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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

リベロ

Livero Inc.9245 · Growth · サービス業

新生活に伴う手続きをワンストップで支援するプラットフォーム企業。引っ越し・ライフライン切り替え・社宅管理を一本化し、不動産会社や法人企業の業務負担を軽減している。

概要

リベロは、転居に伴う新生活関連サービスをワンストップで提供するプラットフォーム事業者である。不動産会社、法人企業、引越会社を顧客とし、部屋探し、引越し手配、ライフライン契約、社宅管理などを自社クラウドシステムで一元管理する。2025年12月期の売上高は約44億円、従業員147名、本社は東京都港区。東京証券取引所グロース市場に上場する。

移転者サポート事業の3つの顧客層

リベロの事業は全て「移転者サポート事業」の単一セグメントで構成される。顧客は不動産会社、法人企業、引越会社の3つに大別される。不動産会社向けサービス「新生活ラクっとNAVI」は、賃貸契約者への引越し見積もりやライフライン手配を代行し、2025年12月期末の提携不動産会社数は1,491社。法人企業向け「社宅ラクっとNAVI」は転勤社員の住居・引越し・社宅管理を支援し、法人顧客数は4,016社。引越会社向け「HAKOPLA」は業務マッチングや共同購入を提供し、参加事業者は158社に上る。

収益構造と主要KPI

収益の大半は成果報酬型である。不動産会社や法人からのサポート依頼に基づき、引越会社やライフライン事業者へ取次ぎ、成約に応じて報酬を得る。また、賃貸住宅の転貸サービス(ヘヤワリ)では家賃差益も収益源となる。経営指標として売上高と営業利益に加え、転貸戸数(2025年12月期54,459戸)と法人企業等登録数(同4,016社)を毎月開示している。2025年12月期の売上高は44億円(前期比21.7%増)、営業利益は8億円(同67.0%増)と成長を加速させた。

グループ構成と子会社の役割

リベロは連結子会社2社を有する。100%子会社の株式会社リベロビジネスサポート(東京都渋谷区)は、グループ内のバックオフィス業務を担う。2024年9月に設立した株式会社TANTは、TikTokerネットワークを活用した法人向けPR支援サービス「TANT」を展開する。TANTは総フォロワー数2,000万超のネットワークを持ち、リベロの新生活プラットフォームとは異なる領域で収益源を多様化している。連結財務諸表ではこれら子会社も含めて単一セグメントとして報告される。

地域展開とオフィス体制

本社は東京都港区虎ノ門に置く。その他に渋谷オフィス、東京支店(豊島区)、大阪支店(大阪市北区)の計4拠点で事業を運営する。大阪支店は2009年の設立後まもなく開設され、関西圏の法人企業や引越会社との関係構築に寄与している。2023年には東京支店を豊島区に新設し、首都圏での営業体制を強化した。従業員数は147名(2025年12月期末)で、コールセンターやシステム開発チームが各拠点に分散して配置されている。

業界の中での役割は新生活関連サービスのマッチング・代行プラットフォーム運営者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
44億円
営業利益
8億円
営業利益率
18.2%
純利益
5億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01不動産会社主力

賃貸契約を結んだ入居者に対し、引越し相見積りや電気・ガス・インターネット等のライフライン契約を代行する。不動産会社はサービス利用者の満足度向上や業務効率化が図れ、当社は取次ぎ・成約に応じた報酬を得る。

主な製品・サービス1
新生活ラクっとNAVI
不動産会社向けの新生活支援サービス。引越しの一括見積もりやライフラインの開通手続きをサポートし、入居者の負担を軽減する。

02法人企業主力

転勤が発生する法人企業の総務人事担当者向けに、社宅管理や引越し手配をクラウド上で一元管理するサービスを提供。業界最安値の社宅管理費でアウトソースを実現し、福利厚生の充実やコスト削減に寄与する。

クラウド転勤支援サービスで国内大手

主な製品・サービス5
社宅ラクっとNAVI
クラウド転勤支援サービス。部屋探し、引越し、社宅管理を一元管理でき、法人企業は無料で利用可能。ワンコイン転勤社宅やベネフィット社宅などのメニューを提供。
ワンコイン転勤社宅
法人企業向けの社宅管理サービス。月額500円/戸で社宅管理を代行し、業界最安値を謳う。
ベネフィット社宅
法人が社宅契約を結ぶことで税制優遇を受けられる福利厚生サービス。従業員の可処分所得を増やし、採用強化や離職率低減に寄与する。
ヘヤワリ
入居者の家賃を毎月2,000円、最大2年間割引するサービス。電子契約で簡単に利用できる。
TANT
TikTokerネットワークを活用したPRサービス。総フォロワー数2,000万を超えるクリエイターで法人のプロモーションを支援。

03引越会社準主力

引越事業者同士をマッチングし、コスト削減や利益率向上を支援するプラットフォームを提供。空きトラックや作業員、大型家具の運送案件を共有するほか、燃料や段ボール等の共同購入も実施。

主な製品・サービス2
HAKOPLA
引越事業者向けのプラットフォーム。案件のマッチング、空きトラック、人材、大型家具運送の共有、共同購入などでコスト削減を実現。
HAKO-Tec
引越専用の業務基幹システム。受付から配車、請求管理までを一元管理。

製品と技術

不動産会社向け「新生活ラクっとNAVI」

「新生活ラクっとNAVI」は、賃貸物件を契約した入居者に対し、引越し相見積もり、でんき・ガス・インターネット回線の契約手続きを代行するサービスである。不動産会社がサービス依頼者となり、入居者がサービス利用者となる。リベロは引越会社やライフライン事業者への取次ぎを行い、成約に応じて報酬を得る。不動産会社には紹介手数料を支払う仕組み。2025年12月期末の提携不動産会社数は1,491社で、主要サービスのサポート件数は年間52.8万件に達した。

法人企業向け「社宅ラクっとNAVI」

「社宅ラクっとNAVI」は、転勤のある法人向けクラウド転勤支援サービスである。中核サービス「ワンコイン転勤社宅」は、部屋探しから引越し手配、社宅管理までを一括サポートし、社宅管理費は月額500円/戸と業界最安値を謳う。福利厚生型の「ベネフィット社宅」は法人契約による税制メリットを活用し、従業員の家賃負担を軽減する。2024年からは転貸型サービス「ヘヤワリ」を提供。入居者の家賃を月2,000円・最長2年割引し、契約は電子化する。2025年12月期末の法人顧客数は4,016社、サポート件数は5.1万件。

引越会社向けプラットフォーム「HAKOPLA」

「HAKOPLA」は引越事業者向けのプラットフォームで、案件マッチング、空きトラックのマッチング、大型家具運送のマッチング、人材マッチングを提供する。燃料や段ボールの共同購入によるコスト削減も支援。業務基幹システム「HAKO-Tec(ハコテク)」は、受付から配車、請求管理まで一元管理可能で、2025年にはHAKOPLAの成長を牽引した。段ボール広告サービス「HAKO-Ad(ハコアド)」は、引越し時の段ボールに広告を掲載する短期集中型広告で、新たな収益源となっている。参加引越事業者は158社、案件マッチング数は64,946件に達する。

個人向け「引越しラクっとNAVI」

「引越しラクっとNAVI」は、個人がWebサイトから直接依頼できる引越しサポートサービスである。法人向け「社宅ラクっとNAVI」のノウハウをベースに、個人の転居ニーズに合わせてサービスを簡略化。専任コンシェルジュが荷物量を確認し、複数の引越会社と料金交渉を行い、見積もり比較と発注まで完了させる。利用者は無料で、リベロは引越会社から成果報酬を得る。ライフライン手続きも同時にサポート可能で、個人の新生活準備をワンストップで支援する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 法人企業クラウド転勤支援サービスで国内大手

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

人材派遣特化型、高成長・高利益で急伸

同社は人材派遣領域に特化し、売上高は29億円から44億円へと2年で約1.5倍に拡大するなど急成長を続けている。営業利益率も13.9%から18.2%へと上昇し、効率的な事業運営がうかがえる。同業他社であるジンジブやイシンと比較して、成長性と収益性のバランスが取れたポジションにある。特に、売上規模はジンジブやイシンより小さいものの、営業利益率では上位に位置し、高付加価値サービスを提供している可能性が高い。業界全体が人手不足を背景に需要拡大が見込まれる中、同社は着実にシェアを伸ばしており、今後の成長に期待が持てる。

強み

  • 売上高が2期連続で20%以上増加し、業界内でも屈指の成長率。
  • 営業利益率が13.9%から18.2%へ改善し、効率性が高い。
  • 人材派遣に特化し、専門性で他社と差別化。
  • 30億円規模の売上を維持する安定顧客基盤。

課題

  • 同業他社に比べ売上規模が小さく、さらなる拡大が必要。
  • 人材派遣市場は競争が激しく、差別化が課題。
  • 特定業界や地域への依存が高く、リスク分散が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がリベロ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
19780ハリマビステム108億円10.0倍
24331テイクアンドギヴ・ニーズ108億円4.1倍
39245リベロ106億円14.1倍
46561HANATOUR JAPAN106億円8.1倍
5369Aエータイ106億円27.2倍
69554AViC106億円17.5倍
72122インタースペース105億円24.7倍
89168ライズ・コンサルティング・グループ105億円8.5倍
94642オリジナル設計105億円14.0倍
109556INTLOOP105億円38.9倍
117374コンフィデンス・インターワークス104億円12.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

インクストゥエンターの子会社として2009年創業

リベロは2009年5月、株式会社インクストゥエンターの子会社として東京都世田谷区に資本金900万円で設立された。同時に同社から移転者サポート事業の事業譲渡を受け、プライバシーマークを取得。設立直後に親会社から前代表取締役杉本真吾、専務取締役鹿島秀俊(現代表取締役社長)、常務取締役横川尚佳への株式譲渡が行われ、経営の独立を果たした。この譲渡により、独自の事業戦略を取ることが可能になった。

サービス拡充と拠点増設の2010年代前半

2010年、個人向け「引越しラクっとNAVI」サービスを開始。これにより法人向けだけでなく個人の転居需要にも対応する。同年、渋谷オフィスを増設し、2011年には本社を渋谷区に移転。2012年には大阪オフィスを開設し、関西エリアへの事業展開を開始した。これらの拠点拡充により、首都圏と関西圏の双方で新生活サポートの提供体制を整えた。

子会社設立とプラットフォーム「HAKOPLA」の開始

2015年、東京都渋谷区に100%子会社「株式会社リベロビジネスサポート」を資本金1億円で設立。グループの管理業務を集約し、効率化を図った。2018年には引越しプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」を開始。引越事業者同士のマッチングや共同購入を通じて業界のコスト削減を目指すサービスであり、後の成長の柱となる。同年、本社を東京都港区に移転し、現在の所在地となる。

社宅管理革新と上場への道のり

2019年、社宅管理サービス「ワンコイン転貸」を開始。月額500円/戸という低価格で社宅管理をアウトソースできる画期的なサービスを打ち出した。2020年にはクラウド賃貸契約サービス「ヘヤワリ」を開始し、電子契約と転貸モデルで新たな収益源を開拓。2021年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2022年4月の市場区分見直しによりグロース市場に移行した。

TANT設立と外国人就労支援への挑戦

2023年、東京都豊島区に東京支店を設置し営業拠点を強化。2024年9月、新たな子会社「株式会社TANT」を設立し、TikTokerネットワークを活用したPR支援事業に参入。これにより既存の移転サポートとは異なる広告・マーケティング領域へ進出した。2025年には日本企業の人材不足という社会課題に対応するため「外国人就労支援」を開始。またCTO職を新設し生成AIやデータ活用によるサービス向上に着手した。

年表1件を開く

2000年代

  • 2009年5月上場株式会社インクストゥエンターの子会社として、東京都世田谷区に設立(資本金9百万円)株式会社インクストゥエンターより移転者サポート事業の事業譲渡 プライバシーマーク(登録番号:10862073(08))取得 親会社である株式会社インクストゥエンターから当社前代表取締役杉本真吾、専務取締役鹿島秀俊(現 代表取締役社長)及び常務取締役横川尚佳への株式譲渡により独立「転勤ラクっとNAVI」サービスを開始 渋谷オフィスを東京都渋谷区に増設「引越しラクっとNAVI」サービスを開始 本社を東京都渋谷区に移転 大阪オフィスを大阪府大阪市北区に開設 東京都渋谷区に100%子会社として株式会社リベロビジネスサポートを設立(資本金100百万円)引越しプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」を開始 本社を東京都港区に移転 社宅管理サービス「ワンコイン転貸」を開始 大阪オフィスを大阪支店として大阪府大阪市北区に移転 クラウド賃貸契約サービス「ヘヤワリ」を開始 東京証券取引所マザーズに株式を上場 東京証券取引所の市場区分見直しによりグロース市場へ移行 東京都豊島区に東京支店を設置 引越しプラットフォーム「H

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    顧客基盤の拡充

    不動産事業者や法人企業との提携を強化し、仲介件数の増加や管理物件の稼働率向上を図る。法人向けには認知度向上施策を推進し、登録数を増やす。

  2. 02

    サービス提供事業者との関係強化

    サービス利用者の満足度最大化のため、サービス提供事業者との連携を深める。業界団体を通じて共通課題の解決に取り組み、関係性を強化する。

  3. 03

    クラウド賃貸契約サービスの個人顧客展開

    従業員個人向け家賃割引サービス「ヘヤワリ」を展開し、福利厚生の新たな価値を創出。法人向け社宅管理に加え、個人の住まい方変革を目指す。

  4. 04

    引越しプラットフォーム価値の向上

    引越事業者向けプラットフォームを開発し、需給マッチングにより引越難民問題を解決。自社の信頼関係を強みに、参入障壁の高いサービスを維持する。

  5. 05

    データベースを活用した新商材開発

    蓄積したデータベースを基に、社宅管理、火災保険、家具家電レンタル、マッチング、共同購入、人材マッチング、業務基幹システムなど、新生活関連事業者の課題を解決するサービスを拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で147人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は482万円で、4期前と比べて+4.3%平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は5.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年12月46234.73.6107
2022年12月45934.13.6135
2023年12月46234.34.2141
2024年12月49235.34.5153327
2025年12月48236.25.1147544

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率27.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
東京本社 — 東京都港区294百万円
移転者サポート事業
大阪支店 — 大阪府大阪市北区4百万円
移転者サポート事業
ほか2件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は44億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+22.2%、利益が+60.0%。

売上高
+22.2%
44億円
営業利益
+60.0%
8億円
純利益
+66.7%
5億円
営業利益率
18.2%
前期比 +4.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高54億円44億円
営業利益11億円8億円
純利益8億円5億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は29億円、営業利益は9億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+16.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q8112.51
2023年2Q9222.21
2023年3Q6−1−16.7−1
2023年4Q60
2024年1Q11327.32
2024年2Q10330.02
2024年4Q15−1−6.7−1
2025年2Q25624.04
2025年4Q19210.51
2026年2Q29931.06

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年12月期からの9期で、売上は25億円から44億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は18.2%。売上は6期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年12月2532
2018年12月3421
2019年12月1921
2020年12月2132
2021年12月2432
2022年12月2611
2023年12月2921
2024年12月365513.93
2025年12月448818.25

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高44億円のうち、営業利益として残るのは8億円18.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の11.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金29.5%13億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金54.5%24億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.2%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
70.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.6pt
18.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.3pt
11.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.9pt
21.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年12月期は営業CFが10億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は23億円で、売上の6.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年12月2−1016
2020年12月20129
2021年12月3−17218
2022年12月0−30−315
2023年12月5−3−1215
2024年12月8−50319
2025年12月10−5−1523

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年12月期の総資産は75億円。このうち返さなくてよい自己資本が27億円で、自己資本比率は35.3%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年12月73442.2
2018年12月95454.7
2019年12月136747.8
2020年12月179853.4
2021年12月31181360.1
2022年12月35191654.7
2023年12月44192543.1
2024年12月58233638.6
2025年12月75274835.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
48億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中77位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中419位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
21.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
22.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,961で、1年前と比べて+2.1%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥1,961-0.3%1ヶ月-8.6%1年+2.1%時価総額106億円
過去52週の値幅
安値¥1,800高値¥2,899

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.1倍
PER (会社予想)13.8倍
PBR3.62倍
配当利回り2.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月5日時点で2126円と、前日比-0.9%。ただ、直近1ヶ月では+8.9%と上昇中。25日移動平均線1988円を+6.9%上回り、75日線(1959円)も超過。7月中旬から上昇が続き、8月4日には2146円と直近高値を更新。一方、200日線は2202円で、上値は重い。RSIは84.5と大幅な買われ過ぎを示し、短期的な調整リスクが高い。出来高は通常2,000株前後と低調だが、最近は増加傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERは23.10倍と業界平均22.55倍とほぼ同等、PBR3.88倍は平均3.17倍を上回り、やや割高感があります。ROE21.7%は高く収益性は良好ですが、配当利回り1.43%は平均2.74%を下回ります。業績は増収増益で、2025/12期には営業利益率18.18%と改善が見込まれ、成長性を考慮すれば現在の評価は妥当と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.1倍23.4倍
PER (予想)13.8倍
PBR3.62倍3.51倍
ROE21.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が拡大途上にあり、営業利益率も高い水準で推移。強気派は、成長初期の段階で収益性が高いことから、今後のスケールメリットで利益が更に伸びると期待する。一方、弱気派は、事業規模が小さく、競合との差別化が明確でないことや、市場規模が限定的である可能性を懸念。また、今後の成長を持続できるか不透明な点を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率が13.89%と高く、ビジネスモデルの優位性を示唆。

  • 成長の初期段階

    売上高が過去3期連続で増加しており、成長局面にある。

  • 高ROE

    ROEは21.7%と高く、資本効率が良い。

  • 25/12期営業利益8億円と2期連続増益通年影響

    営業利益は24/12期5億円→25/12期8億円。売上高44億円、営業利益率18.18%

  • ROE21.7%と高い資本効率継続影響

    ROE21.7%、PBR3.93倍。利益成長が続けば高評価も維持可能

  • 売上高44億円と増収基調通年影響

    売上高は29億円→36億円→44億円と拡大。増収が続く

  • 株価1年で22%上昇と強いモメンタム継続影響

    1年間の株価上昇率22.02%。ROE21.7%の高さが評価されている

マイナスに働く材料7
  • 事業規模の小ささ

    売上高36億円は限定的で、市場支配力が弱い可能性。

  • 競争優位性の不透明感

    事業内容が不明確で、競合との差別化要因が見えにくい。

  • 成長持続性

    今後の需要見通しや成長の持続可能性が不透明。

  • PBR3.93倍と株価が割高継続影響

    PBR3.93倍、PER23.37倍。成長が止まると評価は大きく下がる

  • 時価総額115億円と小型株継続影響

    時価総額115億円、外国人保有5.48%。売買代金が細りやすい

  • 純利益5億円と利益規模が小さい通年影響

    純利益5億円、売上高44億円。少しのコスト増でも利益がぶれる

  • 外国人保有5.48%と低水準継続影響

    外国人保有比率5.48%、配当利回り1.41%。海外マネーの支援は限定的

次の決算で確かめる点
売上高成長率
今後の成長性を確認するため。
営業利益率
収益性の維持・向上を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.14%。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
2.14%
いまの株価に対して
配当性向
31.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年12月3046.5
2025年12月300.031.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,613人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.7%を占め、残る83.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他76.881.082.279.077.0
事業法人14.114.013.315.615.0
外国法人4.32.91.43.75.4
自己株式1.91.91.9
金融機関3.30.40.10.01.7
証券会社1.51.63.01.70.8
外国人個人0.00.10.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01鹿島 秀俊35.39
02横川 尚佳25.36
03株式会社ベネフィット・ワン8.42
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)4.33
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.73
06株式会社ラストワンマイル1.33
07リベロ取引先持株会1.31
08株式会社HITEN1.29
09李 秀礼1.18
10GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-28
    横川 尚佳
    新規の大量保有報告
    23.80%
    -1.75pt
  • 2026-08-28
    鹿島 秀俊
    新規の大量保有報告
    36.96%
    -2.59pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは21.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年12月175,421322,63774.7
2018年12月1,2215,09628.6
2019年12月3113026.6
2020年12月4719429.4
2021年12月4934617.357.9
2022年12月103562.775.8
2023年12月203635.551.7
2024年12月6542816.424.846.5
2025年12月10149921.722.031.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額128百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鹿島秀俊代表取締役 社長471,913,100
中村和彦専務取締役697,100
横川尚佳常務取締役 管理本部長481,371,000
楠武史取締役 事業本部長493,700
岡本泰彦取締役6525,000
岩垂武登常勤監査役602,200
土谷環監査役574,350
山本有未監査役43
萩原伸朗73

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)410910927
社外取締役413133
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,286字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1) ビジョン・ミッション 当社グループは、「困った困ったを、良かった良かったに。」を経営理念に、新生活サービスプラットフォームの構築と提供を通じて、新生活をスタートする際に直面する課題と、社会が抱える課題を解決し、持続可能な社会の実現に取組んでおります。 「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」の「三方よし」の精神から、新生活を迎える方(サービス利用者)、送り出す方(サービス依頼者)、新生活関連事業者(サービス提供者)に新生活にかかわる社会課題の解決(世間)を加えて「四方よし」として、持続可能な社会の実現を目指します。 (2) 移転者サポート事業の内容 当社グループの移転者サポート事業は、お部屋探しやお引越しの手配、でんき・ガス・水道・インターネット等のライフラインの取り次ぎ、転勤業務のサポート、新たな社宅制度の導入支援等、新生活を迎える個人の方だけではなく新生活に関わる不動産会社や引越会社、法人企業等の総務人事担当者の幅広いニーズにお応えするサポートを行っております。 新生活における様々な手続きの円滑化、顧客満足度のアップや業務の効率化、転勤業務の軽減やコスト削減、新たな社宅制度による福利厚生の充実等、個人・法人にとらわれることなく全てのお客様に向けて新生活に関する問題を「新生活サービスプラットフォーム」を通じて解決する事業となっております。 移転者サポート事業は、不動産会社向けサービス、法人企業向けサービス、引越会社向けサービスに分かれており、各サービスの具体的内容については次のとおりであります。 各提供サービスにおけるサービス依頼者、サービス利用者及びサービス提供者の主な関係は下図のとおりとなります。 表示名   売上区分   サービス 名称   サービス 依頼者   サービス 利用者   主要サービス及びサービス提供者   転貸サービス及び サービス提供者   広告サービス 及びサービス提供者 部屋探し   引越し   でんき   ガス   インター ネット   家賃保証   火災保険   ダンボール 広告   Web広告 不動産 事業者   引越 事業者   新電力 事業者   ガス小売 事業者   インター ネット 回線事業者   家賃債務 保証事業者   損害保険 事業者   HAKOPLA   TANT 不動産会社 向け サービス   新生活 ラクっとNAVI   新生活 ラクっとNAVI   不動産 事業者   転居をする 個人   —   〇   〇   〇   〇   —   —   —   — 法人企業 向け サービス   社宅 ラクっとNAVI   ワンコイン 転勤社宅   法人企業等   転勤をする 従業員   〇   〇   〇   〇   〇   —   —   —   — ベネフィット 社宅   法人企業等 の従業員   〇   〇   〇   〇   〇   —   〇   —   — ヘヤワリ   法人企業等 個人   法人企業等 の従業員 転居する個人   〇   〇   〇   〇   〇   〇   〇   —   — TANT   法人企業等   法人企業等   —   —   —   —   —   —   —   △   〇 引越会社 向け サービス   ハコプラ WEB   HAKOPLA HAKO-Tec   引越 事業者   引越 事業者   —   〇   —   —   —   —   —   —   — HAKO-Ad   法人企業等   法人企業等   —   —   —   —   —   —   —   〇   △ 引越し ラクっとNAVI   個人   転居をする 個人   〇   〇   〇   〇   〇   —   —   —   — ① 新生活支援サービス「新生活ラクっとNAVI」 主に賃貸物件の仲介を行う不動産会社がサービス依頼者となり、不動産会社で賃貸物件の契約をした方がサービス利用者となります。不動産会社は当社へサービス提供の依頼を行い、当社からサービス利用者に対して引越し相見積り、ライフライン(でんき、ガス、インターネット回線等)の契約に関するサポートをしております。サービス利用者の希望に合わせて、引越会社・ライフライン事業者へ情報連携をすることにより、当社は取次ぎや成約に対する報酬を受取り、不動産会社に対しては紹介手数料を支払います。 2025年12月期末日現在、サービス依頼者である不動産事業者等の登録数は1,491社となっております。 最近5年間における「新生活ラクっとNAVI」における主要サービス(注)のサポート件数の推移は下図のとおりであります。なお、「サポート件数」とは、サービス依頼者である不動産事業者や法人企業等から当社が受けたサポート依頼数を指しており、成約件数を示すものではありません。以下、本文中における「サポート件数」について同様であります。 (単位:件) (注)主要サービスとは、ライフライン(新電力、ガス小売事業者が販売するガス及びインターネット回線)と引越し相見積りサービスのサポート件数の合計であり、上図においては最近5年間を会計年度ごとに集計しております。また、複数のサービスを利用するサービス利用者が存在するため、サポート件数はサービス利用者の延べ件数となっております。 ② クラウド転勤支援サービス「社宅ラクっとNAVI」 社宅ラクっとNAVIでは、「ワンコイン転勤社宅」「ベネフィット社宅」「ヘヤワリ」「TANT」等、法人企業等の需要に合わせたサービスを用意しております。 法人企業等の総務人事担当者及び転勤者は、「社宅ラクっとNAVI」のクラウドサービスを無料で利用することができ、相見積りした引越し料金の一括比較や引越会社への発注、社宅に関する情報等の確認を一元管理できるシステムとなっております。 不動産会社及び引越会社についても、同クラウドシステム内でサービス受託進捗の確認が可能なシステムとなっております。 「ワンコイン転勤社宅」は、転勤の発生する法人企業等に対して、お部屋探しやお引越し、それに伴う社宅管理等を法人企業等の担当者に代わりサポートするサービスです。クラウドシステム内での一元管理ができる他、社宅管理は業界最安値の1ヶ月あたり500円/戸でアウトソースが可能となっております。 「ベネフィット社宅」は、法人企業等に勤める従業員の住居を、法人企業等が契約することで税制メリットを活用する福利厚生サービスです。法人企業等は経費削減・採用強化・離職率低減等、従業員は可処分所得が増えるといったメリットがあります。当サービスは社宅のない企業であっても住居の賃貸借契約がある従業員全員が利用することが可能となっております。 「ヘヤワリ」は、入居者の家賃が毎月2,000円最大2年間割引になるサービスです。煩雑な契約手続きも電子契約にて簡単に行うことが可能です。当社グループが入居者に代わって管理会社又は家主と賃貸借契約を締結し、そのうえで、転借人として入居者と転貸借契約を締結するサービスとなります。 「TANT」は、2024年9月に新設した子会社「株式会社TANT」のサービスです。総フォロワー数2,000万を超えるTikTokerネットワークで国内外の法人企業等のPR活動を支援します。 2025年12月期末日現在、サービス依頼者である法人企業等の登録数は4,016社となっております。 最近5年間における「社宅ラクっとNAVI」における主要サービス(注)のサポート件数の推移は下図のとおりであります。 (単位:件) (注)主要サービスとは、部屋探しと引越し相見積りサービスのサポート件数の合計であり、上図においては最近5年間を会計年度ごとに集計しております。また、複数のサービスを利用するサービス利用者が存在するため、サポート件数はサービス利用者の延べ件数となっております。 「社宅ラクっとNAVI」を利用した法人企業等の総務人事担当者及び転勤者(従業員)より、自身の個人的な転居でも同様のサービスを受けたいとの声を受け、「社宅ラクっとNAVI」を個人向けに仕様変更したものが「引越しラクっとNAVI」となっております。「引越しラクっとNAVI」では、サービス利用者である個人が当社のWEBサイト上で直接当社にサポートを依頼し、当社のコールセンターでは本人の要望に沿ってサポートを行い、本人の要望に合致するように新生活関連事業者にサービス提供を依頼します。サポート内容は「社宅ラクっとNAVI」と同様であり、またサービス利用者である個人は無料でサービスを利用することができ、当社は新生活関連事業者より成果報酬を受け取っております。 ③ 引越しプラットフォームサービス「HAKOPLA(ハコプラ)」 当サービスは、引越事業者同士のマッチングにより、引越事業者のコスト削減・利益率アップを目的とした「引越しのプラットフォーム」です。 当サービスでは、引越案件のマッチングをはじめ、空きトラックのマッチング、作業員1人では運送できない大型家具家電運送のマッチング、人材のマッチングをプラットフォームを通じて提供するとともに、引越会社等が使用する車両の燃料や段ボール等の資材について共同購入も実施しております。これにより引越会社のコスト低減に取組んでおります。 「HAKO-Tec(ハコテク)」は、引越専用業務基幹システムです。引越業務の受付から配車、請求管理まで一元管理が可能なサービスです。 「HAKO-Ad(ハコアド)」は、引越しの間やその後もずっと近くで触れ合う段ボールへ広告を掲載し、短期集中型の広告媒体として利用したサービスです。 2025年12月期末日現在、HAKOPLA(ハコプラ)参加引越事業者は158社、案件マッチング数は64,946件となっております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 ④ 引越しラクっとNAVI(引越会社向けサービス) 引越しラクっとNAVIのサービスは、引越し専任のコンシェルジュが、お客さまのお荷物量を確認し複数の引越会社と料金交渉を行います。お客様は複数の見積りから引越会社を選ぶだけで、引越し依頼まで完了することが可能なサービスです。
経営方針・対処すべき課題5,927字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、創業以来「困った困ったを、良かった良かったに。」を経営理念として掲げ、「新生活を迎える方だけではなく、送り出す方、また新生活を始めるに当たって必要なサービスを提供する方、それぞれの課題解決に貢献する」ことをミッションに事業を展開しております。 「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」の「三方よし」の精神から、新生活を迎える方(サービス利用者)、送り出す方(サービス依頼者)、新生活関連事業者(サービス提供者)に新生活にかかわる社会問題の解決(世間)を加えて「四方よし」として、持続可能な社会の実現に取り組んでおります。 具体的には、移転に伴う新生活関連サービスという幅広い市場をターゲットとして、新生活サービスプラットフォームの構築と提供を通じて、当該市場における部屋探し、引越し、でんき、ガス、インターネット回線等のライフラインの手配、また法人においては社宅管理等をワンストップで提供し一元管理することで、新生活を迎える方へのサポートに加えて、新生活に関わる不動産事業者や引越事業者、ライフライン提供事業者等の幅広いニーズに応える事業を展開しております。 新生活を迎える際に直面するそれぞれの課題を、新生活サービスプラットフォームを通じて解決することによって、新生活関連市場における社会課題である引越しワンストップサービスの推進、賃貸契約における電子契約の推進、引越し難民問題の解消などの課題に対しても同時に解決することを目指しております。新生活における様々な手続きの円滑化、顧客の利便性の向上、業務の効率化、転勤業務の軽減及びコスト削減といった各種課題に関して、個人・法人に捉われることなく、すべての顧客の満足に目を向けた「オールユーザーファースト」という考えで、新生活の課題を解決していくとともに、顧客満足度の向上を図ることで更なる企業価値の最大化に尽力しております。 (2) 目標とする経営指標等 当社グループは持続的な成長と企業価値向上を目指しており、全社的な主要な指標として売上高及び営業利益を重視しております。また、転貸戸数及び法人企業等の登録数についても主要な指標と考え「月次売上高(速報)および主要 KPI に関するお知らせ」として毎月開示を実施しております。 前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 売上高   (千円)   3,586,529   4,364,484 営業利益   (千円)   455,340   760,303 転貸戸数   (戸)   44,650   54,459 法人企業等   (社)   3,713   4,016 (3) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 当連結会計年度における日本国内の経済は、企業収益の改善や賃金上昇、訪日外国人によるインバウンド需要等の回復に支えられ、緩やかな回復基調を維持しました。一方で、円安による物価上昇や米国の通商政策の動向等から個人消費には伸び悩みが見られ、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 こうした経済環境の中、当社グループは、日本企業における慢性的な人材不足という社会課題の解決に向け、「外国人就労支援」を開始するとともに、生成AIやデータ活用を通じた既存サービスの利便性向上を重要な課題と位置付け、継続的に取り組んでおります。また、安定した技術基盤の構築と開発体制の強化を目的としてCTO(最高技術責任者)職を新設し、エンジニア組織の拡充を進めております。加えて、中長期的な企業価値向上に向けた人材基盤の強化の一環として、女性活躍推進にも継続的に取り組んでおります。今後も、技術力に加え、人材や組織体制の強化を通じて質とスピードの両立を図り、持続的な成長の実現に努めてまいります。 このような状況の下、2025年12月期において「新生活ラクっとNAVI」における主要サービスのサポート件数が527,687件(前期比31.1%増)、「社宅ラクっとNAVI」における主要サービスのサポート件数が同50,939件(前期比6.7%増)と堅調に推移しておりますが、更なる事業成長を実現するべく、以下の戦略を実行してまいります。 ① 顧客基盤の拡充 当社は設立当初より、不動産会社向けサービス「新生活ラクっとNAVI」において、新生活の起点である転居先が決まったことに並行し不動産事業者等から転居した方に対する新生活サポートを依頼されるよう提携を進めてまいりました。その後、法人企業向けサービス「社宅ラクっとNAVI」により移転者情報を法人企業等で人事異動が決まったことに並行して総務人事担当者より依頼を受け、サービスの提供を開始いたしました。 その結果、2025年12月期末日現在、サービス依頼者としての不動産事業者等の登録数は1,491社、法人企業等の登録数は4,016社となっております。 今後も、不動産事業者の仲介件数及び管理物件の稼働率を向上するための提携活動を強化し、法人企業等に対しては、当社サービス認知度向上施策を強化することにより顧客基盤の更なる拡充を図ります。 具体的には、不動産事業者等については、サポート依頼者としての側面だけではなく、法人企業等の転勤又は福利厚生としての部屋探しを依頼するサービス提供者及び賃貸物件転貸サービスにおける借主としての側面を拡大させ、不動産事業者の仲介件数及び管理物件の稼働率を向上するための提携活動を強化してまいります。 法人企業等については、福利厚生事業者や社宅管理事業者などの代理店からの新規企業の獲得、展示会などの外部イベントへの当社サービスの積極的な展示又は出店等による認知度向上施策を強化することにより、顧客基盤の更なる拡充を図ります。 ② サービス提供事業者との関係強化 当社の移転者サポート事業は、特定のサービスを販売又は特定の事業者の代理となっておらず、サービス利用者の立場となりサービス利用者が必要とする最適なサービスの提供をサポートするものであります。サービス利用者の満足度を最大化するためにはサービスの選択肢を豊富にする必要があり、そのために数多くのサービス提供事業者との提携を実現しております。2025年12月期末日現在、サービス提供事業者としての不動産事業者の提携数は753社、引越事業者は225社、ライフライン提供事業者は101社となっております。 また、当社ではサービス利用者の満足度を最大化するための高いサービス品質も必要であると考えており、当社がサポートする顧客の満足度をともに最大化してくれる事業者との関係を強化することで、ユーザーファーストの立場でサービス利用者が必要とするサービスの提供を実現できるものと考えております。不動産業界においては「社宅推進プロジェクト」、引越業界においては「引越業界の未来をつくる会」を発足し、1社では解決できない共通した業界の課題等を解決していくことに取組んでおります。これによりサービス提供事業者との関係性が強化されております。 ③ クラウド賃貸契約サービスの個人顧客への展開 従来から存在する法人企業等に対する社宅管理サービスは、各社の事業モデルの変化と、働き方改革及び転勤を伴うジョブローテーションの見直しにより減少傾向にある市場を、社宅管理サービス事業者各社で取り合っている環境にあります。一方で、法人企業等の安定的な成長のため、人材の確保と定着は重要な課題と認識されており、法人企業等が従業員に対して提供する福利厚生などについては、改めて付加価値の向上及び改善が検討されている環境にあります。 当社では、全国の不動産事業者との提携により、様々な部屋探しのサポートをして参りましたが、上記の環境変化に対応すべく、従来の転勤社宅及び福利厚生として提供する社宅に加えて、企業に勤める従業員個人が利用可能な、最大2年間、毎月2,000円の家賃割引が受けられるサービス「ヘヤワリ」のサービス展開に至っております。 従来の社宅管理で提供されていた法人企業等の総務人事担当者の工数削減のみに留まることなく、法人企業等の福利厚生に対する新たな価値を創出し、さらには働く個人の住み方の変革を実現すべく、提携不動産事業者等と協力して新たな事業を推進してまいります。 ④ 引越しプラットフォーム価値の向上と高い成約率の実現 引越しの需要と供給のバランスが崩れることを起因として、ここ数年社会問題となっている引越し難民という課題に対して、当社は引越事業者の供給を最適化することにより解決を図っております。具体的には、当社が全国の提携引越事業者が利用できるプラットフォームシステムを開発し、全国の提携引越事業者が自社では対応できない引越案件を任せることができる引越事業者を、又は自社で対応する引越案件を提供してくれる引越事業者をマッチングすることにより、引越事業者の引越サービスの顧客価値最大化と経営効率の向上を同時に図っております。 また、従来からの課題である、エリアを限定して営業している引越事業者のエリア外の引越受注に対しても、都市間で運行している幹線便の利用や積みと下ろしの分割及びマッチングをプラットフォーム上で実現することにより、引越事業者の受注機会を最大化することによる収益の向上を図るとともに引越サービス自体の供給量の最大化も実現しております。 こうした取り組みについては、プラットフォームシステムを開発するだけで実現できるものではなく、真に引越事業者と顧客に重きを置いたサービスを開発し続けてきた当社と引越事業者との信頼関係がなければ実現するものではなく、他社が真似することが難しい参入障壁の高いサービスであると自負しております。 ⑤ データベースを活用した新たな商材の開発と事業領域の拡大 当社グループは新生活関連事業者の課題解決や新生活を開始する顧客等のデータベースを活用したサービスを提供しており、代表的なサービスは以下のとおりとなります。 ・web上で契約情報確認のできる社宅管理サービス ・クラウド賃貸契約サービスにおける火災保険サービス ・単身赴任、長期出張及び一人暮らしをサポートする家具家電レンタルサービス ・長距離運送及び大型家具家電運送等の引越案件のマッチングサービス ・引越事業者が利用する燃料や段ボール等の共同購入 ・引越会社の人材不足をサポートする人材マッチングサービス ・引越業界に特化した業務の一元管理が可能なクラウド型業務基幹システム 当社グループでは今後も幅広い領域をカバーした新生活関連事業者の課題を解決する新サービスを開発、拡大することにより、全社の事業成長を実現してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、新生活を迎える人とサービスを提供するパートナー企業双方の『困った困ったを、良かった良かったに。』に変えていくことを経営理念として掲げております。新生活を迎える際に直面する「困った」を的確に抽出し、新生活サービスプラットフォームを通じて解決することで「良かった」に変えていくことにより、顧客とパートナー企業の信頼を高めて企業価値を向上してまいります。 上記経営理念のもと、急速に変化する市況に対応するため、当社グループでは以下の課題に取り組み、事業の拡大に努めてまいります。 ① 事業基盤の強化 当社グループの基盤事業である「新生活ラクっとNAVI」及び「社宅ラクっとNAVI」においては、利用者を増加させるとともにサポートの品質向上が最重要事項であると考えております。利用者増加のため、法人企業等の契約獲得に注力し当社グループが管理する社宅戸数を増加させることにより、強固な事業基盤構築を目指してまいります。 ② パートナーシップの拡大 当社グループの事業運営においては、サポート実施時に具体的な業務を担当する不動産事業者、引越事業者、新電力事業者、ガス小売事業者、インターネット回線事業者等多くの事業者との連携が必要不可欠となっております。移転者サポート事業の継続的な発展のために引き続き事業者とのパートナーシップの拡大を図ってまいります。 ③ デジタル連携の推進 当社グループでは新生活関連サービスのデジタル化及びワンストップ化の推進が必要であると考えております。政府や民間事業者と連携して、引越しに伴う手続きの負担を軽減し、手続漏れを防止するため引越しワンストップサービスの実証実験に参加する等の取組みを実施してまいりました。また、クラウド賃貸契約サービスにおける転貸借契約の電子化を起点として、不動産業界のデジタル化や新技術の活用を推進してまいります。 ④ 新規事業の開発と推進 当社グループの収益源の多様化並びに継続的な成長・拡大を図るためには、新規事業の開発と推進が不可欠であります。「新生活ラクっとNAVI」「社宅ラクっとNAVI」「HAKOPLA(ハコプラ)」に続く新たな事業を企画すると共に、「ベネフィット社宅」「ヘヤワリ」「TANT」「HAKO-Ad(ハコアド)」「HAKO-Tec(ハコテク)」等、新サービスの開発を推進し、事業間シナジーの最大化を目指してまいります。 ⑤ 組織体制の整備 当社グループは、今後の事業拡大及び事業基盤の強化を図るにあたり、優秀な人材の確保及び従業員の育成が重要であると考えております。そのため、これまで同様継続して従業員の育成に注力し、事業規模に応じて組織体制の整備を進めてまいります。 ⑥ 情報管理体制の強化 当社グループは、多くの個人情報及び機密情報を有しているため、情報管理の徹底が重要であると考えております。当社グループは、プライバシーマーク及び情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得し、さらに内部監査部門によるモニタリングを実施する等、情報管理体制の構築及び運用に努めております。今後につきましても、PDCAサイクルに基づく管理体制の継続的な見直し・改善、及び従業員向け研修の実施を通じて、情報管理体制の一層の強化に取り組んでまいります。
事業等のリスク6,475字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループの株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 引越業界の動向について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社グループは「移転者サポート事業」の単一セグメントで事業を行っており、引越しに伴う事業となります。日本全体における世帯数及び移動世帯数は減少傾向にあり、想定した以上に世帯数及び移動世帯数が減少した場合や競合との競争激化により当社グループが市場でシェアを獲得できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合について(発生可能性:中 /影響度:大) 当社グループが事業を展開する引越関連業界において類似するビジネスを展開する企業は数社あるものの、サービスの特性、その導入実績、新生活関連事業者とのネットワーク等様々な点から他社と比較して優位性を確保できていると認識しておりますが、今後において十分な差別化等が図られなかった場合や、新規参入により競争が激化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 経済情勢や法人企業等の人事異動傾向について(発生可能性:高 /影響度:大) 当社グループは、法人企業等の転勤に伴う新生活をサポートすることで収益を得ております。法人企業等の従業員の転勤は定期的な人事異動に拠る傾向が大きい状況であるため、経済情勢の悪化や法人の異動方針の変更等により引越しを伴う異動が減少した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 個人情報保護について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社グループは、当社グループ従業員の個人情報に加えて、当社グループが提供するサービスにおいてユーザーの個人情報、さらにはユーザーが保有する第三者の個人情報に関与するケースがあります。当社グループは個人情報の取り扱いに関して、法務総務部を主管部署とした個人情報保護体制を構築・運用し、個人情報保護に万全を尽くしております。具体的には、個人情報保護規程及び特定個人情報取扱規程を定め、個人情報の取得の際には利用目的を明示し、その範囲内でのみ利用するとともに、役職員を対象とした個人情報保護に関する社内研修や社内システムへのアクセス権限管理の厳密化等の対策を行っております。また、当社は、個人情報保護マネジメントシステム‐要求事項(JISQ15001)を満たす企業として、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)よりプライバシーマークの認定を受け、定期的に更新しております。 さらに、内部監査部門によるモニタリングを実施し、管理体制の有効性の確認および改善に努めております。 しかしながら、上記の取り組みにも関わらず、外部からの悪意による不正アクセス行為及び関係者の故意又は過失による顧客情報の漏洩、消失、改ざん又は不正利用等、万一当社グループ又は当社グループの業務委託先から個人情報が漏洩した場合には、信用の失墜又は損害賠償による損失が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 法的規制について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社グループの「移転者サポート事業」は、提供するサービス内容に応じて、宅地建物取引業法、電気通信事業法、賃貸住宅管理業法、職業安定法及び旅行業法等の法的規制の適用を受けております。当社グループでは、法務総務部を主管部署として、外部専門家(弁護士等)と連携し、リスクマネジメント・コンプライアンス規程及びコンプライアンスガイドラインの整備・運用等により法令遵守体制の構築に努めております。現時点において、これらの許認可の取消し等の事由は発生しておりませんが、将来、法令違反その他の事由により許認可の取消し又は更新が認められない場合には、当社グループの事業活動に支障を来し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) システム障害について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社グループの事業はインターネット環境において行われており、サービスの安定運用のためにシステム企画部等が主管部署となり、情報システム管理規程及び情報システム運用管理規程を制定し、セキュリティソフトの導入をはじめサーバーアクセスログの解析・セキュリティソフトのレポート解析・定期脆弱性診断及びシステム更新時の脆弱性診断等の対策を実施しております。当社は、2024年3月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得いたしました。 しかしながら、アクセス数の突発的な増加、人的ミス、コンピュータウイルスの混入、第三者によるサーバやシステムへのサイバー攻撃、自然災害等の様々な要因により、当社の想定を超えるシステム障害等が発生した場合には、当社グループの事業活動に支障が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 新規事業への取り組みについて(発生可能性:低 /影響度:中) 当社グループでは、事業展開の対象領域としている不動産業界及び引越業界において、事業規模の拡大と収益源の多様化を目的として、新規事業開発及び新規サービスの提供を検討しております。これにより、人材採用、広告宣伝、システム投資等の新たな費用が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、新規事業開発及び新規サービスの提供が計画どおりに進まない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 内部管理体制の整備について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社グループは、企業価値を継続的かつ安定的に高めていくために、コーポレート・ガバナンスが有効に機能すること及び適切な内部管理体制の整備が必要不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な整備・運用、さらに法令・定款・社内規程等の遵守を徹底しておりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の整備が追いつかない場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材の採用、育成及び定着について(発生可能性:中 /影響度:中) 当社グループでは、人材の採用、育成及び定着は、今後の継続的な成長実現のための重要課題であると認識しております。このため、新卒・中途を問わず、積極的な採用活動を通じ、優秀な人材を確保するとともに、社内研修や人事制度の改善、福利厚生の拡充等により、人材の育成や定着率の向上を図っておりますが、当社グループが求める人材を計画どおりに確保できなかった場合、採用・育成した人材が当社グループの事業に寄与しなかった場合、優秀な人材が社外に流出した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 特定人物への依存について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社代表取締役社長である鹿島秀俊及び常務取締役である横川尚佳は、当社の設立者であるとともに、大株主であり、経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしております。このため、当社グループは、両名に過度に依存しない体制を作るために、取締役会等における役員間の相互の情報共有や経営体制の強化を図っております。 しかしながら、現状において、何らかの理由により両名が当社グループの業務を継続することが困難になった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) コンプライアンス体制について(発生可能性:低 /影響度:中) 当社グループでは、今後企業価値を高めていくためにはコンプライアンス体制が有効に機能することが重要であると考えております。そのため、リスクマネジメント・コンプライアンス規程を制定し、全役員及び全従業員を対象として社内研修を実施し、周知徹底を図るとともに、コンプライアンス体制の強化にも取り組んでおります。 しかしながら、これらの対策を講じてもコンプライアンス上のリスクを完全に解消することは困難であり、今後の当社グループの事業運営に関して法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 技術革新について(発生可能性:中 /影響度:中) 当社グループが運営するサービスは、インターネット関連技術を基盤としております。インターネット業界における技術革新のスピードは著しく、当社グループでは、これらの変化等に迅速に対応できるよう、最新技術への迅速な対応や情報の蓄積・分析に注力しておりますが、今後の技術革新や顧客ニーズの変化に伴い、最新技術への対応が困難となった場合、当社グループの提供するサービスが陳腐化し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 配当政策について(発生可能性:中 /影響度:中) 当社は、2024年11月14日開催の取締役会において、剰余金の配当等の決定に関する方針を変更し、事業上獲得した資金については事業拡大のための成長投資に充当することを最優先としつつ、同時に株主への利益還元を経営上の最重要課題と位置付け、配当性向30%を目安に総合的に考慮し決定することとしております。しかしながら、本リスク情報に記載のない事項を含め、事業環境の変化、キャッシュ・フローの状況等により、当社の業績が悪化した場合には、継続的に配当を行えない可能性があります。 (14) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:中 /影響度:低) 当社は、当社の取締役及び従業員等に対するインセンティブを目的として、新株予約権(ストック・オプション)を付与しております。今後、これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。当連結会計年度末日現在における、これらの新株予約権による潜在株式数は785,400株であり、発行済株式総数5,405,500株の14.5%に相当しております。 (15) 知的財産権について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社グループは、運営事業に関わる知的財産権の適正な獲得に努めるとともに、第三者の知的財産権を侵害することがないよう法務総務部が主管部署となり、弁理士及び弁護士との連携をすることで必要に応じた対策を講じております。しかしながら、当社グループが認識していない知的財産権が既に第三者で成立しており、これを侵害したことを理由として損害賠償請求や差止請求を受けた場合、当社グループの事業展開に支障が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 訴訟について(発生可能性:低 /影響度:大) 本書提出日現在において、当社グループとして関与している当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす訴訟手続きはありません。しかしながら、今後の当社グループの事業展開の中で、第三者の権利・利益を侵害したとして損害賠償請求等の訴訟その他の法的手続が行われる可能性があり、その訴訟、その他の法的手続の内容、結果及び損害賠償の金額によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 業績の季節変動について(発生可能性:中 /影響度:中) 当社グループは、転勤等により人の移動が増加し、サービス提供のピークを迎える3月、4月に売上高が増加する傾向にあるため、通期の業績に占める第1四半期及び第2四半期連結会計期間の比重が大きくなっております。また、比較的売上高が小さくなる第3四半期及び第4四半期においては、販売費及び一般管理費等の経費は固定費として発生するほか、次年度の繁忙期に向けた戦略的な先行投資を実施することがあります。これらの要因により、第3四半期及び第4四半期では営業利益が低水準、あるいは営業損失を計上する可能性があります。 このため、特定の四半期業績のみをもって当社グループの通期業績見通しを判断することは困難であり、第1四半期連結会計期間の業績如何によっては通期の業績に影響が生じる可能性があります。 なお、当連結会計年度における四半期の売上高、営業利益の推移は以下のとおりとなります。 単位   第1四半期 (1~3月)   第2四半期 (4~6月)   第3四半期 (7~9月)   第4四半期 (10~12月)   合計 (通期) 売上高   (千円)   1,246,918   1,224,884   983,156   909,524   4,364,484 構成比   (%)   28.6   28.1   22.5   20.8   100.0 営業利益   (千円)   281,456   271,097   146,957   60,792   760,303 (18) 自然災害や新型の感染症について(発生可能性:低 /影響度:大) 当社グループは、「社宅ラクっとNAVI」及び「引越しラクっとNAVI」においては、引越しに伴うサービスを提供しております。これらのサービスは人が引越しをすることにより収益が発生するものであり、天災や紛争、新型の感染症等の影響を受けて人の移動が制約された場合はサービスに対する需要が低下する可能性があります。 当社グループは、安定的な営業収益の確保に努めており、人の移動に関わらず継続的に得られる収益も一定程度有しております。しかしながら人の移動に制約が生じ、その制約が広範囲かつ長期に及ぶ場合には収益機会等が大きく変動し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (19) 特定の販売先への集中について(発生可能性:中 /影響度:中) 当社グループの主要取引先は、2025年12月期において当社総売上高の26.9%を占めるコールセンターによりライフライン等の手配を代行する株式会社ラストワンマイルと、2025年12月期において当社総売上高の16.3%を占める大手インターネットサービスプロバイダであるソフトバンク株式会社となっており、当社の取り扱いサービスにおける当該企業への依存度は高い状況となっております。当該企業とは良好な関係を築いており、現時点において取引関係等に支障を来たす事象は生じておらず、当社としては今後も継続的な取引が維持されるものと見込んでおります。また、当社といたしましては、当該特定取引先への依存度を下げるべく既存取引先への拡販及び新規取引先の開拓により、リスクの低減に努める方針であります。しかしながら、双方の合意又は当該特定取引先からの解約通知等により継続的取引が維持されなくなった場合や、取引条件の変更が生じる場合等には当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,608字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における日本国内の経済は、企業収益の改善や賃金上昇、訪日外国人によるインバウンド需要等の回復に支えられ、緩やかな回復基調を維持しました。一方で、円安による物価上昇や米国の通商政策の動向等から個人消費には伸び悩みが見られ、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような状況の下、当連結会計年度の経営成績は、売上高は4,364,484千円(前連結会計年度比21.7%増)、営業利益は760,303千円(前連結会計年度比67.0%増)、経常利益は765,416千円(前連結会計年度比61.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は531,616千円(前連結会計年度比56.9%増)となりました。 2025年12月期末において不動産会社向けサービス「新生活ラクっとNAVI」を導入いただいた不動産会社は1,491社、法人企業向けサービス「社宅ラクっとNAVI」を導入いただいた法人企業は4,016社となり、順調に推移しました。引越会社向けサービスにおきましては、利用引越会社数は158社となり、特に引越業務の一元管理が可能なサービス「HAKO-Tec(ハコテク)」が成長を牽引しました。 利益面におきましては、コールセンター業務の連携強化および生産性向上により、第3四半期以降の教育・採用及び人件費が抑制されました。加えて、前連結会計年度に発生した本社移転(東京支店)などの一過性の費用が剥落したことも寄与し、販売費及び一般管理費が抑制され、営業利益が増加いたしました。 なお、当社グループは、移転者サポート事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は5,257,242千円となり、前連結会計年度末に比べ1,090,521千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い現金及び預金が406,020千円、売掛金が90,017千円、前渡金が553,604千円、流動資産「その他」が41,637千円増加したこと等によるものであります。また、当連結会計年度末における固定資産は2,230,902千円となり、前連結会計年度末に比べ570,790千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い敷金及び保証金が415,134千円、長期前払費用が147,215千円増加、自社システムの開発により無形固定資産が35,200千円増加、有形固定資産が4,381千円、投資その他の資産「その他」が49,891千円減少したこと等によるものであります。 この結果、当連結会計年度末における資産合計は7,488,144千円となり、前連結会計年度末に比べ1,661,312千円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,960,855千円となり、前連結会計年度末に比べ647,671千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い前受金が479,345千円、買掛金が61,330千円、未払法人税等が84,294千円増加したこと等によるものであります。また、当連結会計年度末における固定負債は1,868,299千円となり、前連結会計年度末に比べ605,984千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い長期預り金が313,182千円、預り敷金及び保証金が289,529千円増加したこと等によるものであります。 この結果、当連結会計年度末における負債合計は4,829,154千円となり、前連結会計年度末に比べ1,253,655千円増加しました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は2,658,990千円となり、前連結会計年度末に比べ407,656千円増加しました。これは新株予約権の権利行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ20,246千円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が356,682千円、自己株式の取得により自己株式が75千円増加したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より406,020千円増加し、2,320,408千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は、963,787千円(前連結会計年度は828,460千円の増加)となりました。これは主に当連結会計年度において税金等調整前当期純利益が765,416千円計上されたこと、賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い未収入金が33,491千円、前渡金が553,604千円増加した一方で、前受金が472,675千円、長期預り金が313,182千円増加したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は、480,147千円(前連結会計年度は456,596千円の減少)となりました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い、敷金及び保証金の差入による支出が541,943千円、預り敷金及び保証金の返還による支出が134,872千円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は、117,076千円(前連結会計年度は16,874千円の増加)となりました。これは主に配当金の支払額が157,013千円あったこと等によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループは移転者サポート事業の単一セグメントであるため、事業部門別に記載しております。 事業部門の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額   前年同期比 不動産会社向けサービス   2,160,780千円   125.8% 法人企業向けサービス   1,877,778千円   115.4% 引越会社向けサービス   325,925千円   134.4% 合計   4,364,484千円   121.7% 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ソフトバンク株式会社   586,296   16.3   586,548   13.4 株式会社ラストワンマイル   471,509   13.1   1,174,814   26.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としております。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測を実施しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 また、連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度においては、法人企業等及び不動産事業者向けの移転者サポートサービスの着実な利用拡大に注力し、不動産会社向けサービス「新生活ラクっとNAVI」は、提携社数は146社増加、サポート件数は前年に比べ125,099件増加しました。法人企業向けサービス「社宅ラクっとNAVI」においては、登録社数が303社増加、サポート件数は前年に比べ3,179件増加しました。また、引越事業者向けサービスである引越しプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」につきましては、ハコプラ参加事業者が4社増加、案件マッチング数は12,817件増加し64,946件となりました。 当連結会計年度の経営成績等の分析、検討内容は以下のとおりであります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、4,364,484千円(前連結会計年度比21.7%増)となりました。不動産会社向けサービスにおける登録社数が1,491社(同146社増)、ユーザー数が227,070人(同42,720人増)に増加し、法人企業向けサービスにおける登録社数が4,016社(同303社増)、ユーザー数が38,895人(同2,417人増)に増加、引越会社向けサービスにおいては、ハコプラ参加引越会社が158社(同4社増)となり、順調に推移しました。特に引越業務の一元管理が可能なサービス「HAKO-Tec(ハコテク)」が成長を牽引しました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、1,228,715千円(前期比67.7%増)となりました。サービス別の内訳 は、不動産会社向けサービスにおける支払手数料等が994,056千円(前期比72.2%増)、法人企業向けサービスにおける支払手数料等が187,757千円(前期比52.4%増)、引越会社向けサービスにおける支払手数料等が46,901千円(前期比45.0%増)であります。 以上の結果、売上総利益は3,135,768千円(同9.9%増)となり、売上総利益率は71.8%となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、2,375,464千円(前期比1.0%減)となり、前連結会計年度に比べ22,945千円減少しました。これはコールセンター業務の連携強化および生産性向上により、教育・採用及び人件費費用が抑制されたことに加えて、前連結会計年度に発生した本社移転(東京支店)に伴う一過性の費用が減少したことによるものであります。 以上の結果、営業利益は760,303千円(同67.0%増)となり、営業利益率は17.4%となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、5,936千円となりました。これは主に業務受託手数料等によるものであります。営業外費用は823千円となり、当座貸越契約による借入金に対する支払利息等であります。 以上の結果、経常利益は765,416千円(前期比61.3%増)となり、経常利益率は17.5%となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益及び特別損失の発生はありませんでした。また、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額含む)は233,799千円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は531,616千円(前期比56.9%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおける主な資金需要は、事業規模の拡大に係る人件費、システム開発費用、賃貸物件転貸サービスにおける敷金及び保証金の差し入れとなります。事業活動に必要な資金は、自己資金又は金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等による資金調達を考えております。なお、本書提出日現在において当社グループは、無借金であり、事業活動に必要な資金は自己資金で確保できているため、健全な財政体制であると判断しております。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社の経営者は、当社グループが今後さらなる成長と発展を遂げるためには、厳しい環境の中で様々な課題に対処していくことが必要であると認識しており、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、事業運営に努めてまいります。

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出典

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