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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

東亜ディーケーケー

DKK-TOA CORPORATION6848 · Standard · 電気機器

水質分析計・ガス検知器など、環境・安全分野の計測機器を手掛ける専門メーカー。老舗の技術が強み。

概要

東亜ディーケーケー株式会社は、1944年に通信測定器メーカーとして創業し、2000年に電気化学計器と合併して現在の社名となった計測機器専業メーカーである。本社は東京都新宿区に置き、2026年3月期の連結売上高は約178億円、従業員数は639名。主な事業は環境・プロセス分析機器、科学分析機器、医療関連機器、産業用ガス検知警報器などの計測機器事業と、不動産賃貸事業の2本柱である。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード6848)。

計測機器と不動産賃貸の2セグメント

連結売上高の99%を占める計測機器事業と、本社隣接ビル1棟を賃貸する不動産賃貸事業で構成される。2026年3月期のセグメント別業績は、計測機器事業が売上高175億6700万円(前期比1.4%減)、セグメント利益14億1800万円(同38.7%減)。不動産賃貸事業は売上高2億4200万円(同0.0%増)、利益1億4000万円(同2.5%増)と堅調だった。連結営業利益は4億8300万円と前期比63.9%の大幅減益となったが、これは在庫評価損や原価率上昇、研究開発費増加によるものである。

電極・センサ技術を核とする計測機器の品揃え

製品は大きく5つのカテゴリーに分かれる。環境・プロセス分析機器(pH計、電導度計、溶存酸素計、水質分析計など)、科学分析機器(イオンクロマトグラフ、全有機炭素計など)、医療関連機器(血液ガス分析装置など)、産業用ガス検知警報器(バイオニクス機器が製造)、そして電極・標準液である。これらの多くは電気化学センサ技術を応用したもので、上下水道、電力、半導体、化学、食品、医療など幅広い業界で使われる。

2つの生産子会社とサービスネットワーク

製品の製造は連結子会社の山形東亜DKK(山形県)と岩手東亜DKK(岩手県)が大部分を担う。保守・サービスは東亜DKKサービス(東京都)や関連会社に委託。また、ガス検知器のバイオニクス機器(東京都東大和市)も連結子会社である。海外にはタイ駐在員事務所(2024年開設)を置き、中国、台湾などへ環境水質計などを輸出している。

中期経営計画と2030年目標

経営理念は「誠実・創造・挑戦」。中長期ビジョンとして「電気化学センサ技術を用いて『環境』に貢献する企業」を掲げる。2027年度に売上高200億円、営業利益18億円、ROE6.3%を中間目標とし、2030年度以降に売上高250億円以上、営業利益25億円以上、ROE8%以上を目指す。重点戦略として新ビジネス創造、ソリューション強化、海外ブランド浸透、社会課題解決、サステナビリティ推進の5つを挙げている。

業界の中での役割は環境計測・プロセス分析機器の専門メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
178億円
営業利益
5億円
営業利益率
2.8%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
環境・プロセス分析機器57億円32.2%
保守・修理33億円18.6%
部品・その他32億円18.1%
電極・標準液31億円17.5%
科学分析機器12億円6.8%
医療関連機器7億円4.0%
産業用ガス検知警報器3億円1.7%
不動産賃貸業2億円1.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01環境・プロセス分析主力

水質分析計、pH計、プロセス用分析計などを製造・販売。工場の排水処理や上下水処理施設などで使用される。

主な製品・サービス1
環境・プロセス分析機器
水質計(pH、導電率、DOなど)、排ガス分析計、工業プロセス用の分析装置。

02科学分析準主力

理化学研究所や大学向けの科学分析機器を製造販売。また、ハック社の代理店として水質分析の試薬や機器を販売。

主な製品・サービス1
科学分析機器
実験室用の測定器、分光光度計、イオン計など。

03医療関連準主力

自社ブランドの医療機器(pH計など)の製造販売に加え、他社へのOEM供給を行っている。

主な製品・サービス1
医療関連機器
in vitro診断用のpH計、電極など。

04産業用ガス検知副次

子会社のバイオニクス機器が、工場やプラント向けのガス検知警報器を製造販売。

主な製品・サービス1
産業用ガス検知警報器
有毒ガス、酸素欠乏、可燃性ガスなどを検知し警報を発する装置。

05電極・標準液副次

pH電極や標準液など、計測機器に必要な消耗品を製造販売。

主な製品・サービス2
電極
pH・導電率測定用の電極。定期的な交換が必要。
標準液
測定器の校正に使用される標準溶液。

06不動産賃貸その他

本社に隣接する賃貸ビルの不動産賃貸事業。

製品と技術

環境・プロセス分析機器:水質・排ガス監視の中核

pH計、電導度計、溶存酸素計、濁度計、残留塩素計など、水質管理に欠かせないオンライン分析計が主力。上下水道処理施設、ボイラ用水、半導体洗浄工程、環境大気測定などで使用される。また、煙道排ガス用分析計や石油用分析計もラインナップし、工場の環境監視を支援する。ハック・カンパニーの国内総代理店として、海外ブランド製品も販売している。

産業用ガス検知警報器:バイオニクス機器が手掛ける安全機器

連結子会社バイオニクス機器が製造するガス検知警報器は、工場や研究所での有毒ガス・可燃性ガス漏れを監視する。半導体製造現場での特殊ガス検知や、化学プラントの安全対策として需要がある。同社は自社ブランド製品のほか、他社へのOEM供給も行い、保守・サービスも自社で対応している。

医療関連機器:血液ガス分析など臨床検査向け

医療分野では、血液ガス分析装置や電解質分析装置などを自社ブランドで製造販売するほか、他社へのOEM供給も行う。2017年に埼玉事業所内に医療関連生産棟を開設し、生産能力を高めた。2022年にはISO13485を取得し、医療機器メーカーとしての品質管理体制を整備している。

電極・標準液:計測の精度を支える消耗品

pH電極、イオン電極、溶存酸素電極などの各種電極と、校正用標準液を製造販売。これらの消耗品は定期的な交換が必要なため、安定したリピート需要がある。生産は山形東亜DKKと岩手東亜DKKに委託しており、自社ブランド品として供給している。

先端半導体向け高精度分析ソリューション

近年、半導体製造工程での超純水管理や薬液濃度測定に当社の分析計が採用されている。台湾や中国の半導体工場向けに販売が好調で、2026年3月期は台湾向け半導体関連が増収要因となった。専任組織を設置し、先端半導体分野への重点投資を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

計測機器専業、収益変動に注意

東亜ディーケーケーは水質・環境計測機器に特化した中小企業。売上高は180億円弱で業界内では小規模。営業利益率は直近で2.81%と低下し、収益変動が大きい。同業のイビデンや日清紡ホールディングスは多角化・大型企業で、規模や事業構造が異なる。ニッチ市場に強みを持つが、顧客の設備投資動向に業績が左右されやすい。

強み

  • 長年培った水質・環境計測技術で、官公庁や研究機関との取引実績多数。
  • 環境規制の強化に伴い、水質監視ニーズは底堅く、一定の受注が期待できる。
  • ニッチ市場のため大手の参入が少なく、一定の市場シェアを維持しやすい。
  • pH計・導電率計など多様な測定機器を扱い、顧客の様々なニーズに対応可能。

課題

  • 大口案件や設備投資サイクルに依存し、営業利益率が年度で大きく変動する。
  • 売上高180億円未満で、研究開発投資や価格競争力で大手に劣る。
  • 専門性の高い技術者が必要だが、人材確保・育成が難しく、継承リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が東亜ディーケーケー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16853共和電業199億円19.8倍
26928エノモト198億円15.1倍
36998日本タングステン183億円63.5倍
46743大同信号182億円9.0倍
56678テクノメディカ177億円13.0倍
66848東亜ディーケーケー173億円18.1倍
76882三社電機製作所167億円39.0倍
86797名古屋電機工業155億円9.4倍
96597HPCシステムズ148億円28.4倍
106955FDK142億円19.0倍
116769ザインエレクトロニクス139億円338.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

通信測定器メーカーとして創業した1944年

1944年9月、東京都小石川区(現文京区)に東亜電波工業株式会社を設立。CR発振器などの通信用測定器の製造販売を目的とした。戦後間もない時期の創業で、当初の主力は無線通信機器関連の計測器であった。1949年には本社を新宿区高田馬場に移転し、現在の地盤を固めた。

上場と工場拡充で事業基盤を強化した1960年代

1961年11月、東京証券取引所市場第二部に上場。上場後、埼玉県狭山市に狭山工場を開設(1963年)、連結子会社アリス電子工業(後に吸収合併)や岩手東亜電波(現岩手東亜DKK)を設立するなど生産体制を拡大した。1968年には本社ビルを完成させ、経営基盤を固めた。

不動産賃貸事業開始と品質認証取得の1980〜90年代

1984年9月、新宿区高田馬場に賃貸用ビルを完成させ、不動産賃貸事業を開始。以降、本業以外の安定収益源として機能している。1995年にはISO9001を認証取得し、品質管理体制を整備した。この間、電子計測機器や環境分析機器のラインアップを拡充していった。

電気化学計器との合併で社名変更した2000年

2000年10月、1945年設立の電気化学計器株式会社と合併し、東亜ディーケーケー株式会社に商号変更。同時にISO14001も取得した。合併により3社(山形ディーケーケー、ディーケーケーエンジニアリング、ディーケーケーアナリティカ)が新たに連結子会社となった。この合併で、電気化学計器が持つpH計や電導度計などの分野が加わり、水質分析分野での存在感が高まった。

事業選択と集中:電子計測部門を譲渡した2006年

2005年にはバイオニクス機器を完全子会社化し、産業用ガス検知事業を強化。同年ハック・カンパニーと業務・資本提携を結び、水質分析のグローバル展開を図った。2006年11月には電子計測機器部門を日置電機へ譲渡し、環境・プロセス分析と医療関連に経営資源を集中させる選択をした。

市場第一部指定と医療分野への本格参入

2013年10月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、企業の認知度が向上。2017年には医療関連機器生産棟を埼玉事業所内に開設し、医療機器事業を本格化。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行したが、同年には医療機器品質マネジメント規格ISO13485を認証取得し、医療分野での体制を強化した。

子会社吸収と生産拠点再編を進めた2019〜2024年

2019年4月に東亜DKKアナリティカ、2020年4月にアリス東亜DKKをそれぞれ吸収合併し、グループの経営効率を高めた。2024年にはタイ駐在員事務所を開設し、東南アジア市場への足掛かりを築いた。同年、狭山テクニカルセンターを埼玉事業所に改称し、インテグレーションセンターを新設するなど、生産・開発機能の集約を進めている。

年表24件を開く

1940年代

  • 1944年9月創業CR発振器等の通信用測定器の製造販売のため、東京都小石川区(現文京区)高田老松町に東亜電波工業株式会社を設立。
  • 1949年8月東京都新宿区高田馬場に移転。

1960年代

  • 1961年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1963年5月埼玉県狭山市に狭山工場を開設。
  • 1967年6月M&A連結子会社アリス電子工業株式会社(当社に吸収合併)を埼玉県狭山市に設立。
  • 1968年4月東京都新宿区高田馬場に本社ビル完成。

1970年代

  • 1973年8月連結子会社岩手東亜電波株式会社(現 岩手東亜DKK株式会社)を岩手県遠野市に設立。

1980年代

  • 1984年9月東京都新宿区高田馬場に賃貸用ビルを完成し、不動産賃貸事業を開始。

1990年代

  • 1995年7月ISO9001を認証取得。

2000年代

  • 2000年10月M&A電気化学計器株式会社(1945年11月設立)と合併し、商号を東亜ディーケーケー株式会社に変更。合併により3社が連結子会社となる。山形ディーケーケー株式会社(1990年10月設立 現 山形東亜DKK株式会社)ディーケーケーエンジニアリング株式会社(1994年12月設立 現 東亜DKKサービス株式会社)ディーケーケーアナリティカ株式会社(1999年4月設立 当社に吸収合併)
  • 2000年10月ISO14001を認証取得。
  • 2005年10月M&Aバイオニクス機器株式会社(東京都東大和市)を株式交換による完全子会社化。
  • 2005年11月ハック・カンパニーと業務及び資本提携契約を締結。
  • 2006年11月電子計測機器部門を日置電機株式会社へ事業譲渡。

2010年代

  • 2010年10月開発研究センターを狭山テクニカルセンター(現 埼玉事業所)内に開設。
  • 2010年12月ハック・カンパニーと業務及び資本提携に関する補訂合意を締結。
  • 2013年10月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2017年10月医療関連機器生産棟を狭山テクニカルセンター(現 埼玉事業所)内に開設。
  • 2019年4月M&A東亜DKKアナリティカ株式会社(旧ディーケーケーアナリティカ株式会社)を吸収合併。

2020年代

  • 2020年4月M&Aアリス東亜DKK株式会社(旧アリス電子工業株式会社)を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行。 ISO13485を認証取得。
  • 2024年1月タイ駐在員事務所開設。
  • 2024年6月狭山インテグレーションセンターを狭山テクニカルセンター(現 埼玉事業所)内に開設。
  • 2024年10月狭山テクニカルセンターを埼玉事業所に改称。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで200億円
  • 営業利益2027年度まで18億円
  • 自己資本利益率(ROE)2027年度まで6.3%
  • 売上高2030年度以降まで250億円以上
  • 営業利益2030年度以降まで25億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新たなビジネス創造と売上高200億円挑戦

    中期経営計画(2025~2027年度)の全社戦略として、新規事業創出と既存事業の拡大により売上高200億円を目指す。

  2. 02

    お客様に必要とされ続けるソリューション企業へ

    国内事業戦略として、顧客ニーズに応える高度なソリューションを提供し、常に選ばれる企業を目指す。

  3. 03

    当社ブランドの海外浸透

    海外事業戦略として、電気化学センサ技術を強みに、より多くの国でブランド認知を高め、市場を拡大する。

  4. 04

    社会課題解決への挑戦

    環境規制や省人化ニーズなど社会課題の解決に貢献する製品・サービスを開発し、新市場を創出する。

  5. 05

    サステナビリティの更なる深化

    ESG経営を推進し、気候変動対応、人的資本充実、コンプライアンス徹底、リスク管理強化などに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で639人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は623万円で、9期前と比べて+3.6%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月602
2018年3月608
2019年3月60147.021.0630
2020年3月61946.820.8658
2021年3月61843.917.8571
2022年3月62143.417.6558
2023年3月61343.217.0569
2024年3月62442.116.0583
2025年3月61140.814.4596218
2026年3月62340.714.063978

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率20.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 5 / 海外 2、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
狭山インテグレーションセンター(埼玉県狭山市)注22,715百万円
計測機器事業
本社 — 東京都新宿区1,008百万円
全社共通
埼玉事業所 — 埼玉県狭山市547百万円
計測機器事業
医療関連機器生産棟(埼玉県狭山市)注2452百万円
計測機器事業
関係会社貸与設備 — 山形県新庄市415百万円
計測機器事業
関係会社貸与設備 — 東京都東大和市325百万円
計測機器事業
開発研究センター(埼玉県狭山市)注2273百万円
計測機器事業
本社・工場 — 東京都東大和市272百万円
計測機器 事業
関係会社貸与設備 — 岩手県遠野市106百万円
計測機器事業
本社・工場 — 山形県新庄市77百万円
計測機器 事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    山形東亜DKK㈱(注)1,2,3
    山形県 新庄市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岩手東亜DKK㈱(注)2,3
    岩手県 遠野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    バイオニクス機器㈱(注)2
    東京都 東大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東亜DKKサービス㈱(注)1,2,3
    東京都 東大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱デイケイケイサービス関西
    大阪府 門真市 · 持分法適用会社
    議決権28.0%
  • 海外
    ベラルトコーポレーション
    米国 マサチューセッツ州 · その他の関係会社
    議決権34.2%
  • 海外
    ハック・カンパニー(注)4
    米国 コロラド州 · その他の関係会社
    議決権34.2%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成29年度国設大気測定局における自動測定機等購入
    環境省 · 2017-07-25
    2,176万円
  • 調達
    平成29年度一酸化炭素自動測定記録計、二酸化硫黄自動測定記録計及び浮遊粒子状物質自動測定記録計購入
    環境省 · 2017-12-22
    773万円
  • 調達
    令和6年度国設札幌・国設東京・国設大阪大気環境測定所炭化水素濃度計更新業務
    環境省 · 2024-09-10
    732万円
  • 調達
    平成27年度国設大気局における自動計測器等購入
    環境省 · 2016-02-15
    670万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は178億円営業利益5億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.7%、利益が-61.5%。

売上高
-1.7%
178億円
営業利益
-61.5%
5億円
純利益
-18.2%
9億円
営業利益率
2.8%
前期比 -4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高189億円178億円
営業利益12億円5億円
純利益9億円9億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は39億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.4%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q525
2024年1Q3738.12
2024年2Q4025.02
2024年3Q47714.95
2024年4Q504
2025年2Q8133.73
2025年4Q1001010.08
2026年2Q8122.52
2026年4Q9733.17
2027年1Q3912.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は137億円から178億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月137149
2014年3月139149
2015年3月141138
2016年3月143149
医療関連機器生産棟を狭山テクニカルセンター(現 埼玉事業所)内に開設。
2017年3月1441412
2018年3月1561812
東亜DKKアナリティカ株式会社(旧ディーケーケーアナリティカ株式会社)を吸収合併。
2019年3月1752013
アリス東亜DKK株式会社(旧アリス電子工業株式会社)を吸収合併。
2020年3月1631914
2021年3月1601914
2022年3月1642013
2023年3月1651712
タイ駐在員事務所開設。
2024年3月1741813
2025年3月18113157.211
2026年3月178562.89

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高178億円のうち、営業利益として残るのは5億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.5%122億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.2%52億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.1pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.9pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
4.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は61億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月15−7−6827
2014年3月9−5−3428
2015年3月13−4−4934
2016年3月10−5−3536
2017年3月11−12−2−132
2018年3月10−8−4230
2019年3月18−5−21342
2020年3月11−3−4845
2021年3月18−5−51353
2022年3月15−4−31161
2023年3月3−4−6−155
2024年3月2−17−4−1536
2025年3月18−631251
2026年3月24−4−92061

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は291億円。このうち返さなくてよい自己資本が230億円で、自己資本比率は78.9%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1681056362.6
2014年3月1751126364.3
2015年3月1821206266.1
2016年3月1871256266.8
2017年3月2001386268.9
2018年3月2211517068.4
2019年3月2281587069.5
2020年3月2311676472.4
2021年3月2441816374.3
2022年3月2541916375.3
2023年3月2672016675.2
2024年3月2902246677.0
2025年3月2872196776.5
2026年3月2912306178.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
61億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
180億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中40位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中179位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.9%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.7%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥868で、1年前と比べて+8.7%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥868-0.3%1ヶ月+1.6%1年+8.7%時価総額173億円
過去52週の値幅
安値¥817高値¥1,080

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.1倍
PER (会社予想)18.6倍
PBR0.72倍
配当利回り2.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に865円。25日移動平均線858.64円を約0.7%上回り、75日線860.17円や200日線857.29円もほぼ同水準で推移しており、レンジ相場が続く。52週高値1080円からは約19.9%下落、52週安値809円からは約6.9%上昇。RSIは62.07と中立。出来高は全体的に低調で、7月21日には300株と極端に減少することがある。8月に入ってからは少し増加し、8月14日に4500株、20日には700株と低調。方向感のない値動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)

PERは18.02倍と業界平均30.84倍を下回るが、PBRは0.7185倍と1倍未満で割安感はある。ただしROEは4.2%と低く、収益性が弱く、直近の営業利益は減少傾向。配当利回りは2.54%と業界平均2.29%をわずかに上回るが、配当性向54.6%と高い。業界平均と比較してPER・PBRは低いが、ROEの低さと減益傾向を考慮すると、割安とは言い切れず妥当からやや割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.1倍30.8倍
PER (予想)18.6倍
PBR0.72倍2.58倍
ROE4.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した売上を持つが、2026年3月期には営業利益率の大幅低下が見込まれる。強気派は、環境規制の強化による需要拡大と、既存顧客とのリレーションを評価する。弱気派は、利益率の悪化や新規市場開拓の遅れを指摘し、成長性に疑問を投げかける。株価はPBR0.7倍と割安だが、収益性改善の見通しが争点。

プラスに働く材料7
  • 環境規制の追い風

    環境意識の高まりで計測機器需要の長期的な拡大が期待される。

  • 割安な株価水準

    PBR0.72倍と解散価値を下回る水準で、下値リスクが限定的。

  • 安定配当

    予想配当利回り2.54%で、株主への安定還元を継続。

  • PBR0.72倍の資本効率改善策、自社株買い発表余地次回株主総会影響

    PBR0.72倍、ROE4.2%と低く、株主還元強化で評価修正の可能性がある

  • 2026年3月期の一過性損失剥落で翌期は利益回復余地2027年〜2028年影響

    営業利益は13億から5億に減も純利益は11億から9億と下げ幅小幅

  • 売上高178億円維持、利益率改善で営業利益8億円台回復2026年下期影響

    営業利益率が2.81%から4.5%に戻れば営業利益約8億円

  • 外国法人の高保有がガバナンス改革圧力に不定影響

    外国法人所有比率42.86%、アクティビスト介入で資本政策見直し余地

マイナスに働く材料7
  • 収益性の悪化

    2026年3月期の営業利益率は2.8%に急低下する見込み。

  • 成長性の欠如

    売上高は横ばいで、新たな成長ドライバーが見当たらない。

  • 需要の一巡感

    環境計測機器の需要は公共投資に依存し、予算減で伸び悩む恐れ。

  • 2026年3月期営業利益は前期比61.5%減の5億円決算発表後影響

    営業利益が13億円から5億円へ8億円減、営業利益率2.81%に低下

  • 減収局面での固定費負担が利益率を更に圧縮継続影響

    売上高は前期比2%減、営業利益率は7.18%→2.81%へ悪化

  • 予想PER18.5倍と割高感、減益でバリュエーション悪化通年影響

    予想純利益9億円に対し時価総額172億円でPER19倍超

  • 配当維持も純利益減少で減配リスク次回株主総会影響

    純利益9億円は前期比18%減、配当性向が上昇し減配の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性悪化が計画通りか、コスト削減が進むか確認。
売上高成長率
環境計測分野での需要拡大が実現するか測る。
受注高
官公庁・企業の設備投資動向を先取りする指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.53%。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
2.53%
いまの株価に対して
配当性向
54.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1322.2
2018年3月1515.424.0
2019年3月166.719.4
2020年3月176.322.2
2021年3月170.024.5
2022年3月170.025.8
2023年3月185.934.8
2024年3月2116.738.4
2025年3月224.837.7
2026年3月220.054.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,054人。区分でいちばん多いのは外国法人42.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.5%を占め、残る75.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人40.139.240.443.643.142.8
個人・その他27.226.326.325.026.832.1
事業法人7.610.011.812.215.812.9
金融機関24.323.120.118.113.711.6
自己株式0.20.20.90.70.51.9
証券会社0.71.31.21.00.50.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ハック・カンパニー(常任代理人 香港上海銀行東京支店)33.50
02株式会社UH66.91
03明治安田生命保険相互会社5.28
04NHGGP JAPAN OPPORTUNITIES FUND, L.P.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.81
05UH Partners 2 投資事業有限責任組合3.42
06山下 直3.32
07株式会社みずほ銀行2.32
08株式会社三菱UFJ銀行2.11
09BANK JULIUS BAER AND CO. LTD. A/C FOR MR MITSUTOKI SHIGETA(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.33
10東亜ディーケーケー社員持株会1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+8%、1株純資産は14期で+122%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月445298.712.820.6
2014年3月445668.111.823.1
2015年3月386076.517.427.5
2016年3月476287.611.126.2
2017年3月626949.49.222.2
2018年3月627638.522.224.0
2019年3月677998.511.419.4
2020年3月698448.413.122.2
2021年3月699147.911.824.5
2022年3月689647.213.525.8
2023年3月611,0206.213.734.8
2024年3月661,1336.114.538.4
2025年3月561,1085.014.637.7
2026年3月481,1774.218.454.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額189百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙島一幸代表取締役 社長6132,000
中島信寿常務取締役 営業統括6926,000
小坂徹取締役 管理本部長6314,000
荒川智取締役 開発技術本部長607,000
西澤隆志取締役 開発技術本部副本部長6326,000
山岸裕司取締役 海外営業本部長6313,000
工藤肇取締役 生産本部長607,000
山守康夫取締役7948,000
丸貞克取締役71
トム・マクファーレン取締役51
吾妻望取締役66
五十嵐仁一取締役68
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢保有株数
井上賢治常勤監査役63
代見敬一郎常勤監査役626,000
渡部博監査役60
宇佐美真監査役67
サイモン・リー取締役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1011272114114
社外取締役536367
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容741字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社5社、関連会社3社及びその他の関係会社2社で構成され、環境・プロセス分析機器、科学分析機器、医療関連機器、産業用ガス検知警報器等の製造販売に関する計測機器事業と不動産賃貸事業を展開しています。 計測機器事業 環境・プロセス分析機器、科学分析機器    ……   当社が製造販売をしていますが、製造の大部分を連結子会社である山形東亜DKK株式会社及び岩手東亜DKK株式会社に委託しています。 以上のほか、ハック・カンパニーの国内総代理店として販売活動を行っています。 医療関連機器   ……   自社ブランド製品の製造販売のほか、他社へのOEM供給を行っています。 産業用ガス検知警報器   ……   連結子会社であるバイオニクス機器株式会社が製造販売しています。 電極・標準液   ……   当社が製造販売をしていますが、電極については、製造の大部分を連結子会社である山形東亜DKK株式会社及び岩手東亜DKK株式会社に委託しています。 保守・サービス   ……   連結子会社である東亜DKKサービス株式会社、非連結子会社である株式会社ディーケーケーサービス茨城及び関連会社3社に委託しています。 連結子会社であるバイオニクス機器株式会社製品の保守・サービスについては同社が行っています。 不動産賃貸事業   ……   東京都新宿区の本社に隣接の賃貸ビル1棟ほかを所有し、不動産賃貸事業を行っています。 上記の企業集団等の状況について事業系統図を示すと次のとおりです。 なお、次の事業区分は、「第5経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一です。
経営方針・対処すべき課題1,532字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループにおける経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は次のとおりです。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、「『誠実・創造・挑戦』をモットーに地球環境保全と豊かで人にやさしい社会環境の実現に貢献します」を経営理念としています。中長期の将来像として「電気化学センサ技術を用いて『環境』に貢献する企業」を掲げ、独自技術を核として社会課題の解決に取り組んでいます。今後も、当該技術を活用したソリューションの提供により事業成長を図るとともに、中期経営計画に基づく施策を着実に推進し、企業価値の向上に努めていきます。 (2)経営環境 今後の見通しについては、原材料価格やエネルギー価格、物流費などの製造コストが、国際情勢の緊迫化等を背景に依然として上昇傾向にあり、引き続き厳しい状況が予想されます。一方で、当社グループが事業展開する計測機器市場は、世界各国における環境法規制の強化や、DXの進展・AIの普及に伴う半導体設備投資の継続などを背景に、今後も拡大が続くと見込んでいます。 その中でも、当社グループの計測機器が使われている水道・電力や医療などの社会インフラ市場では、省人化や業務の効率化の観点から、現場設備のリモート監視などの新たなニーズが高まっています。また、脱炭素や医療など環境・社会課題の解決に向けて創出される新市場でも計測需要の拡大が見込まれ、ニーズの高度化・多様化が進んでいます。このような市場の変化に対応し、国内外での事業を拡大するためには、一層のスピード感をもった成長分野への経営資源シフトが必要となります。そのため、DXの推進による業務効率化・設計標準化や、先端半導体分野をはじめとする成長市場への重点投資を進めます。 また、気候変動対応などの環境経営の推進、人的資本の充実、コンプライアンスの徹底、情報セキュリティを含むリスク管理の強化など、ESG経営の継続的な推進も最重要課題のひとつと認識し、「持続的な企業価値の向上」と「持続可能な地球環境・社会づくりへの貢献」の両立に取り組みます。 (3)経営上の目標を達成するための客観的な指標 当社グループの経営目標を達成する上での客観的な指標は、売上高、営業利益、自己資本利益率です。当社グループは、2030年度以降に売上高250億円以上、営業利益25億円以上、自己資本利益率(ROE)8%以上を目標とし、その実現に向けたバックキャスティングにより、中期経営計画(2025~2027年度)を推進しています。本計画に基づき、2027年度に売上高200億円、営業利益18億円、ROE6.3%を目指します。 2026年度予測 ①   売   上   高    18,900百万円 ②   営 業 利 益    1,200百万円 ③   R O E    3.5%以上 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、中期経営計画(2025~2027年度)において、以下の5つの重点戦略に取り組み、「電気化学センサ技術を用いて『環境』に貢献する企業」として、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。 <新中期経営計画の概要> ①   全 社 戦 略:   新たなビジネス創造と売上高200億円に挑戦 ②   国内事業戦略 :   お客様から常に必要とされ続けるソリューション企業になる ③   海外事業戦略 :   当社ブランドをより多くの国に浸透させる ④   社会課題解決への挑戦 ⑤   サステナビリティの更なる深化
事業等のリスク3,889字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 経営者が当社グループの業績、財務状況等に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主なリスクは、以下のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであり、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。 (1) 事業環境の変動 当社グループは、環境・プロセス分析機器の売上割合が大きく、この分野での法規制の動向、製品需給の変動により業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、各種業界団体及び関連協会等に加盟し、各委員会等に積極的に参加することで、環境にかかる法改正や市場動向にかかる情報を収集するとともに、それらを速やかに経営層、関係部門に展開し共有する体制を構築しています。 また、当社グループは、賃貸ビルほかを所有し不動産賃貸事業を行っています。テナントの退去等が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、不動産管理会社と月1回定例の打合せを行い、テナントに関する情報を共有しています。 (2)原材料調達 当社グループは、生産活動において様々な部材・資材を使用しており、調達先を複数確保するなど安定的な部材の調達に努めています。しかし、部材メーカーの高齢化及び事故等による供給の遅延・中断の影響から生産活動に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループは、主要部品の内製化及び代替品の活用等の対策を実行し、製品納期確保・利益確保に努めています。 また、部材・輸送価格の上昇が継続しており、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。事業計画策定においては一定のコスト上昇を織り込んでいますが、想定を超える価格上昇が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、コスト低減活動の継続や調達価格高騰の適切な販売価格転嫁などの対策を行っています。 (3) 為替相場の変動 当社グループは、ハック・カンパニーと国内総代理店契約を締結しています。同製品の輸入に際しては米ドル建ての決済をしているため、想定以上の為替相場の変動により業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、為替予約によりリスクヘッジをしています。 (4) 自然災害、事故、パンデミック 大規模な自然災害やパンデミック等が発生した場合、生産活動の停止、部材・資材調達の遅延またはシステム障害、さらには修復・生産工場等の代替に伴う費用負担等が発生し、当社グループの経営成績、財務状況等に影響を与える可能性があります。当社グループでは、このような事態に備え、災害発生時の影響を最小限に抑えるため、緊急連絡網を整備し、BCPの策定を推進しています。 (5) 気候変動に関するリスク 気候変動に伴う規制強化や炭素税の導入、エネルギー・物流コストの上昇、異常気象による自社及びサプライチェーンへの影響等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、これらのリスクに対応するため、BCPの整備や供給体制の強化、省エネルギー等の取り組みを推進しており、詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載の通りです。 (6) 研究開発 当社グループは、市場動向、技術動向を分析し新技術や新製品の研究開発に努めています。しかし、急速な技術の進歩により当社の相対的な優位性が低下した場合や、新製品の市場投入が遅延・中止する可能性も考えられ、結果として当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループは、当該リスクを最小化するため、中長期的な開発ロードマップを適時改訂するとともに、技術者の計画的な育成やオープンイノベーションの推進等を図っています。 (7) 契約や取引に関するリスク 当社グループは、お客様、仕入先ほか利害関係者との間で、取引にかかる様々な契約を締結していますが、契約の履行や取引の条件などを巡って利害関係者と見解が食い違うなどした場合、損害賠償請求などにより業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、取引に当たっては法務部門を通じて法律事務所の見解、確認を得ること等により、相互の解釈に法的な齟齬のないよう対応を行っています。 (8) 製造物責任 当社グループは、ISO規格の認証を受けた品質マネジメントシステムを通じて、より良い製品・サービスを提供するよう品質管理体制を確立しています。しかしながら、予期せぬ欠陥等により人の生命・身体又は財産に対する製造物責任が発生する可能性があります。このような事態に備えて生産物賠償責任保険に加入していますが、当該保険で損害を充分に填補できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材確保・育成 多様かつ有能な人材を安定的に確保することは、当社グループの持続的成長のみならず、将来の事業継続に関わる重要課題と認識しています。特に日本国内においては少子高齢化に伴う労働人口の減少や人材獲得競争の激化等もあり、必要な人材を継続的に確保することが一層困難になると予想されます。これにより、人件費の上昇や採用・育成コストの増加等を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、多様な人材が活躍できる職場環境の整備や採用活動の強化、教育機会の充実、業務のローテーション等を通じて、人材育成と従業員エンゲージメントの向上を図っています。また、DXの推進や業務プロセスの見直し等により、生産性向上にも取り組んでいます。詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりです。 (10) 情報セキュリティ 当社グループは、事業活動を通じて入手した顧客や取引先の個人情報及び機密情報や、設計・技術・営業等に係る機密情報を多数保有しています。そのため、サイバー攻撃などによるコンピュータウイルスの感染、不正アクセスや盗難、その他不測の事態により個人情報や機密情報が消失、もしくは社外に漏洩する可能性があります。また、当社グループの事業活動において、情報システムの利用とその重要性は増大しており、コンピュータウイルスその他の要因によってかかる情報システムの機能に支障が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、横断的なセキュリティ管理体制を整備し、システム面の強化や従業員への教育等を通じた情報セキュリティの維持・向上を図っています。 (11) 契約店の管理 当社グループは、国内外において販売代理店契約を結び事業展開しており、代金後払いで製品を販売している場合があります。契約店の財政状態が悪化し、債権が回収不能となった場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、契約店の財政状態・業績等に応じた与信設定等を通じて信用リスクの回避には細心の注意を払っています。また、万一、契約店において法令に違反する行為があった場合、当社グループの信頼性やブランドイメージが低下する恐れがあります。当社グループは、契約店との信頼関係の構築に努めるとともに、指導・教育の充実を図っています。 (12) 法的規制 当社グループでは、公正な競争に関する規制及びその他商取引、環境、安全、労働、知的財産権、会計基準及び租税等の各種法令諸規則の適用を受けています。これらの法令諸規則またはその運用にかかる変更は、当社グループの事業活動への制約、法令遵守対応にかかる費用の増加または法令諸規則違反による当社グループへの過料賦課若しくはこれに関連する民事訴訟の提起等がなされた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、東京証券取引所や金融庁等、当局の公表文書を注視するとともに、各種業界団体及び関連協会に加盟することで各種法改正にかかる情報を入手し、それらを速やかに経営層、関係部門に展開し共有する体制を構築しています。 (13) ハック・カンパニーとの業務及び資本提携並びに補訂合意に関するリスク 当社は、ハック・カンパニー(以下「ハック」といいます。)と2005年11月21日付で業務及び資本提携契約を、更に2010年12月3日付で同契約の補訂合意書を締結し、ハックが当社議決権の33.4%以上を保有しています。当社は経営方針及び事業展開の意思決定において独立性・自律性を保っていますが、ハックは当社の筆頭株主として議決権行使等により当社の経営等に影響を及ぼし得る立場にあり、同社の利益は当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。 なお、営業面ではハックの国内総代理店としてハック製品の更なる販売拡大を図るとともに、ハックの販売網を活用して中国市場等の開拓を進めるほか、研究開発面でも既に共同開発で一定の成果を上げており、引き続き新製品開発に共同で取り組むことに合意しています。しかしながら、今後、かかる業務提携が当初期待していた成果を出せない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、ハックとの定期的な情報交換やミーティングの開催等で、随時、相互の意思を確認し、良好な関係の構築に努めています。
経営成績の分析 (MD&A)4,610字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の業績は、売上高は17,809百万円(前期比1.4%減)となりました。利益につきましては、営業利益は483百万円(前期比63.9%減)、経常利益は600百万円(前期比59.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は945百万円(前期比15.1%減)となりました。 セグメント毎の経営成績は次のとおりです。 (計測機器事業) 当事業の売上高は17,567百万円(前期比1.4%減)、セグメント利益は1,418百万円(前期比38.7%減)となりました。 (不動産賃貸事業) 当事業の売上高は242百万円(前期比0.0%増)、セグメント利益は140百万円(前期比2.5%増)となりました。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ437百万円増加の29,090百万円となりました。これは、現金及び預金が1,002百万円、投資有価証券が829百万円、建設仮勘定が423百万円、長期前払費用が380百万円それぞれ増加し、棚卸資産が750百万円、売掛金が436百万円、受取手形が414百万円、建物及び構築物が234百万円それぞれ減少したことなどによります。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ599百万円減少の6,134百万円となりました。これは、未払消費税等が329百万円、繰延税金負債が222百万円それぞれ増加し、未払金が393百万円、長期借入金が219百万円、退職給付に係る負債が169百万円、未払法人税等が126百万円それぞれ減少したことなどによります。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,036百万円増加の22,956百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,002百万円増加し、6,059百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 営業活動によるキャッシュ・フローは、2,383百万円の収入(前期1,837百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益1,280百万円、減価償却費732百万円、退職給付に係る負債の減少額201百万円、退職給付費用280百万円、投資有価証券売却益687百万円、売上債権の減少額919百万円、棚卸資産の減少額750百万円、法人税等の支払額557百万円です。 投資活動によるキャッシュ・フローは、449百万円の支出(前期596百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出676百万円、長期前払費用の取得による支出379百万円、投資有価証券の売却及び償還による収入691百万円です。 財務活動によるキャッシュ・フローは、931百万円の支出(前期266百万円の収入)となりました。主な要因は、借入による収入550百万円、借入金の返済による支出734百万円、自己株式の取得による支出257百万円、配当金の支払額434百万円です。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 計測機器事業   17,039   △1.0 合計   17,039   △1.0 (注) 金額は販売価格によっています。 b.受注状況 主として受注見込みに基づく生産を行っていますが、特別仕様品については、受注生産を行っています。 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至  2026年3月31日) 受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 計測機器事業   17,594   0.9   3,063   0.9 合計   17,594   0.9   3,063   0.9 (注) 金額は販売価格によっています。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 計測機器事業   17,567   △1.4 不動産賃貸事業   242   0.0 合計   17,809   △1.4 (注) 販売実績が総販売実績の10%以上となる相手先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に、全体としては緩やかな景気回復基調で推移しました。一方で、米国の通商政策や地政学リスクの継続に伴う原材料価格やエネルギー価格の高騰などの影響により、先行き不透明な状況が続いています。 このような環境のもと、当社グループは中期経営計画の初年度として、売上高200億円の達成を見据えた成長戦略を着実に推進しました。とりわけ、半導体関連市場を軸とした事業領域拡大に向け、専任組織の設置など体制整備を進めるとともに、顧客サービスの更なる充実に向けた機能強化を図りました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、国内における半導体工場建設計画の延期や公共インフラ需要が軟調に推移したこと、中国向け環境水質計の販売が想定を下回ったことなどにより、17,809百万円(前期比1.4%減)となりました。利益面では、在庫の評価損計上や労務費・原材料費の高騰による売上原価率上昇に加え、研究開発費も増加したことから、営業利益は483百万円(前期比63.9%減)、経常利益は600百万円(前期比59.3%減)となりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益により945百万円(前期比15.1%減)となりました。 セグメント毎の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 (計測機器事業) 環境・プロセス分析機器 この分野は、基本プロセス計測器、環境用大気測定装置、煙道排ガス用分析計、ボイラー水用 分析装置、上下水道用分析計、環境用水質分析計、石油用分析計等です。 国内事業において、半導体工場建設計画の延期や公共インフラ需要が軟調に推移したことにより減収となりました。一方、海外事業も、台湾向け半導体関連の販売は好調に推移したものの、中国向け環境水質計の販売が想定を下回ったことにより減収となりました。その結果、当分野の売上高は5,709百万円(前期比7.3%減)となりました。 科学分析機器 この分野は、ラボ用分析機器、ポータブル分析計等です。 海外販売が堅調に推移し、当分野の売上高は1,188百万円(前期比0.6%増)となりました。 医療関連機器 この分野は、粉末型透析用剤溶解装置等です。 主要製品である粉末型透析用剤溶解装置の販売が低調に推移し、当分野の売上高は747百万円(前期比1.6%減)となりました。 産業用ガス検知警報器 この分野は、バイオニクス機器株式会社が製造・販売する産業用ガス検知警報器です。 国内販売が好調に推移し、当分野の売上高は336百万円(前期比16.2%増)となりました。 電極・標準液、保守・修理、部品・その他 これらの分野は、前記環境・プロセス分析機器、科学分析機器、医療関連機器の分野における全製品群の補用品類、現地調整・定期点検及び修理、補用パーツ等に該当するものです。 これらアフタービジネス分野につきましては、部品販売は減少したものの、保守・修理が好調に推移し、売上高は9,585百万円(前期比1.7%増)となりました。 以上の結果、当事業の売上高は17,567百万円(前期比1.4%減)、セグメント利益は1,418百万円(前期比38.7%減)となりました。 (不動産賃貸事業) 東京都新宿区の本社に隣接の賃貸ビル1棟ほかを所有し、不動産賃貸事業を行っています。当事業の売上高は242百万円(前期比0.0%増)、セグメント利益は140百万円(前期比2.5%増)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 経営方針・経営戦略、経営目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、自己資本利益率(ROE)です。2026年3月期の達成状況は以下のとおりです。 指標   2026年3月期(計画)   2026年3月期(実績)   計画比増減 売上高   18,500百万円   17,809百万円   690百万円減 営業利益   1,516百万円   483百万円   1,033百万円減 ROE   5.0%   4.2%   - (注)2026年3月期の計画値は、2025年5月13日に公表した当初の通期業績予想数値です。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきまして、運転資金需要のうち主なものは、材料や商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費の営業費用です。投資を目的とした資金需要は、設備・IT投資、製品開発、国内外の新市場開拓、人的資本投資などです。短期運転資金及び設備投資資金の調達は自己資金を基本としていますが、状況に応じて金融機関からの借入も検討しながら、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することとしています。 当社グループの配当政策につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりです。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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