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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ティアック

TEAC CORPORATION6803 · Standard · 電気機器

音響機器と情報機器の世界的な専門メーカー。アナログレコードプレーヤーで知られ、業務用データレコーダーや医用画像機器でも実績を持つ。

概要

ティアック株式会社は、1953年創業の音響機器・情報機器メーカーである。業務用録音機器ブランド「TASCAM」と高級オーディオブランド「ESOTERIC」「TEAC」を擁し、プロフェッショナル向けから一般消費者向けまで幅広く製品を展開する。東京都多摩市に本社を置き、連結従業員524名。2026年3月期の連結売上収益は159億円、営業利益6.7億円と黒字化が定着しつつある。

音響機器と情報機器の二本柱で構成される事業セグメント

当社グループの事業は、音響機器事業と情報機器事業の二つに大別される。音響機器事業は、プレミアムオーディオ機器(ESOTERIC・TEACブランド)と音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAMブランド)から成り、2026年3月期の売上収益は110億円で全体の約69%を占める。情報機器事業は、データレコーダーやトランスデューサー、医用画像記録再生機器、機内エンターテインメント機器などを手掛け、売上収益は40億円(約25%)である。その他にEMS事業や産業用光ドライブも含まれる。

9社の子会社で構成されるグローバルなグループ体制

連結対象は当社と子会社9社からなる。音響機器事業では、米国・欧州・中国の販売子会社が主要な役割を担う。情報機器事業では、製造子会社のティアック マニュファクチャリング ソリューションズやシステムソリューションズが加わる。海外生産拠点として中国の東莞ティアック エレクトロニクスやティアック オーディオ(チャイナ)を有し、販売網は北米、欧州、アジアに広がる。なお、ティアックUK LTD.は2026年2月に清算を完了した。

近年の収益改善と中期経営計画「S-10」

財務数値を見ると、2013年3月期から2017年3月期まで継続して最終赤字を計上していたが、2018年3月期に黒字転換し、その後はおおむね黒字を維持している。2026年3月期の営業利益は6.7億円(前期比98.8%増)、親会社帰属当期利益は5.7億円(同612.6%増)と大幅に改善した。中期経営計画「S-10」ではROE10%以上を目標に掲げ、ニッチトップ戦略の継続とBtoB事業の拡大による収益性向上を目指す。自己資本比率25%超を目安に配当も実施している。

「記録と再生」をコアとする企業理念とブランド体系

創業以来「記録と再生」を技術の核とし、タグライン「Recording Tomorrow」のもとで事業を展開する。ブランドは用途と価格帯で明確に分けられている。最高級オーディオブランド「ESOTERIC」、中高級オーディオブランド「TEAC」、音楽制作・業務用ブランド「TASCAM」の三つが音響機器の主力である。情報機器では、計測・医療・移動体向けに独自技術を組み込んだ製品を提供する。輸入ブランドとしてTannoyなども扱う。

業界の中での役割は音響・情報機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
159億円
営業利益
7億円
営業利益率
4.4%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本77億円48.1%
米大陸(注)34億円21.3%
欧州32億円20.0%
アジア15億円9.4%
その他2億円1.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01音響機器主力

アナログレコードプレーヤーやSACDプレーヤー、ハイレゾリューションオーディオ再生機器など、音楽制作から家庭用まで幅広い音響機器を開発・製造・販売。マルチトラックレコーダーやUSBオーディオインターフェースなど、プロフェッショナル向けの録音機器も手がける。

主な製品・サービス6
アナログレコードプレーヤー
高音質再生が可能なレコードプレーヤーで、アナログ音楽の需要に応えて世界的に販売されている。
SACDプレーヤー
スーパーオーディオCDの高解像度音源を再生するためのプレーヤーで、オーディオ愛好家向けに提供。
ハイレゾリューションオーディオ再生機器
高解像度音源を再生するための機器で、スタジオ品質の音を家庭で楽しむことができる。
マルチトラックレコーダー
複数の音声トラックを同時録音・再生できる機器で、音楽制作や放送用途に使用される。
USBオーディオインターフェース
パソコンと楽器やマイクを接続し、高品質な録音を可能にするインターフェース。
メモリーレコーダー/プレーヤー
フラッシュメモリに録音・再生する携帯型のオーディオ機器で、インタビューや講義の記録に適する。

02情報機器主力

トランスデューサー(センサー)、データレコーダー、医用画像記録再生機器、機内エンターテインメント機器など、産業用・業務用の情報機器を開発・製造・販売。計測、医療、航空などの分野で幅広く使用される。

主な製品・サービス4
トランスデューサー
様々な物理量を電気信号に変換するセンサーで、産業計測や医療機器に使用される。
データレコーダー
計測データを記録するための装置で、研究開発や現場計測で使用される。
医用画像記録再生機器
医療用途の画像を記録・再生する装置で、診断や治療に用いられる。
機内エンターテインメント機器
航空機内で映像や音楽を提供するシステムで、搭載機器として供給。

03EMS(電子機器受託製造サービス)副次

ティアック マニュファクチャリング ソリューションズ等が、電子機器の受託製造(EMS)を行う。産業用光ドライブなどの製品を他社向けに製造供給している。

主な製品・サービス1
産業用光ドライブ
産業機器向けの光ディスクドライブで、データの保存や読み出しに使用される。

製品と技術

TASCAMブランドが担う音楽制作・業務用オーディオ機器

TASCAMブランドは、業務用デジタルミキサー、マルチトラックレコーダー、USBオーディオインターフェース、メモリーレコーダー/プレーヤーなどを製品群とする。特に業務用デジタルミキサーはトータルシステムソリューションとして、放送局や音響制作現場で採用されている。2026年3月期はBtoB事業が好調で、録音再生機と周辺機器の販売が堅調に推移した。BtoC向けには中高価格帯製品への転換を進めており、米国通商政策の影響で一部供給制約があったものの、事業全体では増収を達成した。

ESOTERICとTEACが牽引するプレミアムオーディオ機器

ESOTERICブランドは、SACDプレーヤーやネットワークプレーヤーを含むGrandiosoシリーズを中心に展開する。高音質・高付加価値を追求し、海外市場でのブランド価値向上を図っている。2026年3月期はネットワークプレーヤーカテゴリーの新製品が好調だったが、SACDプレーヤーはストリーミング人気の影響で減収となった。TEACブランドではReferenceシリーズが好調で、中国でのレコード需要増に伴うターンテーブル(アナログレコードプレーヤー)の販売も伸びた。輸入ブランドのTannoyは製品供給回復が遅れ、減収要因となった。

情報機器事業の柱:計測・医用・機内エンターテインメント

情報機器事業は、トランスデューサー、データレコーダー、医用画像記録再生機器、機内エンターテインメント機器から成る。データレコーダーでは半導体製造装置向けセンサー・アンプの引き合いが増加したが、リースレンタル向けが伸び悩んだ。医用画像記録再生機器は国内の消化器内視鏡向けレコーダーが堅調で、海外向け4Kレコーダーの拡販も進んだ。機内エンターテインメント機器は国内エアライン向け導入が完了した一方、海外大口案件が先送りとなり減収。ソリューションビジネスは医用サーバーやネットワーク保守が好調で増収を支えた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

記録メディアで基盤、再生と事業構造改革途上

電気機器業界のティアックは、記録メディアやオーディオ機器を手掛ける中堅メーカー。同業のキオクシアHDやイビデンは半導体・電子部品でグローバルに展開するが、当社はニッチな記録メディア市場で一定の地位を持つ。近年は事業構造改革を進め、営業利益率は2025/3期に黒字転換、2026/3期には4.4%まで改善見通し。しかし、市場縮小や競争激化の中で収益基盤は脆弱であり、売上高157億円と小規模。

強み

  • 長年にわたる記録メディア製造で認知度が高く、一定の顧客基盤を有する。
  • 2025/3期に営業黒字化し、収益改善の兆しが見える。
  • 大手が参入しない特殊な記録メディア・オーディオ機器分野で差別化。
  • 専門的なサポートが可能で、リピート需要の獲得に強み。

課題

  • 記録メディア市場全体が縮傾向にあり、長期的な需要減少リスク。
  • 営業利益率4.4%と低く、競合他社と比べ利益率が劣る。
  • 再生途上であり、安定した収益基盤の確立が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がティアック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16694ズーム33億円
26656インスペック33億円42.3倍
36969松尾電機32億円8.5倍
46633CGSホールディングス32億円29.5倍
56894パルステック工業31億円10.5倍
66803ティアック29億円35.5倍
76634JNグループ27億円
86276シリウスビジョン20億円7.2倍
96663太洋テクノレックス19億円7.7倍
106775TBグループ18億円
116867リーダー電子18億円20.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

二つの前身会社の創業とテープレコーダ事業への進出(1953〜1962年)

1953年8月、東京都武蔵野市に東京テレビ音響株式会社が設立され、セミプロフェッショナルタイプの録音・再生機器の製造販売を開始した。1956年12月には東京電気音響株式会社が設立され、計測用電気機器や磁気テープ応用装置を手掛けた。両社は1959年6月に提携し、テープレコーダの製造を開始。1961年5月にはアメリカIBM社と技術援助契約を締結し、磁気テープ記憶装置の国産化に成功した。1962年11月、両社はそれぞれティアックオーディオ株式会社、ティアック株式会社に商号変更した。

合併によるティアック株式会社の発足と上場(1963〜1972年)

1963年8月、埼玉県入間市に高級テープレコーダの量産工場を竣工。1964年10月、東京テレビ音響と東京電気音響が合併し、ティアック株式会社に商号統一された。1970年4月に東京証券取引所市場第二部に上場、続いて1971年4月には大阪・名古屋の市場第二部に上場。1972年2月には東京・大阪・名古屋の各市場第一部に指定替えとなった。同時期に海外販売会社を米国(1967年)とドイツ(1974年)に設立し、グローバル展開の基盤を築いた。

海外生産体制の拡充と情報機器事業への多角化(1984〜1994年)

1984年1月、山梨県富士吉田市に部品生産子会社を設立。同年4月にはカナダに販売会社を設立した。1985年2月、電子計測機器を手掛けるティアック電子計測株式会社を設立。1990年代に入ると、岩手ティアック(1990年4月)やマレーシアのTEAC ELECTRONICS (M) Sdn.Bhd.(1990年7月)など、情報機器の製造拠点を国内外に拡大した。また、欧州各地に販売会社を設立し、ベルギー(1991年3月)、イタリア(1992年7月)、スペイン(1992年11月)などにネットワークを広げた。

工場売却と構造改革による収益改善への歩み(1995年〜2026年)

1995年3月、生産中止に伴い村山工場を売却。その後、事業の選択と集中が進められた。長期にわたる赤字からの脱却は2018年3月期に達成され、2021年3月期には当期利益3億円を計上。2026年3月期には営業利益6.7億円と過去最高水準に迫る。2026年5月には新中期経営計画「S-10」を開示し、ROE10%以上の安定維持を目標に掲げた。また、同年2月にはティアックUK LTD.の清算を完了し、グループの効率化を進めている。

年表31件を開く

1950年代

  • 1953年8月創業東京都武蔵野市に東京テレビ音響株式会社創立。セミプロフェッショナルタイプの録音・再生電気音響機器の製造販売を開始。
  • 1956年12月創業東京都墨田区に東京電気音響株式会社設立。計測用・光学用電気機器、磁気テープ応用装置の製造を開始。
  • 1959年6月両社は提携し、テープレコーダの製造を開始、国内外に販売。

1960年代

  • 1961年5月アメリカIBM社と技術援助契約を締結し、磁気テープ記憶装置を国産化する。
  • 1962年11月商号変更東京テレビ音響株式会社をティアックオーディオ株式会社、東京電気音響株式会社をティアック株式会社と各々商号変更する。
  • 1963年8月埼玉県入間市に高級テープレコーダの量産工場を竣工。
  • 1964年10月M&A両社は合併し、ティアック株式会社と商号を統一する。
  • 1967年5月創業アメリカに販売会社TEAC CORPORATION OF AMERICAを設立。

1970年代

  • 1970年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1970年7月東京都武蔵村山市に情報機器製品の生産を目的として村山工場を竣工。
  • 1971年4月上場大阪、名古屋証券取引所市場第二部に上場。
  • 1972年2月上場東京、大阪、名古屋証券取引所市場第一部に上場。
  • 1974年4月創業ドイツに販売会社TEAC TONBAND-ANLAGEN VERTRIEBS GmbHを設立。
  • 1974年12月創業台湾に音響機器の生産を目的としてTAIWAN TEAC CORPORATIONを設立。

1980年代

  • 1984年1月創業山梨県富士吉田市に主要部品の生産を目的として富士吉田ティアック株式会社を設立。
  • 1984年4月カナダに現地資本との合弁により販売会社TEAC CANADA LTD.を設立。
  • 1985年2月創業神奈川県に電子計測用各種変換・測定器の製造、販売を目的としてティアック電子計測株式会社を設立。
  • 1987年5月創業イギリスに販売会社TEAC UK LTD.を設立。
  • 1988年10月アメリカの販売会社TEAC CORPORATION OF AMERICAの名称をTEAC AMERICA INC.と改称。
  • 1988年11月ドイツの販売会社TEAC TONBAND-ANLAGEN VERTRIEBS GmbHの名称をTEAC DEUTSCHLAND GmbHと改称。
  • 1989年4月創業フランスに販売会社TEAC FRANCE S.A.を設立。

1990年代

  • 1990年4月創業東京都武蔵野市にコンピュータソフトの開発、販売を目的として株式会社ティアックシステムクリエイトを設立。岩手県二戸市に周辺情報機器製品及び部品の製造、販売を目的として岩手ティアック株式会社を設立。
  • 1990年7月創業マレーシアに周辺情報機器製品及び部品の製造、販売を目的としてTEAC ELECTRONICS(M)Sdn.Bhd.を設立。
  • 1991年3月創業ベルギーに販売会社TEAC BELGIUM NV/SAを設立。
  • 1991年10月オランダの販売会社TEAC EUROPE B.V.をTEAC NEDERLAND B.V.と改称。
  • 1992年2月創業シンガポールに周辺機器製品の部品調達と物流サポートを目的としてTEAC SINGAPORE PTE LTD.を設立。
  • 1992年7月創業イタリアに販売会社TEAC ITALIANA S.p.A.を設立。
  • 1992年11月創業スペインに販売会社TEAC ELECTRONICS ESPANA S.A.を設立。
  • 1994年6月創業インドネシアのバタム島に周辺機器製品の基板実装を目的としてP.T. TEAC ELECTRONICS INDONESIAを設立。
  • 1995年3月生産中止に伴い村山工場(東京都武蔵村山市)を売却。
  • 1995年4月創業東京都武蔵野市に損害保険の代理店業務を主たる目的として株式会社ティアックウェルフェアサービスを設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE安定的に維持まで10%以上
  • 営業利益2029年3月期まで850百万円
  • 配当性向2029年3月期まで20%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ニッチトップ戦略の継続と付加価値最大化

    特定領域で競争優位性を確立し、関連製品やシステム・ソリューション展開を通じて付加価値を最大化する。

  2. 02

    事業ポートフォリオ最適化と収益性向上

    BtoB事業拡大により収益性を高め、高付加価値BtoC事業でブランド価値を向上。収益基盤の強化と安定化を図る。

  3. 03

    人的資本への戦略的投資と組織基盤強化

    人材の能力発揮と成果重視の評価制度設計、戦略的投資により持続的成長を支える組織基盤を強化する。

  4. 04

    DX・AI活用による生産性向上と付加価値創出

    デジタルトランスフォーメーションとAI技術の活用で業務効率を高め、新たな付加価値創出を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で524人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は694万円で、9期前と比べて+12.1%平均年齢は48.7歳、平均勤続年数は19.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月738
2018年3月688
2019年3月61947.220.3666
2020年3月63547.820.3633
2021年3月61548.120.6599
2022年3月64548.620.8591
2023年3月64749.021.2618
2024年3月68449.120.8571
2025年3月67649.020.154755
2026年3月69448.719.8524134

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 1 / 海外 4、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都多摩市940百万円
音響機器事業 情報機器事業 その他
EMCセンター — 埼玉県入間市477百万円
音響機器事業 情報機器事業 その他
中国現地法人 — 広東省東莞市242百万円
音響機器事業 情報機器事業
本社・青梅事業所 — 東京都青梅市107百万円
音響機器事業 情報機器事業 その他
アメリカ現地法人 — California, U.S.A38百万円
音響機器事業 情報機器事業
ドイツ現地法人 — Wiesbaden, Germany30百万円
音響機器事業 情報機器事業
主な関係会社
  • 海外
    ティアック アメリカ, INC. (注)2,4
    Santa Fe Springs, Calif.U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ティアック ヨーロッパ GmbH
    Wiesbaden, Germany · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ティアック オーディオ(チャイナ)CO.,LTD. (注)2
    Hong Kong China · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東莞ティアック エレクトロニクス CO.,LTD.
    Guangdong Dongguan China · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ティアック マニュファクチャリング ソリューションズ㈱
    東京都 青梅市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ポリグラフ装置
    警察庁 · 2023-03-03
    1.7億円
  • 調達
    ポリグラフ装置
    警察庁 · 2026-03-11
    1.5億円
  • 調達
    電波式験潮儀の調達・設置・設定
    国土交通省 · 2017-08-23
    1,110万円
  • 調達
    験潮自動化集中管理システムの改造(高精度自動験潮儀の更新)
    国土交通省 · 2016-05-31
    850万円
  • 調達
    国家座標に基づく位置情報サービス基盤の強化(地殻変動情報等受信・保存装置の通信装置の更新及び調整)
    国土交通省 · 2022-11-17
    830万円
  • 調達
    験潮自動化集中管理システム保守
    国土交通省 · 2016-02-12
    706万円
  • 調達
    験潮自動化集中管理装置の改造(高精度自動験潮儀の更新)
    国土交通省 · 2025-10-08
    630万円
  • 調達
    験潮自動化集中管理システムの改造(高精度自動験潮儀の更新)
    国土交通省 · 2020-10-20
    455万円
  • 調達
    験潮自動化集中管理装置の改造(高精度自動験潮儀の更新)
    国土交通省 · 2022-08-19
    450万円
  • 調達
    験潮自動化集中管理システムの改造(高精度自動験潮儀の更新)
    国土交通省 · 2021-08-06
    450万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は159億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.3%、利益が+133.3%。

売上高
+1.3%
159億円
営業利益
+133.3%
7億円
純利益
+500.0%
6億円
営業利益率
4.4%
前期比 +2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高160億円159億円
営業利益5億円7億円
純利益3億円6億円
1株あたり配当¥1¥1

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は36億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q421
2024年1Q33−2−6.1−4
2024年2Q4025.00
2024年3Q3912.62
2024年4Q451
2025年2Q67−3−4.5−3
2025年4Q9066.74
2026年2Q72−2−2.8−2
2026年4Q87910.38
2027年1Q3600.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は222億円から159億円へ72%に減った。直近期の営業利益率は4.4%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2224−3
2014年3月2240−2
2015年3月204−18−19
2016年3月205−1−2
2017年3月1730−1
2018年3月17032
2019年3月15731
2020年3月14710
2021年3月14633
2022年3月16054
2023年3月15733
2024年3月1570−1
2025年3月157311.91
2026年3月159764.46

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高159億円のうち、営業利益として残るのは7億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.2%91億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.3%64億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.2pt
15.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが16億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は22億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−8−33−1136
2014年3月415−251932
2015年3月−73−3−428
2016年3月−32−1−125
2017年3月−730−421
2018年3月010121
2019年3月−31−2−217
2020年3月2−1−2115
2021年3月9−2−3719
2022年3月−2−1−3−313
2023年3月3−1−3212
2024年3月1−1−1012
2025年3月12−1−71116
2026年3月16−1−91522

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は106億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は38.4%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1964215421.3
2014年3月1673013718.0
2015年3月1462012613.7
2016年3月13181235.8
2017年3月11261065.1
2018年3月1038958.0
2019年3月93118212.3
2020年3月95138213.9
2021年3月97187919.1
2022年3月101257624.5
2023年3月110317928.4
2024年3月119368330.1
2025年3月108367332.9
2026年3月106416538.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
28億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
65億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中34位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中204位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.0%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥100で、1年前と比べて+4.0%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥100+1.0%1ヶ月+4.2%1年+4.0%時価総額29億円
過去52週の値幅
安値¥90高値¥139

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)35.5倍
PER (会社予想)9.6倍
PBR0.71倍
配当利回り1.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は95円と52週安値89円に接近。直近1ヶ月で-2.1%下落し、25日線(98.32円)を下回る弱含み。7/1の101円を高値に反落基調で、出来高は7/21に44万株と急増したものの上昇に繋がらず。週足では75日線(101.12円)を下回り、中期トレンドは弱気。年初来高値139円からは31.7%下落しており、上値の重い展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが33.7倍と同業界平均の26.8倍を上回り、PBRは0.67倍と低いものの、ROE15.2%が高く、利益水準が低いためPERが割高に見えます。配当利回りは1.05%と平均2.44%を下回り、直近の業績は改善傾向ですが、株価収益率の高さが割高感を強めています。

指標この会社業種平均
PER (実績)35.5倍30.8倍
PER (予想)9.6倍
PBR0.71倍2.58倍
ROE15.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ティアックは音響機器分野でブランド力を有するが、収益規模は小さく、市場シェアも限定的。強気派は黒字化の定着と新製品投入による成長を期待する。弱気派は市場競争の激化や収益の不安定さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 黒字化の定着

    2025/3期は営業利益率1.91%と黒字を確保し、収益改善が継続。

  • 新製品効果

    業務用やクリエイター向け新製品投入により需要拡大の可能性。

  • 株価の割安感

    PBR0.67倍と解散価値以下で推移。

  • 営業利益急拡大(3→7億円)2026/3期影響

    FY2026/3営業利益7億円(前期3億円)と倍増。収益改善が加速。

  • PBR0.67倍の割安感継続影響

    PBR0.67倍で解散価値比33%割安。株主還元強化の期待。

  • 黒字定着による配当増配期待2027年3月期影響

    配当利回り1.05%と低水準だが、利益成長で増配余地。1株5円増で利回り1.6%に。

  • 売上高安定と収益改善基調継続影響

    売上高157→159億円と微増。営業利益率1.9%→4.4%と改善中。

マイナスに働く材料7
  • 市場競争の激化

    音響機器市場は国内外の競合が多く、シェア拡大は容易でない。

  • 収益の不安定性

    過去に赤字決算があり、安定した収益基盤とは言い難い。

  • 成長鈍化リスク

    今期売上高は横ばい予想で、明確な成長ドライバーに欠ける。

  • PER33.7倍のバリュエーション高継続影響

    今期純利益6億円に対しPER33.7倍。成長鈍化で株価調整リスク。

  • 小規模事業の不安定性継続影響

    時価総額27億円と極小。大口受注変動で業績が大きくぶれる可能性。

  • 競合激化による市場シェア低下不定影響

    電気計測器市場で競合多数。新規参入で価格下落が利益率を圧迫。

  • 海外リスク(地政学・為替)継続影響

    海外売上高比率不透明だが、円高で輸出競争力低下。営業利益に数千万円影響。

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字定着の指標。1.91%から改善できるかが焦点。
フリーキャッシュフロー
財務健全性と投資余力を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり1で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.00%。

年間配当
¥1
1株あたり
配当利回り
1.00%
いまの株価に対して
配当性向
9.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月118.6
2024年3月10.0
2025年3月10.05.5
2026年3月10.09.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥1

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,508人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.4%を占め、残る97.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他64.969.280.685.685.777.2
外国法人13.58.16.44.25.814.4
証券会社13.67.04.83.05.85.8
金融機関5.814.16.65.10.81.3
事業法人2.11.61.41.91.71.1
自己株式0.40.40.40.40.40.5
外国人個人0.10.10.10.10.30.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山下 良久3.23
02松尾 博2.90
03力丸 米雄2.46
04勝山 隆一朗2.19
05中島 和信2.06
06BOFAS INC OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 BofA証券株式会社)2.00
07金子 武弘1.97
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.94
09CGMI PB CUSTOMER ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.85
10ティアック社員持株会1.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-22
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    3.79%
    -1.23pt
  • 2026-04-22
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.02%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1892%、1株純資産は12期で+874%。直近期のROEは15.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−115−8.1
2014年3月−110−6.4
2015年3月−67−74.9
2016年3月−1−14.2
2017年3月−0−7.8
2018年3月92935.751.2
2019年3月2405.2109.6
2020年3月1462.2155.3
2021年3月106419.014.4
2022年3月148618.28.7
2023年3月1110810.910.818.6
2024年3月−2124−1.6
2025年3月31242.327.75.5
2026年3月2014115.25.39.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額70百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
英裕治代表取締役 社長 CEO6428,900
倉原良弘取締役 CFO5523,300
金子靖代取締役67
林健二取締役(監査等委員)6666,600
原琢己取締役(監査等委員)55
坂口洋二取締役(監査等委員)54
松野陽介代表取締役 社長529,400

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2474724
社外取締役314145
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容839字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社9社により構成されており、音響機器、情報機器の開発及び製造販売を主たる事業として行っております。 当社及び主要な関係会社の事業内容は以下のとおりであり、事業の区分は(セグメント情報等)に記載されている事業区分と同一であります。 (2026年3月31日) 区分   主要製品   主要な会社 音響機器事業   アナログレコードプレーヤー SACDプレーヤー ハイレゾリューションオーディオ再生機器 マルチトラックレコーダー USBオーディオインターフェースメモリーレコーダー/プレーヤー   当社 ティアック アメリカ,INC. ティアック ヨーロッパ GmbH ティアック マニュファクチャリング ソリューションズ㈱ ティアック オーディオ(チャイナ)CO., LTD. 東莞ティアック エレクトロニクス CO., LTD. ティアック セールス アンド トレーディング(深セン)CO., LTD. (会社総数8社) 情報機器事業   トランスデューサー データレコーダー 医用画像記録再生機器 機内エンターテインメント機器   当社 ティアック アメリカ,INC. ティアック ヨーロッパ GmbH ティアック マニュファクチャリング ソリューションズ㈱ ティアック システム ソリューションズ㈱ ティアック オーディオ(チャイナ)CO., LTD. 東莞ティアック エレクトロニクス CO., LTD. ティアック セールス アンド トレーディング(深セン)CO., LTD. (会社総数9社) その他   EMS事業 産業用光ドライブ   ティアック マニュファクチャリング ソリューションズ㈱ ティアック アメリカ,INC. ティアック ヨーロッパ GmbH (会社総数4社) 以上の企業集団等について図示すると次のとおりであります。 (注)ティアックUK LTD.は2026年2月17日をもって清算を終了しました。
経営方針・対処すべき課題1,925字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社は、2026年4月から2029年3月までの3年間の中期経営計画を2026年5月に開示しております。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来、一貫して創意と誠実を尊ぶ企業文化のもと、「記録と再生」をコアに据えて事業展開してまいりました。 当社グループは、企業理念を表現したタグラインである「Recording Tomorrow」のもと、レコーディング・ソリューション・カンパニーとして音響機器事業、情報機器事業を両輪とし、お客様の要請に応え、法令・規制を遵守して、魅力ある高品質な製品とサービスを提供し続けるとともに、ステークホルダーの皆様にご満足いただけるよう新しい価値を提供し、人・社会・未来に貢献する企業となることを目指しています。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、目標とする重要な経営指標をROE、営業利益率、営業キャッシュフローとし、資本効率、利益率を改善しキャッシュ創出を目指します。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、前中期経営計画において財務体質の改善を進め、自己資本比率の向上およびキャッシュ創出力の強化を実現いたしました。これにより、事業の持続的成長に向けた基盤整備は一定の進展を見せており、新中期経営計画「S-10」においては、経営の重点を資本効率および収益性の向上に移行いたします。 本計画では、資本市場から要求される株主資本コストを上回る水準の確保を前提として、ROE10%以上を安定的に維持することを最重要目標に掲げ、収益構造の転換と資本効率の継続的な改善に取り組みます。 基本戦略としては、「ニッチトップ戦略」を継続し、特定領域における競争優位性を確立した上で、関連製品およびシステム・ソリューションの展開を通じて付加価値の最大化を図ります。また、事業運営においては、事業ポートフォリオの最適化を推進し、BtoB事業の拡大により収益性の向上を図るとともに、高付加価値BtoC事業を通じてブランド価値を高めることで、収益基盤の強化と安定化を実現いたします。加えて、人材の能力発揮と成果を重視した評価制度の設計や人的資本への戦略的投資を通じて、持続的な成長を支える組織基盤の強化を図るとともに、DXおよびAIの活用により業務の生産性向上と付加価値創出力の強化を推進いたします。 当社グループは、これらの取り組みを通じて収益力の安定化と資本効率の向上を実現し、資本市場の期待に応える持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループは、創業以来「記録と再生」をコアに据え、技術革新による記録メディアの変遷とともに、常に高い記録品質を付加価値とする機器をお客様に提供し続けてきました。しかしながら、インターネットや通信技術の発展に伴い、個人・法人ともにメディアやその記録再生機器に対するニーズは、減少傾向にあります。当社グループは、そのようなニーズの変化について課題と認識する一方で、競合他社と差別化を図る好機と捉え、音響機器・情報機器の両事業においてネットワーク対応機器およびソリューションの提案・提供を急ぎ、一層の高付加価値化による収益力向上と事業成長を目指します。 当社グループは、記録・再生技術への探究心を原点とした事業活動を通じて環境負荷の低減に努め、持続可能な社会を実現することを使命とし、サステナビリティを推進してまいります。事業を通じた文化と産業への貢献を軸とし、環境面では事業活動に伴うCO2排出量把握や廃棄物の削減を、人的資本面では育成プログラムの推進による人材基盤の強化や女性活躍促進に向けた女性採用比率の向上に取り組んでまいります。 また、株主の皆様に対する利益還元については、これまでの株主還元方針を継続することとし、自己資本比率が25%を超えることを目安として、配当を実施いたします。次期についても2026年6月26日開催の株主総会におけるご承認を経て配当を継続いたします。なお、2026年5月13日に新中期経営計画と同時に新たな株主還元方針を開示致しており、当該計画期間最終年度の2029年3月期に営業利益850百万円を達成することを前提として、配当性向20%以上とすることを目標としております。 当社グループは、上記のお客様、従業員、社会・環境、株主の皆様の他、金融機関を含むお取引先など全てのステークホルダーに「品質」を約束するブランドとなることで企業価値の持続的成長を目指しており、「品質」向上に向けた短期および中長期の経営課題解決に引き続き取り組んでまいります。
事業等のリスク4,322字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性のあるリスクは、主として次のようなものであります。 ① 経済状況の変動による影響 1)当社グループ製品の需要への影響 当社グループは、日本、米大陸、欧州、アジア等の地域において民生用、産業用製品の販売を行っており、その地域の市場の経済状況により当社製品の需要は影響を受けます。概ね当社グループの民生用製品はその性格上生活必需品とは言えず、一般消費者の可処分所得、嗜好の変化により需要動向が変化し、また産業用製品は主に顧客の設備投資の状況等により需要が変化します。従いまして、日本、米大陸、欧州、アジア等における景気悪化等経済状況の変動、消費者嗜好の変化等による需要の縮小は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 2)当社グループの取引先への影響 経済状況の急激な変動は当社グループの仕入先や販売先の経営にも影響を与えることがあり、当社グループでは、取引先の評価、代替取引先の手当て、与信管理、債権保全等の措置を講じてはおりますが、影響を完全に排除することは困難であります。従いまして、これら取引先の経営状況も当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 3)当社グループの銀行取引への影響 事業の運営のため取引銀行からの借入金の確保は不可欠でありますが、経済状況の変化により、金融機関の貸出し姿勢が厳しくなり、当社グループの取引金融機関からの新規借入金、借入金の継続に支障をきたす状況となった場合、当社グループの経営成績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 ② 為替相場の変動による影響 当社グループは海外における生産・販売活動の比重が高いことから外貨建売上・仕入・費用、外貨建の債権債務の割合が大きく、また海外に子会社を保有していることから、下記のように為替相場の変動によって当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 1)営業損益への影響 当社グループの場合、米ドルにつきましては、生産あるいは仕入での割合が高く、また国内販売に対して、円高は営業損益に好影響を与えますが、ユーロとポンドは概ね販売のみであることから、それらの通貨に対する円高は当社グループの営業損益に悪影響を与え、円安は好影響をもたらします。また、当社グループの海外子会社の収益及び費用は、連結会計年度の月次平均レートにて円換算された収益及び費用を積上げており、通常各国通貨に対する円高は売上高、営業損益に悪影響を与え、円安は好影響をもたらします。 2)金融費用純額への影響 当社グループは外貨建の債権債務を保有することから、期末日の為替レートの変動により為替差益または為替差損が発生し、金融費用純額に影響をもたらします。一般的に米ドルに対する円高は当社グループの金融費用純額に好影響、円安は当社グループの金融費用純額に悪影響をもたらし、ユーロ、ポンドに対する円高は当社グループの金融費用純額に悪影響、円安は当社グループの金融費用純額に好影響をもたらします。 当社グループは売上、仕入による外貨建て債権債務につきましては、為替予約及び通貨オプションにより短期の為替相場の変動リスクをヘッジしておりますが、急激な為替変動により、為替差損が発生する可能性があります。 3)純資産への影響 当社グループの海外子会社に対しては主として現地通貨にて投資を行っており、期末日の為替レートの変動により在外営業活動体の換算差額が変動し、純資産に影響を与えます。一般的に他の現地通貨に対する円高は純資産の減少となり、円安は純資産の増加をもたらします。 ③ 事故・災害等の影響 地震等の自然災害、戦争、テロ等の人為的災害、事故、又は新型インフルエンザ等の疫病の各種災害により、当社グループの設備、情報システム、従業員、取引先等の操業に影響が出る可能性があります。これらの災害に際して事業への影響を完全に排除し、復旧対策等を備えることは困難であります。従いまして、このような災害発生時には企業活動が妨げられ、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ④ 訴訟その他の法的手続について 当社グループは、世界各国で事業活動を行っており、事業を遂行する上で訴訟その他の法的手続に関するリスクを有しております。各国の法制度、裁判制度の違いもあることから、訴訟及び規制当局による措置により、当社グループが当事者となる可能性のある訴訟、法的手続きを予想することは困難であります。重大な法的責任又は規制当局による措置は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ⑤ 公的規制について 当社グループの事業活動は、当社グループが事業を行う各国の多様な規制の適用を受けます。このような規制には、投資、貿易、公正な競争、知的財産権、租税、関税、為替、環境・リサイクルに関する規制、安全保障等の理由による輸出制限を含みます。これらの公的規制の変更及び変更に伴う法規制遵守のため、追加的費用が発生した場合、また、万一これらの規制に対する違反等が発生し、罰金、課徴金の納付命令その他の措置が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 なかでも、米国の関税政策は既に発動されており、今後さらなる強化や対抗措置が講じられる可能性も懸念されます。米国の関税政策の動向は不透明ですが、継続的に注視し、販売価格への適切な転嫁等を含めた様々な対応策を進めて参ります。 ⑥ 製品の品質とその責任について 当社グループの生産工場は、世界的に認められている品質管理基準により製品の製造を行っております。しかし、当社グループの製品は、高度、複雑な技術を利用したものが増えており、また、外部の供給者からの調達もあるため品質管理へのコントロールは複雑化していることから、すべての製品について欠陥が発生しないという保証はありません。従いまして、当社グループの製品に欠陥等の問題が生じた場合には、それに関連するコストの発生、当社グループの製品の品質への信頼に影響を及ぼし、経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ⑦ 製品含有化学物質について 当社グループの製品は、多数の素材及び部品から構成されており、部品等を外部の供給者から調達していることにより、含有化学物質のコントロールは複雑化しております。当社グループでは、規制化学物質が基準値を超えて製品に含有されることのないよう、検査、確認の徹底を図っていますが、完全な対応は困難であります。万一当社グループの製品に化学物質含有等の問題が生じた場合には、当該問題から生じた損害について当社グループが責任を負う可能性があるとともに、当社グループの製品への信頼、販売活動、経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ⑧ 個人情報、その他情報の流出について 当社グループは事業活動のため、顧客についての個人情報、技術、営業、その他事業に関する営業秘密を有しております。当社グループにおいては、これらの情報の適切な保護及び管理に努めていますが、万一情報システムの障害、人為的な原因、その他の事態によりこれらの情報が流出した場合は、当社グループの事業活動、経営成績及び財政状態並びに当社グループに対する信頼に悪影響を与える可能性があります。 ⑨ 競争による影響 当社グループは、当社グループが事業を行う様々な製品市場と地域市場において、他社との激しい競争に晒されております。当社グループは、新製品の導入や高品質の製品供給等により、顧客満足を得るべく努めていますが、競合他社と品質・性能・価格などについての競争は更に激化することが予想され、その結果、価格の下落等が当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ⑩ キーデバイスや部材調達の遅れ、供給不足による影響 当社グループは、他社からキーデバイスや部材を購入し、また他社に一部の設計を委託しておりますが、当社グループ単独の責によらない予想外の事態が発生し、新製品の市場投入が遅れた場合、また生産用部材の供給不足により需要を満たせない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ⑪ 知的所有権について 当社グループは様々な知的所有権を使用しており、それらは当社グループ所有のものであるかあるいは当社グループ若しくは当社グループへの部品等の供給元が正当に使用許諾を受けたものであると認識しておりますが、当社グループの認識外で第三者の知的所有権を侵害する可能性があります。知的所有権を巡っての係争が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ⑫ 固定資産の減損の評価について 当社グループが保有する有形固定資産、無形資産については、当該資産が充分なキャッシュ・フローを生まない場合は、減損が発生する可能性があります。 ⑬ 財務制限条項 安定的な資金調達を図るため、金融機関との間でシンジケートローン及びコミットメントライン契約を締結しておりますが、本契約には一定の財務制限条項が付されており、当社がこれらに抵触した場合、期限の利益を喪失し、一括返済を求められる等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 感染症について 新型コロナウイルス感染症については、日本国内においては5類感染症へ移行され経済活動への影響が徐々に低下しております。しかしながら、今後も新型コロナウイルス感染症に代表される未知の感染症が拡大し、各国政府等の要請により、世界経済・当社の事業活動及び取引先の事業活動が停滞する場合、当社は原材料及び商品調達面、また販売面の両面で当社業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ※ 上記のうち将来に関する事項は、2026年6月25日現在において当社グループが判断したものであります。 ※ 上記は当社グループの事業に関する全てのリスクを網羅したものではありません。当社グループは事業展開上、さまざまなリスクがあることを認識し、それらをできる限り回避するように努めております。しかし、経済情勢、市況、金融市場等に様々な変動が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,427字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)業績等の概要 ① 業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向に加え中東情勢の影響に注意する必要があります。 このような状況の中で当社グループは、音響機器事業のうちプレミアムオーディオ機器事業では、ESOTERICブランドにおいて、Grandiosoシリーズのラインナップ強化により、高音質、高付加価値な製品展開を推し進め、ブランド価値を高めることで、海外市場を伸ばし堅実な成長路線を引き続き目指してまいりました。TEACブランドにおいて、引き続き中高級機のReferenceシリーズの更なる強化により、収益とブランドイメージの向上に努めてまいりました。輸入ブランドにおいては、ブランドの持つ個性を訴求することで、ブランドの定着を強化してまいりました。音楽制作・業務用オーディオ機器事業(TASCAMブランド)では、業務用デジタルミキサーを軸としながら、周辺機器のラインナップ拡充も行っており、従来の録音再生機器とともに、更に柔軟で質の高いトータルシステムソリューションの提供を強みとしたBtoB事業の拡大に努めてまいりました。また、BtoC事業においては、製品ポートフォリオの見直しを進め、付加価値を明確に中高価格帯へ転換し、採算性の向上と市場シェアの拡大を目指してまいりました。情報機器事業においては、当社のコアコンピテンスである「高度な記録と再生技術」をベースに計測、半導体、医療、移動体の各分野において独自技術や先端技術を組込んだ製品開発を行い、ニッチトップポジションの獲得を進めてまいりました。また、海外市場における販売拡大を最重要課題として位置づけ、人的資本の積極的な投入、マーケティング活動の強化、さらにはグローバルなニーズを踏まえた製品戦略の展開を通じて、着実な成長を目指してまいりました。 当連結会計年度におきましては、音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAMブランド)および医用画像記録再生機器とソリューションビジネスが好調に推移し売上収益は前期比で増加しました。営業利益につきましては、収益の増加に加え、個別開示項目として計上した「連結孫会社の解散および清算に伴う利益」も加わり増益となりました。また、為替リスク対策を含む金融費用の圧縮を進めた結果、親会社の所有者に帰属する当期利益も計上し前期比で増益となりました。 この結果、当社グループの連結会計年度の売上収益は15,943百万円(前期比1.8%増)、営業利益は676百万円(前期比98.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益578百万円(前期比612.6%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 1) 音響機器事業 音響機器事業の売上収益は11,069百万円(前期比0.2%増)となり、セグメント営業利益は1,484百万円(前期比21.7%増)となりました。 プレミアムオーディオ機器(ESOTERICブランド、TEACブランド)は、ESOTERICブランドにおいて、新製品の上市があったネットワークプレーヤーカテゴリーの販売は前年を大幅に上回りましたが、SACDプレーヤーカテゴリーは、全世界のストリーミングオーディオ人気の影響もあり、前年実績を下回りました。TEACブランドにおいては、Referenceシリーズの販売が好調に推移したことに合わせ、中国でのレコード需要の高まりを受けてターンテーブルカテゴリーの販売も好調に推移しました。輸入ブランドにおいては、Tannoyブランドの製品供給が回復せず、前年実績に届きませんでした。プレミアムオーディオ機器全体としては、前期比で減収となりました。 音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAMブランド)は、BtoB事業において、設備機器の安定した需要に加え、提案営業の取り組み強化により、主力の録音再生機および周辺機器の販売が堅調に推移し、事業全体の売上を牽引しました。BtoC事業では、付加価値の高い中高価格帯製品への安定した需要が継続したものの、米国通商政策対応に伴う生産計画の変更や、出荷制限の実施により供給が制約され、十分に需要を満たす事ができませんでした。BtoB事業の好調がBtoC事業の低調さを補い、音楽制作・業務用オーディオ機器全体では前期比で増収となりました。 2) 情報機器事業 情報機器事業の売上収益は4,013百万円(前期比0.6%増)となり、セグメント営業損失は3百万円(前期営業利益209百万円)となりました。 計測機器は、データレコーダーにおいて、前期末に上市した新製品に関する来期案件の開拓が進展した一方、当期はリースレンタル業界向けの導入が伸び悩み、またセンサー・アンプでは、メモリ需給逼迫を背景に半導体製造装置メーカー各社の増産計画が進み、当社製品への引き合いも増加しましたが、当連結会計年度における業績への寄与は限定的に留まり、カテゴリー全体では前期比で減収となりました。医用画像記録再生機器は、国内の消化器内視鏡向けレコーダーの販売が引き続き堅調に推移し、フラッグシップモデルの手術画像記録用4Kレコーダーも、海外における拡販が大きく進展したことから、前期比で増収となりました。機内エンターテインメント機器は、機内サーバーの国内エアライン向け導入が完了しましたが、海外向け大口案件が先送りとなったことから、前期比で減収となりました。ソリューションビジネスは、医用向けサーバーやPCなどの出荷、ネットワーク・インフラの保守サービスが引き続き好調に推移し、前期比で増収となりました。 ② 生産、受注及び販売の実績 1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 音響機器事業   2,635   0.6 情報機器事業   1,255   △15.7 その他   650   59.1 合計   4,539   0.5 (注) 金額は製造原価によっております。 2) 受注実績 当社グループの製品は、原則として需要見込生産であり、該当事項はありません。 3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 音響機器事業   11,069   0.2 情報機器事業   4,013   0.6 その他   861   35.6 合計   15,943   1.8 ③ 財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析 1) 財政状態の分析 資産合計 当連結会計年度末における資産合計は10,593百万円と前連結会計年度末と比較して221百万円減少しました。主な増減は、現金及び現金同等物の増加622百万円、営業債権及びその他の債権の減少361百万円、棚卸資産の減少386百万円、有形固定資産の減少179百万円であります。 負債合計 当連結会計年度末における負債合計は、6,523百万円と前連結会計年度末と比較して734百万円減少しました。主な増減は、営業債務及びその他の債務の減少112百万円、社債及び借入金の減少385百万円、リース負債の減少251百万円であります。 資本合計 当連結会計年度末における資本合計は、4,070百万円と前連結会計年度末と比較して513百万円増加しました。主な増減は、親会社の所有者に帰属する当期利益578百万円の計上であります。 2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度と比較して622百万円増加し、2,173百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。 (a) 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、1,610百万円のプラス(前期1,178百万円のプラス)となりました。主な内訳は、プラス要因として、減価償却費及び償却費513百万円、金融収益及び金融費用155百万円、営業債権及びその他の債権の減少400百万円、棚卸資産の減少562百万円、マイナス要因として、営業債務及びその他の債務の減少134百万円、長期未払金の減少155百万円であります。 (b) 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動の結果得られた資金は、150百万円のマイナス(前期115百万円のマイナス)となりました。主な内訳は、プラス要因として、有形固定資産及び無形資産の売却による収入2百万円、マイナス要因としては、有形固定資産の取得による支出151百万円であります。 (c) 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動の結果得られた資金は、883百万円のマイナス(前期706百万円のマイナス)となりました。主な内訳は、プラス要因として、短期借入金の純増減額28百万円、マイナス要因としては、長期借入金の返済による支出381百万円、リース負債の返済による支出405百万円であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。経営者は、これらの見積り、判断及び仮定を過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の金額と異なる場合があります。 なお、重要な会計方針及び見積りにつきましては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4)判断及び見積りの使用 及び 3.重要性がある会計方針」に記載しております。 ② 経営成績の分析 各事業における経営成績については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)業績等の概要 ① 業績」及び「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご参照下さい。売上収益、営業利益、当期利益の主要な増減については次のとおりであります。 1)売上収益 当連結会計年度の売上収益は、15,943百万円と前連結会計年度よりも275百万円増加しております。その他の事業の売上収益の増加が大きく影響しました。 2)営業利益 営業利益は、676百万円と前連結会計年度よりも336百万円増加しております。 (a) 販売費及び一般管理費 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、6,447百万円と前連結会計年度と比較して34百万円増加しております。 (b) その他の損益 当連結会計年度のその他の損益は、17百万円の利益と前連結会計年度と比較して61百万円増加しております。 3)当期利益 当期利益は、578百万円と前連結会計年度よりも497百万円増加しております。 (a) 金融収益 金融収益は、92百万円と前連結会計年度よりも85百万円増加しております。 (b) 金融費用 金融費用は、155百万円と前連結会計年度よりも132百万円減少しております。 (c) 法人所得税費用 法人所得税費用は、34百万円と前連結会計年度よりも56百万円増加しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 運転資金及び設備資金につきましては、自己資金または借入金により調達することとしております。借入金につきましては、2026年3月24日においてシンジケートローンによるコミットメントライン(上限3,350百万円、2026年9月30日期日 ※延長後の満期日2028年9月30日)を締結しております。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)業績等の概要 ③ 財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、目標とする重要な経営指標をROE、営業利益率および営業キャッシュフローとし、資本効率、利益率を改善しキャッシュ創出を目指します。 当社グループは、「ニッチトップ戦略」を継続し、特定領域における競争優位性を確立した上で、関連製品およびシステム・ソリューションの展開を通じて堅実な事業拡大を推進することで、資本効率、利益率を改善しキャッシュ創出を目指します。

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開示資料

出典

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