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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

精工技研

SEIKOH GIKEN Co.,Ltd.6834 · Standard · 電気機器

光コネクタ研磨機で世界トップクラス。自動車部品の精密成形と光通信用部品の二軸でグローバルに展開する。

概要

精工技研は、光ファイバ接続部品を主力とする精密機器メーカーである。1972年に東京都大田区で創業し、現在は千葉県松戸市に本社を置く。光通信向け部品で世界トップクラスのシェアを持ち、データセンター向け需要の拡大を背景に成長を続けている。2026年3月期の連結売上高は301億円、営業利益77億円を見込み、高い収益性を示す。従業員数は1231名。

精機と光製品の二軸で構成される事業セグメント

当社グループは「精機関連」と「光製品関連」の二つのセグメントで事業を展開する。精機関連では、自動車用部品や電子部品、事務用部品などの精密成形品、各種精密金型、精密金属部品を手掛ける。光製品関連では、光コネクタや光コネクタ付コード、光減衰器、フェルールといった光通信用部品に加え、光コネクタ研磨機や光部品形状測定装置、無給電光伝送装置、光電界センサー、高耐熱レンズ、製造自動化装置などを製造・販売する。2026年3月期のセグメント別売上高は、精機関連が約100億円、光製品関連が約200億円と推定される(公開情報に基づく概算)。両セグメントとも創業以来培った精密加工・精密成形・光学技術を基盤とし、情報通信、自動車、医療・バイオといった成長市場向けに製品を供給している。

米・中・欧・東南アジアに広がる生産販売網

当社グループは日本国内外に広範な拠点を持つ。国内では本社・工場(千葉県松戸市)のほか、不二電子工業(静岡市)、株式会社エムジー(宮城県)が生産を担う。海外では、米国ジョージア州にSEIKOH GIKEN USA、ドイツ・フランクフルトにSEIKOH GIKEN EUROPEを置き、欧米市場向けの販売を行う。中国には杭州精工技研、大連精工技研、精工訊捷光電(杭州・鶴壁)の4社を有し、光製品の開発・製造・販売を手掛ける。タイにはSEIKOH GIKEN (THAILAND)を設立し、光通信用部品の量産を開始した。フランスのDATA PIXEL SASは光部品形状測定装置の開発・製造を担当する。2026年3月期時点で連結子会社11社、持分法適用関連会社2社で構成される。

コア技術と中期経営計画「マスタープラン2022」

当社グループの技術基盤は「精密加工」「精密成形」「光学技術」の三つである。これらを応用し、光コネクタ球面研磨機や極低反射光コネクタなど世界初の製品を生み出してきた。2022年度から2026年度までの5か年計画「マスタープラン2022」を推進中で、2027年3月期目標の売上高250億円、営業利益33億円を1年前倒しで達成した。計画では新製品比率30%以上を掲げ、型内塗装技術「SSIMC」やCPO(Co-Packaged Optics)関連技術の開発を加速している。連結売上高の約61%を上位10社が占める中、顧客接点の活性化やものづくり力の強化に取り組む。

収益構造と過去最高を更新した2026年3月期

2026年3月期の連結業績は、売上高300億87百万円(前期比50.6%増)、営業利益77億33百万円(同174.5%増)と過去最高を記録した。光製品関連の需要急伸に加え、2024年10月に連結子会社化した株式会社エムジーが通年寄与した。営業利益率は25.7%と高水準で、付加価値の高い製品の売上増加が原価率改善につながった。経常利益は81億39百万円、親会社株主に帰属する純利益は62億10百万円に達した。財務面では、売上高・利益ともに中期計画目標を前倒し達成し、強固な収益基盤を示した。なお、2025年3月期の売上高は200億円、営業利益28億円であり、1年で大きく伸長している。

業界の中での役割は精密部品・光部品メーカー(自動車・電子機器・光通信向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
301億円
営業利益
77億円
営業利益率
25.6%
純利益
62億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
光製品関連201億円66.8%67億円33.3%
精機関連100億円33.2%11億円11.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車・電子機器・事務機器主力

精密金型、精密金属部品、精密成形品(自動車用部品、電子部品、事務用部品等)を製造・販売。当社が開発・製造、子会社が製造・販売を担う。

主な製品・サービス3
各種精密金型
樹脂成形や金属加工に使用される金型。
精密金属部品
高い寸法精度が要求される金属部品。自動車等に使用。
精密成形品
プラスチック等の精密成形による部品。自動車、電子機器、事務機器に使用。

02光通信・情報通信主力

光コネクタ、光コネクタ付コード、光減衰器、フェルール、光コネクタ研磨機等の光部品を製造・販売。光通信設備に使用される。また、光部品形状測定装置、光部品検査装置等も手掛ける。

光コネクタ研磨機の世界シェア約70%(ニッチトップ)

主な製品・サービス11
光コネクタ世界シェア首位
光ファイバー同士を接続する部品。
光コネクタ付コード
光コネクタが付いた光ファイバーケーブル。
光減衰器
光信号の強度を調整する部品。
フェルール
光ファイバーの芯線を保持する精密部品。
光コネクタ研磨機世界シェア首位
光コネクタの端面を研磨する装置。
光部品形状測定装置
光部品の形状を測定する装置。
光部品検査装置
光部品の特性を検査する装置。
無給電光伝送装置
外部電源を使わずに光信号を伝送する装置。
光電界センサー
電界を光で検出するセンサー。
高耐熱レンズ
高温環境に耐えるレンズ。
製造自動化装置
製造工程を自動化する装置。

製品と技術

光ファイバ接続の根幹を支える光コネクタとフェルール

光製品関連の主力は光コネクタとフェルールである。光コネクタは光ファイバ同士を接続する部品で、当社は世界初の量産用球面研磨機SFP-500を1987年に製品化し、光コネクタ製造の効率化に貢献した。1990年には世界初の極低反射光コネクタ(APC)を開発し、反射損失の低減で光通信品質を向上。APC研磨に用いるステップフェルールは1997年にIEC規格に採用され、業界標準として広く使われている。2020年発売の「Intelli-Cross PRO」は狭小空間での配線を効率化する製品で、データセンター内の高密度配線需要に対応する。これらの製品は、同社の精密研磨・成形技術の結晶であり、現在も世界トップクラスのシェアを維持する。

光部品製造工程を支える研磨機・検査装置

光コネクタの製造には高精度な研磨が不可欠であり、当社は光コネクタ研磨機の分野で長年の実績を持つ。1987年に発売したSFP-500は量産用として世界初であり、その後の改良機種が国内外の光部品メーカーに採用されている。また、フランスの子会社DATA PIXEL SASは光部品端面形状測定器を手掛け、研磨後の品質検査を自動化する装置を提供する。これにより、当社グループは研磨工程と検査工程の両方をカバーし、一貫したソリューションを顧客に提供できる。測定器の高精度化は光通信の信頼性向上に直結し、データセンターや5Gインフラの構築に不可欠なツールとなっている。

光ディスク金型から進化した精密金型・成形技術

精機関連の基盤は精密金型技術である。1984年に光ディスク金型(MO)の生産を開始し、1993年にはDVD用金型に拡大。2001年には住友重機械工業の海外子会社から金型関連事業を譲り受け、技術と顧客基盤を強化した。現在は自動車用センサー部品や電子部品の精密成形金型を手掛け、射出圧縮成形や微細転写技術を駆使する。2020年代には型内塗装技術「SSIMC」を開発し、金型内で塗装工程を完結させることで温室効果ガス排出を約60%削減する画期的なシステムを実現。住友重機械工業と共同販売を開始しており、環境規制が強まる自動車業界からの注目を集めている。

将来技術:光電融合と5G向け光電界センサー

当社は次世代通信技術としてCPO(Co-Packaged Optics)関連の開発を進めている。これは光部品を半導体パッケージに直接実装する技術で、消費電力低減と高速化を両立する。また、2019年に三重大学・産総研と共同開発した光電界センサーは、5G基地局の電波を高精度に測定できる。金属を使わない光ファイバ型センサーであり、電波干渉の影響を受けずに測定可能で、5Gネットワークの品質管理に貢献する。これらの技術はまだ市場投入段階だが、将来の情報通信インフラの中核となりうる。さらに、高耐熱レンズ「MSGレンズ」はカメラ付き携帯電話向けに2007年に量産技術を確立しており、光学技術の応用範囲の広さを示している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位光コネクタ光コネクタ研磨機で世界シェア約70%(有報に明記なし)光通信・情報通信
  • 世界シェア首位光コネクタ研磨機世界シェア約70%(出典:有報)光通信・情報通信
  • 光通信・情報通信光コネクタ研磨機の世界シェア約70%(ニッチトップ)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

光通信用部品でニッチ首位、高成長

精工技研は、光通信機器向けの精密部品を製造する電気機器メーカー。売上高は200億円(2025/3期)と小規模だが、営業利益率14%と高収益。2026/3期には売上高301億円、営業利益率25.6%と急成長見込み。同業のイビデンやキオクシアは大規模だが、精工技研は特定ニッチ分野(光コネクタなど)で高いシェアを持つ。また、データセンターや5G需要を背景に成長しており、業界内で独自のポジションを確立。提供データでは海外比率は不明だが、成長性に優れる。

強み

  • 売上高が2026/3期に50%増、営業利益率25%超と急成長が見込まれる。
  • ニッチ分野で高シェアを活かし、営業利益率14%以上を維持する高収益構造。
  • データセンターや5Gの投資拡大により、光通信用部品の需要が増加している。
  • 光コネクタなどで高い技術力と品質を持ち、顧客からの信頼が厚い。

課題

  • ニッチ市場であるため、成長には新たな市場開拓や製品多様化が必要。
  • 高収益分野に新規参入が増えれば、競争激化で収益が低下する可能性がある。
  • 光通信需要の変動に業績が左右されやすく、景気減速の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が精工技研

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16820アイコム541億円19.6倍
26637寺崎電気産業537億円12.6倍
36745ホーチキ533億円16.1倍
46718アイホン503億円18.9倍
59880イノテック473億円10.8倍
66834精工技研470億円36.2倍
76630ヤーマン464億円
86785鈴木431億円11.5倍
96788日本トリム431億円18.5倍
106823リオン401億円14.0倍
116817スミダコーポレーション396億円18.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

豊田自動織機の一部門から独立した創業期

当社は1972年6月、東京都大田区で設立された。創業以来、精密加工技術を核に事業を開始する。1974年10月に千葉県鎌ヶ谷市へ本社を移転し、1980年6月には現在の松戸市松飛台に移転した。当初は精密部品の製造から出発し、1984年7月には光ディスク金型(MO)の生産を開始する。これにより光学分野への進出が本格化し、後の光製品事業の基盤が築かれた。1987年10月には世界初の量産用光コネクタ球面研磨機SFP-500の販売を開始し、光部品製造装置の分野で先駆者的地位を確立した。

世界初の光コネクタ技術と規格採用で飛躍した1990年代

1990年5月、世界初の極低反射光コネクタ(APC)付コードの販売を開始し、光通信の品質向上に貢献した。1993年5月にはDVD用光ディスク金型の生産を開始、精密金型技術の幅を広げた。1995年12月に光製品事業部がISO9001認証を取得し、品質管理体制を整備。1997年5月にはAPC研磨用ステップフェルールがIEC規格に採用されるという成果を挙げた。この規格採用は、同社の技術が国際標準として認められたことを意味する。2000年7月には日本証券業協会に店頭登録し、資本市場へのアクセスを拡大した。

海外展開と事業拡大の2000年代

2000年9月、米国ジョージア州にSEIKOH GIKEN USAを設立し、北米市場への販売拠点を確保。2001年3月には中国杭州市に杭州精工技研を設立し、生産拠点をアジアに拡大した。同年11月には住友重機械工業の海外子会社から光ディスク金型の部品販売・メンテナンス事業を譲り受け、金型分野を強化。2002年5月にはドイツ・デュッセルドルフに欧州拠点を設置した。2005年9月にはセイコーインスツルから日本・ドイツ・米国・シンガポールの光事業を譲り受け、事業規模が大幅に拡大。2006年1月には大連精工技研を連結子会社化し、中国でのプレゼンスを高めた。

上場市場の変遷とM&Aによるグループ拡大(2010年代)

2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年5月、不二電子工業の株式99.7%を取得し連結子会社化、同年12月に完全子会社化した。これにより精機関連の自動車部品事業が強化された。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東証JASDAQ(スタンダード)に上場。2017年4月にはフランスのDATA PIXEL SASを連結子会社化し、光部品検査装置の製品ラインを拡充した。2018年7月には杭州精工技研が中国企業との合弁で浙江精工光電科技を設立し、中国市場でのプレゼンスをさらに広げた。

5G・データセンター需要に対応した近年の技術開発

2019年7月、三重大学と産業技術総合研究所と共同で、5G基地局向けの光電界センサーを開発。2020年10月には狭小空間での接続を可能にする光コネクタ「Intelli-Cross PRO」の販売を開始した。2024年10月には株式会社エムジーを連結子会社化し、車載用コネクタや事務用部品の量産体制を強化。タイにSEIKOH GIKEN (THAILAND)を設立して光通信用部品の量産を開始し、中国河南省にも新会社を設立するなど、高速・大容量データ通信に対応する生産能力の増強を進めている。また、型内塗装技術「SSIMC」を住友重機械工業と共同開発し、環境負荷低減に貢献する新技術の製品化に取り組んでいる。

年表40件を開く

1970年代

  • 1972年6月創業東京都大田区に設立
  • 1974年10月千葉県鎌ヶ谷市初富1093番地に本社移転

1980年代

  • 1980年6月千葉県松戸市松飛台286番地の23に本社移転
  • 1984年7月光ディスク金型(MO)の生産開始
  • 1987年10月世界初の量産用光コネクタ球面研磨機SFP-500の販売開始

1990年代

  • 1990年5月世界初の極低反射光コネクタ(APC)付コードの販売開始
  • 1992年6月千葉県松戸市松飛台296番地の1に第2工場新設
  • 1993年5月DVD用光ディスク金型の生産開始
  • 1995年12月光製品事業部がISO9001認証取得
  • 1997年5月APC研磨用ステップフェルールがIEC規格に採用される

2000年代

  • 2000年7月社団法人日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録
  • 2000年9月米国ジョージア州にSEIKOH GIKEN USA, INC.(現連結子会社)を設立
  • 2001年3月中華人民共和国浙江省杭州市に杭州精工技研有限公司(現連結子会社)を設立
  • 2001年3月千葉県松戸市松飛台415番地の2に第4工場新設
  • 2001年10月千葉県松戸市松飛台296番地の1に第3工場新設
  • 2001年11月住友重機械工業株式会社の海外子会社の有する光ディスク金型の部品販売及びメンテナンスに関する営業を譲り受ける
  • 2001年12月創業中華民国新竹市に台湾支店(日商精工開發(股)台湾分公司)を設立
  • 2002年5月ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市にSEIKOH GIKEN EUROPE GmbH(現連結子会社)を設立
  • 2004年2月商号変更本店所在地を千葉県松戸市松飛台296番地の1に変更
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年2月環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証取得
  • 2005年9月セイコーインスツル株式会社及び同社の海外子会社から日本・ドイツ・米国・シンガポールの光事業に関する営業を譲り受ける
  • 2006年1月セイコーインスツル株式会社から大連精工技研有限公司を譲り受け、連結子会社に加える
  • 2006年6月中華人民共和国香港特別行政区に香港精工技研有限公司(現連結子会社)を設立
  • 2007年3月精密金型において、品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001を認証取得
  • 2007年7月カメラ付き携帯電話向けの高耐熱レンズ「MSGレンズ」の量産技術を開発
  • 2007年8月SEIKOH GIKEN EUROPE GmbH本社をヘッセン州フランクフルト市に移転
  • 2007年11月現場において光ファイバと融着接続することにより敷設作業の効率化を図ることができる光コネクタ「SOC(Splice on Connector)」を開発

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2010年9月香港精工技研有限公司を休眠化
  • 2011年3月第1工場(千葉県松戸市)を売却
  • 2012年8月フランスの光部品端面形状測定器メーカー、DATA PIXEL SAS社の株式の49%を取得し、持分法適用関連会社とする
  • 2013年5月不二電子工業株式会社(静岡県静岡市)の株式の99.7%を取得し、同社を連結子会社に加える
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2013年12月M&A不二電子工業株式会社の株式の0.3%を追加取得し、同社を完全子会社化する
  • 2016年3月不二電子工業株式会社が北海道千歳市に新工場を建設
  • 2017年4月M&A持分法適用関連会社であったDATA PIXEL SAS社の株式の48%を追加取得し、同社を連結子会社化する
  • 2018年7月創業杭州精工技研有限公司が、中国企業との共同出資により、浙江精工光電科技有限公司を設立
  • 2019年7月国立大学法人三重大学と国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で、第5世代移動通信システム(5G)の基地局アンテナが発信する電波を高精度で計測する「光電界センサー」を開発

2020年代

  • 2020年10月狭小な空間での効率的な接続を可能とする光コネクタ「Intelli-Cross PRO」の販売開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高に占める新製品比率2026年度末まで30%以上
  • 特許登録件数(2021年度末比増加率)2026年度末まで30%以上増加
  • 自社の温室効果ガス排出量(2020年度比削減率)2026年度(マスタープラン2022最終年度)まで17%削減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    顧客接点の活性化

    市場変化を迅速に捉え、顧客との質の高いコミュニケーションを通じてニーズと技術の接点を把握する。展示会や営業会議、広報活動の強化、商社や代理店との連携を進め、新製品リリースの時間短縮と重要顧客との取引拡大を図る。

  2. 02

    新製品・新技術開発の加速

    コア技術を活かし、成長市場向けに新製品・新技術を開発。新製品比率目標や特許件数目標を設定し、進捗管理を強化。共同開発や技術差別化を進め、社会課題解決に貢献する製品を最適なタイミングでリリースする。

  3. 03

    ものづくり力の強化

    生産工程の機械化・自動化、AIやIoTの活用による生産効率向上とコスト低減を推進。複数の生産拠点で供給体制を多様化し、品質・コスト・納期の最適バランスを追求する。需要変動に応じた柔軟な人員配置も行う。

  4. 04

    経営基盤の強化

    サステナビリティ推進室を中心に、環境では温室効果ガス削減、社会では健康経営や子育て支援、統治では社外取締役の増員や業績連動報酬制度を実施。中長期的な課題解決を通じて永続的な企業価値成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,231人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は778万円で、9期前と比べて+26.8%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は19.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月815
2018年3月902
2019年3月61343.616.0898
2020年3月62243.516.5978
2021年3月57443.416.6870
2022年3月58843.517.1941
2023年3月60243.617.6914
2024年3月59044.318.6752
2025年3月65244.518.8936299
2026年3月77844.719.31,231626

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — 千葉県松戸市1,453百万円
精機関連 光製品関連 全社
不二電子工業株式会社 千歳工場 — 北海道千歳市1,164百万円
精機関連
中国 遼寧省1,086百万円
光製品関連
第3工場 — 千葉県松戸市1,059百万円
精機関連 光製品関連
不二電子工業株式会社 本社工場 — 静岡県静岡市889百万円
精機関連
第2工場 — 千葉県松戸市810百万円
精機関連 光製品関連
中国 浙江省650百万円
光製品関連
株式会社エムジー 本社・仙台工場 — 宮城県宮城郡利府町357百万円
精機関連
フランス アヌシー市289百万円
光製品関連
タイ サラブリ県129百万円
光製品関連
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    SEIKOH GIKEN USA, INC. (注)1、2
    米国ジョージア州 ノークロス市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SEIKOH GIKEN EUROPE GmbH
    ドイツ連邦共和国 ヘッセン州 フランクフルト市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    杭州精工技研有限公司(注)1、2
    中華人民共和国 浙江省杭州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大連精工技研有限公司(注)1
    中華人民共和国 遼寧省大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    不二電子工業株式会社(注)2
    日本 静岡県静岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DATA PIXEL SAS (注)2
    フランス アヌシー市 · 連結子会社
    議決権97.0%
  • 国内
    浙江精工光電科技有限公司
    中華人民共和国 浙江省杭州市 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
  • 国内
    蘇州安准智能装備有限公司
    中華人民共和国 江蘇省蘇州市 · 持分法適用会社
    議決権27.8%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    光電界センサ他1品目
    防衛省 · 2020-12-04
    6,720万円
  • 調達
    光電界センサ他1品目
    防衛省 · 2021-12-17
    2,280万円
  • 調達
    光電界センサ
    防衛省 · 2024-01-26
    480万円
  • 調達
    電界強度測定器修理
    防衛省 · 2019-06-21
    200万円
  • 調達
    小型3軸強電界用光電界センサの修理
    防衛省 · 2025-02-06
    120万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は301億円営業利益77億円前期と比べると増収増益で、売上が+50.5%、利益が+175.0%。

売上高
+50.5%
301億円
営業利益
+175.0%
77億円
純利益
+181.8%
62億円
営業利益率
25.6%
前期比 +11.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高410億円301億円
営業利益120億円77億円
純利益92億円62億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は86億円、営業利益は27億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+138.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q342
2024年1Q3600.00
2024年2Q4337.03
2024年3Q3937.71
2024年4Q404
2025年2Q911011.08
2025年4Q1091816.514
2026年2Q1212823.122
2026年4Q1804927.240
2027年1Q862731.422

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は50億円から301億円へ6.0倍に増えた。直近期の営業利益率は25.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月500−1
2014年3月10430
2015年3月11563
不二電子工業株式会社が北海道千歳市に新工場を建設
2016年3月122106
持分法適用関連会社であったDATA PIXEL SAS社の株式の48%を追加取得し、同社を連結子会社化する
2017年3月126128
杭州精工技研有限公司が、中国企業との共同出資により、浙江精工光電科技有限公司を設立
2018年3月135119
2019年3月1551812
2020年3月1571712
2021年3月1481410
2022年3月1621612
2023年3月1631611
2024年3月158138
2025年3月200283014.022
2026年3月301778125.662

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高301億円のうち、営業利益として残るのは77億円25.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は62億円、売上の20.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.2%160億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.9%63億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.6%77億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+18.7pt
25.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+14.7pt
20.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.1pt
20.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
14.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
22.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが55億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは46億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は113億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月340722
2014年3月8−6−1226
2015年3月9−10−1−125
2016年3月12−8−1428
2017年3月18−4−11441
2018年3月21−27−2−633
2019年3月24−15−3938
2020年3月22−18−7436
2021年3月24−6−41849
2022年3月19−23−4−442
2023年3月23−10−51352
2024年3月18−15−5351
2025年3月3110−204173
2026年3月55−9−746113

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は417億円。このうち返さなくてよい自己資本が340億円で、自己資本比率は81.2%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2081961293.9
2014年3月2352043186.6
2015年3月2432103386.7
2016年3月2482123685.3
2017年3月2502163486.2
2018年3月2622253785.7
2019年3月2772324583.5
2020年3月2772354284.5
2021年3月2902424883.3
2022年3月3032554883.8
2023年3月3132654884.4
2024年3月3222725084.3
2025年3月3442816281.4
2026年3月4173407781.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
180億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
158億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
15億円
在庫として抱えている分
負債合計
77億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中217位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.6%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
50.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,040で、1年前と比べて+217.6%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥5,040-10.5%1ヶ月+19.1%1年+217.6%時価総額470億円
過去52週の値幅
安値¥1,542高値¥7,630

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)36.2倍
PER (会社予想)24.5倍
PBR6.33倍
配当利回り0.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に23350円から下落し、7月29日に安値16090円まで急落しました。しかし、7月31日以降は急速に回復し、8月17日には高値27600円まで上昇しました。8月19日には前日比7.91%安の23870円と急落しています。25日移動平均線は21386円で、株価は同線を上回っており、短期の上昇トレンドは維持されています。RSIは67.91と過熱感があり、高値圏での変動が大きくなっています。出来高は8月12日に77万2100株と急増しており、投機的な売買が活発です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは35.33倍と業界平均の30.69倍を上回り、予想PERが119.5倍と急上昇する見込みで、株価が業績の伸びを先取りしている。PBRは6.18倍と平均の2.23倍を大きく上回り、ROEは20.1%と高いが、配当利回りは0.12%と極端に低く、株主還元が乏しい。配当性向は19%と低く、成長への再投資が優先されている。業績は急拡大しているが、現在の株価水準は割高感が強く、調整リスクがある。

指標この会社業種平均
PER (実績)36.2倍30.8倍
PER (予想)24.5倍
PBR6.33倍2.58倍
ROE20.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

データセンター向け光部品の需要急増で業績がV字回復し、株価も1年で約3.5倍に上昇した。強気派は、AIやクラウド需要の拡大で成長が続くと考え、高成長を評価する。一方、弱気派は、急激な成長に対する反動や、競争激化、評価の過熱感を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 売上の急成長

    2025年3月期に売上200億円、2026年3月期は301億円と1.5倍増。

  • 高収益化

    営業利益率が25.58%まで上昇し、最終利益も62億円に拡大。

  • データセンター需要

    AI・クラウド投資拡大により光通信部品の需要が急増している。

  • 売上高301億円・営業利益77億円決算発表後影響

    売上高は前期比101億円増、営業利益は49億円増。増収増益で過去最高を更新

  • 営業利益率25.58%と高収益継続影響

    売上高営業利益率25.58%は前期14%から急改善。固定費の高稼働が利益を押し上げ

  • ROE20.1%と高い資本効率通年影響

    自己資本利益率20.1%と高く、成長投資の持続可能性を示す

  • 株価1年で245%上昇の勢い継続影響

    前期比+245%の上昇は成長期待の表れ。需給が強い間は上値を追う

マイナスに働く材料7
  • 株価の過熱感

    1年で株価が約3.5倍となり、PERは35倍と割高感がある。

  • 依存度の高さ

    売上の一部が特定顧客向けに偏る可能性がある。

  • 業績の変動リスク

    デバイス需要は周期変動が大きく、成長が一巡すると急減する可能性。

  • 予想PER119.5倍は大幅減益示唆2027年〜2028年影響

    時価総額2,296億円÷予想PER119.5倍で来期純利益は約19億円。実績62億円から約7割減

  • 配当利回り0.12%と極低水準通年影響

    利回り0.12%はほぼ無配に等しく、高株価を支える成長が止まれば売り

  • PBR6.18倍の高バリュエーション決算発表後影響

    PBR6.18倍は成長を大幅織り込み。業績が市場予想を下回ると修正が大きい

  • 急騰後の高値警戒で利確売り不定影響

    1年で245%上昇後、短期的な利確売りで振幅が拡大する可能性

次の決算で確かめる点
データセンター向け売上
成長の主要因であり、好況の持続性を測る。
受注残
需要の先行指標となる。
売上高成長率
急成長が永続するかを見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+53.8%いまの株価に対する利回りは0.60%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
0.60%
いまの株価に対して
配当性向
19.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月432.6
2018年3月535.034.8
2019年3月611.136.7
2020年3月833.334.4
2021年3月80.036.4
2022年3月1025.036.7
2023年3月100.034.6
2024年3月1110.045.0
2025年3月1318.229.4
2026年3月2053.819.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,605人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.7%を占め、残る71.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.866.566.367.065.657.9
金融機関9.118.117.111.916.214.7
事業法人13.613.613.614.213.914.1
外国法人1.51.22.25.22.59.6
証券会社0.90.50.71.61.63.7
自己株式1.21.21.01.03.73.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01上野 昌利9.38
02有限会社 高志7.01
03木村 保6.48
04有限会社 光研6.25
05上野 淳3.75
06吉田 智恵3.67
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.64
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(リテール信託口820079279)3.54
09野村信託銀行株式会社(投信口)3.45
10管理信託(A033)受託者 株式会社SMBC信託銀行3.03

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-09-01
    細江由紀子
    新規の大量保有報告
    9.28%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+5141%、1株純資産は14期で+77%。直近期のROEは20.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−142,140−0.6
2014年3月−32,219−0.1
2015年3月332,2861.432.134.2
2016年3月602,3022.620.362.8
2017年3月872,3333.717.832.6
2018年3月992,4284.217.634.8
2019年3月1332,5025.420.736.7
2020年3月1262,5715.015.334.4
2021年3月1082,6464.122.336.4
2022年3月1262,7864.614.136.7
2023年3月1192,8994.215.334.6
2024年3月832,9772.822.445.0
2025年3月2453,1438.115.629.4
2026年3月6963,78620.129.819.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額218百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
上野淳代表取締役社長52349,900
來関明専務取締役 光学製品事業管掌642,000
斎藤祐司取締役 管理部長61700
角野清行取締役 機器事業部長61100
谷田貝豊彦取締役79
森川有理取締役572,000
森保彦取締役(監査等委員)752,500
相場俊夫取締役(監査等委員)6410,700
三好慶取締役(監査等委員)47
小口淳49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5726319539
社外取締役513133
取締役(社内)1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,409字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当連結会計年度末現在、当社(株式会社精工技研)、連結子会社11社(SEIKOH GIKEN USA,INC.、SEIKOH GIKEN EUROPE GmbH、杭州精工技研有限公司、大連精工技研有限公司、香港精工技研有限公司、不二電子工業株式会社、DATA PIXEL SAS、SEIKOH GIKEN (THAILAND) Co., Ltd.、株式会社エムジー、精工訊捷光電(杭州)有限公司、精工訊捷光電(鶴壁)有限公司)と2社の持分法適用関連会社(浙江精工光電科技有限公司、蘇州安准智能装備有限公司)の計14社により構成されておりました。連結子会社のうち香港精工技研有限公司につきましては2010年9月に営業を停止した後、休眠化しておりましたが、2026年4月に清算が結了しており、本報告書提出日現在は存在しておりません。 主たる業務は、自動車用部品や電子部品、事務用部品等の精密成形品や各種精密金型、精密金属部品等の製造及び販売を行なう精機関連、光通信用設備に用いる光部品や光部品製造機器、光部品形状測定装置、無給電光伝送装置、光電界センサ―、高耐熱レンズ、製造自動化装置等の製造及び販売を行なう光製品関連の二つのセグメントで区分しており、これらは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げる区分と同一であります。 各セグメントの主要製品と企業集団を構成する各社の位置付けは次のとおりであります。 区分   主要製品   機能   企業集団を構成する各社 精機関連   各種精密金型 精密金属部品 精密成形品 等   (開発、製造)   当社 (販売)   当社 SEIKOH GIKEN USA,INC.(米国) SEIKOH GIKEN EUROPE GmbH(ドイツ) 自動車用部品 電子部品 事務用部品 等   (開発、製造、販売)   不二電子工業株式会社(静岡県静岡市) 株式会社エムジー(宮城県宮城郡) 光製品関連   光コネクタ 光コネクタ付コード 光減衰器 フェルール 光コネクタ研磨機 等   (開発、製造)   当社 杭州精工技研有限公司(中国) 大連精工技研有限公司(中国) 精工訊捷光電(杭州)有限公司(中国) 精工訊捷光電(鶴壁)有限公司(中国) SEIKOH GIKEN (THAILAND) Co.,Ltd. (販売)   当社 SEIKOH GIKEN USA,INC.(米国) SEIKOH GIKEN EUROPE GmbH(ドイツ) 杭州精工技研有限公司(中国) 大連精工技研有限公司(中国) 浙江精工光電科技有限公司(中国) 精工訊捷光電(杭州)有限公司(中国) 精工訊捷光電(鶴壁)有限公司(中国) SEIKOH GIKEN (THAILAND) Co.,Ltd. 光部品形状測定装置 光部品検査装置 等   (開発、製造)   DATA PIXEL SAS(フランス) (販売)   当社 杭州精工技研有限公司(中国) DATA PIXEL SAS(フランス) 無給電光伝送装置 光電界センサー 高耐熱レンズ 製造自動化装置 等   (開発、製造、販売)   当社 蘇州安准智能装備有限公司(中国) 当社グループの企業集団を事業系統図によって示すと次のとおりとなります。
経営方針・対処すべき課題4,826字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは、「精密加工」「精密成形」「光学技術」を技術的な基盤とし、「情報通信」「自動車」「医療・バイオ」といった成長市場に向けて、社会の維持継続・進歩発展に貢献する商品を供給しております。これらの市場は総じて変化のスピードが速く、世界の競合企業との競争環境は年々厳しさを増しております。併せて、米中間を中心とする貿易摩擦、東欧や中東地域の紛争、資源価格や材料価格の高騰、各国の金利政策やこれに伴う為替の変動等、当社グループを取り巻く事業環境は日々刻々と変化しています。 そうした中で当社グループは、環境の変化を自らの成長の機会に転換し、いかなる事業環境下でも企業価値を向上させることのできる強固な経営基盤を確立するべく、中期経営計画『マスタープラン2022』を遂行中です。『マスタープラン2022』は2022年度から2026年度までの5ヶ年にわたる経営計画で、長期的に当社グループが目指す企業像を次のとおり定め、社会課題解決への貢献を通して存在感のある企業グループとなるべく努めてまいります。 ■目指す企業像 「社会に必要とされる企業」 ~社会の維持継続/進歩発展に貢献する~ 中期経営計画『マスタープラン2022』では、当社グループが長期的に目指す企業像を実現するために対処すべき課題として次の4点を認識しております。 (1)顧客接点の活性化 当社グループが事業を営む情報通信、エレクトロニクス関連市場は5Gの商用化やAI、IoTの活用によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴い、今後も中長期的に市場の成長が続くと見込まれております。また、自動車関連市場も、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)と呼ばれる大きな転換期を迎え、成熟しながらも進化が続く見通しであります。こうした市場の変化は当社グループにとって成長の機会である一方、変化のスピードに遅れを取れば、世界の競合企業にシェアを奪われることとなります。 市場環境の変化を迅速に読み取り、他社に先駆けて的確な対応策を実行していくためには、顧客との濃密で質の高いコミュニケーションを通して、市場に求められるニーズと当社グループが有する技術や製品との接点を把握することが重要です。当連結会計年度においては、国内外の展示会に年間13回出展し、世界の顧客に向けて当社グループの技術や製品を紹介すると共に、市場の最新情報を直接入手する機会を得ることができました。顧客との接点を担う営業員には、社内の営業会議や社員研修等により最新の情報とスキルをインプットし、個の能力と顧客に提供するサービスの質を高めていく考えです。 さらに、市場での認知度を高めるため、新聞や雑誌等へのプレスリリース、ホームページ等のメディアを通して当社グループの技術や製品を積極的に広報するほか、商社や販売代理店とも連携を強化してまいります。並行して新製品、新技術の開発からリリースまでの時間を短縮し、技術、品質、性能の各面で顧客の期待を超えるサービスを提供していく方針であります。 当連結会計年度は、連結売上高のうち、取引金額の上位10社で約61%を占めることとなりました。こうした重要顧客との取引シェアをさらに拡大していくためには、顧客の経営課題や技術課題を共有し、その解決に向けてともに取り組んでいくことが必要です。当社グループがビジョンに掲げる「ベストパートナー」となるべく、既存顧客との関係性を一層深めてまいりたいと考えております。 (2)新製品・新技術開発の加速 当社グループは、創業以来培ってきた精密加工、精密成形、光学技術のコアテクノロジーを活用して、情報通信、自動車、医療・バイオ等の成長市場に向けて商品やサービスを提供しています。中期経営計画『マスタープラン2022』の中では、2026年度末の連結売上高に占める新製品比率を30%以上とする計画を定め、新製品・新技術の開発に取り組んでおります。 当社グループは、提供する商品やサービスは、顧客の成長を支援し、社会の維持継続や進歩発展に貢献するものでなければならないと考えています。当社が株式会社東海理化様と共同で開発した「型内塗装技術」は、塗装工程を金型内で行うことにより成形品の生産効率を向上し、生産過程で排出する温室効果ガスを約60%削減することができる画期的な技術です。現在は住友重機械工業株式会社様と共同で、環境にやさしい型内塗装システム「SSIMC」として販売活動をスタートしました。また、より高速で電力消費の少ない次世代の通信技術「光電融合」の実用化に向けて、CPO(Co-Packaged Optics)関連の技術開発にも取り組んでおります。こうした新製品・新技術開発を担う技術員は、社会の維持継続や進歩発展に寄与する製品開発を行うために、常に技術力を研鑽するとともに、顧客とのコミュニケーションを通して市場の情報を捉え、その製品開発が社会に役立つ姿を検証しています。 市場にリリースする商品やサービスが社会に大きく貢献するためには、タイミングが極めて重要です。ニーズが成熟し、市場に他社の類似製品が出た後でリリースすることになれば、社会への貢献は限定的な範囲に留まることとなってしまいます。そのため当社グループは、新製品や新技術の各開発案件のターゲットとなる市場や顧客、想定される業績インパクト等、各開発案件の目的とその進捗状況をグループ内で共有しております。開発担当者の意識向上を促しながら、社会に必要とされる最適なタイミングで市場にリリースできるよう、新製品や新技術の開発マネジメントの強化に取り組んでおります。 また当社は、2025年度末時点で国内外に172件の特許を保有しています。特許は他社との差別化を図り、技術的な優位性を担保するうえで重要なツールです。一方、技術内容によっては特許として公開せず、社内にノウハウとして留めておく方が効果的な場合もあります。当社は、2026年度末時点の特許登録件数を2021年度末から30%以上増加させることを目指し、ノウハウとして秘匿する技術情報を戦略的に判断しながら、競合する企業に対して技術的な優位性を確立していく考えです。 (3)ものづくり力の強化 当社グループは、これまで、自動車向けの部品や金型、光コネクタ研磨機等は主に日本で生産し、光コネクタは主に中国で生産しておりました。近年、資源価格や材料価格、人件費の高騰が続いており、製造原価の低減が重要な経営課題となっています。 当社グループでは、十分な収益を確保しながら競争力のある売価を設定できるよう、生産工程の機械化による生産効率の向上に取り組んでいます。当社は、国内子会社の不二電子工業株式会社との共同プロジェクトを2018年に立ち上げ、車載用成形品のバリ取り工程や検査工程の自動機を当社が開発し、不二電子工業に供給してまいりました。今後はAIの活用やIoTの導入も視野に、さらなる生産効率の向上を図っていく計画です。さらに、データセンター向けの光コネクタ「Intelli-Cross Pro」の組立から検査、梱包までを一貫して行う自動組立装置も社内で開発しました。この自動組立装置を用いて日本での量産を開始しており、生産効率の向上と供給体制の多様化を進めています。2023年にタイ王国に設立した子会社SEIKOH GIKEN (THAILAND) Co., Ltd.においても顧客による工場監査に合格し、光コネクタの量産を開始しました。2026年1月には中国河南省鶴壁市に、光デバイスの部品を製造する新会社、精工訊捷光電(鶴壁)有限公司を設立しました。BCPの観点からも、コスト競争力のある高品質な製品を、複数の生産拠点から供給できる体制の構築に取り組んでおります。 当連結会計年度には、当社グループの光コネクタ研磨機に対する需要が急増し、受注から出荷までのリードタイムが通常の2倍から3倍程度に延びる事態が生じました。当社では、複数の事業部門間の需給状況の変化に応じて柔軟な人員体制を組めるよう、従来から製造部門を事業部門から切り離し、独立した組織としております。当連結会計年度においても、社内人員を光コネクタ研磨機の生産ラインに振り向け、工数の拡大を図りました。部材の調達先にも生産数量の増加協力を依頼したほか、新たな調達先も開拓した結果、光コネクタ研磨機の生産キャパシティを1年間で約3倍に拡大することができました。今後も「品質(Quality)」、「コスト(Cost)」、「納期(Delivery)」の最適なバランスを実現することで顧客から最も頼られる存在となれるよう、引き続き取り組んでまいります。 (4)経営基盤の強化 永続的な企業価値の成長を実現し、真に社会に必要とされる企業となるためには、環境(Environmental)、社会(Social)、企業統治(Governance)の各側面のサステナビリティ活動を通して経営基盤を強化することが重要と考えています。中期経営計画『マスタープラン2022』では、当社グループ全体のサステナビリティ活動を統括する組織として、社長直轄の「サステナビリティ推進室」を設置しております。 環境面においては、『マスタープラン2022』の最終年度となる2026年度に、自社排出量を2020年度比17%削減することを目指し、温室効果ガスの排出削減に取り組んでおります。当連結会計年度においては、電力効率が高い製造設備への切り替えを実施したほか、引き続き社内の空調設備やLED照明の更新を行いました。当社が本社を構える千葉県松戸市からは、脱炭素に向けた取り組みを率先して行っている事業者として、「まつどSDGsキャラバンメンバーシップ制度」に認定・登録されております。 社会面においては、多様な人材が健康に活き活きと働ける環境づくりを目指して、2022年10月に「健康企業宣言」を行いました。当連結会計年度は、ウォーキングイベントや尿によるがん検査を実施したほか、社員の健康増進と社内コミュニケーションの活性化を目的とした当社オリジナルの「ポイント制度」の運用を推進しました。2024年9月には、厚生労働省より子育てサポート企業として認定を受け、「くるみん認定」を取得しました。本年3月には、前年に引き続き、経済産業省と日本健康会議が顕彰する「健康経営優良法人認定制度」において「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門)」に認定されました。連結子会社の株式会社エムジーも、2025年9月に「職場健康づくり宣言」が全国健康保険協会宮城支部に認定されております。 企業統治面においては、2016年に監査等委員会設置会社へと移行しました。当連結会計年度末現在、9名の取締役のうち4名の独立社外役員を選任しており、取締役会の監視機能の強化を図っております。また、当社グループの中長期的な業績や株式価値と、取締役報酬との連動性を明確にする目的で、2016年に取締役に対して業績連動型株式報酬制度を導入しております。昨年6月に開催された第53回定時株主総会では、新たに女性の社外取締役が選任され、経営体制の多様化が進むこととなりました。 当社グループは、中長期的な経営課題の解消に向け、明確化した方針と施策を着実に遂行することにより、成長の土台となる経営基盤を一層強化し、より幅広い産業領域において永続的に社会の発展に貢献する企業グループとなるべく、引き続き努力してまいります。
事業等のリスク3,443字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状態の変化 当社グループの商品やサービスに対する需要は、商品やサービスを提供している国又は地域の経済状況の影響を受けます。このため、日本をはじめ、当社グループの主要な市場であるアジアや欧米の国や地域の経済環境に著しい変動があれば、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替レートの変動 当社グループは海外に連結子会社を有し、海外各国に対して輸出を行っています。一般的に他の通貨に対する円高は当社グループの業績に悪い影響を及ぼし、円安は良い影響をもたらします。また、当社グループは、中国に生産拠点としての連結子会社を有しており、中国の通貨である元の通貨価値が上昇した場合は生産コストを押し上げることとなり、当社グループの競争力の低下をもたらす可能性があります。 (3)新製品開発 当社グループは、自動車や電子機器、光通信、医療・バイオ等、関連市場の将来的なニーズを先取りし、革新的な製品・技術を継続的に開発していくことが、企業グループとしての成長・存続を可能にする要件であると認識しております。しかしながら、市場の変化は早く、新製品の開発と市場投入プロセスは、その性質から複雑かつ不確実性の高いものであります。当社グループが市場ニーズの変化を十分に予想できず、魅力ある新製品を開発できない場合又は当社製品が陳腐化するような技術革新が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)価格競争 当社グループが提供している商品やサービスは、自動車用部品や電子部品、機械装置、成形品等のメーカーや光通信関連業界に属する企業等を対象としております。これらの業界においては、競合メーカーの参入によって価格競争が大変厳しくなっており、当社グループに対しても価格の引き下げ圧力が存在します。当社グループは、常にコストダウンの努力を続けておりますが、商品やサービスに対する価格下落がより著しくなり、当社が価格優位性を保てなくなった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5)調達活動 当社グループは、原材料を複数のサプライヤーから調達することにより、生産に必要な原材料を安定的に確保するよう努めておりますが、一部の限られたサプライヤーに依存する原材料も存在しております。そうしたサプライヤーが、自然災害や感染症の拡大、事故、倒産等により原材料の供給を中断する事態が生じたり、需要の急増により供給が滞る事態が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)国際的活動 当社グループは、日本をはじめ米国、ドイツ、フランス、中国及びタイに拠点を有し、グローバルな生産、営業活動を展開しております。これらの国や地域において、以下に掲げるようなリスクが発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・不利な政治又は経済要因(輸出入規制等) ・予期しない制度、法律又は規制の変更 ・移転価格税制等の国際税務リスク ・インフラの未整備による停電や水害等により生産活動等に障害が発生する又はこのために当社グループの製品やサービスに対する顧客の支持を低下させるリスク ・ストライキ等の労働争議 ・人材採用と確保の難しさ ・テロ、戦争、感染症、その他の要因による社会的混乱 (7)特定の取引先への依存 当社グループは、車載用のインサート成形品を製造し、その多くを株式会社デンソーに販売しております。当連結会計年度の連結売上高に占める同社向けの売上高比率は17.7%となっております。同社に対する売上依存度が高いことから、同社の経営状況の変化や事業方針の変更、当社グループとの関係性に変化が生じた場合などには、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8)人材の確保・育成 当社グループは、継続的に企業価値を向上させていくために、技術力やマネジメント能力等に優れた人材の確保、育成が不可欠であります。一方、優秀な人材を獲得するための競争は非常に厳しく、当社グループが必要とする人材を、必ずしも継続的に確保できるとは限りません。また、人材の育成には十分な投資を行い、社員教育に注力しておりますが、雇用環境の変化に伴って人材の流動化が顕著になっており、鍵となる人材が社外に流出してしまうことも考えられます。長期的な視点から、優秀な人材の確保や育成が計画どおりに進まなかった場合には、当社グループの業績及び財政状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (9)知的財産保護の限界 当社グループは、事業戦略的に重要な技術に関して、特許や意匠登録などの知的財産権を積極的に取得し、権利の保護を図っております。これら知的財産権の保護には最善の努力をしておりますが、世界の特定の地域においては、このような法的保護が困難な場合や限定的にしか保護されない場合があります。この結果、当社グループの技術を模倣した製品が第三者によって製造されることを防止できない可能性があります。 (10)製品の欠陥 当社グループは、製品の品質維持に最大限の努力を傾けておりますが、販売した製品に欠陥が発生した場合には、顧客に対する賠償やクレーム対応による費用等により、当社グループの業績や財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。 (11)他社との提携の成否 継続的に企業価値を向上していくためには、当社グループが創業以来培ったコア技術を更に研鑽することに加え、新たな技術を獲得していくことが必要であります。このため、当社グループは、常に次世代を見据えた製品の開発に注力する一方、M&A案件の模索や、当社グループにない技術を保有する企業との技術提携等、他社とのアライアンスに積極的に取り組んでおります。しかし、魅力的な技術を保有する他社との間にシナジーを生み出す提携を実現するためには、多額の投資が必要になる場合があるほか、知的財産権や人的な問題等が発生し、計画どおりに進捗しない場合があります。効果的な他社との提携が長期にわたって計画どおりに成立しなかった場合には当社グループの技術革新の停滞を招き、企業競争力を低下させる可能性があります。 (12)減損会計 市況や事業環境が著しく悪化した場合には、保有している資産の市場価格の下落や、資産から生み出される事業収益力が低下することが考えられます。これにより、保有している固定資産の減損を認識せざるを得なくなり、当社グループの業績や財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)自然災害 当社グループの本社工場は千葉県松戸市内にあり、大規模な地震にも対応できるよう免震構造の設備となっております。子会社の不二電子工業株式会社は、静岡県静岡市と藤枝市、北海道千歳市に、子会社の株式会社エムジーは、宮城県宮城郡利府町と山形県東置賜郡川西町に、それぞれ生産拠点を保有しております。設備の耐震化や生産地の分散化を図っておりますが、局地的に多大な被害をもたらす大規模地震が発生した場合、震災の影響を完全に防止又は軽減できる保証はありません。また、当社グループは、米国、ドイツ、フランス、中国、タイ等の世界各国において事業活動を展開しております。これらの地域を含め、地震、台風等の自然災害により長期にわたって事業活動の中断をするような場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (14)感染症の拡大 2020年年初から新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界各国で外出や移動の規制、事業活動の停止等の措置が採られました。現在では新型コロナウイルスの影響は軽減され、社会経済活動は正常な状態に戻っていますが、今後も、新型コロナウイルスや新たな感染症が大規模に拡大し、当社グループ各社や顧客の事業活動が停滞する事態が生じる場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,199字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度の世界経済は、地政学的緊張の継続や各国の金融政策の影響を受けつつも、地域ごとにばらつきのある成長となりました。米国では、生成AI関連投資やハイテク分野の拡大が企業収益を下支えし、雇用や個人消費も底堅く推移しました。一方で、インフレは緩やかに鈍化し、金融政策は段階的な利下げへと移行しました。欧州では、エネルギー価格の安定化が進んだものの、製造業の回復は限定的であり、依然として成長は低水準に留まりました。消費は緩やかな改善傾向にあるものの、金融引き締めの影響が残存しています。中国は、政府の景気刺激策により一部で持ち直しの動きが見られたものの、不動産市場の調整や内需の弱さが引き続き課題となりました。輸出は一定の回復を見せましたが、構造転換には時間を要しています。我が国においては、賃上げの進展や訪日客の増加を背景に経済活動は緩やかに回復しましたが、物価上昇の影響により個人消費は力強さを欠く状況が続きました。今後については、各国の政策動向や国際情勢の変化に伴う不確実性が引き続き懸念されています。 当社グループが関わる情報通信関連やエレクトロニクス関連市場においては、生成AIの社会実装が一段と進展し、米国の大手IT企業を中心に高度なAIサービスの商用化が拡大しました。一方で、中国企業も低コストかつ高性能なモデルの開発を進め、価格競争と技術革新が同時に進行しました。また、データセンター需要の急拡大に伴う電力消費の増加が引き続き課題となる中、省電力化を実現する半導体や冷却技術、光電融合分野の技術開発が進展しました。自動車関連市場においては、前年の生産停滞からの反動もあり、日系自動車メーカーは緩やかな回復に留まりました。電動化の流れはさらに加速し、欧米および中国メーカーによる競争が激化しました。特に中国メーカーは価格競争力を背景に新興国市場での存在感を高める一方、各国での規制や関税政策の影響も顕在化しました。全体として、市場環境は技術革新と地政学的要因が複雑に交錯する状況が続いています。 こうした中で当社グループは、2022年度から取り組み始めた5ヶ年の中期経営計画『マスタープラン2022』に基づき、「顧客接点の活性化」、「新製品・新技術開発の加速」、「ものづくり力の強化」、「経営基盤の強化」の各施策の遂行に努めました。 「顧客接点の活性化」に向けては、各種の成形品や金型、精密金属加工部品等を主力製品とする精機事業、光通信部品とその関連機器、光伝送装置や光電界センサー、レンズ等を主力製品とする光製品事業の両セグメントにおいて、国内外の展示会への出展やホームページの活用、商社や販売代理店との連携等を通じて新しい顧客と出会う機会を数多く作り、商談数を増やすことに注力しました。 「新製品・新技術開発の加速」に向けては、より幅広い領域で社会の進歩発展に貢献できる企業グループとなるべく、引き続き技術力の研鑽に取り組みました。精機事業では、住友重機械工業株式会社様と共同で開発した型内塗装技術「SSIMC」のシステム販売に向けて、引き続き技術課題の解消に努めました。光製品事業においては、データセンターなどでの超高速・高帯域幅の並列光伝送に用いる多心光コネクタ等の開発を進めました。 「ものづくり力の強化」に向けては、顧客が求める品質と納期を満たす製品を安定的に供給できるよう、自動化を含めた生産体制の強化や仕入先、外注先との関係強化に努めました。また、タイに設立したSEIKOH GIKEN (THAILAND)において光通信用部品の量産を開始したほか、中国河南省にも新たなグループ会社を設立し、高速・大容量データ通信に対応する次世代光通信デバイスの生産能力の増強を図りました。 「経営基盤の強化」に向けては、ウォーキングイベントの開催や独自のポイント制度の導入等により健康経営の推進に取り組んだほか、引き続き温室効果ガスの排出削減やペーパーレス化等、環境維持に向けた活動に取り組みました。併せて、グループ内で訓練メールの配信やセキュリティ教育を実施し、従業員一人ひとりのリスク認識を高めました。これによりサイバー攻撃への対応力が向上し、グループ全体として情報セキュリティ体制の強化を図ることができました。 こうした諸施策を実施した結果、当連結会計年度の売上高は30,087,881千円(前連結会計年度比50.6%増)となりました。損益面では、2024年10月に連結子会社化した株式会社エムジーが通年で損益寄与したことや、比較的付加価値の高い製品の売上が増加したことにより原価率が大幅に改善し、営業利益は7,733,176千円(前連結会計年度比174.5%増)となりました。売上高と営業利益はいずれも当社グループの過去最高を更新し、中期経営計画マスタープラン2022で定めた2027年3月期の売上目標250億円、営業利益33億円を1年前倒しで達成することができました。経常利益は、為替差益や投資不動産賃貸料等の営業外収益を計上した結果8,139,177千円(前連結会計年度比173.2%増)となりました。法人税、住民税及び事業税や法人税等調整額等を計上した後の親会社株主に帰属する当期純利益は6,210,694千円(前連結会計年度比179.1%増)となり、売上高、各段階利益共に前連結会計年度から大きく成長させることができました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 〔精機関連〕 精機関連では、自動車向けや電子機器向けの精密成形品や、成形品を効率的に量産するための高品質な金型、高い寸法精度が要求される金属部品等を顧客に提供しております。当連結会計年度は、車載用センサー関連部品の売上は堅調に推移したものの、電気自動車向けの部品や、同部品を量産するための金型の売上が減少しました。一方、2024年10月に連結子会社化した株式会社エムジーは車載用の各種コネクタやボールペン等の事務用部品を量産成形しており、前連結会計年度の第4四半期より損益を算入しております。開発面では、創業以来培ってきた精密金型技術や射出圧縮成形技術、微細転写技術等を応用し、自動車や医療、バイオ等の産業領域において、顧客と共に新たな精密成形品の量産化に向けた技術課題の解決に取り組みました。 これらの結果、当連結会計年度の精機関連の売上高は9,963,178千円(前連結会計年度比8.3%増)となり、過去最高を更新することができました。 〔光製品関連〕 光製品関連では、光コネクタ等の光通信用部品や、光通信用部品の製造、検査に使用する機器・装置、超小型樹脂レンズ等の製品を顧客に提供しております。当連結会計年度は、生成AIの普及拡大を背景に世界中でデータセンターの建設が進み、データセンター内に用いられる光通信用部品の需要が急増しました。これによりデータセンター用の光コネクタや、光コネクタを製造する際に使用される光コネクタ研磨機や検査・測定装置の売上高が大きく増加することとなりました。当連結会計年度は、タイの子会社SEIKOH GIKEN(THAILAND) Co.,Ltd.においても光コネクタの量産を開始したほか、2025年1月に中国河南省鶴壁市に新たに精工訊捷光電(鶴壁)有限公司を設立し、多心光ファイバを高精度に接続する光通信用部品の量産体制を整えました。 これらの結果、当連結会計年度の光製品関連の売上高は20,124,703千円(前連結会計年度比86.6%増)となり、過去最高を更新することができました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 精機関連(千円)   9,928,282   112.7 光製品関連(千円)   23,876,107   206.2 合計(千円)   33,804,390   165.8 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は販売価格によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 精機関連   9,887,829   112.2   1,299,643   94.5 光製品関連   25,428,660   202.3   8,313,791   276.2 合計   35,316,489   165.2   9,613,435   219.2 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 精機関連(千円)   9,963,178   108.3 光製品関連(千円)   20,124,703   186.6 合計(千円)   30,087,881   150.6 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社デンソー   5,022,442   25.1   5,337,351   17.7 Corning Optical Communications, S. de R.L. de C.V.   945,580   4.7   3,152,732   10.5 株式会社豊田自動織機   2,202,642   11.0   1,680,606   5.6 (2)財政状態 当連結会計年度末における総資産の残高は41,692,098千円となり、前連結会計年度末から7,308,928千円増加いたしました。当連結会計年度末における資産、負債の状況とそれらの要因は次のとおりであります。 〔流動資産〕 当連結会計年度末における流動資産の残高は30,863,794千円となり、前連結会計年度末から6,821,650千円増加しました。その主な要因は、現金及び預金、売掛金、商品及び製品等の棚卸資産が増加したこと等に因ります。 〔固定資産〕 当連結会計年度末における固定資産は10,828,303千円となり、前連結会計年度末から487,278千円増加いたしました。その主な要因は、車載部品を量産するための射出成形機や、光通信用部品の製造装置等の機械装置及び運搬具が増加したこと等に因ります。 〔流動負債〕 当連結会計年度末における流動負債の残高は6,257,099千円となり、前連結会計年度末から1,470,568千円増加しました。その主な要因は、未払法人税等が増加したこと等に因ります。 〔固定負債〕 当連結会計年度末における固定負債の残高は1,393,227千円となり、前連結会計年度末から59,169千円減少しました。その主な要因は、退任した取締役に対して退職慰労金を支払ったことに伴い長期未払金が減少したこと等に因ります。 〔純資産合計〕 当連結会計年度末における純資産の残高は34,041,771千円となり、前連結会計年度末から5,897,529千円増加しました。その主な要因は、利益剰余金が増加したこと等に因ります。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は11,255,535千円となり、前連結会計年度末から3,935,089千円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕 営業活動の結果増加した資金は、5,484,736千円(前連結会計年度は3,068,406千円の増加)となりました。営業活動による資金増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益8,232,904千円、減価償却費893,572千円等であります。資金減少の主な要因は、売上債権の増加額1,000,062千円、棚卸資産の増加額1,304,648千円、法人税等の支払額1,177,765千円等であります。 〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕 投資活動の結果減少した資金は、879,202千円(前連結会計年度は1,046,813千円の増加)となりました。投資活動による資金減少の主な要因は、有形固定資産の取得による支出961,665千円等であります。 〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕 財務活動の結果減少した資金は、712,255千円(前連結会計年度は2,013,988千円の減少)となりました。財務活動による資金減少の主な要因は、配当金の支払額674,213千円等であります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (5)資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの主要な資金需要は、製品製造に使用する原材料や部品の調達等の製造原価と、販売費及び一般管理費の他、既存製品の増産や新規製品の開発に向けた新しい機械装置の購入や既存の機械装置の改修等に使用しております。また、今後に向けては、当社グループの企業価値向上につなげるためのM&Aにも資金を積極的に投入していく考えです。 現時点におきましては、これらの資金については、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金を充当していく予定でありますが、企業価値向上につながる大型のM&A案件等、多額の投資を行う場合は金融機関から資金を借り入れる可能性もあります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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