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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ロイヤルホテル

THE ROYAL HOTEL,LIMITED9713 · Standard · サービス業

関西発祥の老舗ホテルグループ。リーガブランドを軸に首都圏・広島・小倉など全国9ホテルを展開し、大阪の旗艦ホテル運営も受託する。

概要

大阪・中之島に本社を置くホテル運営会社。1932年設立の新大阪ホテルを源流とし、1961年大阪証券取引所第二部に上場。リーガロイヤルホテルをはじめ9つのホテルを運営するほか、ブライダルやレストラン事業も手がける。2026年3月期の連結売上高は293億円、営業利益12億円。インバウンド需要の回復を追い風に、新規出店とM&Aで成長を目指す。

ホテル事業を中核とする収益構造

ロイヤルホテルグループの主たる事業はホテル運営であり、売上の大部分を占める。宿泊・宴会・レストランの各部門がバランスよく収益を生むフルサービス型のシティホテルが中心である。2026年3月期の売上高293億円のうち、リーガロイヤルホテル大阪やリーガロイヤルホテル東京などの既存ホテルが基盤を支える。一方で、新たに完全子会社化した芝パークホテル(東京都港区)が売上増に寄与した。宴会需要やインバウンド宿泊の回復により、営業利益は前年比で改善している。

アセットライト戦略と財務体質の改善

コロナ禍で財務が悪化した後、2023年3月期にリーガロイヤルホテル大阪の土地・建物を売却し、アセットライトなビジネスモデルへ転換した。この売却により借入金を圧縮し、優先株式の一部を消却。2025年3月期末には自己資本比率56%と財務体質が大幅に改善した。現在は現預金113億円を活用し、賃貸条件に変動賃料を織り込むなどリスクを軽減した新規出店を進めている。芝パークホテルのM&Aも自己資金で実施し、投資効率の高い成長を志向する。

7社の連結子会社と9ホテルの運営体制

当社グループは当社と7社の連結子会社で構成される。主要子会社にはリーガロイヤルホテル広島、小倉、東京、東京ロイヤルホテル、リーガプレイス肥後橋、芝パークホテルがある。これらが運営するホテルは9軒。さらに当社はリーガロイヤルホテル(大阪)の運営を受託している。ホテル附帯事業としてロイヤルホスピタリティサービスが清掃・リネンなどを提供し、ホテル外の食堂事業も6ヵ店展開する。グループ全体で2,032人の従業員を抱える。

地域別のホテル配置とインバウンド需要への対応

ホテルの立地は関西圏が中心であるが、東京・広島・北九州にも広がる。2026年4月には沖縄北谷と大阪難波に新ホテルを開業し、さらに福岡博多、広島、北海道千歳への出店計画を公表している。インバウンド需要の取り込みでは、北米・欧州・豪州からの宿泊客が多い芝パークホテルのノウハウを活用し、欧米の展示会へ5回、アジアの展示会へ7回出展した。リーガメンバーズの会員数は55万人を突破し、国内顧客基盤も強化している。

業界の中での役割は都市型ホテル運営会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
293億円
営業利益
12億円
営業利益率
4.1%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01宿泊・宴会主力

リーガロイヤルブランドを中心に、京都・大阪・広島・小倉・東京などでシティホテルを運営。宿泊・宴会・婚礼・レストラン事業を展開し、リーガロイヤルホテル(大阪)の運営受託も行う。

主な製品・サービス4
リーガロイヤルホテル
大阪・広島・小倉・東京で展開するフルサービス型シティホテル。結婚式・宴会・宿泊・レストランを提供。
リーガグラン京都
京都市内のシティホテル。観光・ビジネス需要に対応。
リーガプレイス京都 四条烏丸
京都市内のホテル。四条烏丸に位置し、ビジネス・観光利用を想定。
芝パークホテル
東京・芝に位置するホテル。観光・ビジネス需要を中心に運営。

02ホテル附帯サービス準主力

子会社のロイヤルホスピタリティサービスが、ホテルに附帯する各種事業(レストラン運営、宴会サービス、清掃等)を展開。ホテル運営のノウハウを活かしたサービスを提供。

03その他副次

ホテル外に茨木カンツリー倶楽部食堂、住友クラブ食堂、住友ビル食堂等6店舗を展開。クラブやビル内の食堂運営を通じ、法人需要を取り込む。

製品と技術

リーガロイヤルホテルを中核とするフルサービス型シティホテル

グループの中核製品はリーガロイヤルホテルブランドのシティホテルである。リーガロイヤルホテル(大阪)は1965年の開業以来、宴会・婚礼・レストラン部門を備えたフルサービス型として運営されてきた。2025年にはIHGホテルズ&リゾーツのコレクションブランド「ヴィニェット コレクション」に加盟し、客室やロビーを改装。客室単価の上昇に成功した。同様にリーガロイヤルホテル東京、広島、小倉もフルサービスを提供し、法人需要や婚礼需要を取り込んでいる。

新ブランドカテゴリーによる宿泊主体型ホテルの展開

中期経営計画「ReRISE」に基づき、グループはホテルのグレードとスタイル別にブランドカテゴリーを再編した。新たに設定したカテゴリーでは、初期投資を1ホテルあたり3億円強に抑え、約20人で運営する宿泊主体型ホテルを展開。2026年4月に開業したアンカード・バイ・リーガ大阪なんばやバウンシー・バイ・リーガ福岡博多(2026年9月開業予定)が該当する。これらのホテルは変動賃料を導入し、業績変動リスクを軽減しつつ高い利益率を目指す。

芝パークホテルとパークホテル東京の特徴的なコンセプト

2025年に完全子会社化した芝パークホテルは「ライブラリーホテル」として1,500冊以上の書籍を備え、落ち着いた読書体験を提供する。パークホテル東京は400点以上のアート作品を展示する「アートホテル」で、宿泊客の95%がインバウンド、特に北米・欧州・豪州からの訪日客が大半を占める。両ホテルとも平均客室稼働率80%台を維持し、グループのインバウンド戦略において重要な役割を果たしている。

リーガメンバーズ会員組織とデジタル施策

グループは「リーガメンバーズ」という会員組織を運営し、2026年3月時点で55万人を突破した。会員向けの特別料金やサービスでリピート顧客を獲得している。デジタル面では、AIレベニューマネジメントシステムの導入や自動チェックイン機の配置、PMS(基幹業務システム)の刷新を進め、業務効率化と顧客利便性向上を図る。BIツール(経営分析ツール)も導入し、データに基づいた価格設定や在庫管理を実施している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

ホテル運営で存在感、成長軌道に乗る中堅サービス企業

シティホテルやリゾートホテルの運営を主力とし、訪日外国人需要や国内観光需要の取り込みを図っている。売上高は2024年3月期の207億円から2026年3月期には293億円まで拡大し、営業利益率も3.6%から4.1%へ改善している。サービス業の中では同業他社にジンジブやイシンなどがあるが、これらは人材派遣やDX支援など異なる領域に強みを持ち、直接の競合ではない。ホテル業界では大手チェーンとの競争があるが、独自のブランド力と立地特性で差別化を図っている。収益改善ペースは比較的順調で、今後は稼働率向上や客単価アップによる収益力強化が課題となる。また、人件費や修繕費などのコスト管理も重要だ。

強み

  • 売上高が2年間で40%以上拡大しており、成長軌道に乗っている。
  • ロイヤルブランドは一定の知名度を持ち、宿泊需要の獲得に寄与している。
  • 営業利益率が年々改善し、収益構造の効率化が進んでいる。
  • 駅近や観光地など好立地にホテルを展開し、集客力を高めている。

課題

  • 営業利益率は4%前後と低く、コスト管理や収益性の向上が急務。
  • 大手ホテルチェーンや新興ホテルとの競争が激しく、差別化が必要。
  • 観光需要やイベント開催状況に業績が左右され、安定性に欠ける。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がロイヤルホテル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19343アイビス145億円16.5倍
27373アイドマ・ホールディングス144億円7.5倍
36176ブランジスタ144億円6.7倍
46039日本動物高度医療センター143億円15.4倍
56087アビスト141億円18.9倍
69713ロイヤルホテル140億円14.8倍
79221フルハシEPO140億円15.4倍
87082ジモティー140億円28.2倍
97352TWOSTONE&Sons139億円56.9倍
109612ラックランド137億円7.2倍
112193クックパッド136億円7.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

新大阪ホテルの創業と戦前の開業(1932~1935年)

1932年2月、株式会社新大阪ホテルが創立された。3年後の1935年1月に新大阪ホテルが開業し、大阪の宿泊施設として営業を開始した。このホテルは1973年8月に閉鎖されるまで、約38年間にわたり大阪のホテル需要を支えた。創業から約90年を経た現在のロイヤルホテルグループの源流であり、大阪・中之島エリアにおけるホテル事業の基盤を築いた時代である。

戦後の拡大と上場(1953~1961年)

戦後間もない1953年7月、東京新大阪ホテルが設立され、1959年3月には都市センターホテルの運営受託を開始した。これが後に東京ロイヤルホテルとなる基盤である。1955年2月には株式会社新広島ホテル(後の広島グランドホテル)を設立し、広島へ進出。1958年4月には大阪グランドホテルが開業した。1961年10月、大阪証券取引所第二部に株式を上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。

ロイヤルホテルブランドの誕生とリーガへの改称(1963~1997年)

1963年11月、株式会社大阪ロイヤルホテルが設立され、1965年10月に大阪ロイヤルホテルが開業した。1973年9月には新館(現リーガロイヤルホテルイーストウイング)が開業し、同年に商号を株式会社ロイヤルホテルに変更した。1997年4月、大阪ロイヤルホテルはリーガロイヤルホテルに改称。これに合わせて京都グランドホテルもリーガロイヤルホテル京都へ改称し、「リーガ」ブランドが確立された。

国内外への事業拡大とその後の撤退(1986~2018年)

1980年代後半から1990年代にかけて、グループは積極的に海外進出を図った。1989年にケアンズ・コロニアル・クラブ・リゾート開業、1990年にリーガロイヤルホテルニューヨーク開業、1993年にリーガロイヤルホテル成田・早稲田など相次いで新ホテルを開業した。しかし、2000年代に入り収益が悪化し、ニューヨーク・成田・早稲田などのホテルを売却・清算。広島・小倉のホテルも2018年に特別清算された。これらの失敗は、後のアセットライト戦略への転換を促す教訓となった。

コロナ禍からの回復とアセットライト転換(2020~2024年)

2020年3月期には売上高376億円、当期純利益7億円だったが、2021年3月期は売上高156億円、当期純損失93億円とコロナ禍で急減した。2022年3月期も赤字が続き、財政状態は悪化。そこで2023年3月期にリーガロイヤルホテル大阪の土地・建物を売却し、アセットライトモデルへ転換した。この結果、借入金を圧縮し、優先株式の一部を消却。2024年3月期には売上高207億円、当期純利益9億円と黒字復帰を果たした。

芝パークホテル買収と新ブランド展開(2025~2026年)

2025年10月、株式会社芝パークホテルを完全子会社化した。芝パークホテルは東京都港区で2ホテル(芝パークホテル、パークホテル東京)を運営し、合計466室。インバウンド比率95%と高い。同年にはリーガロイヤルホテル大阪がIHGの「ヴィニェット コレクション」に加盟しリニューアル。2026年4月にはリーガロイヤルリゾート沖縄北谷とアンカード・バイ・リーガ大阪なんばが開業し、グループのホテル数は増加している。

年表28件を開く

1930年代

  • 1932年2月創業株式会社新大阪ホテル創立(1973年9月現社名㈱ロイヤルホテルに変更)
  • 1935年1月新大阪ホテル開業(1973年8月閉鎖)

1950年代

  • 1953年7月商号変更株式会社東京新大阪ホテル設立(1959年3月都市センターホテルの運営受託開始、1973年9月㈱東京ロイヤルホテルに社名変更、現・連結子会社)
  • 1955年2月創業株式会社新広島ホテル設立(1987年6月㈱広島グランドホテルに社名変更、1995年4月吸収合併)
  • 1958年4月大阪グランドホテル開業(2008年3月閉鎖)

1960年代

  • 1961年10月上場大阪証券取引所第二部に株式上場
  • 1963年11月創業株式会社大阪ロイヤルホテル設立(1970年2月吸収合併)
  • 1965年10月大阪ロイヤルホテル開業(1997年4月リーガロイヤルホテルに改称)
  • 1968年8月創業株式会社京都グランドホテル設立(1997年7月㈱リーガロイヤルホテル京都に社名変更、2001年4月吸収合併)
  • 1969年11月京都グランドホテル開業(1997年4月リーガロイヤルホテル京都に改称、2015年3月事業譲渡)

1970年代

  • 1970年12月創業株式会社ロイヤルタワーホテル設立(1978年2月吸収合併)
  • 1973年9月ロイヤルホテル新館(現・リーガロイヤルホテルイーストウイング)開業

1980年代

  • 1986年12月創業株式会社アール・ピー・ビルディング設立(2017年9月吸収合併)
  • 1989年3月創業株式会社リーガインターナショナル設立(2007年12月清算) RIHGA INTERNATIONAL AUSTRALIA PTY, LTD.設立(2007年11月清算)
  • 1989年5月創業株式会社リーガロイヤルホテル新居浜設立(2012年4月売却)
  • 1989年7月ケアンズ・コロニアル・クラブ・リゾート開業(2006年9月売却)
  • 1989年11月創業RIHGA INTERNATIONAL U.S.A.,INC.設立(2002年10月清算)

1990年代

  • 1990年1月創業株式会社リーガリアルエステート成田設立(2001年3月売却)
  • 1990年5月リーガロイヤルホテルニューヨーク開業(2001年3月売却)
  • 1990年10月リーガロイヤルホテル新居浜開業(2012年4月売却)
  • 1991年9月創業株式会社リーガロイヤルホテル広島設立(2017年9月会社分割により㈱RRHHに改称、2018年3月特別清算)
  • 1992年6月創業株式会社リーガロイヤルホテル小倉設立(2017年9月会社分割により㈱RRHKに改称、2018年3月特別清算)
  • 1992年11月創業株式会社リーガロイヤルホテル成田設立(2001年10月清算)
  • 1993年4月リーガロイヤルホテル小倉開業(2017年9月会社分割により㈱リーガロイヤルホテル小倉に承継)
  • 1993年7月創業株式会社リーガロイヤルホテル早稲田設立(2002年3月清算)
  • 1993年10月リーガロイヤルホテル成田開業(2001年3月営業譲渡)
  • 1994年4月リーガロイヤルホテル広島開業(2017年9月会社分割により㈱リーガロイヤルホテル広島に承継)
  • 1994年5月リーガロイヤルホテル早稲田開業(2001年10月営業譲受、2002年4月リーガロイヤルホテル東京に改称)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 新規開業ホテル数(累計)2035年まで2035年までに20ホテル
  • グループホテル数2035年まで35ホテル
  • 会員数2030年まで100万人

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ブランドカテゴリー再編と新規出店拡大

    新たに設定したブランドカテゴリーに基づき、宿泊主体型ホテルを中心に新規出店を推進。初期投資を抑制し変動賃料を導入することで業績変動リスクを軽減し、省人化による高利益率モデルを追求。2035年までに20ホテル新規開業、グループ全体で35ホテルを目指す。

  2. 02

    既存ホテルのバリューアップとDX推進

    リーガロイヤルホテル東京・広島の大規模改装とコンセプト刷新を検討。PMS刷新、AIレベニューマネジメント、自動チェックイン機、BIツール導入によりオペレーションのDX化を進め、運営効率向上と収益率強化を図る。

  3. 03

    海外セールス強化と会員基盤拡大

    東アジアに強いリーガロイヤルホテルと北米・欧州に強い芝パークホテルでエリア別営業網を拡大。現地代行会社を活用し、海外展示会への出展増加と英語版会員アプリの実装によりインバウンド需要を取り込む。会員獲得を年間10万人ペースで進め、2030年に会員数100万人達成を目指す。

  4. 04

    人的資本強化と組織体制の刷新

    新人事制度で年齢に関係なく意欲ある人材を評価・登用。ジョブディスクリプション明確化と早期挑戦機会の提供、プロフェッショナル職の任用による後進育成で人材力を強化。多店舗展開に対応すべく10年後の社員構成を見据えた準備を進め、2026年4月に3本部体制へ改編。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,032人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は461万円で、9期前と比べて+17.1%平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は15.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,015
2018年3月2,038
2019年3月39441.116.32,049
2020年3月38841.216.42,036
2021年3月32640.915.72,059
2022年3月33241.317.01,832
2023年3月39944.019.11,678
2024年3月42442.917.91,726
2025年3月43741.816.91,98545
2026年3月46141.715.82,03259

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率78.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 7 / 海外 1、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
芝パークホテル — 東京都港区1,454百万円
ホテル事業
リーガロイヤルホテル(大阪) — 大阪市北区582百万円
ホテル事業
リーガロイヤル ホテル広島 — 広島市中区534百万円
ホテル事業
パークホテル東京 — 東京都港区476百万円
ホテル事業
リーガロイヤル ホテル小倉 — 北九州市小倉北区126百万円
ホテル事業
リーガグラン京都 — 京都市南区59百万円
ホテル事業
住友クラブ食堂(大阪市西区)他5店12百万円
ホテル事業
リーガプレイス京都 四条烏丸 — 京都市下京区11百万円
ホテル事業
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱リーガロイヤルホテル 広島(注)4、9
    広島市 中区 · 連結子会社
    議決権75.3%
  • 国内
    ㈱リーガロイヤルホテル 小倉(注)5、9
    北九州市 小倉北区 · 連結子会社
    議決権77.1%
  • 国内
    ㈱リーガロイヤルホテル 東京(注)3、6、9
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京ロイヤルホテル(注)3
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リーガプレイス肥後橋(注)3、7
    大阪市 西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ロイヤルホスピタリティ サービス㈱(注)3
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱芝パークホテル(注)3、8、9
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Blossoms Holding HK Limited
    Central, Hong Kong · その他の関係会社
    議決権23.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は293億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.3%、利益が+33.3%。

売上高
+16.3%
293億円
営業利益
+33.3%
12億円
純利益
-29.4%
12億円
営業利益率
4.1%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高320億円293億円
営業利益12億円12億円
純利益9億円12億円
1株あたり配当¥6¥6

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は76億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+61.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q72149
2024年1Q4700.00
2024年2Q4700.0−1
2024年3Q6169.88
2024年4Q522
2025年2Q101−3−3.0−5
2025年4Q151127.922
2026年2Q13753.64
2026年4Q15674.58
2027年1Q7656.64

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は454億円から293億円へ65%に減った。直近期の営業利益率は4.1%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月45466
2014年3月45486
2015年3月4471027
2016年3月41518−4
2017年3月4111827
2018年3月4112221
2019年3月4091829
2020年3月376−57
2021年3月156−69−93
2022年3月165−45−48
2023年3月264−21133
2024年3月20769
2025年3月252983.617
2026年3月29312124.112

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高293億円のうち、営業利益として残るのは12億円4.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金14.7%43億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金81.2%238億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.1%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
85.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.5pt
4.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.6pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は104億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月41−11−233030
2014年3月3812−525028
2015年3月4581−10112653
2016年3月0−271247−27130
2017年3月46−1−404534
2018年3月34−18−231627
2019年3月382−214046
2020年3月11−16−15−526
2021年3月−40−1375−5348
2022年3月−41−1140−5236
2023年3月1534−427535144
2024年3月−16−50−21122
2025年3月12−20−3−8112
2026年3月20−22−6−2104

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は393億円。このうち返さなくてよい自己資本が239億円で、自己資本比率は60.6%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月5498246714.9
2014年3月5127943315.5
2015年3月46411634825.1
2016年3月67411356116.8
2017年3月66914152821.1
2018年3月66216449824.7
2019年3月64719345429.8
2020年3月62920242732.0
2021年3月61910951017.6
2022年3月59916143826.8
2023年3月32118913259.0
2024年3月31619911763.0
2025年3月38423015356.0
2026年3月39323915560.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
120億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
121億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
155億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中129位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中510位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥914で、1年前と比べて-9.0%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥914+0.4%1ヶ月+1.3%1年-9.0%時価総額140億円
過去52週の値幅
安値¥870高値¥1,097

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)18.2倍
PBR0.58倍
配当利回り0.66%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月から8月にかけて900円前後でほぼ横ばいの動きが続いています。25日移動平均線(902.6円)と75日移動平均線(903円)がほぼ同水準で、方向感はありません。52週高値1097円からは約18%下落し、52週安値870円からは約4%上昇した位置です。RSIは48と中立圏にあり、大きなトレンドは見られません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは実績14.61倍、予想18倍と、業界平均の22.68倍を下回り、割安感があります。PBRは0.5757倍と低く、資産価値に対して過小評価されています。ROEは5.2%と低めですが、配当利回りは0.66%と低く、株主還元は課題です。業界平均と比べてPBRが大幅に低いことは魅力的ですが、収益性と配当の伸びが乏しいため、割安と判断しつつも成長鈍化には注意が必要です。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍23.4倍
PER (予想)18.2倍
PBR0.58倍3.51倍
ROE5.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

インバウンド回復で宿泊需要は増加基調にあるが、稼働率向上と客単価アップが収益化の鍵。宴会・婚礼はコロナ禍後の回復途上で、法人需要の戻りが不確実。強気派は旅行需要の持続と高付加価値戦略による客単価上昇を期待。弱気派は稼働率が頭打ちで、人件費や修繕費などの固定費増で利益が伸び悩むと懸念。

プラスに働く材料7
  • インバウンド需要回復

    2025年3月期は売上高252億円、営業利益3.57%に改善。

  • 宴会・婚礼の復調

    婚礼需要は回復基調。高価格帯プランで客単価向上。

  • 業績改善の継続

    2026年3月期は増収見込み。収益改善が続く。

  • 3期連続増収、2026年3月期売上高293億円通年影響

    売上高は207億円→252億円→293億円と拡大、営業利益も9億円→12億円へ増加

  • 2026年3月期営業利益12億円と前期比33%増益通年影響

    前期営業利益9億円から12億円へ33%増益、売上高の伸びが収益を牽引

  • 外国人保有比率24.56%と高く需給に厚み継続影響

    外国人保有比率は24.56%と高く、物色資金が入りやすい需給構造

  • 1年で株価13.9%下落、割安修正の反発期待継続影響

    株価は直近1年で13.85%下落し、PBR0.58倍と純資産割れ水準

マイナスに働く材料7
  • 固定費負担の重さ

    営業利益率は4%前後と低水準。人件費や修繕費が圧迫。

  • 競争激化

    新規ホテル開業や外資参入で競争が激化。

  • 稼働率頭打ち

    供給過剰の懸念。宿泊需要の伸びが鈍化する可能性。

  • 2026年3月期の純利益12億円と前期比29%減益通年影響

    純利益17億円から12億円へ29%減少、営業増益と逆行

  • 予想PER18倍と実績14.6倍から収益悪化懸念決算発表後影響

    実績PER14.61倍に対し予想PER18倍と逆ざや、将来利益の低下を示唆

  • ROE5.2%と低い資本効率が改善の重荷継続影響

    PBR0.58倍が1倍割れの要因、ROE5.2%は資本効率の低さを反映

  • 配当利回り0.66%と株主還元が乏しい通年影響

    配当利回り0.66%と低く、株主への利益還元が限定的

次の決算で確かめる点
客室稼働率
需要動向と収益水準の直接指標。稼働率が落ちれば収益悪化。
平均客単価
高付加価値戦略の効果を測る。値上げが需要を損なうかの検証。
宴会・婚礼受注高
法人需要の回復度合いと将来収益の先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり6で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは0.66%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥6
1株あたり
配当利回り
0.66%
いまの株価に対して
配当性向
8.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月59.0
2025年3月50.04.6
2026年3月620.08.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥6

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,341人。区分でいちばん多いのは事業法人48.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.3%を占め、残る47.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人70.269.146.145.145.148.2
外国法人0.50.533.233.324.024.4
個人・その他21.222.415.116.625.922.1
金融機関7.87.85.34.23.94.1
証券会社0.20.30.20.70.91.0
自己株式0.30.30.20.20.20.2
外国人個人0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Blossoms Holding HK Limited(常任代理人 株式会社三井住友銀行デットファイナンス営業部長)23.73
02アサヒビール株式会社12.81
03森トラスト株式会社12.76
04サントリーホールディングス株式会社6.70
05八木通商株式会社3.27
06株式会社三井住友銀行2.72
07関電不動産開発株式会社2.68
08大阪瓦斯株式会社1.91
09株式会社竹中工務店1.80
10日本生命保険相互会社1.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-13
    株式会社 三井住友銀行
    新規の大量保有報告
    20.67%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1195%、1株純資産は7期で+791%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月57.024.1
2014年3月557.031.0
2015年3月26327.67.9
2016年3月−41
2017年3月26621.48.0
2018年3月20312913.79.5
2019年3月28441716.36.3
2020年3月715013.717.7
2021年3月−911
2022年3月−470
2023年3月1,25382976.01.1
2024年3月558914.620.69.0
2025年3月1099958.48.54.6
2026年3月701,1515.213.18.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額176百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
蔭山秀一取締役会長70
植田文一代表取締役社長60
荻田勝紀代表取締役 副社長執行役員 事業運営本部担当(兼)事業運営本部長59
福田和師取締役 常務執行役員 経営企画本部担当(兼)経営企画本部長59
田沼直之取締役 執行役員 リーガロイヤルホテル東京副担当58
松下正幸取締役80
尾崎裕取締役76
白井文取締役66
岡本浩和取締役55
中村俊郎取締役43
國部毅取締役72
西村賢二常勤監査役63
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
黒田淳監査役66
松本浩監査役69
印藤弘二63
中川智子取締役 執行役員 サステナビリティ推進室担当(兼)サステナビリティ委員 長65
小川理子取締役63
丹一彦常勤監査役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61041712120
社外取締役946465
監査役3993

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容559字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社及び連結子会社7社で構成され、内外顧客の宿泊・料理飲食・貸席等を中心とするホテル事業を経営する会社、及びホテル附帯事業を経営する会社で構成され、当社がその子会社の経営指導を実施しながら事業活動の展開をしております。 その主な事業内容と当社グループの事業に係わる主な会社の位置づけについては、次のとおりであります。 ホテル事業 ホテル事業の経営   当社(リーガグラン京都、リーガプレイス京都 四条烏丸)及び㈱リーガロイヤルホテル広島、㈱リーガロイヤルホテル小倉、㈱リーガロイヤルホテル東京、㈱東京ロイヤルホテル、㈱リーガプレイス肥後橋、㈱芝パークホテルの7社は9ホテルを経営しております。なお、リーガロイヤルホテル(大阪)の運営を受託しております。また、当社は2026年4月1日にリーガロイヤルリゾート沖縄 北谷及び2026年4月3日にアンカード・バイ・リーガ 大阪なんばを開業いたしました。 ホテル附帯事業の経営   ロイヤルホスピタリティサービス㈱はホテルに附帯する各種事業を経営しております。 その他の事業の経営   ホテル外に展開している茨木カンツリー倶楽部食堂、住友クラブ食堂、住友ビル食堂等の6ヵ店の営業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,247字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「誇りうるナンバーワンホテルグループの創造を通じ、社会に貢献すること」を経営の基本理念としております。そしてお客様に「感動と満足を提供するホテルとなること」を目指して、「新規需要の開拓」と「マーケット毎の施策推進」を戦略の柱に、多様なお客様のニーズに対応した商品(サービス)を開発して事業の発展を図ることで「最高級のホテルとしてのブランド」を確立し、お客様・株主・従業員などすべての利害関係者が求める「企業価値」を高めていくことを基本方針としております。 (2) 経営環境 ① 市場環境 (プラスの環境) ・統合型リゾート施設(IR)の開業 ・なにわ筋線の開業 (マイナスの環境) ・新規開業ホテルの増加 ② 競合他社の状況 当社グループは、ホテルの経営を主たる事業としておりますが、当該事業は比較的参入障壁が低く、中小事業者を含め、市場には多数の競合が存在します。また、他業種の新規参入が相次ぐ等、ホテル市場は供給過多が懸念されております。 当社グループは、主要ホテルがフルサービス型のシティホテルであるため、宿泊、宴会、レストラン部門などバランスのとれた売上構成であります。当社が培ってきた永年の歴史に裏打ちされた顧客基盤を有し、顧客セグメントに応じてそれぞれの部門において販売施策を講じております。 また新規ホテル出店については、初期コストを抑制し、賃料条件は一部変動賃料とすることで業績変動リスクを軽減し、運営効率を高めた宿泊主体型ホテルとして省人化することにより、高い利益率を確保する事業モデルを推進してまいります。 ③ その他 社会のデジタル化が急速に進展する中で、変化にスピーディーに対応し、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、当社グループの生産性向上・業務効率化並びにお客様の利便性向上につなげることが必要不可欠であると認識しております。 (当社グループにおけるデジタル化の取り組み) ・PMS(基幹業務システム)の刷新 ・AIレベニューマネジメントシステムの導入 ・自動チェックイン機の導入 ・BIツール(経営分析ツール)の導入 等 (3) 中期経営戦略ならびに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善による社会経済活動の活発化やインバウンドの増加により、国内外からの需要の増加が見込まれる一方で、不安定な国際情勢や円安による物価上昇、原材料・エネルギー価格の高騰等、依然として不透明な状況が続くものと見込まれます。 ホテル業界におきましても、インバウンドの増加に伴う宿泊需要の増加等の明るい兆しが見えるものの、国際情勢は依然として不安定な状況が続き、原材料費・光熱費・人件費をはじめとした各種コストの増加による収益の悪化が引き続き懸念されるうえ、新規ホテルの開業による競合環境の激化も予想されます。 当社は2024年度を初年度として長期的・持続的に企業価値を拡大するため、成長戦略を柱とした中期経営計画を策定いたしました。成長戦略を柱にいたしましたのは財政状態の改善という根拠に基づいたものです。 当社の連結貸借対照表は、コロナ禍以前のインバウンドブームの2019年3月末には、現預金45億円、借入金302億円、優先株式残高150億円、純資産193億円でした。コロナ禍の2022年3月末には、現預金35億円、借入金318億円、純資産160億円、優先株式残高250億円まで財政状態が落ち込みました。2023年3月末に、リーガロイヤルホテル大阪の土地・建物を売却しアセットライトなビジネスモデルへの転換を図り、借入金の圧縮と優先株式を消却した結果、現預金143億円、純資産189億円、優先株式残高62億円にまで改善いたしました。現預金を活用した芝パークホテルの良質なM&Aや投資により、2025年3月末には現預金113億円、純資産230億円、優先株式残高62億円、自己資本比率56%と優良な純資産を構築いたしました。 こうした当社財政状態と環境認識を踏まえ、当社グループは「中期経営計画2026『ReRISE』」に掲げる「ホテルブランドカテゴリーの再編成・新規展開」「ホテル事業のバリューアップ」「新規出店パイプラインの拡大」を基本戦略として、「RIHGA VISION 2035『安心のサービスと感動のおもてなしで世界中のお客様の期待を越える日本最高峰のホテルグループ』」の実現に向けて、取り組んでまいります。 ① ホテルブランドカテゴリーの再編成・新規展開及び新規出店パイプラインの拡大 ホテルブランドカテゴリーの再編成・新規展開につきましては、当社が新たに設定したブランドカテゴリーに基づき新規出店戦略を進めてまいりました。 新規出店戦略は、初期コストを抑制し、賃料条件は一部変動賃料とすることで業績変動リスクを軽減し、運営効率を高めた宿泊主体型ホテルとして省人化することにより、既存のフルサービスホテルと比較して高い利益率を確保する事業モデルを推進してまいります。具体的には、1ホテルあたりの初期投資は3億円強、想定売上高は約14億円、営業利益は約1億円として、約20人の社員で運営するモデルです。 2025年度においては400件を超える引き合いがあり新規出店のパイプラインは順調に拡大しており、2030年までに10ホテルを新規開業するペースが視野に入ってまいりました。出店候補地に最適なブランドカテゴリーを選定し、国内の宿泊主体型ホテルを中心に2035年までに20ホテル開業し、リーガロイヤルホテルズとして35ホテルを目標に成長戦略を推し進めてまいります。 ②  ホテル事業のバリューアップ ホテル事業のバリューアップとして、グランドホテルである既存ホテルのバリューアップを図るため、リーガロイヤルホテル東京とリーガロイヤルホテル広島の大規模改装とホテルコンセプトの刷新を検討してまいります。 各ホテルの運営効率向上を図るため、オペレーションのDX化を促進し、多店舗展開への対応力強化を図ってまいります。2026年9月末までに全ホテルでPMS(基幹業務システム)を刷新し、日常業務の効率化と売上から経営までの一元管理を進めてまいります。同時にAIレベニューマネジメントシステムや自動チェックイン機の導入を進め、定型業務を効率化し接客人員の比率を高め顧客満足度の更なる向上を図ってまいります。また、BIツール(経営分析ツール)の導入により、経営データを可視化して分析し、意思決定の迅速化を図ってまいります。これらのDX化推進により、ホテル運営効率の向上と既存ホテルの収益率の強化を図るとともに、経営判断の迅速化と省力化による人材配置の最適化を進めてまいります。 セールス&マーケティング強化の一環として、海外セールスをより一層強化してまいります。東アジアに強みのあるリーガロイヤルホテルと、北米・欧州に強みのある芝パークホテルでエリア効率性の高い営業網の拡大を進めてまいります。韓国・台湾及び欧州・北米市場のセールス&マーケティングの精度を向上させるため、現地事情・商習慣に精通したREP(営業代行会社)3社と新たに業務委託契約を締結いたしました。3社は両海外エリアにおける当社の営業拠点として、専門ノウハウを駆使し販路の拡大と営業・PR活動を展開してまいります。加えて、海外展示会・商談会への出展を前期より9回増やすことにより、韓国・台湾等東アジアと欧米2エリアのセールスをより強化してまいります。個人客対象のマーケティング強化といたしましては、インバウンド客への対応のため、リーガメンバーズアプリの英語版の実装を進め、再訪時のグループホテルへの周遊やレストラン・バーの利用を促進いたします。年間10万人のペースで会員獲得を進め、2030年に会員数100万人達成を目指してまいります。 人的資本の強化による基盤強化として、新人事制度の運用を開始いたしました。新人事制度は年齢に関係なく意欲の高い人物を評価・登用する制度に刷新しております。ジョブディスクリプションを明確にし、責任ある仕事に早期から挑戦できる体制にいたしました。また、サービス、調理、施設管理の専門職から卓越した実績等を有する者で、ホテルの現場でブランド価値を高める人材をプロフェッショナル職に任用し、後進育成も評価の対象にすることでプロフェッショナル人材の育成を強化してまいります。 また、多店舗展開に対応するべく将来の年齢別社員構成を予測し、10年後を見据えて変化に備えてまいります。 これらの取り組みを効率よく確実に進めるため、2026年4月1日付で組織体制の改編を実施いたしました。各執行部門の責任範囲及び指示系統の明確化と実行力の強化を目的として、事業運営本部、経営企画本部、管理本部の3本部体制といたしました。新体制では既存事業を改善・効率化し収益を最大化する「知の深化」と将来の柱となる新規事業を探る「知の探索」を両立する「両利きの経営」を推進してまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年5月13日に公表いたしました中期経営計画2026『ReRISE』におきまして、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な目標として売上高、営業利益、売上高営業利益率を重要な経営指標と位置付けております。 なお、2024年11月29日に株式会社芝パークホテルが当社グループに加わったこと等、足元の経営環境が大きく変化したことを踏まえ、中期経営計画を修正しております。 修正後の中期経営計画は以下のとおりです。 2024年度   2025年度   2026年度 売上高   25,100百万円   29,200百万円   32,000百万円 営業利益   900百万円   900百万円   1,200百万円 営業利益率   3.6%   3.1%   3.8% 経常利益   800百万円   900百万円   1,200百万円 当期純利益   1,800百万円   400百万円   700百万円
事業等のリスク2,709字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)主要なリスク ① 景気、海外情勢等 当社グループは、宿泊、宴会、婚礼、食堂等の事業を中心に展開しておりますが、一般消費者の消費動向や企業の業績動向の他、国家間の関係悪化、テロ、自然災害、流行疾患等の影響が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 その程度については、当該事象の内容により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、2011年に東日本大震災、2019年に日韓関係の悪化、2020年に新型コロナウイルス感染症等が発生しております。 当該リスクへの対応については、リスク管理委員会を設置し、各種リスクの分析と評価を行うとともに、対策マニュアルやBCPを策定しております。また、実際に自然災害等のリスクが顕在化した場合は、速やかに対策本部を立ち上げ、対応する体制を整備しております。 ② 食品の安全性及び表示 当社グループは、食事の提供と食品の販売を行っており、食品の安全性及び消費・賞味期限、産地、原材料等の表示については日頃より十分な注意を払っておりますが、食中毒あるいは誤表示等、食の安全に対する信頼を損なう事態が生じた場合、信用の失墜から、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 その程度については、当該事象の内容により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、近年において開示及び当局への届出を余儀なくされる事態が数件発生しております。 当該リスクへの対応については、社内に安全衛生管理室を設置し、衛生管理マニュアル等の整備を通じて「食品衛生法」「JAS法」「景品表示法」等の法令遵守の徹底を図るとともに、定期的な衛生検査、メニュー表示チェック等を実施し、食中毒の未然防止、食品検査の充実、メニュー・食品表示の明確化等に努めております。 ③ 個人情報の管理 当社グループは、顧客等の個人情報を保有しており、社内教育を通じて個人情報管理体制の強化を図る等、その管理は厳重に行っておりますが、万一個人情報が漏洩した場合、信用の失墜から、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性及びその程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。 当該リスクへの対応については、「個人情報保護法」の趣旨に則り、社内規程の整備、情報システムのセキュリティ向上、従業員教育の充実等により、管理体制の強化に努めるとともに、保険を付保することによって業績への影響に備えております。 ④ 労務関連 当社グループは、多くのパートタイム従業員を雇用しており、今後、社会保険や労働条件等の労務環境に変化がある場合、人件費の増加から、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、パートタイム以外の従業員の処遇等についても、関連法令や労務環境に変化がある場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 その程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、近年各種保険料率は上昇傾向にあり、多少なりとも影響が生じております。 当該リスクへの対応については、「人事運営の改革」を重要戦略の1つとして掲げ、従業員のモチベーションの向上や労働環境の整備等を進めております。 ⑤ 施設の毀損、劣化等 当社グループは、事業用に相応の固定資産を所有しており、火災、台風、地震等の災害により施設の毀損、劣化等の事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 その程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、2018年に台風21号により修繕を必要とする建物被害が発生しております。 当該リスクへの対応については、計画的に建物・設備の点検・補修を行い、耐震補強等の防災対策工事を推進するとともに、保険を付保して業績への影響に備えております。 ⑥ 財務関連 a.減損会計 当社グループは、事業用に相応の固定資産を所有しており、将来における地価の動向や収益状況によっては、減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 その程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、当連結会計年度、東京都新宿区のホテルの資産グループにおいて、回収可能価額にまで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 当該リスクへの対応については、設備投資計画時に資産性を慎重に判断したうえで、将来キャッシュ・フローが十分に見込まれる事業用固定資産を計上するように努めております。 b.投融資 当社グループは、国内各地でホテル展開を行っており、投融資先の個別ホテルの業績動向によっては、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 その程度については、投融資先の個別ホテルにより様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、新型コロナウイルス感染症の影響からの持ち直しの動きがみられるため、当該リスクは高くないと認識しております。 当該リスクへの対応については、投融資先の個別ホテルに対する運営指導を徹底し、業績の向上に努めております。 (2)リスクへの取り組み 当社グループは、リスク管理を体系的に規定する「リスク管理規程」に基づき、常務執行役員坊傳康真を委員長とする「リスク管理委員会」を設置し、リスク管理体制の整備・運用を行っております。 当連結会計年度も、「リスク管理委員会」においては、経営層、部門長、全従業員の3ルートから、アンケート・ヒアリング等により、当社グループ内のリスクを収集し、発生可能性と重要度の観点から評価・分析しました。そのうえで、各所管部署にフィードバックを行い、各所管部署における対応策の検討状況をモニタリングするとともに、特に重要なリスクに関しては、リスク管理委員会が所管部署と協働して、対策推進に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)5,320字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 ホテル業界におきましては、インバウンドの増加に伴う宿泊需要の増加等の好影響を受ける一方で、中国政府による日本渡航自粛要請や中東情勢の不安定化の影響、原材料費・光熱費・人件費をはじめとした各種コストの上昇により、引き続き厳しい事業環境下に置かれております。 こうした環境下、当社グループは2024年5月に、私どもが日頃から最も大切にし、また今後も揺るがすことのない価値観、存在意義をパーパス「人を、地域を、日本を、世界を、あたたかい心で満たしていこう。」として明確化し、あわせて、ホテル開業100周年を迎える2035年に目指す姿として「RIHGA VISION 2035」を策定いたしました。 また、2024年から始まる中期3カ年計画を「ブランドの再構築と新たな成長に向けた基盤強靭化の期間」と位置づけ、「中期経営計画2026『ReRISE』」を策定いたしました。中期経営計画では「ホテルブランドカテゴリーの再編成・新規展開」「ホテル事業のバリューアップ」「新規出店パイプラインの拡大」を基本戦略として掲げ、各種取組みを推進してまいりました。 「ホテルブランドカテゴリーの再編成・新規展開」につきましては、当社の強みを活かしながら多様化するニーズに応え、将来の開発に幅広く対応できるよう、ホテルのグレードとスタイル別にカテゴリーを再整理するとともに、ブランドのバリエーションを増やしました。 「ホテル事業のバリューアップ」につきましては、リーガロイヤルホテル(大阪)が2025年4月1日よりIHGホテルズ&リゾーツのコレクションブランドである「ヴィニェット コレクション」に加盟し、客室やフロントカウンターのほか、ロビーや宴会場、レストラン、外壁の一部のリノベーションを行い、「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」としてリニューアルオープンいたしました。リーガロイヤルホテル大阪の伝統や歴史に重きをおいた改修・改装デザインに加えて、IHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリー&ライフスタイルセグメントのブランドとなることで、リーガロイヤルホテル大阪の競争力が高まり、客室単価が著しく上昇するなど当社ホテル事業の価値向上に寄与いたしました。 2025年4月13日から10月13日にかけて開催された2025年日本国際博覧会においては、国内外の賓客との国際交流の場として設置された迎賓館の運営業務を受託し、公式行事としてのナショナルデー、スペシャルデーの開催やパビリオン視察などにより国内外から訪れる賓客への接遇・飲食の提供などを行いましたことも当社ホテル事業のバリューアップに寄与いたしました。 セールス&マーケティング・ブランド発信の強化策として当社会員組織「リーガメンバーズ」を軸に国内顧客基盤の持続的成長に取り組み、「リーガメンバーズ」の会員数は2026年3月に55万人を突破いたしました。 また、インバウンド需要を取り込むべく、北米と欧州に強みのある芝パークホテルと協働し、欧米の展示会・商談会へ5回出展したほか、アジアの展示会・商談会にも7回出展いたしました。 宿泊ビジネスに関するDX推進として各ホテルへのAIレベニューマネジメントシステムの導入に着手し、順次運用を開始いたしました。また、新規PMS(基幹業務システム)のグループホテルへの導入を順次進めました。それらに加えて、社内FAQポータルの構築をはじめとするAIの有効活用とDX化による社内文化の再構築、社内DX人材の育成などに取り組みました。 人的資本の強化を目的とした人事運営の改革の一環として、全社員を対象としたベースアップを行ったことに加え、賞与を増額し、定期昇給も合わせると約8%の賃金引き上げを実現し、処遇の改善を実施いたしました。また、当社の事業成長に欠かせない人的資本の拡充を目的とした人事制度の改革を行いました。年功的な賃金制度を見直し、職務を明確化し複線型人事制度を導入することにより、プロフェッショナル人材の育成を強化する制度に変更いたしました。また、新規出店戦略に対応するべく、閉館する他ホテルより約50名を即戦力として採用いたしました。ダイバーシティへの取り組みといたしましては、グループホテルで勤務する外国籍社員を対象に接遇力の向上と日本文化への理解を深めるための日本語研修を継続して行いました。 「新規出店パイプラインの拡大」に関しましては、2026年4月1日開業のリーガロイヤルリゾート沖縄 北谷、同年4月3日開業のアンカード・バイ・リーガ 大阪なんば、同年9月1日開業予定の「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」、2028年6月開業予定の「リーガグラン広島」に加え、同年2月末頃に神戸・有馬エリアに開業予定の温泉リゾート新ブランド「ノワ・バイ・リーガ 神戸有馬」、同年10月末頃開業予定の沖縄・今帰仁エリア新ホテル、2029年3月末頃に北海道に開業予定の「リーガグラン千歳」の計3ホテルの開業計画を新たに発表いたしました。これにより、すでに開業を発表した4ホテルと合わせて合計7ホテルが2026年4月以降に開業することとなります。 また、インオーガニックな成長として、2025年10月に株式会社芝パークホテルを完全子会社化いたしました。株式会社芝パークホテルは、東京都港区芝公園で「芝パークホテル」及び同区汐留で「パークホテル東京」の2ホテルを運営しており、両ホテル客室数は合わせて466室となります。芝パークホテルは「ライブラリーホテル」として1,500冊以上の書籍コレクションが並び、ゆっくりと本に浸ることができるホテル体験を提供することをコンセプトとし、パークホテル東京は400点以上のアート作品を展示し、泊まれる美術館のような「アートホテル」をコンセプトとして、海外のお客様から特に強く支持されております。両ホテルの平均客室稼働率は80%台で安定的に推移しており、宿泊客のインバウンド比率が95%、その大半を北米・欧州・豪州からの訪日客が占めております。本件取引により前期末に比べ連結財務内容が大幅に改善し、セールス&マーケティングのシナジー効果もあることから、投資効率の高いM&Aとなりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、29,273百万円と前年同期比4,109百万円(16.3%)の増収となりました。これは主として2024年11月29日付で株式会社芝パークホテルの株式を取得し連結子会社化したためであります。 損益面では、連結営業利益1,162百万円(前年同期比249百万円の増)、連結経常利益1,189百万円(前年同期比393百万円の増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は1,169百万円(前年同期比567百万円の減(前年同期は株式会社芝パークホテルの連結子会社化に伴う特別利益1,481百万円を計上))となりました。 なお、当社グループは、ホテル経営及びホテル附帯業務を事業内容としており、事業セグメントが単一であるため、セグメント情報を省略しております。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 なお、当社グループにおきましては、2024年11月29日付で株式会社芝パークホテルの株式を取得し連結子会社化したため、客室部門の売上高が増加しております。 (部門別売上実績) 部門   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前期比(%) 客室   13,156   27.8 宴会   5,534   1.2 食堂   4,010   14.0 その他   6,571   11.7 合計   29,273   16.3 (注) 受注生産は行っておりません。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ979百万円増加し39,340百万円となりました。 内訳では流動資産が同852百万円増加し16,191百万円となりました。これは現金及び預金が650百万円増加したこと等によります。固定資産は同126百万円増加し23,149百万円となりました。これは株式会社芝パークホテルが完全子会社となったことに伴い、有形固定資産が276百万円増加したこと等によります。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ163百万円増加し15,489百万円となりました。これは賞与引当金が530百万円増加したこと等によります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ815百万円増加し23,851百万円となりました。これは連結子会社の自己株式取得による持分の増減や親会社株主に帰属する当期純利益の計上等によります。これにより自己資本比率は、前連結会計年度末の56.0%から60.6%になりました。 (3)  キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動及び財務活動による資金が減少したため、前連結会計年度末と比べ806百万円減少し、10,377百万円となりました。 当連結会計年度の営業活動により得られた資金は、2,012百万円(前連結会計年度は1,204百万円の資金の増加)となりました。これは主に賞与引当金の増加等によるものです。 当連結会計年度の投資活動により使用した資金は、2,230百万円(前連結会計年度は1,981百万円の資金の減少)となりました。これは主に定期預金の預け入れによる支出等によるものです。 当連結会計年度の財務活動により使用した資金は、588百万円(前連結会計年度は260百万円の資金の減少)となりました。これは主に連結子会社の自己株式取得による支出等によるものです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、2023年3月にリーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等の譲渡により適切な資金を確保することができております。健全な財政状況を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出により長期安定資金を確保する方針としております。 資金計画につきましては、基本的に営業活動により得られた資金を有効活用し、設備投資等に充当しております。 当社グループのキャッシュ・フロー指標は次のとおりであります。 回次   第96期   第97期   第98期   第99期   第100期 決算年月   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率   (%)   26.8   59.0   63.0   56.0   60.6 時価ベースの自己資本比率   (%)   19.8   64.6   55.0   37.1   35.5 債務償還年数   (年)   ―   ―   ―   0.5   0.2 インタレスト・ カバレッジ・レシオ   (倍)   ―   0.2   ―   229.0   263.1 (注) 1 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。 3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 2 第96期及び第98期の債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 (4)  重要な会計上の見積り及び該当見積りに用いる仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 繰延税金資産については、将来の回収可能性を慎重に検討して計上しております。詳細は、「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表][注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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