本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

CGSホールディングス

CGS HOLDINGS INC.6633 · Standard · 電気機器

CAD/CAMシステムと金型製造の2本柱で、設計から製造までのデジタルものづくりを支える。

概要

CGSホールディングスは、CAD/CAMシステムの開発・販売と金型製造を二本柱とする純粋持株会社である。2007年にコンピュータエンジニアリングとグラフィックプロダクツの共同株式移転で設立され、2025年4月に持株会社体制へ移行。連結売上高は49億82百万円(2025年12月期)、従業員299名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、グループビジョンに「グローバル・ニッチ・トップ」を掲げる。

CAD/CAMシステム等と金型製造の二軸構成

当社グループの事業は、CAD/CAMシステム等事業と金型製造事業の二つのセグメントで構成される。CAD/CAMシステム等事業では、主力の株式会社C&GシステムズがCAD/CAMシステムの開発・販売と保守サービスを担い、2025年10月にグループ化した株式会社NDESも同事業に含まれる。金型製造事業は米国子会社Tritech International,LLCが担い、自動車向け金型の製造・販売を行う。2025年12月期のセグメント売上はCAD/CAM等が41億32百万円、金型製造が8億49百万円で、全体の約83%をCAD/CAM等が占める。

売上高の7割超を占める保守・技術サービス

CAD/CAMシステム等事業の収益構造は、製品販売だけでなく保守契約・技術サービスからの安定収入が大きな柱である。2025年12月期の同事業の生産実績(販売価格ベース)は、CAD/CAM製品が12億60百万円、保守契約・技術サービスが27億56百万円、開発サービスが1億37百万円。保守・技術サービスが全体の66%を占める。受注残高でも保守契約・技術サービスが12億38百万円と大半を占め、ストック型収益の割合が高い。

北米やアジアに広がる生産拠点

国内の本店所在地は福岡県北九州市から2025年4月に東京都品川区へ移転した。海外では、カナダにCGS NORTH AMERICA INC.、タイにCGS ASIA CO.,LTD.を置き、CAD/CAMの販売・サポートを行う。金型製造は米国子会社Tritech International,LLCが拠点で、主に北米の自動車業界向けに金型を供給する。2025年10月にNDESをグループ化し、NTTデータグループの製造ソリューション・クラウド事業の知見を取り込んだ。今後は東アジア・ASEAN地域への展開も計画している。

2025年に完了した組織再編の全体像

当社は2025年4月、従来の事業会社から純粋持株会社体制へ移行し、商号を株式会社CGSホールディングスに変更。CAD/CAM事業は新設分割した株式会社C&Gシステムズに承継させた。同年9月には、事業子会社C&Gシステムズの単独株式移転により中間事業持株会社株式会社CGSを設立。同年10月、株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズの新設子会社NDESの株式51%を取得し、グループに参画させた。これにより、CAD/CAM業界でのトップシェアを目指す体制が整った。

業界の中での役割は製造業向けCAD/CAMシステムおよび金型サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
50億円
営業利益
3億円
営業利益率
6.0%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01製造業(CAD/CAMシステム)主力

CAD/CAMシステムの開発・販売と保守サービスを提供。設計・製造工程のデジタル化を支援し、金型製造事業とも連携してものづくり全体をサポートする。

主な製品・サービス1
CAD/CAMシステム
設計から加工までの工程を支援するソフトウェア。

02金型製造準主力

金型の製造・販売・請負を行い、CAD/CAM技術を活用した高精度な金型を提供する。

主な製品・サービス1
金型
各種部品製造に用いる精密金型。

製品と技術

2次元・3次元融合型CAD/CAM「EXCESS-HYBRID」の中核製品

2007年12月に販売を開始した「EXCESS-HYBRID」は、2次元と3次元を融合したCAD/CAMシステムである。金型製造現場で求められる高度な形状処理と加工プログラムの自動生成を実現し、同社の主力製品として長年にわたり販売されてきた。2025年12月期のCAD/CAM製品の生産実績は12億60百万円で、保守契約・技術サービスと合わせて同事業の根幹を支えている。現在も定期的なバージョンアップにより機能強化が続けられている。

部品加工市場向けCAD/CAMと生産管理システムの拡充

金型向けに加え、部品加工市場向けのCAD/CAMシステムも製品ラインアップに含まれる。2025年12月期には、大手ユーザ向けの開発サービスや部品加工システムの売上が増加した。また、金型・部品製造業向けの生産管理システムを展開し、受注から納品までの工程管理を統合するソリューションを提供。スマートファクトリー領域として、製造実績モニタリングやデジタルツインの技術開発も進め、AIを活用した自動化推進に取り組んでいる。

金型製造子会社Tritech Internationalの役割

金型製造事業は連結子会社Tritech International,LLC(米国)が担当する。自動車向け金型の製造・販売・請負を行い、2025年12月期のセグメント売上は8億49百万円で前年比89.2%増と大幅に伸長した。2024年下期から2025年上期の受注が好調だったことが寄与したが、北米自動車業界の電気自動車需要減退により下期以降は一服感が見られる。同事業はCAD/CAMで培った金型加工技術を実製品で検証する役割も果たしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がCGSホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16662ユビテック34億円68.2倍
26898トミタ電機34億円27.1倍
36694ズーム33億円
46656インスペック33億円42.3倍
56633CGSホールディングス32億円29.5倍
66969松尾電機32億円8.5倍
76894パルステック工業31億円10.5倍
86803ティアック29億円35.5倍
96634JNグループ27億円
106276シリウスビジョン20億円7.2倍
116663太洋テクノレックス19億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

二社の共同株式移転でアルファホールディングスを設立した2007年

2007年2月、コンピュータエンジニアリング株式会社と株式会社グラフィックプロダクツは、共同株式移転により完全親会社を設立する計画書に調印。同年3月に両社の株主総会で承認され、7月にアルファホールディングス株式会社を設立。同日、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。同年12月には、2次元・3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS-HYBRID」の販売を開始している。これにより、両社の技術と販路を統合し、CAD/CAM分野での基盤を形成した。

子会社を吸収合併しC&Gシステムズに商号変更した2010年

2010年1月、コンピュータエンジニアリング株式会社と株式会社グラフィックプロダクツを吸収合併し、株式会社C&Gシステムズに商号変更。これにより持株会社体制を解消し、単一の事業会社となった。上場市場はジャスダックから大阪証券取引所JASDAQ市場へ移り、同年10月の市場統合により大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。この合併で経営資源を一本化し、開発効率の向上を図った。

本店を東京へ移転し市場変更を繰り返した2011~2017年

2011年5月、本店を東京都品川区東品川に移転。2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2017年11月には東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、より流動性の高い市場を目指した。この間、売上高は34億円から44億円の間で推移し、安定的な経営基盤を築いた。

東証市場区分見直しでスタンダード市場へ移行した2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行。これに先立ち、2019年12月期の売上高は42億円、2020年12月期は37億円と新型コロナウイルスの影響を受けたが、2021年12月期には37億円で横ばい、2022年12月期は44億円に回復した。スタンダード市場上場企業として、ガバナンス向上と成長戦略の明確化が求められるようになった。

純粋持株会社への移行とCAD/CAM事業の分割を実行した2025年4月

2025年4月、当社は「株式会社CGSホールディングス」として純粋持株会社体制に移行。従来のCAD/CAM事業は新設分割した事業子会社「株式会社C&Gシステムズ」に承継させた。当社は引き続き東証スタンダード市場に上場し、グループ全体の経営管理と戦略策定に専念する体制となった。この再編により、事業会社は迅速な意思決定が可能となり、グループガバナンスの強化を図った。

中間持株会社CGSを設立しグループ管理体制を強化した2025年9月

2025年9月、事業子会社である株式会社C&Gシステムズの単独株式移転により、中間事業持株会社「株式会社CGS」を設立。これにより、C&GシステムズはCGSの完全子会社となり、グループ内に二層の持株会社構造が形成された。中間持株会社はCAD/CAM関連子会社の統括と戦略実行を担い、純粋持株会社のホールディングスはグループ全体のポートフォリオ管理と資金調達を担当する。

NTTデータグループからNDES株式を取得しグループに加えた2025年10月

2025年10月、株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズの新設子会社「株式会社NDES」の株式の51%を取得し、CGSグループに参画させた。NDESはNTTデータグループの製造ソリューション事業とクラウド事業を引き継いだ会社で、CAD/CAMシステム等事業の一翼を担う。これによりグループの売上高は50億円規模に拡大し、製造業DXインテグレーターへの進化を加速する足掛かりを得た。

年表15件を開く

2000年代

  • 2007年2月創業コンピュータエンジニアリング株式会社と株式会社グラフィックプロダクツは共同して株式移転により完全親会社を設立する共同株式移転計画書に調印
  • 2007年3月創業コンピュータエンジニアリング株式会社と株式会社グラフィックプロダクツは、それぞれの株主総会において、両社が株式移転により共同で完全親会社を設立することを承認
  • 2007年7月創業株式移転によりアルファホールディングス株式会社を設立
  • 2007年7月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年12月2次元、3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS-HYBRID」の販売を開始

2010年代

  • 2010年1月M&Aコンピュータエンジニアリング株式会社および株式会社グラフィックプロダクツを吸収合併し、株式会社C&Gシステムズに商号変更
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場および同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2011年5月本店を現在の東京都品川区東品川に移転
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所との現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2017年11月東京証券取引所市場第二部へ市場変更

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2025年4月上場「株式会社CGSホールディングス」として純粋持株会社体制に移行、引き続き東証スタンダード市場に上場 CAD/CAM事業は当社から新設分割した事業子会社「株式会社C&Gシステムズ」にて継続
  • 2025年9月事業子会社「株式会社C&Gシステムズ」の単独株式移転により中間事業持株会社「株式会社CGS」を設立
  • 2025年10月株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズの新設子会社「株式会社NDES」の株式の51%を取得、CGSグループに参画

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年まで70億円
  • 売上高2030年まで100億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    製造業DXインテグレーターへの進化

    CAD/CAM技術を核に、クラウド・プラットフォームやスマートファクトリー領域への展開を通じて、製造業向けDX総合ソリューションを提供する企業へと進化する。

  2. 02

    海外市場の拡大と多角化

    まず東アジア・ASEAN地域に日本のモノづくり技術を浸透させ市場を多角化し、その後欧米市場へグローバル展開を進める。タイ子会社をASEAN販売サポートの中核拠点とする。

  3. 03

    コア事業の強化とトータルソリューション化

    CAD/CAM事業の開発・営業力を強化し、CAE・生産管理・部品加工システムを含むトータルソリューションを提供する。AIや自動化技術の開発を推進する。

  4. 04

    スマートファクトリー領域への注力

    生産管理システムを核に、製造実績モニタリング、デジタルツイン、暗黙知の形式化による工程集約や工場自動化を推進する。他社との協業やM&Aも活用する。

  5. 05

    クラウド・プラットフォーム展開

    ものづくりDXプラットフォームを提供し既存システムをクラウド化する。SaaS/PaaSの展開によりロイヤルカスタマーを育成し、新サービスを創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で299人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は561万円で、9期前と比べて1.3%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は14.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月234
2017年12月241
2018年12月245
2019年12月56842.215.9248
2020年12月57042.616.4244
2021年12月57443.217.0239
2022年12月59043.216.8241
2023年12月57642.916.3250
2024年12月56942.816.224582
2025年12月56142.814.3299100

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
北九州本社 — 北九州市八幡西区190百万円
CAD/CAM システム等
本社、北九州本部等 — 東京都品川区等91百万円
CAD/CAM システム等
アメリカ合衆国 イリノイ州 エルジン65百万円
金型製造
本社、大阪支店等 — 東京都大田区等45百万円
CAD/CAM システム等
タイ王国 バンコク26百万円
CAD/CAM システム等
カナダ国 オンタリオ州 オールドキャッスル0百万円
CAD/CAM システム等
主な関係会社
  • 国内
    株式会社CGS
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社C&Gシステムズ
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社NDES
    神奈川県川崎市川崎区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    CGS NORTH AMERICA,INC.(USA)
    アメリカ合衆国 オハイオ州 トレド · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CGS NORTH AMERICA INC. (CANADA)
    カナダ国 オンタリオ州 オールドキャッスル · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CGS ASIA CO.,LTD.
    タイ王国 バンコク · 連結子会社
    議決権95.3%
  • 海外
    CGS ASSISTING(THAILAND) CO.,LTD.
    タイ王国 バンコク · 連結子会社
    議決権90.7%
  • 国内
    Tritech International,LLC
    アメリカ合衆国 イリノイ州 エルジン · 連結子会社
    議決権98.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は50億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+28.2%、利益が+50.0%。

売上高
+28.2%
50億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
+200.0%
3億円
営業利益率
6.0%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高66億円50億円
営業利益4億円3億円
純利益2億円3億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は29億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+26.1%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q9111.11
2023年2Q1218.30
2023年3Q9−1−11.10
2023年4Q80
2024年1Q900.00
2024年2Q9111.10
2024年4Q2114.81
2025年2Q2328.72
2025年4Q2713.71
2026年2Q2913.40

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は34億円から50億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月3421
東京証券取引所と大阪証券取引所との現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年12月3732
2014年12月4033
2015年12月4353
2016年12月4442
2017年12月4145
2018年12月4131
2019年12月4232
2020年12月3721
2021年12月3742
2022年12月4453
2023年12月3821
2024年12月39225.11
「株式会社CGSホールディングス」として純粋持株会社体制に移行、引き続き東証スタンダード市場に上場 CAD/CAM事業は当社から新設分割した事業子会社「株式会社C&Gシステムズ」にて継続
2025年12月50346.03

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高50億円のうち、営業利益として残るのは3億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金38.0%19億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金54.0%27億円
  • その他の費用持分法損益などの調整2.0%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
62.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
6.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.1pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は28億円で、売上の6.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月2−4−4−212
2013年12月34−2718
2014年12月4−2−1219
2015年12月6−2−8415
2016年12月5−1−1418
2017年12月5−1−1421
2018年12月2−10122
2019年12月4−1−2322
2020年12月50−2525
2021年12月3−1−1227
2022年12月4−1−1330
2023年12月1−1−2028
2024年12月2−1−1128
2025年12月3−2−1128

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は71億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は47.2%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月37221559.0
2013年12月39241559.6
2014年12月44261858.4
2015年12月41221951.3
2016年12月43232052.8
2017年12月48272155.9
2018年12月49272253.9
2019年12月50262451.2
2020年12月50262451.9
2021年12月54292552.2
2022年12月57312653.1
2023年12月56312555.0
2024年12月60322852.8
2025年12月71353647.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
28億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
36億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中173位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
28.2%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥322で、1年前と比べて-14.1%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥322+1.3%1ヶ月-1.5%1年-14.1%時価総額32億円
過去52週の値幅
安値¥311高値¥418

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.5倍
PER (会社予想)14.3倍
PBR0.93倍
配当利回り3.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヵ月で0.3%上昇も、330円とほぼ横ばい。週足では25日線(332円)を下回り、短期弱気。52週高値(418円)から約21%安い水準。出来高は7/17に1.47万株と増加したが方向感なし。RSI52.2と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 11.9倍は業界平均28.3倍を大幅に下回り、PBR 0.96倍は同平均2.11倍を大きく割り込む。配当利回り3.0%は同平均1.9%を上回るが、配当性向313%と高く持続性に懸念。ROE 8.1%は業界平均を下回り、割安だが収益性改善が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.5倍30.8倍
PER (予想)14.3倍
PBR0.93倍2.58倍
ROE8.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/12期の大幅な増収増益予想(売上50億円、営業利益率6%)が実現可能かが最大の論点。強気派は、パワー半導体モジュールやEV充電器向けの新規案件が寄与し、受注拡大が収益性を押し上げると期待する。弱気派は、2024/12期の売上39億円が過去の水準に戻らず、競争激化や円高進展による採算悪化を懸念。PBR0.96倍と低いが、ROE8.1%は持続性が疑われる。

プラスに働く材料3
  • 新規分野の需要拡大

    EV充電器やパワー半導体モジュールの受注増加が売上を押し上げる。

  • 収益改善の具体性

    2025/12期の営業利益率6%は前期比+0.9ptの改善目標。

  • バリュエーションの安値

    PBR1倍割れで、今期の大幅増益を織り込めばPERは一桁台。

マイナスに働く材料3
  • 受注の不確実性

    EMS業界は大口受注の変動が大きく、計画達成が不透明。

  • 競争激化と価格圧力

    中小EMSは大手に対抗するための価格競争に巻き込まれやすい。

  • 円高リスク

    輸出比率が高い場合、円高は収益を圧迫する。

次の決算で確かめる点
EMS受注高
今後の売上を左右する最優先指標で、受注残の確認が重要。
パワー半導体関連売上比率
成長分野のけん引度合いを示し、事業構造転換の進捗を測る。
営業利益率
価格競争下での収益力改善が期待されるため、注意深く見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.11%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
3.11%
いまの株価に対して
配当性向
313.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1055.6
2017年12月1330.024.4
2018年12月10−23.1104.3
2019年12月100.053.4
2020年12月7−30.0113.2
2021年12月1042.945.0
2022年12月1330.051.2
2023年12月10−23.160.3
2024年12月100.049.6
2025年12月100.0313.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,055人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.3%を占め、残る66.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他58.357.257.961.161.560.0
事業法人26.727.024.423.823.925.5
金融機関8.28.28.37.97.97.8
外国法人4.13.96.34.44.14.4
証券会社2.43.42.82.52.32.0
自己株式2.02.02.02.02.01.0
外国人個人0.30.30.30.30.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社山口クリエイト17.06
02日本生命保険相互会社(常任代理人日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.68
03CGSグループ従業員持株会3.31
04リズム株式会社3.29
05稲田 清春2.99
06山口 修司2.99
07アイビー投資事業有限責任組合無限責任組合員 株式会社アイビー2.23
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.04
09JP JPMSE LUX RE CITIGROUP GLOBAL MARKETS L EQ CO(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)1.86
10乗田工業株式会社1.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+118%、1株純資産は14期で+80%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月131976.711.543.6
2013年12月182128.644.246.3
2014年12月2823512.619.126.6
2015年12月3021713.214.936.9
2016年12月2523111.115.855.6
2017年12月5127520.39.924.4
2018年12月122714.521.9104.3
2019年12月192716.921.553.4
2020年12月62712.348.9113.2
2021年12月232958.113.945.0
2022年12月3132010.111.551.2
2023年12月73242.242.860.3
2024年12月133363.922.649.6
2025年12月283548.113.1313.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額167百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
山口修司取締役会長(代表取締役)80
塩田聖一取締役社長(代表取締役)68
伴野裕之常務取締役61
寺﨑和彦取締役62
春日勝人取締役63
小島利幸取締役 管理統括部長62
田尻哲夫取締役 監査等委員63
橋本光社外取締役 監査等委員78
影山隆雄社外取締役 監査等委員81

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)614466615626
取締役(社内)2663
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容356字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社8社により構成されており、事業はCAD/CAMシステムの開発・製造・販売およびこれらに付帯する保守サービス並びに金型の製造・販売・請負を行っております。 当社および関係会社の当該事業にかかる位置付けは、以下のとおりであります。 セグメントの名称   主な事業内容   主要な会社名 CAD/CAMシステム等事業   CAD/CAMシステムの開発および販売   株式会社C&Gシステムズ 株式会社NDES CGS NORTH AMERICA INC.(CANADA)CGS ASIA CO.,LTD. 金型製造事業   金型の製造および販売   Tritech International,LLC 事業系統図は、次のとおりであります。 (注) ※連結子会社
経営方針・対処すべき課題3,532字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営の基本方針 当社グループは「生産性の限界に挑戦する」を企業理念、以下の4項目を活動方針とし、グループビジョンを「グローバル・ニッチ・トップ」としております。 ・お客様の満足と安心を第一主義とする。 ・経営資源を効果的に活用し、継続的発展を図る。 ・笑顔を絶やさず信念と希望に満ちた行動を続ける。 ・豊かな創造力を育み働く喜びを持てる企業文化を創る。 当社はこれら企業理念、活動方針、グループビジョンを実現し、当社グループの長期的な企業価値を増大させるには、より一層の経営のスピード化を図ることで機動的かつ柔軟な経営判断を可能にするグループ運営体制を構築し、グループガバナンスのさらなる強化を図ることが必要であるとの認識から、2025年4月より純粋持株会社体制へと移行、また傘下に中間事業持株会社およびCAD/CAM中核子会社2社を保有する組織再編を行い、これによりCAD/CAM業界トップシェアの企業グループとなりました。 今後はCAD/CAMメーカーとしての技術革新を中核に据え、「製造業DXインテグレーター」へと進化することで、すべてのお客様および未来の日本の製造業を広く支えるとともに、培った日本のモノづくり技術を東アジアやASEAN地域に浸透させ、市場の多角化を図り、その後、欧米市場へのグローバル展開を進めていくことで、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループの経営指標は以下のとおりです。 ・2028年までの短期事業計画目標 組織再編に伴い金型CAD/CAM業界のトップシェアの優位性を活かして生産管理システム事業の強化と共にシナジー戦略を推進しグループ全体で売上高70億円を目指します。 ・2030年までの中長期事業計画目標 CAD/CAM事業を中核に新規事業強化戦略の一環としてCGSグループの拡大を積極的に実施しグループ全体で売上高100億円を目指します。 (3)中期的な会社の経営戦略 当社グループでは、短期(~2028年)事業計画目標である売上高70億円、および中長期(~2030年)の事業計画目標である売上高100億円を達成するため、以下を経営戦略として掲げ、事業を運営・展開し企業価値を向上してまいります。 ①既存ソリューション ・コア事業としての開発・営業力を強化 ・適応分野を拡大(部品加工含む金属加工) ・自動化推進のための要素技術開発(AI開発を含む) ・CAE、生産管理システム、部品加工システムを含めたトータルソリューション化 ②スマートファクトリー領域 ・生産管理システムを核に最優先の活動として拡大 ・製造実績モニタリング、デジタルツインや暗黙知の形式化による工程集約、工場の自動化推進(フレキシブル生産管理システム) ③クラウド・プラットフォーム ・ものづくりDXプラットフォーム提供による既存システムのクラウド化 ・SaaS/PaaSの展開と推進によるロイヤルカスタマー育成、新サービス創出 ④スマートファクトリー領域の拡大 ・これまでの成果を迅速にソリューション化 ・事業を機動的に推進する体制を強化 ・海外拠点と新しいグローバルソリューションを共創 ・事業スピードUPのための他社との協業ならびにM&A戦略の推進 (4)経営環境及び会社の対処すべき課題 当社グループは企業理念「生産性の限界に挑戦する」およびグループビジョン「グローバル・ニッチ・トップ」を掲げ、当社グループを通じてその理念を実現させ、お客様と共に発展してまいりました。 昨今のモノづくり分野では、より高いレベルでのデジタル化による現場データの活用が求められています。特に金型製造現場では高度化した金型づくりへの対応や自動化技術等が求められており、それらの課題を解決していくには、製造業に特化したDX技術の提供が必要と考えております。そのため当社グループは、今後のさらなる成長とより一層経営のスピード化を図り、機動的かつ柔軟な経営判断を可能にするグループ運営体制を構築し、グループガバナンスのさらなる強化を図ることが望ましいと判断し、持株会社体制に移行いたしました。それに伴い、次の課題に対して積極的に取り組み、業績の継続的向上を図ってまいります。 ① 事業のサステナビリティへの取組 当社グループでは、サステナビリティを意識した経営を行うことで環境問題や社会問題の解決に貢献してまいります。また、企業活動の在り方については、持続可能な社会を目指すサステナビリティを意識した次のような課題に対処することにより、ステークホルダーからの評価向上に加え、付加価値の拡大につなげてまいります。 ・人的資本経営 当社グループでは、社是および企業理念のもと、お客様の事業の生産性を向上させることで、サステナブルな社会の実現に貢献したいと考えております。そのためには、お客様の事業を深く理解し、かつ業界に関する深い知見を備えた人材の獲得と育成が必要であると考えております。 人材の育成については、当社グループが長年に亘り蓄積してきたCAD/CAMシステム開発における高度な技術力を持つ人材、および金属加工に関する深い造詣に基づく当社グループのソリューションを通じてお客様に対して高付加価値を提供できる人材を継続的に育成してまいります。 ・社内DXの推進 当社グループの事業領域における継続的な付加価値向上に向け、デジタル技術を活用した業務改革を強力に推し進め、企業文化ならびに従来のビジネスを革新することにより、当社グループの競争力を強化するため、DX推進を支える基盤および人材育成を推進してまいります。 ・研究開発 当社グループの研究開発部門では、当社グループの事業領域に関連する先端技術の研究を推進しています。昨今求められる、製造現場での少子高齢化による労働者人口の減少への対策、労働生産性の向上等のための省力化対応について、AI、自動化および形状処理等の技術をCAD/CAMシステムに搭載可能な高付加価値機能として開発を推進してまいります。 ・海外市場への展開 当社グループは、ASEAN圏を中心に、既存の主力販売網である機械商社とあわせ、生産財メーカーとのコラボレーションを積極的に進めるとともに、海外市場開拓のための販売代理店網の整備、および海外ローカル市場にマッチした製品を供給することにより、当社製品の認知度を向上させ販売機会の拡大を図ってまいります。 タイ事業子会社をASEAN圏の販売サポート中核拠点と位置づけ、製品とユーザーサポートを同時に提供できる販社を新たに開拓し、今まで販売が手薄であった地域への進出を図り、販路拡大を目指してまいります。 ② 注力すべき事業への取組 当社グループでは、主力事業として金型向けCAD/CAMシステムのパッケージ販売を行っております。これらの製品は定期的にバージョンアップを行い常に市場の需要を意識して機能改良を行っておりますが、これらが陳腐化した場合や革新的な技術に取って代わられた場合に備え、新たな収益源の確保が必要であると認識しております。現在注力している取組および事業は次のとおりであります。 ・製造業DXインテグレーターとしての取組 金型製造企業は付加価値向上のために「大型(一体化)」「精密」「新素材」といった高難度の金型づくりに取り組んでいますが、そのためにはDXによる自動化などの生産性向上が重要な鍵になっています。そのような製造業企業からの期待に応えるため、先進的なデジタル技術を用いて迅速に幅広い価値を提供するなど、製造業DXインテグレーターとしてモノづくり現場の付加価値を高めるための活動を強化してまいります。 ・金型隣接市場向け製品事業 金型分野に近い隣接市場向け製品の販売により、金型隣接市場である部品加工や量産市場といった分野へ参入いたしました。当該分野特有のニーズを汲み取ることにより機能強化を進め、金型隣接市場での当社製品の浸透を図ってまいります。 ・金型・部品製造工程管理システム事業 当社グループが得意とする金型分野および部品加工分野向けに、製造現場におけるIoTを活用した工程管理の需要の高まりに対応した金型・部品製造工程管理システムの販売を強化してまいります。 顧客ごとのカスタマイズ開発が可能な開発体制、技術サポート体制を確立し、従来、当社グループの主力事業領域であった金型設計・製造だけではない工程管理を通じた作業工程の効率化にも貢献してまいります。
事業等のリスク2,582字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開の状況に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる事項を以下に記載しております。投資者に対する積極的な状況開示の観点から、必ずしもリスク要因に該当しないと考えられる事項であっても、投資者が判断をする上で、あるいは、当社グループの事業活動を理解する上で重要であると考えられる事項を含めて記載しております。 当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針であります。下記事項には、将来に係るリスク要因が含まれておりますが、これらの事項は本有価証券報告書提出日(2026年3月24日)現在における判断を基にしており、事業などのリスクはこれらに限られるものではありません。 ①  経済動向に関する影響について 当社グループの事業は、国内経済の動向により影響を受けております。 金型を中心とする製造業の企業業績悪化により設備関連投資が減少した場合、当社グループの業績および財務状況は悪影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、ソフトウェア使用ライセンスおよび保守、サービスなど景気変動を受けにくい売上の割合を増やすため製品構成およびサービス内容、価格体系など収益構造の転換を進めてまいります。 ②  海外事業について 当社グループは、タイ、カナダ、米国に子会社を置き、積極的に事業展開を進めております。海外販売においては、各国政府の予期しない法律や規制・税制の変更、社会・政治および経済状況の変化、異なる商慣習による取引先の信用リスク、為替変動等の事象が発生した場合には、当社グループの事業展開および業績、財務状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの低減のため、当社グループでは各子会社との情報共有等、ガバナンスの強化を図っております。 ③  特定人物への依存 金型製造事業を行っているTritech International,LLCの代表取締役である鳥山数之氏は、同社の2%の出資者であり、同社の運営に係るOperating agreementを当社グループと締結しています。また、同社の経営方針および事業方針の立案をはじめ、当社グループの事業推進上、重要な役割を果たしております。 このため、当社では、同氏に過度な依存をしない経営体制を目指し、人事採用、育成による経営体制の強化を図り、親会社からの経営管理を強化するなど経営リスクの軽減に努めておりますが、不測の事態により、同氏の業務遂行が困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④  研究開発活動 当社グループは研究開発型の事業を営んでおります。研究開発活動を担う要員の確保が不十分である場合、あるいは人材の育成に遅れが生じた場合、製品および技術サービスの競争力が低下し当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社では、研究開発専門部署を立ち上げ、人材の確保および教育にも注力することで当該リスクの低減に努めております。 ⑤  価格競争の激化 当社グループのソフトウェア製品は、対象市場において一定の競争力を有しております。しかし、開発競争が激化するなかで製品競争力の希薄化が進み競合製品との間で価格競争に巻き込まれた場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社ではより高度な機能強化を継続して行っていくことにより、当該リスクに晒されないよう努めております。 ⑥  業務提携、アライアンス等に関するリスク 当社グループでは、当社グループの技術の一部をOEM供給するなど、他社との業務提携、アライアンス等を積極的に進めております。しかし経営その他の要因により提携効果が得られない場合、提携先の経営の動向または決定事項により何らかの変化が生じた場合、また大幅な取引縮小等が発生した場合等、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該リスクを軽減させるため、複数の企業へOEM供給するなど1社あたりの影響度を下げる対応を行っております。 ⑦  知的財産権 当社グループのソフトウェアが不当にコピーされ違法に流通するリスクがあります。また、当社グループの製品または技術が、他社が有する知的財産権を侵害しているとされるリスクや、当社グループが使用する第三者のソフトウェアまたは知的財産権に対して何らかの事情によって制約を受けるリスクがあります。これらの場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、著作権を有するソフトウェア保護のためセキュリティ強化に向けた技術開発を継続して実施してまいります。また、特許取得など知的財産保有の法的根拠の明確化を積極的に進めております。第三者知的財産権の使用にあたっては、リスクが発生しないように内容を十分留意して契約などを締結しております。 ⑧  情報管理に関するリスク 当社グループの製品開発に係る重要な情報(設計情報およびソースプログラム等)が天変地異など予期せぬ事情によって喪失するリスクがあります。その場合、開発速度の低下およびサポート活動の停滞などにより当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、重要な開発情報の管理に関して分散保管など効果的な対策を実施しております。 ⑨  製品およびサービスの欠陥について 当社グループは、製品およびサービスの品質の保証について充分に留意しておりますが、製品およびサービスに欠陥が生じるリスクがあります。当社グループ製品およびサービスは顧客の重要な製造プロセスのデータ処理を担っている関係上、障害の発生は顧客に深刻な損失をもたらす可能性があります。その場合当社グループは、顧客から責任を追及され損害賠償を求められる可能性があります。さらに、製品およびサービスに欠陥が生じたことにより社会的信用が低下する可能性もあり、これらにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新しく開発した製品に技術のフィールドでの評価を十分に行い、高品質を実現する制度の運営および万が一の不具合発生時における速やかな情報提供に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,523字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 (1)財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度における金型関連業界は、設備投資の先行指標となる工作機械受注統計によれば、米国による関税政策の影響は限定的に留まり、外需は北米や中国において設備投資が堅調に推移するなど増加傾向が継続しましたが、内需は自動車関連の低調な投資姿勢を受け、中小企業を中心に設備投資に対する慎重姿勢が根強く、前年比で微減となりました。 このような状況下、CAD/CAMシステム等事業は、製品開発では、既存製品において定期的なバージョンアップ開発などの機能強化に取り組んだほか、部品加工市場向けCAD/CAMシステムの展開およびIoT分野への事業展開等を進めました。また製品販売では、10月開催の「MECT2025(メカトロテックジャパン2025)」等パブリックショーへの出展をはじめ、販売代理店、生産財メーカーとの共催セミナーを積極的に開催し、当社主力製品であるCAD/CAMシステム等の販売シェア拡大に努めました。金型製造事業においても、新たな顧客開拓および既存顧客からの受注増を目指し積極的な営業展開を図りつつ、品質管理強化による納入先での高評価維持に努めました。 これらの結果、当連結会計年度における当社グループの連結業績は、売上高49億82百万円(前期比26.9%増)、営業利益3億42百万円(前期比116.3%増)、経常利益3億88百万円(前期比75.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2億63百万円(前期比116.6%増)となりました。 また、当社は2025年4月1日に純粋持株会社体制へ移行し、CAD/CAMシステム等事業を新設会社に分割するなど組織再編を実施、2025年10月1日には株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・エンジニアリングシステムズの製造ソリューション事業およびクラウド事業を分社化した株式会社NDESをグループ化しました。グループビジョンである「グローバル・ニッチ・トップ」を目指すという方針を継続し、コア事業であるCAD/CAMソリューションを中核に、AI、クラウドといった技術を活用し製造業向けのトータルソリューションおよびプラットフォームを提供していくことでさらなる成長と企業価値の向上に取り組んでまいります。 事業セグメント別の概況は以下のとおりです。 (CAD/CAMシステム等事業) CAD/CAMシステム等の主な利用先である自動車向け金型・部品製造業においては、中小企業を中心に米国の関税政策等への不安感や原材料高騰、為替動向等を踏まえ設備投資に対する慎重姿勢が継続しましたが、金型・部品製造の品質向上、省力化のニーズに対して当社グループ主力製品の活用を提案していくことで製品販売が堅調に推移しました。また部品加工市場向けCAD/CAMシステムおよび金型・部品製造業向け生産管理システム、一部大手ユーザ向けの売上等も貢献しました。既存顧客に対しては国内海外ともに引き続き地域密着型のサポート体制を展開し、保守収益に貢献しました。 これらの結果、当連結会計年度におけるCAD/CAMシステム等事業のセグメント売上は41億32百万円(前期比18.8%増)、 セグメント利益は2億44百万円(前期比50.5%増)となりました。なお当連結会計年度は2025年10月より連結子会社となった株式会社NDESの2025年10月~12月の3ヶ月分の収益が加算されており、これについても増収増益の要因となっております。 (金型製造事業) 当社の金型製造子会社が拠点を置く北米の自動車業界は、米国の政策動向および電気自動車関連の需要減退により開発プロジェクトの停滞・中止が見られるなど先行き不透明な状況が継続しました。2025年下期以降の受注環境には一服感が見られるものの、金型製造子会社においては2024年下期から2025年上期にかけて受注動向が良好であったことから、当連結会計年度は売上が低調に推移した前年同期との比較では大幅な増収増益となりました。 これらの結果、当連結会計年度における金型製造事業のセグメント売上は8億49百万円(前期比89.2%増)、セグメント利益は98百万円(前年同期は3百万円の損失)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の現金及び現金同等物は、前年同期と比べ18百万円(0.7%)減少し、27億70百万円となりました。 当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益等により2億53百万円の収入となり、前年同期と比べ収入が44百万円(21.2%)の増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得等により1億65百万円の支出となり、前年同期と比べ支出が45百万円(37.8%)の増加となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により1億14百万円の支出となり、前年同期と比べ支出が3百万円(3.1%)の減少となりました。 (3)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 品目 CAD/CAMシステム等 CAD/CAM製品   1,260,803   16.5 保守契約・技術サービス   2,756,603   20.1 開発サービス   137,442   55.1 計   4,154,848   19.9 金型製造   792,011   62.8 合計   4,946,860   25.2 (注) 金額は販売価格によっております。 ② 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前期比 (%)   受注残高 (千円)   前期比 (%) 品目 CAD/CAMシステム等 CAD/CAM製品   1,340,349   24.3   137,630   205.4 保守契約・技術サービス   3,075,178   33.9   1,238,390   34.6 開発サービス   145,341   60.8   25,306   196.9 計    4,560,868   31.6   1,401,327   44.0 金型製造   468,754   △46.1   125,639   △75.2 合計   5,029,623   16.0   1,526,966   3.2 (注) 金額は販売価格によっております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 品目 CAD/CAMシステム等 CAD/CAM製品   1,247,778   14.0 保守契約・技術サービス   2,756,603   20.1 開発サービス   128,559   44.5 計   4,132,941   18.8 金型製造   849,188   89.2 合計   4,982,129   26.9 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 当社グループを取り巻く事業環境は、雇用・所得環境の改善、インバウンド需要を背景に国内景気は緩やかな回復基調にある一方で経済環境に影響のある物価上昇は続いており、さらには日々変化する国際情勢による地政学的リスク等の複合的要因により先行き不透明な状況で推移するものと予測しております。一方で、自動車メーカーの次世代車両開発に伴う金型・部品製造の高付加価値化、自動化を実現する製造業に特化したDX技術は、より強く求められるものと思われます。 このような環境の下、当社グループは2025年度に構築した持株会社体制のもと、CAD/CAMシステムの適用分野を拡大するとともにAI開発を含む要素技術によって自動化を推進し、トータルソリューションへと発展させます。また事業子会社2社の営業力の強化を進め、「製造業DXインテグレーター」としてのシナジーを早期に、かつ最大限に引き出してまいります。既存顧客に対してはサポート体制を強化することにより安定した保守収益を確保しながらさらなる向上を目指すとともに、海外市場展開としては引き続きアセアンを中心に販売領域を拡大してまいります。 金型製造事業においては、引き続き顧客および外注先とのオンラインコミュニケーションを充実させ、協力体制強化による生産性の向上に努めますが、2026年は自動車のモデルチェンジサイクルの谷間となる見込みかつ2025年が好調に推移した反動もあり、受注の谷間になることが見込まれます。 以上のような状況から、次期の連結業績は、株式会社NDESの収益が通年で加算されることから、売上高65億51百万円(前期比31.5%増)、営業利益4億42百万円(前期比28.9%増)、経常利益4億85百万円(前期比25.0%増)となる見込みです。なお親会社株主に帰属する当期純利益は2億14百万円(前期比18.7%減)を見込んでおります。これは2025年8月8日付「第2四半期(中間期)連結業績予想と実績値との差異および通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」の修正理由に記載した繰延税金資産の増加が本年度は見込まれないこと、ならびに非支配株主に帰属する当期純利益が2025年と比較して64百万円増加する見込みであることから、前年同期比で減益予想となっております。 なお、上記の試算および一定の仮定に大幅な変更が生じた場合には、翌連結会計年度の財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度における総資産は、前連結会計年度と比較して10億67百万円(17.7%)増加し、71億15百万円となりました。主な増加要因は前払費用2億67百万円、のれん2億98百万円および繰延税金資産1億90百万円であります。 (負債) 当連結会計年度における負債は、前連結会計年度と比較して7億88百万円(28.0%)増加し、36億4百万円となりました。主な増加要因は契約負債1億51百万円、未払法人税等41百万円および退職給付に係る負債2億57百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産は、前連結会計年度と比較して2億79百万円(8.6%)増加し、35億10百万円となりました。主な増加要因は親会社株主に帰属する当期純利益2億63百万円および非支配株主持分1億7百万円、主な減少要因は配当による利益剰余金の減少96百万円であります。 ③ 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、49億82百万円となり、前連結会計年度に比べ10億54百万円の増加(前期比26.9%)となりました。報告セグメントごとの売上高については、CAD/CAMシステム等事業は41億32百万円(前期比18.8%)、金型製造事業は8億49百万円(前期比89.2%)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、3億42百万円となり、前連結会計年度に比べ1億84百万円の増加(前期比116.3%)となりました。また、売上高営業利益率は前連結会計年度より2.9ポイント上昇し6.9%となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、3億88百万円となり、前連結会計年度に比べ1億67百万円の増加(前期比75.8%)となりました。また、売上高経常利益率は前連結会計年度より2.2ポイント上昇し7.8%となりました。 主な営業外収益としましては不動産賃借料96百万円(前連結会計年度97百万円)、主な営業外費用としましては不動産賃貸費用68百万円(前連結会計年度64百万円)が挙げられます。 (親会社株主に帰属する利益) 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、3億88百万円となり、前連結会計年度に比べ1億67百万円の増加(前期比75.8%)となりました。 また、当連結会計年度の法人税等は72百万円となり、前連結会計年度に比べ23百万円の減少(前期比△24.7%)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は2億63百万円となり、前連結会計年度に比べ1億42百万円の増加(前期比116.6%)となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 資本の財源および資金の流動性 当社グループの資本の財源は、自己資金とすることを基本としておりますが、必要に応じて多様な調達手段を検討し財源の確保を図っております。 資金の流動性は、営業活動によるキャッシュ・フローを確実に獲得することを基本に、適正な投資活動と財務活動を組み合わせることで十分な流動性の確保と財務体質の健全性を維持するよう努めております。 資金需要の主な要因は、研究開発資金、当社ブランドの認知度および価値向上のための資金、国内外の事業加速のための運転資金、人材投資資金であります。これらに対応する目的も含め、取引金融機関との連携を強化するとともに、一定の流動性預金の確保を図っております。 ⑥ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは現在、短期(~2028年)事業計画目標である売上高70億円、および中長期(~2030年)の事業計画目標である売上高100億円の達成を経営上の目標として掲げております。 当社グループは、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の施策を継続的に進めていくことが経営指標の持続的向上に寄与すると判断しており、今後も引き続きこれらの指標を向上させるべく努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。