概要
協立電機は、静岡県静岡市に本社を置く電気機器メーカーである。ファクトリー・オートメーション(FA)とIoTを融合した「インテリジェントFAシステム事業」と、FA機器や科学分析機器などの販売を行う「IT制御・科学測定事業」の2セグメントで構成される。2025年6月期の連結売上高は382億円、従業員数は840名。22社の子会社を有し、国内・海外の製造業向けにソリューションを提供する。
インテリジェントFAシステム事業とIT制御・科学測定事業の2本柱
協立電機の事業は、自社開発のシステムを提供するインテリジェントFAシステム事業と、他社製品を含む機器販売が主体のIT制御・科学測定事業に分かれる。インテリジェントFAシステム事業では、検査装置やロボットシステム、自動化システムなどを設計・製造し、2025年6月期の売上高は165億円(前期比28.1%増)、営業利益は24億円(同67.2%増)と好調だった。IT制御・科学測定事業はFA機器、IT機器、科学分析機器などの販売が中心で、同期の売上高は217億円(同1.2%増)、営業利益は13億円(同0.6%減)とほぼ横ばいである。
8カ国11拠点の海外ネットワークを構築
協立電機は、日本の製造業の海外移転を見越して2001年から積極的に海外展開を進めてきた。2025年6月期末時点で、中国、タイ、マレーシア、カナダ、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピンの8カ国に11の海外子会社を有する。中でもタイにはKyoritsu Electric (Thailand)やKyoritsu Engineering (Thailand)を、中国には協立電機(上海)や協立商貿易(深圳)を設立。半導体基板検査装置やプロセスオートメーション、メカトロニクスなどを現地で供給する体制を整えている。
M&Aと新規設立でグループを拡大
協立電機は、1999年に協和電工(現・協和サンシンエンジニアリング)を子会社化したのを皮切りに、M&Aと新規設立で事業領域を広げてきた。2025年6月期の連結子会社は22社。買収した企業には、振動センサ技術を持つ電子技研工業(2003年出資)、空調検査システムのサンシン産業(2009年出資)、工場生産ライン用専用機メーカーのアニシス(2011年出資)などがある。グループ全体で「One Stop Shopping」を掲げ、顧客の多様な要求に単独で対応できる体制を目指している。
収益は増加基調、2025年6月期は過去最高益
協立電機の連結業績は、2012年6月期の売上高269億円から緩やかに成長し、2025年6月期には382億円に達した。同期の営業利益は34億円で、経常利益35億円、親会社株主に帰属する当期純利益は21億円。いずれも前期比で増加し、過去最高を更新した。営業利益率は9.0%、ROEは11.2%。同社は中期目標として売上高経常利益率8%、ROE15%を掲げており、利益率は目標を達成したものの、ROEは目標に届いていない。
業界の中での役割は製造業向けにFAシステムを提供するシステムインテグレーター兼機器販売商社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01製造業(FA・IoT)主力
半導体基板検査装置やプロセスオートメーション、メカトロニクスなどのインテリジェントFAシステムを開発・設計・製造し、国内外の工場に販売。
- 半導体基板検査装置
- 半導体製造工程で基板の欠陥を検査する装置。
- プロセスオートメーション
- 工場の製造工程を自動化するシステム。
- メカトロニクス
- 機械と電子制御を組み合わせた機器やシステム。
02IT・科学計測準主力
FA機器、IT機器、コントロール機器、科学分析機器、計測機器、産業機械などを販売。
- FA機器
- センサ、PLC、サーボなど、工場自動化に必要な機器を販売。
- IT機器
- サーバー、ネットワーク機器など、情報システム関連機器を販売。
- コントロール機器
- 温度調節計など、制御用機器を販売。
- 科学分析機器
- 分光光度計など、研究開発・品質管理用の分析機器を販売。
- 計測機器
- オシロスコープなど、電気・物理量を測定する機器を販売。
- 産業機械
- 工作機械など、産業用の機械を販売。
03不動産・その他副次
不動産賃貸、その他事業を展開。
製品と技術
半導体基板検査装置で海外市場を開拓
協立電機グループは、半導体基板検査装置の開発・販売を重要な事業の一つと位置づけている。2005年にカナダにKyoritsu Electric Corporation (Canada)を設立し、研究開発から販売までを現地で行う体制を構築。中国や東南アジアの半導体メーカー向けに出荷している。2025年6月期のインテリジェントFAシステム事業の売上高は165億円と好調で、検査装置がけん引役の一つである。
ロボットシステムで省力化ニーズに対応
少子高齢化による労働力不足を背景に、協立電機はロボットシステムの需要が拡大しているとみる。同社はAI技術を組み込んだソフトウェアの開発や、自動化システムの設計・製造を行っている。グループ会社の株式会社アニシスは工場生産ライン用の専用機を手掛け、協立機械はメカトロ機器を提供。ロボット導入による省力化・生産効率化の提案を強みとしている。
環境関連製品:水質監視装置と省エネ製品
協立電機は環境分野にも注力しており、水質監視装置や省エネ製品を展開している。水質汚染対策として、排水の監視・制御システムを提供。省エネ製品では、工場のエネルギー使用効率を向上させる機器やシステムを開発している。これらの製品はIT制御・科学測定事業で販売されるほか、インテリジェントFAシステム事業の一環として顧客の省エネ・効率化投資に貢献している。
IT制御・科学測定事業:幅広い機器を取り扱う技術商社機能
IT制御・科学測定事業は、FA機器、IT機器、コントロール機器、科学分析機器、計測機器、産業機械などを販売する。取り扱い品目は多岐にわたり、協立電機単体に加え、協立機械、アプレスト、東海システムサービスなどのグループ会社が分担する。この事業は2025年6月期に売上高217億円を計上し、グループ全体の56%を占める。他社製品の販売を通じて顧客との接点を持ち、インテリジェントFAシステム事業の受注につなげる役割も果たしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字が協立電機
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6904原田工業 | 120億円 | 26.9倍 |
| 2 | 6919ケル | 110億円 | 49.2倍 |
| 3 | 6864エヌエフホールディングス | 109億円 | 16.7倍 |
| 4 | 6731ピクセラ | 108億円 | — |
| 5 | 6522アスタリスク | 106億円 | — |
| 6 | 6874協立電機 | 102億円 | 9.8倍 |
| 7 | 6748星和電機 | 102億円 | 9.0倍 |
| 8 | 6858小野測器 | 101億円 | 10.0倍 |
| 9 | 6838多摩川ホールディングス | 97億円 | 5.4倍 |
| 10 | 6619ダブル・スコープ | 89億円 | — |
| 11 | 6513オリジン | 85億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
東海計測として創業、営業権譲受で事業開始
協立電機の前身は、1959年2月に静岡市に設立された東海計測株式会社である。計測器・工業計器を用いた自動化事業を目的としていた。同年4月には商号を協立電機計器株式会社に変更し、協立電機株式会社(1951年設立)の営業権を譲り受けて、電気計測器や工業計器の販売を開始した。1960年8月には商号を協立計器株式会社に改めた。
本社移転と清水計機の営業権譲受で協立電機に
1969年12月、協立計器は本社を静岡市中田横町(現・駿河区中田本町)に移転し、本社工場の新社屋が竣工した。1983年6月には、横河電機の関係会社である清水計機株式会社の営業権を譲り受け、商号を協立電機株式会社に変更。同時に清水営業所を開設した。これにより、静岡県内での営業基盤を拡大した。
品質と環境の国際規格を取得、店頭公開へ
1996年10月、協立電機は品質マネジメントシステムの国際規格ISO9002の認証を取得した。1998年4月には本社を現在地(静岡市駿河区中田本町)に移転し、技術開発センター(現・テクニカルセンター)を建設。同年6月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、公開企業となった。2003年5月には環境マネジメントシステムISO14001の認証も取得している。
M&Aでグループ化を加速、協和電工・テスコンなどを子会社に
1999年12月、協立電機は協和電工株式会社(現・協和サンシンエンジニアリング)の株式を取得し、連結子会社とした。2001年1月には協立テスコン株式会社(現・SKC)を子会社化。同年4月にはタイにテスコンエレクトロニクス(タイランド)(現・Kyoritsu Electric (Thailand))を設立、5月にはマレーシアにも進出した。2002年5月にはアプレスト株式会社を設立するなど、国内・海外で事業領域を広げた。
海外展開を本格化、中国・インド・カナダへ拠点設立
2002年11月、協立電機は中国に協立電機(上海)有限公司を設立。2005年4月には半導体基板検査装置の研究開発・販売を目的としてカナダにKyoritsu Electric Corporation (Canada)を設立した。2007年5月には中国・深圳に商社機能を持つ協立商貿易(深圳)有限公司を、2008年7月にはインドにKyoritsu Electric India Pvt Ltd.を設立。2009年11月にはタイに工作機械ビジネス専業のKyoritsu Engineering (Thailand)を設立し、海外ネットワークを拡充した。
R&Dセンター新設とグループ結束強化、直近は過去最高益
2017年6月、協立電機は技術開発の拠点としてR&Dセンターを新設し、グループ全体の技術力を集約する体制を整えた。2025年6月期の連結売上高は382億円、営業利益34億円と過去最高を記録。インテリジェントFAシステム事業の伸びがけん引した。同社は今後も「One Stop Shopping」の実現を掲げ、海外事業の拡大と国内での省力化需要取り込みを進める方針である。
年表25件を開く
1950年代
- 1959年2月創業計測器・工業計器を用いた自動化事業を目的に、静岡県静岡市追手町8番1号に、東海計測株式会社を設立。
- 1959年4月創業商号を協立電機計器株式会社に変更。本社を静岡県静岡市七間町9番1号に移転。協立電機株式会社(1951年2月設立)の営業権譲受し、電気計測器、工業計器の販売を開始。
1960年代
- 1960年8月商号変更商号を協立計器株式会社に変更。
- 1969年12月本社を静岡県静岡市中田横町1127番1号(現・静岡県静岡市駿河区中田本町6番33号)に移転。本社工場新社屋を竣工。
1980年代
- 1983年6月商号変更株式会社北辰電機製作所(現・横河電機株式会社)の関係会社の清水計機株式会社の営業権譲受。商号を「協立電機株式会社」に変更。清水営業所を開設。
1990年代
- 1996年10月国際標準化機構ISO9002認証取得。
- 1998年4月本部社屋を建設し、本部(現・本社)を静岡県静岡市中田本町61番1号に移転。また、技術開発センター(現・テクニカルセンター)を静岡県静岡市中田本町63番25号に建設。
- 1998年6月日本証券業協会に株式を店頭登録。
- 1998年8月投資家向けの情報開示担当として、「IR室」を新設。
- 1999年12月M&A協和電工株式会社(現・連結子会社協和サンシンエンジニアリング株式会社)の株式取得。
2000年代
- 2001年1月M&A協立テスコン株式会社(現・連結子会社SKC株式会社)の株式取得。
- 2001年4月M&Aテスコンエレクトロニクス(タイランド)(現・連結子会社Kyoritsu Electric (Thailand) Co.,Ltd.)の株式取得。
- 2001年5月M&Aテスコンエレクトロニクス(マレーシア)(現・Kyoritsu Electric (Malaysia) Sdn.,Bhd.)の株式取得。
- 2002年5月アプレスト株式会社(現・連結子会社)を資本金78百万円にて設立。
- 2002年11月創業中国に協立電機(上海)有限公司を資本金200,000米ドルにて設立。
- 2003年5月環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得。
- 2003年6月振動センサ技術で特出した電子技研工業株式会社に資本出資。
- 2003年12月協立機械株式会社(現・連結子会社)を資本金30百万円にて設立。
- 2004年12月産業用電気機器・公害測定器・コンピュータ等の開発・設計・製作修理・メンテナンス等に特化した株式会社イーアンドエムシステムに資本出資。
- 2005年4月M&A半導体基板検査装置の研究開発及び販売を行う目的でKyoritsu Electric Corporation (Canada)を設立し、80%の出資を行い子会社化。
- 2007年5月創業中国に協立商貿易(深圳)有限公司を資本金70,000米ドルにて設立。
- 2008年7月インドにKyoritsu Electric India Pvt Ltd.(現・連結子会社)を資本金120,000米ドルにて設立。
- 2009年9月空調検査システムの設計、製作、施工等を得意とするサンシン産業株式会社に資本出資。
- 2009年11月M&Aタイに工作機械ビジネスを中心としたKyoritsu Engineering(Thailand)Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立し、49.9%の出資を行い子会社化。
2010年代
- 2011年7月連結子会社協立機械株式会社が工場生産ライン用専用機を設計・製造するセットメーカー株式会社アニシス(現・連結子会社)に資本出資。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で840人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は641万円で、9期前と比べて+15.8%。平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は17.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | — | — | — | 657 | — |
| 2017年6月 | — | — | — | 675 | — |
| 2018年6月 | — | — | — | 632 | — |
| 2019年6月 | 554 | 44.4 | 16.6 | 641 | — |
| 2020年6月 | 587 | 44.9 | 17.1 | 651 | — |
| 2021年6月 | 576 | 45.2 | 17.4 | 671 | — |
| 2022年6月 | 562 | 44.7 | 16.9 | 684 | — |
| 2023年6月 | 571 | 45.0 | 17.0 | 742 | — |
| 2024年6月 | 603 | 45.4 | 17.2 | 734 | 341 |
| 2025年6月 | 641 | 45.7 | 17.6 | 840 | 405 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社13社(国内 9 / 海外 4、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内協和サンシンエンジニアリング㈱静岡県 静岡市 清水区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アプレスト㈱(注)2静岡県 静岡市 駿河区 · 連結子会社議決権73.1%
- 国内SKC㈱東京都 中央区 · 連結子会社議決権60.2%
- 国内協立機械㈱(注)4静岡県 静岡市 駿河区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内協立テストシステム㈱(注)2静岡県 静岡市 駿河区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東海システムサービス㈱静岡県静岡市駿河区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱アニシス(注)2静岡県 静岡市 駿河区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内第一エンジニアリング㈱静岡県 静岡市 駿河区 · 連結子会社議決権69.3%
- 海外Kyoritsu Electric (Thailand) Co.,Ltd. (注)2タイ国ノンタブリー県 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kyoritsu Engineering (Thailand) Co.,Ltd. (注)2・3タイ国ノンタブリー県 · 連結子会社議決権97.9%
- 海外Kyoritsu Holdings (Thailand) Co.,Ltd. (注)5タイ国ノンタブリー県 · 連結子会社議決権49.0%
- 海外Kyoritsu Electric India Pvt Ltd. (注)2・6インド国マハラシュトラ州 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
- エム・エヌ・エス㈱静岡県 静岡市 葵区
- 調達6,000万円計測器の購入(その1)内閣官房 · 2018-08-08
- 調達2,250万円計測器の購入内閣官房 · 2016-08-01
- 調達410万円計測器の購入(その2)内閣官房 · 2018-08-08
- 調達300万円高性能較正器の保守業務総務省 · 2017-03-17
- 調達185万円計測器の購入内閣官房 · 2018-02-23
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は370億円、営業利益は28億円。前期と比べると減収減益で、売上が-3.1%、利益が-17.6%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 390億円 | 370億円 |
| 営業利益 | 32億円 | 28億円 |
| 純利益 | 22億円 | 19億円 |
| 1株あたり配当 | ¥92 | ¥92 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は190億円、営業利益は14億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−4.0%、営業利益は−22.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 100 | 10 | 10.0 | 7 |
| 2023年4Q | 80 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 77 | 4 | 5.2 | 2 |
| 2024年2Q | 88 | 6 | 6.8 | 4 |
| 2024年3Q | 95 | 10 | 10.5 | 8 |
| 2024年4Q | 84 | 5 | 6.0 | 4 |
| 2025年2Q | 184 | 16 | 8.7 | 10 |
| 2025年4Q | 198 | 18 | 9.1 | 11 |
| 2026年2Q | 180 | 14 | 7.8 | 10 |
| 2026年4Q | 190 | 14 | 7.4 | 9 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年6月期からの15期で、売上は269億円から370億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.6%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 269 | — | 7 | — | 3 |
| 2013年6月 | 263 | — | 10 | — | 6 |
| 2014年6月 | 273 | — | 8 | — | 5 |
| 2015年6月 | 295 | — | 10 | — | 6 |
| 2016年6月 | 313 | — | 12 | — | 8 |
| 2017年6月 | 309 | — | 15 | — | 11 |
| 2018年6月 | 330 | — | 18 | — | 10 |
| 2019年6月 | 341 | — | 23 | — | 14 |
| 2020年6月 | 321 | — | 21 | — | 13 |
| 2021年6月 | 273 | — | 14 | — | 9 |
| 2022年6月 | 283 | — | 16 | — | 11 |
| 2023年6月 | 336 | — | 24 | — | 15 |
| 2024年6月 | 344 | 25 | 26 | 7.3 | 18 |
| 2025年6月 | 382 | 34 | 35 | 8.9 | 21 |
| 2026年6月 | 370 | 28 | 30 | 7.6 | 19 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高370億円のうち、営業利益として残るのは28億円で7.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金92.4%342億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.6%28億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年6月期は営業CFが25億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは13億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は83億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 2 | −4 | 6 | −2 | 10 |
| 2013年6月 | 6 | 5 | −7 | 11 | 15 |
| 2014年6月 | 7 | −3 | −6 | 4 | 14 |
| 2015年6月 | 1 | −5 | 3 | −4 | 14 |
| 2016年6月 | 12 | −4 | −3 | 8 | 18 |
| 2017年6月 | 9 | 11 | −20 | 20 | 17 |
| 2018年6月 | 4 | −2 | −4 | 2 | 15 |
| 2019年6月 | 15 | −1 | −2 | 14 | 27 |
| 2020年6月 | 23 | −1 | −2 | 22 | 46 |
| 2021年6月 | 19 | −2 | 0 | 17 | 63 |
| 2022年6月 | 12 | −5 | −2 | 7 | 68 |
| 2023年6月 | 6 | −8 | −2 | −2 | 66 |
| 2024年6月 | 26 | −4 | −9 | 22 | 79 |
| 2025年6月 | 25 | −12 | −10 | 13 | 83 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年6月期の総資産は326億円。このうち返さなくてよい自己資本が210億円で、自己資本比率は61.7%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 195 | 66 | 129 | 32.5 |
| 2013年6月 | 183 | 74 | 109 | 39.1 |
| 2014年6月 | 198 | 78 | 120 | 37.7 |
| 2015年6月 | 215 | 86 | 129 | 38.2 |
| 2016年6月 | 217 | 90 | 127 | 39.9 |
| 2017年6月 | 210 | 103 | 107 | 46.9 |
| 2018年6月 | 221 | 111 | 110 | 48.2 |
| 2019年6月 | 233 | 123 | 110 | 50.5 |
| 2020年6月 | 242 | 134 | 108 | 52.8 |
| 2021年6月 | 240 | 141 | 99 | 56.1 |
| 2022年6月 | 255 | 150 | 105 | 56.2 |
| 2023年6月 | 298 | 171 | 127 | 54.4 |
| 2024年6月 | 309 | 188 | 122 | 58.0 |
| 2025年6月 | 326 | 210 | 116 | 61.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで224社中30位あたり、逆に低いのは売上成長率で224社中185位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,338で、1年前と比べて-5.9%。過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.8倍 |
| PER (会社予想) | 8.6倍 |
| PBR | 0.85倍 |
| 配当利回り | 3.93% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1日で-11.13%と急落し、株価は2308円で52週安値圏に接近しています。1ヶ月でも-8.63%と下落が続き、25日線(2529.6円)を約8.8%下回っています。52週高値2930円からは約21%下落しましたが、52週安値2305円にほぼ到達しており、下値支持線が意識されます。8/10の出来高は45,100株と直前の約7,100株から急増しており、売りが膨らみました。RSIは25.5と売られ過ぎ圏にあり、反発の可能性も示唆されます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PER 9.3倍は業界平均28.3倍を大幅に下回り、PBR 0.93倍も同平均2.11倍を下回る。ROE 11.2%と高い収益性を示し、配当利回り2.75%は業界平均1.88%を上回る。配当性向28.5%と余裕があり、かつ営業利益が増加傾向にあるため、割安ながら成長も期待できる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.8倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 8.6倍 | — |
| PBR | 0.85倍 | 2.58倍 |
| ROE | 11.2% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり92円で、前期から+55.6%。いまの株価に対する利回りは3.93%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 23 | — | 30.1 |
| 2018年6月 | 25 | 11.1 | 30.9 |
| 2019年6月 | 30 | 20.0 | 23.0 |
| 2020年6月 | 28 | −8.3 | 23.4 |
| 2021年6月 | 28 | 0.0 | 27.4 |
| 2022年6月 | 28 | 0.0 | 24.7 |
| 2023年6月 | 35 | 27.3 | 22.2 |
| 2024年6月 | 45 | 28.6 | 23.6 |
| 2025年6月 | 70 | 55.6 | 28.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥92
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ2,167人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.1%を占め、残る52.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年6月% | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 49.3 | 49.6 | 49.6 | 49.2 | 48.5 | 50.8 |
| 事業法人 | 35.4 | 35.2 | 34.5 | 34.0 | 33.7 | 32.6 |
| 金融機関 | 14.5 | 14.5 | 14.7 | 15.6 | 15.2 | 14.5 |
| 自己株式 | 7.9 | 7.9 | 7.9 | 7.9 | 7.9 | 7.9 |
| 外国法人 | 0.1 | 0.5 | 0.8 | 0.3 | 1.6 | 1.5 |
| 証券会社 | 0.7 | 0.2 | 0.4 | 0.9 | 1.0 | 0.6 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | エム・エヌ・エス株式会社 | 27.19 |
| 02 | 西信之 | 5.49 |
| 03 | 西光世 | 3.98 |
| 04 | 協立電機社員持株会 | 3.20 |
| 05 | 協立電機取引先持株会 | 3.16 |
| 06 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.16 |
| 07 | 西雅彦 | 2.93 |
| 08 | 西美弥子 | 2.38 |
| 09 | 株式会社静岡銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.33 |
| 10 | 横河電機株式会社 | 2.20 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+216%、1株純資産は14期で+56%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 76 | 1,607 | 4.8 | 14.0 | 49.2 |
| 2013年6月 | 152 | 1,803 | 8.9 | 8.7 | 30.2 |
| 2014年6月 | 121 | 1,917 | 6.5 | 11.4 | 44.1 |
| 2015年6月 | 158 | 2,058 | 8.0 | 11.5 | 33.0 |
| 2016年6月 | 189 | 2,155 | 9.0 | 7.3 | 38.2 |
| 2017年6月 | 265 | 2,443 | 11.5 | 8.1 | 30.1 |
| 2018年6月 | 254 | 2,648 | 10.0 | 9.9 | 30.9 |
| 2019年6月 | 346 | 2,931 | 12.4 | 7.0 | 23.0 |
| 2020年6月 | 318 | 3,175 | 10.4 | 6.5 | 23.4 |
| 2021年6月 | 107 | 1,675 | 6.6 | 9.8 | 27.4 |
| 2022年6月 | 132 | 1,783 | 7.6 | 7.4 | 24.7 |
| 2023年6月 | 190 | 2,012 | 10.0 | 7.8 | 22.2 |
| 2024年6月 | 220 | 2,230 | 10.4 | 7.9 | 23.6 |
| 2025年6月 | 266 | 2,500 | 11.2 | 8.8 | 28.5 |
| 2026年6月 | 238 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/6期の役員報酬は総額174百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 西信之 | 代表取締役社長 | 70 | 240,000 |
| 瀬本保範 | 常務取締役 海外営業本部長 兼システム統括 | 67 | 5,000 |
| 大石勝久 | 常務取締役 国内営業本部長 兼中部統括 兼工事本部長 兼ロボット本部長 | 64 | 7,000 |
| 藤嶋善彦 | 取締役 国内営業本部 国内関連会社統括 | 70 | 10,000 |
| 小島基治 | 取締役 CE本部長 | 64 | 3,000 |
| 新井由朗 | 取締役 第一エンジニアリング 本部長 | 62 | 4,000 |
| 平井伸太郎 | 取締役 管理本部長 兼IR室長 兼CR管理委員長 | 53 | 2,000 |
| 鈴木雅 | 取締役 | 70 | — |
| 望月誠 | 取締役 | 70 | — |
| 高橋朗 | 監査役(常勤) | 65 | 1,000 |
| 木村精次 | 監査役(常勤) | 69 | — |
| 伊藤喜代次 | 監査役 | 77 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 西光世 | 監査役 | 71 | 174,000 |
| 柚木隆志 | — | 55 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 86 | 54 | 141 | 20 |
| 社外取締役 | 4 | 21 | — | 21 | 5 |
| 監査役 | 2 | 12 | — | 12 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,584字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,089字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク770字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,116字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第67期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-24
- 半期報告書半期報告書-第67期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-12
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- 四半期報告書四半期報告書-第66期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第65期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-28
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)2022-09-28
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