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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

京写

KYOSHA CO.,LTD.6837 · Standard · 電気機器

プリント配線板(PCB)専業メーカー。自動車、産業機器、民生機器向けに高多層・高密度の基板を開発・供給し、海外生産を軸にグローバル展開する。

概要

京写は、プリント配線板(PCB)の製造・販売を主力とする電子部品メーカーである。1959年に京都で創業し、現在は日本、中国、インドネシア、メキシコ、ベトナムの5カ国に生産拠点を持つ。2026年3月期の連結売上高は247億円、従業員数は1,191人。片面プリント配線板の分野では世界最大級の生産能力を有し、自動車、家電、産業機器向けに広く製品を供給している。

5カ国に広がる生産・販売ネットワーク

京写グループは、持株会社である京写を中心に、連結子会社10社で構成される。生産拠点は日本の京都工場・九州工場・新潟工場、中国の広州、インドネシア、メキシコ、ベトナムにあり、それぞれが同じ品質基準で製品を製造する。販売子会社は米国、タイ、マレーシアなどに配置され、グローバルな顧客対応が可能である。2026年3月期のセグメント別売上高は、中国が126億円(全体の51%)、日本が107億円(43%)、ベトナムが39億円、インドネシアが28億円、メキシコが1億円と、中国と日本で全体の9割超を占める。

売上高は増加傾向だが、利益率は低水準

連結売上高は2013年3月期の150億円から2026年3月期の247億円へと増加傾向にある。しかし、営業利益は同期間で3億円(2013年)から13億円(2025年)まで改善した後、2026年には8億円に減少した。2026年3月期の営業利益率は3.3%、ROEは1%未満と低い。同社は原材料価格の高騰や設備投資に伴う費用増加に直面しており、2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は78百万円と前年から87%減少した。収益性向上のため、金属基板や厚銅基板へのシフト、生産性向上を掲げる。

長期ビジョンと中期経営計画で構造改革へ

京写は2036年3月期を最終年とする長期ビジョン「2036」を策定し、売上高400億円、営業利益40億円、営業利益率10%を目標とする。その第一段階として、2026年4月から3ヵ年の中期経営計画「2029」が始動した。重点戦略は、片面基板のトップシェア維持、金属基板・厚銅基板への成長投資、両面板事業の構造改革(国内生産拠点集約)、実装関連事業の新用途開拓である。最終年度の2029年3月期には売上高280億円、営業利益20億円を掲げる。

業界の中での役割はプリント配線板サプライヤー。電子機器の基盤となるPCBを設計し、量産する。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
247億円
営業利益
8億円
営業利益率
3.2%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
中国112億円45.3%9億円8.0%
日本99億円40.1%0億円0.0%
インド ネシア25億円10.1%-2億円-8.0%
ベトナム10億円4.0%1億円10.0%
メキシコ1億円0.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

自動車向けのプリント配線板が主力。車載電子化の進展により、高信頼性・高多層の基板を供給する。有報では主要なセグメントとして、グローバルに生産拠点を配置している。

主な製品・サービス1
プリント配線板
車載機器向けの高多層・高密度プリント配線板。

02産業機器準主力

産業機器向けプリント配線板を展開。FA・エネルギー関連など幅広い用途に、耐久性と高精度が求められる基板を供給している。

主な製品・サービス1
プリント配線板
産業機器向けの高信頼性プリント配線板。

03民生機器副次

家電や情報家電などの民生機器向けにプリント配線板を供給。コスト競争力と量産対応力を活かし、幅広い電子機器の基盤を支えている。

主な製品・サービス1
プリント配線板
民生機器向けのプリント配線板。

製品と技術

片面プリント配線板:世界最大級の生産能力と幅広い用途

片面プリント配線板は京写の主力製品であり、同社は世界最大級の生産能力を持つとされる。主に自動車(ECU、LEDヘッドライト)、家電(エアコン、冷蔵庫)、事務機、電子部品向けに供給される。製造は日本、中国、インドネシア、ベトナムの各拠点で行われ、同一品質を維持しながらコスト競争力を高めている。2026年3月期の片面基板関連売上は非開示だが、セグメント別では中国(片面主体)が126億円と最大である。同社は片面複層基板の技術確立も進めている。

金属基板と厚銅基板:放熱需要に対応する成長製品

金属基板(アルミベース基板など)と厚銅基板は、京写が注力する高付加価値製品である。自動車用LEDヘッドライト、パワー半導体、AIサーバー電源など、放熱性能が求められる分野で需要が拡大している。同社は京都工場に厚銅基板の量産ライン、九州工場に金属基板専用ラインを導入し、生産能力を増強中。中期経営計画では、金属基板の売上年平均成長率30%を目標に掲げ、材料メーカーとの協業による技術開発を進める。

実装関連事業:治具と実装サービスで国内顧客をサポート

実装関連事業では、電子部品の実装受託サービスと、実装搬送治具(パレット、マガジンなど)の製造・販売を行う。子会社の三和電子株式会社が国内で実装サービスを提供し、関東TEC(横浜事業所)が治具を手掛ける。主な顧客は産業機器、航空機、通信機器メーカーで、AIサーバー向けの受注も一部ある。同事業は2025年度に減収となったが、同社はパートナー連携や開発営業を通じて新用途(治具新用途売上3億円/年)の開拓を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

電子基板で中堅規模、電気機器セクターで独自の地位

当社は電気機器セクターに属し、プリント配線板などの電子部品を製造・販売している。売上高は247億円(2026年3月期)と、同セクターのライバルであるイビデン(売上高数千億円)やキオクシアホールディングスと比較すると規模は小さいものの、独自のニッチ市場を開拓している。営業利益率は3.24%とやや低めで、収益性は課題である。業界構造としては、半導体市場の変動が大きく、需要の波が激しい。当社は自動車向け基板などに強みを持ち、近年は電気自動車関連の需要を取り込んでいる。しかし、他社との価格競争や原材料価格の高騰が収益を圧迫している。今後は高付加価値製品へのシフトや海外市場の開拓が重要である。

強み

  • 特定の電子基板分野で高い技術力を持ち、競争の少ない市場で存在感を示している。
  • 自動車向けプリント配線板に強みがあり、EVシフトによる需要拡大の恩恵を受けている。
  • 高精度な基板製造技術を有し、品質面での信頼性が高い。
  • 売上高は第2025年3月期に262億円、第2026年3月期に247億円と比較的安定しているが、減少傾向にある。

課題

  • 営業利益率が3%台と低く、コスト競争力の強化が不可欠。原材料高や設備投資負担が収益を圧迫している。
  • 直近の売上高が減少傾向にあり、市場需要の変化に対応した新製品開発が必要である。
  • 国内外の同業他社との競争が激しく、価格競争に巻き込まれるリスクがある。技術差別化が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が京写

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

捺染スクリーン型メーカーからPCB事業へ転換した1959~1974年

京写は1959年2月、京染捺染用スクリーン型の生産・販売を目的として、資本金600千円で「株式会社京都写真型」として設立された。本社は京都市伏見区、工場は京都市右京区に置いた。1967年に工場を久御山町へ移転し、プリント配線板の開発に着手。翌1968年には本社も久御山町へ移した。1974年1月には熊本県玉名市にPCB専用工場(九州工場)を完成させ、本格的なPCBメーカーへの転換を完了した。

スルーホール基板の内製化と東南アジア進出の1982~1994年

1982年11月、京都工場にスルーホールプリント配線板専用設備を設置し、社内生産を開始。1984年には東京営業所を開設した。1990年代に入ると、海外生産へのシフトが加速する。1993年12月、香港に合弁会社Kyosha IDT (Holdings)を設立。翌1994年6月には中国広州に生産子会社を設立し、片面基板の低コスト生産を始めた。同年7月にはインドネシアにも合弁会社PT. Lippo Kyosha Indonesiaを設立し、東南アジアでの生産拠点を確保した。

米州進出と撤退、シンガポール上場と子会社化の1997~2005年

1997年12月、米国にKyosha America Corporationを設立し、メキシコにも生産子会社を設けた。しかし、事業は軌道に乗らず、2005年3月に両社とも清算された。一方、アジアでは2000年3月にKyosha Holdings (Singapore)がシンガポール証券取引所に上場。2004年3月に同社を完全子会社化し、上場廃止を経て同年12月に清算を結了した。2005年3月にはインドネシアのPT. Hitachi Chemical Electronic Products Indonesiaを子会社化し、現地生産能力を強化した。

新潟工場開設と東京証券取引所上場の2010年代

2010年3月、新潟市に両面プリント配線板製造の新潟工場を開設。同年10月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した。2013年の証券取引所統合を経て、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場する。2016年にはメキシコに再進出し、2019年にはベトナムに新工場を設立するなど、生産拠点の多極化を進めた。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行。2024年6月には監査等委員会設置会社に移行した。

ベトナム・メキシコに新拠点、韓国事業は清算の2016~2024年

2016年5月、メキシコのティファナに子会社KS Circuit Mexicoを設立(後にKyosha de Mexicoに改称)。2019年1月にはベトナムのハナム省にKyosha Vietnamを設立し、東南アジアでの生産能力を増強した。一方、2016年に設立した韓国子会社Kyosha Koreaは2022年4月に清算され、事業から撤退した。国内では2014年にキクデンインターナショナルから実装治具事業を譲受し、2020年には関東TECを横浜事業所へ統合するなど、選択と集中を進めている。

年表35件を開く

1950年代

  • 1959年2月創業京染捺染用スクリーン型の生産・販売を目的として、株式会社京都写真型(現・株式会社京写)を設立。(本社 京都市伏見区、工場 京都市右京区、資本金600千円)

1960年代

  • 1967年12月工場を京都府久世郡久御山町へ移転。プリント配線板の開発に着手。
  • 1968年4月本社を京都府久世郡久御山町へ移転。

1970年代

  • 1974年1月熊本県玉名市にプリント配線板専用の工場(現・九州工場)完成。

1980年代

  • 1982年11月京都工場にスルーホールプリント配線板専用設備を設置。スルーホールプリント配線板の本格的な社内生産体制に入る。
  • 1984年12月東京営業所(現・東日本営業部)開設。

1990年代

  • 1993年12月香港・中国での片面プリント配線板の生産・販売を目的に、香港に合弁会社 Kyosha IDT(Holdings) Company Limited(現・Kyosha Hong Kong Company Limited)設立。
  • 1994年6月Kyosha IDT(Holdings)Company Limited(現・Kyosha Hong Kong Company Limited)の生産子会社 Panyu Kyosha IDT Circuit Technology Co., Ltd.(現・Guangzhou Kyosha Circuit Technology Co.,Ltd.)を中国に設立。
  • 1994年7月東南アジアでの片面プリント配線板の生産・販売を目的に、インドネシアに合弁会社 PT. Lippo Kyosha Indonesia(現・PT. Kyosha Indonesia)設立。
  • 1997年12月米国・メキシコでの片面プリント配線板の生産・販売を目的に、米国に子会社 Kyosha America Corporation設立。(2005年3月に事業清算)
  • 1998年2月Kyosha America Corporation の生産子会社 Kyosha de Mexico, S.A. de C.V.をメキシコに設立。(2005年3月に事業清算)
  • 1999年11月上場社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録銘柄として登録。(2004年12月 株式会社ジャスダック証券取引所上場に移行)

2000年代

  • 2000年3月上場Kyosha Holdings(Singapore)Limitedが株式をシンガポール証券取引所のメインボードに上場。
  • 2004年3月上場Kyosha Holdings(Singapore)Limitedを100%子会社化、シンガポール証券取引所の上場を廃止。(2004年12月清算結了)
  • 2005年3月M&APT. Hitachi Chemical Electronic Products Indonesia(現・PT. Kyosha Indonesia)を子会社化。
  • 2005年4月中部営業所開設。
  • 2007年8月Kyosha Hong Kong Company Limitedの販売子会社 Kyosha North America,Inc.を米国に設立。
  • 2008年5月M&A三和電子株式会社を子会社化。
  • 2009年3月連結子会社 株式会社メタックスの事業を終了。(2009年7月清算結了)

2010年代

  • 2010年2月埼玉県坂戸市に合弁会社 株式会社京写プロセス・ラボ・ミクロンを開設。(2013年11月清算結了)
  • 2010年3月新潟市に両面プリント配線板製造の新潟工場を開設。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2010年12月Kyosha Hong Kong Company Limitedの販売子会社 Kyosha (Thailand) Co.,Ltd.をタイバンコク市に設立。
  • 2013年4月M&A埼玉県坂戸市に実装搬送治具製造の関東TECを開設。(2020年3月横浜事業所へ統合)
  • 2013年7月上場大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2014年3月Kyosha Hong Kong Company Limitedの販売子会社 KS Circuit Technology Sdn.Bhd.(現・Kyosha Malaysia Circuit Technology Sdn.Bhd.)をマレーシアセランゴール州ペタリンジャヤ市に設立。
  • 2014年8月Kyosha Hong Kong Company Limitedの販売子会社 Guangzhou Kyosha Trading Companyを中華人民共和国広東省広州市に設立。
  • 2014年10月キクデンインターナショナル株式会社から実装治具事業を譲受。
  • 2015年9月創業Kyosha Hong Kong Company Limitedの韓国駐在員事務所を韓国仁川広域市に開設。(2016年6月 Kyosha Korea Co.,Ltd.設立に伴い閉鎖)
  • 2016年5月メキシコ バハ・カリフォルニア州 ティファナ市に子会社 KS Circuit Mexico S.A. de C.V.を設立。(現・Kyosha de Mexico, S.A. de C.V.、2019年12月ケレタロ州ケレタロ市へ移転)
  • 2016年6月韓国仁川広域市に子会社 Kyosha Korea Co.,Ltd.を設立。(2022年4月清算結了)
  • 2019年1月ベトナム社会主義共和国 ハナム省 ズイティエン県に子会社 Kyosha Vietnam Co.,Ltd.を設立。(ベトナム行政区画の再編に伴い、2025年7月より住所表記がニンビン省ドンヴァン区へ変更)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ市場からスタンダード市場へ移行。
  • 2024年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2036年3月期まで400億円
  • 営業利益2036年3月期まで40億円
  • 営業利益率2036年3月期まで10%
  • ROE2036年3月期まで10%
  • 売上高(中期計画)2029年3月期まで280億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    片面板事業戦略:トップシェアによる利益最大化

    トップシェアを強みにグローバルで日系顧客需要を取り込み、LED照明切り替え需要やASEAN・インドでのOA・白物家電需要を開拓し、非日系顧客開拓にも再挑戦する。九州工場拡張投資と中国工場の生産技術展開で生産性向上、片面複層基板の技術確立も進める。

  2. 02

    金属基板事業戦略:技術開発で成長事業拡大

    自動車用LEDヘッドライト需要の取り込み継続に加え、材料メーカー協業でEVパワーユニット・パワー半導体・AIサーバー電源向け厚銅基板を拡販。九州工場に金属基板専用ライン、京都工場に厚銅基板ラインを導入し量産体制を構築する。

  3. 03

    両面板事業戦略:構造改革による収益基盤再構築

    国内量産2工場を新潟工場に集約し生産性向上。京都工場は技術商品・試作・少量多品種・治工具生産に移行。ベトナム工場では新工法導入と資源リサイクルシステムで競争力強化と環境負荷低減を両立する。

  4. 04

    実装関連事業戦略:特定市場向けブランド確立

    半導体・医療など新用途開拓と治具製品ラインアップ強化。開発段階からの提案型営業と基板・治具・実装のワンストップサービスで拡販。実装工場はAIスマートファクトリー化、治具工場は金属加工技術の深化で高付加価値対応を進める。

  5. 05

    経営基盤強化:DX・ESG推進と生産性向上

    DXやAI活用、ロボット化で業務効率化と生産性向上。データ見える化でサプライチェーン最適化と経営判断早期化。全社員のDXリテラシー向上、デジタル人材育成、ESG経営(環境対応・人材育成・ガバナンス強化)を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は508万円で、9期前と比べて+2.0%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は15.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,438
2018年3月1,411
2019年3月49840.612.41,339
2020年3月47640.212.81,273
2021年3月45740.413.51,316
2022年3月44441.414.61,352
2023年3月47441.915.11,282
2024年3月48441.614.91,244
2025年3月49441.614.91,223106
2026年3月50842.515.71,19167

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 4 / 海外 6、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — ベトナム社会主義共和国ニンビン省ドンヴァン区3,226百万円
本社 — 中華人民共和国香港特別行政区1,564百万円
本社 — 岡山県津山市555百万円
本社及び京都工場 — 京都府久世郡久御山町538百万円
九州工場 — 熊本県玉名市452百万円
本社 — インドネシア共和国ブカシ県リッポーチカラン市434百万円
新潟工場 — 新潟県新潟市西蒲区310百万円
本社 — メキシコ合衆国ケレタロ州ケレタロ市26百万円
関東TEC横浜事業所 — 神奈川県横浜市港北区13百万円
主な関係会社
  • 海外
    Kyosha Hong Kong Company Limited
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Guangzhou Kyosha Circuit Technology Co., Ltd.
    中華人民共和国 広東省広州市 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    Guangzhou Kyosha Trading Company
    中華人民共和国 広東省広州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Kyosha North America, Inc.
    アメリカ合衆国 ミシガン州 ノバイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kyosha(Thailand) Co.,Ltd.
    タイ王国 バンコク都 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kyosha Malaysia Circuit Technology Sdn.Bhd.
    マレーシア セランゴール州 ペタリンジャヤ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.Kyosha Indonesia
    インドネシア共和国 ブカシ県 リッポーチカラン市 · 連結子会社
    議決権95.5%
  • 国内
    三和電子株式会社
    岡山県津山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kyosha de Mexico, S.A. de C.V.
    メキシコ合衆国 ケレタロ州 ケレタロ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kyosha Vietnam Co.,Ltd.
    ベトナム社会主義 共和国 ニンビン省 ドンヴァン区 · 連結子会社
    議決権94.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は247億円営業利益8億円前期と比べると減収減益で、売上が-5.7%、利益が-38.5%。

売上高
-5.7%
247億円
営業利益
-38.5%
8億円
純利益
-83.3%
1億円
営業利益率
3.2%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高250億円247億円
営業利益11億円8億円
純利益4億円1億円
1株あたり配当¥9¥9

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は65億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.6%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q64−7
2024年1Q6134.92
2024年2Q6035.01
2024年3Q6634.51
2024年4Q592
2025年2Q12875.53
2025年4Q13464.53
2026年2Q12432.41
2026年4Q12354.10
2027年1Q6546.22

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は150億円から247億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年3月15073
Kyosha Hong Kong Company Limitedの販売子会社 KS Circuit Technology Sdn.Bhd.(現・Kyosha Malaysia Circuit Technology Sdn.Bhd.)をマレーシアセランゴール州ペタリンジャヤ市に設立。
2014年3月16185
Kyosha Hong Kong Company Limitedの韓国駐在員事務所を韓国仁川広域市に開設。(2016年6月 Kyosha Korea Co.,Ltd.設立に伴い閉鎖)
2015年3月17797
メキシコ バハ・カリフォルニア州 ティファナ市に子会社 KS Circuit Mexico S.A. de C.V.を設立。(現・Kyosha de Mexico, S.A. de C.V.、2019年12月ケレタロ州ケレタロ市へ移転)
2016年3月19455
2017年3月19476
2018年3月21365
ベトナム社会主義共和国 ハナム省 ズイティエン県に子会社 Kyosha Vietnam Co.,Ltd.を設立。(ベトナム行政区画の再編に伴い、2025年7月より住所表記がニンビン省ドンヴァン区へ変更)
2019年3月21053
2020年3月19010
2021年3月1732−1
2022年3月21353
2023年3月2456−5
2024年3月24696
2025年3月26213105.06
2026年3月247853.21

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高247億円のうち、営業利益として残るのは8億円3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.8%207億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.0%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.6pt
3.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.5pt
0.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.2pt
0.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は55億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月13−6−14726
2014年3月6−6−4024
2015年3月13−7−2631
2016年3月7−3−6429
2017年3月8−3−2532
2018年3月10−8−1232
2019年3月9−812145
2020年3月2−1517−1348
2021年3月3−225−1934
2022年3月−10−713−1732
2023年3月15−1315251
2024年3月24−8−221647
2025年3月17−7−81053
2026年3月15−6−7955

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は250億円。このうち返さなくてよい自己資本が101億円で、自己資本比率は39.6%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月106396736.0
2014年3月117506741.3
2015年3月141647744.5
2016年3月133656847.7
2017年3月145658044.1
2018年3月148697945.9
2019年3月156698743.4
2020年3月1706610438.1
2021年3月1796411534.8
2022年3月2097413534.4
2023年3月2397416530.3
2024年3月2338514835.3
2025年3月24810114739.7
2026年3月25010114839.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
57億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
46億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
148億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中104位あたり、逆に低いのはROE224社中202位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.8%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.2%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.6%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.7%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥369で、1年前と比べて+2.3%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥369-1.9%1ヶ月+8.8%1年+2.3%時価総額54億円
過去52週の値幅
安値¥284高値¥438

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)68.6倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR0.52倍
配当利回り2.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月18日に383円で、前日比2.3%下落しましたが、1ヶ月では14.67%上昇しました。25日移動平均線を9.7%上回っており、上昇トレンドが明確です。ただし、RSIは83.33と買われ過ぎの水準にあり、短期的な調整リスクがあります。52週高値の438円には12.6%の距離で、上値追いの展開が続いています。出来高は8月17日に190900株と増加しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが71.32倍と業界平均30.3倍を大きく上回り、PBR0.542倍は平均2.71倍を下回るが、ROE0.8%と極端に低い。配当利回り2.35%は平均2.24%とほぼ同等。業績予想では改善が見込まれるが、現状の収益力では割高感が強い。割高ながらPBRの低さから資産価値は評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)68.6倍30.8倍
PER (予想)12.5倍
PBR0.52倍2.58倍
ROE0.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高の安定と収益改善の可能性を巡って評価が分かれる。強気派は、顧客分散で業績が安定し、生産効率の改善で営業利益率が上向くとみる。また、円安の恩恵や、EV関連部品の需要増加に期待する。一方弱気派は、EMS業界の競争激化と薄利なビジネスモデルで、売上が伸びても利益があまり改善しないと懸念。海外生産のシフトなどでコスト削減に取り組むが、人件費や材料費の上昇が負担。直近のPERが高く、業績変動が大きい点も指摘される。

プラスに働く材料7
  • 安定した売上

    幅広い顧客基盤で売上高が安定して推移

  • 収益改善の余地

    生産効率化で営業利益率が改善傾向

  • 需要増の恩恵

    車載・産業機器向けで需要増の可能性

  • 予想PER13倍が示す業績回復期待決算発表後影響

    時価総額56億円に対し予想PER13倍は純利益4.3億円を暗示、今期予想1億円から大幅回復

  • PBR0.54倍の純資産割れ不定影響

    純資産約103億円で時価総額56億円の約1.85倍、資本効率改善やTOBの余地

  • 売上高の前期水準262億円へ回帰2027年3月期影響

    今期売上高247億円と前期262億円を下回るが、戻れば営業利益13億円クラス回復

  • 配当利回り2.35%の下支え継続影響

    1株当たり配当9.0円、時価総額56億円に対し配当総額約1.3億円

マイナスに働く材料7
  • 薄利な業態

    EMS業界は競争が激しく利益率が低い

  • コスト上昇圧力

    人件費や材料費の高騰が利益を圧迫

  • 業績変動の大きさ

    顧客の生産調整などで収益が不安定

  • 純利益83%減益でEPS急減2026年3月期影響

    今期予想純利益1億円と前期6億円から83%減、株価が業績悪化を織り込む

  • 営業利益率の1.72ポイント低下通年影響

    営業利益率は4.96%から3.24%へ悪化、収益悪化が続く

  • ROE0.8%と資本効率の低さ通年影響

    ROE0.8%は資本コストを大幅に下回り、PBR低水準からの脱却には程遠い

  • 低流動性と外国人保有1.1%の需給リスク不定影響

    時価総額56億円、外国人所有1.1%で売買が細り下落時に厚みがない

次の決算で確かめる点
売上高営業利益率
価格競争とコスト管理のバランスを見るため
顧客数
顧客集中度と依存度の変化を確認するため
海外生産比率
為替変動とコスト構造への影響を測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり9で、前期から54.5%いまの株価に対する利回りは2.44%。

年間配当
¥9
1株あたり
配当利回り
2.44%
いまの株価に対して
配当性向
51.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月830.1
2018年3月80.041.3
2019年3月80.070.9
2020年3月4−50.0
2022年3月525.013.8
2023年3月3−40.010.1
2024年3月10233.349.0
2025年3月1110.044.1
2026年3月5−54.551.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥9

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,441人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他59.859.461.057.558.361.6
事業法人26.428.127.929.928.327.2
金融機関7.97.37.18.88.88.8
証券会社2.62.72.42.23.21.3
外国法人3.22.51.51.61.41.1
自己株式2.02.01.61.10.60.3
外国人個人0.10.10.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱児嶋コーポレーション14.00
02児嶋 雄二6.45
03児嶋 淳平3.59
04㈱エヌビーシー3.58
05児嶋 一登3.25
06児嶋 亨3.19
07池田 朋子2.94
08㈱日本カストディ銀行(信託口)2.68
09㈱メイコー1.87
10㈱三菱UFJ銀行1.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−76%、1株純資産は14期で+155%。直近期のROEは0.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月222669.09.123.8
2014年3月3633912.07.312.1
2015年3月4843912.311.123.0
2016年3月334447.510.627.8
2017年3月394478.79.630.1
2018年3月334747.114.241.3
2019年3月204714.317.070.9
2020年3月04530.02668.3
2021年3月−9435−2.1
2022年3月205024.316.613.8
2023年3月−34503−6.710.1
2024年3月425707.810.049.0
2025年3月426776.88.844.1
2026年3月56780.853.851.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額140百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
児嶋一登代表取締役社長 社長執行役員55476,000
児嶋淳平取締役専務執行役員 営業本部長54525,000
平岡俊也取締役専務執行役員 経営管理本部長6012,000
山口泰司取締役常務執行役員 生産本部長6426,000
日比利雄取締役69
森清隆取締役70
奥田茂取締役 監査等委員69
髙岡謙次取締役 監査等委員72
松阿彌初美取締役 監査等委員58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4106611328
社外取締役420205
取締役(社内)1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容637字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社10社で構成されており、プリント配線板及びこれに付随する電子部品等の製造・販売を主要な事業としております。 当社グループの事業に係わる位置付けは次のとおりであります。 報告セグメント   主要製品   主要な関係会社 日 本   プリント配線板、金型、回路設計実装関連製品   当社 電子部品の実装、実装関連製品   三和電子株式会社 中 国   プリント配線板、金型、回路設計   Kyosha Hong Kong Company LimitedGuangzhou Kyosha Circuit Technology Co.,Ltd.Guangzhou Kyosha Trading CompanyKyosha North America,Inc.Kyosha (Thailand) Co.,Ltd.Kyosha Malaysia Circuit Technology Sdn.Bhd. インドネシア   プリント配線板、金型、回路設計   PT. Kyosha Indonesia メキシコ   プリント配線板、金型、回路設計   Kyosha de Mexico, S.A. de C.V. ベトナム   プリント配線板、金型、回路設計   Kyosha Vietnam Co.,Ltd. 以上の企業集団等について図示すると次のとおりであります。 (注)プリント配線板他には、金型、回路設計等の付帯品を含みます。
経営方針・対処すべき課題3,579字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループはグローバル市場において顧客満足を第一とし、「地に足のついた経営」を進め持続した成長を目指すことを基本とし、そのために以下を経営基本方針といたしております。 ①すべての事業活動において「安全の確保、法令の遵守、環境保全」を最優先する。 ②顧客のニーズに応え、新技術、新工法の開発と品質向上にたゆまぬ努力を傾注する。 ③選択と集中を進め、自社の強みを活かした分野に経営資源を集中する。 当社グループは、日本、中国、インドネシア、ベトナムの各生産拠点から、日本と同品質の製品を世界中へ供給することができ、特に、片面プリント配線板の分野においては世界最大の生産能力があるなど、同業他社に無い特徴を持っております。 主力製品である片面・両面プリント配線板事業では、自動車関連や家電製品等の分野をはじめ、事務機、電子部品・電子機器など幅広い顧客向けに販売しております。また、実装や実装搬送治具の実装関連事業では、国内を中心に産業機器や航空機、通信機器向けに販売を行っており、今後はプリント配線板事業とともに事業の拡大を目指しております。 当社が属するプリント配線板業界の状況は、米国の関税政策による世界経済への影響や中国の景気減速、為替変動、中東情勢の緊迫化による原材料、エネルギー価格の急激な変動など、業績に影響を与える不確定な要素が多く、世界経済の先行きは依然不透明な状況にあります。 このような状況の中、当社グループは10年後に目指す姿として長期ビジョン2036を策定し、その達成に向けた実行計画として、3年間の中期経営計画2029を2026年4月から新たにスタートいたしました。 (1)長期ビジョン2036は「印刷技術と熱対策技術を強みにお客様の製品開発から深く関わり新しい価値を生み出す挑戦企業であり続ける」を掲げ、京写グループの10年後に目指す姿を現したものです。京写の印刷技術と熱対策技術を活かし、PE技術(Printed Electronics)に取り組み、新たな製品開発を進め、環境負荷低減、低コスト化の市場ニーズやAIサーバー・EV・パワー半導体分野の放熱需要に対応します。更に設計・開発からリサイクルまでお客様に最適なソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に貢献することで、10年後の2036年3月期に売上高400億円、営業利益40億円、営業利益率10%、ROE10%の実現を目指しています。 (2)中期経営計画2029は、大きく変化する事業環境への対応と前中期経営計画の振り返りを踏まえ、「収益力強化 新規分野への挑戦で更なる成長に向けた事業基盤の確立」を経営ビジョンとして策定いたしました。2026年4月からの3年間を、既存事業における事業基盤強化と構造改革に取り組むとともに、今後の成長を支える金属基板、厚銅基板分野及びインド、欧州の新市場開拓に挑戦する期間と位置づけています。 そのため最終年度2029年3月期の目標は、売上高280億円、営業利益20億円、営業利益率7%、ROE10%と利益を重視しています。 2026年4月からスタートする中期経営計画2029では、次の取り組みを基本戦略としております。 事業   戦略   KPI(重要業績評価指標) 項目   2029年3月期目標 基盤強化   既存事業   片面板   市場トップシェアによる利益最大化⇒新市場開拓、更なる生産技術の追求   インド、アセアン売上年平均成長率   10% 実装関連   特定市場・用途の開発によるブランド確立⇒パートナー連携、開発営業によるソリューションの提供   治具新用途売上   3億円/年 構造改革   両面板   構造改革による収益基盤の再構築⇒国内生産拠点の集約、ターゲット市場・用途の絞り込み   国内生産移管進捗率   100% 成長投資   新規事業   金属・厚銅基板   技術開発による成長事業の拡大⇒生産技術力(印刷、加工)、材料メーカーとの連携   売上年平均成長率   30% 経営基盤の強化   1人当たり生産性   2026年3月期比15%UP DX推進・ESG経営(環境対応・人材育成の強化・ガバナンス/コンプライアンスの強化) 2029年3月期の目標達成のため、次の4つの事業別戦略とそれを支える経営基盤の強化の取り組みを策定しました。 ①片面板事業戦略:市場トップシェアによる利益最大化 売上目標110億円(国内40億円、海外70億円)営業利益目標10億円 販売面では、トップシェアを強みにグローバルでの日系顧客需要の取り込みによる売上拡大を図ります。国内では、蛍光灯廃止に伴うLED照明への切り替え需要を確実に取り込み、市場シェア向上を目指します。海外では、インド市場及び脱中国を背景としたアセアンでのOA機器や白物家電需要を開拓するとともに、非日系顧客開拓への再挑戦により販路拡大を行います。 製造面では、九州工場の拡張投資に加え、中国工場で培った生産技術を各工場へ展開することで、更なる生産性向上を図ります。また、材料メーカーとのパートナーシップ構築により製品の安定供給を図ります。 技術面では、印刷技術を活かした片面複層基板の技術確立と機能基板の市場開拓を進める計画です。 ②金属基板事業戦略:技術開発による成長事業の拡大 売上目標40億円(国内12億円、海外28億円)営業利益目標5億円 販売面では、自動車用LEDヘッドライト需要の取り込みを続けるとともに、材料メーカーとの協業連携により、自動車電動化市場の拡大によるEVパワーユニットやパワー半導体、AIサーバー電源向け厚銅基板の拡販を図ります。 製造面では、九州工場に金属基板専用生産ラインを導入し、生産能力の拡大を図ります。また、京都工場には厚銅基板生産ラインを導入し、量産体制を構築します。 ③両面板事業戦略:構造改革による収益基盤の再構築 売上目標95億円(国内30億円、海外65億円)営業利益目標2億円 販売面では、国内は工場最適化による自動車、家電市場の深掘りと医療やアミューズメント分野への参入による拡販を進めます。 製造面では、国内量産2工場を新潟工場に集約し、生産性の向上を図ります。 京都工場は技術商品、試作、少量多品種、治工具生産に移行することで、収益基盤の再構築を図ります。また、ベトナム工場は生産技術による新工法導入を推進し競争力強化を図るとともに、銅や薬品類の資源リサイクルシステム導入により、環境負荷低減と収益力向上の両立を目指します。 ④実装関連事業戦略:特定市場・用途の開発によるブランド確立 売上目標30億円(治具12億円、実装18億円)営業利益目標3億円 販売面では、半導体や医療分野など新用途の開拓を進めるとともに、治具製品のラインアップ強化を図ります。既存の実装関連市場については、開発段階から参画する提案型営業を推進し、顧客課題に応じたソリューション提案を強化します。また、基板・治具・実装のワンストップサービスの提供による拡販を進めます。 製造面では、実装工場はAIを活用したスマートファクトリー化を進め、生産性の向上を図ります。治具工場では金属加工技術の追求により高精度・高付加価値製品への対応力を強化し、新用途開拓を進めます。 ⑤経営基盤の強化の取り組み DXやAI活用、ロボット化を推進することで、業務効率化及び生産性向上を図ります。さらに各種データの見える化によりサプライチェーンの最適化など、経営判断の早期化を目指します。 また、全社員のDXリテラシーの向上に加え、デジタル人材の育成とESG経営への取り組みを強化することで、持続的成長を支える経営基盤の強化を進めます。 (3)中期経営計画の達成に向けて、次期につきましては、下記の年度方針を掲げ、重点課題に対処してまいります。 年度方針:変化を力に新たな価値を創る 激動の時代において、新市場への展開や高付加価値製品の開発等、成長分野への挑戦やDX・AIの積極活用による生産性向上への取り組みを続け、新しい価値の創出を目指します。 重点課題: ①両面事業の再構築 ②拠点再編による運営の効率化、グローバル事業の再加速 ③将来の更なる成長に向けた新たな分野への挑戦 ④DXと自動化による省人化推進、生産技術の強化 ⑤次世代を見据えた人材の育成・確保 ⑥健康経営の推進 ⑦新規材料の標準化推進、活用加速 を重点課題といたしまして対処していく所存であります。
事業等のリスク3,490字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境に係るもの 当社グループの主力製品である片面・両面プリント配線板は、自動車や家電製品をはじめ、事務機、電子部品・電子機器等の幅広い用途に使用されています。これら最終製品は、景気動向のほか、それぞれの業界の状況によって生産台数が変動するため、需要が減少した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループはこのような状況に対応するため、幅広い用途向けに販売するとともに、同じ用途向けであっても特定の顧客に依存しないよう、1社当たりの販売シェアは10%を目安にするなど複数の販売先を確保することで、需要変動によるリスクの軽減に努めております。 (2) グローバルな事業活動に係るもの 当社グループの特徴は、主に自動車や家電製品関連の電子機器メーカーであるユーザーの需要動向に対応して、国内外に生産拠点を有し、ユーザー各社に対しグローバルな体制でタイムリーな製品提供が可能な点にあります。 生産拠点が分散しているため、リスクも分散される反面、各国及びグローバルでの政治情勢、税制、雇用環境やサプライチェーン体制、電力等インフラ、賃金の上昇、衛生及び治安情勢の変化等、海外での事業展開に伴うリスクがあります。 現時点でこれらを合理的に予測することはできないため、万一発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらに対応するため、当社は、グループ各社との密な情報共有を行うと共に、各国の外部コンサルタント等からの情報収集を通じ、その予防や回避に努めております。 (3) 原材料価格の変動、調達に係るもの 当社グループの主力製品である片面・両面プリント配線板は、主材料仕入先、製品販売先いずれも大手企業中心であり、厳しいコスト対応が要求されます。原油、ガラス、銅、パルプ等基礎素材価格の上昇は、当社グループが使う主材料価格に敏感に反映される一方、製品販売先である自動車や家電製品関連の電子機器メーカー等は、最終製品価格の低減に努めていることから、プリント配線板は安定価格を要求されており、主材料価格が急激に上昇した場合は上昇分を販売価格に即座に転嫁できないことがあります。 また、中東地域における紛争により、エネルギー価格や物流費、原材料価格の高騰、サプライチェーンの混乱、調達先の供給制約等が発生する可能性があります。これらの影響が長期化または深刻化した場合には、当社グループの原材料調達や生産活動に支障を来たし、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は、これらに対応するため、基礎素材価格の変動をグループ各社間で情報共有し、販売価格の適正化を速めるとともに、共同購入により価格交渉力の強化や調達先の複数化・代替調達先の確保を進めております。 (4) 為替レートの変動に係るもの 当社グループは、国内外で事業を展開しており、主にグループ間の取引に関して外貨建の取引があります。また、国内で生産する片面プリント配線板の主材料は輸入の割合が高く、為替相場が大きく変動した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社はこれらに対応するため「デリバティブ取引のリスク管理規程」により為替予約等によるリスクヘッジに努めております。 (5) 新製品の立上げに係るもの 当社グループは、環境配慮の総合的な活動である「Kyosha-ECOMAP」の理念のもと、ものづくりにおける環境負荷の低減活動並びに、電気自動車(大電流)、新エネルギー(太陽光、風力)、LED光源といった環境配慮型商品へ供給される環境対応技術を活かしたプリント配線板製品群の研究開発を行っており、早期市場導入を図っております。 これら新製品の立上げが計画どおり進展しなかった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらに対応するため企業間連携を活用した開発スピードの向上や、市場導入の早期化に努めております。 (6) 自然災害・事故等に係るもの 当社グループの製造拠点は、国内5拠点と海外3拠点に分散しております。 大地震等の自然災害や火災等の突発的な事故が発生した場合には、生産設備の損傷が発生し、復旧に多大な時間と費用が発生する可能性があります。また、感染症等の世界的な蔓延により当社グループ及び取引先の操業中断が発生するなど、サプライチェーンが影響を受ける可能性があります。これらを合理的に予測することはできないため、万一発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらに対応するため各拠点では、安全衛生活動を実施し、BCP(事業継続計画)を策定し、バックアップ体制を整えるとともに、各種保険にも加入することでリスクの軽減に努めております。 (7) 品質に係るもの 当社グループは、「品質第一」の品質方針を掲げ製品の品質向上に取組んでおります。一方で、顧客の品質要求や技術レベルは高度化が続いており、製品の使用環境も多様化していることから、顧客の使用時に予期せぬ品質問題が発生する可能性があります。このような品質問題が発生した場合には、製品の再生産、返品や交換、受注の喪失等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社はこのような問題の未然防止の取組みとして、顧客と品質目標を共有した改善活動及び受注・量産時のデザインレビューの強化を行っております。また、検査項目の見直しや検査体制の強化を通じて品質管理の強化を図るとともに、各種保険等にも加入することでリスクの軽減に努めております。 (8) 情報セキュリティに係るもの 当社グループは、生産・販売活動においてコンピュータシステム及び通信ネットワークを利用しております。このため通信ネットワークの障害やコンピュータ機器の故障、ソフトウエアの不具合等による機能停止、また、不正アクセス等によるデータ改ざん、破壊、情報漏洩などの不測の事態が発生し、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社はこのような事態に対処するため、情報セキュリティ委員会を設置し、情報セキュリティに関する規程に基づき、コンピュータ機器の管理や不正アクセスを未然に防止するための社員教育を実施し、情報セキュリティに係るリスクの軽減に努めております。 (9) 損失の危機管理に係るもの 当社グループの損失の危険の管理に関しては、組織規程、職務権限規程、関係会社管理規程等に従った、当社の各部署及び担当執行役員、並びにグループ会社における自主的な管理を基礎とし、グループ横断的なリスク管理を強化してまいりました。しかしながら、取引先の急激な信用悪化など、従来想定していなかった世界的リスクの発生により、損失や引当金の計上が必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、これらに対応するため、グループ各社との横断的なリスク管理に関する諸規程等について、リスクの再評価、対応策の構築、及び日常業務における管理方法の明確化などに加え、取引先の与信管理の強化及び生産委託先から自社グループへの生産移行を進め、リスク管理体制の更なる強化に努めております。 (10) 人材の確保、育成に係るもの 当社グループの成長には、人材の育成と確保が不可欠であり、重要な経営課題の一つとして認識しておりますが、少子高齢化が進む日本では、労働人口の減少により、計画通りに人材育成と確保が出来なかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループはこのような状況に対応するため、経営理念である「人間尊重の精神で人材の育成に力を注ぎ明日を担う企業を創る」のもと、人材の育成と確保を進めるとともに、デジタル技術(DⅩ)の活用や生産の自動化等により業務の効率化を加速させることで、これらリスクの軽減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,810字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の当社が属するプリント配線板業界は、国内では自動車の生産低迷が続いており、家電製品などの生産は増加したものの、需要は依然として足踏みが見られました。また、米国の関税政策による世界経済への影響、中国の景気減速、為替変動、中東情勢の緊迫化による原材料、エネルギー価格の急激な変動など、先行きは依然として不透明な状況にあります。 このような環境の中、当社グループの国内の状況は、プリント配線板事業では、LED照明等の家電製品や電子部品向け等の金属基板の受注増加、自動車関連分野の新規受注により、前年同期を上回りました。実装関連事業は、AIサーバー向けの受注は増加したものの、産業機器向けの受注減少により、前年同期を下回りました。これらの結果、国内の売上高はプリント配線板事業の増収により、前年同期を上回りました。 海外においては、LED照明、エアコン等の家電製品や自動車向け付加価値の高い金属基板の受注は増加したものの、自動車向け全体の受注が減少した結果、売上高は、前年同期を下回りました。これらの結果、連結売上高は24,697百万円(前年同期比5.8%減 1,532百万円の減収)となりました。 利益面は、国内で金属基板の新規量産立上げに伴う費用増加、原材料及び製造経費等の高騰に対し、継続して販売価格適正化やコスト改善等に取り組んだ結果、営業損失が縮小しました。 海外では減収の影響とインドネシアで生産拡大に向けた設備導入コストの増加等により減益となりました。 これらの結果、営業利益は825百万円(前年同期比35.4%減 451百万円の減益)、経常利益は547百万円(前年同期比44.9%減 445百万円の減益)、親会社株主に帰属する当期純利益は78百万円(前年同期比87.3%減 536百万円の減益)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (日本) プリント配線板事業は、LED照明等の家電製品、電子部品向け等の金属基板の受注増加、自動車関連分野の新規受注により、前年同期を上回りました。実装関連事業は、AIサーバー向けの受注は増加したものの、産業機器向けの受注減少により、前年同期を下回りました。これらの結果、売上高はプリント配線板事業の増収により10,672百万円(セグメント間の内部取引高を含む、前年同期比5.1%増 517百万円の増収)、セグメント損失(営業損失)は、金属基板の新規量産立上げに伴う費用増加、原材料及び製造経費等の高騰に対し、継続して販売価格適正化やコスト改善等に取り組んだ結果、39百万円(前年同期比 178百万円の増益)となりました。 (中国) プリント配線板事業は、LED照明等の家電製品や自動車向け付加価値の高い金属基板の受注は増加したものの、アセアン向けの自動車関連と中国で事務機分野等の受注が減少した結果、売上高は12,634百万円(セグメント間の内部取引高を含む、前年同期比12.0%減 1,724百万円の減収)、セグメント利益(営業利益)は、付加価値の高い自動車向け金属基板は好調に推移したものの、減収の影響により、862百万円(前年同期比26.9%減 317百万円の減益)となりました。 (インドネシア) プリント配線板事業は、増産に向けた設備増強のための稼働調整の影響により、売上高は2,761百万円(セグメント間の内部取引高を含む、前年同期比2.5%減 69百万円の減収)、セグメント損失(営業損失)は、減収や設備導入コストの増加等により、162百万円(前年同期比 168百万円の減益)となりました。 (メキシコ) 実装治具事業の受注減の影響により、売上高は135百万円(セグメント間の内部取引高を含む、前年同期比15.0%減 23百万円の減収)、セグメント損失(営業損失)は、プリント配線板事業の売上増加により6百万円(前年同期比 1百万円の増益)となりました。 (ベトナム) プリント配線板事業は、インド向けエアコンの新規受注により家電製品分野は増加したものの、アセアンと北米向けの自動車関連分野の受注が減少した結果、売上高は3,909百万円(セグメント間の内部取引高を含む、前年同期比9.0%減 387百万円の減収)、セグメント利益(営業利益)は、減収の影響により、118百万円(前年同期比57.7%減 161百万円の減益)となりました。 また、財政状態につきましては、当連結会計年度末の総資産は24,961百万円となり、前連結会計年度末に比べ207百万円増加しました。当連結会計年度末の負債合計は14,823百万円となり、前連結会計年度末に比べ169百万円増加しました。当連結会計年度末の純資産合計は10,137百万円となり、前連結会計年度末に比べ37百万円増加しました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度より261百万円増加し、5,535百万円となりました。各活動別のキャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加額は、1,477百万円(前年同期は1,666百万円の増加)となりました。これは主に減価償却費1,150百万円、税金等調整前当期純利益738百万円、売上債権の減少額343百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少額は、571百万円(前年同期は736百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出895百万円、投資有価証券の売却による収入370百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少額は、660百万円(前年同期は761百万円の減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出663百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示しますと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 日 本   8,885   △3.1 中 国   7,790   △4.5 インドネシア   2,002   △4.5 メキシコ   132   0.7 ベトナム   3,887   △10.1 合計   22,698   △4.9 (注) 1.上記金額は、販売価格で表示しております。 2.上記金額は、セグメント間の内部取引高を含んでおります。 (b)受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示しますと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 日 本   10,935   7.6   1,452   22.1 中 国   13,016   △8.3   1,331   40.2 インドネシア   2,946   4.4   540   52.0 メキシコ   135   △15.3   3   22.6 ベトナム   3,713   △18.2   764   △20.4 合計   30,747   △3.5   4,093   18.4 (注) 1.上記金額は、販売価格で表示しております。 2.上記金額は、セグメント間の内部取引高を含んでおります。 (c)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示しますと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 日 本   10,672   5.1 中 国   12,634   △12.0 インドネシア   2,761   △2.5 メキシコ   135   △15.0 ベトナム   3,909   △9.0 合計   30,112   △5.3 (注) 上記金額は、セグメント間の内部取引高を含んでおります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 (経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、2026年3月期を最終年度とする5年の中期経営計画を策定し、基本戦略と6つの重点戦略の推進により、当初売上高300億円、営業利益16億円、営業利益率5.3%、ROE(自己資本利益率)8%の達成を目標としてきました。 (売上高) 中期経営計画の最終年度の売上目標については、国内の自動車関連分野の減産や中国の景気停滞の影響から期初に270億円に見直しをしておりましたが、当連結会計年度の連結売上高は、国内外での自動車関連分野の低迷の結果、24,697百万円(前年同期比5.8%減 1,532百万円の減収)となり、目標未達となりました。 なお、プリント配線板事業や実装関連事業、セグメント別の状況につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (営業利益及び営業利益率) 当連結会計年度における営業利益は、売上の減少に加え、原材料、製造経費等の高騰、国内での金属基板の立上げ、インドネシアで生産拡大に向けた設備導入コストの増加、さらにベトナムでの競争激化により、825百万円(前年同期比35.4%減 451百万円の減益)、営業利益率3.3%(前年同期比1.6%低下)となり、金額、利益率ともに目標未達となりました。 (ROE(自己資本利益率)) 当連結会計年度におけるROEは、親会社株主に帰属する当期純利益が個別財務諸表において、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額の計上により、減益となった影響により0.8%(前年同期比6.0%低下)となりました。 当社グループは、新たに2026年4月より3年間の中期経営計画2029を策定し、大きく変化する事業環境への対応と前中期経営計画の振り返りを踏まえ、既存事業の基板強化と構造改革に取り組みます。また、今後の成長を支える金属基板、厚銅基板分野およびインド、欧州の新市場開拓に挑戦することで、2029年3月期に売上高280億円、営業利益20億円、営業利益率7%、ROE10%、配当性向30%の目標達成を目指してまいります。 財政状態の分析 (総資産) 当連結会計年度末における総資産は、主に現金及び預金の増加265百万円、受取手形及び売掛金の減少267百万円、原材料及び貯蔵品の増加464百万円、建設仮勘定の減少394百万円、投資有価証券の増加336百万円等により、24,961百万円(前連結会計年度末比207百万円の増加)となりました。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、主に短期借入金の増加242百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加348百万円、長期借入金の減少939百万円、繰延税金負債の増加489百万円等により、14,823百万円(前連結会計年度末比169百万円の増加)となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、主にその他有価証券評価差額金の増加300百万円、繰延ヘッジ損益の減少161百万円、為替換算調整勘定の減少105百万円等により、10,137百万円(前連結会計年度末比37百万円の増加)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 当社グループの運転資金需要の主なものは、製品製造のための原材料のほか、製造人件費、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。設備資金需要の主なものは、構造改革投資、基盤強化投資、成長投資とし、重要性、緊急性を勘案し計画的に実施しております。 (資金調達) 当社グループの運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの借入により資金調達を行うこととしており、設備資金につきましては、直接金融又は間接金融の多様な手段の中から、財務体質や金融市場の状況を踏まえた適切な手段により資金調達を行う方針であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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