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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サンコー

SANKO CO.,LTD.6964 · Standard · 電気機器

プレス加工とプラスチック成型を軸に、自動車・住宅設備・事務機・デジタル家電向け精密部品を供給するメーカー。

概要

サンコーは長野県塩尻市に本社を置く電気機器メーカーであり、精密部品製造及びユニット加工事業を単一セグメントとして展開する。2026年3月期の連結売上高は182億円、従業員484名。自動車関連製品が売上の約74%を占め、主要顧客に住友電装(28.2%)とデンソー(12.6%)を持つ。タイに連結子会社THAI SANKO CO.,LTD.を有し、海外生産体制を強化している。

自動車関連製品が売上の7割超を占める事業構造

当社グループは精密部品製造及びユニット加工事業の単一セグメントであり、製品は自動車関連、住宅設備関連、事務機関連、デジタル家電関連に分類される。2026年3月期の売上高182億円のうち、自動車関連製品が136億円(74.5%)を占め、最も大きな柱である。内訳は安全関連部品や車載電装品が中心で、ハイブリッド車(HV)向け需要が好調だった。住宅設備関連はスマートメーターなど15億円、デジタル家電関連はデジタルカメラ向け22億円、事務機関連はプリンター向け2億円と続く。その他に電子部品や産業用機器関連が5億円ある。

住友電装とデンソーへ依存する販売先構成

販売先は特定の大口顧客に集中している。2026年3月期の販売実績では、住友電装への売上高が51億円と全体の28.2%を占め、デンソーへは23億円で12.6%である。両社で約4割を占め、自動車業界の動向に業績が大きく左右される構造にある。一方で、他の顧客も存在し、複数の製品カテゴリーに分散することでリスクを緩和している。デンソー向けは前年比減少したが、住友電装向けは大幅に増加しており、特定顧客への依存度が変化している。

タイに生産拠点を持つグローバル展開

当社グループは連結子会社としてTHAI SANKO CO.,LTD.(タイ)を有し、自動車の電装製品を生産している。同社は今後受注増加が見込まれる電装製品の生産体制強化に向けて設備投資を進めており、現地社員の教育による組織力強化も図っている。また、非連結子会社としてTHAI SANKO TRADING CO.,LTD.を2015年1月に設立したが、現在は休業中である。海外売上高の開示はないが、タイ子会社の生産拡大が今後の業績に寄与する可能性がある。

売上高は過去10年で1.8倍に成長した収益動向

連結売上高は2013年3月期の92億円から2026年3月期の168億円へと増加傾向にある。特に2015年から2017年にかけて104億円から140億円へ急伸し、その後も133億~169億円の範囲で推移している。2026年3月期は182億円と過去最高を更新。営業利益は2026年3月期に7.6億円、経常利益9億円、当期純利益6億円を計上し、純利益は2013年以降おおむね黒字を維持している。ただし、2014年3月期には5億円の純損失を計上するなど、収益は安定しているとは言えない。

自己資本比率約71%の堅実な財務体質

2026年3月期末の総資産は229億円、負債66億円、純資産163億円であり、自己資本比率は約71%と高い。流動資産は売掛金の増加により153億円、固定資産は投資有価証券の増加により75億円となった。キャッシュ・フローは営業活動で11億円の資金増加、投資活動で9.9億円の減少、財務活動で2億円の減少となり、現金同等物は49億円と前期末から横ばい。設備投資を継続しながらも、安定した財務基盤を維持している。

業界の中での役割は自動車・住宅設備・事務機・デジタル家電業界向けに精密部品を製造するサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
183億円
営業利益
8億円
営業利益率
4.4%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車関連主力

自動車関連製品向けに、プレス製品、メカトロ製品、プラスチック製品を製造販売。自動車の軽量化や電子化に対応し、高精度な部品を安定的に供給する。

主な製品・サービス3
プレス製品
金属材料をプレス加工して自動車用部品を製造する。高精度・量産性に優れる。
メカトロ製品
機械要素と電子制御を組み合わせた自動車用の機構部品。
プラスチック製品
樹脂成形による自動車内装部品や機能部品を製造。軽量化とコスト低減に貢献。

02住宅設備関連準主力

住宅設備関連製品向けに、水回りや給湯機器などの部品を精密プレス加工やプラスチック成形で製造。耐久性と品質が求められる分野で採用される。

主な製品・サービス1
住宅設備用プレス部品
キッチンやバスルームなど住宅設備の金属部品をプレス加工で製造。

03事務機関連副次

複合機やプリンターなどの事務機器向けに、駆動部や構造部品を提供。精密な寸法精度と耐久性が要求される。

主な製品・サービス1
事務機用メカトロ部品
事務機器の給紙機構や駆動系に用いる精密部品。

04デジタル家電関連副次

デジタル家電向けに、スマートフォンやAV機器などの内部部品やシャーシを製造。薄型化・小型化に対応した高精度加工が強み。

主な製品・サービス1
デジタル家電用プレス部品
スマートフォンやパソコンなどの筐体や内部金属部品をプレス加工。

製品と技術

自動車の安全・電装を支えるプレス部品

自動車関連製品は売上高の約4分の3を占める主力製品群である。具体的には、安全走行に関連する部品や車載電装品をプレス加工で製造している。ハイブリッド車(HV)向けの需要が好調であり、新製品の量産開始も寄与した。当社の強みは金型技術にあり、生産性の高い金型製作と工程設定によって大型化や絞り加工での差別化を図っている。特にプレスとプラスチックの複合加工製品では、複雑化する顧客ニーズに対応するための技術開発を継続している。

スマートメーターなど住宅設備向け製品

住宅設備関連製品の売上高は2026年3月期に15.9億円と前年比12.2%減少した。主な製品は電力会社向けのスマートメーターであり、インフラ関連需要に支えられている。同事業は内需産業に位置づけられ、安定した受注が見込める分野だが、前期は落ち込みが見られた。経営方針では、スマートメーターを含むインフラ関連製品の受注活動を強化するとしており、今後の回復が期待される。

デジタルカメラ向け部品など民生品への展開

デジタル家電関連製品の売上高は22.1億円で前年比23.2%増加した。主にデジタルカメラ向けの精密部品を供給しており、好調に推移している。一方、事務機関連製品(プリンター向け)は2.8億円と12.5%減少した。民生品分野は需要変動が大きいが、当社は金型技術を活かした多品種対応でリスクを分散している。その他製品として電子部品や産業用機器関連も手掛けており、新たな収益源の育成を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

電子部材で中堅、海外比率低く内需依存

電子部品・デバイス分野での中堅プレーヤー。売上高は約170億円規模で、同業のキオクシアやイビデンと比べると小粒だが、特定のニッチ領域で存在感を持つとみられる。直近の利益率は3〜4%台と低く、価格競争や原価高の影響を受けやすい体質。ライバルであるキオクシアはメモリ、イビデンはパッケージ基板で高付加価値戦略を採る一方、当社は汎用品中心の可能性が高く、差別化が課題。海外展開が限定的で、国内需要に依存する構造と推察される。

強み

  • 国内電子機器メーカーとの取引実績が強固で、安定した受注ベースを持つとみられる。
  • 特定電子部材で専門性を発揮し、他社が追随しにくい領域を開拓してきた可能性がある。
  • 直近3期で売上高が169億円から183億円へ拡大、市場ニーズを捉えている。
  • 営業利益率が改善傾向にあり、原価管理や生産効率化の進展が伺える。

課題

  • 営業利益率が4%未満と低く、競争激化や価格下落への対策が急務である。
  • 海外売上比率が低く、成長市場の取り込みが遅れている可能性がある。
  • 業界大手と比べ規模が小さく、投資余力やスケールメリットで劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がサンコー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2015年にタイ子会社を設立しグローバル化に着手

当社は2015年1月、金型、治工具、製品等の輸入・販売を目的としてタイ王国にTHAI SANKO TRADING CO.,LTD.を設立した。当初の出資比率は49%であったが、後に99.9%に引き上げられた。しかし同社は現在休業中である。また、連結子会社であるTHAI SANKO CO.,LTD.もタイに所在し、自動車電装製品の生産を行っている。設立時期は公表されていないが、経営方針によれば今後受注増加が見込まれており、現地での設備投資と人材育成を進めている。

2013年度以降の売上高は成長と変動を繰り返す

2013年3月期の売上高92億円から、2015年3月期には104億円、2017年3月期には140億円まで伸長した。その後2018年には一時133億円に減少したが、2020年3月期には147億円と回復。2021年3月期に再び133億円に落ち込んだ後、2022年3月期141億円、2023年3月期157億円、2024年3月期169億円、2025年3月期168億円と増加基調にある。2026年3月期には182億円に達し、過去最高を記録した。この間、純利益は0~7億円の範囲で推移し、2014年3月期の5億円損失を除き黒字を維持している。

営業黒字を継続するも利益率は低水準

2026年3月期の営業利益は7.6億円で、売上高営業利益率は4.2%と低い。過去のデータを見ると、営業利益は2017年3月期に6億円、2018年3月期6億円、2019年3月期5億円、2020年3月期4億円、2021年3月期6億円、2022年3月期5億円、2023年3月期4億円、2024年3月期7億円(推定)と、売上高の拡大に比べて利益は伸び悩んでいる。これは、原価低減の継続的な努力にもかかわらず、競争激化や設備投資負担が影響しているとみられる。

自動車産業の変革期に対応する課題認識

経営環境の項では、アメリカの関税政策や電動車への移行、中国メーカーの台頭など自動車産業を取り巻く環境が厳しさを増していると指摘している。2027年3月期の業績予想については、トランプ関税の影響が不透明なため保守的に見込んでおり、自動車販売の減速を想定している。こうした中で、売上拡大と収益力強化を経営課題に掲げ、ロボット導入や材料歩留まり改善、内製化などの原価低減策を推進している。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    売上拡大の推進

    自動車の電装製品、安全走行製品、EV関連製品の受注拡大を狙う。内需産業のスマートメーターやインフラ関連製品の受注活動も強化する。

  2. 02

    収益力の強化

    工場でロボット導入による自動化、材料歩留改善、工程内不良低減、内製化などを通じて原価低減を継続的に推進する。

  3. 03

    グローバル化への対応

    タイ子会社で自動車電装製品の生産体制強化のための設備投資を行い、現地社員の教育と組織力強化を進め、さらなる拡大の基礎作りを行う。

  4. 04

    技術力の強化

    生産性の高い金型製作や工程設定により大型化や絞り加工で差別化を図る。プレス・プラスチック複合加工製品では金型技術を高め複雑化するニーズに対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で484人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は562万円で、9期前と比べて+11.7%平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は21.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月509
2018年3月506
2019年3月50343.721.3482
2020年3月52345.022.2485
2021年3月53645.122.3489
2022年3月57744.821.7498
2023年3月52544.921.8501
2024年3月50044.821.7507
2025年3月52045.122.1498100
2026年3月56244.521.2484165

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
堀金工場 — 長野県安曇野市1,382百万円
精密部品製造及びユニット加工事業
三田工場 — 長野県安曇野市1,003百万円
精密部品製造及びユニット加工事業
福岡耳納工場 — 福岡県久留米市682百万円
精密部品製造及びユニット加工事業
梓川工場 — 長野県松本市624百万円
精密部品製造及びユニット加工事業
本社工場 — 長野県塩尻市442百万円
精密部品製造及びユニット加工事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱田村商事
    長野県塩尻市 · その他の関係会社
  • 海外
    THAI SANKO CO.,LTD. (注)1、3
    タイ王国 アユタヤ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    THAI SANKO TRADING CO.,LTD.
    タイ王国 アユタヤ県 · その他の関係会社
    議決権99.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は183億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.9%、利益が+60.0%。

売上高
+8.9%
183億円
営業利益
+60.0%
8億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
4.4%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高178億円183億円
営業利益7億円8億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は48億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.1%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q411
2024年1Q4124.92
2024年2Q4424.52
2024年3Q4536.72
2024年4Q391
2025年2Q8133.72
2025年4Q8722.34
2026年2Q8633.52
2026年4Q9755.24
2027年1Q4848.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は92億円から183億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月9200
2014年3月90−1−5
2015年3月10421
2016年3月12621
2017年3月14086
2018年3月13386
2019年3月13875
2020年3月14764
2021年3月13386
2022年3月14175
2023年3月15764
2024年3月169107
2025年3月168583.06
2026年3月183894.46

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高183億円のうち、営業利益として残るのは8億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.4%160億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.2%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.2pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は49億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−13−1−422
2014年3月2−1−2122
2015年3月4−1−1324
2016年3月−4−5−1−913
2017年3月912−22133
2018年3月13−9−1436
2019年3月11−6−1540
2020年3月10−17−1−732
2021年3月122−11445
2022年3月4−6−1−242
2023年3月11−5−2647
2024年3月13−2−11156
2025年3月3−9−2−649
2026年3月11−10−2149

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は229億円。このうち返さなくてよい自己資本が163億円で、自己資本比率は71.2%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1511193278.7
2014年3月1451133277.5
2015年3月1611144770.8
2016年3月1641115367.6
2017年3月1681175169.5
2018年3月1701234772.4
2019年3月1761274971.8
2020年3月1831295470.3
2021年3月1911355670.7
2022年3月1921405272.9
2023年3月2051446170.4
2024年3月2171536470.5
2025年3月2201566470.8
2026年3月2291636671.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
49億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
82億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
66億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中62位あたり、逆に低いのはROE224社中174位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.9%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥696で、1年前と比べて+26.9%過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。

¥696-0.6%1ヶ月+2.1%1年+26.9%時価総額63億円
過去52週の値幅
安値¥561高値¥759

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.2倍
PER (会社予想)11.0倍
PBR0.38倍
配当利回り2.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で株価は676円とほぼ横ばい。6月末の654円から7月13日に695円まで上昇したが、その後は680円前後で揉み合い。25日線(683円)や75日線(679円)をほぼ横ばいで推移し、方向感は乏しい。RSIは35.59とやや弱気圏。52週高値759円対比では約11%下で、上値は重い。出来高は直近1000株と極端に低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは9.92倍で業界平均29.43倍の約3分の1、PBRは0.37倍で平均2.12倍を大幅に下回る。配当利回り2.96%も平均2.27%を上回るが、ROEは3.8%と低く収益性に課題。割安だが、今後の利益成長が焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.2倍30.8倍
PER (予想)11.0倍
PBR0.38倍2.58倍
ROE3.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は緩やかに増加し、営業利益率も改善傾向にあるが、収益規模は小さく、株価は割安な水準。強気派は、自動車・産業機器向け基板の需要回復と、利益率改善による収益力向上を評価する。弱気派は、競争激化による価格圧力や、特定顧客への依存度、小規模な事業規模による成長の限界を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 業績回復基調

    売上高は2023/3期から増加し、2026/3期は183億円と過去最高を見込む。

  • 利益率改善

    営業利益率は2025/3期の2.98%から2026/3期は4.37%へ改善する見通し。

  • 株価割安

    PBRは0.37倍と解散価値以下で、配当利回りは2.96%と底堅い。

  • PBR0.37倍と解散価値割れ継続影響

    株価純資産倍率0.37倍は1倍を大きく下回り、資産価値から割安

  • 2026年3月期営業利益8億円と60%増通年影響

    営業利益5→8億円、売上高168→183億円。利益率2.98%→4.37%と改善

  • 売上高183億円と前期比8.9%増通年影響

    売上高が168億円から183億円に増加、増収が利益拡大を牽引

  • 配当利回り2.96%とインカム投資家に支持継続影響

    配当利回り2.96%を確保、株価676円を支える

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    プリント基板業界は価格競争が激しく、差別化が難しい。

  • 成長の限界

    売上高は170億円規模で推移し、大幅な拡大が見込みにくい。

  • 依存度リスク

    特定業界向けの売上比率が高く、需要変動の影響を受けやすい。

  • 純利益6億円と前期から横ばい通年影響

    営業利益は5→8億円に増加するも純利益は6億円で変わらず、増益効果が最終利益に反映されない

  • ROE3.8%と資本効率が低い継続影響

    自己資本利益率3.8%では投資効率が悪く、PBR0.37倍の割安が続く

  • 営業利益率4.37%は依然低水準通年影響

    営業利益8億円は売上高183億円の4.37%で、製造業として収益力が弱い

  • 時価総額61億円と小型株で流動性が低い継続影響

    時価総額61億円は小規模で売買が薄く、一度の売りで株価が動きやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善が進むかどうか、利益率の推移が重要。
売上高成長率
需要拡大や新規顧客獲得の有無を確認する。
設備投資額
生産能力増強や技術開発への投資姿勢を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.87%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
2.87%
いまの株価に対して
配当性向
38.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月711.2
2018年3月1042.917.4
2019年3月1330.025.5
2020年3月130.030.4
2021年3月130.024.0
2022年3月130.029.0
2023年3月130.077.3
2024年3月2269.244.8
2025年3月20−9.133.2
2026年3月200.038.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,709人。区分でいちばん多いのは事業法人54.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.5%を占め、残る43.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人33.333.938.137.854.554.4
個人・その他55.055.852.350.131.732.1
外国法人6.26.06.47.79.910.2
金融機関3.63.41.92.22.12.1
自己株式10.410.41.41.41.41.4
証券会社1.90.81.32.21.71.1
外国人個人0.00.00.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社田村商事50.50
02田村 正則5.56
03INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)4.60
04アジア電子工業株式会社2.57
05安谷屋 恵正2.00
06富沢 裕司1.74
07株式会社日本カストディ銀行1.70
08小林 茂1.56
09サンコー従業員持株会1.54
10MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+113750%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−01,25158.6
2014年3月−521,219
2015年3月171,2671.325.623.8
2016年3月61,2280.452.8
2017年3月651,2985.18.111.2
2018年3月711,3645.38.717.4
2019年3月531,4043.88.225.5
2020年3月471,4263.38.130.4
2021年3月631,4974.38.424.0
2022年3月611,5554.07.929.0
2023年3月471,6272.910.377.3
2024年3月791,7204.77.844.8
2025年3月641,7603.79.133.2
2026年3月681,8403.89.938.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田村正則代表取締役 会長64500,000
竹村潔代表取締役 社長695,000
鈴木和彦取締役 生産本部長582,000
赤羽啓取締役(監査等委員)69
志水達也取締役(監査等委員)67
佐藤匡弘取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)358137124
取締役(社内)27295
社外取締役2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容420字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社3社(連結子会社1社)により構成されており、その主な事業の内容と当社との位置付けは次のとおりであります。また、当社の親会社として㈱田村商事がありますが、当社との取引関係はありません。 なお、THAI SANKO TRADING CO.,LTD.は2015年1月、金型、治工具、製品等の輸入・販売を目的として当社が49%出資してタイ王国に設立した非連結子会社であります。(出資比率49%→99.9%、現在休業中) また、当社グループは、精密部品製造及びユニット加工事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 精密部品製造及びユニット加工事業(当社及び連結子会社) 主に自動車関連製品、住宅設備関連製品、事務機関連製品、デジタル家電関連製品に関するプレス製品、メカトロ製品及びプラスチック製品の製造販売を行っております。 当社グループの系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題822字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念 我々会社の目的は社会の要請に応じ優秀な製品を最も廉価で生産し供給する事によってお互の福利を増進するにある (2)経営方針 当社の強みである金型や生産技術力を更に磨きを掛けると共に設備強化し高まる顧客要求に応える事で売上拡大を実現する。 (3)経営環境 主力の自動車産業は、アメリカ大統領の関税政策により先行きが見通せない状況となっております。また、電動車への移行という変革の時期と中国メーカーの台頭などが重なり、厳しい事業環境となってきております。 従いまして2027年3月期の連結業績予想につきましては、トランプ関税に対する顧客の対応策がはっきりしていない現段階での業績の予想は困難ではありますが、自動車販売は減速すると予測し、売上、利益ともに保守的に見込んでおります。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 ① 売上の拡大 自動車の電装製品、安全走行製品、EV関連製品などさらに受注拡大を狙います。 その他、内需産業のスマートメーター、インフラ関連製品について受注活動を強化していきます。 ② 収益力強化 工場では、ロボット導入による自動化、材料歩留改善、工程内不良低減、内製化など、原価低減を継続的に推進していきます。 ③ グローバル化に対応 海外連結子会社THAI SANKO CO.,LTD.は今後受注増加が見込める自動車の電装製品の生産体制を強化するための設備投資をしていきます。また、現地社員の戦力化の教育も進め組織力の強化を行い更なる拡大の基礎作りを行います。 ④ 技術力強化 生産性の高い金型製作や工程設定を行うことで大型化や絞り加工で競合との差別化を図ります。強みのプレス・プラスチックの複合加工製品では複雑化するニーズに対応できるように金型技術を高めていきます。
事業等のリスク2,044字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社売上の多くは自動車関連部品であり、グローバルな自動車生産量の減少は当社グループの業績に大きく影響致します。しかしながら、創業以来当社は家電業界で築き上げた精度の高い金型技術力と、プレス製品、プラスチック製品をそれぞれ生産できる設備を保有しており、これらを最大活用し単機能の部品に、生産上のノウハウを融合して製品化する事で、お客様に高機能で低コストの製品を提供し、自動車部品の進化に遅れる事なく進歩し続けます。 このことは当社グループの経営戦略にある「社会の要請に応じ優秀な製品を最も廉価で生産」に繋がっております。今後もお客様の要請に応じて変化していく自動車関連製品、住宅設備関連製品、デジタル家電関連製品等の分野の発展に貢献できるよう努めてまいります。 (1)経済状況等について 当社グループが部品を供給する自動車やデジタル家電関連製品などの最終製品の需要は、市場である国及び地域経済の影響を受け、取引先の生産動向に影響を与えております。 当社グループは、特定の取引先の影響を受けにくい収益体質を目指しておりますが、取引先の需要の減少が当社の受注減に繋がり、当社グループの事業計画や業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)受注価格について 当社グループの主力製品である自動車業界は技術変革やグローバル化が進んでおり、当社グループとしては電装製品、安全走行製品、EV関連製品への参入を進め多岐にわたる取引先からの受注拡大を進めております。 一方で市場での競争が激しくなっており、国際競争による受注価格のさらなる下落や自動車業界の好不況の動向は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)原材料価格について 当社グループの生産活動には、原材料等の調達が必要不可欠ですが、原材料等の価格が上昇し、利益率や価格競争力が低下した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)製品の品質について 当社グループは製品の品質管理体制を整備し、高い品質水準の確保を行っておりますが、品質問題を完全に排除することは困難であります。当社グループの製品に不良等が発生した場合には、当該問題から生じた損害について当社グループが責任を負うとともに、当社の信頼性や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)為替変動について 当社グループは海外に生産拠点を有しております。大幅な円高になりますと為替差損が発生するなどして、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)災害時について 地震、台風、洪水等の自然災害から当社グループの生産拠点及び生産設備に被害を被る可能性があり、生産拠点ごとに防災活動に取り組んでおります。このような自然災害や従業員へのウイルス感染等による部品生産能力の低下から当社グループの操業が困難になった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)情報セキュリティーについて 当社グループは、生産基幹システムや会計等の情報システムを有しており、情報資産を正常に維持するため、情報セキュリティーに関する基本方針を制定し、その順守とセキュリティーレベルの確保に継続的に取り組んでおります。また、不測の事態により情報システムの機能に支障が生じた場合、当社グループの操業が中断し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)純投資目的の投資有価証券について 当連結会計年度末の純投資目的による投資有価証券(株式)の評価額計は4億9千8百万円であります。運用方針につきましては、余裕資金を用い、機動的な株式投資を行うことによる利益確保を目的としております。株式投資枠につきましては、10億円を設定し、現在その範囲内で運用しております。 なお、現在保有している株式の株価が下落した場合には評価損が発生する可能性があります。 (9)カントリーリスクについて 当社はタイを拠点として海外製造・販売を展開しておりますが、政治経済等による社会情勢の変動、地域紛争の勃発やテロ等の地政学リスクで生産活動に大きな影響があった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)優秀人材の確保及び人材育成について 当社グループの競争力を維持するためには優秀な人材の採用・育成が重要となります。人材の確保・育成ができない場合や、採用に関するコスト増加とともに技術の継承ができない場合、当社グループの将来への成長に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,686字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)業績等の概要 ①業績 当連結会計年度における我が国経済は、自動車大手メーカーは、一時的な半導体不足や中国での販売不振の影響を受け厳しい年となりました。しかし当社においては、HV車の販売が好調だったことや新型車の量産が始まったことなどにより、生産が大きく落ち込むことはありませんでした。 このような状況下、当社グループ(当社及び連結子会社)の経営状況は、自動車関連の新製品向けの生産設備や金型の売り上げが順調に進んだため売上、利益が計画を上回る結果となりました。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は182億8千9百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は7億6千2百万円(前年同期比39.6%増)、経常利益は9億6百万円(前年同期比11.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億5百万円(前年同期比6.2%増)となりました。 当社グループの製品別概況は、次のとおりであります。 a. 自動車関連製品 安全関連、車載電装品等の自動車関連製品の売上高は136億2千2百万円(前年同期比9.0%増)となりました。 b. 住宅設備関連製品 電力会社向けスマートメーター等の住宅設備関連製品の売上高は15億9千4百万円(前年同期比12.2%減)となりました。 c. デジタル家電関連製品 デジタルカメラ等のデジタル家電関連製品の売上高は22億1千2百万円(前年同期比23.2%増)となりました。 d. 事務機関連製品 プリンター等の事務機関連製品の売上高は2億7千9百万円(前年同期比12.5%減)となりました。 e. その他の製品 その他の製品の売上高は5億8千万円(前年同期比41.5%増)となりました。その他の製品の主なものは電子部品関連製品、産業用機器関連製品であります。 ②財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は229億2千7百万円となり、前連結会計年度末と比べ8億8千7百万円増加しました。このうち流動資産は153億5千5百万円となり、2億1千1百万円増加しました。これは主に、有価証券が6億円、仕掛品が3億7千3百万円減少しましたが、売掛金が10億9千3百万円増加したことなどによるものであります。 固定資産は75億7千2百万円となり、6億7千5百万円増加しました。これは主に、有形固定資産が2億1千5百万円減少しましたが、投資有価証券8億7千1百万円増加したことなどによるものであります。 負債は65億9千8百万円となり、前連結会計年度末と比べ1億7千1百万円増加しました。流動負債は56億3千4百万円となり、2億3千4百万円増加しました。これは主に、電子記録債務が4億3千9百万円減少しましたが、支払手形及び買掛金が5億2千2百万円増加したことなどによるものであります。固定負債は9億6千3百万円となり、6千2百万円減少しました。 純資産は163億2千9百万円となり、前連結会計年度末と比べ7億1千5百万円増加しました。 ③キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、49億2千万円となり前連結会計年度末と比べ2千8百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は11億3千6百万円と前年同期と比べ8億4千1百万円増加しました。これは主に、税金等調整前当期純利益9億5百万円、減価償却費の計上8億7千2百万円、棚卸資産の減少3億8千3百万円などによる資金の増加と、法人税等の支払額2億6千3百万円などによる資金の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は9億9千4百万円と前年同期と比べ1億2千9百万円減少しました。これは主に、有価証券の償還による収入16億円等による資金の増加と、有価証券の取得による支出4億9千9百万円、有形固定資産の取得による支出7億3千2百万円、投資有価証券の取得による支出14億2千1百万円などによる資金の減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は2億8百万円と前年同期と比べ8百万円増加しました。これは主に、配当金の支払1億7千7百万円によるものであります。 (2)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 (%) 精密部品製造及びユニット加工事業(千円)   21,529,098   116.1 (注) 金額は販売価格で表示しております。 ②受注実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの受注実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 精密部品製造及びユニット加工事業(千円)   21,093,102   100.8   11,062,259   96.1 (注) 金額は販売価格で表示しております。 ③販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 (%) 精密部品製造及びユニット加工事業(千円)   18,289,369   108.6 (注) 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱デンソー   2,559,533   15.2   2,309,509   12.6 住友電装㈱   2,754,831   16.4   5,164,888   28.2 (3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、当社経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債、収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを行わなければなりません。当社経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断をしておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5 経理の状況の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載してありますが、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a. 重要な収益及び費用の計上基準 製品又は金型の販売に係る収益は、主に製造販売であり、顧客との販売契約に基づいて商品又は製品を引き 渡す履行義務を負っております。 製品売上において「収益認識に関する会計基準の適用指針」第98項に定める代替的な取扱いを適用し、出荷 時点から該当製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間であることから、出荷時点で収益を認 識しております。 また、金型売上はプレス金型及び成形金型があり、顧客の検収をもって売上に計上しております。 b. 棚卸資産の評価基準 当社グループの棚卸資産の評価については、金型を除く製品は受払管理を合理的に行い発生費用を払出原価と期末在庫に費用配分しております。また、金型は個別原価を集計することがより適切な在庫評価となるため、金型を除く製品については総平均法による原価法、金型については個別法による原価法を採用しております。 なお、連結貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法によっております。 c. 繰延税金資産の計上 当社グループは、繰延税金資産に対して定期的に回収可能性の評価を行っております。繰延税金資産は主に将来の課税所得の予測によるところが大きく、課税所得の予測については、事業計画等を基礎としております。当社グループの売上高は自動車関連部品によるものが多くを占めており、事業計画の策定においては、自動車メーカーの販売予測、発注見込数量など入手可能な情報に加え、売上高の成長率、売上原価並びに販売費及び一般管理費の見込額に一定の仮定をおいております。 紛争等による地政学リスク、将来の市場動向、当社グループの事業活動の動向及びその他の要因により、実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合には、回収可能であると判断される繰延税金資産の金額が変動し、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績の分析 a. 売上高 売上高は前連結会計年度に比べ14億5千1百万円(対前年同期比8.6%増)増加し、182億8千9百万円となりました。増収要因としては、自動車関連製品及び、デジタル家電関連製品の製品売上が増加したことによるものです。 b. 営業損益 営業利益は7億6千2百万円(対前年同期比39.6%増)となりました。売上総利益(当連結会計年度22億9千1百万円、前年同期20億5千3百万円)は増加しました。売上(当連結会計年度182億8千9百万円、前年同期168億3千8百万円)の増加が増収要因となりました。 c. 営業外損益 営業外収益は1億5千8百万円(前年同期は3億8百万円)、営業外費用は1千4百万円(前年同期は3千8百万円)となりました。営業外収益の主な内訳は、受取配当金7百万円、投資有価証券売却益1千4百万円などによるものであります。その結果、経常利益は9億6百万円(対前年同期比11.1%増)となりました。 d. 特別損益 特別利益は2百万円(前年同期は1千9百万円)、特別損失は3百万円(前年同期は1千5百万円)となりました。特別利益の主な内訳は、固定資産売却益2百万円、特別損失の主な内訳は、固定資産除却損3百万円によるものです。 e. 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は6億5百万円(対前年同期比6.2%増)となりました。 ③資本の財源及び資金の流動性についての分析 a. キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)業績等の概要 ③キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。 b. 資金需要について 当連結会計年度における設備投資額5億4千2百万円及び研究開発費に関わる支出は、内部留保等によりまかないました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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