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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

東洋テック

toyo tec co ., ltd9686 · Standard · サービス業

セコムグループの警備会社。機械警備・常駐警備・輸送警備を柱に、ATM管理やビル管理、不動産賃貸まで手掛ける。

概要

東洋テックは1966年に大阪で創業した警備・ビル管理・不動産を手掛ける企業グループである。2026年3月期の連結売上高431億円のうち警備事業が約75%を占め、機械警備・常駐警備・輸送警備・ATM管理を主力とする。従業員2,096人。セコムをその他の関係会社に持ち、関西電力とも資本業務提携を行う。株式は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

警備事業が売上の約75%を占める三事業体制

東洋テックグループは警備事業、ビル管理事業、不動産事業の三つを柱とする。2026年3月期の連結売上高43,071百万円の内訳は、警備事業32,291百万円(構成比75.0%)、ビル管理事業10,289百万円(同23.9%)、不動産事業491百万円(同1.1%)である。セグメント利益は警備事業2,081百万円、ビル管理事業687百万円、不動産事業178百万円。グループは当社と子会社7社で構成され、その他の関係会社としてセコムが存在し、警備業務の一部を委託している。また、関西電力との資本業務提携により、ホームセキュリティ事業にも参画している。

機械警備・常駐・輸送・ATM管理を網羅する警備事業

警備事業は機械警備、常駐警備、輸送警備、ATM管理、工事・機器販売の五つに細分化される。2026年3月期の売上高は機械警備8,741百万円、常駐警備15,104百万円(前期比106.7%増)、輸送警備2,424百万円、ATM管理2,157百万円、工事・機器販売1,882百万円である。機械警備は1967年に開始したA1システムに端を発し、現在はIP画像伝送システムによる遠隔監視が主流。常駐警備は2025年の大阪・関西万博で大規模に展開し、売上を倍増させた。輸送警備は1968年に貨物自動車運送事業免許を取得し、現金・貴重品の運搬を担う。ATM管理は1982年のCD総合管理業務から発展し、金融機関向けに現金管理と保守を一括提供する。

ビル管理事業と不動産事業の安定収益

ビル管理事業はビル総合管理と清掃業務が中心である。2026年3月期の売上高は10,289百万円、セグメント利益は687百万円。子会社の東洋テックビルサービスが主要な担い手であり、2022年に共同総合サービス、森田ビル管理、明成の3社を吸収合併し、規模を拡大した。改修工事提案や価格改定の定着により収益性が改善している。不動産事業は賃貸、仲介、投資の三部門からなり、2026年3月期の売上高は491百万円と前期比72.4%減。これは収益マンション1物件の売却や仲介部門の低調による。子会社テック不動産が仲介業務を担う。

関西電力との提携と万博効果

2004年に関西電力と資本業務提携を締結。これに先立ち2001年には両社で関電セキュリティ・オブ・ソサイエティ(現オプテージ)を設立し、ホームセキュリティサービスを2002年から開始した。2025年の大阪・関西万博では、当社を幹事会社とする共同企業体がゲート警備・会場警備を受注。さらにパビリオンや駐車場、公共交通機関でも警備・ビル管理を受託し、2026年3月期の常駐警備売上は151億円に拡大した。万博は一過性のイベントと位置づけつつ、その経験を新たな成長領域への進出やウェル・ビーイング経営につなげる方針である。

業界の中での役割は警備サービスとビル管理サービスを提供する会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
431億円
営業利益
29億円
営業利益率
6.7%
純利益
20億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
警備事業323億円74.9%21億円6.5%
ビル管理事業103億円23.9%7億円6.8%
不動産事業5億円1.2%2億円40.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01警備主力

機械警備、常駐警備、輸送警備を核に、ATM管理業務や警報設備工事・機器販売も手掛ける。セコムへの業務委託も活用し、幅広い警備ニーズに対応する。

主な製品・サービス5
機械警備
センサーやカメラを用いて遠隔監視し、異常時に警備員が現場へ急行する警備サービス。
常駐警備
施設に警備員を常駐させ、受付・巡回・監視・防犯などの業務を担う警備サービス。
輸送警備
貴重品や重要物資の輸送中における安全を確保する警備サービス。
ATM管理業務
CD/ATMの現金装填や保守管理などの総合管理業務を提供する。
警報設備工事・機器販売
警報設備の設計・施工・保守および関連機器の販売を行う。

02ビル管理準主力

ビル総合管理業務と清掃業務を展開。受注した清掃業務は子会社に委託し、ビルオーナーの運営を支援する。

主な製品・サービス2
ビル総合管理業務
ビルの設備管理、保守点検、警備などを行う総合的なビル運営サービス。
清掃業務
ビル内外の日常清掃や定期清掃を提供する。

03不動産副次

不動産賃貸業務、仲介業務、投資業務を手掛ける。賃貸は自社所有物件を中心に、仲介は子会社テック不動産が担う。

主な製品・サービス3
不動産賃貸業務
所有する不動産を賃貸し、賃料収入を得る。
不動産仲介業務
不動産の売買・賃貸の仲介を行う。
不動産投資業務
収益を見込んだ不動産への投資を行う。

製品と技術

機械警備の核「A1システム」からIP画像伝送へ

東洋テックの機械警備は1966年に完成したA1システムに始まる。これは監視センターと契約先を専用回線で結び、異常を検知する仕組みである。1998年には新監視ネットワークシステムを導入し、通信の高速化と信頼性向上を実現。2005年にはIP画像伝送システムを稼働させ、遠隔地からのリアルタイム映像監視が可能となった。2026年3月期の機械警備売上高は8,741百万円で、警備事業全体の27%を占める。現在も画像解析AIの活用など高度化を進めている。

ATM総合管理と集配金サービス「TEC-CD」

1980年に金融機関のキャッシュサービスコーナーの自動運行管理業務を開始、1982年にはCD総合管理業務(現ATM管理業務)に発展した。ATMの現金補充・保守・障害対応を一括で受託するサービスで、2004年にはISO9001認証を取得。2013年には売上金回収サービス「TEC-CD」を追加し、店舗からの売上金の回収・輸送・ ATMへの補充までをワンストップで提供する。2026年3月期のATM管理売上は2,157百万円で、金融機関の業務効率化に貢献している。

入退室管理「TEC-IS」とホームセキュリティ

2014年に入退室管理システム「TEC-IS」のサービス提供を開始した。ICカードや生体認証を用いてオフィスや施設の出入口を管理し、セキュリティと利便性を両立する。また、2001年には関西電力などと共同で関電SOS(現オプテージ)を設立し、ホームセキュリティ事業に参入。2002年よりサービスを提供しており、家庭向けの警備・見守りサービスを展開している。これらのシステムはグループのセキュリティソリューションを構成する重要な要素である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

物流アウトソーシングで急成長、高成長志向

当社は物流アウトソーシングや倉庫・配送業務を手がけるサービス企業で、サービス業セクターに属する。同業他社との比較では、売上高は急成長しており、営業利益率も大きく改善している。ライバルとしてジンジブなどが挙げられるが、当社はカスタマイズされた物流ソリューションを強みとする。近年の業績は、売上高が大幅に増加しており、営業利益率も向上している。課題としては、成長に伴う人材確保や業務の標準化があり、また競争激化への対応も必要である。将来の成長には、新サービスの開発やIT活用が重要な鍵となる。

強み

  • 売上と利益が急成長しており、勢いがある。
  • 顧客に合わせた物流設計など付加価値の高いサービスを提供。
  • 営業利益率が改善しており、収益構造が強化されている。
  • 物流分野に特化し、高度な専門知識を持つ。

課題

  • 急成長により人材不足が深刻化し、採用・育成が課題。
  • 業務プロセスの標準化が進まず、効率化が課題。
  • 物流業界の競争が激しく、差別化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が東洋テック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16566要興業207億円13.1倍
29163ナレルグループ205億円10.7倍
32180サニーサイドアップグループ199億円
42498オリエンタルコンサルタンツホールディングス197億円8.7倍
59765オオバ195億円13.4倍
69686東洋テック194億円9.0倍
76194アトラエ192億円17.2倍
84767テー・オー・ダブリュー192億円11.7倍
96073アサンテ187億円60.8倍
107354ダイレクトマーケティングミックス187億円10.1倍
117358ポピンズ187億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 50件

大阪で創業、機械警備のA1システムを完成

1966年1月、大阪市南区に資本金5,000万円で東洋警備保障を設立。同年11月には機械警備監視装置A1システムを完成させ、本社に監視センターを設置した。1967年2月に機械警備業務を開始。これが東洋テックの原点となる。翌1968年には金融機関の現金・貴重品輸送警備のため貨物自動車運送事業免許を取得し、輸送警備業務に参入。創業から2年で機械警備と輸送警備の二本柱を確立した。

関西から全国へ支店網を拡大

1969年7月に神戸支店、同年12月に名古屋支店、1970年4月に京都支店を設置。1975年には堺支店、1976年には東京支店を開設し、関西中心から全国へ事業領域を拡大した。1978年には大阪市内及び府下に中央・東・西・南・北の5支店を同時設置し、地域密着型の営業網を強化。1970年には「大阪府警備保障事業連絡協議会」が発足し、代表幹事会社に選任されるなど、業界での存在感を高めた。

子会社の取得と東洋テックへの社名変更

1977年、東洋機器(現東洋テックセキュリティサービス)を関係会社化。1983年には金星ダイキン空調(現東洋テックビルサービス)を加え、ビル管理分野への足がかりを築いた。1985年、兵庫武警(現東洋テック姫路)を関係会社とすると同時に、存続会社を東洋テックに変更し社名を東洋警備保障から東洋テックへ改称。これにより警備・ビル管理・空調のグループ体制が整い、多角化が本格化した。

大阪証券取引所への上場とIT化の推進

1990年8月に本社を大阪市浪速区の新社屋に移転。同年12月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場した。1994年には集配金業務を開始し、金融機関向けサービスの幅を広げた。1998年には新監視ネットワークシステムを導入。2005年にはIP画像伝送システムと包括的指令統合システムの運用を開始し、警備のIT化を加速。2004年12月にはATM管理業務でISO9001認証を取得し、品質管理体制を強化した。

M&Aによるビル管理事業の拡大とグループ再編

2003年にビル管理業務をテックビルサービスに会社分割。2009年に関係会社となったフジサービスなど、M&Aでビル管理領域を拡充した。2011年には共同総合サービス、共同ライフエンジニヤ、共同クリーンシステムの3社を関係会社化し、2012年に合併。2022年にはテックビルサービスを存続会社として共同総合サービス、森田ビル管理、明成の3社を吸収合併し、社名を東洋テックビルサービスに変更。グループ全体の経営効率化と一体化を図った。

大阪・関西万博と新たな中期経営計画

2013年に東京証券取引所市場第二部に移行し、2022年の市場区分見直しによりスタンダード市場へ。2025年の大阪・関西万博では幹事会社として大規模な警備・清掃業務を受注し、2026年3月期の連結売上高は431億円と前期比23.3%増の過去最高を記録した。第13次中期経営計画では「筋肉質な企業体質への転換」を掲げ、既存業務の採算改善と新たな成長領域への進出を推進。株主還元ではDOEを新たな指標として採用し、年間配当71円を実施した。

年表50件を開く

1960年代

  • 1966年1月大阪市南区に資本金5,000万円をもって、機械警備、常駐警備を主たる事業目的とする東洋警備保障㈱を設立。
  • 1966年11月機械警備監視装置A1システムを完成し、本社に監視センターを設置。
  • 1967年2月機械警備業務を開始。
  • 1968年2月金融機関の現金、貴重品輪送警備業務を行うため、大阪陸運局の貨物自動車運送事業免許を取得し、輸送警備業務を開始。
  • 1969年7月神戸市中央区に神戸支店を設置。
  • 1969年12月名古屋市中区に名古屋支店を設置。

1970年代

  • 1970年4月京都市中京区に京都支店を設置。
  • 1970年9月創業「大阪府警備保障事業連絡協議会」が発足し、代表幹事会社に選任される。
  • 1972年9月大阪市南区に本社社屋竣工し、本社を移転。
  • 1975年7月堺市に堺支店を設置。
  • 1976年3月東京都千代田区に東京支店を設置。
  • 1977年2月東洋機器㈱(現東洋テックセキュリティサービス㈱)を関係会社とする。
  • 1978年7月大阪市内及び大阪府下に中央支店、東支店、西支店、南支店、北支店を同時に設置。

1980年代

  • 1980年5月金融機関のキャッシュサービスコーナーの自動運行管理業務を開始。
  • 1982年9月CD総合管理を行う受託管理業務(現ATM管理業務)を開始。
  • 1983年5月金星ダイキン空調㈱(現 東洋テックビルサービス㈱)を関係会社とする。
  • 1985年4月M&A㈱兵庫武警(現東洋テック姫路㈱)を関係会社とする。形式上の存続会社である東洋テック㈱と合併し、東洋警備保障㈱から東洋テック㈱に社名を変更。

1990年代

  • 1990年8月大阪市浪速区に本社社屋竣工し、本社を移転。
  • 1990年12月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1994年10月集配金業務開始。
  • 1997年5月商号変更子会社金星ダイキン空調㈱をテックビルサービス㈱(現東洋テックビルサービス㈱)に社名変更し、事業内容を管工事業からビルメンテナンス業に変更。
  • 1998年7月新監視ネットワークシステムを導入。

2000年代

  • 2001年9月関西電力㈱、日本パナユーズ㈱とホームセキュリティ共同会社「㈱関電セキュリティ・オブ・ソサイエティ」(関電SOS)(現㈱オプテージ)設立。
  • 2002年6月関電SOSのホームセキュリティサービスを開始。
  • 2003年3月ビル管理業務をテックビルサービス㈱(現東洋テックビルサービス㈱)に会社分割。
  • 2004年3月関西電力㈱と資本業務提携を締結。
  • 2004年8月商号変更1単元の株式数を1,000株から100株に変更。
  • 2004年12月ATM管理業務を適用業務として、ISO9001:2000品質マネジメントシステムの認証取得。
  • 2005年10月M&AIP画像伝送システム、包括的指令統合システムの運用開始。
  • 2006年4月複数の金融機関の文書類等を同一車輌に共載した業務(統一便)のサービス提供を開始。
  • 2007年9月プライバシーマーク取得。
  • 2009年3月㈱フジサービスを関係会社とする。

2010年代

  • 2011年2月共同総合サービス㈱、共同ライフエンジニヤ㈱、共同クリーンシステム㈱の3社を関係会社とする。
  • 2011年9月「TECアカデミー」を開校。
  • 2012年4月東洋テック㈱(兵庫県姫路市)を東洋テック姫路㈱に社名を変更。
  • 2012年4月M&A共同総合サービス㈱、共同ライフエンジニヤ㈱、共同クリーンシステム㈱の3社を合併し、共同総合サービス㈱が存続会社となる。
  • 2013年7月東京証券取引所市場第二部に移行。
  • 2013年12月売上金回収サービス(TEC-CD)を開始。
  • 2014年6月入退室管理システム(TEC-IS)のサービス提供開始。
  • 2015年7月㈱大阪ビルサービスを関係会社とする。
  • 2015年10月TECアカデミー堺研修所を開所。
  • 2015年10月テック不動産㈱を設立。
  • 2018年1月M&A㈱フジサービスと㈱大阪ビルサービスの2社を合併し、㈱フジサービスが存続会社となり、㈱大阪フジサービスに社名を変更。
  • 2019年4月森田ビル管理㈱、その子会社であるヒガシ美装㈱及び㈲エバークリーン大阪を関係会社とする。

2020年代

  • 2020年1月M&A森田ビル管理㈱、その子会社であるヒガシ美装㈱及び㈲エバークリーン大阪の3社を合併し、森田ビル管理㈱を存続会社とする。
  • 2020年4月㈱新栄ビルサービスを関係会社とする。
  • 2020年10月㈱明成を関係会社とする。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年4月M&Aテックビルサービス㈱を存続会社として共同総合サービス㈱、森田ビル管理㈱及び㈱明成の3社を吸収合併し、テックビルサービス㈱の社名を東洋テックビルサービス㈱に変更。
  • 2022年5月五大テック㈱を関係会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    筋肉質な企業体質への転換

    「量」の拡大から「質」の向上へ転換し、既存業務の採算改善、価格適正化、新たな成長領域への進出を加速する。

  2. 02

    大阪・関西万博の効果の持続的活用

    万博で培った遂行力・信頼性・総合力を成長基盤とし、新たな成長領域への進出やウェル・ビーイング経営の実践につなげる。

  3. 03

    人的資本経営の高度化

    従業員の働きやすさと働きがいのある会社、チャレンジを奨励する風土を醸成し、人的資本の最大化と企業価値向上を目指す。

  4. 04

    サステナビリティ経営の実践

    時代や社会のニーズに即した高品質サービスを提供し、持続可能な社会の実現に挑戦する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,096人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は542万円で、9期前と比べて+12.8%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は12.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,464
2018年3月1,411
2019年3月48143.112.11,432
2020年3月49043.011.11,596
2021年3月47443.011.11,639
2022年3月47843.012.01,619
2023年3月48844.012.01,935
2024年3月50844.412.41,953
2025年3月51845.012.02,13147
2026年3月54245.112.42,096138

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 大阪市浪速区 他3,116百万円
警備事業
賃貸用不動産 — 埼玉県草加市1,944百万円
不動産事業
賃貸用不動産 — 大阪府東大阪市1,433百万円
不動産事業
東大阪メールセンター 金融オペレーション部 — 東大阪市1,278百万円
警備事業
賃貸用不動産 — 京都府京都市山科区1,028百万円
不動産事業
賃貸用不動産 — 大阪府門真市886百万円
不動産事業
賃貸用不動産 — 京都府長岡京市588百万円
不動産事業
ビル管理事業 — 大阪市中央区580百万円
賃貸用不動産 — 東京都八王子市470百万円
不動産事業
警備事業 ビル管理事業 — 兵庫県姫路市203百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東洋テックセキュリティサービス㈱
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋テック姫路㈱
    兵庫県姫路市
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋テックビルサービス㈱
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    テック不動産㈱
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    五大テック㈱
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    アムス・セキュリティサービス㈱
    京都府福知山市
    議決権100.0%
  • 国内
    関西ユナイトプロテクション㈱
    大阪市浪速区
    議決権100.0%
  • 国内
    セコム㈱
    東京都渋谷区
    議決権27.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    署内収入現金等の集配金業務(神戸ブロック)
    国税庁 · 2025-05-23
    920万円
  • 調達
    署内収入現金等の集配金業務(第2グループ)
    国税庁 · 2026-03-05
    780万円
  • 調達
    署内収入現金等の集配金業務(第3グループ)
    国税庁 · 2026-03-05
    672万円
  • 調達
    大阪区検察庁交通分室の歳入金警備搬送業務委託
    検察庁 · 2019-03-22
    369万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は431億円営業利益29億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.5%、利益が+190.0%。

売上高
+23.5%
431億円
営業利益
+190.0%
29億円
純利益
+185.7%
20億円
営業利益率
6.7%
前期比 +3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高375億円431億円
営業利益20億円29億円
純利益13億円20億円
1株あたり配当¥71¥71

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は88億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.9%、営業利益は+400.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q852
2024年1Q7411.41
2024年2Q7933.81
2024年3Q7933.82
2024年4Q802
2025年2Q16331.81
2025年4Q18673.86
2026年2Q245218.615
2026年4Q18684.35
2027年1Q8855.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は184億円から431億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月18463
2014年3月19394
テック不動産㈱を設立。
2015年3月19984
2016年3月20883
2017年3月21385
㈱フジサービスと㈱大阪ビルサービスの2社を合併し、㈱フジサービスが存続会社となり、㈱大阪フジサービスに社名を変更。
2018年3月222116
2019年3月232127
森田ビル管理㈱、その子会社であるヒガシ美装㈱及び㈲エバークリーン大阪の3社を合併し、森田ビル管理㈱を存続会社とする。
2020年3月248139
2021年3月26086
テックビルサービス㈱を存続会社として共同総合サービス㈱、森田ビル管理㈱及び㈱明成の3社を吸収合併し、テックビルサービス㈱の社名を東洋テックビルサービス㈱に変更。
2022年3月27595
2023年3月301107
2024年3月312116
2025年3月34910112.97
2026年3月43129306.720

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高431億円のうち、営業利益として残るのは29億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.1%341億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.9%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%29億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが50億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは38億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は83億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月18−14−3464
2014年3月7−6−2163
2015年3月11−7−1467
2016年3月12−19−5−755
2017年3月1−1416−1358
2018年3月18−22−1−452
2019年3月4−1810−1449
2020年3月20−14−5649
2021年3月13−146−154
2022年3月82−91055
2023年3月15−13−1255
2024年3月19−3011−1155
2025年3月29−4524−1663
2026年3月50−12−193883

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は394億円。このうち返さなくてよい自己資本が233億円で、自己資本比率は59.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2151793683.2
2014年3月2261854181.9
2015年3月2421954780.4
2016年3月2451935278.6
2017年3月2621956774.7
2018年3月2872058271.7
2019年3月30920810167.4
2020年3月2992089169.8
2021年3月32121710467.7
2022年3月2992049568.4
2023年3月31620611065.3
2024年3月35821314559.6
2025年3月38821717156.0
2026年3月39423316159.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
87億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
109億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
161億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中71位あたり、逆に低いのはROE534社中344位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,697で、1年前と比べて+10.7%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥1,697+0.5%1ヶ月+4.9%1年+10.7%時価総額194億円
過去52週の値幅
安値¥1,476高値¥1,900

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.0倍
PER (会社予想)14.0倍
PBR0.77倍
配当利回り4.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日終値は1624円で、25日線(1633円)を0.6%下回る。1カ月では+0.19%とほぼ横ばい、1年では-0.85%と小幅安。52週高値1900円からは14.5%下値圏、75日線(1601円)を上回る。200日線(1606円)も僅かに上回っており、中長期では底堅い。RSIは46.4と中立。出来高は低調で、方向感に乏しい展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは8.59倍で業界平均22.49倍を大幅に下回り、PBRも0.74倍で同1.24倍を下回る。配当利回りは4.37%と高く、ROEは8.7%で適正。業界平均比で割安感が強く、株主還元も良好だが、今期業績は減益予想で注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.0倍23.4倍
PER (予想)14.0倍
PBR0.77倍3.51倍
ROE8.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

環境規制の強化や企業のESG意識の高まりで、廃棄物処理需要は長期的に拡大するとみられる。強気派は、同社の売上高が2024年3月期の312億円から2026年3月期に431億円へと大幅増収となり、営業利益も急拡大している事実を強調し、リサイクル需要の取り込みが成長を牽引するとみる。また、業界再編や同社のM&A戦略が更なる成長をもたらすと期待する。一方、弱気派は、廃棄物処理業界は競争が激しく、運搬業者が乱立して料金が下落しがちであると警告する。また、処理施設の維持・更新コストがかさみ、増収にもかかわらず利益率が低位に留まる可能性を指摘。さらに、環境規制の変更や公害リスクが経営を揺るがす懸念がある。

プラスに働く材料7
  • 急拡大する売上高

    2026年3月期売上高は前期比23%増の431億円。

  • リサイクル市場の成長

    循環型社会への移行で再資源化需要が増加傾向。

  • M&Aによる拡大

    同業他社買収でエリア、サービスを拡大する戦略。

  • 2026年3月期の営業利益29億円と前期比19億円増決算発表後影響

    営業利益29億円は前期10億円から19億円増。営業利益率2.87%から6.73%へ大幅改善

  • 純利益20億円と前期比13億円増決算発表後影響

    純利益20億円は前期7億円から13億円増加、増益率は約186%

  • 売上高431億円と前期比23.5%増通年影響

    売上高431億円は前期349億円から82億円増加。増収が増益に直結

  • PBR0.74倍・配当利回り4.37%の割安継続影響

    PBR0.74倍とROE8.7%に対し割安、配当利回り4.37%が株価下支え

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率は6.7%と業界平均以下で、価格競争が激しい。

  • 投資コストの負担

    処理施設の新設・維持に多額の設備投資が必要。

  • 規制リスク

    廃棄物処理法の改正や事故による罰則が業績に影響。

  • 予想PER13.4倍は実績8.59倍から上昇継続影響

    実績PER8.59倍に対し予想PER13.4倍。来期は減益予想が示唆され、評価が悪化する

  • 営業利益率6.73%は依然低水準通年影響

    営業利益率6.73%は前期2.87%から改善したが、情報サービス業と比べ低く収益力が弱い

  • 時価総額186億円の小型株で流動性低い継続影響

    時価総額186億円、外国人保有1.42%と低く、売買が細りやすい

  • 株価は1年で0.85%下落し横ばい不定影響

    過去1年で株価は-0.85%とほぼ変わらず、業績の大幅増益が株価に反映されていない

次の決算で確かめる点
処理委託件数
稼働率と販売数量が収益を左右する。
リサイクル率
リサイクル事業の拡大度を示し、収益性とESG評価に直結。
施設稼働率
処理能力に対する実際の稼働状況で収益性を判断。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり71で、前期から+77.5%いまの株価に対する利回りは4.18%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥71
1株あたり
配当利回り
4.18%
いまの株価に対して
配当性向
36.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2550.7
2018年3月264.070.2
2019年3月287.748.2
2020年3月307.178.9
2021年3月300.080.8
2022年3月300.0115.8
2023年3月3310.038.6
2024年3月369.139.1
2025年3月4011.156.6
2026年3月7177.536.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥71

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,301人。区分でいちばん多いのは事業法人57.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が70.9%を占め、残る29.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人62.663.058.858.057.657.5
個人・その他21.421.925.824.525.827.0
金融機関14.814.314.816.815.913.5
自己株式7.26.99.46.76.66.3
外国法人0.80.40.30.40.31.4
証券会社0.40.30.30.30.40.6
外国人個人0.10.10.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01セコム株式会社25.49
02関西電力株式会社13.43
03株式会社ディー・ケイ4.37
04株式会社日本カストディ銀行(りそな銀行再信託分・株式会社関西みらい銀行退職給付信託口)3.95
05株式会社りそな銀行3.50
06東洋テック従業員持株会3.05
07株式会社ユニテックス2.25
08セントラル警備保障株式会社2.11
09AIG損害保険株式会社1.88
10株式会社三井住友銀行1.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    株式会社りそな銀行
    新規の大量保有報告
    3.50%
    -1.05pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+493%、1株純資産は14期で+30%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月321,7041.931.265.5
2014年3月431,7652.422.556.2
2015年3月421,8552.327.958.4
2016年3月301,8261.645.392.8
2017年3月451,8472.424.650.7
2018年3月561,9342.921.470.2
2019年3月671,9853.417.148.2
2020年3月832,0044.111.378.9
2021年3月542,0752.619.080.8
2022年3月441,9352.222.4115.8
2023年3月732,0183.613.238.6
2024年3月612,0723.020.939.1
2025年3月672,0993.220.156.6
2026年3月1892,2128.78.536.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額239百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池田博之代表取締役会長6555,500
竹野讓代表取締役社長633,200
岩城勝広取締役 常務執行役員 DX本部長 兼 情報システム部長6422,200
村上義夫取締役 常務執行役員 営業本部長 兼 EXPO・MICE・IR 推進室長6312,600
稲田浩二取締役66
中川正浩取締役65
福地敏行取締役64
錦野真二取締役61
堂野敦司取締役59
桶谷重雄常勤監査役60700
植松則行監査役62
藤川広監査役64
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
黒川裕之監査役58
前中潔76800

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4106802319850
社外取締役941415

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容956字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社と子会社7社及び持分法非適用関連会社1社並びにその他の関係会社1社で構成されており、警備事業、ビル管理事業、不動産事業を展開しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 <警備事業> 警備業務   :   主な業務は、機械警備、常駐警備、輸送警備等であります。・機械警備は、当社のほか、東洋テック姫路㈱及びアムス・セキュリティサービス㈱で事業を展開しております。・常駐警備は、当社のほか、東洋テックセキュリティサービス㈱、東洋テック姫路㈱、五大テック㈱、アムス・セキュリティサービス㈱及び関西ユナイトプロテクション㈱で事業を展開しております。・輸送警備は、当社のほか、東洋テック姫路㈱で事業を展開しております。また、当社が受注した警備業務を地域及び警備の内容によって、その他の関係会社であるセコム㈱に業務委託しております。 ATM管理業務   :   主な業務は、CD/ATM総合管理業務等であり、当社のほか、東洋テック姫路㈱で事業を展開しております。 工事・機器販売   :   主な業務は、警報設備に係る工事・機器販売であり、当社のほか、東洋テック姫路㈱で事業を展開しております。 <ビル管理事業> ビル総合管理業務   :   主な業務は、ビル総合管理業務、清掃業務であります。・ビル総合管理業務は、当社のほか、東洋テックビルサービス㈱及び東洋テック姫路㈱で事業を展開しております。・清掃業務は、当社のほか、東洋テックビルサービス㈱及び東洋テック姫路㈱で事業を展開しております。なお、当社が受注した清掃業務は、上記2社に委託しております。 <不動産事業> 不動産業務   :   主な業務は、不動産賃貸業務、不動産仲介業務、不動産投資業務等であります。不動産賃貸業務は専ら当社が担い、不動産仲介業務はテック不動産㈱が担っております。不動産投資業務は、当社のほか、テック不動産㈱で担っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)1.上記の他に、持分法非適用関連会社が1社あります。 2.その他の関係会社であるセコム㈱は、当社の警備業務委託先のひとつであります。
経営方針・対処すべき課題1,960字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「東洋テックグループは、安心で快適な社会の実現に貢献します。」という経営理念のもと、「人・街・未来をまもる」をスローガンに掲げ、安全・安心で持続可能な社会の発展に寄与することを会社の経営の基本方針としております。 当社を取り巻くすべてのステークホルダー、すなわち「お客様」「株主」「お取引先」「従業員」「地域社会」から常に信頼され、支持され続ける企業グループであり続けるために、中長期的な企業価値および株主価値の持続的な最大化に努めてまいります。 この実現に向け、コア事業であるセキュリティサービスの高度化を推進するとともに、多様化する社会ニーズに対応した新たな価値の創出、経営効率の向上に注力いたします。同時に、サステナビリティ経営を実践し、社会的課題の解決と企業の成長を両立させるとともに、コーポレート・ガバナンスの充実やコンプライアンス体制の徹底、リスク管理の強化を通じて、経営の健全性と透明性を確保してまいります。確固たる経営基盤を構築し、社会的責任を果たしながら持続的な成長を遂げることで、豊かな未来社会の実現に貢献してまいります。 (2) 中期的な会社の経営戦略、業績目標、経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く環境は、労働力人口の減少やコスト増大など、労働集約型ビジネスモデルの根本的課題に直面しております。この難局に対し、当社は第13次中期経営計画において、「筋肉質な企業体質への転換」をスローガンに掲げ、「量」の拡大から「質」の向上への取組を推進しております。 2025年度は「大阪・関西万博」の大型受注により企業規模が飛躍的に拡大しましたが、既存業務の採算改善が喫緊の課題であり、価格適正化と新たな成長領域への進出を加速させるとともに、人的資本経営の高度化を通じて持続的な成長を実現してまいります。 ◆ 大阪・関西万博への取組みによる財務面・非財務面での効果 当社を幹事会社とする共同企業体で、2025年日本国際博覧会協会よりゲート警備・会場警備を受注したほか、同協会発注以外にもパビリオン・駐車場・公共交通機関等で、警備・ビル管理を受注し、財務面・非財務面の両面で当社グループの企業価値は大きく向上しました。 地元・大阪に本社を置く当社にとって、この万博は単なる一過性のイベントではなく、創業以来培ってきた警備ノウハウの集大成として次のステージの飛躍につなげていくことが重要と考えています。「大阪・関西万博」で実現した東洋テックグループの遂行力・信頼性・総合力を持続的な成長基盤として、「新たな成長領域への進出」や「ウェル・ビーイング経営の実践」へつなげていく所存です。 ◆ 株主還元強化の取組み 当社は、前中計まで当社株式を長期的に保有頂く株主の皆様のご期待に応えるべく、配当性向を指標とした安定的な配当を実現してまいりましたが、第13次中期経営計画において、この方針をより明確にするため、配当性向に加えて「株主資本配当率(DOE)」を指標として採用し、株主様への還元を強化しました。 2025年度中間配当では前年同期比12円増配し32円、期末配当では同19円増配し39円、年間配当は71円となりました。 ◆ 第13次中期経営計画の概要 当社は、2025年4月から2028年3月までの3か年を対象に中期経営計画を策定し、持続的な成長を目指し取り組んでおります。 本中期経営計画の取組内容は、以下のとおりです。 ◆ 第13次中期経営計画の初年度(2025年度)取組状況 中期経営計画の初年度となる2025年度の取組状況は下表のとおりです。収益力の向上への取組みを継続強化するとともに、新たな成長領域への取組みを強化することで新たな成長分野を確立し、持続的な成長に向け邁進してまいります。 ◆ 第13次中期経営計画 サステナビリティに関する取組状況 「安心で快適な社会の実現に貢献する」という経営理念のもと、時代や社会のニーズに即した高品質のサービスを提供し、持続可能な社会の実現に挑戦し続けることを基本方針とし、以下の施策に取んでおります。 ◆ 第13次中期経営計画 人的資本経営の高度化に関する取組状況 当社グループでは、従業員の働きやすさと、働きがいのある会社、チャレンジを奨励する企業風土の醸成により、選ばれる会社を実現するため、人的資本の最大化、企業価値の向上を目指して取り組んでおります。
事業等のリスク4,591字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業等に関するリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。 当社グループは、リスクマネジメントシステムを導入し、各事業において顕在化、もしくは潜在化しているリスクを抽出し、リスクマネジメント規程に基づき管理を行っています。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法規制に関するリスクについて 当社グループは、警備事業等、当社グループの各種事業を実施するに当たって、警備業法並びに関係諸法令等の各種規制を受けております。 警備事業において当社グループ各社は、本社所在地を管轄する公安委員会から同法に基づく警備業の認定を受け、5年ごとの更新手続きを行う必要があります。 また、警備業法により警備員指導教育責任者の選任届出や警備に係る各種検定資格者の配置義務が規定されております。当社グループは検定資格者の配置基準数を上回る資格者を有しておりますが、引き続き資格取得の促進を図っております。 その他、機械警備業務や工事・機器販売に係る契約先への警報機器の設置工事につきましては、建設業法の規制を受け、また、輸送警備業務におきましては貨物自動車運送事業法等の規制を受けております。 これらの関係法令に違反した場合、処罰の対象となり、営業停止等の行政処分を受ける可能性があります。 ビルメンテナンス事業、不動産事業に加え、各種業務面においても、労働法令をはじめとした必要な関係諸法令等の各種規制を受けております。これら当社事業に関係する全ての法令については、コンプライアンス・マニュアルの「法令・ルール等遵守事項表」に基づき管理を行い、法的規制の変更について、関係当局の動向を注視し、また顧問弁護士との連携を通じ、適宜対応しております。 (2) 特定の売上先への依存リスクについて 当社グループは、金融機関に対する売上割合が高いため、キャッシュレスの進展、合併、統合等の再編に起因して、店舗機械警備や貴重品輸送警備、CD/ATM機を総合管理するATM管理業務等が解約、縮小となり、当社グループの業績に大きな悪影響を及ぼす恐れがあります。 当社グループは、金融機関の回金業務の受託等、金融機関からのアウトソーシング業務の受託等に注力することで、金融機関取引の維持、拡大に努めております。 (3) 特定の仕入先への依存リスクについて 当社グループは、機械警備システムの運用に係る監視センター装置について、その開発、機材等を富士通㈱に依存しています。自然災害等によりセンター装置等の故障や機材の供給に障害が生じた場合には、当社グループの監視センターの運用に悪影響を及ぼす恐れがあります。 当社グループは、機械警備システムの開発・保守については富士通LCMセンター(LifeCycleManagement)と24時間365日のメッセージ通報対応サービスを契約しており、障害への対応をしています。また、機器(サーバー等)については原則二重化(冗長化)又は予備機が用意されており、故障や機材の供給に対応しています。 (4) 受託現預金の管理リスクについて 当社グループは、ATM管理業務において主として金融機関等が設置するCD/ATM機の障害対応業務、資金管理業務、銀行店舗内現金管理業務等を行っています。また、近年売上金回収サービス業務を行っており、当社グループは資金管理業務と売上金回収サービス業務に使用する現金及び預金を受託現預金として管理しております。 業務委託先である金融機関等の経営悪化に伴い、立替資金を回収できなくなる可能性があります。この場合も当社グループの業績に悪影響を及ぼす恐れがあります。 当社グループは、連休等による立替資金の長期化について、受託先の協力を得て、柔軟な対応をとっています。 また、売上金回収サービス業務については、信用調査等を実施し、取引を行っております。 (5) 技術環境の変化リスクについて 当社グループは、警備事業やビルメンテナンス事業において、AIやロボット等の新たな技術の導入による急激 なサービスの変化の影響を受ける可能性があります。 当社グループは、AI、ロボット等の最先端技術の調査、研究並びに新商品、サービスの企画、販売推進を行 うイノベーション推進部を設置し、技術の変化に即したサービスを提供できる体制を構築しています。 (6) 投資に関する価格変動リスクについて 当社グループは、株式等、価格変動リスクを有する有価証券を保有しておりますので、有価証券の価値が下落し た場合、評価損等が発生し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす恐れがあります。 当社グループは、経済環境、市況、保有先の業績動向、取引関係等を総合的に判断し、保有の可否を判断しております。 また、不動産事業において、賃貸不動産等を有しております。不動産価値は経済状況等により、価格変動のリスクを有しております。 当社グループは、経済環境や不動産市況、資産活用状況等の様々な影響等を総合的に判断し、保有の可否を判断しております。 (7) 情報漏洩リスクについて 当社グループは、取引先と警備請負契約等を締結する場合、関係者の氏名、住所、電話番号、警備対象物件に係 る情報等について各種情報を取得し、各種警備対応や顧客管理に必要な情報として利用しており、取引先等に係る各種情報や個人情報の社外流出、漏洩等の問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や信用の低下等につながり、当社グループの業績に悪影響を及ぼす恐れがあります。 当社グループは、徹底した管理体制と社員教育により取引先に係る各種情報が外部に漏洩しないよう情報管理に努めております。また個人情報保護法への対応については、「個人情報保護規程」等個人情報保護に係る内部規程及び関連する会社業務規程を定め、社内への周知徹底を図っております。また、プライバシーマークを取得し、個人情報保護教育をはじめとした個人情報保護への取組を強化しております。その他、個人情報漏洩賠償責任保険に加入しています。 (8) サイバー攻撃リスクについて 当社グループは、監視系システムをはじめとする各種システムを活用して事業を展開しており、サイバー攻撃によるシステムダウンや情報漏洩等のリスクが存在します。これらの脅威に対し、以下の対策を講じています。 ・システムの分離・保護 監視系システムをインターネットから物理的に切り離し、外部攻撃リスクを遮断しています。事務系システムではファイアウォールによるアクセス遮断を実施しています。 ・高度な端末保護 全パソコン及び主要サーバーに、動作を許可したプログラム以外を実行させない「ホワイトリスト方式(OSプロテクト型)」の対策を導入しています。これにより従来型ソフトでは検知困難な「未知のマルウェア」や「ゼロディ攻撃」による発症を未然に防止する体制を構築しています。 ・環境整備と教育 サーバーについては、強固なセキュリティを備えたクラウド環境への移行を進めるとともに、全社員を対象とした標的型攻撃メール訓練等の啓発活動を定期的に実施し、組織的な防御力を高めています。 (9) 社員による不適切事案発生リスクについて 当社グループは、各業務において不適切な事案が発生した場合は、当該業務の解約、縮小等につながり、当社グループの業績に大きな悪影響を及ぼす恐れがあります。 当社グループは、コンプライアンス研修を定期的に実施するとともに、「経営理念」、「スローガン」に加え、当社グループ役職員が取るべき具体的な行動について記した「行動指針」を「TEC WAY」と総称し、朝礼等の場で唱和することで、日々の行動を律しております。また社内監査、社内アンケートにより、定着状況を確認しています。 (10) 人材確保リスクについて 当社グループは、警備事業、ビルメンテナンス事業等において、継続的な人材確保が必要とされております。 今後予想されている国内人口の減少により、人材確保ができない場合、持続的な業務の維持等に影響が生じる可能性があります。 当社グループは、新入社員の採用に注力し、アルムナイ採用、リファラル採用も含めた積極的な人材確保に取り組んでおります。また、女性の活躍の場を拡大しダイバーシティ&インクルージョンに取り組むとともに、離職防止のための施策として、新入社員へのメンター制度、若手社員交流会の開催、社内イベントの実施等を行っております。その他、エンゲージメント向上のために、社員の処遇改善、働き方改革、健康促進に前向きに取り組んでおり、2019年以降継続して「健康経営優良法人(大規模法人部門)」の認定を受けております。 (11) 大規模自然災害リスクについて 当社では、機械警備事業において、大規模自然災害のリスクがあります。 機械警備事業とは、本社監視センターを始め、各拠点の監視センターにおいて警備に係る様々な情報を遠隔で集中監視し、取引先での不審者の侵入、火災等の異常事態の発生時には直ちにパトロール員を急行させ緊急対処する業務です。この集中監視システムは、各警備対象施設と通信回線を介して接続されており、基本的には第1種通信事業者が提供するサービスに依存しています。警備先との通信については、通信の可否も監視センターで常時監視しており、何らかの理由により通信ができない状態となった場合には、その異常を検知できる仕組みを備えています。一方、監視センターやセンター装置については、通信回線の二重化を実施することで冗長性を確保し、さらにセンター装置についてはクラウドや堅牢なデータセンターに設置することで、リスクの軽減を図っていますが、東日本大震災と同等クラスの震災や大津波、大規模停電等により機械警備業務に支障が生じる可能性は否定できません。 このような事態が発生した場合、当社グループの業績や今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、こうしたリスクに備え、BCP(大規模震災・水害対策編)を策定し、定期的な防災訓練の実施や防災用品の備蓄等、継続的なリスク対策に取り組んでおります。 (12) パンデミックリスクについて 当社グループは、新型インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)(以下「コロナ」という。)等の危険度の高い感染症が感染拡大した場合、警備事業、ビルメンテナンス事業において、社員の感染により業務の継続に支障が出るリスクがあります。 当社グループは、BCP(パンデミック編)を策定し、感染症法で規定されている「2類感染症」及び、「3類感染症」が国内で発生した場合には、直ちにBCP発動による対策本部を設置し、危機管理体制を構築しております。また、マスク、消毒薬等の感染防止用品を備蓄し、業務に支障の出ない対策を講じております。予防面においては、「新型インフルエンザハンドブック」を制定し、社員に対して感染予防の徹底を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)5,937字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の定着や賃上げに伴う個人消費の底堅い推移により、緩やかな回復が続きました。一方で、地政学リスクに伴うエネルギー価格の高止まりや、円安基調による物価上昇が継続し、依然としてコスト管理能力が問われる状況にあります。 警備・ビル管理業界においては、DX(デジタルトランスフォーメーション)による省人化・効率化へのニーズが加速いたしました。当社グループは、前期に実施したM&Aによるシナジー発現と、AI・DX化による付加価値の高いサービス提供に努めました。 このような経営環境の中、当社グループの業績は次のとおりとなりました。 「大阪・関西万博」の開催期間中における大規模な警備・清掃業務を完遂したことに加え、前期より継続して取り組んでまいりました適正価格への改定交渉が概ね浸透したことにより、売上高は大幅に拡大いたしました。その結果、売上高は、43,071百万円、前期比8,146百万円、23.3%の増収となりました。利益面では、万博関連収益の計上に加え、前期のM&A費用や万博関連の先行投資負担の解消、不採算案件の整理に伴う収益構造の改善が寄与し、各利益ともに大幅な増益となりました。また、人手不足への対応として、ITを活用した警備効率の向上や、グループ内のリソース最適化を推し進めたことも、収益性の底上げに寄与いたしました。その結果、営業利益は2,912百万円、前期比1,863百万円、177.6%の増益、経常利益は2,996百万円、前期比1,933百万円、181.8%の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、1,968百万円、前期比1,275百万円、184.1%の増益となりました。 事業セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (警備事業) 警備事業におきましては、「大阪・関西万博」関連売上が寄与したことが最大の要因ではありますが、「大阪・関西万博」関連以外でも価格改定へ継続的に取り組み、機械警備、輸送警備を始め全ての業務において増収となりました。 その結果、警備事業の売上高は、32,291百万円(前期比8,668百万円、36.7%の増収)、セグメント利益は2,081百万円(前期比1,657百万円、391.7%の増益)となりました。 2025年3月期実績(百万円)   2026年3月期実績(百万円)   前期比(百万円)   前期比(増減率%) 警備事業   23,622   32,291   8,668   36.7 機械警備   8,262   8,741   479   5.8 輸送警備   2,303   2,424   120   5.3 常駐警備   7,306   15,104   7,798   106.7 ATM管理   2,015   2,157   142   7.1 工事・機器販売   1,716   1,882   166   9.7 その他  (注)   2,019   1,979   △39   △1.9 (注) 1.その他:停解業務、緊急通報業務、保険代理店手数料等 2.記載金額は、単位未満を切り捨てて表示しております。 (ビル管理事業) ビル管理事業におきましては、改修工事提案フローと価格改定への取り組みが定着し収益性が改善しています。また、大規模修繕やCM業務の受注増により、不採算先の取引解消や大口スポット案件の減少等の減収を補い、増収増益となりました。 その結果、ビル管理事業の売上高は、10,289百万円(前期比764百万円、8.0%の増収)、セグメント利益は687百万円(前期比397百万円、137.1%の増益)となりました。 2025年3月期実績(百万円)   2026年3月期実績(百万円)   前期比(百万円)   前期比(増減率%) ビル管理事業   9,524   10,289   764   8.0 (注) 記載金額は、単位未満を切り捨てて表示しております。 (不動産事業) 不動産事業におきましては、賃貸部門は前期末に収益マンション1物件を売却しましたが、概ね安定的に推移いたしました。一方で、販売・仲介部門が低調となり、不動産事業全体では減収減益となりました。 その結果、不動産事業の売上高は、491百万円(前期比△1,286百万円、72.4%の減収)、セグメント利益は178百万円(前期比△162百万円、47.8%の減益)となりました。 2025年3月期実績(百万円)   2026年3月期実績(百万円)   前期比(百万円)   前期比(増減率%) 不動産事業   1,777   491   △1,286   △72.4 (注) 記載金額は、単位未満を切り捨てて表示しております。 財政状態は次のとおりであります。 (資産) (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、16,302百万円となり、前連結会計年度末に比べ583百万円増加しました。その主な要因は、ATM管理業務に係る受託現預金が45百万円、受取手形及び売掛金が340百万円、その他(立替金、前払費用等)が723百万円それぞれ減少しましたが、一方で現金及び預金が1,771百万円増加したことによるものです。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、23,086百万円となり、前連結会計年度末に比べ8百万円増加しました。その主な要因は、有形固定資産が117百万円(うち建設仮勘定が109百万円)、無形固定資産が451百万円(うちのれんが273百万円)それぞれ減少しましたが、一方で投資その他の資産が576百万円(うち投資有価証券が703百万円)増加したことで同水準となりました。 (負債) (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、9,501百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,440百万円増加しました。その主な要因は、短期借入金が1,600百万円減少しましたが、一方で1年内償還予定の社債が1,000百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,199百万円、未払法人税等が535百万円それぞれ増加したことによるものです。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、6,557百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,441百万円減少しました。その主な要因は、社債が1,000百万円、長期借入金が1,033百万円それぞれ減少したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、23,330百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,592百万円増加しました。 なお、自己資本比率は、前連結会計年度末の56.0%から3.2ポイント増の59.2%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,942百万円増加し8,285百万円となりました。 当連結会計年度における各活動別のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は、5,023百万円であります。その主な内容は、税金等調整前当期純利益3,135百万円、減価償却費1,240百万円、のれん償却額273百万円、貸倒引当金の増加213百万円、投資有価証券売却益396百万円、売上債権の減少370百万円、その他債権の減少829百万円、法人税等の支払額715百万円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動により使用した資金は、1,212百万円であります。その主な内容は、有形固定資産の取得による支出855百万円、無形固定資産の取得による支出112百万円、投資有価証券の取得による支出851百万円、投資有価証券の売却による収入438百万円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動により使用した資金は、1,869百万円であります。その主な内容は、短期借入金の返済による純減額1,600百万円、長期借入金の借入による収入1,000百万円、長期借入金の返済による支出833百万円、自己株式の処分による収入175百万円、配当金の支払による支出556百万円等であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんが、当連結会計年度末日現在実施中のセグメント別の契約件数は、次のとおりであります。 セグメントの名称   契約件数(件)   前連結会計年度末比 増減(件) 警備事業   78,997   △827 ビル管理事業   4,895   △46 不動産事業   6   - 合計   83,898   △873 b.販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前連結会計年度比 増減額(千円)   増減率(%) 警備事業   32,291,198   8,668,202   36.7 ビル管理事業   10,289,128   764,404   8.0 不動産事業   491,039   △1,286,299   △72.4 合計   43,071,366   8,146,307   23.3 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは、警備事業、ビル管理事業におきまして、「大阪・関西万博」の大規模な警備・清掃業務を受注したことによるものであります。 3.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 2025年日本国際博覧会 警備共同企業体   62,712   0.2   4,564,125   10.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、43,071百万円、前期比8,146百万円、23.3%の増収(15期連続の増収)となりました。 「大阪・関西万博」の大規模な警備・清掃業務を完遂したことが大きく寄与いたしました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は2,912百万円、前期比1,863百万円、177.6%の増益となりました。 「大阪・関西万博」関連収益の計上に加え、前期のM&A費用や万博関連の先行投資負担の解消、不採算案件の整理に伴う収益構造の改善が寄与したものです。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は2,996百万円、前期比1,933百万円、181.8%の増益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,968百万円、前期比1,275百万円、184.1%の増益となりました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、警備業務に係る現場対応費用、販売費及び一般管理費の営業費用等であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&A、不動産等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、M&A、不動産案件や長期運転資金の調達につきましては、金融機関から社債及び長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は7,972百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は8,285百万円となっております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産・負債の残高及び当該期間における収益・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。 見積り及び仮定については、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき判断を行っております。また、実際の結果は、見積りの不確実性により異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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