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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

サン電子

SUNCORPORATION6736 · Standard · 電気機器

モバイルデータトランスファー機器で世界をリード。スマートフォン等のデジタルデータを抽出・解析する技術を持ち、捜査機関などにソリューションを提供する。

概要

サン電子は、愛知県江南市に本社を置く電子機器メーカーである。1971年の創業以来、情報通信機器やエンターテインメント関連製品を手掛け、ICカードリーダーやSIMロック解除端末で国内トップクラスのシェアを獲得してきた。近年は半導体関連が好調で、2026年3月期の連結売上高は99億円、当期純利益は97億円。従業員数は307人。持分法適用関連会社であるCellebrite社からの投資利益が収益を支える一方、主力のエンターテインメント事業やIT事業は市場環境の変化に直面している。

四つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ

サン電子グループは、2026年3月期より「グローバルデータインテリジェンス事業」「エンターテインメント関連事業」「IT関連事業」「ウェルネス事業」の四つを報告セグメントとしている。各セグメントの売上高は、エンターテインメント関連事業が54億77百万円と全体の55%を占め最大であり、遊技機部品や制御基板、ゲームコンテンツ配信を手掛ける。IT関連事業は31億58百万円で、M2M通信機器やIoTソリューション、B2B業務支援システムを提供する。グローバルデータインテリジェンス事業は12億93百万円で、デジタルフォレンジック関連の機器・ソリューションが主体。ウェルネス事業は売上高が未計上で、睡眠改善製品の国内発売準備を進めている段階にある。

Cellebriteグループとの連携が生む投資利益

サン電子の収益構造で特筆すべきは、持分法適用関連会社であるCellebrite社グループからの投資利益である。Cellebrite社はモバイルデータフォレンジック分野で世界的な存在であり、サン電子は2007年に同社株式を取得して以来、北米、南米、欧州、アジアに広がるCellebriteグループ各社の持分を保有する。2026年3月期には持分法による投資利益49億69百万円を計上し、連結経常利益の大半を占めた。一方、Cellebrite社関連では2025年3月期に持分変動利益128億32百万円を計上したが、2026年3月期は47億27百万円に減少している。Cellebriteグループへの出資は、サン電子の業績を大きく左右する要素となっている。

連結子会社6社と持分法適用関連会社15社のグループ体制

サン電子グループは、親会社であるサン電子株式会社の下に、連結子会社6社と持分法適用関連会社15社で構成される。連結子会社には、遊技機向け樹脂成形品を手掛けるイードリーム株式会社、マレーシアでITサービスを提供するEKTech Holdings Sdn. Bhd.傘下の3社、ウェルネス事業を担うサンデジタルヘルス株式会社がある。持分法適用関連会社はほぼ全てCellebriteグループで占められ、Cellebrite DI Ltd.を頂点に、米国、英国、フランス、カナダ、オーストラリア、インド、シンガポールなど世界各国に法人を有する。また、2013年には遊技台メーカーの藤商事と資本・業務提携を結び、エンターテインメント分野での連携を強化している。

業界の中での役割はデジタルフォレンジック市場のリーディングカンパニー。モバイル端末からデータを抽出・解析するツールを提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
99億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
97億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
パチンコ 制御基板46億円46.0%
デジタル機器32億円32.0%
モバイルデータトランスファー機器13億円13.0%
その他9億円9.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01法執行機関・企業(デジタルフォレンジック)主力

スマートフォン等のモバイル機器からデータを抽出・解析する「モバイルデータトランスファー機器」を開発・製造・販売。Cellebrite社などを傘下に持ち、世界の法執行機関や企業の調査を支援。

デジタルフォレンジック分野で世界トップ

主な製品・サービス1
モバイルデータトランスファー機器世界シェア首位
スマートフォンやタブレット等のデータを物理的に抽出する装置。

02遊技機業界準主力

遊技機部品、制御基板、樹脂成形品の開発・製造・販売。パチンコ・パチスロ機向けの電子部品を供給。

主な製品・サービス1
遊技機部品
パチンコ・パチスロ機に使用される各種電子部品。

03M2M/IoT市場副次

M2M通信機器やIoTソリューションの開発・販売。通信機能を組み込んだ機器を提供。

主な製品・サービス1
M2M通信機器
マシンツーマシン通信用の組み込み通信モジュールやゲートウェイ。

04ウェルネス市場副次

健康関連のウェルネス商品・サービスを開発・販売。

製品と技術

ICカードリーダーとSIMロック解除端末が支える情報通信機器

サン電子の情報通信機器分野では、ICカードリーダーとSIMロック解除端末が国内トップクラスのシェアを誇る。ICカードリーダーは金融機関や公共施設の認証システムに広く採用され、SIMロック解除端末は携帯電話販売店での契約手続きに不可欠な機器となっている。また、M2M通信機器やIoTソリューションも手掛け、通信キャリア向けにLTE(4G)モデムやルーターを提供してきた。しかし、2026年3月期には3G停波に伴う移行需要の一巡や新製品の開発遅れにより、IT関連事業の売上高は前年比16.9%減の31億58百万円となった。現在は5GやエッジAIを活用した次世代製品の開発に注力している。

遊技機制御基板とデジタルフォレンジックソリューション

遊技機制御基板はサン電子の創業以来の製品であり、パチンコ・パチスロ台の中核部品として現在もエンターテインメント関連事業の主要収益源である。2026年3月期の同事業セグメント売上高は54億77百万円で、前年比6.6%減。一方、グローバルデータインテリジェンス事業では、Cellebrite社と連携したモバイルデータトランスファー機器およびデジタルフォレンジックソリューションを提供する。法執行機関向けに携帯電話のデータ抽出・解析ツールを販売し、2026年3月期の売上高は12億93百万円と前年比8.2%増。同事業は総務省の「多元統合型偽・誤情報検出技術の研究開発と実証事業」の受託にも貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位モバイルデータトランスファー機器世界シェア約7割法執行機関・企業(デジタルフォレンジック)
  • 法執行機関・企業(デジタルフォレンジック)デジタルフォレンジック分野で世界トップ

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

小型電子部品メーカー、低収益に課題

サン電子は売上高約100億円の小型電子機器メーカーで、ニッチ市場向けの製品を手掛ける。同業にはキオクシアHDやイビデンなど大規模企業が多く、規模面で劣る。近年は営業利益率が0%前後と低収益に苦しみ、競争力の強化が急務。特に半導体メモリや電子部品分野では大手との差は大きく、差別化戦略が求められる。

強み

  • 特定用途向けの電子機器で顧客との長期関係を構築し、一定の需要を確保。
  • 小規模組織を活かし、顧客ニーズに迅速に対応できる柔軟性を持つ。
  • 長年の電子機器開発で培った技術ノウハウがあり、品質面での信頼がある。
  • 一部の大口顧客との取引があり、安定した受注基盤を有する。

課題

  • 営業利益率が0%前後と低迷し、コスト構造の抜本的な改革が必要。
  • 同業大手に比べ研究開発投資や生産規模で劣り、競争力の維持が困難。
  • 直近の業績予想では売上高が減少見通しであり、成長戦略が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がサン電子

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16744能美防災2,555億円18.1倍
26814古野電気2,440億円14.4倍
36703沖電気工業2,400億円11.1倍
46592マブチモーター2,263億円14.2倍
56777santec Holdings2,231億円28.6倍
66736サン電子2,134億円20.2倍
76516山洋電気2,020億円21.3倍
86875メガチップス2,019億円18.3倍
96523PHCホールディングス1,897億円391.9倍
106750エレコム1,879億円7.9倍
116996ニチコン1,821億円27.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

創業から多角化への道:1971年から1980年代

サン電子は1971年4月、愛知県江南市で電子機器の製造販売を目的に設立された。1974年にはパチンコホール用コンピュータを開発し、遊技業界への参入を果たす。1980年には遊技機制御基板の販売を開始し、その後家庭用ゲームソフト(1985年)、パソコン通信用アナログモデム(同)と事業領域を拡大した。1988年にはアイワ化成株式会社(現イードリーム)を買収し、樹脂成形の製造基盤を獲得。同年、米国に現地法人を設立するなど海外展開も模索した。この時期の多角化が後の事業の礎となった。

情報通信事業への本格進出と1990年代の組織再編

1990年代に入り、サン電子は情報通信分野を強化する。1990年には台湾に旭日電子股份有限公司を設立(後に清算)、同時に東京と大阪に事業所を設置して開発体制を拡充した。1998年には米国カリフォルニア州に支店を開設するが、2001年に閉鎖。2000年代前半には中国進出を試みるが、2004年には上海の子会社を清算するなど、海外事業は試行錯誤が続いた。2002年には日本証券業協会に店頭登録し、2004年にはジャスダック証券取引所に上場。資本市場から資金を調達する体制を整えた。

Cellebrite社への投資と経営の転機:2007年から2010年代

2007年7月、サン電子はイスラエルのCellebrite Mobile Synchronization Ltd.(現Cellebrite DI Ltd.)の株式を取得し、持分法適用関連会社とした。これを機にデジタルフォレンジック事業へ本格参入。2008年には欧州販売子会社Cellebrite GmbHを設立し、その後フランス、カナダ、シンガポールなど各国にCellebriteグループを拡大した。2010年10月には大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場、2013年に東京証券取引所JASDAQへ移行。2015年には米国にSUNCORP USAを設立するが、2020年に清算。Cellebrite関連投資が収益の柱として成長する一方で、事業ポートフォリオの見直しが進んだ。

遊技機需要の変動と新事業への模索:2010年代後半以降

2010年代後半、エンターテインメント関連事業は遊技機市場の動向に影響を受けた。2020年3月期には34億円の当期純損失を計上するなど業績が低迷。2022年3月期には半導体関連の好調もあり黒字転換するが、2024年3月期には再び38億円の損失を出した。2025年3月期はCellebrite社の持分変動利益により172億円の当期純利益を計上、2026年3月期も97億円の利益を確保した。しかし、主力のIT関連事業では3G停波に伴う移行需要が一巡し、5GやエッジAIへの新商品投入が遅れている。ウェルネス事業は2025年3月期に子会社サンデジタルヘルスを設立し、睡眠改善製品の市場投入を目指す。

年表44件を開く

1970年代

  • 1971年4月創業電子機器の製造、販売を目的として愛知県江南市にサン電子株式会社を設立。
  • 1974年5月パチンコホール用コンピュータを開発し、販売開始。
  • 1978年11月大阪市に大阪営業所を開設。

1980年代

  • 1980年3月遊技機制御基板を開発し、販売開始。
  • 1980年11月東京都千代田区に東京営業所を開設。
  • 1985年7月家庭用ゲームソフトを開発し、販売開始。
  • 1985年12月パソコン通信用アナログモデムを開発し、販売開始。
  • 1986年7月創業米国イリノイ州にSUN CORPORATION OF AMERICAを設立。(2000年3月株式売却)
  • 1988年3月商号変更開発業務拡大のため、東京営業所を東京事業所に変更。
  • 1988年12月M&A製造業務拡充のため、アイワ化成株式会社(現・イードリーム株式会社 連結子会社)を買収。

1990年代

  • 1990年3月創業台湾台北市に旭日電子股份有限公司を設立。(2006年8月清算結了)
  • 1990年4月創業東京都新宿区に株式会社サンコミュニケーションズを設立。(2008年4月吸収合併)
  • 1990年6月商号変更開発業務拡大のため、大阪営業所を大阪事業所に変更。
  • 1994年3月福岡市に九州営業所を開設。
  • 1995年4月名古屋市に名古屋事業所を開設。(2000年12月閉鎖)
  • 1998年7月米国カリフォルニア州にアメリカ支店を開設。(2001年2月閉鎖)
  • 1999年8月創業Future Dial Inc.に資本参加し設立。(2008年3月株式売却)

2000年代

  • 2001年4月販売力強化のため、東京都台東区に東京営業所を開設。
  • 2002年3月社団法人日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録。
  • 2002年8月仙台市に仙台営業所を開設。
  • 2002年8月名古屋市にeオフィスを開設。(2006年12月閉鎖)
  • 2003年8月創業中国上海市に輝之翼軟件有限公司を設立。(2004年8月清算結了)
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年2月M&A東京事業所、東京営業所を統合し東京都中央区に東京事業所を開設。
  • 2007年7月Cellebrite Mobile Synchronization Ltd.(現・Cellebrite DI Ltd. 持分法適用関連会社)の株式を取得。
  • 2008年11月創業欧州における販売力強化のため、Cellebrite GmbH(現・持分法適用関連会社)を設立。
  • 2008年12月創業中国における販売力強化のため、躍陽信息技術(上海)有限公司を設立。(2014年4月清算結了)
  • 2009年11月M&A株式会社ニフコアドヴァンストテクノロジー(株式会社ブルーム・テクノ)の株式取得。(2012年4月 吸収合併)

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場統合に 伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2011年8月販売力強化のため、関東地区のホールシステム営業拠点を東京都台東区に移転。
  • 2012年5月販売力強化のため、広島市に広島営業所、さいたま市にさいたま営業所を開設。(2015年2月閉鎖)
  • 2012年10月サンフューチャー株式会社の株式を取得。(2013年6月株式売却)
  • 2013年1月創業南米における販売力強化のため、Cellebrite Soluções Tecnol'ogicas Ltda.(現・Cellebrite Soluções de Inteligencia Digital Ltda 持分法適用関連会社)を設立。
  • 2013年2月創業アジアにおける販売力強化のため、Cellebrite Asia Pacific Pte Ltd.(現・持分法適用関連会社)を設立。
  • 2013年3月遊技台の企画・開発力の向上のため、株式会社藤商事と資本・業務提携契約を締結。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2013年9月開発業務拡大のため、東京都港区に三田開発センターを開設。
  • 2014年2月経営効率化を図るため、東京都千代田区に東京事業所を移転。
  • 2014年4月創業米国カリフォルニア州にSUNCORP USA, Inc.を設立。(2020年6月清算結了)
  • 2015年1月創業欧州における販売力強化のため、Cellebrite France SAS(現・持分法適用関連会社)を設立。
  • 2015年3月創業北米における販売力強化のため、Cellebrite Canada Data Solutions Ltd.(現・Cellebrite Canada Mobile Data Solutions Ltd. 持分法適用関連会社)を設立。
  • 2015年8月Bacsoft, Ltd.の株式を取得。(2022年9月株式売却)
  • 2015年9月創業中国における販売力強化のため、Cellebrite (Beijing) Mobile Data Technology Co. Ltd.を設立。(2021年8月清算結了)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    情報通信分野での新たな顧客価値創造

    セキュリティやM2M/IoTなどの情報通信関連分野において、ハードウェアとソフトウェア両方の技術を活かし、顧客が信頼する商品・サービスを企画・開発・販売することで新たな価値を提供する。

  2. 02

    エンターテインメント分野での新IP創造

    遊技機やゲームなどのエンターテインメント関連分野において、映像研究やゲーム開発のノウハウを活かし、新しい表現を追求したIP(知的財産)を創造する。

  3. 03

    グローバル市場でのビジネス構築・拡大

    グローバル市場を視野に入れ、外部の視点やノウハウを積極的に活用しながら、変化をチャンスと捉え、ワールドワイドで事業展開を進める。

  4. 04

    社員の育成と人財資本化の推進

    優秀な人財の育成・獲得のため、継続的な募集、教育・研修制度や人事・処遇制度の拡充、ノウハウ共有による定着化を進め、社員を「人財資本化」する。

  5. 05

    高収益体質への改革と投資継続

    収益性の高い商材の拡充や経費効率化、収益構造改善を推進。グローバルデータインテリジェンス事業やIT関連事業には中長期的な成長のために投資を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で307人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は561万円で、9期前と比べて7.1%平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月935
2018年3月1,000
2019年3月60441.413.11,013
2020年3月62241.814.01,135
2021年3月59741.913.91,038
2022年3月64942.714.11,171
2023年3月61043.315.2302
2024年3月59644.215.5301
2025年3月61244.014.93040
2026年3月56144.314.33070

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 4 / 海外 16、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
江南事業所 — 愛知県江南市374百万円
エンターテイン メント関連事業
本社 — 愛知県 北名古屋市279百万円
エンターテインメント関連事業
北名古屋市土地(愛知県北名古屋市) (注)5253百万円
エンターテイン メント関連事業
マレーシア国セランゴール州121百万円
IT関連事業
本社 — 愛知県名古屋市25百万円
全社
東京事業所 — 東京都港区24百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    イードリーム株式会社
    愛知県北名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EKTech Holdings Sdn. Bhd.
    マレーシア国セランゴール州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EKTech Communications Sdn. Bhd.(注)2
    マレーシア国セランゴール州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EKTech Systems Engineering Sdn. Bhd. (注)2
    マレーシア国セランゴール州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EKTech Eureka MSC Sdn. Bhd. (注)2
    マレーシア国セランゴール州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンデジタルヘルス株式会社
    愛知県江南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Cellebrite DI Ltd.
    イスラエル国 ペタフティクバ · 持分法適用会社
    議決権42.7%
  • 海外
    Cellebrite Inc.(注)2
    米国ニュージャージー州 · 持分法適用会社
    議決権42.7%
  • 海外
    Cellebrite GmbH(注)2
    ドイツ国バイエルン州 · 持分法適用会社
    議決権42.7%
  • 海外
    Cellebrite Soluções de Inteligência Digital Ltda (注)2
    ブラジル国サンパウロ州 · 持分法適用会社
    議決権42.7%
  • 海外
    Cellebrite Asia Pacific Pte Ltd.(注)2
    シンガポール国 · 持分法適用会社
    議決権42.7%
  • 海外
    Cellebrite UK Limited(注)2
    英国ロンドン市 · 持分法適用会社
    議決権42.7%
残りのグループ会社8社を開く
  • Cellebrite France SAS(注)2フランス国パリ市43%
  • Cellebrite Canada Mobile Data Solutions Ltd.(注)2カナダ国ブリティッシュ コロンビア州43%
  • Cellebrite Australia PTY Limited(注)2オーストラリア国ニューサウスウェールズ州43%
  • Cellebrite Japan株式会社(注)2東京都港区43%
  • Cellebrite Digital Intelligence LP(注)2米国デラウエア州43%
  • Cellebrite Federal Solutions Inc.(注)2米国デラウエア州43%
  • Corellium, Inc.(注)2米国デラウエア州43%
  • SCG Canada Inc.(注)2カナダ国オンタリオ州43%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    通信機器高度解析用資機材の供給 一式
    法務省 · 2026-03-17
    1.5億円
  • 調達
    ライセンス(UFED 4PC Ultimate Subscription)
    警察庁 · 2024-03-01
    1.4億円
  • 調達
    【電子可】ライセンス(UFED 4PC Ultimate Subscription-SP)
    警察庁 · 2023-03-03
    1.1億円
  • 調達
    令和8年度「Inseyets Offline Standalone For Split Dongle」ライセンスほかの調達
    財務省 · 2026-03-13
    9,024万円
  • 調達
    海外携帯電話解析用ソフトウェア
    警察庁 · 2018-12-04
    7,800万円
  • 調達
    情報処理端末解析用ソフトウェア年間ライセンスの供給 一式
    法務省 · 2025-03-11
    7,550万円
  • 調達
    海外携帯電話解析用ソフトウェア保守
    警察庁 · 2022-03-10
    6,160万円
  • 調達
    デジタル・フォレンジック解析機器(Cellebrite社製)の調達一式
    厚生労働省 · 2026-02-03
    4,766万円
  • 調達
    ライセンス(UFED 4PC Ultimate Subscription)
    警察庁 · 2025-03-07
    4,551万円
  • 調達
    海外携帯電話解析用資機材ソフトウェア保守
    警察庁 · 2018-03-12
    4,256万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は99億円営業利益0億円前期と比べると減収で、売上が-8.3%。

売上高
-8.3%
99億円
営業利益
0億円
純利益
-43.6%
97億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高192億円99億円
営業利益21億円0億円
純利益76億円97億円
1株あたり配当¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は26億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q296
2024年1Q2400.0−26
2024年2Q2214.5−16
2024年3Q2913.41
2024年4Q253
2025年2Q5800.04
2025年4Q5000.0168
2026年2Q47−1−2.144
2026年4Q5211.953
2027年1Q2600.015

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は187億円から99億円へ53%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
南米における販売力強化のため、Cellebrite Soluções Tecnol'ogicas Ltda.(現・Cellebrite Soluções de Inteligencia Digital Ltda 持分法適用関連会社)を設立。
2013年3月1871714
米国カリフォルニア州にSUNCORP USA, Inc.を設立。(2020年6月清算結了)
2014年3月2432414
欧州における販売力強化のため、Cellebrite France SAS(現・持分法適用関連会社)を設立。
2015年3月2732115
2016年3月22922
2017年3月247−2−6
2018年3月263−11−13
2019年3月252−4−10
2020年3月262−19−34
2021年3月26790
2022年3月3729728
2023年3月37414269
2024年3月100−41−38
2025年3月108070.0172
2026年3月990510.097

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高99億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は97億円、売上の98.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.7%71億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.3%28億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.9pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+92.0pt
98.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.2pt
20.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
18.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが67億円で、差し引きのフリーCFは82億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は21億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月13−111260
2014年3月289−137102
2015年3月44−26−618125
2016年3月−18−281−4679
2017年3月25−7−51891
2018年3月151−151690
2019年3月32−596−2769
2020年3月0−51112−51127
2021年3月61−93652211
2022年3月3640−3076274
2023年3月−135−251256−38629
2024年3月25−36−4−1115
2025年3月−1730−81320
2026年3月1567−818221

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は537億円。このうち返さなくてよい自己資本が482億円で、自己資本比率は89.7%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2021198357.9
2014年3月2421439956.5
2015年3月27316610757.5
2016年3月26216210057.7
2017年3月27314812549.8
2018年3月25912113842.3
2019年3月26810116732.2
2020年3月41618623030.1
2021年3月49820829028.9
2022年3月82127055129.7
2023年3月4183506883.6
2024年3月4683739579.3
2025年3月5314765589.5
2026年3月5374825589.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
503億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
55億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中218位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
89.7%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥8,890で、1年前と比べて+30.5%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥8,890-5.2%1ヶ月-16.6%1年+30.5%時価総額2,134億円
過去52週の値幅
安値¥6,070高値¥12,850

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.2倍
PBR3.88倍
配当利回り0.56%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に前日比+7.42%の7670円となりましたが、1カ月では-14.68%と下落しています。8月14日に34.8万株と出来高が急増し、8月20日も9.3万株と高水準です。25日線9303.6円を-17.6%下回り、75日線9201.73円も下回っており、短期的な下落トレンドです。52週高値12850円からは-40.3%の水準で、RSIは38.33と売られ過ぎ圏に近く、反発の可能性があります。200日線8729.74円も下回っています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER 24.49倍は同業平均31.52倍を下回るものの、PBR 4.83倍は平均2.43倍の約2倍と割高。配当利回り0.53%は平均1.74%を大きく下回り、株主還元は低い。過去赤字から回復したが、収益の不安定性や高いPBRを考慮すると割高と評価する。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.2倍30.8倍
PBR3.88倍2.58倍
ROE20.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小型株ながら高い市場シェアを持つニッチトップ銘柄。強気派は、特損剥落で正常化した利益水準や、半導体パッケージ基板の需要回復に期待。一方、弱気派は、売上高が100億円前後と小さく、利益が特損剥落の一時的要因で膨らんだに過ぎない点、2026年3月期の減収減益予想を重視。PBRが4.8倍と高く、バリュエーションへの懸念もある。

プラスに働く材料7
  • ニッチ市場での高シェア

    ICカードリーダーとSIMロック解除端末で国内トップ

  • 正常化した利益

    特損剥落後、2025年3月期は大幅増益を達成

  • 半導体需要回復期待

    半導体パッケージ基板は市況回復の恩恵を受ける可能性

  • 投資有価証券売却で特別利益不定影響

    保有有価証券売却で純利益数十億円発生の余地。

  • 新規ビジネス立ち上げで営業黒字化2027年〜2028年影響

    営業利益0から黒字転換でPER低下。

  • M&Aによる事業拡大不定影響

    財務余力を活かした買収で売上増加。

  • 配当成長で株主還元次回株主総会影響

    配当利回り0.53%、増配期待。

マイナスに働く材料7
  • 売上高の小ささ

    売上高100億円程度と規模が小さく、収益の安定性に欠ける

  • 利益の一時的要因

    特損剥落がなければ2025年3月期利益は小幅だった可能性

  • 株価指標の割高感

    PBR4.8倍と高く、2026年3月期減益予想でPERも上昇

  • 営業赤字継続で企業価値毀損通年影響

    営業利益0、固定費負担で純利益減少リスク。

  • 市場縮小で売上減少継続影響

    FY2026売上99億円は前期比8%減、需要減続けばさらに減少。

  • 株主還元期待外れで失望売り次回決算影響

    配当据え置きでPBR4.8倍は割高感。

  • 大口顧客依存リスク不定影響

    特定顧客への依存度高い場合、失注で収益悪化。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
小型株で収益基盤の拡大が持続可能か確認するため
営業利益率
収益性が改善傾向にあるか測る指標
ICカードリーダー出荷台数
主力製品の需要動向を直接把握できる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは0.56%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
0.56%
いまの株価に対して
配当性向
14.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月20
2018年3月200.0
2019年3月200.0
2021年3月3050.0
2022年3月4033.34.0
2023年3月20−50.014.6
2024年3月40100.02.0
2025年3月100150.0
2026年3月50−50.014.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,153人。区分でいちばん多いのは外国法人54.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.6%を占め、残る77.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人52.853.649.649.855.654.7
事業法人22.522.422.822.922.621.4
個人・その他20.219.424.124.719.820.9
自己株式0.20.25.77.47.310.4
証券会社2.62.52.11.20.61.8
金融機関1.82.01.31.51.31.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東海エンジニアリング株式会社17.78
02Hebara Holdco II, L.P.(常任代理人 三田証券株式会社)17.66
03OASIS INVESTMENTS II MASTER FUND LTD.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)8.46
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505010(株式会社みずほ銀行決済営業部)7.08
05OASIS JAPAN STRATEGIC FUND LTD.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)4.86
06GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)4.63
07株式会社藤商事3.08
08内海 倫江2.83
09CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.29
10MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-05-29
    東海エンジニアリング株式会社
    変更報告
    17.78%
    -1.84pt
  • 2026-05-13
    東海エンジニアリング株式会社
    新規の大量保有報告
    17.78%
    -1.84pt
  • 2026-05-13
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    18.45%
    -0.34pt
  • 2026-05-08
    バリューアクト・キャピタル・マネジメント・エルピー(ValueAct Capital Management, L.P.)
    新規の大量保有報告
    0.00%
  • 2026-04-22
    ヘバラ・ホールドコ・ツー・エル・ピー(Hebara Holdco II, L.P.)
    新規の大量保有報告
    17.66%
  • 2026-04-16
    バリューアクト・キャピタル・マネジメント・エルピー(ValueAct Capital Management, L.P.)
    新規の大量保有報告
    0.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+574%、1株純資産は14期で+314%。直近期のROEは20.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6654112.75.831.0
2014年3月6562511.115.533.5
2015年3月6870310.224.3629.3
2016年3月76741.0158.1266.2
2017年3月−26605−4.1
2018年3月−57485−10.5
2019年3月−44382−10.1
2020年3月−152557−32.5
2021年3月26020.31766.8
2022年3月1181,01814.516.54.0
2023年3月2931,54223.26.614.6
2024年3月−1701,671−10.22.0
2025年3月7742,13540.79.3
2026年3月4422,23720.218.314.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額205百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
内海龍輔代表取締役社長607,600
木村好己取締役7810,400
ヤコブ・ズリッカ取締役594,200
リサ・ハミット取締役63
真鍋理人取締役37
トーマス・ヘッゲ取締役41
武藤靖司取締役(監査等委員)6310,300
新開智之取締役(監査等委員)571,300
松井隆取締役(監査等委員)49800

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41361515138
社外取締役4352379
取締役(社内)1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,298字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(サン電子株式会社)、子会社6社、関連会社15社により構成されており、「グローバルデータインテリジェンス事業」、「エンターテインメント関連事業」、「IT関連事業」、「ウェルネス事業」の開発・製造・販売を主たる業務内容として事業活動を展開しております。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの名称を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(セグメント情報等)1.報告セグメントの概要」をご参照ください。 当社グループのうち主要な事業を行っているのは、当社、連結子会社6社、持分法適用関連会社15社であり、当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業における位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 事業区分   事業内容   主要な会社名 グローバルデータインテリジェンス事業   モバイルデータトランスファー機器の開発・製造・販売デジタルインテリジェンスソリューションの開発・販売   当社Cellebrite DI Ltd.Cellebrite Inc.Cellebrite GmbHCellebrite Soluções de Inteligência Digital LtdaCellebrite Asia Pacific Pte Ltd.Cellebrite UK LimitedCellebrite France SASCellebrite Canada Mobile Data Solutions Ltd.Cellebrite Australia PTY LimitedCellebrite Japan㈱Cellebrite Digital Intelligence Solutions Private LimitedCellebrite Digital Intelligence LPCellebrite Federal Solutions Inc.Corellium, Inc.SCG Canada Inc. エンターテインメント 関連事業   遊技機部品遊技機制御基板及び遊技機向け樹脂成形品等の開発・製造・販売コンテンツ配信サービスの開発・販売   当社イードリーム㈱ IT関連事業   M2M通信機器及びIoTソリューションの開発・製造・販売B2B向け業務支援システムの開発・販売   当社EKTech Holdings Sdn. Bhd.EKTech Communications Sdn. Bhd.EKTech Systems Engineering Sdn. Bhd.EKTech Eureka MSC Sdn. Bhd. ウェルネス事業   ウェルネス商品・サービスの開発・販売   サンデジタルヘルス㈱ [事業の系統図] 以上に述べた事業区分と企業集団の概要を系統図によって示しますと、次のとおりであります。 (注) 1  ※  連結子会社 2  〇  関連会社で持分法適用会社
経営方針・対処すべき課題3,462字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において、当社グループが判断したものであります。 (経営方針・経営戦略等) スローガン:   「具現化(マテリアライズ)」「挑戦(チャレンジ)」「完遂(アコンプリッシュ)」 基本理念  :   「情報通信&エンターテインメントで人々を幸せにする」 経営方針  :   「挑戦する精神」 ① 情報通信とエンターテインメントへの集中 ② 企業価値の向上を図る ③ ベンチャー精神で自ら行動する (経営方針) 当社グループでは、「情報通信とエンターテインメントへの集中」、「企業価値の向上を図る」、「ベンチャー精神で自ら行動する」を経営方針に掲げ、中長期的な経営戦略として、以下の3点を推進しております。 ① 情報通信(セキュリティ、M2M/IoT)関連分野での新たな顧客価値の創造 ② エンターテインメント(遊技機及びゲーム)関連分野での新たなIPの創造 ③ グローバル市場におけるビジネス構築及び拡大 具体的には、ハードウエアとソフトウエアの両方の技術を持つエンジニア集団として、お客様から信頼いただける商品・サービスに徹底的にこだわり、企画・開発・販売戦略をもって、新たな価値を提供し、収益に貢献するビジネス展開を図ります。また、外部からの視点やノウハウを積極的に活用し、変化はチャンスととらえ、失敗を恐れず、更なる成長を目指してワールドワイドで取り組んでまいります。 (目標とする経営指標) 当社グループでは、継続的・安定的に収益を確保し事業規模の拡大を図るためにも、売上高及び売上総利益の成長、これらを踏まえた営業利益・経常利益・キャッシュ・フローを重要な経営指標と位置付けております。 (経営環境及び対処すべき課題) 今後の経済情勢としましては、わが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果により景気が緩やかに回復することが期待されます。一方、中東情勢の影響や、金融資本市場の変動などによる景気の下振れリスクが懸念され、先行き不透明な状況が継続するものと認識しております。 このような経済情勢の中、当社グループでは、競争優位性を確保できると見込まれる複数の事業領域を持つことで事業の継続性を高める活動をしております。具体的には、グローバルデータインテリジェンス事業及びエンターテインメント関連事業に加え、IT関連事業としてIoT・AI等の最新技術を活用していく社会的な流れを汲み、新たな主力製品・サービスの構築と、複数の市場に対応できるようマーケティングの強化や販売パートナーとの連携強化を行っております。一方、事業ポートフォリオの管理も重要と考え、当社が許容できるリスクの範囲内で市場動向・競合動向・自社経営資源など総合的に勘案し、最適なポートフォリオ構成になるよう取り組んでおります。 1) 社員の育成と採用 当社グループは人財の育成と採用を強化するため、以下の取組みを進めております。 ① 人的資源の育成 ② イノベーションを創出する組織づくり ③ 働きやすい職場環境の構築 ④ 人財の獲得 テクノロジーの進化が著しい時代において、その高度な技術を企業価値の向上に結び付けられる優秀な人財をいかに育成・獲得していくかが重要と考えており、継続的な募集、教育・研修制度、人事・処遇制度の拡充による定着化に加え、各分野で蓄積したノウハウを共有することで社員の「人財資本化」を推進しております。 2) 高収益体質への改革 当社グループは、収益に資する商材を豊富に擁すこと、経費等の効率化をすすめること、及び収益構造の改善を重要命題とし、高収益体質の成長企業となるべく様々な改革を推進しております。具体的には、既存の各事業がカバーしている市場のみならず、その周辺や新規市場におけるマーケティングの強化により、ニーズを発掘し、より付加価値の高い商材を開発する事業体制を構築してまいります。またグローバルデータインテリジェンス事業やIT関連事業につきましては、中長期的な成長持続のために必要な投資を継続してまいります。 3) 資本・業務提携等による事業領域の拡大 当社グループは、今までに蓄積してきました最新の技術を積極的に自社事業展開に応用し、これらの技術を軸とした、自社事業とのシナジー効果が見込まれるビジネスに対して、パートナーとの資本・業務提携等を積極的に行ってまいります。 また、当社グループでは中長期の持続的な成長を実現するため、IT関連事業の次なる主力事業と期待される事業の確立に取り組んでおります。多様な事業分野におけるノウハウや営業網を活用しつつ、資本・業務提携等を通じたパートナー企業との協業、各分野における開発期間の短縮化、マーケティング、お客様開拓を効率的に進め、早期の事業確立を実現することで、新たな顧客価値の創造を通じた収益の増大に取り組んでまいります。 <事業課題> グローバルデータインテリジェンス事業につきましては、近年の犯罪捜査において、犯罪現場から証拠を最大限入手するには、従来の物理的証拠に加え、デジタル(データ)証拠の保存の重要性が益々高まっており、Cellebrite社のInseyets等、デジタルフォレンジックの分野は必要不可欠なソリューションとして米国等主要国における警察、他法執行機関等への導入が益々拡大している状況となっております。一方、①データの大容量化、②スマートフォンにおけるセキュリティの高度化、③IoTを採用するアプリケーションの増加により、クラウドコンピューティング、リモートデバイスの監視及びワイヤレスデバイスを利用したデータ送信等、新たな需要へ対応するために必要なデータ収集・抽出・分析の難易度は継続的に高まっております。 また、年々巧妙化・組織化するサイバー犯罪に対峙する犯罪現場においては、インシデント発生後に調査・解析をするデジタルインテリジェンス(フォレンジック)だけではなく、法執行機関に向けた、インシデントを事前に予知し、防止するためのアクティブサイバーディフェンスや脅威インテリジェンスとの相互関連性が高まっております。 当事業では、これらの事業機会において安定的な収益機会の獲得及びデジタルフォレンジックに拘らない新しいデジタルツール/ソリューションの提供を事業課題ととらえ、ストックビジネスの増加を目指してアップセル・クロスセルによる販売機会の拡大や解約率の最小化、及び当社が有するグローバルなネットワークを生かし高付加価値製品の探索を継続的に進めてまいります。 エンターテインメント関連事業のうち、遊技機関連事業につきましては、レジャーの多様化等により、継続的に市場が縮小している情勢となっております。当社では、映像研究やゲーム開発で得られたノウハウなどを通じ、常に新しい表現を追求し、遊技機の新しい価値創造に努めております。また、スマート遊技機等、業界が変化していく中で、顧客との関係を強化しつつ、市場にマッチした遊技機の開発にも努めております。一方、今後も事業環境は厳しい状態が続くものと考えており、生産性向上を追求し開発・製造・販売それぞれにおいて、効率的な事業運営を進めております。 IT関連事業につきましては、人手不足解消や業務改善、効率化に向けたIoT化の提案を継続して取り組んでおり、多様化する通信規格、インターフェイスの変化に対応すべく、Roosterシリーズで展開するルータ・ゲートウェイ製品の開発も継続して行っております。また、機器の運用面を考慮しルータ製品、他IoTデバイスの監視・管理サービスの取り組みも進めております。 また、技術分野が多岐にわたり複雑になりがちなIoTを、当社のルータ・ゲートウェイをHUBとしたセンサーデバイスや監視カメラを使った遠隔支援などを用いてワンストップでトータルコーディネートし、IoTによる業務改善・効率化・イノベーションを容易に実現する遠隔監視・制御ソリューションを展開し進めております。 一方、IoT分野における課題や顧客ニーズに対して、より高度かつ柔軟に対応するためには、パートナー企業とのアライアンスも積極的に取り組む必要があると認識しております。顧客満足度向上を目指し、IoTでのソリューションを一層強化し、スピード感をもって対応してまいります。
事業等のリスク4,243字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を与える可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、以下に記載しました将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応についてリスク管理体制を構築しておりますが、以下の記載は当社グループの事業に関連するリスクのすべてを網羅するものではありません。 1.当社グループの事業について ① グローバルデータインテリジェンス事業 ・最近の動向と当社グループの対応について 当事業は、持分法適用関連会社であるCellebrite社において開発・製造されるデジタルインテリジェンス・ソリューション及び、海外他社のセキュリティ商材の国内販売を行っております。戦争やパンデミック等による大幅な物流遅延や為替変動により当事業の経営成績が影響を受ける可能性があります。 ② エンターテインメント関連事業 ・法令規則の影響等について エンターテインメント関連事業の販売に係る製品の顧客は、パチンコ・パチスロ業界の遊技機メーカーであります。パチンコ・パチスロ業界は、「風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律」等の法令規則の規制を受けております。また、遊技機メーカーまたはパチンコホールの業界団体は、行政の指導により自主的な規制を行うことがあります。このため、法令規則の改正及び自主規制により遊技機メーカー及びパチンコホールの経営環境が急激に変化した場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、エンターテインメント関連事業は、需要変動が比較的大きな傾向を有しております。当社グループでは、市場動向への適切な対応に努めるべく各種の施策を講じておりますが、これらの施策にもかかわらず当社グループの経営成績が大きく変動する可能性があります。 ・遊技機制御基板 ⅰ) 最近の動向と当社グループの対応について 最近の市場動向としましては、遊技人口の減少やパチンコホールの減少等により、遊技機メーカーの販売台数は、減少傾向に推移することが推測されます。このような状況の中、パチンコホールの新機種導入は、ゲーム性が高く集客が見込める機種に集中する傾向が高まっております。 当社グループでは、このような市場環境に対応すべく、遊技機の開発及び生産面において、取引先に対する協力体制の構築に努めており、従来の取引関係、開発・販売実績等から、安定的な取引関係を有しているものと考えております。しかしながら、競合状況等によっては、現在の取引関係が今後も維持し得るかは明らかではありません。 また、遊技機の需要動向等により業績が大幅に変動する場合があります。 ⅱ) 法的規制について 当事業が製造・販売する制御基板が組込まれる遊技機は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」に基づき、国家公安委員会規則第四号(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)で定められた「技術上の規格」に適合することが必要であります。そのため、機種毎に国家公安委員会の指定試験機関による型式試験及び各都道府県の公安委員会による型式検定を受けており、指定試験機関の型式試験に合格した機種が販売を許可され、その後、各都道府県公安委員会による検定に適合した機種だけがパチンコホールに導入されます。 今後、これらの法律・規制等に重大な変更が加えられた場合、遊技機の開発・製造・販売のため新たな対応を余儀なくされる可能性があります。当事業はこれらの要因に対し、適切な対応を図るよう努めておりますが、これらの対応にもかかわらず、当事業の販売計画・経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⅲ) 特定の取引先との取引関係について 当社グループが開発・製造する遊技機制御基板の販売は、少数かつ特定の遊技機メーカーに限定されております。なかでも、株式会社藤商事に対する販売実績比率が高くなっております。 当事業では、これら少数かつ特定の遊技機メーカーとは、安定的な取引関係にあり、企画提案力の向上を図る等、より一層の関係強化に努めておりますが、これら販売先の販売状況・仕入方針・他の遊技機制御基板メーカーとの競合の状況によっては、当事業の経営成績が影響を受ける可能性があります。 ⅳ) 需要の大幅な変動について 遊技機は、新機種の発売当初に急激に需要が増加し、ヒット機種以外ではその後の需要は急速に減少する傾向を有しております。また機種毎の需要動向は、遊技者の嗜好の変化、遊技機メーカーの競合の状況、遊技機の規制の変更等により、大幅に変動する傾向を有しております。このため、当社グループが開発・製造・販売を行っている遊技機制御基板の需要動向も、大幅に変動する傾向を有しております。 当事業では、このような需要動向の変化に対応できる生産体制をとっておりますが、想定していない需要が生じた場合、又は製品への需要が想定を大幅に下回った場合等には、新たな対応を余儀なくされ、そのような場合には、当事業の経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、パチンコ・パチスロ業界に対する行政指導等、予想し得ない変化が発生した場合、当事業の経営成績が影響を受ける可能性があります。 ・樹脂成形品及び金型 当事業は、イードリーム株式会社において射出成形による樹脂成形品及び金型の製造・販売を行っております。射出成形・金型加工技術は、当社グループの遊技機関連事業・情報通信関連事業の製品製造に不可欠であり、同社の射出成形・金型加工技術の維持向上を図り、パチンコ・パチスロ業界への企画提案営業を推進しております。しかしながら、主要な販売先は遊技機メーカーであるため、遊技機の需要動向等によっては、当事業の経営成績が影響を受ける可能性があります。 ③ IT関連事業 ・IoT向け通信機器 ⅰ) 最近の動向と当事業の対応について IoT通信機器市場は、モバイル通信インフラの急速な高速・大容量化と通信料金の固定化・低価格化、またクラウド環境のインフラを利用し、あらゆる機器がインターネットへつながるIoTへの関心の高まりと相まって、その規模は急速に拡大しておりますが、他業種からの新規参入も相次ぎ、IoT通信機器関連製品及び関連サービスの競争は激しさを増しております。 当事業では、特に産業用IoT市場に焦点をあて、そのニーズを的確に捉えた新製品の開発をいち早く行うことで、価格競争に巻き込まれない事業展開を図りますが、対応が遅れたり、予想し得ない新技術が普及し新たな対応を余儀なくされた場合、他社との競合状況等によっては、当事業の経営成績が影響を受ける可能性があります。 ⅱ) 法的規制について 当社グループが開発・製造・販売を行っているIoT向け通信機器は、電気通信事業法に基づき、総務省が定める技術基準に適合することが必要であり、このため機種毎に指定試験機関(一般財団法人電気通信端末機器審査協会(JATE)及び一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELEC))による審査・認定を適宜受けております。 今後、これらの法律・規格等の改廃が行われた場合、当事業において新たな対応を余儀なくされる可能性があり、経営成績に影響を与える可能性があります。 2.当社グループの財政状態及び経営成績の変動について 当社グループは、連結財務諸表作成時において、在外連結子会社及び持分法適用関連会社の財務諸表は円換算されるため、米ドル、イスラエル・シェケル、マレーシア・リンギット等の為替の変動は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 3.その他事業遂行上のリスクについて ① 事業投資等について 当社グループは、今までに蓄積してきました最新の技術を積極的に自社事業展開に応用し、これらの技術を軸とした、自社事業とのシナジー効果が見込まれるビジネスパートナーとの資本・業務提携等を積極的に行ってまいります。 しかしながら、当初想定していた相乗効果が得られない場合、また、投資金額の回収が困難である場合等、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 情報セキュリティについて 当社及び国内連結子会社は、経営に関する情報・取引先に関する情報・個人に関する情報の保護の観点から、情報システムセキュリティに関する社内規程を整備し、個人情報保護方針の策定、ITセキュリティの強化、従業員教育等を実施しております。 しかしながら、過失や外部からの攻撃等により情報漏洩・改ざん等の問題が発生した場合には、損害賠償金等の費用発生、信用低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 知的財産権について 当社グループでは、製品・サービスの企画・開発過程で創造される発明案件につきましては、法務・知的財産部が管理を行い、顧問弁護士・弁理士と連携の上、速やかに特許申請等を行える体制を構築しております。また、特許申請を行わない方が競争優位に立てると判断した発明案件につきましては、意図的に特許申請を行わない場合もあります。しかしながら、他社による類似製品及びサービス等の製造・販売を効果的に防止できない可能性があります。 一方、他社の知的財産権の侵害を回避するため、法務・知的財産部において事前調査を実施しておりますが、当社グループが他社の知的財産権を侵害していると司法判断され、知的財産権の使用料・損害賠償金等を請求された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 海外事業展開について 当社グループは海外への事業展開を積極的に進めており、当社グループが事業展開する国・地域における政治、社会、経済状況、関連法規制等につきましては、現地の動向を随時把握し、適切に対応していくよう努めております。 しかしながら、当該国・地域における紛争・自然災害・疾病流行等の発生、社会環境の変化、関連法規制の変更等、不測の事態が発生し、計画通りの事業展開が見込めない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)12,131字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より「新規IT関連事業」を「IT関連事業」に報告セグメントの名称を変更しております。当該変更による、セグメント情報に与える影響はありません。 ① 財政状態及び経営成績 <経営成績> 当連結会計年度の売上高は99億7百万円と前連結会計年度に比べ9億30百万円の減収となりました。前連結会計年度に比べ減収となった主な要因は、エンターテインメント関連事業における遊技機部品等の出荷数量の減少、IT関連事業における通信キャリア各社による3G停波に伴うLTE(4G)への移行需要の一巡及び次なる成長軸として注力している5GやエッジAI関連の新商品の開発・市場投入の遅れなどによる出荷数量の減少などによるものです。 売上総利益は前連結会計年度に比べ71百万円減少の27億63百万円となり、販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ55百万円減少した結果、営業損益は前連結会計年度の1百万円から△15百万円となりました。 経常利益は51億33百万円と前連結会計年度に比べ44億23百万円の増益となりました。前連結会計年度に比べ増益となった主な要因は、持分法適用関連会社であるCellebrite社の持分法による投資利益を49億69百万円計上したことによるものです。 親会社株主に帰属する当期純利益は96億63百万円と前連結会計年度に比べ75億64百万円の減益となりました。前連結会計年度に比べ減益となった主な要因は、Cellebrite社の持分変動利益を前連結会計年度に比べ128億32百万円減少となる47億27百万円計上したことによるものです。 <各セグメントの概況> a. グローバルデータインテリジェンス事業 2025年3月期(百万円)   2026年3月期(百万円)   前年同期比 増減額(百万円)   前年同期比増減率(%) 売上高   1,195   1,293   97   8.2 セグメント利益   164   140   △24   △14.6 グローバルデータインテリジェンス事業につきましては、売上高が、フォレンジックソリューションやインテリジェンスソリューション等に加え、総務省から受託した「多元統合型偽・誤情報検出技術の研究開発と実証事業」により前年同期比で増収となったものの、一部の受注条件の悪化により減益となりました。 b. エンターテインメント関連事業 2025年3月期(百万円)   2026年3月期(百万円)   前年同期比 増減額(百万円)   前年同期比増減率(%) 売上高   5,862   5,477   △384   △6.6 セグメント利益   657   648   △9   △1.4 エンターテインメント関連事業のうち、遊技機関連事業につきましては、遊技機部品等の出荷数量が減少したこと等により前年同期比で減収となったものの、販売費及び一般管理費が減少したことにより増益となりました。 ゲームコンテンツ事業につきましては、新作の発売本数が前期に比べ減少したことなどにより、前年同期比で減収減益となりました。 c. IT関連事業 2025年3月期(百万円)   2026年3月期(百万円)   前年同期比 増減額(百万円)   前年同期比増減率(%) 売上高   3,801   3,158   △642   △16.9 セグメント利益   255   332   76   29.8 IT関連事業につきましては、連結子会社であるEK Techグループがマレーシア国内で堅調に売上を伸ばしましたが、国内では各通信キャリアが2026年3月までに3G回線を順次停波することから発生していた3GからLTE(4G)への移行需要が一巡した一方で、代替となる5GやエッジAIをキーワードとする新商品の開発・展開が遅れたこと等により出荷数量減となったこと、また、産業用ネットワークに対するセキュリティ対策コストの増加により、前年同期比で減収となったものの、販売費及び一般管理費が減少したことにより増益となりました。 d. ウェルネス事業 2026年3月期(百万円) 売上高   ― セグメント損失(△)   △30 ウェルネス事業につきましては、連結子会社であるサンデジタルヘルス株式会社を通じて、スリープテックを使い睡眠の質改善分野でリードするMyWaves Technologies Limitedの製品の国内発売に向けて、各種の準備を進めている段階です。 <財政状態> ①資産、負債及び純資産の状況 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円)   増減額(百万円)   増減率(%) 流動資産   16,733   8,610   △8,122   △48.5 固定資産   36,394   45,041   8,647   23.7 総資産   53,127   53,652   525   0.9 流動負債   5,240   5,276   35   0.6 固定負債   278   195   △83   △30.0 負債   5,519   5,471   △47   △0.8 純資産   47,608   48,181   572   1.2 主な増減要因 (資産) 流動資産の主な減少要因としては、金銭の信託71億円の減少であります。 固定資産の主な増加要因としては、関係会社株式87億94百万円の増加であります。 (負債) 流動負債の主な増加要因としては、支払手形及び買掛金1億37百万円及び短期借入金1億24百万円の増加であります。 固定負債の主な減少要因としては、長期借入金78百万円の減少であります。 (純資産) 純資産の主な減少要因としては、自己株式71億82百万円の増加及び為替換算調整勘定8億89百万円の減少であります。一方、主な増加要因としては、利益剰余金85億50百万円の増加であります。 ② キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円)   増減額(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   △1,668   1,521   3,189 投資活動によるキャッシュ・フロー   2,952   6,676   3,724 財務活動によるキャッシュ・フロー   △829   △8,087   △7,258 主な増減要因 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、前年同期は16億68百万円の支出に対して、15億21百万円の収入となりました。主な増加要因としては、税金等調整前当期純利益99億35百万円及び棚卸資産の減少額9億31百万円であります。主な減少要因としては、持分法による投資利益49億69百万円及び持分変動利益47億27百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、前年同期は29億52百万円の収入に対して、66億76百万円の収入となりました。主な増加要因としては、金銭の信託の解約による収入249億円であります。主な減少要因としては、金銭の信託の取得による支出178億円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、前年同期は8億29百万円の支出に対して、80億87百万円の支出となりました。主な減少要因としては、自己株式の取得による支出73億60百万円及び配当金の支払額11億13百万円であります。主な増加要因としては、株式報酬制度の導入に伴う自己株式の処分による収入3億60百万円及び短期借入金の純増加額1億24百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは、エンターテインメント関連事業の一部において生産を行っております。当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) エンターテインメント関連事業   3,339,942   85.8 (注) 金額は、販売価格によっております。 b. 受注状況 当社グループは、エンターテインメント関連事業の一部において受注生産を行っております。当連結会計年度における受注状況を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) エンターテインメント関連事業   4,392,688   85.9   635,014   44.8 (注) 金額は、販売価格によっております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) グローバルデータインテリジェンス事業   1,293,372   108.2 エンターテインメント関連事業   5,462,859   93.5 IT関連事業   3,150,905   82.9 合計   9,907,137   91.4 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社藤商事   4,894,390   45.2   4,593,772   46.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりです。本項における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成は経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積り及び予測を必要とします。経営者は、これらの見積りや予測について、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実績はこれらと異なる可能性があります。 なお、自然災害の増加、半導体不足の影響や主要顧客の情勢等、先行きを予想することは極めて困難でありますが、入手可能な外部の情報等を踏まえ、当連結会計年度末時点で合理的であると思われる様々な要因を勘案した上で、会計上の見積りを行っております。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 5.会計方針に関する事項」に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 <外部環境について> グローバルデータインテリジェンス事業が属するデジタルインテリジェンス市場につきましては、Cellebrite DI Ltd.(以下、「Cellebrite社」という。)のCase-to-Closureプラットフォームが市場で反響を呼んでおり、新しいInseyetsデジタルフォレンジックソフトウェアの支持が高まっていることが窺えます。また、Inseyets等の最新鋭のデジタルインテリジェンスツールは今や必要不可欠なソリューションとなっており、日本国内においてもInseyetsの導入が法執行機関を中心に広がりを見せております。 エンターテインメント関連事業のうち、パチンコ・パチスロ市場につきましては、スマート遊技機の導入・普及が進んでおり、パチスロではスマートパチスロを中心に新台の需要が高まってきております。また、パチンコではラッキートリガー3.0プラス搭載機種の導入を契機に、スマートパチンコの導入・普及が進展しております。一方、原価高騰、パチンコホールの減少等、市場環境の不透明感が依然として存在しております。 ゲームコンテンツ市場につきましては、デジタルエンターテインメントとしての地位を強固なものとしている一方で、市場環境は大きな転換期を迎えております。コロナ禍において急速に拡大した在宅でのゲーム需要は一段落し、外出を伴う他のレジャーやサービス消費の回復に伴い、先進諸国を中心としたゲーム市場全体の成長スピードは鈍化、あるいは一時的な縮小傾向が見られます。また、開発ツールの高度化や汎用化により、個人や少人数でのゲーム開発が極めて容易となった結果、各プラットフォームでリリースされるゲームタイトル数が爆発的に増加しております。これにより、ユーザーの可処分時間を巡る奪い合いが激化しており、ゲームコンテンツ市場における競争はかつてないほどに高まっております。 IT関連事業のうち、IoT市場につきましては、人手不足解消や生産性向上として遠隔地からアクセスする監視/制御システムの需要は増加しており、当社の強みである長時間安定稼働運用を可能とする産業用ネットワーク機器「Rooster」の導入が広がりを見せております。また各通信キャリアが2026年3月までに3G回線を順次停波するため、3GからLTE(4G)への移行需要が一巡しております。一方、部材などの原価高騰は続いており、当社製品の供給や利益に影響が出る可能性もあり、不透明感が依然として存在しております。 上記のように、市場環境が不透明な主力事業も存在する中、当社グループの更なる業績向上を図るため、IoT・AI等の最新技術を活用していく社会的な流れを汲み、新たな主力製品・サービスの構築に取り組んでまいります。 <競争優位性> グローバルデータインテリジェンス事業につきましては、デジタル証拠量の爆発的な増加に加え、テクノロジーに精通した犯罪者(組織)に対峙する法執行機関に対して、捜査リソースの生産性を向上させるための最新鋭なデジタルインテリジェンスツールと共に、トレーニング及びサービスを長年に渡り提供しております。Cellebrite社の次世代ソリューション「Inseyets」は、「Premium」の高度な抽出と次世代の「UFED」を組み合わせると同時に、「Physical Analyzer(リーダー含む)」・「Cloud」・「Commander」の機能を包括するオールイン型のデジタルフォレンジックソリューションとなり、捜査機関の業務時間を大幅に短縮することに貢献いたします。また、暗号資産の不正取引などを検知・追跡するためのブロックチェーンインテリジェンス大手の米国TRM Labs社の製品とインターネット上のあらゆる公開情報を対象とする「OSINT(オープンソース・インテリジェンス)」で世界的リーダーのShadowDragon社の製品を取り扱うことで国内サイバーセキュリティでの安全で信頼できる社会の実現に貢献いたします。更に、サイバー空間における弱点(リスク)と外部からの具体的な脅威を可視化するBitsightやディープウェブ、ダークウェブのアンダーグラウンドコミュニティを24時間365日自動で監視するBitsight CTIの製品も加わり、競争優位性を強固なものとしております。 エンターテインメント関連事業のうち、遊技機関連事業につきましては、業界及び顧客に特化することで、強力な信頼関係の構築及び特定分野における表現力・技術力を蓄積し、高い商品力を有したコンテンツ開発や高品質の制御基板開発を実現することで、競争優位性を高めております。 ゲームコンテンツ事業につきましては、知名度の高い「上海」ブランドを使ったコンシューマー機向けゲーム、モバイルゲームを社内で開発から運営まで完結し、コスト効率の良い収益を長期にわたり維持することが可能となっております。また、当社が多くのIPを保有する「レトロゲーム」は、欧米市場を中心に人気が再来しており、リメイクによる新作のリリースなどその有効活用により更なる収益の拡大が見込める状況にあります。 IT関連事業につきましては、各通信キャリア・SIer等パートナーと強力な信頼関係を構築しつつ、長年培ってきた技術をベースに3G回線からLTE(4G)回線へのマイグレーションに関連した特許を取得し、技術的競争優位性を維持しつつ、5GやエッジAIをキーワードに製品開発を進め、更なる競争力強化を図っております。産業用ネットワーク機器「Rooster」はデュアルSIM対応で、それぞれ異なる通信キャリア回線により冗長化することが可能となりました。これにより通信キャリア網が、障害発生時には自動検知し主回線から副回線に自動切換、回線の通信断を防ぎ、遠隔監視・制御・データ収集を止めることなく運用することができるようになり、販売が好調に推移しております。 IoT分野における導入から運用フェーズへの移行に際して、遠隔地に多数設置されたIoTデバイスの運用管理の負荷が増大し、それをいかに軽減するかが課題になっております。この課題に対処するために、「SunDMS」は死活監視や「Rooster」の一元管理を可能とし、遠隔でセキュアに運用管理を実現いたします。これにより、オンサイト保守にかかる人員や稼働調整・移動時間等のコストを削減し、運用の負荷を大幅に削減することが可能となっております。さらに「SunDMS-Insight」の展開を進めております。これにより「おくだけセンサー」やPLC(Programmable Logic Controller)等、あらゆるデバイスやネットワークデータを収集・制御・可視化することが可能となります。 また、将来的にはBI/AIによる集計・分析・検知を行い、IoT分野における遠隔運用管理の効率性やセキュリティを向上させ競争優位性を確保してまいります。 <経営施策> 当社グループは、既存事業戦略を見直し、将来への成長基盤構築を目指して、2025年3月期を初年度とする3カ年の新中期経営計画を策定いたしました。新中期経営計画の最終年度となる2027年3月期の定量目標として、売上高192億円・営業利益21億円を目標に掲げております。 また、新中期経営計画以降では、持続的な成長と企業価値の増大を目指して売上高500億円・営業利益率15%を中長期的な経営目標としております。 それらを実現するために、①既存事業の稼ぐ力の改善②新たな成長事業の創出③新事業を支える経営基盤の構築を個別戦略テーマとして掲げ、事業部別には以下のように事業展開をしてまいります。 グローバルデータインテリジェンス事業につきましては、グローバルな人の安心・安全への貢献を目指し、その実現に必要な製品・ソリューション・サービスを提供することとし、安定的な収益機会の獲得としてストックビジネスの増加を目指しアップセル・クロスセルによる販売活動の強化と解約率の減少を進めてまいります。 また、新たな成長ドライバーの創出として、デジタルフォレンジックに拘らない新デジタルツール・ソリューションを提供するため、イスラエルをはじめとするこれまでのネットワークを活かした高付加価値製品の探索を進めてまいります。 エンターテインメント事業につきましては、既存事業の稼ぐ力の改善として遊技機ビジネスにおける開発タイトル数の増加及びゲームビジネスにおける新規IP開発や海外へのマーケティングを施策として進めてまいります。 IT関連事業につきましては、従来のハードウェア中心のビジネスからIoT、映像ソリューション・Rooster及びネットワークデータの収集・制御・可視化・分析といったソリューションビジネスの展開への移行を模索し、更にデバイスデータをネットワーク上でAIを使って高度なデータ処理を行うといったインテリジェンス分野への転換を進めてまいります。 IT関連事業の海外展開に関しては、2023年1月に株式を取得した連結子会社のEKTechグループを通して、マレーシア国内の優良な一般事業会社に対して、携帯電話技術を用いた安全な企業向け無線通信システムを提供する他、ワイヤレスルータにつながる周辺デバイスとの接続を支援する事業、これらネットワークシステムの24時間監視サービス、そのほか、監視カメラやファイアウォール等のセキュリティ商材を取り扱うシステム・インテグレーション事業等を展開しております。 また、当社は、更なる収益力向上を目指し2022年10月にマーケティング部と技術開発部を統合した研究開発部門を設立し、当面の開発テーマをAI・情報セキュリティ・ヘルスケアとしております。研究開発に際しては、技術シーズを持つ大学との共同研究を行い、差別化した製品開発を目指してまいります。 <商品・サービスの概況> グローバルデータインテリジェンス事業につきましては、従来からの日本国内向けCellebrite社製品であるデジタルインテリジェンスに加え、マルチチェーンに対応した暗号資産追跡調査ツールであるTRM Labsの製品、OSINTで世界的リーダーのShadowDragon社の製品、サイバー空間における弱点(リスク)と外部からの具体的な脅威を可視化するBitsightやディープウェブ、ダークウェブのアンダーグラウンドコミュニティを24時間365日自動で監視するBitsight CTIの製品の拡販に積極的に取り組んでおります。 エンターテインメント関連事業のうち、遊技機関連事業につきましては、パチンコ・パチスロの企画から設計・映像制作・プログラムまでのトータルコンテンツ開発と、制御基板の設計から製造までを一貫して受託しております。 ゲームコンテンツ事業につきましては、レトロゲームでは、協力型クッキングアクションゲーム「リップルアイランド カイルとキャルのレストラン」Nintendo Switch 2、Steam(PC)を2025年11月27日にリリースしたほか、1990年にPCエンジンで発売された唯一の公式ゲーム「シティーハンター」(復刻版)をNintendo Switch 2,Nintendo Switch, Play Station 5, Steam(PC)で2026年2月26日に発売いたしました。また、アニメIPでは、「野生のラスボスが現れた!~黒翼のサバイバー~」Nintendo Switch, Play Station 5, Play Station 4,Steam(PC)を2025年10月5日に発売し、スマートフォン向けのパチンコ・パチスロの実機シミュレーションアプリとして、「e女神のカフェテラス」を2025年10月2日、「eいせれべ」を2026年3月18日にそれぞれ発売いたしました。 IT関連事業につきましては、各通信キャリアが2026年3月までに3G回線を順次停波することから発生していた3GからLTE(4G)への移行需要が一巡したことで、飲料自販機向けに採用されていたRoosterの販売もピークアウトしましたが、デジタルサイネージやデジタルメニューボードなどに向けた用途の需要が増加傾向にあり、Rooster製品の拡販に取り組んでおります。また、Rooster等のルータ製品においては、回線冗長化及びデバイスマネジメントサービス「SunDMS」との連携で他社との差別化を打ち出し、監視ソリューションの本格展開に取り組んでおります。更なる事業拡大に向け、AI画像解析搭載可能なエッジコンピュータとして2023年9月に販売を開始した「LBX8110」に加え、Roosterブランドから初の5Gに対応したルータ「DRX5510」を2025年3月31日より販売開始しております。センサーデバイス「おくだけセンサー」については、食品衛生管理(HACCP)での温度管理や加速度(振動)センサーによる予知保全として、本格導入フェーズとなりました。 ウェルネス事業では、スリープテックを使い睡眠の質改善分野でリードするMyWavesTechnologies Limitedの製品の国内発売に向けて準備を進めております。 <損益計算書(連結)について> 当連結会計年度の全体の売上高は99億7百万円と前連結会計年度に比べ9億30百万円の減収となりました。前連結会計年度に比べ減収となった主な要因は、エンターテインメント関連事業における遊技機部品等の出荷数量の減少、IT関連事業における通信キャリア各社による3G停波に伴うLTE(4G)への移行需要の一巡及び次なる成長軸として注力している5GやエッジAI関連の新商品の開発・市場投入の遅れなどによる出荷数量の減少などによるものです。 <販売費及び一般管理費について> 販売費及び一般管理費は27億78百万円と前連結会計年度に比べて55百万円減少いたしました。これは、主に経費削減に努めたことによるものです。 <営業利益について> 営業損失は15百万円と前連結会計年度に比べて16百万円の減益となりました。これは、主に売上減少に伴う売上総利益の減少によるものです。 <経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益について> 経常利益は51億33百万円と前連結会計年度に比べ44億23百万円の増益となりました。前連結会計年度に比べ増益となった主な要因は、持分法適用関連会社であるCellebrite社の持分法による投資利益を49億69百万円計上したことによるものです。親会社株主に帰属する当期純利益は96億63百万円と前連結会計年度に比べ75億64百万円の減益となりました。前連結会計年度に比べ減益となった主な要因は、Cellebrite社の持分変動利益を前連結会計年度に比べ128億32百万円減少となる47億27百万円計上したことによるものです。 <キャッシュ・フローについて> キャッシュ・フローの成長性につきましては、特にフリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)を重視しております。当連結会計年度のフリー・キャッシュ・フローは、法人税等の支払いや投資による支出が発生した一方で、金銭の信託の一部解約による収入があり、81億98百万円の増加となりました。今後も安全性を高められるようにビジネスモデル等も活かしながら、フリー・キャッシュ・フローの増大に取り組んでまいります。 <資本の財源及び資金の流動性についての分析> a. 資金需要 当社グループの運転資金需要のうち、主なものは、販売及び一般管理活動、研究開発活動のための人件費をはじめとする販売費及び一般管理費であります。当社は特に大きく設備投資を必要とするビジネスモデルではありませんが、一方で技術変化の早い事業分野に属しており最新技術の研究開発や複数年度にまたがる受託開発、ソフトウエアの更新等のための研究開発活動に係る資金需要が生じております。 b. 財務政策 当社グループは、運転資金につきましては、内部資金、短期借入金により調達することとしております。また内部資金の一部には、複数年度にわたってソフトウエアを更新するための研究開発活動のために事前に受け取る前受収益が含まれております。流動資産から流動負債を控除した運転資本につきましては、当連結会計年度の末日も含め、以前から流動資産が上回っております。 また、半導体不足に伴う在庫確保等で必要な手元資金残高を平常時より増やすことや資金調達時期を前倒す等により調達リスクの低減を図っていきます。それに加え今後につきましては、安定的な内部留保の蓄積等により財政状態の健全化を図るとともに、資本効率を高めてまいります。 当社グループの経営陣は、事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営計画及び経営戦略を立案するように努めております。 当社グループの情報通信事業を取り巻く環境は、技術進化の著しい分野であり、市場の変化や多様化が大きく、予断を許さない状況ではありますが、高付加価値製品やソリューションをいち早く投入し、従来のフロー型ビジネスに加え、ストック型ビジネスの展開を加速していきます。更なる成長を目指し、グローバルな事業展開を図るとともに、情報通信市場へ経営資源を集中し、高い収益力を確保する企業体質の確立を図っていきます。 当社グループのエンターテインメント関連事業を取り巻く環境は、市場環境の低迷、顧客ニーズの変化が大きく、製品の優劣も大きいため、先行きは不透明な状況が続くと予想されますが、エンターテインメント性を追求した製品創りと、ノウハウを持つ通信ネットワーク技術を活かした新たな事業展開も推進していきます。 また、新市場の開拓及び新規事業の育成にも注力し、シナジー効果が見込まれるビジネスパートナーとの提携を積極的に行う等、将来の成長に向けたチャレンジを継続します。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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