概要
日本フェンオールは、1961年に米国フェンオール社・三井物産・日本電熱の三社出資で設立された熱制御技術を核とする総合防災・制御機器メーカーである。火災警報システムや消火システム、温度調節器、人工腎臓透析装置、プリント基板実装、消防ポンプなどを手掛け、2025年12月期の連結売上高は129億円、従業員数は271名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
五つの事業部門で構成されるセグメント構造
日本フェンオールは、有価証券報告書において五つの事業セグメントを開示している。防消火事業(SSP部門)は火災警報システム・消火システム・爆発抑制システムの開発・製造・販売及び設計施工保守を担う。温度制御事業(サーマル部門)は温度調節器や半導体製造装置用熱板、高温炉用熱電対などを扱う。医療事業(メディカル部門)は人工腎臓透析装置及び医療機器の開発製造サービス、プリント基板事業(PWBA部門)は基板実装組立・アートワーク設計・ノイズ対策、消防ポンプ事業は消防ポンプ・積載車・全自動消火システムを扱う。連結子会社として株式会社シバウラ防災製作所が消防ポンプ部門を担当する。
変動する収益構造と中核事業への集中
近年の売上高は2015年の201億円をピークに減少傾向にあったが、2020年の91億円を底に回復し、2025年12月期には129億円まで戻した。2025年12月期の部門別販売高は、SSP部門48.4億円(構成比37.5%)、サーマル部門21.1億円(16.3%)、メディカル部門14.0億円(10.8%)、PWBA部門9.5億円(7.4%)、消防ポンプ部門36.1億円(28.0%)である。中核事業と位置付ける防災・制御機器(SSP・サーマル)に経営資源を集中する方針を打ち出し、不採算分野の整理や開発投資の加速を進めている。
国内を基盤に香港・深圳に展開するグローバル体制
本社を東京都千代田区に置き、長野県安曇野市に長野工場、東京都八王子市にR&Dセンターを持つ。海外拠点としては、2004年に香港にFENWAL CONTROLS OF JAPAN(H.K.),LIMITED(日本芬翁(香港)有限公司)を設立し、プリント基板実装組立の部材調達・設計・製造・販売を行っている。さらに2011年には深圳にFENWAL CONSULTING(SHENZHEN) CO.,LIMITED(深圳芬翁信息咨詢有限公司)を設立し、香港子会社の事務処理代行を目的とする。海外生産拠点は香港に限定されるが、中国での調達・加工機能を有する。
資本業務提携と財務目標にみる成長戦略
日本フェンオールは、広範な顧客基盤を持つ西華産業株式会社との資本業務提携を活用し、防災事業の販売領域拡大を図っている。中期経営計画2025では、2028年度にROE6%、EBITDAマージン12%を目標とする。2025年12月期末の自己資本比率は76.0%と高水準であり、有利子負債は営業キャッシュフローの1.8年分と健全な財務体質を持つ。政策保有株式の縮減や棚卸資産の削減による資本効率改善を掲げ、PBR1倍達成を目指す。
業界の中での役割は防災・熱制御・医療機器のシステムサプライヤー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| SSP 部門 | 48億円 | 37.2% | 9億円 | 18.8% |
| 消防ポンプ部門 | 36億円 | 27.9% | 3億円 | 8.3% |
| サーマル 部門 | 21億円 | 16.3% | 4億円 | 19.0% |
| メディカル 部門 | 14億円 | 10.9% | 1億円 | 7.1% |
| PWBA 部門 | 10億円 | 7.8% | 1億円 | 10.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01防災(火災警報・消火)主力
火災警報システム、消火システム、爆発抑制システムを開発・製造・販売し、設計・施工・保守・エンジニアリングサービスも提供。
- 火災警報システム
- 火災を感知して警報を発するシステム。
- 消火システム
- 火災を自動または手動で消火するシステム。
- 爆発抑制システム
- 爆発を検知して早期に抑制するシステム。
02温度制御準主力
温度調節器、半導体製造装置用熱板、高温炉用熱電対などの温度制御機器を開発・製造・販売。
- 温度調節器
- 温度を精密に制御する機器。
- 半導体製造装置用熱板
- 半導体製造工程でウェーハを加熱するための熱板。
- 高温炉用熱電対
- 高温炉の温度測定に用いるセンサー。
03医療準主力
人工腎臓透析装置及び医療機器の開発・設計・製造・サービスを提供。
- 人工腎臓透析装置
- 腎機能を代替する透析治療に用いる医療機器。
04プリント基板(実装)副次
プリント基板の実装組立、アートワーク設計、ノイズ(EMC)対策を手がける。
- プリント基板実装組立
- 電子部品を基板に実装するサービス。
05消防ポンプ副次
子会社の株式会社シバウラ防災製作所が、消防ポンプ、消防ポンプ積載車、保安ポンプ、全自動消火システム等を開発・製造・販売。
- 消防ポンプ
- 消火活動に用いるポンプ。
- 消防ポンプ積載車
- 消防ポンプを搭載した車両。
- 保安ポンプ
- 防火用水などを供給するポンプ。
製品と技術
火災の早期発見と抑制を担うSSP製品群
防消火事業(SSP部門)は、火災警報システム・消火システム・爆発抑制システムを開発・製造・販売する。主要製品として、高感度吸引式煙検知システム「SAS(Suction Alarm System)」、世界初の耐圧防爆型光電式スポット型煙感知器「FLS-02E」、住宅用火災警報器「F12」がある。F12は2006年に日経優秀製品・サービス賞優秀賞(日経産業新聞賞)を受賞した。これらの製品は工場やプラント、ビル、住宅などに設置され、早期発見と迅速な消火・抑制を実現する。
半導体製造から医療まで支える温度制御機器
温度制御事業(サーマル部門)は、温度調節器、半導体製造装置用熱板、高温炉用熱電対などを展開する。2005年には世界最小クラスの産業用装置内異常検知センサー「Fシリーズ」を発売、2009年にはSSR内蔵温度コントローラー「DGシリーズ」を発売した。半導体製造装置向け熱板は、AIの進化や脱炭素社会に伴う半導体需要の拡大を背景に成長が期待される。高温炉用熱電対は、精密な温度測定が要求される熱処理工程で使用される。
人工腎臓透析装置と医療機器の開発
医療事業(メディカル部門)では、人工腎臓透析装置及び医療機器の開発・設計・製造・サービスを行っている。2007年には海外向け汎用高機能透析装置「TR-FX」が薬事法改正後、業界初の厚生労働省製造承認を取得した。透析装置は腎臓機能が低下した患者の血液浄化に用いられ、高い安全性と信頼性が要求される。同部門は1982年の医療分野参入以来、一貫して透析技術の改良に取り組んでいる。
消防ポンプ積載車と全自動消火システム
消防ポンプ事業は、連結子会社の株式会社シバウラ防災製作所が担当する。消防ポンプ本体、消防ポンプ積載車、保安ポンプ、全自動消火システムなどを開発・製造・販売する。2025年12月期の販売高は36.1億円と全セグメント中2位の規模であり、前年比25.3%増と成長を示した。消防ポンプ積載車は消防署や事業所の初期消火用として、全自動消火システムは無人で火災を検知し消火する装置である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字が日本フェンオール
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6597HPCシステムズ | 148億円 | 28.4倍 |
| 2 | 6955FDK | 142億円 | 19.0倍 |
| 3 | 6769ザインエレクトロニクス | 139億円 | 338.3倍 |
| 4 | 6675サクサ | 137億円 | 27.9倍 |
| 5 | 6730アクセル | 135億円 | 10.5倍 |
| 6 | 6870日本フェンオール | 129億円 | 13.8倍 |
| 7 | 6904原田工業 | 120億円 | 26.9倍 |
| 8 | 6919ケル | 110億円 | 49.2倍 |
| 9 | 6864エヌエフホールディングス | 109億円 | 16.7倍 |
| 10 | 6731ピクセラ | 108億円 | — |
| 11 | 6522アスタリスク | 106億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
米国技術と三井・日本電熱の出資で設立された1961年
1961年5月、米国Fenwal Inc.の製品を国産化し、各種制御装置及び火災探知装置の製造販売を行う目的で、日本フェンオール株式会社が東京都港区芝田村町に設立された。資本金は800万円(額面500円)、出資者は米国フェンオール社・三井物産・日本電熱の三社である。設立は、海外の高度な熱制御技術を日本に導入し、国内生産を開始するという意図を持っていた。翌1962年7月には長野工場を日本電熱長野工場内に設置し、体制を整えた。
自社工場建設と事業領域の拡大(1968~1989年)
1968年1月、長野県に自社工場(現長野工場)を建設し、生産能力を高めた。1971年9月には八王子に技術・管理センター(現R&Dセンター)を設置し、研究開発の基盤を固める。1973年には家庭用防災機器の子会社日本エス・エス・ピーを設立し、同年オートマチック工業の株式37.5%を取得して防災設備メンテナンス事業に参入した。1981年には医療用具製造業許可を取得、1982年に定款を変更して医療用具の設計製造販売を事業目的に追加した。1989年にはOA機器分野にも進出し、事業の多角化を進めた。
親会社からの独立と子会社再編(1988~1995年)
1988年5月、米国フェンオール社の親会社ウォルター・キッド社との技術協力を維持しつつ、同社が保有する日本フェンオール株式62%すべてを買い取り、経営の独立を果たした。1990年9月には子会社日本エス・エス・ピーを吸収合併し、医療用機器分野の設計製造販売を一体化した。1994年5月には子会社オートマチック工業とフェンオール・システムが合併しフェンオールアネシスに商号変更、1995年7月には同社を吸収合併し、防災分野での一貫サービス体制を構築した。
株式公開から相次ぐ上場市場の変更(1996~2015年)
1996年6月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場、2010年4月には大阪証券取引所JASDAQに移行した。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2015年11月には世界初の耐圧防爆型光電式スポット型煙感知器FLS-02Eを発売するとともに、東京証券取引所市場第二部に市場変更し、上場市場を昇格させた。
海外拠点の設立と防災部門の強化(2004~2018年)
2004年11月、香港にFENWAL CONTROLS OF JAPAN(H.K.)を設立し、プリント基板実装組立の海外調達・製造・販売を開始した。2011年10月には深圳にコンサルティング会社を設立し、香港子会社の事務処理代行を担わせた。国内では2002年に設備工事・保守点検の子会社フェンオール設備を設立、2018年7月にはこれを吸収合併し、防災部門の体制強化と経営効率化を図った。これにより、グループ内の重複を解消し、一貫したサービス提供体制を整えた。
年表31件を開く
1960年代
- 1961年5月米国Fenwal Inc.(以下「米国フェンオール社」と記す)製品の国産化による各種制御装置及び火災探知装置の製造及び販売を目的として、米国フェンオール社・三井物産㈱・日本電熱㈱の三社の出資により、日本フェンオール㈱(資本金8,000千円 額面金額500円)を東京都港区芝田村町に設立
- 1962年7月長野県南安曇郡豊科町の日本電熱㈱長野工場内に当社長野工場を設置
- 1968年1月長野県南安曇郡豊科町に自社工場(現長野工場)を建設
1970年代
- 1971年9月東京都八王子市に技術・管理センターとして、八王子センター(現R&Dセンター)を設置
- 1973年4月東京都港区に、家庭用防災機器製造・販売の子会社日本エス・エス・ピー㈱を設立
- 1973年8月M&A東京都新宿区で防災設備全般のメンテナンスを主たる業務とする、オートマチック工業㈱の株式37.5%(1974年3月子会社化、1995年7月吸収合併)を取得
- 1975年12月一般建設業(消防施設工事業)の建設大臣許可を受ける
1980年代
- 1981年10月医療用具製造業の厚生大臣許可を受ける
- 1982年3月医療分野への進出のため、定款の一部を変更し、事業目的に“医療用具の設計・製造及び販売” を追加
- 1984年5月長野工場が富士ゼロックス㈱の品質認定工場となる
- 1988年5月米国フェンオール社の親会社であるWalter Kidde & Co.,incと技術協力を維持しつつ、株式62%すべてを買取
- 1989年3月OA機器分野への進出のため、定款の一部を変更し、事業目的に“オフィスオートメーション機器及び通信機器の設計・製造及び販売”を追加
1990年代
- 1990年9月M&A医療用機器分野の拡大と設計・製造・販売の一体化のため、子会社日本エス・エス・ピー㈱を吸収合併
- 1994年4月本店を東京都千代田区飯田橋に移転
- 1994年5月M&A子会社オートマチック工業㈱が子会社フェンオール・システム㈱を吸収合併し、商号をフェンオールアネシス㈱に変更
- 1995年7月M&A防災分野での一貫したサービスの提供と経営効率の改善のため、子会社フェンオールアネシス㈱を吸収合併
- 1996年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
- 1997年4月M&A長野工場を増設し、梓川工場及び梓川第二工場のPWBA部門を統合
- 1997年10月神奈川県横浜市に防消火設備の企画、設計、施工、監理業務及びコンサルタント業務を目的として、子会社防消火エンジニアリング㈱を設立
2000年代
- 2002年3月東京都中央区に設備工事・保守点検を主な事業とする、フェンオール設備㈱を設立
- 2004年11月創業香港にプリント基板実装組立における部材調達・設計・製造・販売を目的としてFENWAL CONTROLS OF JAPAN(H.K.),LIMITED(日本芬翁(香港)有限公司)を設立
- 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
- 2005年12月世界最小クラスの産業用装置内異常検知センサー「Fシリーズ」の発売開始
- 2007年1月住宅用火災警報器「F12」が2006年日経優秀製品・サービス賞 優秀賞 日経産業新聞賞 を受賞 海外向け汎用高機能透析装置TR-FXが薬事法改正後、業界初の厚生労働省の製造承認を得る
- 2009年10月SSR内蔵温度コントローラー「DGシリーズ」の発売開始
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
- 2011年10月創業深圳にFENWAL CONTROLS OF JAPAN(H.K.),LIMITED (日本芬翁(香港)有限公司)の事務処理代行を目的としてFENWAL CONSULTING(SHENZHEN) CO.,LIMITED(深圳芬翁信息咨詢有限公司)を設立
- 2011年12月高感度吸引式煙検知システム「SAS(Suction Alarm System)」の発売開始
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
- 2015年11月世界初の耐圧防爆型の光電式スポット型煙感知器(FLS-02E)の発売開始 東京証券取引所市場第二部に市場変更
- 2018年7月M&A防災部門の体制強化と経営の効率化を目的として、子会社フェンオール設備㈱を吸収合併
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で271人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は604万円で、9期前と比べて+9.9%。平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は13.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 218 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 195 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 188 | — |
| 2019年12月 | 550 | 45.6 | 15.2 | 189 | — |
| 2020年12月 | 580 | 45.4 | 15.1 | 192 | — |
| 2021年12月 | 599 | 44.7 | 14.0 | 261 | — |
| 2022年12月 | 590 | 44.0 | 13.7 | 273 | — |
| 2023年12月 | 582 | 43.8 | 13.5 | 278 | — |
| 2024年12月 | 609 | 43.8 | 13.7 | 275 | 436 |
| 2025年12月 | 604 | 43.6 | 13.4 | 271 | 406 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱シバウラ防災製作所長野県 安曇野市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は129億円、営業利益は11億円。前期と比べると増収減益で、売上が+3.2%、利益が-8.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 126億円 | 129億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 11億円 |
| 純利益 | 9億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥78 | ¥78 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は71億円、営業利益は9億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.2%、営業利益は+12.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 41 | 6 | 14.6 | 4 |
| 2023年2Q | 24 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2023年3Q | 26 | 1 | 3.8 | −3 |
| 2023年4Q | 35 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 37 | 6 | 16.2 | 6 |
| 2024年2Q | 28 | 4 | 14.3 | 3 |
| 2024年4Q | 60 | 2 | 3.3 | 2 |
| 2025年2Q | 65 | 8 | 12.3 | 9 |
| 2025年4Q | 64 | 3 | 4.7 | 3 |
| 2026年2Q | 71 | 9 | 12.7 | 5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は165億円から129億円へ78%に減った。直近期の営業利益率は8.5%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 165 | — | 12 | — | 8 |
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 | |||||
| 2013年12月 | 191 | — | 14 | — | 9 |
| 2014年12月 | 197 | — | 16 | — | 10 |
| 2015年12月 | 201 | — | 18 | — | 12 |
| 2016年12月 | 166 | — | 16 | — | 11 |
| 2017年12月 | 143 | — | 15 | — | 11 |
| 防災部門の体制強化と経営の効率化を目的として、子会社フェンオール設備㈱を吸収合併 | |||||
| 2018年12月 | 125 | — | 15 | — | 12 |
| 2019年12月 | 104 | — | 8 | — | 5 |
| 2020年12月 | 91 | — | 8 | — | 6 |
| 2021年12月 | 124 | — | 13 | — | 4 |
| 2022年12月 | 124 | — | 15 | — | 8 |
| 2023年12月 | 126 | — | 12 | — | 4 |
| 2024年12月 | 125 | 12 | 14 | 9.6 | 11 |
| 2025年12月 | 129 | 11 | 11 | 8.5 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高129億円のうち、営業利益として残るのは11億円で8.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.4%87億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.0%31億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.5%11億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−10億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は43億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 18 | 2 | −3 | 20 | 38 |
| 2013年12月 | 4 | −1 | −5 | 3 | 37 |
| 2014年12月 | 3 | −6 | −4 | −3 | 30 |
| 2015年12月 | 19 | −3 | −6 | 16 | 40 |
| 2016年12月 | 15 | −3 | −3 | 12 | 49 |
| 2017年12月 | 13 | −1 | −4 | 12 | 57 |
| 2018年12月 | 5 | −11 | −4 | −6 | 46 |
| 2019年12月 | 8 | 8 | −9 | 16 | 52 |
| 2020年12月 | 18 | −9 | −5 | 9 | 55 |
| 2021年12月 | 12 | −13 | 2 | −1 | 57 |
| 2022年12月 | 4 | −1 | −7 | 3 | 54 |
| 2023年12月 | 11 | 9 | −6 | 20 | 68 |
| 2024年12月 | 9 | −7 | −9 | 2 | 63 |
| 2025年12月 | 3 | −13 | −10 | −10 | 43 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は192億円。このうち返さなくてよい自己資本が146億円で、自己資本比率は76.0%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 129 | 63 | 66 | 49.0 |
| 2013年12月 | 150 | 73 | 77 | 48.7 |
| 2014年12月 | 163 | 85 | 78 | 52.2 |
| 2015年12月 | 166 | 95 | 71 | 57.3 |
| 2016年12月 | 164 | 103 | 61 | 63.0 |
| 2017年12月 | 176 | 114 | 62 | 64.9 |
| 2018年12月 | 166 | 118 | 48 | 71.1 |
| 2019年12月 | 155 | 115 | 40 | 74.5 |
| 2020年12月 | 157 | 116 | 41 | 74.2 |
| 2021年12月 | 187 | 119 | 68 | 63.8 |
| 2022年12月 | 188 | 123 | 65 | 65.4 |
| 2023年12月 | 191 | 127 | 64 | 66.5 |
| 2024年12月 | 195 | 136 | 59 | 69.6 |
| 2025年12月 | 192 | 146 | 46 | 76.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで224社中46位あたり、逆に低いのは売上成長率で224社中125位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,185で、1年前と比べて+33.2%。過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.8倍 |
| PER (会社予想) | 13.9倍 |
| PBR | 0.79倍 |
| 配当利回り | 3.57% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7/31に9.3%上昇し2634円。月初からの調整一巡後に急反発した。52週高値2849円(6/30)からは-7.5%の水準で、25日線2602円を+1.2%上回る。週足では上昇基調が続き、出来高は7/27に58200株と急増、その後も高水準で推移。25日線・75日線のゴールデンクロスが接近しており、中期的な上昇トレンドが意識される。RSIは52.9と中立圏で、過熱感はない。需給は改善傾向にあり、戻りを試す展開か。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 11.2倍は業界平均28.3倍を大幅に下回り、PBR 0.93倍も平均2.11倍を大きく下回り割安水準。配当利回り2.95%は平均1.88%を上回る。しかしROE8.8%と収益性は平均的で、利益成長は緩やかであり、割安だが成長性には改善余地がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.8倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 13.9倍 | — |
| PBR | 0.79倍 | 2.58倍 |
| ROE | 8.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり78円で、前期から+2.7%。いまの株価に対する利回りは3.57%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 52 | — | 40.9 |
| 2017年12月 | 55 | 5.8 | 32.0 |
| 2018年12月 | 58 | 5.5 | 28.0 |
| 2019年12月 | 58 | 0.0 | 39.7 |
| 2020年12月 | 50 | −13.8 | 38.5 |
| 2021年12月 | 67 | 34.0 | 47.8 |
| 2022年12月 | 70 | 4.5 | 29.2 |
| 2023年12月 | 72 | 2.9 | 28.9 |
| 2024年12月 | 74 | 2.8 | 39.7 |
| 2025年12月 | 76 | 2.7 | 57.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥78
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,111人。区分でいちばん多いのは事業法人で40.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.5%を占め、残る58.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 21.8 | 22.8 | 23.3 | 22.6 | 40.5 | 40.6 |
| 外国法人 | 27.6 | 25.4 | 26.2 | 29.2 | 31.2 | 32.2 |
| 個人・その他 | 24.6 | 26.9 | 26.2 | 26.9 | 25.2 | 24.7 |
| 自己株式 | 3.1 | 3.9 | 3.9 | 3.9 | 3.9 | 3.9 |
| 証券会社 | 1.4 | 2.2 | 1.8 | 2.2 | 2.2 | 1.5 |
| 金融機関 | 22.5 | 20.6 | 20.3 | 19.1 | 0.9 | 0.9 |
| 外国人個人 | 2.2 | 2.2 | 2.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD – SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION CLIENTS A/C 8221-623793 (常任代理人:香港上海銀行東京支店) | 26.15 |
| 02 | 西華産業株式会社 | 22.40 |
| 03 | 株式会社吉田ディベロプメント | 3.41 |
| 04 | 東レ・メディカル株式会社 | 3.39 |
| 05 | NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT (常任代理人:香港上海銀行東京支店) | 3.12 |
| 06 | NHGGP JAPAN OPPORTUNITIES FUND (常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行) | 2.39 |
| 07 | 新日本空調株式会社 | 2.32 |
| 08 | フェンオール社員持株会 | 1.75 |
| 09 | 株式会社ナガワ | 1.70 |
| 10 | 株式会社ヨコオ | 1.63 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+68%、1株純資産は14期で+143%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 132 | 1,071 | 12.3 | 5.1 | 40.7 |
| 2013年12月 | 148 | 1,241 | 12.0 | 9.0 | 43.8 |
| 2014年12月 | 171 | 1,445 | 12.8 | 8.5 | 42.9 |
| 2015年12月 | 197 | 1,616 | 12.8 | 7.7 | 45.4 |
| 2016年12月 | 182 | 1,750 | 10.8 | 7.3 | 40.9 |
| 2017年12月 | 192 | 1,939 | 10.4 | 8.6 | 32.0 |
| 2018年12月 | 199 | 2,006 | 10.1 | 7.5 | 28.0 |
| 2019年12月 | 90 | 2,039 | 4.5 | 16.6 | 39.7 |
| 2020年12月 | 104 | 2,058 | 5.1 | 13.9 | 38.5 |
| 2021年12月 | 69 | 2,130 | 3.3 | 23.3 | 47.8 |
| 2022年12月 | 148 | 2,197 | 6.8 | 9.3 | 29.2 |
| 2023年12月 | 69 | 2,261 | 3.1 | 22.4 | 28.9 |
| 2024年12月 | 199 | 2,423 | 8.5 | 8.6 | 39.7 |
| 2025年12月 | 222 | 2,605 | 8.8 | 8.1 | 57.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中野誉将 | 代表取締役社長 | 58 | 30,000 |
| 荻原紀晃 | 取締役 | 58 | — |
| 上村真一郎 | 取締役 | 54 | — |
| 蔭山潔 | 取締役 | 65 | — |
| 髙橋芳広 | 常勤監査役 | 67 | 1,000 |
| 佐久間清光 | 監査役 | 64 | — |
| 田口善之 | 監査役 | 64 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 28 | 15 | 5 | 47 | 24 |
| 社外取締役 | 3 | 12 | — | — | 12 | 4 |
| 監査役 | 1 | 9 | — | — | 9 | 9 |
| 社外監査役 | 3 | 9 | — | — | 9 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容678字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,769字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,020字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,831字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第66期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第65期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-30
- 半期報告書半期報告書-第65期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第64期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第63期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
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