概要
シライ電子工業は1970年にプリント配線板事業の拡大を目的に設立され、現在は両面・多層プリント配線板の設計・製造・販売を主力とする。連結売上高は2026年3月期に291億円、従業員数は1,211人。自動車、家電、産業機器向け基板を国内外の自社工場とOEM委託先で供給するほか、プリント配線板外観検査機「VISPER」「VIZERA」の開発・販売も手がける。2013年にJASDAQ上場、2022年には東京証券取引所スタンダード市場に移行した。
プリント配線板事業が売上の97%を占める
シライ電子工業の主力事業はプリント配線板の設計・製造・販売であり、2026年3月期のセグメント売上高は28,549百万円と連結売上高の約98%を占める。両面基板と多層基板が生産の中心で、2025年度の生産実績では両面基板7,822百万円、多層基板11,037百万円となっている。自動車向けカーエレクトロニクス、家電、産業機器、社会インフラなど幅広い分野に供給する。単価・仕様・納期の顧客要求に対し、国内外の自社工場とOEM委託先の複数サプライチェーンで対応する点が強みである。原材料やエネルギーの高騰により2025年度のセグメント利益は2,038百万円(前年比21.4%減)となったが、生産効率向上や原価低減を継続している。
中国・ASEAN・インドへ広がるグローバル拠点
同社は1970年の創業以降、国内では京都・滋賀に生産拠点を構え、1994年から海外展開を本格化した。現在の連結子会社は、中国の白井電子科技(香港)、白井電子科技(珠海)(製造)、白井電子商貿(上海)・(深セン)(販売)に加え、タイのShirai Electronics Trading(Thailand)、インドのSHIRAI ELECTRONICS TRADING(INDIA) PVT. LTD.が販売拠点として存在する。2025年9月にはタイのWELL TEK ELECTRONICSと業務提携を結び、現地OEM生産網を強化した。また、中国珠海工場は2021年に第二期工事が完成し生産能力を拡大した。一方、米国子会社は2009年に休眠、メキシコ子会社は2025年7月に清算されるなど、撤退も経験している。グローバルな地産地消の要請に応えるため、インドでは供給体制の構築を進めている。
自社開発の外観検査機が支えるソリューション事業
検査機・ソリューション事業は、プリント配線板の外観検査機「VISPER」を1998年から販売している。2025年度の同事業の売上高は510百万円と全社の約2%と小規模だが、リリースから約30年にわたり高い信頼性を積み重ねている。現行モデルはVISPER710SLWZ(全自動両面同時検査)、VISPER730STWZ(大型基板向け)、VISPER810FCWZ(ハイエンド基板向け)など多機種を揃える。さらに2020年代には新世代機「VIZERA」を投入し、少量多品種の検査に対応可能とした。同社はプリント配線板メーカーの生産性向上に資するソリューション商品の開発も行っており、検査機以外のビジネスも模索している。ただし、2025年度は受注が伸び悩み売上・利益とも減少した。
2020年代の収益変動と財務体質
2020年3月期の売上高261億円から2023年3月期には329億円まで成長したが、2024年3月期は288億円、2026年3月期は291億円と横ばいで推移している。営業利益は2023年3月期に21億円のピークを付けた後、2026年3月期は20億円とやや減少した。純利益も同期間で13億円から13億円とほぼ同水準。負債合計は2026年3月期末で80.75億円、前期比13.24億円減少し、自己資本比率は約58%に改善した。キャッシュ・フローでは営業CFが19.65億円の獲得、投資CFが6.36億円の支出、財務CFが14.55億円の支出(主に借入金返済と配当)となり、フリーCFは13.29億円のプラス。同社は中期的な経営指標として2027年3月期に売上高330億円、営業利益26億円を掲げるが、足元の外部環境変化により達成は困難と見ている。
業界の中での役割はプリント配線板メーカー(設計・製造・販売)、およびプリント配線板外観検査機メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2021/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| プリント配線板事業 | 216億円 | 96.9% | — | — |
| 検査機・ソリューション事業 | 6億円 | 2.7% | — | — |
| その他 | 1億円 | 0.4% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車主力
カーナビゲーション、エンジンコントロールユニット、衝突防止センサーなど、車載電子機器向けに高信頼性・高放熱性のプリント配線板を供給。EV化や自動運転化に伴う高密度・大電流対応にも強みを持つ。
- 金属ベース基板
- アルミや銅のベース材を使い放熱性に優れた基板。LEDヘッドライト、パワー半導体など高発熱デバイスの安定動作に貢献する。
- 厚銅基板
- 銅箔を厚くした基板で大電流回路に適する。インバーターや電源回路などに使用され、放熱性と信頼性を両立する。
- 銅ピン挿入基板
- 銅ピンを基板内部に埋め込むことで低抵抗・大電流を実現する基板。パワーモジュールや車載機器に適する。
02産業機器主力
FA機器、ロボット、電源装置、インバーターなど、産業機器の制御回路向けに多層基板やIVH基板、厚銅基板などを供給。高密度配線や高信頼性が要求される用途に対応する。
- IVH基板
- 層間接続にIVHを用いた多層基板。高密度配線・小型化・高機能化に対応し、産業機器や通信機器で採用される。
- 穴埋め基板(ビアフィル基板)
- ビアを導電性ペーストや樹脂で埋めた基板。表面平滑性に優れ、高密度実装に対応する。
- プレスフィットピン挿入基板
- ピンを圧入するはんだレス工法の基板。耐振動性・耐熱サイクル性に優れ、自動車・産業機器の厳しい要求に対応する。
03家電・通信機器準主力
エアコン、給湯器、冷蔵庫などの家電や、通信・事務機器向けに両面基板や多層基板を供給。また、LED照明電源や太陽光パワコン向けの放熱・大電流対応基板も提供する。
- 金属ベース基板
- 放熱性に優れた基板。LED照明や電源機器の熱対策に寄与する。
- IVH基板
- 高密度配線が可能な基板。スマートメーターや通信機器などに採用されている。
04プリント配線板メーカー副次
他社基板メーカー向けに多層基板の内層部分(コア材)を製造・販売。また、プリント配線板外観検査機を製造・販売し、業界の品質向上と省人化に貢献する。
- 内層基板(コア材)
- 多層基板の内層として使用される回路板。高品質・高精度で、最終製品の信頼性を支える。
- 外観検査機 VISPER
- プリント配線板の外観を自動検査する装置。高速・高精度で、様々な基板に対応し、約30年の実績がある。
- 外観検査機 VIZERA
- 新世代の自動外観検査機。少量多品種基板にも対応し、柔軟な検査環境を提供する。
製品と技術
両面・多層プリント配線板の量産品ライン
シライ電子工業の主力製品はリジッドプリント配線板の両面基板と多層基板である。2025年度の生産実績では両面基板が7,822百万円、多層基板が11,037百万円と全体の約95%を占める。両面基板はスルーホールで表裏を接続する基本的な構造で、家電や産業機器に幅広く使用される。多層基板は4層以上の積層構造を持ち、高密度配線が要求される自動車エンジンコントロールユニットや衝突防止センサーなどに採用される。同社は設計から試作、量産、実装まで一気通貫で対応し、顧客の仕様に応じて国内外の複数工場から最適なサプライチェーンを提案する。また、多層基板の内層部分のみを製造し他社基板メーカに販売する事業も拡販中である。
高付加価値基板:金属ベース・厚銅・IVH・銅ピン挿入
産業構造の変化に伴い、高放熱・大電流・高信頼性が求められる用途向けに、同社は多様な高付加価値基板を開発・製造している。金属ベース基板はアルミや銅のベース材料を用い、LED照明やパワー半導体の放熱に貢献。厚銅基板は大電流回路に適し、電源機器やインバータに使用される。IVH基板は層間接続ビアを活用した多層基板で、高密度配線と小型化を実現、産業機器や通信機器に採用。銅ピン挿入基板は内部に銅ピンを挿入し低抵抗・高電流容量を実現、パワーモジュール向け。さらにプレスフィットピン挿入基板ははんだレス工法で耐振動性・耐熱サイクル性に優れ、自動車・産業機器の厳しい要求に対応する。
自社開発外観検査機VISPERと新世代VIZERA
同社が1998年に販売を開始したプリント配線板外観検査機「VISPER」シリーズは、約30年にわたり高い信頼性を誇る。VISPER710SLWZは全自動両面同時検査で標準的な基板に対応。VISPER730STWZは大型基板向け、VISPER810FCWZはバキュームテーブルとゴミ取り機構を備えハイエンド基板に対応。手動タイプのVISPER310CLW-HS(分解能5um)やVISPER360CLWZもある。2020年代に投入された新世代機「VIZERA」は、サイズや形状の異なる基板を自動搬送し検査データを自動切替することで、従来は難しかった少量多品種の検査にも対応可能。これにより、プリント配線板メーカーの生産性向上に寄与する。
環境対応型基板とインクジェット工法
同社は環境負荷低減に向けて、ソルダーレジスト被膜工程にインクジェット塗布技術を採用した環境対応型基板の開発を進めている。これにより、従来工程と比べインク使用量・廃棄量・エネルギー消費量を削減し、品質信頼性の向上と自動化・省人化に貢献する。さらに自社開発のLDX基板(シルクレス基板)技術と併用することで効果が格段に向上する。LDX基板は印刷工程を省略する技術で、製造工程の短縮と環境負荷低減を同時に実現する。これらの技術はまだ実用化段階だが、顧客の環境対応要請の高まりを受け、今後の差別化要因として期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
電子部品基盤、やや減益傾向
電気機器業界に属し、売上高約290億円の電子部品メーカー。同業にはキオクシアHD(半導体メモリ大手)、イビデン(電子基板大手)など超巨大企業が存在するが、当社は中堅規模で、自動車・産業機器向けに強みを持つ可能性。2025/3期営業利益率8.87%から2026/3期6.87%へ減益見込みで、価格競争や需要変動の影響を受けやすいポジション。
強み
- 売上高約290億円と中堅レベルで、一定の生産能力と顧客基盤を有する。
- 自動車向けなどの電子部品で、要求される品質・信頼性に対応できる技術力。
- 大手メーカーとの直接取引を有し、安定した受注につながっている。
- 2025/3期は営業黒字を維持しており、無理な拡大をしていない。
課題
- 営業利益率が2025/3期8.87%から2026/3期6.87%へ低下。価格競争や原高が原因。
- キオクシアHDやイビデンと比べ規模が小さく、研究開発投資で劣る。
- 特定業界(自動車など)向け依存度が高い場合、市況悪化で直撃される。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がシライ電子工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6822大井電気 | 73億円 | 4.8倍 |
| 2 | 6863ニレコ | 72億円 | 15.1倍 |
| 3 | 6907ジオマテック | 71億円 | 9.6倍 |
| 4 | 6772東京コスモス電機 | 71億円 | 250.5倍 |
| 5 | 6654不二電機工業 | 69億円 | 24.8倍 |
| 6 | 6658シライ電子工業 | 68億円 | 5.2倍 |
| 7 | 6666リバーエレテック | 68億円 | — |
| 8 | 6840AKIBAホールディングス | 67億円 | 7.6倍 |
| 9 | 6615ユー・エム・シー・エレクトロニクス | 66億円 | 27.4倍 |
| 10 | 6778アルチザネットワークス | 65億円 | 33.2倍 |
| 11 | 6964サンコー | 63億円 | 10.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
プリント配線板専業メーカーとして創業した1970年
シライ電子工業は1970年1月、プリント配線板事業の拡大を目的として京都市右京区梅津に設立された。翌1971年1月には京都市右京区太秦に両面プリント配線板の製造を行う京都工場を設置し、本社を移転。創業期からプリント配線板の量産体制を整え、1976年7月には滋賀県野洲郡野洲町(現野洲市)にプレス加工を目的とする滋賀工場(後の冨波工場)を設置し、生産能力を拡大した。1981年1月には設計部門としてCADルームを設置し、設計から製造までの一貫体制を構築し始める。この時期は国内需要の拡大に対応し、基盤づくりに注力した。
多層基板参入と子会社の吸収合併(1984-1990)
1984年10月、同社は日進サーキット株式会社とシライハイテク工業株式会社を設立し、同年12月には滋賀工場を増築して両面基板の量産体制を確立した。1985年10月には本社を京都市右京区西京極に移転し、京都工場に積層プレス機を設置して多層プリント配線板事業に参入。多層基板は高密度配線が求められる製品向けで、以降の成長の柱となる。1986年4月には株式会社シライサービスセンターを設立し物流機能を分離。1988年10月にはプレス加工のオーミハイテク株式会社を折半出資で設立。1990年1月には高密度プリント配線板製造のため三上工場を新設。1990年4月には日進サーキットとシライハイテク工業を吸収合併し、グループの再編を進めた。
中国・香港進出と検査機事業の開始(1994-2002)
1992年10月、グロリヤ電子工業と業務提携。1994年3月には香港に白井電子(香港)有限公司を設立(1998年清算)、中国市場への販売窓口を確保。1994年4月には滋賀県守山市にNC穴明専門の野洲第2工場(守山工場)を設置するとともに、グロリヤ電子工業の増資を引き受け子会社化した。1997年1月には中国広東省深セン市の工場とNC穴明加工の委託生産契約を締結(2010年解消)。2002年3月にはプリント配線板外観検査機の事業を開始し、新たな収益源を育成。2002年8月には中国の科惠線路との合弁で科惠白井電路有限公司を設立し、中国での生産網を本格化させた。
ジャスダック上場と米国撤退(2006-2010)
2006年3月、同社はジャスダック証券取引所に上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。同年10月には米国カリフォルニア州に販売子会社Shirai Electronics Technology Americaを設立するが、2009年3月に休眠、2010年12月に清算。この間、2007年1月には中国珠海に製造子会社白井電子科技(珠海)を設立、2007年6月と2008年9月には上海と深センに販売子会社を設立し、中国でのプレゼンスを強化した。2009年8月には本社を京都市右京区梅津の旧CADセンターに移転。2010年9月には中国深センとの委託生産契約を解消し、生産体制を再編した。
東京証券取引所統合とグロリヤ吸収(2013-2015)
2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、同社は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2014年3月には100%子会社のグロリヤ電子工業を吸収合併し、グループの統合を進めた。2015年3月にはタイ・バンコクに販売子会社Shirai Electronics Trading(Thailand)を設立(出資比率49%)、ASEAN市場への足掛かりを得る。2016年3月にはオーミハイテクの株式20%を追加取得し出資比率を70%に引き上げ、プレス加工事業の連結強化を図った。
中期経営計画と生産体制の再構築(2018-2022)
2018年1月、滋賀県野洲市の三上工場敷地内に新棟を設置し三上事業所と改称、生産能力を増強。2019年5月にはメキシコに販売子会社を設立するが、2020年12月に休眠、2025年7月に清算。2021年7月には白井電子科技(珠海)の第二期工事が完成し、中国での製造能力を拡大。2022年3月には本社を京都市南区の新社屋(京都本社・ソリューションセンター)に移転し、本社機能を滋賀県野洲市の滋賀本社(旧三上事業所)へ統合。2022年4月には東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行した。
コロナ禍後の業績回復とオーミハイテク完全子会社化(2022-2025)
2022年12月、オーミハイテク株式会社の残り株式30%を取得し100%子会社化。財務面では、2022年3月期に売上高294億円、純利益13億円と回復し、2023年3月期には売上高329億円、純利益21億円と過去最高を記録。しかし2024年3月期以降は外部環境の変化により減収減益となり、2026年3月期は売上高291億円、純利益13億円と低迷。2025年4月にはインドに販売子会社SHIRAI ELECTRONICS TRADING(INDIA)を設立し、新興市場への展開を再始動。2025年9月にはタイのWELL TEK ELECTRONICSと業務提携を締結し、ASEANでのOEM生産網を強化した。
成長市場へのシフトとアライアンス戦略(2025年以降)
同社は中期経営計画でASEAN・インドを成長市場と位置づけ、地産地消のニーズに応える供給体制の構築を急いでいる。2025年4月に設立したインド子会社は、現地での販売と将来的な製造拠点化を視野に入れる。また、タイのWELL TEK ELECTRONICSとの提携では、「製造技術力」と「販売ネットワーク」の相互活用を掲げ、競争が激化するプリント配線板市場での差別化を図る。国内では、京都本社・ソリューションセンターで検査機事業の開発を継続し、新世代外観検査機VIZERAの拡販に注力する。一方、米中貿易摩擦やエネルギー価格高騰など不透明な環境下で、2027年3月期の売上高目標330億円の達成は困難とし、コスト削減と高付加価値製品への注力を進めている。
年表38件を開く
1970年代
- 1970年1月創業プリント配線板事業拡大を目的として京都市右京区梅津にシライ電子工業株式会社を設立
- 1971年1月京都市右京区太秦に両面プリント配線板の製造を目的に京都工場を設置すると共に本社を移転
- 1976年7月滋賀県野洲郡野洲町(現 野洲市)にプレス加工を目的に滋賀工場を設置(現 冨波工場)
1980年代
- 1981年1月京都市右京区にプリント配線板の設計を目的にCADルームを設置
- 1984年10月創業京都市右京区に日進サーキット株式会社及び滋賀県野洲郡野洲町(現 野洲市)にシライハイテク工業株式会社を設立(1990年4月、当社により両会社とも吸収合併)
- 1984年12月滋賀工場(現 冨波工場)を増築し両面プリント配線板の量産体制を確立
- 1985年10月本社を京都市右京区西京極に移転、京都工場に積層プレス機を設置し多層プリント配線板事業に参入
- 1986年4月創業京都市右京区に株式会社シライサービスセンターを設立
- 1988年10月創業プレス加工業の株式会社近江ファスナーと両社折半の出資によるジョイントベンチャー オーミハイテク株式会社を滋賀県野洲郡中主町(現 野洲市)に設立
- 1989年9月M&A株式会社シライサービスセンターを100%子会社化
1990年代
- 1990年1月高密度プリント配線板製造を目的に滋賀県野洲郡野洲町(現 野洲市)三上工業団地内に三上工場設置
- 1992年4月商号変更株式会社シライサービスセンターをシライ物流サービス株式会社に商号変更
- 1992年10月グロリヤ電子工業株式会社とプリント配線板製造及び販売についての業務提携を実施
- 1994年3月創業香港・中国地域でのプリント配線板の販売を目的に白井電子(香港)有限公司に設立(1998年4月清算)
- 1994年4月M&A滋賀県守山市にNC穴明専門工場として野洲第2工場(現 守山工場)設置 グロリヤ電子工業株式会社が実施した増資を全額引受け子会社化
- 1997年1月中国広東省深セン市宝安区沙井鎮沙頭村とNC穴明加工の委託生産契約を締結(2010年9月契約解消)
- 1997年3月創業香港・中国地域でのプリント配線板の穴明加工を目的に白井電子科技(香港)有限公司を香港に設立
- 1999年8月M&Aグロリヤ電子工業株式会社を100%子会社化
2000年代
- 2002年3月プリント配線板外観検査機の事業を開始
- 2002年8月白井電子科技(香港)有限公司のプリント配線板生産委託先である科惠線路有限公司と合弁契約を締結、科惠白井電路有限公司を香港に設立、科惠白井(佛岡)電路有限公司を中国に設立
- 2006年3月上場ジャスダック証券取引所に上場
- 2006年10月米国カリフォルニア州アーバイン市にプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社 Shirai Electronics Technology America,Inc.を設立(2009年3月休眠会社化、2010年12月清算)
- 2007年1月中国広東省珠海市にプリント配線板の製造を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社白井電子科技(珠海)有限公司を設立
- 2007年6月中国上海市にプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社 白井電子商貿(上海)有限公司を設立
- 2008年9月中国広東省深セン市にプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司の100%子会社 白井電子商貿(深セン)有限公司を設立
- 2009年8月本社を京都市右京区西京極から京都市右京区梅津(旧CADセンター)に移転
2010年代
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
- 2014年3月M&A100%子会社のグロリヤ電子工業株式会社を吸収合併
- 2015年3月創業タイ バンコクにプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司がShirai Electronics Trading(Thailand) Co.,Ltd. を設立(出資比率49%)
- 2016年3月オーミハイテク株式会社の株式20%を追加取得し、出資比率を70%とする
- 2018年1月ブリント配線板製造を目的に滋賀県野洲市の三上工場敷地内に新棟を設置し三上事業所とする
- 2019年5月創業メキシコにプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司がShirai Electronics Trading Mexico S.A.de C.V.を設立(出資比率99.9%)(2020年12月休眠会社化、2025年7月清算)
2020年代
- 2021年7月白井電子科技(珠海)有限公司の第二期工事が完成し、生産を開始
- 2022年3月本社を京都市右京区から京都市南区(現 京都本社・ソリューションセンター)に移転 本社機能を滋賀県野洲市の滋賀本社(旧三上事業所)へ移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行
- 2022年12月M&Aオーミハイテク株式会社の株式30%を追加取得し100%子会社化
- 2025年4月創業インドにプリント配線板の販売を目的にSHIRAI ELECTRONICS TRADING(INDIA) PVT. LTD. を設立
- 2025年9月タイのWELL TEK ELECTRONICS CO., LTD.とプリント配線板製造及び販売についての業務提携契約を締結
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで330億円
- 営業利益2027年3月期まで26億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
主力プリント配線板事業の強化
両面・多層プリント配線板の設計・製造・販売を主力とし、国内外に営業・生産拠点を配置。独自性のある優れた製品とサービスを提供し、企業競争力の強化と収益性の改善を図る。
- 02
関連事業・ソリューションの展開
プリント配線板の外観検査機や各種ソリューションビジネス商品の開発・販売を積極的に展開し、自社の成長だけでなく業界や社会への貢献を目指す。
- 03
経営の原点「人」と持続的成長
経営の原点を「人」に置き、社会から信頼されるバランスのとれた経営活動を実践。持続的な成長を目指し、中長期的視点で迅速な意思決定を行い、財務体質と競争力を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,211人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は537万円で、9期前と比べて+3.1%。平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は20.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,699 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,670 | — |
| 2019年3月 | 521 | 41.9 | 16.2 | 1,565 | — |
| 2020年3月 | 487 | 42.6 | 16.7 | 1,458 | — |
| 2021年3月 | 446 | 42.7 | 17.4 | 1,296 | — |
| 2022年3月 | 462 | 44.0 | 18.8 | 1,262 | — |
| 2023年3月 | 487 | 44.8 | 19.4 | 1,301 | — |
| 2024年3月 | 508 | 45.8 | 19.6 | 1,234 | — |
| 2025年3月 | 518 | 45.8 | 20.1 | 1,226 | 212 |
| 2026年3月 | 537 | 46.6 | 20.5 | 1,211 | 165 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 2 / 海外 7、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 海外白井電子科技(香港)有限公司(注)3.8香港九龍 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内シライ物流サービス株式会社(注)3滋賀県野洲市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内オーミハイテク株式会社(注)3滋賀県野洲市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外白井電子科技(珠海)有限公司(注)3中国広東省珠海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外白井電子商貿(上海)有限公司中国上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外白井電子商貿(深セン)有限公司中国広東省深セン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Shirai Electronics Trading(Thailand) Co.,Ltd. (注)4タイ バンコク市 · 連結子会社議決権49.0%
- 海外SHIRAI ELECTRONICS TRADING(INDIA)PVT.LTD. (注)3.6インド カルナータカ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外科惠白井電路有限公司(注)5香港新界沙田 · 持分法適用会社議決権30.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は291億円、営業利益は20億円。前期と比べると減収減益で、売上が-0.7%、利益が-23.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 290億円 | 291億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 20億円 |
| 純利益 | 6億円 | 13億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.9%、営業利益は−33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 65 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 68 | 6 | 8.8 | 3 |
| 2024年2Q | 81 | 7 | 8.6 | 6 |
| 2024年3Q | 76 | 6 | 7.9 | 5 |
| 2024年4Q | 63 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 143 | 12 | 8.4 | 9 |
| 2025年4Q | 150 | 14 | 9.3 | 12 |
| 2026年2Q | 137 | 11 | 8.0 | 7 |
| 2026年4Q | 154 | 9 | 5.8 | 6 |
| 2027年1Q | 70 | 4 | 5.7 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は233億円から291億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 | |||||
| 2013年3月 | 233 | — | 3 | — | 2 |
| 100%子会社のグロリヤ電子工業株式会社を吸収合併 | |||||
| 2014年3月 | 256 | — | 13 | — | 12 |
| タイ バンコクにプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司がShirai Electronics Trading(Thailand) Co.,Ltd. を設立(出資比率49%) | |||||
| 2015年3月 | 297 | — | 10 | — | 7 |
| 2016年3月 | 294 | — | 6 | — | 1 |
| 2017年3月 | 280 | — | 5 | — | 3 |
| 2018年3月 | 285 | — | 5 | — | 1 |
| メキシコにプリント配線板の販売を目的に白井電子科技(香港)有限公司がShirai Electronics Trading Mexico S.A.de C.V.を設立(出資比率99.9%)(2020年12月休眠会社化、2025年7月清算) | |||||
| 2019年3月 | 286 | — | 3 | — | −2 |
| 2020年3月 | 261 | — | −1 | — | −5 |
| 2021年3月 | 224 | — | 0 | — | −2 |
| オーミハイテク株式会社の株式30%を追加取得し100%子会社化 | |||||
| 2022年3月 | 294 | — | 15 | — | 13 |
| 2023年3月 | 329 | — | 25 | — | 21 |
| 2024年3月 | 288 | — | 22 | — | 15 |
| インドにプリント配線板の販売を目的にSHIRAI ELECTRONICS TRADING(INDIA) PVT. LTD. を設立 | |||||
| 2025年3月 | 293 | 26 | 26 | 8.9 | 21 |
| 2026年3月 | 291 | 20 | 18 | 6.9 | 13 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高291億円のうち、営業利益として残るのは20億円で6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%をちょうど並ぶ水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.4%237億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%34億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%20億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは14億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は8億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 18 | −4 | −11 | 14 | 18 |
| 2014年3月 | 9 | −1 | −14 | 8 | 15 |
| 2015年3月 | 16 | −3 | −9 | 13 | 21 |
| 2016年3月 | 15 | −7 | 6 | 8 | 35 |
| 2017年3月 | 7 | −6 | −11 | 1 | 23 |
| 2018年3月 | 6 | −14 | 10 | −8 | 24 |
| 2019年3月 | 8 | −17 | 4 | −9 | 19 |
| 2020年3月 | 13 | −13 | −3 | 0 | 15 |
| 2021年3月 | 13 | −11 | 5 | 2 | 21 |
| 2022年3月 | 25 | −6 | −24 | 19 | 17 |
| 2023年3月 | 31 | −4 | −38 | 27 | 7 |
| 2024年3月 | 32 | 0 | −24 | 32 | 16 |
| 2025年3月 | 26 | −2 | −32 | 24 | 9 |
| 2026年3月 | 20 | −6 | −15 | 14 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は192億円。このうち返さなくてよい自己資本が111億円で、自己資本比率は57.1%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 178 | 21 | 157 | 10.6 |
| 2014年3月 | 194 | 31 | 163 | 15.1 |
| 2015年3月 | 210 | 38 | 172 | 17.2 |
| 2016年3月 | 215 | 36 | 179 | 16.2 |
| 2017年3月 | 202 | 35 | 167 | 16.9 |
| 2018年3月 | 223 | 37 | 186 | 16.1 |
| 2019年3月 | 220 | 32 | 188 | 13.7 |
| 2020年3月 | 206 | 25 | 181 | 11.4 |
| 2021年3月 | 203 | 25 | 178 | 11.4 |
| 2022年3月 | 223 | 41 | 182 | 17.6 |
| 2023年3月 | 206 | 60 | 146 | 28.6 |
| 2024年3月 | 197 | 79 | 118 | 39.8 |
| 2025年3月 | 195 | 101 | 94 | 51.0 |
| 2026年3月 | 192 | 111 | 81 | 57.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで224社中21位あたり、逆に低いのは売上成長率で224社中174位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥453で、1年前と比べて-23.1%。過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 5.2倍 |
| PER (会社予想) | 11.3倍 |
| PBR | 0.63倍 |
| 配当利回り | 4.42% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は52週安値(415円)付近で推移し、直近1ヶ月で3.11%下落しました。25日線(442.16円)を下回り、75日線(487.6円)からも乖離が拡大しています。出来高は7月29日に189,000株と増加し、下値模索の様相です。RSIは33.33と売られすぎ圏にあり、反発の可能性も残しますが、明確な底入れシグナルは出ていません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)。
PER4.98倍は業界平均29.44倍を大幅に下回り、PBR0.61倍も平均2.09倍の約3分の1。配当利回り4.59%は平均2.27%を大きく上回り、配当性向52.6%と高い。ROE12.5%は健全で、収益性も良好。今期予想PER10.9倍と上昇見込みだが、来期純利益13億円と減益予想ながら、現状のバリュエーションは極めて割安。ただし売上高成長は鈍く、成長性の乏しさがリスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 5.2倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 11.3倍 | — |
| PBR | 0.63倍 | 2.58倍 |
| ROE | 12.5% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は横ばいで、営業利益は減少傾向。強気派は、産業用自動化や環境規制強化の追い風で検査・計測需要が増えると見る。弱気派は、既存事業の成長鈍化と利益率低下を懸念し、新規分野の育成が不透明と指摘。
- 自動化需要
工場自動化や品質管理の高度化で検査装置の需要増が見込める。
- 環境規制
環境関連機器の市場拡大が期待され、新規収益源になり得る。
- 医療分野
医療機器の規制対応力が高く、安定需要が見込める。
- 実績PER4.98倍と極端な割安継続影響中
実績PER4.98倍、PBR0.60倍で純資産価値を下回る
- 配当利回り4.59%の高配当継続影響中
配当利回り4.59%と相対的に高く、下値を支え
- 営業利益20億円と時価総額の3倍超の収益力通年影響中
時価総額66億円に対し営業利益20億円、稼ぐ力に比べ株価が低い
- 株価23%下落でリバウンド期待不定影響弱
前年比23.28%安と売られすぎ、自律反発の可能性
- 利益率低下
営業利益率が25年3月期8.87%から26年3月期6.87%へ低下。
- 売上横ばい
売上高は290億円前後で推移し、成長が見られない。
- 競争激化
同業他社との競争で価格競争にさらされる可能性。
- 予想PER10.9倍が示す来期減益2026年下期影響中
実績PER4.98倍に対し予想PER10.9倍、市場は来期の利益半減を織り込む
- 純利益21億円→13億円と38%減通年影響強
純利益は21億円から13億円へ、営業利益も26億円→20億円
- 営業利益率6.87%と低下通年影響中
営業利益率は8.87%から6.87%に低下、収益性の悪化
- 高配当だが減益で減配リスク次回株主総会影響中
配当利回り4.59%・配当総額は約3億円(66億円×4.59%)、純利益13億円から捻出も来期減益なら維持が困難
- 営業利益率
- 利益率のトレンドが収益性の持続性を測る鍵。
- 新製品売上比率
- 新規分野の成長が業績の転換点になるかどうか。
- 受注残
- 将来の売上高の先行指標となる。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+16.7%。いまの株価に対する利回りは4.42%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 5 | — | — |
| 2018年3月 | 5 | 0.0 | — |
| 2019年3月 | 5 | 0.0 | — |
| 2022年3月 | 15 | 200.0 | 13.5 |
| 2023年3月 | 22 | 46.7 | 32.1 |
| 2024年3月 | 26 | 18.2 | 76.0 |
| 2025年3月 | 30 | 15.4 | 37.0 |
| 2026年3月 | 35 | 16.7 | 52.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,740人。区分でいちばん多いのは個人・その他で63.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.1%を占め、残る76.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 64.2 | 65.5 | 56.1 | 65.8 | 66.3 | 63.4 |
| 事業法人 | 21.8 | 21.1 | 21.0 | 20.1 | 18.9 | 17.9 |
| 外国法人 | 0.9 | 4.7 | 9.4 | 2.6 | 3.8 | 7.7 |
| 金融機関 | 5.5 | 5.3 | 5.7 | 7.7 | 5.8 | 5.3 |
| 証券会社 | 7.4 | 3.2 | 7.5 | 3.2 | 4.7 | 5.2 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.9 | 0.7 | 0.4 | 0.2 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.1 | 0.3 | 0.5 | 0.5 | 0.6 |
| 政府・自治体 | 0.0 | — | — | — | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 白井商事株式会社 | 13.40 |
| 02 | 株式会社りそな銀行 | 2.70 |
| 03 | 白井 治夫 | 2.50 |
| 04 | シライ電子工業従業員持株会 | 2.32 |
| 05 | 大和証券株式会社 | 1.85 |
| 06 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 1.54 |
| 07 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS SEC LENDING (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.18 |
| 08 | 富国生命保険相互会社 | 0.95 |
| 09 | 館農 隆幸 | 0.90 |
| 10 | 株式会社タムラ製作所 | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+507%、1株純資産は14期で+442%。直近期のROEは12.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 14 | 135 | 11.0 | 7.7 | — |
| 2014年3月 | 83 | 210 | 48.0 | 3.3 | — |
| 2015年3月 | 50 | 258 | 21.5 | 4.8 | 38.0 |
| 2016年3月 | 7 | 249 | 2.6 | 29.5 | — |
| 2017年3月 | 22 | 244 | 8.9 | 13.2 | — |
| 2018年3月 | 4 | 257 | 1.6 | 144.8 | — |
| 2019年3月 | −16 | 215 | — | — | — |
| 2020年3月 | −36 | 168 | — | — | — |
| 2021年3月 | −15 | 166 | — | — | — |
| 2022年3月 | 95 | 284 | 42.5 | 4.6 | 13.5 |
| 2023年3月 | 149 | 425 | 42.0 | 5.7 | 32.1 |
| 2024年3月 | 105 | 520 | 21.6 | 5.4 | 76.0 |
| 2025年3月 | 138 | 658 | 23.4 | 4.1 | 37.0 |
| 2026年3月 | 87 | 731 | 12.5 | 8.0 | 52.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額139百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 五藤学 | 代表取締役社長 | 47 | 60,000 |
| 宮崎信 | 常務取締役 | 66 | 50,000 |
| 竹中一宏 | 取締役 | 63 | 36,000 |
| 石角哲也 | 取締役 | 60 | 28,000 |
| 佐野徹 | 取締役(監査等委員) | 63 | 5,000 |
| 和氣大輔 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
| 清水久美子 | 取締役(監査等委員) | 48 | — |
| 内野晃彦 | 取締役(監査等委員) | 62 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 70 | 19 | 31 | 121 | 20 |
| 監査等委員 | 5 | 18 | — | — | 18 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,107字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,107字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,706字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,180字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第57期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第57期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第56期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第56期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第55期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第54期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第3四半期(2021/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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