概要
ウイルテックは大阪市淀川区に本社を置く人材サービス企業。製造業・物流業向けの人材派遣・請負を中核とし、技術者派遣や電子部品製造(EMS)まで手掛ける。2026年3月期の連結売上高は459億円、営業利益13億円。グループ従業員数は4,744名。かつての株式会社ジャパンクリエイト関西から2004年に現商号へ変更し、M&Aで事業領域を拡大してきた。
「人財系」と「モノ・コトづくり」の二軸セグメント
ウイルテックグループは報告セグメントを[人財系フィールド]と[モノ・コトづくりフィールド]に区分する。人財系は製造請負・派遣事業と技術者派遣事業から成り、2026年3月期に売上高266億円(連結比58.0%)、セグメント利益11億円を計上した。モノ・コトづくりはEMS事業(電子部品・照明器具の製造販売)と社会サポート事業(再生可能エネルギー・外国人雇用支援・中古OA機器再生)で構成される。両セグメントの連携による「国内一気通貫」のEMS体制を強みとする。
製造請負と派遣の二形態を併用する生産支援
製造請負事業は顧客工場の一部を借り受け、請負会社の指揮命令で製品を製造する。派遣事業は自社雇用の社員を顧客先に派遣し、派遣先の指示で作業する。両者を状況に応じて使い分け、特に「改善の風土」を活かした請負契約への転換で生産効率向上を提案する。2026年3月期の同事業売上高は123億円(前期比1.9%増)だが、自動車関連の需要停滞が影響した。
技術者派遣は機電・建設・ITの三領域
技術者派遣事業は機械・電気電子(機電)、建築・土木(建設)、ITシステムの三領域で専門人材を提供する。2026年3月期売上高は142億円(同5.5%増)、セグメント利益は6.8億円(同26.1%増)。建設領域は大阪・関西万博関連の収束後もIR事業向けに再配置が進む。IT領域ではDX・AI需要の高まりに対し、未経験者や外国籍人材の育成を強化する。
海外と障害者支援を含む非セグメント事業
報告セグメントに含まれない事業として、障害者支援事業(特例子会社ウイルハーツ)と海外事業がある。海外はベトナム・ミャンマーで人材コンサルティングと教育コンサルティングを行い、ハノイ工科大学などと提携する。また、電子・機械部品製造事業協同組合を通じて外国人技能実習生の一次受け入れ・教育を担い、グループ全体の人材供給を支える。
業界の中での役割は製造・技術領域の人財サービスとモノづくり受託の両軸を担うアウトソーサーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01製造業(メーカー)主力
メーカーの工場にて生産支援を行う製造請負・派遣事業。溶接、加工、組立て、検査など製造工程の一部を請け負い、電子部品、民生用電気製品、産業機械などの生産を支援します。派遣では労働者派遣法に基づき、派遣労働者を製造ラインに派遣します。
- 製造請負サービス
- メーカーの工場内に事業所を設置し、溶接・組立て・検査などの製造工程を一括して請け負う。発注者とは請負契約を結び、指揮命令は請負会社が行う。
- 製造派遣サービス
- 派遣労働者をメーカーの工場に派遣し、派遣先の指揮命令のもとで製造業務に従事させる。
02産業機械・建設・IT準主力
機電・建設・IT領域の技術者を派遣する技術者派遣事業。産業機械・装置メーカーには設計・開発技術者を、建設企業には施工管理やBIM/CAD技術者を、ITシステムの設計・開発・保守にはエンジニアを提供します。
- 機電技術者派遣
- エレクトロニクス・機械設計の技術者を派遣し、製品開発や設計業務を支援する。
- 建設技術者派遣
- ゼネコン・サブコンに施工管理や設計技術者を派遣し、BIM/CADによる図面作成も行う。
- ITエンジニア派遣
- システムエンジニアやプログラマーなどIT技術者を派遣し、システム開発から保守まで一貫支援する。
03電子機器・照明市場準主力
電子部品の製造販売と照明器具の製造販売を行うEMS事業。プリント基板の設計から実装まで多品種小ロットで受託し、電機メーカーや産業機械メーカーに電子部品を販売。照明器具は住宅・施設・特殊用途向けを設計開発・製造。国内一気通貫のEMS体制を強みとします。
- プリント基板設計・実装
- 多品種小ロットのプリント基板を設計から実装まで一貫受託する製造サービス。
- 電子部品販売
- 電子部品メーカーから仕入れた電子部品を電機メーカーなどに販売する。
- 照明器具
- 住宅・オフィス・工場向け照明や空港の航空機着陸誘導閃光装置などを設計・製造・販売する。
04社会インフラ・雇用・環境副次
社会課題を事業機会と捉え、インフラ(再生可能エネルギー・ロボット導入支援)、雇用(外国人雇用トータル支援)、環境(中古OA機器再生販売)の3分野でサービスを展開します。
- 再生可能エネルギー設備導入支援
- 工場・倉庫向けに省電力・省力化のための再エネ設備やロボットの導入提案から保守・メンテナンスまで提供。
- 外国人雇用支援
- 農業・宿泊業向けに外国人労働者の現地採用から来日手続き、日本語教育、生活支援までトータルで提供。
- 中古OA機器再生販売
- ビジネスホンやハンディターミナルなど中古機器を再生し、官公庁や法人にECで販売。
製品と技術
製造請負・派遣:溶接から組立てまで幅広い工程対応
製造請負事業では、顧客工場内に事業所を設置し、溶接・鋳造・加工・組立て・洗浄・塗装・運搬などの工程を請け負う。対象製品は電子部品から民生用電気製品、産業用機械まで多岐にわたる。製造派遣では自社雇用の社員を派遣先の指揮下で就労させる。両形態を使い分け、発注者の生産変動に柔軟に対応する。
技術者派遣:機電・建設・ITの専門人材供給
機電領域では産業機械・民生機器メーカー向けに電気電子・機械設計の技術者を派遣。建設領域ではゼネコン・サブコン向けに施工管理やBIM・CAD図面作成を提供。IT領域ではシステムエンジニアやプログラマーを派遣し、多様なプラットフォームに対応する。2026年3月期の技術者派遣売上は142億円と、グループ最大の事業に成長した。
EMS事業:基板設計から照明製造まで一気通貫
EMS事業は電子部品のプリント基板設計・実装(多品種小ロット)と、照明器具の設計開発・製造・販売を行う。照明では一般住宅向けから空港の航空機着陸誘導閃光装置まで手掛ける。グループ連携により「設計から保守まで国内一気通貫」を掲げ、高品質な国内製造を強みとする。
社会サポート事業:インフラ・雇用・循環型の新領域
社会サポート事業は再生可能エネルギー設備やロボット導入提案、外国人雇用のトータル支援、中古OA機器の再生販売(ハンディターミナルなど)を展開。特にサーキュラーエコノミー分野では独自の再生技術で官公庁・法人向けにEコマース販売を行う。社会課題を事業機会とする新規領域として育成中である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
技術者派遣で成長、収益性改善途上
ウイルテックはサービス業に属し、売上高357億円(2024年3月期)から446億円(2025年3月期)へ成長。営業利益率も2.24%と黒字化している。同業のジンジブやイシンと比較し規模は大きいが、利益率は低め。技術者派遣を主力とし、エンジニア不足を背景に堅調な需要を取り込んでいる。ただし、利益率の改善が継続課題であり、価格交渉力や付加価値の向上が求められる。業界内では中堅プレイヤーとして安定した地位を築きつつある。
強み
- 売上高が357億円→446億円と増加、技術者需要を取り込み拡大中。
- 営業利益率2.24%と黒字転換、収益基盤が固まりつつある。
- IT・製造業での人手不足を背景に、技術者派遣の需要は堅調。
- 同業他社と比べ売上規模が大きく、営業力や信用力で優位。
課題
- 営業利益率2.24%は業界平均より低く、改善が必要。
- 派遣業界は競合が多く、単価上昇が難しい環境。
- エンジニア不足により、優秀な人材の確保・定着が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がウイルテック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7089フォースタートアップス | 98億円 | 11.9倍 |
| 2 | 7084Smile Holdings | 97億円 | 43.3倍 |
| 3 | 6568神戸天然物化学 | 96億円 | 12.4倍 |
| 4 | 6189グローバルキッズCOMPANY | 96億円 | 27.5倍 |
| 5 | 9791ビケンテクノ | 93億円 | 6.4倍 |
| 6 | 7087ウイルテック | 92億円 | 10.1倍 |
| 7 | 6033エクストリーム | 90億円 | 7.5倍 |
| 8 | 6819伊豆シャボテンリゾート | 88億円 | 10.4倍 |
| 9 | 2488JTP | 87億円 | 12.0倍 |
| 10 | 3121マーチャント・バンカーズ | 86億円 | — |
| 11 | 6560エル・ティー・エス | 86億円 | 8.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 1件
製造請負会社として大阪門真市に設立された1992年
1992年4月、株式会社アイピーエヌとして大阪府門真市で創業。製造請負事業を開始した。その後商号を株式会社ジャパンクリエイト関西に変更。一般労働者派遣事業・有料職業紹介事業の許可を取得し、労働者派遣事業に進出。製造派遣事業も開始し、請負と派遣の両輪体制を築いた。
技能実習生受け入れと商号変更の2000年代前半
外国人技能実習生の受け入れを目的に、大阪市淀川区に電子・機械部品製造事業協同組合を設立(現持分法適用関連会社)。その後2004年、株式会社ジャパンクリエイト関西から株式会社ウイルテックに商号変更。現在のコーポレートブランドが確立した。
関東進出と管理内製化を目的としたM&A
関東地方での事業拡大を図るため、株式会社エフオーエスの全株式を取得し子会社化。同時期に管理業務の内製化を目的として株式会社ジェイシーアイ(現ウイルハーツ)を子会社化し、障害者支援事業に参入。これによりグループの事業基盤が拡大した。
技術者派遣への本格進出と中国拠点設立
技術者派遣事業への進出を目的に、株式会社ワット・コンサルティングの全株式を取得し子会社化。同時に中国上海市に威璐特上海商務諮詢有限公司を設立し、海外展開を開始。人財系フィールドの技術領域を機電・ITに広げるとともに、アジアでのプレゼンスを高めた。
売上高100億円から400億円への成長軌道(2016年以降)
2016年3月期の連結売上高は98億円だったが、M&Aと既存事業の拡大により2026年3月期には459億円に達した。営業利益は同1億円台から13億円へ改善。特に2018年3月期に売上高200億円を突破し、2022年3月期には300億円を超えるなど、約10年で4.7倍に成長した。
年表1件を開く
1990年代
- 1992年4月M&A株式会社アイピーエヌを大阪府門真市に設立。製造請負事業を開始 株式会社アイピーエヌが株式会社ジャパンクリエイト関西に商号を変更 株式会社ジャパンクリエイト関西が一般労働者派遣事業・有料職業紹介事業の許可を取得し、労働者派遣事業を開始 株式会社ジャパンクリエイト関西が製造派遣事業を開始 外国人技能実習生の受入を目的として、大阪市淀川区に電子・機械部品製造事業協同組合を設立(現持分法適用関連会社)株式会社ジャパンクリエイト関西が株式会社ウイルテックに商号を変更 関東地方での事業拡大を目的として、株式会社ウイルテックが株式会社エフオーエスの全株式を取得し、子会社化 管理業務の内製化を目的として、株式会社ウイルテックが株式会社ジェイシーアイ(現株式会社ウイルハーツ)の全株式を取得し、子会社化(現連結子会社)。障がい者支援事業を開始 中国での事業展開を目的として、株式会社ウイルテックが威璐特上海商務諮詢有限公司を中国上海市に設立 株式会社エフオーエスが大阪市淀川区に本社を移転 技術者派遣事業への進出を目的として、株式会社ウイルテックが株式会社ワット・コンサルティングの全株式を取得し、子会社化(現
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2035年まで1,000億円
- 経常利益2035年まで50億円
- ROE(自己資本利益率)15%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
グループシナジーの創出
グループ全体の結束力を高め、相乗効果により市場競争力の強化、イノベーションの促進、ブランド価値の向上を図る。
- 02
Re-Designによる新たな価値創造
既存の製品やサービス、技術などの機能や価値を見直し、改善・組み合わせて新たな価値サービスを創出するプロセスを「Re-Design」と称し、環境変化に適応しつつ付加価値を高める。
- 03
経営資源の最大化と新サービス創出
人財マネジメント、技術ノウハウ、顧客基盤などの経営資源を連携・最大化し、新たなサービスを創出する。
- 04
マーケット拡大と事業領域の拡充
異分野の顧客基盤を連携させ、DXやデータ活用により潜在市場を開拓。水平・隣接領域への事業変革を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で4,744人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は379万円で、6期前と比べて+21.4%。平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は5.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 313 | 38.2 | 4.0 | 3,827 | — |
| 2021年3月 | 340 | 39.1 | 4.3 | 4,246 | — |
| 2022年3月 | 340 | 38.6 | 4.2 | 4,481 | — |
| 2023年3月 | 352 | 39.0 | 4.6 | 4,759 | — |
| 2024年3月 | 357 | 38.9 | 4.9 | 4,784 | — |
| 2025年3月 | 361 | 39.2 | 5.3 | 4,768 | 21 |
| 2026年3月 | 379 | 39.2 | 5.5 | 4,744 | 27 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 8 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ワット・コンサルティング(注)3.6東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社パートナー(注)3東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内デバイス販売テクノ株式会社(注)3東京都大田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ホタルクス(注)3.6東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社サザンプラン(注)3東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ウイルハーツ(注)3大阪市淀川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外WILLTEC VIETNAM Co., Ltd. (注)3ベトナム国ハノイ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内WILLTEC MYANMAR Co., Ltd. (注)3.4ミャンマー国ヤンゴン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内電子・機械部品製造事業協同組合(注)4.5大阪府門真市 · 持分法適用会社議決権31.3%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は459億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+2.9%、利益が+30.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 477億円 | 459億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 13億円 |
| 純利益 | 9億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥43 | ¥43 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は119億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+45.1%、営業利益は+200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 82 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 82 | 1 | 1.2 | 0 |
| 2024年2Q | 78 | −1 | −1.3 | 0 |
| 2024年3Q | 82 | 1 | 1.2 | 4 |
| 2024年4Q | 115 | — | — | 3 |
| 2025年2Q | 216 | 2 | 0.9 | 2 |
| 2025年4Q | 230 | 8 | 3.5 | 5 |
| 2026年2Q | 219 | 2 | 0.9 | 1 |
| 2026年4Q | 240 | 11 | 4.6 | 8 |
| 2027年1Q | 119 | 3 | 2.5 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は98億円から459億円へ4.7倍に増えた。直近期の営業利益率は2.8%。売上は10期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 98 | — | 4 | — | 1 |
| 2017年3月 | 103 | — | 4 | — | 1 |
| 2018年3月 | 200 | — | 10 | — | 7 |
| 2019年3月 | 229 | — | 9 | — | 6 |
| 2020年3月 | 248 | — | 12 | — | 8 |
| 2021年3月 | 253 | — | 12 | — | 8 |
| 2022年3月 | 300 | — | 6 | — | 3 |
| 2023年3月 | 332 | — | 11 | — | 7 |
| 2024年3月 | 357 | — | 4 | — | 7 |
| 2025年3月 | 446 | 10 | 12 | 2.2 | 7 |
| 2026年3月 | 459 | 13 | 15 | 2.8 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高459億円のうち、営業利益として残るのは13億円で2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.2%368億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.0%78億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは7億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は49億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 8 | −3 | −1 | 5 | 30 |
| 2019年3月 | 7 | −2 | −2 | 5 | 32 |
| 2020年3月 | 6 | −2 | 4 | 4 | 41 |
| 2021年3月 | 14 | −15 | 1 | −1 | 41 |
| 2022年3月 | 2 | −1 | −9 | 1 | 31 |
| 2023年3月 | 12 | −4 | −4 | 8 | 35 |
| 2024年3月 | 6 | 1 | 0 | 7 | 42 |
| 2025年3月 | 12 | −9 | −1 | 3 | 45 |
| 2026年3月 | 9 | −2 | −3 | 7 | 49 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は193億円。このうち返さなくてよい自己資本が87億円で、自己資本比率は45.0%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 41 | 19 | 22 | 47.2 |
| 2017年3月 | 48 | 20 | 28 | 41.3 |
| 2018年3月 | 91 | 41 | 50 | 45.1 |
| 2019年3月 | 97 | 47 | 50 | 48.2 |
| 2020年3月 | 110 | 62 | 48 | 56.5 |
| 2021年3月 | 123 | 69 | 54 | 56.0 |
| 2022年3月 | 118 | 68 | 50 | 57.8 |
| 2023年3月 | 127 | 73 | 54 | 57.6 |
| 2024年3月 | 185 | 77 | 108 | 41.6 |
| 2025年3月 | 181 | 81 | 100 | 44.6 |
| 2026年3月 | 193 | 87 | 106 | 45.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中272位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中417位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,414で、1年前と比べて+6.4%。過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.1倍 |
| PER (会社予想) | 9.9倍 |
| PBR | 1.03倍 |
| 配当利回り | 3.04% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月+5.0%、前日比+0.1%と小幅高。週足では25日線(1310円)を上回り、緩やかな上昇トレンド。52週高値1505円に近づくが、まだ-10%程度。出来高はおおむね1000~3000株と低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERが9.7倍と業界平均26.5倍を大幅に下回り、PBRも0.99倍と1倍を割り込んでいる。業界平均PBRは2.26倍であることからも割安感が強い。配当利回りは0%で無配だが、業績は増収増益基調にあり、改善の兆しが見られる。割安だが配当がない点は注意。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.1倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 9.9倍 | — |
| PBR | 1.03倍 | 3.51倍 |
| ROE | 10.7% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
人手不足を背景に成長が続くが、利益率の低さが課題。売上高は急成長中(前年比+25%)だが、営業利益率は2%台と低水準。強気派は人手不足の構造的追い風と規模拡大による利益率改善を見込む。弱気派は派遣単価の上昇限界と競合激化、労働法規制強化を懸念。株価は1年で+58%と上昇。
- 人手不足の追い風
製造業の人手不足で派遣需要が堅調
- 売上急成長
2025/3期売上446億円、前期比+25%
- PBR1倍割れ接近
PBR0.99倍、割安感あり
- 営業利益13億円への増益計画2026/3影響中
営業利益10→13億円(+30%)、収益拡大基調
- PER9.7倍の割安感継続影響中
PER9.7倍、同業平均比で割安、バリュエーション修正余地
- 売上高459億円への拡大2026/3影響中
売上高446→459億円(+2.9%)、堅調な受注
- 営業利益率の改善余地継続影響弱
営業利益率2.24%→2.83%、さらに改善の可能性
- 低利益率体質
営業利益率2.24%と業界平均並み
- 競合激化
人材派遣業界は多数の競合が存在
- 法規制リスク
派遣法改正や派遣切り規制が業績に影響
- 成長鈍化リスク2026/3影響強
売上高伸び率2.9%と鈍化、営業利益13億円未達リスク
- 低収益性継続影響中
営業利益率2.8%と低く、競争激化で更に低下
- 無配政策継続影響中
配当利回り0%、株主還元不足で投資家離れ
- 流動性リスク継続影響弱
時価総額82億円、売買高少なく価格変動リスク
- 売上高成長率
- 需要取り込みの勢いを確認
- 営業利益率
- 収益性改善の鍵
- 派遣社員数
- 事業規模の拡大度合い
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり43円で、前期から+7.5%。いまの株価に対する利回りは3.04%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 24 | — | 37.2 |
| 2022年3月 | 38 | 58.3 | 111.8 |
| 2023年3月 | 40 | 5.3 | 42.6 |
| 2024年3月 | 40 | 0.0 | — |
| 2025年3月 | 40 | 0.0 | 71.1 |
| 2026年3月 | 43 | 7.5 | 40.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥43
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,003人。区分でいちばん多いのは個人・その他で82.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.8%を占め、残る86.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 77.3 | 78.8 | 79.8 | 83.4 | 82.5 | 82.9 |
| 事業法人 | 15.1 | 14.6 | 14.3 | 14.1 | 14.7 | 13.8 |
| 外国法人 | 4.4 | 5.0 | 2.9 | 0.9 | 0.8 | 2.8 |
| 自己株式 | — | 1.3 | 0.9 | 0.6 | 1.7 | 2.4 |
| 証券会社 | 2.0 | 1.2 | 2.8 | 1.3 | 1.4 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
| 金融機関 | 1.1 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.5 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 小倉 秀司 | 40.09 |
| 02 | 株式会社RASアセット | 13.26 |
| 03 | 宮城 力 | 6.77 |
| 04 | ウイルテックグループ従業員持株会 | 3.05 |
| 05 | THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED - HONGKONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028-394841(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社オペレーション本部長 アンドリューハーシャン) | 2.48 |
| 06 | 野地 恭雄 | 1.45 |
| 07 | 渡邊 剛 | 1.09 |
| 08 | 西 隆弘 | 1.02 |
| 09 | 東 和登 | 0.77 |
| 10 | 森 俊彦 | 0.44 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-08小倉 秀司変更報告42.31%-1.64pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+32%、1株純資産は11期で−33%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 107 | 2,039 | 5.3 | — | 44.0 |
| 2017年3月 | 113 | 2,104 | 5.5 | — | 59.1 |
| 2018年3月 | 157 | 800 | 20.1 | — | 14.8 |
| 2019年3月 | 127 | 913 | 14.8 | — | 33.4 |
| 2020年3月 | 146 | 1,028 | 14.0 | 4.1 | 33.7 |
| 2021年3月 | 126 | 1,097 | 11.9 | 9.1 | 37.2 |
| 2022年3月 | 47 | 1,091 | 4.3 | 16.8 | 111.8 |
| 2023年3月 | 104 | 1,141 | 9.3 | 9.8 | 42.6 |
| 2024年3月 | 104 | 1,197 | 8.9 | 8.9 | — |
| 2025年3月 | 112 | 1,272 | 9.0 | 8.1 | 71.1 |
| 2026年3月 | 141 | 1,372 | 10.7 | 9.2 | 40.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額192百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小倉秀司 | 取締役 会長執行役員 | 63 | 3,455,700 |
| 宮城力 | 代表取締役 社長執行役員 | 48 | 438,600 |
| 野地恭雄 | 取締役 常務執行役員 | 54 | 94,200 |
| 西隆弘 | 取締役 上席執行役員 カスタマーサービス事業本部長 | 55 | 65,800 |
| 渡邊剛 | 取締役 上席執行役員 管理本部長 | 53 | 70,300 |
| 石井秀暁 | 取締役 上席執行役員 マニュファクチャリング事業本部長 | 53 | 14,200 |
| 水谷辰雄 | 取締役 上席執行役員 | 60 | 16,500 |
| 京﨑利彦 | 取締役(監査等委員) | 72 | 7,800 |
| 麻田祐司 | 取締役(監査等委員) | 54 | 13,300 |
| 見宮大介 | 取締役(監査等委員) | 51 | 11,100 |
| 白井一馬 | — | 54 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 115 | 35 | 17 | 167 | 24 |
| 社外取締役 | 2 | 16 | — | — | 16 | 8 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,530字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,708字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,977字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,563字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第34期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第34期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第33期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第33期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第32期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第32期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第32期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第32期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第31期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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