本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サクサ

SAXA, Inc.6675 · Standard · 電気機器

情報通信システム機器の開発・製造・販売を手がける。防災・汎用機器事業を譲渡し、システムエンジニアリング会社を吸収合併、ニューテックを子会社化。

概要

サクサは、電話機やFAXなどNTT向け通信端末から発展した情報通信機器メーカーである。持株会社サクサホールディングスを中心に、プロダクト、システム、EMS、デバイスの4事業を展開。2026年3月期の連結売上高は441億円、営業利益33億円。東証プライム市場に上場し、従業員数は1299名。固定電話市場の縮小に対応し、IP電話や無線通信、映像ソリューションなど新領域に進出している。

持株会社体制とグループ子会社

サクサは純粋持株会社サクサホールディングスと6つの連結子会社からなる企業グループである。中核のサクサ株式会社がプロダクト事業とシステム事業を担い、サクサテクノ株式会社がEMS事業、株式会社ソアーがデバイス事業を担当する。2025年9月にサクサテクノは防災事業を譲渡し、同年10月にはサクサシステムエンジニアリングを吸収合併した。2026年3月には株式会社ニューテックを完全子会社化し、ストレージ分野を強化。子会社の統廃合を経て、現行の4事業体制に集約している。

売上高の長期トレンドと収益変動

連結売上高は2013年3月期の388億円から2016年3月期の462億円へ増加した後、2022年3月期には308億円まで落ち込んだ。2023年以降は回復基調にあり、2026年3月期は441億円である。営業利益は2025年3月期に33億円、2026年3月期に21億円と変動が大きく、純利益は2024年3月期に28億円と過去10年で最高を記録したが、2026年3月期は14億円に減少。固定電話市場の縮小や部材コスト上昇の影響を反映している。

4つの重点事業と経営資源集中

2026年6月に公表した中期経営計画では、プロダクト、システム、EMS、デバイスの4事業を重点事業と位置づけた。プロダクト事業ではビジネスホンとUTMで国内シェアトップ、EMS事業では国内EMSシェアトップ、デバイス事業ではカスタムOLEDで出荷2億台増、システム事業ではVMS国内シェアトップを目指す。これらの事業に投資を集中し、2029年度に営業利益50億円、ROE8.0%を目標とする。

業界の中での役割は情報通信機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
441億円
営業利益
21億円
営業利益率
4.8%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01情報通信主力

通信事業者や企業向けに、通信システム機器や部品を供給。システム構築や保守サービスも提供。グループ再編により事業を強化。

主な製品・サービス2
情報通信システム機器
通信ネットワークを構築するための機器類。電話交換機やデータ通信装置などが含まれ、企業や公共機関の通信インフラを支える。
情報通信部品
通信機器に組み込まれる電子部品やモジュール。高信頼性が要求され、通信の安定性に貢献。

製品と技術

プロダクト事業:ビジネスホンとネットワークアプライアンス

プロダクト事業では、ビジネスホンとUTM(統合脅威管理アプライアンス)を主力とする。2025年9月にはUTM「SS7000Ⅲ」シリーズに再生プラスチックを採用した環境配慮型製品を投入。同年12月には中小企業向けサーバー「GF2000」シリーズとリモートVPNルーター「ZC1000ⅡR」を発売した。全国約25万社の顧客基盤に対し、オフィス運用支援サービス「Office AGENT」を展開し、クロスセルを推進している。

システム事業:映像ソリューションとAI搭載NVR

システム事業では、監視カメラ映像を活用したソリューションを提供する。子会社システム・ケイが2025年10月にAIプロセッサ「Hailo-8TM」搭載のオールインワンNVR「NVR-Pro TypeH」を販売開始。80種類の物体検出に対応し、顔認証や転倒検知などのAI機能を備える。2026年3月にはニューテックを完全子会社化し、ストレージ技術をグループ内に取り込み、映像データの保存・管理基盤を強化した。

EMS事業:電子機器受託製造と共創型モノづくり

EMS事業では、半導体実装から完成品組立まで一貫した受託製造サービスを提供する。子会社のサクサテクノとソアーが拠点となり、基板実装、射出成形、医療機器製造(ISO13485取得)に対応。2025年5月に発表した「米沢アドバンスドファクトリー構想」では、開発から保守までを一貫して担う共創型拠点を目指す。防災事業は2025年9月に譲渡し、EMSに経営資源を集中している。

デバイス事業:カスタムOLEDディスプレイと封止技術

デバイス事業では、29年間の有機EL(OLED)生産実績を持つ。独自の膜封止技術を応用し、フレキシブル基板のバリア膜形成を可能にした。2025年10月のCEATEC 2025では、OPERA Solutionsと共同で次世代フレキシブルデバイスを試作展示。カスタムOLEDで出荷2億台増を目標とし、車載や医療など多様な用途に向けた開発を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

ネットワーク機器専業で国内首位級、通信キャリア依存

通信機器市場ではキオクシアやイビデンなど半導体・部材企業が主要プレーヤーとなる中、当社はネットワーク機器専業として通信キャリア向けに強みを持つ。売上高は441億円と業界内では中規模だが、高い技術力と信頼性で国内シェアを確保している。直近の営業利益率は7.5%から4.8%へ低下しており、競争激化や需要変動の影響が見られる。一方、日清紡やパワーエックスなどは異なる領域で成長を目指しており、当社は通信インフラの安定需要を背景に堅調な収益基盤を維持している。海外展開は限定的で内需依存度が高く、今後の成長には新規分野への進出が課題となる。

強み

  • ネットワーク機器の開発で長年の実績があり、通信キャリア向けに信頼性の高い製品を提供。
  • 通信インフラ需要を捉え、国内市場で安定的なポジションを確保している。
  • 通信キャリアとの長期取引により、収益の変動が比較的小さい。
  • ネットワーク機器に特化し、専門性とノウハウを蓄積している。

課題

  • 営業利益率が前期比で低下し、コスト増や価格競争への対応が急務。
  • 海外売上比率が低く、成長市場への参入が進んでいない。
  • 通信キャリアの設備投資動向に業績が左右されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がサクサ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16882三社電機製作所167億円39.0倍
26797名古屋電機工業155億円9.4倍
36597HPCシステムズ148億円28.4倍
46955FDK142億円19.0倍
56769ザインエレクトロニクス139億円338.3倍
66675サクサ137億円27.9倍
76730アクセル135億円10.5倍
86870日本フェンオール129億円13.8倍
96904原田工業120億円26.9倍
106919ケル110億円49.2倍
116864エヌエフホールディングス109億円16.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

2つの前身会社の設立と上場 (1938-1971)

1938年に株式会社大興電機製作所、1946年に株式会社田村電機製作所が設立された。両社は1962年にそれぞれ東京証券取引所市場第二部に上場。田村電機製作所は1971年に第一部に指定替えとなった。この時期は電話機や情報通信端末の製造を中心に事業を拡大し、NTT向け通信機器の有力サプライヤーとして成長した。

持株会社体制への移行とサクサブランドの誕生 (2004)

2004年2月、田村電機製作所と大興電機製作所は株式交換により純粋持株会社田村大興ホールディングスを設立。同社は東証第一部に上場した。同年4月、両社の事業を継承するサクサ株式会社を共同新設分割で設立し、グループ子会社をサクサブランドに統一。田村ビジネスシステムをサクサビジネスシステムに、タイコーシステムエンジニアリングとテレコムクリエイトシステムを合併してサクサシステムエンジニアリングとするなど、一気に再編を進めた。

商号変更と子会社再編の加速 (2005-2010)

2005年12月に本社を東京都港区に移転。2007年1月、サクサテクノ米沢とベネソルが合併しサクサテクノに。同年4月、コビシ電機を子会社化、9月にはシステム・ケイを子会社化。2007年10月、持株会社の商号をサクサホールディングスに変更した。2009年4月にはコビシ電機とユニオン電機が合併しサクサプレシジョンが発足。この時期、グループ内の再編と事業統合が急速に進んだ。

事業構造の転換と不採算事業の整理 (2011-2020)

2011年、サクサテクノがコアタックを子会社化。2013年にサクサアドバンストサポートとサクサビジネスシステムが合併。2015年にはサクサテクノとサクサテクニカルサービスが合併し、サクサシステムアメージングを新設。2018年にはサクサテクノがコアタックを吸収合併した。固定電話市場縮小に対応し、重複事業の統廃合と不採算事業の整理を進めた時期である。

ニューテック買収と中期経営計画刷新 (2021-2026)

2021年、システム・ケイを直接子会社化し映像ソリューションを強化。2022年、サクサプレシジョンとサクサビジネスシステムの株式をサクサ株式会社に譲渡しグループ再編を完了。2025年9月に防災事業を譲渡、同年12月からニューテックの公開買付けを実施し、2026年3月に完全子会社化。2026年6月、新たな中期経営計画『変革から成長へ』を公表し、4事業への集中と営業利益50億円目標を打ち出した。

年表21件を開く

1930年代

  • 1938年11月創業株式会社大興電機製作所(現 当社)を設立。

1940年代

  • 1946年11月創業株式会社田村電機製作所(現 当社)を設立。

1960年代

  • 1962年7月上場株式会社大興電機製作所は、東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1962年9月上場株式会社田村電機製作所は、東京証券取引所市場第二部に上場。

1970年代

  • 1971年8月株式会社田村電機製作所は、東京証券取引所市場第一部に指定替。

2000年代

  • 2004年2月創業株式会社田村電機製作所と株式会社大興電機製作所は、株式交換により純粋持株会社である田村大興ホールディングス株式会社(現 当社)を設立。同社は、東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2004年4月M&A株式会社田村電機製作所と株式会社大興電機製作所は、共同新設分割によりサクサ株式会社を設立。田村大興ホールディングス株式会社(現 当社)は、田村ビジネスシステム株式会社の株式をサクサ株式会社から譲受け、同社を子会社化。田村ビジネスシステム株式会社は、商号をサクサビジネスシステム株式会社に変更。株式会社タイコーシステムエンジニアリングとテレコムクリエイトシステム株式会社は、株式会社タイコーシステムエンジニアリングを存続会社として合併し、商号をサクサシステムエンジニアリング株式会社に変更。
  • 2004年10月M&Aサクサロジスティクス株式会社とサクサロジスティクス栃木株式会社は、サクサロジスティクス株式会社(現 サクサテクノ株式会社)を存続会社として合併。
  • 2005年12月本社を東京都港区に移転。
  • 2007年1月創業サクサテクノ米沢株式会社と株式会社ベネソルは、サクサテクノ米沢株式会社を存続会社として合併し、商号をサクサテクノ株式会社に変更。サクサビジネスシステム株式会社は、事業の一部を会社分割し、サクサアドバンストサポート株式会社を設立。
  • 2007年4月M&A当社は、コビシ電機株式会社(現 サクサテクノ株式会社)との資本提携に伴い同社株式を取得し、連結子会社化。
  • 2007年9月M&Aサクサ株式会社は、株式会社システム・ケイの第三者割当増資新株式の引き受けにより同社株式を取得し、連結子会社化。
  • 2007年10月商号変更当社の商号をサクサホールディングス株式会社に変更。
  • 2009年4月M&Aコビシ電機株式会社とユニオン電機株式会社は、コビシ電機株式会社を存続会社として合併し、商号をサクサプレシジョン株式会社に変更。

2010年代

  • 2011年1月M&Aサクサテクノ株式会社は、株式会社コアタックの発行済株式の全てをサクサプレシジョン株式会社から取得し、子会社化。
  • 2011年4月M&Aサクサプロアシスト株式会社は、事業の一部を会社分割し、これをサクサロジスティクス株式会社が承継。また、サクサプロアシスト株式会社は、サクサ株式会社を存続会社として合併し解散。サクサロジスティクス株式会社は、商号をサクサプロアシスト株式会社に変更。
  • 2013年6月M&Aサクサアドバンストサポート株式会社とサクサビジネスシステム株式会社は、サクサアドバンストサポート株式会社を存続会社として合併し、商号をサクサビジネスシステム株式会社に変更。
  • 2015年4月M&Aサクサテクノ株式会社とサクサテクニカルサービス株式会社は、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併。当社子会社であるサクサ株式会社は、サクサシステムアメージング株式会社を設立。
  • 2018年11月M&Aサクサテクノ株式会社と株式会社コアタックは、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併。

2020年代

  • 2021年10月M&A当社は、株式会社システム・ケイの株式をサクサ株式会社から取得し、子会社化。
  • 2022年1月創業当社は、サクサプレシジョン株式会社とサクサビジネスシステム株式会社の株式をサクサ株式会社へ譲渡し、孫会社化。サクサテクノ株式会社とサクサプレシジョン株式会社は、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併。サクサプロアシスト株式会社は、事業の一部を会社分割し、新設会社であるSPA株式会社を設立。分割会社であるサクサプロアシスト株式会社は、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併し解散。また、SPA株式会社は、商号をサクサプロアシスト株式会社に変更。サクサ株式会社とサクサシステムアメージング株式会社は、サクサ株式会社を存続会社として合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2029年度まで8.0%以上
  • 営業利益2029年度まで50億円
  • 1株当たり年間配当(普通配当)2026年度まで46円
  • 1株当たり特別配当2028年度中間期までまで79円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業構造変革とコスト削減

    2026年度を「事業構造変革期」と位置づけ、人事制度見直し、調達コスト削減、アウトソーシング内製化などのコスト適正化を推進する。同時に共創型モノづくり拠点「米沢アドバンスドファクトリー構想」を進める。

  2. 02

    重点4事業への選択と集中

    プロダクト(Office AGENT展開)、EMS(製造業プラットフォーマー)、デバイス(カスタムOLED)、システム(映像活用)の4事業に経営資源を集約し、各市場でシェアトップを目指す。

  3. 03

    ガバナンス体制の強化

    投資委員会とIR部門を新設し、迅速な意思決定と株主対話を強化。監査等委員会設置会社へ移行し、業績連動型株式報酬を導入することで取締役会の監督機能と企業価値向上を図る。

  4. 04

    キャピタルアロケーション最適化

    不動産売却260億円、有利子負債70~90億円をキャッシュイン源とし、株主還元100億円、成長投資(事業用不動産110~130億円、戦略的M&A100億円など)に配分する。

  5. 05

    安定配当と株主還元

    2026年度中計期間は1株当たり年間46円の普通配当に加え、2028年度中間期まで特別配当79円を実施。DOE4.0%または総還元性向100%の高い方を目安とする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,299人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は775万円で、9期前と比べて10.1%平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は15.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,105
2018年3月1,114
2019年3月86251.04.01,131
2020年3月91452.05.01,139
2021年3月85752.04.01,125
2022年3月83951.04.01,108
2023年3月80153.04.01,098
2024年3月84553.03.01,078
2025年3月75444.216.01,207273
2026年3月77543.215.21,299162

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区8,472百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社システム・ケイ
    北海道札幌市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ソアー
    山形県米沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ニューテック
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サクサテクノ株式会社
    山形県米沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は441億円営業利益21億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-36.4%。

売上高
+0.0%
441億円
営業利益
-36.4%
21億円
純利益
-60.0%
14億円
営業利益率
4.8%
前期比 -2.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高475億円441億円
営業利益10億円21億円
純利益165億円14億円
1株あたり配当¥125¥125

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は112億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.7%、営業利益は−75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q9499.66
2023年4Q1134
2024年1Q1081211.19
2024年2Q111109.06
2024年3Q9755.25
2024年4Q948
2025年2Q197126.111
2025年4Q244218.624
2026年4Q44192.06
2027年1Q11232.7152

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は388億円から441億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
サクサアドバンストサポート株式会社とサクサビジネスシステム株式会社は、サクサアドバンストサポート株式会社を存続会社として合併し、商号をサクサビジネスシステム株式会社に変更。
2013年3月38854
2014年3月431−6−5
サクサテクノ株式会社とサクサテクニカルサービス株式会社は、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併。当社子会社であるサクサ株式会社は、サクサシステムアメージング株式会社を設立。
2015年3月43793
2016年3月462185
2017年3月398137
サクサテクノ株式会社と株式会社コアタックは、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併。
2018年3月37496
2019年3月3951910
2020年3月3932310
当社は、株式会社システム・ケイの株式をサクサ株式会社から取得し、子会社化。
2021年3月36623−2
当社は、サクサプレシジョン株式会社とサクサビジネスシステム株式会社の株式をサクサ株式会社へ譲渡し、孫会社化。サクサテクノ株式会社とサクサプレシジョン株式会社は、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併。サクサプロアシスト株式会社は、事業の一部を会社分割し、新設会社であるSPA株式会社を設立。分割会社であるサクサプロアシスト株式会社は、サクサテクノ株式会社を存続会社として合併し解散。また、SPA株式会社は、商号をサクサプロアシスト株式会社に変更。サクサ株式会社とサクサシステムアメージング株式会社は、サクサ株式会社を存続会社として合併。
2022年3月308411
2023年3月373246
2024年3月4103428
2025年3月44133347.535
2026年3月44121214.814

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高441億円のうち、営業利益として残るのは21億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.1%309億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%111億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.1pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.7pt
4.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは−20億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は104億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月19−292−1062
2014年3月19−201−162
2015年3月29−26−3363
2016年3月21−142772
2017年3月33−12−102183
2018年3月27−15−171278
2019年3月23−15−14872
2020年3月22−9−81377
2021年3月19−11−7878
2022年3月−1120−970
2023年3月17−711081
2024年3月37−6−203194
2025年3月33−2855103
2026年3月24−4422−20104

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は535億円。このうち返さなくてよい自己資本が327億円で、自己資本比率は61.2%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43523420153.4
2014年3月42523019553.7
2015年3月43722920852.0
2016年3月41320520849.4
2017年3月40921219751.6
2018年3月39622117555.5
2019年3月39322616757.1
2020年3月37722515259.2
2021年3月36523013562.6
2022年3月36823513363.8
2023年3月41824916959.6
2024年3月41528413168.4
2025年3月45230814468.1
2026年3月53532720861.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
104億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
129億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
25億円
在庫として抱えている分
負債合計
208億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中111位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中167位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.7%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,201で、1年前と比べて+36.7%過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。

¥2,201-0.5%1ヶ月+9.9%1年+36.7%時価総額137億円
過去52週の値幅
安値¥1,606.667高値¥2,776.667

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.9倍
PER (会社予想)2.3倍
PBR0.81倍
配当利回り5.68%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で +6.9% と上昇し、14日に 2175円 の高値をつけたが、19日には 2123円 に反落。25日移動平均線(2041.96円)を上回り、75日線(1996.03円)や200日線(2034.47円)も上回る強気トレンド。52週高値(2776.67円)からは約23.5%低く、52週安値(1606.67円)からは約32.1%高い。出来高は8月10日に 74,500株 と増加し、上昇をけん引。RSIは 62.59 と上昇基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは26.84倍と業界平均30.54倍を下回るが、予想PER2.2倍は直近の大幅増益見通しを反映した特殊な数字で、信頼性に欠ける。PBRは0.78倍と割安で、ROE4.3%と低いながらも資産価値に対して株価は割安。配当利回り5.89%は高いが、配当性向139.9%は持続可能性に疑問。業界平均と比較するとPBRは大幅に下回る一方、PERはほぼ同等。総合するとやや割高の領域。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.9倍30.8倍
PER (予想)2.3倍
PBR0.81倍2.58倍
ROE4.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、ネットワークインフラの老朽化更新と5G関連需要をどこまで取り込めるか、そして収益性の改善が続くかどうか。強気派は、安定した官公需と増益基調を評価し、今後も通信投資の拡大が追い風になるとみる。一方、弱気派は、競争激化による受注単価の低下や、売上高の伸び悩みを懸念し、2026年3月期の大幅な利益減益予想が業績悪化のサインと捉える。

プラスに働く材料7
  • 官公需が安定

    売上高の約4割が官公庁向けで、景気変動の影響を受けにくい

  • 5G需要の取り込み

    5G関連の無線通信システムの需要拡大が成長ドライバー

  • 増益基調が続く

    2025年3月期は営業利益33億円と前期比増益を達成

  • 予想PER2.3倍の超割安決算発表後影響

    実績PER27.5倍に対し予想2.3倍、収益の激変を見込む

  • PBR0.80倍で純資産割れ継続影響

    PBR0.80倍は解散価値以下、下値不安が小さい

  • 配当利回り5.76%の高利回り継続影響

    利回り5.76%は相対的に高く、株主選好を集める

  • 外国人保有30.77%が経営圧力継続影響

    外国人の持ち株30.77%、経営効率化を促す行動に期待

マイナスに働く材料7
  • 減益予想

    2026年3月期は営業利益21億円と大幅減益見込み

  • 競争激化

    通信機器市場は国内外メーカーの競争が激しく価格圧力

  • 成長鈍化

    売上高は441億円で横ばい、市場の成長が限定的

  • 26/3期営業利益21億円、36%減2026年3月期影響

    営業利益33→21億円、利益率4.76%に低下

  • 売上高441億円で横ばい2026年3月期影響

    売上高は前年比0%、成長が止まる

  • ROE4.3%と低資本効率継続影響

    ROE4.3%は低く、PBR0.8倍の水準が続く恐れ

  • 株価35%上昇も業績減益継続影響

    1年で株価35%上昇するが、26/3期は減益で乖離

次の決算で確かめる点
官公庁向け売上高
官需の受注動向は業績の安定性を示す重要指標
5G関連受注高
成長分野での受注が今後の収益拡大を左右する
営業利益率
コスト管理と価格競争の影響を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり125で、前期から+84.9%いまの株価に対する利回りは5.68%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥125
1株あたり
配当利回り
5.68%
いまの株価に対して
配当性向
139.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月17581.4
2018年3月10−40.0149.3
2019年3月1766.789.1
2021年3月10−40.0
2022年3月100.060.3
2023年3月1216.7123.2
2024年3月45285.6124.9
2025年3月5522.213.8
2026年3月10284.9139.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥125

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,664人。区分でいちばん多いのは個人・その他33.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.2%を占め、残る65.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.333.332.431.837.633.3
外国法人14.114.718.823.020.730.7
金融機関35.836.832.828.723.023.0
事業法人12.112.612.212.115.211.2
自己株式6.56.56.56.87.37.0
証券会社2.42.23.74.33.41.7
政府・自治体0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.20.20.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01沖電気工業株式会社13.03
02GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIMITED(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)11.42
03AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)6.39
04株式会社みずほ銀行3.73
05三菱地所株式会社3.68
06株式会社三井住友銀行2.82
07INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.79
08株式会社三菱UFJ銀行1.52
09SG/UCITS V/INV(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.47
10みずほ信託銀行株式会社1.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1110%、1株純資産は14期で+375%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月73951.627.670.6
2014年3月−783,888−2.0100.0
2015年3月493,8691.349.760.1
2016年3月923,4692.623.3
2017年3月1173,6093.318.4581.4
2018年3月993,7592.721.4149.3
2019年3月1763,8444.69.889.1
2020年3月1673,8224.49.1
2021年3月−373,910−1.0
2022年3月651,3414.97.960.3
2023年3月341,4212.518.1123.2
2024年3月1601,62510.56.4124.9
2025年3月2011,77111.85.113.8
2026年3月791,8784.38.8139.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額197百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
齋藤政利代表取締役 社長 社長執行役員625,500
猪俣貴志取締役 副社長執行役員613,800
長谷川正治取締役 常務執行役員575,000
山内麻理取締役66
西條光彦取締役60700
濱野京取締役71300
平野聡取締役68100
和田聡監査役645,400
小林俊夫監査役654,400
高口洋士監査役51
山崎勇人監査役49500
八木亨41
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
小林洋介46
大田原就太郎取締役 専務執行役員財務部長62700
齋藤太三夫取締役 常務執行役員兼事業構造変革委員会委員長581,600

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)389212111137
社外取締役853537
監査役2333317

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容470字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当企業グループは、当社、連結子会社6社で構成され、主として情報通信システム機器および部品の開発、製造および販売、ならびにこれらに付帯するサービスおよびシステム構築を提供する事業を行っております。 第23期末日時点の事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)1 当社子会社であるサクサテクノ株式会社は、2025年9月30日付で防災事業・汎用機器事業を事業譲渡しました。 2  当社は、2025年10月1日付で当社を吸収合併存続会社、当社の連結子会社であったサクサシステムエンジニアリング株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行いました。 3 当社は、株式会社ニューテックの普通株式の公開買付けを2025年12月19日から2026年2月9日の期間で実施し、2026年2月17日付で同社を連結子会社化しました。また、同社の子会社である株式会社ITストレージサービスも同日付で連結子会社化しております。その後、2026年3月25日付で株式会社ニューテックの全株式を株式売渡請求により取得し、両社を完全子会社化しました。
経営方針・対処すべき課題2,403字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当企業グループは、経営理念「独創的な技術を核に、新しい価値を創造し、活力とゆとりある社会の発展に貢献します。」およびビジョン(目指す姿)「つなげる技術の、その先へ。」のもと、社員一人ひとりが、課題を認識し、対策を立案実行してまいります。また、4つの行動指針(①誠実に正しく、迅速に行動する。②自ら考え行動する。③変革を恐れず挑戦する。④チームサクサとして活動する。)に沿って、取組みを推進してまいります。 当社は、2024年5月29日に中期経営計画「共に創る未来」を公表しましたが、戦略と実態の乖離やモノづくり競争力の不足による収益性の低下等を踏まえ、2026年6月5日に、新たに「中期経営計画(2026-2029)『変革から成長へ』」を公表しました。 新たな中期経営計画では、企業理念・ビジョンに立ち返るとともに、足元の事業環境および経営課題を踏まえ、前中期経営計画の最終年度である2026年度を「事業構造変革期」、2027年度から2029年度を「成長軌道回帰期」と位置づけました。「事業構造変革期」では、経営基盤強靭化に向け、コスト適正化や人事制度の見直しなどの「人事施策」、調達コストの削減やアウトソーシングの内製化などの「コスト削減施策」、ならびに開発からサービスまでを一貫して担う共創型モノづくり拠点である「米沢アドバンスドファクトリー構想」の3つの重点施策を推進してまいります。また、「成長軌道回帰期」では、継続的な業務改善を行いつつ、新たな挑戦に基づく事業成長により、2029年度の目標KPIは、ROE8.0%以上、営業利益50億円を目指します。 新たな中期経営計画においては、「現場価値を実装するニッチトップ企業」となることを目指し、事業の「選択と集中」を進めてまいります。具体的には、重点4事業に経営資源を集約し、持続的な成長軌道への回帰を図るとともに、さらなる企業価値の向上を目指すべく、ガバナンス体制の強化を進めております。 重点4事業およびガバナンス体制について、次のとおり取組んでまいります。 《重点4事業》 [プロダクト事業] 全国約25万社の顧客基盤へクロスセルを推進し、小規模・中小企業の課題をITで包括的に解決する「Office AGENT」を展開することにより、オフィス運用支援No.1を目標に、ビジネスホン、UTM国内市場のシェアトップおよびシェア1.2倍を目指してまいります。 [EMS事業] “モノづくりから逃げない”完遂力を軸に、設計~保守を一気通貫で支えることで長期的信頼関係を構築し、国内回帰および地産地消のトレンドを捉え、製造業プラットフォーマーNo.1を目標に、国内EMSのシェアトップを目指してまいります。 [デバイス事業] 29年間の有機EL生産実績で蓄積された膨大なノウハウと独自の製造設備により技術制約を突破し、他社では実現し得ない顧客ニーズの充足によりカスタムOLED No.1を目標に、プラス2億台のOLEDの出荷を目指してまいります。 [システム事業] 止められない現場に、止まらない映像基盤を提供し、映像を、現場を動かすデータに変えることで映像活用No.1を目標に、VMS国内市場でシェアトップを目指してまいります。 《ガバナンス体制》 [投資委員会およびIR部門の新設] ・「投資委員会」については、事業部制移行に伴い、各事業の迅速な意思決定を支えつつ、全社最適の視点で投資判断を管理し、責任明確化や進捗管理・評価の充実を図ってまいります。 ・「IR部門」については、2026年4月にIR部門・コーポレートコミュニケーショングループを新設し、株主・投資家との対話を強化し、開示情報の拡充・充実を図ってまいります。 [コーポレートガバナンスの強化] ・「監査等委員会設置会社への移行」については、監査等委員である取締役に議決権付与することで取締役会の監督機能強化とコーポレートガバナンス実効性の向上を図ってまいります。 ・「業績連動型の株式報酬を導入」については、役員に対して、当社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを付与し、役員と株主との一層の価値共有を進めてまいります。 また、新たな中期経営計画期間中におけるキャピタルアロケーションおよび株主還元方針を下記のとおり見直ししております。 《キャピタルアロケーション》 [キャッシュイン] ① 保有資産の有効活用については、不動産売却に260億円、資産の有効活用に70億円 ② 有利子負債の活用については、財務レバレッジを意識しつつ、財務健全性を確保することで70~90億円 [キャッシュアウト] ① 株主還元については100億円 ② 成長投資における「事業用不動産」に110~130億円、「戦略的M&A」に100億円、「構造変革費用」に20億円 ③ 基盤強化への投資における「BCP投資」に35億円、「サプライチェーンの強靭化」に15億円、「IT基盤への投資」に20億円 《株主還元方針》 当社は、2026年度の中期経営計画期間においては、1株当たり46円(中間配当22円、期末配当24円)の年間配当を行うことを基本方針とし、安定的かつ継続的な配当の実施を目指します。また、1株当たり46円の年間配当に加え、2028年度中間期までは特別配当として1株当たり79円(中間配当39円、期末配当40円)の特別配当を実施することを予定しております。また、新たな中期経営計画期間においては、安定的かつ継続的な配当を実施するために、DOE4.0%または総還元性向100.0%のいずれか高い方(ただし、総還元性向については、当期純利益から税金負担分を考慮した特別損益合計額控除後の額を基準とする。)とすることを予定しております。
事業等のリスク4,043字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当企業グループの経営成績、財政状態およびキャッシュ・フロー等の業績に影響を及ぼし、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、次のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において、当企業グループが判断したものであります。 (1) 経済環境に関するリスク ①経済動向について 当企業グループは、国内営業収益比率が高く、日本国内の情報通信ネットワーク関連市場およびアミューズメント市場の経済状況の影響を受けます。これらの市場における景気後退とそれらに伴い需要が縮小した場合、当企業グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、資材等のコスト低減を目的に中国、東南アジア等からの調達およびこれらの地域に製造委託しており、これらの地域の経済情勢や治安状況などが悪化することにより、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性もあります。 ②為替および金利の変動について 当企業グループの外貨建での取引は、輸入超過の状態であり、為替相場の変動によって影響を受けます。 当企業グループでは、一部に為替予約等の対応策を講じておりますが、円安傾向が強まった場合は調達価格を押し上げ、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当企業グループは金利変動リスクにもさらされており、リスク回避のための様々な手段を講じておりますが、急激な金利変動は、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③株式市況の変動について 国内の株式市場の動向は、当企業グループの保有する株式の評価額に大きく影響を及ぼします。したがって、株式市場が低迷した場合、保有株式の評価損の計上や企業年金資産の運用損の発生等により、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当企業グループの事業活動に関するリスク ①市場環境について 当企業グループが関連する情報通信ネットワーク関連市場は、急速な技術革新の進展や激しい競争にさらされております。市場要求に対応した新商品のタイムリーな提供とサービスの向上により市場シェアの拡大に努めてまいりますが、競合会社の新たな市場参入とシェア獲得競争により、当企業グループの商品・サービスが激しい価格競争にさらされ、競争の結果、想定した需要が得られない場合や商品価格が大きく下落する場合は、棚卸資産として計上されている商品の評価損処理等を行う可能性があり、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、アミューズメント市場は、規制環境や市場環境が大きく変化しており、事業規模に見合った事業効率化を図っておりますが、法的規制等に重大な変更が加えられた場合、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②生産活動について 当企業グループの生産活動には、資材、部品、製造装置その他供給品のタイムリーな調達が不可欠です。当企業グループでは、生産体制・調達体制の革新を図り、必要な資材等をタイムリーかつ適正な価格で確保して効率的な生産活動を遂行しておりますが、供給の遅延、中断や業界内の需要増加等があった場合、必要な資材等を効率的に確保できない可能性があり、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③技術革新および顧客ニーズへの対応について 当企業グループは、常に技術、市場の変化を的確に捉え、お客様のニーズに応える新商品の開発に努めてまいりますが、それらの商品をタイムリーに提供することができない場合、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、市場の要求するサービスの多様化等により新商品の開発過程が長期化した場合、当企業グループの商品が市場に投入される前から陳腐化し商品性を失う可能性があります。 ④システム開発リスク 当企業グループがお客様にシステムやサービスを提供するシステムインテグレーション事業では、一般に請負契約の形態で受注から納期までにシステムを完成し、お客様に提供する完成責任を負っていますが、当初想定していた見積もりからの乖離や、開発段階において、プロジェクト管理等に問題が発生した場合、想定を超える原価の発生や納期遅延に伴う損害に対する賠償金の支払い等により、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤特定の取引先への販売依存について 当企業グループの取引において、一部の取引先への連結営業収益に占める依存度が高くなっており、当該取引先が事業または技術上の重大な問題もしくは調達方針の変更など、何らかの理由により当企業グループの取引額が減少した場合、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥人財の確保について 当企業グループはさらなる成長を目指すために、優秀な人財を確保し、維持する必要がありますが、その人財を確保できなかった場合、または多数離職した場合、当企業グループの事業目的の達成が困難になる可能性があります。 (3) 法的規制および訴訟に関するリスク ①欠陥商品の発生について 当企業グループは、「ISO9001」認証を取得し、商品の品質保証には細心の注意を払っておりますが、経時変化や、想定外の品質異常等により、将来的に当企業グループの商品に欠陥が発生しないという保証はありません。 欠陥が発生し、製造物賠償責任保険での補償を超える損害賠償の請求や当企業グループの信用失墜は、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②情報セキュリティに関するリスクについて 当企業グループは、事業遂行に関連して、機密情報・個人情報を保有しており、情報漏洩対策やウイルス防御システムの導入など、これらの情報の管理に万全を期しておりますが、サイバー攻撃等による情報セキュリティ事故など予期せぬ事態により流出する可能性は皆無ではありません。 このような事態が生じた場合、社会的信用に影響を与え、その対応のための多額の費用負担やブランド価値の低下が発生し、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③環境に関する規制について 当企業グループの事業活動は、大気汚染、水質汚濁、有害物質の使用および取扱い、廃棄物処理、商品リサイクル等を規制するさまざまな環境法令の適用を受けており、過去、現在、将来の事業活動に関し環境責任リスクがあります。 当企業グループでは「ISO14001」に基づく環境マネジメントシステムをグループ全体で構築し、環境保全活動に取組んでおりますが、将来、環境に関する規制が一層厳しくなり、有害物質等の除去義務が追加された場合、これらに係る費用が発生し、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④その他法的規制等について 当企業グループが関連する事業は国内または国際的規制に従って行っております。法規制には、商取引、独占禁止、知的財産権、電気製品の安全性および電気通信事業の変更に関する法規制、国の安全保障に関する法規制および輸出入に関する法規制等があります。 これらの法規制や当局の法令解釈が従来よりも厳しくなることなどにより、当企業グループがこれら法規制に従うことができなくなった場合、当企業グループの事業活動は制限を受けることになり、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤コンプライアンスに関するリスクについて 当企業グループは企業倫理の確立による健全な事業活動を基本とする「グループ企業行動憲章」と「グループ行動規範」を定め、コンプライアンス推進体制を構築し、役員および社員等への教育啓蒙活動を推進し、企業倫理の向上および法令遵守の強化に努めています。 しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全に回避できない可能性があり、法令等に抵触する事態が発生した場合、当企業グループの社会的信用に影響を与え、その対応のための多額の費用負担やブランド価値の低下が発生し、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他のリスクについて ①災害等による影響について 当企業グループは、地震、風水害、停電等の災害に備え、開発・製造設備や各種情報を保管する情報システム関連設備等に対して定期的に点検、検査およびバックアップなどを整備しています。 しかしながら、これによって、災害等による被害を完全に排除できることを保証するものではなく、当企業グループの事業活動に悪影響を与え、かつ、物的、人的な損害に関する費用を発生させ、当企業グループの業績と財政状態にも悪影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症の世界的な流行が生じた場合には、当企業グループへの部品調達の遅延等により生産活動への影響を及ぼす可能性があり、経過によっては、当企業グループの事業活動は制限を受けることになり、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②退職給付債務について 当企業グループでは、キャッシュ・バランス型確定給付企業年金制度を適用しており、市場金利や株式市況の変動によるリスクを最小限に留める対策を講じておりますが、割引率の低下や運用の利回りの悪化は、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③会計基準等の変更について 当企業グループでは、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して会計処理を行っておりますが、会計基準の設定や変更により従来の会計方針を変更した場合に、当企業グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)12,139字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当企業グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度のわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、景気は緩やかな持ち直しの動きがみられるものの、継続する物価上昇やアメリカの通商政策による影響、日本銀行の政策金利引き上げによる金融資本市場の変動等を要因とした経済への影響、また、イスラエル・アメリカとイランの衝突を巡る地域情勢の緊張の高まりから中東地域の政治・経済情勢が悪化し、原油価格の上昇による輸送コストの増加および原材料の高騰により、不確実性や地政学リスクが高まり、先行き不透明な状況で推移しました。 このような経済環境の中で、当企業グループは2024年5月29日に公表した2024-2026中期経営計画「共に創る未来」に取組んでまいりました。 当中期経営計画において、成長戦略の推進に一定の成果を上げる一方、当中期経営計画策定時の前提条件ならびに材料費および人件費の上昇等の急激な経営環境の変化等により、製造原価、経費等のコストが増加し、コスト構造の抜本的な見直しが必要となりました。そのため、2026年2月27日付で事業構造変革委員会を設置し、中期経営計画の見直しに着手し、2026年6月5日付で「中期経営計画(2026-2029)『変革から成長へ』」を公表しました。 中期経営計画の見直しにあたり、4つの重点事業領域(《プロダクト事業(通信ネットワークならびにネットワークアプライアンス)》《システム事業(映像ソリューション)》《EMS事業》《デバイス事業(OLED ※有機ELディスプレイ)》)を選定し、2026年4月1日付で、それぞれの事業責任の明確化と事業オーナー主導による成長戦略を推進するべく当社の組織体制を見直しました。 当連結会計年度において当企業グループは、次の取組みを行いました。 【成長戦略】 《プロダクト事業》 [サクサ株式会社] ・2025年9月に、UTM(統合脅威管理アプライアンス)「SS7000Ⅲ」シリーズのフレームパーツにPCR(ポストコンシューマリサイクル)プラスチックを採用した製品の販売を開始しました。 2025年12月に、中小企業向けとして、事業継続計画(BCP)対策の強化および柔軟なワークスタイルの実現を目的に、クラウドストレージ連携機能やリモートアクセス機能を新たに搭載した法人向けサーバー「GF2000」シリーズと、テレワーク環境を容易に構築でき、当社独自の環境配慮基準を満たした「サクサエコ商品」に認定されたリモートVPNルーター「ZC1000ⅡR」の2製品の販売を開始しました。再生プラスチックを採用した製品による環境負荷低減を推進し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。 《システム事業》 [サクサ株式会社] ・当社は、2025年12月19日より株式会社ニューテックに対する公開買付けを実施し、2026年3月25日付で同社を完全子会社化しました。同社がグループインすることで、ストレージ分野における技術・人財・顧客基盤を当企業グループに取り込み、システム事業基盤を強化し、当企業グループ全体の強みを活かしたシナジー創出に向けた具体的な商材・サービスの検討を進め、当企業グループ一体での価値創出を推進し、中長期的な成長につなげてまいります。 [株式会社システム・ケイ] a.同社は、AI専用プロセッサ「Hailo-8TM」を搭載したオールインワンNVR(ネットワーク・ビデオ・レコーダー)「NVR-Pro TypeH」を2025年10月より販売開始しました。80種類の物体検出/分析シナリオに対応し、効率的な監視を実現します。 b.同社は、2026年3月3日(火)~6日(金)に東京ビッグサイトで開催された「SECURITY SHOW 2026」に、ビボテックジャパン株式会社ブースにて出展しました。映像×Cloud×AIによる次世代セキュリティをテーマに、AI検知(PPE・顔認証・転倒検知)や、クラウド連携・ハイブリッド構成のデモなど、最新のソリューションを紹介しました。 また、画像処理・認識技術を扱う月刊専門誌 「画像ラボ」2026年3月号に、同社が執筆した港湾・物流分野における効率化に関する論文が掲載されました。 物流・港湾業界が抱える人手不足・輸送量増加という課題に対し、監視カメラ・ AI・センサー技術を組み合わせた提案を行ってまいります。 《EMS事業》 [サクサ株式会社] ・当企業グループは、これまでのサプライチェーン強化や生産革新に加え、「米沢アドバンスドファクトリー構想」を2025年5月21日に発表しました。米沢地区の既存拠点を活用し、開発からサービスまでを一貫して担う共創型モノづくり拠点への進化に向けた準備を進めてまいりました。 [サクサテクノ株式会社] ・同社は、2025年9月30日付で防災事業および汎用機器事業を藤倉電気工業株式会社に譲渡しました。 [株式会社ソアー] a.同社は、2025年7月に幕張メッセで開催された「第3回 ものづくりODM/EMS展」に出展しました。 本展示では、ものづくりソリューション事業におけるODM/EMS受託実績に加え、当企業グループ内で対応可能な基板実装や射出成形、さらにISO13485取得による医療機器製造体制の強化について、パネル展示を通じて紹介しました。来場者から高い関心を集めており、今後の商談や新たなビジネス機会の創出につながる有意義な場となりました。 b.同社は、2025年9月に「第4回 インターネプコン ジャパン[秋]」に出展し、カーエレクトロニクス事業で培った設計力・生産力を活かした受託製品を、産業/民生/医療/車載(小型モビリティ)分野向けに実機やパネルで紹介しました。併せて、医療機器製造体制や受託サービスの対応力についても紹介しました。 c.同社は、2026年1月に「第40回 インターネプコン ジャパン-エレクトロニクス製造・実装展-」に出展しました。小型ディスプレイ搭載に関する課題を解決するディスプレイソリューションについてパネル展示を行うほか、同社で製造した実証実験用の「マルチセンサーインターフェース」や、SCSK株式会社と協業し製造した自然災害予測用の「冠水センサー」について紹介しました。 《デバイス事業》 [株式会社ソアー] ・同社は、2025年10月に幕張メッセで開催された「CEATEC 2025」において、OPERA Solutions株式会社(2025年4月1日、コンサルティング業務委託契約締結)と共同で試作した次世代フレキシブルデバイスを展示しました。本試作は、同社が有機EL(OLED)ディスプレイ製造で培った独自の膜封止技術を、フレキシブル基板のバリア膜形成に応用することにより、複雑な形状部位でも膜厚を均一に保持できる特性や、膜厚制御・段差被覆性に優れた高性能薄膜の形成が可能となり、OLEDや軽量で柔軟な特性を持つペロブスカイト太陽電池など、フレキシブルデバイスの高性能化を目指しています。さらに、小型ディスプレイ搭載に関する課題解決やカスタムディスプレイの提案を強化しており、これらを展示会等で積極的に発信し、顧客への新たな付加価値提供と事業領域の拡大を図ってまいります。今後は生産能力向上と性能向上を目標とした積極設備投資を行い、さらなる成長に備えてまいります。 【経営基盤】 〔DXで支える〕 a.「DX事業推進プラットフォーム」については、「経営ダッシュボードによる経営情報の可視化」および「カスタマーリレーションマネジメント(CRM)基盤の整備」の構築・導入を実施し、経営情報および取引先情報の迅速かつ的確な共有把握を可能とするために、継続的な機能改善を実施しております。 b.「SAXA-DXサービスプラットフォーム」については、新しい製品・サービスおよび、販売製品が提供するサービスにて必要となるIT基盤の検討を進めております。必要となるIT基盤の構築・刷新、および情報セキュリティ対策も含めて施策の優先順位を整理し計画を明確にしたうえで更改、構築、導入を進めてまいります。 〔資本で支える〕 a.当社は、当社が神奈川県相模原市に所有する不動産を2026年4月に三菱地所株式会社に譲渡することを決議し、2025年5月9日に契約締結をしました。その結果、予定どおり2026年4月1日に不動産の譲渡が完了しました。 b.当社および当社の連結子会社であるサクサビジネスシステム株式会社は、それぞれの本社の集約によるコスト低減およびオフィススペースの拡充による新たなワークスタイルの導入を目的に、2025年9月1日付で本社移転を実施しました。 c.当社は、2025年10月3日に、投資家の皆様に当企業グループのモノづくりの現場を直接ご覧いただき、企業活動への理解を深めていただくことを目的として、第1回サクサグループ工場見学会(株式会社ソアーおよびサクサテクノ株式会社の工場)を開催しました。 d.当社は、投資家の皆様がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と当社株式の流動性の向上を図ることを目的に、2026年3月31日を基準日として、同日最終の株主名簿に記録された株主が所有する普通株式1株につき、3株の割合をもって分割する株式分割を実施しました。(効力発生日:2026年4月1日) e.当社は、今後の成長戦略や投資の方針等も踏まえつつ、適切な範囲で株主の皆さまに早期に還元し、資本効率の向上を図ることが企業価値向上に資するものとの判断に至ったため、2026年3月26日開催の取締役会において、2026年3月期および2027年3月期における配当方針の見直しを決議しました。具体的には、2026年3月期から2030年3月期の5年(10回)にわたり株主還元(特別配当(総額約30億円))を予定しておりましたが、総額を変更せずに2.5年(5回)(2028年3月期第2四半期末を基準日とする中間配当まで)に見直すものです。 なお、2028年3月期以降の配当方針につきましては、2026年6月5日に公表いたしました「2028年3月期以降の配当方針(DOE4%または総還元性向 100%)に関するお知らせ」をご覧ください。 f.当社は、2026年3月26日に開催した取締役会において、国内拠点の再編に必要な不動産の取得等について決議し、横浜・札幌および八戸イノベーションセンター(仮称)ならびに米沢モノづくりセンター(仮称)の創設をそれぞれ決定しております。 g.当企業グループは、保有資産の有効活用のため、政策保有株式の縮減を4銘柄実施しました。(2025年4月:1銘柄、2025年9月:1銘柄、2026年3月:2銘柄) h.当社は、2026年1月13日に、日興アイ・アール株式会社が実施する「2025年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング」において、当社ウェブサイトがスタンダード市場部門「優良」サイトに選定されました。 〔人財で支える〕 a.「採用」については、当企業グループにおける将来の基幹要員確保を目的として新卒採用を実施し、48名(うち、女性社員比率は約3割)が2026年4月に入社し、計画どおりの採用数を確保しました。今後も、女性の雇用環境整備の一環として、女性社員比率を意識した新卒採用活動を推進してまいります。 また、当連結会計年度におけるキャリア採用においては、ITエンジニア、SE、ビジネス開発、経営企画、管理部門および製造オペレーター等の職種で、合計41名(うち、女性社員比率は約3割)を採用し、キャリア採用においても当連結会計年度の当企業グループ採用計画数を確保しました。 b.「育成」については、サクセッションプラン(対象はCEO)を策定し、新規事業や新技術に対応するためのトレーニング企画、高度人財育成に向けた経営管理系教育の整備を行い、実施しております。また、「自ら学ぶ」ことを推進するためスキルアップ支援制度の整備を行い、2026年4月に運用を開始しました。 また、当企業グループ会社役員として求められるスキルセットのさらなる強化に向け、当連結会計年度に新任役員、再任役員向けの役員研修を対象者全員が受講しております。 c.「風土」については、当企業グループ組織風土を良好な状態に保つため、2021年度から社員の意識を調査し組織風土を第三者機関が評価する取組みや、ものが言いやすく風通しのよい組織風土とするため、経営層と社員が直接対話する場を毎年設けております。当連結会計年度は、経営層と社員の対話を、2025年7月から、組織風土を評価する取組みについては、2025年10月に実施しました。本取組みにより、当企業グループの強みや優先課題などから現状を把握、評価し、今後の施策立案につなげてまいります。 また、当企業グループは、「つなげる技術」を核としたプロダクト・ソリューションの提供を通じて、持続可能な社会の実現を目指しており、事業活動に関わるすべての人々の人権を尊重することが、あらゆる企業活動の基盤であると認識しています。この考えに基づき、「サクサグループ人権方針」を2025年10月1日に定め、企業として人権を尊重する責任を果たしていきます。 【社会的責任】 当企業グループは、「ステークホルダーの利益保護」、「環境保全」、「お客様への価値提供」、「ウェルビーイング」を解決すべき社会課題として捉え、これらに関するサステナビリティ重要課題を特定し、持続可能な社会の実現に貢献すべく、ESGの各分野について次の取組みを行いました。 《ガバナンス》 a.BCPについては災害時の初動対応の強化に取組んでおります。その一環として、防災訓練を実施しました。 2025年5月:株式会社システム・ケイ 2025年10月:株式会社ソアー 2025年11月:当社およびサクサビジネスシステム株式会社 サクサテクノ株式会社 b.当社は、2025年10月31日に、2024年度の活動を中心に中期経営計画におけるサステナビリティ重要課題の進捗および当企業グループにおける社会的責任(ESG)等それぞれの分野の取組みを報告した「サクサグループ サステナビリティレポート2025」を発行しました。 《環境》 ・当社は、2026年1月7日に、CDPが実施した「2025年 気候変動質問書」において、3年連続で『B』スコアの評価を取得しました。 《社会》 ・当社およびサクサテクノ株式会社は、2026年3月10日に、「健康経営優良法人2026」に認定されました。 当連結会計年度の営業収益は、44,099百万円(前年同期比34百万円増)となりました。 利益面では、前年同水準の営業収益とはなりましたが、成長投資を進めたことで、経常利益が2,131百万円と前年同期に比べ1,273百万円の減益となりました。 また、投資有価証券売却益を特別利益として20百万円計上しましたが、白金オフィスから三田オフィスへの本社移転および新横浜オフィスについては、横浜イノベーションセンター(仮称)創設の決定等に伴い減損損失を特別損失として172百万円計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1,375百万円と前年同期に比べ2,126百万円の減益となりました。 事業別の営業の概況は以下のとおりです。 サクサブランド事業の営業収益は、14,845百万円(前年同期比736百万円増)となりました。主な要因は、ネットワークおよび防犯防災分野の受注がそれぞれ増加したことによるものです。ネットワーク分野では、セキュリティ需要の高まりに加え、既存顧客向け販売の拡大が進んだことから、主要製品の販売が堅調に推移しました。防犯防災分野では、新送信機の投入を契機としたセンター設備の更新促進が寄与し、リプレース需要が拡大しました。 OEM事業の営業収益は、17,677百万円(前年同期比3,092百万円減)となりました。主な要因は、収益性向上を目的とした低収益事業の見直しにより受注が減少したことによるものです。 システム事業の営業収益は、6,269百万円(前年同期比360百万円減)となりました。主な要因は、映像ソリューション案件の受注が減少したことによるものです。 有機ELデバイス事業(有機ELデバイス、その他)の営業収益は、5,306百万円(前年同期比2,749百万円増)となりました。主な要因は、株式会社ソアー(2024年7月31日、連結子会社化)の業績を2025年3月期は第3四半期連結会計期間より損益計算書に連結しましたが、2026年3月期は期首より業績に含めたことによるものです。当期においても、同社の技術力と高い品質が引き続き評価され、有機ELデバイスの量産案件を中心に、受注は堅調に推移しました。 当連結会計年度末の財政状態の概況は、次のとおりです。 当連結会計年度末の純資産は、退職給付に係る調整累計額の増加により、前連結会計年度末に比べ1,963百万円増加し32,727百万円となり、自己資本当期純利益率(ROE)は4.3%となりました。また、総資産が8,289百万円増加し53,492百万円となったことにより、自己資本比率は61.2%となりました。 増減の主なものは、以下のとおりです。 流動資産は、全体で前連結会計年度末に比べ662百万円増加し30,139百万円となりました。これは、売上債権が237百万円減少したものの、株式会社ニューテックおよび株式会社ITストレージサービスを連結の範囲に含めたこと等により棚卸資産が509百万円、現金及び預金が103百万円それぞれ増加したことによるものです。 固定資産は、全体で前連結会計年度末に比べ7,626百万円増加し23,352百万円となりました。これは、繰延税金資産が353百万円減少したものの、有形固定資産では固定資産取得のための一部支払いによる建設仮勘定が905百万円、無形固定資産では株式会社ニューテックを連結子会社化したことによりのれんを計上し2,530百万円、投資その他の資産では退職給付に係る資産が3,526百万円、それぞれ増加したことによるものです。 負債は、全体で前連結会計年度末に比べ6,326百万円増加し20,765百万円となりました。これは、長期借入金が820百万円、賞与引当金が427百万円、未払法人税等が376百万円それぞれ減少しましたが、株式会社ニューテックの普通株式の取得のための資金調達により短期借入金が4,691百万円、同社を連結範囲に含めたこと等により前受金が1,779百万円それぞれ増加したことによるものです。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末残高に比べ103百万円増加し、10,394百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、2,393百万円の収入(前年同期は3,267百万円の収入)となりました。これは退職給付に係る資産および仕入債務の減少による支出はありましたが、税金等調整前当期純利益および減価償却費の計上等によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、4,448百万円の支出(前年同期は2,813百万円の支出)となりました。これは敷金および保証金の返還による収入はありましたが、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得および有形固定資産の取得による支出を実施したことによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,154百万円の収入(前年同期は477百万円の収入)となりました。これは配当金の支払による支出はありましたが、資金調達による収入によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 当企業グループは、事業区分が単一セグメントであります。本項目における事業別情報は、当連結会計年度より事業区分を変更しており、前連結会計年度との比較は、変更後の事業区分に基づき作成しております。 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績を事業別に示すと、次のとおりであります。 区分   生産高(百万円) 前期比(%) サクサブランド事業   15,885   94.0 OEM事業   14,895   88.8 システム事業   612   13.4 有機ELデバイス事業(有機ELデバイス、その他)   4,724   216.6 その他   -   - 合計   36,118   89.3 (注)1  金額は、販売価格によっております。 2  上記のほか下記の仕入製品があります。 区分   仕入高(百万円) 前期比(%) サクサブランド事業   747   95.0 OEM事業   11   0.8 システム事業   650   132.7 有機ELデバイス事業(有機ELデバイス、その他)   -   - その他   -   - 合計   1,409   51.5 (注)金額は、仕入価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績を事業別に示すと、次のとおりであります。 区分   受注高(百万円)       受注残高(百万円) 前期比(%)   前期比(%) サクサブランド事業   14,991   102.6   571   105.3 OEM事業   16,509   75.7   4,364   79.5 システム事業   5,869   79.3   4,018   168.5 有機ELデバイス事業(有機ELデバイス、その他)   5,108   207.4   -   - その他   198   211.7   -   - 合計   42,677   92.0   8,953   106.3 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業別に示すと、次のとおりであります。 区分   販売高(百万円) 前期比(%) サクサブランド事業   14,845   105.2 OEM事業   17,677   85.1 システム事業   6,269   94.6 有機ELデバイス事業(有機ELデバイス、その他)   5,108   207.4 その他   198   211.7 合計   44,099   100.1 (注)主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) NTTグループ   10,445   23.8   10,787   24.5 マミヤ・オーピー株式会社   5,806   13.2   3,932   8.9 (注)NTTグループは、NTT東日本株式会社、NTT西日本株式会社およびNTTドコモビジネス株式会社等であります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当企業グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針および見積り 当企業グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の報告数値および偶発債務の開示ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りおよび仮定の設定を行わなければなりません。 当企業グループの経営陣は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき、見積りおよび判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 特に、以下の重要な会計方針が、当企業グループの連結財務諸表の作成において使用された重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすものと考えております。 なお、半導体を中心とした部材調達難と販売機会損失等、当企業グループの事業活動に与える影響を合理的に反映することが難しい要素もありますが、期末時点で入手可能な情報を基に検証等を行っております。 a. 機器組込みソフトウエア(販売目的ソフトウエアのうち、当社にかかるもの) は定額法により減価償却費を計上しており、販売可能な見込有効期間に基づく償却額を計上しております。また各年度の未償却残高が、翌連結会計年度以降の見込販売収益の金額を超過している場合には、当該超過額について、一時の費用又は損失として処理しております。見込販売収益の算出に用いた主要な仮定は、見込販売数量であり、見込販売数量は市場環境の変化に影響を受けるため、見積りの不確実性が高く、情報通信ネットワーク製品の陳腐化に伴い、見込販売収益が大幅に減少した場合には、一時に費用又は損失が発生する可能性があります。 b.  売掛金、貸付金等の債権については、決算日以降に発生すると予測される貸倒損失に備えるため、適正な見積りに基づき貸倒引当金を計上しておりますが、顧客等の財政状況が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。 c.  製品保証費用については、出荷済製品のアフターサービス費用等の発生に備え、過去の実績に基づくアフターサービス費用の見積りに基づき製品保証引当金を計上しております。三現主義の徹底と広範囲にわたる品質管理システムの運用により品質向上に努めておりますが、実際の品質不良率または修理コストが見積りと異なった場合、アフターサービス費用の見積額の修正が必要となる可能性があります。 d.  受注残高のうち、損失の発生が見込まれるものについて、将来の損失に備えるため、その損失見込額を受注損失引当金として計上しております。将来、発生原価が見積額を上回ると予想される場合、追加引当が必要になる可能性があります。 e.  投資については、回復可能性があると認められない株式等の評価減を実施しておりますが、投資先の財政状態が悪化した場合、評価損の追加計上の可能性があります。 f.  繰延税金資産については、将来の課税所得および継続的な税務計画を検討し、回収可能性が高いと考えられる金額に減額するため評価性引当金を計上しております。この評価性引当金は当連結会計年度末で判断したものであり、将来の課税所得および税務計画の変更等により追加計上または取崩しが発生する可能性があります。 g. のれんについては、減損の兆候があると認められた場合、割引前将来キャッシュ・フローの総額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、減損処理を行うこととしています。のれんは減損の兆候はないと判断しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合には、のれんの評価に重要な影響を与える可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。 当企業グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、当企業グループの主力市場である情報通信ネットワーク関連市場においては、多様化、高度化したネットワークを活用した様々な事業が生まれるなど大きな変化が続いております。 このような市場環境の変化と資材調達環境の変化により、当企業グループの業績も影響を受けます。 そのため当企業グループは、このような変化に柔軟に対応し、現在の事業環境および入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう心がけております。 また、経営成績に影響を及ぼす可能性のあるリスクについては、「3〔事業等のリスク〕」に記載しております。 当企業グループの経営戦略の現状と見通しにつきましては、多様化するお客様のニーズにお応えするため、お客様視点に立った安心、安全、快適、便利な環境を実現するソリューションをタイムリーに提供し続け、事業成長に向けた収益体質改善のための諸施策に取組んでまいります。 当企業グループの資本の財源および資金の流動性については次のとおりであります。 a.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。 b.資金需要と財務政策 当企業グループは、運転資金および設備投資資金につきましては、内部資金を充当し、必要に応じ金融機関からの借入により調達することとしております。このうち借入による資金調達に関しましては、運転資金については主に期限が1年以内の短期借入金により調達しており、設備投資資金等については長期借入金等により調達しております。 また、資産効率の向上、営業活動によるキャッシュ・フローの確保およびシンジケーション方式によるコミットメントライン5,000百万円を含む未使用借入枠12,663百万円により、当面の運転資金および設備投資資金を調達することが可能と考えております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。