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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

東京コスモス電機

Tokyo Cosmoc Electric Co., Ltd.6772 · Standard · 電気機器

可変抵抗器と車載用電装部品の専門メーカー。白河・中津など国内子会社と中国子会社で生産。

概要

東京コスモス電機株式会社は、可変抵抗器と車載用電装部品を主力とする電子部品メーカーである。1957年の設立以来、角度センサやフィルムヒーターなどの技術を蓄積し、国内外に生産販売拠点を広げてきた。2026年3月期の連結売上高は96億円、従業員601名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

二つの報告セグメントで構成される事業

東京コスモス電機の事業は、報告セグメントである「可変抵抗器」と「車載用電装部品」の二つで構成される。可変抵抗器は電子回路の調整用部品であり、同社の創業以来の主力製品である。車載用電装部品は自動車向けの角度センサやフィルムヒーターなど、電子制御に不可欠な部品群を指す。2026年3月期のセグメント別売上高は、可変抵抗器が36億円(前期比13.1%減)、車載用電装部品が59億円(同3.9%減)であり、車載部門が全体の約62%を占める。両セグメントとも前期比で減収となったが、車載用電装部品は主要取引先のモデル終了の影響を受け、可変抵抗器は中国市場の需要低迷と国内無線機向けの減少が響いた。

国内外の連結子会社によるグローバル生産体制

同社グループは、当社本体と8社の連結子会社からなる。国内では福島県の白河コスモス電機、中津コスモス電機、会津コスモス電機が生産を担う。海外では台湾東高志電機、米国トーコスアメリカ、香港東高志、中国の煙台科思摩思電機・煙台科思摩思貿易、広州東高志電子が生産・販売拠点として機能する。2017年には香港子会社の番禺工場を閉鎖し広州に統合するなど、効率化を進めた。2026年3月期現在、グループ全体の従業員は601名。生産拠点は日本、台湾、中国、米国に広がり、販売網もこれらの地域をカバーする。

2026年3月期決算と長期借入金返済による財務体質改善

2026年3月期の連結業績は、売上高96億円(前期比8.6%減)、営業利益4.57億円(同56.0%減)、経常利益4.60億円(同55.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益0.28億円(同96.0%減)と大幅な減益となった。減収の要因は中国経済の低迷と国内無線機向け需要の減少である。一方で、営業利益は前年11月に公表した目標を達成した。特別損失として公開買付関連費用を計上したため純利益は大きく減少したが、長期借入金の返済を進めたことにより自己資本比率は前期の63.1%から67.1%に改善した。また、新中期経営計画では最終年度の2031年3月期に売上高125億円、営業利益15億円、ROE10%以上を目標に掲げる。

業界の中での役割は電子部品(可変抵抗器・車載電装部品)の製造販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
96億円
営業利益
5億円
営業利益率
5.2%
純利益
0億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電子部品(可変抵抗器)主力

可変抵抗器を設計・製造し、国内外の電子機器メーカーに販売。白河コスモス電機などの子会社が製造を担い、当社が販売を統括。

主な製品・サービス1
可変抵抗器
電子回路の抵抗値を調整する部品。各種電子機器に広く使用される。

02自動車(車載電装部品)主力

車載用の電装部品を製造・販売。自動車メーカーや部品サプライヤー向けに供給。中国子会社も生産拠点として機能。

主な製品・サービス1
車載用電装部品
自動車の電装システムに使用される部品。車両の電子化に対応した製品を提供。

製品と技術

電子回路の調整に使われる可変抵抗器

可変抵抗器は、つまみを回すことで抵抗値を連続的に変化させることができる電子部品である。同社の創業製品であり、現在も基幹事業の一つである。可変抵抗器はオーディオ機器、産業機器、測定器など幅広い用途に使用される。同社グループは国内の白河コスモス電機・中津コスモス電機・会津コスモス電機、および中国の広州東高志電子が生産を担い、台湾東高志電機やトーコスアメリカが販売を行う。2026年3月期の可変抵抗器セグメント売上高は36億円で、全体の37.6%を占める。中国経済低迷の影響を受け減収となったが、同社は「アジアNo.1の可変抵抗器メーカー」を目標に掲げ、生産効率化と品質向上に取り組んでいる。

車載電子制御を支える角度センサとフィルムヒーター

車載用電装部品セグメントでは、角度センサとフィルムヒーターが主要製品である。角度センサは自動車のステアリング位置やアクセル開度などを検出する部品で、EV化や自動運転技術の高度化に伴い需要が拡大している。フィルムヒーターはADAS(先進運転支援システム)向けに搭載され、センサの曇り止めや凍結防止に使われる。同社はADAS向けフィルムヒーターの研究開発を継続しており、2026年1月の「AUTOMOTIVE WORLD 2026」に出展して新規顧客開拓を図った。車載用電装部品の売上高は59億円で全体の約6割を占め、農業機械・建設機械向けも堅調である。

長年培った抵抗体薄膜技術と多様なバリエーション

東京コスモス電機の技術的な芯は、抵抗体の薄膜形成技術にある。可変抵抗器の抵抗体には炭素皮膜や金属皮膜などが用いられ、高精度な抵抗値と耐久性を実現している。同社はこの技術を応用し、角度センサやフィルムヒーターへ展開した。角度センサは非接触式・接触式の両方をラインアップし、顧客の要求に応じたカスタマイズが可能である。フィルムヒーターは薄型で均一な発熱特性を持ち、車載向けに加えて産業機器向けの用途も開拓している。これらの製品は、汎用品から特殊仕様まで幅広いバリエーションで供給される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

小型電子部品メーカー、収益変動大

東京コスモス電機は電気機器セクターに属し、電子部品やデバイスを製造しています。同業他社にはキオクシアホールディングス(285A)やイビデン(4062)などの大手が名を連ねる中、同社の売上高は約100億円と小規模です。直近の業績は24/3期の売上高104億円から26/3期には96億円へ減少傾向にあり、営業利益率も9.52%から5.21%へ低下しています。業界内ではニッチなポジションにあり、収益の変動が大きいことが特徴です。

強み

  • 特定の電子部品において高い技術力を持ち、顧客からの信頼を得ている。
  • 長年の取引関係により、主要顧客との強固な関係を構築している。
  • 組織が小さく、市場変化に迅速に対応できる体制がある。
  • 高品質な製品を提供することで、差別化を図っている。

課題

  • 売上高が減少傾向にあり、新たな需要開拓が必要。
  • 営業利益率が低下しており、コスト管理や製品ミックスの改善が課題。
  • キオクシアやイビデンなどの大手に対抗できる規模やリソースに欠ける。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が東京コスモス電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16899ASTI81億円10.4倍
26897ツインバード77億円
36822大井電気73億円4.8倍
46863ニレコ72億円15.1倍
56772東京コスモス電機71億円250.5倍
66907ジオマテック71億円9.6倍
76654不二電機工業69億円24.8倍
86658シライ電子工業68億円5.2倍
96666リバーエレテック68億円
106840AKIBAホールディングス67億円7.6倍
116615ユー・エム・シー・エレクトロニクス66億円27.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

可変抵抗器メーカーとして創業し東証2部上場に至った1957〜1961年

東京コスモス電機は1957年6月、可変抵抗器の製造販売を目的として東京都杉並区に設立された。1961年1月には本店を杉並区の東京工場所在地に移転し、同年4月には神奈川県座間市に神奈川工場を新設、5月には大阪営業所を開設した。同年10月、東京証券取引所市場第2部に上場を果たした。創業4年での上場は、当時の電子部品需要の高まりを背景とした急成長を示している。

工場拡充と合併による地盤固めの1970年代

1970年4月、東京都八王子市に新たな東京工場を新設し、杉並の工場を移転した。同年9月には、額面変更を目的として旧商法に基づく別法人(1947年設立)との吸収合併を行った。1972年6月には本店を八王子市に移転。さらに同年10月、福島県白河市に最初の連結子会社となる白河コスモス電機を設立し、生産能力を強化した。

海外生産拠点の立ち上げと品質認証の取得(1980〜2000年)

1984年8月に大分県に中津コスモス電機、同年10月には米国イリノイ州にトーコスアメリカを設立し、海外展開を開始した。1987年2月には台湾桃園県(後に台北市)に台湾東高志電機を設立。1996年2月には神奈川事業所がISO9001認証を取得し、品質管理体制を整えた。2000年12月には香港に東高志(香港)を設立し、中国市場への足がかりを築いた。

本店移転とISO14001、中国生産拠点の拡充(2003〜2017年)

2003年6月、本店を現在の神奈川県座間市に移転。同年9月には神奈川事業所がISO14001認証を取得した。2010年11月と12月には中国山東省に煙台科思摩思電機と煙台科思摩思貿易を設立。同時期に福島県の会津コスモス電機を新工場に集約した。2015年4月には広州東高志電子を設立。2017年8月には香港子会社の番禺工場を閉鎖し広州に統合するなど、中国拠点の再編を進めた。同年6月には会津コスモス電機に第2工場を新設している。

スタンダード市場移行と新中期経営計画策定(2018〜2026年)

2018年10月、普通株式10株を1株に併合。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い第2部からスタンダード市場へ移行した。2026年1月には株式分割(1株→5株)を実施するとともに、事業本部制を導入した。同年、2026年度から2030年度までの5カ年を期間とする新中期経営計画を策定し、「アジアNo.1の可変抵抗器メーカー」および「スーパーTier2」への進化を掲げた。また、2025年3月期以降の配当方針として配当性向100%(下限DOE3.5%)を打ち出している。

年表27件を開く

1950年代

  • 1957年6月創業東京コスモス電機株式会社を設立、可変抵抗器製造販売を開始

1960年代

  • 1961年1月本店を東京都杉並区の東京工場所在地に移転する
  • 1961年4月神奈川県座間市に神奈川工場を新設
  • 1961年5月大阪市に大阪営業所を新設
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第2部に上場

1970年代

  • 1970年4月東京都八王子市に東京工場を新設、杉並東京工場を移転
  • 1970年9月創業株式の額面変更の目的をもって旧商法により設立された東京コスモス電機株式会社(1947年4月16日設立)に吸収される形態で合併
  • 1972年6月本店を東京都八王子市に移転
  • 1972年10月連結子会社 白河コスモス電機㈱を福島県白河市に設立

1980年代

  • 1984年8月連結子会社 中津コスモス電機㈱を大分県下毛郡(現大分県中津市)に設立
  • 1984年10月連結子会社 トーコスアメリカ㈱を米国イリノイ州に設立
  • 1987年2月連結子会社 台湾東高志電機股份有限公司を台湾桃園縣に設立(現在は台北市)

1990年代

  • 1996年2月神奈川事業所ISO9001認証を取得

2000年代

  • 2000年12月連結子会社 東高志(香港)有限公司を香港に設立
  • 2003年6月現在地に本店を移転
  • 2003年9月神奈川事業所ISO14001認証を取得

2010年代

  • 2010年11月連結子会社 煙台科思摩思電機有限公司を中国山東省に設立
  • 2010年12月連結子会社 煙台科思摩思貿易有限公司を中国山東省に設立
  • 2010年12月連結子会社 会津コスモス電機㈱を福島県会津若松市の新工場に集約
  • 2015年4月連結子会社 広州東高志電子有限公司を中国広東省に設立
  • 2016年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行
  • 2017年6月連結子会社 会津コスモス電機㈱に第2工場を新設
  • 2017年8月M&A連結子会社 東高志(香港)有限公司の番禺工場を閉鎖し、広州東高志電子有限公司に統合
  • 2018年10月普通株式10株につき1株の割合で株式併合

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所市場第2部から東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2026年1月普通株式1株につき5株の割合で株式分割
  • 2026年1月事業本部制を導入

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(M&A除く)2031年3月期まで125億円
  • 営業利益(M&A除く)2031年3月期まで15億円
  • 営業利益率2031年3月期まで12%
  • ROE2031年3月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長投資への積極的な舵切り

    ASEAN市場での生産能力増強、新製品・新技術の開発、M&Aによる事業規模拡大を戦略的に進める。

  2. 02

    コア事業の深化と新領域開拓

    可変抵抗器でアジアNo.1を目指し、角度センサ等の車載・産業機器でスーパーTier2を確立。新事業創出に向けR&DやM&Aを積極化する。

  3. 03

    人的資本強化と組織変革

    専門人財の確保・育成、働きがいのある組織文化の醸成、迅速な意思決定と透明性向上のためのガバナンス高度化に取り組む。

  4. 04

    資本効率向上と株主還元拡充

    ROE10%以上を目標とし、配当性向100%(DOE3.5%下限)を基本方針とする新たな還元策を実行する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で601人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は641万円で、9期前と比べて+19.1%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は11.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月885
2018年3月901
2019年3月53843.917.4856
2020年3月55142.517.9801
2021年3月46843.017.8771
2022年3月56341.514.5703
2023年3月60141.313.7696
2024年3月59741.314.3645
2025年3月64640.712.7629159
2026年3月64140.911.360183

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 3 / 海外 6、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 神奈川県座間市1,594百万円
主な関係会社
  • 国内
    会津コスモス電機㈱ 注2
    福島県会津若松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    白河コスモス電機㈱ 注2
    福島県白河市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    中津コスモス電機㈱ 注2
    大分県中津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾東高志電機股份有限公司 注2、注3
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TOCOS AMERICA, INC.
    米国イリノイ州 シャンバーグ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    煙台科思摩思電機有限公司
    中国山東省煙台市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    煙台科思摩思貿易有限公司
    中国山東省煙台市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    広州東高志電子有限公司 注2、注4
    中国広東省広州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Axium Capital Pte. Ltd. 注5
    シンガポール · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は96億円営業利益5億円前期と比べると減収減益で、売上が-8.6%、利益が-50.0%。

売上高
-8.6%
96億円
営業利益
-50.0%
5億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
5.2%
前期比 -4.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高96億円96億円
営業利益5億円5億円
純利益3億円0億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−19.2%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q273
2024年1Q26415.43
2024年2Q27311.13
2024年3Q26311.52
2024年4Q252
2025年2Q5259.63
2025年4Q5359.44
2026年2Q4936.10
2026年4Q4724.30
2027年1Q2100.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は71億円から96億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7153
2014年3月7554
連結子会社 広州東高志電子有限公司を中国広東省に設立
2015年3月7721
2016年3月720−2
連結子会社 東高志(香港)有限公司の番禺工場を閉鎖し、広州東高志電子有限公司に統合
2017年3月8211
2018年3月10232
2019年3月10264
2020年3月8910
2021年3月792−2
2022年3月9596
2023年3月1071512
2024年3月1041410
2025年3月10510109.57
2026年3月96555.20

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高96億円のうち、営業利益として残るのは5億円5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.0%73億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.8%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.7pt
5.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.9pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.6pt
0.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月70−4716
2014年3月71−11814
2015年3月4−3−4113
2016年3月1−610−516
2017年3月9−1313−426
2018年3月4−111−719
2019年3月10−6−3419
2020年3月1−82−715
2021年3月6−212431
2022年3月12−2−111032
2023年3月17−2−91540
2024年3月16−2−211436
2025年3月12−2−121033
2026年3月5−2−8330

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は115億円。このうち返さなくてよい自己資本が77億円で、自己資本比率は67.1%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月89355439.4
2014年3月88385043.4
2015年3月87394845.1
2016年3月94355936.9
2017年3月120368429.9
2018年3月124388630.7
2019年3月121418033.6
2020年3月114407434.8
2021年3月131399230.2
2022年3月127478036.8
2023年3月134597544.1
2024年3月124705456.4
2025年3月120764463.1
2026年3月115773867.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
45億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
38億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中8位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中207位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.4%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.2%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.6%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,047で、1年前と比べて-41.3%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥1,047+0.2%1ヶ月-9.8%1年-41.3%時価総額71億円
過去52週の値幅
安値¥1,021高値¥1,880

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)250.5倍
PER (会社予想)22.6倍
PBR0.92倍
配当利回り4.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で -1.11% と小幅下落し、18日は 1068円 で終了。25日移動平均線(1090.04円)を下回り、75日線(1125.53円)や200日線(1335.45円)も下回るなど弱気トレンド。52週高値(1880円)からは約43.2%低く、52週安値(1021円)からは約4.6%高い。出来高は少ないが、30日に 10,900株 と増加。RSIは 52.29 と中立圏で、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは256.12倍と極端に高く、業界平均30.54倍の約8倍。予想PER23.1倍も依然高く、将来の収益改善を織り込み済み。PBRは0.94倍と割安だが、ROE0.4%と極めて低く、資本効率が悪い。配当利回り4.68%は業界平均2.32%を上回るが、配当性向49.5%と低い。業績は減収減益傾向で、直近の純利益は0億円と赤字寸前。割高と判断せざるを得ない。

指標この会社業種平均
PER (実績)250.5倍30.8倍
PER (予想)22.6倍
PBR0.92倍2.58倍
ROE0.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、電子部品業界の需要変動と収益性の回復可能性。強気派は、自動車向け需要の安定や技術力を評価し、現在の株価下落は過剰反応とみる。一方、弱気派は、売上高の横ばいと利益率の低下を指摘し、特に2026年3月期の純利益ゼロ予想は業績悪化の象徴と捉える。市場競争の激化で部品単価の低下が続く中、成長戦略が見えにくい。

プラスに働く材料7
  • 技術力が高い

    抵抗器などで高い技術力を有し、顧客からの信頼が厚い

  • 需要は安定的

    自動車・産業機器向け需要は景気に左右されにくい面がある

  • 株価は割安

    PBRは0.94倍と1倍割れ、純資産価値に対して割安

  • 予想PER22.9倍は収益回復示唆決算発表後影響

    実績PER253倍→予想22.9倍、EPSの大幅改善を見込む

  • PBR0.94倍で純資産接近継続影響

    PBR0.94倍はほぼ解散価値、下値余地は限定的

  • 配当利回り4.72%の安定継続影響

    利回り4.72%は維持されており、株主利益を確保

  • 外国人保有37.72%が高水準継続影響

    外国人持ち分37.72%と高く、経営改善の圧力が働く

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化

    2026年3月期の純利益予想はほぼゼロ、減益が続く

  • 市場競争

    海外メーカーなどとの競争で価格低下圧力

  • 成長性に欠ける

    売上高は100億円台で横ばい、新規分野の開拓が進まない

  • 26/3期純利益0億円へ急減2026年3月期影響

    純利益7→0億円、ほぼ赤字転落

  • 売上高96億円へ減収2026年3月期影響

    売上高105→96億円、8.6%の減収

  • ROE0.4%と極低継続影響

    ROE0.4%は資本効率がほぼ皆無、PBR1倍割れの要因

  • 時価総額72億円と小型株継続影響

    時価総額72億円、売買が細く株価変動が大きい

次の決算で確かめる点
受動部品の販売数量
需要動向を測る基本指標で、売上高に直結
営業利益率
価格競争と原価管理の影響を反映する
新製品売上比率
成長性を判断するためのイノベーションの指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは4.78%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.78%
いまの株価に対して
配当性向
49.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月61176.0
2018年3月60.0130.9
2019年3月833.333.5
2020年3月6−25.0
2021年3月4−33.3
2022年3月650.08.8
2023年3月12100.08.6
2024年3月29141.723.8
2025年3月3520.728.1
2026年3月4014.349.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,042人。区分でいちばん多いのは外国法人37.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.5%を占め、残る68.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人0.81.63.718.724.137.7
個人・その他81.674.271.358.851.925.2
事業法人8.014.212.116.418.817.4
金融機関7.33.26.23.13.114.1
証券会社2.36.66.53.02.25.5
自己株式4.210.510.114.614.50.9
外国人個人0.00.20.40.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01BRIDGESTREAM LIMITED, AS TRUSTEE OF AXC STRATEGIC OPPORTUNITIES (常任代理人 立花証券株式会社)21.33
02成成株式会社15.44
03BRIDGESTREAM LIMITED, AS TRUSTEE OF AXC STRATEGIC OPPORTUNITIES (常任代理人 立花証券株式会社)10.83
04日本証券金融株式会社10.50
05コスモス取引先持株会5.32
06東海東京証券株式会社4.07
07セコム損害保険株式会社3.49
08INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.17
09ヨシダ トモヒロ0.95
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-28
    成成株式会社
    新規の大量保有報告
    19.51%
    +2.73pt
  • 2026-07-14
    アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    32.16%
  • 2026-05-22
    アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    32.16%
    +0.27pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−80%、1株純資産は14期で+409%。直近期のROEは0.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2122410.06.820.7
2014年3月232439.97.936.1
2015年3月42501.840.672.2
2016年3月−14221
2017年3月62282.558.11176.0
2018年3月1592,4226.816.7130.9
2019年3月2352,6239.45.533.5
2020年3月272,5611.026.1
2021年3月−1042,605−4.1
2022年3月8666114.63.78.8
2023年3月16683322.22.68.6
2024年3月1411,03714.94.823.8
2025年3月1051,1219.711.828.1
2026年3月41,1430.4291.149.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額143百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
李秀鵬取締役会長58
門田泰人代表取締役 取締役会議長51
若林勇人代表取締役社長65
大河内尚志取締役副社長61
西立野竜史取締役副社長 Chief Transformation Officer (最高変革責任者)51
黄聖遼取締役64
大木真取締役(監査等委員)55
伊勢谷直樹取締役(監査等委員)64
岩﨑勝也取締役(監査等委員)63
柳陽取締役(監査等委員)45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)77097911
社外取締役10630636
取締役(社内)1111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容560字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社8社で構成され、可変抵抗器・車載用電装部品などの製造販売を行う事業を展開しております。 当社及び関係会社の事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであり、セグメントと同一の区分であります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの変更を行っております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報 1 報告セグメントの概要 (報告セグメントの変更等に関する事項)」をご覧ください。 可変抵抗器   当社が販売するほか、製造工場として連結子会社である白河コスモス電機㈱、中津コスモス電機㈱、会津コスモス電機㈱及び広州東高志電子有限公司が外注組立をしております。 車載用電装部品   当社が販売するほか、製造工場として連結子会社である白河コスモス電機㈱、中津コスモス電機㈱、煙台科思摩思電機有限公司、会津コスモス電機㈱及び広州東高志電子有限公司が外注組立をしております。 当社グループの製品の一部は連結子会社である台湾東高志電機股份有限公司、TOCOS AMERICA, INC.、煙台科思摩思貿易有限公司及び広州東高志電子有限公司を通じて販売しております。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,755字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「開かれた透明性のある企業」「社会の負託に応えられる企業」「働きがいのある企業」「環境に配慮した企業」を経営理念に掲げ、「地域社会との信頼関係を築き 従業員にはチャンスと達成の喜びを お客様には安心と感動を 地球には優しさと潤いを与え続ける」ことを私たちの社会的役割(CSRビジョン)と位置付けております。 当社グループは、長年培ってきた角度センサ・フィルムヒーター・可変抵抗器の技術を礎に、エレクトロニクス業界におけるプロフェッショナル集団としてサステナビリティ経営を強化しております。さらに、当連結会計年度において策定した新中期経営計画に基づき、「アジア No.1の可変抵抗器メーカー」、並びに顧客から直接指名を受け、完成車メーカーや大手システムサプライヤーに対して独自の価値を提供する「スーパーTier 2」となることを目指し、企業価値の最大化に邁進してまいります。 (2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題 当社グループを取り巻く経営環境は、自動車業界におけるEV化の進展や自動運転技術の高度化、産業機器分野でのDX推進など、大きな変革期にあります。このような中、当社グループは、縮小均衡の懸念を断ち切り持続的な成長を実現するため、2025年11月に2026年度から2030年度までの5カ年を期間とする「新中期経営計画」を策定いたしました。 これに伴い、2024年4月に公表した第2次中期経営計画は発展的に解消し、今後は新計画に基づき、以下の重点施策に全社を挙げて取り組んでまいります。 ① 未来への成長投資への舵切り 従来の縮小均衡経営から脱却し、成長に向けた積極的な投資を実行いたします。特に、成長著しいASEAN市場における生産能力の増強や、将来の収益の柱となる新製品・新技術の開発、さらには既存事業とのシナジーが見込めるM&Aを戦略的に進め、事業規模の拡大を図ります。 ② 事業戦略の再構築(コア事業の深化と新領域の開拓) 可変抵抗器事業においては、アジアNo.1の実現に向けて、オペレーションの効率化と品質向上を徹底いたします。また、角度センサやフィルムヒーター等の車載・産業機器向け製品については、独自の付加価値を磨き上げることで「スーパーTier2」としての地位を確立し、受注機会の最大化を目指します。さらに、「第三の柱」となる新事業の創出に向けてR&DやM&Aを積極化いたします。 ③ 人的資本の強化と組織・ガバナンスの変革 成長戦略を支えるのは「人財」であるとの認識のもと、高度な専門性を有する人財の確保・育成に加え、従業員一人ひとりが働きがいを感じ、挑戦できる組織文化を醸成いたします。あわせて、迅速な意思決定と透明性の高い経営を実現するため、ガバナンス体制のさらなる高度化を推進いたします。 ④ 資本効率の向上と株主還元の拡充 資本効率を重視した経営(ROE10%以上)を推進するとともに、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と位置付け、配当性向100%(ただしDOE3.5%を下限とする)を基本方針とする新たな還元策を実行してまいります。 また、上記に加えて当社グループは、収益力の改善、グローバル供給体制の強化についても注力するとともに、生産拠点である子会社についてもコスト削減を進めており、昨今の原材料価格の高騰、物流費の上昇、地政学リスク、為替変動等に柔軟に対応できるよう取り組んでおります。 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、新中期経営計画の最終年度(2031年3月期)において、以下の経営目標の達成を目指しております。 売上高 :125億円(M&A含まず) 営業利益 : 15億円(M&A含まず) 営業利益率 : 12% ROE : 10%以上 これに加え、次期中期経営計画(2036年3月期)を見据え、売上高150億円規模、営業利益率16~20%を達成できる強靭な事業構造の構築に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,784字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があると認識している主なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経済環境に関するリスク ①経済状況の変動 世界経済は、地政学リスクの高まり、インフレ動向、為替・金利変動等の影響により先行き不透明な状況が続いております。当社グループの事業活動においても、景気後退による需要の減少や原材料・エネルギー価格の上昇等が業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②為替相場の変動 当社グループでは、海外における生産販売活動では、可能な限り材料等の現地調達をする、輸出入では可能な限り円建取引をする等、為替変動リスクの低減に取り組んでおりますが、急激な為替変動により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③株式市況の変動 当社グループでは、純投資目的として国内企業の株式を保有しており、株式市況の変動により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業活動に関するリスク ①技術革新における競争 ヒータ分野としては、市場を拡大する目的で、高電圧駆動などの取り組みを開始しています。これらの仕様が求められる市場では、求められる安全性が高いことが想定され、品質面のリスクとなっております。 ポテンショメータの分野ではPb材料を使用しない製品が求められております。開発が遅延することにより当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、環境規制物質の増加の影響により、使用している材料や購入部品を変更(4M)する必要のある製品が急激に増加しています。適正な変更手続きが進まない場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②販売価格競争 当社グループでは、価格に頼らず技術的に進化した高品質で高付加価値化の製品の提供に取り組んでおりますが、競合他社の技術進歩により販売価格競争が激しくなり当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③原材料価格の変動及び調達リスク 当社グループでは、信頼のおける複数の供給業者から原材料等を仕入れ、一定の在庫を確保することや、商品価値に見合った適正価格で販売する等、供給不安や原材料価格の変動に対応しております。急激な原材料価格の変動や供給停滞等により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④製品の欠陥リスク 当社グループでは、世界的に認められている品質管理基準に従って製品を製造しております。品質保証本部を設置し欠陥のない製品の提供に努めており、また、万が一の場合に備え、製造物責任賠償については保険を付保しておりますが、製品の欠陥により、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤特定販売先への依存リスク 当社グループでは、販売顧客の拡大に努めておりますが、連結売上高の四分の一相当が車載用電装部品関連の主要顧客である東亜電気工業株式会社向けとなっております。当社グループは、同社と良好な関係を保持しているものと認識しておりますが、同社で取り扱う部品構成の変更や協力会社との取引方針変更等により、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)経営基盤に関するリスク ①情報セキュリティに関するリスク 当社グループでは、事業の遂行を通じて取引先等の機密情報に多数接しているほか、当社グループの技術・営業・その他事業に関する機密情報を保有しております。これらの機密情報について、情報セキュリティ、サイバー攻撃に対する方針、リスク管理等の諸規程により対応を図っておりますが、不正アクセス、コンピュータウイルス等により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②法的リスク 当社グループでは、日本国内だけではなく、諸外国の法令に則って事業を推進しておりますが、環境規制等法的規制内容に変更が生じた場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③人材確保に関するリスク 当社グループは、「地域社会との信頼関係を築き 従業員にはチャンスと達成の喜びを お客様には安心と感動を 地球には優しさと潤いを与え続ける」ことを社会的役割(CSRビジョン)と位置付け、サステナビリティ経営を推進しております。新卒採用に加え、通年採用やキャリア採用も強化しておりますが、労働人口の減少や人財獲得競争の激化により、必要な人財を安定的に確保することは年々困難になっております。 特に専門性の高い人財の採用・定着が進まない場合、事業推進や生産性に影響を及ぼし、当社グループの業績や財務状況に悪影響を与える可能性があります。 また、当社では職場環境整備や人財育成の強化に取り組んでおりますが、これらの施策が十分に機能しない場合、持続的な成長に支障をきたす可能性があります。 (4)外部環境に関するリスク ①自然災害に関するリスク 当社グループでは、製品及び部材を生産するにあたり、国内3拠点、中国2拠点にて行うことで一定のリスク分散は図られておりますが、地震等の自然災害により、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②気候変動に関するリスク 当社グループでは、「地域社会との信頼関係を築き 従業員にはチャンスと達成の喜びを お客様には安心と感動を 地球には優しさと潤いを与え続ける」ことを社会的役割(CSRビジョン)と位置付け、気候変動に対するリスクを特定し、対応を進めております。対応の遅れや想定外の事象等により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③地政学的リスク 当社グループの生産及び販売活動の一部は、中国、台湾をはじめとするアジア、北米及び欧州で行っております。これらの海外での活動には、以下のようなリスクが考えられます。 ・予期しない法律又は規制の変更 ・技術インフラが我が国と異なるため製造活動に悪影響を及ぼす可能性 ・テロ、戦争、その他の要因による社会的混乱 ・ストライキ等の労働争議 ・感染症拡大による社会的混乱 当社グループの製品には調達の多くを海外に依存している原材料が含まれており、また、中国においては生産の拡大を続けてまいりました。生産及び販売活動を行っている国において政情や法環境の変化など、予期せぬ事象により社会的混乱が起こり、事業の遂行が困難になり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,265字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (重要な会計方針及び見積り) 当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき、作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産、負債の報告数値及び報告期間における収益、費用の報告数値に影響を与える見積りを行わなければなりません。 経営陣は、営業債権、棚卸資産、投資、退職給付債務、繰延税金資産、税金費用及び財務活動等に関する見積り及び判断に対して評価を行っております。また、過去の実績や状況に応じて合理的だと考えられる見積り及び判断を行いますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要となる営業債権、棚卸資産、投資、退職給付債務、税金費用及び財務活動等事項の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (1)財政状態の状況 (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末比942百万円減少し6,895百万円となりました。主な要因は、売掛金が613百万円、現金及び預金が393百万円減少したことによるものであります。 売掛金の減少は法律の改正に伴い回収サイトが短縮、現金及び預金の減少は税金等調整前当期純利益を計上した一方で、借入金を返済したことによるものであります。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末比448百万円増加し4,624百万円となりました。主な要因は、有形固定資産が238百万円、投資その他の資産が186百万円増加したことによるものであります。有形固定資産の増加はリース資産が増加、投資その他の資産の増加は投資有価証券が増加したことによるものであります。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末比575百万円減少し1,984百万円となりました。主な要因は、電子記録債務が274百万円、1年内返済予定の長期借入金が121百万円減少したことによるものであります。電子記録債務の減少は法律の改正に伴い支払サイトが短縮、1年内返済予定の長期借入金の減少は銀行借入を返済したことによるものであります。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末比69百万円減少し1,809百万円となりました。主な要因は、リース債務が235百万円増加した一方で、長期借入金が314百万円減少したことによるものであります。リース債務の増加は、リース資産が増加、長期借入金の減少は銀行借入を返済したことによるものであります。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末比150百万円増加し7,725百万円となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が125百万円増加したことによるものであります。 (2)経営成績の状況 ① 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 a.事業全体の状況 当連結会計年度における世界経済は、地政学リスクの高まり、インフレ動向、為替・金利変動等の影響により先行き不透明な状況が続いております。中国経済においては、不動産市場の調整長期化を背景に、デフレが進行しております。加えて、期末にかけては米国・イスラエルとイランの武力紛争に端を発した中東情勢の緊迫化により、原油価格の高騰や金融市場のボラティリティ上昇など、新たな地政学的リスクが景気の下振れ要因として顕在化いたしました。 日本経済は、原材料価格の高止まりや人手不足の影響により公共投資や設備投資に一部弱さが見られたものの、雇用・所得環境の改善や賃上げの進展を背景とした個人消費の持ち直しにより、内需を中心とした緩やかな回復基調が継続いたしました。しかしながら、中東情勢の緊張に伴う資源価格の上昇や為替動向の不安定化が、企業収益や物価に与える影響について、引き続き注視が必要な状況となっております。 当社グループの属する電子部品業界におきましては、半導体関連分野を中心に一部製品で需要回復の動きが見られるものの、物価上昇によるコスト負担の増加や中国経済の減速の影響が根強く、市場環境が完全な回復に至るには時間を要する状況が続いております。また、脱炭素化の流れを背景とした電源技術の高効率化・小型軽量化へのニーズは一層高まっております。 このような情勢下、当社は2026年1月開催の「AUTOMOTIVE WORLD 2026」への出展を通じて新規顧客の開拓に注力したほか、ADAS向けフィルムヒータなどの新規開発製品の研究開発活動を継続してまいりました。 販売面においては、売上高は9,601百万円(前期比8.6%減)となり、中国経済の低迷による生産設備向け需要の減少や、国内無線機メーカー向けの需要が低迷していることが影響したものの、国内自動車メーカーや農業機械・建設機械メーカー向けの需要は堅調に推移しました。 利益面では、金属価格の高騰が進行しましたが、生産性の向上や固定費削減により、営業利益は457百万円(前期比56.0%減)、経常利益は460百万円(前期比55.2%減)を確保し、昨年11月に公表した目標を実現しました。親会社株主に帰属する当期純利益は28百万円(前期比96.0%減)となり、これは特別損失に計上した公開買付関連費用等の一時的な費用が影響いたしました。 なお、長期借入金の返済を進めたことにより、自己資本比率は前期の63.1%から67.1%へ改善し、財務体質の強化につながりました。 b.セグメント情報に記載された区分ごとの状況 (イ)可変抵抗器 中国経済の低迷による生産設備向け需要の減少や、国内無線機メーカー向けの需要の減少を反映して、売上高は3,608百万円(前期比13.1%減)となりました。セグメント利益(営業利益)は、751百万円(前期比35.2%減)となりました。 (ロ)車載用電装部品 主要取引先の一部生産モデルが終了したことにより、売上高は5,992百万円(前期比3.9%減)となりました。セグメント利益(営業利益)は、422百万円(前期比56.2%減)となりました。 ② 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 可変抵抗器   1,923,551   △23.4 車載用電装部品   5,141,237   3.4 合計   7,064,789   △5.6 b.受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 可変抵抗器   3,593,386   △13.5   1,282,562   △1.2 車載用電装部品   6,022,759   △5.4   442,864   7.3 合計   9,616,145   △8.6   1,725,426   0.9 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 可変抵抗器   3,608,527   △13.1 車載用電装部品   5,992,503   △3.9 合計   9,601,030   △8.6 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高 (千円)   割合 (%)   販売高 (千円)   割合 (%) 東亜電気工業㈱   2,645,390   25.2   2,558,171   26.6 (3)キャッシュ・フローの状況 (現金及び現金同等物) 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、369百万円減少し、2,950百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは544百万円の資金の増加(前連結会計年度は1,199百万円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益144百万円、減価償却費359百万円、売上債権の減少848百万円によるものであります。主な減少要因は、仕入債務の減少319百万円、法人税等の支払額273百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動のキャッシュ・フローは249百万円の資金の減少(前連結会計年度は216百万円の減少)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出261百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動のキャッシュ・フローは786百万円の資金の減少(前連結会計年度は1,152百万円の減少)となりました。主な減少要因は、長期借入金の返済による支出436百万円、配当金の支払額233百万円、リース債務の返済による支出113百万円によるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当社グループの主な資金需要は、各事業の製造活動に必要な原材料の仕入、販売費及び一般管理費並びに設備投資等であります。これらの資金需要は、営業キャッシュ・フローから生じる自己資金及び金融機関からの借入によって賄っております。 資金の流動性につきましては、経常運転資金に十分対応できる手元資金の確保に努めており、当期末現在の現金及びより一層の手元流動性の確保と有利子負債の適切なコントロールを目的に、金融機関との間で200,000千円の当座貸越契約を締結しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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