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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

トミタ電機

TOMITA ELECTRIC CO.,LTD.6898 · Standard · 電気機器

フェライトコアなど電子部品材料の老舗メーカー。電子部品製造で培った技術を活かし、不動産賃貸も展開する複合企業。

概要

トミタ電機は1960年2月に有限会社富田電機製作所を継承して設立された電子部品メーカーである。本社を鳥取県鳥取市に置き、フェライトコア(磁性材料)とコイル・トランスの製造販売を主事業とする。加えて国内不動産の賃貸も行う。2013年7月に東京証券取引所スタンダード市場に上場。従業員数は271名(連結)。直近の連結売上高は約16億円(2026年1月期予想)であり、その大半をフェライトコアが占める。

電子部品材料と不動産賃貸の二本柱

当社グループは大きく二つの事業セグメントで構成される。電子部品材料事業ではフェライトコアとコイル・トランスを製造・販売し、売上高の大半を占める。不動産賃貸事業は鳥取県内の賃貸店舗を運営し、安定した収益源となっている。2026年1月期のセグメント別売上高は電子部品材料が15億36百万円、不動産賃貸が67百万円であり、電子部品材料が全体の約96%を占める。同事業のセグメント損失は1億12百万円と赤字だが、不動産賃貸事業は5千万円のセグメント利益を計上し、グループ全体の収益を下支えしている。

売上の約8割を占めるフェライトコア

電子部品材料事業の主力製品はフェライトコアである。2026年1月期のフェライトコア販売実績は13億29百万円で、同事業売上の約87%を占める。同製品はマンガンジンク(Mn-Zn)系フェライトコアが中心で、自動車のEV用電池管理システムや車内通信、産業用工作機械、半導体製造装置、医療機器など幅広い分野に供給される。一方、コイル・トランスは同事業の約13%(2億13百万円)を占めるにとどまるが、高信頼性・小型化が求められる電子機器向けに安定した需要がある。

中国・香港・欧州に広がる生産・販売網

生産拠点は国内(鳥取市本社工場)と中国広東省珠海市の珠海富田電子有限公司に分散する。販売は当社直販に加え、香港のTOMITA FERRITE LTD.が海外窓口となり、中国市場やアジア全域をカバーする。また2017年2月にはオランダに欧州営業窓口を設置し、欧州顧客への対応を強化した。東京・大阪の営業所は国内販売を担い、東京営業所は2016年に大田区大森へ移転して現在に至る。このネットワークにより、グローバルな需要変動に対応する体制を整えている。

子会社を通じたグローバル生産体制

当社グループはトミタ電機(当社)と2社の連結子会社で構成される。香港にTOMITA FERRITE LTD.、中国にその子会社である珠海富田電子有限公司がある。2011年から2012年にかけて、これらの子会社の株式を追加取得し完全子会社化した。珠海富田電子有限公司は1996年に合弁で設立され、2001年に独資化、2012年に完全子会社化された。同社はIATF16949(自動車産業向け品質マネジメントシステム)認証を取得しており、自動車向けフェライトコアの生産を担う。2014年には香港の旧子会社TOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.の清算が結了し、グループ再編が完了した。

業界の中での役割は電子部品材料メーカー、および不動産賃貸事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
16億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-6.3%
純利益
1億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
電子部品材料事業15億円93.8%-1億円-6.7%
不動産賃貸事業1億円6.3%1億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電子部品材料主力

フェライトコア(磁性材料)とコイル・トランス(電子部品)を製造・販売。フェライトコアはスイッチング電源やモーターなどに使用され、コイル・トランスは各種電子機器に使用される。海外生産拠点を活用し、グローバルに供給。

主な製品・サービス3
フェライトコア
酸化鉄を主成分とする磁性材料。電源回路のトランスやインダクタなどに使用され、高周波特性に優れる。
コイル
銅線を巻いた受動部品。フィルタ回路や電源回路などに使用され、インダクタンスを提供。
トランス
電磁誘導を利用して電圧を変換する部品。電源回路や絶縁用途に使用される。

02不動産賃貸副次

国内で賃貸店舗を所有し、賃貸収入を得ている。電子部品事業とは関連のない、安定的な収益源として位置づけられる。

製品と技術

Mn-Zn系フェライトコア

当社の主力製品はマンガンジンク(Mn-Zn)系フェライトコアである。1970年に生産を開始し、以来、材料開発と製造技術を蓄積してきた。フェライトコアは磁性材料の一種で、電磁波のノイズ除去や電力変換などに用いられる。具体的な用途は、EVの電池管理システム、車内通信システム、RFID、通信基地局、データセンター向け電源、半導体製造装置、産業用工作機械、医療機器など多岐にわたる。中国の珠海工場ではIATF16949認証を取得し、自動車向け高信頼性製品を生産。日本国内の本社工場もISO9001・ISO14001認証を取得し、品質・環境マネジメントを徹底している。

コイル・トランス

1968年から製造を開始したコイル・トランスは、フェライトコアに次ぐ第二の電子部品製品である。コイルはインダクタとして回路の電流制御やフィルタリング機能を、トランスは電圧変換や絶縁を担う。当社は小型・高周波化に対応した製品を提供し、産業機器や通信機器向けに販売している。2026年1月期の販売実績は2億13百万円で、フェライトコアに比べ規模は小さいが、顧客の在庫調整が進むにつれて緩やかな成長を見せている。製造は主に鳥取本社工場で行われ、原価低減と品質改善に継続的に取り組んでいる。

高信頼性・小型化を狙う材質開発

当社は経営課題として、高信頼性、高効率化、小型・高周波化を目的とした材質開発を掲げている。これは、EVや情報通信、産業機器の市場から求められる性能向上への対応である。具体的には、フェライトコアの材料組成や焼結条件を最適化し、より高い透磁率や低損失を実現する研究を進めている。また、コイル・トランスについては、巻線構造や絶縁材料の改良により、小型化と放熱性向上を両立する技術開発を行っている。これらの開発成果は、顧客の要求仕様に応じたカスタム製品として提供され、競争力の源泉となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

超小型電子部品メーカー、赤字継続で危機的

当社は売上高15億円前後の超小型電気機器メーカー。同業他社と比較して極めて小規模で、直近2025年1月期は営業損失率▲14.3%と深刻な赤字。2026年1月期も▲6.25%の赤字見通し。キオクシアやイビデン等の大手とは桁違いの規模差があり、業界内での競争力は極めて弱い。事業構造の抜本的な改革が急務。

強み

  • 組織が小さく、意思決定や方向転換が速い可能性。
  • 2026年1月期は14億円から16億円へ増収見込み。
  • 電気機器業界内で何らかの専門性を有する可能性。
  • 営業損失率が▲14.3%から▲6.25%へ改善見通し。

課題

  • 2025年1月期は営業損失率▲14.3%と大幅赤字。
  • 売上高15億円前後で、大手との競争は困難。
  • 赤字が続けば資金繰り悪化や事業継続に懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がトミタ電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16721ウインテスト39億円
26836ぷらっとホーム38億円165.3倍
36614シキノハイテック38億円
46659メディアリンクス37億円
56898トミタ電機34億円27.1倍
66662ユビテック34億円68.2倍
76694ズーム33億円
86656インスペック33億円42.3倍
96969松尾電機32億円8.5倍
106633CGSホールディングス32億円29.5倍
116894パルステック工業31億円10.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

電子部品材料メーカーとしての創業

1960年2月、有限会社富田電機製作所を継承する形で富田電機株式会社が設立された。当時すでにフェライトコア(磁性材料)の製造販売を行っており、設立と同時に本社を東京都大田区に、生産拠点を鳥取市行徳に置いた。東京は販売の中心地であり、鳥取は生産拠点として選ばれた。翌1961年9月には生産と管理の一体化を図るため本社を鳥取工場所在地へ移転し、東京の旧本社は東京営業所として存続させた。1964年には合理化計画に基づく本社工場の増築を完了し、生産能力を拡大した。

1970年代の商号変更と主力製品の拡充

1970年1月、Mn-Zn系フェライトコアの生産を開始した。同素材は高透磁率・低損失が特徴で、後の主力製品となる。1971年3月には社名をトミタ電機株式会社に変更し、現在の商号が定まった。1975年10月には本社工場を現在地(鳥取市幸町123番地)に移転拡張し、工場を同一地区に集結させた。これにより生産効率が向上した。1968年にはコイル及びトランスの製造販売を開始し、製品ラインを広げた。1970年代を通じて、フェライトコアとコイル・トランスの二本柱が形成されていった。

1980年代の多角化と海外進出の始まり

1984年7月、圧電セラミックスの研究開発に着手し、1986年1月に生産を開始した。同年8月には量産用新工場を建設したが、この事業は2009年10月に生産を中止している。1987年4月には香港にTOMITA FERRITE CORES[HK]LTD.を合弁で設立し、初の海外生産拠点を確保。同年には国内でホームセンター「トミトピー」を2店舗開業したが、いずれも1990年代後半に閉店した。多角化の試みは成功しなかったものの、香港拠点が後のグローバル展開の礎となった。1991年には同社の商号をTOMITA FERRITE LTD.に変更している。

中国進出と子会社の完全子会社化

1996年8月、香港にTOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.を設立し、同年11月には中国広東省珠海市に珠海富田電子有限公司を合弁で設立した。2001年に同社を独資化し、本格的な中国生産を開始した。2011年から2012年にかけて、香港のTOMITA FERRITE LTD.と珠海富田電子有限公司の株式を追加取得し、両社を完全子会社化した。2011年にはグループ内の商号整理を行い、事業をTOMITA FERRITE LTD.に統合。2014年には業務を終了していたTOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.の清算を完了した。この再編により、中国を中心とする海外生産体制が確立された。

株式上場とスタンダード市場への移行

1995年12月、日本証券業協会の店頭登録銘柄となり、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場した。2010年4月の取引所統合に伴い大阪証券取引所ジャスダック市場に移行し、2013年7月の市場統合で東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月には東証スタンダード市場へ移行した。上場後も資本増強策として2023年5月に第三者割当による行使価額修正条項付き新株予約権を発行し、2025年4月に行使を完了している。株主資本の充実を経営指標として、自己資本比率80%以上を目標に掲げる。

年表42件を開く

1960年代

  • 1960年2月創業電子部品材料であるフェライトコア(磁性材料)の製造販売の拡大を図るため、有限会社富田電機製作所を継承して富田電機株式会社を設立、販売が京浜地域であったところから知名度等の普及のため本社を東京都大田区仲蒲田に設置。生産拠点を鳥取市行徳に鳥取工場として設置。
  • 1961年9月生産及び管理の一体化を図るため本社を鳥取市行徳(鳥取工場)に移転。同時に、従来の本社所在地に東京営業所を設置。
  • 1964年12月合理化計画に基づく本社工場の第一期新増築工事を完了。
  • 1965年10月京阪神地域の拡販を図るため大阪営業所を大阪市北区に設置。
  • 1967年1月鳥取市古市(現幸町)に第2工場を建設。
  • 1967年3月東京営業所において直接輸出開始。
  • 1968年4月大阪営業所を大阪市都島区に移転。
  • 1968年5月コイル及びトランスの製造販売を開始。
  • 1969年12月第3工場を鳥取市行徳(現幸町)第2工場隣接地に建設。

1970年代

  • 1970年1月Mn-Zn(マンガンジンク)系フェライトコアの生産開始。
  • 1970年9月大阪営業所を大阪市東淀川区に移転。
  • 1971年3月商号変更商号をトミタ電機株式会社に変更。
  • 1975年10月本社工場を現在地(鳥取市幸町123番地)に移転拡張、工場を同一地区に集結。

1980年代

  • 1984年7月圧電セラミックスの研究開発に着手。
  • 1986年1月圧電セラミックスの生産開始。
  • 1986年8月圧電セラミックス量産のため新工場を建設。(2009年10月生産中止)
  • 1987年4月香港にTOMITA FERRITE CORES[HK]LTD.を三亜洋行有限公司と合弁で設立。
  • 1987年5月ホーム・センタートミトピー湖山店を開店。(1997年1月閉店)
  • 1987年12月ホーム・センタートミトピー吉成店を開店。(1998年1月閉店)

1990年代

  • 1990年5月タイにHARVARD THAI INDUSTRIAL CO.,LTD.を台湾、昭富実業股份有限公司他と合弁で設立。(2004年11月 HARVARD TECH CO.,LTD.に出資元変更。当社の当期末出資比率 7%)
  • 1991年5月商号変更TOMITA FERRITE CORES[HK]LTD.が商号をTOMITA FERRITE LTD.(現TOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI) LTD.)に変更。
  • 1993年4月東京営業所を東京都大田区蒲田に移転。(2016年11月東京営業所土地及び建物を売却)
  • 1995年12月株式を日本証券業協会の店頭登録銘柄として登録。
  • 1996年8月香港にTOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.(現TOMITA FERRITE LTD.)を現地個人と合弁で設立。
  • 1996年11月中国広東省珠海市に珠海富田電子有限公司を当社の香港子会社であるTOMITA ELECTRONICS (ZHUHAI)LTD.が合弁で設立、2001年4月独資化。
  • 1998年8月ISO9001認証取得。

2000年代

  • 2001年11月珠海富田電子有限公司ISO9001認証取得。
  • 2004年11月ISO14001認証取得。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年3月珠海富田電子有限公司ISO14001認証取得。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併に伴い、大阪証券取引所ジャスダック市場(現:東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。
  • 2011年9月M&ATOMITA FERRITE LTD.及びTOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.の株式を追加取得し、完全子会社化。
  • 2011年11月商号変更TOMITA FERRITE LTD.は商号をTOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.に、TOMITA ELECTRONICS (ZHUHAI)LTD.は商号をTOMITA FERRITE LTD.に変更。
  • 2011年12月TOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.はTOMITA FERRITE LTD.に事業移管し一切の事業活動を終了。
  • 2012年3月M&ATOMITA FERRITE LTD.は珠海富田電子有限公司株式の追加取得手続を完了し、完全子会社化。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の証券市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2014年7月TOMITA ELECTRONICS(ZHUHAI)LTD.清算結了。
  • 2016年11月東京営業所を東京都大田区大森に移転。
  • 2017年2月オランダに欧州営業窓口を設置。
  • 2018年12月珠海富田電子有限公司IATF16949認証取得。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行。
  • 2023年5月第三者割当による行使価額修正条項付第1回新株予約権を発行。(2025年4月行使完了)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本比率80%以上
  • 売上高経常利益率3%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グローバル販路拡大と新分野開拓

    EV、情報通信、産業機器、医療機器、省エネ・環境分野において、中国・香港・欧州営業と連携し国内外市場での新規開拓と販売拡大を図る。

  2. 02

    生産改革による利益重視の体質強化

    海外生産工場の継続的な品質改善や経費削減、原価低減に向けた品質改善、製造設備刷新、省力化、自動化、DX推進に取り組み、利益重視の体制を強化する。

  3. 03

    高付加価値製品の材質開発推進

    高信頼性、高効率化、小型・高周波化を目的とした材質開発を推進し、製品競争力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で271人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は388万円で、9期前と比べて+7.8%平均年齢は48.7歳、平均勤続年数は23.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月366
2018年1月372
2019年1月345
2020年1月36048.023.2319
2021年1月36848.224.1296
2022年1月41648.725.3291
2023年1月43748.223.3291
2024年1月38647.422.5254
2025年1月37148.423.5268−75
2026年1月38848.723.8271−37

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
その他 — 鳥取県 鳥取市1,132百万円
不動産 賃貸事業
本社工場 — 鳥取県 鳥取市873百万円
電子部品 材料事業
中国工場 — 広東省・珠海市62百万円
電子部品 材料事業
大阪営業所 — 大阪市 東淀川区16百万円
電子部品 材料事業
香港商社 — 香港6百万円
電子部品 材料事業
東京営業所 — 東京都 大田区0百万円
電子部品 材料事業
主な関係会社
  • 海外
    TOMITA FERRITE LTD. (注)1.2.4
    Kowloon Bay Hong Kong · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    珠海富田電子有限公司(ZHUHAI TOMITA ELE‐ CTRONICS LTD.) (注)1.2.3.4
    中華人民共和国 広東省珠海市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は16億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+14.3%。

売上高
+14.3%
16億円
営業利益
-1億円
純利益
1億円
営業利益率
-6.3%
前期比 +8.0%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高19億円16億円
営業利益1億円-1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q400.00
2024年2Q400.00
2024年3Q400.00
2024年4Q30
2025年1Q300.00
2025年2Q4−1−25.0−1
2025年4Q7−1−14.3−1
2026年2Q700.01
2026年4Q9−1−11.10
2027年1Q400.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は14億円から16億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-6.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の証券市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年1月1411
2014年1月1500
2015年1月1922
2016年1月16−2−2
2017年1月14−1−1
2018年1月1501
2019年1月14−1−1
2020年1月11−2−2
2021年1月11−1−1
2022年1月1811
2023年1月2011
2024年1月1500
2025年1月14−2−2−14.3−2
2026年1月16−10−6.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高16億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.3%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-6.3%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比13.1pt
-6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
6.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.8pt
3.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は11億円で、売上の8.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月000010
2014年1月−200−29
2015年1月100111
2016年1月000010
2017年1月120312
2018年1月010113
2019年1月−100−111
2020年1月000011
2021年1月−100−110
2022年1月100110
2023年1月0−10−111
2024年1月102113
2025年1月−1−11−212
2026年1月−100−111

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は47億円。このうち返さなくてよい自己資本が40億円で、自己資本比率は85.4%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月4436881.1
2014年1月4436883.1
2015年1月4739882.6
2016年1月4437782.8
2017年1月4536979.0
2018年1月4536979.0
2019年1月44341078.6
2020年1月42321077.9
2021年1月4031978.0
2022年1月43331077.2
2023年1月46351177.7
2024年1月4738980.5
2025年1月4838980.4
2026年1月4740785.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中16位あたり、逆に低いのは営業利益率224社中214位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-6.3%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
85.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
14.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,105で、1年前と比べて+42.0%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥4,105+0.1%1ヶ月+14.0%1年+42.0%時価総額34億円
過去52週の値幅
安値¥2,800高値¥4,650

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.1倍
PER (会社予想)66.0倍
PBR0.84倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で2.83%下落し、25日線(3683.6円)を下回っています。出来高は極端に少なく、7月10日に41,100株、7月15日に21,400株と散発的な取引が見られる程度です。52週高値(4650円)からは大幅に下落しており、流動性の低さが株価変動を増幅させる可能性があります。RSIは48.06で中立圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PERが23.7倍、PBRは0.73倍、配当利回りは0%である。業界平均のPER29.44倍、PBR2.09倍と比較すると、PERはやや低いがPBRは低い。ただし、直近の業績は赤字で、ROEも3.16%と低い。無配当であり、株主還元が乏しい。割高だがPBRが低く、資産価値はある。今後の業績回復が焦点となる。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.1倍30.8倍
PER (予想)66.0倍
PBR0.84倍2.58倍
ROE3.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は小規模で赤字と黒字を繰り返す不安定な状態。強気派は、黒字転換と市場拡大の可能性に期待する。弱気派は、利益率の低さと事業の継続性を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換

    2026/1期に純利益1億円の黒字を見込む。

  • 業績改善

    売上高が前期から増加しており、回復傾向にある。

  • 小型機器

    ニッチな電子部品需要で成長の可能性。

  • 26/1期の営業損失▲1億円と赤字半減決算発表後影響

    営業損益は-2億円→-1億円に赤字半減。売上高14→16億円に回復

  • 最終損益が▲2億円から+1億円へ黒字転換決算発表後影響

    純損益は-2億円→+1億円へ3億円改善。黒字転換は企業価値向上に寄与

  • PBR0.73倍で解散価値対比割安通年影響

    PBR0.7332倍と純資産対比で3割安。清算価値に限れば下値リスク小

  • 売上高16億円と前年比14%増通年影響

    売上高15→16億円と2期ぶり増収。既存事業の立て直し進む

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続

    2025/1期は赤字で、収益の不安定さが続いている。

  • 低収益性

    営業利益率はマイナス、収益力が低い。

  • 無配当

    配当がなく、株主還元が期待できない。

  • 予想PER57.9倍と来期減益見込み通年影響

    予想PER57.9倍は実績23.7倍の約2.4倍。来期純利益の大幅減が示唆

  • 営業赤字▲1億円が継続継続影響

    営業利益-1億円と2期連続赤字。増収効果が固定費に吸収される

  • 無配当で株主還元ゼロ通年影響

    配当利回り0%で株主還元なし。機関投資家の選別対象に

  • 最終利益は特別損益次第で変動通年影響

    営業損益-1億円に対し純利益1億円。特別損益に依存し、本業の収益力は乏しい

次の決算で確かめる点
営業利益
黒字化の持続性を確認するため。
売上高
事業規模の拡大・縮小を把握。
自己資本比率
財務の安定性を測る指標。

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ442人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.6%を占め、残る74.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他69.562.867.065.551.839.3
証券会社4.37.48.15.923.627.2
事業法人17.418.217.220.518.722.2
外国人個人0.50.41.72.61.34.8
金融機関4.37.03.64.22.93.4
外国法人4.14.12.31.51.83.1
自己株式19.319.319.37.41.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01プラニングカミヤ株式会社15.84
02神谷 哲郎9.17
03大和コネクト証券株式会社8.25
04楽天証券株式会社5.19
05GMOクリック証券株式会社4.97
06思遠株式会社4.25
07橋口 奈美4.05
08ZENG JIANMING3.86
09株式会社DMM.com証券3.37
10株式会社山陰合同銀行(株式会社日本カストディ銀行)2.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+820%、1株純資産は14期で+805%。直近期のROEは3.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年1月175393.16.2
2014年1月35520.556.4
2015年1月305885.39.4
2016年1月−30556−5.3
2017年1月−1905,417−3.5
2018年1月1085,4192.020.3
2019年1月−1785,189−3.3
2020年1月−2524,924−5.0
2021年1月−1484,705−3.1
2022年1月1624,9933.313.4
2023年1月1455,3682.819.1
2024年1月−474,996−0.9
2025年1月−2214,775−4.5
2026年1月1524,8743.224.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/1期の役員報酬は総額39百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
神谷陽一郎代表取締役社長 兼管理本部長471,445
白間広章取締役 総合技術 部長60100
西尾愼一取締役(監査等 委員)79
大田原俊輔取締役(監査等 委員)59
山本庄英取締役(監査等 委員)59
花原秀明73

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)32483211
社外取締役36172

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容519字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、トミタ電機株式会社(当社)、子会社2社で構成されており、主な事業内容は、電子部品材料であるフェライトコア(磁性材料)、電子部品のコイル・トランスの製造及び販売並びに、国内不動産の賃貸事業であります。 なお、当社グループは、同一セグメントに属する電子部品材料の製造、販売を行っており、電子部品材料事業については製品別に記載しております。なお、当該2事業はセグメント情報における区分と同一であります。 事業内容と当社及び関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 区分   主要製品   会社名 電子部品材料事業   電子材料   フェライトコア   製造   当社、珠海富田電子有限公司(注) 販売   当社、TOMITA FERRITE LTD.珠海富田電子有限公司(注) 電子部品   コイル・トランス   製造   当社 販売   当社 不動産賃貸事業   不動産   賃貸店舗   賃貸   当社 以上の当社グループ等について図示すると次のとおりであります。 (注) 珠海富田電子有限公司は、TOMITA FERRITE LTD.の子会社であります。
経営方針・対処すべき課題958字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、テクノロジーを活用することにより、価値ある製品を市場に提供し、顧客の満足を得る一方で、適正に得られた利益を株主と従業員に還元し、グローバル化の推進と企業価値を高める経営を継続することで全世界の人々に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、安定的経営を重視し、「企業体質を強化するために内部留保を充実し、経営基盤の強化をはかる」ことを経営方針の一つとして掲げ、株主資本の充実を図ってまいりました。 こうした考えに基づき、当社グループが目指す経営指標としては、自己資本比率80%以上(当期実績85.4%)、売上高経常利益率3%以上(当期実績△1.7%)を目標として、その達成に努めております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しといたしましては、中東やウクライナをはじめとした国際政治情勢の不安定化に加え、米国の保護主義的な貿易政策、エネルギーや資源価格の高騰、さらに不安定な為替変動など、世界経済および日本経済の先行きについては予測が大変困難な状況となっております。 当社グループを取り巻く事業環境も中国市場の低迷、ならびに熾烈なグローバル競争も併せて、国内外において企業間競争、価格競争は一段と厳しくなる事が予想されます。 このような事業環境の中で、EV、情報通信、産業機器、医療機器、省エネ・環境分野における国内外市場での新規開拓に向け、中国・香港・欧州営業とともに販売拡大を図りながら、海外生産工場の継続的な品質改善や経費削減に向けた取り組みを推進し利益重視の体制を強化してまいります。重点課題として以下の3点に取り組みます。 ① EV等の電池管理システム・車内通信システム、RFID、通信基地局、データ・センター、 電源・半導体製造装置・産業用工作機械、医療機器等を主体とする新規受注の獲得 ② 原価低減に向けた品質改善と製造設備刷新、省力化、自動化、DXの推進 ③ 高信頼性、高効率化、小型・高周波化を目的とした材質開発の推進 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク1,573字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済情勢及び景気動向について 当社グループの主な販売先は、日本国内及び東アジアであり、その地域の経済情勢や製品需要動向による販売減少等により、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替変動について 為替変動は、当社グループの外貨建取引から発生する資産及び負債の日本円換算額に影響を与える可能性があります。また、外貨建で取引されている製品の価格及び売上高等にも影響があり、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 販売価格について 当社グループが事業展開している電子部品業界は激しい価格競争に直面しております。先進技術の成果を反映させ、顧客ニーズに対応した製品をタイムリーに開発し、海外生産により製造コストを低減して有利な価格決定をすることに努めておりますが、これをもってしても対抗しがたい事態が生じる場合には、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 新素材及び製品開発投資について 当社グループは、成長性の確保を目的として、積極的に新素材及び製品開発のため必要な先行投資を行っております。先行投資に応じた結果、収益を確実に予測することは困難であり、需要が予測に比べて低迷する可能性を含んでおります。そのため、一定期間内で投資に応じた成果、収益が上げられなかった場合には、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 原材料価格について 当社グループが提供する製品の原材料の主なものは酸化鉄並びに非鉄金属であります。非鉄金属は国際取引相場に影響を受け、近年としては上昇傾向にあります。当社グループでは、徹底したコストダウンにより極力吸収してまいりますが、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 保有有価証券について 連結貸借対照表に計上されている投資有価証券については、全て当社保有の有価証券であります。なお、これらの有価証券については保有意義や資産の健全化等を考慮しながら随時見直しを行っております。 また、市場価格のある有価証券については今後の経済環境や企業収益の動向により、時価が変動し、市場価格のない有価証券については、当該株式の発行会社の財政状況が変動することにより、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 減損会計について 当社グループは、事業用不動産として複数の土地及び建物を所有しております。固定資産の減損に係る会計基準及び適用指針を適用し、所有する固定資産に減損損失が発生した場合には、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 自然災害や停電等について 当社グループは、大規模な自然災害や長時間にわたる停電により、国内外の製造拠点及び製造体制が深刻な被害を被った場合、販売活動に重要な悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 生産体制について 当社グループの提供する製品は日本国内でも生産しておりますが、主な生産場所は中国の子会社並びに委託先であります。中国政府による法律、税制、規則等の変更や地方政府による最低賃金の改定により、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,021字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1) 業績 当連結会計年度における世界経済は、ロシアによるウクライナ侵攻に加え、中東情勢やパレスチナ問題の長期化など地政学リスクがなお高止まりする一方で、インフレの鈍化や主要国の金融環境の緩和を背景に、全体としては低成長な推移となりました。米国では、個人消費の底堅さやAI・デジタル関連への投資を中心とした設備投資に支えられ、比較的堅調な成長を維持しました。一方、中国では不動産不況や個人消費の低迷から景気減速が続き、世界貿易や資本財需要を通じて世界経済の下押し要因となり、先行き不透明感が残る状況となりました。日本経済においては、世界経済の減速を受けて外需が伸び悩む中、物価上昇は一服しつつもエネルギー・原材料価格の高止まりが企業収益と家計に重荷となり、景気回復のペースは緩やかにとどまりました。 このような市場環境のもと、当社グループはフェライトコアならびにコイルトランス製品の製造原価低減と品質改善に引き続き取り組み、世界競争に打ち勝つことのできる高性能・高品質の製品を安定的に供給すべく活動を続けてまいりました。 その結果、当連結会計年度において、フェライトコア販売は、中国市場ではEV市場の需要が堅調に推移し、日本市場においては、産業機器関連、工作機械関連、半導体製造装置関連向けでは外需の弱さが顕在したものの、顧客の在庫調整が改善し、緩やかな成長となりました。コイルトランス販売についても、概ね同様の理由により緩やかな成長となり、売上高は16億3百万円(前期比12.8%増)となりました。損益面では、原価率の改善、ならびに経費等の削減に努めたものの、営業損失は6千1百万円(前期は1億7千1百万円の営業損失)となりました。経常損失は2千7百万円(前期は1億6千7百万円の経常損失)、当期第1四半期に情報開示した特別利益の発生により、親会社株主に帰属する当期純利益は1億2千3百万円(前期は1億7千1百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメント別の業績では、電子部品材料事業は前段の記載内容により、当事業の売上高は15億3千6百万円(前期比13.2%増)となり、セグメント損失は1億1千2百万円(前期は2億1千7百万円のセグメント損失)となりました。また、不動産賃貸事業の売上高は6千7百万円(前期比3.1%増)となり、セグメント利益は5千万円(前期比9.5%増)となりました。 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べ1億2千5百万円減少し、46億5千9百万円となりました。 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末と比べ2億6千万円減少し、6億7千8百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べ1億3千4百万円増加し、39億8千1百万円となりました。 (2) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億3千6百万円減少し、11億1千2百万円(前期は12億4千8百万円)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって減少した資金は、1億1千7百万円(前期は1億9百万円の減少)となりました。これは主に、役員退職慰労金の支払額の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によって減少した資金は、2千6百万円(前期は1億1千8百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって増加した資金は、1千5百万円(前期は7千8百万円の増加)となりました。これは主に、自己株式の処分による収入によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当社グループ(当社及び連結子会社)の電子部品材料事業の生産、受注及び販売の状況については、製品別に記載しております。なお、不動産賃貸事業は生産実績には含まれておりません。 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 区分   金額(千円)   前年同期比(%) 電子部品材料 フェライトコア   1,376,165   125.2 コイル・トランス   201,306   94.1 その他   ―   ― 合計   1,577,472   120.1 (注) 金額は、販売価格で表示しております。 (2) 受注状況 当社グループ(当社及び連結子会社)の電子部品材料事業の生産、受注及び販売の状況については、製品別に記載しております。なお、不動産賃貸事業は受注状況には含まれておりません。 当連結会計年度における受注状況は、次のとおりであります。 区分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 電子部品材料 フェライトコア   1,368,751   121.0   130,925   143.1 コイル・トランス   199,180   92.1   8,313   79.6 その他   5,410   70.0   ―   ― 合計   1,573,343   116.1   139,239   136.6 (注) 金額は、販売価格で表示しております。 (3) 販売実績 当社グループ(当社及び連結子会社)の電子部品材料事業の生産、受注及び販売の状況については、製品別に記載しており、また、当社の国内不動産の有効活用は主要な収益源であるため、不動産賃貸収入は販売実績に含めております。 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 区分   金額(千円)   前年同期比(%) 電子部品材料 フェライトコア   1,329,318   117.1 コイル・トランス   201,306   94.1 その他   5,410   69.9 電子部品材料計   1,536,036   113.2 不動産賃貸   67,189   103.1 合計   1,603,226   112.8 (注) 金額は、販売価格で表示しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、連結会計年度末における資産、負債の金額、及び連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金等の見積り方法(計上基準)につきましては、「第5「経理の状況」1「連結財務諸表等」(1)「連結財務諸表」「注記事項」(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 この連結財務諸表の作成に当たりまして、過去の実績や法制度の変更など様々な要因に基づき、見積り及び判断をおこなっております。実際の結果は、見積り特有の不確定要素が内在するため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5「経理の状況」1「連結財務諸表等」(1)「連結財務諸表」「注記事項」(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2) 財政状態及び経営成績の状況 (資産の部) 当連結会計年度末の資産の部合計は、46億5千9百万円(前期末は47億8千5百万円)となり、1億2千5百万円減少しました。 流動資産は、24億5千6百万円(前期末は25億7千2百万円)となり、前期末に比べ1億1千5百万円減少しました。その主な要因は、現金及び預金の減少によるものであります。 固定資産は、22億3百万円(前期末は22億1千3百万円)となり、前期末に比べ1千万円減少しました。その主な要因は、機械装置及び運搬具の減少によるものであります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債の部合計は、6億7千8百万円(前期末は9億3千8百万円)となり、2億6千万円減少しました。 流動負債は、2億5千9百万円(前期末は2億1千6百万円)となり、前期末に比べ4千2百万円増加しました。その主な要因は、買掛金、及び未払費用の増加によるものであります。 固定負債は、4億1千9百万円(前期末は7億2千2百万円)となり、前期末に比べ3億3百万円減少しました。その主な要因は、役員退職慰労引当金の減少によるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産の部合計は、39億8千1百万円(前期末は38億4千7百万円)となり、1億3千4百万円増加しました。その主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高の概況は、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(経営成績等の状況の概要)(1)業績」をご参照ください。 (営業利益) 売上原価は、原価率の改善、経費等の削減に努めたものの、11億8千8百万円(前期は11億3千8百万円)となりました。また、販売費及び一般管理費は、4億7千6百万円(前期は4億5千4百万円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業損失は、6千1百万円(前期は1億7千1百万円の営業損失)となりました。 (経常利益) 営業外収益は、受取利息及びスクラップ売却益、金型売却益の発生により3千5百万円(前期は3千2百万円)となりました。 営業外費用は、支払利息及び延滞金の発生により1百万円(前期は2千8百万円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経常損失は、2千7百万円(前期は1億6千7百万円の経常損失)となりました。 (税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は特別利益の発生により、1億2千7百万円(前期は1億6千7百万円の税金等調整前当期純損失)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、1億2千3百万円(前期は1億7千1百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 (3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、短期運転資金及び設備投資等の長期資金の調達につきましては、自己資本を基本としております。 また、当社は前々連結会計年度において、2023年5月17日に行使価額修正条項付新株予約権を発行し、当連結会計年度においては当該新株予約権が行使されたことにより、2千2百万円の資金調達を行い、2025年4月11日に当該新株予約権の行使が完了いたしました。 (4) 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な市場情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、当社グループを取り巻く事業環境はグローバル経済の変動に直接影響を受けるという図式に変りはなく、引き続き厳しい状況が予想されます。従って、激化する一方のグローバル競争に負ける事なく、当社グループが進化し成長して行く事が最重要課題であると認識いたしております。 その様な認識に基づき、当社グループといたしましては、研究開発、特に先端的フェライト材質開発及びコイル・トランスの設計開発を強化推進すると同時に、中国工場において品質安定と効率生産を推進するとともに、自動化・省力化並びに徹底した仕入材料や経費の見直しによりコストを削減し、利益重視の生産体制を構築してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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