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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ポート

PORT INC.7047 · Growth · サービス業

成果報酬型の成約支援でエネルギー・人材領域を中心に急成長。国内最大級の就活メディア群を擁する。

概要

ポートは2011年に東京都渋谷区でソーシャルリクルーティングとして創業し、2018年に東証マザーズと福岡Q-Boardに上場した成約支援事業者である。企業の採用・販促活動に対し、集客から成約までを一気通貫で支援し、成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルを採用する。2026年3月期の売上収益は291億円、営業利益41億円、従業員数1,032人。本社は東京都新宿区。

成果報酬型で企業リスクを最小化する事業モデル

ポートの事業モデルは、クライアントの見込み客となるユーザーの集客から成約までの全工程を自社で担い、成約時にのみ報酬を得る成果報酬型である。従来のインターネットメディアが集客数を成果地点とする掛け捨て型であるのに対し、ポートは成約に至るまでのKPIを自社で背負うため、クライアントは導入リスクが極めて低い。このモデルは、人材採用や販促活動において「掛け捨てリスクをゼロにする」という価値を提供する。ポートはこの仕組みを「成約支援事業」と定義し、企業の約18兆円に上る販促費と採用費の市場をターゲットとする。

非日常領域に特化した3つの事業領域

ポートは、「人生での体験回数が少なく意思決定の難易度が高い領域」を非日常領域と定義し、エネルギー領域、人材領域、新規・その他領域の3つで成約支援を展開する。エネルギー領域では電力・ガス事業者の販促支援サービス「エネチョイス」「引越手続き.com」を運営し、2026年3月期には年間約90万件の成約実績を持つ国内最大規模の事業者に成長した。人材領域では、就活生向け企業口コミサイト「就活会議」やノウハウサイト「キャリアパーク!」などを展開し、新卒層の90%以上を会員として抱える。新規領域ではカードローン情報サイト「マネット」などを運営する。

WEBマーケティングと内製セールス組織が生む競争優位

ポートの競争優位性は、自社プロダクト群によるWEBマーケティング力と、内製化された成約支援組織のセールス力に裏打ちされる。集客から成約までを自社で完結することで、高い成約率を実現し、マルチチャネルでのユーザー獲得が可能となる。特に、新卒・中途採用における人材採用力と、入社後の成果に基づく高速PDCAが組織開発の強みとなり、定着率の高さにも寄与している。この2つの力は、「集客件数×成約率×成約単価」という重要KPIの拡大を支える。

オーガニック成長とインオーガニック成長の両輪

ポートは、M&Aと資本業務提携を積極的に活用するインオーガニック成長と、自社リソースによるオーガニック成長を両輪とする。2022年には株式会社INEを子会社化しエネルギー領域へ参入、2025年には株式会社HRteamを連結子会社化するなど、ロールアップ戦略でシェアを拡大した。また、系統用蓄電所事業など新領域への投資も進め、2026年3月期にはストック利益の比率がEBITDAの34.9%に達した。中期経営計画では2030年3月期に売上収益800億円、EBITDA130億円を掲げる。

業界の中での役割はエネルギー・人材領域を中心とした成約支援サービスの大手にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
291億円
営業利益
41億円
営業利益率
14.1%
純利益
27億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
カードローン系 インターネット メディア17億円36.2%
就職系 インターネット メディア15億円31.9%
新規・その他8億円17.0%
リフォーム系 インターネット メディア7億円14.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー(電力・ガス)主力

電力・ガス事業者向けに、ユーザー集客から契約成約までを一気通貫で支援するマッチングサービスを提供。WEB集客とインサイドセールスを内製化し、高い成約率を実現。

国内最大級の成約支援事業者

主な製品・サービス2
エネチョイス
電気・ガスの見直しニーズのあるユーザーと電力・ガス事業者をマッチングするプラットフォーム。
引越手続き.com
引越時に電気・ガスの手続きをまとめてサポートするサイト。

02人材(新卒採用)主力

未就業・未経験の若手人材の就職を支援。就活生向け情報サイトの運営や、人材会社・求人企業向けの送客・紹介サービスを提供。国内最大級の新卒会員基盤を持つ。

国内最大級の新卒会員基盤

主な製品・サービス4
就活会議
就活生向け企業口コミ情報サイト。選考体験談や口コミを提供し、就活生の情報収集を支援。
キャリアパーク!
就職活動のノウハウを提供する国内最大級の情報サイト。記事提供に加え、会員限定のキャリアアドバイスやイベントも実施。
キャリアパーク!就職エージェント
就活生と企業をマッチングする人材紹介サービス。
みん就
就活生同士が交流する口コミ掲載型コミュニティサイト。

03新規・その他(金融等)副次

カードローン情報サイトなど、既存のノウハウを活かしたマッチングサービスを展開。新たな事業の柱の育成を目指す。

主な製品・サービス1
マネット
カードローン商品の解説や口コミを集約した情報サイト。

製品と技術

電力・ガスのマッチングプラットフォーム「エネチョイス」

エネルギー領域の中核製品は、ユーザーと電力・ガス事業者をマッチングする「エネチョイス」である。引越し時の電気・ガス手続きを支援する「引越手続き.com」も同一のプラットフォーム群として運営する。ポートは自社のWEB集客力とインサイドセールスによる成約支援を完全内製化しており、高い成約率を強みとする。2026年3月期にはグループ全体で年間約100万件の成約実績を達成し、国内最大規模の成約支援事業者に成長した。収益の一部はストック型契約に切り替えられ、将来利益の積み上げにも貢献している。

就活生向けプラットフォーム群「就活会議」「キャリアパーク!」

人材領域では、就活生の意思決定プロセスに応じた複数のプロダクトを展開する。「就活会議」は企業の口コミや選考体験談を提供する国内最大級の情報サイトで、生の声を通じて就活生の情報収集を支援する。「キャリアパーク!」は就活ノウハウを中心に、求人情報や個別相談まで総合的にカバーするメディア。さらに、OB・OG訪問マッチングサービス「Matcher」や就活生同士のコミュニティ「みん就」もグループに加わり、会員基盤は2026年3月末時点で約72万人に達する。これらのプラットフォームを活用し、人材紹介サービスの成約件数と単価を拡大している。

新領域開拓と系統用蓄電所事業への進出

新規・その他領域では、カードローン情報サイト「マネット」など、これまで培ったビジネスオペレーションノウハウを活かした事業開発を進める。また、2026年3月期には系統用蓄電所事業に参入し、初年度から黒字化を達成。ポートはこの事業を成長の新たな柱と位置づけ、追加投資による業績拡大を計画している。これらの取り組みは、非日常領域における成果報酬型モデルの応用範囲を広げ、中長期的な成長の蓋然性を高める狙いがある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • エネルギー(電力・ガス)国内最大級の成約支援事業者
  • 人材(新卒採用)国内最大級の新卒会員基盤

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

建設業界特化の採用支援で成長、内需依存度高め

ポートは建設業界に特化した人材サービスを展開し、少子化による人手不足を追い風に売上を急拡大させている。直近3期で売上は156億円から291億円へ約1.9倍に成長し、営業利益率も13.64%から14.09%へ改善。同業のジンジブやイシンも同様に採用支援を手掛けるが、当社は建設業界への専門特化で差別化を図る。一方、海外展開は乏しく内需依存の色が濃い。建設需要は公共投資や災害復興に左右されやすく、景気変動の影響を受けやすい業態である。今後は周辺分野への拡大や生産性向上による利益率維持が課題となる。

強み

  • 建設業界に特化した採用支援サービスを提供し、専門性で競合他社と差別化。
  • 売上高が3期で約1.9倍と急成長。市場の人手不足需要を取り込む。
  • 営業利益率が13.64%から14.09%へ向上。規模拡大に伴う収益性向上。
  • 建設業界の顧客ネットワークを活用し、リピート受注が見込める。

課題

  • 海外展開が乏しく、国内建設需要に依存。景気変動の影響を受けやすい。
  • 同業他社が増えており、価格競争や差別化の難しさが課題。
  • 人手不足の業界だが、自社の採用・育成にもコストがかかる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がポート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16070キャリアリンク325億円11.8倍
22305スタジオアリス320億円27.2倍
32462ライク314億円12.7倍
4286Aユカリア313億円12.2倍
54671ファルコホールディングス310億円14.5倍
67047ポート304億円10.5倍
79628燦ホールディングス304億円6.2倍
86535アイモバイル302億円12.0倍
92418ツカダ・グローバルホールディング296億円10.7倍
106547グリーンズ294億円5.9倍
112185シイエム・シイ289億円10.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

ソーシャルメディア人材採用支援会社として創業した2011年

ポートは2011年4月、東京都渋谷区で株式会社ソーシャルリクルーティングとして設立された。資本金は0.5百万円で、ソーシャルメディアを活用した人材採用支援事業を目的とした。同年5月には第三者割当増資により資本金4百万円に増資。その後本社を渋谷区内で数回移転しながら、2013年3月にはプライバシーマークを取得し、事業基盤を整えた。

メディア事業の開始とキャリア・医療領域への拡大2014~2017年

2014年6月、仕事・キャリア選択のノウハウサイト「キャリアパーク!」の運用を開始し、キャリア領域メディア事業に参入。同年には第三者割当増資により資本金78百万円に増資した。2015年11月には遠隔診療サービス「ポートメディカル」を開始し医療領域へ拡大。2016年にはファイナンス領域メディア「マネット」、2017年には医療情報サイト「オンラインクリニック」と遠隔健康支援サービス「ドクターズダイエット」を相次いで立ち上げ、サービスラインを拡充した。この間、資本金は2017年12月までに687百万円まで増資された。

マザーズ上場と非注力事業の清算2018~2019年

2018年3月、ポートは資本金を290百万円に減資し、同年12月に東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardに株式を上場した。公募増資により資本金は800百万円に増加。しかし2019年12月には、「オンラインクリニック」「ドクターズダイエット」など複数の非注力事業を清算し、事業構造の整理を進めた。この年、2019年3月期の純利益が5億円と初めて黒字化を達成し、収益基盤が固まり始めた。

M&Aで人材領域を強化した2020~2021年

2020年7月、ポートは就活会議株式会社を連結子会社化し、就活口コミ情報サイト「就活会議」を運営に加えた。これにより人材領域のプロダクトラインを拡充。2021年7月には株式会社チェンジ(現チェンジホールディングス)と資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資で資本金927百万円に増資。この提携を通じて、新たな事業機会の創出を図った。同期間には2021年3月期の売上収益が47億円と過去最高を更新した。

エネルギー領域への本格参入とロールアップ戦略の加速2022年

2022年1月、ポートは株式会社INEを連結子会社化し、エネルギー領域のマッチングDXメディア「エネチョイス」などの運営を開始した。これにより、従来の人材領域に加えエネルギー領域を第二の柱と位置づけ、成約支援事業の市場を拡大。同年10月には外壁塗装の窓口利用者向けエネルギーサービスも開始し、クロスセルを推進した。この年、売上収益は70億円に達し、2023年3月期には114億円へと急成長した。

年表27件を開く

2010年代

  • 2011年4月創業東京都渋谷区渋谷において、ソーシャルメディアを利用した人材採用支援事業を目的として、株式会社ソーシャルリクルーティング(資本金0.5百万円)を設立
  • 2011年5月第三者割当増資により、資本金4百万円に増資
  • 2011年10月本社を東京都渋谷区東に移転
  • 2012年3月本社を東京都渋谷区道玄坂に移転
  • 2013年2月プライバシーマーク取得
  • 2013年3月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
  • 2014年5月第三者割当増資により、資本金78百万円に増資
  • 2014年6月仕事・キャリア選択のノウハウサイト「キャリアパーク!」の運用開始に伴い、キャリア領域メディアスタート
  • 2015年3月本社を東京都新宿区西新宿に移転
  • 2015年11月遠隔診療サービス「ポートメディカル」を運用開始
  • 2016年1月第三者割当増資により、資本金369百万円に増資
  • 2016年4月創業宮崎県日南市サテライトオフィスを設立
  • 2016年6月お金に関するライフサポート型サイト「マネット」の運用開始に伴い、ファイナンス領域メディアスタート
  • 2016年7月創業東京都新宿区西新宿にサテライトオフィスを設立
  • 2017年1月知っておくべき病気の知識を提供する医療情報サイト「オンラインクリニック」の運用開始に 伴い、メディカル領域メディアスタート
  • 2017年3月第三者割当増資により、資本金377百万円に増資
  • 2017年7月第三者割当増資により、資本金437百万円に増資
  • 2017年9月遠隔健康支援サービス「ドクターズダイエット」を運用開始
  • 2017年10月第三者割当増資により、資本金662百万円に増資
  • 2017年12月第三者割当増資により、資本金687百万円に増資
  • 2018年3月資本金を290百万円に減資
  • 2018年12月上場東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardに株式を上場 公募増資により、資本金800百万円に増資
  • 2019年12月「オンラインクリニック」、「ドクターズダイエット」のサービスを終了等、複数の非注力事業を清算

2020年代

  • 2020年7月M&A就活会議株式会社を連結子会社化、就活口コミ情報サイト「就活会議」を運用開始
  • 2021年7月株式会社チェンジ(現 株式会社チェンジホールディングス)と資本業務提携契約を締結、第三者割当増資により資本金927百万円に増資
  • 2021年10月「外壁塗装の窓口」の利用者に対し、エネルギー領域サービスの提供を開始
  • 2022年1月M&A株式会社INEを連結子会社化、「エネチョイス」等のマッチングDXメディアの運営開始に伴い、エネルギー領域メディアスタート

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2030年3月期まで800億円
  • EBITDA2030年3月期まで130億円
  • CAGR30%以上
  • EBITDAに占めるストック利益比率2030年3月期まで40%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ストック利益への転換

    成果報酬型のショット型収益から、毎月収益が発生するストック型収益の比率を高める。2030年3月期までにEBITDAに占めるストック利益比率を40%に引き上げ、継続成長の蓋然性を高める。

  2. 02

    既存事業の圧倒的地位確立

    人材領域では新卒紹介市場でのシェアNo.1達成、既卒・第二新卒等の若年層市場へ早期参入。エネルギー領域では総成約件数を最大化し個人向け成約支援市場でNo.1を目指すとともに、法人向けへ拡大し電力事業者にとって不可欠な存在を目指す。

  3. 03

    新規領域参入を目指したM&A

    既存事業のロールアップ型M&Aに加え、次の柱となる新領域の成果支援事業への参入M&Aを積極推進。投資規律を明確化し、人材・エネルギー領域および新領域のターゲットを特定して、集客チャネル強化と中長期成長を確保する。

  4. 04

    認知度向上とユーザー数拡大

    マルチチャネルマーケティングの強みを活かした効果的な広告宣伝や、ユーザーニーズを満たす新規プロダクト展開により、サービスの認知度を向上させ新規ユーザーを継続的に獲得する。

  5. 05

    成約支援組織の拡大と生産性維持

    成約支援人材を増やしながら、AI活用による生産性向上、採用体制強化、独自教育による成約率維持・向上を通じて、一人当たりの生産性を低下させずに持続的な業績拡大を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で1,032人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は484万円で、7期前と比べて+20.5%平均年齢は28.9歳、平均勤続年数は3.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年3月40128.81.9157
2020年3月40629.12.4
2021年3月40028.42.6217
2022年3月43329.02.7311
2023年3月45728.93.0375
2024年3月45928.62.8521
2025年3月47828.52.9677443
2026年3月48428.93.11,032397

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率116.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社及び 地方オフィス — 東京都新宿区他806百万円
太田蓄電所 — 群馬県太田市308百万円
伊勢崎第二蓄電所 — 群馬県伊勢崎市300百万円
伊勢崎蓄電所 — 群馬県伊勢崎市282百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社INE (注)1,3
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Five Line (注)1
    大阪府大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    就活会議株式会社(注)1
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    みん就株式会社(注)1
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社HRteam (注)1
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 国内
    その他9社
    - · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は291億円営業利益41億円前期と比べると増収増益で、売上が+32.3%、利益が+36.7%。

売上高
+32.3%
291億円
営業利益
+36.7%
41億円
純利益
+42.1%
27億円
営業利益率
14.1%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高390億円291億円
営業利益54億円41億円
純利益33億円27億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は91億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+152.8%、営業利益は+120.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q344
2024年1Q36513.93
2024年2Q39923.15
2024年3Q39410.32
2024年4Q425
2025年2Q991616.210
2025年4Q1211411.69
2026年2Q1291914.713
2026年4Q1622213.614
2027年1Q911112.16

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年3月期からの12期で、売上は3億円から291億円へ97.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.1%。売上は10期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2015年3月3−1−1
宮崎県日南市サテライトオフィスを設立
2016年3月6−3−4
2017年3月9−3−3
東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardに株式を上場 公募増資により、資本金800百万円に増資 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2018年3月19−1−1
2019年3月3055
就活会議株式会社を連結子会社化、就活口コミ情報サイト「就活会議」を運用開始
2020年3月
2021年3月4722
株式会社INEを連結子会社化、「エネチョイス」等のマッチングDXメディアの運営開始に伴い、エネルギー領域メディアスタート
2022年3月7063
2023年3月1141711
2024年3月1562115
2025年3月220302913.619
2026年3月291414014.127

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高291億円のうち、営業利益として残るのは41億円14.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金28.5%83億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金58.8%171億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.1%41億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
71.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.5pt
14.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.2pt
9.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+16.7pt
28.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが57億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は72億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年3月−3−10−43
2018年3月−206−26
2019年3月5−915−416
2021年3月2−1212−1024
2022年3月6−514140
2023年3月13−5−9839
2024年3月10−2110−1138
2025年3月21−5117−3025
2026年3月57−45341272

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年3月期の総資産は360億円。このうち返さなくてよい自己資本が105億円で、自己資本比率は29.3%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年3月31234.6
2016年3月83538.6
2017年3月7075.6
2018年3月135840.3
2019年3月35211460.0
2020年3月44182641.9
2021年3月68204829.9
2022年3月103247922.9
2023年3月114328228.4
2024年3月162689441.6
2025年3月2278514237.4
2026年3月36010525229.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
72億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
81億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
252億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中39位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中512位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
28.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
29.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
32.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,141で、1年前と比べて-2.2%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥2,141-3.7%1ヶ月-15.4%1年-2.2%時価総額304億円
過去52週の値幅
安値¥1,760高値¥2,769

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.5倍
PER (会社予想)8.5倍
PBR2.56倍
配当利回り0.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に2769円近辺まで上昇しましたが、8月13日に2200円へ急落する場面がありました。その後は持ち直し、8月20日には2350円まで回復しており、25日移動平均線(2448円)を下回ったままです。7月の高値からは約15%下落していますが、52週安値1760円からは+33.8%高で、底堅さも見られます。出来高は8月13日に108万株へ急増した後も高水準が続き、売買が活発です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは12.76倍で同業界平均22.49倍を下回り、割安に見えるが、PBRは3.22倍と業界平均3.2倍と同水準。ROEは28.5%と高水準だが、配当利回り0.46%と低く、配当性向72.4%は高い。成長により収益は増加しているが、株価は利益成長を織り込み済みで、やや割高感がある。配当の伸びは限定的で、株主還元の改善余地。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.5倍23.4倍
PER (予想)8.5倍
PBR2.56倍3.51倍
ROE28.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高い成長と収益性が続く一方、人材不足と競争激化が投資論点。強気派は、IT人材需要の拡大と派遣単価上昇による成長持続を期待する。弱気派は、人材獲得コストの増加や、景気後退時の派遣需要減退を懸念する。

プラスに働く材料6
  • IT人材需要拡大

    DX推進によりITエンジニア需要は構造的に増加している。

  • 収益性の高さ

    営業利益率14%前後は業界平均を上回る。

  • 事業拡大

    採用支援やアウトソーシングなど周辺サービスも成長中。

  • 売上高291億円への大幅増収決算発表後影響

    売上高156→220→291億円と拡大

  • 営業利益41億円への増益通年影響

    営業利益30→41億円、営業利益率14.09%

  • ITエンジニア需要の追い風2026年〜2028年影響

    売上高291億円の高成長持続

マイナスに働く材料7
  • 人材不足の深刻化

    エンジニア獲得競争が激化し、採用コストが上昇する恐れ。

  • 景気依存のリスク

    不況時には派遣需要が減少し、業績が悪化する可能性。

  • 成長鈍化の懸念

    売上規模が大きくなるにつれ成長率が低下する可能性。

  • 売上高成長率の鈍化通年影響

    伸び率は前々期41%→前期32%へ減速

  • 営業利益率の改善幅縮小決算発表後影響

    営業利益率13.64%→14.09%と小幅改善

  • 配当利回り0.46%の低さ継続影響

    株主還元が手薄で、利回り0.46%

  • 外国人株主比率16.98%の売り圧力不定影響

    外国人保有が高くリスクオフで売られやすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大のペースを測る重要な指標。
営業利益率
収益性の維持・向上を確認するため。
エンジニア数
供給能力と人材確保の状況を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から+380.0%いまの株価に対する利回りは0.61%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
0.61%
いまの株価に対して
配当性向
72.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月23.9
2025年3月325.03.9
2026年3月12380.072.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,369人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.7%を占め、残る88.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他83.679.073.766.568.865.9
外国法人4.09.214.013.311.717.0
自己株式3.96.08.35.45.17.6
事業法人1.03.46.54.44.06.1
金融機関5.31.11.110.78.75.7
証券会社6.07.34.85.16.75.4
外国人個人0.10.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01春日 博文29.22
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.30
03BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.04
04NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)3.15
05丸山 侑佑2.75
06セントラル短資株式会社2.40
07新沼 吾史2.11
08株式会社SBI証券2.11
09株式会社チェンジホールディングス1.89
10西村 裕二1.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は11期で+2861%、1株純資産は9期で+4620%。直近期のROEは28.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年3月−717
2016年3月−52
2017年3月−32
2018年3月−14
2019年3月5018226.325.5
2020年3月164
2021年3月141808.353.4
2022年3月2920915.126.1
2023年3月9729138.318.7
2024年3月11851729.119.53.9
2025年3月14363924.712.93.9
2026年3月20780428.510.672.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額65百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
春日博文代表取締役社長384,148,000
丸山侑佑取締役副社長40391,000
大森愛久美取締役(社外)監査等委員38
冨岡大悟取締役(社外)監査等委員40
木村由美取締役(社外)監査等委員50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2525226
社外取締役413133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,763字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、企業の経営課題である成約活動に対して、高い成約力とマルチチャネルマーケティング力で、成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルの成約支援事業を展開しております。日本の労働市場が抱える少子高齢化に伴う労働人口の減少及び労働生産性の低下という課題に対し、企業の人材採用、販促活動において、現在は人材領域及びエネルギー領域を中心に成約支援事業を展開しております。クライアント(法人顧客)の見込み客となるユーザー集客から成約までを一気通貫で支援し、成果報酬型の成約支援事業を通じてクライアントの採用・販促活動のリスクを最小化させることを目指しております。 (1) 成約支援事業のターゲット市場 当社グループでは、クライアントにとっては、競争環境が厳しく、ユーザー獲得(採用・受注)難易度が高い領域、ユーザーにとっては人生での体験回数が少なく、意思決定の難易度が高い領域、それらクライアントとユーザーの双方の課題が重なり合う市場は当社ビジネスモデルの有効性を発揮しやすいと考え、成約支援事業を展開しております。なお、当社ではこれらの対象市場を「非日常領域」と定義しております。 (2) 成約支援事業各領域の特徴 領域区分   主なサービスの名称   サービス内容 ① エネルギー領域   ユーザーと電力・ガス事業者のマッチングプラットフォーム「エネチョイス」「引越手続き.com」   電気・ガス事業者向け販促支援サービス ② 人材領域   就活生向け企業口コミ情報サイト「就活会議」国内最大級の就活ノウハウ情報サイト「キャリアパーク!」就活生と企業のマッチングサービス「キャリアパーク!就職エージェント」口コミ掲載型の就活生同士のコミュニティサイト「みん就」   未就業、未経験の若手人材に特化した人材採用支援サービス ③ 新規・その他領域   カードローン情報サイト「マネット」   マッチングサービス ① エネルギー領域 2022年1月に子会社化した株式会社INE、2023年7月に子会社化した株式会社Five Lineを中心に、電力・ガス事業者へ成約支援サービスを提供しております。電気代・ガス代の見直しニーズのあるユーザーと電力事業者のマッチングサイト「エネチョイス」や、引越し時に役立つ電気・ガス手続き支援サイト「引越手続き.com」を運営しております。当社グループのWEBの集客力と意思決定まで支援するインサイドセールス力による洗練された成約力を保有し、成約支援の完全内製による高い成約率が強みとなっております。 エネルギー領域においては、成約件数が増加すると市場内でのプレゼンスが向上し、それにより成約単価上昇・成約売上上昇となり、更に積極的なマーケティング投資を行えることで成約件数の更なる増加につながるサイクルとなるため、成長サイクルにおける最重要ポイントは、総成約件数の最大化にあると考えております。その総成約件数の最大化に向けて自社の経営資源を活用した成長(オーガニック成長)をメインドライバーとしながら、M&Aによるロールアップでの外部リソースも活用した成長(インオーガニック成長)の両輪で事業を推進しております。インオーガニック成長については、総成約件数の最大化を更に加速させるために、M&A形式のロールアップ戦略に加え、マイノリティ出資と併せて、商流統合の実施を前提とする資本業務提携形式のロールアップ戦略も積極的に実行することで、多角的なアプローチによるシェア拡大を図る方針を掲げております。 上記の方針に基づき2024年11月に株式会社ライフアップ、同年12月に株式会社エンクスとの資本業務提携契約を締結し、リアル販路の拡大やM&Aによるシナジーを発揮させることで、市場における当社グループのプレゼンスが向上し、2026年3月期はグループ年間約100万件の成約実績を誇る国内最大規模の成約支援事業者として大きく成長を遂げております。 ② 人材領域 人材領域では、主に未就業、未経験の若手人材の就職を支援する人材会社向け送客ビジネス「アライアンスサービス」と求人企業へ直接人材を紹介する「人材紹介サービス」を提供しております。いずれも当社グループの潤沢な会員基盤を活用した企業への人材支援を行っております。 「就活会議」は、就職活動を行う学生に向けて、企業の口コミや選考体験談を提供する国内最大級の就活生向け企業口コミ情報サイトです。ユーザーは、選考・内定を受けた就活生の生の声を通じて、選考プロセス、面接対策など、リアルな情報を得ることができます。これにより、就職活動における情報収集の質を高め、ユーザーの最適なキャリア選択を行うための意思決定を支援します。 「キャリアパーク!」は、就職活動を中心にすべての人のキャリア選択に役立つ、国内最大級の就活ノウハウ情報サイトです。ユーザーに対して就職・転職等に関するノウハウを提供するとともに、求人情報や就職・転職情報を掲載することで、ノウハウの取得だけではなくキャリア選択に繋がる行動を支援します。また会員限定のキャリアアドバイス(職業紹介)や、就活イベント等を提供しており、就職等のノウハウから求人情報、支援サービス、個別相談など、キャリアの悩みに対して総合的に支援する仕組みを整えております。 当社グループでは、ユーザーの就職活動における意思決定プロセスに基づき目的別に設計された様々なプロダクトを展開しております。2024年2月からはOB・OG訪問マッチングサービス「Matcher」、2024年4月からは、就活生同士のコミュニティ型サイト「みん就」が当社グループに加わり、人材領域におけるプロダクトラインナップの強化を図ってまいりましたが、2025年2月には新卒採用支援市場におけるそれぞれのチャネルにおいて国内最大規模の企業となるYouTubeチャンネル「しゅんダイアリー」を運営する株式会社Diary及び、就職活動における筆記試験対策アプリを開発、運営する株式会社yuthとそれぞれ資本業務提携契約を締結いたしました。ユニーク会員数は、約72万人となり(2026年卒会員、2026年3月末時点)、国内最大規模の新卒会員基盤を保持するグループ企業へと成長を遂げております。 ③ 新規・その他領域 当社グループの新たな柱となる新規事業への投資も行っております。具体的には、カードローンに関するプロの解説とみんなの口コミが集まるカードローン情報サイト「マネット」など、これまで培ってきたビジネスオペレーションノウハウを活かした事業開発を進めております。
経営方針・対処すべき課題6,290字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、企業の経営課題である成約活動に対して、高い成約力とマルチチャネルマーケティング力で、成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルの成約支援事業を展開しております。労働人口減少という社会的負債に対して、ROIが明確なサービス提供を通じて、企業の掛け捨てリスクをゼロにし、企業、そして社会全体の生産性向上に貢献を目指しております。 (2) 経営戦略等 ① 基本戦略 当社グループは、少子高齢化・生産年齢人口の減少、労働生産性が低下する日本社会において、企業における販促活動、人材採用の効率化を最も解決すべきテーマと特定し、集客から成約まで一気通貫で支援し、なおかつ企業にとって導入リスクの低い成果報酬型サービスを展開することを基本戦略として掲げております。 ② 中長期成長戦略 当社グループは2030年3月期を最終年度とする5ヵ年中期経営計画を2025年5月14日に公表いたしました。2030年3月期の売上収益800億円、EBITDA130億円の達成に向けCAGR30%以上の成長を継続するために、以下の5ヵ年目標と3つの成長戦略を掲げております。フリーキャッシュフローの最大化を長期方針に掲げ、中長期のEBITDAの最大化を達成するにあたり、オーガニック成長への投資、収益モデルのポートフォリオ化、インオーガニック成長への投資を中期成長戦略として掲げております。 a.ストック利益への転換 「収益のポートフォリオ化」を掲げた当社グループの第2次中期経営計画では、これまで成果報酬型ビジネスの大部分を占めていたショット型収益から、ストック型収益の比率を高めることで、総収益の向上と成長の確実性を追求する方針を掲げておりました。その結果、2023年3月期から2026年3月期までの4年間で、将来利益を累計6,447百万円積み上げることができ、着実にストック利益を成長させることができたと評価しております。EBITDAに占めるストック利益の比率は、2023年3月期には4.6%でしたが、2026年3月期には34.9%にまで大きく増加しました。今後は、毎年の増収増益を前提に積極的な将来利益の獲得を推進し、2030年3月期までにこの比率を40%まで引き上げ継続成長の蓋然性を高めてまいります。 b.既存事業の圧倒的地位確立 既存事業である人材・エネルギー領域を中心に圧倒的な地位確立と参入障壁の構築を目指して、オーガニック・インオーガニック両面での投資を徹底してまいります。 具体的には、人材領域では、圧倒的な会員基盤を活用し、新卒紹介市場でのシェアを早期にNo.1の達成を目指すとともに、蓄積した顧客基盤や会員データを活用し最も隣接する既卒・第二新卒等の若年層人材紹介市場へ早期参入等を実施し更なるシェア拡大を目指してまいります。エネルギー領域では、最重要指標である総成約件数を最大化させ、個人向け成約支援市場でのシェアを早期にNo.1を目指すとともに、法人向けの成約支援への拡大も図ってまいります。加えて、電力事業者のバリューチェーンに深く入り込み販売活動に関する成約支援及び通電・調達活動に関する業務支援を一気通貫で提供することで、電力事業者にとって必要不可欠な存在となることを目指してまいります。 c.新規領域参入を目指したM&A 当社グループにおける成約支援事業の更なる拡大にあたって、M&Aを主要戦略の一つとして位置付けております。中期経営計画期間中においては、既存事業のロールアップ型M&Aだけではなく、次の柱となる新領域の成果支援事業への参入を目指したM&Aについても積極的に推進してまいります。M&Aの推進にあたっては、投資規律を明確化し、既存領域(人材・エネルギー領域)および新領域におけるM&Aターゲットを具体的に特定しております。これにより、既存事業のロールアップを主軸とした集客チャネルの強化を目的とするM&A機会を積極的に模索するとともに、中長期的な成長性を確保するための周辺事業および新領域におけるM&Aも実施してまいります。 (3) 競争優位性 当社グループの売上収益を構成する主なKPIとして「集客件数×成約率×成約単価」を重要指標と認識しております。それら重要指標を拡大するにあたり、重要項目である「集客件数」「成約率」「成約単価」に対して、競争力の源泉となる「WEBマーケティング」と「セールス(成約支援組織)」の2つの優位性を有しております。 ① 横展開の拡張性を持つ広大な市場規模 企業の経営課題である販促費と採用費を合わせた約18兆円の巨大な市場をターゲットとしており、成約支援事業を通じて大きな成長余地があると考えております。当社グループでは、企業にとって成約コストが高く、ユーザーにとって意思決定が難しい「非日常領域」において成約支援事業を優先的に展開しております。 ② 掛け捨てリスクゼロの成果報酬型の料金体系 従来のインターネットメディア事業が集客数を成果地点とする掛け捨て型であるのに対し、当社グループは成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルを採用しております。これにより、顧客のサービス導入ハードルが下がり、顧客基盤の拡大と長期的なリレーション構築による成約件数・成約単価の向上が期待されます。 ③ 高い成約率を実現する成約支援組織に裏付けされた成約力 成約支援組織を内製化し、採用力、組織開発力、テクノロジーを活用することで高い成約率を実現しております。特に、新卒・中途採用における高い人材採用力と、入社後の成果状況を鑑みた採用活動の高速PDCAを強みとし、組織拡大に伴う組織開発にも注力し、高い定着率を維持しております。 ④ マルチチャネルマーケティングによる集客力 集客に特化した自社プロダクト群とWEBマーケティングのノウハウにより、広範な集客チャネルを展開し、大量の見込み客の獲得を可能とする高い集客力を保持しております。また、成約支援組織を通じた高い成約力があるため、ユーザー数が多く集客コストが低い潜在層からも集客が可能であり、単一チャネルへの依存度を低減し事業リスクを軽減しています。普遍性の高い非日常領域のコンテンツに投資することで、安定的な集客と継続的なアクセスを確保しております。 ⑤ 成約件数の最大化が競争優位性につながるボリュームインセンティブ型の市場構造 当社が展開する成約支援事業は、成約件数が増加することで市場でのプレゼンスが向上し、結果として成約単価の上昇につながる市場構造を持っています。成約単価の上昇は集客施策の許容CPA(顧客獲得単価)を上げ、市場における競争力をさらに高める好循環を生み出しております。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主価値向上のため、中長期的にはROE(自己資本利益率)を最大化していく方針でありますが、短期的には売上を増加させ利益を安定的に出す体制を構築することに注力しております。2024年3月期から収益のポートフォリオ化を成長戦略の一つとし、主にエネルギー領域において1成約ごとにショット型で収益が発生するショット型契約での成約件数を増やすとともに、ユーザーの利用状況に応じて毎月収益が発生するストック型契約の成約件数の積み上げを行っており、継続的な利益成長の蓋然性向上に努めております。そのため、現在は売上収益及びEBITDA(営業利益+減価償却費+固定資産除却損及び評価損益+株式報酬費用)に加え、将来利益(1件の成約によって将来生まれる総利益)を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として取締役会等でモニタリングを行っております。 また、当社グループは、2026年3月期を初年度とする5ヵ年の中期経営計画を推進しており、最終事業年度である2030年3月期には、売上収益800億円、EBITDA130億円の達成を目指しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの経営方針及び経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 認知度の向上とユーザー数の拡大 当社グループが持続的に成長するためには、当社グループのサービスの知名度を向上させ、ユーザーの意思決定までに必要な良質な情報を提供することで新規ユーザーを継続的に獲得し、ユーザー数を拡大していくことが必要不可欠であると認識しております。例えば、人材領域においては、新卒学生の90%以上が会員となる強固な会員基盤を構築、エネルギー領域においても、グループ複数社による多角的な集客チャネルを活かした個人向け電力成約支援等のトップランナーとしての地位を確立しておりますが、今後もマルチチャネルマーケティングの強みを活かした効果的な広告宣伝活動等により、さらなる知名度の向上を図ってまいります。あわせて、既存プロダクトにおいてユーザーの立場に寄り添った良質な情報を蓄積していくことや、様々な角度からユーザーニーズを満たすべく新規領域も含む複数プロダクトを展開することにより認知度の向上とユーザー数の拡大に努めてまいります。 ② 成約支援組織の拡大及び生産性の維持 当社グループは、マルチチャネルマーケティングによって集客したユーザーに対し、専門性を有する成約支援組織が意思決定支援を行うことで高い成約率を実現しております。成約件数を継続的に増加させるためには、成約支援組織の人員数を拡大させながら、1人当たりの生産性を低下させない成約支援組織の構築が必要であると考えております。組織拡大については、当期において成約支援人材数を大幅に増加させております。また、中期経営計画「ODYSSEY800」への達成を掲げるにあたり、AIをはじめとしたテクノロジー活用による生産性向上、採用体制強化による組織力向上や、独自の教育体制による成約率維持向上など全社的な体制強化を通じて、高い成約率と生産性を維持・向上させることで、持続的な業績拡大を実現してまいります。 ③ M&A等の事業投資の活用 新規事業やサービスの拡大のため、M&A等の事業投資の実行による成長の実現が重要であると考えております。当連結会計年度においては、株式会社HRteamの連結子会社化や系統用蓄電所など、積極的な事業投資を実行いたしました。M&Aを行うにあたっては、投資効果はもちろん、対象事業等の将来性や当社グループが展開する成約支援事業とのシナジーをはじめとした相乗効果を十分に検討した上で、事業領域の拡大と業績の向上、資本コストを上回るリターンの創出と最適な事業ポートフォリオの構築に努めてまいります。引き続き、総成約件数の最大化を更に加速させるために、資本業務提携形式によるロールアップ戦略も積極的に実行することで、多角的なアプローチによるシェア拡大を図っております。このような事業投資を通じてさらなる企業価値向上を目指してまいります。 ④ グループガバナンス及び内部統制の強化 当社グループは、中期経営計画「ODYSSEY800」の達成に向けて積極的な事業投資やM&A等により、事業・組織規模を急速に拡大させております。今後も積極的で適正なリスクテイクを行い、持続的な成長を実現するためには、拡大する企業集団におけるガバナンス体制の構築、グループ全体での内部管理体制及び内部統制の継続的な強化が必要であると考えております。具体的には、グループ内部通報制度の運用徹底や、リスク管理委員会、コンプライアンス委員会の配下に設置した各ワーキンググループによる専門的なリスク管理施策を通じて、リスクの早期把握と適切な対応ならびに連携を図っております。 今後も、グループ全体で業務の適正を確保し続けるべく、迅速で網羅的なリスク情報の把握と内部統制への反映、監査等委員会・内部監査によるモニタリングの徹底、役職員への研修の充実化等をグループ全体で実施し、企業集団、組織、事業の規模拡大に合わせ、より強固で実効性の高いグループガバナンス体制の構築に努めてまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 継続的な事業の創出 インターネット関連事業は、サービス等の新陳代謝が激しく、一般的にプロダクトライフサイクルが短い傾向にあります。こうした環境の中で継続的な成長を実現するためには、既存事業の成長を図るだけではなく、様々な新規事業の開発が重要であると考えております。 当社グループは、就職系プロダクト「キャリアパーク!」で構築したビジネスモデルを水平展開及び垂直展開させることで、事業を拡大してまいりました。今後も中長期の競争力確保に繋がる事業開発のノウハウの蓄積を積極的に行い、継続的に新規事業の開発に取り組むことで、将来にわたる持続的な成長につなげてまいります。 ② 情報セキュリティの強化 当社グループにおいては、事業規模の拡大に伴い、保有するユーザーの個人情報や顧客情報が年々拡大しております。当該情報は当社グループの重要な経営資源の一つであり、各種営業機密を適切に保護・管理することが持続的な成長のために不可欠であると考えております。これらの情報資産を適切に管理し、セキュリティリスクを低減するため、情報セキュリティ基本方針を定め、情報セキュリティ対策への積極的な投資を行うとともに、リスク管理委員会の配下に情報セキュリティに関するワーキンググループを設置し、定期的なリスク評価と対策の見直しを実施し、情報セキュリティ体制の適正化を図っております。引き続き、事業・組織規模の拡大、社会的・技術的な動向に合わせ、適切にセキュリティ管理体制を強化し続けてまいります。 ③ 優秀な人材の確保と育成 当社グループは、新卒、中途両面から積極的な採用活動を行い人材を確保しており、事業成長を牽引しております。今後も持続的な成長を実現するためには、優秀な人材を確保・育成し人的資本を拡充させ続けることが重要であると考えており、当社グループでは「人的資本マネジメント方針」を策定しております。当連結会計年度においては、同方針に基づき、当社の経営戦略を実行し、中期経営計画「ODYSSEY800」を達成すること、ひいてはパーパスを体現する上で必要となる「6つの重要指標」を特定しており、それぞれ目標を定め、各種施策に取り組んでおりました。連結従業員数が1,000名を超える規模に拡大する中、リスク管理体制の一環として、リスク管理委員会の配下に人事労務に関するワーキンググループを設置し、人材の育成や労務に関するリスクの把握、対応方針の策定、進捗状況のモニタリング等を行っております。引き続き、同方針に従い、積極的な採用活動と当社グループの経験とノウハウに基づく多様かつ有益な研修の実施や各種人事施策を展開することで、継続的に人材の確保・育成に取り組んでまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上、リスク要因となりうる主な事項を記載しております。また、当社グループは、リスク管理委員会におけるリスクアセスメントの結果のうち投資家の投資判断に影響を及ぼす可能性のある事項について積極的に開示していく方針であり、透明性を重視しております。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の予防及び発生時の対応に努める方針でありますが、当社グループの経営状況及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) リスクマネジメント方針 (a) リスクマネジメントに対する基本方針 当社グループはパーパスである「社会的負債を、次世代の可能性に。」を実現するため、そしてグロース企業として、持続的な成長を実現するため、積極的なリスクテイクが必要であると考えており、事業投資、人的資本投資、M&A等、投資活動を継続して行っております。 今後も果敢な挑戦を継続するためには、単なるリスクの回避・排除にとどまらず、適切なリスク管理を通じてリスクとリターンのバランスを見定め、リターンに対してリスクを最小化していくこと、また、経営戦略と連動した攻めと守りのガバナンスを両立させることが不可欠であると認識しております。 そのため、当社グループでは「PORTグループリスクマネジメントガイドライン」を策定し、当社グループのリスク管理に関する基本方針として、以下の内容を定めております。 (ⅰ) リスクとリターンのバランスを考慮し、リスクの最小化に向けた努力を徹底すること (ⅱ) 実効性のある対処を追求すること (ⅲ) 透明性あるディスクロージャーを心がけること また、上記基本方針の実行性をグループ全体で客観的に担保するため、当社グループは2026年4月に「PORTグループリスクマネジメントガイドライン」及び「リスク管理規程」の改訂を実施いたしました。本改訂により、経営戦略上積極的に引き受けるリスクの範囲であるリスクアペタイトと、グループの経営基盤に重大な支障をきたす許容限度であるリスクトレランスの基本概念を明文化し、実効性の高いリスクマネジメント体制へと刷新しております。 (b) リスク管理体制における基本方針 「PORTグループリスクマネジメントガイドライン」では、具体的な実務指針として、グループ全体のリスク管理を行うリスク管理委員会を設置し、当該委員会において実施されたリスクアセスメントの結果をステークホルダーへ透明性高くディスクローズすることを定めております。加えて、グループ各社においても毎年定期的にリスクアセスメントを実施し、リスク管理委員会に報告することとしております。また、リスク管理委員会には社外取締役が構成員として関与し、取締役会による監督機能を確保しております。 (2) リスク管理の実効性と透明性を確保するための体制 (a) リスク情報を適時適切に収集する情報集約システム 実効性の高いリスク管理のためには、リスク事項、インシデント等の情報を迅速に集約し、適時適切にリスク管理及び内部統制システムを再構築し運用することが肝要であると認識しております。 特に当事業年度においては、ガバナンスの高度化およびグループ全社における自浄作用の強化を目的として、グループ各社を包括的に網羅する「グループ共通ホットライン窓口」への一元化・設置を完了し、グループ全体での自浄作用及び情報集約システムの強化を実施いたしました。 本対応をうけ、当社グループの内部統制システムを再構築するための軸となる取組は以下の5つとなります。 1.グループ共通ホットライン窓口の設置・拡充・統合的な運用 2.リスク管理委員会・コンプライアンス委員会・内部監査室の量的質的な基準に基づく情報連携 3.インシデント発見者による委員会等への報告の義務化 4.内部監査室から内部統制委員会への、コントロールの運用状況・評価の情報連携 5.内部監査室から、取締役会・監査等委員会へのデュアルレポートラインの確保 これにより当社のあらゆるインシデント情報が目詰まりなく集約され、リスク事案の把握、具体的なコントロールの実施、コントロールの効果の評価を一貫して適時適切に実施できるものと考えております。 (b) リスク評価及びディスクロージャーの透明性を確保するためのプロセス 当社ではリスク管理委員会において、グループ全体のリスク分類表を作成し、少なくとも年に1度、各リスク項目、その評価及びコントロールの見直しを行いリスク分類表を更新しております。2026年5月現在では事業環境や社会情勢を踏まえ、172のリスク項目を抽出し、「発生頻度」と「影響度」の2軸による評価を行っております。これら各項目に対する評価実務および有価証券報告書開示への抽出プロセスにおいては、COSO ERMフレームワークに準拠した期待値モデルをベースとしつつ、グロース企業としての実効性を担保するため、以下の通り評価スケールの精緻化、影響度重視へのシフト、および開示掲載順の客観化を徹底しております。 1.評価スケールの精緻化と多角的測定 リスクの「発生頻度」および「影響度」の評価スケールを従来の4段階から5段階へ拡張し、よりきめ細やかなアセスメントを可能にしました。また、影響度の測定にあたっては、財務インパクトなどの定量面だけでなく、レピュテーションリスク等の定性面から図る多角的な評価基準を再定義しております。 2.影響度重視のスコア算定ロジック(テールリスクの捕捉) 従来の単純な積(発生頻度×影響度)では、「発生頻度は低いが、万が一発生した際に企業存続を脅かす重大なリスク(テールリスク)」が、高頻度かつ軽微なリスクの陰に埋没してしまう課題がありました。これに対処するため、2026年4月より影響度側の係数に強い重み付けを行う独自のスコア算定ロジックへ刷新し、重大リスクが必ず最終スコアの上位へ動的に抽出される仕組みを構築しております。本ロジックにより算出されたスコアに基づき、最終的なリスク格付けを行い、明確なリソース配分と開示方針を定めております。 3.ディスクロージャーにあたっての恣意性の排除と透明性の確保 有価証券報告書等の各種ディスクロージャー媒体における情報開示について、恣意性を徹底して排除し、客観的かつ投資家視点に立ったディスクロージャーを担保するため、当社グループでは、各カテゴリに含まれる個別リスクのうち「最も潜在的リスクスコアが高い(最悪のシナリオを想定した)個別項目」の評価値をそのカテゴリ全体の代表値として自動的に採用する編成基準へと刷新いたしました。これにより、企業経営に重大な影響を与え得るリスク(テールリスク)を開示上埋没させることなく、ステークホルダーにとって真に重要度の高い情報から順に、透明性高くディスクローズする体制を確立しております。 また、インシデント管理との統合実務として、原則として半期ごとにリスク評価基準の変更や新たなリスク項目の追加検討を行うほか、万が一、評価ランクSまたはAに相当する重大なインシデントが発生した場合には、直ちに緊急のリスクアセスメント見直しを実施したうえで、再発防止策の策定とともにリスク分類表等の妥当性を検証・修正し、継続的にリスクマネジメント体制を高度化する仕組みを運用しております。 リスク評価およびディスクロージャーまでのプロセス フェーズ   主要プロセス・アクション 1ボトムアップ評価・情報集約   ・リスク管理委員会ワーキンググループによる重要領域ごとのリスクアセスメントの実施・グループ会社によるリスクアセスメントの実施・インシデント発生報告および社内ホットライン(内部通報)事案の集計・分類 2全社リスクの特定・基礎評価   ・ワーキンググループ、グループ会社のリスクアセスメント結果と全社リスクアセスメントの統合・最新の実態データを勘案した発生頻度と影響度の5段階評価の確定 3スコア算定   ・テールリスクを動的に捕捉するためのスコア算出 4ディスクロージャー   ・抽出されたスコア上位から順に開示配列を客観的に確定・有価証券報告書等のディスクロージャー媒体への掲載 リスク評価マトリックス (3) 経営・事業等を取り巻くリスクとその分析 当社のリスク管理委員会が主導するリスクアセスメントプロセスに基づき、影響度および発生可能性等の観点から総合的に評価し、開示すべき重要なリスクとして識別したリスク項目は以下のとおりです。なお、各リスク項目は当事業年度において相対的に重要度が高いと評価した順に記載しており、各項目には前事業年度の記載順位(相対的な重要度)からの変動状況(上昇・低下など)を併記しております。 1.情報セキュリティに関するリスク(重要度:上昇) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループは、成約支援事業において個人情報を含む多くの重要な情報資産を保有しており、事業運営における最も重要な資源の一つであると認識し、情報セキュリティの確保は経営上の最重要課題の一つと位置付け、その強化に継続的に取り組んでおります。 しかしながら、当社グループの役職員や委託先関係者による不注意や不正行為、あるいは近年のランサムウェア等のサイバー攻撃の高度化や、DX推進・クラウド化・AI技術の進展に伴い脅威に晒される領域が拡大している背景からも、悪意を持った第三者によるサイバー攻撃などにより、情報資産が外部に流出する可能性は依然として存在します。特に、個人情報や機密情報が漏洩した場合、お客様や関係者からの損害賠償請求、監督官庁からの行政指導、社会的信用の失墜によるメディア集客力の低下、「有料職業紹介事業者」等の当社の事業基盤に関わる法的許認可の維持への重大な悪影響につながり、当社グループの事業継続や経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> これらの情報資産を適切に管理し、セキュリティリスクを低減するため、情報セキュリティ基本方針を定め、情報セキュリティ対策への積極的な投資を行うとともに、リスク管理委員会の配下に情報セキュリティに関するワーキンググループを設置し、定期的なリスク評価と対策の見直しを実施し、情報セキュリティ体制の適正化を図っております。特に、個人情報の管理については、漏洩、不正利用、改ざん等の防止を事業運営上の最重要事項と捉え、個人情報保護規程及び情報システム管理規程に基づき厳格に管理しております。プライバシーマークの維持に加え、全従業員を対象とした定期的なセキュリティ研修を実施し、「個人情報の保護に関する法律」及び関連法令、並びに当社グループに適用される関連ガイドラインの遵守を徹底しております。 2.景気の動向等のマクロ環境に関するリスク(重要度:上昇) <リスクの内容と発生時の影響> 昨今、地政学的リスクの長期化、急激なインフレ、為替・金利変動など、世界経済の先行き不透明感が一層強まっております。当社グループの人材領域、エネルギー領域をはじめとする事業活動は、景気の動向をはじめとする外部環境の変動から大きな影響を受ける可能性があると認識しております。例えば、景気悪化による企業の採用意欲減退と個人消費の冷え込みが同時に発生し、グループ全体のポートフォリオが大きく毀損する可能性や、金利上昇に伴う割引率の上昇や自社株価の変動による多額ののれん・無形資産の減損リスク、原油・資材価格の高騰により主要な送客先である新電力会社等が逆ざや状態に陥り、新規顧客獲得の停止や倒産に至る可能性など、マクロ環境の変動により様々なリスクが顕在化し、当社グループの事業継続や売上収益、EBITDA等の経営成績に多大な影響を及ぼす可能性があります。加えて、インターネット広告市場や関連サービス市場全体の成長が鈍化したり、市場ニーズが急速に変化したりする中で、当社グループが適切な対応を取れなければ、競争力の低下や新たな事業機会の逸失につながる可能性があります。技術革新による新たな競合の出現も、市場シェアの低下や収益性の悪化を招く要因となり得ます。 <リスクへの対応策> このようなリスクに対応するため、当社グループでは人材、エネルギー、不動産等、景気感応度やサイクルの異なる事業を展開することで、特定市場の低迷リスクをグループ全体で補完・緩和する事業基盤を確立しております。事業計画の進捗や将来キャッシュ・フローを定期的に精査し、厳格な減損テストを実施することで、投資規律の維持と財務健全性の確保に努めております。また、サステナビリティ委員会の配下に外部環境リスク分析ワーキンググループを新設し、マクロ市場や地政学等の動向を中長期的に観測し、経営判断に反映する体制を構築しております。このように市場動向や景気変動に関する情報を注視し、事業ポートフォリオの多様化やコスト構造の最適化を図るとともに、リスク分散の観点からグローバル展開なども視野に入れ、外部環境の変化に柔軟に対応できる経営体制の構築に努めてまいります。 3.買収・投資活動及びのれんの減損に関わるリスク(重要度:低下) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループは、事業領域の拡大、新規事業への参入、技術力・ノウハウの獲得、事業シナジーの創出などを目的として、M&Aや資本提携、事業投資などの投資活動を積極的に行っております。今後も、これらの活動を継続していく方針です。積極的な投資活動の裏返しとして、当社グループの連結財政状態計算書においてのれん及び無形資産の占める割合が高い状態にあります。当社グループは国際会計基準を適用しているため、のれんの規則的な償却は行われませんが、買収した事業の収益性が計画を下回った場合や、金利上昇に伴う割引率の変動が生じた場合には、多額ののれん・無形資産の減損損失を計上するリスクがあり、当社の財務状況や経営成績に甚大な影響を及ぼす可能性があります。また、未上場企業を対象とした買収においては、事前の調査で完全に把握しきれない偶発債務や未認識の法的リスクが買収後に顕在化する可能性があります。さらに、買収後の統合プロセス(PMI)が計画通りに進捗せず、組織文化の衝突、キーマンや従業員の離職、システム統合の遅延等が生じた場合、当初期待したシナジー効果や事業成長が実現できず、当社グループの事業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> 最大級の財務リスクと認識しているのれんの減損リスクに対しては、日本会計基準・国際会計基準に基づく「PORT減損テスト・公正価値評価ガイドライン」を策定し、事業計画の進捗状況や将来キャッシュ・フローを定期的に精査し厳格な減損テストを実施しております。これにより、業績低迷の兆候を早期に把握し、必要な経営指導や事業戦略の軌道修正を迅速に行うことで、投資規律の維持とグループ全体の財務健全性の確保に努めてまいります。また、買収・投資の検討段階においては、ビジネスモデル、財務、法務等に関する多角的なデューデリジェンスを厳格に実施することで、潜在的なリスクの極小化に努めております。買収後においては、対象企業の経営陣との対話を深め、当社の事業ノウハウやガバナンス体制を速やかに導入することで、早期のPMI完遂とキーマンリテンションを図る体制を構築しております。 4.許認可等に関するリスク(重要度:上昇) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループは、積極的な新規事業の展開や事業領域を拡大する中、許認可等を要する事業の範囲が年々拡大しており、本リスクの重要性が高まっていると認識しております。現在、当社の主力事業である人材領域をはじめとした事業の運営においては、「有料職業紹介事業者」「宅地建物取引事業者」等の各種法的許認可や登録に依拠しております。本書提出日現在において、事業主としての欠格事由やこれらの許認可・登録の取消事由に該当する事実はないものと認識しております。しかしながら、将来において事業関連法令の予期せぬ新設・改正が行われた場合や、当社グループの役職員および委託先による法令違反等が発生し、許認可の取消しや事業停止命令等の厳格な行政処分を受けた場合、対象事業の継続そのものが困難となり、当社グループの経営成績および財政状態に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> このようなリスクを未然に防ぐため、当社グループはコンプライアンス委員会を定期的に開催し、事業遂行に関連する職業安定法、金融商品取引法等の各種法令等や監督官庁のガイドラインの動向を常時モニタリングする全社的な法務・コンプライアンス体制を構築しております。また、各事業部門に対する定期的な法令遵守研修の実施や、内部監査を通じた業務プロセスの牽制により、全役職員の規範意識の向上に努めております。さらに、新規事業への参入やM&Aの実施時においては、必要となる許認可や法的規制に関する事前の厳格なリーガルチェックを徹底し、適法かつ適切な事業運営が継続的に担保される強固なガバナンス体制の維持・強化に努めてまいります。 当社グループが取得している許認可等の一例 取得年月   2012年10月1日 許認可等の名称   有料職業紹介事業 所管官庁等   厚生労働省 許認可等の内容   13-ユ-305645 有効期限   2030年9月30日(5年ごとの更新) 取得年月   2023年7月28日 許認可等の名称   宅地建物取引事業者免許 所管官庁等   東京都 許認可等の内容   東京都知事(1)第109570号 有効期限   2028年7月28日(5年ごとの更新) 5.事業プラットフォーム及び技術革新に関するリスク(重要度:低下) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループの主力事業である人材領域やエネルギー領域における集客活動は、主要な検索エンジンや、これらが提供する運用型ウェブ広告プラットフォームに対する依存度が高い状態にあります。そのため、これらプラットフォーム事業者による検索アルゴリズムの大幅な変更や広告掲載基準の予期せぬ厳格化が行われた場合、当社グループが運営する各種メディアへのアクセス数が急減し、ユーザー獲得コストが著しく高騰する可能性があります。加えて、昨今急速に進展している生成AI技術の台頭によるユーザーの検索行動の抜本的な変化や、画期的な代替サービスの出現等の劇的な技術革新に対して、当社グループが適時適切に対応できなかった場合、既存のビジネスモデルが陳腐化し、当社グループの事業継続や売上収益等の経営成績に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> このような事業プラットフォーム依存リスクに対しては、特定の集客チャネルへの過度な依存を脱却すべく、SNSや大学等との連携を通じたリアルチャネルをはじめとする多様な集客経路の開拓や自社メディアのブランド力強化を進め、マルチチャネルマーケティングを推進することで安定的なユーザー流入基盤の確立を図っております。また、生成AI等の劇的な技術革新やマクロ環境の変化に対しては、専門チームとして外部環境リスク分析ワーキンググループを立ち上げ、市場や技術の変化を多角的に分析し迅速な経営判断を遂行できる環境を整備しております。技術革新の活用については、豊富なアクセスログ等の独自データを活用して新たな価値創造を図る事業開発と、業務効率化の断行等により成長基盤を強化する組織力の向上の二つの軸で推進しております。具体的には、AIを活用したサービスのローンチに加え、管理部門におけるコーポレートAIシステム「ENGINE」の本格展開等を通じて各業務プロセスでのAI活用を推し進め、組織規模の拡大に対する人員増員率の大幅な抑制といった成果を既に実現しております。今後も技術革新を機敏に捉え、事業環境の変化を新たな成長機会へと転換する強固な経営体制の構築に努めてまいります。 6.財務バランス・健全性及び市場変動に関するリスク(重要度:低下) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループは、事業規模の拡大やM&A等を推進するにあたり、自己資金に加えて金融機関からの借入金等の有利子負債を活用しており、連結資産合計に対して一定の比率を占めております。今後の市場動向により金利水準が急上昇した場合、利息負担の増加により業績に影響を及ぼす可能性があります。また、一部の借入金には財務制限条項が付されており、事業環境の急変によりこれに抵触するリスクが存在します。さらに、積極的なM&A等に伴い、連結財政状態計算書においてのれん及び無形資産が高い割合を占めているほか、グリーンエネルギー事業の拡大による太陽光発電・蓄電池等の固定資産も増加しております。これらの資産について、事業計画の未達や金利変動が生じた場合、減損損失の計上が発生し、財政状況及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、当社グループでは余剰資金を活用した外貨建て債券等の金融資産運用を行っているため、為替レートや市場金利の変動が直接的に評価損益に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社の株価は、マクロ経済の動向、同業他社の状況等の当社が直接コントロールできない外部要因により変動するリスクがあり、これが当社の機動的な資金調達能力に影響を与える可能性があります。 <リスクへの対応策> これらの財務および市場リスクに対し、当社グループは金融機関との良好な関係を維持し、安定的な資金調達基盤の確保に努めております。投資やM&Aを実行する際には、事前の厳格なデューデリジェンスと財務シミュレーションを実施し、のれんや無形資産の肥大化によるリスクを慎重に評価したうえで資金使途を精査しております。 また、事業計画の定期的なモニタリングを実施しており、減損の兆候が認められた場合には、日本会計基準・国際会計基準に基づいた厳格な減損テストを実施する体制を構築しております。余剰資金の運用にあたっては、過度なリスクを避け、市場動向や為替変動を注視した適切なポートフォリオ管理を徹底しております。 7.特定人物への依存に関するリスク(重要度:上昇) <リスクの内容と発生時の影響> 当社の代表取締役である春日博文は、設立以来当社グループ事業に深く関与する創業代表であり、当社のコアコンピタンスであるWebマーケティングや成約支援組織の運営に関する豊富な知見を有しております。さらに、持続的な成長を牽引するM&Aを用いたロールアップ戦略等の経営戦略の立案・遂行において極めて重要な役割を担っております。そのため、現時点で何らかの予期せぬ理由により同氏が長期間にわたり業務を遂行することが困難となった場合、当社グループの事業推進力や機動的な意思決定が滞り、経営成績及び事業計画の達成に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> この特定人物への過度な依存リスクを低減するため、当社グループは属人的な経営から組織的な経営体制への移行を推進しております。具体的には、経営判断ポリシー及びPORTグループ役員行動規範の運用に加え、取締役会規程等に基づく経営陣への定期的な役員研修を実施しております。さらに、経営陣の一角である執行役員及びグループ会社の役員を重要な使用人等と位置づけ、構成員に独立社外取締役を含む指名委員会においてその選任及び教育・育成方針を継続的に審議し、次世代の経営人材の輩出に注力しております。加えて、代表取締役に不測の事態が発生した場合に備えたエマージェンシー体制(権限代行順位の明確化等)を整備し、事業運営への影響を最小限に留めるよう策を講じております。 8.コンプライアンスに関するリスク(重要度:低下) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループの事業活動は、多岐にわたる重要な法的規制の適用を受けております。事業領域の拡大に伴い、インターネット広告やコンテンツ表示、知的財産権、景品表示等をはじめとしたマーケティング法務規制の遵守もますます重要性を増しております。これらの法令の予期せぬ新設や改正が行われた場合、あるいは当社の事業活動が新たに規制対象となった場合、ビジネスモデルの変更を余儀なくされる可能性があります。また、従業員による法令違反や不適切な行為、ハラスメント等の労務問題が発生した場合、当社グループに対する事業運営の停止、厳格な行政処分、損害賠償請求、社会的信用の失墜を招き、経営成績および財政状態に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> これらのコンプライアンス・法的規制に関するリスクを未然に防ぐため、当社グループはリスク管理委員会配下に事業コンプライアンスワーキンググループを設置し、関連法令違反リスクの特定・評価と対応方針の策定を行っております。また、全社的なコンプライアンス教育徹底のための定期的な役職員向け研修を通じて、パワハラ防止法を含めた各種法令への理解を深め、全従業員の意識の向上を図っております。さらに、公益通報者保護法に基づくホットライン窓口の周知と拡充をグループ全体で行い、組織の自浄作用が早期かつ確実に見込める透明性の高い環境を整備しております。今後も外部専門家との連携を継続しつつ、コンプライアンス遵守を最優先とした強固なガバナンス体制の維持・強化に努めてまいります。 9.人材の確保及び育成のリスク(重要度:低下) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループは、持続的な成長の源泉として人材を最も重要な経営資源と位置づけ、新卒・中途採用を積極的に推進し、事業成長を牽引しております。今後も成長戦略を着実に実行し、企業価値を持続的に向上させていくためには、優秀な人材の確保と育成、そして人的資本の更なる拡充が不可欠であると考えております。当社グループは平均年齢が29.5歳と若年層中心の組織構造となっております。少子高齢化に伴う労働市場の需給逼迫が続く中、必要な人材を適切な時期に確保できない場合や、採用した若手人材の育成が計画通りに進捗しない場合、組織力の低下や事業計画の遅延を招く可能性があります。また、従業員のエンゲージメントが低下して離職率が高止まりした場合、当社グループの競争力の低下や事業拡大の制約要因となり、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> これらの人的資本に関するリスクに対し、当社グループは「人的資本マネジメント方針」を策定し、企業価値向上に直結する重要指標を設定して積極的な施策を展開しております。当事業年度においては、人事制度の大規模な刷新を実施し、一部営業部門におけるインセンティブ制度を含めた基本報酬体系の見直しや、シフト制等を取り入れた柔軟な働き方の推進を図りました。これらの施策により、従業員エンゲージメントの向上、優秀な人材の採用・定着の促進、および離職率の低下という具体的な成果を着実に上げております。また、リスク管理委員会配下の人事労務ワーキンググループを設置し、リスク事項の継続的なモニタリング、労働環境の最適化と次世代リーダーの育成を推進し、人的資本の拡充による強固な競争優位性の確立に努めております。これらを通して、人材の確保及び育成について優先的に推進していく体制を維持してまいります。 10.内部管理体制・ガバナンスに関するリスク(重要度:低下) <リスクの内容と発生時の影響> 当社グループは、持続的な企業価値の向上を目指し、M&Aや事業投資等による積極的な事業・組織規模の拡大を推進しております。特にM&A戦略においては、買収先の内部管理体制を迅速かつ適切に当社グループの水準へと統合することが求められます。事業規模や組織が急速に拡大する中で、グループ全体の内部統制システムの構築・運用が十分に機能しなかった場合、あるいは買収先において予期せぬリスクや管理上の不備が顕在化した場合、当社グループのコンプライアンス違反や社会的信用の低下を招き、事業運営や経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 <リスクへの対応策> このような内部管理体制の形骸化リスクを防ぐため、当社グループでは独立社外取締役で構成される監査等委員会を中心に、経営に対する客観的かつ実効性の高い監督機能を働かせております。また、取締役会の諮問機関として指名、報酬、コーポレート・ガバナンス、内部統制、サステナビリティといった複数の任意委員会を設置しており、当事業年度においてはこれらの各種委員会の実効性向上が組織内に定着し、コーポレート・ガバナンス体制のさらなる強化が図られております。さらに、当事業年度に拡充したグループ内部通報制度の適切な運用と、内部監査部門によるグループ全体の網羅的なモニタリングを通じて、リスク情報の早期把握と是正を徹底しております。今後もM&A実行時における厳格なデューデリジェンスと買収後の迅速なガバナンス統合を推し進め、グループ全体で強固かつ自律的な内部管理体制の維持に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,476字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移したほか、企業収益の拡大に伴う設備投資の増加や、インバウンド需要の継続的な拡大により、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、世界的な金融引き締めに伴う海外景気の下振れ懸念に加え、地政学リスクの長期化による原材料・エネルギー価格の高止まりなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループの主要市場の一つであるエネルギー業界を取り巻く環境においては、2023年6月からの旧一般電気事業者の従量料金値上げ影響に伴った新電力事業者の電気料金値上げや市場連動型の価格プランの導入、ユーザーへの適切な価格転嫁等、価格変動によるリスクヘッジが従来よりも可能な状態となっております。さらに卸電力市場の価格の落ち着き(正常化)もあり、電力・ガス事業者による、円安や資源価格の高騰を起因とした新規顧客獲得抑制は大きく緩和され、電力・ガス事業者の新規顧客獲得需要の改善が見られております。今後においても地政学リスク(中東情勢)の影響等を注視する必要はありますが、当社の電力・ガス成約支援サービスへの需要は拡大基調になっていくものと推測しております。 また、もう一つの主要市場である新卒採用支援市場においては、企業の新卒・若手人材に対する採用意欲の回復や採用活動の早期化・長期化、人材獲得競争の激化等により2026年度の市場規模は1,602億円(前期比104.2%※矢野経済研究所「新卒採用支援サービス市場に関する調査(2026年)」)と、2020年のコロナ禍以前を上回る市場規模へと拡大を続けております。また、今後においても、慢性的な人手不足を背景に企業の若年層人材への需要は高まり、新卒及び若年層採用支援サービスへの需要拡大基調であると推測しております。 このような環境の中、当社グループにおいては、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、高い成約力とマルチチャネルマーケティング力で、当社が集客から成約までのKPIを背負うことで、掛け捨てリスクをゼロにし、成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルとなる成約支援事業を展開しております。 エネルギー領域では、電力・ガス事業者の販促活動や業務支援サービスを提供しております。総成約件数が年間約90万件以上の支援実績を誇る国内最大規模の電力・ガス等の成約支援事業者となっております。 人材領域では、新卒採用企業向けの人材紹介サービスや、人材会社向けのアライアンスサービスを提供しております。国内最大級就活生向け企業口コミ情報プロダクト「就活会議」や、国内最大級の就活ノウハウ情報プロダクト「キャリアパーク!」、就活生同士のコミュニティサイト「みん就」等を運営し、新卒層の90%以上が当社グループの会員となっております。 各事業において当連結会計年度では以下の取組みを進めてまいりました。 エネルギー領域では、電力・ガス事業者の新規顧客獲得意欲の増加や成約単価の上昇が見られる状況において、マーケティング投資を積極的に行い、M&Aのシナジー効果による市場でのプレゼンス向上も継続し、前年同期比で総成約件数・成約単価ともに拡大いたしました。また、一部収益をストック型の契約へ切り替えることで、積極的な将来利益の積み上げを行うとともに、前連結会計年度に計画以上に積み上げた将来利益が安定的にストック利益として計上され、事業利益の拡大に大きく貢献し、前年同期比で大幅な増収増益を達成いたしました。 また、当連結会計年度より参入に向けて検証を進めておりました系統用蓄電所事業については、想定よりも順調な立ち上げに成功し初年度から黒字となっており、今後本格参入(追加投資)により更なる業績貢献が見込める事業に成長しております。 人材領域では、企業の新卒採用意欲の本格的な回復や企業における人材採用競争の激化等、外部環境が良好な状況において、就職活動早期化の影響を受けながらも、新卒層の約90%が会員となる強固な会員基盤を元に、キャリアアドバイザーの増員や地方拠点の拡大等による成約件数の増加、成約単価の上昇等により人材紹介を中心に成長し、前年同期比で増収増益を達成いたしました。また、持分法適用関連会社であった株式会社HRteamを2025年11月から連結子会社化したことにより人材領域業績に加算されるとともに、成約件数の最大化による成約単価交渉力向上、顧客(求人事業者)基盤の強化、テクノロジーを活用した生産性向上施策等を横展開すること等によるシナジーを最大化することで、市場シェアの更なる拡大を図っております。 こうした施策の成果もあり、エネルギー領域・人材領域の大幅な事業成長に加え、エネルギー領域を中心としたストック利益の拡大と、当連結会計年度においてHRteam社段階取得に係る差益323百万円がその他の収益に計上された結果、売上収益29,100百万円(前年同期比32.5%増)、営業利益4,073百万円(前年同期比36.3%増)、税引前当期利益4,004百万円(前年同期比36.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,717百万円(前年同期比44.0%増)となりました。 なお、当社グループの事業セグメントは成約支援事業のみの単一セグメントであるため、記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は13,128百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,841百万円増加しました。これは主に、現金及び現金同等物が4,618百万円、営業債権及びその他の債権が1,403百万円増加した一方、その他の流動資産が205百万円減少したことによるものであります。 また、非流動資産は22,900百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,459百万円増加しました。これは主に、のれんが3,680百万円、無形資産が1,842百万円、有形固定資産が1,112百万円、使用権資産が1,108百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は36,029百万円となり、前連結会計年度末に比べ13,300百万円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は14,153百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,315百万円増加しました。これは主に、その他の金融負債が2,398百万円、社債及び借入金が1,928百万円、返金負債が1,264百万円増加したことによるものであります。 また、非流動負債は11,046百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,661百万円増加しました。これは主に、社債及び借入金が2,249百万円、リース負債が851百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は25,199百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,977百万円増加しました。 (資本) 当連結会計年度末における資本は10,829百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,323百万円増加しました。これは主に、当期利益2,808百万円の計上によるものであります。 この結果、親会社所有者帰属持分比率は、29.3%(前連結会計年度末は37.4%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,618百万円増加し、当連結会計年度末には7,161百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は5,740百万円(前連結会計年度比3,673百万円増)となりました。これは主に、税引前当期利益の計上4,004百万円、営業債務及びその他の債務の増加2,094百万円、減価償却費及び償却費の計上1,233百万円、営業債権及びその他の債権の増加951百万円、法人税等の支払額886百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は4,534百万円(前連結会計年度比517百万円増)となりました。これは主に、無形資産の取得による支出2,357百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,291百万円、投資有価証券の取得による支出1,181百万円、投資有価証券の売却による収入1,502百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は3,412百万円(前連結会計年度比1,682百万円増)となりました。これは主に、長期借入れによる収入5,259百万円、短期借入れによる収入2,532百万円、長期借入金の返済による支出1,871百万円、短期借入金の返済による支出1,249百万円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループは、受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業別に示すと、次のとおりであります。なお、当社グループの事業セグメントは成約支援事業のみの単一セグメントであるため、記載を省略しております。 事業の名称   販売額(百万円)   前年同期比(%) 成約支援事業   29,100   32.5 合計   29,100   32.5 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が10%以上に該当する相手先がいないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 成長のための重要ポイントである売上収益のKPIとして、「集客件数×成約率×成約単価」を重要指標と認識しており、成約社数と一社当たり単価の拡大のため、成約支援に係わる人材の増員を図るとともに生産性を維持、向上させることで、人材領域の人材紹介サービスが著しい成長を実現し、また、国内最大規模の電力・ガス等の成約支援事業者となったエネルギー領域では、電力事業者の新規顧客獲得需要も回復する中でM&Aのシナジー効果によるプレゼンス向上も図られ、マーケティング投資を積極的に行うことで総成約件数が拡大し、両領域ともに単一事業で売上収益100億円を突破する飛躍的な成長を遂げました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。また、持続的な成長を図るため既存事業の拡大と新規事業開発やM&A、資本業務提携等の積極的な成長投資を行っており、これらに必要な資金については必要に応じて多様な資金調達を実施しております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債(社債及び借入金)残高は11,307百万円、現金及び現金同等物の残高は7,161百万円であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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