概要
日本アビオニクス株式会社は、1960年4月に日本電気と米国ヒューズ・エアクラフトの合弁で設立された電子機器メーカーである。防衛用システムや宇宙用電子部品を扱う情報システム部門と、接合機器や赤外線機器を扱う電子機器部門の2セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高は292億円、営業利益55億円、従業員数は763名。
情報システムと電子機器の二本柱
事業は情報システムと電子機器の2セグメントに分かれる。情報システム部門は防衛用システム製品、宇宙用電子部品、産業用電子機器を提供し、2026年3月期の売上高は238億円と全体の82%を占める。電子機器部門は接合機器と赤外線機器から成り、売上高53億円、セグメント利益4億円を計上した。接合機器では抵抗溶接、パルスヒート、超音波、レーザの4工法を強みとし、赤外線機器では熱可視化技術を監視市場に提供する。
顧客の集中と防衛予算への依存
販売先は特定の大口顧客に依存する構造である。2026年3月期の上位3社は日本電気(売上高比率34.5%)、住商エアロシステム(16.8%)、富士通(15.7%)で、この3社で約67%を占める。特に創業時の合弁相手である日本電気が最大顧客であり、同社向け売上高は100億円を超える。情報システム部門の受注残高は297億円と売上高を上回っており、防衛予算の動向が業績に大きな影響を与える。
NAJホールディングスの傘下で再編を経たグループ
2020年1月の公開買付けにより、NAJホールディングス株式会社が議決権の52.61%を保有する親会社となった。連結子会社は福島アビオニクス株式会社1社のみで、同社が生産機能の一部を担う。2012年にはNEC Avio赤外線テクノロジー、日本ヒューチャア、山梨アビオニクスの3社を吸収合併してグループを再編し、以降は単純な体制で運営されている。本店は神奈川県横浜市瀬谷区に置く。
業界の中での役割は防衛・宇宙向け電子機器メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 情報 システム | 239億円 | 81.8% | 51億円 | 21.3% |
| 電子機器 | 53億円 | 18.2% | 4億円 | 7.5% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01防衛・宇宙主力
防衛用システム製品や宇宙用電子部品を供給。防衛省や宇宙関連機関向けに、高い信頼性が要求される領域で事業を展開している。
- 防衛用システム製品
- レーダーやセンサーなどを含む防衛用途のシステム製品で、高い信頼性と性能が要求される。
- 宇宙用電子部品
- 人工衛星や宇宙探査機に使用される電子部品で、過酷な宇宙環境に耐える耐久性を持つ。
02産業・電子機器準主力
産業用電子機器、接合機器、赤外線機器を供給。産業界の自動化や品質管理、赤外線技術を利用した計測・検査などに活用される。
- 産業用電子機器
- 工場の生産ラインなどで使われる電子制御機器で、生産効率と品質向上に寄与する。
- 接合機器
- 金属や樹脂の接合に用いる装置で、ワイヤボンディングなど半導体製造工程でも使用される。
- 赤外線機器
- 赤外線を利用した測定・検査装置で、温度測定や非破壊検査などに使用される。
製品と技術
情報システム:防衛と宇宙向け高信頼性製品
情報システム部門は防衛用システム製品、宇宙用電子部品、産業用電子機器を手がける。防衛省向け装備品には耐環境性と高い信頼性が求められ、同社はエレクトロニクス技術とシステム技術を組み合わせて提供する。2026年3月期の受注高は333億円に達し、期末受注残高は297億円と売上高を上回る。宇宙用電子部品も人工衛星やロケット向けに供給されており、長年にわたる実績を持つ。
接合機器:4工法を核としたマイクロ接合ソリューション
電子機器部門の接合機器事業では、抵抗溶接、パルスヒート、超音波、レーザの4種類の接合工法を強みとする。主に電子部品や自動車部品の製造現場で使われる装置で、高機能化する製品の微細接合に対応する。水晶デバイス封止装置が代表製品であり、データサーバー需要の増加やバッテリー廃棄監視市場の拡大により設備需要が伸びている。海外展開も強化している。
赤外線機器:熱可視化技術による監視ソリューション
赤外線機器事業では、赤外線技術を核とした画像処理技術や波長制御技術を活用し、熱を可視化する製品を提供する。保守点検の効率化や事故未然防止を目的とした監視市場向けで、発火リスクのある廃棄物監視などニーズが高まっている。2026年4月にはセンシングソリューション事業部を赤外線センシング事業部に改称し、新規事業領域への市場参入を加速している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
防衛・産業向け電子機器の高成長
日本アビオニクス(電気機器)は売上200~300億円の電子機器メーカー。防衛・航空・産業用機器を手掛け、直近営業利益率13.93%から18.84%へ急伸。同業のイビデンやキオクシアに比べ小規模ながら、防衛需要を追い風に収益拡大。特定顧客依存のリスクはあるが、成長軌道にある。
強み
- 防衛予算増加を背景に安定した受注と高収益を確保
- 営業利益率14~19%と業界平均を上回る水準
- 26/3期売上292億円と前期比45%増の見込み
- 航空・電子技術の蓄積で参入障壁が高い
課題
- 防衛庁など特定顧客への依存度が高く、政策リスクあり
- 急成長に伴い技術者・管理職の人手不足リスク
- グローバル大手との価格競争や技術競争に晒される可能性
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字が日本アビオニクス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6947図研 | 1,092億円 | 19.4倍 |
| 2 | 6617東光高岳 | 1,087億円 | 16.2倍 |
| 3 | 7965象印マホービン | 1,053億円 | 15.1倍 |
| 4 | 6929日本セラミック | 1,017億円 | 14.5倍 |
| 5 | 6627テラプローブ | 995億円 | 20.4倍 |
| 6 | 6946日本アビオニクス | 952億円 | 22.4倍 |
| 7 | 6961エンプラス | 939億円 | 16.6倍 |
| 8 | 6859エスペック | 912億円 | 14.2倍 |
| 9 | 6800ヨコオ | 892億円 | 22.5倍 |
| 10 | 6855日本電子材料 | 886億円 | 14.2倍 |
| 11 | 6517デンヨー | 881億円 | 14.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
日本電気とヒューズの合弁で創業した1960年
1960年4月、日本電気株式会社と米国ヒューズ・エアクラフト・カンパニーの折半出資により、日本アビオトロニクス株式会社として東京都千代田区に設立された。資本金3億60百万円で、防衛用及び一般産業用電子機器の製造・販売・保守を目的とした。翌1961年には横浜市瀬谷区に横浜事業所を開設し、以降生産拠点を整備していく。1970年には創立10周年を迎え、横浜事業所本館を増設した。
社名変更と株式上場に至る1980年代
1980年4月、創業20周年を機に社名を日本アビオニクス株式会社に変更した。1983年に資本金10億円とした後、1988年2月に東京証券取引所市場第二部に上場し、資本金は36億40百万円に増加した。1989年には福島アビオニクス株式会社を全額出資で設立し、生産能力を拡充。同年12月には67億69百万円に増資している。
NEC三栄の取得と相模事業所開設の2000年代
2003年4月に神奈川県寒川町に相模事業所を開設した後、2006年6月に日本電気からNEC三栄株式会社の全株式を譲り受けた。2008年4月には赤外線事業を会社分割によりNEC Avio赤外線テクノロジー株式会社(旧NEC三栄を商号変更)に承継した。2010年5月には相模事業所を横浜市都筑区に移転し、新横浜事業所と改称した。
吸収合併と資本増強の2012年
2012年9月、資本金を58億95百万円に増資すると同時に、NEC Avio赤外線テクノロジー株式会社、日本ヒューチャア株式会社、山梨アビオニクス株式会社の3社を吸収合併した。これによりグループ内の重複機能を整理し、経営資源を当社に集中させる再編を完了した。同年の合併で赤外線事業を再統合し、子会社を福島アビオニクスのみとした。
親会社の交代とスタンダード市場移行の2020年代
2020年1月、NAJホールディングス株式会社による公開買付けが成立し、同社が議決権の50%超を取得。これに伴い本店を横浜市瀬谷区の現在地に移転した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2026年3月期には売上高292億円、営業利益55億円と過去最高の業績を達成し、2027年3月期の目標として売上高320億円、営業利益61億円を掲げる。
年表27件を開く
1960年代
- 1960年4月日本電気株式会社と米国ヒューズ・エアクラフト・カンパニーの合弁会社として、東京都千代田区丸の内に資本金3億60百万円で、防衛用及び一般産業用電子機器並びにこれらに使用される部品の製造、販売、保守、修理等を営業目的とし、日本アビオトロニクス株式会社の商号をもって設立
- 1961年11月横浜市瀬谷区に現横浜事業所を開設
- 1964年6月大阪営業所(現西日本支店)を開設
- 1965年11月本店を東京都港区西新橋一丁目15番1号に移転
- 1969年4月横浜事業所本館を新設
1970年代
- 1970年4月創業創立10周年を迎え、横浜事業所本館を増設
- 1970年11月資本金を8億27百万円に増資
- 1971年4月横浜事業所第3工場を新設
- 1975年8月名古屋出張所(現中部支店)を開設
- 1979年4月創業当社の全額出資により山梨アビオニクス株式会社を設立
1980年代
- 1980年4月創業創立20周年を迎え、社名を日本アビオニクス株式会社に変更
- 1983年6月資本金を10億円に増資
- 1988年2月上場東京証券取引所市場第二部に上場し、資本金を36億40百万円に増資
- 1989年9月当社の全額出資により福島アビオニクス株式会社を設立(現連結子会社)
- 1989年12月資本金を67億69百万円に増資
1990年代
- 1994年7月本店を東京都港区西新橋三丁目20番1号に移転
- 1998年4月横浜事業所環境マネジメントシステム「ISO14001」認証取得
2000年代
- 2003年3月資本金を87億69百万円に増資
- 2003年4月神奈川県高座郡寒川町に相模事業所を開設
- 2004年8月資本金を51億45百万円に減資
- 2006年6月日本電気株式会社からNEC三栄株式会社の全株式を譲受
- 2006年8月本店を東京都品川区西五反田八丁目1番5号に移転
- 2008年4月商号変更赤外線事業を会社分割により、NEC Avio赤外線テクノロジー株式会社(NEC三栄株式会社を商号変更)に承継
2010年代
- 2010年5月相模事業所を横浜市都筑区に移転し、新横浜事業所と名称を変更
- 2012年9月M&A資本金を58億95百万円に増資 NEC Avio赤外線テクノロジー株式会社を吸収合併 日本ヒューチャア株式会社の全株式を取得 日本ヒューチャア株式会社を吸収合併 山梨アビオニクス株式会社を吸収合併
2020年代
- 2020年1月公開買付けの結果、NAJホールディングス株式会社が議決権の50%超を保有することとなり、当社の親会社となる 本店を神奈川県横浜市瀬谷区本郷二丁目28番2に移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで320億円
- 営業利益2027年3月期まで61億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
情報システムの競争力強化と事業拡大
エレクトロニクス技術とシステム技術を活かし、防衛装備品のQCD改善とものづくり力強化で競争力を高めるとともに、研究開発・提案活動により事業領域を拡大し受注・売上を拡大する。
- 02
接合機器の拡販と海外展開強化
マイクロ接合技術とメカトロニクス技術を活かし、水晶デバイス封止装置の拡販や接合4工法のソリューション提供を進め、海外展開を強化して受注・売上を拡大する。
- 03
赤外線機器による新市場開拓
赤外線技術を核とし、監視市場向けソリューション提供に加え、新規事業領域へ積極的に参入して受注・売上を拡大する。
- 04
人財育成とDXによるアウトプット最大化
人財育成、組織活性化、DXによりアウトプットを最大化し、企画力・ものづくり力・技術力を融合させて顧客価値と競争力を向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で763人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は712万円で、9期前と比べて+11.3%。平均年齢は47.4歳、平均勤続年数は16.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 999 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 810 | — |
| 2019年3月 | 640 | 47.5 | 20.9 | 817 | — |
| 2020年3月 | 612 | 48.3 | 21.6 | 775 | — |
| 2021年3月 | 651 | 47.9 | 21.0 | 698 | — |
| 2022年3月 | 629 | 48.6 | 21.5 | 659 | — |
| 2023年3月 | 683 | 48.7 | 20.9 | 657 | — |
| 2024年3月 | 682 | 48.5 | 20.0 | 657 | — |
| 2025年3月 | 702 | 48.6 | 18.8 | 701 | 399 |
| 2026年3月 | 712 | 47.4 | 16.3 | 763 | 721 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内NAJホールディングス㈱東京都千代田区議決権52.6%
- 国内福島アビオニクス㈱福島県郡山市議決権100.0%
- 調達1,711万円ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト/無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発/単独長距離飛行を実現する運航管理機能の開発(離島対応)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-28
- 調達990万円ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト 無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発 準天頂衛星システムを利用した無人航空機の自律的ダイナミック・リルーティング技術の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-27
- 調達748万円赤外線サーモグラフィの購入内閣府 · 2020-05-25
- 調達738万円赤外線画像取得装置防衛省 · 2020-12-23
- 調達598万円赤外線サーモグラフィの購入内閣府 · 2020-03-17
- 調達91万円AC/DC変換装置防衛省 · 2018-01-11
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は292億円、営業利益は55億円。前期と比べると増収増益で、売上が+45.3%、利益が+96.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 320億円 | 292億円 |
| 営業利益 | 61億円 | 55億円 |
| 純利益 | 42億円 | 38億円 |
| 1株あたり配当 | ¥15 | ¥15 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は83億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+130.6%、営業利益は+466.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 52 | — | — | 8 |
| 2024年1Q | 36 | 3 | 8.3 | 1 |
| 2024年2Q | 51 | 6 | 11.8 | 6 |
| 2024年3Q | 46 | 6 | 13.0 | 5 |
| 2024年4Q | 48 | — | — | 9 |
| 2025年2Q | 91 | 11 | 12.1 | 7 |
| 2025年4Q | 110 | 17 | 15.5 | 13 |
| 2026年2Q | 127 | 20 | 15.7 | 13 |
| 2026年4Q | 165 | 35 | 21.2 | 25 |
| 2027年1Q | 83 | 17 | 20.5 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は258億円から292億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は18.8%。売上は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 258 | — | 1 | — | −8 |
| 2014年3月 | 273 | — | 5 | — | 4 |
| 2015年3月 | 257 | — | 4 | — | −4 |
| 2016年3月 | 229 | — | 5 | — | 1 |
| 2017年3月 | 214 | — | −1 | — | 15 |
| 2018年3月 | 187 | — | −8 | — | 6 |
| 2019年3月 | 175 | — | −2 | — | 0 |
| 2020年3月 | 168 | — | 0 | — | 1 |
| 2021年3月 | 202 | — | 13 | — | 10 |
| 2022年3月 | 192 | — | 18 | — | 16 |
| 2023年3月 | 178 | — | 19 | — | 18 |
| 2024年3月 | 181 | — | 22 | — | 21 |
| 2025年3月 | 201 | 28 | 27 | 13.9 | 20 |
| 2026年3月 | 292 | 55 | 54 | 18.8 | 38 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高292億円のうち、営業利益として残るのは55億円で18.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は38億円、売上の13.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.5%197億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.7%40億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.8%55億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−36億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−45億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は10億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −20 | 3 | 23 | −17 | 25 |
| 2014年3月 | 19 | −15 | −6 | 4 | 23 |
| 2015年3月 | 13 | −5 | −9 | 8 | 23 |
| 2016年3月 | 1 | −2 | 0 | −1 | 21 |
| 2017年3月 | 40 | −4 | −41 | 36 | 17 |
| 2018年3月 | −14 | −4 | 22 | −18 | 20 |
| 2019年3月 | 27 | −1 | −14 | 26 | 32 |
| 2020年3月 | −11 | −2 | 4 | −13 | 24 |
| 2021年3月 | 9 | −3 | −6 | 6 | 23 |
| 2022年3月 | 34 | −3 | −23 | 31 | 30 |
| 2023年3月 | −9 | 2 | −2 | −7 | 21 |
| 2024年3月 | −2 | −5 | 10 | −7 | 23 |
| 2025年3月 | 22 | −5 | −21 | 17 | 19 |
| 2026年3月 | −36 | −9 | 36 | −45 | 10 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は361億円。このうち返さなくてよい自己資本が161億円で、自己資本比率は44.6%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 286 | 61 | 225 | 21.2 |
| 2014年3月 | 297 | 58 | 239 | 19.6 |
| 2015年3月 | 295 | 70 | 225 | 23.7 |
| 2016年3月 | 275 | 68 | 207 | 24.6 |
| 2017年3月 | 275 | 82 | 193 | 29.8 |
| 2018年3月 | 276 | 90 | 186 | 32.6 |
| 2019年3月 | 265 | 90 | 175 | 34.1 |
| 2020年3月 | 248 | 91 | 157 | 36.8 |
| 2021年3月 | 262 | 103 | 159 | 39.3 |
| 2022年3月 | 231 | 108 | 123 | 46.7 |
| 2023年3月 | 240 | 122 | 118 | 50.8 |
| 2024年3月 | 275 | 143 | 132 | 52.0 |
| 2025年3月 | 269 | 140 | 130 | 51.9 |
| 2026年3月 | 361 | 161 | 200 | 44.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで224社中8位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中222位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,680で、1年前と比べて+31.4%。過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 22.4倍 |
| PER (会社予想) | 20.0倍 |
| PBR | 4.92倍 |
| 配当利回り | 0.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月5日に+9.93%と急騰し6090円、出来高33.78万株と前日比で増加しました。25日線5128円を+18.8%上回り、1か月で+14.91%と強い上昇です。しかし52週高値9000円からは-32.3%と大きく乖離し、75日線5556円は上回っていますが、200日線5686円も上回り、中期トレンドは回復傾向にあります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PERは21.2倍で業界平均28.9倍を下回り割安感があるが、PBRは4.92倍で平均2.17倍を大きく上回り割高。ROEは25.4%と高水準で収益性は良好だが、配当利回り0.19%は極めて低く、利益に対する配当性向4.2%と低いため株主還元に課題。割安要素と割高要素が混在し、総合的にほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 22.4倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 20.0倍 | — |
| PBR | 4.92倍 | 2.58倍 |
| ROE | 25.4% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
半導体製造装置需要の拡大を背景に急成長中。強気派は今後も高い成長率が続くと期待するが、弱気派は半導体市況のサイクルリスクと現在の高バリュエーションを警戒する。
- 急成長と利益率改善
2026年3月期売上高292億円、営業利益率18.8%と急拡大.
- 高いROE
ROE25.4%と資本効率が極めて高い.
- 半導体需要の追い風
半導体製造装置向け需要が中期的に拡大見通し.
- 防衛関連受注拡大で売上高50%増2026年3月期影響強
営業利益55億円、前年比+96%の大幅増益見通し
- ROE25%超の高収益体質が評価継続影響弱
ROE25.4%は同業平均を大きく上回り、株主資本効率の高さが評価材料に
- 成長株としてのPER21倍は割安感不定影響弱
PER21倍に対しEPS成長率約90%、PEGレシオ0.23倍と割安
- 外国人投資家の買い増し余地不定影響弱
外国人持株8.86%と低位、成長力を評価した海外資金流入の可能性
- 半導体市況のサイクルリスク
半導体業界は周期的な調整局面がある.
- 高バリュエーション
PER21倍、PBR4.9倍と割高感がある.
- 競合の台頭
精密部品分野は競争が激しく、価格競争力が課題.
- 防衛予算の減少リスク次期予算編成影響強
売上の多くを官需に依存、予算削減で大幅減収の可能性
- PBR4.9倍のバリュエーション過剰継続影響中
PBR4.92倍は電気機器平均を大幅に上回り、調整リスク
- 配当利回り0.2%で株主還元不足継続影響弱
わずか0.19%の配当利回りは魅力度低く、長期投資家離れ
- 小型株ゆえの流動性リスク継続影響弱
時価総額899億円と小型、大口売買で株価変動大
- 売上高成長率
- 高成長が持続可能か確認するため.
- 営業利益率
- 増収に伴う収益性改善の度合いを評価.
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり15円で、前期から+66.7%。いまの株価に対する利回りは0.26%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 6 | — | 4.5 |
| 2024年3月 | 6 | 0.0 | 5.1 |
| 2025年3月 | 6 | 0.0 | 5.2 |
| 2026年3月 | 10 | 66.7 | 4.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥15
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ6,947人。区分でいちばん多いのは事業法人で47.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.3%を占め、残る43.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 50.7 | 50.8 | 56.3 | 58.9 | 50.4 | 47.7 |
| 個人・その他 | 32.0 | 39.3 | 27.8 | 20.3 | 27.6 | 32.2 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.4 | 8.2 | 11.8 |
| 外国法人 | 5.3 | 4.6 | 8.4 | 5.9 | 7.0 | 8.8 |
| 金融機関 | 4.2 | 1.8 | 3.3 | 11.5 | 13.7 | 8.6 |
| 証券会社 | 7.9 | 3.5 | 4.1 | 3.4 | 1.3 | 2.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | NAJホールディングス株式会社 | 46.40 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.48 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.53 |
| 04 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.20 |
| 05 | STATE STREET BANK WEST CLIENT ― TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.75 |
| 06 | JPMSLLC CL JPY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.68 |
| 07 | 住友生命保険相互会社 | 0.65 |
| 08 | 野村證券株式会社 | 0.56 |
| 09 | セントラル短資株式会社 | 0.54 |
| 10 | BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC/CLIENT ASSET(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.52 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+970%、1株純資産は14期で+715%。直近期のROEは25.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −29 | 134 | — | — | — |
| 2014年3月 | 143 | 1,243 | 6.8 | 13.6 | — |
| 2015年3月 | −149 | 1,653 | — | — | — |
| 2016年3月 | 41 | 1,586 | 1.7 | 42.7 | — |
| 2017年3月 | 535 | 2,083 | 20.2 | 4.6 | — |
| 2018年3月 | 215 | 2,366 | 7.1 | 9.3 | — |
| 2019年3月 | 8 | 2,383 | 0.2 | 164.3 | — |
| 2020年3月 | 27 | 2,421 | 0.8 | 56.7 | — |
| 2021年3月 | 73 | 570 | 10.6 | 8.2 | — |
| 2022年3月 | 115 | 674 | 15.4 | 5.1 | — |
| 2023年3月 | 128 | 735 | 15.9 | 6.7 | 4.5 |
| 2024年3月 | 132 | 857 | 16.2 | 17.8 | 5.1 |
| 2025年3月 | 124 | 907 | 13.9 | 20.9 | 5.2 |
| 2026年3月 | 254 | 1,089 | 25.4 | 23.4 | 4.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 竹内正人 | 代表取締役 執行役員社長 | 62 | 23,212 |
| 山後宏幸 | 取締役 執行役員 経営企画本部長 | 61 | 21,263 |
| 加藤精彦 | 取締役 非常勤 | 74 | — |
| 森誠一 | 取締役 非常勤 | 67 | — |
| 海野忍 | 取締役(監査等委員)非常勤 | 74 | 9,600 |
| 青山薫 | 取締役(監査等委員)非常勤 | 45 | — |
| 近藤将士 | 取締役(監査等委員)非常勤 | 59 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 31 | 34 | 4 | 4 | 70 | 35 |
| 社外取締役 | 5 | 21 | — | — | — | 21 | 4 |
| 取締役(社内) | 1 | 4 | — | — | — | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容438字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,366字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,619字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,536字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第76期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-05
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-06
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-07
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-02
- 有価証券報告書有価証券報告書-第73期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-03
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-04
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業