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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

TWOSTONE&Sons

7352 · Growth · サービス業

ITエンジニアに特化した人材プラットフォームを運営。フリーランスから正社員まで、あらゆる雇用形態で企業にエンジニアを提供。

概要

株式会社TWOSTONE&Sonsは、2013年にITエンジニア領域特化のHRテクノロジー企業として創業。2023年に持株会社体制へ移行し、エンジニアプラットフォーム、マーケティングプラットフォーム、コンサル・アドバイザリーの3セグメントを展開する。2025年8月期の連結売上高は181億円、営業利益8億円、従業員数750名。東京証券取引所グロース市場に上場している。

エンジニアプラットフォームが連結売上の87%を占める

エンジニアプラットフォームサービスは、フリーランスエンジニアと企業をマッチングするMidworks事業を中核とする。同セグメントには、受託開発・コンサルティングのFCS事業、転職支援のStars Agent事業、プログラミングスクールのSchool事業、およびTSR、ジンアース、MapleSystems、Careconなどの子会社が含まれる。2025年8月期のセグメント売上高は157億5864万6千円(前期比23.5%増)、セグメント利益は11億4826万1千円。グループ全体の売上の約87%を占める最大セグメントである。

マーケティングプラットフォームとコンサル・アドバイザリーの複合展開

マーケティングプラットフォームサービスは、WebマーケティングコンサルのDigital Arrow Partners事業、クローズドASPのSONOSAKI事業、フリーランスマーケターのExpert Partners事業、BtoCプラットフォーム事業で構成される。2025年8月期の売上高は4億5410万3千円(前期比8.4%減)だが、セグメント利益は4865万2千円と増益。コンサル・アドバイザリーサービスは、戦略コンサルティングのenableXとM&AアドバイザリーのM&A承継機構が担い、売上高18億6461万6千円(同80.3%増)、利益4億8747万4千円を計上した。

M&Aを通じてグループを拡大する持株会社体制

同社は2021年の株式会社Monkey(現2Hundred)の買収を皮切りに、相次いで子会社化を進めた。2022年にはTSRソリューションズ、DeProp、2023年にはジンアース、UPTORY、Yellowstone Consulting(現enableX)などを取得。2023年6月に社名をTWOSTONE&Sonsに変更し、持株会社体制へ移行。2024年にはMapleSystems、Careconを子会社化し、2025年11月時点で連結子会社13社を有する。M&Aの活用により事業領域と人材リソースを拡大している。

ITエンジニアのキャリアをトータルに支援する構造

エンジニアプラットフォームの特徴は、学習から就職、独立まで一貫した支援を提供する点にある。School事業のプログラミングスクール「tech boost」でITスキルを習得した受講者は、Stars Agent事業の転職支援やMidworks事業のフリーランスマッチングへと進むことができる。これにより、自社グループ内でエンジニアの育成から就業機会の提供までをカバーし、人材の流動性を高めている。School事業単体の売上高は非開示だが、グループ全体のエンジニア獲得基盤として機能している。

業界の中での役割はIT人材プラットフォーマーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
181億円
営業利益
8億円
営業利益率
4.4%
純利益
5億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
エンジニア プラットフォーム サービス158億円86.8%
コンサル・アドバイザリー サービス19億円10.4%
マーケティング プラットフォーム サービス5億円2.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エンジニアプラットフォームサービス主力

ITエンジニアのマッチング、教育、転職支援、受託開発を提供。フリーランス向けのMidworks事業が主力。

主な製品・サービス4
Midworks
フリーランスエンジニアと企業をマッチングするサービス。収入・経費・保障の不安を軽減。
tech boost
オンラインで完結するプログラミング教育サービス。AIやWeb開発を学べる。
Stars Agent
専門領域特化型の転職支援サービス。独自のデータベース解析でミスマッチを防止。
FCS事業
エンジニア部門の立ち上げを支援するコンサルティングと受託開発。

02マーケティングプラットフォームサービス準主力

デジタルマーケティングのコンサルティング、ASPサービス、フリーランスマーケターの紹介、BtoCマッチングを提供。

主な製品・サービス3
Digital Arrow Partners
デジタルマーケティングの戦略立案から実行支援までを提供。
SONOSAKI
コンバージョンやLTVなどマーケティング指標の改善を支援するASP。
Expert Partners Marketing
フリーランスマーケターと企業をマッチング。

03コンサル・アドバイザリーサービス副次

戦略コンサルティングとM&Aアドバイザリーを提供。IT・DX・マーケティングの知見を活かす。

主な製品・サービス2
戦略コンサルティング
業界専門性を活かした課題解決を支援。
M&Aアドバイザリー
事業承継ニーズに対応し、M&Aを総合的に支援。

製品と技術

Midworks:フリーランスエンジニアマッチングの主力サービス

Midworksは、フリーランスITエンジニアと企業をマッチングするプラットフォームである。エンジニアの独立に伴う収入不安や経費負担、保障不足といった課題を軽減するため、福利厚生や保険サービスを提供。登録エンジニアのデータベースと企業の開発ニーズを結びつけ、準委任契約でリソースを提供する。2025年8月期のエンジニアマッチング事業売上はグループ全体の大部分を占める。

tech boost:プログラミング教育とキャリア形成の融合

「tech boost」は、オンライン主体のプログラミングスクールである。Web開発言語やAI・機械学習など幅広いカリキュラムを提供し、現役エンジニアによるマンツーマンコーチングを特徴とする。カリキュラム修了後はオリジナルアプリ開発に取り組み、キャリアカウンセリングを継続。グループのMidworksやStars Agentと連携し、学習から就業・独立までの道筋を描く。

SONOSAKI:獲得後の指標改善に特化したクローズドASP

SONOSAKIは、コンバージョン獲得後の成約率やLTV、ROASなど多角的なマーケティング指標の改善を支援するクローズドASPサービスである。従来のASPが軽視しがちな獲得後の工程に焦点を当て、広告主に適切なメディア展開や施策提案を行う。アフィリエイターの育成・管理や法令チェックも実施し、成果報酬型で費用対効果を測定可能にしている。

戦略コンサルティングとM&Aアドバイザリー

コンサル・アドバイザリーセグメントでは、enableXによる戦略コンサルティングと、M&A承継機構によるM&Aアドバイザリーを提供する。企業のDX推進や事業承継ニーズに対応し、IT・マーケティングの知見を活用した総合的な支援を行う。2025年8月期のセグメント売上高は18.6億円と前年比80%増の急成長を見せた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

新卒採用支援で急成長中、収益性改善途上

同社は新卒採用支援を主力とするサービス業。競合のジンジブ、イシン等と比較して、直近3期で売上高が約1.8倍に拡大し急成長中。ただし営業利益率は4.4%と低く、同業他社に比べ収益性改善余地がある。成長フェーズであり、スケールメリットによる収益性向上が課題。

強み

  • 直近3期で売上高が101→181億円と約1.8倍に拡大、業界内で高い成長率を示す。
  • 新卒採用支援に特化し、ニッチ市場で高い専門性を発揮。差別化が可能。
  • 同業他社と異なる領域でポジショニング、競合との直接対決を回避。
  • 少子化の中でも新卒採用需要は堅調、市場拡大の恩恵を受けやすい。

課題

  • 営業利益率4.4%と低く、同業他社比で収益性改善が急務。
  • ジンジブなど同業も存在、サービス差別化とブランド構築が課題。
  • 急成長後の市場飽和や競争激化に備え、持続可能な戦略が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がTWOSTONE&Sons

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16039日本動物高度医療センター143億円15.4倍
26087アビスト141億円18.9倍
39713ロイヤルホテル140億円14.8倍
49221フルハシEPO140億円15.4倍
57082ジモティー140億円28.2倍
67352TWOSTONE&Sons139億円56.9倍
79612ラックランド137億円7.2倍
82193クックパッド136億円7.8倍
99227マイクロ波化学135億円
107050フロンティアインターナショナル133億円10.3倍
114651サニックスホールディングス133億円30.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

ITエンジニア特化のHR企業として2013年に設立

2013年10月、東京都渋谷区恵比寿西に株式会社Branding Engineerを設立。当初はITエンジニア領域に特化したHRテクノロジーとシステムコンサルティングを手がけ、受託開発事業(後のFCS事業)を開始した。2014年9月には総額20,007千円の第三者割当増資を実施。2015年1月にMidworks事業部を創設しエンジニアマッチング事業を開始、同年8月に有料職業紹介事業の許可、9月に労働者派遣事業の許可を取得した。10月にはダイレクトリクルーティングサービス「TechStars」を開始し、人材紹介・派遣・マッチングの3本柱を整えた。

メディア事業とスクール事業への進出(2016-2017年)

2016年3月、ITエンジニアの独立支援サービス「Midworks」のブランドを正式に開始。同年7月に総額101,990千円の第三者割当増資、9月に本社を渋谷区円山町へ移転。10月にはIT人材向けキャリアマガジン「Mayonez」、2017年5月にはビジネスパーソン向け「Tap-biz」の運営を開始した。さらに2017年10月、AIやブロックチェーンなどの最新技術を学べるプログラミングスクール「tech boost」を開始し、教育事業に参入した。

プライバシーマーク取得とサービス拡充(2018-2019年)

2018年8月にプライバシーマークを取得(認定番号第17003374号)。2019年8月にはメディア運営企業向け記事作成代行サービス「SAKAKU」(現Digital Arrow Partners)を開始。同年11月には「tech boost」に転職保証付きキャリアカウンセリングを付帯した「tech boost pro」を開始し、学習から就職までの一貫支援を強化した。これらにより、エンジニア向けサービスのラインアップを着実に拡充した。

マザーズ上場と初のM&A(2020-2021年)

2020年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場後初のM&Aとして、2021年2月に株式会社Monkey(現2Hundred)の全株式を取得し完全子会社化。これにより連結決算へ移行した。同年11月には本社を東京都渋谷区に移転。上場により調達した資金をM&Aに活用し、事業領域の拡大を加速させた。

M&Aの集中実施と新サービス投入(2022-2023年前半)

2022年2月にTSRソリューションズ、同年9月にDePropを完全子会社化。同年3月にはクローズドASP「SONOSAKI」の提供を開始。2023年1月にはフリーランスITプロ人材向けDXスキルシェアサービス「Midworks CONSULTANT」を開始。同年3月にはジンアースとYellowstone Consulting(現enableX)を子会社化し、コンサルティング事業を強化。継続的なM&Aでグループ体制を拡充した。

持株会社体制への移行と更なる成長(2023年6月以降)

2023年6月、商号を株式会社TWOSTONE&Sonsに変更し、持株会社体制へ移行。同時にTSR株式会社を子会社化。2024年2月にはMapleSystemsを取得、同年6月にはTSR株式会社がTSRソリューションズを吸収合併。2025年8月期の連結売上高は181億円に達し、設立12年で売上高を45倍以上に成長させた。引き続きM&Aと既存事業の拡大を推進している。

年表30件を開く

2010年代

  • 2013年10月創業ITエンジニア領域に特化したHRテクノロジー、システムコンサルティング企業として東京都渋谷区恵比寿西に株式会社Branding Engineerを設立し、受託開発事業(現在のFCS事業)を開始
  • 2014年9月総額20,007千円の第三者割当増資を実施
  • 2015年1月Midworks事業部を創設しエンジニアマッチング事業を開始
  • 2015年8月有料職業紹介事業の許可を取得(許可番号:13-ユ-307261)
  • 2015年9月労働者派遣事業の許可を取得(許可番号:派13-306090)
  • 2015年10月ITエンジニア特化型ダイレクトリクルーティングサービス「TechStars」を開始
  • 2016年3月ITエンジニアの独立支援サービス「Midworks」を開始
  • 2016年7月総額101,990千円の第三者割当増資を実施
  • 2016年9月東京都渋谷区円山町に本社を移転
  • 2016年10月メディア事業として、IT人材のためのキャリアスタイルマガジン「Mayonez」サイトの運営を開始
  • 2017年5月ビジネスパーソンのためのキャリアスタイルマガジン「Tap-biz」サイトの運営を開始
  • 2017年10月AI/ブロックチェーン/IoTなどの最新技術を学べるプログラミングスクール「tech boost」を開始
  • 2018年8月プライバシーマーク取得(認定番号:第17003374号)
  • 2019年8月メディア運営を行う企業に対して記事を作成代行するサービス「SAKAKU」を開始 ※現 Digital Arrow Partners
  • 2019年11月「tech boost」にキャリアカウンセリング(転職保証付)サービスを付帯した受講コース「tech boost pro」を開始

2020年代

  • 2020年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場(注)1
  • 2021年2月M&A株式会社Monkey(現 株式会社2Hundred)の株式を100%取得し完全子会社化し、連結決算へ移行
  • 2021年11月東京都渋谷区に本社を移転
  • 2022年2月M&ATSRソリューションズ株式会社の株式を100%取得し完全子会社化
  • 2022年3月獲得のソノサキまでコミットする全マーケ指標改善型クローズドASP「SONOSAKI」の提供を開始
  • 2022年9月M&A株式会社DePropの株式を100%取得し完全子会社化
  • 2023年1月フリーランスITプロ人材と企業を繋ぐDXスキルシェアサービス「Midworks CONSULTANT」の提供を開始
  • 2023年3月M&A株式会社ジンアースの株式を100%取得し完全子会社化
  • 2023年3月株式会社Yellowstone Consulting(現 株式会社enableX)にて「戦略コンサルティングサービス」の提供を開始
  • 2023年4月企業のマーケティング課題をプロマーケターが解決する「Expert Partners Marketing」の提供を開始
  • 2023年4月M&A株式会社UPTORYの株式を100%取得し完全子会社化
  • 2023年6月株式会社TWOSTONE&Sonsに名称変更し、持株会社体制へ移行
  • 2023年6月M&ATSR株式会社の株式を100%取得し完全子会社化
  • 2024年2月M&A株式会社MapleSystemsの株式を100%取得し完全子会社化
  • 2024年6月M&ATSR株式会社にTSRソリューションズ株式会社を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    エンジニアプラットフォームの拡充

    社員・フリーランスエンジニアの獲得に注力し、Midworks事業を中心にITリソース提供力を強化。School事業やStars Agent事業との連携でエンジニアの間口を広げ、M&Aや事業エリア拡張、新規事業創出により事業領域を拡大する。

  2. 02

    マーケティングプラットフォームの強化

    エンジニアマッチング事業で培ったノウハウを活用し、広告運用案件中心のコンサルティングに加え、WEBマーケティング全般のサービスに拡充。エンジニアプラットフォームとの連携強化で事業拡大を図る。

  3. 03

    コンサル・アドバイザリーの高度化

    エンジニア・マーケティング両サービスとの連携で実行力・専門性・コストパフォーマンスの高い支援を提供。外部専門人材の採用で新規事業創造やM&A支援を高度化し、事業拡大を図る。

  4. 04

    人材の確保と育成

    事業成長に合わせて適材適所に人員を配置できるよう人材を確保し、管理者にはマネジメントスキル向上の育成を実施。組織の効果的な形成と有用な配置で業績拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で750人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は552万円で、5期前と比べて+42.2%平均年齢は32.4歳、平均勤続年数は2.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年8月38930.31.4165
2021年8月47729.11.5163
2022年8月52529.02.3168
2023年8月54130.01.7368
2024年8月53731.52.452695
2025年8月55232.42.5750107

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性の賃金(男性=100)73.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 14 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都渋谷区47百万円
エンジニアプラット フォームサービス マーケティングプラットフォームサービス 全社共通
大阪オフィス — 大阪府大阪市北区11百万円
エンジニアプラット フォームサービス 全社共通
名古屋オフィス — 愛知県名古屋市中区2百万円
エンジニアプラット フォームサービス 全社共通
福岡オフィス — 福岡県福岡市中央区2百万円
エンジニアプラット フォームサービス 全社共通
主な関係会社
  • 国内
    ㈱enableX (注)5
    東京都千代田区
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱Branding Engineer (注)2、6
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱M&A承継機構
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジンアース
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Digital Arrow Partners
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    TSR㈱
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Growth One
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Branding Career
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱MapleSystems
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Carecon
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    SAICOOL㈱(注)5
    東京都渋谷区
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱Nofty Consulting (注)5
    東京都世田谷区
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • ㈱アスピレテックコンサルティング(注)5東京都渋谷区100%
  • ㈱Minato (注)5東京都港区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は181億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+26.6%、利益が+60.0%。

売上高
+26.6%
181億円
営業利益
+60.0%
8億円
純利益
+150.0%
5億円
営業利益率
4.4%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高242億円181億円
営業利益13億円8億円
純利益7億円5億円
1株あたり配当¥1¥1

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は52億円、営業利益は1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+44.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2528.01
2023年4Q300
2024年1Q3213.10
2024年2Q3300.00
2024年3Q3600.01
2024年4Q4249.51
2025年2Q8989.05
2025年4Q9200.00
2026年2Q10754.73
2026年3Q5211.90

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年8月期からの10期で、売上は4億円から181億円へ45.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。売上は9期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年8月400
2017年8月1000
2018年8月2411
2019年8月2811
東京証券取引所マザーズに株式を上場(注)1
2020年8月3111
株式会社Monkey(現 株式会社2Hundred)の株式を100%取得し完全子会社化し、連結決算へ移行
2021年8月4311
TSRソリューションズ株式会社の株式を100%取得し完全子会社化
2022年8月6921
株式会社ジンアースの株式を100%取得し完全子会社化
2023年8月10132
株式会社MapleSystemsの株式を100%取得し完全子会社化
2024年8月143543.52
2025年8月181884.45

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高181億円のうち、営業利益として残るのは8億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.6%126億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.0%47億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.1pt
15.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年8月期は営業CFが7億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は46億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年8月20124
2019年8月10015
2020年8月−102−16
2021年8月1−1−105
2022年8月2−34−19
2023年8月2−79−513
2024年8月7−118637
2025年8月7−1314−646

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年8月期の総資産は99億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は33.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年8月21151.4
2017年8月41326.5
2018年8月82622.3
2019年8月93631.7
2020年8月115644.0
2021年8月136743.7
2022年8月2571829.2
2023年8月4193221.8
2024年8月71294240.5
2025年8月99356533.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
46億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
65億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中52位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中528位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
26.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥319で、1年前と比べて-62.5%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥319-3.3%1ヶ月-5.6%1年-62.5%時価総額139億円
過去52週の値幅
安値¥304高値¥903

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)56.9倍
PER (会社予想)21.2倍
PBR3.79倍
配当利回り0.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

335円と急落基調、25日線(377.64円)を大きく下回る。6月末に490円まで急騰したが、その後急落し52週安値304円に接近。出来高は高水準で変動が激しく、不安定な値動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが59.7倍と業界平均の22.4倍を大きく上回り、PBRも3.99倍と同平均3.11倍より高い。予想PER22.3倍を考慮しても割高感が強い。配当利回り0%と無配である点もネガティブ。ROE15.9%は高いが、利益水準が小さく成長期待が株価に織り込み済みと判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)56.9倍23.4倍
PER (予想)21.2倍
PBR3.79倍3.51倍
ROE15.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

急成長後の持続可能性と収益性が争点。強気派は受託開発の堅調な需要と自社タイトルのヒットで成長継続を期待。2025年8月期も増収増益予想。弱気派は売上拡大にもかかわらず営業利益率が低く、人件費上昇や開発リスクが利益を圧迫。PER60倍とバリュエーション過大を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 受託開発の需要堅調

    前期比41.6%増収。大手からの受注継続。

  • 自社タイトル成長余地

    自社IP運営によるストック収益拡大の可能性。

  • 海外展開の拡大

    海外売上比率が高く、グローバル市場で成長。

  • 高成長事業の拡大継続通年影響

    2025/8期営業利益8億円、前期比60%増、売上高181億円

  • 予想PER22倍への低下余地継続影響

    現在PER59.7倍だが、利益成長で22.3倍まで低下見込み

  • M&Aによるシナジー創出不定影響

    過去にM&A実績、デジタルマーケ支援強化

  • デジタル変革需要の追い風継続影響

    DX投資増加、ITサービス需要堅調

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さと変動

    営業利益率3.5%。人件費増でさらに低下リスク。

  • 開発リスク集中

    受託案件の採算悪化や自社タイトル不発のリスク。

  • 高バリュエーション

    PER約60倍。成長鈍化で割高感顕在化の恐れ。

  • 高PERの調整リスク継続影響

    現在PER59.7倍、成長鈍化時は大幅下落

  • 営業利益率の低さ2025/8期影響

    営業利益率4.42%、人件費増で圧迫

  • 大型案件の失注リスク不定影響

    売上高181億円、大口案件依存で受注変動

  • 競争激化による単価下落継続影響

    中小Sler参入で価格競争激化

次の決算で確かめる点
受託開発の営業利益率
採算性の変動を把握するため。
自社タイトル売上高
ストック収益の成長度合いを測る。
海外売上比率
グローバル展開の進捗を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり1で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.31%。

年間配当
¥1
1株あたり
配当利回り
0.31%
いまの株価に対して
配当性向
36.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年8月114.4
2023年8月1−50.011.5
2024年8月10.0135.4
2025年8月10.036.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥1

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ8,628人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.0%を占め、残る84.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他82.686.077.378.783.380.4
金融機関0.10.012.210.98.49.7
事業法人15.211.59.87.46.26.3
証券会社1.61.90.31.81.82.7
外国法人0.50.70.31.30.40.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01河端 保志29.14
02髙原 克弥28.74
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.40
04倉田 将志4.31
05株式会社マイナビ3.58
06上田 真由美3.07
07楽天証券株式会社1.02
08JSHHoldings合同会社0.44
09松井証券株式会社0.37
10MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-07-24
    倉田 将志
    変更報告
    6.19%
    +1.13pt
  • 2026-07-15
    倉田 将志
    新規の大量保有報告
    6.19%
    +1.13pt
  • 2026-07-06
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    9.89%
    +2.27pt
  • 2026-07-06
    河端 保志
    新規の大量保有報告
    33.80%
  • 2026-06-18
    髙原 克弥
    新規の大量保有報告
    33.73%
  • 2026-05-12
    河端 保志
    変更報告
    33.80%
    -1.31pt
  • 2026-05-01
    河端 保志
    新規の大量保有報告
    35.02%
    -0.09pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+245%、1株純資産は10期で−92%。直近期のROEは15.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年8月31,0090.5
2017年8月−158852
2018年8月4951.1
2019年8月61544.1
2020年8月21219.1147.4
2021年8月21413.299.9
2022年8月31720.586.614.4
2023年8月42121.0178.411.5
2024年8月46610.0201.7135.4
2025年8月117715.976.536.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/8期の役員報酬は総額66百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
河端保志代表取締役CEO3712,675,240
髙原克弥代表取締役COO3512,500,120
加藤真取締役CFO兼 経営戦略本部 本部長4133,200
長谷川創取締役55
長尾卓取締役4320,800
中村哲監査役70
浅利圭佑監査役43
沼田雅之監査役56

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3494916
社外監査役310103
社外取締役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,069字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社である株式会社Branding Engineer、株式会社Branding Career、株式会社Digital Arrow Partners、株式会社ジンアース、株式会社MapleSystems、株式会社Growth One、株式会社2Hundred、TSR株式会社、株式会社Carecon、株式会社enableX、株式会社M&A承継機構、株式会社ストラテジーキャンパス、その他含め計13社(2025年11月27日時点)で構成されております。 なお、株式会社ストラテジーキャンパスについては、2025年9月30日時点で全株式を取得し、グループ会社化しております。 当社グループは、「BREAK THE RULES」を経営ビジョンに掲げ、「テクノロジー×HR (Human Resources)」をテーマに、ITエンジニアおよび、デジタルマーケティングに特化した事業を行っております。 当社グループの事業は、ITエンジニアに関連した「エンジニアプラットフォームサービス」、デジタルマーケティングに関連した「マーケティングプラットフォームサービス」、と戦略コンサルやM&Aアドバイザリーに関連した「コンサル・アドバイザリーサービス」に分類されます。 「エンジニアプラットフォームサービス」では、キャリア開発の機会と、安心して就業できる機会を提供し、そのITエンジニアのリソースを、従来の雇用形態に捉われない様々な形でITサービスやITシステムの開発力不足に悩む企業に提供し、国内におけるITエンジニアの人材不足を解決するソリューション事業を展開しております。 具体的には、株式会社Branding Engineerによって運営されるITエンジニアと、ITサービスの開発や自社での利用を目的としたシステム開発を行いたい企業とのマッチングプラットフォームサービスを運営する「Midworks事業」、ITエンジニアを必要とする企業へ受託開発サービス及びコンサルティングを提供する「FCS事業」、株式会社Branding Careerによって運営される専門領域特化型転職支援サービスを運営する「Stars Agent事業」、個人・法人双方に対してプログラミング教育やコーチングサービスを提供する「School事業」、株式会社Growth Oneによって運営される「受託開発事業」に加え、2023年8月期により連結された株式会社ジンアース、TSR株式会社、2024年8月期により連結された株式会社MapleSystems、2025年8月期により連結された株式会社Careconが行う「エンジニアマッチング事業」で構成されています。以上のようにエンジニアの学習から情報収集、独立支援や企業紹介等、エンジニアのキャリアに関するトータルサービスを展開しております。 「マーケティングプラットフォームサービス」では、当社が得意とするデジタルマーケティング領域に関するソリューションをクライアントに提供することで、テクノロジー化の進む現代社会においての新しいマーケティング手法の確立をサポートしております。 具体的には、株式会社Digital Arrow Partnersによって運営されるデジタルマーケティングノウハウを活用した企業へのコンサルティングサービスである「Digital Arrow Partners事業」、クローズドなASPサービスとしてクライアントのマーケティング指標改善支援を目指すSONOSAKIを運営する「ASP事業」、フリーランスマーケターをマッチングする「Expert Partners事業」に加え、株式会社2Hundredによって運営される「BtoCプラットフォーム事業」を展開しております。 「コンサル・アドバイザリーサービス」では、当社がこれまでの事業推進のノウハウをもとに、M&Aコンサルティング及び戦略・ITコンサルティングサービスを提供しております。 具体的には株式会社enableX、株式会社ストラテジーキャンパスによって運営される「戦略コンサルティング事業」、株式会社M&A承継機構によって運営される「M&Aアドバイザリー事業」を行っております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 各プラットフォームの事業内容は以下のとおりであります。 (1) エンジニアプラットフォームサービス エンジニアプラットフォームサービスは以下の4事業で構成されております。 ① エンジニアマッチング事業 エンジニアマッチング事業は、企業に対して、準委任契約に基づきITエンジニアのリソースの提供を行っております。その中でも、主力事業である株式会社Branding Engineerが運営するMidworks事業に関しては、フリーランスエンジニアを中心にエンジニアマッチングサービスを提供しております。ITエンジニアがスキルを活かして収入を増やそうとする際の選択肢のひとつとして、フリーランスとして独立することが考えられます。しかし、独立すると収入が不安定になること、スキル維持・向上やその他の経費負担が生じること、万が一の際の保障が充実していないこと等が不安材料となり、独立に踏み切れないITエンジニアも存在します。特に、Midworks事業では、ITエンジニアが抱える独立に対する不安材料(収入・経費・保障)を可能な限り最小化し、安心して独立できる支援サービスを提供しております。そして、Midworksに登録されたITエンジニアのデータベースと開発力不足に悩む企業の求人ニーズとのマッチングを行い、ITエンジニアと企業の最適なマッチングを実現することで、企業の開発リソース不足を解決しております。 また、TSR株式会社、株式会社ジンアース、株式会社MapleSystems、株式会社Carecon等では、正社員エンジニアのリソース提供需要に応えるべく、主に自社でエンジニアを採用し企業へとリソース提供を行っております。 ② School事業 School事業は、プログラミングスクール「tech boost」により、ITエンジニアを目指す方、テクノロジーに関して教養として学びたい方、または法人を対象に、プログラミング教育を提供する学習サービス、キャリアコーチングサービス「career boost」により、自身のキャリアをよりよくしたいと考える方を対象にコーチングを提供するサービスです。 「tech boost」は、基本的なWeb開発言語や、AIといった機械学習に関する技術など、受講者の経験やニーズに応じた幅広い学習機会を提供しております。従来のプログラミング教室とは異なり、オンラインでのシステム学習によりカリキュラムの大半が完結する独自の学習サービスに加え、現役エンジニアによるマンツーマンのコーチング制をとっております。 ITエンジニアを目指す方に関しては、カリキュラムが完了した後に、カリキュラムで学習した知見を活かし、就職活動時等にポートフォリオとして示すための、オリジナルアプリケーションの開発に取り組みます。 受講者に対してはキャリアカウンセリングを継続して行い、Midworks事業やTechStars事業等、当社の別事業とも連携して学習内容を実務で活かすためのキャリア形成まで支援していることが、当社サービスの特徴です。 「career boost」は、全てのビジネスパーソンに対して、幅広いカリキュラムプランから選択し、自身の報酬やキャリアの向上を目指すコーチングを提供しております。現状のキャリアや価値観の棚卸を通じて、AI時代にも求められる人としての力(人間力)を養い、キャリアアップに向けた支援を行います。また、専門スキルの習得を目指す方には、上述のプログラミングスクール「tech boost」のカリキュラムも組み込んだプランも提供しており、School事業を通して市場価値の高いビジネスパーソン、市場価値の高いITエンジニアを目指すことが可能な体制をとっております。 ③ Stars Agent事業 Stars Agent事業は、専門領域特化型転職支援サービスです。 当社の強みは、当社独自の求職者データベース解析技術にあります。求職者データベースは、人材紹介サービス 業者向けに提供されている有料の人材データベースのほか、Midworks事業、メディア事業及びSchool事業を通じて当社に蓄積された人材データベースを活用しております。 企業は、採用が決まって初めて報酬が発生するため、費用対効果を適正に測ることが可能になります。また、テクノロジーを活用して予め採用基準に合致する求職者を効率的に抽出し、企業側から求人案件を打診するダイレクト・リクルーティング方式のため、採用基準と求職者のスキルとのミスマッチが起きにくく、企業と求職者が対等な関係で交渉できることが特徴です。また当社では、1人のエージェントが企業側、利用者側の両面に対して対応を行うことで、上述したミスマッチの防止や、利用者側に対しての最適な求人提案の実現につながっております。 ④ FCS事業・受託開発事業 FCS事業及び受託開発事業は、自社にエンジニア部門がない、自社開発を行うことができないなどの課題を持つ企業に対して、受託開発及びエンジニア部門立上げのコンサルティングとして人員採用からチーム組成まで、企業のニーズに合わせたサービスを行っております。 具体的に、株式会社Branding Engineerの大きな特徴としては単なる受託開発ではなく、人員採用や、チーム組成といったエンジニア部門の立上げまでをコンサルティングできることにあります。このため、エンジニア部門を有していないため、これまでに開発をあきらめていた企業にもサービス提供が可能となっております。 また、株式会社Growth Oneが提供する受託開発事業の特徴としては、生成AI台頭に伴う企業のAI活用に特化した受託開発に強みを持っている点です。コンサルティングから開発実装、社内の定着化までを伴走するパートナーとして企業のAI活用を支援します。グループ間の連携に伴い、即戦力のAI特化フリーランス人材のご提案も可能です。 (2) マーケティングプラットフォームサービス マーケティングプラットフォームサービスは、以下の4事業で構成されております。 ① Digital Arrow Partners事業 Digital Arrow Partners事業は、デジタルマーケティング分野に課題をかかえる企業に対して、コンサルティングを行うサービスです。 マーケティング組織の構築や、戦略立案といったデジタルマーケティングの上流工程および広告代行、SEO対策支援、インフルエンサーマーケティングなど、企業のプロモーションに関して、幅広くコンサルティングを行っております。 また、これまでの自社メディアにおいて獲得したメディア運営のノウハウや、複数の情報配信メディア運営を省力化するために独自で開発したCMS (Content Management System)のOEM提供を行うことにより、システム利用料及びその導入・運用に関するコンサルティング収入を得ております。 ② ASP事業 ASP事業は、当社がこれまでにD2Cサービスの運営や広告運用によって得た知見を活かしたクローズドASPサービスであるSONOSAKIを運営しております。 SONOSAKIは従来のASPサービスでは重要視されていなかった、コンバージョン獲得後の成約率や、LTV、商品原 価、ROASといった様々なマーケティング指標の改善をサポートし、デジタルマーケティング分野で課題をかかえ る企業に対しての支援を行うのが特徴です。 広告主に対して適切なメディアへの展開アドバイス、施策提案、支払い調整や、広告運用をするアフィリエイ ターに対しての育成・管理、法令順守の記事チェックなどを行います。 広告主となる企業は、成果発生1件毎に報酬が発生するため、費用対効果を適正に測ることが可能になります。 ③ Expert Partners事業 Expert Partners事業は、当社がこれまでにMidworks事業によって得たフリーランスマッチングサービスの知見を活かしたフリーランスマーケターマッチングサービスであるExpert Partners Marketingを運営しております。 ITエンジニアと同様に人材不足が見込まれるマーケター人材を、マーケター需要のある企業へとマッチングさせることで、リソース提供を行います。 ④ BtoCプラットフォーム事業 BtoCプラットフォーム事業では、当社がこれまでに企業と顧客をマッチングさせる事業によって得た知見を活かし、企業と顧客のマッチングが進んでいない業界への課題解決を目指した事業運営を行っております。 具体的には、株式会社2Hundredによって運営される交通事故治療専門の通院先マッチングサービスであるドクター交通事故を展開しております。 (3) コンサル・アドバイザリーサービス コンサル・アドバイザリーサービスは、以下の2事業で構成されております。 ① 戦略コンサルティング事業 戦略コンサルティング事業は、近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進によりこれらサービスの需要が高まっており、競合他社との競争も厳しくなることが予想されます。このような市場環境に対応するために、業界ごとの高度な専門性を持つ人材を用いて、多角的な観点からのクライアントの課題解決を目指した事業運営を行っております。 具体的には、株式会社enableX、株式会社ストラテジーキャンパスによって運営される戦略コンサルティング事業を展開しております。 ② M&Aアドバイザリー事業 M&Aアドバイザリー事業は、近年、事業継承のニーズの高まりを受け、これらに対応するべく、実務経験豊富なアドバイザーによる高品質なサポート体制を実現し、グループ会社の事業でもあるIT、DX、マーケティングなどの知見も活用した総合的なアドバイザリーサービスを用いてクライアントの課題解決を目指した事業運営を行っております。 具体的には、株式会社M&A承継機構によって運営されるM&Aアドバイザリー事業を展開しております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題4,166字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)  経営方針 当社は「BREAK THE RULES」を経営ビジョンとして掲げております。 「BREAK THE RULES」には、「不合理な常識を疑い、新しい常識を創り出す」という意味合いが込められております。当社は、合理的な変化がスピード感をもって行われることで、人々の生活や業界の効率化を図ることができると考えております。 (2)  経営環境 当社グループの経営環境は引き続き良好であると考えております。当社グループのエンジニアプラットフォームサービスの属するIT市場については、2024年度は基幹システムのサーバーリプレイスやクラウドへの移行、円安やIT人材不足などを背景として、前年比5.6%増の15兆8,900億円と予測されております。2025年度以降については、2025年10月にWindows10のサポートが終了することに伴うPCリプレイス需要の増加や、AIやアナリティクスといった新たなテクノロジーに対する需要の高まりなどにより、2025年度は同5.0%増の16兆6,800億円、2026年度は同2.5%増の17兆1,000億円と市場は成長していくことが見込まれております。(「2024 国内企業のIT投資実態と予測(株式会社矢野経済研究所)」) マーケティングプラットフォームサービスの属するインターネット広告市場については、2024年度が3兆3,050億円、2025年度は3兆5,520億円と予測されております。今後も他の媒体からインターネット広告へのシフトが進むと予測されることから、インターネット広告市場は拡大基調が続き、2026年度には3兆8,130億円の市場規模になると見込まれております。(「2023 インターネット広告市場の実態と展望(株式会社矢野経済研究所)」) コンサル・アドバイザリーサービスの属するコンサルティング市場及びM&Aアドバイザリー市場について、コンサルティング市場を取り巻く昨今の経営環境は、市場競争の激化や市場構造の変化により、企業経営者の抱える課題が多様化・複雑化しており、これら経営課題を解決するために、調査・分析能力や企画・実行能力等の高い専門性を有するコンサルタントに対するニーズが高まっております。さらに、今後の更なるデジタル技術の発展に伴い、ビジネスにおける新たな技術の利活用に対するニーズは年々高まると考えられ、コンサルティング市場は高成長を継続するものと認識しております。また、M&Aアドバイザリー市場についても、経営者の高齢化に伴う経営者不在問題を背景に、企業の統合・再編の促進が不可欠であることから引き続き活発化していくものと認識しております。 (3)  経営戦略等 当社グループは「BREAK THE RULES」という経営ビジョンの実現に向けて、今後もエンジニアプラットフォームサービスが着実に成長を描くように経営資源を投入してまいります。Midworks事業を中心としたエンジニアマッチング事業においては、社員エンジニアやフリーランスエンジニアの獲得に注力することで、より多くの企業の開発ニーズに対して最適なITリソースを提供できるよう活動してまいります。またSchool事業やStars Agent事業との連携を強めることで、ITエンジニアの間口を広め、潜在的求職者に対してもアプローチを行うことでITエンジニアサービスの拡充を行います。さらにM&Aや事業エリア拡張による事業規模の拡大や、オンラインサービスやエンジニアデータベースを活用した新規事業の創出を行うことで、教育、キャリアサポート、独立支援事業といった現在の事業領域の拡大を図ります。 マーケティングプラットフォームサービスにおいては、エンジニアマッチング事業で培ったノウハウを生かし、引き続き広告運用案件を中心にコンサルティング事業に取り組むとともに、エンジニアプラットフォームサービスとの連携を強化することで、事業のさらなる拡大を図ります。 コンサル・アドバイザリーサービスにおいては、エンジニアプラットフォームサービスやマーケティングプラットフォームサービスとの連携による、実行力・専門性・コストパフォーマンスの高い支援を提供します。これまで培ってきた事業推進ノウハウに加え、外部から高度な専門領域人材を採用することで新規事業創造・既存事業のグロース、M&A支援などをより高度化することで、事業の拡大を図ります。 (4)  経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、IT市場の拡大に伴う企業のIT投資ニーズの増加を背景として組織の効果的な形成や人材の有用な配置、広告宣伝費の効率的な投下により、既存事業を着実に成長させることを基本方針として位置付けており、事業の成長を表す売上高と営業利益、またそれぞれ年度毎の成長率である売上高成長率及び営業利益成長率を、重要な経営指標と考えております。 (5) 優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題 当社グループの今後の経営課題とその対策は以下のとおりであります。 ① 事業課題 エンジニアプラットフォームサービスは、主な事業であるMidworks事業において、エンジニア獲得が重要なキーファクターであります。 IT市場は今後も継続して成長する見込みであり、企業の投資ニーズも増加傾向にあると予測されることからITエンジニアの確保においては競合他社との競争は激しくなると考えております。 このような環境下で、ITエンジニアの労働環境の変化に適切に対応できない場合や、競合他社がITエンジニアの確保において当社より有効的なサービス提供をすることなどにより、当社が外部協力企業を含むITエンジニアを十分に確保できない事態とならないよう、フリーランスエンジニア向けに充実した福利厚生サービスを提供するほか、エンジニア獲得のための広告投資を実行するとともに、自社のエンジニアデータベースの活用による効率的なエンジニア獲得を行ってまいります。また、属人性を排除し、組織として統一したクオリティを提供することのできる体制作りを行うために、社内のマッチングシステムによる業務効率化を行うとともに、一人当たりの生産性を高めることも行ってまいります。 マーケティングプラットフォームサービスはWEBマーケティングコンサルサービスを提供しております。WEB広告市場はTV広告等と比較し参入障壁が低いものとなっております。そのため、当社グループの提供するサービスと競合する企業の出現等により、競争環境が激化する可能性があります。これに対応するため、当期よりWEBメディア運営のコンサルティングサービスの提供だけでなく、企業が必要とするWEBマーケティング全般のコンサルティングにサービスを拡充することで、売上及び利益の向上を図ってまいります。 コンサル・アドバイザリーサービスではM&Aアドバイザリー及び戦略・ITコンサルティングサービスを提供しております。当市場は特定の許認可や資格、大規模な設備投資を必要としないことから、参入障壁が比較的低い市場であると考えております。そのため、同業他社の新規参入や既存企業による事業拡大により競争環境が一段と激化した場合には、案件獲得競争の激化や手数料率の低下等を通じて、当社グループの収益性に影響を及ぼす可能性があります。これに対応するため、当社グループでは案件獲得力の強化とサービス品質の差別化を重点的に進めております。蓄積された業務ナレッジの体系化やデータ活用の高度化により、提案力および生産性の向上を図るとともに、既存顧客とのリレーション強化や新規領域への展開を推進しております。また、ブランド価値の向上や人材育成の強化を通じて、他社との差別化を一層明確化し、持続的な競争優位性の確立を目指してまいります。 ② 人材の確保と育成 当社グループは、既存事業の拡大に伴い全体の従業員の増加が見込まれるため、組織の効果的な形成や人材の有用な配置により業績拡大することが不可欠と考えます。そのような背景から、事業の成長に合わせて適材適所に人員を配置できるよう人材を確保するとともに、各セクションに配置される管理者については拡大した組織を統率できるように、マネジメントスキルの向上を目的として育成を行っていく必要があると認識しております。 ③ 新規事業への投資について 当社グループでは、新規事業開発を積極的に行っておりますが、安定収益を生み出すまでに一定の投資が必要であり、利益率を低下させる可能性があります。 また新規事業が計画通りに推移せず、投資回収が十分にできない場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 その対応策として、新規事業については市場動向を充分に観察・分析し、事業計画等を慎重に検討した上で実行判断をするほか、既存事業の収益とのバランスを勘案しながら、許容できるリスクについて判断してまいります。 ④ M&A(企業買収等)による事業拡大について 当社グループは、事業拡大を加速する有効な手段の一つとして、戦略的なM&Aを進めてまいります。M&Aにあたっては、対象企業の事業内容や財務内容、契約関係について詳細なデューデリジェンスを行ったのち、取締役会にて決議しております。 しかしながら、デューデリジェンスで把握できなかった偶発債務や未認識債務等が存在した場合、M&A後の事業の統合または事業の展開等が計画通りに進まない場合には、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 その対応策として、M&Aについては、社内だけでなく外部機関によるデューデリジェンスを行ったうえで、取締役会にて検討の上、実行判断をすることでリスクの低減を図ってまいります。 また、既存事業の収益や、借入金のバランスを勘案しながら許容できるリスクについて、判断してまいります。
事業等のリスク9,237字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) Midworks事業をはじめとしたエンジニアマッチング事業に関するリスク ① 市場動向について IT市場は2000年以降、着実に成長を遂げており、今後も継続的に成長が見込まれております。(注1) また人材ビジネス市場においては、転職有効求人倍率が高い水準で推移しており、その中でもITエンジニアのリソースへのニーズは特に高い状態にあります。(注2) しかしながら、既存法令の強化や改正が行われた場合、新たな法規制が施行された場合、あるいは企業のITリソースのニーズに変化が生じた場合、又は予期せぬ事態等により、市場成長率の鈍化又は市場規模が縮小する事態となった場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (注1)「2023 国内企業のIT投資実態と予測(株式会社矢野経済研究所)」より (注2)「転職求人倍率レポート2024年8月(パーソルキャリア株式会社)」より ② 競合について エンジニアマッチング事業では、外部協力企業のITエンジニア、社員エンジニア及びフリーランスエンジニアを人的リソースとして、クライアントへ常駐させています。当社グループの社員エンジニアはSIer案件に強みを持ち、事業に参画するフリーランスエンジニアはWebシステム開発案件に強みを持つITエンジニアが多い傾向にあります。クライアントとは準委任契約又は派遣契約を締結し、ITエンジニアのリソースを提供しているため、ITエンジニアは欠かすことのできない経営資源であり、ITエンジニアの確保は事業拡大において重要な要素となります。 IT市場は今後も継続して成長する見込みであり、企業の投資ニーズも増加傾向にあると予測されることから、ITエンジニアの確保においては競合他社との競争は激しくなると考えております。 このような環境下で、ITエンジニアの労働環境の変化に適切に対応できない場合や、競合他社がITエンジニアの確保において、より有効的なサービス提供をすることなどにより、当社グループが外部協力企業を含むITエンジニアを十分に確保できない事態となった場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ エンジニアマッチング事業における法的規制について エンジニアマッチング事業においては、準委任契約に基づく受任者として、当該契約先の企業から業務を受託し、その業務をITエンジニアに再委託しております。これらの業務の遂行にあたっては、「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準(昭和61年労働省告示第37号)」、「下請代金支払遅延等防止法」、その他の関係法令に従っております。 また事業の特性上、偽装請負と見做されるリスクや、常駐エンジニアの勤怠状況に起因する契約解除リスク等を負っているため、社内マニュアルを策定して運用を行うこと及びITエンジニアとの定期的な面談やアンケートの実施を行うことで対応しております。 しかし、マニュアルの運用上の不備等により、法令等違反行為が発生した場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 派遣事業における法的規制について エンジニアマッチング事業においては、労働者派遣法に基づき、厚生労働大臣の許可を受け労働者派遣事業を行っております。許可の有効期間は5年となっており、更新の際に第7条の許可基準に適合せず非継続となった場合や第6条に定められた許可の欠格事由に該当した場合及び第14条に定められた許可の取り消し事由に該当した場合には、許可の取消、業務停止命令等を受けることがあります。 当社グループでは、コンプライアンス研修の実施及びリスクマネジメント委員会の開催等により体制強化を図り法令違反を未然に防ぐよう努めておりますが、将来欠格事由に該当し許可の取消等があった場合には、サービスの提供を継続することができなくなることから、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ フリーランスエンジニア及び社員エンジニアの確保について エンジニアマッチング事業において、事業の収益性を高めながら、継続及び拡大させていくためには、フリーランスエンジニア及び社員エンジニアを継続的に確保することが重要です。そのため、当事業ではフリーランスとして独立を目指すエンジニアとの接点の確保を重要課題として認識しており、積極的にコミュニケーションを図る専任スタッフ、管理スタッフを配置することでフリーランスエンジニア及び社員エンジニアの確保に注力しております。 また、フリーランスエンジニアへの独立支援サービスを提供し、社員エンジニア向けには、充実した福利厚生サービスを提供することなどにより、ITエンジニアの安定的な確保に努めております。しかし、これらの施策が奏功せず、フリーランスエンジニア及び社員エンジニアを当社の想定通りに確保できない場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 特定の集客方法への依存度が高いことについて エンジニアマッチング事業においては、インターネットでのプロモーション等を用いた広告宣伝により、当社グループが運営するサービスサイトである「Midworks」へのアクセス及び登録を通じて、フリーランスエンジニア、社員エンジニアの確保を行っております。このため、広告宣伝活動の効果が計画通りとならず、フリーランスエンジニア、社員エンジニアの登録者数が、予想を下回り、想定通りに獲得できなかった場合や、既存の登録者数が減少した場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ エンジニアによる不祥事に関するリスクについて エンジニアマッチング事業においては、株式会社Branding Engineerと準委任契約を締結しているフリーランスエンジニア、社員エンジニア及び外部協力企業のエンジニアへの定期的な教育や面談等を通じて不祥事が起きないよう努めておりますが、常駐するクライアント先において事件や事故等の不祥事等が発生した場合には、事業及び業績並びに企業としての社会的信用に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 社員エンジニアを常時雇用していることについて エンジニアマッチング事業においては、多数のITエンジニアを正社員として常時雇用しております。そのため、景気動向、事業環境の変化等といった外的要因や、当社グループの社会的信用の低下等といった内的要因により社員エンジニアの稼働人数割合の低下、稼働日数の減少又は単価の下落等が発生した場合には原価率が上昇することが考えられ、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2) Stars Agent事業に関するリスク ① 市場動向について Stars Agent事業はITエンジニアに特化した転職支援サービスであるため、継続的な事業成長のためにはIT市場及び人材ビジネス市場の成長が重要な要素となります。IT市場は継続して拡大していくことが予想されており、人材ビジネス市場においてはエンジニアの転職有効求人倍率が高い水準で推移しております。しかしながら、景気の変動や予期せぬ事態による市場の成長率の鈍化等が発生した場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について Stars Agent事業においては、人材ビジネス市場において転職有効求人倍率が高く推移していることもあり、求職者の確保が事業成長の課題となります。当社グループの保有しているデータベース及び外部の有料のデータベース等を用いて求職者を確保するだけでなく、School事業との連携によりエンジニア転職希望者の確保に努めております。しかしながら、競争の激化により、求職者確保のためのコストの増加や、求職者が想定通り確保できない場合、又は企業の新規参入の増加による競合激化により、サービス価格が低下するような場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人材紹介事業における法的規制について Stars Agent事業は「職業安定法」に基づき厚生労働大臣の許可を受け職業紹介事業を行っております。 当社グループでは、当法規制を遵守するため監督官庁に申請や届出を行っており、今後も継続的に情報収集や社内教育を行っていく予定です。 しかし今後新たな法令の制定や、既存法令の強化などが行われ、運営する事業が規制の対象となるなど制約を受ける場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3) School事業に関するリスク ① 市場動向について School事業はITエンジニアを目指す人を対象に、プログラミング教育を提供するサービスです。プログラミングを学習したITエンジニアが活躍する場であるIT市場が継続的に成長することは、事業拡大において重要な要素となります。IT市場においては今後も継続した成長が見込まれておりますが、法律の改正や規制、予期せぬ事態により市場の成長が鈍化した場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について School事業は、プログラミングスクールであるtech boostの運営を行っております。プログラミングの学習だけでなく、専門実践教育訓練給付制度への対応など市場のニーズに対応してまいりますが、他社においてより画期的なプログラミングの学習方法が開発され、当社グループがその学習方法に対応できない場合には、受講者が減少し、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ プログラミングスクール事業における法的規制について School事業は、「特定商取引に関する法律(特商法)」上の特定継続的役務提供に該当するものとして、不当な勧誘行為の禁止などの規制が課されています。 当社グループはこれらの法規制を遵守した運営を行ってきており、今後も専門家との連携強化といった対応を継続して行っていく予定です。 しかし、今後新たな法令の制定や既存法令の強化等が行われ、当社グループが運営する事業が規制の対象となる等制約を受ける場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4) FCS事業に関するリスク ① 競合について FCS事業は受託事業を行っておりますが、Midworks事業やStars Agent事業でのITエンジニアの採用ノウハウや、School事業でのITエンジニアの教育のノウハウを活かし、受託事業だけでなく、エンジニアの採用や教育といったエンジニア部門の立上げに係る包括的なコンサルティングも行っていることが特徴です。 しかしながら、同様のサービスを提供するような競合他社が出現した場合には、企業からの依頼が減少し、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 不具合発生等について FCS事業においては、システム等を受託開発した場合、基本的には企業に対して契約不適合責任を負っております。当社グループでは品質管理を徹底しておりますが、クライアント先での検収の結果、大幅な改修依頼が生じる等の場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) マーケティングプラットフォームサービスに関するリスク ① 市場動向について 当事業のクライアントである広告主は、経済動向や企業業績に応じて広告費を調整する傾向があるため、当事業を含め、広告業界に属する事業の業績は国内の景気動向全般に大きく影響を受ける傾向にあります。そのため、国内経済の低迷が長期化した場合には、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新への対応について 当事業のサービスはインターネット関連技術に基づき事業を行っておりますが、インターネット関連分野は新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が相次いでおり、非常に変化の激しい業界です。 当社グループではこれらの新技術のキャッチアップ、導入に積極的に動いておりますが、この対応が遅れた場合には、当事業の競争力低下を招き、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (6) コンサル・アドバイザリーサービスに関するリスク ① 市場動向について 当事業が属する市場は後継者不在企業の増加や中長期の成長戦略手法としてのM&Aニーズの拡大、我が国における企業経営の成熟によるコンサルティングニーズの拡大を受け、今後も成長していくものと考えております。しかしながら、景気の悪化や自然災害などによりこれらのニーズが減少する場合には、市場が低迷し事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 同業他社との競合可能性について 当事業は特定の許認可や資格、大規模な設備投資を必要としないことから、参入障壁が比較的低い市場であると考えております。当社グループでは競争環境の激化に対応するために案件獲得力の強化とサービス品質の差別化を重点的に進め、また、ブランド価値の向上や人材育成の強化を通じて他社との差別化を一層明確にすることで、持続的な競争優位性の確立を図っておりますが、同業他社の新規参入や既存企業による事業拡大により競争環境が一段と激化し、これに対する対応が遅れた場合には、案件獲得競争の激化や手数料率の低下等を通じて、事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 事業体制に関するリスク ① 社歴が浅いことについて 当社は2013年10月に設立された社歴の浅い会社であるため、過年度の経営成績は期間業績比較を行うための十分な材料とはならず、過年度の業績のみでは今後の業績を判断する情報としては不十分な可能性があります。 ② 特定人物への依存について 当社の代表取締役である河端保志及び髙原克弥は、当社の創業者であり、設立以来、最高経営責任者及び最高執行責任者として経営方針や事業戦略の立案・決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。 当社では、両代表に過度に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により両代表が当社の業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 優秀な人材の獲得・育成について 当社グループは今後の企業規模の拡大に伴い、当社グループの理念に共感し高い意欲を持った優秀な人材を継続的に採用し、強固な組織を構築していくことが重要であると考えております。 そのため、継続的に積極的な採用活動を行っていく予定でありますが、当社の求める人材が十分に獲得・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 内部管理体制の構築について 当社グループの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識をしており、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令の遵守を徹底してまいりますが、事業が急拡大することにより、コーポレート・ガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営を行うことができず、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 個人情報の保護について 当社グループでは、メールアドレスをはじめとし、利用者本人を識別することができる個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。 これらの個人情報については、個人情報保護方針に基づき適切に管理するとともに、社内規程として個人情報保護規程を定めており、社内教育の徹底と管理体制の構築を行っております。また、社内管理体制をより強固にすることを目的にプライバシーマークを取得しております。 しかしながら、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に漏洩する事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 機密情報の管理について 当社グループでは、企業の新製品開発、ノウハウ等の機密性の高い情報に関わる多くの機会があります。 これらの情報の漏洩等は、顧客からの信頼を損ないかねない重大なリスクとして認識しており、情報セキュリティの取扱いについてのマニュアル制定や教育等により、社員やフリーランスエンジニア、外部協力企業のエンジニア等への周知徹底を図り、情報セキュリティの強化に取り組んでおります。 しかしながら、機密情報の漏洩等、不測の事態が発生した場合には、当社グループの社会的信用力が低下し、事業運営及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) その他 ① 配当政策について 当社は、企業価値の向上により株主の皆様に利益配分を実施していくことを会社の重要な経営課題のひとつとして認識しております。当社の事業計画に必要な資金需要、業績、キャッシュ・フローのバランスを総合的に勘案し、財務基盤の健全性、経営の自由度を確保しながら、M&Aも含めた成長など、将来の企業価値を高めるための投資に向けて備えたうえで、株主の皆様への利益還元に努め、中長期的に配当性向を向上させていくことを基本方針としております。 しかしながら、当社グループの業績が計画どおりに進展しない場合には、配当を実施できない可能性があります。 ② 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、当社取締役、従業員等に対し、長期的な企業価値向上等に対するインセンティブを目的とし、ストック・オプション等を付与しております。これらのストック・オプション等が権利行使された場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。当連結会計年度末現在、これらのストック・オプションによる潜在株式数は5,105,940株であり、発行済株式総数43,493,360株の11.7%に相当しております。 ③ システム障害について 当社グループは各種サービスにつき、Amazon Web Services,Inc.が提供するデータセンターであるAmazon Web Services(AWS)を利用して運用しております。 各種サービスを管理しているサーバーやシステムにおいて災害、コンピューターウィルスやハッキングなどの外的攻撃やソフトウエアの不具合、その他予測できない重大な事象が発生することにより、当社グループのサービス運営に障害が生じる可能性が有ります。その場合には当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害・事故等のリスクについて 当社グループの事業拠点等の設備については、定期的な点検等によりトラブルの事前防止又は回避に努めておりますが、当社の本社所在地である東京都渋谷区近辺において大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等により、業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限等の不測の事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 訴訟のリスクについて 当社グループは、現時点で、重要な損害賠償を請求されている事実や訴訟を提起されている事実はございません。 しかしながら、フリーランスエンジニア、社員エンジニア及び外部協力企業のエンジニアが常駐先で接する内部情報や機密情報の漏洩、システムダウンによるサービス停止等、予期しないトラブルが発生した場合、又は取引先や労働者との関係に何かしらの紛争等が発生した場合等、これらに起因して損害賠償の請求や訴訟を提起される可能性があります。その場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 新規サービスの立ち上げについて 当社グループは、市場におけるエンジニア不足を解決するためには、ITエンジニアに特化した事業展開を行ってきたノウハウを活かし、新規サービスを立ち上げることが必要であると認識しております。新規サービスへの投資を行う際は十分な検討を行い、意思決定を行います。 しかしながら、市場環境の変化や不測の事態により、当初予定していた投資回収が実現できない可能性があり、人材の採用や広告宣伝費等の初期費用の発生や事業再編等に伴う事業売却損等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ M&A(企業買収等)による事業拡大について 当社グループは、事業拡大を加速する有効な手段の一つとして、戦略的なM&Aを進めてまいります。M&Aにあたっては、対象企業の事業内容や財務内容、契約関係について詳細なデューデリジェンスを行ったのち、取締役会にて決議しております。 しかしながら、デューデリジェンスで把握できなかった偶発債務や未認識債務等が存在した場合や、M&A後の事業の統合または事業の展開等が計画通りに進まない場合には、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 大株主について 当社の代表取締役河端保志(同氏の資産管理会社であるYAS合同会社を含む)及び代表取締役髙原克弥(同氏の資産管理会社であるTK合同会社含む)の所有株式数は、別名義で実質的に保有している株式を含め、当事業年度末現在で発行済株式総数の57%強となっております。 両氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 当社といたしましても、両氏は安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である両氏の持分比率が低下した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,942字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした内需の底堅さがみられる一方、物価上昇の影響が残る中で回復は緩やかにとどまりました。消費者物価は基調的に高止まりする局面が続き、実質賃金の改善はなお途上であり、消費者の節約志向が持続しました。 海外経済においては、主要国の通商政策の変化や地政学的リスクの高まりにより国際貿易をめぐる不確実性が増し、為替変動や資源価格の上昇などを通じて国内景気の先行きに対する不透明感が強まりました。 一方、構造的な人手不足は引き続き深刻化しており、とりわけIT人材の確保は企業活動における大きな課題となっております。生成AIをはじめとする新技術の実用化やサイバーセキュリティ需要の高まりに伴い、ITスキルに対する企業の需要は一段と強まっており、国内の労働市場においても高水準での人材需要が継続しております。 このような事業環境のもと、当社の事業領域と相関の高いIT市場においては、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資や生成AIを活用した業務効率化・新規事業開発の取り組みが拡大しております。ITエンジニアに対する採用意欲は依然として強い状況が続いていることから、デジタルシフトを進める企業にITエンジニアを提供する当社の役割は、より重要なものになると認識しております。 このような事業環境下におきまして、当社は昨年に引き続き企業のデジタル化を推進すべく、企業に対しITエンジニアリソースの提供を行うとともに、ITエンジニアの独立支援を行うMidworks事業を中心としたエンジニアプラットフォームサービスの拡大に注力いたしました。当連結会計年度におきましては、Midworks事業を中心に積極的なエンジニア獲得や顧客獲得のための広告費や、グループ全体に対しての正社員エンジニアや営業人材及びコンサル人材の採用に関する採用広告費の投資を行いました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高18,077,366千円(前年同期比26.5%増)、営業利益819,999千円(前年同期比72.7%増)、経常利益807,250千円(前年同期比81.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は494,316千円(前年同期比161.7%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 当社グループの報告セグメントは、株式会社Branding Engineerを中心とした「エンジニアプラットフォームサービス」、株式会社Digital Arrow Partnersを中心とした「マーケティングプラットフォームサービス」、株式会社M&A承継機構、株式会社enableXを中心とした「コンサル・アドバイザリーサービス」の3区分としております。 a. エンジニアプラットフォームサービス エンジニアプラットフォームサービスは、株式会社Branding Engineerによって運営される企業とフリーランスエンジニアをマッチングするMidworks事業、システムの受託開発やエンジニア組織のコンサルティングを行っているFCS事業、株式会社Branding Careerによって運営されるITエンジニアを中心とした専門領域特化型転職支援サービスであるStars Agent事業、個人・法人双方に対してプログラミング教育やコーチングサービスを提供するSchool事業、株式会社Growth Oneによって運営される受託開発事業、TSR株式会社、株式会社ジンアース、株式会社MapleSystems、株式会社Careconによって運営されるエンジニアマッチングサービスで構成されています。 当連結会計年度においては主にMidworks事業において、前期に引き続き新規取引先の獲得に注力するとともに、稼働エンジニア数を増加させるための施策としてエンジニア獲得・顧客獲得のための広告投資のほか、内勤の営業人材の採用および教育に関する投資を積極的に行いました。 また、Midworks事業の拡大に向けた取り組みとしてエンジニア派遣事業を本格的に始動し、正社員エンジニアの採用投資も積極的に行っています。 この結果、本報告セグメントの売上高は15,758,646千円(前年同期比23.5%増)、セグメント利益は1,148,261千円(前年同期比4.3%増)となりました。 b. マーケティングプラットフォームサービス マーケティングプラットフォームサービスは、株式会社 Digital Arrow Partnersによって運営される WEBマーケティングコンサルサービスであるDigital Arrow Partners事業、クローズドASPサービスであるASP事業、フリーランスマーケターをマッチングするExpert Partners Marketing事業に加え、株式会社2Hundredによって運営されるBtoCプラットフォーム事業で構成されております。 当連結会計年度においては、WEBマーケティング全般のコンサルティングへとサービスの拡充を行った結果、受注が堅調に伸びました。 この結果、本報告セグメントの売上高は454,103千円(前年同期比△8.4%)、セグメント利益は48,652千円(前年同期比20.9%増)となりました。 c. コンサル・アドバイザリーサービス コンサル・アドバイザリーサービスは、株式会社enableX及びSAICOOL株式会社によって運営される戦略コンサルティング事業、株式会社M&A承継機構によって運営されるM&Aアドバイザリー事業を行っております。 当連結会計年度においては、それぞれの領域において業界経験が豊富な人材を中心に採用を行い、事業拡大を行いました。 また、戦略コンサルティング領域においては当連結会計年度中に4件のM&Aを実施し、株式会社enableXを中心とした提供サービス内容と体制の強化を図っています。 この結果、本報告セグメントの売上高は1,864,616千円(前年同期比80.3%増)、セグメント利益は487,474千円(前年同期比72.2%増)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産につきましては、前連結会計年度末と比較して2,845,972千円増加し、9,947,870千円となりました。これは主に、流動資産において現金及び預金が859,004千円増加したこと、売掛金及び契約資産が398,694千円増加したこと、固定資産においてのれんが933,829千円増加したこと等によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債につきましては、前連結会計年度末と比較して2,263,851千円増加し、6,479,938千円になりました。これは主に、流動負債において1年内返済予定の長期借入金が445,861千円、未払金が314,410千円増加したこと、固定負債において長期借入金が1,121,260千円増加したこと等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して582,121千円増加し、3,467,931千円になりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が472,672千円増加したこと等によるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は4,557,240千円となり、前連結会計年度末に比べ859,004千円増加いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、749,693千円の収入となりました(前年同期は697,114千円の収入)。主な内訳は、売上債権が166,952千円増加した一方で、税金等調整前当期純利益が818,150千円、未払金が217,653千円等増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,278,120千円の支出となりました(前年同期は120,254千円の支出)。主な内訳は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,143,088千円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入21,128千円、敷金及び保証金の差入による支出131,331千円、有形固定資産の取得による支出60,224千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,387,432千円の収入となりました(前年同期は1,831,705千円の収入)。主な内訳は、長期借入れによる収入2,143,118千円、短期借入金の純増減額100,000千円等の資金の増加があった一方で、長期借入金の返済による支出835,702千円、配当金の支払額21,519千円の資金の減少があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) エンジニアプラットフォームサービス   15,758,646   23.5 マーケティングプラットフォームサービス   454,103   △8.4 コンサル・アドバイザリーサービス   1,864,616   80.3 合計   18,077,366   26.5 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。セグメント間取引につきましては、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表を作成するために、会計方針の選択、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを行っています。経営者は、これらの見積りについて過去の経験・実績や現在及び見込まれる経済状況などを勘案し、合理的に判断していますが、実際の結果は見積りの不確実性があるため、これらの見積りと異なる結果になる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針等、会計上の見積り及び見積りに用いた仮定については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載しています。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度における売上高は18,077,366千円となり、前連結会計年度に比べ3,786,484千円増加(前年同期比26.5%増)となりました。 これは主にMidworks事業を中心に前期に引き続き新規取引先の獲得に注力した他、戦略コンサルティング事業及びM&Aアドバイザリー事業において人材獲得による事業拡大を行ったことによるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は12,565,845千円となり、前連結会計年度に比べ2,396,579千円増加(前年同期比23.6%増)となりました。これは主にエンジニア数の増加にあわせて、売上原価に含まれるエンジニアの外注費及び労務費も増加したことによるものであります。 この結果、売上総利益は5,511,521千円となり、前連結会計年度に比べ1,389,904千円増加(前年同期比33.7%増)となりました。売上総利益率については当連結会計年度で30.5%となり、前連結会計年度28.8%に対して1.7ポイント上昇いたしました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は4,691,522千円となり、前連結会計年度に比べ1,044,778千円増加(前年同期比28.6%増)となりました。これは主に、Midworks事業を中心に積極的なエンジニア獲得や顧客獲得のための広告費や、グループ全体に対しての正社員エンジニアや営業人材及びコンサル人材の採用に関する採用広告費の投下によるものであります。 この結果、当連結会計年度における営業利益は819,999千円となり、前連結会計年度に比べ345,125千円増加(前年同期比72.7%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度において、助成金収入12,447千円、受取補償金7,044千円を含め営業外収益を30,045千円計上いたしました。一方で、主に金融機関からの借入れに伴う支払利息27,033千円、支払手数料10,882千円を含め営業外費用を42,794千円計上いたしました。 この結果、当連結会計年度における経常利益は807,250千円となり、前連結会計年度に比べ361,634千円増加(前年同期比81.2%増)となりました。 (税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度において、一部の連結子会社にて運営していたメディア事業の譲渡を行ったことから事業譲渡益10,900千円を計上いたしました。 この結果、税金等調整前当期純利益は818,150千円となり、前連結会計年度に比べ390,316千円増加(前年同期比91.2%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、税金費用288,700千円、非支配株主に帰属する当期純利益35,133千円を計上いたしました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は494,316千円となり、前連結会計年度に比べ305,452千円増加(前年同期比161.7%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、設備資金は無いため、人件費の支払いから販売代金の入金までの期間の運転資金及びM&Aが資金需要となり、当社グループのフリーキャッシュ・フロー並びに金融機関からの借入れによる資金調達を行うことを基本としております。効率的な人材配置と債権回収により営業キャッシュ・フローの増加に努めるとともに、借入金につきましては、長期資金の割合を高めて、財務健全性の維持を図り、当連結会計年度末における借入金の残高は3,637,281千円となっております。なお、資金調達の機動性と安定性を図るため、取引先金融機関15行と取引をしております。なお、現金及び現金同等物の残高は4,557,240千円となっております。 ⑤ 目標とする経営指標 当社グループは売上高成長率及び営業利益成長率を重要な経営指標としております。金融機関からの借入れにより調達した資金をもとに、Midworks事業を中心に積極的なエンジニア獲得や顧客獲得のための広告や、グループ全体に対しての営業人材及びコンサル人材の採用に関する採用広告の投資を行うとともに、機動的なM&Aを行った結果、前連結会計年度に比し総売上高では26.5%、営業利益では72.7%の成長となりました。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑦ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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