概要
サンコーは長野県塩尻市に本社を置く電気機器メーカーであり、精密部品製造及びユニット加工事業を単一セグメントとして展開する。2026年3月期の連結売上高は182億円、従業員484名。自動車関連製品が売上の約74%を占め、主要顧客に住友電装(28.2%)とデンソー(12.6%)を持つ。タイに連結子会社THAI SANKO CO.,LTD.を有し、海外生産体制を強化している。
自動車関連製品が売上の7割超を占める事業構造
当社グループは精密部品製造及びユニット加工事業の単一セグメントであり、製品は自動車関連、住宅設備関連、事務機関連、デジタル家電関連に分類される。2026年3月期の売上高182億円のうち、自動車関連製品が136億円(74.5%)を占め、最も大きな柱である。内訳は安全関連部品や車載電装品が中心で、ハイブリッド車(HV)向け需要が好調だった。住宅設備関連はスマートメーターなど15億円、デジタル家電関連はデジタルカメラ向け22億円、事務機関連はプリンター向け2億円と続く。その他に電子部品や産業用機器関連が5億円ある。
住友電装とデンソーへ依存する販売先構成
販売先は特定の大口顧客に集中している。2026年3月期の販売実績では、住友電装への売上高が51億円と全体の28.2%を占め、デンソーへは23億円で12.6%である。両社で約4割を占め、自動車業界の動向に業績が大きく左右される構造にある。一方で、他の顧客も存在し、複数の製品カテゴリーに分散することでリスクを緩和している。デンソー向けは前年比減少したが、住友電装向けは大幅に増加しており、特定顧客への依存度が変化している。
タイに生産拠点を持つグローバル展開
当社グループは連結子会社としてTHAI SANKO CO.,LTD.(タイ)を有し、自動車の電装製品を生産している。同社は今後受注増加が見込まれる電装製品の生産体制強化に向けて設備投資を進めており、現地社員の教育による組織力強化も図っている。また、非連結子会社としてTHAI SANKO TRADING CO.,LTD.を2015年1月に設立したが、現在は休業中である。海外売上高の開示はないが、タイ子会社の生産拡大が今後の業績に寄与する可能性がある。
売上高は過去10年で1.8倍に成長した収益動向
連結売上高は2013年3月期の92億円から2026年3月期の168億円へと増加傾向にある。特に2015年から2017年にかけて104億円から140億円へ急伸し、その後も133億~169億円の範囲で推移している。2026年3月期は182億円と過去最高を更新。営業利益は2026年3月期に7.6億円、経常利益9億円、当期純利益6億円を計上し、純利益は2013年以降おおむね黒字を維持している。ただし、2014年3月期には5億円の純損失を計上するなど、収益は安定しているとは言えない。
自己資本比率約71%の堅実な財務体質
2026年3月期末の総資産は229億円、負債66億円、純資産163億円であり、自己資本比率は約71%と高い。流動資産は売掛金の増加により153億円、固定資産は投資有価証券の増加により75億円となった。キャッシュ・フローは営業活動で11億円の資金増加、投資活動で9.9億円の減少、財務活動で2億円の減少となり、現金同等物は49億円と前期末から横ばい。設備投資を継続しながらも、安定した財務基盤を維持している。
業界の中での役割は自動車・住宅設備・事務機・デジタル家電業界向けに精密部品を製造するサプライヤー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自動車関連主力
自動車関連製品向けに、プレス製品、メカトロ製品、プラスチック製品を製造販売。自動車の軽量化や電子化に対応し、高精度な部品を安定的に供給する。
- プレス製品
- 金属材料をプレス加工して自動車用部品を製造する。高精度・量産性に優れる。
- メカトロ製品
- 機械要素と電子制御を組み合わせた自動車用の機構部品。
- プラスチック製品
- 樹脂成形による自動車内装部品や機能部品を製造。軽量化とコスト低減に貢献。
02住宅設備関連準主力
住宅設備関連製品向けに、水回りや給湯機器などの部品を精密プレス加工やプラスチック成形で製造。耐久性と品質が求められる分野で採用される。
- 住宅設備用プレス部品
- キッチンやバスルームなど住宅設備の金属部品をプレス加工で製造。
03事務機関連副次
複合機やプリンターなどの事務機器向けに、駆動部や構造部品を提供。精密な寸法精度と耐久性が要求される。
- 事務機用メカトロ部品
- 事務機器の給紙機構や駆動系に用いる精密部品。
04デジタル家電関連副次
デジタル家電向けに、スマートフォンやAV機器などの内部部品やシャーシを製造。薄型化・小型化に対応した高精度加工が強み。
- デジタル家電用プレス部品
- スマートフォンやパソコンなどの筐体や内部金属部品をプレス加工。
製品と技術
自動車の安全・電装を支えるプレス部品
自動車関連製品は売上高の約4分の3を占める主力製品群である。具体的には、安全走行に関連する部品や車載電装品をプレス加工で製造している。ハイブリッド車(HV)向けの需要が好調であり、新製品の量産開始も寄与した。当社の強みは金型技術にあり、生産性の高い金型製作と工程設定によって大型化や絞り加工での差別化を図っている。特にプレスとプラスチックの複合加工製品では、複雑化する顧客ニーズに対応するための技術開発を継続している。
スマートメーターなど住宅設備向け製品
住宅設備関連製品の売上高は2026年3月期に15.9億円と前年比12.2%減少した。主な製品は電力会社向けのスマートメーターであり、インフラ関連需要に支えられている。同事業は内需産業に位置づけられ、安定した受注が見込める分野だが、前期は落ち込みが見られた。経営方針では、スマートメーターを含むインフラ関連製品の受注活動を強化するとしており、今後の回復が期待される。
デジタルカメラ向け部品など民生品への展開
デジタル家電関連製品の売上高は22.1億円で前年比23.2%増加した。主にデジタルカメラ向けの精密部品を供給しており、好調に推移している。一方、事務機関連製品(プリンター向け)は2.8億円と12.5%減少した。民生品分野は需要変動が大きいが、当社は金型技術を活かした多品種対応でリスクを分散している。その他製品として電子部品や産業用機器関連も手掛けており、新たな収益源の育成を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
電子部材で中堅、海外比率低く内需依存
電子部品・デバイス分野での中堅プレーヤー。売上高は約170億円規模で、同業のキオクシアやイビデンと比べると小粒だが、特定のニッチ領域で存在感を持つとみられる。直近の利益率は3〜4%台と低く、価格競争や原価高の影響を受けやすい体質。ライバルであるキオクシアはメモリ、イビデンはパッケージ基板で高付加価値戦略を採る一方、当社は汎用品中心の可能性が高く、差別化が課題。海外展開が限定的で、国内需要に依存する構造と推察される。
強み
- 国内電子機器メーカーとの取引実績が強固で、安定した受注ベースを持つとみられる。
- 特定電子部材で専門性を発揮し、他社が追随しにくい領域を開拓してきた可能性がある。
- 直近3期で売上高が169億円から183億円へ拡大、市場ニーズを捉えている。
- 営業利益率が改善傾向にあり、原価管理や生産効率化の進展が伺える。
課題
- 営業利益率が4%未満と低く、競争激化や価格下落への対策が急務である。
- 海外売上比率が低く、成長市場の取り込みが遅れている可能性がある。
- 業界大手と比べ規模が小さく、投資余力やスケールメリットで劣る。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がサンコー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6658シライ電子工業 | 68億円 | 5.2倍 |
| 2 | 6666リバーエレテック | 68億円 | — |
| 3 | 6840AKIBAホールディングス | 67億円 | 7.6倍 |
| 4 | 6615ユー・エム・シー・エレクトロニクス | 66億円 | 27.4倍 |
| 5 | 6778アルチザネットワークス | 65億円 | 33.2倍 |
| 6 | 6964サンコー | 63億円 | 10.2倍 |
| 7 | 6699ダイヤモンドエレクトリックホールディングス | 60億円 | 25.9倍 |
| 8 | 6837京写 | 54億円 | 68.6倍 |
| 9 | 6612バルミューダ | 51億円 | — |
| 10 | 6599エブレン | 51億円 | 13.9倍 |
| 11 | 6771池上通信機 | 49億円 | 11.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2015年にタイ子会社を設立しグローバル化に着手
当社は2015年1月、金型、治工具、製品等の輸入・販売を目的としてタイ王国にTHAI SANKO TRADING CO.,LTD.を設立した。当初の出資比率は49%であったが、後に99.9%に引き上げられた。しかし同社は現在休業中である。また、連結子会社であるTHAI SANKO CO.,LTD.もタイに所在し、自動車電装製品の生産を行っている。設立時期は公表されていないが、経営方針によれば今後受注増加が見込まれており、現地での設備投資と人材育成を進めている。
2013年度以降の売上高は成長と変動を繰り返す
2013年3月期の売上高92億円から、2015年3月期には104億円、2017年3月期には140億円まで伸長した。その後2018年には一時133億円に減少したが、2020年3月期には147億円と回復。2021年3月期に再び133億円に落ち込んだ後、2022年3月期141億円、2023年3月期157億円、2024年3月期169億円、2025年3月期168億円と増加基調にある。2026年3月期には182億円に達し、過去最高を記録した。この間、純利益は0~7億円の範囲で推移し、2014年3月期の5億円損失を除き黒字を維持している。
営業黒字を継続するも利益率は低水準
2026年3月期の営業利益は7.6億円で、売上高営業利益率は4.2%と低い。過去のデータを見ると、営業利益は2017年3月期に6億円、2018年3月期6億円、2019年3月期5億円、2020年3月期4億円、2021年3月期6億円、2022年3月期5億円、2023年3月期4億円、2024年3月期7億円(推定)と、売上高の拡大に比べて利益は伸び悩んでいる。これは、原価低減の継続的な努力にもかかわらず、競争激化や設備投資負担が影響しているとみられる。
自動車産業の変革期に対応する課題認識
経営環境の項では、アメリカの関税政策や電動車への移行、中国メーカーの台頭など自動車産業を取り巻く環境が厳しさを増していると指摘している。2027年3月期の業績予想については、トランプ関税の影響が不透明なため保守的に見込んでおり、自動車販売の減速を想定している。こうした中で、売上拡大と収益力強化を経営課題に掲げ、ロボット導入や材料歩留まり改善、内製化などの原価低減策を推進している。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
売上拡大の推進
自動車の電装製品、安全走行製品、EV関連製品の受注拡大を狙う。内需産業のスマートメーターやインフラ関連製品の受注活動も強化する。
- 02
収益力の強化
工場でロボット導入による自動化、材料歩留改善、工程内不良低減、内製化などを通じて原価低減を継続的に推進する。
- 03
グローバル化への対応
タイ子会社で自動車電装製品の生産体制強化のための設備投資を行い、現地社員の教育と組織力強化を進め、さらなる拡大の基礎作りを行う。
- 04
技術力の強化
生産性の高い金型製作や工程設定により大型化や絞り加工で差別化を図る。プレス・プラスチック複合加工製品では金型技術を高め複雑化するニーズに対応する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で484人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は562万円で、9期前と比べて+11.7%。平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は21.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 509 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 506 | — |
| 2019年3月 | 503 | 43.7 | 21.3 | 482 | — |
| 2020年3月 | 523 | 45.0 | 22.2 | 485 | — |
| 2021年3月 | 536 | 45.1 | 22.3 | 489 | — |
| 2022年3月 | 577 | 44.8 | 21.7 | 498 | — |
| 2023年3月 | 525 | 44.9 | 21.8 | 501 | — |
| 2024年3月 | 500 | 44.8 | 21.7 | 507 | — |
| 2025年3月 | 520 | 45.1 | 22.1 | 498 | 100 |
| 2026年3月 | 562 | 44.5 | 21.2 | 484 | 165 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱田村商事長野県塩尻市 · その他の関係会社
- 海外THAI SANKO CO.,LTD. (注)1、3タイ王国 アユタヤ県 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外THAI SANKO TRADING CO.,LTD.タイ王国 アユタヤ県 · その他の関係会社議決権99.9%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は183億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.9%、利益が+60.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 178億円 | 183億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 8億円 |
| 純利益 | 6億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は48億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.1%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 41 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 41 | 2 | 4.9 | 2 |
| 2024年2Q | 44 | 2 | 4.5 | 2 |
| 2024年3Q | 45 | 3 | 6.7 | 2 |
| 2024年4Q | 39 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 81 | 3 | 3.7 | 2 |
| 2025年4Q | 87 | 2 | 2.3 | 4 |
| 2026年2Q | 86 | 3 | 3.5 | 2 |
| 2026年4Q | 97 | 5 | 5.2 | 4 |
| 2027年1Q | 48 | 4 | 8.3 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は92億円から183億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 92 | — | 0 | — | 0 |
| 2014年3月 | 90 | — | −1 | — | −5 |
| 2015年3月 | 104 | — | 2 | — | 1 |
| 2016年3月 | 126 | — | 2 | — | 1 |
| 2017年3月 | 140 | — | 8 | — | 6 |
| 2018年3月 | 133 | — | 8 | — | 6 |
| 2019年3月 | 138 | — | 7 | — | 5 |
| 2020年3月 | 147 | — | 6 | — | 4 |
| 2021年3月 | 133 | — | 8 | — | 6 |
| 2022年3月 | 141 | — | 7 | — | 5 |
| 2023年3月 | 157 | — | 6 | — | 4 |
| 2024年3月 | 169 | — | 10 | — | 7 |
| 2025年3月 | 168 | 5 | 8 | 3.0 | 6 |
| 2026年3月 | 183 | 8 | 9 | 4.4 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高183億円のうち、営業利益として残るのは8億円で4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.4%160億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.2%15億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は49億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 9 | −13 | −1 | −4 | 22 |
| 2014年3月 | 2 | −1 | −2 | 1 | 22 |
| 2015年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 24 |
| 2016年3月 | −4 | −5 | −1 | −9 | 13 |
| 2017年3月 | 9 | 12 | −2 | 21 | 33 |
| 2018年3月 | 13 | −9 | −1 | 4 | 36 |
| 2019年3月 | 11 | −6 | −1 | 5 | 40 |
| 2020年3月 | 10 | −17 | −1 | −7 | 32 |
| 2021年3月 | 12 | 2 | −1 | 14 | 45 |
| 2022年3月 | 4 | −6 | −1 | −2 | 42 |
| 2023年3月 | 11 | −5 | −2 | 6 | 47 |
| 2024年3月 | 13 | −2 | −1 | 11 | 56 |
| 2025年3月 | 3 | −9 | −2 | −6 | 49 |
| 2026年3月 | 11 | −10 | −2 | 1 | 49 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は229億円。このうち返さなくてよい自己資本が163億円で、自己資本比率は71.2%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 151 | 119 | 32 | 78.7 |
| 2014年3月 | 145 | 113 | 32 | 77.5 |
| 2015年3月 | 161 | 114 | 47 | 70.8 |
| 2016年3月 | 164 | 111 | 53 | 67.6 |
| 2017年3月 | 168 | 117 | 51 | 69.5 |
| 2018年3月 | 170 | 123 | 47 | 72.4 |
| 2019年3月 | 176 | 127 | 49 | 71.8 |
| 2020年3月 | 183 | 129 | 54 | 70.3 |
| 2021年3月 | 191 | 135 | 56 | 70.7 |
| 2022年3月 | 192 | 140 | 52 | 72.9 |
| 2023年3月 | 205 | 144 | 61 | 70.4 |
| 2024年3月 | 217 | 153 | 64 | 70.5 |
| 2025年3月 | 220 | 156 | 64 | 70.8 |
| 2026年3月 | 229 | 163 | 66 | 71.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中62位あたり、逆に低いのはROEで224社中174位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥696で、1年前と比べて+26.9%。過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 |
| PER (会社予想) | 11.0倍 |
| PBR | 0.38倍 |
| 配当利回り | 2.87% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1か月で株価は676円とほぼ横ばい。6月末の654円から7月13日に695円まで上昇したが、その後は680円前後で揉み合い。25日線(683円)や75日線(679円)をほぼ横ばいで推移し、方向感は乏しい。RSIは35.59とやや弱気圏。52週高値759円対比では約11%下で、上値は重い。出来高は直近1000株と極端に低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは9.92倍で業界平均29.43倍の約3分の1、PBRは0.37倍で平均2.12倍を大幅に下回る。配当利回り2.96%も平均2.27%を上回るが、ROEは3.8%と低く収益性に課題。割安だが、今後の利益成長が焦点。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 11.0倍 | — |
| PBR | 0.38倍 | 2.58倍 |
| ROE | 3.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は緩やかに増加し、営業利益率も改善傾向にあるが、収益規模は小さく、株価は割安な水準。強気派は、自動車・産業機器向け基板の需要回復と、利益率改善による収益力向上を評価する。弱気派は、競争激化による価格圧力や、特定顧客への依存度、小規模な事業規模による成長の限界を懸念する。
- 業績回復基調
売上高は2023/3期から増加し、2026/3期は183億円と過去最高を見込む。
- 利益率改善
営業利益率は2025/3期の2.98%から2026/3期は4.37%へ改善する見通し。
- 株価割安
PBRは0.37倍と解散価値以下で、配当利回りは2.96%と底堅い。
- PBR0.37倍と解散価値割れ継続影響中
株価純資産倍率0.37倍は1倍を大きく下回り、資産価値から割安
- 2026年3月期営業利益8億円と60%増通年影響強
営業利益5→8億円、売上高168→183億円。利益率2.98%→4.37%と改善
- 売上高183億円と前期比8.9%増通年影響中
売上高が168億円から183億円に増加、増収が利益拡大を牽引
- 配当利回り2.96%とインカム投資家に支持継続影響弱
配当利回り2.96%を確保、株価676円を支える
- 競争激化
プリント基板業界は価格競争が激しく、差別化が難しい。
- 成長の限界
売上高は170億円規模で推移し、大幅な拡大が見込みにくい。
- 依存度リスク
特定業界向けの売上比率が高く、需要変動の影響を受けやすい。
- 純利益6億円と前期から横ばい通年影響強
営業利益は5→8億円に増加するも純利益は6億円で変わらず、増益効果が最終利益に反映されない
- ROE3.8%と資本効率が低い継続影響中
自己資本利益率3.8%では投資効率が悪く、PBR0.37倍の割安が続く
- 営業利益率4.37%は依然低水準通年影響中
営業利益8億円は売上高183億円の4.37%で、製造業として収益力が弱い
- 時価総額61億円と小型株で流動性が低い継続影響弱
時価総額61億円は小規模で売買が薄く、一度の売りで株価が動きやすい
- 営業利益率
- 収益改善が進むかどうか、利益率の推移が重要。
- 売上高成長率
- 需要拡大や新規顧客獲得の有無を確認する。
- 設備投資額
- 生産能力増強や技術開発への投資姿勢を見る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.87%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 7 | — | 11.2 |
| 2018年3月 | 10 | 42.9 | 17.4 |
| 2019年3月 | 13 | 30.0 | 25.5 |
| 2020年3月 | 13 | 0.0 | 30.4 |
| 2021年3月 | 13 | 0.0 | 24.0 |
| 2022年3月 | 13 | 0.0 | 29.0 |
| 2023年3月 | 13 | 0.0 | 77.3 |
| 2024年3月 | 22 | 69.2 | 44.8 |
| 2025年3月 | 20 | −9.1 | 33.2 |
| 2026年3月 | 20 | 0.0 | 38.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,709人。区分でいちばん多いのは事業法人で54.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.5%を占め、残る43.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 33.3 | 33.9 | 38.1 | 37.8 | 54.5 | 54.4 |
| 個人・その他 | 55.0 | 55.8 | 52.3 | 50.1 | 31.7 | 32.1 |
| 外国法人 | 6.2 | 6.0 | 6.4 | 7.7 | 9.9 | 10.2 |
| 金融機関 | 3.6 | 3.4 | 1.9 | 2.2 | 2.1 | 2.1 |
| 自己株式 | 10.4 | 10.4 | 1.4 | 1.4 | 1.4 | 1.4 |
| 証券会社 | 1.9 | 0.8 | 1.3 | 2.2 | 1.7 | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社田村商事 | 50.50 |
| 02 | 田村 正則 | 5.56 |
| 03 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 4.60 |
| 04 | アジア電子工業株式会社 | 2.57 |
| 05 | 安谷屋 恵正 | 2.00 |
| 06 | 富沢 裕司 | 1.74 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行 | 1.70 |
| 08 | 小林 茂 | 1.56 |
| 09 | サンコー従業員持株会 | 1.54 |
| 10 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.23 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+113750%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −0 | 1,251 | — | — | 58.6 |
| 2014年3月 | −52 | 1,219 | — | — | — |
| 2015年3月 | 17 | 1,267 | 1.3 | 25.6 | 23.8 |
| 2016年3月 | 6 | 1,228 | 0.4 | 52.8 | — |
| 2017年3月 | 65 | 1,298 | 5.1 | 8.1 | 11.2 |
| 2018年3月 | 71 | 1,364 | 5.3 | 8.7 | 17.4 |
| 2019年3月 | 53 | 1,404 | 3.8 | 8.2 | 25.5 |
| 2020年3月 | 47 | 1,426 | 3.3 | 8.1 | 30.4 |
| 2021年3月 | 63 | 1,497 | 4.3 | 8.4 | 24.0 |
| 2022年3月 | 61 | 1,555 | 4.0 | 7.9 | 29.0 |
| 2023年3月 | 47 | 1,627 | 2.9 | 10.3 | 77.3 |
| 2024年3月 | 79 | 1,720 | 4.7 | 7.8 | 44.8 |
| 2025年3月 | 64 | 1,760 | 3.7 | 9.1 | 33.2 |
| 2026年3月 | 68 | 1,840 | 3.8 | 9.9 | 38.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 田村正則 | 代表取締役 会長 | 64 | 500,000 |
| 竹村潔 | 代表取締役 社長 | 69 | 5,000 |
| 鈴木和彦 | 取締役 生産本部長 | 58 | 2,000 |
| 赤羽啓 | 取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 志水達也 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 佐藤匡弘 | 取締役(監査等委員) | 64 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 58 | 13 | — | 71 | 24 |
| 取締役(社内) | 2 | 7 | — | 2 | 9 | 5 |
| 社外取締役 | 2 | 9 | — | — | 9 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容420字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題822字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,044字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,686字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第63期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第62期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業