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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ウイルテック

7087 · Standard · サービス業

製造現場と技術者派遣を束ねる人財サービスと、電子部品・照明のEMSを併せ持つハイブリッド型アウトソーシング企業。

概要

ウイルテックは大阪市淀川区に本社を置く人材サービス企業。製造業・物流業向けの人材派遣・請負を中核とし、技術者派遣や電子部品製造(EMS)まで手掛ける。2026年3月期の連結売上高は459億円、営業利益13億円。グループ従業員数は4,744名。かつての株式会社ジャパンクリエイト関西から2004年に現商号へ変更し、M&Aで事業領域を拡大してきた。

「人財系」と「モノ・コトづくり」の二軸セグメント

ウイルテックグループは報告セグメントを[人財系フィールド]と[モノ・コトづくりフィールド]に区分する。人財系は製造請負・派遣事業と技術者派遣事業から成り、2026年3月期に売上高266億円(連結比58.0%)、セグメント利益11億円を計上した。モノ・コトづくりはEMS事業(電子部品・照明器具の製造販売)と社会サポート事業(再生可能エネルギー・外国人雇用支援・中古OA機器再生)で構成される。両セグメントの連携による「国内一気通貫」のEMS体制を強みとする。

製造請負と派遣の二形態を併用する生産支援

製造請負事業は顧客工場の一部を借り受け、請負会社の指揮命令で製品を製造する。派遣事業は自社雇用の社員を顧客先に派遣し、派遣先の指示で作業する。両者を状況に応じて使い分け、特に「改善の風土」を活かした請負契約への転換で生産効率向上を提案する。2026年3月期の同事業売上高は123億円(前期比1.9%増)だが、自動車関連の需要停滞が影響した。

技術者派遣は機電・建設・ITの三領域

技術者派遣事業は機械・電気電子(機電)、建築・土木(建設)、ITシステムの三領域で専門人材を提供する。2026年3月期売上高は142億円(同5.5%増)、セグメント利益は6.8億円(同26.1%増)。建設領域は大阪・関西万博関連の収束後もIR事業向けに再配置が進む。IT領域ではDX・AI需要の高まりに対し、未経験者や外国籍人材の育成を強化する。

海外と障害者支援を含む非セグメント事業

報告セグメントに含まれない事業として、障害者支援事業(特例子会社ウイルハーツ)と海外事業がある。海外はベトナム・ミャンマーで人材コンサルティングと教育コンサルティングを行い、ハノイ工科大学などと提携する。また、電子・機械部品製造事業協同組合を通じて外国人技能実習生の一次受け入れ・教育を担い、グループ全体の人材供給を支える。

業界の中での役割は製造・技術領域の人財サービスとモノづくり受託の両軸を担うアウトソーサーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
459億円
営業利益
13億円
営業利益率
2.8%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01製造業(メーカー)主力

メーカーの工場にて生産支援を行う製造請負・派遣事業。溶接、加工、組立て、検査など製造工程の一部を請け負い、電子部品、民生用電気製品、産業機械などの生産を支援します。派遣では労働者派遣法に基づき、派遣労働者を製造ラインに派遣します。

主な製品・サービス2
製造請負サービス
メーカーの工場内に事業所を設置し、溶接・組立て・検査などの製造工程を一括して請け負う。発注者とは請負契約を結び、指揮命令は請負会社が行う。
製造派遣サービス
派遣労働者をメーカーの工場に派遣し、派遣先の指揮命令のもとで製造業務に従事させる。

02産業機械・建設・IT準主力

機電・建設・IT領域の技術者を派遣する技術者派遣事業。産業機械・装置メーカーには設計・開発技術者を、建設企業には施工管理やBIM/CAD技術者を、ITシステムの設計・開発・保守にはエンジニアを提供します。

主な製品・サービス3
機電技術者派遣
エレクトロニクス・機械設計の技術者を派遣し、製品開発や設計業務を支援する。
建設技術者派遣
ゼネコン・サブコンに施工管理や設計技術者を派遣し、BIM/CADによる図面作成も行う。
ITエンジニア派遣
システムエンジニアやプログラマーなどIT技術者を派遣し、システム開発から保守まで一貫支援する。

03電子機器・照明市場準主力

電子部品の製造販売と照明器具の製造販売を行うEMS事業。プリント基板の設計から実装まで多品種小ロットで受託し、電機メーカーや産業機械メーカーに電子部品を販売。照明器具は住宅・施設・特殊用途向けを設計開発・製造。国内一気通貫のEMS体制を強みとします。

主な製品・サービス3
プリント基板設計・実装
多品種小ロットのプリント基板を設計から実装まで一貫受託する製造サービス。
電子部品販売
電子部品メーカーから仕入れた電子部品を電機メーカーなどに販売する。
照明器具
住宅・オフィス・工場向け照明や空港の航空機着陸誘導閃光装置などを設計・製造・販売する。

04社会インフラ・雇用・環境副次

社会課題を事業機会と捉え、インフラ(再生可能エネルギー・ロボット導入支援)、雇用(外国人雇用トータル支援)、環境(中古OA機器再生販売)の3分野でサービスを展開します。

主な製品・サービス3
再生可能エネルギー設備導入支援
工場・倉庫向けに省電力・省力化のための再エネ設備やロボットの導入提案から保守・メンテナンスまで提供。
外国人雇用支援
農業・宿泊業向けに外国人労働者の現地採用から来日手続き、日本語教育、生活支援までトータルで提供。
中古OA機器再生販売
ビジネスホンやハンディターミナルなど中古機器を再生し、官公庁や法人にECで販売。

製品と技術

製造請負・派遣:溶接から組立てまで幅広い工程対応

製造請負事業では、顧客工場内に事業所を設置し、溶接・鋳造・加工・組立て・洗浄・塗装・運搬などの工程を請け負う。対象製品は電子部品から民生用電気製品、産業用機械まで多岐にわたる。製造派遣では自社雇用の社員を派遣先の指揮下で就労させる。両形態を使い分け、発注者の生産変動に柔軟に対応する。

技術者派遣:機電・建設・ITの専門人材供給

機電領域では産業機械・民生機器メーカー向けに電気電子・機械設計の技術者を派遣。建設領域ではゼネコン・サブコン向けに施工管理やBIM・CAD図面作成を提供。IT領域ではシステムエンジニアやプログラマーを派遣し、多様なプラットフォームに対応する。2026年3月期の技術者派遣売上は142億円と、グループ最大の事業に成長した。

EMS事業:基板設計から照明製造まで一気通貫

EMS事業は電子部品のプリント基板設計・実装(多品種小ロット)と、照明器具の設計開発・製造・販売を行う。照明では一般住宅向けから空港の航空機着陸誘導閃光装置まで手掛ける。グループ連携により「設計から保守まで国内一気通貫」を掲げ、高品質な国内製造を強みとする。

社会サポート事業:インフラ・雇用・循環型の新領域

社会サポート事業は再生可能エネルギー設備やロボット導入提案、外国人雇用のトータル支援、中古OA機器の再生販売(ハンディターミナルなど)を展開。特にサーキュラーエコノミー分野では独自の再生技術で官公庁・法人向けにEコマース販売を行う。社会課題を事業機会とする新規領域として育成中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

技術者派遣で成長、収益性改善途上

ウイルテックはサービス業に属し、売上高357億円(2024年3月期)から446億円(2025年3月期)へ成長。営業利益率も2.24%と黒字化している。同業のジンジブやイシンと比較し規模は大きいが、利益率は低め。技術者派遣を主力とし、エンジニア不足を背景に堅調な需要を取り込んでいる。ただし、利益率の改善が継続課題であり、価格交渉力や付加価値の向上が求められる。業界内では中堅プレイヤーとして安定した地位を築きつつある。

強み

  • 売上高が357億円→446億円と増加、技術者需要を取り込み拡大中。
  • 営業利益率2.24%と黒字転換、収益基盤が固まりつつある。
  • IT・製造業での人手不足を背景に、技術者派遣の需要は堅調。
  • 同業他社と比べ売上規模が大きく、営業力や信用力で優位。

課題

  • 営業利益率2.24%は業界平均より低く、改善が必要。
  • 派遣業界は競合が多く、単価上昇が難しい環境。
  • エンジニア不足により、優秀な人材の確保・定着が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がウイルテック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

製造請負会社として大阪門真市に設立された1992年

1992年4月、株式会社アイピーエヌとして大阪府門真市で創業。製造請負事業を開始した。その後商号を株式会社ジャパンクリエイト関西に変更。一般労働者派遣事業・有料職業紹介事業の許可を取得し、労働者派遣事業に進出。製造派遣事業も開始し、請負と派遣の両輪体制を築いた。

技能実習生受け入れと商号変更の2000年代前半

外国人技能実習生の受け入れを目的に、大阪市淀川区に電子・機械部品製造事業協同組合を設立(現持分法適用関連会社)。その後2004年、株式会社ジャパンクリエイト関西から株式会社ウイルテックに商号変更。現在のコーポレートブランドが確立した。

関東進出と管理内製化を目的としたM&A

関東地方での事業拡大を図るため、株式会社エフオーエスの全株式を取得し子会社化。同時期に管理業務の内製化を目的として株式会社ジェイシーアイ(現ウイルハーツ)を子会社化し、障害者支援事業に参入。これによりグループの事業基盤が拡大した。

技術者派遣への本格進出と中国拠点設立

技術者派遣事業への進出を目的に、株式会社ワット・コンサルティングの全株式を取得し子会社化。同時に中国上海市に威璐特上海商務諮詢有限公司を設立し、海外展開を開始。人財系フィールドの技術領域を機電・ITに広げるとともに、アジアでのプレゼンスを高めた。

売上高100億円から400億円への成長軌道(2016年以降)

2016年3月期の連結売上高は98億円だったが、M&Aと既存事業の拡大により2026年3月期には459億円に達した。営業利益は同1億円台から13億円へ改善。特に2018年3月期に売上高200億円を突破し、2022年3月期には300億円を超えるなど、約10年で4.7倍に成長した。

年表1件を開く

1990年代

  • 1992年4月M&A株式会社アイピーエヌを大阪府門真市に設立。製造請負事業を開始 株式会社アイピーエヌが株式会社ジャパンクリエイト関西に商号を変更 株式会社ジャパンクリエイト関西が一般労働者派遣事業・有料職業紹介事業の許可を取得し、労働者派遣事業を開始 株式会社ジャパンクリエイト関西が製造派遣事業を開始 外国人技能実習生の受入を目的として、大阪市淀川区に電子・機械部品製造事業協同組合を設立(現持分法適用関連会社)株式会社ジャパンクリエイト関西が株式会社ウイルテックに商号を変更 関東地方での事業拡大を目的として、株式会社ウイルテックが株式会社エフオーエスの全株式を取得し、子会社化 管理業務の内製化を目的として、株式会社ウイルテックが株式会社ジェイシーアイ(現株式会社ウイルハーツ)の全株式を取得し、子会社化(現連結子会社)。障がい者支援事業を開始 中国での事業展開を目的として、株式会社ウイルテックが威璐特上海商務諮詢有限公司を中国上海市に設立 株式会社エフオーエスが大阪市淀川区に本社を移転 技術者派遣事業への進出を目的として、株式会社ウイルテックが株式会社ワット・コンサルティングの全株式を取得し、子会社化(現

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2035年まで1,000億円
  • 経常利益2035年まで50億円
  • ROE(自己資本利益率)15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループシナジーの創出

    グループ全体の結束力を高め、相乗効果により市場競争力の強化、イノベーションの促進、ブランド価値の向上を図る。

  2. 02

    Re-Designによる新たな価値創造

    既存の製品やサービス、技術などの機能や価値を見直し、改善・組み合わせて新たな価値サービスを創出するプロセスを「Re-Design」と称し、環境変化に適応しつつ付加価値を高める。

  3. 03

    経営資源の最大化と新サービス創出

    人財マネジメント、技術ノウハウ、顧客基盤などの経営資源を連携・最大化し、新たなサービスを創出する。

  4. 04

    マーケット拡大と事業領域の拡充

    異分野の顧客基盤を連携させ、DXやデータ活用により潜在市場を開拓。水平・隣接領域への事業変革を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で4,744人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は379万円で、6期前と比べて+21.4%平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は5.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月31338.24.03,827
2021年3月34039.14.34,246
2022年3月34038.64.24,481
2023年3月35239.04.64,759
2024年3月35738.94.94,784
2025年3月36139.25.34,76821
2026年3月37939.25.54,74427

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率63.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 8 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
工場 — 福島県須賀川市673百万円
モノ・コトづくりフィールド
各事業所・各営業所 — 全国各所407百万円
人財系フィールド モノ・コトづくりフィールド
工場・各営業所 — 全国各所323百万円
モノ・コトづくりフィールド
工場・各営業所 — 全国各所285百万円
モノ・コトづくりフィールド
本社 — 東京都大田区110百万円
モノ・コトづくりフィールド
本社 — 大阪市淀川区37百万円
全社
本社 — 東京都港区29百万円
モノ・コトづくりフィールド
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ワット・コンサルティング(注)3.6
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社パートナー(注)3
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    デバイス販売テクノ株式会社(注)3
    東京都大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ホタルクス(注)3.6
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社サザンプラン(注)3
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ウイルハーツ(注)3
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    WILLTEC VIETNAM Co., Ltd. (注)3
    ベトナム国ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WILLTEC MYANMAR Co., Ltd. (注)3.4
    ミャンマー国ヤンゴン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    電子・機械部品製造事業協同組合(注)4.5
    大阪府門真市 · 持分法適用会社
    議決権31.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は459億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.9%、利益が+30.0%。

売上高
+2.9%
459億円
営業利益
+30.0%
13億円
純利益
+28.6%
9億円
営業利益率
2.8%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高477億円459億円
営業利益14億円13億円
純利益9億円9億円
1株あたり配当¥43¥43

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は119億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+45.1%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q822
2024年1Q8211.20
2024年2Q78−1−1.30
2024年3Q8211.24
2024年4Q1153
2025年2Q21620.92
2025年4Q23083.55
2026年2Q21920.91
2026年4Q240114.68
2027年1Q11932.51

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は98億円から459億円へ4.7倍に増えた。直近期の営業利益率は2.8%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年3月9841
2017年3月10341
2018年3月200107
2019年3月22996
2020年3月248128
2021年3月253128
2022年3月30063
2023年3月332117
2024年3月35747
2025年3月44610122.27
2026年3月45913152.89

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高459億円のうち、営業利益として残るのは13億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.2%368億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.0%78億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.7pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.1pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
10.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は49億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月8−3−1530
2019年3月7−2−2532
2020年3月6−24441
2021年3月14−151−141
2022年3月2−1−9131
2023年3月12−4−4835
2024年3月610742
2025年3月12−9−1345
2026年3月9−2−3749

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は193億円。このうち返さなくてよい自己資本が87億円で、自己資本比率は45.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月41192247.2
2017年3月48202841.3
2018年3月91415045.1
2019年3月97475048.2
2020年3月110624856.5
2021年3月123695456.0
2022年3月118685057.8
2023年3月127735457.6
2024年3月1857710841.6
2025年3月1818110044.6
2026年3月1938710645.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
49億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
78億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
19億円
在庫として抱えている分
負債合計
106億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中272位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中417位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,414で、1年前と比べて+6.4%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥1,414-0.1%1ヶ月+4.7%1年+6.4%時価総額92億円
過去52週の値幅
安値¥1,200高値¥1,505

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.1倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR1.03倍
配当利回り3.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月+5.0%、前日比+0.1%と小幅高。週足では25日線(1310円)を上回り、緩やかな上昇トレンド。52週高値1505円に近づくが、まだ-10%程度。出来高はおおむね1000~3000株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが9.7倍と業界平均26.5倍を大幅に下回り、PBRも0.99倍と1倍を割り込んでいる。業界平均PBRは2.26倍であることからも割安感が強い。配当利回りは0%で無配だが、業績は増収増益基調にあり、改善の兆しが見られる。割安だが配当がない点は注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.1倍23.4倍
PER (予想)9.9倍
PBR1.03倍3.51倍
ROE10.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足を背景に成長が続くが、利益率の低さが課題。売上高は急成長中(前年比+25%)だが、営業利益率は2%台と低水準。強気派は人手不足の構造的追い風と規模拡大による利益率改善を見込む。弱気派は派遣単価の上昇限界と競合激化、労働法規制強化を懸念。株価は1年で+58%と上昇。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    製造業の人手不足で派遣需要が堅調

  • 売上急成長

    2025/3期売上446億円、前期比+25%

  • PBR1倍割れ接近

    PBR0.99倍、割安感あり

  • 営業利益13億円への増益計画2026/3影響

    営業利益10→13億円(+30%)、収益拡大基調

  • PER9.7倍の割安感継続影響

    PER9.7倍、同業平均比で割安、バリュエーション修正余地

  • 売上高459億円への拡大2026/3影響

    売上高446→459億円(+2.9%)、堅調な受注

  • 営業利益率の改善余地継続影響

    営業利益率2.24%→2.83%、さらに改善の可能性

マイナスに働く材料7
  • 低利益率体質

    営業利益率2.24%と業界平均並み

  • 競合激化

    人材派遣業界は多数の競合が存在

  • 法規制リスク

    派遣法改正や派遣切り規制が業績に影響

  • 成長鈍化リスク2026/3影響

    売上高伸び率2.9%と鈍化、営業利益13億円未達リスク

  • 低収益性継続影響

    営業利益率2.8%と低く、競争激化で更に低下

  • 無配政策継続影響

    配当利回り0%、株主還元不足で投資家離れ

  • 流動性リスク継続影響

    時価総額82億円、売買高少なく価格変動リスク

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要取り込みの勢いを確認
営業利益率
収益性改善の鍵
派遣社員数
事業規模の拡大度合い

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり43で、前期から+7.5%いまの株価に対する利回りは3.04%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥43
1株あたり
配当利回り
3.04%
いまの株価に対して
配当性向
40.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月2437.2
2022年3月3858.3111.8
2023年3月405.342.6
2024年3月400.0
2025年3月400.071.1
2026年3月437.540.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥43

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,003人。区分でいちばん多いのは個人・その他82.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.8%を占め、残る86.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他77.378.879.883.482.582.9
事業法人15.114.614.314.114.713.8
外国法人4.45.02.90.90.82.8
自己株式1.30.90.61.72.4
証券会社2.01.22.81.31.40.4
外国人個人0.00.10.10.10.10.0
金融機関1.10.30.20.20.50.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01小倉 秀司40.09
02株式会社RASアセット13.26
03宮城 力6.77
04ウイルテックグループ従業員持株会3.05
05THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED - HONGKONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028-394841(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社オペレーション本部長 アンドリューハーシャン)2.48
06野地 恭雄1.45
07渡邊 剛1.09
08西 隆弘1.02
09東 和登0.77
10森 俊彦0.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-08
    小倉 秀司
    変更報告
    42.31%
    -1.64pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+32%、1株純資産は11期で−33%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月1072,0395.344.0
2017年3月1132,1045.559.1
2018年3月15780020.114.8
2019年3月12791314.833.4
2020年3月1461,02814.04.133.7
2021年3月1261,09711.99.137.2
2022年3月471,0914.316.8111.8
2023年3月1041,1419.39.842.6
2024年3月1041,1978.98.9
2025年3月1121,2729.08.171.1
2026年3月1411,37210.79.240.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額192百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小倉秀司取締役 会長執行役員633,455,700
宮城力代表取締役 社長執行役員48438,600
野地恭雄取締役 常務執行役員5494,200
西隆弘取締役 上席執行役員 カスタマーサービス事業本部長5565,800
渡邊剛取締役 上席執行役員 管理本部長5370,300
石井秀暁取締役 上席執行役員 マニュファクチャリング事業本部長5314,200
水谷辰雄取締役 上席執行役員6016,500
京﨑利彦取締役(監査等委員)727,800
麻田祐司取締役(監査等委員)5413,300
見宮大介取締役(監査等委員)5111,100
白井一馬54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7115351716724
社外取締役216168
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,530字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ウイルテック)、連結子会社8社及び持分法適用関連会社1社により構成されており、報告セグメントを[人財系フィールド]と[モノ・コトづくりフィールド]に分類して事業を展開しております。[人財系フィールド]では、顧客に対し生産支援を行う「製造請負・派遣事業」と、機電・建設・IT技術者を派遣する「技術者派遣事業」を営んでおります。[モノ・コトづくりフィールド]では、電子部品及び照明器具の製造・販売を行う「EMS事業」と、社会課題を事業機会と捉え、インフラ・雇用・環境の3分野で新規事業創出と領域拡大を推進する「社会サポート事業」を営んでおります。また、報告セグメントに含まれない事業として、障がい者支援事業及び海外事業を営んでおります。 当社グループの各事業の内容は次のとおりであります。 なお、次の事業の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (1) 人財系フィールド 人財系フィールドは以下の2つの事業により構成されております。 ① 製造請負・派遣事業 製造請負とは、メーカーを顧客として、一般的に顧客の工場等の一部を借受け、事業所を設置し、顧客と契約した物を製造する事業であります。製造業務を請け負う会社を請負会社、物の製造を依頼する会社を発注者、請負事業に従事する者を請負労働者と呼びます。請負労働者は、請負会社と雇用契約を結び、指揮命令も請負会社から受けます。発注者より指揮命令を受けない点が、製造派遣との大きな違いとなっております。製造請負は労働者派遣事業には該当しないため、労働者派遣法(注)の適用対象外となります。請け負う業務の範囲は、物の溶接、鋳造、加工、組立て、洗浄、塗装、運搬等と幅広く、製造物も電子部品、民生用電気製品、産業用機械製品など多岐に渡ります。 製造派遣とは、人材派遣会社が雇用した社員を取引先の事業所に派遣し、そこで派遣先の担当者の指示のもとで労働サービスを提供する形態の労働者派遣事業であります。メーカーを顧客として、雇用契約を結んだ派遣労働者を顧客の工場等へ派遣し、物の製造等の業務に従事させ、労働サービスを提供する事業を行っております。物の製造の業務は、製造請負と同じく、物の溶接、鋳造、加工、組立て、洗浄、塗装、運搬等と幅広く、派遣先も電子部品、電気製品の製造ラインなど業種を問わず多種多様であります。事業の特徴として、派遣労働者は派遣元と雇用契約を結びますが、派遣労働者に指揮命令をするのは派遣先である点が挙げられます。当該事業は、2004年3月の労働者派遣法改正で解禁された派遣の形態であり、労働者派遣法の適用を受け、派遣労働者を保護するために様々な取組みをする義務があります。 (注)労働者派遣法の正式名称は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」であり、派遣労働者の保護を目的とした法律であります。 ② 技術者派遣事業 人材派遣会社が雇用した社員を取引先の事業所に派遣し、そこで派遣先の担当者の指揮命令の下で労働サービスを提供する形態の労働者派遣事業であります。 機電領域は主に産業機械・装置メーカー、民生機器メーカー等を顧客として、エレクトロニクス・機械等の設計・開発に秀でた技術を持つ人材を派遣し、機械、電気・電子、組込・制御等の開発、設計技術を提供いたします。建設領域は主にゼネコン、サブコンなどの建設企業を顧客として、建築・土木・設備等の施工管理や設計関連での技術を持つ人材を派遣し、工事現場での施工管理やBIMやCAD図面の製図サービスを提供いたします。また、技術者のキャリアサポートの一環として、建設関連企業を顧客として、同じ人材リソースでの職業紹介事業も行っております。IT領域は業界、業種、規模を問わず、ITシステムの設計・開発・保守まで一貫したサポートを行っております。また、多様なプラットフォームやプログラミング言語に対応したシステムエンジニア、プログラマー、インフラエンジニア等IT技術に特化した人材を派遣し、労働サービスを提供する事業を行っております。 当該事業は、労働者派遣法の適用を受け、派遣労働者を保護するために様々な取組みをする義務があります。 (2) モノ・コトづくりフィールド モノ・コトづくりフィールドは以下の2つの事業により構成されております。 ① EMS事業 Ⅰ 電子部品製造・販売 電子部品等の製造・販売を行う事業であります。主として、電気機械等に用いられるプリント基板の設計から実装工程等、多品種小ロットの製造受託を特徴とし、生産活動を行っております。また、生活家電などの民生品を製造する電機メーカー、機械・装置といった産業機械を製造する電機メーカーなどに対して、電子部品メーカーより購入した電子部品を販売する事業であります。流通業の一つであり、これを営む会社は電子部品商社とも呼ばれます。 Ⅱ 照明器具製造・販売 一般住宅向け照明やオフィス・工場といった施設向け照明、空港での航空機着陸誘導閃光装置といった特殊照明などの設計開発から製造、販売事業を営んでおります。最近では、他業種の企業と提携しながら光の力を活用した機能製品の企画開発から製造も行っております。 なお、EMS事業においては、グループ連携により製品の「設計」から「保守」に至るまでの全工程を「国内一気通貫」で担うEMS体制を構築し、高品質な国内製造サービスを提供しております。 ② 社会サポート事業 社会サポート事業は世の中の社会課題を新たな事業機会と捉え、当社グループが持つ事業ノウハウや事業資産を活用し、新規サービスの開発を目的に事業拡大を進めております。現在は社会インフラや雇用サポート、サーキュラーエコノミーの分野で展開しております。 Ⅰ 社会インフラ分野 工場や倉庫などの施設に対し、省電力化・省力化を目的とした再生可能エネルギー関連設備やロボットの導入提案から、保守・メンテナンスまで一貫したサービスを提供しています。なお、当該事業の一部の修理サービス等については、労働者派遣法の適用を受け、派遣労働者の保護に向けて様々な取り組みを行う義務があります。 Ⅱ 雇用サポート分野 農業や宿泊業をはじめとする事業者向けに、現地採用から出国・入国手続き、日本語教育や実務研修まで、外国人雇用に関するトータル支援サービスを提供しています。さらに、雇用者からの委託を受け、外国人労働者の来日後の生活サポートも行っています。 Ⅲ サーキュラーエコノミー分野 主にビジネスホンや物流管理などに利用されるハンディターミナルなどの中古OA機器を仕入れ、独自の「再生技術」(修理、清掃、磨き)を活用して官公庁・法人・工事店などを中心とした顧客へEコマースを通じて販売しています。 (3) 報告セグメントに含まれない事業 ① 障がい者支援事業 「障害者の雇用の促進等に関する法律」上の特例子会社として認定を受けており、雇用促進を図るための事業を展開しております。現在は印刷事業、Web制作事業及びシェアードサービス事業を行っております。障がい者には様々な人がおり、それぞれに得意不得意が異なりますので、一律に作業の効率化や生産性の向上を求めるのではなく、その特性にあった仕事で生き生きと活躍できる環境づくりに努めております。 ② 海外事業 ベトナム、ミャンマーにおいて人材コンサルティング事業と教育コンサルティング事業を営んでおります。ベトナムのハノイ工科大学、ミャンマーのタウンジー工科大学と提携し、海外の優秀な技術者を確保・育成できるネットワークを有していることが事業の特徴であると考えております。 電子・機械部品製造事業協同組合は、外国人技能実習生の受入・教育事業を行っております。一次受入機関としての役割を担っており、当社グループが様々な国から技能実習生を受け入れるために必要不可欠であります。事業内容は、外国人技能実習生に日本語教育や生活習慣の講習を受講させ、当社グループに送り出すことであり、一次受入機関と受入企業が同じ企業グループであるということが、外国人技能実習生の安心感につながり、人材の確保・育成に寄与しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,708字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、これまで以上にグループ間の結束力を強固にし、相乗効果(シナジー)によって「市場競争力の強化」「イノベーションの促進」「ブランド価値の向上」を図ることで、常に市場の中で存在感を示し続けなければなりません。これまで通り個社の企業理念は大切にしつつも、グループが一体となって同じ方向を向き、同じ目標を目指して歩んでいくために、『WILLTECグループ Philosophy』を策定し、「Purpose(パーパス)」、「Mission(果たすべき使命)」、「Value(大切にする想い)」をグループ全体の指針として以下のとおり掲げております。 ① Purpose(パーパス) 『人の可能性を発掘する~Discovering your potential』 私たちは、個のキャラクターを尊重し、成長を支え、 「未来を築く人財を育てる」ことを事業の根幹とします。 ② Mission(果たすべき使命) 『「革新がもたらす豊かな社会」を共に創り出す』 人々が持つたくさんの知識や技術を私たちの生活の身近に届けるために ウイルテックグループは、多様な機会を提供する「総合ソリューションカンパニー」として、 お客様と共にイノベーションを推進し、豊かな社会の実現に貢献します。 ③ Value(大切にする想い) 当社グループは、以下の想いをValueとして掲げております。 - 絶えず学び、成長する - 自ら動き、機会を捉える - ともに知恵を出し、改善し続ける (2) 経営戦略 当社グループでは、グループ長期ビジョン「Future Vision 2035」を策定し、その実現と新たな企業価値創造に取り組んでおります。 『Future Vision 2035』 ① 基本戦略 フィロソフィーを基盤としたグループシナジーの創出 「人の可能性」を軸にした経営資源の最大化 Re-Design による新たな価値サービスの創出 資本効率の追求と持続的な企業価値の向上 ② 成長戦略 当社グループは、既存の製品やサービス、システム、人が持つ技術などの機能や価値を見直し、改善し、組み合わせて、構築・刷新するプロセスを「Re-Design」と称し、ヒト・モノ・コトの本質的な価値を活かしながら、機能の生産性や効率性を高めるだけでなく、この「Re-Design」のプロセスをもって、変化する環境に適応するとともに、新たな価値サービスを創出してまいります。 1.価値の見直しと新たなサービスの創出 経営資源となる事業・サービス・顧客の整理や戦略的M&A、パートナーネットワークの拡充を通じた「機能整理と事業シナジーの創造」に取り組むとともに、ヒト・モノ・コトの分解と掛け合わせ、ナレッジの共有等による「資源の再構築による付加価値創出」を進めてまいります。さらに、投資と成長サイクルの継続的実行による「コア事業の育成とポートフォリオの拡充」を図ることで、既存の価値を見直し、新たなサービスを創出してまいります。 2.マネジメントアプローチの再構築 グループシナジーの創出環境を生み出すために、マネジメントアプローチを再構築いたします。メインビジネスとしての製造請負・派遣事業、技術者派遣事業、EMS事業に加え、社会サポート事業などの新たな事業にも積極的に取り組むことにより、事業活動の効率化と付加価値の向上を図り、企業価値の最大化を進めてまいります。 3.経営資源の最大化と新たなサービスの創出 人財サービス事業を中心に培った「人財マネジメント(育成・管理ノウハウ)」、ロボット等のハードウェアとソフト技術を融合した「技術ノウハウ」、大手顧客との信頼関係構築によって得られた「顧客基盤」をサービス基盤として活用し、これらを連携させることで、当社グループが蓄積してきた経営資源を掛け合わせて最大化し、新たなサービスを創出してまいります。 4.マーケットアプローチの見直しと潜在的な市場領域の拡充 マーケットアプローチを見直し、異なる分野の顧客基盤を連携させることで、潜在的な市場領域を拡充いたします。DXやデータ活用を通じた顧客情報の連携を進め、既存市場への多面的な事業展開を行うと同時に、顧客連携による市場開発や事業構造改革の支援を通じて潜在的な市場領域を拡充し、サービス価値の最大化と展開市場の拡大を図ってまいります。 5.人財育成への投資と事業領域の拡大 社会の変化に合わせて、当社グループの事業活動の中心である人財基盤の構築および人財育成への投資を継続するとともに、社会の共通課題やメガトレンドを成長領域と捉え、現在の事業領域から水平領域や隣接領域への変革を進めてまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、『Future Vision 2035』の実行期間を「各事業の成長フェーズに応じた「投資と成長」のサイクルを展開し、収益を安定確保できる環境を構築」する期間と捉え、2035年で売上高1,000億円、経常利益50億円を目指しております。また、事業の持続的な収益力向上と資本コストの抑制を図ることで、ROE(自己資本利益率)15%以上を目指し、企業価値の最大化に取り組んでまいります。 (4) 経営環境 日本の製造業は、米国の関税問題に対する企業の順応が進むとともに、世界的なAI需要の高まりなどを背景に半導体・電子部品等の関連で回復の動きが見られます。一方で、中東情勢の緊迫化による原油等のエネルギー価格の高騰や、資源の輸出規制問題などによる供給制約の懸念など、引き続き先行きに不確実性を抱える状況が続いております。 建設業は、企業の底堅い設備投資意欲を背景に建設投資が緩やかに増加しており、継続的な需要が期待されます。一方で、深刻な人手不足や中東情勢の混乱等を受けた建設コスト・資材価格の上昇など供給面での制約が懸念される状況となっております。 IT業界や人材市場においては、あらゆる産業で人手不足が深刻化する中、専門・技術職やサービス業などに対する人材需要は高い状態が続いております。加えて、企業による省人化・省力化やDXに向けたソフトウエア投資も旺盛に推移しています。こうした市場環境のなか、人材アウトソーシングへの需要に加え、リカレント教育の拡充やキャリア転換支援といった持続的な技術者育成の重要性が一層高まることが予想されます。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 人材の確保と育成 当社グループでは、製造、建設、ITの各分野で人材アウトソーシング事業を行っており、採用強化を事業成長の鍵としてまいりました。現在、日本では多くの産業で人手不足が深刻化しており、中でもエンジニアの採用競争は激化しております。その結果、採用費用が年々増加し、事業活動における収益力の低下が懸念されております。 このような市場の変化に対応するため、当社グループでは、早くから未経験者の採用と育成、外国人材の活用を積極的に進めてまいりました。さらに最近では、採用から育成と同様に、人材の定着率向上にも力を入れております。具体的な取り組みとして、様々な派遣先で働くエンジニアの中からリーダーを育成し、配属先の垣根を越えてエンジニア同士が横断的につながることのできる体制の構築を進めております。また、新しい技術の共有を含む勉強会の開催や、レクリエーションを通じて会社への帰属意識を高めるとともに、仲間意識を育む活動の中で互いにキャリアプランを相談できる環境を創出しております。 その他にも、個々のスキルアップを支援する資格取得奨励金制度の導入や、ジョブポスティング(社内公募)制度を活用した自主的なキャリア形成など、「継続的な成長」「長く活躍できる環境」の整備を推進しております。 これらの取り組みを通じて、従業員のエンゲージメント向上やキャリアパスの透明化を促進し、働きがいのある職場づくりを進めてまいります。 ② 資本コストや株価を意識した経営の実現 現代の多くの産業は、市場環境の変化が著しく、紛争や貿易摩擦など世界的な経済リスクを抱えております。そのような市場環境のなか、当社グループでは安定した財務基盤を元に、資本効率を踏まえた成長投資と構造改革により企業価値の最大化を目指してまいります。また、事業の継続的な収益力の向上と資本コストの抑制を図ることでROE(自己資本利益率)の向上を目指してまいります。 ROE(自己資本利益率)向上の主なポイントは以下の5点となります。 1.事業ポートフォリオの再構築 2.成長分野への投資による売上高拡大 3.CFアロケーションの再整備 4.最適資本構成の追求 5.株主還元の強化
事業等のリスク4,977字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態に関する事項につき、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項は、以下のとおりであります。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (特に重要と認識しているリスク) (1) 許認可及び法的規制について 当社グループの人財系フィールドは、主として製造請負・派遣事業、技術者派遣事業にて構成されております。製造請負事業については、管轄省庁の許認可を必要としておらず、製造派遣との区分が明記された「厚生労働省告示第518号(旧労働省告示第37号)」に則り、事業を運営しております。製造派遣事業及び技術者派遣事業は、労働者派遣法に準拠して厚生労働大臣からの「労働者派遣事業許可」を受けて事業を運営しております。当該許可は5年ごとの更新を行っております。 当社グループはコンプライアンスの徹底を図っており、関係法令の教育、周知に努めているため、本書提出日現在で当社グループが認識している限り、これら許認可等の継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、万が一法令違反等が発生し、許可欠格事由に該当した場合、付された許可条件に違反した場合、労働者派遣法若しくは職業安定法の規定又はこれらの規定に基づく命令若しくは処分に違反した場合(労働者派遣法第14条)には、監督官庁による許認可の取消し等の処罰により、当社グループの事業及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの許可・届出状況 会社名   許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の番号   取得年月   有効期限 株式会社ウイルテック   労働者派遣事業許可   厚生労働省   派 27-180027   2003年8月   2026年7月31日 株式会社ワット・コンサルティング   労働者派遣事業許可   厚生労働省   派 13-304593   2009年11月   2027年10月31日 株式会社パートナー   労働者派遣事業許可   厚生労働省   派 13-316463   2023年2月   2031年1月31日 (2) 情報セキュリティについて 当社グループの個人情報や顧客情報は主にファイルサーバーに保管されておりますが、アクセス権限の適切な設定により閲覧者を制限することで、セキュリティを確保しております。個人情報につきましては、適切に管理するため、個人情報の保護に関する法律を遵守するとともに、個人情報管理基本規程等に則り社内管理体制を整備しております。顧客情報につきましては、当社グループの従業員が、取引先企業の生産計画や製品の製造に関する機密情報に接する場合があります。これらの取引先情報が第三者に漏洩しないように、情報セキュリティ管理規程等に則り、従業員に適切な教育を施し、社内管理体制を整備しております。しかし、万が一これらの情報が漏洩した場合には、損害賠償等の法的責任を追及される可能性があり、当社グループの事業及び経営成績に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (重要と認識しているリスク) (1) 人材投資について 当社グループは、長期的な成長を目指して経営をしており、そのための新規事業開拓に注力しております。新規事業を推進するための人材投資を先行して強化しており、短期的な財務成果より投資を優先することがあります。採用人材の多様性、育成機会を担保する等、人材投資の効果向上を図っておりますが、人材の確保や能力開発が計画通りに進まない等の場合、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 社員の定着について 当社グループは、製造請負・派遣事業、技術者派遣事業など主として人材サービスを展開しており、事業の発展のためには、当社グループへの人材の採用と定着が重要な位置を占めております。当社グループでは、Web面接を導入する等採用力向上の取組みを行い、また自社の研修センターを設け、研修を強化することで定着率の向上を図っております。しかし、労働市場の状況によっては、当社グループが必要とする人材を当社グループが計画通りに採用又は定着が進まず、十分な人材を確保できない可能性があります。このような場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 無期雇用社員について 当社グループは、法令を遵守し派遣社員の無期雇用社員化を促進しております。顧客との派遣契約や請負契約が終了した場合、無期雇用社員には職場異動等により働く場所を確保します。しかしながら、就業場所の確保ができない場合には、無期雇用社員の雇用維持費用が発生し、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 業界の競争激化について 当社グループが属する製造請負・派遣事業、技術者派遣事業は、多数の競合が存在し、M&Aも積極的に行われる業界であります。そのため、営業面においても経営面においても事業規模の拡大を目指し、競争が激化することが予想されます。当社グループも、既存顧客のシェア拡大、新規顧客の開拓、事業計画に応じたM&Aを展開してまいります。しかしながら、競争の影響を受け、事業が想定通りに進まず、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 労働者派遣法等にかかる雇用安定措置について 労働者派遣法においては、キャリア形成支援や教育訓練が義務付けられているとともに、雇用安定措置が明記されております。雇用の安定と、派遣事業の健全な発展へ向けての措置と認識しており、無期雇用の派遣社員は期間制限なしでの雇用が可能であることから、当社グループにとって事業機会の拡大に資するものと考えております。しかしながら、競争激化等により、当社グループの想定通りに需要が拡大せず、事業が進まない可能性があります。 (6) 製造物責任(PL)について 当社グループの製品には、製造物責任法(PL法)に基づくリスクが内在しております。製品の欠陥に起因して製品回収や損害賠償につながるリスクが顕在化し、これを保険により補填できない事態が生じた場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 取引先業種の景況による影響について 当社グループの取引先企業は、電子部品、電気機器、情報通信機器関連のメーカーが中心であり、連結売上高の約20%を占めております。当社グループは当該分野で製造請負・派遣事業のノウハウを培ってまいりましたが、現状では特定業種に売上が偏った状態となっております。取引先企業の増産減産といった生産変動に対応することで取引先企業のコスト構造をより変動費化する役割を担っているため、電子部品、電気機器、情報通信機器関連分野の景気の影響を受けやすく、これらの顧客業種の市況が悪化した場合には当社グループの売上が急激に変動する等、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 製造拠点の海外移転について 取引先企業であるメーカーが製造拠点を海外に移転し、国内における製造拠点が減少、あるいは生産量が減少した場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 製造請負の請負事業者責任について 当社グループが営む製造請負事業は、取引先企業の工場構内の設備等を賃借し、事業所を設け、製品を製造する事業であります。そのため、賃借した設備の管理や製品の生産管理、在庫管理に責任を負うことになります。当社グループは製造請負事業改善推進協議会から「製造請負優良適正事業者」の認定を受ける等製造請負事業の適正運営に努めておりますが、製造請負事業における取引先企業の設備の破損、不良品の発生等が生じた場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)労働災害等について 当社グループが営む製造請負、製造派遣、EMSでは、取引先企業の工場構内あるいは自社工場において当社グループの従業員が従事しております。製造派遣は法律上、人材を取引先企業に派遣し、派遣された労働者は派遣先の指揮命令等に従うこととなり、労務管理が派遣先に委ねられます。一方、製造請負は法律上、請負事業者の指揮命令等に従いますので、労働者の労務管理は請負事業者である当社グループがその責任を負うこととなります。このように製造派遣と製造請負では労務管理の責任主体が異なり、当社グループは製造請負と自社工場にて営むEMSにおいて責任を負うこととなります。 労働災害に関しては、基本的に労働保険の適用範囲内で解決されるものと考えておりますが、当社グループの瑕疵が原因で発生した労働災害において、当社グループが労働保険の適用を超えて補償を要求される等、訴訟問題に発展した場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)自然災害・感染症について 当社グループの従業員が就業している場所は主として工場であり日本各地に点在しておりますが、その地域において大規模な自然災害・感染症が発生した場合、工場の被災、就業維持困難、物流の停止等による工場稼働停止が発生する可能性があります。このような場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)為替変動について 当社グループはベトナムとミャンマーに在外連結子会社を有しております。為替相場の変動は、連結決算における海外連結子会社財務諸表の円貨換算額に影響を与えるため、為替相場に著しい変動が生じた場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (13)カントリーリスクについて 当社グループはベトナム、ミャンマーに在外連結子会社を有していることから海外各国の独自のビジネス環境を前提として事業を展開しております。海外でのビジネスには、各国の政治、経済の諸条件の変更、各種法制度の見直し等、ビジネスに大きな変動が生じる恐れがあります。当社グループは、こうした事業遂行上の環境変化に対して各国の行政窓口、取引先、各種専門家等から常に最新の情報を収集するよう努めておりますが、予期できない政治、経済の変化や自然災害、紛争の勃発などが生じた場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (14)M&Aについて 当社グループは事業の成長及び領域拡大を目指しておりますが、その中でM&Aを有効な手段のひとつとして位置付けており、今後も必要に応じて実施する方針であります。 M&Aに際しては、対象企業のビジネス、財務及び法務等について詳細なデューデリジェンスを実施したうえで、取締役会において細心の注意を払って判断を行い実施しております。 M&Aに伴い取得したのれん及び無形資産等は、評価を行い買収した事業から得られる将来の収益力を適切に反映しているものと考えておりますが、想定されなかった事象がM&Aの実行後に発生又は判明した場合や事業環境の悪化等により、当初の予想どおりの収益が得られないと判断され減損を認識した場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (15)税務について 当社グループは、各国租税法、租税条約及び関連諸規定等を遵守し、適切に納税することを基本理念としております。租税回避を企図した取引は行わず、租税制度の定めに則り、誠実な態度で税務業務に取組んでおります。 しかしながら、繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合には、当社グループの事業及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,563字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,140百万円増加し19,263百万円(前期末比6.3%増)となりました。これは主に、売上債権の増加78百万円、棚卸資産の増加626百万円、有形固定資産の増加249百万円及び前渡金の増加98百万円によるものであります。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ540百万円増加し10,587百万円(前期末比5.4%増)となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加82百万円、未払費用の増加276百万円、前受金の増加194百万円及び長期借入金の減少38百万円によるものであります。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ600百万円増加し8,676百万円(前期末比7.4%増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益897百万円及び配当金の支払い254百万円に伴う利益剰余金の増加643百万円によるものであります。この結果、自己資本比率は45.0%(前連結会計年度末は44.6%)となりました。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における我が国経済は、高い水準の賃上げによる雇用・所得環境の改善や、政府の物価高対策などの各種政策の効果を背景に、個人消費や設備投資といった内需の増加が牽引し、緩やかな景気回復が続きました。一方で、中東情勢の緊張をはじめとする地政学的リスクの高まり、資源価格の上昇や一部重要資源に対する輸出規制による供給制約懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 こうした経済情勢のなか当社グループを取り巻く事業環境は、製造業においては、米国の通商政策に対する輸出企業の順応が着実に進む中で底堅さを増しているものの、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギーコストの上昇や、資源の輸出規制問題などによる供給制約が懸念される状況となっております。建設業においては、補正予算の効果などにより底支えされている一方で、深刻な人手不足や建設コストの高止まりなど、引き続き注視が必要な状況となっております。IT業界においては、人手不足が深刻化する中、省力化やデジタル関連投資を中心に企業の設備投資意欲は堅調であり、AI関連需要なども含め旺盛な状況が継続しております。しかしながら、国内市場における採用競争の激化や人材確保の課題など、予断を許さない状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループでは、グループ長期ビジョン「Future Vision 2035」の達成による継続的な企業成長及び企業価値向上を目指し、事業ポートフォリオの見直しを推進するとともに、各事業における意思決定の迅速化や経営管理の効率化を図ることで、経営成績の確保に努めてまいりました。 その結果、当連結会計年度における売上高は45,936百万円(前期比3.0%増)、営業利益は1,330百万円(同26.8%増)、経常利益は1,463百万円(同20.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は897百万円(同26.4%増)となりました。 セグメントごとの経営成績(内部売上を含む)は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントを変更しております。当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 〔人財系フィールド〕 当セグメントにおいては、製造請負・派遣事業及び技術者派遣事業を営んでおります。 当連結会計年度における売上高は26,649百万円(前期比3.8%増)となり、セグメント利益は1,167百万円(同17.2%増)となりました。連結売上高に占める当セグメントの売上高(内部売上を除く)の比率は58.0%となり、前期と比べ0.4ポイント上昇いたしました。 当セグメントにおける事業ごとの経営成績(内部売上を含む)は、次のとおりであります。 製造請負・派遣事業 製造請負・派遣事業においては、製造派遣契約を通じて新規顧客の開拓を進め、当事業の強みである「改善の風土」を活かして製造請負契約へと発展させることで、顧客企業の製品ロス低減や生産効率の向上に寄与してまいります。 当事業においては、半導体・電子部品分野においては在庫調整局面が底を打ったものの、自動車関連分野においてイラン情勢の影響による中東向け輸出の停滞や部品調達の不安を背景に人材需要は低調に推移いたしました。一方で、情報通信機器分野における主要取引先の生産回復もあり、徐々に回復の兆しが見えてきております。このような状況の下、人材の採用と定着を図るとともに、契約単価の見直しによる利益確保に努めました。 その結果、売上高は12,366百万円(前期比1.9%増)となり、セグメント利益は477百万円(同6.4%増)となりました。連結売上高に占める当事業の売上高(内部売上を除く)の比率は26.9%となり、前期と比べ0.3ポイント低下いたしました。 技術者派遣事業 技術者派遣事業においては、機電・建設・ITといった専門性の高い領域において、当事業の技術者を派遣し、顧客企業の技術開発やDX推進を強力に支援するとともに、充実した教育体制を通じて持続的な高付加価値を提供してまいります。 機電領域においては、中東情勢の混乱等により電機業界や自動車業界でやや厳しい状況が見られた一方で、半導体関連が徐々に回復基調となり、通信インフラやデータセンター関連も堅調に推移いたしました。また、物価上昇に伴う派遣単価の改善提案を積極的に進めることで利益率の改善を図るとともに、請負・受託契約への切り替えや外国人採用の拡大等に努めました。 建設領域においては、大型再開発やインフラ更新を中心に需要は堅調に推移いたしました。関西エリアでは大阪・関西万博関連プロジェクトの収束に伴う一時的な人員配置の停滞が見られましたが、IR事業等を見据えた再配置により稼働率の改善を図りました。また、賃上げを実施する一方で派遣契約単価の引き上げを段階的に獲得し収益性を維持するとともに、eラーニングプラットフォームや建設DXを中核とした生産性向上ソリューションへの事業転換を進めました。 IT領域においては、DXやAI関連を中心にIT投資が拡大する一方で、高度なスキルが求められ未経験者向けの案件が狭まる傾向にあります。このような状況の中、ビジネスパートナーの適切な活用に加え、未経験者や外国籍人材の育成強化に注力し早期配属に努めました。今後は、大手SIerとの直接契約やAI・DX関連案件、受託案件の獲得を目指すとともに、外国籍人材の配属推進や技術社員のリスキリングに向けた研修拡充に注力してまいります。 その結果、売上高は14,283百万円(前期比5.5%増)となり、セグメント利益は689百万円(同26.1%増)となりました。連結売上高に占める当事業の売上高(内部売上を除く)の比率は31.1%となり、前期と比べ0.7ポイント上昇いたしました。 〔モノ・コトづくりフィールド〕 当セグメントにおいては、EMS事業及び社会サポート事業を営んでおります。 当連結会計年度における売上高は19,278百万円(前期比2.1%増)となり、セグメント利益は405百万円(同55.2%増)となりました。連結売上高に占める当セグメントの売上高(内部売上を除く)の比率は41.8%となり、前期と比べ0.4ポイント低下いたしました。 当セグメントにおける事業ごとの経営成績(内部売上を含む)は、次のとおりであります。 EMS事業 EMS事業においては、製品の「設計」から「保守」に至るまでの全工程を「国内一気通貫」で担うEMS体制を構築するとともに、生産体制を大きく強化し、高品質な国内製造サービスを提供してまいります。 電子部品の製造・販売においては、工場機能の再編に伴い稼働率が低下したことから、一時的に収益を圧迫する状況となりました。しかしながら、主力である産業用設備やインフラ関連の一部取引先では需要が伸長したほか、来年度以降の受注案件も増加しており、今後の回復が期待される状況となっております。 照明器具の製造・販売においては、業界的な蛍光ランプの生産終了に伴うLED照明への移行の動きが活発化しており、住宅用LED照明器具が堅調に推移したことに加え、非住宅用LED照明においてもベースライトや直管型LED照明が好調に推移いたしました。また、空港向けの航空機着陸誘導閃光装置をはじめとする特殊照明の販売が大幅に伸長いたしました。 その結果、売上高は17,056百万円(前期比1.0%増)となり、セグメント利益は394百万円(同0.1%増)となりました。連結売上高に占める当事業の売上高(内部売上を除く)の比率は37.1%となり、前期と比べ0.7ポイント低下いたしました。 社会サポート事業 社会サポート事業においては、世の中の社会課題を事業機会と捉え、当社グループが持つ強みを生かせる、社会インフラ、雇用サポート及びサーキュラーエコノミーの3つの分野で事業を展開し、これまでの安定的なサービス提供に加え、社会のニーズに応える新規事業の創出・育成を通じてサポート領域を拡大してまいります。 社会インフラ分野においては、再生可能エネルギー関連の保守・メンテナンスサービスを提供しており、原油高騰による再エネルギー導入の加速やデータセンター向けの蓄電池需要の増加等を背景に、新規受注案件が増加いたしました。 雇用サポート分野においては、これまで派遣事業で培ったノウハウを活かしたサービスを展開しており、サーキュラーエコノミー分野においては、資源の効率的な利用とロスの削減を目指し、持続可能な社会の実現に寄与するサービスを展開しております。 当事業においては、社会環境の変化に合わせて、新たなサービス価値の創出及び最大化を図り、事業領域の拡大に注力してまいります。 その結果、売上高は2,221百万円(前期比10.8%増)となり、セグメント利益は11百万円(前期は132百万円のセグメント損失)となりました。連結売上高に占める当事業の売上高(内部売上を除く)の比率は4.7%となり、前期と比べ0.4ポイント上昇いたしました。 〔その他〕 報告セグメントに含まれない事業として、障がい者支援事業及び海外事業を営んでおります。当連結会計年度における売上高は340百万円(前期比11.4%減)となり、セグメント損失は35百万円(前期は2百万円のセグメント損失)となりました。連結売上高に占める当事業の売上高(内部売上を除く)の比率は0.2%となり、前期と比べ0.1ポイント低下いたしました。 セグメント   売上高   前期比増減 前連結会計年度   当連結会計年度   金額   増減率 人財系フィールド   百万円 25,668   百万円 26,649   百万円 981   % 3.8 製造請負・派遣事業   12,130   12,366   235   1.9 技術者派遣事業   13,538   14,283   745   5.5 モノ・コトづくりフィールド   18,884   19,278   393   2.1 EMS事業   16,880   17,056   176   1.0 社会サポート事業   2,004   2,221   216   10.8 その他(注)1   384   340   △43   △11.4 調整額(注)2   △358   △332   26   △7.4 計   44,578   45,936   1,358   3.0 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、障がい者支援事業及び海外事業を含んでおります。 2.調整額は、セグメント間取引であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ408百万円増加し4,905百万円(前期末比9.1%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は943百万円(前期は1,197百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,340百万円、減価償却費275百万円、のれん償却額45百万円、仕入債務の増加額96百万円及び未払費用の増加額276百万円の増加要因があった一方で、売上債権の増加額70百万円、棚卸資産の増加額626百万円、退職給付に係る負債の減少額196百万円、及び法人税等の支払額339百万円の減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は206百万円(前期は864百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の増加額432百万円、有形固定資産の取得による支出482百万円、無形固定資産の取得による支出150百万円の減少要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は329百万円(前期は63百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入300百万円の増加要因があった一方で、自己株式の取得による支出109百万円、長期借入金の返済による支出280百万円及び配当金の支払額254百万円の減少要因があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前期比(%) EMS事業   10,602   110.2 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ロ.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日) 受注高 (百万円)   前期比(%)   受注残高 (百万円)   前期比(%) EMS事業   6,163   141.5   2,139   73.8 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前期比(%) 人財系フィールド   26,630   3.8 製造請負・派遣事業   12,366   1.9 技術者派遣事業   14,264   5.5 モノ・コトづくりフィールド   19,223   2.1 EMS事業   17,056   1.0 社会サポート事業   2,166   11.5 報告セグメント計   45,853   3.1 その他・調整   82   △27.7 合計   45,936   3.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 当連結会計年度における財政状態の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ロ.経営成績の分析 売上高 当連結会計年度における売上高は45,936百万円となり、前連結会計年度比で1,358百万円増加いたしました。セグメントごとの売上高の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 売上原価 当連結会計年度における売上原価は36,801百万円となり、前連結会計年度比で691百万円増加いたしました。売上原価の売上高に対する比率は80.1%と前連結会計年度比で0.9ポイント低下しております。 なお、売上総利益は9,134百万円となり、前連結会計年度比で666百万円増加いたしました。 販売費及び一般管理費 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は7,804百万円となり、前連結会計年度比で384百万円増加いたしました。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は16.9%と前連結会計年度比で0.3ポイント上昇しております。 なお、営業利益は1,330百万円となり、前連結会計年度比で281百万円増加いたしました。 営業外損益 当連結会計年度における営業外収益は198百万円となり、助成金収入により前連結会計年度比で13百万円増加いたしました。営業外費用は64百万円となり、主に為替差損が前連結会計年度比で35百万円増加いたしました。 なお、経常利益は1,463百万円となり、前連結会計年度比で249百万円増加いたしました。 特別損失 当連結会計年度における特別損失は123百万円となり、製品自主回収関連損失により前連結会計年度比で57百万円増加いたしました。 売上高経常利益率 当連結会計年度における売上高経常利益率は3.2%となり、主に待機社員の削減や顧客に対する契約単価の改善提案を積極的に実施した結果、利益率が改善し、前連結会計年度比で0.5ポイント上昇いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、運転資金及び設備資金は内部資金又は借入により資金調達することとしております。短期運転資金の調達につきましては自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては金融機関からの長期借入を基本としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。重要な会計方針は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に記載しております。 連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (のれん) 当社グループは、企業結合等により発生したのれんについては、対象となる子会社の将来の超過収益力等に基づき認識し、その効果が発現されると見込まれる期間で均等償却するとともに、継続して減損の兆候の有無を検討しております。当該検討にあたっては、被取得企業の取得時点及び当連結会計年度末の事業計画等を基礎に、回収可能性について合理的に判断をしております。 株式会社パートナーの取得にあたり発生したのれんの評価は、同社及び当社の経営者による理解や予測に基づいて作成した事業計画を基礎としております。 見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、被取得企業の業績が悪化した場合等には当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、繰延税金資産が減額され評価性引当額を設定した場合等には当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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