概要
ジモティーは、地域情報を可視化するクラシファイドサイト「ジモティー」を運営する企業である。2011年創業、2020年に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場。売上高19.3億円(2025年12月期)、従業員54名。無料で投稿・問い合わせができるプラットフォームを通じ、物品売買、助け合い、求人、不動産など幅広いカテゴリでユーザー間の取引を仲介する。収益は主に広告配信と有償オプション機能から得る。
地域を細分化したプラットフォームの仕組み
「ジモティー」は、全国47都道府県を市区町村レベルに区分し、目的に応じた11の大カテゴリ(売ります・あげます、助け合い、メンバー募集、不動産、中古車、正社員、地元のお店、里親募集、教室・スクール、イベント、アルバイト)を提供する。ユーザーは無料で情報を投稿でき、他のユーザーから直接問い合わせを受けられる。投稿者は有償のオプション機能(リフレッシュ、ハイライト、PR枠など)を使って投稿を目立たせることができる。また、チャット機能や相手の評価表示、トラブル時の保険機能を備え、安心して取引できる環境を整えている。2025年12月期のPV数や投稿数は非開示だが、売上高の成長からプラットフォームの利用拡大がうかがえる。
広告と課金が柱の収益構造
当社の収益は、広告収入(配信型広告と自社広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」)、機能課金(投稿オプションの販売)、DB連携(成果報酬型)の3本柱で構成される。広告収入は、サイト上の広告枠をアドネットワークや「ジモティーAds」を通じて提供し、クリックや表示に応じて収益を得る。2023年11月にリリースした「ジモティーAds」は、登録ユーザー情報や行動履歴に基づいた最適な広告配信を可能にする。機能課金は2017年から開始し、法人利用を中心にリフレッシュやハイライトなどのオプションを販売。DB連携では、中古車カテゴリで専門媒体と連携し、ユーザーが見積もり依頼を行うと成果報酬が発生する。2025年12月期の売上高19.3億円のうち、最大の取引先であるGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.への依存度は27.3%(5.27億円)と前期の37.4%から低下した。
自治体と連携したリアルリユース拠点の展開
2020年から開始した「ジモティースポット」は、自治体と共同運営する官民連携型のリユース拠点である。地域住民から不要品を無償で譲り受け、店頭で無償または有償で譲渡する。販売形態は直営店方式とフランチャイズ方式の2種類で、地域の特性に合わせて出店を進める。1号店は2021年10月に世田谷区に開設され、以降多店舗展開を推進している。当社は2030年度に向けた拠点・業績拡大目標を掲げ、1店舗当たりの収益性向上(持込量、回転率、販売単価の改善)とFC店舗による投資負担の軽減を課題としている。この事業はオンラインプラットフォームと実店舗を連携させ、ごみ減量と資源循環に貢献する新たな収益源として位置づけられている。
業界の中での役割は地域密着型のクラシファイドプラットフォーム運営者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01個人・地域コミュニティ主力
個人ユーザー向けに、不要品の売買・譲渡、助け合い、メンバー募集などの情報掲示板を提供。無料で利用でき、ユーザー間のマッチング機会を創出する。
- ジモティー(Webサイト)
- 地域やカテゴリで分類された募集広告を掲載する無料のクラシファイドサイト。
- ジモティー(スマホアプリ)
- Webサイトと同様の機能を提供するスマートフォンアプリ。
02法人向け広告準主力
法人ユーザー向けに、運用型広告『ジモティーAds』を提供。登録ユーザー情報や行動履歴に基づいたターゲティング広告を配信する。
- ジモティーAds
- ジモティー内で直接運用できる広告配信プラットフォーム。
03自治体(リユース事業)準主力
自治体と連携し、不要品の譲受・譲渡を行う『ジモティースポット』を運営。直営店方式とフランチャイズ方式で地域のリユースを推進する。
- ジモティースポット
- 自治体と共同運営する不要品の実店舗リユース拠点。
04中古車・不動産等の専門メディア副次
提携サイトの商品データベースと連動した投稿を掲載し、ユーザーアクションに応じた成果報酬を得る。中古車や不動産などの専門メディアと連携する。
製品と技術
掲示板型プラットフォーム「ジモティー」の機能群
「ジモティー」の核は、地域ごとにカテゴライズされた掲示板システムである。ユーザーは無料で会員登録し、物品の売却依頼、助け合いの依頼、イベント告知、求人情報などを投稿できる。投稿には写真や価格、説明文を付与でき、問い合わせはサイト内のチャット機能を通じて行う。チャットでは相手にメールアドレスを開示せずにやり取りでき、プライバシーが保護される。取引後はお互いを評価でき、その評価はプロフィールに表示される。また、取引トラブルに備えた保険機能も用意されている。これらの機能により、個人間取引のハードルを下げ、地域コミュニティ内でのリユースや互助を促進している。
投稿者向け有償オプションと決済サービス
投稿者は、投稿を目立たせるための有償オプションを利用できる。主なオプションとして、古い投稿を新着として更新する「リフレッシュ」(1回)、7日間自動でリフレッシュする「定期リフレッシュ」、投稿背景を黄色く表示する「ハイライト」、カテゴリ一覧の最上部に固定表示する「PR枠」がある。これらの価格は適宜見直される。また、2020年7月から提供する「あんしん決済機能」では、購入者がオンラインで代金を事前に支払い、出品者が商品を発送・受け渡し、双方が評価を完了すると代金が出品者に振り込まれる。ジモティーが決済を仲介するため、入金確認なしで発送するリスクを回避でき、個人間取引の不安を軽減する。
広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」
2023年11月にリリースされた「ジモティーAds」は、ジモティーのサイト上で直接広告を配信できる運用型広告プラットフォームである。登録ユーザーの属性情報や過去の行動履歴に基づいて最適な広告を表示する仕組みで、従来のアドネットワーク経由に比べ高い収益効率を狙う。広告主はジモティーのユーザー層にピンポイントでアプローチでき、成果(クリックやコンバージョン)に応じて課金される。また、ジモティーは従来からGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.などのアドネットワークにも広告枠を提供しており、2025年12月期の売上高の27.3%をGoogle経由の広告収入が占めている。「ジモティーAds」の拡大により、自社広告在庫の収益化率向上と外部依存度の低減を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
地域情報プラットフォームで収益性高く安定
当社は地域情報のマッチングプラットフォームを運営し、売上高は18億円から19億円と緩やかに成長、営業利益率は26%前後と高い。同業のジンジブやダイブグループなどと比較しても収益性は優秀。小規模ながら独自の事業モデルで収益を上げており、内需型のサービスとして安定している。今後は利用者拡大による成長が期待される。
強み
- 営業利益率が30%前後で推移し、収益力が高い。
- 地域情報のプラットフォームとして差別化されたビジネスモデルを持つ。
- 売上高は緩やかだが着実に増加しており、堅実な経営が光る。
- デジタルプラットフォームのため、拡張性がありコスト構造が軽い。
課題
- 地域情報市場は限定的で、成長には新たな地域やカテゴリへの展開が必要。
- 大手や新規参入の類似サービスがあり、差別化が必要。
- 収益が利用者数に左右され、エンゲージメント維持が重要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がジモティー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6176ブランジスタ | 144億円 | 6.7倍 |
| 2 | 6039日本動物高度医療センター | 143億円 | 15.4倍 |
| 3 | 6087アビスト | 141億円 | 18.9倍 |
| 4 | 7082ジモティー | 140億円 | 28.2倍 |
| 5 | 9713ロイヤルホテル | 140億円 | 14.8倍 |
| 6 | 9221フルハシEPO | 140億円 | 15.4倍 |
| 7 | 7352TWOSTONE&Sons | 139億円 | 56.9倍 |
| 8 | 9612ラックランド | 137億円 | 7.2倍 |
| 9 | 2193クックパッド | 136億円 | 7.8倍 |
| 10 | 9227マイクロ波化学 | 135億円 | — |
| 11 | 7050フロンティアインターナショナル | 133億円 | 10.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
渋谷の小さなスタートアップとして創業
2011年2月、東京都渋谷区で株式会社ジモティーが設立された。同年11月にはブラウザ版「ジモティー」のサービスを開始。地域情報を無料で投稿・閲覧できるクラシファイドサイトとして、個人間の取引を促進する狙いがあった。創業時の資本金は小規模であったが、翌2012年にはAndroidアプリ(9月)とiOSアプリ(12月)を相次いでリリースし、スマートフォン対応を早期に進めた。これによりユーザーの利便性が向上し、投稿数やアクセス数の増加につながった。
第三者割当増資で資金調達を進めた成長期
2014年4月、株式会社オプト(現デジタルホールディングス)を引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金を2.76億円に増資。2015年2月には同社他を引受先とする増資で資本金5.82億円に拡大した。これらの資金を基に、システム開発やマーケティング投資を強化。本社も渋谷区内で2度の移転を経て、2016年6月には東京都品川区へ移転した。2016年10月には投稿オプション機能を提供開始し、有料課金による収益化の第一歩を踏み出した。2019年4月には株式会社NTTドコモを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金2.22億円(減資後の数値)とした。
東京証券取引所マザーズ上場と新機能の追加
2020年2月、東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に株式を上場。上場直後の2020年7月には「あんしん決済機能」をリリースし、オンライン上で代金を事前に支払い、納品後に受け取れる仕組みを導入した。これにより、個人間取引における決済リスクを低減し、プラットフォームの信頼性を高めた。上場後も売上高は右肩上がりで、2019年12月期の13億円から2021年12月期には17億円に成長。営業利益は2019年期に黒字化し、以降増益基調が続いた。
リアル拠点と広告プラットフォームで事業を拡大
2021年10月、行政と共同運営するリユース拠点「ジモティースポット」の第1号店を世田谷区に開設。オンライン上の「売ります・あげます」を実店舗に拡張し、不要品の循環を促進する試みである。2023年11月には、自社媒体向けの運用型広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」の提供を開始。従来のアドネットワーク経由に加え、自社で広告在庫を直接収益化できるようになった。2025年12月期の売上高は19.3億円、営業利益5.5億円、当期純利益4.7億円と過去最高を更新。一方、2025年11月には社内開発環境への不正アクセスが発生し、情報管理体制の強化が課題として浮上した。
年表16件を開く
2010年代
- 2011年2月創業東京都渋谷区において株式会社ジモティー設立
- 2011年11月「ジモティー」のブラウザ向けのサービス提供を開始
- 2012年9月「ジモティー」のAndroid用アプリの提供を開始
- 2012年12月「ジモティー」のiOS用アプリの提供を開始
- 2013年5月本社を東京都渋谷区 同区内での移転
- 2014年4月株式会社オプト(現 株式会社デジタルホールディングス)を引受先として第三者割当増資を実施し、資本金を276,550千円に増資
- 2014年7月本社を東京都渋谷区 同区内での移転
- 2015年2月株式会社オプト(現 株式会社デジタルホールディングス)他を引受先として第三者割当増資を実施し、資本金を582,550千円に増資
- 2016年6月本社を東京都品川区に移転
- 2016年10月投稿オプション機能の提供を開始
- 2019年4月株式会社NTTドコモを引受先として第三者割当増資を実施し、資本金を222,569千円に増資
2020年代
- 2020年2月上場東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース)に株式を上場
- 2020年7月あんしん決済機能の提供を開始
- 2021年10月行政と共同運営するリユース拠点「ジモティースポット」の1箇所目を世田谷区に開設
- 2023年11月運用型広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」の提供を開始
- 2024年2月本社を東京都品川区 同区内での移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ジモティースポットの多店舗展開
自治体と連携した共同リユース拠点を全国に拡大。1店舗当たり収益性向上のため運営KPIを継続的に改善し、FC店舗展開を強化するとともに付加価値の高い新店舗モデルを開発する。
- 02
ネット事業の収益基盤の強化
従来の配信型広告依存から脱却し、自社広告配信システム「ジモティーAds」を活用した収益化や新収益モデルを創出する。ユーザーと投稿者双方に価値ある新商品の開発と販売施策の拡充を進める。
- 03
サービスの健全性の維持および向上
システムの安定稼働、セキュリティ強化、投稿内容の健全性維持に取り組む。カスタマーサポート体制の強化、ユーザー本人確認の徹底、違反ユーザーへの措置を継続し、成長に合わせた投資を行う。
- 04
組織力・内部管理体制の強化
優秀な人材の確保と育成、内部統制システムの評価・運用徹底、情報管理体制の強化に取り組む。外部プログラム管理の厳格化、権限管理の最小化、監視体制の整備など再発防止策を実施する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で54人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は618万円で、6期前と比べて+27.4%。平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は4.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 485 | 31.9 | 2.4 | 48 | — |
| 2020年12月 | 536 | 32.5 | 2.9 | 46 | — |
| 2021年12月 | 581 | 33.2 | 3.5 | 44 | — |
| 2022年12月 | 606 | 33.8 | 3.1 | 50 | — |
| 2023年12月 | 743 | 35.2 | 3.5 | 49 | — |
| 2024年12月 | 736 | 36.1 | 4.3 | 48 | 1,250 |
| 2025年12月 | 618 | 34.8 | 4.0 | 54 | 926 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は19億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収減益で、売上が+5.6%、利益が-16.7%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は11億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+22.2%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 5 | 2 | 40.0 | 1 |
| 2023年2Q | 4 | 1 | 25.0 | 2 |
| 2023年3Q | 4 | 2 | 50.0 | 1 |
| 2023年4Q | 5 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 5 | 2 | 40.0 | 1 |
| 2024年2Q | 4 | 1 | 25.0 | 1 |
| 2024年4Q | 9 | 3 | 33.3 | 3 |
| 2025年2Q | 9 | 3 | 33.3 | 2 |
| 2025年4Q | 10 | 2 | 20.0 | 3 |
| 2026年2Q | 11 | 3 | 27.3 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2015年12月期からの11期で、売上は1億円から19億円へ19.0倍に増えた。直近期の営業利益率は26.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | 1 | — | −3 | — | −3 |
| 2016年12月 | 3 | — | −7 | — | −7 |
| 2017年12月 | 7 | — | −4 | — | −4 |
| 2018年12月 | 10 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年12月 | 13 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース)に株式を上場 | |||||
| 2020年12月 | 14 | — | 3 | — | 3 |
| 行政と共同運営するリユース拠点「ジモティースポット」の1箇所目を世田谷区に開設 | |||||
| 2021年12月 | 17 | — | 4 | — | 4 |
| 2022年12月 | 18 | — | 5 | — | 4 |
| 2023年12月 | 18 | — | 5 | — | 4 |
| 2024年12月 | 18 | 6 | 6 | 33.3 | 5 |
| 2025年12月 | 19 | 5 | 6 | 26.3 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高19億円のうち、営業利益として残るのは5億円で26.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の26.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金5.3%1億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.2%12億円
- その他の費用持分法損益などの調整5.3%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益26.3%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は19億円で、売上の12.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | −4 | 0 | −2 | −4 | 2 |
| 2018年12月 | 0 | 0 | — | 0 | 2 |
| 2019年12月 | 1 | 0 | 4 | 1 | 6 |
| 2020年12月 | 4 | 0 | 4 | 4 | 14 |
| 2021年12月 | 4 | 0 | −5 | 4 | 12 |
| 2022年12月 | 3 | 0 | −3 | 3 | 11 |
| 2023年12月 | 6 | 0 | −6 | 6 | 11 |
| 2024年12月 | 4 | 0 | −2 | 4 | 13 |
| 2025年12月 | 5 | −1 | 2 | 4 | 19 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2025年12月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は69.1%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | 6 | 5 | 1 | 75.8 |
| 2016年12月 | 10 | 9 | 1 | 89.3 |
| 2017年12月 | 4 | 3 | 1 | 71.5 |
| 2018年12月 | 4 | 3 | 1 | 66.9 |
| 2019年12月 | 10 | 7 | 3 | 78.3 |
| 2020年12月 | 17 | 14 | 3 | 81.1 |
| 2021年12月 | 16 | 10 | 6 | 61.6 |
| 2022年12月 | 15 | 11 | 4 | 70.5 |
| 2023年12月 | 15 | 10 | 5 | 66.1 |
| 2024年12月 | 17 | 13 | 4 | 77.9 |
| 2025年12月 | 25 | 17 | 8 | 69.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中29位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中315位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,406で、1年前と比べて-15.8%。過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 28.2倍 |
| PBR | 7.12倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1か月で株価は1405円と完全に横ばい。6月末から8月初旬まで1400円前後で膠着状態が続き、8月6日も1405円。25日線(1405円)は株価とほぼ一致し、75日線(1290円)や200日線(1083円)を大きく上回るが、上昇の勢いは乏しい。RSIは44.44と中立圏。52週高値1740円対比では約19%下。出来高は直近11900株と低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)。
PERは29.41倍で業界平均22.44倍を上回り、PBRは7.53倍で平均3.19倍の2倍以上。ROEは31.13%と高いものの、配当がなく株主還元が不透明。割高感はあるが高い収益性が評価され、PERは業績次第で調整余地あり。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 28.2倍 | 23.4倍 |
| PBR | 7.12倍 | 3.51倍 |
| ROE | 31.1% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は横ばいで推移しているが、営業利益率は高い水準を維持。強気派は、地域密着型で会員登録不要の手軽さが他社との差別化につながり、広告収入の安定性と高収益構造を評価する。弱気派は、売上高の伸び悩み、新規成長への限界、大手C2Cプラットフォームとの競合激化を懸念する。
- 高収益構造
営業利益率は26〜33%と非常に高い。
- 独自ポジション
地域密着型で利用者に親しまれている。
- 株主還元
将来の配当実施も期待される。
- ROE31.13%と傑出した資本効率継続影響強
自己資本利益率31.13%を達成、PBR7.53倍だが資本効率で正当化
- 営業利益率26.32%の高収益モデル通年影響中
売上高19億円に対して営業利益5億円、高い利益率が収益力の源泉
- 売上高19億円と増収基調を維持通年影響中
売上高18→19億円に増加、収益基盤は安定
- 株価は1年で31%上昇し勢いがある継続影響弱
1年で31.31%上昇し、外国人保有13.93%も需給に寄与
- 売上頭打ち
売上高は18〜19億円で横ばいが続く。
- 競合台頭
メルカリやヤフオクなどとの競争が激しい。
- 成長鈍化
成長余地が限られ、新規事業も不透明。
- 営業利益率が33.33%から26.32%へ低下通年影響強
売上高18→19億円、営業利益6→5億円。利益率が7pt低下し収益力が悪化
- 無配当で株主還元が無い継続影響中
配当利回りの開示がなく無配当。株主への直接還元が投資魅力を減じる
- 売上高成長率5.6%と低成長通年影響中
売上高18→19億円と伸び率は5.6%に過ぎず、高PERを維持するには加速が必要
- PER29.41倍と割高で調整リスク決算発表後影響弱
純利益5億円に対して時価総額140億円、PER29.41倍。減益が続けばバリュエーション圧縮
- サイト訪問者数・アクティブユーザー
- サービス利用の規模と活発さを測る。
- 有料掲載件数
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株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ3,186人。区分でいちばん多いのは個人・その他で43.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.0%を占め、残る66.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 36.4 | 36.3 | 44.0 | 43.9 | 47.7 | 43.3 |
| 事業法人 | 52.6 | 37.5 | 35.7 | 32.7 | 31.1 | 31.5 |
| 外国法人 | 3.9 | 5.4 | 0.9 | 2.5 | 7.2 | 13.9 |
| 証券会社 | 4.0 | 2.8 | 4.3 | 12.4 | 11.7 | 8.7 |
| 金融機関 | 3.0 | 17.9 | 15.0 | 8.4 | 2.1 | 2.5 |
| 自己株式 | 2.8 | 9.7 | 12.1 | — | — | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社NTTドコモ | 18.52 |
| 02 | 株式会社プロトコーポレーション | 12.23 |
| 03 | 加藤 貴博 | 9.95 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 5.79 |
| 05 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 4.23 |
| 06 | 須田 忠雄 | 2.50 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.73 |
| 08 | BANQUE PICTET AND CIE SA RP ACTIONS MARCHES DEVE LOPPES SMALL AND MID CAP (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.61 |
| 09 | 中山 亮 | 1.56 |
| 10 | UBS AG LONDON ASIA EQUITIES (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店カストディ業務部長) | 1.16 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-06カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社新規の大量保有報告86.11%
- 2026-07-03加藤 貴博新規の大量保有報告0.00%-10.19pt
- 2026-07-02株式会社NTTドコモ新規の大量保有報告0.00%-18.52pt
- 2026-07-02株式会社プロトコーポレーション新規の大量保有報告0.00%-12.23pt
- 2026-06-19三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告2.63%-2.44pt
- 2026-05-28株式会社プロトコーポレーション新規の大量保有報告12.23%+1.42pt
- 2026-05-26加藤 貴博新規の大量保有報告10.19%
- 2026-05-21加藤 貴博新規の大量保有報告10.19%
- 2026-05-19株式会社NTTドコモ新規の大量保有報告18.52%+2.16pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+154%、1株純資産は7期で+21%。直近期のROEは31.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | −89 | — | — | — |
| 2016年12月 | −154 | — | — | — |
| 2017年12月 | −82 | — | — | — |
| 2018年12月 | 4 | — | 7.2 | — |
| 2019年12月 | 19 | 143 | 18.9 | — |
| 2020年12月 | 46 | 240 | 23.8 | 60.5 |
| 2021年12月 | 33 | 90 | 30.7 | 41.9 |
| 2022年12月 | 38 | 103 | 39.5 | 26.0 |
| 2023年12月 | 42 | 99 | 41.8 | 20.6 |
| 2024年12月 | 48 | 135 | 40.5 | 14.5 |
| 2025年12月 | 48 | 173 | 31.1 | 19.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 加藤貴博 | 代表取締役社長 | 47 | 992,000 |
| 片山翔 | 取締役 | 40 | 34,000 |
| 堀直之 | 取締役 | 43 | 10,200 |
| 伊藤邦宏 | 取締役 | 54 | — |
| 松本行哲 | 取締役 | 51 | — |
| 川波拓人 | 常勤監査役 | 53 | — |
| 神先孝裕 | 監査役 | 39 | — |
| 臼坂悦子 | 監査役 | 48 | 5,000 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 37 | 37 | 9 |
| 社外取締役 | 4 | 18 | 18 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,450字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,841字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,089字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,135字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第16期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第15期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第14期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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