略面での知見を補完した。
自社プロダクト投入と株式上場(2020~2022年)
2020年1月、ギックスは商業施設・観光事業向けキャンペーンツール「Mygru」の提供を開始した。これは行動データに基づくマーケティングを実現する初の自社プロダクトだった。2022年3月には東京証券取引所マザーズに株式を上場し、翌4月にグロース市場へ移行した。上場後も積極的に提携を進め、2022年4月には電通コンサルティングと業務提携、同年5月にはベーシックと業務提携を締結。資金調達と知名度向上を背景に、事業拡大の基盤を固めた。
連結子会社設立と合弁事業の開始(2023年)
2023年8月、ギックスはブランディングデザイン事業を手掛ける株式会社ギディアを設立し、同社の全株式を取得して連結子会社とした。これによりギックスグループは連結決算に移行し、事業領域をデザイン分野に拡大した。同年10月にはJR西日本との合弁会社「株式会社TRAILBLAZER」を設立。同社はデータ活用による新たなビジネス創出を目的としており、ギックスにとってはJR西日本との関係をさらに強固にするものであった。また、同年3月にはBeyondge株式会社と業務提携するなど、協業ネットワークを拡充した。
M&A加速と業績変動(2024~2025年)
2024年以降、ギックスはM&Aを積極化した。2024年3月に三井不動産及びUDCKと業務提携、8月にGROWTH VERSEと資本業務提携、9月にはフォトコンテストサービス「Camecon」を譲受。2025年4月にはシステム開発・人材派遣の株式会社メイズの株式取得を発表した。しかし、2025年6月期の業績は厳しく、売上高は前期比13.3%増の24億円に達したものの、大規模開発案件のコスト超過により営業損失1億円を計上。さらにCameconののれん減損損失も発生した。同社はコスト管理と収益性向上を最優先課題としている。
年表23件を開く
2010年代
- 2012年12月創業東京都渋谷区にて、人間の思考を補強するためのデータ活用を実現することを目的と定め、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパスに掲げた株式会社ギックスを創業(資本金9,990千円)
- 2013年1月東京都港区六本木へ本社移転
- 2013年1月データ分析業務をベースとしたCMO(注)業務の代行を開始
- 2013年8月東京都港区赤坂へ本社移転
- 2014年8月東京都港区三田へ本社移転
- 2018年12月日本ユニシス株式会社(現 BIPROGY株式会社)と業務提携契約を締結
- 2018年12月西日本旅客鉄道株式会社と資本業務提携契約を締結
- 2019年1月一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)より「プライバシーマーク」を取得
- 2019年8月創業大阪市北区に大阪オフィスを設立
- 2019年8月株式会社ローランド・ベルガーと協業契約(相互の事業発展に資する協業の覚書)を締結
2020年代
- 2020年1月商業施設・観光事業向けキャンペーンツール「マイグル」の提供を開始
- 2022年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所グロース市場へ移行
- 2022年4月株式会社電通コンサルティングと業務提携契約を締結
- 2022年5月株式会社ベーシックと業務提携契約を締結
- 2023年3月Beyondge株式会社と業務提携契約を締結
- 2023年8月株式会社ギディア(連結子会社)を設立し、ブランディングデザイン事業を譲受(これにより連結決算へ移行)
- 2023年10月西日本旅客鉄道株式会社との合弁会社「株式会社TRAILBLAZER(トレイルブレイザー)」設立
- 2024年3月三井不動産株式会社及び一般社団法人UDCKタウンマネジメントと業務提携契約を締結
- 2024年4月Jazzy Business Consulting株式会社と業務提携契約を締結
- 2024年8月株式会社GROWTH VERSEと資本業務提携契約を締結
- 2024年9月株式会社レトロックよりフォトコンテストサービス「Camecon(カメコン)」事業を譲受
- 2025年4月株式会社メイズの株式の取得を発表(2025年10月実行予定)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 単体売上高:年間取引高区分別顧客・売上構成開示指標として設定(具体的数値は記載なし)
- 単体コア営業利益率:費用内訳・1人当たり売上高情報開示指標として設定(具体的数値は記載なし)
- 子会社売上高:各プロセス実施件数開示指標として設定(具体的数値は記載なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
長期契約の獲得と取引深耕
高度な経営課題を抱えるクライアントとの長期的な関係構築と1社あたりの取引範囲拡大を目指す。資本業務提携や共同プロジェクト、人材交流を通じて強固で持続的な関係を築く。
- 02
プロダクト領域の拡大と提供体制強化
データ活用診断や情報基盤構築で蓄積した技術を活かし、自社プロダクトの拡販に注力。販売パートナー連携や新マーケティング手法導入に加え、少数精鋭の人材採用・育成と外部パートナー協働で生産性向上と品質維持を両立する。
- 03
投資活動とM&Aの推進
既存プロダクトの新機能開発や新規事業創出への先行投資を継続。M&Aによる非連続的な成長も重要手段と位置づけ、サービス価値強化、領域拡大、人材獲得を目的に積極的にM&Aを推進する。
- 04
利益水準の確保とコスト管理徹底
従来の売上拡大優先から方針転換し、成長投資とコスト管理の精度向上を両立。一定水準の利益を安定的に確保し、中長期的な企業価値向上と財務健全性を目指す。
- 05
サービス提供品質向上と人材育成
戦略コンサル、データサイエンス、エンジニアリング、プロダクト開発の4つのコアケイパビリティを強化。従業員教育・育成体制を充実させ、高付加価値人材に適切な環境を整備しクライアントへのサービス品質向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で97人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は761万円で、3期前と比べて−15.9%。平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は2.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年6月 | 905 | 33.2 | 2.7 | 33 | — |
| 2023年6月 | 827 | 35.1 | 2.9 | 41 | — |
| 2024年6月 | 872 | 35.0 | 2.8 | 73 | 137 |
| 2025年6月 | 761 | 35.7 | 2.5 | 97 | −103 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ギディア東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は28億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+16.7%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 30億円 | 28億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 0億円 |
| 純利益 | 1億円 | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥53.5 | ¥53.5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+25.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
| 2023年4Q | 4 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2024年2Q | 6 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年3Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2024年4Q | 5 | −1 | −20.0 | 0 |
| 2025年2Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 12 | −1 | −8.3 | −1 |
| 2026年2Q | 13 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年6月期からの9期で、売上は2億円から28億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年6月 | 2 | — | 0 | — | 0 |
| 大阪市北区に大阪オフィスを設立 | |||||
| 2019年6月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年6月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年6月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2022年6月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 株式会社ギディア(連結子会社)を設立し、ブランディングデザイン事業を譲受(これにより連結決算へ移行) | |||||
| 2023年6月 | 17 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年6月 | 21 | 1 | 1 | 4.8 | 1 |
| 2025年6月 | 24 | −1 | −1 | −4.2 | −1 |
| 2026年6月 | 28 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高28億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金100.0%28億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年6月期は営業CFが−3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−4億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は12億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 1 | 0 | 2 | 1 | 6 |
| 2021年6月 | −1 | 0 | 7 | −1 | 12 |
| 2022年6月 | 1 | 0 | 3 | 1 | 16 |
| 2023年6月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 19 |
| 2024年6月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 18 |
| 2025年6月 | −3 | −1 | −2 | −4 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年6月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は83.7%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年6月 | 2 | 2 | 0 | 79.8 |
| 2019年6月 | 5 | 4 | 1 | 75.3 |
| 2020年6月 | 8 | 4 | 4 | 52.1 |
| 2021年6月 | 15 | 12 | 3 | 76.8 |
| 2022年6月 | 20 | 16 | 4 | 82.5 |
| 2023年6月 | 23 | 19 | 4 | 80.5 |
| 2024年6月 | 24 | 20 | 3 | 84.1 |
| 2025年6月 | 21 | 18 | 3 | 83.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中23位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中483位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥903で、1年前と比べて+1.9%。過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 101.0倍 |
| PBR | 2.99倍 |
| 配当利回り | 5.92% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月から緩やかな上昇傾向にあり、8月17日に892円の高値をつけました。25日移動平均線(872.44円)を約2%上回っており、短期的な上昇トレンドにあります。52週安値830円からは約7%上昇し、52週高値1048円からは約15%下落した位置にあります。RSIは64.56とやや買われすぎ圏に近づいており、上昇の勢いは強いものの、過熱感も出始めています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
予想PERは99.3倍と、業界平均の22.68倍を大きく上回り、成長期待を織り込み過ぎた水準です。PBRは2.86倍で業界平均の3.3倍を下回りますが、ROEは4.6%と低く、収益性に見合った評価とも言えます。配当利回りは6.02%と高く、業界平均の2.32倍を上回りますが、配当性向が171.5%と過剰で、無理な配当が続く懸念があります。直近の営業赤字も評価を圧迫しており、割高と判断しました。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 101.0倍 | — |
| PBR | 2.99倍 | 3.51倍 |
| ROE | 4.6% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、事業モデルの持続可能性と収益性の改善を巡って対立がある。強気派は、データ活用ニーズの高まりとSaaSビジネスの成長により、中長期で収益拡大を見込む。また、配当利回りが6%超と株主還元が手厚い点も評価される。弱気派は、2025年6月期に赤字転落しており、収益の不安定さが懸念される。売上高は伸びているものの、費用増で利益が出ていない状態で、将来の成長にも不確実性がある。
- 成長市場の追い風
データ分析需要は拡大傾向で、事業成長の余地がある
- 株主還元
高い配当利回りが株主を惹きつける
- SaaSモデル
リカーリング収入で収益の安定化が期待できる
- 売上高21→28億円と33%増収2026年6月期影響中
売上高21億円、24億円、28億円と拡大、増収基調が鮮明
- 配当利回り6.02%と高水準継続影響弱
配当利回り6.02%は高く、株価下支え効果
- 営業損益が-1億円→0億円と改善2026年6月期影響中
営業利益-1億円から0億円、損失幅が縮小
- 外国人保有0.18%と外部売り圧力乏しい継続影響弱
外国人保有0.18%はほぼ皆無で、海外勢の売りが材料になりにくい
- 赤字転落
2025年6月期は営業赤字となり、収益性が悪化
- 競争激化
多くの競合が参入し、差別化が困難
- 利益率の低さ
売上高は増加するが、費用も増え利益が伴わない
- 2025年6月期に最終赤字2025年6月期影響中
純利益-1億円、赤字幅は小さいが収益力の弱さを示す
- 予想PER99.3倍と割高継続影響中
予想PER99.3倍、売上高28億円規模に対し株価は割高
- PBR2.86倍と純資産の3倍近い継続影響弱
PBR2.86倍、ROE4.6%と資本効率に見合わない
- 株価が1年で5%下落継続影響弱
年間リターン-5.18%、市場の評価は低調
- SaaS売上比率
- 安定収入の割合を測るため
- 顧客数
- 顧客基盤の拡大を示す成長指標
- 解約率
- 継続率を確認し、収益の安定性を見る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり53.5円で、前期から+98.1%。いまの株価に対する利回りは5.92%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年6月 | 27 | — | 171.5 |
| 2025年6月 | 54 | 98.1 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥53.5
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ2,135人。区分でいちばん多いのは個人・その他で80.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.3%を占め、残る82.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 81.6 | 75.2 | 78.3 | 80.5 |
| 事業法人 | 10.3 | 10.4 | 10.5 | 10.5 |
| 金融機関 | 0.4 | 6.6 | 8.6 | 6.9 |
| 証券会社 | 4.2 | 2.8 | 2.5 | 1.9 |
| 外国法人 | 3.4 | 5.0 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 網野知博 | 35.51 |
| 02 | 花谷慎太郎 | 13.91 |
| 03 | 田中耕比古 | 12.12 |
| 04 | ㈱JR西日本イノベーションズ | 5.57 |
| 05 | BIPROGY㈱ | 4.67 |
| 06 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 4.64 |
| 07 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 2.18 |
| 08 | 鴨居達哉 | 1.79 |
| 09 | 松井証券㈱ | 0.98 |
| 10 | ギックス従業員持株会 | 0.95 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-12アセットマネジメントOne株式会社新規の大量保有報告4.10%-3.14pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−101%、1株純資産は8期で−92%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年6月 | 1,010 | 3,995 | 29.0 | — |
| 2019年6月 | 614 | 9,505 | 9.1 | — |
| 2020年6月 | 9 | 104 | 9.1 | — |
| 2021年6月 | 13 | 298 | 6.4 | — |
| 2022年6月 | 15 | 295 | 5.1 | 51.3 |
| 2023年6月 | 44 | 339 | 13.9 | 37.9 |
| 2024年6月 | 16 | 355 | 4.6 | 73.7 |
| 2025年6月 | −18 | 317 | — | — |
| 2026年6月 | −6 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額79百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 網野知博 | 代表取締役CEO | 53 | 1,983,400 |
| 花谷慎太郎 | 代表取締役COO | 50 | 777,300 |
| 渡辺真理 | 取締役 | 44 | 2,773 |
| 田村誠一 | 取締役 | 57 | 712 |
| 高阪のぞみ | 取締役 | 48 | 438 |
| 清水明 | 常勤監査役 | 69 | — |
| 原澤敦美 | 監査役 | 59 | — |
| 熊倉安希子 | 監査役 | 47 | — |
| 齊藤道子 | 監査役 | 49 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 52 | 2 | 54 | 14 |
| 社外取締役 | 5 | 24 | 1 | 25 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,932字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,840字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,987字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,518字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-24
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-30
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-29
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)2022-09-29
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