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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

KOA

KOA CORPORATION6999 · Prime · 電気機器

抵抗器を中心とする電子回路部品の専業メーカー。日本・アジア・米州・欧州に拠点を展開。

概要

KOAは1940年に東京で創業した電子部品メーカーである。抵抗器を主力に、ICや複合部品の開発・製造・販売を行う。長野県に本社を置き、連結従業員数は約4,400名。売上高は約640億円(2025年3月期)で、自動車や産業機器向けにグローバルに展開する。2026年3月期は売上高723億円、営業利益36億円の増収増益を見込む。

四つの地域セグメントで構成されるグローバル体制

当社グループは日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパの四つの報告セグメントで構成される。日本セグメントでは当社および興亜エレクトロニクスなど4社が高度技術製品を生産し、国内9営業所と興亜販売が販売を担う。アジアセグメントでは高雄興亜、上海興亜電子元件、興和電子(太倉)、KOA DENKO (MALAYSIA) が抵抗器を生産し、KOA DENKO (S) や上海可爾電子貿易などが販売する。アメリカはKOA SPEER HOLDINGとKOA SPEER ELECTRONICSが販売を、ヨーロッパはKOA Europe GmbHが販売、VIA electronic GmbHが研究開発を担当する。

売上高641億円、利益率は課題

2025年3月期の連結売上高は641億円、営業利益12億円(利益率1.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億円であった。前期(2024年3月期)は売上高648億円、営業利益28億円、純利益28億円であり、減収減益となった。一方、2026年3月期の業績予想は売上高723億円、営業利益36億円、純利益40億円とV字回復を見込む。為替の円安や原材料価格上昇など不透明要素はあるが、自動車向けやAI関連需要の拡大が追い風となっている。

抵抗器を中心とした製品ポートフォリオ

当社グループの主な製品は抵抗器、IC、複合部品である。抵抗器は電流を制限する受動部品で、各種電子回路に広く使用され、アジア拠点で汎用から高精度品まで生産する。ICは集積回路で、センサや制御用途向けにカスタマイズされる。複合部品は複数の機能を一体化し、実装面積の削減に貢献する。これらの製品は自動車、産業機器、AIサーバー、データセンターなど多様な市場に供給される。

研究開発と生産拠点の拡充

当社は研究開発と生産能力の強化に積極的に投資している。2016年には長野県南箕輪村に試験・研究開発拠点「West Wing」と物流拠点「South Wing」を開設した。また、2016年には福岡県北九州市に北九州研究所を設置。2024年8月には南箕輪村に開発生産棟「さくらウイング」を新設した。海外では2025年4月にKOA DENKO (MALAYSIA) が新工場を開設するなど、需要増に対応するための拠点拡充が続いている。

業界の中での役割は電子部品(抵抗器・IC等)メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
723億円
営業利益
36億円
営業利益率
5.0%
純利益
40億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
アジア248億円34.3%15億円6.0%
日本222億円30.7%13億円5.9%
ヨーロッパ138億円19.1%6億円4.3%
アメリカ115億円15.9%1億円0.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

高度技術製品・高付加価値製品の生産拠点として、当社および子会社4社が抵抗器、IC等を生産。国内9営業所と興亜販売が販売を担当。

主な製品・サービス3
抵抗器
電流を制限する受動部品。各種電子回路に広く使用される。
IC
集積回路。センサや制御用途向けにカスタマイズされた製品。
複合部品
複数の機能を一体化した部品。実装面積削減に貢献。

02アジア主力

生産コスト面の有利性とグローバル展開を目的に、高雄興亜、上海興亜電子元件、興和電子(太倉)、KOA DENKO (MALAYSIA)などが抵抗器等を生産。販売はKOA DENKO (S) PTE. LTD.、KOA ELECTRONICS (H.K.) LTD.、上海可爾電子貿易等が担当。

主な製品・サービス1
抵抗器
アジア拠点で生産される汎用〜高精度抵抗器。

03アメリカ準主力

販売拠点としてKOA SPEER HOLDING CORP.およびKOA SPEER ELECTRONICS, INC.が米国市場向けに販売活動を展開。

04ヨーロッパ準主力

販売拠点としてKOA Europe GmbHが欧州市場向けに販売。研究開発拠点としてVIA electronic GmbHが担当。

製品と技術

抵抗器:主力製品とその用途

抵抗器は当社グループの最も重要な製品であり、電流を制限する受動部品として電子回路に不可欠である。自動車、産業機器、家電、通信機器など幅広い分野で使用される。特に自動車向けでは、ADASや電動化に伴い1台当たりの搭載数が増加している。生産は日本、台湾、中国、マレーシアの各拠点で行われ、汎用品から高精度品までラインアップを揃える。品質と信頼性が重視される分野で高い評価を得ている。

ICと複合部品:差別化製品

IC(集積回路)はセンサや制御用途向けにカスタマイズされ、お客様の要求に応じた設計が可能である。複合部品は複数の機能(抵抗、コンデンサ、ダイオードなど)を一体化し、実装面積の削減と部品点数の低減に貢献する。これらの製品は高密度実装が求められる車載やモバイル機器向けに開発されている。当社グループは抵抗器で培った薄膜・厚膜技術を応用し、ICや複合部品の高付加価値化を進めている。

高付加価値製品への注力と品質追求

当社グループは「2030ビジョン」の下、高付加価値製品の拡大を戦略の柱としている。特に自動車のCASE対応やAIサーバー向けの高信頼性部品に注力し、顧客ニーズに先行したデザインイン活動を推進する。品質面では「ゼロディフェクト・フロー」の構築を目指し、生産工程の自動化やデジタル技術の活用による品質向上に取り組んでいる。また、環境対応としてCO2削減と経済性の両立を掲げ、Scope1~3の温室効果ガス排出量削減にも取り組む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

電子部品で復調期待、収益改善途上

KOAは、抵抗器などの電子部品を主力とする電気機器メーカー。キオクシアホールディングスやイビデンといった半導体関連企業と比べ規模は小さく、2025年3月期の営業利益率は1.87%と低水準だが、2026年3月期には4.98%へ改善見込み。自動車や産業機器向け需要を背景に収益回復が期待されるが、同業の日清紡ホールディングスなどと比べ収益性で劣る。

強み

  • 抵抗器分野でグローバルに一定のシェアを有する。
  • 車載向け電子部品需要の拡大が追い風。
  • 2026年3月期にかけて営業利益率の改善が見込まれる。
  • 長年の経験に基づく高品質な製品供給が強み。

課題

  • 現状の営業利益率が低く、コスト構造の改善が必要。
  • 電子部品業界は競争が激しく、価格低下リスクがある。
  • 自動車や産業機器の需要変動に業績が左右される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字がKOA

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16914オプテックスグループ1,189億円14.5倍
26727ワコム1,137億円11.9倍
36929日本セラミック1,017億円14.5倍
46961エンプラス939億円16.6倍
56800ヨコオ892億円22.5倍
66999KOA825億円20.7倍
76794フォスター電機741億円13.4倍
86908イリソ電子工業683億円16.6倍
96997日本ケミコン680億円40.1倍
106768タムラ製作所661億円
116809TOA617億円16.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

東京で創業、長野に工場を移した1940年代

1940年3月、向山一人により東京市荏原区(現東京都品川区)に興亜工業社が創立された。1941年12月には長野県伊那町(現伊那市)に伊那工場を設置し、製造拠点を長野へ移した。1947年5月に株式会社組織に変更し、同年6月に東京支店を設置。1950年12月には社名を興亜電工株式会社と改称した。戦後の混乱期に会社組織を整え、電子部品メーカーとしての基盤を固めた。

東京・名古屋両証取に上場、初の海外進出

1961年12月、株式を東京証券取引所市場第二部に上場。翌1962年10月には名古屋証券取引所市場第二部にも上場した。1969年8月には長野県阿南町に阿南興亜電工(現興亜エレクトロニクス)を設立。1973年11月、マレーシア国マラッカ市にKOA DENKO (MALAYSIA) SDN. BHD. を設立し、初の海外生産拠点を構えた。1974年には東京都千代田区に販売子会社の興亜販売株式会社を設立している。

米国・シンガポール進出と社名変更の1980年代

1980年4月、米国ペンシルバニア州にKOA SPEER ELECTRONICS, INC. を設立し、北米市場への販売網を築いた。1981年1月にはシンガポール共和国にKOA DENKO (S) PTE. LTD. を設立。1984年9月には株式を東京証券取引所および名古屋証券取引所市場第一部に指定替え上場した。1986年4月には社名をKOA株式会社(登記上の商号はコーア株式会社)と改称し、現在のブランド名となった。

台湾・中国・香港への生産・販売展開

1986年8月、台湾高雄市に高雄興亜股份有限公司を設立。1992年1月には中華人民共和国上海市に上海興亜電子元件有限公司を設立し、中国本土での生産を開始した。1993年6月には香港にKOA ELECTRONICS (H.K.) LTD. を設立、販売拠点を拡大。1996年10月には上海市に上海可爾電子貿易有限公司を設立し、中国市場での販売体制を強化した。低コスト生産と市場開拓を両立させるアジア戦略を本格化させた。

欧州進出と子会社化による事業拡大

1995年2月、ドイツ連邦共和国にKOA Europe GmbHを設立し、欧州販売拠点を確保。2000年6月には中国江蘇省太倉市に興和電子(太倉)有限公司を設立した。2001年8月には多摩電気工業株式会社(現真田KOA株式会社)を株式交換により子会社化し、国内生産能力を強化。2017年8月にはドイツのVIA electronic GmbHを株式取得により子会社化し、欧州での研究開発機能を獲得した。

拠点拡充と商号変更、プライム市場移行

2015年6月、登記上の商号をKOA株式会社に統一。2016年1月には長野県南箕輪村に研究開発拠点「West Wing」と物流拠点「South Wing」を開設。2016年4月には北九州研究所を設置し、研究開発体制を強化した。2019年には西山工場に新工場棟を増築。2022年4月の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場に移行した。

最近の設備投資と執行役員制度の導入

2022年4月、鹿島興亜電工が富山県砺波市に新工場「となみの庄」を開設。2024年6月には執行役員制度を導入し、ガバナンスを強化した。2024年8月には南箕輪村に開発生産棟「さくらウイング」を開設し、生産能力を拡大。2025年4月にはマレーシアのKOA DENKO (MALAYSIA) が新工場を開設し、グローバル供給体制をさらに強化している。売上高は2022年3月期に650億円、2023年3月期には751億円まで成長したが、その後は需要変動の影響を受けている。

年表39件を開く

1940年代

  • 1940年3月創業東京市荏原区(現 東京都品川区)に向山一人により興亜工業社を創立
  • 1941年12月長野県伊那町(現 伊那市)に伊那工場を設置
  • 1947年5月商号変更株式会社組織に変更
  • 1947年6月東京都渋谷区に東京支店を設置

1950年代

  • 1950年12月社名を興亜電工株式会社と改称

1960年代

  • 1961年12月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1962年10月上場株式を名古屋証券取引所市場第二部に上場
  • 1969年8月長野県下伊那郡阿南町に阿南興亜電工株式会社(現 興亜エレクトロニクス株式会社,連結子会社)を設立

1970年代

  • 1973年11月マレーシア国マラッカ市にKOA DENKO(MALAYSIA)SDN.BHD.(現 連結子会社)を設立
  • 1974年11月東京都千代田区に興亜販売株式会社を設立(現 連結子会社)

1980年代

  • 1980年4月アメリカ合衆国ペンシルバニア州にKOA SPEER ELECTRONICS,INC.(現 連結子会社)を設立
  • 1981年1月シンガポール共和国にKOA DENKO(S)PTE. LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 1984年1月長野県上伊那郡箕輪町にイーストウイング(工場)を開設
  • 1984年9月上場株式を東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第一部に指定替え上場
  • 1984年10月石川県鹿島郡鹿島町(現 中能登町)に鹿島興亜電工株式会社(現 連結子会社)を設立
  • 1986年4月社名をKOA株式会社と改称(登記上の商号は「コーア株式会社」)
  • 1986年8月台湾高雄市に高雄興亜股份有限公司(現 連結子会社)を設立

1990年代

  • 1992年1月中華人民共和国上海市に上海興亜電子元件有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 1992年3月長野県飯田市に匠の里(工場)を開設
  • 1993年6月香港にKOA ELECTRONICS(H.K.)LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 1993年8月東京都渋谷区より府中市へ東京支店を移転し、むさし野工房を開設
  • 1995年2月ドイツ連邦共和国にKOA Europe GmbH(現 連結子会社)を設立
  • 1996年10月中華人民共和国上海市に上海可爾電子貿易有限公司(現 連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年6月中華人民共和国江蘇省太倉市に興和電子(太倉)有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2001年8月M&A多摩電気工業株式会社(現 真田KOA株式会社,連結子会社)を株式交換により子会社化

2010年代

  • 2012年9月長野県下伊那郡阿智村に七久里の杜(工場)を開設
  • 2013年10月真田KOA株式会社が長野県上田市に真田の郷(工場)を開設
  • 2015年6月商号変更登記上の商号をKOA株式会社に変更
  • 2016年1月長野県上伊那郡南箕輪村に試験、研究開発拠点West Wing、新物流拠点South Wingを開設
  • 2016年4月福岡県北九州市に北九州研究所を設置
  • 2017年8月M&Aドイツ連邦共和国のVIA electronic GmbH(現 連結子会社)を株式取得により子会社化
  • 2018年4月M&A鹿島興亜電工株式会社が日本電子応用株式会社を吸収合併
  • 2019年1月長野県伊那市の西山工場に新工場棟を増築

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年4月名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行
  • 2022年4月鹿島興亜電工株式会社が富山県砺波市にとなみの庄(工場)を開設
  • 2024年6月執行役員制度を導入
  • 2024年8月長野県上伊那郡南箕輪村に開発生産棟さくらウイングを開設
  • 2025年4月KOA DENKO(MALAYSIA)SDN.BHD.がマレーシア国マラッカ市に新工場を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    長期ビジョン2030に基づく成長戦略

    2030ビジョンを実現するため、3つのフェーズに分け、フェーズ2「2027中期経営計画(2025〜2027年)」ではROIC経営を軸に利益成長と効率向上を実現する。製品ポートフォリオ戦略、技術戦略、企業体質強化に注力する。

  2. 02

    マテリアリティへの取り組み

    環境(CO2削減と経済性の両立)、社会(人材確保・育成、地域連携)、ガバナンス(情報セキュリティ、対話強化)、事業(基盤技術による価値提供、サプライチェーン強化)の各課題に取り組み、経済的価値と社会的価値を創出する。

  3. 03

    品質・信頼性の向上と生産性改革

    ゼロディフェクト・フローの構築を目指し、品質・信頼性を向上。デジタル技術や自働化技術を活用した生産性向上と、需要変動に柔軟な供給体制を強化する。

  4. 04

    成長市場への高付加価値提案

    AI関連、次世代モビリティ、エネルギーなどの成長市場に対し、顧客ニーズに先行したデザインイン活動を通じて高付加価値製品を提案し、拡販とコスト構造改革を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,409人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は592万円で、9期前と比べて+5.7%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,770
2018年3月3,798
2019年3月56040.917.43,940
2020年3月55041.117.63,813
2021年3月50441.117.63,932
2022年3月53840.817.14,144
2023年3月57040.516.64,311
2024年3月59640.316.44,309
2025年3月56840.316.64,28828
2026年3月59240.717.14,40982

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 10 / 海外 7、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
アジア — KOA DENKO(MALAYSIA)SDN.BHD. (マレーシア国マラッカ市)293億円
本社他 — 長野県上伊那郡箕輪町他237億円
日本
アジア — 興和電子(太倉)有限公司(中華人民共和国江蘇省)9,019百万円
真田KOA㈱ 本社他 — 長野県上田市他7,117百万円
日本
鹿島興亜電工㈱ 本社他 — 石川県中能登町他3,855百万円
日本
興亜エレクトロニクス㈱ 本社他 — 長野県阿南町他1,359百万円
日本
アジア — 上海興亜電子元件有限公司(中華人民共和国上海市)556百万円
アジア — 高雄興亜股份有限公司(台湾高雄市)195百万円
主な関係会社
  • 国内
    興亜エレクトロニクス㈱(注)2
    長野県下伊那郡 阿南町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    興亜販売㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    鹿島興亜電工㈱(注)2
    石川県鹿島郡中能登町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    興亜化成㈱
    長野県伊那市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    真田KOA㈱
    長野県上田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    高雄興亜股份有限公司
    台湾高雄市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KOA DENKO(S)PTE.LTD.
    シンガポール共和国ベンデマーロード · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    上海興亜電子元件有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    興和電子(太倉)有限公司(注)2
    中華人民共和国 江蘇省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KOA ELECTRONICS(H.K.)LTD.
    香港カオルーン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    上海可爾電子貿易有限公司(注)5
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KOA Europe GmbH (注)2、4
    ドイツ連邦共和国 イツェホー · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • KOA SPEER HOLDING CORP.アメリカ合衆国 ネバダ州100%
  • KOA SPEER ELECTRONICS,INC. (注)2、4アメリカ合衆国 デラウエア州100%
  • KOA DENKO(MALAYSIA)SDN.BHD. (注)2マレーシア国 マラッカ市100%
  • VIA electronic GmbH (注)6ドイツ連邦共和国 ヘルムスドルフ100%
  • 大興電工股份有限公司台湾台北市39%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は723億円営業利益36億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.8%、利益が+200.0%。

売上高
+12.8%
723億円
営業利益
+200.0%
36億円
純利益
+1233.3%
40億円
営業利益率
5.0%
前期比 +3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高873億円723億円
営業利益54億円36億円
純利益77億円40億円
1株あたり配当¥63¥63

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は209億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q17814
2024年1Q17095.311
2024年2Q16563.64
2024年3Q1571610.29
2024年4Q1564
2025年2Q31951.6−6
2025年4Q32272.29
2026年2Q346133.812
2026年4Q377236.128
2027年1Q20994.316

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は390億円から723億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は5.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
真田KOA株式会社が長野県上田市に真田の郷(工場)を開設
2013年3月3902216
2014年3月4493824
登記上の商号をKOA株式会社に変更
2015年3月4664634
長野県上伊那郡南箕輪村に試験、研究開発拠点West Wing、新物流拠点South Wingを開設
2016年3月4553020
ドイツ連邦共和国のVIA electronic GmbH(現 連結子会社)を株式取得により子会社化
2017年3月4563326
鹿島興亜電工株式会社が日本電子応用株式会社を吸収合併
2018年3月5255844
2019年3月5596310
2020年3月5001711
2021年3月5042920
鹿島興亜電工株式会社が富山県砺波市にとなみの庄(工場)を開設
2022年3月6506948
2023年3月75110574
長野県上伊那郡南箕輪村に開発生産棟さくらウイングを開設
2024年3月6484528
KOA DENKO(MALAYSIA)SDN.BHD.がマレーシア国マラッカ市に新工場を開設
2025年3月64112121.93
2026年3月72336525.040

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高723億円のうち、営業利益として残るのは36億円5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は40億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.7%504億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%182億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
5.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.3pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが91億円、投資CFが−71億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は274億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月30−47−11−17127
2014年3月51−26−1025148
2015年3月53−28−925172
2016年3月44−35−109166
2017年3月41−15−926179
2018年3月54−47−127175
2019年3月21−43−13−22140
2020年3月41−5522−14146
2021年3月53−27426181
2022年3月60−59121203
2023年3月87−12980−42254
2024年3月71−174123−103292
2025年3月81−239113−158248
2026年3月91−71−520274

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,516億円。このうち返さなくてよい自己資本が886億円で、自己資本比率は58.4%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月59248011280.9
2014年3月64051412680.2
2015年3月70056413680.4
2016年3月69255613680.3
2017年3月71956915079.1
2018年3月77360916478.8
2019年3月77459817677.4
2020年3月75958217776.7
2021年3月81361519875.6
2022年3月95067127970.6
2023年3月1,12873739165.4
2024年3月1,29678651060.6
2025年3月1,41478163355.3
2026年3月1,51688663058.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
290億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
577億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
50億円
在庫として抱えている分
負債合計
630億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中34位あたり、逆に低いのはROE224社中159位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.0%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
12.8%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,200で、1年前と比べて+93.4%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥2,200-4.7%1ヶ月-9.3%1年+93.4%時価総額825億円
過去52週の値幅
安値¥1,115高値¥3,275

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.7倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR0.90倍
配当利回り2.86%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で12.16%下落し、2218円。25日線(2414.8円)を8.2%下回り、75日線(2513.69円)も下回るが、200日線(1900.51円)は上回る。52週高値3275円からは32.3%下落した位置。7月24日に2782円まで上昇したが、その後は下落が続く。出来高は高水準で、売りが優勢。テクニカルは悪化。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは実績20.83倍、予想10.6倍で、業界平均(30.92倍)を大きく下回る。PBRは0.9051倍で1倍割れ、業界平均(2.65倍)と比べても著しく低い。配当利回り2.84%は業界平均(2.29%)を上回り、株主還元も評価できる。ROEは4.7%と低く収益性に課題がある。割安だが、収益力の改善が今後の焦点となる。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.7倍30.8倍
PER (予想)10.6倍
PBR0.90倍2.58倍
ROE4.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は抵抗器の世界的なリーディングメーカーで、自動車や産業機器向けに安定した需要がある。2025年3月期は売上高641億円、営業利益率1.9%と低迷したが、2026年3月期は増収増益を見込む。強気派は、車載向け需要の回復と電子部品市場の成長により、業績が改善するとみる。一方、弱気派は、価格競争や原材料高、さらに直近の株価急騰(年初来+106%)による過熱感を懸念。PER20倍と割高感もある。

プラスに働く材料7
  • 車載需要の回復

    自動車生産の回復で車載抵抗器の需要増加

  • 増収増益への転換

    2026年3月期売上高723億円、営業利益36億円と改善見込み

  • グローバルシェア

    抵抗器で世界トップクラスのシェアを持つ

  • 営業利益が12億円から36億円へ3倍増2026年3月期影響

    営業利益は2025年3月期12億円から2026年3月期36億円へ、純利益は3億円から40億円へ

  • 売上高723億円と2期ぶり増収2026年3月期影響

    売上高は641億円から723億円へ12.8%増。電子部品需要の回復が寄与

  • 予想PER10.6倍で増益期待2027年3月期影響

    実績PER20.83倍に対し予想PER10.6倍。増益実現でPERが半分に低下

  • PBR0.91倍とROE改善余地継続影響

    PBR0.9051倍、ROE4.7%。ROE5%超でPBR1倍回復が見込める

マイナスに働く材料7
  • 株価の過熱感

    1年で+106%と急騰し、PER20倍と割高

  • 価格競争の激化

    電子部品業界は競争が厳しく、値下げ圧力

  • 原材料費の高止まり

    コスト増が利益率を圧迫する可能性

  • 営業利益率4.98%は低水準2026年3月期影響

    営業利益率は1.87%→4.98%に改善も、売上高営業利益率は依然低い

  • 実績PER20.83倍の割高感決算発表後影響

    最新実績ベースのPER20.83倍は割高。予想PER10.6倍の達成が前提

  • 純利益変動による不安定さ2027年3月期影響

    純利益は3億円→40億円と13倍増。来期に減益転換すると下落幅が大きい

  • 高値警戒感と利益確定売り継続影響

    株価は1年で106.46%上昇。高値警戒から利益確定売りが優勢

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向を把握するため
営業利益率
収益性の回復度合いを確認
車載向け売上比率
成長市場への依存度を測る
在庫回転率
需給バランスと経営効率を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり63で、前期から20.0%いまの株価に対する利回りは2.86%。

年間配当
¥63
1株あたり
配当利回り
2.86%
いまの株価に対して
配当性向
53.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2959.2
2018年3月3313.829.9
2019年3月369.1217.0
2020年3月18−50.083.4
2021年3月14−25.081.0
2022年3月36166.739.8
2023年3月5038.927.9
2024年3月500.083.1
2025年3月40−20.0171.9
2026年3月32−20.053.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥63

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,731人。区分でいちばん多いのは金融機関36.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.3%を占め、残る56.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関45.247.644.641.339.036.6
個人・その他25.729.631.531.733.229.4
外国法人21.114.414.018.918.225.3
事業法人5.95.35.66.97.06.7
証券会社2.03.04.31.22.41.9
自己株式8.58.58.48.41.00.9
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)10.95
02日本生命保険相互会社5.94
03㈱日本カストディ銀行(信託口)5.54
04㈱八十二長野銀行4.94
05BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.08
06㈱三菱UFJ銀行2.35
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.10
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.92
09㈱小糸製作所1.81
10損害保険ジャパン㈱1.74

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-07
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    3.95%
    -1.07pt
  • 2026-07-07
    日本生命保険相互会社
    新規の大量保有報告
    5.94%
    +0.83pt
  • 2026-07-07
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    0.25%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+146%、1株純資産は14期で+83%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月431,3063.420.879.7
2014年3月661,3994.917.457.7
2015年3月931,5346.412.536.0
2016年3月551,5143.615.364.4
2017年3月701,5504.621.059.2
2018年3月1191,6587.418.429.9
2019年3月281,6271.753.7217.0
2020年3月291,5801.830.583.4
2021年3月551,6663.428.481.0
2022年3月1291,8117.411.139.8
2023年3月1991,98810.59.327.9
2024年3月752,1183.619.683.1
2025年3月72,1040.3133.2171.9
2026年3月1062,3854.713.653.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額353百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
向山孝一取締役会長77
向山浩正代表取締役 社長執行役員49
百瀬克彦取締役 副社長執行役員63
野々村昭取締役 常務執行役員66
山岡悦二取締役 上席執行役員62
千原臣祐取締役 上席執行役員54
マイケル・ジョン・コーバー取締役71
北川徹取締役66
高橋晃次取締役70
小澤仁取締役63
角幸子取締役75
矢島豪常勤監査役67
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
仲藤恭久常勤監査役61
飯沼好子監査役63
佐藤玲監査役48
大塚幸太郎58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8209242025532
社外取締役853537
監査役33864515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容799字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(以下、「当社グループ」という。)は、当社、子会社19社及び関連会社2社で構成され、主な事業内容は、電子機器等の回路部品(抵抗器、IC、複合部品等)の開発・製造・販売であり、企業集団内の位置づけは次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げる報告セグメントの区分と同一であります。 (1) 日本 (生産拠点)高度技術製品、高付加価値製品の生産等を目的として、当社及び興亜エレクトロニクス㈱を含む連結子会社4社が抵抗器、IC等の生産を担当しております。 (販売拠点)当社9ヶ所の営業所及び連結子会社の興亜販売㈱が担当しております。 (2) アジア (生産拠点)生産コスト面の有利性及びグローバルな事業展開を目的として、連結子会社の高雄興亜股份有限公司、上海興亜電子元件有限公司、興和電子(太倉)有限公司、KOA DENKO(MALAYSIA)SDN.BHD.及び非連結子会社の無錫興和電子陶瓷有限公司が抵抗器等の生産を担当しております。 (販売拠点)連結子会社のKOA DENKO(S)PTE. LTD.、KOA ELECTRONICS(H.K.)LTD.、上海可爾電子貿易有限公司及び持分法適用関連会社の大興電工股份有限公司が担当しております。 (3) アメリカ (販売拠点)連結子会社のKOA SPEER HOLDING CORP.及びKOA SPEER ELECTRONICS,INC.が担当しております。 (4) ヨーロッパ (販売拠点) 連結子会社のKOA Europe GmbHが担当しております。 (研究開発拠点)連結子会社のVIA electronic GmbHが担当しております。 以上に述べた企業集団の概要図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,272字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、株主様、お客様・お取引先様、地域社会、社員・家族、地球という5つの存在が当社グループを支えていただく主体であると認識し、当社グループとの間に「信頼」を築き上げていくことを企業ミッションとして、これに基づき企業価値向上を目指すことを経営の基本方針としております。 (2) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 今後の経済見通しにつきましては、世界経済は緩やかな回復傾向にあるものの、中東情勢の不安定化により先行きは不透明な状況が続くと考えられます。中東情勢の緊張が長期化した場合には、エネルギー価格の上昇を通じて物価上昇圧力が高まり、景気減速につながる可能性があります。 当社グループの属する電子部品業界におきましても、自動車向けやAI関連機器向けの需要は堅調に推移する一方、物価上昇に伴う需要減速等、次期の受注動向に対しては慎重な見方が必要であります。利益面におきましては、貴金属相場の高騰により原材料価格が上昇しており、価格是正及びコストダウン等の対応を進めてまいりますが、実現までのタイムラグによる一時的な収益悪化が想定されます。また、為替変動等の懸念材料があります。 このような経営環境下において当社グループは、2030年に向けた長期ビジョン、『2030ビジョン』を策定しております。 さらに、当社グループでは『2030ビジョン』を実現するために当社グループが対処すべき経営上の重要課題を「マテリアリティ」と定義し、機会とリスクの両面から次の通りマテリアリティを特定しました。これらマテリアリティへの取り組みを通して経済的価値(事業)と社会的価値(ESG)の創出を目指します。 カテゴリー   マテリアリティ   取組テーマ 環境   CO2削減と経済性の両立   デジタルツールを活用し製品・設備の両面から生産性を向上 Scope1+2とScope3のGHG排出量を削減 社会   未来を創る人材の確保と育成   多様性の向上 自律的なキャリアの支援 社員が生き生きと働ける環境の整備 人材ポートフォリオの構築 地域社会との連携による価値の創造   将来にわたる地域の活性化とKOAの発展の好循環の実現 ガバナンス   ガバナンス強化によるグループ経営基盤強化   グループ全体での情報セキュリティの強化 株主・投資家と企業との建設的な対話の実現 事業   自社の基盤技術を核とした、社会課題の解決に向けた価値提供   技術環境・産業構造の変化への対応 事業ポートフォリオ経営の強化 顧客との信頼関係の強化   B2B事業における信頼性・専門性・差別化要素の強化 強靭でフェアなサプライチェーンの構築   グローバル供給体制の最適化 お取引先様との信頼の強化 経済安全保障対策 製品の安全性と品質の追求 また、当社グループは2030ビジョンの実現に向けた取り組みを3つのフェーズに分けて進めており、2025年度からはフェーズ2である「2027中期経営計画(2025~2027年)」の目標達成に向けて、「ROIC経営を軸に利益成長と効率向上を実現する」ことをコンセプトに掲げ、製品ポートフォリオ戦略、技術戦略、ならびに企業体質の強化に注力してまいりました。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 エレクトロニクス業界は、CASE(Connectedコネクテッド、Autonomous自動運転、Shared & Servicesシェアリングとサービス、Electrification電動化)をキーワードに進化する自動車分野に加え、AI技術の急速な普及を背景としたAIサーバー・データセンター関連市場の拡大などにより、中長期的な成長が期待されております。 自動車市場においては、新車販売台数の成長率鈍化や一部地域における電動化投資の調整が見られるものの、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転機能の高度化、車載電子制御の高度化、xEVにおける統合ECU化・高電圧化の進展などにより、1台当たりに搭載される電子部品の点数は増加傾向にあります。また、AIサーバー分野においても、高速通信、大電流化、高密度実装、低消費電力化への対応を背景に、高信頼性・高性能な電子部品への需要が拡大しております。 このような市場環境のなか、電子部品メーカーには、国際的な価格競争力に加え、品質、信頼性、供給能力、技術提案力、環境対応力などを総合的に備えた企業体制が求められております。さらに、地政学リスクやサプライチェーンの分断リスクが高まるなか、複数地域での供給体制構築やBCP対応力の重要性も一層高まっております。 このような業界環境のもと、当社グループは、今後も抵抗器事業を中心に、品質・信頼性・供給能力を重視する分野にフォーカスし、お客様と共に安心・安全な未来社会の実現に貢献することで、「お客様から最初にお声がかかる会社」を目指してまいります。具体的には、「ゼロディフェクト・フロー」の構築を目指した品質・信頼性のさらなる向上に加え、デジタル技術や自働化技術を活用した生産性向上、需要変動に柔軟に対応できる供給体制の強化を推進してまいります。また、AI関連、次世代モビリティ、エネルギーなどの成長市場に対し、顧客ニーズより先行したデザインイン活動を通じた高付加価値製品の提案を強化し、積極的な拡販及びコスト構造改革を進めてまいります。
事業等のリスク3,641字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える定量的な影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社は、グループのリスク管理について、全社的な機会とリスクを管理するため、リスク管理規程に基づき、リスク管理委員会を設けています。委員は、これまで全ての取締役と互選により選出された委員長が指名したメンバーで構成されておりましたが、2025年1月より、執行役員及び社長執行役員である委員長が指名したメンバーで構成するように変更いたしました。リスク管理委員会は、年2回開催しており、経営の重点テーマとなる機会とリスクの特定(見直し・更新)、対応方針の決定、活動進捗のモニタリングを実施しています。委員会で特定された機会とリスクへの対応策は経営の重点テーマとして取締役会に報告され、中期経営計画などの経営方針・経営戦略の立案や見直しに反映しています。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 海外展開について 当社グループは、市場のグローバル化に対応して生産及び販売拠点を海外に展開しております。このため、進出国の経済動向及び政治・社会情勢に変化が起こった場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、経済安全保障をはじめとする輸出入規制や外貨規制、米国貿易政策の変更、法令・税制等の変更など予測できない事態が発生した場合も当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、移転価格税制に基づく課税リスクへの対応として、グループ内に移転価格ポリシーを導入の上、税務の専門家を利用してグループ内の移転価格税制に係る文書を作成し当該リスクの低減に努めております。 (2) 原材料について 当社グループの主要製品に使用する原材料には、貴金属相場の影響を大きく受けるものが含まれております。原材料価格が急騰した場合には、顧客への価格転嫁により対応いたしますが、十分な転嫁ができなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、調達先の分散やお取引先様との信頼関係の構築等により安定的に原材料を調達できるように努めておりますが、調達先の生産活動・サプライチェーンが、紛争や自然災害・事故の発生あるいは法律・規制の予期しない変更等の要因により停止される場合や、調達先の事業運営上のトラブル、事業性判断等の都合により生産中止となる場合、原材料の安定調達が困難となり顧客への供給責任を果たせず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 自然災害やパンデミック、紛争等の発生について 当社グループの一部の製品は世界の複数拠点で生産するなどの一定のリスク分散が図られておりますが、地震・洪水等の大規模な自然災害やパンデミック、紛争等の発生により、当社の営業拠点や生産拠点の使用が困難な状況になり、あるいは従業員の多くが被害を受けた場合や交通網の遮断・エネルギー供給の停止・通信の不通などにより、営業活動の混乱や生産の遅延・停止等を受けて当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材について 当社グループは、社員・家族との間に信頼関係を構築することを企業ミッションの一つとする中で人材の採用と育成を行っております。事業計画の達成やイノベーションへのチャレンジのために社員一人ひとりが信頼しあったチームワークの中で自分の力を精一杯出し切り、仕事の充実感を味わいつつ目標を達成していける職場環境を目指しております。また、多様な社員が適所適材で活躍し、能力を発揮してもらうために、年齢・性別・場所に限定されずに働ける職場環境整備や制度改訂を進めております。しかしながら少子高齢化や人材の流動化、人材の採用・育成が不十分である場合や、多様性を重要な意思決定に活かすことができない場合、経営戦略の実行力不足・イノベーションの停滞などにより競争力を失い、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) サイバーセキュリティについて コンピューターウイルスの侵入や高度なサイバー攻撃等により、情報漏洩や改ざん、システム停止等の被害を受けるリスクがあります。これに対して当社グループは、サイバー攻撃に対してハードウエアの装備と機密情報の保護のための全社的な研修の実施、情報の機密性・完全性・可用性を維持・向上することを目的とした「情報セキュリティ委員会」の設置等により情報セキュリティの確保に取り組んでおりますが、このような事態が発生した場合は、追加対応や損害賠償等の多額の費用負担により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 競争力の低下について 当社グループは事業を展開する市場において激しい競争に晒されており、電子部品の製品価格が低下する傾向にあります。当社グループでは価格低下に対して新製品の投入並びにコスト削減等により利益の確保に努めておりますが、競争の更なる激化が予想され、新製品のリリースが遅延した場合や、コスト削減が実現できなかった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、製品価格が大きく下落する場合は棚卸資産の評価損を計上する可能性があります。また、業績の悪化により有形固定資産の減損の要否の判定が行われた場合に、その結果として減損処理を行う可能性があります。 (7) 製品の欠陥について 当社グループは、「Quality 1st」を経営方針のひとつとして掲げ、「ゼロディフェクト・フローの構築」に向けた改善活動を進めておりますが、万一製品の欠陥により市場クレームやリコールなどの重大な問題が発生した場合、多額の損害賠償金の支払いや売上の減少等が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 為替レートの変動について 当社グループは、生産及び販売拠点を海外に展開しているため各国での外貨建て取引があります。このため、為替変動リスクに関しては為替予約を締結する事によりリスクを最小にする努力を行っておりますが、為替の大幅な変動により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 棚卸資産について 当社グループの棚卸資産は、生産拠点においては受注生産を基本にリードタイム短縮を図り棚卸資産の削減に努めております。一方で、供給責任を果たすための同一品目の複数拠点生産推進による生産移管時の仕掛品や、災害時における事業継続に備えるための原材料など、目的を持った在庫は増やしてきております。 また、お客様の短納期要求に対応するため、主に海外の販売拠点においては製品在庫を保有しておりますが、今後のお客様の需要回復に備えるために、近年は適正在庫量を増加させております。 このような在庫の増加については、生産、販売の拠点ごとに棚卸回転率による管理や、リスクの変化による適正在庫量の見直しを徹底しておりますが、予想を超える急激な環境変化により、保有在庫の中に販売が見込まれない在庫が発生した場合は、棚卸資産の評価損を計上する可能性があります。 (10) 経済状況について 当社グループは、売上高の9割以上を電子部品が占めております。電子部品は家電等の民生機器や自動車、産業機器等の幅広い分野で使用されているため、特定業界の景気動向による影響を受けにくい傾向にありますが、景気変動に伴う個人消費や企業の設備投資の動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの主力製品である抵抗器において、自動車向けの販売比率が高まってきており、自動車の販売台数や技術動向の変化による当社グループへの影響について注視が必要です。 (11) 気候変動について 近年、世界中で異常気象や自然災害による被害が甚大化し、気候変動への対応は企業経営の大きな課題となっています。当社グループでは、気候関連財務情報開示タスクフォース提言に準じて、気候変動がグループの財務に及ぼす影響について分析を行い、リスクの低減と機会の獲得のための対応を進めています。当社グループ事業に重大な影響を及ぼす主なリスクは、物理的リスクとして、生産拠点の豪雨災害による道路の寸断、サプライチェーンの物流停止に伴う売上高の減少、移行リスクとして、エネルギーコスト増加、燃料調整費や再エネ賦課金などの社会システム上避けられない負担の増加などがあります。
経営成績の分析 (MD&A)5,814字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社、連結子会社及び持分法適用会社(以下、「当社グループ」という。)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、回復と停滞が混在する不安定な状況が続きました。欧米のインフレの沈静化とともに景気持ち直しの兆しが見られた一方で、高水準の金利政策の継続による投資の抑制や、地政学的リスクも経済活動の重しとなり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループの属する電子部品業界におきましては、カーボンニュートラルの実現に向け環境対応車への移行が進んでおり、中長期的には自動車向け市場の拡大が見込まれております。当期においては全体として需要は緩やかに回復しました。 このような環境のもと、当社グループは2030ビジョンの実現に向けた取り組みを3つのフェーズに分けて進めており、2025年度からはフェーズ2である「2027中期経営計画(2025年~2027年)」の目標達成に向けて、「ROIC経営を軸に利益成長と効率向上を実現する」ことをコンセプトに掲げ、製品ポートフォリオ戦略、技術戦略、ならびに企業体質の強化に注力してまいりました。 販売面におきましては、為替が円安傾向で推移し、在庫調整の影響を受けていた産業機器向け需要が回復したことに加え、中国を中心とした自動車向けや、アジアのデータセンターなどのAI関連機器向け需要が堅調に推移したこと等により、当連結会計年度の売上高は72,287百万円(前年同期比8,166百万円増、12.7%増)となりました。 利益面におきましても、原材料価格の上昇がありましたが、売上の増加等により、営業利益3,646百万円(前年同期比2,470百万円増、210.0%増)、材料作業屑処分益530百万円、補助金収入662百万円等を計上したことにより、経常利益5,223百万円(前年同期比3,979百万円増、320.1%増)、また、保有有価証券の一部売却により投資有価証券売却益209百万円を計上した一方、固定資産処分損54百万円、減損損失114百万円等を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は3,951百万円(前年同期比3,690百万円増)となりました。 セグメントの経営成績は、日本においては売上高57,842百万円(前年同期比6,204百万円増、12.0%増)、セグメント利益1,335百万円(前期はセグメント損失1,056百万円)、アジアにおいては売上高38,549百万円(前年同期比4,762百万円増、14.1%増)、セグメント利益1,549百万円(前年同期比156百万円増、11.2%増)、アメリカにおいては売上高11,503百万円(前年同期比540百万円増、4.9%増)、セグメント利益113百万円(前年同期比134百万円減、54.2%減)、ヨーロッパにおいては売上高13,801百万円(前年同期比1,676百万円増、13.8%増)、セグメント利益587百万円(前年同期比114百万円増、24.2%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,610百万円増加し、当連結会計年度末には27,410百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により増加した資金は9,069百万円(前連結会計年度は8,101百万円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益5,264百万円の計上、減価償却費7,096百万円の非資金項目の調整等によるものです。主な減少要因は、売上債権の増加1,621百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により減少した資金は7,061百万円(前連結会計年度は23,939百万円の減少)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出7,489百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により減少した資金は510百万円(前連結会計年度は11,252百万円の増加)となりました。主な減少要因は、長期借入金の返済による支出3,204百万円等によるものです。主な増加要因は、長期借入れによる収入4,007百万円等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 日本   51,030   115.3 アジア   21,124   109.7 アメリカ   157   185.6 ヨーロッパ   -   - 合計   72,311   113.7 (注)1.金額は、販売価格によっております。 2.上記の金額には、商品仕入を含んでおります。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 日本   23,666   120.4   5,923   131.5 アジア   25,587   123.5   4,132   125.3 アメリカ   12,187   112.7   2,403   141.1 ヨーロッパ   14,008   114.1   1,204   120.8 合計   75,449   118.9   13,664   130.1 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 日本   22,247   111.0 アジア   24,751   117.9 アメリカ   11,487   104.8 ヨーロッパ   13,801   113.8 合計   72,287   112.7 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の当社グループの資産は、有形固定資産等の増加により、前連結会計年度末と比べて10,185百万円増加し、当連結会計年度末は151,550百万円となりました。 当連結会計年度の負債は、支払手形及び買掛金等の減少により、前連結会計年度末と比べて281百万円減少し、当連結会計年度末は62,973百万円となりました。 当連結会計年度の純資産は、為替換算調整勘定等の増加により、前連結会計年度末と比べて10,466百万円増加し、当連結会計年度末は88,577百万円となりました。 売上高は、72,287百万円(前年同期比8,166百万円増、12.7%増)となりましたが、この要因としましては、日本や欧州で顧客の在庫調整が進むとともに、中国を中心とした自動車向けや、アジアのデータセンターなどのAI関連機器向けの需要が堅調に推移したことによります。 利益面におきましては、営業利益は3,646百万円(前年同期比2,470百万円増、210.0%増)となりましたが、この要因は、中国、マレーシアの新工場建設による減価償却費等の固定費の増加や、下期には金属相場の高騰による減益影響がありましたが、前述した売上高の増加や、徹底した設備投資、経費の抑制を実施した結果によるものと分析しています。経常利益は、5,223百万円(前年同期比3,979百万円増、320.1%増)となりましたが、この要因は、前述の営業利益の増加に加え、設備投資に対する補助金収入や為替差益などの営業外収益が増加したことによるものと分析しています。親会社株主に帰属する当期純利益は、3,951百万円(前年同期比3,690百万円増)となりましたが、この要因は、法人税等1,312百万円を計上したことによるものと分析しています。 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、当社グループは、ROE(自己資本利益率)6.2%、ROIC(投下資本利益率)4.7%を目標値とした、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定し「ROIC経営を軸に利益成長と効率向上を実現する」ことをコンセプトに掲げ、製品ポートフォリオ戦略、技術戦略、ならびに企業体質の強化に注力しております。当連結会計年度におけるROEは4.7%(前年同期比4.4ポイント改善)、ROICは2.1%(前年同期比1.9ポイント改善)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための原材料の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。当社グループの研究開発費は営業費用の一部として計上されていますが、研究開発に携わる従業員の人件費が主要な部分を占めています。研究開発費については、前連結会計年度の3,576百万円と比較し55百万円(1.5%)増加し、3,631百万円となりました。また、当社グループの投資資金需要のうち主なものは、注力する製品の生産能力拡大、新製品の開発、国内外の製造拠点での品質や生産性向上等のための設備投資です。当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度の25,510百万円と比較し、17,872百万円(70.1%)減少し、7,638百万円となりました。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。このため、当社グループの運転資金及び設備投資資金は、主として自己資金により充当し、必要に応じて金融機関からの借入れによる資金調達を実施することとしています。設備投資に充当する資金調達の一環として、複数の金融機関との間でシンジケートローン契約を締結し借入れを実施しておりますが、これらの借入金について、営業活動から得られるキャッシュ・フローによって十分に完済できるとともに、引き続き今後の成長に必要となる資金を適切に調達することが可能であると考えています。また主要な取引金融機関とは良好な取引関係を維持しており、安定的な資金調達が適時実施可能と認識しています。なお、当社は資金調達の機動性を高めるため、複数の金融機関との間に2,000百万円の借入枠(コミットメントライン)を設定しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 a. 貸倒引当金 当社グループは、債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については過年度実績率を基礎とした将来の貸倒予測率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。将来、顧客の財政状態が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。 b. 退職給付債務の算定 当社グループは確定給付制度を採用しております。退職給付債務及び勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、昇給率、期待運用収益率等の様々な計算基礎があり、当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 c. 繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の課税所得等を検討し、回収可能な範囲において資産計上しております。しかしながら、将来の課税所得等を検討し、繰延税金資産の全部または一部を将来回収できないと判断し法人税率が引き下げられた場合、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 d. 投資有価証券の減損処理 当社グループでは投資有価証券を保有しており、評価方法は市場価格のない株式等以外のものについては時価法を、市場価格のない株式等については原価法を採用しております。保有する有価証券につき、市場価格のない株式以外のものは株式市場の価格変動リスクを負っていること、市場価格のない株式等は投資先の業績状況等が悪化する可能性があること等から、合理的な基準に基づいて投資有価証券の減損処理を行っております。 当社グループでは投資有価証券について必要な減損処理をこれまでに行ってきておりますが、この基準に伴い、将来の市況悪化または投資先の業績不振等により、現状の簿価に反映されていない損失または簿価の回収不能が発生し、減損処理が必要となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。