概要
フェローテックは、半導体やフラットパネルディスプレイの製造装置向けに真空シール、石英製品、セラミックス、サーモモジュールなどを供給する企業である。磁性流体技術にルーツを持ち、現在はシリコンウエーハ再生やパワー半導体用基板にも事業を拡大。2026年3月期の売上高は2889億円、営業利益276億円。連結従業員数16,858人。本社は東京都中央区日本橋に置く。
半導体等装置関連と電子デバイスが二つの収益の柱
当社グループは報告セグメントとして「半導体等装置関連事業」「電子デバイス事業」「車載関連事業」の三つを掲げる。2026年3月期の売上高2889億円のうち、半導体等装置関連事業が1851億円(全体の64%)を占め、電子デバイス事業が576億円(20%)、車載関連事業が292億円(10%)と続く。半導体等装置関連では真空シール、石英製品、セラミックス製品、CVD-SiC製品、シリコンパーツ、装置部品洗浄、石英坩堝などを手掛け、半導体製造装置メーカーやプロセスメーカーに供給する。電子デバイス事業ではサーモモジュール、パワー半導体用基板、磁性流体、センサを中心に、車載関連事業ではサーモモジュールとパワー半導体用基板、センサを扱う。両事業とも一部製品が重複しており、用途先で区分される。
38の国と地域に広がる生産・販売ネットワーク
フェローテックグループは日本、中国、アメリカ、マレーシア、シンガポール、台湾、欧州などに製造子会社を持つ。中国では浙江省杭州市の杭州大和熱磁電子有限公司がサーモモジュールと石英製品を、上海市の上海申和投資有限公司が磁性流体とサーモモジュールを生産する。寧夏盾源聚芯半導体科技股份有限公司は石英坩堝を、浙江盾源聚芯半導体科技有限公司はシリコンパーツを製造する。マレーシアには2022年にFerrotec Manufacturing Malaysia Sdn. Bhd.、2023年にFerrotec Power Semiconductor Malaysia Sdn. Bhd.、2025年にFerrotec Silicon Materials (Malaysia) SDN BHDを設立し、パワー半導体用基板やシリコンパーツの生産拠点を拡充中である。アメリカではFerrotec (USA) Corporationが販売と技術開発を担う。
純粋持株会社から事業会社へ、グループ再編の歩み
2017年4月、吸収分割により製造・営業事業を新設会社に承継し、商号を株式会社フェローテックホールディングスに変更して純粋持株会社体制に移行した。その後、2020年1月に子会社のフェローテックセラミックスとアドマップが合併し、フェローテックマテリアルテクノロジーズが発足。同年7月には同社がフェローテック(旧分割準備会社)を吸収合併した。2025年7月、純粋持株会社であるフェローテックホールディングスが事業子会社のフェローテックマテリアルテクノロジーズを吸収合併し、再び事業会社へ移行、商号を株式会社フェローテックに戻した。グループ全体では連結子会社80社、持分法適用関連会社13社を含む98社で構成され、中国子会社の安徽富楽徳科技発展股份有限公司は深圳創業板市場に上場している。
業界の中での役割は半導体・FPD製造装置メーカー向け部材サプライヤー、およびパワー半導体用基板メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01半導体等装置関連主力
半導体やFPDの製造装置に使用される真空シール、石英製品、セラミックス製品、CVD-SiC製品、シリコンパーツ、石英坩堝などを開発・製造・販売。また、装置部品の洗浄サービスも提供。製造装置メーカーや半導体メーカー向けに、プロセス安定性や歩留まり向上に貢献する高純度・高精度部材を供給している。
- 真空シール
- 半導体製造装置の真空チャンバーなどに使用されるシール部品で、真空雰囲気を維持し、プロセス中のリークを防ぐ。
- 石英製品
- 半導体製造工程で使用される石英製の部品(保温筒、フォーカスリングなど)。耐熱性、耐薬品性に優れ、プラズマや薬液に曝される環境で使用される。
- セラミックス製品
- 半導体製造装置用のセラミックス部品。絶縁性、耐摩耗性に優れ、静電チャックやヒータなどの部品に使用される。
- CVD-SiC製品
- 化学気相成長法により作製した高純度炭化ケイ素(SiC)製品。半導体製造工程で、プラズマに曝される部品や高温プロセス用部品として使用される。
- シリコンパーツ
- 半導体製造装置用のシリコン製部品。エピタキシャル成長装置などで使用され、高純度が要求される。
- 石英坩堝
- シリコン単結晶引き上げに使用される石英製の坩堝。高温雰囲気で溶融シリコンを保持する。
- 装置部品洗浄
- 半導体製造装置の部品(石英、シリコン、セラミックスなど)を洗浄し、再使用可能にするサービス。
02電子デバイス主力
磁性流体、サーモモジュール、パワー半導体用基板、センサおよびその応用製品を開発・製造・販売。磁性流体はエリートシールとして半導体製造装置などに、サーモモジュールは温度調節用途で様々な産業に、パワー半導体用基板は電気自動車や産業機器向けに供給している。
- 磁性流体世界シェア首位
- 強磁性体の微粒子を液体に分散させた特殊な流体。磁場によって挙動を制御でき、真空シール(磁性流体シール)やダンパなどに応用される。
- サーモモジュール
- ペルチェ効果を利用した温度調節デバイス。冷却・加熱用途に使用され、半導体製造装置の温調機器、医療機器、自動車のシート空調などに応用される。
- パワー半導体用基板
- パワー半導体モジュールに使用される絶縁基板。高い放熱性と電気絶縁性を持ち、電気自動車や鉄道などのパワーエレクトロニクス機器に供給される。
- センサおよび応用製品
- 各種センサ(温度、圧力、変位など)およびその応用製品を開発・製造。自動車や産業機器の制御・診断に使用される。
製品と技術
真空シールと磁性流体——二つの創業製品
真空シールはフェローテックの祖業であり、現在も主要製品の一つである。回転軸を真空容器内に導入する際に気密を保つ磁性流体シールや、半導体製造装置のゲートバルブなどに用いられるコンピュータシールが代表例。磁性流体は強磁性の微粒子を液体に分散させた機能性材料で、真空シールの他にカーオーディオスピーカーのボイスコイル冷却やサスペンションのダンパーなど自動車向けにも採用が広がる。千葉工場(匝瑳市)で磁性流体の製造を行い、Ferrotec (USA) Corporationが開発・販売を担う。両製品とも半導体製造装置の需要増に支えられ、安定した収益源となっている。
石英製品とセラミックス、CVD-SiC——装置部材の多様なラインアップ
石英製品は半導体製造プロセスで用いられる炉管、窓材、フォトマスク基板などで、杭州大和熱磁電子有限公司や浙江富楽徳石英科技有限公司が製造する。セラミックス製品はアルミナや窒化珪素製の部品で、杭州大和江東新材料科技有限公司が生産し、装置のプラズマ耐食性部材として需要が高い。CVD-SiC(化学蒸着炭化ケイ素)は、株式会社アドマップの買収により2015年に開始した事業で、エピタキシャル成長装置用サセプタなどに使用される。これらの部材は半導体製造装置の高性能化に伴い、純度や耐熱性の要求が高まっており、フェローテックは材料開発から加工まで一貫して手掛ける。
サーモモジュールとパワー半導体用基板——温度制御と放熱を支える
サーモモジュールはペルチェ効果を利用した熱電変換素子で、杭州大和熱磁電子有限公司が中心となり製造する。光トランシーバー内部の温度制御や5G基地局の熱対策、血液分析装置などの医療機器に搭載され、生成AI向けデータセンター投資の拡大で需要が急増している。パワー半導体用基板は、IGBTやSiC MOSFETに用いる絶縁放熱回路基板(DCB基板、AMB基板)で、江蘇富楽華半導体科技股份有限公司が生産する。電気自動車向けは調整局面にあるが、エネルギー分野向けの需要は堅調。マレーシアの新工場で増産を計画している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位磁性流体世界シェア約7割電子デバイス
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
半導体部材で存在感、中国シフトで成長持続
半導体製造装置部品や材料を手掛け、特に石英製品や静電チャックで世界シェアを有する。売上高は2224億円から2889億円へ急拡大し、営業利益率も8.78%から9.55%へ改善。同業のイビデンやキオクシアと比較し、部材特化型で高い専門性を誇る。中国向け売上比率が高く、現地半導体投資の恩恵を享受。しかし、地政学リスクや中国経済減速の影響を受けやすく、顧客分散が課題。技術力とコスト競争力を活かしつつ、新興国市場への展開を進めるが、市況変動には常に晒される。
強み
- 石英や静電チャックで世界シェア上位、半導体製造に不可欠な部材を提供。
- 中国の半導体投資拡大を追い風に、売上高・利益が大幅に増加。
- 先端プロセス対応の製品開発に注力、高付加価値品で差別化を実現。
- 営業利益率が上昇傾向、コスト管理と販売価格の適正化が奏功。
課題
- 売上の一定割合が中国に依存、現地の規制強化や需要減速で業績が悪化する恐れ。
- 米中対立などの地政学要因で、サプライチェーンの混乱や輸出規制が発生し得る。
- 半導体サイクルの影響を受け、需要が急激に変動する可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がフェローテック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6871日本マイクロニクス | 4,763億円 | 24.6倍 |
| 2 | 6770アルプスアルパイン | 4,695億円 | 16.7倍 |
| 3 | 6960フクダ電子 | 4,601億円 | 17.8倍 |
| 4 | 6923スタンレー電気 | 4,583億円 | 15.1倍 |
| 5 | 6754アンリツ | 4,367億円 | 35.2倍 |
| 6 | 6890フェローテック | 4,184億円 | 32.2倍 |
| 7 | 6753シャープ | 4,138億円 | 8.7倍 |
| 8 | 3105日清紡ホールディングス | 3,865億円 | 14.9倍 |
| 9 | 6507シンフォニアテクノロジー | 3,512億円 | 23.0倍 |
| 10 | 6728アルバック | 3,493億円 | 20.4倍 |
| 11 | 6951日本電子 | 3,492億円 | 15.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 44件
フェローフルイディクス社の日本法人として1980年に創業
1980年9月、東京都港区に日本フェローフルイディクス株式会社が設立された。米国フェローフルイディクス社の子会社として、コンピュータシール、真空シール、磁性流体の輸入販売を開始する。1982年12月には千葉県八日市場市(現匝瑳市)に千葉工場を建設し、1983年1月からコンピュータシールと真空シールの自社製造に乗り出した。1987年4月、久保田鉄工(現クボタ)などがフェローフルイディクス社から全株式を取得し、同社の資本系列から離脱。1988年4月には磁性流体の製造も開始し、技術の内製化を進めた。
中国生産拠点の開設と商号変更(1990年代)
1992年1月、杭州大和熱磁電子有限公司を中国浙江省杭州市に設立し、サーモモジュールの製造を開始した。これが同社初の海外生産拠点となる。1995年5月には上海申和熱磁電子有限公司(現上海申和投資有限公司)を上海市に設立。同年10月、商号を株式会社フェローテックに変更した。1996年10月には日本証券業協会に店頭登録し、資本市場から資金調達の道を開く。1997年7月、シンガポールのラップ社(現FERROTEC CORPORATION SINGAPORE PTE LTD)の株式を取得し、東南アジアでの販売網と技術開発力を強化した。
米国親会社の買収とジャスダック上場(1999~2004年)
1999年11月、株式公開買付によりフェローフルイディクス社を買収し、社名をFerrotec(USA)Corporationへ変更した。これにより創業時の親会社が子会社となり、技術と販路を統合した。2001年10月、本社を東京都中央区に移転。2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、店頭登録を取消した。2005年3月には上海漢虹精密機械有限公司を中国上海市に設立し、精密機械加工分野に進出。同年7月にはSCTB NORD社(現Ferrotec Nord Corporation)の株式を取得し、欧州でのプレゼンスを高めた。
石英・セラミックス事業の拡大と新会社設立(2008~2015年)
2008年3月、香港に香港漢虹新能源装備集団有限公司(現香港第一半導体科技股份有限公司)を設立。同年7月には住金セラミックス・アンド・クオーツ株式会社の株式を取得し、フェローテックセラミックスへ商号変更、セラミックスと石英製品の事業基盤を得た。2011年4月、寧夏銀和新能源科技有限公司と寧夏富楽徳石英材料有限公司(現寧夏盾源聚芯半導体科技股份有限公司)を中国銀川市に設立し、石英坩堝の製造に着手。2014年3月には浙江先導精密機械有限公司を浙江省衢州市に、同年7月には杭州大和江東新材料科技有限公司を杭州市に設立。2015年7月には株式会社アドマップの株式を取得し、CVD-SiC事業を開始した。
持株会社体制への移行と中国子会社の上場(2017~2022年)
2017年4月、吸収分割により製造・営業事業を新設会社に承継し、商号を株式会社フェローテックホールディングスに変更、純粋持株会社となる。同年9月には杭州中芯晶圓半導体股份有限公司(現杭州中欣晶圓半導体股份有限公司)を設立し、シリコンウエーハ関連事業を拡大。2018年には安徽富楽徳科技発展有限公司や江蘇富楽徳半導体科技有限公司を設立し、部品洗浄とパワー半導体用基板事業を強化。2020年1月、フェローテックセラミックスがアドマップと合併し、フェローテックマテリアルテクノロジーズに商号変更。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりJASDAQからスタンダード市場に移行。同年12月、安徽富楽徳科技発展股份有限公司が深圳創業板市場に株式公開した。
マレーシア進出と事業会社への再移行(2022~2025年)
2022年4月、Ferrotec Manufacturing Malaysia Sdn. Bhd.をマレーシア・ケダ州に設立。同年8月には株式会社大泉製作所の株式を取得し、センサ事業を強化。2023年6月、Ferrotec Power Semiconductor Malaysia Sdn. Bhd.をジョホール州に設立し、パワー半導体用基板の生産を開始する。2025年3月には同州にFerrotec Silicon Materials (Malaysia) SDN BHDを設立。同年7月、純粋持株会社のフェローテックホールディングスが事業子会社を吸収合併し、事業会社へ移行、商号を株式会社フェローテックに変更した。同年9月には安徽富楽徳科技発展股份有限公司が株式交換により江蘇富楽華半導体科技股份有限公司を子会社化し、グループ内再編が続いている。
年表44件を開く
1980年代
- 1980年9月創業日本フェローフルイディクス株式会社を、フェローフルイディクス社が東京都港区に設立し、コンピュータシール、真空シールおよび磁性流体の輸入販売を開始
- 1982年12月千葉工場を千葉県八日市場市(現 匝瑳市)に建設
- 1983年1月コンピュータシールおよび真空シールの製造を開始
- 1987年4月久保田鉄工株式会社(現 株式会社クボタ)等が、フェローフルイディクス社より当社全株式を譲受
- 1988年4月磁性流体の製造を開始
1990年代
- 1992年1月創業杭州大和熱磁電子有限公司を中国浙江省杭州市に設立し、サーモモジュールの製造を開始
- 1995年5月創業上海申和熱磁電子有限公司(現 上海申和投資有限公司)を中国上海市に設立
- 1995年10月商号変更商号を株式会社フェローテックに変更
- 1996年10月当社株式を日本証券業協会に店頭登録
- 1997年7月シンガポールのラップ社(現 FERROTEC CORPORATION SINGAPORE PTE LTD.)の株式を取得し、東南アジアでの販売および技術開発の強化
- 1999年11月上場フェローフルイディクス社を株式公開買付により買収し、Ferrotec(USA)Corporationへ商号変更
2000年代
- 2001年10月本社を東京都中央区に移転
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
- 2005年3月創業上海漢虹精密機械有限公司を中国上海市に設立
- 2005年7月SCTB NORD社(現 Ferrotec Nord Corporation)の株式を取得
- 2006年9月創業台湾飛羅得股份有限公司を台湾に設立
- 2008年3月創業香港漢虹新能源装備集団有限公司(現 香港第一半導体科技股份有限公司)を香港に設立
- 2008年7月商号変更住金セラミックス・アンド・クオーツ 株式会社の株式を取得し、株式会社フェローテックセラミックスへ商号変更
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
- 2011年4月創業寧夏銀和新能源科技有限公司(現 寧夏申和新材料科技有限公司)・寧夏富楽徳石英材料有限公司(現 寧夏盾源聚芯半導体科技股份有限公司)を中国寧夏回族自治区銀川市に設立
- 2013年7月上場株式会社東京証券取引所と株式会社大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQに株式を上場
- 2014年3月創業浙江先導精密機械有限公司を中国浙江省衢州市に設立
- 2014年7月創業杭州大和江東新材料科技有限公司を中国浙江省杭州市に設立
- 2015年6月創業四川富楽徳科技発展有限公司を中国四川省内江市に設立
- 2015年7月株式会社アドマップの株式を取得し、CVD-SiC事業を開始
- 2017年4月商号変更吸収分割により、製造および営業事業を株式会社フェローテック(株式会社フェローテック分割準備会社より商号変更)へ承継し、株式会社フェローテックホールディングスへ商号変更
- 2017年9月創業杭州中芯晶圓半導体股份有限公司(現 杭州中欣晶圓半導体股份有限公司)を中国浙江省杭州市に設立
- 2017年12月創業安徽富楽徳科技発展有限公司(現 安徽富楽徳科技発展股份有限公司)を中国安徽省銅陵市に設立
- 2018年3月創業江蘇富楽徳半導体科技有限公司(現 江蘇富楽華半導体科技股份有限公司)を中国江蘇省東台市に設立
- 2018年12月創業杭州盾源聚芯半導体科技有限公司を中国浙江省杭州市に設立
- 2019年9月創業安徽富楽徳長江半導体材料股份有限公司を中国安徽省銅陵市に設立
2020年代
- 2020年1月M&A株式会社フェローテックセラミックスが、株式会社アドマップと合併し、株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズへ商号変更
- 2020年7月M&A株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズが、株式会社フェローテックと合併(存続会社は株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ)
- 2020年10月創業浙江富楽徳石英科技有限公司を中国浙江省衢州市に設立
- 2022年3月創業浙江盾源聚芯半導体科技有限公司を中国浙江省衢州市に設立 浙江富楽徳半導体材料科技有限公司を中国浙江省衢州市に設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所JASDAQからスタンダード市場に移行
- 2022年4月創業Ferrotec Manufacturing Malaysia Sdn. Bhd.をマレーシア ケダ州に設立
- 2022年8月M&A株式会社大泉製作所の株式を公開買付により取得し連結子会社化
- 2022年12月上場当社連結子会社である安徽富楽徳科技発展股份有限公司が深圳創業板市場にて株式公開
- 2023年6月創業Ferrotec Power Semiconductor Malaysia Sdn. Bhd.をマレーシア ジョホール州に設立
- 2023年11月創業浙江富楽徳信息技術有限公司(現 浙江富楽徳傳感技術有限公司)を中国浙江省麗水市に設立
- 2025年3月創業Ferrotec Silicon Materials (Malaysia) SDN BHDをマレーシア ジョホール州に設立
- 2025年7月M&A当社連結子会社(株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ)との合併により純粋持株会社から事業会社へ移行、商号を株式会社フェローテックへ変更
- 2025年9月上場深圳創業板市場上場の安徽富楽徳科技発展股份有限公司が株式交換により江蘇富楽華半導体科技股份有限公司を子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高(中期経営計画におけるKPI)
- 営業利益(中期経営計画におけるKPI)
- 当期純利益(中期経営計画におけるKPI)
- ROE(中期経営計画におけるKPI)
- ROIC(中期経営計画におけるKPI)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
半導体向けマテリアル増産と新素材開発
半導体製造装置向けの石英、セラミックス、シリコンパーツ等のマテリアル製品について製造ラインを増設し、新たな素材開発を進める。また、装置部品の洗浄サービスやシリコンウエーハ再生サービスを拡充。
- 02
受託製造の拡充と真空技術の活用
祖業の真空シール製造で培った真空技術と精密金属加工を組み合わせ、半導体製造装置メーカーなどからの受託製造事業を拡大する。
- 03
パワー半導体基板の増産と拠点強化
電気自動車や産業機器向けIGBT用DCB基板、AMB基板などの製造拠点を整備し、製造ライン増設により増産を図る。
- 04
5G通信・光通信向け熱対策製品の展開
5G基地局や光トランシーバー向けに熱電素子やマイクロモジュールを提供し、需要拡大を見込む。また、自動車向け温度センサや温調シートなど応用製品の用途開発を推進。
- 05
海外拠点の強化とM&Aによる成長
中国の量産拠点を強化し、マレーシアや日本での新拠点を立ち上げ、早期収益化を図る。業務提携やM&Aを通じて既存製品のシェア拡大と新規事業参入を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で16,858人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は671万円で、9期前と比べて−12.1%。平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は10.4年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 5,692 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 6,719 | — |
| 2019年3月 | 763 | 46.1 | 11.5 | 7,392 | — |
| 2020年3月 | 768 | 47.1 | 12.6 | 7,533 | — |
| 2021年3月 | 794 | 47.9 | 12.3 | 7,380 | — |
| 2022年3月 | 882 | 48.4 | 12.5 | 9,348 | — |
| 2023年3月 | 1,000 | 49.3 | 11.7 | 13,116 | — |
| 2024年3月 | 879 | 48.9 | 10.4 | 14,192 | — |
| 2025年3月 | 847 | 48.4 | 11.8 | 15,983 | 151 |
| 2026年3月 | 671 | 42.4 | 10.4 | 16,858 | 164 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社30社(国内 2 / 海外 28、うち連結子会社 27) を有報から抽出しています。
- 国内㈱大泉製作所東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外杭州大和熱磁電子有限公司(注)2.5中国浙江省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外杭州大和江東新材料科技有限公司(注)2中国浙江省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外杭州盾源聚芯半導体科技有限公司(注)2.4中国浙江省 · 連結子会社議決権60.7%
- 海外浙江富楽徳石英科技有限公司(注)2.4中国浙江省 · 連結子会社議決権92.5%
- 海外浙江盾源聚芯半導体科技有限公司(注)2.4中国浙江省 · 連結子会社議決権60.7%
- 海外浙江富楽徳半導体材料科技有限公司(注)2.4中国浙江省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外浙江富楽徳傳感技術有限公司(注)2.4中国浙江省 · 連結子会社議決権52.5%
- 海外浙江先導精密機械有限公司(注)2.4中国浙江省 · 連結子会社議決権95.9%
- 海外浙江富楽徳半導体材料有限公司(注)2.4中国浙江省 · 連結子会社議決権95.9%
- 海外上海申和投資有限公司(注)2中国上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外上海漢虹精密機械有限公司(注)2.4中国上海市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
- 安徽富楽徳科技発展股份有限公司(注)2.4中国安徽省53%
- 安徽富楽徳長江半導体材料股份有限公司(注)2.4中国安徽省41%
- 寧夏申和新材料科技有限公司(注)2.4中国銀川市100%
- 寧夏盾源聚芯半導体科技股份有限公司(注)2.4中国銀川市61%
- 江蘇富楽華半導体科技股份有限公司(注)2.4中国江蘇省53%
- 四川富楽華半導体科技有限公司(注)2.4中国四川省53%
- 香港第一半導体科技股份有限公司(注)2香港100%
- 台湾飛羅得股份有限公司台湾100%
- Ferrotec (USA) Corporation (注)2.5米国100%
- Ferrotec Europe GmbHドイツ100%
- FERROTEC CORPORATION SINGAPORE PTE LTDシンガポール100%
- Ferrotec Manufacturing Malaysia Sdn. Bhd. (注)2.4マレーシア100%
- Ferrotec Power Semiconductor Malaysia Sdn.Bhd. (注)2.4マレーシア53%
- Ferrotec Silicon Materials (Malaysia) Sdn Bhd.(注)2マレーシア100%
- RMT Ltd (注)4ロシア100%
- アリオンテック㈱山形県山形市33%
- 杭州中欣晶圓半導体股份有限公司(注)4中国浙江省23%
- KSM FerroTec Co.,Ltd.韓国49%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2,889億円、営業利益は276億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.3%、利益が+14.5%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,800億円 | 2,889億円 |
| 営業利益 | 600億円 | 276億円 |
| 純利益 | 360億円 | 149億円 |
| 1株あたり配当 | ¥200 | ¥200 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は1,479億円、営業利益は133億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.3%、営業利益は+35.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 551 | — | — | 60 |
| 2024年1Q | 523 | 71 | 13.6 | 43 |
| 2024年2Q | 532 | 59 | 11.1 | 41 |
| 2024年3Q | 628 | 79 | 12.6 | 51 |
| 2024年4Q | 541 | — | — | 17 |
| 2025年2Q | 1,352 | 143 | 10.6 | 92 |
| 2025年4Q | 1,392 | 98 | 7.0 | 65 |
| 2026年1Q | 1,824 | 281 | 15.4 | 215 |
| 2026年2Q | −414 | −138 | — | −152 |
| 2026年4Q | 1,479 | 133 | 9.0 | 86 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は384億円から2,889億円へ7.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.6%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社東京証券取引所と株式会社大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQに株式を上場 | |||||
| 2013年3月 | 384 | — | −35 | — | −65 |
| 浙江先導精密機械有限公司を中国浙江省衢州市に設立 | |||||
| 2014年3月 | 447 | — | 13 | — | 14 |
| 四川富楽徳科技発展有限公司を中国四川省内江市に設立 | |||||
| 2015年3月 | 591 | — | 20 | — | −21 |
| 2016年3月 | 695 | — | 38 | — | 22 |
| 杭州中芯晶圓半導体股份有限公司(現 杭州中欣晶圓半導体股份有限公司)を中国浙江省杭州市に設立 | |||||
| 2017年3月 | 738 | — | 57 | — | 33 |
| 江蘇富楽徳半導体科技有限公司(現 江蘇富楽華半導体科技股份有限公司)を中国江蘇省東台市に設立 | |||||
| 2018年3月 | 906 | — | 72 | — | 27 |
| 安徽富楽徳長江半導体材料股份有限公司を中国安徽省銅陵市に設立 | |||||
| 2019年3月 | 895 | — | 81 | — | 28 |
| 浙江富楽徳石英科技有限公司を中国浙江省衢州市に設立 | |||||
| 2020年3月 | 816 | — | 43 | — | 18 |
| 2021年3月 | 913 | — | 82 | — | 83 |
| 浙江盾源聚芯半導体科技有限公司を中国浙江省衢州市に設立 浙江富楽徳半導体材料科技有限公司を中国浙江省衢州市に設立 | |||||
| 2022年3月 | 1,338 | — | 260 | — | 267 |
| Ferrotec Power Semiconductor Malaysia Sdn. Bhd.をマレーシア ジョホール州に設立 | |||||
| 2023年3月 | 2,108 | — | 424 | — | 297 |
| 2024年3月 | 2,224 | — | 265 | — | 152 |
| Ferrotec Silicon Materials (Malaysia) SDN BHDをマレーシア ジョホール州に設立 | |||||
| 2025年3月 | 2,744 | 241 | 256 | 8.8 | 157 |
| 2026年3月 | 2,889 | 276 | 261 | 9.6 | 149 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高2,889億円のうち、営業利益として残るのは276億円で9.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は149億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.9%2,076億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.6%538億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.6%276億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが293億円、投資CFが−669億円で、差し引きのフリーCFは−376億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は1,140億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 16 | −4 | −40 | 12 | 74 |
| 2014年3月 | 39 | −28 | −19 | 11 | 76 |
| 2015年3月 | 78 | −36 | −21 | 42 | 105 |
| 2016年3月 | 46 | −40 | −5 | 6 | 100 |
| 2017年3月 | 82 | −71 | 39 | 11 | 148 |
| 2018年3月 | 99 | −124 | 108 | −25 | 236 |
| 2019年3月 | 115 | −371 | 345 | −256 | 316 |
| 2020年3月 | 89 | −345 | 180 | −256 | 237 |
| 2021年3月 | 132 | −209 | 217 | −77 | 302 |
| 2022年3月 | 178 | −294 | 306 | −116 | 526 |
| 2023年3月 | 430 | −688 | 687 | −258 | 959 |
| 2024年3月 | 287 | −924 | 604 | −637 | 968 |
| 2025年3月 | 261 | −396 | 190 | −135 | 1,089 |
| 2026年3月 | 293 | −669 | 388 | −376 | 1,140 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は6,892億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,621億円で、自己資本比率は37.6%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 663 | 304 | 359 | 44.9 |
| 2014年3月 | 747 | 381 | 366 | 50.2 |
| 2015年3月 | 794 | 394 | 400 | 48.9 |
| 2016年3月 | 788 | 395 | 393 | 49.1 |
| 2017年3月 | 921 | 397 | 524 | 42.6 |
| 2018年3月 | 1,185 | 518 | 667 | 43.3 |
| 2019年3月 | 1,631 | 498 | 1,133 | 30.3 |
| 2020年3月 | 1,900 | 501 | 1,399 | 25.5 |
| 2021年3月 | 1,774 | 782 | 992 | 37.8 |
| 2022年3月 | 2,648 | 1,610 | 1,038 | 49.5 |
| 2023年3月 | 4,106 | 2,497 | 1,609 | 44.7 |
| 2024年3月 | 5,100 | 2,782 | 2,318 | 40.1 |
| 2025年3月 | 6,006 | 3,235 | 2,770 | 39.4 |
| 2026年3月 | 6,892 | 3,621 | 3,272 | 37.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で224社中80位あたり、逆に低いのは自己資本比率で224社中203位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥8,880で、1年前と比べて+145.3%。過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 32.2倍 |
| PER (会社予想) | 13.0倍 |
| PBR | 1.37倍 |
| 配当利回り | 2.25% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で株価は-4.03%と下落しました。8月17日に9750円まで上昇しましたが、その後は調整が進み、現在は8580円で推移しています。25日移動平均線(8459.6円)を上回っており、短期のトレンドは持ち直していますが、75日線(8814.79円)を下回っており、中期的には弱含みです。年初来の上昇率は+142.79%と大きく、52週高値11700円からは-27%の水準です。出来高は変動が激しく、需給は不安定です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PER31.08倍は同業界平均30.85倍を僅かに上回るが、予想PER12.6倍と先行きの収益改善を織り込めば割安感がある。PBR1.32倍は平均2.64倍を大きく下回り、資産面からは割安。しかしROE6%が低く、資本効率の悪さが懸念。配当利回り2.33%は平均2.29%とほぼ同水準で、配当性向49%は健全。直近の営業利益率が9.55%まで改善しているが、純利益は減益見込み。総合的には、成長期待が株価に織り込まれており、やや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 32.2倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 13.0倍 | — |
| PBR | 1.37倍 | 2.58倍 |
| ROE | 6.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
半導体市場の需要変動と、同社の多角化戦略の成果が主な投資論点。強気派は、生成AI向け半導体需要の拡大がシリコンウェーハ再生や石英製品の需要を押し上げ、収益成長につながると主張する。一方、弱気派は、半導体市況の低迷や同社の収益性の低さ(営業利益率8.78%)を懸念し、多角化が成長鈍化の要因になる可能性を指摘する。
- 半導体需要拡大の恩恵
生成AIやデータセンター向け半導体需要の拡大が、同社製品の需要を牽引
- 多角化による安定性
ウェーハ再生、石英製品など複数事業で収益源を分散
- グローバル展開の加速
海外売上比率の上昇が成長をけん引する可能性
- 2026年3月期は営業利益276億円と過去最高通年影響中
営業利益は241億円から276億円へ14.5%増、売上高も2,889億円へ拡大
- 売上高2,889億円で過去最高通年影響弱
売上高は2,744億円から2,889億円へ145億円増
- 営業利益率9.55%へ改善通年影響中
営業利益率は8.78%から9.55%へ0.77pt向上
- 外国人持株比率49.22%と高い継続影響弱
外国人持株比率49.22%と約半分で、海外資金の流入が下支え
- 半導体市況への依存
半導体市況の悪化時には業績が大きく落ち込むリスクがある
- 収益性の低さ
営業利益率8.78%と業界平均に比べて低い
- 多角化の非効率性
事業分散により経営資源が分散し、集中投資が難しい
- 2026年3月期は純利益149億円と減益通年影響中
純利益は157億円から149億円へ8億円減、営業増益にもかかわらず最終減益
- PER31.35倍・PBR1.56倍と割高不定影響強
PER31.35倍、PBR1.56倍はROE6%と対比で高く、調整余地
- ROE6%と資本効率が低位継続影響中
ROE6%はPBR1.56倍の水準に対して低く、改善には時間
- 株価1年で139.52%上昇の過熱感継続影響弱
株価は8,660円、年間+139.52%で利益確定売りが出やすい
- シリコンウェーハ再生処理量
- コア事業の需要動向を直接反映する
- 海外売上比率
- グローバル展開の進捗を測る指標
- 営業利益率
- 収益性改善の有無を確認する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり200円で、前期から+5.0%。いまの株価に対する利回りは2.25%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18 | — | 28.9 |
| 2018年3月 | 24 | 33.3 | — |
| 2019年3月 | 24 | 0.0 | 40.5 |
| 2020年3月 | 24 | 0.0 | 19.1 |
| 2021年3月 | 30 | 25.0 | 22.7 |
| 2022年3月 | 50 | 66.7 | 62.8 |
| 2023年3月 | 105 | 110.0 | 76.4 |
| 2024年3月 | 100 | −4.8 | 70.2 |
| 2025年3月 | 141 | 41.0 | 39.3 |
| 2026年3月 | 148 | 5.0 | 49.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥200
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ26,844人。区分でいちばん多いのは外国法人で48.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.4%を占め、残る88.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 30.1 | 17.9 | 28.8 | 26.4 | 36.0 | 48.9 |
| 個人・その他 | 43.9 | 53.6 | 48.0 | 50.9 | 48.2 | 32.4 |
| 証券会社 | 5.3 | 9.2 | 10.1 | 8.8 | 5.2 | 7.0 |
| 金融機関 | 18.4 | 14.7 | 9.6 | 8.7 | 5.7 | 6.5 |
| 事業法人 | 2.1 | 4.3 | 3.1 | 4.6 | 4.4 | 4.9 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.6 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.5 | 0.6 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 6.56 |
| 02 | UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 4.41 |
| 03 | JPモルガン証券株式会社 | 4.40 |
| 04 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 3.41 |
| 05 | 株式会社シティインデックスイレブンス | 2.96 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.86 |
| 07 | SIX SIS LTD. (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.66 |
| 08 | HSBC-FUND SERVICES HSBC - 006 MF EFM (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 2.59 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.15 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.12 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21野村證券株式会社新規の大量保有報告7.25%+0.80pt
- 2026-07-23野村證券株式会社新規の大量保有報告4.71%-0.09pt
- 2026-07-06野村證券株式会社新規の大量保有報告4.80%+0.26pt
- 2026-06-25オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)変更報告7.63%-0.87pt
- 2026-06-25オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)新規の大量保有報告6.57%-1.06pt
- 2026-06-22野村證券株式会社新規の大量保有報告4.54%+0.56pt
- 2026-06-16オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)新規の大量保有報告7.63%-0.87pt
- 2026-06-03JPモルガン証券株式会社新規の大量保有報告—
- 2026-05-22みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告1.78%-0.14pt
- 2026-05-20JPモルガン証券株式会社新規の大量保有報告1.94%-1.07pt
- 2026-05-19野村證券株式会社新規の大量保有報告3.98%+2.55pt
- 2026-05-12野村證券株式会社新規の大量保有報告1.43%
- 2026-05-12みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告1.92%
- 2026-05-08JPモルガン証券株式会社新規の大量保有報告3.01%-1.14pt
- 2026-04-22みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告1.24%-1.11pt
- 2026-04-20JPモルガン証券株式会社新規の大量保有報告4.15%+0.44pt
- 2026-04-07ゴールドマン・サックス証券株式会社新規の大量保有報告0.76%-0.01pt
- 2026-04-07みずほ証券 株式会社新規の大量保有報告2.35%-0.54pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+250%、1株純資産は14期で+472%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −212 | 966 | −20.7 | — | — |
| 2014年3月 | 45 | 1,217 | 4.1 | 12.0 | 5.9 |
| 2015年3月 | −69 | 1,261 | −5.6 | — | 14.0 |
| 2016年3月 | 70 | 1,256 | 5.6 | 17.2 | 29.5 |
| 2017年3月 | 106 | 1,272 | 8.4 | 13.0 | 28.9 |
| 2018年3月 | 77 | 1,387 | 5.9 | 34.7 | — |
| 2019年3月 | 77 | 1,337 | 5.6 | 14.4 | 40.5 |
| 2020年3月 | 48 | 1,304 | 3.6 | 11.5 | 19.1 |
| 2021年3月 | 223 | 1,803 | 14.3 | 9.9 | 22.7 |
| 2022年3月 | 668 | 2,941 | 26.9 | 4.1 | 62.8 |
| 2023年3月 | 645 | 3,916 | 18.9 | 5.2 | 76.4 |
| 2024年3月 | 323 | 4,348 | 7.8 | 9.2 | 70.2 |
| 2025年3月 | 334 | 5,058 | 7.1 | 8.0 | 39.3 |
| 2026年3月 | 318 | 5,527 | 6.0 | 19.8 | 49.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額1,097百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約22倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 賀賢漢 | 代表取締役 社長 執行役員 グループCEO | 68 | 182,000 |
| 山村丈 | 代表取締役 副社長 管理統括、欧米・アジア事業担当 執行役員 | 55 | 212,000 |
| 並木美代子 | 取締役 事業管理・総務担当 執行役員 | 62 | 23,000 |
| 武田明 | 取締役 財務経理・経営管理担当 執行役員 | 60 | 11,000 |
| 佐藤昭広 | 取締役 経営戦略・社長特命事項担当 執行役員 | 59 | 11,000 |
| 藤本健太郎 | 取締役 人事・法務・情報システム担当 執行役員 | 56 | — |
| 磯巧 | 取締役 | 60 | — |
| 勝田裕子 | 取締役 | 60 | — |
| 永守知博 | 取締役 | 50 | — |
| 若木啓男 | 常勤監査役 | 68 | 37,000 |
| 松本拓生 | 監査役 | 53 | — |
| 大樂弘幸 | 監査役 | 50 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 冨屋久和 | 常勤監査役 | 64 | 2,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 206 | 175 | 668 | 1,049 | 150 |
| 社外取締役 | 7 | 32 | — | — | 32 | 5 |
| 監査役 | 1 | 16 | — | — | 16 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」でフェローテックを取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,584字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,099字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,433字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,041字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第46期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第45期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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