概要
ライズ・コンサルティング・グループは、2023年9月に東京証券取引所グロース市場に上場した総合コンサルティング企業である。2026年2月期の売上収益は84億円、営業利益17億円、親会社所有者帰属当期利益12億円、従業員数は397名。東京都港区に本社を置き、戦略策定から実行支援まで一貫して顧客に伴走するHands-on型コンサルティングを提供する。特定の領域に限定せず、Scopeless(契約範囲を柔軟に変更)やMore than Reports(報告書ではなく成果重視)の手法を特徴とする。
単一セグメントのコンサルティング事業と4つの手法
当社グループはコンサルティング事業の単一セグメントで構成される。顧客に伴走しながら課題解決にコミットする「Hands-on Style」、あえて明確なスコープを設定せず本質的な課題に取り組む「Scopeless」、報告書作成ではなく実行支援に注力する「More than Reports」、厳選されたプロフェッショナル人材による「Professionals」の4つの手法を掲げる。これらの手法により、戦略策定段階ではPoC(概念実証)を視野に入れた構想策定を行い、実行段階では顧客自身が事業を推進できるようになるまで伴走する。契約はScopelessを基本とし、日々変化する課題に柔軟に対応する。
売上高の成長と主要顧客への依存
売上収益は2022年2月期の34億円から2026年2月期には84億円へと年々増加し、年平均成長率は約25%である。営業利益率は2025年2月期に28.9%と高水準だったが、2026年2月期は人員構成変化による稼働率影響で20.2%に低下した。主要顧客である株式会社NTTデータへの依存度が高く、2026年2月期の販売実績は23億7948万円(全体の28.3%)を占める。2023年2月にはNTTデータと資本業務提携を締結しており、両社の関係は深い。
子会社ライズ・クロスによる外部人材活用
2022年2月に設立された連結子会社株式会社ライズ・クロスは、協力会社プラットフォームを運営し、長期パートナーとなる外部コンサルタントの確保を行う。内部人材だけでは機会損失となる案件の受注を可能にし、リソース不足を解消する役割を担う。外注売上高は2025年2月期の9億5389万円から2026年2月期には12億4370万円に増加し、事業成長に貢献している。グループ全体として、内部人材と外部パートナーを組み合わせたリソース戦略を採用している。
高い稼働率を実現する組織運営
当社はマネージャー以下について原則1人1顧客を受け持つ仕組みとし、案件終了後すぐに次の案件にアサイン可能な体制を構築している。これによりアイドルタイムが生じず、高い稼働率を実現する。また、コンサルタントは「ワンプール制」により特定の領域に限定されず様々なプロジェクトにアサインされつつ、「専門組織制」でニーズの高いテーマの研究開発や営業も行う。管理部門はシステムや自動化ツールで効率化し、間接コストを抑制することで営業利益の最大化を図っている。
業界の中での役割は総合コンサルティングサービスプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01全業界(幅広い領域)主力
当社は、特定の業界に限定せず、幅広い領域の企業に対してコンサルティングサービスを提供しています。戦略策定段階ではPoCや実行支援を見据えた構想策定を行い、実行段階ではScopelessに課題対応し、顧客が自走できるまで伴走します。
- 戦略コンサルティングサービス
- 経営戦略、事業戦略の策定を支援。PoCや実行支援を見据えた構想設計と具体的なサービス提案を行う。
- 実行支援コンサルティングサービス
- 策定した戦略の実行段階で、Scopelessな契約に基づき、変化する課題に柔軟に対応しながら顧客の伴走支援を行う。
製品と技術
Hands-on StyleとScopelessのコンサルティング手法
当社の核となる手法は「Hands-on Style」であり、単なる報告書提出にとどまらず顧客に伴走して課題解決にコミットする。契約は「Scopeless」を基本とし、当初の業務範囲を顧客の要請に応じて柔軟に変更できる。これにより、プロジェクト中に発生する新たな課題にも迅速に対応可能となる。戦略策定段階ではPoCを視野に入れた構想策定を、実行段階では顧客自身が事業を推進できるようになるまでの伴走支援を提供する。
ワンプール制と専門組織制の併用による人材育成
コンサルタントは「ワンプール制」のもと、特定の領域に限定されず業界やサービス領域を超えてプロジェクトにアサインされる。同時に「専門組織制」によりクライアントからのニーズが高いテーマの研究開発や営業も行う。このハイブリッド体制により、コンサルタントは様々な領域の経験を積みながら専門知識も習得できる。加えて、マネージャー以下は原則1人1顧客を受け持つため、案件終了後すぐに次の案件にアサイン可能で、高い稼働率を維持する仕組みが構築されている。
高い給与水準と間接コスト管理による利益最大化
当社は高い給与水準を設定し従業員への還元を行う一方、管理部門の業務をシステム、自動化ツール、マクロで効率化し徹底的に間接コストを管理する。これにより営業利益の最大化を図っている。社員のモチベーション維持・向上とコスト管理の両立が経営の特徴であり、2025年2月期には営業利益率28.9%を達成した。2026年2月期は人員構成変化の影響で20.2%に低下したが、中期経営計画では最終年度(2030年2月期)に営業利益率25〜30%を目標としている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
高収益コンサル、成長は続くも効率は低下傾向
組織・人事コンサルティングを専門とし、高い営業利益率を誇る成長企業である。直近3期で売上高は62億円から84億円へと拡大し、ライバルのプロジェクトホールディングスやFCEと比べても収益性は群を抜く。しかし営業利益率は2025/2期の25.97%から2026/2期に20.24%へと低下しており、成長に伴うコスト増や競争激化が影響しつつある。ジンジブやJSHなど同業も成長を目指す中で、差別化戦略が利益率維持の鍵となる。
強み
- 営業利益率20%超を維持し、同業他社と差別化される利益構造を実現。
- 3期で売上高約35%増と高い成長を続け、市場での存在感を高める。
- 組織人事分野に特化し、高付加価値サービスを提供できる専門集団。
- 国内外の大手企業との取引実績が多く、安定した受注が見込める。
課題
- 成長とともに営業利益率が低下し、収益性の維持が経営課題となる。
- FCEなど同業が追随し、価格競争や差別化競争が激化する恐れ。
- 人材採用・育成コストが膨らみ、供給能力の拡大が利益を圧迫する。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がライズ・コンサルティング・グループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6561HANATOUR JAPAN | 106億円 | 8.1倍 |
| 2 | 369Aエータイ | 106億円 | 27.2倍 |
| 3 | 9554AViC | 106億円 | 17.5倍 |
| 4 | 9245リベロ | 106億円 | 14.1倍 |
| 5 | 9168ライズ・コンサルティング・グループ | 105億円 | 8.5倍 |
| 6 | 2122インタースペース | 105億円 | 24.7倍 |
| 7 | 4642オリジナル設計 | 105億円 | 14.0倍 |
| 8 | 9556INTLOOP | 105億円 | 38.9倍 |
| 9 | 7374コンフィデンス・インターワークス | 104億円 | 12.0倍 |
| 10 | 6094フリークアウト・ホールディングス | 103億円 | 6.8倍 |
| 11 | 2163アルトナー | 102億円 | 16.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 8件
資本金5千円で設立された2020年11月
2020年11月、東京都港区に株式会社ライズ・ホールディングス(資本金5千円)として設立された。同年12月には旧株式会社ライズ・コンサルティング・グループの過半数株式を取得し子会社化。翌2021年3月に旧社を吸収合併し、株式会社ライズ・コンサルティング・グループに商号変更した。この一連の再編により、現在の事業基盤が形成された。設立からわずか4ヶ月でM&Aを完了し、事業を本格化させた点が特徴である。
本社移転と子会社設立を経た2022年
2021年3月に本社を東京都港区東新橋から同区六本木へ移転。2022年2月には連結子会社となる株式会社ライズ・クロスを設立し、外部人材プラットフォーム事業を開始した。この子会社設立は、内部リソースだけではカバーできない案件に対応するための布石であり、後の外注売上高の増加につながる。2023年2月には株式会社NTTデータと資本業務提携契約を締結し、大手IT企業との関係を構築した。
東京証券取引所グロース市場へ上場した2023年9月
2023年9月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時の売上収益は2023年2月期で48億円、当期利益10億円。グロース市場への上場により資金調達の選択肢が広がり、認知度も向上した。上場後も売上高は拡大を続け、2025年2月期には77億円、2026年2月期には84億円に達している。
SHIFTとの資本業務提携を発表した2025年4月
2025年4月、株式会社SHIFTと資本業務提携契約を締結した。SHIFTはソフトウェアテストや品質保証サービスで知られる企業であり、この提携によりコンサルティングと品質保証のシナジーが期待される。2023年のNTTデータとの提携に続く2例目の大規模提携であり、事業領域の拡大や収益モデルの多角化につながる可能性がある。沿革上、2026年2月期以降の成長戦略に影響を与える重要な出来事である。
年表8件を開く
2020年代
- 2020年11月創業株式会社ライズ・ホールディングス(資本金5千円)を設立(東京都港区)
- 2020年12月旧株式会社ライズ・コンサルティング・グループの過半数の株式を取得して、同社を子会社とする
- 2021年3月M&A旧株式会社ライズ・コンサルティング・グループを吸収合併し、同日、株式会社ライズ・コンサルティング・グループに商号変更
- 2021年3月本社を東京都港区東新橋より六本木へ移転
- 2022年2月株式会社ライズ・クロス(現連結子会社)を設立(東京都港区)
- 2023年2月株式会社NTTデータと資本業務提携契約を締結
- 2023年9月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年4月株式会社SHIFTと資本業務提携契約を締結
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上収益年平均成長率(CAGR)2030年2月期まで20~25%
- 営業利益率2030年2月期まで25~30%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
スケーラビリティ確保
案件獲得力強化のためプラクティス拡充とインサイドセールスによるCRM強化、人材獲得のために採用体制強化と従業員エンゲージメント向上による離職率低減、品質・生産性向上に生成AI活用を推進する。
- 02
TAMの拡大
トップイシューの上流案件から一気通貫での支援に加え、IT/DX関連企業等とのアライアンスを通じてシステム領域の事業を拡大し、コンサルティング事業の高付加価値化を図る。
- 03
既存事業の進化と新会社設立
市場ニーズに合わせ2つのSBU(プロジェクト推進・実行支援領域と戦略策定・実行プランニング領域)を設置し、計画と実行を連動。新会社NouScaleを通じてAIの自社実装とコンサルティング価値向上を実現する。
- 04
アライアンスによる営業力強化
協業先やクライアントとの業務提携・合弁会社設立等を通じて事業領域拡大と高付加価値化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で397人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,108万円で、2期前と比べて−4.4%。平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は2.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年2月 | 1,159 | 32.5 | 2.5 | 264 | — |
| 2025年2月 | 1,183 | 33.5 | 2.3 | 330 | 606 |
| 2026年2月 | 1,108 | 33.2 | 2.3 | 397 | 428 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ライズ・クロス(注)2、3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社SHIFT (注)4、5東京都港区 · その他の関係会社議決権33.2%
- 調達4.6億円令和8年度GX需要創出・カーボンプライシング運営事業(グリーン鉄を活用した公共工事におけるCFP算定等の調査)経済産業省 · 2026-05-07
- 調達4,200万円令和8年度化石燃料由来CO2削減に向けた吸収源にかかる資源利用のための調査検討委託業務【総合評価落札方式】環境省 · 2026-03-09
- 調達3,518万円令和8年度地球温暖化・資源循環対策等調査事業(GX戦略地域における事業環境整備及びフォローアップに係る調査)経済産業省 · 2026-03-04
- 調達1,260万円令和7年度技術開発調査等の推進事業費 (エコシップ産業創出等の実現に向けた調査)経済産業省 · 2025-08-05
- 調達500万円令和7年度業務用建築物における再エネの余剰電力活用促進に係る調査委託業務【総合評価落札方式】環境省 · 2026-01-13
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は84億円、営業利益は17億円。前期と比べると増収減益で、売上が+9.1%、利益が-15.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 100億円 | 84億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 17億円 |
| 純利益 | 7億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥21 | ¥21 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は2億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+23.5%、営業利益は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年2Q | 29 | 8 | 27.6 | 5 |
| 2024年3Q | 15 | 5 | 33.3 | 4 |
| 2024年4Q | 18 | — | — | 4 |
| 2025年1Q | 17 | 4 | 23.5 | 3 |
| 2025年2Q | 19 | 4 | 21.1 | 3 |
| 2025年4Q | 41 | 12 | 29.3 | 8 |
| 2026年2Q | 44 | 10 | 22.7 | 7 |
| 2026年4Q | 40 | 7 | 17.5 | 5 |
| 2027年1Q | 21 | 2 | 9.5 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
直近期の営業利益率は20.2%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 旧株式会社ライズ・コンサルティング・グループを吸収合併し、同日、株式会社ライズ・コンサルティング・グループに商号変更 | |||||
| 2021年2月 | — | — | −2 | — | −2 |
| 株式会社ライズ・クロス(現連結子会社)を設立(東京都港区) | |||||
| 2022年2月 | 34 | — | 8 | — | 7 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年2月 | 48 | — | 13 | — | 10 |
| 2024年2月 | 62 | — | 18 | — | 13 |
| 2025年2月 | 77 | 20 | 19 | 26.0 | 14 |
| 2026年2月 | 84 | 17 | 17 | 20.2 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高84億円のうち、営業利益として残るのは17億円で20.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の14.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.2%38億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.5%29億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.2%17億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年2月期は営業CFが14億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは13億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は27億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年2月 | 9 | −1 | −4 | 8 | 8 |
| 2023年2月 | 9 | 0 | −5 | 9 | 12 |
| 2024年2月 | 12 | 0 | −5 | 12 | 19 |
| 2025年2月 | 14 | 0 | −9 | 14 | 25 |
| 2026年2月 | 14 | −1 | −10 | 13 | 27 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年2月期の総資産は95億円。このうち返さなくてよい自己資本が72億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 58 | 20 | 38 | 34.4 |
| 2022年2月 | 70 | 27 | 43 | 39.1 |
| 2023年2月 | 75 | 37 | 38 | 49.6 |
| 2024年2月 | 85 | 52 | 33 | 60.5 |
| 2025年2月 | 92 | 63 | 29 | 68.6 |
| 2026年2月 | 95 | 72 | 23 | 75.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中65位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中228位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥423で、1年前と比べて-59.0%。過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.5倍 |
| PER (会社予想) | 15.6倍 |
| PBR | 1.49倍 |
| 配当利回り | 4.96% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は393円で、25日移動平均線(399.04円)を1.5%下回り、75日線(398.31円)も下回っています。52週高値(1278円)からは69.2%下落し、52週安値(377円)に近い水準にあります。7月中旬に416円まで反発しましたが、その後は下落基調で、出来高は概ね10万株前後で推移しています。RSIは37.25と売られすぎ圏に近く、下げ渋りも見られますが、トレンドは弱気です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは7.9倍と業界平均の22.44倍を大きく下回り、予想PERも14.4倍と低めです。PBRは1.39倍と業界平均の3.19倍を下回り、割安水準です。配当利回りは5.34%と高く、業界平均の2.71%を上回り、株主還元が手厚いです。ROEは18.45%と高水準で、収益性も良好です。ただし、配当性向は96.8%と高く、今後の配当維持が懸念されます。割安で魅力的だが、配当の持続性に注意が必要です。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.5倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 15.6倍 | — |
| PBR | 1.49倍 | 3.51倍 |
| ROE | 18.4% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
急成長してきたコンサルティング企業だが、足元の業績減速と株価急落が焦点。強気派は、高い営業利益率と成長性、人的資本への投資による将来の競争力向上を評価する。一方弱気派は、コンサルティング業界の競争激化や案件減少による業績悪化、規模の小ささによる経営の不安定さを懸念する。配当利回り5%超が下支え要因か、減配リスクが上値を抑えるか。
- 高収益体質
営業利益率20%前後と高く、コンサル業界でトップクラスの収益性。
- 成長市場
DXやPMOなど需要が拡大しており、中堅企業向けに成長余地がある。
- 株主還元
配当利回り5.34%と高く、株主への還元姿勢が強い。
- 売上高84億円と約9%増収を達成通年影響強
売上高は77億円から84億円へ9.1%増加し、増収基調が続く。
- 営業利益率20.24%と高水準を維持継続影響中
営業利益率20.24%は高く、本業の収益力は依然強い。
- ROE18.45%で資本効率が高い継続影響中
ROE18.45%と高水準で、株主資本を効率的に運用している。
- 配当利回り5.34%が下値を支える継続影響弱
配当利回り5.34%は高く、株価下落局面で買い支えとなる。
- 業績急減速
直近の売上高・利益が伸び悩み、ネット利益も減益傾向。
- 競争激化
大手コンサルや同業他社との競争が激しく、単価・受注が圧迫される。
- 小規模の不安定性
従業員397名と小さく、主要人材の離脱が経営に直結するリスク。
- 純利益12億円と前期比14%減益通年影響強
純利益は14億円から12億円へ減少し、減益基調が続く。
- 営業利益率が25.97%から20.24%へ低下通年影響中
営業利益率は5.73ポイント低下し、収益性の悪化が明らか。
- 予想PER14.4倍は実績PER7.9倍を上回る通年影響中
予想PER14.4倍は実績PER7.9倍の約1.8倍で、さらなる減益を示唆。
- 株価が1年で66.98%下落し需給が悪化不定影響弱
過去1年で66.98%下落しており、売り圧力が残りやすい。
- 営業利益率
- 収益性の維持・悪化を確認する最重要指標。
- 売上高成長率
- コンサル需要の動向と事業拡大の持続性を測る。
- プロジェクト数・単価
- 受注環境と収益性の先行指標として見る。
- 従業員一人当たり売上
- 生産性の推移を示し、人材活用の効率性を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり21円で、前期から+133.3%。いまの株価に対する利回りは4.96%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年2月 | 9 | — | 32.6 |
| 2026年2月 | 21 | 133.3 | 96.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥21
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ7,956人。区分でいちばん多いのは個人・その他で42.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.2%を占め、残る59.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 19.9 | 25.2 | 42.1 |
| 事業法人 | 1.0 | 1.5 | 33.5 |
| 外国法人 | 53.8 | 49.3 | 10.3 |
| 証券会社 | 11.3 | 3.8 | 7.1 |
| 金融機関 | 14.0 | 20.1 | 6.7 |
| 自己株式 | — | 1.4 | 2.9 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社SHIFT | 32.24 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.97 |
| 03 | 朝日 竜樹 | 4.88 |
| 04 | BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.15 |
| 05 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.02 |
| 06 | 野村證券株式会社 | 1.83 |
| 07 | 岡 秀朋 | 1.82 |
| 08 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 1.57 |
| 09 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.36 |
| 10 | UBS AG LONDON A/CIPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.17 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-04アーカス・インベストメント・リミテッド新規の大量保有報告6.10%+1.05pt
- 2026-05-07アーカス・インベストメント・リミテッド新規の大量保有報告5.05%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+141%、1株純資産は6期で−67%。直近期のROEは18.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | −124 | 908 | — | — | — |
| 2022年2月 | 28 | 113 | 28.6 | — | — |
| 2023年2月 | 40 | 154 | 29.8 | — | — |
| 2024年2月 | 54 | 157 | 29.6 | 17.8 | — |
| 2025年2月 | 59 | 260 | 24.7 | 10.7 | 32.6 |
| 2026年2月 | 51 | 298 | 18.4 | 10.2 | 96.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額252百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松岡竜大 | 代表取締役社長COO | 54 | 19,600 |
| 北村俊樹 | 代表取締役CEO | 42 | 110,130 |
| 和田学 | 代表取締役副社長 | 41 | 143,690 |
| 進藤基浩 | 取締役CFO | 52 | 44,600 |
| 武田智行 | 取締役 | 46 | — |
| 奥田高志 | 取締役 | 63 | — |
| 崔真淑 | 取締役 | 43 | — |
| 大倉奨貴 | 取締役 | 37 | — |
| 田中信一 | 常勤監査役 | 66 | — |
| 山田梨津子 | 監査役 | 45 | — |
| 岡本明子 | 監査役 | 45 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 170 | 48 | 18 | 218 | 55 |
| 社外取締役 | 6 | 34 | — | — | 34 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,861字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,813字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,193字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,181字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-28
- 半期報告書半期報告書-第6期(2025/03/01-2025/08/31)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-29
- 半期報告書半期報告書-第5期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-31
- 四半期報告書四半期報告書-第4期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第4期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期 第1四半期決算説明会資料2026-07-14
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