概要
日産東京販売ホールディングスは、東京都内で日産車の新車・中古車販売、点検整備、部品販売を展開する持株会社である。1942年に設立され、2004年に持株会社体制へ移行。売上高は約1,400億円(2024年3月期)、従業員数は2,589人。日産自動車の販売会社を統括し、東京市場に特化したカーライフ関連サービスを提供する。
新車・中古車販売と整備を柱とする自動車関連事業
当社グループの主力事業は自動車関連事業であり、新車・中古車販売、部品販売、自動車整備の3部門から成る。新車販売では日産自動車および同社グループから仕入れた車両を顧客に販売する。2025年度の新車販売台数は20,763台で、売上高は655億90百万円。中古車販売台数は21,661台で、売上高は219億95百万円。整備事業は子会社のエヌティオートサービスと車検館が担い、車体整備や車検を実施する。これらの事業は東京都内に集中しており、地域密着型の営業展開が特徴である。
安定収益源としての不動産事業
持株会社である当社自身は不動産事業も手掛ける。主にグループ会社への不動産賃貸を行っており、安定した収益基盤の一部を形成している。不動産事業の詳細な売上高は開示されていないが、グループ全体の収益構造において補完的な役割を果たす。連結財務諸表上、不動産関連の資産は有形固定資産として計上され、2025年度末の有形固定資産は前期比26億77百万円増加している。
38年にわたる上場と市場区分の変遷
当社は1957年10月に東京証券取引所に株式を上場し、1961年10月には市場第一部に指定された。その後、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場へ移行したが、2023年10月にはスタンダード市場へと再び移行している。この背景には、日産自動車の業績不振や販売台数減少の影響で、上場維持基準を満たすことが難しくなった可能性がある。上場以来、資本市場での資金調達手段として株式市場を活用してきた。
業界の中での役割は自動車メーカーの販売・サービスネットワークを担うディーラー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自動車販売主力
日産自動車および同社グループ会社から自動車・部用品を仕入れ、新車・中古車および部用品を販売する。首都圏を中心に日産車の販売網を担う。
- 新車販売
- 日産自動車の新車を顧客に販売する。
- 中古車販売
- 下取り車や仕入れた中古車を販売する。
- 部用品販売
- 自動車の部品や用品を販売する。
02自動車整備・車検準主力
子会社3社(日産東京販売、エヌティオートサービス、車検館)が、自動車の車体整備および車検整備等を行う。販売した車両のアフターサービスも担う。
- 車体整備
- 事故修理や板金塗装など、車体の修理・整備を行う。
- 車検整備
- 法定点検や車検代行を行い、車両の安全を保証する。
03不動産賃貸副次
当社が不動産の賃貸を行い、その一部は関係会社に貸与している。グループの事業拠点の確保と収益源の多様化に寄与する。
製品と技術
日産の電動車ラインナップを販売する新車事業
当社は日産自動車の電気自動車(EV)販売を15年以上手掛けてきた。取り扱う主な車種は、軽自動車「ルークス」、電気自動車「日産リーフ」、ミニバン「セレナ」など。特に電動車に注力し、e-POWER車を含む幅広いラインアップを提供する。2025年度の新車販売台数は20,763台で、前年比15.5%減。減少の背景には新型車の端境期や新規来店客数の低下があったが、新型車投入による回復基調にある。個人リース販売を強みとし、提案型営業で単価向上を図る。
中古車販売と車検・整備のアフターサービス
中古車販売では、2025年度に21,661台を販売し、売上高219億95百万円を計上。新車と並ぶ収益の柱である。整備事業は子会社のエヌティオートサービスと株式会社車検館が担当。車検館は2002年設立で、車検専門店として運営されている。エヌティオートサービスは2003年にトーニチサービスと昭和島サービスセンターが合併して発足し、車体整備や点検を行う。アフターサービス部門は新車販売の減少を補う安定収益源となっており、2025年度は整備事業単体で増益を達成した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
日産車販売特化、収益は中古車に依存
日産東京販売ホールディングスは日産自動車のディーラーとして新車・中古車販売、整備等を展開。同業のトライアルホールディングス(141A)や光フードサービス(138A)とは業態が異なり比較困難だが、ディーラー業界内では地域限定の専業ディーラーという位置づけ。売上高は約1,290億円(2026/3期予想)だが減少傾向。営業利益率は5.23%(2025/3期)から3.72%に低下しており、新車販売の低迷を中古車・アフターサービスで補う構造。
強み
- 日産自動車の正規ディーラーとして、安定的な車両供給とブランド力を活用。
- 新車販売が不振でも、中古車販売とアフターサービスが収益を支える。
- 東京を中心に店舗網を持ち、ブランド認知度が高い。
- リピート顧客や法人顧客との取引が安定収入に寄与。
課題
- 日産のブランド力低下や競合激化で新車販売が減少傾向。
- 営業利益率が年々低下。コスト削減だけでは不十分。
- 電動化に伴う整備需要の変化や販売手法の変革が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字が日産東京販売ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3825リミックスポイント | 340億円 | — |
| 2 | 9900サガミホールディングス | 339億円 | 41.6倍 |
| 3 | 8185チヨダ | 335億円 | 11.7倍 |
| 4 | 8217オークワ | 335億円 | 123.7倍 |
| 5 | 3221ヨシックスホールディングス | 335億円 | 16.4倍 |
| 6 | 8291日産東京販売ホールディングス | 326億円 | 12.1倍 |
| 7 | 7679薬王堂ホールディングス | 319億円 | 7.8倍 |
| 8 | 8203MrMaxHD | 308億円 | 9.5倍 |
| 9 | 7520エコス | 300億円 | 10.9倍 |
| 10 | 2753あみやき亭 | 286億円 | 22.5倍 |
| 11 | 7683ダブルエー | 267億円 | 38.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
戦時統制下に設立された1942年
1942年11月、東京府自動車配給株式会社として東京都京橋区に設立された。当時は戦時統制経済下で、自動車の配給を目的とした会社だった。翌1943年10月には東京都自動車整備配給株式会社に商号変更し、整備業務も担うようになる。戦後の1946年2月、東京自動車販売株式会社に改名し、純粋な販売会社として再出発する。この時期の商号変更は、時代の要請に応じて事業内容を変えたことを示している。
上場と首都圏拡大の1950〜70年代
1955年9月、本社を港区溜池に移転。1957年10月に東京証券取引所に上場し、1961年10月には市場第一部に指定される。1971年1月には本社を港区六本木に移転。1977年3月、東京日産モーター株式会社の拠点と人員の一部を受け入れ、販売網を拡大した。この間、高度経済成長に伴う自動車需要の増加に対応し、東京都内でのプレゼンスを高めていった。
持株会社体制への移行とグループ再編
2004年3月、会社分割により持株会社体制へ移行し、商号を株式会社東日カーライフグループに変更。この再編で、販売子会社とサービス子会社を分離し、グループ全体の効率化を図った。2008年2月には日産ネットワークホールディングスを割当先とする第三者割当増資を実施し、日産グループとの連携を強化。2011年4月には日産プリンス東京販売と日産プリンス西東京販売を子会社化し、東京都内の日産ディーラー網を大幅に拡大した。同年、商号を日産東京販売ホールディングスに変更している。
3販売会社の統合とIT子会社の売却
2021年7月、東京日産自動車販売、日産プリンス東京販売、日産プリンス西東京販売の3社を統合し、日産東京販売株式会社を設立。これにより都内の販売チャネルを一本化し、運営効率を高めた。一方、2023年10月には東京日産コンピュータシステム(現キヤノンITソリューションズ)の全保有株式を譲渡。IT事業から撤退し、自動車販売と関連サービスに経営資源を集中させる道を選んだ。
年表26件を開く
1940年代
- 1942年11月創業東京府自動車配給株式会社として東京市京橋区に設立
- 1943年10月商号変更東京都自動車整備配給株式会社に商号変更
- 1946年2月商号変更東京自動車販売株式会社に商号変更
- —商号変更東京日産自動車販売株式会社に商号変更
1950年代
- 1955年9月本社を港区溜池に移転
- 1957年10月上場東京証券取引所に株式を上場
1960年代
- 1961年10月上場東京証券取引所市場第1部に上場
1970年代
- 1971年1月本社を港区六本木に移転
- 1977年3月東京日産モーター株式会社の拠点、人員の一部を受け入れる
1980年代
- 1982年4月創業トーニチサービス株式会社設立
- 1985年7月新東京日産自動車販売株式会社の営業の一部を譲り受ける
- 1989年3月創業東京日産コンピュータシステム株式会社設立
1990年代
- 1999年6月創業株式会社昭和島サービスセンター設立
2000年代
- 2000年7月本社を品川区西五反田に移転
- 2002年10月創業株式会社車検館設立
- 2003年8月M&Aトーニチサービス株式会社が株式会社昭和島サービスセンターを吸収合併し、株式会社エース・オートサービスに商号変更
- 2004年3月上場東京日産コンピュータシステム株式会社ジャスダック市場上場
- —商号変更会社分割により持株会社体制へ移行し、株式会社東日カーライフグループに商号変更
- 2008年2月日産ネットワークホールディングス株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施
2010年代
- 2011年4月M&A日産プリンス東京販売株式会社及び日産プリンス西東京販売株式会社を子会社化
- —商号変更日産ディーラー事業を大幅に拡大した新たな持株会社体制へ移行し、日産東京販売ホールディングス株式会社に商号変更
- 2012年4月商号変更株式会社エース・オートサービスがエヌティオートサービス株式会社に商号変更
2020年代
- 2021年7月創業東京日産自動車販売株式会社、日産プリンス東京販売株式会社及び日産プリンス西東京販売株式会社を統合し、日産東京販売株式会社を設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
- 2023年10月東京証券取引所の市場区分においてスタンダード市場へ移行
- —東京日産コンピュータシステム株式会社(現 キヤノンITソリューションズ株式会社)の全保有株式を譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 投資規模300億円
- 配当方針(DOE)3%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
電動化リーダーの育成
長年のEV販売経験とノウハウを活かし、軽からSUVまでのEVやe-POWER車を含む電動車のラインアップを強化し、電動車市場拡大の波をビジネスチャンスにつなげる。
- 02
安全・運転支援技術の推進
安全運転支援技術の普及を進め、お客様の安全・安心なカーライフを支援するとともに、技術優位性を活かした競争力強化を図る。
- 03
モビリティ事業の拡大
新車・中古車販売、整備、保険などカーライフのワンストップサービスを基盤に、新たなモビリティサービスを展開し、収益源の多様化を図る。
- 04
大規模投資による成長加速
過去にない300億円規模の投資を計画し、中期経営計画の前半で先行投資することで、最終年度以降の収益効果を早期に実現する。将来は枠に縛られず積極投資を継続する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,589人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は766万円で、9期前と比べて+25.5%。平均年齢は52.4歳、平均勤続年数は21.7年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 3,022 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,991 | — |
| 2019年3月 | 610 | 49.6 | 18.3 | 2,961 | — |
| 2020年3月 | 638 | 46.3 | 19.9 | 3,042 | — |
| 2021年3月 | 621 | 47.3 | 21.1 | 3,082 | — |
| 2022年3月 | 749 | 50.3 | 18.3 | 2,935 | — |
| 2023年3月 | 785 | 49.8 | 15.9 | 2,872 | — |
| 2024年3月 | 791 | 51.0 | 18.5 | 2,646 | — |
| 2025年3月 | 822 | 51.1 | 18.8 | 2,626 | 282 |
| 2026年3月 | 766 | 52.4 | 21.7 | 2,589 | 185 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内日産東京販売㈱東京都 品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エヌティオートサービス㈱東京都 大田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱車検館東京都 府中市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エースビジネスサービス㈱東京都 江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱カーネット車楽東京都 品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日産自動車㈱神奈川県 横浜市 神奈川区 · その他の関係会社議決権38.0%
- 国内日産ネットワークホールディングス㈱神奈川県 横浜市 西区 · その他の関係会社議決権38.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,290億円、営業利益は48億円。前期と比べると減収減益で、売上が-8.9%、利益が-35.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,400億円 | 1,290億円 |
| 営業利益 | 60億円 | 48億円 |
| 純利益 | 35億円 | 27億円 |
| 1株あたり配当 | ¥27 | ¥27 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は319億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−10.4%、営業利益は−55.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 359 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 356 | 18 | 5.1 | 14 |
| 2024年2Q | 388 | 26 | 6.7 | 10 |
| 2024年3Q | 369 | 23 | 6.2 | 41 |
| 2024年4Q | 377 | — | — | 8 |
| 2025年2Q | 700 | 38 | 5.4 | 25 |
| 2025年4Q | 716 | 36 | 5.0 | 18 |
| 2026年2Q | 631 | 19 | 3.0 | 16 |
| 2026年4Q | 659 | 29 | 4.4 | 11 |
| 2027年1Q | 319 | 8 | 2.5 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,484億円から1,290億円へ87%に減った。直近期の営業利益率は3.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,484 | — | 36 | — | 41 |
| 2014年3月 | 1,560 | — | 57 | — | 47 |
| 2015年3月 | 1,442 | — | 35 | — | 52 |
| 2016年3月 | 1,458 | — | 36 | — | 34 |
| 2017年3月 | 1,495 | — | 45 | — | 40 |
| 2018年3月 | 1,520 | — | 41 | — | 22 |
| 2019年3月 | 1,558 | — | 43 | — | 27 |
| 2020年3月 | 1,531 | — | 40 | — | 22 |
| 東京日産自動車販売株式会社、日産プリンス東京販売株式会社及び日産プリンス西東京販売株式会社を統合し、日産東京販売株式会社を設立 | |||||
| 2021年3月 | 1,404 | — | 31 | — | 16 |
| 2022年3月 | 1,384 | — | 42 | — | 21 |
| 2023年3月 | 1,377 | — | 61 | — | 33 |
| 2024年3月 | 1,490 | — | 84 | — | 73 |
| 2025年3月 | 1,416 | 74 | 74 | 5.2 | 43 |
| 2026年3月 | 1,290 | 48 | 48 | 3.7 | 27 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,290億円のうち、営業利益として残るのは48億円で3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%968億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.2%274億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%48億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが64億円、投資CFが−87億円で、差し引きのフリーCFは−23億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は157億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 70 | −74 | −32 | −4 | 52 |
| 2014年3月 | 115 | −62 | −21 | 53 | 84 |
| 2015年3月 | 110 | −76 | −32 | 34 | 86 |
| 2016年3月 | 90 | −94 | −24 | −4 | 53 |
| 2017年3月 | 118 | −79 | 0 | 39 | 92 |
| 2018年3月 | 125 | −117 | 2 | 8 | 102 |
| 2019年3月 | 125 | −135 | 10 | −10 | 102 |
| 2020年3月 | 113 | −100 | −34 | 13 | 81 |
| 2021年3月 | 114 | −66 | 42 | 48 | 171 |
| 2022年3月 | 115 | −27 | −35 | 88 | 223 |
| 2023年3月 | 31 | −38 | −35 | −7 | 181 |
| 2024年3月 | 112 | −45 | −34 | 67 | 213 |
| 2025年3月 | 49 | −126 | 31 | −77 | 167 |
| 2026年3月 | 64 | −87 | 12 | −23 | 157 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,015億円。このうち返さなくてよい自己資本が586億円で、自己資本比率は57.7%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 656 | 204 | 452 | 29.7 |
| 2014年3月 | 725 | 274 | 451 | 36.5 |
| 2015年3月 | 773 | 326 | 447 | 40.8 |
| 2016年3月 | 754 | 327 | 427 | 42.0 |
| 2017年3月 | 843 | 376 | 467 | 43.3 |
| 2018年3月 | 875 | 400 | 475 | 44.2 |
| 2019年3月 | 885 | 414 | 471 | 45.2 |
| 2020年3月 | 858 | 427 | 431 | 47.8 |
| 2021年3月 | 949 | 470 | 479 | 47.6 |
| 2022年3月 | 948 | 483 | 465 | 49.2 |
| 2023年3月 | 872 | 510 | 362 | 56.4 |
| 2024年3月 | 943 | 575 | 368 | 61.0 |
| 2025年3月 | 971 | 566 | 404 | 58.3 |
| 2026年3月 | 1,015 | 586 | 429 | 57.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで322社中11位あたり、逆に低いのは売上成長率で322社中301位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥547で、1年前と比べて+12.6%。過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.1倍 |
| PER (会社予想) | 9.3倍 |
| PBR | 0.56倍 |
| 配当利回り | 4.94% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で+2.0%と小幅上昇。週足では25日線(555.6円)を上回って推移しており、上昇傾向が継続。出来高は6/23に152万株と急増した後、直近は8万株台に減少し、やや様子見ムード。52週高値631円を前に上値が重い展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PER12.5倍は同業小売平均41.1倍を大幅に下回り、PBR0.57倍は平均2.92倍を大きく下回る。ROEは4.7%と平均より低いが、配当利回り4.8%は平均13.6%より低いものの、配当性向38.6%と安定。売上は減少傾向にあるが、利益は安定しており、バリュエーションは割安圏。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.1倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 9.3倍 | — |
| PBR | 0.56倍 | 2.44倍 |
| ROE | 4.7% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
日産自動車の業績不振や販売台数減少で減収減益傾向。弱気派は日産本体の低迷が長期化すればさらなる悪化を懸念。一方、PBR0.57倍と割安で配当利回り4.8%を評価し、底値圏との強気派も存在。2026年3月期の減収予想(1290億円)の実現が焦点。
- PBR0.57倍の割安感
株価は純資産の57%と極めて割安。
- 高配当利回り
配当利回り4.8%でインカムゲイン狙い。
- 日産再建の追い風期待
日産が新車投入などで回復すれば販売増加。
- 日産新型車投入による販売促進2026年下期影響中
新型車効果で販売台数5%増、営業利益約2.5億円の上乗せ見込み
- 経費削減策の継続効果2026年通年影響中
販管費を前期比3%削減で営業利益約42億円(前期74億円)維持
- 中古車販売事業の収益化加速継続影響弱
中古車販売比率20%向上で年間約3億円の増益寄与
- 株主還元強化による評価回復次回株主総会影響弱
配当性向50%超への引き上げで利回り5%超に、PBR改善期待
- 日産不振の直撃
日産の販売台数減少が業績を圧迫。
- 減収トレンド継続
2026年3月期売上高予想は1290億円と前期比-8.9%。
- 収益性の低下
営業利益率5.23%から3.72%へ悪化予想。
- 新車販売の低迷継続2026年通年影響強
日産の販売不振で前期比10%減、営業利益約5億円押し下げ(FY2026/3見通し48億円)
- 値引き競争の激化継続影響中
粗利率0.5%低下で年間約6億円の減益
- 中古車価格下落による在庫評価損2026年下期影響中
中古車在庫評価損で臨時損失約3億円計上リスク
- 人件費上昇による固定費増加2026年影響弱
最低賃金上昇で年間約1億円のコスト増
- 新車販売台数
- 日産の都内販売動向を直接反映。
- 売上高
- 2026年3月期減収予想の達成度合いが重要。
- 営業利益率
- 収益性低下のトレンド継続か確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり27円で、前期から+12.5%。いまの株価に対する利回りは4.94%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 8 | — | 47.3 |
| 2018年3月 | 8 | 0.0 | 25.6 |
| 2019年3月 | 8 | 0.0 | 30.8 |
| 2020年3月 | 4 | −50.0 | 23.1 |
| 2021年3月 | 4 | 0.0 | 25.6 |
| 2022年3月 | 8 | 100.0 | 43.6 |
| 2023年3月 | 15 | 87.5 | 51.3 |
| 2024年3月 | 24 | 60.0 | 39.1 |
| 2025年3月 | 24 | 0.0 | 26.0 |
| 2026年3月 | 27 | 12.5 | 38.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥27
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ13,039人。区分でいちばん多いのは事業法人で46.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.5%を占め、残る51.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 42.6 | 42.0 | 41.3 | 41.4 | 41.1 | 46.0 |
| 個人・その他 | 21.6 | 23.6 | 21.2 | 20.0 | 32.9 | 26.4 |
| 外国法人 | 3.8 | 4.4 | 6.6 | 9.8 | 21.1 | 22.7 |
| 金融機関 | 29.9 | 29.3 | 28.4 | 26.9 | 3.7 | 2.5 |
| 証券会社 | 2.0 | 0.6 | 2.6 | 1.9 | 1.1 | 2.2 |
| 自己株式 | 0.5 | 0.6 | 0.4 | 0.3 | 10.8 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日産ネットワークホールディングス株式会社 | 38.03 |
| 02 | NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 4.15 |
| 03 | MORGAN STANLEY &CO. INTERNATIONAL PLC(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 3.55 |
| 04 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 2.38 |
| 05 | 野村 絢(常任代理人 三田証券株式会社) | 2.31 |
| 06 | NAVF SELECT LLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 2.31 |
| 07 | 株式会社アルファ | 2.25 |
| 08 | 株式会社太洋商会 | 1.97 |
| 09 | 日産東京販売ホールディングス従業員持株会 | 1.95 |
| 10 | 中央自動車工業株式会社 | 1.89 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-31ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)変更報告7.65%+1.07pt
- 2026-05-18ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)新規の大量保有報告4.80%+0.63pt
- 2026-04-08ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)新規の大量保有報告4.17%+0.16pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−26%、1株純資産は14期で+237%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 61 | 292 | 23.7 | 5.3 | 8.7 |
| 2014年3月 | 70 | 400 | 20.4 | 5.2 | 32.0 |
| 2015年3月 | 78 | 476 | 17.9 | 3.6 | 13.4 |
| 2016年3月 | 51 | 478 | 10.7 | 5.4 | 21.3 |
| 2017年3月 | 60 | 551 | 11.7 | 6.8 | 47.3 |
| 2018年3月 | 33 | 584 | 5.8 | 13.0 | 25.6 |
| 2019年3月 | 41 | 603 | 6.9 | 7.1 | 30.8 |
| 2020年3月 | 34 | 620 | 5.5 | 6.3 | 23.1 |
| 2021年3月 | 25 | 682 | 3.8 | 10.5 | 25.6 |
| 2022年3月 | 32 | 704 | 4.6 | 7.2 | 43.6 |
| 2023年3月 | 49 | 741 | 6.8 | 7.0 | 51.3 |
| 2024年3月 | 110 | 865 | 13.8 | 5.4 | 39.1 |
| 2025年3月 | 67 | 953 | 7.6 | 7.6 | 26.0 |
| 2026年3月 | 45 | 985 | 4.7 | 11.3 | 38.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額134百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 菊池毅彦 | 代表取締役 社長 | 58 |
| 竹林彰 | 取締役会長 | 66 |
| 米澤領一 | 取締役 | 65 |
| 髙濵圭裕 | 取締役 | 47 |
| 遠藤健 | 取締役 | 72 |
| 長谷川直哉 | 取締役 | 67 |
| 小暮恵理子 | 取締役 | 68 |
| 立川泰輔 | 常勤監査役 | 62 |
| 近藤勝彦 | 監査役 | 61 |
| 山田美代子 | 監査役 | 65 |
| 菅田隆志 | 監査役 | 67 |
| 石田壮 | 取締役 | 62 |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 長谷川浩嗣 | 取締役 | 56 |
| 重清剛 | 取締役 | 64 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 61 | 38 | 99 | 25 |
| 社外取締役 | 7 | 35 | — | 35 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容433字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,388字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,961字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)2,956字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第114期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第114期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第113期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第113期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第112期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第112期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第112期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第112期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第111期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第111期第3四半期(2022/09/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第111期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第111期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業