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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ギックス

9219 · Growth · サービス業

データとビジネスをつなぐ架け橋となる、戦略コンサルとデータ分析を組み合わせた新しいプロフェッショナルサービス企業。

概要

ギックスは、2012年12月に東京都渋谷区で創業したデータ分析・コンサルティング企業である。「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパスに掲げ、データを用いた意思決定支援を提供する。2022年3月に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。2025年6月期の連結売上高は約24億円、従業員は97名。本社は東京都港区三田に所在する。主な事業領域は顧客理解に基づくData-Informed事業の単一セグメントであり、Business Innovation(戦略・マーケティング)とSystem Innovation(データ基盤構築)の2つのサービスを提供する。

データインフォームドを実現する2つのサービス軸

ギックスの事業は「Business Innovation」と「System Innovation」の2軸で構成される。Business Innovationでは、データから問いを導き出し、仮説構築・施策立案・実行までを一気通貫で伴走支援する。具体的には、顧客理解に基づく事業戦略の作成や「ゾクセイ」マーケティング、マーケティングツール「Mygru」を活用した現場業務変革を手掛ける。System Innovationでは、データインフォームドな判断を日常業務に組み込むための分析基盤・データ基盤を構築する。同社が確立した「Adaptable Data System(ADS)」フレームワークは、ビジネス環境の変化に柔軟に対応可能な仕組みであり、基幹系システムや施策実行システムと連携して即時性のあるデータ蓄積・変換・分析を実現する。両サービスはシームレスに組み合わせて提供され、クライアント企業の経営課題解決を支援する。

売上高は成長も利益率に課題

ギックスの売上高は2018年6月期の2億円から2025年6月期には24億円へと拡大した。しかし、利益面では変動が大きく、2025年6月期は営業損失約1億円を計上した。主因は大規模開発案件におけるコスト超過プロジェクトの発生で、これにより他プロジェクトへの投下工数が減少した。同社は営業利益を起点とするKPIツリーを導入し、単体売上高・コア営業利益率・子会社売上高の3指標を開示している。2025年6月期の営業損失を受け、同社はコスト管理の徹底と安定的な利益確保に注力する方針を示した。また、のれん減損損失も計上しており、M&Aによる事業拡大の難しさも露呈した。

首都圏と関西に拠点、提携網を広げる

本社は東京都港区三田だが、創業以来、渋谷、六本木、赤坂と移転を繰り返し、2014年8月に現在の三田に落ち着いた。2019年8月には大阪市北区に大阪オフィスを設立し、関西エリアの顧客開拓を強化した。提携関係では、2018年に日本ユニシス(現BIPROGY)と業務提携、西日本旅客鉄道(JR西日本)と資本業務提携を結んだ。その後も電通コンサルティング、ベーシック、三井不動産などと次々に提携し、業界横断的なネットワークを構築した。2023年10月にはJR西日本との合弁会社「TRAILBLAZER」を設立し、連携をさらに深めている。

連結子会社とM&Aによるグループ拡大

2023年8月、ギックスはブランディングデザイン事業を手掛ける株式会社ギディアを設立し、連結子会社とした。これにより連結決算へ移行した。同年10月にはJR西日本との合弁会社TRAILBLAZERを設立(持分法適用関連会社)。2024年9月にはフォトコンテストサービス「Camecon」の事業を株式会社レトロックより譲受した。さらに2025年4月には、システム開発・労働者派遣事業を営む株式会社メイズの株式取得を発表し、同年10月の実行を予定している。これらのM&Aにより、データ分析周辺領域への事業拡大とインオーガニックな成長を目指している。

業界の中での役割はデータインフォームド支援企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
28億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01小売・流通・サービス主力

顧客理解に基づくマーケティング戦略の立案や購買行動分析、ロイヤリティ向上施策を提供。主要顧客は流通・小売・サービス業界。

主な製品・サービス3
Business Innovation
データから問いを導き、仮説構築から施策実行までを支援する戦略コンサルティングサービス。
Mygru
行動データで顧客を理解するマーケティングツール。購買前の態度変容を促す。
レベニューマネジメント
需要予測や価格最適化など、収益向上を支援するサービス。

02金融準主力

金融機関向けに顧客データ分析やマーケティング戦略の立案を支援。リスク管理や顧客セグメンテーションなど。

主な製品・サービス1
AI整備見積りシステム
AIを活用して設備やシステムの整備見積りを自動化するサービス。

03製造・その他副次

製造業やその他の業界向けに、データ基盤の構築やシステム開発を通じて業務変革を支援。

主な製品・サービス1
Adaptable Data System
データ基盤を柔軟に構築するフレームワーク。多様なシステムとデータを連携し、即時分析を可能にする。

製品と技術

マーケティングツール「Mygru」の機能と導入実績

「Mygru」は2020年1月に提供を開始した、商業施設・観光事業向けキャンペーンツールである。行動データで顧客を理解し、購買前段階の態度変容を促すことを目的とする。具体的には、スタンプラリーやクーポン配信などのキャンペーン機能を通じて、顧客の来店・購買行動を促進する。導入実績として、2024年8月には神戸市の都市OS「子育て支援スタンプラリー」に活用された。同年、日本航空の公式アプリ「JALマイレージバンクアプリ」上のキャンペーンツールとして採用され、2025年3月にはユニバーサルミュージックが実施したMrs. GREEN APPLEのデジタルスタンプラリーにも利用された。エンターテインメント業界への展開も進んでいる。

「Adaptable Data System」基盤とCU/ADSの提供

System Innovation領域の中核をなすのが「Adaptable Data System(ADS)」フレームワークである。ADSは、レガシーシステムを新しい技術に部分的に置き換えるLegacy Modernizationの思想を発展させ、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できるデータ基盤を構築する。ギックスがこれまで開発した各種コンポーネント群とメソッドが組み込まれており、クライアントの事業課題に応じて実践的に活用できる。2025年3月には、ADSを顧客理解領域に特化した「CU/ADS(クアッズ)」をリリース。これにより、Mygruなどの施策結果を含むデータを即時的に基盤に取り込み、分析・フィードバックのサイクルを実現する。

「Camecon」とレベニューマネジメントなどの周辺サービス

2024年9月に譲受した「Camecon」はフォトコンテストサービスである。企業が写真投稿型のキャンペーンを実施できるプラットフォームを提供し、ユーザー参加型マーケティングを支援する。また、ギックスは航空業界向け「レベニューマネジメント高度化伴走支援」サービスも提供しており、2024年10月にANAグループのエアージャパンへの提供を開始した。このサービスは需要予測や価格最適化をデータ分析で支援する。さらに、「ゾクセイ」マーケティングやAI整備見積りシステムなど、顧客属性分析や業務効率化のためのプロダクト群を展開している。これらのプロダクトは、自社開発の独自アルゴリズムや特許技術に基づいている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

データ活用サービスで成長途上

同社はサービス業界でデータ活用支援を手掛ける。売上高は28億円と順調に拡大しているが、営業損益は横ばいで利益創出には至っていない。同業のジンジブやイシンと比較して、まだ規模が小さく収益性も低い。成長市場であるため可能性はあるが、現段階では競争優位性は明確ではない。今後の事業展開と収益改善が焦点。

強み

  • データ関連市場は拡大しており、需要が見込める。
  • 売上高は毎年増加、ビジネスは拡大している。
  • データ活用の専門知識で差別化。
  • 財務は健全で、安定している。

課題

  • 営業利益率が低く、収益性が課題。
  • 同業他社が多く、価格競争に陥りやすい。
  • 売上規模が小さく、大手と競合するのは困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がギックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16580ライトアップ51億円17.6倍
22376サイネックス51億円87.6倍
36557AIAIグループ51億円7.9倍
42183リニカル51億円
59219ギックス50億円
66543日宣50億円7.1倍
72454オールアバウト50億円
82304CSSホールディングス49億円6.8倍
92449プラップジャパン49億円9.9倍
102179成学社48億円7.8倍
112375ギグワークス48億円25.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

創業から事業基盤の構築(2012~2014年)

2012年12月、東京都渋谷区に株式会社ギックスが創業された。資本金は9,990千円。パーパス「あらゆる判断を、Data-Informedに。」を掲げ、人間の思考をデータで補強するデータ活用事業を開始した。当初はデータ分析業務をベースとしたCMO業務の代行サービスを提供。2013年1月には六本木へ本社移転、同年8月に赤坂、2014年8月に三田と、短期間で3回の移転を経験しながら事業規模を拡大した。この時期に、データ分析のノウハウとアルゴリズム群を蓄積し、後のサービス展開の基盤を形成した。

大手企業との提携と認証取得(2018~2019年)

2018年12月、ギックスは日本ユニシス(現BIPROGY)と業務提携契約を締結し、システム開発面での協力関係を構築した。同時に西日本旅客鉄道(JR西日本)とも資本業務提携契約を結び、鉄道業界へのサービス提供を本格化させた。2019年1月には一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)よりプライバシーマークを取得し、データ取扱いの信頼性を担保した。同年8月には大阪オフィスを設立し、関西地域への営業拠点を確保。また、経営コンサルティング会社のローランド・ベルガーと協業契約を結び、戦略面での知見を補完した。

自社プロダクト投入と株式上場(2020~2022年)

2020年1月、ギックスは商業施設・観光事業向けキャンペーンツール「Mygru」の提供を開始した。これは行動データに基づくマーケティングを実現する初の自社プロダクトだった。2022年3月には東京証券取引所マザーズに株式を上場し、翌4月にグロース市場へ移行した。上場後も積極的に提携を進め、2022年4月には電通コンサルティングと業務提携、同年5月にはベーシックと業務提携を締結。資金調達と知名度向上を背景に、事業拡大の基盤を固めた。

連結子会社設立と合弁事業の開始(2023年)

2023年8月、ギックスはブランディングデザイン事業を手掛ける株式会社ギディアを設立し、同社の全株式を取得して連結子会社とした。これによりギックスグループは連結決算に移行し、事業領域をデザイン分野に拡大した。同年10月にはJR西日本との合弁会社「株式会社TRAILBLAZER」を設立。同社はデータ活用による新たなビジネス創出を目的としており、ギックスにとってはJR西日本との関係をさらに強固にするものであった。また、同年3月にはBeyondge株式会社と業務提携するなど、協業ネットワークを拡充した。

M&A加速と業績変動(2024~2025年)

2024年以降、ギックスはM&Aを積極化した。2024年3月に三井不動産及びUDCKと業務提携、8月にGROWTH VERSEと資本業務提携、9月にはフォトコンテストサービス「Camecon」を譲受。2025年4月にはシステム開発・人材派遣の株式会社メイズの株式取得を発表した。しかし、2025年6月期の業績は厳しく、売上高は前期比13.3%増の24億円に達したものの、大規模開発案件のコスト超過により営業損失1億円を計上。さらにCameconののれん減損損失も発生した。同社はコスト管理と収益性向上を最優先課題としている。

年表23件を開く

2010年代

  • 2012年12月創業東京都渋谷区にて、人間の思考を補強するためのデータ活用を実現することを目的と定め、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパスに掲げた株式会社ギックスを創業(資本金9,990千円)
  • 2013年1月東京都港区六本木へ本社移転
  • 2013年1月データ分析業務をベースとしたCMO(注)業務の代行を開始
  • 2013年8月東京都港区赤坂へ本社移転
  • 2014年8月東京都港区三田へ本社移転
  • 2018年12月日本ユニシス株式会社(現 BIPROGY株式会社)と業務提携契約を締結
  • 2018年12月西日本旅客鉄道株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2019年1月一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)より「プライバシーマーク」を取得
  • 2019年8月創業大阪市北区に大阪オフィスを設立
  • 2019年8月株式会社ローランド・ベルガーと協業契約(相互の事業発展に資する協業の覚書)を締結

2020年代

  • 2020年1月商業施設・観光事業向けキャンペーンツール「マイグル」の提供を開始
  • 2022年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所グロース市場へ移行
  • 2022年4月株式会社電通コンサルティングと業務提携契約を締結
  • 2022年5月株式会社ベーシックと業務提携契約を締結
  • 2023年3月Beyondge株式会社と業務提携契約を締結
  • 2023年8月株式会社ギディア(連結子会社)を設立し、ブランディングデザイン事業を譲受(これにより連結決算へ移行)
  • 2023年10月西日本旅客鉄道株式会社との合弁会社「株式会社TRAILBLAZER(トレイルブレイザー)」設立
  • 2024年3月三井不動産株式会社及び一般社団法人UDCKタウンマネジメントと業務提携契約を締結
  • 2024年4月Jazzy Business Consulting株式会社と業務提携契約を締結
  • 2024年8月株式会社GROWTH VERSEと資本業務提携契約を締結
  • 2024年9月株式会社レトロックよりフォトコンテストサービス「Camecon(カメコン)」事業を譲受
  • 2025年4月株式会社メイズの株式の取得を発表(2025年10月実行予定)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 単体売上高:年間取引高区分別顧客・売上構成開示指標として設定(具体的数値は記載なし)
  • 単体コア営業利益率:費用内訳・1人当たり売上高情報開示指標として設定(具体的数値は記載なし)
  • 子会社売上高:各プロセス実施件数開示指標として設定(具体的数値は記載なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期契約の獲得と取引深耕

    高度な経営課題を抱えるクライアントとの長期的な関係構築と1社あたりの取引範囲拡大を目指す。資本業務提携や共同プロジェクト、人材交流を通じて強固で持続的な関係を築く。

  2. 02

    プロダクト領域の拡大と提供体制強化

    データ活用診断や情報基盤構築で蓄積した技術を活かし、自社プロダクトの拡販に注力。販売パートナー連携や新マーケティング手法導入に加え、少数精鋭の人材採用・育成と外部パートナー協働で生産性向上と品質維持を両立する。

  3. 03

    投資活動とM&Aの推進

    既存プロダクトの新機能開発や新規事業創出への先行投資を継続。M&Aによる非連続的な成長も重要手段と位置づけ、サービス価値強化、領域拡大、人材獲得を目的に積極的にM&Aを推進する。

  4. 04

    利益水準の確保とコスト管理徹底

    従来の売上拡大優先から方針転換し、成長投資とコスト管理の精度向上を両立。一定水準の利益を安定的に確保し、中長期的な企業価値向上と財務健全性を目指す。

  5. 05

    サービス提供品質向上と人材育成

    戦略コンサル、データサイエンス、エンジニアリング、プロダクト開発の4つのコアケイパビリティを強化。従業員教育・育成体制を充実させ、高付加価値人材に適切な環境を整備しクライアントへのサービス品質向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で97人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は761万円で、3期前と比べて15.9%平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は2.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年6月90533.22.733
2023年6月82735.12.941
2024年6月87235.02.873137
2025年6月76135.72.597−103

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率31.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率200.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
東京オフィス本社 — 東京都港区77百万円
東京オフィス — 東京都港区1百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ギディア
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は28億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+16.7%。

売上高
+16.7%
28億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +4.2%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高30億円28億円
営業利益1億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥53.5¥53.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q5120.01
2023年4Q40
2024年1Q5120.00
2024年2Q600.01
2024年3Q5120.00
2024年4Q5−1−20.00
2025年2Q1200.00
2025年4Q12−1−8.3−1
2026年2Q1300.00
2026年4Q1500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年6月期からの9期で、売上は2億円から28億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は8期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年6月200
大阪市北区に大阪オフィスを設立
2019年6月400
2020年6月600
2021年6月711
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2022年6月1111
株式会社ギディア(連結子会社)を設立し、ブランディングデザイン事業を譲受(これにより連結決算へ移行)
2023年6月1732
2024年6月21114.81
2025年6月24−1−1−4.2−1
2026年6月28000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高28億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金100.0%28億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年6月期は営業CFが−3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は12億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年6月10216
2021年6月−107−112
2022年6月103116
2023年6月30−1319
2024年6月−10−1−118
2025年6月−3−1−2−412

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年6月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は83.7%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年6月22079.8
2019年6月54175.3
2020年6月84452.1
2021年6月1512376.8
2022年6月2016482.5
2023年6月2319480.5
2024年6月2420384.1
2025年6月2118383.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中23位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥903で、1年前と比べて+1.9%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥903+0.1%1ヶ月+3.1%1年+1.9%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥830高値¥1,048

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)101.0倍
PBR2.99倍
配当利回り5.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月から緩やかな上昇傾向にあり、8月17日に892円の高値をつけました。25日移動平均線(872.44円)を約2%上回っており、短期的な上昇トレンドにあります。52週安値830円からは約7%上昇し、52週高値1048円からは約15%下落した位置にあります。RSIは64.56とやや買われすぎ圏に近づいており、上昇の勢いは強いものの、過熱感も出始めています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

予想PERは99.3倍と、業界平均の22.68倍を大きく上回り、成長期待を織り込み過ぎた水準です。PBRは2.86倍で業界平均の3.3倍を下回りますが、ROEは4.6%と低く、収益性に見合った評価とも言えます。配当利回りは6.02%と高く、業界平均の2.32倍を上回りますが、配当性向が171.5%と過剰で、無理な配当が続く懸念があります。直近の営業赤字も評価を圧迫しており、割高と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (予想)101.0倍
PBR2.99倍3.51倍
ROE4.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、事業モデルの持続可能性と収益性の改善を巡って対立がある。強気派は、データ活用ニーズの高まりとSaaSビジネスの成長により、中長期で収益拡大を見込む。また、配当利回りが6%超と株主還元が手厚い点も評価される。弱気派は、2025年6月期に赤字転落しており、収益の不安定さが懸念される。売上高は伸びているものの、費用増で利益が出ていない状態で、将来の成長にも不確実性がある。

プラスに働く材料7
  • 成長市場の追い風

    データ分析需要は拡大傾向で、事業成長の余地がある

  • 株主還元

    高い配当利回りが株主を惹きつける

  • SaaSモデル

    リカーリング収入で収益の安定化が期待できる

  • 売上高21→28億円と33%増収2026年6月期影響

    売上高21億円、24億円、28億円と拡大、増収基調が鮮明

  • 配当利回り6.02%と高水準継続影響

    配当利回り6.02%は高く、株価下支え効果

  • 営業損益が-1億円→0億円と改善2026年6月期影響

    営業利益-1億円から0億円、損失幅が縮小

  • 外国人保有0.18%と外部売り圧力乏しい継続影響

    外国人保有0.18%はほぼ皆無で、海外勢の売りが材料になりにくい

マイナスに働く材料7
  • 赤字転落

    2025年6月期は営業赤字となり、収益性が悪化

  • 競争激化

    多くの競合が参入し、差別化が困難

  • 利益率の低さ

    売上高は増加するが、費用も増え利益が伴わない

  • 2025年6月期に最終赤字2025年6月期影響

    純利益-1億円、赤字幅は小さいが収益力の弱さを示す

  • 予想PER99.3倍と割高継続影響

    予想PER99.3倍、売上高28億円規模に対し株価は割高

  • PBR2.86倍と純資産の3倍近い継続影響

    PBR2.86倍、ROE4.6%と資本効率に見合わない

  • 株価が1年で5%下落継続影響

    年間リターン-5.18%、市場の評価は低調

次の決算で確かめる点
SaaS売上比率
安定収入の割合を測るため
顧客数
顧客基盤の拡大を示す成長指標
解約率
継続率を確認し、収益の安定性を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり53.5で、前期から+98.1%いまの株価に対する利回りは5.92%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥53.5
1株あたり
配当利回り
5.92%
いまの株価に対して
配当性向
171.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年6月27171.5
2025年6月5498.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥53.5

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ2,135人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.3%を占め、残る82.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他81.675.278.380.5
事業法人10.310.410.510.5
金融機関0.46.68.66.9
証券会社4.22.82.51.9
外国法人3.45.00.10.1
外国人個人0.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01網野知博35.51
02花谷慎太郎13.91
03田中耕比古12.12
04㈱JR西日本イノベーションズ5.57
05BIPROGY㈱4.67
06㈱日本カストディ銀行(信託口)4.64
07日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)2.18
08鴨居達哉1.79
09松井証券㈱0.98
10ギックス従業員持株会0.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    4.10%
    -3.14pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−101%、1株純資産は8期で−92%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年6月1,0103,99529.0
2019年6月6149,5059.1
2020年6月91049.1
2021年6月132986.4
2022年6月152955.151.3
2023年6月4433913.937.9
2024年6月163554.673.7
2025年6月−18317
2026年6月−6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額79百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
網野知博代表取締役CEO531,983,400
花谷慎太郎代表取締役COO50777,300
渡辺真理取締役442,773
田村誠一取締役57712
高阪のぞみ取締役48438
清水明常勤監査役69
原澤敦美監査役59
熊倉安希子監査役47
齊藤道子監査役49

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)45225414
社外取締役5241255

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,932字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、戦略コンサルティングの“データを用いて考える”という思考法と“データを考える材料に昇華する”高度なアナリティクス能力を組み合わせた、新しいタイプのプロフェッショナルサービス集団です。データとビジネスをつなぐ架け橋となり、クライアント企業の経営課題解決、競争力強化を支援します。 当社グループのパーパス(企業の目的)は、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」です。Data-Informed(略称:DI、日本語表記:データインフォームド)は、データ“も”を用いて考える思考態度です。Data-Driven(データドリブン)という言葉が広く知られていますが、この用語には「データによって(自動的に)答えが導かれる」という期待が含まれています。当社グループは、データ“だけ”で物事を判断するのではなく、人間の思考にデータ“も”加えることによって、その判断がより一層高度なものになることが理想であると考えています。 データインフォームドは、人間の可能性をデータを用いて拡張する思想です。生成AIを含む様々なツールから提供される情報を、人間が思考するための材料として用います。より多くの材料を得て、より深く考え、より精度の高い判断を行う。これが、データインフォームドの目指す姿です。 それを実現するためには、「INPUT(情報の整備)」「ANALYTICS(分析と洞察)」「ACTION(施策の実行)」の3つのプロセスがループ構造で回っていくことが必要です。適切なデータを収集・整理・蓄積し、それを最適な形で分析します。分析結果に基づいて行われた判断に従い、有効な施策を立案・実行します。さらに、その実行結果を、再度、分析のためのインプットとしてフィードバックすることで、よりビジネス実態に即した分析が可能となります。 この一連のサイクルを、クライアントが活用可能な形で提供するにあたり「Business Innovation(ビジネスイノベーション)」と「System Innovation(システムイノベーション)」の2つのサービス領域で、価値創出を行います。 データインフォームドを実現するためのINPUT→ANALYTICS→ACTIONのサイクルを可能とする、ビジネスとシステム両輪での変革支援を、シームレス且つ柔軟な組み合わせで提供可能なのが、当社グループの強みです。 その上で、当社グループは主たる事業領域を「顧客理解に基づく判断のDI化」と定め(なお、顧客とは、クライアント企業にとっての顧客(エンドユーザー、会員等)を指します)、「顧客理解No.1カンパニーを目指す」をビジョンに掲げています。ビジョン達成に向け、エンドユーザーの心理・価値観を行動データ分析によって理解し、それに基づいた最適な提案および実行支援を行うことでクライアント企業の事業成長支援を行います。「顧客理解と言えば、ギックス」と想起してもらえるような存在を目指します。 当社グループの事業はData-Informed事業の単一セグメントであるため、事業セグメントを開示しておりませんが、提供するサービスの特徴から大きく「Business Innovation」と「System Innovation」に分類しております。この2つの領域を単独もしくは組み合わせて提供してまいります。 当社グループの提供する「Business Innovation」「System Innovation」の詳細は、以下の通りです。 「Business Innovation」 データインフォームドな判断を業務のどこに組み込み、また、その判断に基づいてどのような施策を行うべきかを明確化します。中でも、クライアント企業の自社顧客(エンド―ユーザー)に対する「顧客理解」を促進することによる業績改善、企業価値向上に特に注力します。 具体的な提供サービスは以下のようなものがあります。 ‐顧客理解に基づく事業戦略の作成 データから問いを導き出し、データによって仮説を立て、顧客理解に基づいた事業成長の道筋を描きます。 ‐「ゾクセイ」マーケティング 顧客理解のための分析軸として「ゾクセイ」情報を定義し、顧客一人ひとりに最適な打ち手を導出します。 ‐プロダクト群による現場業務変革 行動データで顧客を理解するマーケティングツール「Mygru」を活用し、顧客理解に基づいて購買の前段階にある“態度変容”を顧客に促します。また、クライアント企業の要望に合わせ「レベニューマネジメント」、「AI整備見積りシステム」等の業務支援を行います。 データに基づく問いの設定から始まり、仮説構築・施策立案・実行までを一気通貫で伴走支援していきながら、クライアント企業の意思決定やマーケティングの高度化を支援しています。また、その過程では、当社グループが創業時から開発・構築してきた体系的な分析手法やアルゴリズム、プログラム群といったノウハウ・ツール群を活用します。それに加えて創業当初より実施している全件・全量・全粒度のデータを使った分析、網羅的な事象の可視化、機械学習、数理最適化等の分析の方法論の適用といった、データインフォームドの肝である様々な手法は、引き続き「Business Innovation」内で提供していきます。 「System Innovation」 データインフォームドな行動様式をクライアント企業の日々の業務に組み込むために必要な分析基盤・データ基盤を整備・構築します。 当社グループは、これまで構築してきたアセットを活用し「Adaptable Data System(ADS)」フレームワークを確立しました。ADSは、従来提供していた継続的にデータインフォームドな判断を可能とするデータ基盤構築とLegacy Modernization(レガシーなシステムを新しい技術に部分的に置き換えていくことで、新たに生まれた技術を適切なタイミングでシステムに取り込んでいく、という思想)を発展させた、ビジネス環境の変化に柔軟に対応可能な仕組みです。このフレームワークには当社がこれまで開発してきた各種コンポーネント群およびメソッドが組み込まれ、クライアントのもつ事業課題に応じて実践的かつ柔軟に活用可能です。また、クライアント企業内に存在している基幹系システム、施策実行システムといった様々なシステムを柔軟につなぎ込み、円滑にデータをやり取りさせることで、即時性のあるデータの蓄積・変換・分析が可能となります。その中には、当社プロダクトである「Mygru」等で行った施策実施内容・結果も含まれます。 用語の解説 ・全件・全量・全粒度のデータ 分析対象のデータを一部サンプルとして抜粋したものではなく、課題解決に関連した全ての期間、単位、種類のデータのことです。 [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりであります。 用語の解説 ・販売パートナー:当社プロダクトの代理販売を行う企業です。 ・協業パートナー:当社グループとプロジェクトを共同で行う企業です。
経営方針・対処すべき課題5,840字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパス(企業の目的)として掲げ、「すべての人がデータという武器を有効に用いて論理的に考え、合理的に判断する社会」の実現を目指しています。 当社グループは、業界リーディングカンパニーに対し、データに基づく判断・意思決定(Data-Informed Decision-Making(以下「DIDM」という。))支援を行っています。データインフォームドにおいては、人間が思考する際に、一般的なデータ分析のアウトプットに加え、生成AIなどから得られた情報群を「考えるための材料」として適切に提供することにより、人間の思考が拡張されていくことが理想の姿です。 当社グループは、創業以来、長年にわたって培ってきたデータ分析にまつわるノウハウやアセット群を活用すると共に、昨今、注目されている生成AIなどの新たな情報処理技術を取り入れて、クライアント企業の「データ“も”用いた判断」を核とした業務変革を推進し、事業成長・業績改善および競争力強化を実現します。 (2) 経営環境 各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、データ活用による業務効率化やAIアルゴリズム実装に対する需要を高めていると考えております。また、日本政府による「Society5.0」の提唱やDX推進を目的としたデジタル庁の創設、生成AI等の技術革新・一般社会への普及等もあり、ビッグデータの活用やAIアルゴリズム技術等の社会実装を目指す機運がますます高まっております。そうした流れの中で、当社グループのデータインフォームド事業が内包されるビッグデータアナリティクス(BDA)・テクノロジー市場、及びそれを含むAI市場は拡大し続けております。この中でも特に関連の深い国内ビッグデータ/アナリティクス市場は、IT専門調査会社 IDC Japan株式会社によると、企業のビジネスの可視化需要によるビジネスインテリジェンス(BI)市場の継続的拡大、データ活用環境整備に即した構造化データウェアハウス/非構造化データストア等の成長を背景として、2027年までの年間平均成長率(CAGR)は14.3%で、2027年には支出額が3兆541億円に達すると予測されています。(出典:2024年3月21日IDC Japan 国内ビッグデータ/アナリティクス市場 ユーザー支出額予測:産業分野セクター別、2022年の実績と2023年~2027年の予測) このように、当社が事業を営むビッグデータアナリティクス・テクノロジーの市場は、継続的に高い成長率を維持すると予想しています。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高の成長と利益ボラティリティの抑制を可能とする体制の構築を推進しています。この実現に向け、営業利益を起点とするKPIツリーを作成し、3つの指標を開示することといたします。 1.単体売上高:年間取引高区分別顧客・売上構成 2.単体コア営業利益率:費用内訳・1人当たり売上高情報 3.子会社売上高:各プロセス実施件数 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは「顧客理解No.1カンパニー」をビジョンに掲げ、中長期的な企業価値の最大化を目指しております。持続的な成長と強固な経営基盤の構築のため、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。 1.継続的な売上規模の拡大と利益の確保 当社はこれまで、顧客に深く入り込む一気通貫型のサービス提供を通じて、難易度の高い経営課題の解決に取り組んでまいりました。こうした取り組みから得られた知見やノウハウは、自社プロダクトの開発に活かされるなど、当社グループの競争力の源泉となっております。当社グループは精鋭人材を中心としたサービス提供体制を維持しつつ、生産性の向上に努め、単純な人員増に依存せず売上規模の拡大を目指してまいります。 また、市場環境や成長段階を踏まえ、利益水準についての方向性を変更いたします。今後は事業の成長と並行してコスト管理の徹底にも取り組み、安定的な利益の確保に注力してまいります。 ①長期契約の獲得 当社グループは、データ分析を活用したコンサルティングや情報基盤の構築、アプリケーションの開発・仕組化といった業務を主軸としております。なかでも、当社グループの強みを最大限に発揮できるのは、高度な経営課題を抱え、豊富なデータと投資余力を有するクライアント企業であると考えており、そうした企業との長期的な関係構築や、1社あたりの取引範囲の拡大が重要な課題であると認識しております。 現在は、分析から仕組み構築まで一気通貫で支援できる付加価値が評価され、主要なクライアント企業において深耕を進めておりますが、今後はさらに、資本業務提携や共同プロジェクトの実施、人材交流の促進等を通じて、より強固で持続的な関係の構築を図ってまいります。 ②プロダクト領域の拡大とサービス提供体制の強化 当社グループは、これまで各業界の大手企業に対して提供してきたデータ活用診断や情報基盤の構築、アプリケーション開発・仕組化といった業務を通じて、技術力とノウハウを蓄積してまいりました。これらの知見を活かし、現在は自動化・省力化に寄与する汎用的な自社プロダクトを複数開発・提供しており、独自のアルゴリズムや特許技術を用いた高い品質と競争力のある価格設定を強みとして、契約件数のさらなる拡大を目指しております。 今後は、販売パートナーとの連携や当社グループ人員による営業活動に加え、展示会等のイベント出展や新たなマーケティング手法の導入など、多角的な取り組みを通じて、プロダクト領域における一層の拡販に取り組んでまいります。 また、こうしたサービスやプロダクトを安定的に提供し続けるためには、優秀な人材の確保と育成が不可欠であると考えております。当社グループでは、大規模な一括採用を行うのではなく、少数精鋭の人材を採用し、短期間で高い能力を発揮できるよう育成する体制を構築しております。さらに、外部パートナー企業とも連携し、当社業務への理解を深めた専属メンバーとの協働を通じて、生産性の向上とサービス品質の維持・強化を両立させながら、提供体制の拡充に努めてまいります。 ③投資活動とM&Aの推進 当社グループはこれまで、既存サービスおよびその周辺領域における成長を目的として、継続的に投資活動を推進してまいりました。今後も、既存プロダクトにおける新機能の開発や、新たな事業・プロダクトの創出に向けた先行的な投資を継続してまいります。 また、M&Aの活用による非連続的な成長も重要な手段と位置づけております。既存サービスの提供価値や提供規模の強化、サービス領域の拡大、ならびに企業の持続的成長に必要な人材の獲得等を目的として、引き続き積極的にM&Aを推進し、持続的な競争力の強化を図ってまいります。これにより、当社グループ全体の競争力を一層強化してまいります。 ④利益水準の確保 当社グループはこれまで、売上の拡大を最優先に位置づけるとともに、利益については当該年度の配当原資を確保できる水準を目安としながら、積極的な投資活動を推進してまいりました。 今後は、これまでの方針を見直し、成長投資と並行してコスト管理の精度を高めることで、一定水準の利益を安定的に確保することを目指してまいります。これにより、中長期的な企業価値の向上と財務の健全性を両立させてまいります。 2.クライアント企業へのサービス提供品質向上 当社グループは、社員一人ひとりがプロフェッショナルとしての自覚を持ち、常にクライアント企業の期待を上回る高品質な成果を迅速に提供することを心がけてまいりました。こうした姿勢が、当社グループの競争力の源泉であると認識しております。 その競争力を支えているのは、「戦略コンサルティング」「データ・サイエンス」「データ・エンジニアリング」「プロダクト開発」という4つのコアケイパビリティであり、これらは創業以来の実績とともに蓄積・強化されてまいりました。今後も、これらのケイパビリティを持続的に高めていくため、従業員への教育・育成体制の充実を図るとともに、高い付加価値を提供できる人材に対して適切な環境・制度を整備し、クライアント企業へのサービス品質の一層の向上に努めてまいります。 ①技術力の研鑽 当社グループが中核的なケイパビリティとして位置づけている「戦略コンサルティング」「データ・サイエンス」「データ・エンジニアリング」「プロダクト開発」の4領域においては、生成AIをはじめとした新たな技術や知見が日々生まれており、継続的な習得と対応が求められております。 当社グループでは、従業員のみならず取締役も含めた全社的な体制で、最新の技術情報の取得やスキル向上に努めております。特に重要な分野においては、外部専門家を招聘し、定期的な意見交換や討議を行うことで、知見の深化と応用力の強化を図っております。今後も、必要に応じて業務委託契約や学術機関との共同研究等を拡充し、技術力の一層の向上に取り組んでまいります。 ②サービス提供速度の維持・向上 当社グループが強みとする迅速なサービス提供は、単に技術力だけでなく、経営課題の本質を把握し、データを用いた分析を的確に業務へ組み込む力に支えられております。こうした力を発揮するには、当社独自の分析思想や業務プロセスを深く理解することが不可欠であり、新たに加わる従業員に対しては、徹底した教育を行っております。 また、プロジェクトをチームで推進する体制を整えており、属人性を排した対応によりサービス提供のスピードと品質を両立させております。今後も、業務の自動化や仕組み化、ノウハウの形式知化を進めることで、さらなるサービス提供速度の向上に努めてまいります。 ③従業員の労働環境の整備 当社グループは、2019年夏よりリモートワークの試行を開始しており、新型コロナウイルス感染症の拡大時にも柔軟に対応し、全従業員が混乱なく在宅勤務を継続できる体制を整えてまいりました。 一方で、従業員の労働環境の整備は、企業としての責務であると同時に、当社の競争力を高めるうえでも重要な要素であると認識しております。このため、労働時間の正確な把握や定期的なヒアリングを実施し、必要に応じて制度やツールの見直し、備品の貸与・購入支援等を行っております。加えて、オフィス環境についても、衛生面への配慮や十分な作業スペースの確保を継続的に行い、従業員が安心して能力を最大限に発揮できる環境づくりに取り組んでおります。 3.内部管理体制の強化 当社グループは、成長段階にある企業でありながらも、取締役をはじめとする経営陣およびコーポレート部門(経営基盤強化本部)が中心となり、全社的に高度な内部管理体制の整備と運用に努めてまいりました。また、ミドルオフィスの体制強化により、フロント業務との連携を深め、実務に即した統制が図られるよう組織体制を構築しております。 今後のさらなる事業領域の拡大を見据え、柔軟性と迅速性を両立した内部管理体制の一層の進化と強化に取り組んでまいります。 ①コーポレート・ガバナンスの確実な実施 適切なコーポレート・ガバナンスの実現に向け、代表取締役CEO、代表取締役COO、業務執行取締役、執行役員、各部門長(Division Leaderや経理財務部長等)が出席する営業会議等の重要な会議体には常勤監査役も参加し、議論の健全性と業務執行の透明性を担保しております。 また、こうした会議体にとどまらず、個別案件の進捗状況に関しても、業務執行部門とコーポレート部門が相互に情報を確認し合い、高度なガバナンスの実効性を確保しております。今後、事業の拡大に伴い議論や意思決定の複雑化が見込まれる中、外部専門家やシステムの導入も適宜検討しながら、ガバナンス体制の確実な運用を継続してまいります。 ②リスク・コンプライアンスに関する取り組みの強化 当社グループでは、業務遂行上のリスクを適切に把握し、必要な対応策を講じるため、経営基盤強化本部長を委員長とするグループ・リスクマネジメント委員会を設置しております。同委員会では、毎四半期に定例会を開催し、業務フローに即したリスクの洗い出しや、重点テーマを設定した議論を通じて、リスク管理体制の強化に努めております。 また、コンプライアンスに関する取り組みについては、総務人事部が中心となり、各部門と連携しながら継続的な課題の把握と改善に取り組んでおります。これにより、法令および社会的規範の遵守意識の定着と運用の徹底を図ってまいります。 ③情報セキュリティの強化・セキュリティ強度の維持 当社グループは、クライアント企業の経営情報や機密情報、トランザクション(取引)データ等、重要な情報を取り扱う機会が多いという事業特性を踏まえ、情報セキュリティの強化に継続的に取り組んでおります。 社内ガイドラインの整備や従業員への教育に加え、外部専門家による定期的なセキュリティチェックも実施しております。個人情報の取扱いについては、取扱量の最小化や運用管理体制の整備を徹底しており、プライバシーマークの取得も継続的に維持しております。今後も、確実な運用にとどまらず、社内教育・研修の強化や、セキュリティ関連システムの導入・改善を通じて、より強固な情報セキュリティ体制を構築してまいります。 4.流動性の確保及び企業価値の拡大 当社の流通株式比率は、上場時に実施した公募および売出しにより、取引所が定める形式要件を充足しております。 今後も、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、事業の着実な推進とあわせて、IR活動の強化や資本市場との建設的な対話に取り組んでまいります。加えて、実施可能な資本政策についても適宜検討を行い、流動性の確保に努めてまいります。
事業等のリスク4,987字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであり、各リスクに対して発生可能性と影響度をそれぞれ評価しています。また必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の判断上、重要であると考えられる事項につきまして、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下の通り記載しております。 当社グループのリスク管理体制に関しましては、「4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 イ 企業統治の体制の概要 (グループ・リスクマネジメント委員会)」に記載のとおりであります。 なお文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅することを保証するものではありません。 1.業界及び景気動向の変動による影響(発生可能性:中、影響度:大) クライアント企業を取り巻く労働人口減少やIoT化の進展、企業競争環境の激化などの動向により、当社グループの関連市場は大幅な拡大が予測されています。しかし当社グループのクライアント企業や当社グループが提供するサービスの導入予定企業の業績による影響、他の経営改革案件や技術への投資変更による影響を受ける可能性があります。また、当社グループにおいては国内外の経済情勢の変動に伴う事業環境の悪化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 2.人材の確保・維持及び育成(発生可能性:高、影響度:大) 当社グループは、優秀な戦略コンサルティング素養とデータサイエンス素養を併せ持つ人材を獲得・確保・維持・育成を進めることで事業を推進・拡大しております。しかしながら、内部における人材育成・教育、並びに外部からの人材採用が想定通りに進まないことなどによる人的リソースの不足がある場合、当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。 3.技術革新による影響(発生可能性:低、影響度:中) 当社グループが事業を展開するアナリティクス・AI業界は、技術の変化やそれに対するクライアント企業のニーズの変化、競合の新サービス・アルゴリズムの展開などにより日々変化しております。当社グループは不変的な経営課題設定力や問題解決力と汎用的なアナリティクス力を主軸とし、それに対して最先端の機械学習・深層学習技術・自然言語処理技術などを組み合わせていく形をとることで技術革新の変化が直接的に当社グループのサービス品質や業績に影響が出にくいビジネスモデルを構築しております。しかしながら予想以上の破壊的なイノベーションの進展などにより、当社グループの競争力に影響を及ぼすような代替技術や高度技術の大幅な汎用化等が発生した場合、当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。 4.情報及び情報システムの管理(発生可能性:低、影響度:大) 当社グループは、事業推進において、クライアント企業から経営戦略上重要な経営機密・営業機密・人事機密などの情報を受領し、分析することによって助言等の業務を行っております。情報の取扱いについては、各種規程の整備や認証の取得に加え、社員を含む関連する当事者(業務委託先を含む)からの誓約書の提出、コンプライアンス教育などを実施し、適切な運用を行っております。また、クライアント企業から受領した情報・データに関しては施錠できる環境下での保管、社員個々人のID及びパスワードでのみアクセス可能なクラウド環境での運用を行っております。当社グループは複数のクラウドサービスと契約しており、いずれかのサービスに障害が起きても、他のクラウドサービスにて業務が継続できる対応体制を整えております。更には、各クラウドサービスのリージョンにおいても冗長構成となっていることに加え、仮にリージョン内での障害が発生しても、当社グループは他リージョンへの切り替えによる復旧体制を構築しており、数時間のサービス提供遅延は出るものの、復旧に向けて迅速に対応できる体制を整えております。また、顧客企業が契約するクラウドサービス上に各種プログラム・アルゴリズムを構築する案件も多いため、クラウドサービスの障害は当社グループのソリューション提供に間接的には影響を受けるものの、直接的な被害が生じることはありません。 しかしながら、ヒューマンエラー、その他予期せぬ要因による情報漏洩の発生、悪意を持った外部からのクラウド環境の破壊等による情報の破損や滅失が発生した場合、当社グループが損害賠償責任を負う可能性や、クライアント企業からの信用失墜により当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループが契約するクラウドサービス全てが同時にシステムエラー、人為的な破壊行為、自然災害等や当社グループの想定していない事象の発生により停止した場合や、コンピューター・ウイルスやハッカーの侵入その他の不具合等によりシステム障害が同時に生じた場合、又は契約が解除される等により全てのクラウドサービスの利用が継続できなくなった場合には、当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。 5.コンプライアンス体制(発生可能性:中、影響度:大) 当社グループは、事業の推進並びに拡大に対して、コンプライアンス体制が有効かつ適切に機能することが重要であると認識しております。そのためコンプライアンスに関しては、総務人事部が主管となり毎月の全社会議における周知徹底を行うとともに、社内規程・規則を策定しております。また、当社グループは、経営体質の強化及び経営の透明性・健全性を一層向上させることを目的に、グループ・リスクマネジメント委員会を任意の委員会として設置しています。同委員会は経営基盤強化本部長を委員長とし、執行役員、Division Leader等の部署長、子会社役員により構成され、オブザーバーとして常勤監査役、内部監査室長が参加しています。リスクマネジメントに関する統括的監督機能を持ち、当社グループ全体の各種リスクに対する対応方針及び組織ごとのリスク対策について指示・監督等を行い、その状況を取締役会に報告しております。しかし、故意あるいは想定できない重大なコンプライアンス違反や法令違反があった場合、当社グループの社会的信用が低下し、当社グループの企業価値及び業績や事業に影響を与える可能性があります。 6.特定の売上先への依存(発生可能性:高、影響度:大) 当社グループが提供するサービスはクライアント企業に深く関与し、クライアント企業の変革を共に推進するという性質上、特定のクライアント企業に関連する売上金額が高まる傾向にあります。単一のクライアント企業でありつつも、複数の部門部署別での契約の締結や分野の違う案件の獲得などを行っておりますが、クライアント企業自体の業績悪化、カウンターキーパーソンの異動・転出、当社グループに対するクライアント企業内評価の変動等が発生した場合、当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。具体的には、当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、西日本旅客鉄道㈱1,049,843千円(43.8%)、㈱TRAILBLAZER 527,642千円(22.0%)、アサヒグループジャパン㈱284,596千円(11.9%)であります。 7.新規事業について(発生可能性:中、影響度:大) 当社グループのプロダクト領域は、そのサービス特性から業界を横断してサービスを提供することが可能なビジネスモデルです。今後も、多種多様な業界向けに新サービス・事業の展開を推進してまいります。また同時に、プロダクト以外のサービスにおいても、将来の事業拡大に向けた投資を推進しております。これら拡大・推進に伴い、人的並びにシステム・ソフトウェアに対する投資の増加といった支出が追加的に発生する可能性があります。加えて、今後はM&Aの活用による非連続な成長を目指します。これらの将来に向けた積極的な投資・M&A活動により、利益率の低下を引き起こす可能性があります。また新規事業及び買収企業・事業の開始・拡大・展開が計画通りに進展しない場合、当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。 8.知的財産権(発生可能性:中、影響度:大) 当社グループが、第三者の知的財産権を侵害する可能性につきましては、特許事務所と密な連絡体制をとることにより、調査可能な範囲で対応を行っております。しかしながら密な調査・把握をもってしても、当社グループが意図せず第三者の知的財産権を侵害してしまう可能性を完全に排除することは困難です。この場合、損害賠償請求や知財ロイヤリティ料金の支払等により当社グループの事業、企業価値及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループの知的財産権に対する第三者による侵害に対しては、同種サービス・事業の継続的な調査・把握を行っております。しかしながら密な調査・把握をもってしても、当社グループの知的財産権に対する第三者による侵害を完全に予防することは困難です。この場合、知的財産権の保護が損なわれることにより当社グループの事業、企業価値及び業績に影響を与える可能性があります。 9.法的規制・制度の動向による影響(発生可能性:低、影響度:大) 当社グループが、データアナリティクスに用いているデータは個人が特定できない統計データであることに加え、データ収集・保管を行っているクライアント企業やデータ提供企業自身が顧客やデータ入手先よりデータ分析許諾を得たデータのみです。またデータの授受・分析環境への送信などにおいてはインターネットを用いることから、現在の関連する法律としては、個人情報保護法となりますが、現時点では当社グループが行う事業そのものを規制する法律・法令はありません。また、当社グループが扱うデータは前述の通り、個人を特定できないデータがほとんどでありますが、重要データとの認識に鑑み、個人情報保護に関するJIS Q15001(プライバシーマーク)の認証を取得しております。しかしながら、今後の法律・法令の変化や規制・制度の適用基準の変化、業界の自主的ルールの策定などが行われた場合、当社グループの事業、企業価値及び業績に影響を与える可能性があります。 10.特定の業務委託先への依存(発生可能性:中、影響度:大) 当社グループの事業推進並びに展開に際しては、高度な技術力と不確定な要件からアジャイル的にプロジェクトを進めていく経験・知見が重要になります。そのため、当社グループは特定領域の専門家に業務を委託しております。複数の委託先への業務分散を推進しておりますが、特に高度な技能等が必要になる案件の増加により、必要な業務委託先を確保することができない場合、当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。 11.自然災害(発生可能性:低、影響度:大) 当社グループによる予測が不可能かつ突発的な、大規模な地震等の自然災害、事故、戦争などにより、当社グループの各事業所並びに従業員の自宅をはじめとした社会インフラが壊滅的な損害を被る可能性があります。このような自然災害に備え、強固なビルへの入居、従業員安否確認の連絡フロー整備、データのクラウド上での保存、食料等の備蓄等の準備並びに注意喚起を行っておりますが、想定を著しく超える範囲での損害の場合は、当社グループの事業活動が制限され、当社グループの経営成績及び業績に影響を与える可能性があります。また当社グループが被災しない場合でも顧客企業や外部パートナー企業の被災により、間接的に損害を被る可能性もあります。
経営成績の分析 (MD&A)7,518字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド消費の拡大や大手企業を中心とした賃上げをはじめとした雇用・所得環境の改善を背景に回復傾向がみられました。一方で、世界的な金融引締めや円安によるコスト負担増加・物価上昇もあり、景気の先行きは不透明な状況が続いています。そのような中、各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、データ活用による業務効率化やAIアルゴリズム実装に対する需要を高めていると考えております。また、日本政府による「Society5.0」の提唱やDX推進を目的としたデジタル庁の創設、生成AI等の技術革新・一般社会への普及等もあり、ビッグデータの活用やAIアルゴリズム技術等の社会実装を目指す機運がますます高まっております。 そうした流れの中で、当社グループのデータインフォームド事業が内包されるビッグデータアナリティクス(BDA)・テクノロジー市場、及びそれを含むAI市場は拡大し続けております。この中でも特に関連の深い国内ビッグデータ/アナリティクス市場は、IT専門調査会社 IDC Japan株式会社によると、企業のビジネスの可視化需要によるビジネスインテリジェンス(BI)市場の継続的拡大、データ活用環境整備に即した構造化データウェアハウス/非構造化データストア等の成長を背景として、2027年までの年間平均成長率(CAGR)は14.3%で、2027年には支出額が3兆541億円に達すると予測されています。(出典:2024年3月21日IDC Japan 国内ビッグデータ/アナリティクス市場 ユーザー支出額予測:産業分野セクター別、2022年の実績と2023年~2027年の予測) このような環境の下、当社グループは「あらゆる判断を、Data-Informed(データインフォームド)に。」をパーパスとして掲げ、業績拡大を目指しております。当社グループの掲げる「データインフォームド」は、データを用いて論理的に考え合理的に判断することで、人間による意思決定の精度を高め、事業運営における再現性を高めることを狙いとしております。データインフォームドな判断をクライアント企業の各種業務に組み込むことで、業務における判断の精度が向上し、経営課題解決及び競争力強化が実現されます。当社グループは、このような“人間が判断の主体となる”ことを前提にしたデータ活用を推進する「データインフォームド市場(DI市場)」をターゲット市場と定義し、クライアント企業のニーズに合わせてDIコンサルティング・DIプラットフォーム・DIプロダクトの3つのサービス(総称:DIサービス)を柔軟に組み合わせて提供しています。 当連結会計年度においては、これまで注力してきた『「4つのケイパビリティ」と「3つのサービス」をベースにした一気通貫のサービス提供』、『既取引部門・取り組み中の領域におけるDIサービスの利用継続・拡大及び同社内の新規領域へのDIサービスの提供(縦横展開)』、『アセット活用の継続的な強化活動』等を継続しました。また同時に、中長期的な成長に向け、新規クライアント開拓及び協業型ビジネスの立ち上げや、顧客理解の深化によるサービスの高付加価値化等を通じ『ビジネスモデルの転換』を推進していくこととし、2024年7月にこれらを目的とした新組織も創設しました。加えて、成長加速に向けたM&Aにも注力しました。 具体的には、2024年10月には、ANAグループの新ブランド「AirJapan」を運航する株式会社エアージャパンに対し「レベニューマネジメント高度化伴走支援」サービスの提供を開始しました。行動データで顧客を理解するマーケティングツール「Mygru」においては、2024年8月に神戸市で導入された都市OSで提供される地域サービス「子育て支援スタンプラリー」に活用されたほか、日本航空株式会社の公式アプリ「JALマイレージバンクアプリ」上で展開するキャンペーンツールとして導入されました。さらに、2025年3月には、ユニバーサル ミュージック合同会社が実施したMrs. GREEN APPLE「MGA DIGITAL STAMP RALLY」にも「Mygru」が採用されるなど、エンターテインメント業界への展開も開始しました。本年3月には、これまで取り組んできた「Data-Informedを企業内に浸透させるための仕組み」に関する活動を、新たなフレームワーク「Adaptable Data System:ADS(アッズ:変化に適応可能な仕組み)」として再構築するとともに、より「顧客理解」領域に適用したサービス「顧客理解のためのADS=ADS for Customer Understanding:CU/ADS(クアッズ)」をリリースしました。インオーガニックな成長を目指したM&Aにおいても、2024年9月にフォトコンテストサービス「Camecon(カメコン)」を譲受しました。さらに、2025年4月には、主にシステム開発事業・労働者派遣事業を営む株式会社メイズの株式取得・子会社化を決定しました。 これらの効果があった一方で、大規模開発案件におけるコスト超過プロジェクトの発生に伴い、当該プロジェクトに割く工数が増加し、他プロジェクトへの投下工数が減少したこと等により、売上高は前期比では小幅な増収となりました。また、コスト超過プロジェクトの直接的・間接的影響が営業利益・経常利益を大きく押し下げることとなりました。加えて、「Camecon」サービスの事業譲受の際に発生したのれんにつき、想定顧客・ターゲット及び今後の事業計画を見直したうえで回収可能性について慎重に検討をした結果、第3四半期連結会計期間において減損損失を計上することとなりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,398,476千円(前期比13.3%増)、営業損失は99,659千円(前期は133,830千円の利益)、経常損失は101,164千円(前期は132,984千円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は99,975千円(前期は88,195千円の利益)となりました。 なお、当社グループはData-Informed事業のみの単一セグメントであることから、セグメントごとの記載を省略しております。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は1,873,027千円となり、前連結会計年度末に比べ353,589千円減少いたしました。これは、売掛金及び契約資産が228,163千円増加した一方で、現金及び預金が587,508千円減少したこと等によるものであります。固定資産は237,898千円となり、前連結会計年度末に比べ112,066千円増加いたしました。これは、投資有価証券が50,000千円、繰延税金資産が32,086千円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、2,110,925千円となり、前連結会計年度末に比べ241,522千円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は250,116千円となり、前連結会計年度末に比べ55,268千円減少いたしました。これは、1年内返済予定の長期借入金が45,817千円減少したこと等によるものであります。固定負債は44,168千円となり、前連結会計年度末に比べ8,928千円増加いたしました。これは、資産除去債務が8,928千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は、294,284千円となり、前連結会計年度末に比べ46,340千円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は1,816,640千円となり、前連結会計年度末に比べ195,182千円減少いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純損失99,975千円及び剰余金の配当114,754千円によるもの等であります。 この結果、自己資本比率は83.7%(前連結会計年度末は84.1%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ587,508千円減少し、1,184,841千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は319,688千円(前期は62,514千円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失を123,247千円計上したこと及び売掛金及び契約資産の増加が228,163千円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は107,434千円(前期は14,407千円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出50,000千円及び有形固定資産の取得による支出32,393千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は160,384千円(前期は50,074千円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額114,525千円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループはData-Informed事業を営んでおり、該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績を示すと、次のとおりであります。なお、当社グループはData-Informed事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 2,453,758   110.6   637,579   109.5 (注)金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。なお、当社グループはData-Informed事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 2,398,476   113.3 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額 (千円)   割合 (%)   金額 (千円)   割合 (%) 西日本旅客鉄道㈱   1,121,143   52.9   1,049,843   43.8 ㈱TRAILBLAZER   139,400   6.5   527,642   22.0 アサヒグループジャパン㈱   452,361   21.4   284,596   11.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ③資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状況を目指し、安定的なキャッシュ・フローの創出に努めております。運転資金需要のうち主なものは、当社グループのサービス提供のための人件費や外注費等の営業費用によるものの他、納税資金等であります。運転資金は、手持資金、銀行借入及び新株発行により資金調達を行っております。今後も事業活動を支える資金調達については、低コストかつ安定的・機動的な資金の確保を主眼にして多様な資金調達方法に取り組んでまいります。なお、事業拡大に伴う研究開発投資の増大や人件費投資の増大といった多額の先行投資が見込まれる場合、これら資金需要に対応するため、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で調達することを予定しております。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠し作成しております。この財務諸表作成における見積りにつきましては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で行われている部分があります。これらの見積りにつきましては、継続して検証し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。なお、この財務諸表の作成に関する重要な会計方針につきましては「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ⑥経営者の問題意識と今後の方針について 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。 ⑦経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高の成長と利益ボラティリティの抑制を可能とする体制の構築を推進しています。この実現に向け、3種類の指標を開示することといたします。 a.単体売上高:年間取引高区分別顧客・売上構成 b.単体コア営業利益率:費用内訳・1人当たり売上高情報 c.子会社売上高:各プロセス実施件数 これらの指標の推移は以下の通りです。 各種指標   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) a.単体売上高: 年間取引高区分別顧客(社)、売上構成 A区分(1億円以上)   3社 (84%)   3社 (81%) B区分(10,000千円以上1億円未満)   7社 (13%)   13社 (14%) C区分(10,000千円未満)   45社 (4%)   65社 (5%) b.単体コア営業利益率: 費用内訳・1人当たり売上高情報 社内人件費売上高比率   17.5%   24.6% 外注費売上高比率   40.4%   38.3% 1人当たり売上高(期末のフロント人員数で算出)   46.7百万円   33.0百万円 c.子会社売上高: 各プロセス実施件数 IM(情報取得)   54件   86社 TOP面談   3社   13社 LOI(意思表示)   1件   5件 クロージング   1件   1件※ ※ただし、2025年4月に、株式会社メイズの株式譲受について2025年10月にクロージングすることを決定済み a.単体売上高:年間取引高区分別顧客・売上構成 当社単体の売上高を拡大するために必要な一気通貫支援の実現やクライアント企業内における縦横展開(部内展開・社内展開)の推進等により、クライアント単価の上昇・取引高の高いクライアントの増加を目指します。なお、協業提携先を介した取引の場合は、エンドクライアントを「取引先」としてカウントすることとします。 当連結会計年度においては、新規クライアントの開拓をミッションとして持つ専任組織を立ち上げました。加えて、既存クライアントとの関係強化にも注力したことにより、B区分のクライアントを増加させながら、同時にC区分のクライアントを大幅に増加させることができました。これを足掛かりに、翌連結会計年度においてはさらにA区分・B区分のクライアントを増やしていく予定です。 b.単体コア営業利益率:費用内訳・1人当たり売上高情報 当社単体のコア営業利益(事業活動により生み出される本業の営業利益)を拡大させるために、各費用が適正な水準となるようコントロールすることで、単体コア営業利益率を確保する方針としております。具体的には、当社がこれまで培ってきたアルゴリズムや「ゾクセイ」といったアセットを活用することにより生産性を改善してまいります。その指標として、社内人件費・外注費の売上高比率を四半期単位で継続的に把握するとともに、1人当たり売上高の改善を目指します。 当連結会計年度においては、主に中途採用を推進したことにより一時的な社内人件費比率の上昇・1人当たり売上高の低下が発生しております。これについては将来的な売上高拡大、採用者の育成・成長による貢献度上昇により、社内人件費比率の低下・1人当たり売上高の上昇が可能と考えております。また、外注費比率につきましても、前連結会計年度から大きく改善しておりませんが、今後コスト統制を強化することによる低減を目指します。 c.子会社売上高:各プロセス実施件数 子会社の売上高の拡大を目指してM&Aを強力に推進してまいります。すでに社内には専門のM&Aチームを立ち上げており、常に複数の案件を精査・検討しております。 当連結会計年度におきましては、前連結会計年度の1.5倍以上の案件を検討したうえで、フォトコンテストサービス「Camecon」の事業譲受をクロージングし、また、2025年10月に株式会社メイズの株式を取得することについても決定しております。 なお、当該指標に関する有限責任監査法人トーマツの監査及びレビューは受けておりません。

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開示資料

出典

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