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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

能美防災

NOHMI BOSAI LTD.6744 · Prime · 電気機器

総合防災機器メーカー。火災報知設備と消火設備の製造・販売・施工・保守を一貫提供。セコムにOEM供給。

概要

能美防災株式会社は、火災報知設備と消火設備を中核とする総合防災メーカーである。1916年に能美輝一が大阪で創業し、1924年に日本初の自動火災報知装置を実用化したパイオニア企業。現在はセコム株式会社の傘下に30の連結子会社を持ち、オフィスビルや商業施設、工場などに防災システムを納入する。2026年3月期の連結売上高は1397億円、営業利益率13.1%を記録し、安定した収益基盤を築いている。

火災報知・消火・保守の三事業が収益の柱

能美防災の事業は報告セグメントとして火災報知設備、消火設備、保守点検等、その他(駐車場管制・気象防災等)の4区分に分類される。2026年3月期のセグメント別売上高は、火災報知設備が510億円(構成比36.5%)、消火設備が468億円(33.5%)、保守点検等が367億円(26.3%)、その他が50億円(3.6%)である。営業利益では消火設備が108億円と最も高く、全体の営業利益183億円の約59%を占める。売上原価率は62.5%に改善し、価格改定や業務効率化が収益性向上に寄与している。

全国に広がる子会社網と親会社セコムとの連携

グループは能美防災本体のほか、岩手ノーミ、北海道ノーミ、九州ノーミなど地域密着型の子会社や、能美エンジニアリング、明星電気などの専門子会社を含む連結子会社30社、関連会社4社で構成される。親会社セコムに対しては機器をOEM供給し、セコムのセキュリティサービスと組み合わせた総合安全ソリューションを提供する。海外では中国の上海能美消防設備有限公司や台湾能美防災股份有限公司が火災報知機器を製造する。保守点検は全国の子会社が法定点検を含む定期保守を担う。

中長期ビジョンで掲げる2029年3月期の目標

能美防災は2022年度から中長期ビジョン「期待の先をカタチに」を推進し、2029年3月期を最終年度とする「ステージⅢ」では連結売上高1700億円以上、営業利益率12%以上、ROE10%以上の達成を目指す。2026年3月期は売上高1397億円(過去最高)、営業利益率13.1%、ROE10.2%と目標水準を上回った。一方、2025年7月には監理技術者資格の不正取得問題が発覚し、再発防止策を実施中である。重点施策としてM&Aによる事業拡大や新規事業創出にも取り組む。

業界の中での役割は火災報知・消火設備の総合サプライヤー(メーカー兼施工・保守サービス事業者)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,397億円
営業利益
183億円
営業利益率
13.1%
純利益
136億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01火災報知設備主力

火災報知設備の機器製造、販売、取付工事、保守を提供。親会社のセコムにOEM供給も行う。国内各地の子会社が販売・施工を担当。

主要顧客セコム株式会社

主な製品・サービス1
火災報知器
感知器、受信機など火災を検知し警報を発する機器。

02消火設備準主力

消火設備の機器製造、販売、取付工事、保守を提供。スプリンクラーや消火器などを含む。

主な製品・サービス1
消火設備機器
スプリンクラー、消火器、ガス消火設備など。

03保守点検等準主力

火災報知設備、消火設備の定期保守点検、補修工事を提供。全国各地の子会社が対応。

主な製品・サービス1
保守点検サービス
法定点検を含む定期点検と補修工事。

04その他(駐車場管制システム・気象防災等)その他

駐車場車路管制システムの施工・保守、気象防災機器・宇宙防衛機器の製造販売を子会社が行う。

主な製品・サービス2
駐車場車路管制システム
駐車場の入退場管理システム。
気象防災・宇宙防衛機器
気象観測機器や防衛向け機器。

製品と技術

火災報知設備:感知器から受信機まで一貫製造

能美防災の主力製品は自動火災報知設備である。感知器(煙式、熱式、炎式)、受信機、表示装置、連動制御盤などを自社で一貫製造する。親会社セコムへはOEM供給を行い、セコムの警備システムと連携する。2026年3月期の火災報知設備セグメント売上高は510億円で、グループ全体の36.5%を占める。国内では地域子会社が販売・施工・保守を担当し、台湾や上海の子会社でも製造する。

消火設備:スプリンクラーからガス消火まで幅広く

消火設備ではスプリンクラー設備、泡消火設備、ガス消火設備、消火器などを提供する。高層ビルやプラント、トンネルなどの特殊物件向けに強みを持つ。2026年3月期の消火設備売上高は468億円で、営業利益108億円と最も収益性が高いセグメントである。連結子会社の能美エンジニアリングや東北ノーミなどが設計・施工を担当し、物件の採算管理を徹底している。

防災周辺領域:駐車場管制と気象・宇宙防衛

その他セグメントでは、連結子会社の日信防災が駐車場車路管制システムの施工・保守を行う。また明星電気は気象防災設備機器(気象観測機器)および宇宙防衛設備機器を製造販売する。2026年3月期のその他売上高は50億円と規模は小さいが、中長期ビジョンでは防災周辺領域や隣接業界へのM&Aによる拡大を掲げており、将来的な成長の芽として位置づけられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

防災機器で国内首位、海外低い

能美防災は国内防災機器市場でトップシェアを誇る。売上高は2025/3期1337億円、営業利益率11.74%と堅調。同業のキオクシアHDや日清紡HDは異なる製品群を持つが、防災分野では他に匹敵する国内競合は少ない。海外比率が低く内需依存のため、国内建設投資や法規制の影響を受けやすい。今後の成長には海外展開が鍵となる。

強み

  • 防災機器市場で国内首位、高いブランド力と顧客基盤を有する。
  • 営業利益率11.74%と業界平均を上回り、安定した収益構造。
  • 法規制により需要が安定、景気変動の影響が比較的少ない。
  • 高齢化・防災意識向上で市場拡大、中期的な需要増が見込める。

課題

  • 海外売上高比率が低く、成長機会を逃している可能性がある。
  • 国内市場は成熟しており、大幅な拡大は見込みにくい。
  • 新興企業や異業種からの参入で競争激化のリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が能美防災

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1268Aリガク・ホールディングス3,497億円38.0倍
26728アルバック3,493億円20.4倍
36407CKD3,477億円25.2倍
46622ダイヘン3,038億円20.6倍
56436アマノ2,820億円13.9倍
66744能美防災2,555億円18.1倍
76376日機装2,511億円14.1倍
87994オカムラ2,414億円10.1倍
97744ノーリツ鋼機2,220億円10.7倍
109678カナモト2,150億円15.1倍
117864フジシールインターナショナル1,967億円8.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

能美商会の創業と国産初の自動火災報知装置

1916年12月、創業者の能美輝一が大阪市に能美商会を創立した。1924年3月、わが国で初めて自動火災報知装置、防盗装置、防火機器の製造販売ならびに取付工事請負業を創業した。これは日本における火災報知技術の先駆けであり、後の防災事業の基盤となる。1925年11月には合資会社に改組し、事業の安定化を図った。

戦時統合と戦後の再建・商号変更

1944年5月、能美商会から防火・防盗事業を継承するため日本防災通信工業株式会社を東京都中央区に設立し、三鷹工場を操業した。1946年8月に本店を三鷹町へ移転。1948年8月、商号を能美防災工業株式会社と改称し、戦後復興に対応した。1949年12月には建設業者として東京都知事登録を行い、工事請負の体制を整えた。

上場と生産拠点の拡大・建設業許可の取得

1962年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。1964年9月、埼玉県妻沼町にメヌマ工場を新設し生産能力を増強。1966年5月に本店を東京都千代田区に移転。1974年10月から1975年12月にかけて管工事・消防施設工事の特定建設業許可、電気工事・機械器具設置工事・電気通信工事の許可を相次ぎ取得し、総合施工力を確立した。

現商号への変更と中国市場への進出

1989年7月、商号を能美防災株式会社と改称した。同年10月、日信防災株式会社(現連結子会社)を設立。1991年9月、東京証券取引所市場第一部に指定替えされた。1995年6月、中国に合弁会社「北京能美西科姆消防設備有限公司」を設立。1997年2月、同社を上海能美西科ム消防設備有限公司(現連結子会社)に社名変更し、中国事業を本格化させた。

年表17件を開く

1910年代

  • 1916年12月創業当社創業者能美輝一が大阪市において能美商会を創立。

1920年代

  • 1924年3月創業わが国で初めて自動火災報知装置、防盗装置、防火機器の製造販売並びに取付工事請負業を創業。
  • 1925年11月能美商会を合資会社に改組。

1940年代

  • 1944年5月創業日本防災通信工業株式会社を東京都中央区に設立し、能美商会から防火・防盗に関する一切の業務を継承。東京都北多摩郡三鷹町に三鷹工場を操業。
  • 1946年8月本店を東京都北多摩郡三鷹町に移転。
  • 1948年8月商号を能美防災工業株式会社と改称。
  • 1949年12月建設業者登録番号、東京都知事(イ)864号として登録。

1960年代

  • 1962年12月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1964年9月埼玉県大里郡妻沼町にメヌマ工場を新設。
  • 1966年5月本店を東京都千代田区に移転。

1970年代

  • 1974年10月建設業者登録、管工事・消防施設工事の特定建設業、建設大臣許可(特-49)第5229号、電気工事の一般建設業、建設大臣許可(般-49)第5229号取得。
  • 1975年12月建設業者登録、機械器具設置工事・電気通信工事の特定建設業、建設大臣許可(特-50)第5229号取得。

1980年代

  • 1989年7月商号を能美防災株式会社と改称。
  • 1989年10月日信防災株式会社(現連結子会社)設立。

1990年代

  • 1991年9月東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 1995年6月中国に合弁会社「北京能美西科姆消防設備有限公司」を設立。
  • 1997年2月商号変更北京能美西科姆消防設備有限公司を上海能美西科姆消防設備有限公司(現連結子会社)に社名変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2029年3月期まで170,000百万円以上
  • 営業利益率2029年3月期まで12%以上
  • ROE2029年3月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の収益拡大と利益率向上

    人財の採用・育成・配置を強化し、デジタルトランスフォーメーションを加速することで業務効率化と価格改定を進め、収益性を高める

  2. 02

    事業拡大(M&A等)

    防災周辺領域や隣接業界へのM&Aを積極的に展開し、事業領域を拡大する

  3. 03

    新規事業創出とスケール化

    未来共創プロジェクト活動等に注力し、新たな事業を創出して成長軌道に乗せる

  4. 04

    デジタルトランスフォーメーション

    組織全体のDXを推進し、業務効率化と競争力強化を図る

  5. 05

    サステナビリティ経営と再発防止

    サステナビリティ経営を推進するとともに、資格不正取得の再発防止策を計画的に実行し信頼回復に努める

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,251人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は693万円で、9期前と比べて+7.5%平均年齢は39.4歳、平均勤続年数は14.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,268
2018年3月2,388
2019年3月64440.616.12,442
2020年3月63340.616.02,524
2021年3月63940.616.02,606
2022年3月62740.716.82,635
2023年3月63140.615.82,673
2024年3月61140.816.22,766
2025年3月63740.015.72,875546
2026年3月69339.414.83,251563

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率53.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社25(国内 23 / 海外 2、うち連結子会社 23) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
三鷹工場 東京都三鷹市5,490百万円
火災報知設備 消火設備 その他
メヌマ工場 埼玉県熊谷市3,242百万円
火災報知設備 消火設備 その他
研究開発センター 埼玉県三郷市他3,202百万円
全社資産
本社 群馬県伊勢崎市2,462百万円
その他
本社 東京都千代田区2,433百万円
火災報知設備 消火設備 全社資産
本社隣接建物 東京都千代田区1,094百万円
全社資産
西新宿事務所 東京都新宿区973百万円
全社資産
PR実験棟研究棟 埼玉県熊谷市770百万円
全社資産
城東事務所 東京都江東区519百万円
全社資産
本社 東京都千代田区277百万円
火災報知設備 消火設備 保守点検等 その他
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    セコム㈱(注)3
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
  • 国内
    九州ノーミ㈱
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    千代田サービス㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    能美エンジニアリング㈱
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ノーミシステム㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岩手ノーミ㈱
    岩手県盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東北ノーミ㈱
    仙台市若林区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    青森ノーミ㈱
    青森県青森市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日信防災㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    千葉ノーミ㈱
    千葉県成田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    四国ノーミ㈱
    香川県高松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ノーミ・テクノ・エンジニアリング
    東京都府中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社13社を開く
  • 秋田ノーミ㈱秋田県秋田市100%
  • 福島ノーミ㈱福島県福島市100%
  • 新潟ノーミ㈱新潟市中央区100%
  • 北海道ノーミ㈱札幌市北区100%
  • 八洲防災設備㈱東京都中央区85%
  • システムサービス㈱札幌市白石区100%
  • 坂本電設㈱札幌市中央区100%
  • ㈱システムズ仙台市若林区100%
  • 北興通信㈱北海道函館市100%
  • 明星電気㈱群馬県伊勢崎市100%
  • 台湾能美防災股份有限公司台湾 台北市100%
  • 上海能美消防設備有限公司(注)2中国 上海市100%
  • ㈱コーアツ兵庫県伊丹市21%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • INNOHMI BOSAI (INDIA) PRIVATE LIMITED

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    東京拘置所自動火災報知設備等更新整備一式
    法務省 · 2023-05-25
    3.3億円
  • 調達
    06-0062-0001 中央合同庁舎第2号館自動火災報知設備主中継器更新作業の請負
    総務省 · 2024-07-24
    1.1億円
  • 調達
    07-0062-0002 中央合同庁舎第2号館自動火災報知設備主中継器更新作業の請負
    総務省 · 2025-07-16
    1.1億円
  • 調達
    性能評価センター自動火災報知設備及び消火設備更新作業
    国土交通省 · 2023-10-24
    4,700万円
  • 調達
    月形刑務所自動火災報知設備更新整備
    法務省 · 2025-06-25
    3,600万円
  • 調達
    東京航空交通管制部自動火災報知設備更新作業
    国土交通省 · 2024-09-24
    2,950万円
  • 調達
    成田航空地方気象台 空港気象ドップラーレーダー局舎付帯設備更新工事
    気象庁 · 2021-08-25
    2,325万円
  • 調達
    消防設備補修役務
    防衛省 · 2025-12-19
    2,150万円
  • 調達
    神戸税関本関庁舎 スプリンクラー制御盤更新工事
    財務省 · 2025-02-12
    1,900万円
  • 調達
    消防設備補修役務
    防衛省 · 2023-01-05
    1,650万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,397億円営業利益183億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.5%、利益が+16.6%。

売上高
+4.5%
1,397億円
営業利益
+16.6%
183億円
純利益
+22.5%
136億円
営業利益率
13.1%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,576億円1,397億円
営業利益190億円183億円
純利益133億円136億円
1株あたり配当¥116¥116

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は299億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+37.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q34748
2024年1Q217−1−0.50
2024年2Q270165.912
2024年3Q302206.615
2024年4Q39659
2025年2Q545366.625
2025年4Q79212115.386
2026年2Q570295.121
2026年4Q82715418.6115
2027年1Q299103.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は861億円から1,397億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は13.1%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8614929
2014年3月9388348
2015年3月9389556
2016年3月1,00710866
2017年3月95310469
2018年3月1,05013191
2019年3月1,06811678
2020年3月1,173154105
2021年3月1,07911576
2022年3月1,12913294
2023年3月1,0559470
2024年3月1,18512286
2025年3月1,33715716211.7111
2026年3月1,39718319413.1136

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,397億円のうち、営業利益として残るのは183億円13.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は136億円、売上の9.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.6%874億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.3%340億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.1%183億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
37.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.2pt
13.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.8pt
9.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
10.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが146億円、投資CFが−159億円で、差し引きのフリーCFは−13億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は346億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月36−8−1028209
2014年3月66−14−952254
2015年3月62−35−1227271
2016年3月75−48−1227285
2017年3月125−42−1683352
2018年3月17−34−16−17319
2019年3月85−19−2166364
2020年3月94−19−2175417
2021年3月158−43−22115510
2022年3月36−49−23−13475
2023年3月52−26−2526477
2024年3月33−27−286456
2025年3月115−71−7544426
2026年3月146−159−68−13346

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,818億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,390億円で、自己資本比率は76.2%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月87957030963.4
2014年3月95460834662.2
2015年3月1,02966236762.8
2016年3月1,07169637563.5
2017年3月1,14175438764.8
2018年3月1,22683738967.0
2019年3月1,28689439268.3
2020年3月1,36797739070.4
2021年3月1,3991,04135873.3
2022年3月1,4861,11936774.2
2023年3月1,5161,16635075.8
2024年3月1,5751,25232378.5
2025年3月1,6691,30036877.2
2026年3月1,8181,39042876.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
354億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,093億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
50億円
在庫として抱えている分
負債合計
428億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中44位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中110位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.1%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,200で、1年前と比べて+9.0%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥4,200-2.0%1ヶ月-6.5%1年+9.0%時価総額2,555億円
過去52週の値幅
安値¥3,400高値¥5,020

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.1倍
PER (会社予想)18.6倍
PBR1.83倍
配当利回り2.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は4605円で、25日線4376円、75日線4357円、200日線4088円を上回る。52週高値5020円からは約8%低いが、直近1ヶ月で+6.72%と上昇基調。RSIは88.1と買われ過ぎの水準で、過熱感が強い。7月27日以降上昇が加速しており、材料がなければ調整リスク。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERが19.84倍で業界平均29.05倍を下回り、予想PERも20.4倍とほぼ同等。PBRは2.01倍で業界平均2.07倍とほぼ同水準で、妥当な範囲。ROEは10.2%と高く、収益性は良好で、その点は割安感を補強する。配当利回り2.52%は業界平均2.29%を上回り、株主還元も適切。業績は増収増益基調で、2026/3期も増益見込み。総合的に見て、成長性と収益性を考慮すると現在の株価は妥当な水準と判断。ただし、PERが予想ベースで上昇しており、今後の業績次第では割高感が出る可能性もある。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.1倍30.8倍
PER (予想)18.6倍
PBR1.83倍2.58倍
ROE10.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

防災機器のトップメーカーとして、国内の安定需要と海外市場の成長機会を背景に業績は堅調。強気派は、老朽化設備の更新需要や海外展開の進展により、成長が続くと見る。一方、弱気派は、競争激化による価格低下や、国内市場の成熟による成長鈍化を懸念。また、PER約20倍で、防災機器の安定性を考慮すれば割高感はないが、急成長は期待しにくいとの見方も。

プラスに働く材料7
  • 安定需要と成長

    2026年3月期の売上高は前期比4%増、営業利益も拡大見通し

  • 海外展開の寄与

    海外売上が伸び、収益の多様化に寄与

  • 保守点検のストック収入

    設置後の点検・保守契約が安定収益源

  • 営業利益183億円、前期比16.6%増益通年影響

    2026年3月期の営業利益は183億円で前期157億円から26億円増加。営業利益率も13.1%に改善。

  • 純利益136億円、前期比22.5%増加通年影響

    純利益は111億円から136億円へ25億円増加。EPSも伸び、株主還元の拡大余地が広がる。

  • 売上高1,397億円と増収基調継続通年影響

    売上高は前期比60億円増の1,397億円。防災関連の需要が堅調で、増収が利益成長を支えている。

  • ROE10.2%と高水準、PBR2倍超を牽引継続影響

    ROE10.2%は資本効率の良さを示し、PBR2.01倍のバリュエーションを支える。改善が続けば再評価余地。

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の成熟

    国内の新規需要は限定的で、更新需要頼みの面

  • 競争激化

    参入企業が多く、価格競争が利益率を圧迫する可能性

  • 海外展開の不確実性

    現地規制や競合の存在で、計画通り進むか不明

  • 予想PER20.4倍は今期の利益減を織り込み決算発表後影響

    実績PER19.8倍に対し予想PER20.4倍と上回り、市場が今期の減益を予想。期待が外れると売りリスク。

  • 売上高の伸びが12.8%から4.5%へ鈍化通年影響

    前年の売上高成長率12.8%に対し今期は4.5%に減速。成長ピッチの低下は株価の上値を抑える。

  • PBR2.01倍とバリュエーションが高水準継続影響

    PBRは2.01倍で、利益水準に比べて織り込みが進む。決算で下振れがあれば修正が大きい。

  • 配当利回り2.52%とインカム面の魅力低い継続影響

    配当利回りは2.52%で、増配が無ければ相対的な魅力が薄い。株価は業績成長に依存しやすい。

次の決算で確かめる点
受注高
景気動向や設備投資の影響を受けやすいため
海外売上比率
海外事業の成長性を測る指標
保守契約数
ストック収入の拡大度合いを示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり116で、前期から+52.6%いまの株価に対する利回りは2.76%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥116
1株あたり
配当利回り
2.76%
いまの株価に対して
配当性向
61.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2427.7
2018年3月2918.821.9
2019年3月3212.330.0
2020年3月333.123.4
2021年3月330.034.5
2022年3月369.128.1
2023年3月4011.144.7
2024年3月5332.551.3
2025年3月7643.449.3
2026年3月11652.661.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥116

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,935人。区分でいちばん多いのは事業法人55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.2%を占め、残る30.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人57.757.456.056.155.855.8
個人・その他16.416.717.517.018.919.1
金融機関15.414.513.713.513.413.4
外国法人10.111.012.312.711.110.3
自己株式0.70.70.70.63.13.1
証券会社0.40.40.40.60.81.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01セコム株式会社50.30
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.87
03能美防災代理店持株会3.88
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.10
05能美防災取引先持株会2.36
06CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.64
07能美防災従業員持株会1.60
08THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.54
09株式会社三井住友銀行1.26
10能美防災安衛協持株会1.02

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+386%、1株純資産は14期で+155%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月489245.315.440.8
2014年3月809848.416.327.1
2015年3月931,0719.115.926.3
2016年3月1101,12810.015.524.2
2017年3月1151,2279.813.327.7
2018年3月1521,36211.715.021.9
2019年3月1291,4579.214.030.0
2020年3月1741,59511.411.523.4
2021年3月1261,7017.717.034.5
2022年3月1551,8288.812.628.1
2023年3月1161,9056.214.544.7
2024年3月1422,0497.216.251.3
2025年3月1882,1898.817.049.3
2026年3月2322,35410.217.761.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

25名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は25名。2026/3期の役員報酬は総額282百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岡村武士代表取締役会長6721,000
長谷川雅弘代表取締役社長 営業統括本部長7023,000
中村雅之取締役 執行役員 技術本部長兼情報システム室・環境システム事業部担当614,000
千田岳彦取締役64
塩谷愼取締役82
平野啓子取締役65
鷲見哲也取締役65
藤井裕之取締役 常勤監査等委員623,000
長濱晶子取締役 監査等委員49
福田真人取締役 監査等委員68
安部道雄取締役 監査等委員73
原祐二常務執行役員
残りの役員13名を開く
氏名役職年齢
加藤良一常務執行役員
池田信也執行役員
山本一人執行役員
上吹越慎執行役員
踊恵支執行役員
小野泰弘執行役員
内匠一樹執行役員
嶋宮浩栄執行役員
山岸貴俊執行役員
伊藤尚執行役員
高沢豊秀執行役員
原口信一執行役員
松村進執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8120243317922
監査等委員4535313
社外取締役325258
取締役(社内)325258

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,196字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、親会社(セコム株式会社)及び子会社30社、関連会社4社で構成され、火災報知設備並びに消火設備の機器の製造、販売、取付工事及びこれらの設備の保守業務を主な内容とし、更に各事業に関連する設計、研究・開発及びビル管理業務等のサービスも合わせた、安全を提供する総合防災グループとして事業活動を展開しております。当社グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5  経理の状況  1  (1) 連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 火災報知設備……   当社及び連結子会社である上海能美消防設備有限公司が製造販売するほか、台湾能美防災股份有限公司も当社より部品の供給を受けて製造しており、半製品として当社で仕入れております。また、当社の機器は各関係会社に対しても販売しております。販売、取付工事については連結子会社である岩手ノーミ㈱、青森ノーミ㈱、日信防災㈱、千葉ノーミ㈱、四国ノーミ㈱、㈱ノーミ・テクノ・エンジニアリング、秋田ノーミ㈱、福島ノーミ㈱、新潟ノーミ㈱、北海道ノーミ㈱、八洲防災設備㈱、システムサービス㈱、坂本電設㈱、㈱システムズ、非連結子会社である大分ノーミ㈱、持分法非適用関連会社である宮城ノーミ㈱が行っているほか、消火設備及び保守点検等をメインとしている会社の一部も行っております。また、上記の会社は当社の受注物件の一部について施工を請負っております。 なお、親会社であるセコム㈱に対して当社の機器をOEMにて供給しております。 消火設備…………   当社が製造販売するほか、当社の機器は他の関係会社に対しても販売しております。また、販売、取付工事については、連結子会社である能美エンジニアリング㈱、東北ノーミ㈱、非連結子会社であるNohmi Bosai (India) Pvt. Ltd.、持分法適用関連会社である㈱コーアツが行っているほか、火災報知設備及び保守点検等をメインとしている会社の一部も行っております。また、上記の会社は当社の受注物件の一部について施工を請負っております。 保守点検等………   当社が火災報知設備、消火設備の保守点検、補修工事を行っているほか、連結子会社である九州ノーミ㈱、ノーミシステム㈱、北興通信㈱、非連結子会社である㈱共同設備が行っております。また、火災報知設備・消火設備をメインとしている会社においても行っております。 その他……………   連結子会社である日信防災㈱が駐車場車路管制システムの施工、保守を行っております。また、明星電気㈱においては気象防災・宇宙防衛機器を製造販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)  当社の「親会社」であるセコム㈱は、当社の得意先のひとつであります。 親会社及び連結子会社・持分法適用関連会社・非連結子会社・持分法非適用関連会社は次のとおりであります。 親会社 セコム株式会社   セキュリティサービス事業 連結子会社 九州ノーミ株式会社   火災報知設備・消火設備の施工・保守・補修 千代田サービス株式会社   建物管理・清掃・業務代行・損保代理他 能美エンジニアリング株式会社   消火設備・火災報知設備の設計・施工・保守 ノーミシステム株式会社   火災報知設備・消火設備の保守・補修 岩手ノーミ株式会社   火災報知設備・消火設備の施工・保守 東北ノーミ株式会社   消火設備・火災報知設備の施工・保守 青森ノーミ株式会社   火災報知設備の施工・保守 日信防災株式会社   火災報知設備・消火設備・駐車場車路管制システムの施工・保守・機器販売 千葉ノーミ株式会社   火災報知設備の施工・保守 四国ノーミ株式会社   火災報知設備の施工・保守 株式会社ノーミ・テクノ・エンジニアリング   環境監視システムの施工・保守 秋田ノーミ株式会社   火災報知設備の施工・保守 福島ノーミ株式会社   火災報知設備の施工・保守 新潟ノーミ株式会社   火災報知設備・消火設備の施工・保守 北海道ノーミ株式会社   火災報知設備・消火設備の施工・保守 八洲防災設備株式会社   火災報知設備の施工・保守・機器販売 システムサービス株式会社   弱電設備の施工・保守・機器販売 坂本電設株式会社   電気設備の施工 株式会社システムズ   弱電設備の施工・保守・機器販売 北興通信株式会社   火災報知設備の施工・保守 明星電気株式会社   気象防災設備機器・宇宙防衛設備機器の製造・販売 台湾能美防災股份有限公司   火災報知設備機器の製造・販売 上海能美消防設備有限公司   火災報知設備機器の製造・販売 持分法適用関連会社 株式会社コーアツ   消火設備の施工・保守・機器販売 非連結子会社 永信電子株式会社   電子機器の製造他 株式会社共同設備   火災報知設備・消火設備の保守・補修 大分ノーミ株式会社   火災報知設備の施工・保守・機器販売 Nohmi Bosai (India) Pvt. Ltd.他3社   消火設備・火災報知設備の施工・保守・機器販売他 持分法非適用関連会社 宮城ノーミ株式会社他2社   火災報知設備・消火設備の施工・保守他
経営方針・対処すべき課題1,679字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは「防災事業のパイオニアとしての使命に徹し、社会の安全に貢献する」ことを社是とし、「研究開発からメンテナンスまでの一貫体制の下、災害から生命・財産を守るための最新・最適な防災システムを、日本全国そして世界に提供し続けること」を経営理念としております。 (2) 中長期的な経営戦略及び優先的に対処すべき課題 今後の経済見通しとしましては、緩やかな景気回復の動きが続くことが期待される一方で、国際情勢の変化、金融資本市場の変動、米国の政策動向の影響などにより、不透明な状況が続くものと見込まれます。 当防災業界におきましても、需要は堅調に推移することが期待されますが、原材料価格や労務費などのコスト上昇に加え、時間外労働の上限規制への対応を前提とした事業運営が求められる状況となっております。 このような状況のなか、当社グループは2028年度のありたい姿と、その実現に向けた施策を「中長期ビジョン2028 ~期待の先をカタチに~」として策定しております。中長期ビジョンステートメントを「『期待の先』にある安全を『カタチ』にし、誰もが笑顔で暮らせる社会を実現する」とし、2022年度より以下の3つの施策に取り組んでおります。 ①未来共創プロジェクト 組織的な対応・仕組みにて「事業の深耕と探索」及び「提案型人財の育成」を推進。 ②飛躍的成長への人事戦略 社員一人ひとりと組織双方の成長サイクルを加速し、中長期ビジョンの実現を支えていくための人事戦略を推進。 ③未来投資計画 未来に向けた成長投資を積極的に推進。 さらに、これらの施策を支える土台として、「デジタルトランスフォーメーション」、「安定した製品・サービス供給体制をより強固にするサプライチェーンの実現」、「サステナビリティ経営推進による企業価値向上を前提とした課題対応」にも取り組んでおります。 また、2026年3月期から2029年3月期までの4年間を「ステージⅢ」とし、以下を重点施策として定め、ありたい姿の実現に向けた総仕上げに取り組んでおります。 <重点施策> ①既存事業の収益拡大と利益率の向上 ・人財採用・育成・配置の強化徹底の継続 ・デジタルトランスフォーメーション実現に向けた取組みの加速 ②事業の拡大 ・防災周辺領域や隣接業界へのM&Aの積極的な展開 ③新規事業創出ならびにスケール化 ・未来共創プロジェクト活動等への注力 「ステージⅢ」の最終年度である2029年3月期に連結売上高を170,000百万円以上、営業利益率を12%以上、ROEを10%以上とすることを目指しております。「ステージⅢ」の2年目にあたる2027年3月期におきましては、堅調な需要に対して引き続き業務効率化や価格改定に取り組みながら、「ステージⅢ」の重点施策を中心に中長期ビジョンとして策定した各種施策を推進することで、より高い付加価値を創造できる企業への変革に挑戦してまいります。 なお、2025年7月30日に公表いたしましたとおり、当社グループ内において監理技術者等の資格を不正に取得していたという事実が、弁護士で構成される外部調査委員会の調査結果により明らかとなりました。株主の皆様をはじめ、関係者の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。当社は、外部調査委員会からのご指摘を真摯に受け止め、同様の事態を二度と発生させないよう、代表取締役社長を本部長とする「資格不正取得再発防止対策本部」を設置するとともに、2026年3月26日には主要な再発防止策の全体像及び具体的な進捗状況について公表いたしました。今後は、社内統制の一層の強化、資格管理体制の抜本的な見直し、教育・研修の徹底等の再発防止策を計画的かつ着実に実行し、全社一丸となって一日も早い信頼回復に全力で努めてまいる所存です。
事業等のリスク1,253字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境について 当社グループの事業は、建設業界や公共事業の動向の影響を受けております。当社グループは、積極的な提案営業活動や原価低減等に取り組んでおりますが、景気の後退により民間設備投資及び公共投資が減少した場合には、受注環境が悪化し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制等について 当社グループの売上の主要な部分は消防法による規制に関連して生じております。この規制が急激に変化した場合には、競争環境に変化が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 製品・サービスの不具合等について 当社グループは、自動火災報知設備や消火設備など社会の安全に貢献するための製品・サービスを提供しております。品質管理には万全を期しておりますが、予期せぬ事情により製品・サービスにおいて社会の安全を損なうような不具合等が発生した場合には、当社グループの社会的信用が低下するなどし、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 原材料等の調達について 当社グループは、製品の提供にあたり安定的に原材料等を確保できるよう努めておりますが、原材料等の価格が大幅に上昇した場合や一部の原材料等が供給不足に陥った場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自然災害について 当社グループは、事業継続に支障をきたす事態を想定して事業継続計画(BCP)を策定しておりますが、地震等の大規模な自然災害により生産及び販売拠点が被害を受けた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) コンプライアンスについて 当社グループは、継続したコンプライアンス教育を行うなど役員及び従業員のコンプライアンス意識の向上に努めておりますが、重大なコンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社グループの社会的信用が低下するなどし、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 業績の季節変動について 当社グループの業績は、建設業界の影響を受ける部分が多いため季節変動があり、売上が第4四半期に集中する傾向があります。 (8) 感染症の影響について 感染症の拡大(パンデミック)が発生した場合には、工事の進捗遅延や民間設備投資が抑制されることによる受注環境の悪化が生じるなどし、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,564字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境などが改善するなか、緩やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、米国の政策動向や国際情勢の変化による景気の下振れリスクには依然として留意が必要であり、加えて、物価上昇の継続や金融資本市場の変動の影響などを背景に、先行きの不透明な状況が続きました。 当防災業界におきましても、設備投資は緩やかな増加傾向にあることから市場環境は引き続き堅調に推移いたしましたが、原材料価格・労務費などのコスト上昇や時間外労働の上限規制を踏まえた事業運営が求められる状況が続いております。 このような状況のなか、当社グループは中長期ビジョンのもと積極的な営業活動に努めた結果、当連結会計年度の受注高は161,165百万円(前年同期比15.4%増)、売上高は139,657百万円(前年同期比4.5%増)となりました。 売上原価率は、市場環境が堅調に推移したことに加え、原材料価格等が上昇するなか、コスト上昇の対応として進めてきた計画的な価格改定や業務効率化への取組みが奏功したことなどから、前年同期に比べ2.8ポイント改善し、62.5%となりました。 売上総利益は52,318百万円(前年同期比12.6%増)となり、売上総利益率は前年同期に比べ2.8ポイント上昇し、37.5%となりました。 販売費・一般管理費につきましては、「ステージⅢ」での重点施策などを推進するための費用を中心に、前年同期に比べ3,191百万円増加し、売上高に対する比率は1.3ポイント上昇の24.3%となりました。 以上の結果、営業利益は18,349百万円(前年同期比17.0%増)、経常利益は19,361百万円(前年同期比19.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,648百万円(前年同期比23.0%増)となりました。 当社グループは、2028年度のありたい姿を実現するために中長期ビジョンを策定し、2029年3月期の連結売上高を170,000百万円以上、連結営業利益率を12%以上、ROEを10%以上とすることを目指しております。これに対し、当連結会計年度におきましては、連結売上高は公表していた業績予想にはわずかに届かなかったものの過去最高となる139,657百万円となり、中長期ビジョンの目標水準に向けて着実に進捗していると考えております。また、連結営業利益率は13.1%、ROEは10.2%となり、目標水準を上回る結果となりました。引き続き、「ステージⅢ」の重点施策を中心に中長期ビジョンとして策定した各種施策を推進することで、2029年3月期の目標を安定的に達成できるよう取り組んでまいります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 火災報知設備セグメントにつきましては、全般的に堅調な市場環境が続くなかで、工事付、商品販売ともに増収となったことから、売上高は51,017百万円(前年同期比6.3%増)となりました。また、懸念された原材料価格等のコスト上昇に対しては、計画的な価格改定や業務効率化の取組みが奏功したことから、営業利益は9,958百万円(前年同期比16.8%増)となりました。 消火設備セグメントにつきましては、高層ビル等の一般物件は減収となった一方、プラント・トンネル等の特殊物件の需要が堅調で増収となったことから、売上高は46,873百万円(前年同期比3.9%増)となりました。また、比較的採算性の高い物件が多く、手持ち工事も順調に進捗したことから、営業利益は10,842百万円(前年同期比29.8%増)となりました。 保守点検等セグメントにつきましては、需要が堅調に推移するなか積極的な営業活動が奏功したことで補修工事の売上は伸長し、保守点検も受注を着実に積み上げたことで増収となったことから、売上高は36,734百万円(前年同期比6.0%増)となりました。一方、前年同期と比べ採算性の低い物件がやや多く、販管費も増加したことから、営業利益は7,979百万円(前年同期比0.8%減)となりました。 その他セグメントにつきましては、駐車場関連が減収となったことなどから、売上高は5,032百万円(前年同期比15.6%減)となりましたが、厳しい環境ながら原価率の改善に取り組み、営業利益は473百万円(前年同期比22.6%増)となりました。 (2) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べ14,933百万円増加し、181,811百万円となりました。これは、現金及び預金が7,965百万円減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が7,041百万円増加、投資有価証券が3,836百万円増加、のれんが3,036百万円増加、建設仮勘定が2,322百万円増加、土地が2,145百万円増加、ソフトウエアが1,632百万円増加、退職給付に係る資産が1,110百万円増加したことなどによります。 負債は、前連結会計年度末と比べ5,977百万円増加し、42,824百万円となりました。これは、契約負債が1,864百万円増加、支払手形及び買掛金が1,429百万円増加、未払金が1,257百万円増加、賞与引当金が1,045百万円増加したことなどによります。 純資産は、利益剰余金の増加を主因として、前連結会計年度末と比べ8,955百万円増加し、138,986百万円となりました。 セグメント資産につきましては、火災報知設備は前連結会計年度末と比べ1,455百万円減少の55,504百万円、消火設備は前連結会計年度末と比べ331百万円減少の45,557百万円、保守点検等は前連結会計年度末と比べ1,497百万円増加の18,799百万円、その他は前連結会計年度末と比べ16,269百万円増加の20,609百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して8,047百万円の減少となり、34,589百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 法人税等の支払額6,856百万円等による流出があったものの、税金等調整前当期純利益19,608百万円、減価償却費2,445百万円、棚卸資産の減少額1,107百万円等により、営業活動全体では14,552百万円の流入(前連結会計年度は11,547百万円の流入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出9,194百万円、固定資産の取得による支出5,231百万円等により、投資活動全体では15,866百万円の流出(前連結会計年度は7,090百万円の流出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払額5,660百万円等により、財務活動全体では6,789百万円の流出(前連結会計年度は7,475百万円の流出)となりました。 資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社グループは運転資金及び設備投資資金等の必要な資金を主に自己資金で賄っております。当社グループは、防災事業を通じて社会の安全に常に貢献し続けるためには、安定的な財務状況の維持が必要であると考えており、また、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のための成長への投資機会を迅速・確実に捉えるためにも、十分な株主資本の水準を保持することを基本としておりますが、追加の成長投資につきましては、必要に応じて借入金の活用も検討してまいります。投資につきましては、当社グループのさらなる成長のため、人的資本やM&Aなどに積極的に投資していく方針であります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (a)繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するにあたっては、一時差異等の解消見込年度及び組戻・繰越期間における課税所得を見積っております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (b)退職給付債務の算定 当社グループには、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には割引率等の様々な計算基礎があります。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 退職給付債務の算定において、主要な仮定の変化が当連結会計年度末の退職給付債務に与える感応度は以下のとおりであります。マイナス(△)は退職給付債務の減少を、プラスは退職給付債務の増加を表しております。感応度分析は主たる計上会社である当社の退職給付引当金について、分析の対象となる数理計算上の仮定以外のすべての数理計算上の仮定が一定であることを前提としております。 当連結会計年度末(2026年3月31日) 数理計算上の仮定の変化   退職給付債務に与える影響(百万円) 割引率   0.5%の上昇   △717 0.5%の低下   758 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5  経理の状況  1連結財務諸表等(1)連結財務諸表  注記事項(退職給付関係)(9)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 (c)減損会計における将来キャッシュ・フロー 減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、中期経営計画の前提になった数値を、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報(予算など)と整合的に修正し、資産グループの現在の使用状況等を考慮し見積っております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において将来の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。 (d)工事損失引当金 受注時における戦略的低採算案件や工事契約における未引渡工事のうち損失の発生する可能性が高く、工事損失額を期末において合理的に見積ることの出来る工事については、当該損失見込額を工事損失引当金として計上しています。 工事の進行に伴い見積りを超えた原価が発生する場合は当社グループの業績を悪化させる可能性があります。 (e)工事履行保証損失引当金 見積りや前提条件については「第5  経理の状況  1連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)  4会計方針に関する事項  (3)重要な引当金の計上基準  ⑦工事履行保証損失引当金  及び(連結貸借対照表関係)※3偶発債務  (2)その他」  に記載のとおりであります。 (f)完成工事高及び完成工事原価の計上 一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識する方法を適用しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した工事原価が、予想される工事原価の合計に占める割合に基づいて行っております。また、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積もることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識しております。契約内容・工程・期間について重要な変更が生じ、工事進捗度を見積る基礎となる施工実行予算の見直しを行うことで、工事原価総額及び工事進捗度に影響がある場合は、完成工事高及び完成工事原価が影響を受け、当社グループの業績を変動させる可能性があります。 (5) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 火災報知設備   27,867   △0.7 消火設備   32,808   0.9 保守点検等   21,848   7.2 その他   5,476   12.0 合計   88,001   2.5 (注) 1  セグメント間の取引については相殺消去しております。 2  金額はすべて製造原価及び実際発生原価によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 火災報知設備   52,960   4.7   19,571   11.0 消火設備   56,264   18.8   53,022   21.5 保守点検等   37,678   5.5   8,282   12.9 その他   14,261   137.4   10,597   674.5 合計   161,165   15.4   91,474   30.7 (注) 1  セグメント間の取引については相殺消去しております。 2  金額はすべて販売価格(取付工事代を含む)に換算しております。 3  当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これは、その他事業において、 当連結会計年度に明星電気株式会社を連結の範囲に含めたことによります。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 火災報知設備   51,017   6.3 消火設備   46,873   3.9 保守点検等   36,734   6.0 その他   5,032   △15.6 合計   139,657   4.5 (注) 1  セグメント間の取引については相殺消去しております。 2  金額はすべて販売価格(取付工事代を含む)に換算しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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