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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

パルステック工業

PULSTEC INDUSTRIAL CO.,LTD.6894 · Standard · 電気機器

X線残留応力測定装置に強みを持つ電子応用機器メーカー。測定装置の製造販売に加え、ヘルスケア機器や3Dスキャナなどの受託開発・製造も手がける。

概要

パルステック工業は、ポータブル型X線残留応力測定装置を主力とする電子応用機器メーカーである。静岡県浜松市に本社を置き、2026年3月期の連結売上高は25.5億円、従業員123名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。事業はX線残留応力測定装置、ヘルスケア装置(医療機器受託開発・製造)、光応用・特殊機器装置の3本柱で構成され、米国子会社Pulstec USAを通じて海外販売も行う。1968年の創業以来、光計測技術を核に自社製品開発と受託生産を両輪として成長してきた。

3事業セグメントの構成と収益

セグメントは「X線残留応力測定装置関連」「ヘルスケア装置関連」「光応用・特殊機器装置関連」の3つからなる。2026年3月期の連結売上高25.5億円の内訳は、X線残留応力測定装置が8.9億円(34.9%)、ヘルスケア装置が6.3億円(24.6%)、光応用・特殊機器装置が10.3億円(40.4%)である。営業セグメント利益ではX線残留応力測定装置が3.5億円、光応用・特殊機器装置が3.3億円と高い収益性を示す一方、ヘルスケア装置は受託開発案件の中止や開始の遅れにより0.2億円の損失を計上した。全社費用を差し引いた連結営業利益は3.6億円(売上高営業利益率14.0%)であった。

経営指標と中期計画

同社は売上高および売上高営業利益率を重要な経営指標と位置付ける。2026年3月期の売上高営業利益率は14.0%と前年から0.5ポイント改善した。2027年3月期から2029年3月期までの3か年中期経営計画では、新たにROE(自己資本利益率)9%以上の目標を掲げ、資本効率改善と持続的成長の両立を目指す。2027年3月期の目標は売上高27億円以上、売上高営業利益率10%以上、ROE9%以上である。自己資本比率は約80%(2026年3月期)と財務体質は堅調だが、新規事業創出や人材投資による成長が課題となる。

米国を中心とした国際展開

海外拠点として、米国子会社Pulstec USA, Inc.(カリフォルニア州トーランスに1996年設立、2022年にミシガン州ノバイへ移転)を有する。同社は主に米国市場向けにX線残留応力測定装置の販売と、光応用・特殊機器装置の保守サービスを担う。かつて中国天津市に帕路斯(天津)国際貿易有限公司(2002年設立、2008年解散)、北京市に帕路斯(北京)科技有限公司(2004年設立、2009年解散)、英国スウィンドンに欧州事務所(2000年開設、2016年閉鎖)を設けていたが、現在の海外拠点は米国のみである。国内では浜松本社のほか、東京営業所(東京都品川区)を置く。

品質管理と認証体制

全事業所でISO9001(品質マネジメント)を1998年11月に、全工場でISO14001(環境マネジメント)を2000年3月に取得している。医療機器分野参入に伴い、2015年8月には医療機器向け品質マネジメント規格ISO13485の認証を取得。2014年6月に医療機器製造業許可、2021年12月に第三種医療機器製造販売業許可を得て、ヘルスケア装置関連の受託開発・製造体制を整備した。これらの認証は、顧客からの品質要求の高まりや規制対応に寄与している。

業界の中での役割はX線残留応力測定装置メーカー、および電子応用機器の受託開発・製造サービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
26億円
営業利益
4億円
営業利益率
15.4%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
光応用・特殊機器装置関連10億円40.0%3億円30.0%
X線残留応力 測定装置関連9億円36.0%3億円33.3%
ヘルスケア装置関連6億円24.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01X線残留応力測定装置関連主力

X線を用いて金属材料などの残留応力を非破壊で測定する装置を製造・販売。自動車、鉄鋼、航空宇宙などの製造現場で品質管理や研究開発に使用される。米国子会社を通じて米国市場にも展開。

主な製品・サービス1
X線残留応力測定装置
X線回折法により材料の結晶面間隔を測定し、残留応力を算出する装置。ポータブル型を主力とし、現場での測定に対応。

02ヘルスケア装置関連準主力

ヘルスケア・医療機器向けの受託開発および受託製造を行っている。顧客のニーズに応じた専用機器を開発し、製造までを一貫して提供。

主な製品・サービス1
医療機器関連の受託開発装置
顧客仕様に基づく医療機器の開発・製造サービス。X線技術を応用した骨密度測定装置など、独自技術を活かした製品開発も手がける。

03光応用・特殊機器装置関連準主力

顧客仕様に基づく専用機器・装置(3Dスキャナ、計測・制御・データ処理装置)を製造・販売。産業用の検査・測定用途に加え、保守サービスも提供。

主な製品・サービス2
3Dスキャナ
物体の三次元形状を光学的に計測する装置。製造業の寸法検査やリバースエンジニアリング、文化財のデジタルアーカイブなどに使用される。
各種計測・制御・データ処理装置
各種センサやカメラなどからのデータを処理する電子応用機器。顧客の特定用途向けにカスタマイズされる。

製品と技術

ポータブル型X線残留応力測定装置「μ-X360」

μ-X360は、2012年に発売された可搬型のX線残留応力測定装置である。従来据え置き型が主流だった残留応力測定を現場で行えるようにし、自動車や航空機部品の品質管理、メンテナンス分野で利用される。X線を試料に照射し、回折パターンから応力を算出する原理で、測定時間は数十秒から数分と高速。2025年時点で後継機種「μ-X360J」が主力として販売され、X線残留応力測定装置関連セグメントの売上高8.9億円(2026年3月期)の大半を占める。同社はこの製品を米国子会社や国内外の商社・代理店を通じて販売し、ウェビナーやショールームでのデモンストレーションを積極的に行っている。

医療機器の受託開発と製造

ヘルスケア装置関連セグメントでは、医療機器メーカーからの受託開発・受託製造を主業務とする。具体的な製品名は開示されていないが、ISO13485認証と第三種医療機器製造販売業許可を取得し、品質マネジメント体制を構築している。2026年3月期の売上高は6.3億円だが、受託開発の一部中止や新規案件の開始遅れによりセグメント損失を計上した。同社は顧客との強固な信頼関係を維持しつつ、生産性向上と原価低減を課題とし、事業規模拡大に向けた人的リソースの確保を進めている。

光応用・特殊機器装置

このセグメントは、半導体製造装置関連の設計・製造を中心とした顧客仕様の専用機器・装置を手がける。主要顧客には株式会社日立ハイテクが含まれ、2026年3月期には同社向け販売が全売上高の24.2%を占めた。売上高は10.3億円と3セグメント中最大で、セグメント利益も3.3億円と好調である。同社は光波センシング技術を活用した高付加価値自社製品の開発を志向し、既存の受託生産だけでなく自社ブランド品の創出を目指している。また、設計・製造の外部委託先の開拓にも注力する。

X線応用の新製品群(s-Lau、Hardness EYE、muraR)

2022年7月に発売したs-Lauは、X線単結晶方位測定装置であり、半導体や電子部品の結晶方位を非破壊で測定する。2024年3月のHardness EYEは、熱処理硬化層の深さをX線回折で評価する装置で、自動車の歯車や軸受の品質管理に利用される。2019年1月のmuraRは、非接触で硬さのムラをスキャンする装置で、金属加工品の表面性状評価を目的とする。これらの製品はいずれも同社のX線応用技術の延長線上にあり、従来の測定装置市場に新たなソリューションを提供する。売上高はまだ小規模だが、同社はこれらの新製品を「3つ以上の市場への展開」という経営戦略の柱と位置付けている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

超音波計測で高収益のニッチ、売上は横ばい圏

パルステック工業は電気機器セクターで、超音波を利用した厚さ計や探傷器などの計測機器を開発・販売しています。売上高は約26億円(2026/3期)と小規模ですが、営業利益率は15%を超え、非常に高い収益性を誇ります。同業のイビデンは電子部品用基板で売上規模が大きく、アクセルスペースは宇宙関連で別分野です。パルステック工業は、産業用非破壊検査市場でニッチなポジションを築いており、競合は限定的です。強みは高い技術力と専門性で、需要が安定している一方、市場規模が小さいため成長には限界があります。売上は25億円前後で推移しており、横ばい傾向にあります。新製品開発や海外市場の開拓が成長の鍵ですが、研究開発投資の増加も課題です。

強み

  • 超音波計測で業界をリードし、高精度な製品で差別化しています。
  • 営業利益率15%超えで、効率的な事業運営と高付加価値製品を提供しています。
  • 非破壊検査は社会インフラや製造業で必須で、安定的な需要が見込めます。
  • 海外市場での販売拡大の余地があり、成長ドライバーになり得ます。

課題

  • ニッチ市場であり、売上規模に限界があり、事業拡大が難しいです。
  • 売上高が横ばいで、新製品や新市場の開拓が求められています。
  • 新技術や代替技術の登場に対応するための開発投資が必要です。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がパルステック工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16898トミタ電機34億円27.1倍
26694ズーム33億円
36656インスペック33億円42.3倍
46969松尾電機32億円8.5倍
56633CGSホールディングス32億円29.5倍
66894パルステック工業31億円10.5倍
76803ティアック29億円35.5倍
86634JNグループ27億円
96276シリウスビジョン20億円7.2倍
106663太洋テクノレックス19億円7.7倍
116775TBグループ18億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

浜松コントロールズ創業と法人化(1968-1970)

1968年11月、静岡県浜松市曳馬町において浜松コントロールズとして創業し、電子応用機器・装置の製造を開始した。翌1969年11月、資本金50万円で株式会社を設立、商号をパルステック工業株式会社に変更。1970年12月には本社工場を浜松市早出町に移転し、生産基盤を固めた。創業から間もない段階で、電子応用機器という技術志向の事業領域を選択したことが、後の自社製品開発の素地となる。

量産部門の分社と合併(1972-1992)

1972年6月、エアコン用プリント基板組立の量産を開始。1975年11月に量産部門を分社化し北菱電機工業株式会社を設立したが、1992年1月にこれを吸収合併した。この間、1984年3月にはプリント基板検査装置(インサーキットテスタ)の開発・販売に着手し、自社製品の開発へと軸足を移し始めた。1986年9月には本社工場を浜松市東三方町に移転し、生産能力を拡大。量産と自社開発の二面性を持ちながら、徐々に自社ブランド製品の比率を高めていった時期である。

光ディスク関連技術への進出(1985-1998)

1985年11月、光ピックアップ評価装置を開発・販売開始。1988年6月には光ディスクドライブ装置に着手した。1996年2月にはDVD評価用光ディスクドライブ装置(業界標準)を開発し、光ディスク評価分野で存在感を示した。1998年2月にはSDP(スタンダードDVDプレーヤ)を開発・販売。これらの製品は、同社のコア技術である「光」の計測・制御技術を結実させたものであり、後のX線関連製品や医療機器にも応用される基礎となった。

上場とグローバル拠点の拡充(1996-2004)

1996年4月、米国カリフォルニア州トーランスに現地法人Pulstec USA, Inc.を設立。同年8月には日本証券業協会に株式を店頭登録した。2000年1月には英国スウィンドンに欧州事務所を開設(後にニューポートへ移転、2016年閉鎖)。2000年3月に東京証券取引所市場第二部に上場し、資本市場から資金調達が可能となった。2002年11月には中国天津市、2004年2月には北京市に現地法人を設立し、アジア市場への足がかりを築いたが、後の業績不振により2008年・2009年に解散している。

次世代光ディスク評価と事業整理(2006-2009)

2006年10月、次世代光ディスク評価装置MASTERを開発・販売開始。しかし、光ディスク市場の縮小に伴い、中国子会社2社を2008年7月と2009年3月に解散、同時期に子会社パステルも清算した。2009年7月には本店所在地を現在の静岡県浜松市北区細江町(現・浜名区細江町)に移転し、東京営業所も品川区西五反田へ移転。不採算事業からの撤退と本社機能の集約を進め、経営資源を自社開発製品に集中させる転機となった。

X線残留応力測定と医療機器参入(2012-2015)

2012年6月、ポータブル型X線残留応力測定装置μ-X360を開発・販売開始。同製品は非破壊で材料内部の残留応力を測定できる自社製品であり、現在の主力製品の一つに成長する。2014年6月には医療機器製造業許可、2015年8月には医療機器向け品質マネジメント規格ISO13485を取得し、ヘルスケア装置関連の受託開発・製造事業を本格化させた。この分野はX線技術とも親和性が高く、新たな収益の柱として育成が進められている。

スタンダード市場移行と新製品群(2019-2024)

2019年1月、非接触硬さムラスキャナmuraRを開発・販売。2022年1月に米国子会社をミシガン州ノバイへ移転し、北米事業を強化。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。同年7月にはX線単結晶方位測定装置s-Lau、2024年3月には熱処理硬化層深さ測定装置Hardness EYEを開発し、X線応用製品のラインアップを拡充。2026年3月期の売上高は25.5億円と、過去10年で最高水準に達している。

年表42件を開く

1960年代

  • 1968年11月創業静岡県浜松市曳馬町において、浜松コントロールズを創業、電子応用機器・装置の製造を開始
  • 1969年11月創業資本金50万円で株式会社を設立、商号をパルステック工業株式会社に変更

1970年代

  • 1970年12月静岡県浜松市早出町に本社工場を移転
  • 1972年6月エアコン用プリント基板組立の量産を開始
  • 1975年11月創業量産部門を分社化し、北菱電機工業株式会社を設立

1980年代

  • 1984年3月プリント基板検査装置(インサーキットテスタ)を開発し、販売に着手
  • 1985年11月光ピックアップ評価装置を開発し、販売に着手
  • 1986年4月東京都港区西新橋に東京営業所を開設
  • 1986年9月静岡県浜松市東三方町に本社工場を移転
  • 1988年6月光ディスクドライブ装置を開発し、販売に着手
  • 1988年11月創業静岡県浜松市早出町に株式会社パステルを設立

1990年代

  • 1990年12月静岡県引佐郡細江町に細江テクノロジーセンターを新設
  • 1991年4月大阪府吹田市江坂町に大阪営業所を開設
  • 1992年1月M&A北菱電機工業株式会社を合併
  • 1996年2月DVD評価用光ディスクドライブ装置(業界標準)を開発
  • 1996年4月米国カリフォルニア州トーランスに現地法人Pulstec USA,Inc.を設立(現連結子会社)
  • 1996年8月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1998年2月SDP(スタンダード・DVD・プレーヤ)を開発し、販売に着手
  • 1998年11月全事業所においてISO9001-1994の認証を取得

2000年代

  • 2000年1月英国スウィンドンにヨーロッパ事務所を開設
  • 2000年3月全工場においてISO14001-1996の認証を取得
  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2002年11月創業中国の天津市保税区に現地法人帕路斯(天津)国際貿易有限公司を設立
  • 2004年2月創業中国の北京市に現地法人帕路斯(北京)科技有限公司を設立
  • 2004年6月英国ニューポートにヨーロッパ事務所を移転
  • 2006年10月次世代光ディスク評価装置(MASTER)を開発し、販売に着手
  • 2007年3月大阪営業所を閉鎖
  • 2008年7月帕路斯(天津)国際貿易有限公司を解散
  • 2009年3月帕路斯(北京)科技有限公司を解散
  • 2009年7月本店所在地を静岡県浜松市北区細江町に移転
  • 2009年7月東京都品川区西五反田に東京営業所を移転
  • 2009年7月株式会社パステルを清算

2010年代

  • 2012年6月ポータブル型X線残留応力測定装置(μ-X360)を開発し、販売に着手
  • 2014年6月医療機器製造業の許可を取得
  • 2015年8月医療分野における品質マネジメントシステムの世界標準規格ISO13485の認証を取得
  • 2016年2月ヨーロッパ事務所を閉鎖
  • 2019年1月非接触硬さムラスキャナ(muraR)を開発し、販売に着手

2020年代

  • 2021年12月第三種医療機器製造販売業の許可を取得
  • 2022年1月米国ミシガン州ノバイに現地法人Pulstec USA,Inc.を移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2022年7月X線単結晶方位測定装置(s-Laue)を開発し、販売に着手
  • 2024年3月熱処理硬化層深さ測定装置(Hardness EYE)を開発し、販売に着手

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで27億円以上
  • 売上高営業利益率2027年3月期まで10%以上
  • 自己資本利益率(ROE)2027年3月期まで9%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3事業の深耕と新事業創出

    自社製品の開発販売と受託事業を両輪とし、X線残留応力測定、ヘルスケア装置、光応用・特殊機器の3事業を中核に、新たな柱となる新製品・新規事業の早期創出を目指す。

  2. 02

    強みの複数市場展開で安定経営基盤構築

    光波センシング技術を基盤に、自社の強みを生かせる製品・ノウハウを3つ以上の市場に提供し、景気変動や市場動向に柔軟に対応できる盤石な経営体制を目指す。

  3. 03

    調達・生産・人材の基盤強化

    仕入先・外注先との連携強化により原価低減・品質向上・納期短縮を図る。中長期採用計画による人材確保・育成、給与・教育制度の見直しで活躍できる職場づくりを推進。大規模災害に備えたBCP対策も実施。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で123人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、9期前と比べて+11.2%平均年齢は45.8歳、平均勤続年数は22.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月130
2018年3月127
2019年3月56144.420.5134
2020年3月60444.720.6134
2021年3月51745.021.2136
2022年3月50945.521.8134
2023年3月57646.022.2134
2024年3月57645.922.2128
2025年3月60445.321.8124242
2026年3月62445.822.3123325

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社工場 — 静岡県 浜松市 浜名区953百万円
X線残留応力測定装置関連 ヘルスケア装置関連 光応用・特殊機器装置関連
主な関係会社
  • 海外
    Pulstec USA,Inc.
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は26億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.0%、利益が+33.3%。

売上高
+4.0%
26億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
-25.0%
3億円
営業利益率
15.4%
前期比 +3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高27億円26億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q81
2024年1Q300.00
2024年2Q7114.31
2024年3Q600.00
2024年4Q102
2025年2Q10110.00
2025年4Q15213.34
2026年2Q10110.01
2026年4Q16318.82
2027年1Q300.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は12億円から26億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は15.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月12−3−3
2014年3月13−1−1
2015年3月2343
2016年3月1933
2017年3月2243
2018年3月2132
2019年3月2655
2020年3月2342
2021年3月2122
2022年3月2443
2023年3月2432
2024年3月2643
2025年3月253412.04
2026年3月264415.43

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高26億円のうち、営業利益として残るのは4億円15.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の11.5%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.7%15億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.9%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.4%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.5pt
15.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.6pt
11.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の7.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−500−57
2014年3月10−116
2015年3月5−1−249
2016年3月3−1−229
2017年3月2−1−119
2018年3月2−10110
2019年3月6−2−1413
2020年3月0−1−2−110
2021年3月601617
2022年3月7−1−1622
2023年3月−10−2−119
2024年3月41−1523
2025年3月2−4−2−219
2026年3月6−6−2017

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が40億円で、自己資本比率は79.9%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月26131350.7
2014年3月25121350.2
2015年3月27161157.8
2016年3月29191066.4
2017年3月3223970.6
2018年3月35251070.9
2019年3月42291369.7
2020年3月3829976.7
2021年3月40301074.9
2022年3月46331370.4
2023年3月45341175.6
2024年3月52371570.9
2025年3月50391276.8
2026年3月50401079.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
17億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
10億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中25位あたり、逆に低いのはROE224社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
79.9%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,191で、1年前と比べて+15.8%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥2,191-0.9%1ヶ月+2.5%1年+15.8%時価総額31億円
過去52週の値幅
安値¥1,948高値¥2,586

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.5倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR0.77倍
配当利回り4.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2140円で、25日線2135円、200日線2104円を上回るが、75日線2142円を下回る。52週高値2586円からは約17%低い。直近1ヶ月で+0.19%とほぼ横ばい。8月5日に2200円まで上昇する場面があったが、その後反落。出来高は低水準で、方向感のない展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは10.25倍で業界平均29.05倍を大きく下回り、予想PERも9.8倍と割安感が明確。PBRは0.73倍と1倍を下回り資産価値に対しても割安。配当利回りは4.21%と高く、業界平均2.29%を上回る。ROEは7.3%と同業界平均(不明)に比べて低めだが、配当性向42.1%は安定した株主還元を示す。割安ではあるが、収益性はやや低く、今後の成長には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.5倍30.8倍
PER (予想)10.0倍
PBR0.77倍2.58倍
ROE7.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高い営業利益率と増益傾向にある一方、売上高は横ばいで、成長性が乏しい。強気派は、利益率の高さと増益の継続、低PBRによる割安感を評価。弱気派は、売上高の伸びなさが成長の限界を示すとし、需要の変動リスクを指摘。また、配当利回りが4%を超え、株主還元が手厚い点も注目されるが、事業内容の不透明さが投資判断を難しくしている。

プラスに働く材料7
  • 高い営業利益率

    2025年3月期は12%、2026年3月期は15.38%と向上

  • 増益の継続

    2025年3月期の純利益は前期から増加

  • 高配当利回り

    配当利回り4.21%と安定した株主還元

  • 非破壊検査需要の拡大2026年〜2028年影響

    売上高26億円・営業利益4億円。インフラ老朽化が追い風

  • 営業利益率15.38%への改善決算発表後影響

    営業利益率12%→15.38%に改善

  • 予想PER9.8倍の割安修正継続影響

    予想PER9.8倍、PBR0.73倍

  • 配当利回り4.21%の魅力通年影響

    配当利回り4.21%、時価総額30億円

マイナスに働く材料7
  • 売上高の停滞

    過去3期の売上高は24~26億円と大きな変化なし

  • 業績の不安定さ

    2026年3月期の純利益は前期から減少予想

  • 成長への不確実性

    事業内容や市場の情報が乏しく、成長性の評価が難しい

  • 純利益の前期比1億円減決算発表後影響

    純利益4億円→3億円に減少

  • 売上高26億円での頭打ち通年影響

    売上高26億円(前期25億円)と横ばい

  • 時価総額30億円の小規模需給継続影響

    外国人株主比率1.84%と低く売買が細い

  • 高利益率の維持リスク通年影響

    営業利益率15.38%は売上高26億円の規模で脆さも

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益基盤が継続するかがポイント
売上高の伸び率
成長の有無を見極める
配当性向
株主還元の持続可能性を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から22.7%いまの株価に対する利回りは4.11%。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
4.11%
いまの株価に対して
配当性向
42.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月3017.6
2019年3月150400.045.5
2020年3月55−63.334.2
2021年3月45−18.240.0
2022年3月8588.935.2
2023年3月70−17.639.8
2024年3月11057.147.2
2025年3月1100.041.8
2026年3月85−22.742.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,753人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.5%を占め、残る90.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他87.688.388.787.487.986.8
事業法人8.89.06.77.35.58.5
証券会社2.11.43.13.24.01.9
自己株式1.81.81.81.81.81.8
外国法人0.50.50.61.11.61.8
金融機関0.90.90.91.01.01.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01坪井 邦夫9.09
02伊藤 克己8.26
03坪井 啓明2.66
04鈴木 幸博2.65
05新東工業株式会社2.59
06上田八木短資株式会社2.47
07竹内 正規2.40
08安田 哲雄2.20
09坪井 進明1.79
10坂倉 茂1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1191%、1株純資産は14期で+2949%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−1996−18.1
2014年3月−51910−5.5
2015年3月2451,15124.09.0
2016年3月2531,40219.85.2
2017年3月2481,65016.26.7
2018年3月1681,8229.710.017.6
2019年3月3302,12216.87.845.5
2020年3月1612,1267.610.534.2
2021年3月1142,1885.315.540.0
2022年3月2492,39210.96.635.2
2023年3月1782,4987.38.339.8
2024年3月2392,6869.27.847.2
2025年3月2602,8249.46.741.8
2026年3月2092,9317.310.242.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額96百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青野嘉幸代表取締役 社長5619,700
工藤孝史取締役 管理部長及びIR担当519,200
西島直樹取締役 技術本部長572,100
岡本英次取締役43600
鈴木茂利常勤監査役611,800
片田直樹監査役48600
河島多恵監査役47
根木孝久40

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)469118020
監査役1101010
社外取締役4662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容476字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社で構成されており、ポータブル型X線残留応力測定装置、ヘルスケア・医療機器関連の受託開発及び受託製造、3Dスキャナ、各種計測・制御・データ処理装置等の電子応用機器・装置の製造及び販売並びに、これらに付随する受託計測サービスや装置レンタルを行っております。 当社グループの事業内容及び事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 区分   主要製品   会社名 X線残留応力測定装置関連   X線残留応力測定装置   当社、Pulstec USA,Inc. ヘルスケア装置関連   医療機器関連の受託開発装置   当社 光応用・特殊機器装置関連   顧客仕様に基づく専用機器・装置   当社、Pulstec USA,Inc. (注)Pulstec USA,Inc.は、主に米国市場におけるX線残留応力測定装置関連の製品販売及び光応用・特殊機器装置関連の保守サービスを行っております。 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,569字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、地域社会や産業社会の発展に役立つ会社として、様々なステークホルダーと誠意をもって接するとともに、信念を持って積極果敢に挑戦することを企業理念に掲げ事業活動を行っております。 当社の企業理念は次のとおりです。 1.私達は、創意と工夫をもって新しい価値を創造し、社会の発展に貢献します 2.私達は、会社を取り巻く全ての人々と誠意をもって協調し、会社の繁栄と全員の幸福との一致を、追求します 3.私達は、自らの責任を自覚し、英知と信念をもって可能性に挑戦します (2) パーパス 当社グループは、これからの新しい時代のありたい姿として「パーパス」を制定いたしました。社会における当社グループならではの存在意義や価値観を言葉として明確にするとともに、1つ1つの言葉に込めた想いを大切にして、お客様の期待に応えられる企業集団として、新しい価値を創造し続けてまいります。 「トコトン光を操り 共に「測る」に挑み 未来の「見える」を創る」 トコトン  :実直・誠実に顧客の期待に応え、諦めず最後までやり切る 光        :当社のコアコンピタンスであり、差別化していく要素であり、大切にする技術 操る      :プロフェッショナルである 共に      :パルステックを取り巻く顧客やファン、社員や仕入先などの多くの仲間 測る      :当社は世の中に必要とされる計測器メーカ 挑む      :挑戦心を持ち続け、困難にチャレンジをする 未来      :世の中にない新しいこと、新しく見える景色 見える    :見えないものを見える化し、社会に貢献します 創る      :新たな価値、測る技術を創造していきます (3) 経営環境 国内外の経済情勢につきましては、円安や原材料価格の高騰などにより物価高が懸念されるものの、雇用・所得環境は改善傾向で推移する見通しであるため景気は緩やかに回復していくものと思われます。 一方で、中東情勢の悪化に伴い世界規模で原油不足に陥っており、国内においても様々な業界で関連物資の調達難や価格高騰が深刻化しており、かつてない危機的状況も想定されることから、先行きの見通しが困難な経済環境で推移するものと思われます。 当社製品は、輸送機器、医療機器、半導体製造装置等の関連業界を主な販売先としており、いずれの業界におきましても、設備投資や製品開発に積極的であり、当社グループへの受託開発・受託製造等のニーズも高まっております。国内外の経済情勢や山積している課題の動向によっては厳しい局面も想定されますが、事業のさらなる拡大発展を目指し、既存設備の増強や更新、修繕などの設備投資を適時適切に実施するとともに、当社の特色を生かした新規事業の早期創出、新製品開発や営業力強化に一層注力してまいります。また、次代を担う優秀な人材の採用と育成にも積極的に取組むことにより、常にバランスの取れた経営を目指してまいります。 (4) 目標とする経営指標 当社グループは、顧客ニーズに最適な独創性の高い高付加価値製品で事業の拡大と収益性の増大を目指していることから、売上高並びに売上高営業利益率を重要な経営指標としております。また、2027年3月期から2029年3月期までの3か年の中期経営計画を公表し、新たな目標にROE(自己資本利益率)を加え、資本効率の改善と持続的成長の両立を目指して取組んでまいります。 2027年3月期においては、売上高27億円以上、売上高営業利益率10%以上、自己資本利益率9%以上を目標としております。 (5) 中長期的な経営戦略及び対処すべき課題 当社グループは、どのような経営環境下においても常に安定した収益を確保できる経営体制の確立を目指しており、中長期的な経営戦略として、当社の強みを生かせる製品・ノウハウを3つ以上の市場に提供することにより、景気変動や市場動向に柔軟に対応できる盤石な経営基盤を構築してまいります。 現状におきましては、自社製品の開発・販売、主要顧客からの受託開発。受託生産を事業の両輪とし、製品分野としてはX線残留応力測定装置関連、ヘルスケア装置関連、光応用・特殊機器装置関連の3つの柱を中核事業と位置付け、新たな事業の柱となり得る新製品や新規事業の創出を目指しております。 当社グループの中長期的な対処すべき経営課題は次のとおりであります。 ① 製品セグメント別の重点課題 X線残留応力測定装置関連 ・μ-X360Jを中心とした装置販売の強化 ・海外子会社及び国内外の商社・代理店との連携強化による販路の拡大 ・WEBを活用したセミナーや販促活動の充実強化 ・既存顧客へのサポート体制の整備及び保守メンテナンスの拡充 ・X線関連の新製品の開発及び新サービスの創出 ヘルスケア装置関連 ・生産性向上、工程改善、原価低減及び品質管理体制の強化 ・顧客との強固な信頼関係維持による安定基盤の構築 ・事業規模拡大に伴う人的リソースの確保 光応用・特殊機器装置関連 ・半導体製造装置関連の設計開発力及び製造品質の向上 ・光計測技術を活用した高付加価値自社製品の開発 ・設計、製造業務委託先の開拓と連携強化 ② 新製品・新規事業の早期創出 当社の光波センシング技術を中核にした「測る」「見える」ソリューションを実現する新製品の創出に注力する。 ③ 仕入先や外注加工先との連携強化 既存の調達先との良好な関係を維持するとともに、新たな調達先の開拓に一層注力することにより、さらなる原価低減、品質向上、納期短縮に努める。 ④ 人材の採用と育成 中長期採用計画を作成し、新卒採用及び中途採用を強化するとともに、年齢構成バランスの最適化に努める。 また、給与制度や教育制度等の見直しを行い、誰もが活躍できる職場づくりに一層注力する。 ⑤ 大規模災害に備えたBCP対策 中核となる事業の継続や早期復旧のために、避難訓練及び安全対策並びに各種保全対策等の実施や緊急時における事業継続のための方法、手段を構築する。
事業等のリスク2,012字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 製品の特色 当社グループの製品は、研究開発部門、品質管理部門、生産部門で使用する検査装置や評価装置が主体であることから、高付加価値、高収益性、高成長性を有する反面、業界の景気動向や各企業の設備投資動向が悪化する局面においては、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、競合先から類似製品や低価格製品が市場投入された場合や顧客の方針転換により検査装置を内製化することとなった場合は、市場規模も縮小する可能性があり、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 新規事業及び新市場への展開 当社グループは、新規事業の創出や新市場への参入に積極的に取組む方針であり、新たな開発投資や設備投資が必要となります。新規事業が安定的な収益を計上できるようになるまでには一定の期間が必要であり、結果的に全体の利益率を低下させる可能性があることに加え、新市場における当社製品の認知度は低く、業界風土や商習慣においても不慣れであることから、当初計画と実績に乖離が生じる可能性があります。 今後の市場環境や顧客動向の変化等によっては、利益計画の見直しや投下資本の回収が困難になるなど、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 自社製品開発及び受託開発 当社グループは、さらなる事業の拡大発展を図るため、自社製品開発に積極的に経営資源を投入していく方針でありますが、開発を完了した新製品のすべてが経営成績に寄与する保証はありません。また、受託開発は総じて難易度が高く、当初の予想工数を大幅に超過してしまうこともあります。 今後の市場環境や顧客方針の転換等によっては、利益計画の大幅な見直しや事業規模の縮小又は中止を余儀なくされる可能性があり、このような場合は業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 部品の調達 当社製品に使用する電子部品及び精密機構部品等は、主に商社やメーカから調達しており、需要過多による原材料不足や労働力不足などにより、部品メーカの生産がひっ迫する状況下では、複数の購入ルートを有していた場合でも、安定供給を受けられない状況となります。 また、成形品や金属加工品などの特注部材は、加工外注先に生産委託して調達しており、加工外注先の繁忙期に備え相当数の加工外注先を確保しておりますが、加工外注先全体の稼働率が上昇するような局面においては、安定した特注部材の調達が困難になる可能性があります。 安定した品質、納期、予定価格どおりに部材の調達ができない場合は、生産遅延や納入遅延が発生し、顧客の信頼を損ねるなど業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自然災害による影響 当社は、地震や火災などの自然災害に備え、避難訓練及び安全対策の実施並びに各種資産の保全対策等を講じておりますが、今後予想される東海地震等の大規模な地震が発生した場合は、本社工場を静岡県浜松市に設置しているため、事業活動に多大な影響を及ぼす可能性があります。 また、近年増加している局地的な豪雨、台風などによる風水害や土砂災害のほか、大規模な停電や断水などの被害も発生していることから、本社工場の罹災に加え、社員の生活インフラへの影響も懸念され、復旧に時間を要する場合は、事業活動が停滞する可能性があります。 (6) 海外における事業展開 当社グループは、アジア、北米、ヨーロッパに販売及びメンテナンス拠点を設置し、グローバルな事業展開を行っております。海外市場では、各国の政治・経済の混乱や新たな政策の決定、法律又は規制の制定や変更など目まぐるしく変化しており、その内容によっては、当社グループに不利益が生じる可能性があります。また、テロや戦争による治安情勢の悪化、感染症や伝染病の発生などのリスクが内在しており、これらのリスクが顕在化した場合には、安定した製品供給ができなくなる可能性があります。 (7) 人材の確保 当社グループは、社員全体の平均年齢が上昇し、年齢構成や人員構成の偏りが顕著となっております。 今後、新規学卒者の採用を拡大した場合、人件費等の固定費の増加が先行することから、一定期間は業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、中途採用とともに新規学卒者の採用も行っておりますが、多くの企業で人材不足となる状況下であり、即戦力となる人材の確保が大きな課題となっております。定年退職者の再雇用など、人材不足の解消に努めておりますが、働き手の減少により安定した労働力の確保が困難となった場合は、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,082字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度より、「流動資産」の「受取手形」に含めておりました「電子記録債権」の表示方法を独立掲記へ変更し、表示方法の変更の内容を反映させた組替え後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等により回復基調となりましたが、物価の上昇、米国の関税政策強化、地政学リスクの高まりなどにより、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。 当業界におきましては、設備投資案件の引合いは増加傾向で推移しておりますが、先行き不透明な経済情勢が継続していることから、設備投資額や実施時期については慎重な顧客が多く、依然として厳しい受注環境で推移いたしました。 このような状況のなかで当社グループは、自社製品の販売につきましては、国内外の展示会や学会等への出展、ウェビナーの開催、当社ショールームや客先でのデモンストレーションの実施など、当社製品のさらなる認知度向上と受注獲得に取組みました。 受託開発や受託生産につきましては、主要顧客との一層の関係強化を図るほか、継続取引が期待できる新規顧客の獲得に向けて積極的な営業活動を展開いたしました。 以上の結果、売上高は25億53百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は3億56百万円(前年同期比6.2%増)、経常利益は3億96百万円(前年同期比12.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億85百万円(前年同期比19.7%減)となりました。 セグメント別の状況は次のとおりであります。なお、セグメント利益と営業利益の差額は、主に全社費用である一般管理費であります。 (X線残留応力測定装置関連) 納品につきましては概ね順調に推移したことから、売上高は8億93百万円(前年同期比6.4%増)、セグメント利益は3億47百万円(前年同期比4.4%減)となりました。 (ヘルスケア装置関連) 受託開発の一部が中止になったことに加え、新規受託開発案件の開始時期が遅れたことから売上高は6億26百万円(前年同期比11.8%減)、セグメント損失は18百万円(前年同期は40百万円の利益)となりました。 (光応用・特殊機器装置関連) 主要顧客からの引合いは好調を維持しており、納品につきましても概ね順調に推移したことから、売上高は10億32百万円(前年同期比10.4%増)、セグメント利益は3億28百万円(前年同期比27.1%増)となりました。 ① 目標とする経営指標の状況 ・売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ66百万円増加し、25億53百万円となりました。 ・売上高営業利益率 当連結会計年度の売上高営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.5ポイント改善し、14.0%となりました。 前連結会計年度(実績)   当連結会計年度(計画)   当連結会計年度(実績) 売上高(千円)   2,486,548   2,650,000   2,553,150 営業利益(千円)   336,149   350,000   356,881 売上高営業利益率(%)   13.5   13.2   14.0 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて9百万円減少し、50億20百万円となりました。これは主に、現金及び預金が2億7百万円増加し、原材料及び貯蔵品が93百万円、電子記録債権が92百万円、受取手形が71百万円それぞれ減少したことによるものであります。 負債は、前連結会計年度末と比べて1億55百万円減少し、10億10百万円となりました。これは主に、契約負債が83百万円、電子記録債務が42百万円それぞれ減少したことによるものであります。 純資産は、前連結会計年度末と比べて1億45百万円増加し、40億9百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1億35百万円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて1億49百万円減少し、17億34百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、5億82百万円の獲得(前年同期は1億53百万円の獲得)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上3億96百万円、売上債権の減少1億79百万円であります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、5億97百万円の使用(前年同期は3億74百万円の使用)となりました。主な減少要因は、定期預金の預入及び払戻による支出(純額)3億54百万円、有形固定資産の取得による支出2億44百万円であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、1億53百万円の使用(前年同期は1億59百万円の使用)となりました。主な減少要因は、配当金の支払額1億49百万円であります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 (生産実績) 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) X線残留応力測定装置関連   916,949   123.4 ヘルスケア装置関連   652,210   94.2 光応用・特殊機器装置関連   1,006,126   111.1 合計   2,575,286   110.0 (注)生産高は販売価格で表示しております。 (受注実績) 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) X線残留応力測定装置関連   744,925   71.4   133,358   47.3 ヘルスケア装置関連   793,261   149.6   1,198,231   116.1 光応用・特殊機器装置関連   981,764   102.7   512,073   90.9 合計   2,519,951   99.6   1,843,663   98.2 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) X線残留応力測定装置関連   893,358   106.4 ヘルスケア装置関連   626,936   88.2 光応用・特殊機器装置関連   1,032,855   110.4 合計   2,553,150   102.7 (注) 主な相手先別販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社日立ハイテク   478,400   19.2   618,890   24.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討の内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しており、連結財務諸表の作成において重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであり、棚卸資産の評価及び投資の減損については、次のとおりであります。 a.棚卸資産の評価 当社グループは、滞留在庫や正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には、収益性の低下を見積った金額を貸借対照表価額として計上しております。 b.投資の減損 当社グループは、市場価格のある有価証券と市場価格のない有価証券を有しております。市場価格のある有価証券は、期末日の市場価格等に基づいて計上しております。市場価格等が取得原価に比べて30%以上下落した場合は、原則として減損処理を行うこととしております。市場価格のない有価証券の減損処理は、純資産額の減少、財政状態及び将来の業績予想等を総合的に勘案のうえ評価することとしております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 エネルギー価格の高騰、生活関連製品の値上げによる物価上昇などの課題が山積しており、先行き不透明な環境下で推移いたしました。 このような状況のなかで当社グループは、働き方改革の継続に加え職場環境の整備や人材育成に重点的に取組むとともに、「品質ロスは経営ロス」との認識に基づき、設計や生産工程に潜む様々な無駄を抽出する活動に注力いたしました。また、電子部品や加工品などの新たな仕入先の開拓、入手性の良い部品への設計変更、生産工程の見直し、内製化などに取組み、原価低減に努めました。 中長期的な経営基盤強化の観点からは、新規事業の創出に加え新製品の開発投資などの先行投資を積極的に行うとともに、既存設備の増強や営繕の実施、営業力の強化に加え、人材採用につきましては、採用抑制による年齢構成を解消するため、必要な人材の確保に一層注力し、優秀な人材の採用と育成に取組みました。 a.当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、次のとおりであります。 売上高 当連結会計年度の売上高は、「(1)経営成績の状況」に記載のとおりであります。 売上原価 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度と比べ49百万円減少し、14億93百万円(前年同期比3.2%減)となりました。また、売上高総利益率は、前連結会計年度と比べ3.5ポイント改善し41.5%となりました。主な減少要因は、棚卸資産の評価方法の見直しによる簿価切り下げ見積額の減少によるものであります。 販売費及び一般管理費 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比べ94百万円増加し、7億2百万円(前年同期比15.6%増)となりました。主な増加要因は、販売促進用デモ機取得による減価償却費の増加によるものであります。 b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因は、次のとおりであります。 受注環境の悪化 当社グループは、電子機器メーカ、機械メーカ及び自動車関連メーカを主要顧客としており、これらの業界の業績や設備投資動向によっては、受注環境が一気に冷え込む可能性があり、このような状況が顕在化した場合は、業績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 受託開発の増加 顧客仕様による受託開発や受託生産の増加に伴い、開発工数や調達部材の予算超過による開発費用の増加、当初の見込みとの相違によるスケジュールの遅延、開発仕様の内容不備による機能・性能面の不足又は過剰による不具合の発生など、トラブルが顕在化し許容範囲を超えた場合は、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 部品の入手難 中東情勢の悪化に伴い世界規模で原油不足の状況に陥っており、国内においても様々な業界で関連物資の調達難や価格高騰が深刻化しております。このような状況が継続した場合は、製作期間が長期化することに加え、部品入手時期が未定で生産計画も立てられない場合には、顧客要求の納期に間に合わず失注となる可能性があります。 人材の確保 社員の平均年齢が上昇しており、今後定年退職者の再雇用が増加する傾向にあり、新卒採用に加え、派遣社員の受入れや即戦力となり得る人材の採用に注力しておりますが、思うような人材が確保できない場合は、事業活動に支障をきたす可能性があります。 業務委託先の確保 受注量の増加に対処するため、設計・製造業務の委託先の確保に注力しておりますが、力量、価格・納期・品質などの面において顧客の要求を満たせない場合は、新たな受注活動に支障をきたす可能性があります。 新たな調達先の確保 顧客仕様による受託開発や受託生産は、特殊な部材や経験のない加工を顧客から指定される場合があり、従来の購入先や加工外注先では調達できないケースも散見されます。このような場合は、新規の購入先や加工外注先の開拓が必要となりますが、新たな調達先を確保できない場合や、価格・納期・品質などの面において顧客の要求を満たせない場合は、新たな受注活動に支障をきたす可能性があります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資金の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、現在及び将来の事業活動に必要な運転資金を確保し健全な財政状態の維持・向上を図るとともに、効率的な運転資金の管理を行うこととしております。 また、事業のさらなる拡大・発展を図るため、新規事業の創出や新製品・新技術の開発、既存設備の増強及び営繕や生産・研究開発用設備等に必要な資金は、内部留保資金を活用し、必要に応じて金融機関からの借入により調達することとしております。 キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   70.4   75.6   70.9   76.8   79.9 時価ベースの自己資本比率(%)   48.1   44.6   49.2   47.3   58.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.3   -   0.0   0.0   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   1,362.4   -   1,696.8   1,374.8   36,298.0 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注) 1.株式時価総額は、期末株価終値×発行済株式総数(自己株式を除く)により算出しております。 2.2023年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 3.2026年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率は、期末有利子負債残高がないため記載しておりません。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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