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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

カシオ計算機

CASIO COMPUTER CO.,LTD.6952 · Prime · 電気機器

国内時計・電卓の老舗ブランド。耐衝撃ウオッチG-SHOCKで独自の地位を確立。

概要

カシオ計算機は、1946年に樫尾製作所として創業し、1957年に世界初の小型純電気式計算機「14-A」を商品化した総合電機メーカーである。腕時計「G-SHOCK」や電子辞書「EX-word」、電卓などを主力製品とし、2026年3月期の連結売上高は2,762億円、営業利益230億円を計上した。東京証券取引所プライム市場に上場(1970年)、本社は東京都渋谷区、連結従業員数は約8,200名。

時計事業が売上の7割を占める

カシオ計算機の最大事業は時計であり、2026年3月期のセグメント売上高は1,849億円(全体の67%)、営業利益は271億円、利益率は14.7%に達する。中核ブランドは耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」で、そのほかメタルクロノグラフ「EDIFICE」、ソーラー電波時計「OCEANUS」、女性向け「Baby-G」などを展開する。生産は山形カシオ株式会社、中国のカシオ電子(深圳・韶関)、タイのCasio (Thailand)が担当。販売は北米のCasio America、欧州のCasio Europe、中東のCasio Middle East and Africa、アジアのカシオ(中国)貿易有限公司やCasio Singaporeを通じて世界に供給される。時計事業は2026年3月期に前期比11.3%増収と成長を牽引し、特に「G-SHOCK」と「CASIO WATCH」の2軸ブランド戦略が奏功した。

コンシューマ事業は電卓・電子辞書・電子楽器

コンシューマ事業は2026年3月期に売上高820億円、営業利益34億円(前期比57.8%増)を計上した。主力製品は電子辞書「EX-word」、電卓(関数電卓・ビジネス電卓・標準電卓)、電子文具、電子楽器(電子キーボード「カシオトーン」、シンセサイザー、デジタルピアノ)である。電子辞書は多数の辞書コンテンツを内蔵し、語学学習やビジネスで使用される。電卓は1972年の「カシオミニ」以来、教育現場で広く普及し、関数電卓はエリア特性に合わせた専用機開発も行う。電子楽器セグメントは構造改革を進め、早期黒字化を目指す。生産は山形カシオ、中国のカシオ電子科技(中山)、Casio Computer (Hong Kong)、タイのCasio (Thailand)が担当する。

36の連結子会社で構成されるグローバル体制

カシオ計算機グループは当社と連結子会社36社、持分法適用関連会社2社で構成される。開発は本社の羽村技術センターと八王子技術センターが担い、生産技術の開発は生産関係会社が行う。生産拠点は国内に山形カシオ、海外に中国(深圳・韶関・中山)、香港、タイを擁する。販売は国内では当社が直接小売店・代理店へ、海外では各地域の販売子会社を通じて行う。北米はCasio America、欧州はCasio Europe、中東・アフリカはCasio Middle East and Africa、アジアはカシオ(中国)貿易有限公司とCasio Singaporeがカバーする。2010年以降、TFT液晶事業や携帯電話事業の移管・統合、WLP事業譲渡などを経て、現在は時計とコンシューマ(EdTech・サウンド)に事業を集中している。

業界の中での役割は民生用電子機器の開発・製造・販売会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,763億円
営業利益
231億円
営業利益率
8.4%
純利益
182億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
時計1,850億円67.0%271億円14.6%
コンシューマ821億円29.7%34億円4.1%
その他92億円3.3%-13億円-14.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01時計(ウオッチ・クロック)主力

一般消費者向けに、G-SHOCKに代表される耐衝撃ウオッチ、EDIFICE、OCEANUS、Baby-Gなどのアナログ・デジタルウオッチ、およびクロックを開発・生産・販売。国内生産は山形カシオ、海外生産は中国・タイの子会社が担当。全世界に向けて販売。

主な製品・サービス4
G-SHOCK
耐衝撃・防水機能を備えたスポーツウオッチ。ブランド力が強く、若年層から大人まで幅広い支持を得ている。
EDIFICE
メタルバンドのスポーツクロノグラフ。先進的なデザインと機能が特徴。
OCEANUS
高級感のあるソーラー電波クロノグラフ。タフソーラーやBluetooth搭載。
Baby-G
女性向け耐衝撃ウオッチ。カラーバリエーション豊富。

02コンシューマ(電子辞書・電卓・電子楽器等)主力

学生・社会人向け電子辞書(EX-wordシリーズ)、一般向け電卓、電子文具(電子メモパッド等)、電子楽器(電子キーボード・シンセサイザー)を開発・生産・販売。国内生産は山形カシオ、海外生産は中国・タイの子会社が担当。

主な製品・サービス4
電子辞書(EX-word)
多数の辞書・コンテンツを内蔵し、語学学習・ビジネスに使用される電子辞書。
電卓
関数電卓、ビジネス電卓、標準電卓など幅広いラインアップ。教育・オフィス向け。
電子文具
デジタルメモパッド等の電子文具。
電子楽器
電子キーボード、シンセサイザー、デジタルピアノ等。趣味・教育・プロ向け。

03その他(成形部品・金型等)副次

グループ内の生産に使用する成形部品や金型の製造。非継続事業も含む。

主な製品・サービス2
成形部品
樹脂成形部品。自社製品のケース等に使用。
金型
樹脂成形用金型。自社生産用。

製品と技術

耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」

G-SHOCKはカシオ計算機を代表するブランドであり、耐衝撃構造と防水機能を備えたスポーツウオッチである。落下や衝撃に強い独自の設計で知られ、若年層から大人まで幅広い支持を得る。カラーバリエーションやコラボレーションモデルも豊富で、世界中で販売されている。時計事業の中核製品として、売上とブランド価値を牽引する。同じ時計ブランドには、メタルバンドのスポーツクロノグラフ「EDIFICE」、ソーラー電波時計「OCEANUS」、女性向け「Baby-G」があり、カシオはこれらを「G-SHOCK」と「CASIO WATCH」の2軸で展開している。

教育・ビジネス向け電子辞書「EX-word」

EX-wordは、多数の辞書や学習コンテンツを内蔵した電子辞書である。語学学習、ビジネス、資格試験対策などに使用され、学生から社会人まで幅広いユーザーに支持される。カシオは教育のICT化や教科書デジタル化を見据え、ハードウエアと連携した教育アプリビジネスも強化している。EX-wordはコンシューマ事業の主力製品の一つであり、特に日本国内の教育市場で高いシェアを持つ。生産は山形カシオや中国・タイの子会社が担当する。

関数電卓とビジネス電卓

カシオの電卓は、1972年のカシオミニ以来、教育現場やオフィスで広く使われている。ラインアップは関数電卓、ビジネス電卓、標準電卓にわたり、エリアごとに専用モデルを開発する。関数電卓は数学・科学教育で必須のツールであり、カシオは模倣品対策やユーザーインターフェイスの進化を継続している。電卓事業はコンシューマセグメントに含まれ、EdTech事業の一部として、新興国市場での需要獲得にも注力する。

電子楽器「カシオトーン」とサウンド事業

カシオは1980年に電子楽器「カシオトーン」を発売し、音楽事業に参入した。現在は電子キーボード、シンセサイザー、デジタルピアノなどを展開し、趣味・教育・プロ向けに製品を提供する。カシオは「新しい演奏体験の提供」を掲げ、需要創造を目指す一方、同事業は不採算が続いており、早期黒字化に向けた構造改革を進めている。サウンド事業はコンシューマセグメントに属し、抜本的なコスト削減と製品力強化が課題である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

腕時計で世界有数、家電は差別化途上

カシオ計算機は電子辞書や電卓で高いシェアを持ち、特に腕時計のG-SHOCKは世界的ブランドとして確立している。同業他社のイビデンやキオクシアは半導体関連で事業構造が異なり、カシオはコンシューマー製品が中心だ。2025年3月期は営業利益率5.42%だが、2026年3月期は8.36%に改善する見込みで、収益が向上する。一方、時計市場ではスマートウォッチの台頭や高級時計との競争がある。家電分野や事務機の需要は成熟しており、IoTや車載向けの新規事業が成長の鍵となる。海外売上比率が高く、為替変動の影響を受ける。技術力は日清紡ホールディングスなどと比較しても強いが、製品ライフサイクルの短さが課題である。

強み

  • G-SHOCKは頑丈なデザインで世界的な人気を誇り、多様なコラボで市場を開拓する。
  • 電子辞書や電卓で培った小型化・省電力技術を時計やウェアラブルに応用する。
  • 2026年3月期の営業利益率は8.36%と予想され、製品ミックスの改善で利益を伸ばす。
  • 時計、電子辞書、電卓、プロジェクターなど幅広い製品で収益を支える。

課題

  • 電卓や電子辞書の市場は縮小傾向で、新たな収益源の開発が急務となる。
  • アップルやガーミンなどスマートウォッチ勢に対して、機能や価格で差別化が必要。
  • 海外売上比率が高いため円高や需要変動の影響を受け、業績が不安定になる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がカシオ計算機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18233高島屋6,893億円
29831ヤマダホールディングス6,809億円32.3倍
39007小田急電鉄6,615億円16.6倍
42670エービーシー・マート6,597億円14.2倍
59001東武鉄道5,872億円10.5倍
66952カシオ計算機5,784億円30.4倍
79142九州旅客鉄道5,583億円12.2倍
88252丸井グループ5,322億円18.3倍
94912ライオン5,260億円18.1倍
103349コスモス薬品5,131億円15.9倍
116417SANKYO4,621億円8.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

樫尾製作所の創業と計算機「14-A」(1946〜1957)

1946年4月、東京都三鷹市で樫尾製作所が創業される。1957年6月、世界初の小型純電気式計算機「14-A」を商品化し、同時に東京都武蔵野市にカシオ計算機株式会社を設立した。この製品はリレー式ではなく純電気式で小型化を実現し、後の電卓事業の技術的基盤となった。創業から11年での会社設立は、製品開発力が事業化に直結したことを示す。

電子卓上計算機とカシオミニの大ヒット(1965〜1972)

1965年9月、電子式卓上計算機を発売し、電卓市場に参入。1972年8月にはパーソナル電卓「カシオミニ」を発売し、個人向け電卓の市場を確立した。カシオミニは低価格と小型化で爆発的に普及し、同月に東京証券取引所第一部に指定替えとなる。同年10月にはドイツ・ハンブルグに販売子会社を設立し、欧州での販売網を構築し始めた。電卓事業の成功が、後の多角化の原資となった。

電子腕時計への進出と海外販売網の拡充(1974〜1979)

1974年11月、電子腕時計を発売し、時計事業に参入。1975年9月にはロンドンにCasio Electronicsを設立し、欧州販売を強化。1970年には既にニューヨークにCasio Americaの前身を設立しており、北米・欧州の主要市場に直接販売拠点を置く体制が整った。1979年には香港に生産会社Casio Computer (Hong Kong)を、山形県東根市に山形カシオを設立し、国内生産の強化と海外生産の第一歩を踏み出した。

電子楽器カシオトーンと中国生産拠点の設立(1980〜2005)

1980年1月、電子楽器「カシオトーン」を発売。音楽事業への参入である。1995年11月には中国広東省深圳市にカシオ電子(深圳)有限公司を設立し、中国生産を本格化。2001年7月にはシンガポールの販売拠点を統合したCasio Singaporeが営業開始。2003年11月には八王子技術センターが竣工し、開発能力を強化。2005年6月には広東省中山市にカシオ電子科技(中山)有限公司を設立し、中国での生産能力を拡大した。

事業ポートフォリオの整理とタイ新工場(2010〜2013)

2010年、TFT液晶ディスプレイ事業を凸版印刷との共同出資会社に移管、携帯電話端末事業をNECカシオモバイルに統合し、不採算事業から撤退。2011年にはWLP関連事業を譲渡した。2012年4月、タイのナコンラチャシマ県にCasio (Thailand)の新工場が稼動し、アセアン地域の生産拠点を強化。2013年3月にはドバイにCasio Middle East FZEを設立し、中東・アフリカ市場の販売を開始した。選択と集中により時計・電卓・電子辞書に経営資源を集中させる布石となった。

プライム市場移行とHR事業譲渡(2016〜2025)

2016年8月、広東省韶関市にカシオ電子(韶関)有限公司を設立し、中国生産網を拡充。2018年5月、山形カシオの新工場が稼動し、国内生産能力を増強。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2025年6月、経営支援システム事業(HRソリューション)をカシオヒューマンシステムズに承継させた後、同社株式をCSホールディングスに譲渡。時計とEdTech(電子辞書・関数電卓)への集中をさらに進めた。

年表32件を開く

1940年代

  • 1946年4月創業東京都三鷹市に樫尾製作所創業

1950年代

  • 1957年6月創業世界初の小型純電気式計算機「14-A」商品化 東京都武蔵野市にカシオ計算機株式会社を設立

1960年代

  • 1960年4月東京都東大和市に東京工場完成
  • 1965年9月電子式卓上計算機発売

1970年代

  • 1970年5月ニューヨーク州に現地販売会社Casio,Inc.(現・Casio America,Inc.、現・連結子会社)を設立
  • 1970年9月上場東京証券取引所第二部に株式上場
  • 1972年8月「カシオミニ」を発売しパーソナル電卓の市場を確立
  • 1972年8月東京証券取引所第一部に指定替え
  • 1972年10月ハンブルグに現地販売会社Casio Computer Co.,GmbH Deutschland(現・Casio Europe GmbH、現・連結子会社)を設立
  • 1973年3月八王子工場完成
  • 1974年5月本店移転(東大和市より新宿区へ)
  • 1974年11月電子腕時計発売
  • 1975年9月ロンドンに現地販売会社Casio Electronics Co.Ltd.(現・連結子会社)を設立
  • 1979年7月東京都羽村市に羽村技術センター完成
  • 1979年8月香港に生産会社Casio Computer(Hong Kong)Ltd.(現・連結子会社)を設立
  • 1979年10月山形県東根市に山形カシオ株式会社(現・連結子会社)を設立

1980年代

  • 1980年1月電子楽器「カシオトーン」発売

1990年代

  • 1995年11月広東省深圳市にカシオ電子(深圳)有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 1998年1月本店移転(新宿区より渋谷区へ)

2000年代

  • 2001年7月M&Aシンガポールの拠点を統合した販売会社Casio Singapore Pte.,Ltd.(現・連結子会社)が営業開始
  • 2003年11月八王子技術センター竣工
  • 2005年6月広東省中山市にカシオ電子科技(中山)有限公司(現・連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年4月TFT液晶ディスプレイ事業を凸版印刷株式会社との共同出資会社株式会社オルタステクノロジーに移管
  • 2010年6月M&A携帯電話端末事業をNECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社に統合
  • 2011年10月WLP関連事業を株式会社テラプローブに事業譲渡
  • 2012年4月タイのナコンラチャシマ県にCasio(Thailand)Co.,Ltd.(現・連結子会社)の新工場が稼動
  • 2013年3月ドバイに販売会社Casio Middle East FZE(現・Casio Middle East and Africa FZE、現・連結子会社)を設立
  • 2014年1月M&Aカシオ(中国)貿易有限公司(旧・カシオ(上海)貿易有限公司、現・連結子会社)にカシオ(広州)商貿有限公司(現・連結子会社)の営業機能を統合
  • 2016年8月広東省韶関市にカシオ電子(韶関)有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2018年5月山形県東根市に山形カシオ株式会社(現・連結子会社)の新工場が稼動

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2025年6月HRソリューション事業を運営するカシオヒューマンシステムズ株式会社に、当社が有する経営支援システム事業に係る権利義務を吸収分割の方法で承継させた上で、株式会社CSホールディングスに同社の株式の全てを譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    時計事業の2軸ブランド展開

    G-SHOCKは商品ラインアップとブランド力を強化し若年層獲得を推進。CASIO WATCHは高単価ラインアップ拡充や現代トレンドとの融合で高付加価値化し、女性や新世代への拡大を図る。インド・ブラジル・ASEANなど成長エリアでの販売を強化。

  2. 02

    EdTech事業の強化

    関数電卓でユーザーインターフェイス進化やエリア専用機開発により普及率拡大と新興国需要獲得。模倣品対策強化。教育ICT化・デジタル教科書に対応した教育アプリビジネスを強化し、ハードとソフトの融合で市場ポジション確立を目指す。

  3. 03

    サウンド事業の構造改革と黒字化

    新しい演奏体験の提供による需要創造と、抜本的な構造改革により早期黒字化を目指す。

  4. 04

    新規事業の育成と経営基盤強化

    AIペット「Mofilin」のグローバル展開とメンタルウェルネスでのポジション確立。人員・組織構造の最適化、人的資本経営強化、DX基盤強化、コア技術と先端技術(AI・ソフトウェア等)の融合による新規事業創出。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で8,259人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は838万円で、9期前と比べて+3.2%平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は15.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月12,287
2018年3月12,298
2019年3月81246.818.911,868
2020年3月81346.818.811,193
2021年3月80446.818.810,404
2022年3月82046.118.210,152
2023年3月81646.217.59,732
2024年3月81045.716.79,594
2025年3月81444.915.98,801161
2026年3月83844.615.78,259280

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率78.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社33(国内 6 / 海外 27、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都渋谷区150億円
時計 コンシューマ その他 全社
羽村技術センター — 東京都羽村市136億円
時計 コンシューマ その他 全社
関係会社貸与資産等 — 山梨県中央市他110億円
時計 コンシューマ その他 全社
時計 コンシューマ その他 — Casio America,Inc. (New Jersey U.S.A.)3,499百万円
時計 コンシューマ その他 — 山形カシオ(株) (山形県東根市)3,181百万円
時計 コンシューマ — Casio(Thailand) Co.,Ltd. (Nakhonratchasima Thailand)2,694百万円
時計 コンシューマ その他 — Casio Europe GmbH (Norderstedt Germany)1,592百万円
時計 — カシオ電子(韶関)有限公司(中国広東省韶関市)1,320百万円
時計 コンシューマ その他 — Casio Singapore Pte.,Ltd. (Singapore)983百万円
コンシューマ — カシオ電子科技(中山)有限公司(中国広東省中山市)761百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    山形カシオ(株)
    山形県 東根市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    カシオテクノ(株)
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    カシオビジネスサービス(株)
    東京都 羽村市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    カシオマーケティングアドバンス(株)
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    リプレックス(株)
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Casio America,Inc. (注)3、5
    New Jersey U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Casio Canada Ltd.
    Ontario Canada · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Casio Mexico Marketing,S.de R.L.de C.V.
    Mexico City Mexico · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Casio Europe GmbH (注)3
    Norderstedt Germany · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Casio Electronics Co.Ltd.
    London England · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Casio France S.A.S.
    Massy France · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Casio Espana, S.L.
    Barcelona Spain · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
  • Casio Benelux B.V.Amstelveen Netherlands100%
  • Casio Italia S.r.l.Milano Italy100%
  • Casio Computer(Hong Kong)Ltd. (注)3Hong Kong100%
  • カシオ電子(深圳)有限公司(注)3中国広東省 深圳市100%
  • 広州カシオ技術有限公司中国広東省 広州市100%
  • カシオソフト(上海)有限公司中国上海市100%
  • カシオ(中国)貿易有限公司中国上海市100%
  • カシオ(広州)商貿有限公司中国広東省 広州市100%
  • カシオ電子科技(中山)有限公司中国広東省 中山市100%
  • カシオ鐘表(東莞)有限公司中国広東省 東莞市100%
  • カシオ電子(韶関)有限公司中国広東省 韶関市100%
  • Casio Singapore Pte.,Ltd. (注)4Singapore100%
  • Casio(Thailand)Co., Ltd. (注)3Nakhonratchasima Thailand100%
  • Casio India Co.,Pvt. Ltd.New Delhi India100%
  • 台湾カシオ股份有限公司台湾台北市100%
  • Casio Malaysia Sdn. Bhd.Kuala Lumpur Malaysia100%
  • Casio Marketing (Thailand)Co.,Ltd.Bangkok Thailand100%
  • Casio Brasil Comercio de Produtos Eletronicos Ltda.Sao Paulo Brasil100%
  • Casio Latin America S.A.Montevideo Uruguay100%
  • Casio Middle East and Africa FZEDubai United Arab Emirates100%
  • マス(株)東京都 千代田区50%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • USCASIO AMERICA, INC.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,763億円営業利益231億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.5%、利益が+62.7%。

売上高
+5.5%
2,763億円
営業利益
+62.7%
231億円
純利益
+124.7%
182億円
営業利益率
8.4%
前期比 +2.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,000億円2,763億円
営業利益340億円231億円
純利益235億円182億円
1株あたり配当¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は745億円、営業利益は128億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.8%、営業利益は+197.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6269
2024年1Q627436.934
2024年2Q708395.539
2024年3Q678365.327
2024年4Q67519
2025年2Q1,3691037.536
2025年4Q1,249393.145
2026年2Q1,327957.281
2026年4Q1,4361369.5101
2027年1Q74512817.294

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,978億円から2,763億円へ93%に減った。直近期の営業利益率は8.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ドバイに販売会社Casio Middle East FZE(現・Casio Middle East and Africa FZE、現・連結子会社)を設立
2013年3月2,978197119
カシオ(中国)貿易有限公司(旧・カシオ(上海)貿易有限公司、現・連結子会社)にカシオ(広州)商貿有限公司(現・連結子会社)の営業機能を統合
2014年3月3,218257160
2015年3月3,384379264
広東省韶関市にカシオ電子(韶関)有限公司(現・連結子会社)を設立
2016年3月3,523411312
2017年3月3,212262184
2018年3月3,148287196
2019年3月2,982299221
2020年3月2,808285176
2021年3月2,274163120
2022年3月2,523222159
2023年3月2,638196131
2024年3月2,688179119
2025年3月2,6181421415.481
2026年3月2,7632312578.4182

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,763億円のうち、営業利益として残るのは231億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は182億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.8%1,541億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.9%991億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%231億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが302億円、投資CFが−89億円で、差し引きのフリーCFは213億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,507億円で、売上の6.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月95−134−47−39974
2014年3月40180−3854811,141
2015年3月308−107−3062011,107
2016年3月32782−2174091,281
2017年3月279−33−3092461,188
2018年3月346−83−1062631,346
2019年3月207−62−1691451,322
2020年3月330−17−2493131,343
2021年3月246−31−2292151,371
2022年3月164−61−1901031,339
2023年3月113−31−152821,302
2024年3月305−2−2183031,446
2025年3月16147−2482081,404
2026年3月302−89−1742131,507

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,515億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,352億円で、自己資本比率は66.9%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,6931,6402,05344.4
2014年3月3,6701,8531,81750.5
2015年3月3,7472,0421,70554.5
2016年3月3,6852,0211,66454.9
2017年3月3,5151,9631,55255.9
2018年3月3,6422,0671,57556.8
2019年3月3,5752,1161,45959.2
2020年3月3,3412,0251,31660.6
2021年3月3,3202,1191,20163.8
2022年3月3,3732,1891,18464.9
2023年3月3,3522,2161,13666.1
2024年3月3,4992,3121,18766.1
2025年3月3,3162,1891,12766.0
2026年3月3,5152,3521,16366.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
947億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,337億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,163億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中93位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中150位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.9%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,433で、1年前と比べて+102.7%過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。

¥2,433-3.5%1ヶ月+8.2%1年+102.7%時価総額5,784億円
過去52週の値幅
安値¥1,186高値¥2,536

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.4倍
PER (会社予想)22.8倍
PBR2.29倍
配当利回り1.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+30.84%と急騰、8月3日に2164.5円へストップ高相当の上昇を見せた。8月21日終値は2312円。25日移動平均線(2083.86円)を約11%上回り、上昇トレンドが継続。52週高値2520円に約8.3%と接近。RSIは69.82と買われすぎの手前。出来高は8月3日に474万株、翌4日には754万株と急増し、その後も高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 49/100)

PERは28.9倍で業界平均30.85倍をやや下回り、PBRは2.17倍と平均2.64倍未満で割安感はあるが、ROEが8%と低水準で資本効率が課題。配当利回り1.95%は平均2.29%を下回り、株主還元は控えめ。2026/3期の増益予想はあるものの、直近の業績は横ばいで、バリュエーションはほぼ妥当と判断。ただしROEの低さと配当の伸び悩みが割高感を生む可能性があり、成長が続くかが焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)30.4倍30.8倍
PER (予想)22.8倍
PBR2.29倍2.58倍
ROE8.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

為替変動による収益への影響と、スマートウォッチやスマートフォンによる従来時計の代替リスクが主な争点。強気派は、G-SHOCKのブランド力と新興国での需要拡大、2026年3月期の増収増益計画を重視し、収益回復局面とみる。一方、弱気派は、主力の時計事業の成長鈍化や中国市場の低迷、円高進行による業績下振れリスクを警戒する。また、株価が1年で約90%上昇し、PER27倍と割高感が意識される中で、好業績が織り込み済みかどうかも議論の焦点。

プラスに働く材料7
  • 新興国需要の取り込み

    ブランド力で新興国シェア拡大、数量増が成長牽引

  • 2026年3月期の増収増益計画

    売上高2763億円、営業益8.36%を見込み、回復明確

  • スマートウォッチ市場への参入

    新製品投入で新市場を開拓し、成長余地を確保

  • 営業利益が前期比89億円増の231億円通年影響

    営業利益142億円→231億円、増益率63%で業績回復

  • 純利益が2.2倍の182億円決算発表後影響

    純利益81億円→182億円、過去最高益に接近

  • 予想PER20.7倍と実績から大幅改善通年影響

    実績PER27.5倍→予想20.7倍、収益回復でバリュエーションが正常化

  • 売上高2,763億円と3期で最高通年影響

    売上高2,618億円→2,763億円、売上高が過去最高に

マイナスに働く材料7
  • スマホによる代替リスク

    スマートフォン普及で従来時計の需要が縮小懸念

  • 為替感応度の高さ

    円高進行で海外収益が目減りし、業績下振れ

  • 株価の急騰と割高感

    1年で約9割上昇、PER27倍と割高で調整リスク

  • 株価が1年で91%上昇し過熱感継続影響

    前年比91%上昇、織り込み済みで高値警戒の売りが出やすい

  • ROE8%に対しPBR2.07倍継続影響

    ROE8%ではPBR2.07倍を正当化しにくく、修正リスク

  • 営業利益率8.36%は依然低位決算発表後影響

    営業利益率は5.42%→8.36%へ改善も、同業他社より低い

  • 外資保有23.84%で需給の厚み不足不定影響

    外国人保有比率23.84%、他の電機株に比べ低く上値が重い

次の決算で確かめる点
時計事業の売上高成長率
主力事業の需要動向を測る核心指標
為替感応度
円安が業績を押し上げ、円高は下振れ要因で重要
新興国売上比率
成長戦略の進捗を測る指標
スマートウォッチ売上高
新市場での競争力を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.85%。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
1.85%
いまの株価に対して
配当性向
63.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4062.9
2018年3月5025.064.3
2019年3月45−10.060.4
2020年3月450.077.0
2021年3月450.0130.5
2022年3月450.057.4
2023年3月450.047.7
2024年3月450.0101.9
2025年3月450.085.3
2026年3月450.063.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ39,618人。区分でいちばん多いのは金融機関49.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.8%を占め、残る47.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関50.753.353.052.352.449.0
外国法人17.814.512.917.918.123.8
個人・その他19.818.920.322.421.622.0
自己株式6.33.33.94.04.15.4
事業法人9.710.19.95.24.53.8
証券会社1.93.33.82.33.41.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社14.97
02株式会社日本カストディ銀行12.34
03株式会社SMBC信託銀行6.13
04日本生命保険相互会社5.46
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.75
06株式会社三菱UFJ銀行1.64
07樫尾隆司1.52
08野村信託銀行株式会社1.47
09株式会社三井住友銀行1.47
10公益財団法人カシオ科学振興財団1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-13
    3Dインベストメント・パートナーズ・プライベート・リミティッド(3D Investment Partners Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    3.99%
    -1.04pt
  • 2026-07-07
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.27%
    +1.13pt
  • 2026-04-22
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.14%
    +0.91pt
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.49%
    -0.42pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+81%、1株純資産は14期で+72%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月446107.616.473.3
2014年3月596899.220.548.6
2015年3月10078113.622.838.7
2016年3月12078815.419.033.0
2017年3月737979.221.362.9
2018年3月798399.720.064.3
2019年3月9085910.616.160.4
2020年3月728358.521.077.0
2021年3月508735.842.1130.5
2022年3月669097.421.557.4
2023年3月559265.923.847.7
2024年3月519975.325.5101.9
2025年3月359603.634.785.3
2026年3月801,0468.017.563.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額238百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
樫尾和宏取締役会長60939,000
高野晋代表取締役社長 CEO6543,000
田村誠治取締役 執行役員 経営統轄部長兼IR担当6116,000
数原英一郎取締役78
倉澤佳子取締役62
阿部博友取締役 監査等委員68
原夏代取締役 監査等委員60
山口昭彦取締役 監査等委員(常勤)653,000
伊集院邦光62
坂下智保取締役653,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)683893517329
社外取締役750507
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,136字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当グループ(当社及び当社の関係会社…以下同じ)は、当社、連結子会社36社及び持分法適用関連会社2社により構成され、時計、コンシューマ、その他の分野において、開発・生産から販売・サービスにわたる事業活動を展開しております。 当グループの各事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、事業区分は「第5 経理の状況 1(1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1(1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。 開発については、基礎研究開発、新製品開発、新生産技術開発は主に当社が担当し、生産技術の開発は、主として生産関係会社が行っております。 生産については、生産関係会社が主要部品を当社から支給を受け、一部自己調達部品をもって製品組立加工を行い、それぞれ当社に供給する経営形態をとっております。 セグメント別の主要製品及び主要生産関係会社は次のとおりであります。 セグメント   主要製品   主要生産関係会社 時計   ウオッチ、クロック 等   山形カシオ株式会社 Casio Computer(Hong Kong)Ltd. カシオ電子(深圳)有限公司カシオ電子(韶関)有限公司 Casio(Thailand)Co.,Ltd. コンシューマ   電子辞書、電卓 電子文具、電子楽器 等   山形カシオ株式会社 Casio Computer(Hong Kong)Ltd. カシオ電子科技(中山)有限公司 Casio(Thailand)Co.,Ltd. その他   成形部品、金型 非継続事業 等   山形カシオ株式会社 当グループの販売関係会社は複数のセグメントに跨る製品を販売しているため、販売については、国内・海外に区分し、上記セグメント及び主要製品に関連づけて記載しております。 国内販売については、主として当社が小売店、代理店を通して販売しております。 海外販売については、主として販売関係会社(北米地域はCasio America, Inc.等、欧州地域はCasio Europe GmbH等、アジア・その他地域はカシオ(中国)貿易有限公司、Casio Singapore Pte.,Ltd.、Casio Middle East and Africa FZE等)、代理店を通じて販売しております。 サービスについては、主としてカシオテクノ株式会社及び販売関係会社が当グループ製品の保守サービスを行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,596字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当グループ(当社及び当社の関係会社…以下同じ)が判断したものであります。 当連結会計年度における国内外の経済環境は、米国の関税率引き上げや、地政学的リスクの高まりなどによる影響が各国に波及し、先行き不透明な状況が継続しましたが、全体としては底堅く推移しました。 当グループは、経営理念「創造 貢献」を軸に、2030年に向け企業価値極大化を目指しております。その実現に向け、コア事業を中心とした着実な成長を図るとともに、収益基盤をさらに強固なものとし、持続的成長に向けた基盤を確立してまいります。 2027年3月期から2029年3月期の3ヶ年中期経営計画では「持続的成長に向けた基盤確立期」と位置付け、新たな成長領域におけるイノベーションと経営基盤強化により、「足元の収益性強化」と「中期の成長基盤確立」の両輪を実現し、グローバルブランドとしての企業価値極大化を図ってまいります。 ①収益性強化と成長基盤の確立 1)時計事業………………………「G-SHOCK」と「CASIO WATCH」の2軸ブランド展開による収益極大化を図ってまいります。「G-SHOCK」は、商品ラインアップとブランド力を強化し再成長を目指すとともに若年層のユーザーの獲得を強化してまいります。「CASIO WATCH」は、高単価ラインアップの拡充、現代トレンドとの融合、本質的価値を際立たせたデザイン/商品の進化により、高付加価値化を推進し、女性や新世代を中心としたさらなる拡大に取り組んでまいります。 インド、ブラジル、ASEANなど成長ポテンシャルの高いエリアでの販売を強化し、拡大を加速してまいります。 2)EdTech事業……………関数電卓は、教育現場の意見を反映したユーザーインターフェイスの進化継続、エリア特性に合わせた専用機開発等、商品開発力を強化し、既存市場における普及率拡大と新興国における需要獲得を図ります。また同時に模倣品対策の推進を強化し、売上拡大、収益力強化に取り組んでまいります。 教育のⅠCT化、教科書デジタル化を見据え教育アプリビジネスを強化し、ハードとソフトの融合による市場ポジション確立を目指してまいります。 3)サウンド事業…………………新しい演奏体験の提供による需要創造を図るとともに、抜本的な構造改革により、早期黒字化に取り組んでまいります。 4)新規事業………………………AIペット「Moflin」は、グローバルでの拡大を加速させるとともに、メンタルウェルネス領域で独自のポジションを確立し、パーソナルウェルビーイング領域での事業確立を目指してまいります。 また、持続的な成長を支える経営基盤強化のため、人員構造の適正化と組織構造のスリム化による機動的かつ効率的な事業運営の確立、人的資本経営の強化、経営・事業判断を高度化するDX基盤強化を推進してまいります。R&Dについては体制を強化し、意思決定の迅速化と開発スピードを加速させ、当グループの強みであるコア技術の進化と先端領域(AI、ソフトウェア等)との技術融合により、新規事業創出や先端技術開発に取り組むことで、新たな価値を創出し、中長期的な成長を支えてまいります。 ②資本収益性・資本効率性を意識した経営 当グループは、キャピタルアロケーション方針に基づき、財務安全性を確保しながら手元資金を有効活用し、通常設備投資に加え、アライアンスやブランド投資等の戦略投資及び次世代環境投資を促進することで、中長期的な成長とROEの持続的向上を図ります。また、資本コストを意識した事業活動の推進及びバランスシートの効率化によりフリー・キャッシュ・フローの創造に努めるとともに、株主還元強化により資本効率性の改善を図ることで、引き続き企業価値の向上を目指してまいります。 ③事業を通じたサステナブルな社会への貢献 当グループは、パーパスである「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」を起点に、事業活動を通じた価値創造と社会課題の解決を両立させることを目指し、サステナビリティ経営を推進しております。当グループは、中長期的に取り組むべき経営上及び環境・社会面の重要課題を明確にし、サステナビリティ経営を実効性あるものとするためにマテリアリティを設定しており、サステナビリティ経営の活動指針としております。 マテリアリティは、当グループの持続的な成長と社会への貢献が相互に好循環を生む構造を目指すべく、「事業を通じた価値創造」、「経営資本の増強」、「経営基盤の強化」の3つのグループに整理するとともに、マテリアリティごとに目標及びKPIを設定し、継続的に進捗を管理・開示し推進しております。2027年3月期においては、マテリアリティの達成と中期経営計画が連動するよう、2027年3月期から2029年3月期の3ヶ年目標を新たに策定いたしました。今後も、企業成長と社会発展を両輪として、人々の心と暮らしが豊かな社会を目指してまいります。 ④コーポレート・ガバナンス機能の強化・充実 当社は、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、迅速な意思決定や適切な業務執行とともに、経営監視機能の強化を重要課題と位置付けております。取締役会の実効性をさらに高めコーポレート・ガバナンス体制の充実を図るため、2026年6月開催の定時株主総会後における取締役会の体制について、社外取締役比率は56%、女性取締役比率は22%といたします。当グループは企業価値の向上と持続的な成長を実現できる強固な経営基盤を形成するべくコーポレート・ガバナンス機能の強化・充実を推進するとともに、引き続き健全な事業活動倫理を尊重する企業文化・風土の醸成にも努めてまいります。 当社の経営理念である「創造 貢献」という考え方は、当社独自の強みを最大限に活かし、時代の変化に合わせて常に新しい文化を創造することで、世の中の役に立ち続ける、ということを意味しています。当グループは、この貢献のための創造を通じて、人々の暮らしの中に溶け込み、必要としてくれる人にとって最も大切な存在となるような、新しい価値を生み出し続ける企業を目指しています。
事業等のリスク4,539字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスク、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、顕在化した場合の影響の内容、当該リスクへの対応策は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 (1) 日本経済及び世界経済の状況 当グループの製品は、日本、アメリカ、ヨーロッパ及びアジアなどの世界各国において販売されており、その需要は各国経済状況の影響を受けております。市況が下降した局面においては、売上の減少や過剰在庫などが発生する可能性があり、とりわけ当グループ製品の大部分が個人消費者を対象としているため、各国の個人消費の動向は当グループ事業に大きく影響しております。当該リスクが顕在化する可能性は常にあり、その影響を完全に回避することは困難ではありますが、当該リスクへの対応については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通り、常に市況の動向を見極めながら事業活動を遂行してまいります。 (2) 戦争、テロ、感染症等の要因による社会的混乱 戦争やテロなど当グループによるコントロールができない事態によって、当グループの各種設備や生産拠点等が壊滅的な損害を被る可能性があります。この場合は、当グループの生産体制等に影響を与え、生産・出荷の遅延、営業活動の停滞などにより、売上高が減少し、また、修繕や代替の為に多大な費用を要する可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は常にあり、特に、中東における地政学リスクの高まりによる世界経済への影響が懸念されます。当該リスクへの対応については、固有の市場状況に応じたきめ細やかなマーケティング活動を展開し、状況に応じて臨機応変な対応に努めるなど、リスク管理を行ってまいります。 (3) 外国為替リスク及び金利リスク 「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載の通り、当グループは世界各地で製品の生産販売を行っており、結果として為替レートの変動による影響を受けております。当グループの利益は、円と対象通貨との為替レートが変動した場合に不利益を受ける可能性があり、また、当グループは金利変動リスクにも晒されており、このリスクは全体的な営業費用、調達コスト、金融資産・負債の価値(特に長期債務)に影響を与える可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は常にあり、その影響を完全に回避することは困難ではありますが、当該リスクへの対応については、為替の変動の影響を軽減し、またこれを回避するために、為替予約取引等の手段を講じてまいります。 (4) 価格変動 当グループの関連業界においては、数多くの企業が国内外の市場シェアをめぐり激しい競争を続けております。短期間における急激な価格変動や、販売価格の下落が長期にわたって続きコストダウン活動がこれに追いつかない場合、当グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクは一部の品目で顕在化しておりますが、当該リスクへの対応については、採算の取れるアイテムの選択、他社との差別化を図って優位性を保持することなどにより、採算を確保するよう努めてまいります。 (5) 新製品 当グループにおいて新製品開発を行うに際し、新製品の開発プロセスは、複雑かつ不確実なものであり様々なリスクを含んでいます。当グループが新たな人気製品を速やかにかつ定期的に発売できなかった場合、あるいは競合他社が当グループと同様の製品を発売し、特にそれが当グループの新製品発売と同時期であった場合は、市場における唯一の先行者、もしくは先行集団の一員として当グループが享受出来たはずの優位性を減少させる可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、新製品の開発スケジュールの管理徹底、市場への投入時期の見極め等により、優位性を保つよう努めてまいります。 (6) 大口顧客との取引 当グループの大口顧客の戦略変更、製品仕様の変更、もしくは注文の解約やスケジュール変更は、当グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、顧客との緊密な連携に努めてまいります。 (7) アウトソーシング 当グループは生産効率と営業利益率の改善を目的に、製造・組立工程の相当部分を外部サプライヤーに委託しているため、納入遅延や確実な品質管理が難しくなるといった生産面のリスクが生じる可能性があります。また、当該委託先による関係法令違反や第三者の知的所有権侵害等の問題により、当グループの業績及び製品声価に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、委託先の選定にあたって、技術力や供給能力などについてあらかじめ厳しく審査を行い、信頼できる取引先の選定に努めてまいります。 (8) 技術開発と技術の変化 当グループの事業分野におけるテクノロジーの急激な変化、市場ニーズの激変等から当グループ製品が予想より早く陳腐化する可能性があり、その場合、当グループの事業展開、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、当グループの事業分野におけるテクノロジー変化の動向を注視し、技術開発の促進に努めてまいります。 (9) 国際活動及び海外進出に関するリスク 「第1 企業の概況 3 事業の内容」及び「第5 経理の状況 1(1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載の通り、当グループの生産・製品販売の大部分は日本国外で行われております。従って、当グループの財政状態及び経営成績等はかなりの程度、海外の政治経済情勢並びに法制度に影響されます。特に予期しない規則や制度の変更、法令の適用は予測が難しく、当グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応については、海外の法改正情報及び各国の規制動向を継続的に収集・分析するとともに、制度変更等による事業への影響を最小限に抑えるべく、適時適切な対応に努めてまいります。 (10) 知的財産 当グループは基本的に自社開発技術を使用しており、特許、商標、及びその他の知的所有権などの組合せにより、テクノロジーの保護を図っていますが、以下のようなリスクが当グループに該当することもあります。 ・競合他社による同様の技術の独自開発 ・当グループが出願中の特許申請の不承認 ・当グループの知的財産の悪用・侵害を防ぐための手段が有効に機能しない場合 ・知的財産に関する法規制が当グループの知的財産を保護するのに不充分である場合 ・当グループの将来の製品又は技術が他社の知的財産権を侵害しているとされる場合 当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、当グループは基本的に自社開発技術を使用し、特許、商標、及びその他の知的所有権などの組合せにより、テクノロジーの保護を図ってまいります。 (11) 製品の欠陥・訴訟問題 当グループは、創業以来重大なクレームや悪評を受けたことはありませんが、将来において当グループ製品の製造物責任や安全性などを問うクレームが発生しないという保証はありません。当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、消費者製品の製造販売会社として、製品そのものの品質にとどまらず、環境保全やリサイクルまで含めた全てを「カシオの品質」と位置付け、お客様にご満足いただける品質をお届けするのが品質保証の役割と考え、厳正なる品質管理を行ってまいります。 (12) 情報管理に関するリスク 当グループは、事業の推進・展開に関連して多くの個人情報や機密情報を保有しております。当該リスクへの対応については、グループ全体のITセキュリティの強化を継続的に実施し、情報の管理について社内規程の整備と周知、従業員に対するセキュリティ教育、サイバー攻撃及びシステム障害に関する保全(予防・監視及び対処・復旧準備)等を講じ、情報管理の強化を図っておりますが、予期せぬ事態により情報が流出する可能性は皆無ではありません。情報が漏洩した場合、営業秘密の流出による競争力の低下及び顧客の信用や社会的信用の低下を招き、当グループの事業展開、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。重要なリスクの一つとして、防止策の徹底を図ってまいります。 (13) 提携・合弁・戦略的出資 当グループは、事業の推進・展開を図るため、あるいは経営の効率化を目指すために、国内を含むいくつかの国において提携・合弁・戦略的出資を行っております。これらにあたっては事前に、投資回収や収益性などの可能性について様々な観点から検討しておりますが、相手先の経営環境、経営方針や事業環境の変化等により協力体制の確立が困難となる可能性や、充分な成果が期待できない可能性、また業務統合に想定以上の時間を要する場合もあり、提携や買収が当初の目的を達成できず、当グループの事業展開、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、事前に、投資回収や収益性などの可能性について様々な観点から検討するなど、慎重に進めてまいります。 (14) 当グループが保有する有価証券の価値下落 有価証券への投資において株価・金利等の変動により影響を受ける他、基本的な経済全般の不確実性により、当グループの資産額に大きな影響を与える可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は常にあり、その影響を完全に回避することは困難ではありますが、当該リスクへの対応については、保有の意義や合理性について定期的に検証し、慎重に判断してまいります。 (15) その他リスク 上記以外に以下のリスクが顕在化した場合には、将来的に当グループの事業展開、財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性がありますが、当該リスクへの対応については、各種事前対策を定めるとともに、法令を遵守し慎重に進めてまいります。 ・IT業界の景気循環性 ・必要時における、機器、原材料、利用設備、電力等の妥当なコストでの入手可能性 ・退職給付会計に係る法令の改定、制度改訂、運用環境の激変 ・税効果会計に係る会計基準の改正、税率変更を含む税制改正 ・火災や、地震、洪水などの自然災害(気候変動によって発生するものも含む)や業務上の事故などの発生
経営成績の分析 (MD&A)5,236字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいて記載しております。 (経営成績等の状況の概要) (1) 経営成績 当連結会計年度における売上高は2,762億円(前期比5.5%増)、営業利益は230億円(前期比62.1%増)、売上高営業利益率は8.4%(前期比3.0ポイント増)となりました。また、経常利益は256億円(前期比81.8%増)、税金等調整前当期純利益は262億円(前期比124.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は182億円(前期比126.0%増)、1株当たり当期純利益は80円05銭(前期比44円83銭増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (時計) 売上高は1,849億円(前期比11.3%増)、営業利益は271億円(前期比33.8%増)となりました。 (コンシューマ) 売上高は820億円(前期比0.0%減)、営業利益は34億円(前期比57.8%増)となりました。 (その他) 売上高は92億円(前期比31.7%減)、営業利益は12億円の赤字(前期20億円の赤字)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 時計   169,353   9.2 コンシューマ   74,462   △8.3 その他   6,353   △30.5 合計   250,168   1.9 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ② 受注実績 当グループ(当社及び連結子会社)は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 時計   184,966   11.3 コンシューマ   82,057   △0.0 その他   9,244   △31.7 合計   276,267   5.5 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前期比198億円増の3,514億円となりました。流動資産は、有価証券が減少した一方、現金及び預金の増加などにより前期比107億円増の2,466億円となりました。固定資産は、退職給付に係る資産の増加などにより前期比90億円増の1,048億円となりました。 セグメントごとの資産は、次のとおりであります。 (時計) 前期比169億円増の1,554億円となりました。 (コンシューマ) 前期比25億円増の819億円となりました。 (その他) 前期比65億円減の198億円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前期比35億円増の1,162億円となりました。長期借入金から1年内返済予定の長期借入金への振替などにより、流動負債は前期比184億円増の798億円、固定負債は前期比148億円減の364億円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金、為替換算調整勘定の増加などにより前期比162億円増の2,351億円となりました。 当グループは、キャピタルアロケーション方針に基づき、財務安全性を確保しながら手元資金を有効活用し、通常設備投資に加え、アライアンスやブランド投資等の戦略投資及び次世代環境投資を促進することで、中長期的な成長とROEの持続的向上を図ります。また、資本コストを意識した事業活動の推進及びバランスシートの効率化によりフリー・キャッシュ・フローの創造に努めるとともに、株主還元強化により資本効率性の改善を図ることで、引き続き企業価値の向上を目指してまいります。 (3) キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比140億円増の301億円の収入となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益262億円(前期116億円)、減価償却費102億円(前期107億円)、運転資金(売上債権、棚卸資産、仕入債務)の減少額27億円(前期65億円)、法人税等の支払額44億円(前期34億円)であります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前期46億円の収入に対し89億円の支出となりました。主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出166億円(前期83億円)、有形固定資産の売却による収入47億円(前期36億円)、投資有価証券の取得及び売却・償還による純収入1億円(前期109億円)、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入19億円(前期はなし)であります。 これらの結果、フリー・キャッシュ・フローは、前期比4億円増の212億円の収入となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れ及び返済による純支出76億円などがあった前期と比べて74億円支出が減少し、173億円の支出となりました。主な内訳は、自己株式の取得による支出50億円(前期45億円)、配当金の支払額102億円(前期103億円)であります。 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前期比102億円増の1,506億円となりました。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) (1) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 経営成績 当連結会計年度における国内外の経済環境は、米国の関税率引き上げや、地政学リスクの高まりなどによる影響が各国に波及し、先行き不透明な状況が継続しましたが、全体としては底堅く推移しました。 このような環境のもと、当グループは、2024年3月期から2026年3月期の3ヶ年中期経営計画期間を「収益基盤強化期」と位置付け、成長軌道への転換を図るべく、事業ポートフォリオの整理、全社固定費削減及びガバナンス/執行体制の強化に取り組んでまいりました。最終年度である当連結会計年度は、時計事業を中心とした拡大及び着実な収益基盤の強化により、成長軌道への転換を図ってまいりました。 事業ポートフォリオの改革としては、時計及びEdTech事業に集中するとともに、不採算事業の整理・構造改革を行いました。全社固定費の削減としては、組織構造と固定費構造の適正化を進めてまいりました。ガバナンス/執行体制の強化としては、社外・女性取締役比率向上及び機動力のある執行体制構築を進めてまいりました。 当連結会計年度の当グループ業績は、時計事業における「G-SHOCK」「CASIO WATCH」の2軸戦略が奏功したこと、また、EdTech事業において関数電卓が堅調に推移したことから、増収増益となりました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は2,762億円、営業利益は230億円、経常利益は256億円、親会社株主に帰属する当期純利益は182億円、1株当たり当期純利益(EPS)は80円05銭となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (時計) 「G-SHOCK」がエントリーラインの定番モデルである角型フォルムの5000・5600シリーズや、八角形フォルムの2100シリーズが堅調に推移するとともに、「CASIO WATCH」が北米、インド、ASEANを始めグローバルで好調に推移するなど、2軸戦略が奏功し増収となりました。 売上高は1,849億円(前期比11.3%増)、営業利益は271億円(前期比33.8%増)となりました。 (コンシューマ) EdTechは、関数電卓が堅調に推移し、増収となりました。 サウンドは、市況の厳しさが続き、減収となりました。 売上高は820億円(前期比0.0%減)、営業利益は34億円(前期比57.8%増)となりました。 (その他) 成形部品、金型などグループ会社の独自事業、非継続事業等であり、その売上高は92億円(前期比31.7%減)、営業利益は12億円の赤字(前期20億円の赤字)となりました。 ② 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前期比198億円増の3,514億円となりました。流動資産は、有価証券が減少した一方、現金及び預金の増加などにより前期比107億円増の2,466億円となりました。固定資産は、退職給付に係る資産の増加などにより前期比90億円増の1,048億円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前期比35億円増の1,162億円となりました。長期借入金から1年内返済予定の長期借入金への振替などにより、流動負債は前期比184億円増の798億円、固定負債は前期比148億円減の364億円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金、為替換算調整勘定の増加などにより前期比162億円増の2,351億円となりました。 また、自己資本比率は前期比0.9ポイント増の66.9%、ROEは前期比4.4ポイント増の8.0%となりました。 ③ キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加などにより、前期比140億円の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得及び売却・償還による純収入の減少などにより、前期46億円の収入に対し89億円の支出となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れ及び返済による純支出の減少などにより、前期比74億円の支出減少となりました。 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前期比102億円増の1,506億円となりました。 資本の財源及び資金の流動性については以下のとおりです。 当連結会計年度における資金調達について、特記すべき事項はありません。 当グループの資金需要の主なものは、製品製造のための材料の購入費等の製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用に係わる運転資金及び設備投資資金です。なお、営業費用の主なものは、人件費、研究開発費、広告宣伝費であります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当グループは、経営理念「創造 貢献」を軸に、2030年に向け企業価値極大化を目指しております。その実現に向け、コア事業を中心とした着実な成長を図るとともに、収益基盤をさらに強固なものとし、持続的成長に向けた基盤を確立してまいります。2027年3月期から2029年3月期の3ヶ年中期経営計画では「持続的成長に向けた基盤確立期」と位置付け、新たな成長領域におけるイノベーションと経営基盤強化により、「足元の収益性強化」と「中期の成長基盤確立」の両輪を実現し、グローバルブランドとしての企業価値極大化を図ってまいります。 経営上の目標の達成状況を判断する客観的な指標として、売上高、営業利益、営業利益率及びROEについて、目標を定めており、2029年3月期の目標は、売上高3,150億円、営業利益350億円、営業利益率11.1%及びROE10%超としております。また、2027年3月期の計画は、売上高2,950億円、営業利益260億円及び営業利益率8.8%としております。 当連結会計年度においては、計画が売上高2,740億円、営業利益220億円及び営業利益率8.0%に対し、実績は売上高2,762億円、営業利益230億円及び営業利益率8.4%となり、ROEは8.0%となりました。

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開示資料

出典

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期第1四半期決算説明会資料2026-07-31

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