概要
AViCは、東京都港区に本社を置くデジタルマーケティング企業である。主力事業はインターネット広告(運用型広告)とSEOコンサルティングサービスの2本柱で、2022年6月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年9月期の売上高は27億円、営業利益は7億円、従業員数は91名。自社開発ツールを用いたデータ駆動型のマーケティング支援を強みとし、近年はM&Aや合弁会社設立により事業を拡大している。
事業の二本柱:インターネット広告とSEO
AViCグループの事業はデジタルマーケティング事業の単一セグメントであり、その中核は「インターネット広告サービス」と「SEOコンサルティングサービス」の2つである。インターネット広告サービスでは、検索連動型広告やディスプレイ広告、インフィード広告などの運用型広告を提供する。クライアントのニーズに応じて、広告枠の仕入れからコンサルティング、クリエイティブ制作まで一貫して手がけ、媒体費と手数料を収受する。SEOコンサルティングサービスでは、クライアントのWebサイトの検索順位を向上させるための戦略立案、キーワード選定、サイト構造最適化、コンテンツ制作を行う。両サービスとも自社開発ツールを活用し、データ分析に基づく高効率な運用を特徴とする。2025年9月期の売上高内訳は、インターネット広告が18.5億円、SEOコンサルティングが8.3億円であり、全体の売上高は前期比38.6%増の27億円に達した。
収益構造:媒体費マージンとコンサルティング手数料
AViCの収益は主に2つの流れで構成される。一つは、メディア運営会社から広告枠を仕入れ、クライアントに販売する際に発生する媒体費のマージンである。クライアントへの販売価格と仕入価格の差額が収益となる。もう一つは、クライアントに対して広告運用やSEOに関するコンサルティングを提供し、その対価として手数料を得るものである。クライアントが自ら広告枠を仕入れる場合は、コンサルティング手数料のみを収受する。また、クリエイティブ制作の受注も行い、制作料を得る。同社は「社員1人当たりの生産性」を重要な経営指標として掲げており、自社開発ツールの活用と人材育成プログラム「イネーブルメント・プロジェクト」により、未経験社員の早期戦力化を図っている。2025年9月期の営業利益率は27.0%と高水準であり、生産性の高さを示している。
地域展開:国内中心に中国へも拡大
AViCの事業拠点は東京の本社(港区赤坂)が中心であるが、近年は海外展開にも着手している。2024年1月には中国海南省に現地子会社「艾唯克(海南)傳媒科技有限公司」を設立し、中国市場向けのデジタルマーケティングサービスの基盤を整えた。また、国内では複数の合弁会社を設立してクライアント基盤の拡大を図っている。2024年5月には株式会社ADKマーケティング・ソリューションズとの合弁で「株式会社ADK AViC パフォーマンスデザイン」を設立し、大手エンタープライズクライアントへの営業力を強化した。2025年6月には中国企業である浙江思美遥望科技傳媒有限公司、RGインベストメント、GTLとの合弁で「株式会社ASYマーケティング」を設立し、越境EC支援や中国市場への進出支援を視野に入れている。これらの動きは、同社がオーガニック成長だけでなく、インオーガニックな手段による非連続な成長を追求していることを示している。
グループ構成:子会社と合弁会社の連携
2025年9月期の連結決算には、当社および連結子会社4社の合計5社が含まれる。連結子会社のうち、2023年1月にSEOコンサルティング事業を譲り受けた株式会社overflowや、2025年5月に簡易株式交換により完全子会社化した株式会社リアレーションが存在する。また、持分法適用関連会社としてADK AViC パフォーマンスデザインやASYマーケティングなどの合弁会社がある。これらの子会社・関連会社は、AViC本体のデジタルマーケティング事業を補完または拡大する役割を担う。例えば、overflowの取得によりSEO事業のリソースとノウハウを獲得し、リアレーションの子会社化により新たな顧客チャネルや技術を統合した。グループ全体として、クライアント基盤の多様化とサービス品質の向上を進めている。
業界の中での役割はデジタルマーケティング支援会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| インターネット広告 | 18億円 | 69.2% | — | — |
| SEOコンサルティング | 8億円 | 30.8% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01広告主企業(運用型広告)主力
検索連動型広告、ディスプレイ広告、インフィード広告などの運用型広告を提供。クライアントのマーケティング課題に応じて、プランニング、運用設計、クリエイティブ制作、効果検証までを一貫して支援。自社開発ツールを用いたデータ分析と改善を強みとする。
- 運用型広告サービス
- 検索連動型広告、ディスプレイ広告、インフィード広告など、リアルタイムに改善しながら配信する広告。3C分析、ペルソナ設計、メディアプランニング、入札戦略、クリエイティブ制作など包括的にサポート。
02Webサイト運営企業(SEO)準主力
SEOコンサルティングサービスを提供。自社開発ツールを用いて、キーワード選定、競合分析、サイト構造最適化、コンテンツ制作までを高効率で実施し、検索順位の上昇を支援。
- SEOコンサルティング
- 検索エンジンでの上位表示を実現するための戦略立案から実行までのサービス。自社開発ツールで競合分析やシミュレーションを行い、高精度な施策を提供。
製品と技術
運用型広告サービス:検索連動・ディスプレイ・インフィード
AViCのインターネット広告サービスは、主にGoogleやYahoo!などの検索連動型広告、Webサイト上のディスプレイ広告、コンテンツ間に表示されるインフィード広告など、リアルタイムで設定変更が可能な運用型広告を対象とする。同社はクライアントのビジネス目標に応じて、3C分析(Customer, Competitor, Company)やペルソナ設定を実施し、最適なメディアプランニングを行う。運用フェーズでは、Googleの検索連動型広告を例に、キーワードの網羅的選定、マッチタイプ(完全一致・フレーズ一致・部分一致)の適切な設定、カニバリゼーション防止のためのアカウント構造設計、入札額の最適化などを実施する。さらに、広告文に検索語句を動的に挿入するなど、クリエイティブ面でも差別化を図る。これらのプロセスには自社開発ツールを用いてデータ収集・分析・シミュレーションを行い、広告効果の最大化を目指す。2025年9月期の同事業の売上高は18.5億円と全体の約69%を占める。
SEOコンサルティング:自社ツールによる定量的アプローチ
SEOコンサルティングサービスでは、クライアントのWebサイトの検索順位を引き上げるための包括的な支援を行う。具体的な手法として、まず対策キーワードの母集団をGoogleサジェストやキーワードプランナー、競合サイトの流入キーワードから網羅的に抽出する。次に、競合サイトとの対比分析により、検索順位に強い影響を与える要素(ドメインパワー、内部リンク構造、コンテンツ品質など)を特定し、自社開発ツールで定量的に評価する。この分析に基づき、キーワードごとの「勝率」や「狙える順位」を算出し、優先順位付けを行う。施策としては、Webサイト構造の最適化(約200項目のチェックリスト)、高品質な記事コンテンツの企画・制作、GoogleビジネスプロフィールやSNSを活用したローカルSEO対策などが含まれる。同社はこのサービスを「ストック性の高いマーケティング施策」と位置づけ、2025年9月期の売上高は8.3億円と前期比4.5%増加した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材紹介特化の小型成長企業
新卒・既卒向け人材紹介に特化した小規模事業者。同業のジンジブやダイブも類似の領域で事業を展開するが、当社は営業利益率20%超と極めて高い収益性を示す。売上高は15億→27億円と急成長中だが、絶対規模は小さく、業界内でのプレゼンスは限定的。大手人材紹介会社との直接競合は避け、ニッチ領域で高収益を実現している。
強み
- 営業利益率が20%超と業界平均を大きく上回り、効率的な運営を実現。
- 売上高が3期で15億→27億円と約1.8倍に拡大、成長フェーズにある。
- 新卒・既卒の就職支援に特化し、差別化されたサービスを提供。
- 人材紹介は変動費中心で、固定費負担が軽く、利益変動リスクが小さい。
課題
- 売上高27億円と小型で、大手との競争や市場開拓に制約がある。
- 新卒紹介に依存しており、採用需要の変動に業績が左右されやすい。
- 同業のジンジブなど類似企業が上場し、競争が激化している。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がAViC
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9252ラストワンマイル | 109億円 | 10.8倍 |
| 2 | 9780ハリマビステム | 108億円 | 10.0倍 |
| 3 | 4331テイクアンドギヴ・ニーズ | 108億円 | 4.1倍 |
| 4 | 9554AViC | 106億円 | 17.5倍 |
| 5 | 6561HANATOUR JAPAN | 106億円 | 8.1倍 |
| 6 | 369Aエータイ | 106億円 | 27.2倍 |
| 7 | 9245リベロ | 106億円 | 14.1倍 |
| 8 | 2122インタースペース | 105億円 | 24.7倍 |
| 9 | 9168ライズ・コンサルティング・グループ | 105億円 | 8.5倍 |
| 10 | 4642オリジナル設計 | 105億円 | 14.0倍 |
| 11 | 9556INTLOOP | 105億円 | 38.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
配偶者設立から岩田匡平による買収まで(2013~2014年)
AViCの起源は2013年7月、岩田匡平(現BuySell Technologies会長)の配偶者によって設立された「風外堂株式会社」である。当初の事業内容は不明だが、翌2014年4月に岩田匡平が同社の全株式を取得し、社名を「OWL株式会社」に変更。マーケティングコンサルティング業を主力として再出発した。この時点では、現在のデジタルマーケティング専門会社としての姿はまだなく、経営者交代を経て後の方向性が固まることになる。2015年6月には本店を東京都千代田区九段北に移転した。
市原創吾への事業承継とデジタルマーケティングへの転換(2018年)
2018年3月、OWL株式会社は第三者割当増資を実施し、割当先は現代表取締役社長の市原創吾であった。これを機に社名を「AViC」に変更し、事業内容をデジタルマーケティングサービスの提供へと一本化した。同時に岩田匡平が退任し、市原創吾が代表取締役社長に就任。この経営体制の刷新が、同社のその後の急成長の起点となる。同年9月にはSEOコンサルティングサービスを開始し、インターネット広告とSEOの二本柱が形成された。以降、本店は目黒区目黒、中目黒を経て、2021年3月に港区赤坂へ移転し、現在に至る。
グロース市場上場とM&Aによる事業拡大(2022~2023年)
2022年6月、AViCは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時の売上高は12億円(2022年9月期)であり、その後も成長を続ける。2023年1月には株式会社overflowのSEOコンサルティング事業を事業譲受により取得し、SEO分野のリソースを強化した。これにより、同社のSEOサービスの提供能力が拡大し、クライアントへのソリューション幅が広がった。上場後の財務基盤を背景に、M&Aを成長戦略の柱として位置づけ始めた時期である。2023年10月には本店を同じ赤坂のビル内で階上に移転し、増加する人員に対応した。
中国進出と合弁戦略の加速(2024~2025年)
2024年はAViCにとって海外展開とアライアンス戦略が本格化した年である。1月には中国海南省に現地子会社を設立し、中国市場への直接投資を開始。5月には大手広告代理店ADKマーケティング・ソリューションズとの合弁会社「ADK AViC パフォーマンスデザイン」を設立し、大企業向け営業チャネルを強化した。2025年5月には株式会社リアレーションを簡易株式交換により完全子会社化し、さらなる事業拡大を図る。6月には中国企業を含む3社との合弁で「ASYマーケティング」を設立し、越境ECや中国インバウンド需要を取り込む体制を整えた。これらの動きは、同社が国内オーガニック成長に加え、インオーガニックな成長を積極的に追求していることを示している。
年表16件を開く
2010年代
- 2013年7月創業岩田匡平(現株式会社BuySell Technologies代表取締役会長)の配偶者が風外堂株式会社(現当社)を設立。
- 2014年4月岩田匡平が、風外堂株式会社の全株式を取得し、マーケティングコンサルティング業を事業内容としたOWL株式会社(現当社)に社名を変更。
- 2015年6月本店を東京都千代田区九段北に移転。
- 2018年3月商号変更市原創吾(現代表取締役社長)を割当先に第三者割当増資を行い、社名を現社名、事業内容をデジタルマーケティングサービスの提供に変更。併せて、岩田匡平が退任し、市原創吾が代表取締役社長に就任。(注)1.
- 2018年9月SEO(注)2.コンサルティングサービスを開始。
- 2019年1月本店を東京都目黒区目黒に移転。
2020年代
- 2020年1月本店を東京都目黒区中目黒に移転。
- 2021年3月本店を東京都港区赤坂に移転。
- 2021年12月監査等委員会設置会社に移行。
- 2022年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場。
- 2023年1月株式会社overflowのSEOコンサルティング事業を事業譲受により取得。
- 2023年10月本店を東京都港区赤坂(同ビル内階上)に移転。
- 2024年1月中国海南省に現地子会社「艾唯克(海南)傳媒科技有限公司」を設立。
- 2024年5月当社と株式会社 ADK マーケティング・ソリューションズとの合弁会社として、株式会社 ADK AViC パフォーマンスデザインを設立。
- 2025年5月M&A株式会社リアレーションを簡易株式交換により完全子会社化。
- 2025年6月当社と浙江思美遥望科技傳媒有限公司(注)3.、RGインベストメント株式会社及び株式会社GTLとの合弁会社として、株式会社ASYマーケティングを設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
クライアント基盤の拡大と需要取り込み強化
質の高いデジタルマーケティングサービスで直接取引クライアントとの取引拡大、大手広告代理店との協業拡大を図る。特にエンタープライズクライアントのシェア拡大を目指し、合弁会社設立やAI活用ソリューション「Cre Tech Force」の展開により広告効果向上と差別化を図る。
- 02
人材の採用と育成による供給体制強化
優秀な人材を確保するため、サステナブルな採用・育成サイクルを構築する。研修制度の充実やイネーブルメント・プロジェクトにより即戦力化を進め、自社開発ツールの開発による業務効率化と生産性向上を並行して推進する。
- 03
インオーガニック成長による非連続な成長の実現
オーガニック成長に加え、M&Aや中国進出などの新規事業で非連続な成長を目指す。営業利益の絶対額を重視して貸借対照表を強固にし、借入余力を極大化することで成長機会を逃さず捉える。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で91人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、3期前と比べて+8.6%。平均年齢は29.7歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年9月 | 625 | 30.8 | 1.7 | 51 | — |
| 2023年9月 | 673 | 31.4 | 1.9 | 60 | — |
| 2024年9月 | 663 | 31.0 | 2.3 | 76 | 526 |
| 2025年9月 | 679 | 29.7 | 2.8 | 91 | 769 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社FACT東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外艾唯克(海南)傳媒科技有限公司中国海南省 · 連結子会社議決権67.0%
- 国内株式会社リアレーション(注)1.2東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ASYマーケティング(注)1東京都港区 · 連結子会社議決権51.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は27億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収増益で、売上が+42.1%、利益が+75.0%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 40億円 | 27億円 |
| 営業利益 | 11億円 | 7億円 |
| 純利益 | 8億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は11億円、営業利益は3億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+175.0%、営業利益は+200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 4 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2023年3Q | 4 | 1 | 25.0 | 1 |
| 2023年4Q | 4 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
| 2024年2Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
| 2024年4Q | 9 | 2 | 22.2 | 1 |
| 2025年2Q | 11 | 3 | 27.3 | 2 |
| 2025年4Q | 16 | 4 | 25.0 | 3 |
| 2026年2Q | 19 | 5 | 26.3 | 3 |
| 2026年3Q | 11 | 3 | 27.3 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
直近期の営業利益率は25.9%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 市原創吾(現代表取締役社長)を割当先に第三者割当増資を行い、社名を現社名、事業内容をデジタルマーケティングサービスの提供に変更。併せて、岩田匡平が退任し、市原創吾が代表取締役社長に就任。(注)1. | |||||
| 2018年9月 | 0 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年9月 | 2 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年9月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年9月 | 13 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場。 | |||||
| 2022年9月 | 12 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年9月 | 15 | — | 3 | — | 2 |
| 中国海南省に現地子会社「艾唯克(海南)傳媒科技有限公司」を設立。 | |||||
| 2024年9月 | 19 | 4 | 4 | 21.1 | 3 |
| 株式会社リアレーションを簡易株式交換により完全子会社化。 | |||||
| 2025年9月 | 27 | 7 | 7 | 25.9 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高27億円のうち、営業利益として残るのは7億円で25.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の18.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金40.7%11億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.3%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.9%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年9月期は営業CFが7億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は21億円で、売上の9.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 2 | 0 | 1 | 2 | 3 |
| 2021年9月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 2022年9月 | 3 | 0 | 1 | 3 | 7 |
| 2023年9月 | 0 | −2 | 2 | −2 | 7 |
| 2024年9月 | 3 | 0 | 1 | 3 | 12 |
| 2025年9月 | 7 | −2 | 4 | 5 | 21 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年9月期の総資産は40億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は58.5%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年9月 | 0 | 0 | 0 | 46.7 |
| 2019年9月 | 1 | 0 | 1 | 33.9 |
| 2020年9月 | 5 | 3 | 2 | 55.0 |
| 2021年9月 | 6 | 3 | 3 | 52.8 |
| 2022年9月 | 15 | 7 | 8 | 48.7 |
| 2023年9月 | 17 | 10 | 7 | 58.6 |
| 2024年9月 | 25 | 16 | 9 | 62.6 |
| 2025年9月 | 40 | 24 | 16 | 58.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中24位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中224位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,676で、1年前と比べて-21.4%。過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.5倍 |
| PER (会社予想) | 13.9倍 |
| PBR | 3.68倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に1810円と前日比+10.1%上昇。直近1ヶ月で+14.56%と堅調。25日移動平均線(1612.4円)を約12.2%上回り、RSIは71.99でやや過熱気味。52週高値2367円に対してはまだ約24%下。年初来では-12.77%と戻り途上。出来高は8万株で増加傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは16.2倍と業界平均22.4倍を下回るが、PBRは3.70倍と業界平均3.12倍を上回る。ROEは27.7%と高水準だが、無配であり株主還元が不十分。業績は増収増益傾向だが、利益の絶対額が小さく、バリュエーションはPERからは割安感、PBRからは割高感があり総合的にやや割高。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.5倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 13.9倍 | — |
| PBR | 3.68倍 | 3.51倍 |
| ROE | 27.7% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ITエンジニア派遣市場は人手不足を背景に成長が期待される一方、競合ひしめく中で差別化が課題。強気派は高ROEと営業利益率の向上、急成長を評価するが、弱気派は市場競争激化による減速リスクや、派遣需要の変動を懸念する。PER16倍は成長に比して割安か妥当かが論点。
- 高成長・高収益
売上高12→27億円(3年で2.25倍)、営業利益率21→26%に上昇中。
- ROE向上余地
ROE27.7%と資本効率が非常に高く、株主価値創造が明確。
- 市場追い風
IT人材不足は構造的課題で、派遣需要は中期的に堅調。
- 高成長続く売上・利益通年影響強
FY2025売上27億円(前期比+42%)、営業利益7億円(+75%)。成長率高い。PER16倍は妥当。
- 人材派遣需要の堅調さ継続影響中
人手不足で派遣需要増。同社は専門職派遣に強み。ROE27.7%と資本効率極めて高い。
- 営業利益率26%と高付加価値継続影響中
営業利益率25.9%は業界平均を大きく上回る。高単価人材紹介で利益率維持可能。
- 新規開拓による顧客基盤拡大2026年影響弱
時価総額98億円と小型だが、成長余地大。営業人員増強で更なる受注拡大期待。
- 競争激化リスク
参入障壁が低く、他社との価格競争で利益率低下の懸念。
- 小規模・依存度
売上27億円と小さく、大口顧客や特定スキルに依存しやすい。
- 評価の割高感
PER16倍は同業比でやや高く、成長鈍化時は調整リスク。
- 高PBR3.7倍のバリュエーションリスク継続影響強
PBR3.7倍は実質純資産の3.7倍。成長鈍化時には株価調整リスク。PER16倍も割高感。
- 特定顧客・業界への依存継続影響中
売上の多くがIT・製造業派遣。業績不振顧客の離脱で売上減少リスク。FY2025売上27億円の集中リスク。
- 人材確保難による供給制約継続影響中
派遣スタッフ不足で受注機会損失。採用コスト増で利益率悪化の可能性。営業利益率26%維持困難。
- 無配政策による魅力低下継続影響弱
配当なし、自社株買いも未実施。株主還元不在で長期保有魅力度低い。小型株ゆえ需給変動大。
- 営業利益率
- 高収益の持続性を測る。低下は競争激化の兆し。
- 売上高成長率
- 市場拡大とシェア獲得の進捗を確認。
- エンジニア単価
- 価格競争力と需要の強さを示す。
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ1,199人。区分でいちばん多いのは個人・その他で74.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.2%を占め、残る85.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 82.3 | 81.3 | 83.5 | 74.6 |
| 金融機関 | 5.9 | 6.1 | 6.3 | 13.7 |
| 外国法人 | 7.4 | 5.7 | 6.7 | 6.5 |
| 証券会社 | 3.3 | 6.1 | 3.0 | 4.6 |
| 事業法人 | 1.1 | 0.8 | 0.5 | 0.6 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 市原創吾・ミダス投資事業有限責任組合 | 34.39 |
| 02 | 岩田匡平・ミダス投資事業有限責任組合 | 22.30 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 10.02 |
| 04 | 吉村英毅・ミダスA投資事業有限責任組合 | 4.39 |
| 05 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.07 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 1.50 |
| 07 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.50 |
| 08 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.45 |
| 09 | 山城 裕司 | 1.36 |
| 10 | 笹野 誠 | 1.26 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-02株式会社ミダスキャピタル新規の大量保有報告5.00%
- 2026-06-01株式会社市原ホールディングス新規の大量保有報告34.22%-3.47pt
- 2026-05-13岩田 匡平変更報告23.23%+0.93pt
- 2026-05-13岩田 匡平新規の大量保有報告23.31%+1.01pt
- 2026-05-13岩田 匡平変更報告23.31%+1.01pt
- 2026-05-12岩田 匡平新規の大量保有報告23.23%+0.93pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−98%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは27.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年9月 | 4,243 | 24,874 | 19.0 | — |
| 2019年9月 | −4,335 | 75,741 | — | — |
| 2020年9月 | 16 | 47 | 57.2 | — |
| 2021年9月 | 14 | 61 | 26.2 | — |
| 2022年9月 | 41 | 124 | 43.1 | 32.5 |
| 2023年9月 | 38 | 169 | 26.0 | 20.2 |
| 2024年9月 | 51 | 255 | 19.9 | 20.5 |
| 2025年9月 | 87 | 369 | 27.7 | 24.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/9期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 市原創吾 | 代表取締役社長 | 39 | 2,176,620 |
| 笹野誠 | 取締役CFO | 38 | 80,500 |
| 安生あづさ | 取締役(常勤監査等委員) | 54 | 2,700 |
| 山元雄太 | 取締役(監査等委員) | 43 | 1,800 |
| 長利一心 | 取締役(監査等委員) | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 36 | 36 | 18 |
| 社外取締役 | 5 | 19 | 19 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,317字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,154字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,096字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,791字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-22
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-27
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-26
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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