概要
日本セラミックは、精密セラミック部品や各種センサ製品を開発・製造する電子部品メーカーである。1975年に鳥取県で創業し、超音波センサから焦電型赤外線センサへと製品領域を拡大。現在は自動車向けADASセンサやセキュリティ向けセンサを主力とし、売上高約273億円、営業利益率23%の高収益体質を持つ。東証プライム市場に上場、連結従業員1377名。
単一事業の電子部品メーカー
当社グループは、各種センサ製品とモジュール製品の研究開発・製造販売を単一事業として行う。セグメント区分はなく、全社が一体となって電子部品を供給する。製品は温度、圧力、加速度、超音波、焦電型赤外線など多種にわたり、主に自動車、産業機器、家電、防犯・警備向けに販売される。販売先の約22%は株式会社中外が占める。
高収益を実現する財務構造
2025年12月期の売上高は273億円、営業利益62億円、経常利益70億円、純利益70億円であった。営業利益率は22.8%と電子部品業界で高い水準にある。自己資本は500億円、ROEは12%超を目標とする。キャッシュフローは営業活動で48億円の収入を計上し、財務体質は堅調である。直近10年間で売上高は約1.7倍に成長した。
8カ国・地域に広がる生産販売網
本社・研究所は鳥取県鳥取市に集中するが、生産拠点は海外にも展開する。中国には上海日セラセンサ有限公司(出資55%)、昆山日セラ電子器材有限公司(2025年清算)、フィリピンにNICERA PHILIPPINES INC.、英国にNICERA EUROPEAN WORKS LTD.、香港にNICERA HONG KONG LTD.を持つ。米国子会社は2024年9月に清算済みである。営業所は東京、大阪に設置。
休眠子会社を含むグループ構成
連結子会社は8社で構成される。製造子会社として日セラテック株式会社(休眠中)、販売子会社として日セラマーケティング株式会社(休眠中)がある。海外子会社は上述の通り。これらを統括する親会社である日本セラミックが全株式を所有する。グループ全体で研究開発から生産、販売までを一貫して行う体制を持つ。
業界の中での役割は電子部品メーカー(センサ・モジュール)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01電子部品(センサ・モジュール)主力
各種センサ製品、モジュール製品などの電子部品及び関連製品の研究開発・製造販売を単一事業として行う。顧客業界は自動車、産業機器、家電など多岐にわたるが、セグメント区分なし。
- センサ製品
- 温度センサ、圧力センサ、加速度センサなど多種。自動車、産業機器向け。
- モジュール製品
- センサを組み込んだモジュール。顧客要求に応じて設計・製造。
製品と技術
自動車の安全を支えるセンサ群
車載向けセンサは同社の主力製品である。温度センサ、圧力センサ、加速度センサなどを自動車メーカーや部品サプライヤーに供給。特にADAS(先進運転支援システム)向けセンサの需要が堅調で、2025年12月期の売上増加に貢献した。自動車生産台数の回復も追い風となった。これらのセンサは高い信頼性が求められ、同社の精密セラミック技術が活かされている。
防犯・セキュリティ向けセンサ
焦電型赤外線センサは人間の体温を検知し、防犯警報システムや自動ドアなどに使われる。同社は1979年に開発、米国特許を取得し、世界的なシェアを持つ。さらにガラス破壊検知センサや超音波センサも防犯分野で用いられる。2025年12月期はセキュリティ向け製品の販売拡大が売上増に寄与した。これらのセンサは省電力で高感度なのが特長である。
モジュール製品とカスタム設計
センサ単体だけでなく、センサを組み込んだモジュール製品も開発・製造する。顧客の要求に応じて回路設計や筐体設計を行い、完成品として納入する。例えば、照明・家電向けの人感センサモジュールや、産業機械向けの振動監視モジュールなどがある。モジュール化により顧客の設計負担を軽減し、付加価値を高めている。生産は国内外拠点で柔軟に対応する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
電子部品用セラミックで中堅、高収益体質
同社は電子部品向けセラミック製品を主力とする中堅メーカー。売上高約250億円と業界内での規模は小さく、日清紡ホールディングスなど大手に次ぐポジション。しかし営業利益率20%超と高収益であり、ニッチ分野での競争優位を持つ。一方、イビデンなどは電子基板で規模が大きく、同社は製品特化型。近年は売上高が増加傾向にあり、財務体質も良好。業界内でのシェア拡大と新規用途開拓が成長の鍵。
強み
- 営業利益率20%超と業界平均を上回る高収益を達成しており、コスト競争力がある。
- 特定の電子部品向けセラミックに特化し、高い技術力でシェアを確保している。
- 電子機器の需要に支えられ、売上高が安定的に成長している。
- 無借金経営または低負債で、財務基盤が堅固である。
課題
- 特定の電子部品向けに依存するため、需要減退時に大きな影響を受ける。
- 日清紡やイビデンなど大手が同分野に参入した場合、競争激化が懸念される。
- 急速な技術進歩に対応するための研究開発投資が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
受動部品・センサの時価総額近傍。太字が日本セラミック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6941山一電機 | 1,642億円 | 15.3倍 |
| 2 | 6804ホシデン | 1,544億円 | 8.8倍 |
| 3 | 6810マクセル | 1,194億円 | 12.6倍 |
| 4 | 6914オプテックスグループ | 1,189億円 | 14.5倍 |
| 5 | 6727ワコム | 1,137億円 | 11.9倍 |
| 6 | 6929日本セラミック | 1,017億円 | 14.5倍 |
| 7 | 6961エンプラス | 939億円 | 16.6倍 |
| 8 | 6800ヨコオ | 892億円 | 22.5倍 |
| 9 | 6999KOA | 825億円 | 20.7倍 |
| 10 | 6794フォスター電機 | 741億円 | 13.4倍 |
| 11 | 6908イリソ電子工業 | 683億円 | 16.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。
会社の歴史
沿革 33件
超音波センサから出発した創業期(1975-1979)
1975年6月、鳥取市に資本金500万円で日本セラミック株式会社を設立。直ちに超音波センサを開発し販売を開始。同年11月には三洋電機と共同でテレビ遠隔操作器具の量産を開始した。1978年には防犯・警備用超音波センサを開発し、米国市場への輸出を開始。1979年には焦電型赤外線センサの開発に成功し、センサ専業メーカーとしての基盤を固めた。
特許取得と本社移転の1980年代
1980年に本社・工場を鳥取市雲山へ移転。1982年に超音波送受信具の米国特許を取得、1984年には焦電型赤外線センサの米国特許を取得した。1986年には上海に合弁会社を設立し、中国生産に進出。1988年にガラス破壊検知センサ、1989年に3スペクトル炎センサを開発。同年、高品質ソフトフェライトの量産を開始した。米国特許を複数取得し技術力を強化した時代である。
株式上場と海外子会社設立の1990年代
1990年11月に大阪証券取引所市場新二部に上場。1992年には同市場第二部に指定替え。1994年には英国のCHARTLAND SENSOR LTD.の全株を取得し欧州拠点とした。1995年には中国昆山に独資会社を設立。1998年に香港子会社、米国カリフォルニアに子会社を設立し、グローバル販売網を整備した。同年には国内子会社日セラテックを設立。
証券市場の統合と第一部昇格の2000年代
2000年3月、東京証券取引所と広島証券取引所の合併により東証第二部に上場。同年12月には東証・大証の第一部に指定替えとなった。2001年にはフィリピンに生産子会社を設立し、東南アジア生産拠点を確保。2008年には新社屋「日セラテクニカルセンタ」を新設し本店所在地を現在の鳥取市広岡に変更。2009年には日セラ先進技術開発研究所を新設した。
プライム市場移行と近年の動き(2014-2025)
2014年に東京営業所を港区芝浦に移転。2022年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行した。2024年9月には米国子会社NICERA AMERICA CORP.を清算。2025年7月には中国昆山の子会社を清算し、経営資源の集中を図った。フィリピンでは新工場建設を進め、成長分野への投資を継続している。2025年12月期には売上高273億円、純利益70億円を達成した。
技術蓄積と特許ポートフォリオ
創業以来、超音波センサ、焦電型赤外線センサで複数の米国特許を取得。1982年の超音波送受信具、1984年と1989年の焦電型赤外線センサの特許は事業の基盤となった。これらの特許は防犯・自動車分野での競争力を支えた。また、高品質ソフトフェライトの量産技術も独自開発。特許とノウハウの蓄積が、現在の高い収益性の源泉である。
年表33件を開く
1970年代
- 1975年6月日本セラミック㈱を設立。(鳥取県鳥取市安長380番地1 資本金5百万円)超音波センサを開発し、販売開始。
- 1975年11月三洋電機㈱と共同開発したテレビ遠隔操作器具の量産開始。
- 1978年12月防犯、警備用超音波センサを開発、アメリカ市場との取引開始。
- 1979年12月焦電型赤外線センサを開発。
1980年代
- 1980年7月鳥取県鳥取市雲山372番地4に本社、工場を移転。
- 1982年7月超音波送受信具の米国特許を取得。
- 1983年7月鳥取県鳥取市南栄町15番地2に本社を移転、工場増設。
- 1984年3月焦電型赤外線センサの米国特許を取得。
- 1984年12月東京都江東区に東京営業所を設置。(現在:東京都港区芝浦1丁目3番地3)
- 1986年9月中国上海市に合弁会社上海日セラセンサ有限公司を設立。(当社出資比率50% 現在55%)
- 1988年7月ガラス破壊検知センサを開発。
- 1989年1月高品質ソフトフェライトの量産開始。焦電型赤外線センサの米国特許を取得。
- 1989年2月3スペクトルの炎センサを開発。
- 1989年7月東南アジアの販売拠点として香港に香港駐在所を設置。
- 1989年9月本社工場を増築。
1990年代
- 1990年11月上場大阪証券取引所市場新二部(特別指定銘柄)へ株式を上場。
- 1991年5月大阪市都島区に大阪営業所を設置。(現在:大阪府大阪市淀川区西中島3丁目8番地15)
- 1992年6月大阪証券取引所市場第二部へ指定替。
- 1994年5月CHARTLAND SENSOR LTD.(現:NICERA EUROPEAN WORKS LTD.)の株式を全株取得。(英国サザンプトン)
- 1995年6月創業中国江蘇省昆山市に独資会社昆山日セラ電子器材有限公司を設立。(当社出資比率100%)(2025年7月清算)
- 1998年3月鳥取県鳥取市に子会社日セラテック㈱を設立。(当社出資比率100%)
- 1998年5月香港に子会社NICERA HONG KONG LTD.を設立。(当社出資比率100%)同時に香港駐在所を廃止。
- 1998年11月米国カリフォルニア州に子会社NICERA AMERICA CORP.を設立。(当社出資比率100%)(2024年9月清算)
- 1999年11月上場広島証券取引所へ株式を上場。
2000年代
- 2000年3月上場東京証券取引所と広島証券取引所との合併により東京証券取引所市場第二部へ株式上場。
- 2000年8月大阪営業所を移転。(大阪府大阪市淀川区西中島3丁目8番地15)
- 2000年12月東京証券取引所及び大阪証券取引所の市場第一部へ指定替。
- 2001年1月フィリピンスービックベイに子会社NICERA PHILIPPINES INC.を設立。(当社出資比率100%)
- 2008年1月新社屋「日セラテクニカルセンタ」を新設。併せて本店所在地を変更。(鳥取県鳥取市広岡176番地17)同時に本社工場を南栄工場(現在:南栄事業所)に名称変更。
- 2009年4月M&A日セラ先進技術開発研究所を新設し、八東研究所を統合。(鳥取県鳥取市広岡204番地8)
- 2009年5月日セラテクニカルセンタ生産棟を増設。(鳥取県鳥取市広岡176番地19)
2010年代
- 2014年7月東京営業所を移転。(東京都港区芝浦1丁目3番地3)
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE(自己資本利益率)2028年12月期まで12%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
新事業分野の開拓
電子部品メーカーとして蓄積した技術・人的・生産ノウハウを活かし、常に新しい事業分野を開拓する。
- 02
センサ分野でのシェア拡大と新用途開発
世界トップシェアのセンサ分野で、更なるシェア向上と新しい用途開発を強力に推進する。
- 03
人に優しい製品開発と環境配慮
自社センサ製品を活用し、便利で安全・安心な製品を開発するとともに、環境負荷低減と資源有効活用を推進する。
- 04
コスト競争力強化と生産最適化
設計段階からのコスト分析徹底、国内外の競争力ある地域での生産、自動化・合理化による生産性向上とコスト削減を図る。
- 05
資本効率重視と人材育成
ROE・PBR・資本コスト・キャッシュフローを意識した経営、在庫削減、成長投資、株主還元、社内研修を通じた人材育成に注力する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,377人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は421万円で、9期前と比べて+3.7%。平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は12.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 1,485 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 1,378 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 1,370 | — |
| 2019年12月 | 406 | 43.0 | 16.3 | 1,422 | — |
| 2020年12月 | 369 | 43.0 | 16.0 | 1,478 | — |
| 2021年12月 | 400 | 42.9 | 16.0 | 1,396 | — |
| 2022年12月 | 403 | 43.1 | 15.7 | 1,311 | — |
| 2023年12月 | 387 | 41.0 | 13.4 | 1,504 | — |
| 2024年12月 | 396 | 40.9 | 13.7 | 1,456 | 343 |
| 2025年12月 | 421 | 40.2 | 12.7 | 1,377 | 450 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 3 / 海外 2、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内NICERA EUROPEAN WORKS LTD.イギリス サザンプトン · 連結子会社議決権100.0%
- 海外NICERA HONG KONG LTD.香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外NICERA PHILIPPINES INC. (注)1フィリピン スービックベイ · 連結子会社議決権100.0%
- 国内上海日セラセンサ有限公司(注)1中華人民共和国 上海市 · 連結子会社議決権55.0%
- 国内昆山科尼電子器材有限公司(注)2中華人民共和国 江蘇省昆山市 · 連結子会社議決権75.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は273億円、営業利益は62億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.2%、利益が+24.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 280億円 | 273億円 |
| 営業利益 | 65億円 | 62億円 |
| 純利益 | 47億円 | 70億円 |
| 1株あたり配当 | ¥165 | ¥165 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は137億円、営業利益は31億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−3.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 58 | 10 | 17.2 | 10 |
| 2023年2Q | 61 | 12 | 19.7 | 10 |
| 2023年3Q | 66 | 13 | 19.7 | 10 |
| 2023年4Q | 59 | — | — | 7 |
| 2024年1Q | 57 | 10 | 17.5 | 9 |
| 2024年2Q | 64 | 12 | 18.8 | 11 |
| 2024年4Q | 129 | 28 | 21.7 | 22 |
| 2025年2Q | 137 | 32 | 23.4 | 42 |
| 2025年4Q | 136 | 30 | 22.1 | 28 |
| 2026年2Q | 137 | 31 | 22.6 | 26 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は161億円から273億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は22.7%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 161 | — | 23 | — | 15 |
| 2013年12月 | 185 | — | 24 | — | 14 |
| 2014年12月 | 206 | — | 26 | — | 16 |
| 2015年12月 | 202 | — | 26 | — | 17 |
| 2016年12月 | 195 | — | 31 | — | 21 |
| 2017年12月 | 198 | — | 34 | — | 24 |
| 2018年12月 | 195 | — | 41 | — | 29 |
| 2019年12月 | 186 | — | 36 | — | 27 |
| 2020年12月 | 171 | — | 30 | — | 21 |
| 2021年12月 | 214 | — | 39 | — | 28 |
| 2022年12月 | 233 | — | 49 | — | 50 |
| 2023年12月 | 244 | — | 53 | — | 37 |
| 2024年12月 | 250 | 50 | 58 | 20.0 | 42 |
| 2025年12月 | 273 | 62 | 70 | 22.7 | 70 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高273億円のうち、営業利益として残るのは62億円で22.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は70億円、売上の25.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.5%187億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.4%23億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.7%62億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが49億円、投資CFが−42億円で、差し引きのフリーCFは7億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は201億円で、売上の8.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 26 | −53 | −9 | −27 | 87 |
| 2013年12月 | 16 | −75 | 54 | −59 | 84 |
| 2014年12月 | 20 | −30 | −7 | −10 | 67 |
| 2015年12月 | 21 | 73 | −19 | 94 | 143 |
| 2016年12月 | 37 | 40 | −20 | 77 | 195 |
| 2017年12月 | 49 | −9 | −16 | 40 | 217 |
| 2018年12月 | 35 | −13 | −14 | 22 | 223 |
| 2019年12月 | 41 | −2 | −35 | 39 | 226 |
| 2020年12月 | 29 | 1 | −40 | 30 | 216 |
| 2021年12月 | 37 | −23 | −39 | 14 | 193 |
| 2022年12月 | 51 | −47 | −63 | 4 | 137 |
| 2023年12月 | 52 | −2 | −31 | 50 | 157 |
| 2024年12月 | 65 | 86 | −64 | 151 | 248 |
| 2025年12月 | 49 | −42 | −54 | 7 | 201 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は564億円。このうち返さなくてよい自己資本が500億円で、自己資本比率は84.4%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 448 | 408 | 40 | 87.0 |
| 2013年12月 | 554 | 431 | 123 | 73.9 |
| 2014年12月 | 585 | 462 | 123 | 74.8 |
| 2015年12月 | 568 | 445 | 123 | 74.4 |
| 2016年12月 | 553 | 482 | 71 | 83.7 |
| 2017年12月 | 573 | 528 | 45 | 88.7 |
| 2018年12月 | 571 | 530 | 41 | 89.4 |
| 2019年12月 | 556 | 518 | 38 | 89.7 |
| 2020年12月 | 539 | 499 | 40 | 89.2 |
| 2021年12月 | 564 | 509 | 55 | 86.6 |
| 2022年12月 | 590 | 509 | 81 | 82.7 |
| 2023年12月 | 579 | 526 | 53 | 87.1 |
| 2024年12月 | 583 | 522 | 61 | 85.5 |
| 2025年12月 | 564 | 500 | 63 | 84.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で224社中11位あたり、逆に低いのは売上成長率で224社中60位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,735で、1年前と比べて+21.2%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.5倍 |
| PER (会社予想) | 16.6倍 |
| PBR | 1.68倍 |
| 配当利回り | 4.42% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で-5.1%下落し、本日は-1.7%で3650円。週足では52週高値4280円から調整が続き、25日線(3760.6円)を下回っている。52週安値2852円からは+28%と高水準だが、上昇トレンドは一服。出来高は増加傾向で、売り圧力が強まっている。RSIは43.6と中立よりやや弱い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは11.2倍と業界平均(28.3倍)を大幅に下回り、PBRは1.72倍で同平均(2.11倍)より低い。ROEは14.4%と高く、収益は増収増益基調で業績好調。配当利回り3.36%は業界平均(1.88%)を上回り、配当性向49%とバランスが良い。総合的に割安と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.5倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 16.6倍 | — |
| PBR | 1.68倍 | 2.58倍 |
| ROE | 14.4% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
強気派は、半導体製造装置向け需要の拡大と高収益体質(営業利益率20%超)を評価。弱気派は、半導体市況の変動リスクや特定顧客への依存を懸念。争点は、同社の技術優位性が半導体のサイクルを乗り越え、持続的な成長を実現できるか。
- 半導体投資拡大の追い風
世界的な半導体工場建設需要で、装置向け部品需要が増加。
- 高収益体質の継続
2024年12月期営業利益率20%超、2025年は22.71%見込み。
- ROE14.4%と資本効率良好
自己資本利益率が高く、株主価値向上に貢献。
- 電子部品需要拡大でFY2025期営業利益62億円2025年12月期影響強
売上273億、営業利益率22.7%と堅調
- 高配当利回り3.4%で下支え継続影響弱
配当性向向上で増配余地、株主還元姿勢
- 自動車向けセラミック部品の需要増2025年下期影響中
EV向け絶縁部品の受注拡大で売上300億超
- 新規顧客開拓による収益多様化継続影響弱
産業機器向け新製品投入で売上拡大
- 半導体市況の変動リスク
半導体サイクルの低迷期には受注が減少し、業績が悪化。
- 特定顧客・製品依存
主要顧客への売上集中や特定製品への依存がリスク。
- 株価上昇後の割高感
1年間で33%上昇、PER11倍と割高感はないが、バリュエーション拡大余地に疑問。
- 原材料コスト上昇による利益圧迫継続影響中
セラミック原料高で営業利益率22.7%から低下リスク
- 中国企業との競争激化不定影響中
低価格品の流入で販売価格低下、シェア維持困難
- 為替変動による輸出収益悪化不定影響中
円高進行で海外売上高の円換算額減少
- 業績予想未達による失望売り決算発表後影響弱
市場期待に対し下振れリスク
- 半導体関連売上高
- 主要市場の動向を直接反映。
- 営業利益率
- 高収益体質の維持を確認。
- 受注残高
- 将来の売上高の先行指標として重要。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり165円で、前期から+32.0%。いまの株価に対する利回りは4.42%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 50 | — | 141.6 |
| 2017年12月 | 50 | 0.0 | 81.3 |
| 2018年12月 | 70 | 40.0 | 97.0 |
| 2019年12月 | 70 | 0.0 | 102.3 |
| 2020年12月 | 70 | 0.0 | 97.0 |
| 2021年12月 | 100 | 42.9 | 121.5 |
| 2022年12月 | 125 | 25.0 | 68.4 |
| 2023年12月 | 100 | −20.0 | 46.5 |
| 2024年12月 | 125 | 25.0 | 81.8 |
| 2025年12月 | 165 | 32.0 | 49.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥165
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ8,873人。区分でいちばん多いのは個人・その他で39.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.1%を占め、残る56.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 18.9 | 20.5 | 27.5 | 30.1 | 38.8 | 39.7 |
| 金融機関 | 28.6 | 28.5 | 26.0 | 24.2 | 22.3 | 23.2 |
| 自己株式 | 5.4 | 7.9 | 13.3 | 13.4 | 19.0 | 22.2 |
| 事業法人 | 19.7 | 19.6 | 19.6 | 19.9 | 20.1 | 19.9 |
| 外国法人 | 31.1 | 29.9 | 24.8 | 24.3 | 15.3 | 15.4 |
| 証券会社 | 1.8 | 1.4 | 2.1 | 1.4 | 3.6 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 谷口興産㈲ | 13.89 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 11.80 |
| 03 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 5.67 |
| 04 | 日セラ興産㈱ | 4.09 |
| 05 | ㈱山陰合同銀行(常任代理人㈱日本カストディ銀行) | 3.83 |
| 06 | SG/UCITS V/INV(常任代理人香港上海銀行東京支店) | 2.27 |
| 07 | 川﨑 晴子 | 1.80 |
| 08 | 谷口 真一 | 1.67 |
| 09 | ㈲山本自動車 | 1.27 |
| 10 | PERSHING-DIV.OF DLJ SECS.CORP.(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-28谷口 真一変更報告1.67%
- 2026-05-15谷口 真一新規の大量保有報告1.67%
- 2026-04-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告5.04%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+415%、1株純資産は14期で+41%。直近期のROEは14.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 63 | 1,596 | 4.1 | 20.7 | 56.8 |
| 2013年12月 | 61 | 1,760 | 3.6 | 26.8 | 70.2 |
| 2014年12月 | 70 | 1,881 | 3.9 | 25.5 | 65.9 |
| 2015年12月 | 75 | 1,861 | 4.0 | 25.7 | 216.5 |
| 2016年12月 | 88 | 1,819 | 4.8 | 22.6 | 141.6 |
| 2017年12月 | 90 | 1,865 | 4.9 | 32.1 | 81.3 |
| 2018年12月 | 108 | 1,876 | 5.8 | 21.9 | 97.0 |
| 2019年12月 | 101 | 1,870 | 5.4 | 26.9 | 102.3 |
| 2020年12月 | 82 | 1,867 | 4.4 | 35.3 | 97.0 |
| 2021年12月 | 111 | 1,948 | 5.8 | 25.4 | 121.5 |
| 2022年12月 | 206 | 2,066 | 10.3 | 11.5 | 68.4 |
| 2023年12月 | 157 | 2,139 | 7.4 | 17.9 | 46.5 |
| 2024年12月 | 181 | 2,262 | 8.3 | 14.1 | 81.8 |
| 2025年12月 | 325 | 2,246 | 14.4 | 11.6 | 49.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 谷口真一 | 代表取締役社長 | 53 | 455,000 |
| 川﨑晴子 | 取締役 | 61 | 489,000 |
| 上田正輝 | 取締役(常勤監査等委員) | 56 | 3,000 |
| 田村康明 | 取締役(監査等委員) | 92 | — |
| 瀬古智昭 | 取締役(監査等委員) | 55 | — |
| 池原浩一 | 取締役(監査等委員) | 48 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 40 | 37 | 78 | 39 |
| 取締役(社内) | 1 | 7 | — | 7 | 7 |
| 社外取締役 | 3 | 4 | — | 4 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容238字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,504字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,823字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,108字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第52期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第51期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第50期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第50期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-15
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-24
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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