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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ジモティー

7082 · Growth · サービス業

地域密着型の無料掲示板『ジモティー』を運営。不要品の譲渡や人材募集など、地域の循環を支える。

概要

ジモティーは、地域情報を可視化するクラシファイドサイト「ジモティー」を運営する企業である。2011年創業、2020年に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場。売上高19.3億円(2025年12月期)、従業員54名。無料で投稿・問い合わせができるプラットフォームを通じ、物品売買、助け合い、求人、不動産など幅広いカテゴリでユーザー間の取引を仲介する。収益は主に広告配信と有償オプション機能から得る。

地域を細分化したプラットフォームの仕組み

「ジモティー」は、全国47都道府県を市区町村レベルに区分し、目的に応じた11の大カテゴリ(売ります・あげます、助け合い、メンバー募集、不動産、中古車、正社員、地元のお店、里親募集、教室・スクール、イベント、アルバイト)を提供する。ユーザーは無料で情報を投稿でき、他のユーザーから直接問い合わせを受けられる。投稿者は有償のオプション機能(リフレッシュ、ハイライト、PR枠など)を使って投稿を目立たせることができる。また、チャット機能や相手の評価表示、トラブル時の保険機能を備え、安心して取引できる環境を整えている。2025年12月期のPV数や投稿数は非開示だが、売上高の成長からプラットフォームの利用拡大がうかがえる。

広告と課金が柱の収益構造

当社の収益は、広告収入(配信型広告と自社広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」)、機能課金(投稿オプションの販売)、DB連携(成果報酬型)の3本柱で構成される。広告収入は、サイト上の広告枠をアドネットワークや「ジモティーAds」を通じて提供し、クリックや表示に応じて収益を得る。2023年11月にリリースした「ジモティーAds」は、登録ユーザー情報や行動履歴に基づいた最適な広告配信を可能にする。機能課金は2017年から開始し、法人利用を中心にリフレッシュやハイライトなどのオプションを販売。DB連携では、中古車カテゴリで専門媒体と連携し、ユーザーが見積もり依頼を行うと成果報酬が発生する。2025年12月期の売上高19.3億円のうち、最大の取引先であるGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.への依存度は27.3%(5.27億円)と前期の37.4%から低下した。

自治体と連携したリアルリユース拠点の展開

2020年から開始した「ジモティースポット」は、自治体と共同運営する官民連携型のリユース拠点である。地域住民から不要品を無償で譲り受け、店頭で無償または有償で譲渡する。販売形態は直営店方式とフランチャイズ方式の2種類で、地域の特性に合わせて出店を進める。1号店は2021年10月に世田谷区に開設され、以降多店舗展開を推進している。当社は2030年度に向けた拠点・業績拡大目標を掲げ、1店舗当たりの収益性向上(持込量、回転率、販売単価の改善)とFC店舗による投資負担の軽減を課題としている。この事業はオンラインプラットフォームと実店舗を連携させ、ごみ減量と資源循環に貢献する新たな収益源として位置づけられている。

業界の中での役割は地域密着型のクラシファイドプラットフォーム運営者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
19億円
営業利益
5億円
営業利益率
26.3%
純利益
5億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01個人・地域コミュニティ主力

個人ユーザー向けに、不要品の売買・譲渡、助け合い、メンバー募集などの情報掲示板を提供。無料で利用でき、ユーザー間のマッチング機会を創出する。

主な製品・サービス2
ジモティー(Webサイト)
地域やカテゴリで分類された募集広告を掲載する無料のクラシファイドサイト。
ジモティー(スマホアプリ)
Webサイトと同様の機能を提供するスマートフォンアプリ。

02法人向け広告準主力

法人ユーザー向けに、運用型広告『ジモティーAds』を提供。登録ユーザー情報や行動履歴に基づいたターゲティング広告を配信する。

主な製品・サービス1
ジモティーAds
ジモティー内で直接運用できる広告配信プラットフォーム。

03自治体(リユース事業)準主力

自治体と連携し、不要品の譲受・譲渡を行う『ジモティースポット』を運営。直営店方式とフランチャイズ方式で地域のリユースを推進する。

主な製品・サービス1
ジモティースポット
自治体と共同運営する不要品の実店舗リユース拠点。

04中古車・不動産等の専門メディア副次

提携サイトの商品データベースと連動した投稿を掲載し、ユーザーアクションに応じた成果報酬を得る。中古車や不動産などの専門メディアと連携する。

製品と技術

掲示板型プラットフォーム「ジモティー」の機能群

「ジモティー」の核は、地域ごとにカテゴライズされた掲示板システムである。ユーザーは無料で会員登録し、物品の売却依頼、助け合いの依頼、イベント告知、求人情報などを投稿できる。投稿には写真や価格、説明文を付与でき、問い合わせはサイト内のチャット機能を通じて行う。チャットでは相手にメールアドレスを開示せずにやり取りでき、プライバシーが保護される。取引後はお互いを評価でき、その評価はプロフィールに表示される。また、取引トラブルに備えた保険機能も用意されている。これらの機能により、個人間取引のハードルを下げ、地域コミュニティ内でのリユースや互助を促進している。

投稿者向け有償オプションと決済サービス

投稿者は、投稿を目立たせるための有償オプションを利用できる。主なオプションとして、古い投稿を新着として更新する「リフレッシュ」(1回)、7日間自動でリフレッシュする「定期リフレッシュ」、投稿背景を黄色く表示する「ハイライト」、カテゴリ一覧の最上部に固定表示する「PR枠」がある。これらの価格は適宜見直される。また、2020年7月から提供する「あんしん決済機能」では、購入者がオンラインで代金を事前に支払い、出品者が商品を発送・受け渡し、双方が評価を完了すると代金が出品者に振り込まれる。ジモティーが決済を仲介するため、入金確認なしで発送するリスクを回避でき、個人間取引の不安を軽減する。

広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」

2023年11月にリリースされた「ジモティーAds」は、ジモティーのサイト上で直接広告を配信できる運用型広告プラットフォームである。登録ユーザーの属性情報や過去の行動履歴に基づいて最適な広告を表示する仕組みで、従来のアドネットワーク経由に比べ高い収益効率を狙う。広告主はジモティーのユーザー層にピンポイントでアプローチでき、成果(クリックやコンバージョン)に応じて課金される。また、ジモティーは従来からGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.などのアドネットワークにも広告枠を提供しており、2025年12月期の売上高の27.3%をGoogle経由の広告収入が占めている。「ジモティーAds」の拡大により、自社広告在庫の収益化率向上と外部依存度の低減を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

地域情報プラットフォームで収益性高く安定

当社は地域情報のマッチングプラットフォームを運営し、売上高は18億円から19億円と緩やかに成長、営業利益率は26%前後と高い。同業のジンジブやダイブグループなどと比較しても収益性は優秀。小規模ながら独自の事業モデルで収益を上げており、内需型のサービスとして安定している。今後は利用者拡大による成長が期待される。

強み

  • 営業利益率が30%前後で推移し、収益力が高い。
  • 地域情報のプラットフォームとして差別化されたビジネスモデルを持つ。
  • 売上高は緩やかだが着実に増加しており、堅実な経営が光る。
  • デジタルプラットフォームのため、拡張性がありコスト構造が軽い。

課題

  • 地域情報市場は限定的で、成長には新たな地域やカテゴリへの展開が必要。
  • 大手や新規参入の類似サービスがあり、差別化が必要。
  • 収益が利用者数に左右され、エンゲージメント維持が重要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がジモティー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
16176ブランジスタ144億円6.7倍
26039日本動物高度医療センター143億円15.4倍
36087アビスト141億円18.9倍
47082ジモティー140億円28.2倍
59713ロイヤルホテル140億円14.8倍
69221フルハシEPO140億円15.4倍
77352TWOSTONE&Sons139億円56.9倍
89612ラックランド137億円7.2倍
92193クックパッド136億円7.8倍
109227マイクロ波化学135億円
117050フロンティアインターナショナル133億円10.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

渋谷の小さなスタートアップとして創業

2011年2月、東京都渋谷区で株式会社ジモティーが設立された。同年11月にはブラウザ版「ジモティー」のサービスを開始。地域情報を無料で投稿・閲覧できるクラシファイドサイトとして、個人間の取引を促進する狙いがあった。創業時の資本金は小規模であったが、翌2012年にはAndroidアプリ(9月)とiOSアプリ(12月)を相次いでリリースし、スマートフォン対応を早期に進めた。これによりユーザーの利便性が向上し、投稿数やアクセス数の増加につながった。

第三者割当増資で資金調達を進めた成長期

2014年4月、株式会社オプト(現デジタルホールディングス)を引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金を2.76億円に増資。2015年2月には同社他を引受先とする増資で資本金5.82億円に拡大した。これらの資金を基に、システム開発やマーケティング投資を強化。本社も渋谷区内で2度の移転を経て、2016年6月には東京都品川区へ移転した。2016年10月には投稿オプション機能を提供開始し、有料課金による収益化の第一歩を踏み出した。2019年4月には株式会社NTTドコモを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金2.22億円(減資後の数値)とした。

東京証券取引所マザーズ上場と新機能の追加

2020年2月、東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に株式を上場。上場直後の2020年7月には「あんしん決済機能」をリリースし、オンライン上で代金を事前に支払い、納品後に受け取れる仕組みを導入した。これにより、個人間取引における決済リスクを低減し、プラットフォームの信頼性を高めた。上場後も売上高は右肩上がりで、2019年12月期の13億円から2021年12月期には17億円に成長。営業利益は2019年期に黒字化し、以降増益基調が続いた。

リアル拠点と広告プラットフォームで事業を拡大

2021年10月、行政と共同運営するリユース拠点「ジモティースポット」の第1号店を世田谷区に開設。オンライン上の「売ります・あげます」を実店舗に拡張し、不要品の循環を促進する試みである。2023年11月には、自社媒体向けの運用型広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」の提供を開始。従来のアドネットワーク経由に加え、自社で広告在庫を直接収益化できるようになった。2025年12月期の売上高は19.3億円、営業利益5.5億円、当期純利益4.7億円と過去最高を更新。一方、2025年11月には社内開発環境への不正アクセスが発生し、情報管理体制の強化が課題として浮上した。

年表16件を開く

2010年代

  • 2011年2月創業東京都渋谷区において株式会社ジモティー設立
  • 2011年11月「ジモティー」のブラウザ向けのサービス提供を開始
  • 2012年9月「ジモティー」のAndroid用アプリの提供を開始
  • 2012年12月「ジモティー」のiOS用アプリの提供を開始
  • 2013年5月本社を東京都渋谷区 同区内での移転
  • 2014年4月株式会社オプト(現 株式会社デジタルホールディングス)を引受先として第三者割当増資を実施し、資本金を276,550千円に増資
  • 2014年7月本社を東京都渋谷区 同区内での移転
  • 2015年2月株式会社オプト(現 株式会社デジタルホールディングス)他を引受先として第三者割当増資を実施し、資本金を582,550千円に増資
  • 2016年6月本社を東京都品川区に移転
  • 2016年10月投稿オプション機能の提供を開始
  • 2019年4月株式会社NTTドコモを引受先として第三者割当増資を実施し、資本金を222,569千円に増資

2020年代

  • 2020年2月上場東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース)に株式を上場
  • 2020年7月あんしん決済機能の提供を開始
  • 2021年10月行政と共同運営するリユース拠点「ジモティースポット」の1箇所目を世田谷区に開設
  • 2023年11月運用型広告配信プラットフォーム「ジモティーAds」の提供を開始
  • 2024年2月本社を東京都品川区 同区内での移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ジモティースポットの多店舗展開

    自治体と連携した共同リユース拠点を全国に拡大。1店舗当たり収益性向上のため運営KPIを継続的に改善し、FC店舗展開を強化するとともに付加価値の高い新店舗モデルを開発する。

  2. 02

    ネット事業の収益基盤の強化

    従来の配信型広告依存から脱却し、自社広告配信システム「ジモティーAds」を活用した収益化や新収益モデルを創出する。ユーザーと投稿者双方に価値ある新商品の開発と販売施策の拡充を進める。

  3. 03

    サービスの健全性の維持および向上

    システムの安定稼働、セキュリティ強化、投稿内容の健全性維持に取り組む。カスタマーサポート体制の強化、ユーザー本人確認の徹底、違反ユーザーへの措置を継続し、成長に合わせた投資を行う。

  4. 04

    組織力・内部管理体制の強化

    優秀な人材の確保と育成、内部統制システムの評価・運用徹底、情報管理体制の強化に取り組む。外部プログラム管理の厳格化、権限管理の最小化、監視体制の整備など再発防止策を実施する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で54人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は618万円で、6期前と比べて+27.4%平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は4.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年12月48531.92.448
2020年12月53632.52.946
2021年12月58133.23.544
2022年12月60633.83.150
2023年12月74335.23.549
2024年12月73636.14.3481,250
2025年12月61834.84.054926

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
ジモティースポット川崎菅生店、他店舗 — 計14拠点84百万円
本社オフィス — 東京都品川区22百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は19億円営業利益5億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.6%、利益が-16.7%。

売上高
+5.6%
19億円
営業利益
-16.7%
5億円
純利益
+0.0%
5億円
営業利益率
26.3%
前期比 -7.0%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は11億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+22.2%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q5240.01
2023年2Q4125.02
2023年3Q4250.01
2023年4Q50
2024年1Q5240.01
2024年2Q4125.01
2024年4Q9333.33
2025年2Q9333.32
2025年4Q10220.03
2026年2Q11327.33

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年12月期からの11期で、売上は1億円から19億円へ19.0倍に増えた。直近期の営業利益率は26.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年12月1−3−3
2016年12月3−7−7
2017年12月7−4−4
2018年12月1000
2019年12月1311
東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース)に株式を上場
2020年12月1433
行政と共同運営するリユース拠点「ジモティースポット」の1箇所目を世田谷区に開設
2021年12月1744
2022年12月1854
2023年12月1854
2024年12月186633.35
2025年12月195626.35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高19億円のうち、営業利益として残るのは5億円26.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の26.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金5.3%1億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.2%12億円
  • その他の費用持分法損益などの調整5.3%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益26.3%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
94.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+18.8pt
26.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+21.3pt
26.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+19.3pt
31.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
20.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
58.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は19億円で、売上の12.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月−40−2−42
2018年12月0002
2019年12月10416
2020年12月404414
2021年12月40−5412
2022年12月30−3311
2023年12月60−6611
2024年12月40−2413
2025年12月5−12419

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は69.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年12月65175.8
2016年12月109189.3
2017年12月43171.5
2018年12月43166.9
2019年12月107378.3
2020年12月1714381.1
2021年12月1610661.6
2022年12月1511470.5
2023年12月1510566.1
2024年12月1713477.9
2025年12月2517869.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
8億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中29位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中315位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
31.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
26.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,406で、1年前と比べて-15.8%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥1,406+0.0%1ヶ月+0.1%1年-15.8%時価総額140億円
過去52週の値幅
安値¥688高値¥1,714

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.2倍
PBR7.12倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で株価は1405円と完全に横ばい。6月末から8月初旬まで1400円前後で膠着状態が続き、8月6日も1405円。25日線(1405円)は株価とほぼ一致し、75日線(1290円)や200日線(1083円)を大きく上回るが、上昇の勢いは乏しい。RSIは44.44と中立圏。52週高値1740円対比では約19%下。出来高は直近11900株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)

PERは29.41倍で業界平均22.44倍を上回り、PBRは7.53倍で平均3.19倍の2倍以上。ROEは31.13%と高いものの、配当がなく株主還元が不透明。割高感はあるが高い収益性が評価され、PERは業績次第で調整余地あり。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.2倍23.4倍
PBR7.12倍3.51倍
ROE31.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は横ばいで推移しているが、営業利益率は高い水準を維持。強気派は、地域密着型で会員登録不要の手軽さが他社との差別化につながり、広告収入の安定性と高収益構造を評価する。弱気派は、売上高の伸び悩み、新規成長への限界、大手C2Cプラットフォームとの競合激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高収益構造

    営業利益率は26〜33%と非常に高い。

  • 独自ポジション

    地域密着型で利用者に親しまれている。

  • 株主還元

    将来の配当実施も期待される。

  • ROE31.13%と傑出した資本効率継続影響

    自己資本利益率31.13%を達成、PBR7.53倍だが資本効率で正当化

  • 営業利益率26.32%の高収益モデル通年影響

    売上高19億円に対して営業利益5億円、高い利益率が収益力の源泉

  • 売上高19億円と増収基調を維持通年影響

    売上高18→19億円に増加、収益基盤は安定

  • 株価は1年で31%上昇し勢いがある継続影響

    1年で31.31%上昇し、外国人保有13.93%も需給に寄与

マイナスに働く材料7
  • 売上頭打ち

    売上高は18〜19億円で横ばいが続く。

  • 競合台頭

    メルカリやヤフオクなどとの競争が激しい。

  • 成長鈍化

    成長余地が限られ、新規事業も不透明。

  • 営業利益率が33.33%から26.32%へ低下通年影響

    売上高18→19億円、営業利益6→5億円。利益率が7pt低下し収益力が悪化

  • 無配当で株主還元が無い継続影響

    配当利回りの開示がなく無配当。株主への直接還元が投資魅力を減じる

  • 売上高成長率5.6%と低成長通年影響

    売上高18→19億円と伸び率は5.6%に過ぎず、高PERを維持するには加速が必要

  • PER29.41倍と割高で調整リスク決算発表後影響

    純利益5億円に対して時価総額140億円、PER29.41倍。減益が続けばバリュエーション圧縮

次の決算で確かめる点
サイト訪問者数・アクティブユーザー
サービス利用の規模と活発さを測る。
有料掲載件数
収益源である有料機能の利用動向を見る。
広告売上高
主要な収益源の推移をチェック。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,186人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.0%を占め、残る66.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他36.436.344.043.947.743.3
事業法人52.637.535.732.731.131.5
外国法人3.95.40.92.57.213.9
証券会社4.02.84.312.411.78.7
金融機関3.017.915.08.42.12.5
自己株式2.89.712.11.9
外国人個人0.10.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社NTTドコモ18.52
02株式会社プロトコーポレーション12.23
03加藤 貴博9.95
04株式会社SBI証券5.79
05THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.23
06須田 忠雄2.50
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.73
08BANQUE PICTET AND CIE SA RP ACTIONS MARCHES DEVE LOPPES SMALL AND MID CAP (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.61
09中山 亮1.56
10UBS AG LONDON ASIA EQUITIES (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店カストディ業務部長)1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-07-06
    カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
    新規の大量保有報告
    86.11%
  • 2026-07-03
    加藤 貴博
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -10.19pt
  • 2026-07-02
    株式会社NTTドコモ
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -18.52pt
  • 2026-07-02
    株式会社プロトコーポレーション
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -12.23pt
  • 2026-06-19
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.63%
    -2.44pt
  • 2026-05-28
    株式会社プロトコーポレーション
    新規の大量保有報告
    12.23%
    +1.42pt
  • 2026-05-26
    加藤 貴博
    新規の大量保有報告
    10.19%
  • 2026-05-21
    加藤 貴博
    新規の大量保有報告
    10.19%
  • 2026-05-19
    株式会社NTTドコモ
    新規の大量保有報告
    18.52%
    +2.16pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+154%、1株純資産は7期で+21%。直近期のROEは31.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年12月−89
2016年12月−154
2017年12月−82
2018年12月47.2
2019年12月1914318.9
2020年12月4624023.860.5
2021年12月339030.741.9
2022年12月3810339.526.0
2023年12月429941.820.6
2024年12月4813540.514.5
2025年12月4817331.119.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加藤貴博代表取締役社長47992,000
片山翔取締役4034,000
堀直之取締役4310,200
伊藤邦宏取締役54
松本行哲取締役51
川波拓人常勤監査役53
神先孝裕監査役39
臼坂悦子監査役485,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)437379
社外取締役418185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,450字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」という経営理念のもと、地域のあらゆる情報を可視化し、地元で個人・企業・行政が必要なものを融通しあえる仕組み作りを目指して、クラシファイドサイト「ジモティー」を運営しております。クラシファイドサイトとは、地域や目的によって分類された募集広告を、一覧形式で掲載する広告媒体の一つであり、一般的に掲載料が無料で、個人・法人を問わずユーザーとして利用でき、誰でも手軽に広告掲載ができる点が特徴です。 「ジモティー」は、地元で情報を探す人と情報を発信したい人をマッチングさせるプラットフォームであり、主に以下の特徴を有しております。 (1)日本全国網羅された地域と、幅広く細分化されたカテゴリ 「ジモティー」では、地域の情報が「投稿」として豊富に掲載されております。また、地域の情報が全国47都道府県の市区町村に区分され、目的に応じたカテゴリに分類して掲載されているため、ユーザーの求める地域の情報が見つけやすくなっております。 大カテゴリ一覧 カテゴリ   内容 売ります・あげます   物品の売買及び譲渡に関する情報 助け合い   「助けて」「手伝って」等の助け合いの依頼に関する情報 メンバー募集   個人の各種メンバー募集に関する情報 不動産   不動産物件の賃貸及び売買に関する情報 中古車   中古車物件の売買に関する情報 正社員   法人の正社員募集に関する情報 地元のお店   各種ビジネスの宣伝に関する情報 里親募集   動物の里親募集に関する情報 教室・スクール   各種スクールの宣伝に関する情報 イベント   各種イベントの開催に関する情報 アルバイト   法人のアルバイト募集に関する情報 (2)ユーザー間のマッチング機会を提供 「ジモティー」は、ユーザーに対し投稿・問合せ機能を提供しております。ユーザーは「投稿」による広告情報の掲載、並びに掲載された広告情報に対する「問合せ」を行うことが可能であり、ユーザー間のマッチング機会を提供することが可能なサービスとなっております。 「ジモティー」では、ユーザーの入会並びに利用時の手数料を原則無料にしており、誰でも気軽に利用することが可能となっております。また、マッチング後のユーザー間の取引はユーザー同士の相対により直接行われているため、ユーザーが安心・安全、かつ、便利に取引できるサービス提供を心掛けております。具体的には、以下の機能等を備えております。 ・投稿・問合せ機能 入会並びに利用時の手数料が無料で、Webサイト及びスマートフォンアプリから誰でも簡単に「投稿」と、掲載中の「投稿」に対して「問合せ」ができる機能を提供しております。 当事業年度においては、売ります・あげますカテゴリにおいて、一度に複数の物品を「投稿」可能な「まとめて投稿」機能をリリース致しました。今後もプラットフォームの利便性向上のためのプロダクト開発を推進してまいります。 ・チャット機能 「ジモティー」内のチャット機能で簡単に取引のやり取り・連絡を行うことができます。相手にアドレス等の個人情報を渡すことなく、取引ができるため安心してご利用いただけます。 ・評価・保険機能 投稿者・問合せ者がお互いの取引を評価でき、当該取引の評価は、各ユーザーのアカウント情報に表示され、取引の参考にすることができます。また、取引でトラブルが起きた場合でも、費用の一部が補償される保険機能も提供しております。 ・投稿オプション機能 投稿者が「投稿」を目立たせる為に利用する機能を有償で提供しております。古い投稿が新着投稿として更新される機能(リフレッシュ)や、リフレッシュが7日間継続される機能(定期リフレッシュ)、投稿の背景が黄色で表示される機能(ハイライト)、期間中に指定した地域・カテゴリの投稿一覧最上部に投稿が固定表示される機能(PR枠)といった機能があります。 ・あんしん決済機能 掲載中の「投稿」に対してオンライン上で商品代金を事前に支払い、投稿者は納品と双方の評価完了後に商品代金を受け取ることができる機能を有償で提供しております。商品代金の支払いをジモティーが仲介するため、安心してご利用いただけます。 (3)充実したカスタマーサポート体制 当社は、ユーザー間の取引に直接関与していないため、ユーザーが安心して「ジモティー」を利用できるよう、カスタマーサポート体制を整備しております。 具体的には、投稿された内容を監視するための体制の構築や適切なサポート人員の配置をはじめ、ユーザーの本人確認の強化、違反ユーザーに対する注意喚起や利用停止等を実施しております。今後においても、サービスの成長に合わせて必要な投資を行い、体制の強化に努めてまいります。 (4)官民連携型のリアルリユース拠点「ジモティースポット」 ジモティースポットは、「ジモティー」の「売ります・あげます」カテゴリの取り組みをリアルに拡張した事業として、2020年に開始しました。自治体との連携により官民連携型のリユース拠点を構築し、地域住民を対象に不要品の無償譲受および譲渡を行っている点が特徴です。自治体と共同で運営することで安心して利用でき、地域の資源循環や環境負荷軽減に貢献しています。不要品の譲受は無料で行っており、利用者にとって負担をかけずに不要品を手放せる仕組みを整えています。販売形態には、当社が主体となる直営店方式と、提携企業が販売主体となるフランチャイズ方式があり、地域特性やニーズに合わせた柔軟な店舗展開を進めています。 また、当社は、先述のサービスを提供することで、主に、広告枠提供による収入を得ております。具体的には、以下のとおりです。 ① 広告 「ジモティー」上の広告枠を、「ジモティーAds」又はアドネットワークを通じて提供し、広告の配信又はクリック等の特定のアクションが行われることで収益を得ております。 「ジモティーAds」は、「ジモティー」の媒体に直接出稿できる運用型の広告配信プラットフォームです。登録ユーザー情報や過去の行動履歴から、最適な広告を配信することを可能としているプラットフォームです。 アドネットワークとは、多数の広告媒体のWebサイトを束ねた広告配信ネットワークを形成し、それらのWebサイト上で一括して広告を配信する手法であり、メディア運営者は、サイトページ上に広告枠のみをアドネットワーク事業者に提供し、掲載される広告が、システムにより自動配信される仕組みとなっております。 ② 機能課金 「ジモティー」では、ユーザー同士のマッチング向上を図るため、主に法人利用を目的とした投稿オプション機能の提供を2017年より行っており、ユーザーが希望する機能を有償販売することで収益を得ております。 投稿オプション機能では、古い投稿が新着投稿として更新される機能(リフレッシュ)や、リフレッシュが7日間継続される機能(定期リフレッシュ)、投稿の背景が黄色で表示される機能(ハイライト)、期間中に指定した地域・カテゴリの投稿一覧最上部に投稿が固定表示される機能(PR枠)といった機能があります。 上記投稿オプション機能により、ユーザーは地域・カテゴリ毎のターゲティングが可能となっております。なお、投稿オプションの価格については、適宜、見直しを行っております。 ③ DB連携 「ジモティー」では、提携サイトの商品データベースと連動した投稿を掲載しております。ユーザーがそれらの投稿をクリックするとデータベース上連携している提携先の外部サイトへ進み、さらに資料請求や、契約等のユーザーアクションによる成果発生件数に応じて収益を得る、成果報酬型の収益となっております。 一例としては、「中古車」カテゴリでは、中古車に特化した専門媒体と連携し、当該媒体で登録されている豊富な車種並びに価格帯の中古車情報を、「ジモティー」の投稿として掲載しております。それらの投稿に対して、「ジモティー」のユーザーが中古車見積もり依頼を行った件数に応じて、当該媒体から成果報酬を得ることで、ユーザーのアクションをマネタイズすることが可能となっております。 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 [事業系統図]「ジモティー」 [事業系統図]「ジモティースポット」
経営方針・対処すべき課題2,841字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社は「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」という経営理念のもと、地域のあらゆる情報を可視化し、地元で個人・企業・行政が必要なものを融通しあえる仕組み作りを目指して、クラシファイドサイト「ジモティー」を運営しております。 (2)経営環境及び経営戦略等 当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続くことが期待されています。一方で、欧米における高い金利水準の継続や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、注視すべき状況が続いております。 このような環境のなかで、当社はクラシファイドサイト「ジモティー」を通して、地域の情報が幅広く集まるプラットフォームを提供することで、地域の情報を可視化し、地域の人とのマッチングを推進してまいりました。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、売上高及び営業利益の前年比増による成長性を重視しております。また、売上高を構成する指標として、PV数及び投稿数を重視しております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① ジモティースポットの多店舗展開 当社は、自治体と連携した共同リユース拠点として「ジモティースポット」を展開しており、全国における拠点網の拡充を継続しております。今後の持続的な成長に向けては、拠点数の拡大に加え、各拠点の収益性向上及び運営品質の均一化が重要な課題であると認識しております。当社は、2030年度に向けた拠点・業績拡大目標の実現に向け、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。 a.1店舗当たり収益性の向上 1店舗当たりの収益性については、地域における認知度向上に伴う持込件数の自然増に加えて、運営KPI(持込量、回転率、販売単価、作業生産性等)の継続的なモニタリング及び改善活動を通じて、収益性の向上を推進してまいります。 b.店舗数の拡大 2026年度においては、店舗開発に係る工数及び投資負担を抑制しつつ拠点数を拡大する手法として、当面フランチャイズ(FC)店舗の展開を強化するとともに、中期的な収益の拡大を見据え、従来よりも付加価値の高い店舗モデルの開発にも着手する方針であります。 上記の課題に適切に対処することで、ジモティースポットの多店舗展開を円滑に進め、持続的な成長と企業価値の向上につなげてまいります。今後も市場動向を注視しながら、最適な出店戦略・運営戦略を講じ、当社のビジネス基盤をさらに強固なものといたします。 ② ネット事業の収益基盤の強化 当社のネット事業における主要な収益源の一つである配信型広告については、直近数年間にわたり市場環境が変化し、広告単価や需要動向が不安定化する局面が見られるなど、収益の変動要因となり得る状況にあります。このような外部環境を踏まえ、当社は、2023年11月に自社広告配信システム「ジモティーAds」をリリースし、自社広告在庫の収益化及び広告商品の高度化を推進してまいりました。 今後の持続的な成長に向けては、従来の配信型広告及び自社広告に依存した収益に留まらず、新たな収益モデルを創出することが重要な課題であると認識しております。当社は、当社のサービスを利用するユーザー及び投稿者(広告主を含む)の双方にとって付加価値の高い新商品の開発、並びに販売施策の拡充を推進し、より強固な収益基盤の構築に努めてまいります。 ③ サービスの健全性の維持及び向上 当社が運営する「ジモティー」は、インターネットを通じて提供されているものであり、システムを安定的に稼働させることが重要な課題であると認識しております。今後においても、ページビュー数及び投稿数の増加、サービスの機能拡充、セキュリティの向上等に適時に対応し、技術革新等の事業環境の変化にも柔軟に対応できるシステム開発体制を構築することで、システムの安定稼働や高度なセキュリティが担保されたサービス運営に努めてまいります。 また、投稿内容の健全性の維持及び向上を図るため、カスタマーサポート体制の一層の強化が課題であると認識しております。当社では、投稿された内容を監視するための体制の構築や適切なサポート人員の配置をはじめ、ユーザーの本人確認の強化、違反ユーザーに対する注意喚起や利用停止措置等を実施しております。今後においても、サービスの成長に合わせて必要な投資を行い、体制の強化に努めてまいります。 ④ 組織力、内部管理体制の強化 a.優秀な人材の確保及び育成 当社では、専門的知識を有した優秀な人材の確保及び育成が企業成長に向けた重要な課題であると認識しております。事業環境や内容に応じて求められるスキルや知見を把握し、適材適所な人材の確保に積極的に取り組んでまいります。また、人材育成のための教育・研修制度も充実させてまいります。 b.内部管理体制の強化 当社が継続的な成長を続けるためには、内部管理体制の強化が必要不可欠であると認識しております。そのため、今後においても、内部統制システムの評価と運用を徹底し、事業運営上のリスクの把握と管理を適切に行える体制構築に努めてまいります。 c.情報管理体制の強化 当社は、2025年11月26日、社内開発環境への不正アクセスを確認し、当該環境の遮断・隔離等の措置を講じるとともに、原因及び影響範囲の調査を実施いたしました。当社プレスリリース(2025年12月5日付「弊社利用システムへの不正アクセスに関するお知らせ」及び2026年1月20日付「弊社利用システムへの不正アクセスに関する調査結果のご報告」)にも記載の通り、調査の結果、外部プログラムへの不正コード混入に起因し、開発環境に保存されていた情報の一部が外部からアクセス可能な状態となり、実際に不正アクセスが行われた事実を確認しております。影響の可能性がある関係者への個別連絡及び個人情報保護委員会への報告等の対応を完了しております。 当社は、サービスの信頼性確保及び上場会社としての責任の観点からも、本件を重く受け止め、外部プログラム導入・更新管理の厳格化(自動更新抑止等)とサプライチェーン対策、開発環境における権限管理の最小化、ログ監視を含む監視体制及びインシデント対応手順の整備・運用定着、情報資産管理ルールの見直し、外部専門家の知見を活用した点検・改善、並びに従業員教育の強化を継続的に推進し、再発防止と管理体制の高度化を図ってまいります。
事業等のリスク7,089字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社は、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及びリスクの軽減に努める所存でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を、慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 また、本項の記載における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、全てのリスク要因が網羅されているわけではありません。 (1)事業環境に関するリスク ① インターネット関連市場の動向について 当社は、クラシファイドサイト「ジモティー」の運営を主たる事業としており、当社事業の継続的な発展のためには、さらなるインターネット環境の整備、インターネットの利用拡大が不可欠と考えております。総務省発表の「令和5年通信利用動向調査」によると、個人のインターネット利用率は85.6%となっており、高水準で推移しております。 しかしながら、インターネットの利用等に関する新たな法的規制の導入やその他予期せぬ要因等により、今後のサービス運営が困難になった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネット広告市場について 広告市場は、市場変化や景気動向の変動による影響を受けやすく、今後、急激な景気の変化等が生じた場合、広告及びインターネット広告の需要に影響する可能性があります。 当社は、広告市場の影響を最小限に抑えるよう、広告市場への販売だけでなく自社による広告枠販売や新機能の拡充等により収益性の向上に取り組んでおりますが、急激な景気の変化等が生じた場合、広告掲載案件や広告単価の減少等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 検索エンジンへの対応について 当社が運営する「ジモティー」では、特定の検索エンジン(「Google」、「Yahoo! JAPAN」等)から多くのユーザーを集客しております。そのため、当社では、SEO等の必要な施策を講じて集客力を強化しております。 しかしながら、検索エンジンにおける表示結果(順位)は、その運営者のロジックや判断によるものであり、当社が関与する余地はありません。そのため、検索エンジン運営者の方針やロジック変更等により、これまでのSEOが有効に機能しなくなった場合、集客効果が低下し、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ プラットフォーム提供会社の動向について 当社は、「App Store」、「Google Play」のプラットフォームを通じて、スマートフォン向けのアプリ配信を行っております。また、Apple Inc.並びにGoogle Inc.のプラットフォーム提供会社に対し、アプリ内の売上の一部を決済代行手数料として支払っております。 これらプラットフォーム事業者の事業戦略の転換並びに動向によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容に関するリスク ① クラシファイドサイト事業における競合について 本書提出日現在において、当社が運営する「ジモティー」と明確に競合するクラシファイドサイトはないものと認識しております。 しかしながら、今後、高い資本力や知名度を有する企業等が類似サービスに参入することにより競争が激化した場合、ユーザーの流出や集客コストの増加等が想定されます。そのような場合には、当社が優位性を確保し、企業価値の維持向上が図れるか否かは不確実であるため、競合サービスの状況により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定事業への依存について 当社は、クラシファイドサイト運営事業の単一セグメントであり、収益の大部分が当該事業によるものとなっております。そのため、事業環境の変化等により、当該事業が縮小し、その変化への対応が適切でない場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 特定取引先への集中について 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ④生産、受注及び販売の実績」に記載のとおり、2025年12月期の売上高の27.3%がGoogle Asia Pacific Pte.Ltd.となっており、本書提出日現在、同社とは良好な取引関係を構築しております。 しかしながら、同社との契約条件の変更等があった場合、当社の今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ④ サイトのPV数及び投稿数について 当社では、ユーザーの気持ちを第一に考え、さらなるサービスの充実や利便性の向上、ユーザーの嗜好に深く根ざした飽きの来ないコンテンツを提供すること等によって、サイトのPV数及び投稿数の増加に努めております。 しかしながら、ユーザーの嗜好は移り変わりが激しく、ニーズに対応するコンテンツを提供できなかった場合には、PV数又は投稿数の減少が生じ、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 投稿内容の健全性の維持について 当社が運営する「ジモティー」では、利用規約やガイドライン等を整備し、投稿された内容を監視するための体制の構築や適切なサポート人員の配置をはじめとした施策により、投稿内容の健全性の維持に努めております。その中で誹謗中傷や嫌がらせ、知的財産権の侵害等、明らかに不適切な投稿を発見した場合には、一定の基準に基づいて当該投稿を削除する等により、規制しております。 しかしながら、ビジネスの特性上悪意をもって行われた取引を全て排除することは難しく、健全性の維持は可能な範囲で行われているため、一定のユーザー間でトラブルが発生する可能性があります。さらに、それらのトラブルが適切に解決されない場合は当社のブランドイメージ及び社会的信用の低下等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 訴訟に関するリスクについて 本書提出日現在において、当社が当事者として関与している訴訟手続きはありません。 当社は、法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を構築するとともに、取引先、従業員及びその他第三者との関係において、訴訟リスクを低減するよう努めております。 しかしながら、当社の今後の事業展開において、第三者への権利侵害があった場合等には、当社に対して、損害賠償請求等の訴訟その他の法的手続きが行われる可能性があります。その訴訟等の内容や、損害賠償の金額によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ サイト内広告について 当社は、当社が運営する「ジモティー」に掲載される広告について、当社が作成した広告掲載ガイドラインに沿う内容の広告を掲載し、法令違反や公序良俗に反する広告の排除に努めております。 しかしながら、当社が掲載した広告に瑕疵があった場合には、当社のブランドイメージ及び社会的信用が低下し、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 出店政策について 当社が運営する「ジモティースポット」では、新規店舗展開を推進し、新規出店及び他社との業務提携などによるフランチャイズ出店を実施しております。今後さらに当社店舗網を加速させていく計画であるため、出店の成否が当社の成長力に大きな影響を及ぼす可能性があります。従いまして、今後、新規出店等の案件が継続的に成立するとは限らず、そのような場合には当社の成長力が鈍化する可能性があります。 ⑨ リユース品の仕入について 当社の店舗で取扱うリユース品の仕入については、そのほとんどを店舗における一般顧客からの「無償譲受」という方法で行っております。また、社会の環境問題への認識が高まるにつれ、リユース分野への新規参入等により他社との競合状況も激化しております。従いまして、商品仕入の量と質の確保が業績に影響を与える可能性があります。 (3)システム等に関するリスク ① システムの安全性について 当社が運営する「ジモティー」は、インターネットを通じて提供されているものであり、システムの安定稼働が、業務の遂行上、必要不可欠であります。そのため、ネットワークの常時監視、日常的な保守管理、継続的なシステム開発等により、システム障害を未然に防ぎ、万一発生してしまった場合でも迅速に適切な対応を行える体制を構築しております。 しかしながら、巧妙化・複雑化したサイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルスの侵入、自然災害や大規模な事故、その他予期せぬ要因等により、当社のシステム障害や情報漏洩が発生した場合、相当な費用負担や当社の社会的信用の低下により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新について インターネット関連市場では、技術革新が活発に行われており、新しいサービスが次々と生まれております。そのため、当社では、常に業界の動向を注視し、適時に事業戦略を見直し、必要に応じて迅速に技術革新に対応するため、既存サービスに新たな技術を展開できる開発体制を構築しております。 しかしながら、技術革新の内容によっては、対応するための相当な開発費用が発生する可能性があり、また、適切な対応ができない場合は当社サービスの競争力が相対的に低下する可能性があります。そのような場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事業拡大に伴うシステム開発について 当社はサービスの安定稼働やユーザー満足度向上を図るため、サービスの成長に合わせてシステムやインフラの開発を継続的に行っていくことが必要であると認識しており、今後予測されるユーザー数、PV数及び投稿数の伸長、新サービスの導入、セキュリティ向上に備えて継続的なシステム開発を計画しております。 しかしながら、ユーザー数、PV数及び投稿数が想定よりも急速に増加した場合には、システム開発計画の前倒し等により想定外の開発費用が生じる可能性、また、適切な対応ができない場合はサービスの稼働やユーザー満足度が低下する可能性があります。そのような場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)事業運営体制に関するリスク ① 内部管理体制の強化について 当社は、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、内部管理体制の一層の充実を図ることが必要であると認識しております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムを構築、整備、運用しております。 しかしながら、事業の急速な拡大等により、それに応じた内部管理体制の構築に遅れが生じる場合には、適切な事業運営が困難となり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 小規模組織であることについて 当社は組織規模が小さく、規模に応じた業務執行体制となっております。また、今後の堅調な事業成長のためには、有能な人材の確保と育成が必要であると認識しており、適宜、採用を行い、社内研修制度の充実を図り、組織力の強化に注力してまいります。 しかしながら、適切なタイミングで当社の求める人材の確保が十分になされない場合や、当社の役員や重要な業務を担当する従業員の流出等により、必要な人材を確保できなくなった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法的規制に関するリスク ① 一般的なインターネットにおける法的規制について 当社の事業は主に、「電気通信事業法」「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」等による法的規制を受けております。 本書提出日現在において、当社の事業継続に重要な影響を及ぼす法的規制はないものと認識しておりますが、近年、インターネットの普及拡大に伴い、インターネット上のトラブルへの対応として、インターネット関連事業を規制する法令が徐々に整備されてきている状況です。今後、インターネット関連事業を営む事業者を規制対象とする新たな法令等の制定や、既存法令等の改正及び解釈変更がなされた場合には、当社の事業が制約を受ける可能性があります。その場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法令の改正等における法的規制に伴う投稿数の変動について 当社が運営する「ジモティー」では、「売ります・あげます」「不動産」「地元のお店」「イベント」「アルバイト」等の幅広いカテゴリを取り扱っており、それぞれ関連する法的規制のもと、ユーザーより各カテゴリに応じた投稿を受け付けております。本書提出日現在において、各カテゴリの投稿に重要な影響を及ぼす法的規制はないものと認識しておりますが、今後、関連事業を規制する新たな法令等の制定や、既存法令等の改正及び解釈変更がなされた場合には、当社の事業が制約を受ける可能性があります。その場合ユーザーからの投稿が制限され、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報の管理について 当社が運営する「ジモティー」では、ユーザーの住所、氏名、電話番号等の個人を特定できる情報を取得しており、当社には「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課せられております。 当社では、同法及び関連法令等を遵守し、それらの個人情報や取引データの取り扱いに細心の注意を払い、流出防止の体制を維持することを事業運営上の重要事項と認識しております。そのため、当社では、ネットワークの管理、独自のプライバシーポリシーの制定及び遵守、全従業員を対象とした社内研修の徹底、内部監査によるチェック等により、個人情報保護に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、外部からの不正アクセスや、当社の関係者や業務提携先等の故意又は過失による漏洩、改ざん、不正使用等の不測の事態により、個人情報が外部に流出した場合には、適切な対応を行うための費用の発生や、当社に対する損害賠償の請求、当社の社会的信用の低下等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 知的財産権について 当社は、当社が運営する事業に関する知的財産権の獲得に努めることに加え、第三者の知的財産権を侵害しないよう、十分な注意を払い対応を行っておりますが、当社の事業分野において、既に当社の認識していない知的財産権が成立している可能性、又は今後新たに第三者により著作権等が成立する可能性があります。このような場合においては、当社が第三者の知的財産権を侵害したことによる損害賠償や差止の請求、又は当社に対するロイヤリティの支払い要求等を受けることにより、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 古物営業法及び廃棄物処理法について 当社が行っているジモティースポット事業は、「古物営業法」及び「廃棄物処理法」により規制を受けます。これらの法規制への対応に遅れたり不備が生じたりした場合、営業停止処分や許可取消といった行政処分を受けるリスクや、コンプライアンス違反による信用失墜のリスクがあります。当社は法令改正動向を注視し体制整備に努めておりますが、想定外の規制強化や新たな遵守コストの発生が業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)その他のリスク ① 風評被害について ソーシャルメディアの普及に伴い、インターネット上の書き込みや、悪意のある口コミ投稿、並びにそれらを起因とするマスコミ報道等による風評被害が発生・拡散した場合、その内容の正確性にかかわらず、当社のブランドイメージ及び社会的信用に影響が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 配当政策について 当社は、成長途上であるため、株主に対する利益還元と同時に、財務体質の強化、当社の事業分野における競争力の確保及び向上を経営上の重要課題と認識しております。そのため、当社は創業以来配当は実施しておらず、事業の効率化や拡大を目的とした投資を通じて事業成長を実現することが株主に対する利益還元に繋がると考えております。 今後も、各事業年度の経営成績を勘案しながら株主に対する利益還元を検討していく方針ですが、配当実施の可能性、その実施時期等については、現時点においては未定であります。 ③ 税務上の繰越欠損金について 当社は、当事業年度末時点において、税務上の繰越欠損金を有しており、当事業年度末における将来減算一時差異に対して、将来の税金負担額を軽減できる範囲内で繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性の評価に際して、事業計画を基に、将来の課税所得の発生時期及び金額を見積もっておりますが、実際の課税所得の発生時期及び金額が見積りと異なった場合には、翌事業年度以降の財務諸表において、繰延税金資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,135字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は2,180,703千円となり、前事業年度末に比べ637,351千円増加致しました。これは主に、現金及び預金が551,712千円増加したことによるものであります。固定資産は269,874千円となり、前事業年度末に比べ93,037千円増加致しました。これは主に、有形固定資産が67,735千円増加、投資その他の資産が27,347千円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は2,450,577千円となり、前事業年度末に比べ730,389千円増加致しました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は475,516千円となり、前事業年度末に比べ118,838千円増加致しました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が35,000千円増加、契約負債が41,488千円増加、預り金が28,427千円増加したことによるものであります。固定負債は280,974千円となり、前事業年度末に比べ258,027千円増加致しました。これは主に、長期借入金が251,664千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は756,490千円となり、前事業年度末に比べ376,866千円増加致しました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は1,694,086千円となり、前事業年度末に比べ353,523千円増加致しました。これは主に、利益剰余金が472,234千円増加した一方で、自己株式の増加により118,243千円減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は69.1%(前事業年度末は77.9%)となりました。 ② 経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかに回復しており、先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されております。一方で、今後の物価動向や米国の通商政策をめぐる動向などの景気を下押しするリスクに留意する必要があり、また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要がある状況です。 このような環境の中、当社はクラシファイドサイト「ジモティー」を通して、地域の情報が幅広く集まるプラットフォームを提供することで、地域の情報を可視化し、地域のモノや人のマッチングを推進してまいりました。当社では、持続的なプラットフォームの成長のために、地域内で互いに必要なモノや情報を融通しあえる場所へと進化するべくサービスの改善に努めてまいりました。具体的には、モノや情報の量を増やし可視化させるための取り組みとして、機能開発等によるプラットフォームの利便性向上やユーザーにとって有益な情報の充実化に注力してまいりました。また、ユーザー数拡大及び収益モデル拡充の取り組みとして、自治体連携リユース拠点「ジモティースポット」の多店舗展開を開始し、ごみの減量とリユース数の最大化を図ってまいりました。 以上の結果、当事業年度の売上高は1,932,044千円(前事業年度比8.9%増)、営業利益は549,593千円(同1.8%減)、経常利益は555,601千円(同1.5%減)、当期純利益は472,234千円(同0.1%増)となりました。 なお、当社はクラシファイドサイト運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ551,712千円増加し、当事業年度末には1,854,213千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は521,666千円(前事業年度は396,450千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益547,422千円の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は135,922千円(前事業年度は33,531千円の支出)となりました。これは主に、敷金の差入による支出50,340千円、有形固定資産の取得による支出90,442千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は165,968千円(前事業年度は180,579千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入400,000千円、自己株式の取得による支出118,716千円、長期借入金の返済による支出113,336千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載はしておりません。 b.受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載はしておりません。 c.販売実績 当社の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社はクラシファイドサイト運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) クラシファイドサイト運営事業   1,932,044   108.9 合計   1,932,044   108.9 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当事業年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) Google Asia Pacific Pte.Ltd.   662,616   37.4   527,097   27.3 (注)主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先については記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら実績の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 (2024年12月期)               (単位:千円) 第1四半期会計期間 (自 2024年1月1日  至 2024年3月31日)   第2四半期会計期間 (自 2024年4月1日  至 2024年6月30日)   第3四半期会計期間 (自 2024年7月1日  至 2024年9月30日)   第4四半期会計期間 (自 2024年10月1日  至 2024年12月31日)   事業年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日) 売上高   468,466   452,069   427,112   426,368   1,774,017 広告宣伝費   28,497   37,596   7,117   5,291   78,501 営業損益   165,980   128,076   136,066   129,569   559,693 (2025年12月期)               (単位:千円) 第1四半期会計期間 (自 2025年1月1日  至 2025年3月31日)   第2四半期会計期間 (自 2025年4月1日  至 2025年6月30日)   第3四半期会計期間 (自 2025年7月1日  至 2025年9月30日)   第4四半期会計期間 (自 2025年10月1日  至 2025年12月31日)   事業年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 売上高   449,350   495,716   475,381   511,595   1,932,044 広告宣伝費   2,413   3,465   1,712   1,679   9,270 営業損益   120,629   158,037   116,874   154,051   549,593 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当事業年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社における主な資金需要は、運転資金及び設備投資資金であります。これらの資金需要については、自己資金を基本としつつ、必要に応じて、最適な方法による資金調達にて対応する方針であります。 なお、当事業年度末における借入金残高は361,664千円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,854,213千円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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