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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

AKIBAホールディングス

AKIBA Holdings Co., Ltd.6840 · Standard · 電気機器

メモリ製品の製造販売を軸に、通信建設、HPCと事業を広げる持株会社。

概要

株式会社AKIBAホールディングスは、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業、通信建設テック事業、HPC事業の3セグメントを展開する持株会社である。1983年に電子部品商社として創業し、現在はグループ6社で構成される。2026年3月期の連結売上高は268億円、従業員数は279名。東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場している。

メモリ・PC関連デバイス・IoT事業が売上の51%を占める

2026年3月期のセグメント別売上高は、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業が136億円(構成比51%)、通信建設テック事業が78億円(同29%)、HPC事業が54億円(同20%)である。メモリ事業は生成AI向けデータセンター需要拡大による市況高騰が追い風となり、前年比82.7%の増収を達成した。営業利益は3.2億円で、前年の0.04億円から大幅に改善した。

通信建設テック事業は再生可能エネルギー工事で成長

通信建設テック事業は、子会社バディネットとブランチテクノが担う。通信キャリア向け屋内電波対策工事を主力としつつ、再生可能エネルギー関連工事(風力発電、系統用蓄電池等)やサービスロボット導入・保守事業「ROBONARA」を展開する。2026年3月期の営業利益は3.9億円(前期比20.4%増)であり、第4四半期に大型案件の売上が集中した。

HPC事業はAI向け計算基盤の需要を取り込む

HPC事業は子会社HPCテックが手がける。大学・研究機関や民間企業向けに科学技術計算用コンピュータを製造・販売する。生成AIの社会実装進展を背景に受注が拡大し、2026年3月期の売上高は54億円程度と推定される。一方、海外メーカーからの部材供給遅延や為替変動が課題であり、在庫の先行確保と顧客・メーカーとの連携強化を進めている。

業界の中での役割はメモリ製品・通信インフラ・HPCを提供する事業持株会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
268億円
営業利益
13億円
営業利益率
4.9%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
メモリ製品 製造販売 事業74億円59.2%2億円2.7%
通信コンサルティング事業33億円26.4%3億円9.1%
HPC事業18億円14.4%2億円11.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01メモリ・PC関連デバイス・IoT主力

産業・工業用及び一般向けPC用・サーバ用メモリ製品の製造販売に加え、PC周辺機器の調達・販売、IoTデバイスの設計開発、電子回路の開発設計製造を行う。

主な製品・サービス4
メモリ製品
PC・サーバー向けの産業用・工業用メモリモジュール。
IoTデバイス
各種センサーや通信機能を備えたIoT機器。
マイコンユニット
組み込み用のマイコンボード。
電源モジュール
電子機器向けの電源供給モジュール。

02通信建設準主力

通信キャリアの携帯基地局関連工事を中心とした通信建設事業を展開。コンタクトセンター、BPO、通信コンサルティング、人材派遣、システム開発、再生可能エネルギー事業等も行う。

主な製品・サービス8
携帯基地局関連工事
携帯電話基地局の建設・設置工事。
コンタクトセンター運営
全国3拠点で構成されるコールセンター運営サービス。
BPOサービス
顧客の業務プロセス設計から運用までを一括受託するサービス。
通信コンサルティング
通信業界におけるビジネスニーズ分析と最適解の提案。
人材派遣・紹介
人材派遣・紹介サービス。
システム開発
受託ソフトウェア開発。
再生可能エネルギー事業
再生可能エネルギー発電設備の導入・運用。
通信土木工事
通信設備の土木工事。

03HPC副次

科学技術計算分野向けの高性能コンピュータを製造・販売している。

主な製品・サービス1
HPCコンピュータ
科学技術計算用途のハイパフォーマンスコンピューティングシステム。

製品と技術

パソコン用メモリモジュールからサーバ用メモリへ

主力製品はパソコン用増設メモリモジュールであり、1993年から製造販売を開始した。1995年にはスパークインターナショナル社やサンマイクロシステムズ社からワークステーション用メモリの製造ライセンスを取得。2003年にはJEDEC外形企画準拠のハロゲンフリー基板採用メモリモジュールを発売するなど、品質と環境対応を進めた。現在は産業・工業用やサーバ用メモリも手がける。

無線LAN、RAID、液晶モニタ:1998年の製品群

1998年、アドテックは無線LANシステム、コンパクトフラッシュカード、スマートメディア、RAID(大容量ハードディスク)、液晶モニタをほぼ同時に発売した。CD-R/RWやDVDマルチドライブも続き、パソコン周辺機器の総合サプライヤーとしての地位を確立した。これらの製品は同社の技術力を示すとともに、後のIoT事業やHPC事業への展開につながった。

MpioとLiveシリーズ:デジタル家電への進出

2000年11月にはパソコン「Live」シリーズを発売。2001年3月にはシリコンオーディオプレーヤー「Mpio」を発売し、デジタル家電分野に参入した。これらの製品は同社の技術を示すとともに、現在のグループでは子会社アドテックがIoTデバイスの設計開発、子会社HPCテックが科学技術計算用コンピュータの製造販売を手がけている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

営業利益率改善中、中規模電気機器メーカー

AKIBAホールディングスは売上高183億円(2025/3期)で中規模。営業利益率3.8%と低水準ながら改善傾向にあり、2026/3期は4.9%見込み。同業のキオクシアHDは半導体メモリ大手、日清紡HDは電子部品・ブレーキで多角化、イビデンは電子基板で高シェアと、各社が異なる強みを持つ中、AKIBAは汎用的な電気機器で競合。規模と利益率で劣るが、成長軌道にある点は評価材料。

強み

  • 2024/3期158億円→2025/3期183億円→2026/3期268億円と売上拡大。
  • 営業利益率が2025/3期3.8%から2026/3期4.9%へ上昇見込み。
  • 伸びている市場や製品分野にうまく適応している可能性。
  • 赤字ではなくある程度の収益を確保、投資余力は限定的ながら存在。

課題

  • キオクシアHDやイビデンと比較して利益率が低く、競争力に課題。
  • 売上規模が小さく、コスト競争で劣位に立つ可能性。
  • 同業他社との違いが不明確で、持続的成長には独自性の強化が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がAKIBAホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16907ジオマテック71億円9.6倍
26772東京コスモス電機71億円250.5倍
36654不二電機工業69億円24.8倍
46658シライ電子工業68億円5.2倍
56666リバーエレテック68億円
66840AKIBAホールディングス67億円7.6倍
76615ユー・エム・シー・エレクトロニクス66億円27.4倍
86778アルチザネットワークス65億円33.2倍
96964サンコー63億円10.2倍
106699ダイヤモンドエレクトリックホールディングス60億円25.9倍
116837京写54億円68.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

目黒区で電子部品商社として創業した1983年

1983年2月、東京都目黒区上目黒二丁目に株式会社アドテックが設立された。電子部品及び電子機器の製造開発・販売を目的とし、同年11月には業容拡大で青葉台へ移転。創業時の詳細な資本金は不明だが、その後パソコン関連事業へと軸足を移していく基礎が築かれた。

パソコン用メモリモジュールに参入した1993年

1993年6月、パソコン用増設メモリモジュールの製造販売を開始した。1995年にはスパークインターナショナル社、同年10月にはサンマイクロシステムズ社からワークステーション用メモリモジュールの製造ライセンスを取得。これにより自社の技術力が対外的に認められ、後の主力製品分野を確立した。

店頭公開と周辺機器市場への進出

1998年は転機の年となった。無線LANシステム、コンパクトフラッシュカード、RAID、スマートメディア、液晶モニタを次々と発売し、パソコン周辺機器の総合サプライヤーへと変貌した。同年11月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、資金調達力を高めた。大阪支店や福岡営業所も開設し、全国展開を加速した。

特許取得とISO認証で品質基盤を固めた2000年代

2000年1月、無線LANの伝送制御方法で特許を取得。同年6月にはISO9001の登録範囲を名古屋・福岡支店に拡大した。2002年8月にはISO14001を取得し、環境マネジメントにも対応。2003年にはハロゲンフリー基板採用メモリを発売するなど、品質と環境の両面で体制を整えた。

JASDAQ上場と本店移転による再編

2004年12月、ジャスダック証券取引所(現・東京証券取引所JASDAQ)に株式を上場。2005年から2006年にかけて本店を目黒区内で移転し、2006年9月には東京都中央区へ本店を移転。同年、株式会社MCJ及び同社パートナーズと業務・資本提携を締結し、グループ経営の基盤を築いた。

MCJとの提携解消と持株会社体制への移行

2012年9月、株式会社MCJとの業務・資本提携を解除。同年12月には本店を東京都港区へ移転した。沿革上の株式会社アドテックとしての記録はここで区切りとなる。その後、社名をAKIBAホールディングスに変更し、子会社を通じた3セグメント体制へと移行した。

年表41件を開く

1980年代

  • 1983年2月創業電子部品及び電子機器の製造開発並びに販売を目的として東京都目黒区上目黒二丁目20番5号伊勢脇ビルに株式会社アドテックを設立
  • 1983年11月業容拡大により本店を東京都目黒区青葉台一丁目29番6号ライオンズビルへ移転

1990年代

  • 1993年6月パソコン用増設メモリモジュールの製造販売を開始
  • 1994年5月業容拡大により本店を東京都目黒区東山一丁目6番1号へ移転
  • 1995年6月業容拡大により本店を東京都目黒区東山一丁目4番4号へ移転
  • 1995年9月スパークインターナショナル社からワークステーションに内蔵する増設メモリモジュールの製造を認められ、同社とライセンス契約を締結する。
  • 1995年10月サンマイクロシステムズ社からワークステーションに内蔵する増設メモリモジュールの製造を認められ、同社とライセンス契約を締結する。
  • 1996年3月海外部門強化のため株式会社アミックスに資本参加し、当社の100%子会社とする。
  • 1996年5月大阪市中央区に大阪支店を開設
  • 1997年8月福岡市博多区に福岡営業所(現・福岡支店)を開設
  • 1997年10月M&A1株の額面金額を50,000円から500円に変更するため、株式会社エフ・ケーインターナショナルと合併
  • 1998年1月無線LANシステムを発売
  • 1998年2月デジタルカメラ用の「コンパクトフラッシュカード」を発売
  • 1998年3月大容量のハードディスクである「RAID」を発売
  • 1998年4月デジタルカメラ用の「スマートメディア」を発売
  • 1998年6月名古屋市中区に名古屋支店を開設
  • 1998年11月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1998年12月パソコン用の「液晶モニタ」を発売
  • 1999年5月大容量データのバックアップ用としての光磁気ディスクドライブ(MO)の発売
  • 1999年9月大容量を必要とするマルチメディアデータを作成するためのCD書込み/書換え装置(CD—R、CD—RW)の発売
  • 1999年12月ISO9001登録(メモリモジュールの設計、製造管理)

2000年代

  • 2000年1月特許取得(無線LANにおける伝送制御方法及び伝送制御装置)
  • 2000年6月ISO9001(名古屋支店及び福岡支店に登録範囲を拡大)
  • 2000年11月パソコン「Live(ライブ)」シリーズを発売
  • 2001年3月シリコンオーディオプレーヤー「Mpio」を発売
  • 2002年8月ISO14001登録(環境マネジメントシステム)
  • 2002年9月DVDマルチドライブを発売
  • 2003年11月江東区青海にカスタマ・センター移転
  • 2003年12月JEDEC外形企画に準拠したハロゲンフリー基盤採用のメモリーモジュールを発売
  • 2004年3月高速書込み、低音・低振動設計の内蔵型DVDドライブを発売
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2005年6月M&A名古屋支店を大阪支店へ統合・廃止
  • 2005年6月本店を東京都目黒区東山より東京都目黒区青葉台へ移転
  • 2005年8月大阪支店を大阪市中央区より大阪市浪速区へ移転
  • 2005年11月東京支店を新設、本店機能を移転
  • 2006年6月M&Aカスタマ・センターを東京支店へ統合・廃止
  • 2006年9月M&A本店を東京都中央区へ移転東京支店を本店へ統合・廃止 株式会社MCJ及び株式会社MCJパートナーズと業務・資本提携契約を締結

2010年代

  • 2010年8月大阪支店を大阪市浪速区より大阪市中央区へ移転
  • 2012年6月本店を東京都渋谷区へ移転
  • 2012年9月株式会社MCJと業務・資本提携契約を解除
  • 2012年12月本店を東京都港区へ移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    成長分野へのリソース集中と新規事業開拓

    IoT、HPC、通信建設テック等の成長分野に経営資源を集中し、収益力向上を図る。同時にM&Aや投資を通じて新たな収益の柱を創出し、持続的成長を目指す。

  2. 02

    通信建設テックの全国プラットフォーム化

    電波対策工事、EV充電工事、再生可能エネルギー関連工事など多様な案件に対応するため、施工・保守体制を全国規模に拡充し、全国プラットフォーム化を進める。

  3. 03

    サプライチェーンリスク管理と在庫確保

    生成AI需要に伴う需給逼迫や長納期化、為替変動に対応するため、早期の在庫確保と購買・経理部門のタイムリーな連携を図り、機会損失を防止する。

  4. 04

    グループガバナンス強化とSDGsへの貢献

    グループのガバナンス体制とコンプライアンス遵守を強化。IT技術を通じてSDGsなどの社会的課題の解決に貢献し、中長期的な企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で279人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、9期前と比べて+16.3%平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は3.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月93
2018年3月105
2019年3月53641.04.0109
2020年3月46639.04.0126
2021年3月53439.04.0164
2022年3月58838.04.0196
2023年3月50738.04.0221
2024年3月65938.04.0241
2025年3月59337.04.0266263
2026年3月62438.03.0279466

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
R&D・物流 センター — 東京都 多摩市60百万円
メモリ・ PC関連デバイス・ IoT事業
本社 — 東京都 中央区38百万円
通信建設 テック事業
本店 — 東京都中央区10百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アドテック(注)2
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社バディネット(注)2
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社HPCテック(注)2
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権65.8%
  • 国内
    株式会社ダイヤモンドペッツ&リゾート
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ブランチテクノ
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は268億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+46.4%、利益が+85.7%。

売上高
+46.4%
268億円
営業利益
+85.7%
13億円
純利益
+800.0%
9億円
営業利益率
4.9%
前期比 +1.0%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+186.8%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q462
2024年1Q3825.31
2024年2Q3425.91
2024年3Q3712.71
2024年4Q490
2025年2Q7811.3−1
2025年4Q10565.72
2026年2Q9433.22
2026年4Q174105.77
2027年1Q10943.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は16億円から268億円へ16.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1600
2014年3月3300
2015年3月401−1
2016年3月4721
2017年3月650−3
2018年3月8920
2019年3月11442
2020年3月12667
2021年3月14773
2022年3月16274
2023年3月150107
2024年3月15883
2025年3月183773.81
2026年3月26813144.99

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高268億円のうち、営業利益として残るのは13億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.5%221億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.7%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.0pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.6pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+14.2pt
22.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は59億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月00−106
2014年3月−1−21−35
2015年3月1−25−19
2016年3月1−1−108
2017年3月−201−27
2018年3月−306−310
2019年3月−4010−416
2020年3月−249226
2021年3月9−24737
2022年3月−1−13−237
2023年3月0−41−434
2024年3月0−210−241
2025年3月−4−117−553
2026年3月0−17−159

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は178億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は24.9%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1210281.9
2014年3月1710759.5
2015年3月23101343.6
2016年3月25111441.7
2017年3月2681830.7
2018年3月3492523.2
2019年3月51114020.4
2020年3月70195124.4
2021年3月84226224.4
2022年3月92276526.5
2023年3月101346730.8
2024年3月115387729.8
2025年3月136409625.9
2026年3月1785012824.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
60億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
35億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
45億円
在庫として抱えている分
負債合計
128億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
27
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中8位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中215位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
22.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.9%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
46.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥733で、1年前と比べて+129.1%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥733-2.8%1ヶ月+5.9%1年+129.1%時価総額67億円
過去52週の値幅
安値¥303高値¥1,469

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.6倍
PBR1.44倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で13.46%上昇し、767円。25日線(704.96円)を8.8%上回るが、75日線(812.33円)を5.6%下回る。200日線(585.75円)は大きく上回る。52週高値1469円からは47.8%下落した位置。8月10日に840円まで上昇したが、その後は乱高下。出来高は非常に多く、投機的な売買。RSIは61.75で中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは7.98倍と低く、業界平均(30.92倍)と比べて大幅に割安。PBRは1.6倍で業界平均(2.65倍)を下回る。ROEは22.2%と高く、収益性は良好。ただし、無配当であり、株主還元の面では見劣りする。割安だが、配当性向がゼロの点が投資判断上の留意点となる。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.6倍30.8倍
PBR1.44倍2.58倍
ROE22.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は売上高が急拡大し、時価総額も71億円、PER8倍と割安に見える。強気派は、売上成長と利益率改善により今後も増益が期待できると主張。特に2026年3月期の売上高268億円、純利益9億円の見通しは市場の期待を上回る。一方、弱気派は、成長の質に疑問を呈し、営業利益率がまだ低く、ROE22%と高いが、過去の利益率変動が大きいことを指摘。また、急速な拡大に伴う資金調達や競争激化のリスクも懸念される。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    2026年3月期売上高268億円と前期比47%増の見込み

  • 収益性の改善傾向

    営業利益率が3.8%から4.9%に改善予想

  • 時価総額に対する割安感

    PER7.98倍、PBR1.6倍と成長率を考慮すると割安

  • 26年3月期の大幅増益計画決算発表後影響

    売上高268億円、営業利益13億円と前期比で営業利益が6億円増加

  • 売上高の46%増収通年影響

    売上高が183億円から268億円へ46%増加し、成長が続く

  • 営業利益率の改善通年影響

    営業利益率が3.83%から4.85%へ1.02ポイント上昇

  • PER7.98倍とROE22.2%の割安さ継続影響

    PER7.98倍に対しROE22.2%と高収益で、株価は割安水準

マイナスに働く材料7
  • 成長の持続性

    過去の売上成長が一時的である可能性

  • 利益率の低さ

    営業利益率5%未満で、コスト増が利益を圧迫する懸念

  • 株価の急騰

    年初来+135%と過熱感があり、調整リスク

  • 株価急騰後の反動リスク不定影響

    過去1年で135.3%上昇しており、高値警戒感から利益確定売りが出やすい

  • 営業利益率4.85%の低さ通年影響

    売上高268億円に対し営業利益13億円で、コスト増で減益転換の懸念

  • 無配当の株主還元不足継続影響

    配当利回り0%で、株主への現金還元が行われていない

  • 時価総額71億円の流動性リスク継続影響

    時価総額71億円で外国人保有8.35%と低く、売買代金が細い

次の決算で確かめる点
売上高成長率
急成長が持続するか
営業利益率
収益力の改善度を測る
キャッシュフロー
成長資金の裏付けを確認

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,104人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.8%を占め、残る93.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他72.375.179.680.483.778.5
外国法人7.19.46.88.96.08.0
事業法人3.34.53.86.56.46.6
証券会社16.410.26.53.13.46.3
外国人個人0.00.10.10.10.00.3
金融機関0.90.83.20.90.50.3
自己株式0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01髙島 勇二26.11
02堀 礼一郎3.79
03株式会社クベーラ・ホールディングス2.92
04上田八木短資株式会社2.51
05松下 彰利2.23
06株式会社SBI証券2.03
07古賀 広幸1.94
08石橋 拓朗1.72
09BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)1.66
10森安 英雄1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2086%、1株純資産は14期で+311%。直近期のROEは22.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月−5117−4.5
2014年3月11170.5155.0
2015年3月−1531,113−11.8
2016年3月731,1776.431.9
2017年3月−313886−30.5
2018年3月−287−2.3
2019年3月2711426.69.8
2020年3月7118547.85.7
2021年3月3822218.519.4
2022年3月4226417.112.1
2023年3月7634025.37.0
2024年3月323728.914.1
2025年3月123853.220.0
2026年3月9648122.24.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額97百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
堀礼一郎取締役会長46348,000
白鳥俊昭代表取締役社長 経営戦略本部長51
五十嵐英取締役 CFO 管理本部長531,000
冨山理布取締役 管理本部副本部長53
丸山一郎取締役63
黒部得善取締役52
後藤田翔取締役416,400
中川英之取締役5420,700
浦勝則取締役48
内藤城次郎監査役51
上林三子雄監査役65
西田史朗監査役57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)437397619
社外取締役614142
監査役1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容932字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、2026年3月31日時点において、当社(株式会社AKIBAホールディングス)及び連結子会社5社の計6社で構成されており、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業、通信建設テック事業及びHPC事業の3セグメントに分類される事業を展開しております。 当社グループ各社の相関関係及び事業系統図は下記に記載のとおりであり、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)メモリ・PC関連デバイス・IoT事業 産業・工業用及び一般向けPC用及びサーバ用メモリ製品の製造・販売、パソコン周辺機器・パーツの国内外からの調達、卸売及び販売等並びにIoTデバイスの設計・開発を行うIoTソリューション、各種マイコンユニット、電源モジュール等、電子回路の開発・設計・製造を行っております。 該当会社は、株式会社アドテックとなります。 (2)通信建設テック事業 通信キャリアの携帯基地局関連工事を中心とした通信建設事業のほか、特にIT関連に強みを持った全国3拠点から構成されるコンタクトセンター事業、通信キャリアを主な顧客として、顧客の業務プロセスの設計から業務の運用までをワンストップで請け負うBPO事業、通信業界における顧客のビジネスニーズを分析してそれに対する最適解を構築する通信コンサルティング事業、人材派遣・人材紹介、システム開発・受託事業、再生可能エネルギー事業、通信土木工事業を行っております。 該当会社は、株式会社バディネット、株式会社ブランチテクノとなります。 (3)HPC事業 HPC(High Performance Computing/科学技術計算)分野向けコンピュータの製造、販売を行っております。 該当会社は、株式会社HPCテックとなります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,589字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、IoT化へと進む今後の新しいIT社会において、時代の変遷に対応しながら、市場、顧客のニーズに常に対応できるよう、新しい事業領域への進出を視野に入れ、グループ内においてはシナジーを追求し、有機的な企業体として、総合的な企業価値を向上させてまいります。また、顧客への最適なソリューションの提供をとおして、社会の発展に貢献してまいります。 (2) 経営戦略等 当社は、経営資源の選択と集中を進め、既存事業においては成長分野であるIoT、HPC、通信建設テック事業等にリソースを投入してその拡大に努め、収益力をより一層向上させるとともに、新たな収益の柱を作るべく、有望な新規事業分野への進出、投資やM&A等を行なうことで、持続的な成長を図ってまいります。また、内部管理体制の強化についても引き続き推進し、更なる強化を図ります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、より高い成長性を確保する観点から「売上高」「営業利益」「経常利益」を重要な指標として位置づけ、営業基盤の拡大による企業価値の継続的拡大を目指しております。 (4) 経営環境 次期(2027年3月期)につきましては、生成AI向けの先端投資が継続する一方、メモリ市場においては、主要メーカーの生産体制の変化に伴う足元の需給逼迫状況や価格動向が今後どのように推移するか、慎重に見極める必要があります。また、地政学リスクに伴う各種コスト(仕入・輸送等)の変動や、急激な為替変動など、当社の業績に影響を与える不確定要素が多数存在しております。 通信建設テック事業においては、5Gへの置換需要が一服し、電波対策工事の需要が一服した一方で、再生可能エネルギーの需要や、インフラ老朽化への対応に伴う電気工事など、様々な分野での需要が増大しており、案件は多様化しております。 これらの需要の増大に対応する一方で、各種原価の高騰や供給難、長納期化に加え、為替変動等の価格変動リスクに対応する必要があり、収益性の維持及び機会損失を起こさないために、営業、購買の連携を従来以上に密にして、機動的な対応が必要になるものと認識しております。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 ① 経営全般に係る課題 当社は引き続き、グループのガバナンス体制の強化並びにコンプライアンス遵守に努めてまいります。 また、既存事業においては成長分野であるIoT、HPC、通信建設事業等にリソースを投入してその拡大に努め、収益力をより一層向上させるとともに、有望な新規事業分野への進出、投資を行うことで、持続的な成長を図ってまいります。 更に、中長期的な企業価値向上のためには業績の拡大のみならず、事業運営を通じてSDGs(持続可能な開発目標)などの社会的課題の解決に貢献することが必要と考えており、ITの力で持続可能な未来社会が実現できるよう、取り組んでまいります。 ② 各事業セグメントにおける課題 <メモリ・PC関連デバイス・IoT事業> メモリ・PC関連デバイス事業においては、生成AIへの投資に伴うデータセンター需要の拡大等に起因する需給ひっ迫と調達難を背景に、市場価格の高騰や、長納期化が継続しております。引き続き大型の案件があるため、在庫不足に陥らないよう、早めの在庫確保に努めて、それら複数案件の獲得に努めてまいります。また、不安定な為替相場による損失を避けるため、購買、経理等の各部門においても、タイムリーな対応を図ります。 IoT事業では、国内の労働人口の減少もあって、物流や医療現場など、多くの局面においてIoT機器の導入の可能性があり、国内のIoT市場はより一層の拡大が見込まれています。当社においても、多様な業界で商談を進めております。それらの受託開発案件をこなして着実に売上を伸ばしてまいります。また、開発案件だけでなく、自社製品や、正規代理店を務めるToradex製品の拡販にも取り組み、収益基盤の安定化と拡大を図ってまいります。 <通信建設テック事業> 通信建設テック事業においては、5G等の電波対策工事、EV充電等の電気工事、再生可能エネルギー関連の蓄電所の工事など、多様な工事案件を取り扱っております。電波対策工事については通信キャリアの設備投資が一時的に落ち着くものの、インフラの老朽化への対応に伴う各種電気設備工事サービスの増加に加えて、AIデータセンター等の増加に伴う電力需要を受けて、再生可能エネルギー関連工事(風力発電、系統用蓄電池等)の市場拡大も見込まれております。これらの需要を取り込むとともに、日本全国をカバーするべく施工・保守体制の全国プラットフォーム化を進めてまいります。 また、サービスロボットについても、人手不足を受けて需要がさらに拡大する見込みであります。全国規模で展開している、サービスロボットの施工・保守体制を更に強化し、収益の拡大を図ってまいります。 コンタクトセンター事業においては、各種工事・保守サービスとも連携し、工事部門と一体となって、より付加価値の高いサービス提供に努めてまいります。 <HPC事業> HPC事業においては、生成AI市場の急拡大により、AIを支えるGPUの市場は継続的に拡大する見込みとなっております。一方で、引き続き為替の動向が不安定な状況が見込まれるとともに、一部海外製品の長納期化、部材価格の高騰が続いており、非常に不確実性の高い外部環境が継続しております。 これを受けて、供給難を見越して在庫の先行確保に努め、その確実な販売をはかります。また、既に発生しているサプライヤーの納期遅延に対応するため、顧客、メーカーとの連携を強化して、販売遅延を招かないようにしてまいります。従来通り、各種学会・展示会への出展を通じて広報と顧客接点の拡大を図るとともに、大型案件や既存顧客からのリピート案件の獲得により、安定した売上・利益の確保に努めてまいります。
事業等のリスク2,180字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)為替変動による影響について 当社連結子会社である株式会社アドテック及び株式会社HPCテックが取り扱う製品・原材料は、一部海外から調達し、国内の顧客に販売しております。為替相場の変動は、外貨建て取引により発生する資産・負債及び仕入価格に影響を与える可能性があります。為替の変動リスクを軽減し、また回避するために為替予約等の手段を講じることがありますが、為替相場の変動によって当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)競合市場について 当社連結子会社である株式会社アドテックが事業を展開するメモリ製品市場は国内外、大小の会社に関わらず激しい競争にさらされております。競合会社はアドテックよりも収益性が高く、価格面でアドテックよりも競争力を有している可能性もあります。今後価格面での圧力を受けた場合又は有効に競争できない場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)原材料の市況変動の影響について 当社連結子会社である株式会社アドテックが取り扱うメモリ製品の主原材料であるDRAMやフラッシュメモリ等の半導体メモリの価格は、これまで循環的な変動を繰り返すなど、半導体需要動向等の影響を受ける可能性があります。また、現在の世界的な半導体不足の影響により、メモリやHPCの事業において一部部材の調達が困難になっております。市況価格の変動はメモリ製品及びフラッシュ関連製品の価格に影響する可能性が高く、今後とも半導体メモリの価格推移の予想は難しいことから、その変動が当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)知的財産権の侵害について 当社連結子会社である株式会社アドテックが取り扱う電子部品には、その加工技術等には知的財産権の適用範囲が多岐に渡っており、製品又は技術が結果的に他社の知的財産権を侵害している可能性があります。侵害行為による紛争が生じないよう細心の注意を払っておりますが、当該係争が発生した場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)製品の欠陥等、製造物責任について 当社連結子会社である株式会社アドテックは、製品の品質安定に細心の注意を払っておりますが、予測不能な製品及び使用している部材等の欠陥又は不具合により、納入先顧客から損害賠償を請求される可能性があります。また、製造物責任法に基づく損害賠償請求に対しては、一定額の損害保険に加入し、リスク回避策を講じておりますが、補償額を超える損害が発生した場合には当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)個人情報について 当社連結子会社である株式会社アドテックがPCリサイクル法による自社製品の一部について回収処理を行っていること、株式会社バディネットがBPO事業、コンタクトセンター事業においてエンドユーザー向けのサービスを行っていること、及び株式会社ダイヤモンドペッツ&リゾートが旅館業の運営を行っていることから、個人情報を取り扱っております。個人情報の取り扱いについては個人情報の外部漏洩の防止のため、厳格な管理のもとで運営しており、また全社員に教育を実施するとともに、今後も個人情報保護及び管理状況の継続的改善に一層の徹底を図ってまいります。しかしながら、個人情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合には、当社グループへの損害賠償請求や信用の低下等により、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぼす可能性があります。 (7)有利子負債依存度と金利の変動の影響について 当社連結子会社である株式会社アドテック及び株式会社バディネットの資金状況は、仕入先に対する支払いサイトに比較し、販売先からの回収サイトが長いことから、売上の増加に伴い運転資金需要が増加した場合、金融機関からの借入金により調達しております。当社グループの販売動向、金融機関の融資姿勢、金利動向によっては当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)通信業界の動向について 当社連結子会社である株式会社バディネット、株式会社ブランチテクノは、大手通信キャリア及び通信関連企業をその主な顧客としており、同業界は、通信業界の市場環境の変化や法的規制の動向により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)新規事業、M&Aについて 当社グループは、新たな収益の柱を作るべく、新規市場への進出や手元資金を活用したM&A等を展開しております。これらの施策により、収益基盤及び企業規模は拡大しておりますが、M&Aが当社の期待する成果を上げられない場合や、事後的に顕在化する予測困難な問題が発生したときは、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,694字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費や設備投資が底堅く推移し、緩やかな回復基調が継続いたしました。しかしながら、長期化する物価上昇の影響に加え、中東情勢をはじめとする不安定な国際情勢や地政学リスク、さらには金融政策の転換に伴う為替相場の変動など、先行きは依然として不透明な状況となっております。一方で、世界的な生成AI需要の急拡大に伴い、半導体やデータセンター向けインフラ投資等の関連市場は活況を呈しました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産額は17,764百万円となり、前期末に比べ4,137百万円の増加となりました。主な内訳は、現金及び預金5,961百万円、受取手形、売掛金及び契約資産5,264百万円、商品及び製品が4,459百万円、原材料392百万円、繰延税金資産289百万円であります。 負債につきましては、12,796百万円となり、前期末に比べ3,146百万円の増加となりました。主な内訳は、買掛金3,105百万円、短期借入金5,062百万円、社債180百万円、長期借入金1,761百万円であります。 純資産につきましては、4,968百万円となり、前期末に比べ990百万円の増加となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は、26,782百万円(前期比46.6%増)、売上総利益は、4,698百万円(前期比21.4%増)となりました。販売費及び一般管理費は、3,407百万円(前期比8.1%増)となり、営業利益は1,290百万円(前期比80.2%増)、経常利益は1,372百万円(前期比107.3%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は883百万円(前期比686.6%増)となりました。 (単位:千円) 財務諸表科目   2025年3月期   2026年3月期   前期比 売上高   18,272,045   26,782,643   46.6%増 売上原価   14,402,985   22,084,090   53.3%増 売上総利益   3,869,059   4,698,552   21.4%増 販売費及び一般管理費   3,152,851   3,407,892   8.1%増 営業利益   716,208   1,290,660   80.2%増 営業外収益   38,376   190,263   395.8%増 営業外費用   92,283   108,265   17.3%増 経常利益   662,301   1,372,658   107.3%増 特別損失   319,723   15,959   95.0%減 税金等調整前当期純利益   342,577   1,356,699   296.0%増 法人税等合計   159,520   366,312   129.6%増 親会社株主に帰属する当期純利益   112,268   883,053   686.6%増 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 (メモリ・PC関連デバイス・IoT事業) メモリ・PC関連デバイス・IoT事業セグメントにおいては、主力のメモリ製品において、生成AIへの急激な投資加速に伴うデータセンター需要の拡大や、主要なDRAM製品(DDR4等)のメーカー生産終了(EOL)に起因する需給ひっ迫と調達難を背景に、市場価格の高騰が継続し、製品の販売単価が大きく上昇いたしました。この単価上昇効果に加え、Windows 11への移行に伴う底堅い法人向けの設備投資需要や、特定顧客からの大口案件の獲得等により、通期にわたり売上高が飛躍的に伸長いたしました。営業利益につきましても、部材調達コストの急騰や円安進行の影響を受けたものの、適切な販売価格の設定や仕入運用の徹底に加え、滞留在庫の販売推進により在庫評価損を抑制した結果、利益率が改善し、事業セグメント全体の大幅な増益を牽引いたしました。 IoT事業におきましては、一部案件において検収時期の来期へのズレ込み等が発生したものの、高付加価値案件の獲得が奏功し、収益性が改善いたしました。また、来期以降の成長に向けた中長期的な取り組みとして、エッジAIデバイスの製品化に向けたパートナー契約を締結したほか、新たなメーカー製品の取り扱いを通じた大型案件を獲得するなど、事業基盤の強化と継続的なストックビジネスの拡大に向けた取り組みを推進いたしました。 その結果、当事業における売上高は13,643百万円(前期比82.7%増)、営業利益は321百万円(前年同期は4百万円の営業利益)となりました。 (通信建設テック事業) 通信建設テック事業においては、主力事業会社である株式会社バディネットの主力の通信キャリア向け屋内電波対策工事が通期を通して一定の工事件数を完了するとともに、人手不足を背景としたサービスロボット関連の導入・保守、防犯・監視ニーズによるクラウド型カメラ設置事業等が順調に拡大いたしました。 また、再生可能エネルギー関連事業におきましては、土地所有者との交渉から調査・設計、土木及び電気工事までを一気通貫で対応できる当社の優位性を活かして案件受注を推進してまいりました。第3四半期までに仕込みを進めていた複数の案件が第4四半期に一部検収を迎えたことにより、当事業セグメントの売上高及び利益を大きく牽引いたしました。 さらに、新たな収益基盤の構築に向けて、当社グループが有する全国規模の施工・保守体制を活用し、サービスロボットの導入から保守までを担うサービス「ROBONARA(ロボナラ)」を開始するなど、注力領域におけるストック型ビジネスの展開・拡販にも着手いたしました。 これらに加え、コンタクトセンター事業における代行サービス等の各種BPO関連業務が安定した収益基盤として貢献したほか、連結子会社である株式会社ブランチテクノにおける中部エリアでの基地局関連工事の堅調な推移や、グループ連携によるシナジー創出が通期にわたり業績に寄与いたしました。 営業利益につきましては、将来の事業拡大を見据えた体制強化に伴う人員採用等の先行投資による販売費及び一般管理費の増加があったものの、第4四半期における再生可能エネルギー関連の大型案件の売上計上がこれを吸収いたしました。 その結果、当事業における売上高は7,790百万円(前期比10.7%増)、営業利益395百万円(前期比20.4%増)となりました。 (HPC事業) HPC事業においては、生成AIの社会実装が進展し、大学・官公庁の研究機関や民間企業におけるAI開発・計算基盤への投資意欲が高い水準で推移しております。 このような事業環境の中、売上高につきましては、主要な学会・展示会への出展等による顧客層との関係強化を推進いたしました。これにより、多数の大型案件の受注を積み上げることができました。さらに、海外メーカーからの部材供給に大幅な遅延が発生する厳しい調達環境下におきましても、綿密な納期管理や関係各所との連携により影響を最小限に抑制し、期末にかけての旺盛な需要を確実に取り込んだ結果、通期での増収を達成いたしました。 営業利益につきましては、世界的な半導体価格の高騰や円安の進行による仕入コストの上昇が利益を圧迫する局面があったものの、最新製品の提案等を通じた採算性の維持・向上に努めたことに加え、第4四半期における大型案件の売上計上が大きく寄与し、大幅な増益となりました。 その結果、当事業における売上高は4,087百万円(前期比15.7%増)、営業利益は414百万円(前期比35.6%増)となりました。 (その他の事業) その他の事業におきましては、株式会社ダイヤモンドペッツ&リゾートにおいて、ペット同伴宿泊施設「鬼怒川 絆」の運営(旅館事業)を行っているとともに、収益物件の売買・仲介等(不動産事業)を行っております。 旅館事業におきましては、上期は個人消費の底堅さを背景に堅調な集客を維持したものの、下期以降は継続的な物価高騰による国内レジャー需要の減退や、インバウンド需要の変動を受けた近隣競合施設との価格競争の激化といった厳しい市場環境に直面いたしました。収益面では、年末年始の繁忙期に一定の需要を取り込んだものの、年始以降は平日の予約が伸び悩んだことに加え、食材費や光熱費の上昇、さらには人手不足に伴う派遣スタッフ費用の増加が利益を圧迫する結果となりました。これに対し、将来の集客回復に向け、足の不自由な高齢者や車椅子利用者等に配慮した露天風呂付客室のリニューアルを実施いたしました。 不動産事業におきましては、市況を注視しながら優良物件の仕入れ・売却を推進してまいりました。当連結会計年度におきましては、第4四半期に1案件の決済が実行されたことにより、旅館事業における減益分を補完し、セグメント全体の売上高及び営業利益が大きく拡大いたしました。 その結果、当事業における売上高は1,267百万円(前年同期比351.9%増)、営業利益は141百万円(前年同期は8百万円の営業利益)となりました。 (単位:千円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比 メモリ・PC関連デバイス・IoT事業 売上高   7,466,481   13,643,647   82.7%増 営業利益   4,035   321,721   - 通信建設テック事業 売上高   7,038,753   7,790,007   10.7%増 営業利益   328,138   395,042   20.4%増 HPC事業 売上高   3,533,114   4,087,616   15.7%増 営業利益   305,606   414,337   35.6%増 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)残高は、前連結会計年度末に比べ585百万円増加し5,911百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の減少は、30百万円(前連結会計年度は374百万円の資金の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,356百万円、仕入債務の増加1,702百万円、前受金の増加378百万円等の増加要因があった一方で、需要増加に伴う商材確保により棚卸資産の増加3,047百万円、未収消費税等の増加332百万円、法人税等の支払額127百万円による資金の減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は50百万円(前連結会計年度は108百万円の資金の減少)となりました。主な要因は、保険積立金の解約による収入51百万円の増加要因があった一方で、有形固定資産の取得による支出40百万円、無形固定資産の取得による支出20百万円、敷金及び保証金の差入による支出34百万円等の減少要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の増加は666百万円(前連結会計年度は1,696百万円の資金の増加)となりました。主な要因は、運転資金等の確保による短期借入金の純増1,412百万円、長期借入れによる収入420百万円の増加要因があった一方で、長期借入金の返済による支出1,103百万円、社債の償還による支出60百万円等の減少要因があったことによるものであります。 ③ 仕入及び販売の実績 a.仕入実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) メモリ・PC関連デバイス・IoT事業(千円)   15,919,517   263.8 通信建設テック事業(千円)   552,500   115.4 HPC事業(千円)   3,559,012   126.8 その他(千円)   37,673   110.6 合計(千円)   20,068,704   214.5 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は仕入価額により記載しております。 b.販売実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) メモリ・PC関連デバイス・IoT事業(千円)   13,641,710   183.1 通信建設テック事業(千円)   7,786,359   110.7 HPC事業(千円)   4,087,616   116.6 その他(千円)   1,266,956   451.8 合計(千円)   26,782,643   146.6 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) (株)マウスコンピューター   2,735,033   15.0   5,785,677   21.6 ソフトバンク(株)   4,319,846   23.6   3,844,703   14.4 (株)ユニットコム   -   -   3,498,750   13.1 3.主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択や適用、資産負債及び収益費用の金額並びに開示に影響を与える見積りを行わなければなりません。経営者はこれらの見積りについて、過去の経験及び実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、個々の「重要な会計方針及び見積り」につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 流動資産は、前連結会計年度末に比べ4,112百万円増加し16,769百万円となりました。主な増減要因として、現金及び預金が591百万円、需要増加に伴う商材確保により商品及び製品が3,546百万円、原材料が296百万円増加いたしました。一方で保有物件の売却により販売用不動産が791百万円減少いたしました。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ24百万円増加し995百万円となりました。主な増減要因として、繰延税金資産が111百万円増加する一方で、のれんやソフトウエア等の償却の進捗により、のれんが29百万円減少、ソフトウエアが23百万円減少いたしました。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ4,137百万円増加し17,764百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ3,820百万円増加し10,637百万円となりました。主な増減要因として、仕入の増加等により買掛金が1,702百万円増加し、新規借入により短期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が1,364百万円、未払法人税等が350百万円増加いたしました。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ673百万円減少し2,158百万円となりました。主な増減要因として、計画的な返済等により長期借入金が635百万円減少、社債が60百万円減少いたしました。 純資産は、前連結会計年度末に比べ990百万円増加し4,968百万円となりました。主な増減内訳は、利益剰余金の増加883百万円であります。 b.経営成績の分析 (売上高) 売上高は、前連結会計年度に比べ8,510百万円増加(46.6%増)の26,782百万円となりました。 売上高の内訳は、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業が13,641百万円、通信建設テック事業が7,786百万円、HPC事業が4,087百万円となっております。また、売上高全体に占める割合は、メモリ・PC関連デバイス・IoT事業が50.9%、通信建設テック事業が29.1%、HPC事業が15.3%となっております。 (売上原価) 売上原価は、前連結会計年度に比べ7,681百万円増加の22,084百万円となりました。また、原価率は、82.5%となり、前連結会計年度に比べ3.6%上昇しました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ255百万円増加の3,407百万円となりました。主な増加の要因は、人件費の増加178百万円によるものであります。また、売上高対販売費及び一般管理費比率は12.7%となり、前連結会計年度に比べ4.5%下降しました。 (営業利益) 営業利益は、前連結会計年度に比べ574百万円増加の1,290百万円となりました。 (経常利益) 経常利益は、前連結会計年度に比べ710百万円増加の1,372百万円となりました。 (税金等調整前当期利益) 税金等調整前当期利益は、前連結会計年度に比べ1,014百万円増加の1,356百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ770百万円増加の883百万円となりました。 なお、事業全体の包括的な分析及びセグメント別の分析は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績等の状況」をご参照ください。 c.キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、子会社株式の取得等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金を確保するとともに、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持する事を基本方針としております。 短期運転資金は営業活動により得られたキャッシュ・フロー、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。また、当社は、金融機関との間で合計5,150百万円を限度とするコミットメントラインを設定しており、資金需要に応じて機動的な資金調達を実行しております。 これら営業活動及び財務活動により調達した資金については、事業運営上必要な流動性を確保することに努め、機動的かつ効率的に使用してまいります。今後については、IoT関連投資、商品の仕入、有望な新規事業領域への進出、子会社株式の取得等に積極的に投資してまいります。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は8,012百万円、現金及び現金同等物の残高は5,911百万円となりました。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは収益性指標として売上高、営業利益及び経常利益を重視しております。 期初の業績予想に対して、売上高は7,882百万円増(41.7%増)、営業利益は630百万円増(95.6%増)、経常利益は772百万円増(128.8%増)となりました。これは主に、メモリ事業におけるPCメーカー向けの売上が、Windows11への移行に伴う市場のPC出荷台数の増加と、各種物価高騰に伴う原価高騰、特に、生成AI需要を受けたメモリの供給ひっ迫による価格上昇が売上高を大きく押し上げたことに加えて、HPC事業においても一部部材の入手難を乗り越えて、堅調に拡大したことによるものであります。詳細は、事業全体の包括的な分析及びセグメント別の分析は、「4(経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析) (1)経営成績等の状況の概要 b.経営成績」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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