概要
ぷらっとホームは、1993年設立の小型コンピューター専門メーカーである。ネットワーク向けのマイクロサーバーやアプライアンス製品を主力とし、近年はブロックチェーン技術を応用したWeb3事業に進出。従業員39名、売上高約13億円の小規模ながら、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
ネットワーク事業とWeb3事業の二本柱
当社グループは、「ネットワーク事業」と「Web3事業」の二つの報告セグメントで構成される。ネットワーク事業では、Linuxベースのマイクロサーバーやネットワークアプライアンス「EasyBlocks」、IoTゲートウェイなどを開発・販売し、関連サポートサービスを提供する。Web3事業では、ブロックチェーンを活用したトークン化技術「ThingsToken」を軸に、暗号資産に係る開発・発行・販売及び関連サービスを手がける。両事業ともソフトウェア・サービス型への転換を進めている。
売上高は約10億円台で推移する小型企業
過去10期の売上高は10億円から13億円の範囲で推移し、大きな成長は見られない。営業損益は長らく赤字が続いたが、2025年3月期に黒字化を達成し、経常損益も黒字を継続している。2026年3月期の連結売上高は13億円、営業利益0.1億円、純利益0.2億円と小幅な黒字である。財務面では自己資本比率約52%と安定しているが、利益剰余金は累積赤字により△2億円となっている。
39人の従業員で運営するグループ体制
2026年3月期末時点の連結従業員数は39名。本社は東京都千代田区九段北に置く。連結子会社として2025年7月設立のThings Revolution株式会社を有し、Web3事業の商業化を担う。過去には米国子会社や販売子会社を設立・解散した経験があり、機動的な組織再編を行ってきた。環境マネジメントシステムISO14001の認証を2008年に取得している。
業界の中での役割はネットワーク機器メーカー・Web3サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ネットワーク事業 | 13億円 | 100.0% | 3億円 | 23.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ネットワーク事業主力
コンピューター関連製商品の開発・製造・販売及びサービスを提供する。マイクロサーバーを基盤に、各種サービスをプリインストールしたネットワークアプライアンスやIoTゲートウェイなどの製品を顧客に供給している。
- マイクロサーバー
- 各種ネットワークサーバー用途やアプライアンスのベース製品として利用される汎用の小型サーバー。
- ネットワークアプライアンス
- マイクロサーバーをベースに各種サービスを事前設定し、すぐに運用できるようにした製品。
- IoTゲートウェイ
- IoT用途に最適なゲートウェイ製品で、センサーデータの収集や通信を担う。
02Web3事業準主力
暗号資産に係る開発・発行・販売・取得及び関連サービスを提供する。親会社と子会社が連携して事業を展開している。
製品と技術
汎用マイクロサーバーシリーズ
ネットワーク事業の基盤製品が「マイクロサーバー」である。小型・省電力でLinuxを標準搭載し、各種ネットワークサーバー用途やアプライアンス製品のベースハードウェアとして利用される。特にカスタマイズの自由度が高く、顧客の要求に応じた専用サーバーを短期間で提供できる点が強み。これまでに多数の通信機器メーカーやシステムインテグレーターへの供給実績を持つ。
ネットワークアプライアンス「EasyBlocks」
「EasyBlocks(イージーブロックス)」は、マイクロサーバーにあらかじめ各種サービスを設定し、導入後すぐに運用を開始できるアプライアンス製品。ファイアウォール、VPN、ルーター機能などを統合し、保守サポートサービスとセットで長期利用される。ストック型の収益源として位置づけられ、2025年3月期の販売は好調に推移し、ネットワーク事業全体の利益を牽引した。
ブロックチェーン技術「ThingsToken」
Web3事業の核となるのが、独自開発のRWA(現実世界の資産)トークン化技術「ThingsToken」である。ブロックチェーンを活用し、物流データや製品のトレーサビリティを改ざん不可能な形で記録・取引できる。2025年には農林水産省の実証事業で酒類の流通管理体制に適用されたほか、スカパーJSATや日立製作所との協業によりデータセンターや生体認証分野への応用が進められている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
小型電子機器向け基板、収益改善途上
ぷらっとホームは半導体実装や電子機器向けプリント基板を手掛ける。売上高10億円前後と極小規模で、同業のイビデンが約4,000億円、日清紡ホールディングスも同規模のため、業界内ではニッチプレーヤーに位置する。直近3期は増収ながら営業利益率が開示されておらず、2026/3期にようやく黒字予想と収益改善途上。資金力や技術開発で大企業に対抗するのは難しく、特定顧客への依存度が高いとみられる。
強み
- 小規模ゆえにフレキシブルな生産が可能で、試作や少量生産のニーズに対応できる。
- 過去3期連続で増収(10→12→13億円)しており、受注が拡大傾向にある。
- 営業利益率の開示はないが黒字化見込みで、収益性改善への期待が持てる。
- 大手が参入しにくい特殊用途基板などで差別化を図っている可能性がある。
課題
- 売上高10億円程度では研究開発投資やスケールメリットで大手に劣る。
- 過去2期の営業利益率非開示、黒字転換時期の遅れが懸念材料。
- 特定顧客や製品への集中リスクが高く、需要変動に脆弱。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がぷらっとホーム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6943NKKスイッチズ | 48億円 | 15.8倍 |
| 2 | 6647森尾電機 | 48億円 | 6.9倍 |
| 3 | 6635大日光・エンジニアリング | 46億円 | 12.0倍 |
| 4 | 6926岡谷電機産業 | 44億円 | — |
| 5 | 6721ウインテスト | 39億円 | — |
| 6 | 6836ぷらっとホーム | 38億円 | 165.3倍 |
| 7 | 6614シキノハイテック | 38億円 | — |
| 8 | 6659メディアリンクス | 37億円 | — |
| 9 | 6662ユビテック | 34億円 | 68.2倍 |
| 10 | 6898トミタ電機 | 34億円 | 27.1倍 |
| 11 | 6694ズーム | 33億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 15件
秋葉原で創業した1993年
1993年3月23日、東京都千代田区外神田一丁目(秋葉原)にぷらっとホーム株式会社を設立。コンピューター及び周辺機器の開発、製造、販売を目的とした。創業者は「日本をリードする技術者に最先端商品を提供する」という理念を掲げ、Linuxなどのオープンソースソフトウェアに特化した技術力で差別化を図った。設立地点は電気街の中心であり、技術者向けの販売チャネルとして親和性が高かった。
マザーズ上場と子会社化の2000年代
2000年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2001年3月には株式会社アークライズ(後にプラットアイズ株式会社に社名変更)の第三者割当増資を引き受け子会社化した。2002年4月にはプラット・コミュニケーションコンポーネンツ株式会社を設立。しかし2003年8月にプラットアイズの全株式を譲渡し、同年12月にはプラット・コミュニケーションコンポーネンツを吸収合併するなど、経営資源の集中を進めた。
米国進出と撤退の2007~2009年
2007年4月、米国カリフォルニア州にPlat'Home USA Ltd.を設立し、海外展開を試みた。しかし2年後の2009年12月に解散を決定し、2010年3月に清算を結了した。この短期間の海外事業は成果を上げられず、子会社を通じた国際展開の難しさを経験する結果となった。以降、海外拠点は持たず、日本国内の事業に集中する方針に転換した。
市場第二部への変更とISO認証
2008年8月に環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得。2011年12月には本社を千代田区九段北に移転し、現在に至る。2014年8月には東京証券取引所市場第二部に市場変更し、より安定した上場市場へ移行。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行し、現在に至る。この間、2005年12月には秋葉原店舗を閉鎖し、直販から間接販売へのシフトを進めた。
Web3事業子会社を設立した2025年
2025年7月、Web3事業の本格化を目的としてThings Revolution株式会社を設立し、連結子会社とした。2020年にはブロックチェーンを利用したIoTデータ取引に関する特許を取得、その後も特許を追加取得している。農林水産省の実証事業や大手企業との協業を通じて、物流効率化やデータセンター応用など現実世界の資産(RWA)のトークン化技術「ThingsToken」の商業化を推進している。
年表15件を開く
1990年代
- 1993年3月創業コンピューター及び周辺機器の開発並びに製造、販売を目的として、1993年3月23日、東京都千代田区外神田一丁目11番4号にぷらっとホーム株式会社を設立
2000年代
- 2000年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2001年3月M&A株式会社アークライズ(第9期~第12期 連結子会社 2001年4月プラットアイズ株式会社に社名変更)の第三者割当増資を引き受け子会社化
- 2002年4月プラット・コミュニケーションコンポーネンツ株式会社(第11期~第12期 連結子会社)を設立
- 2003年8月プラットアイズ株式会社(連結子会社)の当社保有全株式を譲渡
- 2003年12月M&Aプラット・コミュニケーションコンポーネンツ株式会社(連結子会社)を吸収合併
- 2005年5月本社を東京都千代田区外神田一丁目18番13号に移転
- 2005年12月秋葉原店舗を閉鎖
- 2007年4月米国カリフォルニア州にPlat’Home USA Ltd.(非連結子会社)を設立
- 2008年8月環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得
- 2009年12月Plat’Home USA Ltd.(非連結子会社)を解散(2010年3月 清算結了)
2010年代
- 2011年12月本社を東京都千代田区九段北四丁目1番3号に移転
- 2014年8月東京証券取引所市場第二部に市場変更
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行
- 2025年7月Things Revolution株式会社(現・連結子会社)を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ソフトウェア・サービスへの事業転換
ハードウェア型からソフトウェア・サービス型への転換をネットワーク事業とWeb3事業の両面で加速。ネットワーク事業では高付加価値アプリケーション搭載のネットワークアプライアンスを柱に据え、サポートサービスを含めたストック収益を強化する。
- 02
Web3事業の商業化推進
ブロックチェーン技術を基盤に、物流効率化や地方創生などの実証事業の成果を活かし、大規模物流システムへの適用など商業化を進める。強い分野の事業者とのアライアンス戦略をとり、2025年7月設立の子会社と共に事業を発展させる。
- 03
財務基盤の充実
事業転換や拡大に応じて、資金調達による財務基盤の充実・強化を検討する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で39人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、9期前と比べて+9.5%。平均年齢は48.6歳、平均勤続年数は12.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 43 |
| 2018年3月 | — | — | — | 41 |
| 2019年3月 | 592 | 46.9 | 10.0 | 39 |
| 2020年3月 | 614 | 48.1 | 10.0 | 40 |
| 2021年3月 | 627 | 47.5 | 11.0 | 38 |
| 2022年3月 | 634 | 48.7 | 12.0 | 37 |
| 2023年3月 | 619 | 48.6 | 13.0 | 33 |
| 2024年3月 | 612 | 50.3 | 15.0 | 32 |
| 2025年3月 | 627 | 50.4 | 13.0 | 33 |
| 2026年3月 | 648 | 48.6 | 12.0 | 39 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内Things Revolution㈱(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は13億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+8.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16億円 | 13億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 0億円 |
| 純利益 | 1億円 | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は4億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 3 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 3 | −1 | −33.3 | −1 |
| 2024年3Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 3 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 6 | — | — | 0 |
| 2026年2Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2027年1Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は12億円から13億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 12 | — | −3 | — | −3 |
| 2014年3月 | 11 | — | −1 | — | −1 |
| 2015年3月 | 11 | — | −1 | — | −1 |
| 2016年3月 | 10 | — | −2 | — | −2 |
| 2017年3月 | 11 | — | −2 | — | −2 |
| 2018年3月 | 13 | — | −1 | — | −1 |
| 2019年3月 | 11 | — | −2 | — | −2 |
| 2020年3月 | 11 | — | −1 | — | −2 |
| 2021年3月 | 12 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年3月 | 12 | — | −1 | — | 0 |
| 2023年3月 | 10 | — | −1 | — | −1 |
| 2024年3月 | 10 | — | −1 | — | −1 |
| Things Revolution株式会社(現・連結子会社)を設立 | |||||
| 2025年3月 | 12 | — | 0 | — | 0 |
| 2026年3月 | 13 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高13億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.8%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.5%5億円
- その他の費用持分法損益などの調整7.7%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。期末の手元現金は2億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −3 | 0 | — | −3 | 15 |
| 2014年3月 | −2 | 1 | — | −1 | 14 |
| 2015年3月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 12 |
| 2016年3月 | −3 | 0 | — | −3 | 10 |
| 2017年3月 | −3 | 0 | — | −3 | 6 |
| 2018年3月 | 0 | 0 | — | 0 | 7 |
| 2019年3月 | −2 | 0 | — | −2 | 5 |
| 2020年3月 | −1 | 0 | — | −1 | 3 |
| 2021年3月 | 0 | 0 | — | 0 | 3 |
| 2022年3月 | −1 | 0 | 1 | −1 | 3 |
| 2023年3月 | −2 | 0 | 1 | −2 | 2 |
| 2024年3月 | −1 | 0 | — | −1 | 2 |
| 2025年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 |
| 2026年3月 | −1 | 0 | — | −1 | 2 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は9億円。このうち返さなくてよい自己資本が4億円で、自己資本比率は50.8%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 20 | 17 | 3 | 85.4 |
| 2014年3月 | 18 | 16 | 2 | 86.9 |
| 2015年3月 | 17 | 14 | 3 | 83.8 |
| 2016年3月 | 15 | 12 | 3 | 80.5 |
| 2017年3月 | 13 | 10 | 3 | 75.6 |
| 2018年3月 | 12 | 9 | 3 | 68.4 |
| 2019年3月 | 10 | 7 | 3 | 67.8 |
| 2020年3月 | 8 | 6 | 2 | 63.1 |
| 2021年3月 | 7 | 4 | 3 | 53.7 |
| 2022年3月 | 8 | 5 | 3 | 61.9 |
| 2023年3月 | 7 | 5 | 2 | 65.0 |
| 2024年3月 | 6 | 4 | 2 | 55.3 |
| 2025年3月 | 7 | 4 | 3 | 57.3 |
| 2026年3月 | 9 | 4 | 4 | 50.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中72位あたり、逆に低いのは営業利益率で224社中197位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥790で、1年前と比べて-43.7%。過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 165.3倍 |
| PER (会社予想) | 75.0倍 |
| PBR | 7.83倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は急伸後、調整を経て再び上昇基調にあります。7月14日には924円まで急騰しましたが、その後は乱高下し、7月下旬には659円まで下落しました。しかし、8月10日から再び上昇し、8月14日は853円と25日移動平均線(771円)を大きく上回りました。1カ月では-7.18%と下落していますが、直近の上昇で戻り歩調にあります。RSIは64と買われ過ぎ圏に近く、短期的な過熱感があります。52週高値1850円からは-53.9%と大幅に下落した水準です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PERは178.45倍で業界平均30.62倍を大きく上回り、予想PERも80.9倍と非常に高い。PBRは8.45倍で平均2.75倍の約3倍に達し、割高水準。ROEは5.2%と低く、配当は無配。売上高は10億円規模と小さく、直近は赤字またはほぼ利益ゼロ。財務内容が脆弱で、現在の株価評価は割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 165.3倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 75.0倍 | — |
| PBR | 7.83倍 | 2.58倍 |
| ROE | 5.2% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上は増加しているが利益がほぼ出ておらず、成長と収益性のバランスが論点。強気派は、新規の自社製品やサービスの拡販で、売上の伸びが利益に転換する時期が近いとみる。弱気派は、売上拡大の割に利益が伴わず、投資負担が続くことを懸念する。株価が下落しており、PERは割高感があるため、実績での裏付けが待たれる。
- 売上成長の継続
直近2期で売上高が増加しており、需要は拡大している
- 独自製品の強化
ネットワークOSなど独自技術への投資が実を結ぶ可能性がある
- 固定費の削減効果
規模拡大で販管費比率が下がれば利益が顕在化する
- 3期連続増収で売上高13億円通年影響中
売上高が10→12→13億円と3期連続増収
- 最終損益が赤字から均衡へ通年影響中
最終損益は24/3期▲1億円、25/3期0億円
- 予想PER80.9倍と改善不定影響弱
実績PER178.45倍に対し予想80.9倍へ改善
- 急落後の業績改善で反発余地継続影響弱
1年で株価▲38.46%と下落したが売上高は増収継続
- 収益性の低さ
営業利益はほぼゼロで、売上拡大が利益に結び付いていない
- 株価の割高感
PERは170倍超で、業績に対して評価が高すぎる
- 競争環境の厳しさ
大手通信機器メーカーとの競合で価格競争に巻き込まれる
- 実績PER178倍とバリュエーション負荷継続影響中
実績PER178.45倍、予想でも80.9倍と割高な水準
- 増収率が20%から8%に減速通年影響中
売上増分が前期2億円から今期1億円へ半減
- 配当なし、利回り0%継続影響弱
配当利回り0%で株主還元が見込めない
- 外国人保有1.65%と低流動性継続影響弱
外国人保有率1.65%と低く、需給が薄い
- 売上高成長率
- 事業拡大の勢いを確認する
- 営業利益率
- 売上の増加が収益力を改善しているかを見る
- 自社製品比率
- 独自技術の採算が向上しているかの目安になる
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,760人。区分でいちばん多いのは個人・その他で89.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.8%を占め、残る98.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 79.9 | 81.9 | 89.3 | 88.8 | 80.4 | 89.1 |
| 証券会社 | 8.6 | 9.7 | 7.6 | 7.6 | 11.0 | 7.4 |
| 事業法人 | 1.5 | 1.6 | 1.9 | 1.1 | 1.9 | 1.7 |
| 外国法人 | 9.9 | 6.7 | 0.7 | 2.1 | 1.6 | 1.5 |
| 自己株式 | 6.7 | 0.9 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.8 |
| 金融機関 | 0.0 | 0.1 | 0.5 | 0.3 | 5.0 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 鈴木 友康 | 19.62 |
| 02 | 本多 基記 | 7.07 |
| 03 | 小寺 弘泰 | 6.27 |
| 04 | 中西 裕介 | 5.80 |
| 05 | 楽天証券株式会社 | 3.02 |
| 06 | 笛吹 美貴 | 2.06 |
| 07 | 陳 梅郁 | 1.72 |
| 08 | 川上 佳洋 | 1.72 |
| 09 | 菅谷 常三郎 | 1.40 |
| 10 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1.34 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+102%、1株純資産は14期で−93%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −229 | 1,359 | −15.6 | — |
| 2014年3月 | −116 | 1,251 | −8.9 | — |
| 2015年3月 | −114 | 1,131 | −9.6 | — |
| 2016年3月 | −189 | 945 | −18.2 | — |
| 2017年3月 | −179 | 766 | −20.9 | — |
| 2018年3月 | −98 | 667 | −13.7 | — |
| 2019年3月 | −133 | 534 | −22.2 | — |
| 2020年3月 | −118 | 416 | −24.9 | — |
| 2021年3月 | −33 | 106 | −26.9 | — |
| 2022年3月 | −8 | 116 | −7.7 | — |
| 2023年3月 | −25 | 102 | −22.3 | — |
| 2024年3月 | −24 | 78 | −26.1 | — |
| 2025年3月 | 3 | 88 | 3.1 | 678.0 |
| 2026年3月 | 5 | 92 | 5.2 | 211.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額58百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 鈴木友康 | 代表取締役社長 | 62 |
| 竹内敬呂 | 取締役 執行役員 営業管掌 | 57 |
| 本多基記 | 取締役 執行役員 COO 兼 内部監査室長 | 51 |
| 福留正邦 | 取締役 執行役員 兼 管理本部長 管理管掌 | 72 |
| 菅谷常三郎 | 取締役 | 62 |
| 大川康徳 | 取締役 | 55 |
| 藤﨑忍 | 取締役 | 60 |
| 河南邦男 | 常勤監査役 | 82 |
| 松山昌司 | 監査役 | 53 |
| 丸山登 | 監査役 | 91 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 42 | 3 | 45 | 11 |
| 社外取締役 | 5 | 8 | — | 8 | 2 |
| 監査役 | 1 | 5 | — | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容650字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,861字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,534字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,940字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第34期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第34期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第33期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第33期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第32期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第32期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第32期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第32期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第31期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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