概要
株式会社AKIBAホールディングスは、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業、通信建設テック事業、HPC事業の3セグメントを展開する持株会社である。1983年に電子部品商社として創業し、現在はグループ6社で構成される。2026年3月期の連結売上高は268億円、従業員数は279名。東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場している。
メモリ・PC関連デバイス・IoT事業が売上の51%を占める
2026年3月期のセグメント別売上高は、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業が136億円(構成比51%)、通信建設テック事業が78億円(同29%)、HPC事業が54億円(同20%)である。メモリ事業は生成AI向けデータセンター需要拡大による市況高騰が追い風となり、前年比82.7%の増収を達成した。営業利益は3.2億円で、前年の0.04億円から大幅に改善した。
通信建設テック事業は再生可能エネルギー工事で成長
通信建設テック事業は、子会社バディネットとブランチテクノが担う。通信キャリア向け屋内電波対策工事を主力としつつ、再生可能エネルギー関連工事(風力発電、系統用蓄電池等)やサービスロボット導入・保守事業「ROBONARA」を展開する。2026年3月期の営業利益は3.9億円(前期比20.4%増)であり、第4四半期に大型案件の売上が集中した。
HPC事業はAI向け計算基盤の需要を取り込む
HPC事業は子会社HPCテックが手がける。大学・研究機関や民間企業向けに科学技術計算用コンピュータを製造・販売する。生成AIの社会実装進展を背景に受注が拡大し、2026年3月期の売上高は54億円程度と推定される。一方、海外メーカーからの部材供給遅延や為替変動が課題であり、在庫の先行確保と顧客・メーカーとの連携強化を進めている。
業界の中での役割はメモリ製品・通信インフラ・HPCを提供する事業持株会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2020/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| メモリ製品 製造販売 事業 | 74億円 | 59.2% | 2億円 | 2.7% |
| 通信コンサルティング事業 | 33億円 | 26.4% | 3億円 | 9.1% |
| HPC事業 | 18億円 | 14.4% | 2億円 | 11.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01メモリ・PC関連デバイス・IoT主力
産業・工業用及び一般向けPC用・サーバ用メモリ製品の製造販売に加え、PC周辺機器の調達・販売、IoTデバイスの設計開発、電子回路の開発設計製造を行う。
- メモリ製品
- PC・サーバー向けの産業用・工業用メモリモジュール。
- IoTデバイス
- 各種センサーや通信機能を備えたIoT機器。
- マイコンユニット
- 組み込み用のマイコンボード。
- 電源モジュール
- 電子機器向けの電源供給モジュール。
02通信建設準主力
通信キャリアの携帯基地局関連工事を中心とした通信建設事業を展開。コンタクトセンター、BPO、通信コンサルティング、人材派遣、システム開発、再生可能エネルギー事業等も行う。
- 携帯基地局関連工事
- 携帯電話基地局の建設・設置工事。
- コンタクトセンター運営
- 全国3拠点で構成されるコールセンター運営サービス。
- BPOサービス
- 顧客の業務プロセス設計から運用までを一括受託するサービス。
- 通信コンサルティング
- 通信業界におけるビジネスニーズ分析と最適解の提案。
- 人材派遣・紹介
- 人材派遣・紹介サービス。
- システム開発
- 受託ソフトウェア開発。
- 再生可能エネルギー事業
- 再生可能エネルギー発電設備の導入・運用。
- 通信土木工事
- 通信設備の土木工事。
03HPC副次
科学技術計算分野向けの高性能コンピュータを製造・販売している。
- HPCコンピュータ
- 科学技術計算用途のハイパフォーマンスコンピューティングシステム。
製品と技術
パソコン用メモリモジュールからサーバ用メモリへ
主力製品はパソコン用増設メモリモジュールであり、1993年から製造販売を開始した。1995年にはスパークインターナショナル社やサンマイクロシステムズ社からワークステーション用メモリの製造ライセンスを取得。2003年にはJEDEC外形企画準拠のハロゲンフリー基板採用メモリモジュールを発売するなど、品質と環境対応を進めた。現在は産業・工業用やサーバ用メモリも手がける。
無線LAN、RAID、液晶モニタ:1998年の製品群
1998年、アドテックは無線LANシステム、コンパクトフラッシュカード、スマートメディア、RAID(大容量ハードディスク)、液晶モニタをほぼ同時に発売した。CD-R/RWやDVDマルチドライブも続き、パソコン周辺機器の総合サプライヤーとしての地位を確立した。これらの製品は同社の技術力を示すとともに、後のIoT事業やHPC事業への展開につながった。
MpioとLiveシリーズ:デジタル家電への進出
2000年11月にはパソコン「Live」シリーズを発売。2001年3月にはシリコンオーディオプレーヤー「Mpio」を発売し、デジタル家電分野に参入した。これらの製品は同社の技術を示すとともに、現在のグループでは子会社アドテックがIoTデバイスの設計開発、子会社HPCテックが科学技術計算用コンピュータの製造販売を手がけている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
営業利益率改善中、中規模電気機器メーカー
AKIBAホールディングスは売上高183億円(2025/3期)で中規模。営業利益率3.8%と低水準ながら改善傾向にあり、2026/3期は4.9%見込み。同業のキオクシアHDは半導体メモリ大手、日清紡HDは電子部品・ブレーキで多角化、イビデンは電子基板で高シェアと、各社が異なる強みを持つ中、AKIBAは汎用的な電気機器で競合。規模と利益率で劣るが、成長軌道にある点は評価材料。
強み
- 2024/3期158億円→2025/3期183億円→2026/3期268億円と売上拡大。
- 営業利益率が2025/3期3.8%から2026/3期4.9%へ上昇見込み。
- 伸びている市場や製品分野にうまく適応している可能性。
- 赤字ではなくある程度の収益を確保、投資余力は限定的ながら存在。
課題
- キオクシアHDやイビデンと比較して利益率が低く、競争力に課題。
- 売上規模が小さく、コスト競争で劣位に立つ可能性。
- 同業他社との違いが不明確で、持続的成長には独自性の強化が求められる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がAKIBAホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6907ジオマテック | 71億円 | 9.6倍 |
| 2 | 6772東京コスモス電機 | 71億円 | 250.5倍 |
| 3 | 6654不二電機工業 | 69億円 | 24.8倍 |
| 4 | 6658シライ電子工業 | 68億円 | 5.2倍 |
| 5 | 6666リバーエレテック | 68億円 | — |
| 6 | 6840AKIBAホールディングス | 67億円 | 7.6倍 |
| 7 | 6615ユー・エム・シー・エレクトロニクス | 66億円 | 27.4倍 |
| 8 | 6778アルチザネットワークス | 65億円 | 33.2倍 |
| 9 | 6964サンコー | 63億円 | 10.2倍 |
| 10 | 6699ダイヤモンドエレクトリックホールディングス | 60億円 | 25.9倍 |
| 11 | 6837京写 | 54億円 | 68.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
目黒区で電子部品商社として創業した1983年
1983年2月、東京都目黒区上目黒二丁目に株式会社アドテックが設立された。電子部品及び電子機器の製造開発・販売を目的とし、同年11月には業容拡大で青葉台へ移転。創業時の詳細な資本金は不明だが、その後パソコン関連事業へと軸足を移していく基礎が築かれた。
パソコン用メモリモジュールに参入した1993年
1993年6月、パソコン用増設メモリモジュールの製造販売を開始した。1995年にはスパークインターナショナル社、同年10月にはサンマイクロシステムズ社からワークステーション用メモリモジュールの製造ライセンスを取得。これにより自社の技術力が対外的に認められ、後の主力製品分野を確立した。
店頭公開と周辺機器市場への進出
1998年は転機の年となった。無線LANシステム、コンパクトフラッシュカード、RAID、スマートメディア、液晶モニタを次々と発売し、パソコン周辺機器の総合サプライヤーへと変貌した。同年11月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、資金調達力を高めた。大阪支店や福岡営業所も開設し、全国展開を加速した。
特許取得とISO認証で品質基盤を固めた2000年代
2000年1月、無線LANの伝送制御方法で特許を取得。同年6月にはISO9001の登録範囲を名古屋・福岡支店に拡大した。2002年8月にはISO14001を取得し、環境マネジメントにも対応。2003年にはハロゲンフリー基板採用メモリを発売するなど、品質と環境の両面で体制を整えた。
JASDAQ上場と本店移転による再編
2004年12月、ジャスダック証券取引所(現・東京証券取引所JASDAQ)に株式を上場。2005年から2006年にかけて本店を目黒区内で移転し、2006年9月には東京都中央区へ本店を移転。同年、株式会社MCJ及び同社パートナーズと業務・資本提携を締結し、グループ経営の基盤を築いた。
MCJとの提携解消と持株会社体制への移行
2012年9月、株式会社MCJとの業務・資本提携を解除。同年12月には本店を東京都港区へ移転した。沿革上の株式会社アドテックとしての記録はここで区切りとなる。その後、社名をAKIBAホールディングスに変更し、子会社を通じた3セグメント体制へと移行した。
年表41件を開く
1980年代
- 1983年2月創業電子部品及び電子機器の製造開発並びに販売を目的として東京都目黒区上目黒二丁目20番5号伊勢脇ビルに株式会社アドテックを設立
- 1983年11月業容拡大により本店を東京都目黒区青葉台一丁目29番6号ライオンズビルへ移転
1990年代
- 1993年6月パソコン用増設メモリモジュールの製造販売を開始
- 1994年5月業容拡大により本店を東京都目黒区東山一丁目6番1号へ移転
- 1995年6月業容拡大により本店を東京都目黒区東山一丁目4番4号へ移転
- 1995年9月スパークインターナショナル社からワークステーションに内蔵する増設メモリモジュールの製造を認められ、同社とライセンス契約を締結する。
- 1995年10月サンマイクロシステムズ社からワークステーションに内蔵する増設メモリモジュールの製造を認められ、同社とライセンス契約を締結する。
- 1996年3月海外部門強化のため株式会社アミックスに資本参加し、当社の100%子会社とする。
- 1996年5月大阪市中央区に大阪支店を開設
- 1997年8月福岡市博多区に福岡営業所(現・福岡支店)を開設
- 1997年10月M&A1株の額面金額を50,000円から500円に変更するため、株式会社エフ・ケーインターナショナルと合併
- 1998年1月無線LANシステムを発売
- 1998年2月デジタルカメラ用の「コンパクトフラッシュカード」を発売
- 1998年3月大容量のハードディスクである「RAID」を発売
- 1998年4月デジタルカメラ用の「スマートメディア」を発売
- 1998年6月名古屋市中区に名古屋支店を開設
- 1998年11月日本証券業協会に株式を店頭登録
- 1998年12月パソコン用の「液晶モニタ」を発売
- 1999年5月大容量データのバックアップ用としての光磁気ディスクドライブ(MO)の発売
- 1999年9月大容量を必要とするマルチメディアデータを作成するためのCD書込み/書換え装置(CD—R、CD—RW)の発売
- 1999年12月ISO9001登録(メモリモジュールの設計、製造管理)
2000年代
- 2000年1月特許取得(無線LANにおける伝送制御方法及び伝送制御装置)
- 2000年6月ISO9001(名古屋支店及び福岡支店に登録範囲を拡大)
- 2000年11月パソコン「Live(ライブ)」シリーズを発売
- 2001年3月シリコンオーディオプレーヤー「Mpio」を発売
- 2002年8月ISO14001登録(環境マネジメントシステム)
- 2002年9月DVDマルチドライブを発売
- 2003年11月江東区青海にカスタマ・センター移転
- 2003年12月JEDEC外形企画に準拠したハロゲンフリー基盤採用のメモリーモジュールを発売
- 2004年3月高速書込み、低音・低振動設計の内蔵型DVDドライブを発売
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
- 2005年6月M&A名古屋支店を大阪支店へ統合・廃止
- 2005年6月本店を東京都目黒区東山より東京都目黒区青葉台へ移転
- 2005年8月大阪支店を大阪市中央区より大阪市浪速区へ移転
- 2005年11月東京支店を新設、本店機能を移転
- 2006年6月M&Aカスタマ・センターを東京支店へ統合・廃止
- 2006年9月M&A本店を東京都中央区へ移転東京支店を本店へ統合・廃止 株式会社MCJ及び株式会社MCJパートナーズと業務・資本提携契約を締結
2010年代
- 2010年8月大阪支店を大阪市浪速区より大阪市中央区へ移転
- 2012年6月本店を東京都渋谷区へ移転
- 2012年9月株式会社MCJと業務・資本提携契約を解除
- 2012年12月本店を東京都港区へ移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
成長分野へのリソース集中と新規事業開拓
IoT、HPC、通信建設テック等の成長分野に経営資源を集中し、収益力向上を図る。同時にM&Aや投資を通じて新たな収益の柱を創出し、持続的成長を目指す。
- 02
通信建設テックの全国プラットフォーム化
電波対策工事、EV充電工事、再生可能エネルギー関連工事など多様な案件に対応するため、施工・保守体制を全国規模に拡充し、全国プラットフォーム化を進める。
- 03
サプライチェーンリスク管理と在庫確保
生成AI需要に伴う需給逼迫や長納期化、為替変動に対応するため、早期の在庫確保と購買・経理部門のタイムリーな連携を図り、機会損失を防止する。
- 04
グループガバナンス強化とSDGsへの貢献
グループのガバナンス体制とコンプライアンス遵守を強化。IT技術を通じてSDGsなどの社会的課題の解決に貢献し、中長期的な企業価値向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で279人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、9期前と比べて+16.3%。平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は3.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 93 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 105 | — |
| 2019年3月 | 536 | 41.0 | 4.0 | 109 | — |
| 2020年3月 | 466 | 39.0 | 4.0 | 126 | — |
| 2021年3月 | 534 | 39.0 | 4.0 | 164 | — |
| 2022年3月 | 588 | 38.0 | 4.0 | 196 | — |
| 2023年3月 | 507 | 38.0 | 4.0 | 221 | — |
| 2024年3月 | 659 | 38.0 | 4.0 | 241 | — |
| 2025年3月 | 593 | 37.0 | 4.0 | 266 | 263 |
| 2026年3月 | 624 | 38.0 | 3.0 | 279 | 466 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社アドテック(注)2東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社バディネット(注)2東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社HPCテック(注)2東京都中央区 · 連結子会社議決権65.8%
- 国内株式会社ダイヤモンドペッツ&リゾート東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ブランチテクノ愛知県名古屋市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は268億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+46.4%、利益が+85.7%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+186.8%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 46 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 38 | 2 | 5.3 | 1 |
| 2024年2Q | 34 | 2 | 5.9 | 1 |
| 2024年3Q | 37 | 1 | 2.7 | 1 |
| 2024年4Q | 49 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 78 | 1 | 1.3 | −1 |
| 2025年4Q | 105 | 6 | 5.7 | 2 |
| 2026年2Q | 94 | 3 | 3.2 | 2 |
| 2026年4Q | 174 | 10 | 5.7 | 7 |
| 2027年1Q | 109 | 4 | 3.7 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は16億円から268億円へ16.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。売上は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 16 | — | 0 | — | 0 |
| 2014年3月 | 33 | — | 0 | — | 0 |
| 2015年3月 | 40 | — | 1 | — | −1 |
| 2016年3月 | 47 | — | 2 | — | 1 |
| 2017年3月 | 65 | — | 0 | — | −3 |
| 2018年3月 | 89 | — | 2 | — | 0 |
| 2019年3月 | 114 | — | 4 | — | 2 |
| 2020年3月 | 126 | — | 6 | — | 7 |
| 2021年3月 | 147 | — | 7 | — | 3 |
| 2022年3月 | 162 | — | 7 | — | 4 |
| 2023年3月 | 150 | — | 10 | — | 7 |
| 2024年3月 | 158 | — | 8 | — | 3 |
| 2025年3月 | 183 | 7 | 7 | 3.8 | 1 |
| 2026年3月 | 268 | 13 | 14 | 4.9 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高268億円のうち、営業利益として残るのは13億円で4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.5%221億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.7%34億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は59億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | 0 | −1 | 0 | 6 |
| 2014年3月 | −1 | −2 | 1 | −3 | 5 |
| 2015年3月 | 1 | −2 | 5 | −1 | 9 |
| 2016年3月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 8 |
| 2017年3月 | −2 | 0 | 1 | −2 | 7 |
| 2018年3月 | −3 | 0 | 6 | −3 | 10 |
| 2019年3月 | −4 | 0 | 10 | −4 | 16 |
| 2020年3月 | −2 | 4 | 9 | 2 | 26 |
| 2021年3月 | 9 | −2 | 4 | 7 | 37 |
| 2022年3月 | −1 | −1 | 3 | −2 | 37 |
| 2023年3月 | 0 | −4 | 1 | −4 | 34 |
| 2024年3月 | 0 | −2 | 10 | −2 | 41 |
| 2025年3月 | −4 | −1 | 17 | −5 | 53 |
| 2026年3月 | 0 | −1 | 7 | −1 | 59 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は178億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は24.9%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 12 | 10 | 2 | 81.9 |
| 2014年3月 | 17 | 10 | 7 | 59.5 |
| 2015年3月 | 23 | 10 | 13 | 43.6 |
| 2016年3月 | 25 | 11 | 14 | 41.7 |
| 2017年3月 | 26 | 8 | 18 | 30.7 |
| 2018年3月 | 34 | 9 | 25 | 23.2 |
| 2019年3月 | 51 | 11 | 40 | 20.4 |
| 2020年3月 | 70 | 19 | 51 | 24.4 |
| 2021年3月 | 84 | 22 | 62 | 24.4 |
| 2022年3月 | 92 | 27 | 65 | 26.5 |
| 2023年3月 | 101 | 34 | 67 | 30.8 |
| 2024年3月 | 115 | 38 | 77 | 29.8 |
| 2025年3月 | 136 | 40 | 96 | 25.9 |
| 2026年3月 | 178 | 50 | 128 | 24.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中8位あたり、逆に低いのは自己資本比率で224社中215位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥733で、1年前と比べて+129.1%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.6倍 |
| PBR | 1.44倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で13.46%上昇し、767円。25日線(704.96円)を8.8%上回るが、75日線(812.33円)を5.6%下回る。200日線(585.75円)は大きく上回る。52週高値1469円からは47.8%下落した位置。8月10日に840円まで上昇したが、その後は乱高下。出来高は非常に多く、投機的な売買。RSIは61.75で中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは7.98倍と低く、業界平均(30.92倍)と比べて大幅に割安。PBRは1.6倍で業界平均(2.65倍)を下回る。ROEは22.2%と高く、収益性は良好。ただし、無配当であり、株主還元の面では見劣りする。割安だが、配当性向がゼロの点が投資判断上の留意点となる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.6倍 | 30.8倍 |
| PBR | 1.44倍 | 2.58倍 |
| ROE | 22.2% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社は売上高が急拡大し、時価総額も71億円、PER8倍と割安に見える。強気派は、売上成長と利益率改善により今後も増益が期待できると主張。特に2026年3月期の売上高268億円、純利益9億円の見通しは市場の期待を上回る。一方、弱気派は、成長の質に疑問を呈し、営業利益率がまだ低く、ROE22%と高いが、過去の利益率変動が大きいことを指摘。また、急速な拡大に伴う資金調達や競争激化のリスクも懸念される。
- 売上高の急成長
2026年3月期売上高268億円と前期比47%増の見込み
- 収益性の改善傾向
営業利益率が3.8%から4.9%に改善予想
- 時価総額に対する割安感
PER7.98倍、PBR1.6倍と成長率を考慮すると割安
- 26年3月期の大幅増益計画決算発表後影響中
売上高268億円、営業利益13億円と前期比で営業利益が6億円増加
- 売上高の46%増収通年影響中
売上高が183億円から268億円へ46%増加し、成長が続く
- 営業利益率の改善通年影響中
営業利益率が3.83%から4.85%へ1.02ポイント上昇
- PER7.98倍とROE22.2%の割安さ継続影響弱
PER7.98倍に対しROE22.2%と高収益で、株価は割安水準
- 成長の持続性
過去の売上成長が一時的である可能性
- 利益率の低さ
営業利益率5%未満で、コスト増が利益を圧迫する懸念
- 株価の急騰
年初来+135%と過熱感があり、調整リスク
- 株価急騰後の反動リスク不定影響弱
過去1年で135.3%上昇しており、高値警戒感から利益確定売りが出やすい
- 営業利益率4.85%の低さ通年影響中
売上高268億円に対し営業利益13億円で、コスト増で減益転換の懸念
- 無配当の株主還元不足継続影響弱
配当利回り0%で、株主への現金還元が行われていない
- 時価総額71億円の流動性リスク継続影響弱
時価総額71億円で外国人保有8.35%と低く、売買代金が細い
- 売上高成長率
- 急成長が持続するか
- 営業利益率
- 収益力の改善度を測る
- キャッシュフロー
- 成長資金の裏付けを確認
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,104人。区分でいちばん多いのは個人・その他で78.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.8%を占め、残る93.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 72.3 | 75.1 | 79.6 | 80.4 | 83.7 | 78.5 |
| 外国法人 | 7.1 | 9.4 | 6.8 | 8.9 | 6.0 | 8.0 |
| 事業法人 | 3.3 | 4.5 | 3.8 | 6.5 | 6.4 | 6.6 |
| 証券会社 | 16.4 | 10.2 | 6.5 | 3.1 | 3.4 | 6.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.3 |
| 金融機関 | 0.9 | 0.8 | 3.2 | 0.9 | 0.5 | 0.3 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 髙島 勇二 | 26.11 |
| 02 | 堀 礼一郎 | 3.79 |
| 03 | 株式会社クベーラ・ホールディングス | 2.92 |
| 04 | 上田八木短資株式会社 | 2.51 |
| 05 | 松下 彰利 | 2.23 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 2.03 |
| 07 | 古賀 広幸 | 1.94 |
| 08 | 石橋 拓朗 | 1.72 |
| 09 | BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行) | 1.66 |
| 10 | 森安 英雄 | 1.47 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+2086%、1株純資産は14期で+311%。直近期のROEは22.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −5 | 117 | −4.5 | — |
| 2014年3月 | 1 | 117 | 0.5 | 155.0 |
| 2015年3月 | −153 | 1,113 | −11.8 | — |
| 2016年3月 | 73 | 1,177 | 6.4 | 31.9 |
| 2017年3月 | −313 | 886 | −30.5 | — |
| 2018年3月 | −2 | 87 | −2.3 | — |
| 2019年3月 | 27 | 114 | 26.6 | 9.8 |
| 2020年3月 | 71 | 185 | 47.8 | 5.7 |
| 2021年3月 | 38 | 222 | 18.5 | 19.4 |
| 2022年3月 | 42 | 264 | 17.1 | 12.1 |
| 2023年3月 | 76 | 340 | 25.3 | 7.0 |
| 2024年3月 | 32 | 372 | 8.9 | 14.1 |
| 2025年3月 | 12 | 385 | 3.2 | 20.0 |
| 2026年3月 | 96 | 481 | 22.2 | 4.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額97百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 堀礼一郎 | 取締役会長 | 46 | 348,000 |
| 白鳥俊昭 | 代表取締役社長 経営戦略本部長 | 51 | — |
| 五十嵐英 | 取締役 CFO 管理本部長 | 53 | 1,000 |
| 冨山理布 | 取締役 管理本部副本部長 | 53 | — |
| 丸山一郎 | 取締役 | 63 | — |
| 黒部得善 | 取締役 | 52 | — |
| 後藤田翔 | 取締役 | 41 | 6,400 |
| 中川英之 | 取締役 | 54 | 20,700 |
| 浦勝則 | 取締役 | 48 | — |
| 内藤城次郎 | 監査役 | 51 | — |
| 上林三子雄 | 監査役 | 65 | — |
| 西田史朗 | 監査役 | 57 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 37 | 39 | 76 | 19 |
| 社外取締役 | 6 | 14 | — | 14 | 2 |
| 監査役 | 1 | 7 | — | 7 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容932字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,589字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,180字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,694字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-30
- 半期報告書半期報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第42期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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