概要
岡谷電機産業は、商用電源や通信回線から流入する電磁雑音や誘導雷サージから機器を保護するコンデンサ製品、ノイズ・サージ対策製品を主力とする電子部品メーカーである。東京都世田谷区に本社を置き、国内・海外に製造子会社を有する。2026年3月期の連結売上高は102億円、従業員数は1,101名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
四つの製品セグメントで構成する事業ポートフォリオ
当社グループは、コンデンサ製品、ノイズ・サージ対策製品、表示・照明製品、センサ製品の四つのセグメントで事業を展開する。コンデンサ製品は空調機器や産業機器向けが主力で、2025年度の売上高は47億円と全体の46%を占める。ノイズ・サージ対策製品は34億円、表示・照明製品は17億円、センサ製品は3億円と続く。各セグメントは異なる市場動向を示し、センサ製品は産業機器向けや時計指針補正用で増加した一方、表示・照明製品は防衛産業向けの減少により前年比22%減となった。
国内外9社で構成するグローバル生産・販売ネットワーク
当社は連結子会社9社からなるグループを形成する。国内では東北オカヤ株式会社とOSD株式会社が生産を担い、全量を当社に納入する。海外では中国の岡谷香港有限公司、東莞岡谷電子有限公司、スリランカのOKAYA LANKA (PRIVATE) LIMITEDが製造拠点として機能する。販売子会社は香港、タイ、シンガポール、米国に配置され、現地での調達・販売を担う。この生産分業体制により、多品種の製品を安定供給しながら、地域ごとの需要変化に柔軟に対応する。
受注生産方式と収益性改善への構造改革
当社は多品種少量生産に対応するため受注生産方式を採用し、在庫リスクを抑制している。しかし2025年度は原材料コスト上昇やコンデンサ新製品の立ち上げ費用が重荷となり、営業損失17億円を計上した。対策として、生産工程の自動化推進、製品価格改定、事業構造の見直しに着手している。また、基幹システムの刷新やIoT化による生産状況の可視化にも取り組み、収益力の回復を図る方針である。
業界の中での役割は電子機器の誤動作や故障を防ぐ保護部品サプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| コンデンサ 製品 | 47億円 | 45.6% | -5億円 | -10.6% |
| ノイズ・サージ対策製品 | 35億円 | 34.0% | -4億円 | -11.4% |
| 表示・照明製品 | 18億円 | 17.5% | 2億円 | 11.1% |
| センサ 製品 | 3億円 | 2.9% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01電子機器全般(産業機器・家電・情報通信など)主力
商用電源を通して流入出する電磁雑音による誤作動や故障から機器を守るコンデンサ製品を提供。幅広い電子機器メーカーを顧客とし、ノイズ対策の中核部品として供給している。
- コンデンサ製品
- 電磁ノイズを吸収・除去し、電子機器の安定動作を実現するコンデンサ。各種用途に応じたシリーズを展開。
02電子機器全般(産業機器・通信機器・防災設備など)主力
電磁雑音に加え、送配電線・通信回線を通じて流入する誘導雷サージによる誤作動や故障から機器を守る製品群を提供。電力・通信インフラ関連の機器メーカー向けに供給している。
- ノイズ・サージ対策製品
- ノイズフィルタや避雷器など、雷サージや電磁ノイズから電子機器を保護する製品群。
03表示・照明分野(屋外広告・交通標識・一般照明など)準主力
LEDに代表される表示・照明製品を提供。高輝度・長寿命の特性を活かし、屋外広告や交通標識、施設照明など幅広い用途に展開している。
- 表示・照明製品
- LED表示器やLED照明など。視認性と省電力性に優れ、多様な環境で使用される。
04センサ分野(物体検出・監視システムなど)準主力
赤外線を利用した物体検出用や監視システム用のLED光源を提供。センサモジュールメーカーやセキュリティ機器メーカー向けに供給し、自動検知や監視用途を支えている。
- センサ製品
- 物体検出用および監視システム用赤外LED光源。近接センサや監視カメラの照明として使用される。
製品と技術
高温・高湿環境に対応するコンデンサ製品
コンデンサ製品は当社の売上高の約46%を占める主力分野である。空調機器や産業機器向けに、商用電源を通じて流入する電磁雑音による誤作動や故障から機器を保護する機能を提供する。顧客の使用環境の多様化に伴い、耐高温・高湿製品のラインナップ拡充が求められており、従来は納入困難だった業界・分野への進出を目指して開発を進めている。高周波対応コンデンサについてはユーザーと実証実験を実施中であり、国際規格改版への対応も同時に推進している。
ノイズとサージの両面を防ぐ対策製品
ノイズ・サージ対策製品は、電磁雑音に加えて送配電線や通信回線から流入する誘導雷サージから電子機器を保護する。機器のデジタル化・高周波化・高速伝送化が進む中で、電子回路の安定性を確保するノイズ対策技術の高度化要求が強まっている。当社は従来部門ごとに蓄積してきたノイズフィルタ技術とサージプロテクト技術を統合し、コンデンサ事業とのシナジーを活かした一体的な製品戦略を展開する。新たな国際規格に適合した製品開発も進め、「ノイズ・サージ対策のパートナー」としての地位確立を目指す。
特定顧客向けカスタム品が中心の表示・照明製品
表示・照明製品は、LEDを応用したカスタム品が中心である。特定顧客を対象とするため、売上高は17億円と前年比22%減少したが、防衛産業向けの大口案件が一過性であった影響が大きい。今後は独自技術の開発と新たな業界・分野での顧客獲得が課題となる。本製品群は当社の技術基盤を活かした差別化が可能であり、市場ニーズに合わせた製品開発を継続する。
産業機器向けエンコーダ用などで評価を得るセンサ製品
センサ製品は、物体検出用や監視システム用の赤外LED光源を提供する。産業機器向けエンコーダ用や時計指針補正用などの特定分野で高い評価を得ており、2025年度の売上高は3億円と前年比33%増加した。しかし販路が限られているため、今後は営業強化によりユーザー拡大を図る必要がある。当社の技術力を活かした高信頼性製品として、安定した需要を獲得する方針である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字が岡谷電機産業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6757OSGコーポレーション | 48億円 | 42.8倍 |
| 2 | 3856Abalance | 48億円 | 0.6倍 |
| 3 | 6943NKKスイッチズ | 48億円 | 15.8倍 |
| 4 | 6647森尾電機 | 48億円 | 6.9倍 |
| 5 | 6635大日光・エンジニアリング | 46億円 | 12.0倍 |
| 6 | 6926岡谷電機産業 | 44億円 | — |
| 7 | 6721ウインテスト | 39億円 | — |
| 8 | 6836ぷらっとホーム | 38億円 | 165.3倍 |
| 9 | 6614シキノハイテック | 38億円 | — |
| 10 | 6659メディアリンクス | 37億円 | — |
| 11 | 6662ユビテック | 34億円 | 68.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 33件
海軍監督工場として特殊真空管を製造した戦時中
1939年4月、東京都港区に株式会社昭和電機製作所として発足した。1942年5月に東北電気無線株式会社と改称し、超短波真空管や無線機の製造を開始。1944年1月には安田保善社が全株式を買収し、同月に海軍監督工場の指定を受けて特殊真空管(エーコン管)の生産に着手した。戦時体制下で軍需向けの供給を担ったが、1945年4月に本社工場が戦災で焼失し、長野県岡谷市への移転を余儀なくされた。
岡谷市移転と民生用真空管への転換
1946年6月、本社を岡谷市に移転し社名を岡谷無線株式会社と改称。一般受信用真空管の製造を開始し、軍需から民需へと軸足を移した。1948年3月にはGHQの指令により持株会社整理委員会が全株式を公売。所有構造が一新され、独立した企業として再出発した。この時期に長野県岡谷市が本拠地となったことが、現在の社名「岡谷」の由来となっている。
東京進出と埼玉・福島への生産拡大
1956年6月、東京都世田谷区に技術研究所を開設し研究開発拠点を整備。1961年6月には本社を東京都渋谷区に移転し、経営機能を首都圏に集約した。1965年10月に埼玉県行田市に行田工場を開設し生産能力を増強。1967年6月に現社名の岡谷電機産業株式会社へ改称。1970年9月には東京証券取引所市場第二部に株式を公開し、資金調達力を高めた。1971年には埼玉県に株式会社健宝製作所(現OSD株式会社)、1973年には福島県に東永電子株式会社を相次いで設立し、国内生産ネットワークを拡大した。
海外生産拠点の創設と東北子会社の統合
1989年12月に米国インディアナ州にOKAYA ELECTRIC AMERICA, INC.を設立し北米販売に乗り出した。1993年12月には香港に岡谷香港有限公司を設立、1995年1月には中国広東省に東莞東坑岡谷電子廠を開設し、海外生産を本格化した。1995年5月にシンガポール、1998年3月に香港貿易会社を設立しアジア販路を拡充。1998年10月には東北ロダン株式会社(現東北オカヤ株式会社)が東永電子株式会社を吸収合併し、国内生産子会社の再編を進めた。
本社移転と東証第一部指定を経てスタンダード市場へ
2000年8月に本社機能を東京事業所へ統合。2002年7月に本社を世田谷区三軒茶屋、2005年2月に現所在地の世田谷区等々力へ移転した。2006年2月には東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、上場区分を引き上げた。しかし2022年4月の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。同時期には埼玉事業所内の新工場建設(2016年9月)やスリランカ工場の設立(2008年4月)など生産能力の増強も継続した。
年表33件を開く
1930年代
- 1939年4月創業東京都港区に株式会社昭和電機製作所として発足。
1940年代
- 1942年5月社名を東北電気無線株式会社と改称、超短波真空管、無線機の製造を開始。
- 1944年1月M&A増産体制を整えるため、安田保善社において全株式を買収。海軍監督工場に指定され特殊真空管(エーコン管)の製造を開始。
- 1945年4月本社工場を拡張完成したところ、戦災により東京本社・工場(芝白金三光町)を焼失。海軍の命令により長野県岡谷市に工場を移転。
- 1946年6月本社を岡谷市に移転し、同時に社名を岡谷無線株式会社と改称、一般受信用真空管の製造を開始。
- 1948年3月G.H.Qの指令に基づき、持株会社整理委員会により全株式を公売に付せられた。
1950年代
- 1956年6月東京都世田谷区に技術研究所を開設。
1960年代
- 1961年6月本社を東京都渋谷区に移転。
- 1965年10月埼玉県行田市に行田工場を開設。
- 1967年6月社名を岡谷電機産業株式会社と改称。
1970年代
- 1970年9月東京証券取引所市場第二部に株式を公開。
- 1971年7月創業埼玉県北足立郡に株式会社健宝製作所(現OSD株式会社)を設立。
- 1973年9月創業福島県安達郡に東永電子株式会社を設立。
1980年代
- 1986年4月創業岩手県東磐井郡に東北ロダン株式会社(現東北オカヤ株式会社)を設立。
- 1989年12月創業米国インディアナ州にOKAYA ELECTRIC AMERICA, INC.を設立。
1990年代
- 1990年7月稲城市にEDSセンター(後に南多摩製作所と改称)を開設。
- 1993年12月創業香港に岡谷香港有限公司を設立。
- 1995年1月岡谷香港有限公司の製造部門として中国・広東省に東莞東坑岡谷電子廠を開設。
- 1995年5月創業シンガポールにOKAYA ELECTRIC (SINGAPORE) PTE LTDを設立。
- 1998年3月創業香港に岡谷香港貿易有限公司を設立。
- 1998年10月M&A東北ロダン株式会社(現東北オカヤ株式会社)が、東永電子株式会社を吸収合併。
2000年代
- 2000年8月本社機能を東京事業所へ移転。
- 2002年1月南多摩製作所を閉鎖。
- 2002年7月本社を東京都世田谷区三軒茶屋に移転。
- 2004年4月株式会社健宝製作所をOSD株式会社と名称を変更し、埼玉技術センターの生産部門を移管。
- 2005年2月本社を東京都世田谷区等々力に移転。
- 2005年10月東北ロダン株式会社を東北オカヤ株式会社と改称。
- 2006年2月株式会社東京証券取引所市場第一部銘柄の指定を受ける。
- 2008年4月創業スリランカにOKAYA LANKA (PRIVATE) LIMITEDを設立。
2010年代
- 2011年4月創業中国・広東省に東莞岡谷電子有限公司を設立。
- 2013年4月創業タイ国にOKAYA ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.を設立。
- 2016年9月埼玉事業所内に新工場を建設。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2027年3月期まで115億円
- 営業損失2027年3月期まで5億40百万円
- 親会社株主に帰属する当期純損失2027年3月期まで5億20百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
EMC対策技術の深耕とパートナー地位確立
コア事業であるEMC対策で蓄積した技術やノウハウを高め、デバイス単体の提供から「ノイズ・サージ対策のパートナー」として総合的なソリューションを提供する地位の確立を目指す。
- 02
各事業セグメントの課題対応
コンデンサ製品では耐高温・高湿品の拡充と販路拡大、ノイズ・サージ対策製品では技術融合と提案力強化、表示・照明製品では独自技術開発と新規顧客獲得、センサ製品では販路拡大とユーザー拡大に取り組む。
- 03
技術・品質・生産の組織能力強化
成長市場(産業機器、空調、車載等)向けに国際規格対応、生産工程の自動化による生産性向上、基幹システム刷新、IoT化によるトレーサビリティ向上を進め、新規ビジネス機会創出や新技術開発にも取り組む。
- 04
BCP実効性向上と緊急時対応力強化
災害や調達リスクに対応するため、主力製品の代替生産体制整備や生産・調達体制の見直しなど、グループ全体の事業継続計画(BCP)の実効性を高める。
- 05
サステナビリティとCSRの推進
社会からの信頼向上のため、グループ全体でサステナビリティ・CSRへの取組みを強化。人権方針の制定やコンプライアンス体制の強化、社会・環境への長期的配慮を事業活動に反映する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,101人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は537万円で、9期前と比べて−4.9%。平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は16.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,525 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,902 | — |
| 2019年3月 | 565 | 42.6 | 15.9 | 1,332 | — |
| 2020年3月 | 540 | 41.2 | 14.6 | 1,275 | — |
| 2021年3月 | 554 | 42.6 | 15.8 | 1,300 | — |
| 2022年3月 | 547 | 43.4 | 16.3 | 1,423 | — |
| 2023年3月 | 557 | 43.0 | 16.2 | 1,478 | — |
| 2024年3月 | 588 | 43.6 | 16.4 | 1,115 | — |
| 2025年3月 | 571 | 44.2 | 16.5 | 1,057 | −161 |
| 2026年3月 | 537 | 44.9 | 16.9 | 1,101 | −154 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 3 / 海外 6、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。
- 国内東北オカヤ 株式会社岩手県一関市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内OSD株式会社埼玉県行田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外岡谷香港有限公司香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外東莞岡谷電子 有限公司中国広東省 東莞市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内OKAYA LANKA (PRIVATE) LIMITEDスリランカ カトナヤケ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外岡谷香港貿易 有限公司香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外OKAYA ELECTRIC (THAILAND) CO.,LTD.タイ国 バンコク都 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外OKAYA ELECTRIC (SINGAPORE) PTE LTDシンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外OKAYA ELECTRIC AMERICA, INC.米国インディアナ州 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は102億円、営業利益は-17億円。前期と比べると増収で、売上が+6.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 115億円 | 102億円 |
| 営業利益 | -5億円 | -17億円 |
| 純利益 | -5億円 | -16億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は28億円、営業利益は−5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−36.4%、営業利益は−200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 38 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 44 | 5 | 11.4 | 4 |
| 2024年2Q | 37 | 1 | 2.7 | 1 |
| 2024年3Q | 33 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 29 | — | — | −4 |
| 2025年2Q | 45 | −9 | −20.0 | −8 |
| 2025年4Q | 51 | −8 | −15.7 | −9 |
| 2026年2Q | 50 | −10 | −20.0 | −10 |
| 2026年4Q | 52 | −7 | −13.5 | −6 |
| 2027年1Q | 28 | −5 | −17.9 | −4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は113億円から102億円へ90%に減った。直近期の営業利益率は-16.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイ国にOKAYA ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.を設立。 | |||||
| 2013年3月 | 113 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年3月 | 129 | — | 5 | — | 4 |
| 2015年3月 | 135 | — | 7 | — | 4 |
| 埼玉事業所内に新工場を建設。 | |||||
| 2016年3月 | 124 | — | 3 | — | −8 |
| 2017年3月 | 122 | — | 5 | — | 4 |
| 2018年3月 | 136 | — | 6 | — | 4 |
| 2019年3月 | 131 | — | 2 | — | −7 |
| 2020年3月 | 112 | — | −3 | — | −6 |
| 2021年3月 | 105 | — | 1 | — | 0 |
| 2022年3月 | 134 | — | −4 | — | −4 |
| 2023年3月 | 171 | — | 8 | — | 6 |
| 2024年3月 | 143 | — | 4 | — | 1 |
| 2025年3月 | 96 | −17 | −17 | −17.7 | −17 |
| 2026年3月 | 102 | −17 | −18 | −16.7 | −16 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高102億円のうち、営業利益として残るのは-17億円で-16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-16億円、売上の-15.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金91.2%93億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.5%27億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-16.7%-17億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−11億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−11億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は16億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 10 | −6 | −6 | 4 | 11 |
| 2014年3月 | 7 | −3 | −2 | 4 | 14 |
| 2015年3月 | 7 | −3 | −3 | 4 | 16 |
| 2016年3月 | 11 | −5 | 1 | 6 | 22 |
| 2017年3月 | 4 | −7 | 5 | −3 | 24 |
| 2018年3月 | −4 | −4 | 12 | −8 | 28 |
| 2019年3月 | 3 | −5 | −4 | −2 | 22 |
| 2020年3月 | 9 | −4 | 10 | 5 | 36 |
| 2021年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 38 |
| 2022年3月 | −16 | −2 | 12 | −18 | 33 |
| 2023年3月 | −1 | −2 | −6 | −3 | 25 |
| 2024年3月 | 21 | −4 | −5 | 17 | 39 |
| 2025年3月 | −4 | −2 | −10 | −6 | 23 |
| 2026年3月 | −11 | 0 | 3 | −11 | 16 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は134億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は44.2%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 124 | 85 | 39 | 67.7 |
| 2014年3月 | 127 | 90 | 37 | 70.9 |
| 2015年3月 | 137 | 100 | 37 | 73.1 |
| 2016年3月 | 130 | 86 | 44 | 66.1 |
| 2017年3月 | 144 | 92 | 52 | 63.6 |
| 2018年3月 | 158 | 93 | 65 | 58.7 |
| 2019年3月 | 145 | 82 | 63 | 56.6 |
| 2020年3月 | 140 | 72 | 68 | 51.2 |
| 2021年3月 | 144 | 75 | 69 | 52.4 |
| 2022年3月 | 160 | 73 | 87 | 45.3 |
| 2023年3月 | 168 | 82 | 86 | 49.0 |
| 2024年3月 | 171 | 90 | 81 | 53.0 |
| 2025年3月 | 140 | 71 | 70 | 50.3 |
| 2026年3月 | 134 | 59 | 75 | 44.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中91位あたり、逆に低いのは営業利益率で224社中219位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥193で、1年前と比べて-6.8%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 0.72倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で+1.1%と小幅上昇も、7/17は前日比-1.6%の184円と年初来安値圏。25日線(185.0円)を-0.5%下回り、75日線(190.7円)も下回る。52週高値238円からは-22.7%下落。出来高は低調で、売り買いともに乏しく方向感はない。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERがマイナスで算出不能、PBR 0.70倍は業界平均2.11倍を下回るが、直近2期の赤字でROE 1.4%と低く、営業赤字が続く。配当利回り0%で株主還元もなく、業績悪化が深刻。バリュエーションの割高感は業績低迷に起因。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 0.72倍 | 2.58倍 |
| ROE | 1.4% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 9 | — | 85.7 |
| 2018年3月 | 9 | 0.0 | — |
| 2019年3月 | 9 | 0.0 | — |
| 2021年3月 | 8 | −11.1 | 35.5 |
| 2023年3月 | 4 | −50.0 | 31.8 |
| 2024年3月 | 4 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ10,691人。区分でいちばん多いのは個人・その他で51.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.4%を占め、残る51.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 43.3 | 45.5 | 44.5 | 48.2 | 52.3 | 51.0 |
| 金融機関 | 41.4 | 40.5 | 38.4 | 36.6 | 33.2 | 33.6 |
| 事業法人 | 13.7 | 13.4 | 14.5 | 14.6 | 14.1 | 14.7 |
| 自己株式 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 0.9 |
| 外国法人 | 1.1 | 0.3 | 0.5 | 0.3 | 0.1 | 0.3 |
| 証券会社 | 0.5 | 0.2 | 2.2 | 0.4 | 0.2 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託沖電気工業口 | 15.71 |
| 02 | 明治安田生命保険相互会社 | 9.01 |
| 03 | TPR株式会社 | 6.28 |
| 04 | 安田不動産株式会社 | 3.88 |
| 05 | 岡谷企業財形会 | 3.67 |
| 06 | 株式会社みずほ銀行 | 3.63 |
| 07 | みずほ信託銀行株式会社 | 2.03 |
| 08 | 岡谷電機産業従業員投資会 | 1.61 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 1.44 |
| 10 | 損害保険ジャパン株式会社 | 1.12 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−880%、1株純資産は14期で−30%。直近期のROEは1.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 9 | 377 | 2.5 | 36.9 | 92.9 |
| 2014年3月 | 16 | 404 | 4.2 | 23.6 | 81.4 |
| 2015年3月 | 16 | 448 | 3.8 | 27.9 | 95.7 |
| 2016年3月 | −34 | 384 | — | — | — |
| 2017年3月 | 16 | 411 | 4.1 | 24.5 | 85.7 |
| 2018年3月 | 20 | 418 | 4.7 | 31.6 | — |
| 2019年3月 | −30 | 367 | — | — | — |
| 2020年3月 | −26 | 321 | — | — | 0.0 |
| 2021年3月 | 0 | 338 | 0.0 | 3609.1 | 35.5 |
| 2022年3月 | −20 | 325 | — | — | — |
| 2023年3月 | 27 | 368 | 7.9 | 11.2 | 31.8 |
| 2024年3月 | 5 | 404 | 1.4 | 50.6 | — |
| 2025年3月 | −76 | 316 | — | — | — |
| 2026年3月 | −72 | 265 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額112百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 高屋舗明 | 代表取締役 社長執行役員 | 65 | 568 |
| 山田尚人 | 取締役 会長執行役員 | 69 | 835 |
| 本間勤 | 取締役 上席執行役員 | 65 | 340 |
| 房前芳一 | 取締役 | 74 | — |
| 寺本進 | 取締役 | 67 | — |
| 石動智之 | 常勤監査役 | 66 | — |
| 吉野卓 | 監査役 | 76 | 223 |
| 有賀義和 | 監査役 | 70 | — |
| 羽石和弘 | — | 60 | — |
| 金丸昌雄 | 取締役 常務執行役員 | 61 | 196 |
| 長井浩 | 監査役 | 64 | — |
| 久保田康裕 | — | 59 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 75 | 75 | 25 |
| 社外取締役 | 5 | 32 | 32 | 6 |
| 監査役 | 1 | 5 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容691字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,491字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,999字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,179字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第103期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第103期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第101期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第101期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第101期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第101期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業